キャメロット城攻城戦~急乃円卓逝行勢(作者 baron)
#幻想竜域キングアーサー
#キャメロット城攻城戦<後編>
#キャメロット
#キャメロット城攻城戦
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「精鋭たるディアボロスの諸君! ついにキャメロット城攻城戦が始まった。
既に前段階である指揮官への急襲を果たし、敵部隊の対応力が激減している。
皆は考えたことはないだろうか? この際、行ける所まで言ってしまうべきだと」
アウグスト・エステルブリッツ(人間の思想家・g08506)はそう言ってニヤリと笑った。
彼はディアボロスたちの勇敢な考えを嫌いではない。
現段階では一方が成立すると、他方がタイトになるような状況ではないのだ。
ならばガンガン行って問題ないと判断したのだろう。ここで彼らを援助し、助け手となるのが案内人である。
「君たちは多くの兵を討ち取るべきだ。この作戦は、敵が防衛態勢を整える前までに、どれだけの成果を得られるか?
それが重要となるのだから。城内の敵を掃討する事で、複数の円卓の騎士を討ち取り、円卓を奪う事すら可能であろう」
この作戦はまさに、その成功数や過程が重要となる。
多数のジェネラルを討ち取って、隠れ潜むアークエンジェル(デーモン)を代打にしてやろうではないかと言わんばかりだ。
その過程でアーサー王を討ち取れたら、面白いのではないかとすら語った。
「知っている者もいるかもしれないが、城はクロノオブジェクトだ。ドラゴンすら通れる通路があったかと思うと……。
一方で竜鱗兵用の裏道も存在している。ドラゴンを倒して行っても良いが、クロノオブジェクト狙いと言うのも面白いだろう」
アウグストにとってはどちらも同じことだ。だからこそ、ディアボロスたちのやる気を優先している。
そして地図には、主戦場を離れて、別の部分……おそらくは宝物庫なり儀式魔法陣でもありそうな区画が描かれている。
「キャメロット城の探索目標については、攻略旅団の提案も確認して欲しい。では、ブリテン島を解放に行くとしよう!」
そういってアウグストは皆を励まし相談を見守るのであった。
●
「表が騒がしいな」
「知らん。俺たちの役目はこの通路を守る事さ」
その通路を守っていたのはプロフェッショナルと言わんばかりの集団であった。
細長い道を守り、自分たちの体や装甲で道を塞いでいる。
仮に大軍が押し寄せたとしても、一歩も引かずに守り切る自信に満ちていた。
「策略や罠対策は大丈夫なのか?」
「ここは緩やかなV字だからな。水攻めを受けても問題ない」
口を開く時も作戦の相談ばかり。
冗談を言うとしたら、緊張を解すためと念入りに話し合う。
良くも悪くも頑固で粘り強い男たちが通路を守っていたのであった。
リプレイ

小沢・真理
いやー、アウグストおじさん助かったよ。👩が宿題しろってうるさくって。
この前の小テスト📝で0点取っちゃったからねー。
それじゃあ🏟️円卓行って焼宮(やきゅう)しよ!
今回の🎯埻者(だしゃ)はあのいかつい奴だね。
ふむふむ、データ(地形)から考えるとツーシーム、カットにスライダー、カーブ対策は完璧。あとわかりにくいけどフォークにもしっかり合わせてくるみたい。
でもよく見るとストレート⚾️対策を一切して無いね!
ふふん、それじゃお望み通りストレートで勝負だよ!
9回(球界)最高の豪速球をお見舞いしてあげる!
ヘル君、準備して!
一直線に並んだのが運の尽きだね。
さあ見せてあげるよ!
これがディアボロス流の焼宮、燃え上がれ🔥キャメロット!
⚡️トールハンマー!
三振なのにバット🗡️を振りかぶるなんて!
乱闘⚔️なら負けないよ!
🤺ヘル君ゴー!
9回と乱闘💥を制して……え? まだ?
じゃあ【ダブル】プレーで!
試合終了!
ディアボロスの勝利!🎉
それじゃ優勝カップ🏆もらってこ。
聖杯👩🦳もあるかな?
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「いやー、アウグストおじさん助かったよ。👩が宿題しろってうるさくって」
小沢・真理(夢の続き💫・g10299)に悪気はない。
とはいえ自分が何を言っているかの自覚も無い。
良くも悪くも空気を読むのが苦手なのだ。
「この前の小テスト📝で0点取っちゃったからねー」
ブリテンを救うのはテストの補完ではござらん!
そんな事を言ってくれる先輩はきっと居なかったのだろう。
だってしょうがないじゃない。略してシス・テマ教団だよ? 暴走することを推奨したとしても、世の中をチョロく渡る以外に教えているわけがない(暴論? 暴論かな?)。
「それじゃあ🏟️円卓行って焼宮(やきゅう)しよ! 今回の🎯埻者(だしゃ)はあのいかつい奴だね」
その昔、小野篁という男が遣唐使に選ばれた時。
イヤプー! とか言ってバックレたことがある。
人はその男が罰せられて平然としていた時、『野狂』と恐れおののいたという。きっと今日で伝わる野球の祖先に違いあるまい。何が言いたいかと言うと、真理はテストからの逃避行する穴埋めとして、敵をフルボッコにすることで『単位をやろう!』というタイプの先生に迫る気でいたのだ。ダイターン!
まあ、そんな小ネタはここまでにしよう。
ここはキャメロット、常春の国ではないし、今から戦闘が始まるからね。
「ふむふむ、データ(地形)から考えるとツーシーム、カットにスライダー、カーブ対策は完璧。あと判り難いけどフォークにもしっかり合わせてくるみたい」
真理は戦場になる地形を観察した。
能天気ふっきれ型だが、決して愚かではない。単に自分が思い込んだ方向に命懸けなだけだ。
言っている事を意訳すると、緩やかなV字になった地形の向こう側で敵は待ち受けている。つまり、超長距離呪文や、ホーミング弾に爆撃系の呪文を地形によって対策している筈! と分析したのである。
『敵か。一人だと?』
『怪しいな。だが油断するな。ツワモノかもしれん』
颯爽と現れた彼女に対し、敵部隊は冷静に対応する。
隊伍を組んで迎撃しつつ、後続を少し話して大規模な範囲攻撃を避けたのだ。
「でもよく見るとストレート⚾️対策を一切して無いね! ふふん、それじゃお望み通りストレートで勝負だよ!」
真理は相手の行動が手堅過ぎる、真面目過ぎて遊びが無い事に気が付いた。
つまり陣形で押して来る集団と大差がなく、読み易いのである。
そして相手が陣形戦術であるならば、短距離パワー型の一撃で黙らせれば良いと踏んだのである。オラオラ!
「9回(球界)最高の豪速球をお見舞いしてあげる! ヘル君、準備して!」
「一直線に並んだのが運の尽きだね。さあ見せてあげるよ!」
「これがディアボロス流の焼宮、燃え上がれ🔥キャメロット!」
真理は右手を天に掲げ、剛球超人の構えを取った。
魅せろ一騎当千の勇者を討ち取るその力!
勇壮なるミッドガルの尊き守護者……中略、以下略!
「⚡️トールハンマー!」
それは雷神トールの力を借りて放つイメージの電撃魔法。
右手にスパークが発生し詠唱が進むにつれて大きくなる!
何が言いたいかと言うと略したことで程ほどの派手さで登場! 最後にパラドクス名を叫ぶことで魔法は完成してしまったので敵めがけて電撃が迸らせよう! 嵐を呼ぶスタジアムで一気通貫に敵陣で暴れ飛ぶぜ!
『ぬお!? だが、この程度で死なんぞ!』
「三振なのにバット🗡️を振りかぶるなんて! 乱闘⚔️なら負けないよ! 🤺ヘル君ゴー!」
敵は雷撃に堪えつつ飛び込んで来た。
強靭な脚力で接近して来る敵に対し、真理は人形を盾にする。
ヘル君! きみの犠牲は忘れない! ライドキャリバーの魂載せて、迎え正義の赤信号! まあ人形やら召喚物やらサーヴァントのダメージは主人が受けるんだけどさ。フルスイングの直撃と、ガードしてからだと違うじゃない? なので軽傷で済ませるための布石なのだ!
『やってくれたな小娘!』
「9回と乱闘💥を制して……え? まだ? じゃあ【ダブル】プレーで!」
だが倒せた敵はまだ一体。範囲攻撃合わせても三体かな?
じゃあスリーアウトじゃんよ~とゴネながら真理はスタコラッシュ。
「試合終了! ディアボロスの勝利!🎉。後は任せた!」
トループス級は沢山いるから仕方ないね。味方に任せて宝物庫へ逃げ込んだ!
真理は愉しんで人生を生きて居たいのであって熱いライバル君はノーサンキューだ。
「それじゃ優勝カップ🏆もらってこ。聖杯👩🦳もあるかな?」
そう言って戦いの趨勢も見守らずにお宝を漁り始める。
もし閉じ込められたり、捕まってアーレー! な目に合うとか微塵も考えていなかった。
お宝があったかだって? それは記者会見での公式発表までまたのお楽しみだね!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
レイ・シャルダン
連携アドリブ歓迎です。
この道を突破したその先には、宝物に儀式魔法陣かぁ…。
本当にゲームの世界みたいな所に繋がっているんだなぁ。
早くイギリスを最終人類史に取り返したいと言う気持ちと
後は…この先を見たいと言う興味と。
キングアーサーの戦いも大詰めです。
敵も一切の油断は無い様です、頑張りましょう。
電脳ゴーグル型デバイス『Boeotia』のテンプルをノックして起動
≪ - 人機接続:Lynx of Boeotia - ≫
『Boeotia』と精神と全武装をリンクさせて
人と機械が互いを補い合い、相乗効果を発揮した人機一体の状態になります。
手には蒼き光の灯火、機械魔導弓『ACRO』に番え術式を混ぜ合わせ魔術の矢を形成
『Boeotia』による超視界での【観察】で敵への攻撃航路を算出し電撃戦の一矢を放ちましょう。
攻撃後はすぐさま【一撃離脱】で距離を取り敵の反撃に備えます。
『シャルダント』から発生する防御壁の【結界術】を緩衝材にして
一時的にでも攻撃を食い止めた隙を使って回避行動を取ります。
月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!
このキャメロット城の攻城戦が成功すればキングアーサーを取り戻す大チャンスなんだよねぇ!
お城の中はより剣と魔法の中世ファンタジー映画みがあるなぁ。
シフォン、キャメロットの騎士を自称してる悪いトカゲもどきをいっぱい狩ってやっつけていいよ!でも、尻尾含めて食べたり私の目の前に持ってきたら駄目だからね?
そんな事しなくても敵をいっぱいやっつけたらいっぱい褒めてあげるし、
頭も耳の下も顎の下も撫で撫でするし
無事に家に帰ったら美味しいおやつあげるからねぇ!
冬眠どころか永眠しちゃう氷河期すらマシだと思うくらいに凍てつく『幻日』での
シフォンの氷ブレスでカチカチの冷え冷えにして凍らせて絶滅させるくらいやっつけまくるねぇ!
…ドラゴンと竜鱗兵って変温なのかな?冬眠するのかな?
細かいことはいっか、シフォンが『幻日』で吐いた氷の魔力の塊を多機能シャベルでゴナゴナに粉砕して
弾幕みたいな勢いの氷塊攻撃も喰らえー!!
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「このキャメロット城の攻城戦が成功すればキングアーサーを取り戻す大チャンスなんだよねぇ!」
月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)はキャメロットを走っていた。
メインの通りとは外れる筈なのに、どこか凄そうな場所へと向かっている。
要するに、王の間や評定の間でこそないが、重要くっかうなのだろう。
「この道を突破したその先には、宝物に儀式魔法陣かぁ……。本当にゲームの世界みたいな所に繋がっているんだなぁ」
この時ばかりはレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は年頃の少女の様だった。
普段の凛々しい表情はどこへやら。まあクロノオブジェクトやら様々なことに使われている場所と言われたら、まあ仕方がないよね。
「言われてみれば、お城の中はより剣と魔法の中世ファンタジー映画みがあるねぇ」
その言葉に伊吹も納得した。
何しろこの当時の文化圏とは、明らかに技術レベルが合わない。
正史では一言二言の口伝くらいしか残らないアーサーとメドラウド(モードレッドの原型)の時代であり、鎧はあっても鎖帷子程度のはずだ。それがプレートメイルを敵は着ているし、お城の形式も後に来る中世ヨーロッパ風である。
「早くイギリスを最終人類史に取り返したいと言う気持ちもありますけど、後は……この先を見たいと言う興味もありますね」
「仕方がないんじゃない? あたし達は人間だもん。割り切れる筈なんてないさ」
レイが正義感と使命感とは別に、興味でアンテナが立ってる状態だ。
その様子に伊吹はくすっと笑って保護者の表情になる。
最適解に呑まれ過ぎると新宿がデヴィジョン落ちするんじゃないかと言う噂も偶に聞くが、人間は興味をそそられたら気になるのが普通なのだ。使命を忘れ過ぎない限りは、それでよいのかもしれない。同時に故郷の沖縄を思う自分の怒りもまた本物なのだと自覚する。
「そうですね。ですがキングアーサーの戦いも大詰めです。敵も一切の油断は無い様です、頑張りましょう」
レイは頬を叩き、続いてゴーグルを叩いた。
前者は気を引き締めるための弱い打撃であり、後者は機械を起動させると言う意味である。意識を戦いの為に切り替え、全ての情報と神経を戦闘の為に振り分ける!
やがて二人は一度加工してから、もう一度登るという過程を通る。
そして先行した仲間が戦っている光景に出くわし、その間に距離を詰めるのであった。
『ちっ! 増援か!』
「シフォン、キャメロットの騎士を自称してる悪いトカゲもどきをいっぱい狩ってやっつけていいよ! でも、尻尾含めて食べたり私の目の前に持ってきたら駄目だからね?」
伊吹はスフィンクスのシフォンと共に突入。
走り込む二人の前には竜鱗兵。臆せずに突っ込もうと……。
してたら何かが追い越し、シフォンは目を見開いて尻尾を立てたのです。まるで猫じゃないか!
「お先に失礼しますね。牽制射撃とは言わない、この一撃で仕留めて見せる!」
レイはゴーグルの上で輝くマーカーを目で追い掛ける。
その瞬間にデータ上の彼女が、視線ポインタで敵をロックして即座に攻撃を掛けたのだ。
「君は逃げられない、ボクが狙ったんだ、必ず貫くよ」
『ぬおおおお!! なんとお!』
敵はレイが放った魔導式機械弓の一撃を回避しようとした。
だが逆連鎖戦で回避など不可能、ましてレイが攻撃用の航路を算出。
放たれる矢は蒼き光を束ねたフォトンエネルギーだ。避けられるはずもあるまい!
『くそが! だが、一人ではやられん!』
「そう来るでしょうね! ですが!」
額に矢が突き刺さるが、敵は強靭な脚力で飛び込んでいた。
逆行する敵の斬撃を、レイは一撃離脱の要領で離れつつ、結界と緩衝材で可能な限り受け流すのだ。
「ちぇっーで遅れちゃったね。でもまあいいや、改めていくよシフォン! 敵をいっぱいやっつけたらいっぱい褒めてあげるからね!」
伊吹はシフォンをなでなでして癒されるイメージを浮かべた。
そんな必要はないのだが、先を越されて悔しいので思い浮かべる。
そして主人が自分を愛してくれるという思いはちゃんとサーヴァントにも伝わる物だ。頭も耳も顎の下もナデナデするし、家に帰ったら美味しいおやつが待ってるぞ!
「毛繕いしたシフォンが吐くのは毛玉じゃないのさ! 二度と冷めない眠りにつくと良いよ!」
トカゲさんたちが冬眠どころか、永眠しちゃう氷河期すらマシだと思うくらいに凍てつく寒さ!
氷れるブレスをシフォンが放ち、伊吹はシャベルを構えて追撃のチャンスを待つ。
「……ドラゴンと竜鱗兵って変温なのかな? 冬眠するのかな? って、やぱり来たね! そのまま散弾にしてあげるよ!」
『おおおお!!』
敵は吹雪の中を猛然と越えて来た。
伊吹は迫る県に対し、シャベルでフルスイング!
見よ、これが主婦の戦場での活殺術だ! とか何とか! 細かい事など良いのだ! とりあえず倒れとけ! 弾幕みたいな勢いの氷塊攻撃も喰らえー!! ってね!
『おのれ! このままでは許さんぞ!』
『そうだ。我らの命に掛けて……ぷぺ!?』
ただ、一撃で死ぬ相手ばかりとは限らない。
吹雪を越えて現れる敵が迫る中、その内の一隊が崩れ落ちた。
頭からは蒼い炎が上がっている。
「このまま殲滅しましょう! 壊すにしても奪うにしても、研究に敵は邪魔です!」
「そうだねぇ。このまま一歩も引かずに頑張るよ! シフォン、お代わり!」
レイが次の敵にトドメを刺すと、伊吹は頷いてシフォンにブレスを再チャージさせた。
そして宝物庫か儀式場だか知らないが、周囲を制圧するのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!