リプレイ
峰谷・恵
「こうも早く迎撃に来る…ドラゴンのアヴァタール級でも上澄みの一角と見たよ」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
向こうから迎撃に来ているのでこちらは小細工はせずキャメロット城へダッシュで接近するルートを走り、こちらの目的を敵戦力削りではなくキャメロット城強行偵察だと思わせる(向こうは配下を連れる手間もかけられなかったので突進しても罠を張られる心配はないと判断)。
接敵したら即、連輪斬で攻撃を仕掛け、他の味方から意識を逸らさせる(味方が先に接敵したら即座に加勢に向かい横から不意打ち気味に攻撃)。
敵の反撃は可能な限りLUSTオーラシールドで防ぎ、防ぎきれないものは魔闘気で衝撃を和らげて直撃だけは避ける。
その後は連輪斬での攻撃を続けて敵の注意を引き付け、敵が味方を攻撃したらその隙に敵の負傷部位へ向けて連輪斬を撃ち込む。
「背中を見せられる相手ならまだここまで出てこないし、突入は他に任せよう」(敵に聞かせるための口三味線)
「厄介な指揮官が手勢無しで突出してくる、ある意味ボーナスタイムだね」
リューロボロス・リンドラゴ
ふん。我ら相手に命懸けで時間を稼ごうとするか。
思い通りにさせはせぬよ。
このまま立て直す間も与えず攻め込むためにも、一刻でも疾く滅させてもらうぞ、ネヴァンよ!
とはいえ急がば回れとも言うように強敵相手に焦るわ禁物よな。
攻めてる時こそ足元をすくわれぬようにせねばの。
慎重に、されど大胆に攻めさせてもらうぞ!
ふん、嵐の如く降り注ぐ棘と来たか!
その程度くぐり抜けてこそのドラゴンよ!
命をかけておるのも覚悟を決めておるのも、貴様らだけではないわ!
被弾は構わぬ。痛みも耐えよう。
どれだけ切り刻まれようとも嵐を突っ切り、我が空中殺法をぶち込んでくれようぞ!
翼で打ち上げるまでもなく空を飛んでおるというのなら、翼を打ち付け、尾で叩き落とすまでよ!
この技は対空戦でも有用なのでな!
地に堕ちよ。地獄に堕ちろ!
我は龍。我こそはドラゴン。牙無き子達の復讐者、リューロボロス・リンドラゴ也!
●迎え撃つは嵐の紫竜
城壁を越えて市内、そのまま中心にある王城へと向かう復讐者達。
復讐者達の急襲にドラゴン共は今はまだ混乱の最中、しかしそれが収まってしまえばすぐに軍勢を整えて組織だった反撃を行ってくるだろう。
今なすべき事は混乱するドラゴン達に目標を与えず最大の敵の居る場所を目指す事、的を絞らせぬようバラバラにキャメロット城へ向かい地を駆ける復讐者達は、包囲されるような事もなく断片の王の坐する城へと距離を詰めていく。
しかし王城より紫竜が一頭、高速で低空を飛行して復讐者達に襲い掛かる。
この状況で手勢を整える事を選ばず単独で向かってきたかの『ネヴァン』の眼には決死の決意が宿っているようで、
「こうも早く迎撃に来る……ドラゴンのアヴァタール級でも上澄みの一角と見たよ」
「ふん。我ら相手に命懸けで時間を稼ごうとするか」
それを視認した黒髪のサキュバスの峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)、そして少女の外見に見合わぬ尊大な口調のドラゴニアンのリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は王城へ向かう勢いを落とさぬままに警戒を強める。
自陣を立て直すために時間を稼ぐという判断も動きも早く、覚悟を決めた有能なドラゴンーーだが、その思い通りにさせる訳にはいかない。
「厄介な指揮官が手勢無しで突出してくる、ある意味ボーナスタイムだね」
恵の言葉通りこれは優秀な指揮官を削る復讐者にとってのチャンスでもあって、続くキャメロット城への攻撃も踏まえるのなら時間をかけず仕留めるのが最上である。
「背中を見せられる相手ならまだここまで出てこないし、突入は他に任せよう」
わざと聞こえるように口三味線を弾いた恵に、ネヴァンは確実に撃破せんと二人に狙い定めて加速。
「一刻でも疾く滅させてもらうぞ、ネヴァンよ!」
リューロボロスの叫びをかき消すかのようにネヴァンが咆哮、視認した復讐者達へ攻撃を仕掛けてくる。
それを迎え撃つように恵は速度を落とさず真っ向から飛び込んでいく。
向こうから向かってくるのなら罠は考えづらい、そして此方からの小細工は不要。
多少のダメージも厭わぬ強行突破、偵察と見せかける恵の狙いを知ってか知らずしてか、ネヴァンは翼を大きく広げた。
一方のリューロボロスは進路をやや変えてネヴァンの側面へと回り込む。
(「急がば回れとも言うように強敵相手に焦るは禁物よな」)
攻めの時こそ足元を掬われぬよう慎重に、されど機を見極めれば大胆に攻める。
パラドクスを発動する二人の復讐者達にネヴァンが翼羽ばたかせ紫水晶の鉱石のような輝きを宿した棘を降らせてきた。
「ふん、嵐の如く降り注ぐ棘と来たか!」
美しさと同時に内包するのは嵐の如き残酷な暴威、龍の頭部を模した純白の盾をリューロボロスが構え防御する。
一方の恵はその棘に構わず【連斬輪】のパラドクスにより生成した丸鋸型魔力弾を空中のネヴァンに放った
「斬ッ!」
桃色に発光する高速の丸鋸弾は棘の嵐を突っ切ってネヴァンを捉える。
その斬撃はやや浅くネヴァンに弾き飛ばされる。しかしそれは囮、追撃に放たれていた透明な魔力弾がネヴァンに命中し、高速回転して紫鱗を斬り裂いた。
ネヴァンの棘は恵へと飛来していた。手の甲の発振器より展開した桃色のビームシールドと身に纏わせた不可視の『魔闘気』で防がんとするが、棘の数と勢いは強烈で無傷で受けきることはできず鋭い痛みが走る。
この彼女へと注意が逸れたタイミングでリューロボロスが仕掛ける。
「地に堕ちよ。天空征すは竜である」
パラドクス【我竜天征】を発動して竜の翼を広げネヴァンに襲い掛かる彼女は、紫に煌めく棘の弾丸の被弾を最小限に抑えながら空のネヴァンへと空中戦を仕掛けていく。
この程度の弾丸は潜り抜けてこそのドラゴン、勢いは嵐にも衰える事はない。
「命をかけておるのも覚悟を決めておるのも、貴様らだけではないわ!」
被弾による身を斬り裂かれる痛みを堪えつつドラゴニアンの少女は嵐を突き破り、紫竜へと肉薄して。
「地に堕ちよ。地獄に堕ちろ!」
上昇する勢いで翼を激しく打ち付けて、そのままネヴァンの頭上を取り反転して尾をネヴァンに叩きつけ地へと叩き落す。
小柄な姿に見合わぬ巨大な翼と尾から繰り出された衝撃は彼女が龍であることを示すかのよう、派手に叩き落されたネヴァンが忌々し気に空を睨みつけた。
「我は龍。我こそはドラゴン。牙無き子達の復讐者、リューロボロス・リンドラゴ也!」
降下するリューロボロス、そして再び丸鋸の魔力弾を生成する恵。次の攻撃を仕掛けんとする復讐者達に、竜の強大さを示すかのように紫竜は力強く吼えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【神速反応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
一里塚・燐寧
キングアーサーにも随分長く粘られたもんだけど、地道にやり合ってきた甲斐はあったねぇ
しっかしまぁ、こっから1週間ほっといたら立て直されちゃう底力は凄いや
なんとしてでも、キャメロットのお城の中まで踏み込まなきゃねぇ
さ、竜狩り祭りの始まりだよぉ~
≪ダブルチェーンソーブラスター≫を槍のように構えて、敵に突撃していくよぉ
仲間とそれぞれ違う方向から襲い掛かって、全部には対応しきれないようにしたいねぇ
誰か一人でも攻撃を通せたら、そっからみんなでラッシュをかけちゃえばいいんだからさ
攻めかかるチャンスが出来たら『闇雷収束咆・荒竜爪』を発動!
身体ごと飛びかかる捨て身の一撃で、得物の回転鋸刃をぐっさりと突き入れる
そして至近距離でエネルギーの爆破をブチこんで、ドカンと粉砕しちゃうよぉ!
お祭りには花火がつきものでしょ……ほぉら、綺麗に弾けなよぉ!
反撃の棘は得物の銃口から放つ≪焼尽の呪炎≫で撃ち落としていくよぉ
そうして棘の密度が少ない場所を作って、敵の背後に抜けていくことで、少ない負傷で突破したいねぇ
レジーナ・ネイサン
折角仲間たちがつかみ取ってくれた好機だ
無駄にせず活かしたいよね
にしても、うつくしい竜だな
綺麗なものには棘がある、って、はは。そのままかな
いや解ってるよ、ブラシ
このタイミングで確り迎撃に出れる賢さがある相手だもの
ちゃんと気を引き締めていくとも
あなたには何色が似合いだろう
…うん、決めた
きっとこの色がよく映えるな
白絵具での一閃
例え空中に逃げられても誘導弾のように進ませその翼を貫くべく
フェイントも織り交ぜて幾重にも重ねていこう
常に仲間との連携は積極的に
有効そうな作戦にもドンドン乗るさ
必要ならばディフェンスも行うよ
白兵戦向きとは言えないからね
一撃離脱を繰り返し常に距離をとろう
その間にもネヴァンの動作パターンは常に観察し
襲い来る棘は可能なら攻撃前に察知、備えよう
白絵具を放って棘を吹き飛ばしたり
物陰や少しでも避けられそうな場所へダッシュだな
●紫水晶の竜の先には
嵐の如く棘を降らせ復讐者達を叩き潰さんとするネヴァン。
あのキャメロットの中心の高所にある石造りのキャメロット城を守る為に混乱の中、単騎突撃してくる判断を取れる優秀なドラゴンは力量も十分に高く、炸裂するパラドクスを受けても中々倒れようとはしない。
レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)というデーモンの女は 一撃離脱を繰り返し距離を取り続けているが、中々致命傷にまでは至らない。
反撃で降り注ぐ棘を白絵具で吹き飛ばしつつ地を駆けて直撃は避けているのだけれども、決定打にはまだ遠いようdふぇ。
(「にしても、うつくしい竜だな」)
この好機は仲間たちが掴み取ってくれたものだと認識している彼女、それを無駄にせず活かしたいとは思うけれど、眼前の紫水晶の如き印象のドラゴンは、ウォールペインターとしてそう感じずにはいられなくて。
「綺麗なものには棘がある、って、はは。そのままかな」
そこで主に警戒するように、ペンキの缶を持った黒帽子のモーラット・コミュの『ブラシ』がちょいちょいと手を引っ張ってくる。
「……いや解ってるよ、ブラシ。このタイミングで確り迎撃に出れる賢さがある相手だもの」
苦笑しながらレジーナは再びネヴァンへと向き直る。
嵐の如く棘を降らせ復讐者達を攻撃する決死の竜、ちゃんと気を引き締めて向かわねばいつ痛い目に遭ってしまうか分からない。
そして彼女から見てネヴァンの向こう側には、桃色の髪の奇怪な武器を構えた女の姿。
「キングアーサーにも随分長く粘られたもんだけど、地道にやり合ってきた甲斐はあったねぇ」
サーヴァントのミニドラゴン『チェーンソーザウ太』を連れたリターナーの一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が『ダブルチェーンソーブラスター』――榴弾砲にチェーンソーを取り付けた奇怪な武器を槍のように構え、ネヴァンに狙いを定めている。
(「しっかしまぁ、こっから1週間ほっといたら立て直されちゃう底力は凄いや」)
突然絶対の守りを崩され復讐者達の襲撃を受けても短期間で立て直すのは種族としての強大さ故なのだろうかと燐寧は思考する。
当然そうさせる訳にはいかない。そうなる前になんとしてでも、キャメロットのお城の中まで踏み込まなければ次に機会があったとしても、もっと厳しい戦いになる事だろう。
この竜を仕留める為に機を窺う燐寧、そして向かいではレジーナが攻撃を行おうとしていた。
「……うん、決めた。きっとこの色がよく映えるな」
あのドラゴンには何色が似合うのか――絵筆を構えてネヴァンを見定めていたレジーナがパラドクス【Bianco】を発動する。
同時、ネヴァンは棘を降らせるため一際大きく咆哮してより高くへと飛翔せんとするが、
「ようこそ、私のアトリエへ」
宙を真っ白に塗り潰すように、白く染まった絵筆を一閃する。
空中へと逃れんとした紫水晶の翼が白に塗り潰される。まるで上書きされたように竜の肉体にはダメージが入り、上昇するどころか逆に落下してしまう。
そしてその隙を見逃さず燐寧が仕掛ける。
「さ、竜狩り祭りの始まりだよぉ~」
逆説連鎖戦故に全ての攻撃に対し反撃は行われるけれども、同時攻撃により全てに集中、対応しきれぬように一気に畳みかける。
迎撃の紫水晶の棘の嵐が降り注ぐ。しかし燐寧はそれらを銃口から放った呪詛の鬼火で撃ち落し僅かにこじ開けた空間に躊躇いなく飛び込み肉薄。
「きみをブッ殺すのは、あたしの怒りだけじゃない……消えて行った人たち皆の痛み、その身で味わいなよぉ!」
パラドクス【闇雷収束咆・荒竜爪】を発動した燐寧の体に犠牲者たちの怨念が大量に吸い込まれていく。
クロノヴェーダの悪行による犠牲者たち――彼らの怨念の器として受け入れた彼女は、二つのチェーンソーを装着したダブルチェーンソーブラスターを構えて飛び込んでいく。
身体ごと唸るチェーンソーの二刃をネヴァンの頑強な鱗に突き入れ押し込んで鮮血が噴出。
「お祭りには花火がつきものでしょ……ほぉら、綺麗に弾けなよぉ!」
叫ぶネヴァンを無視して燐寧が叫んだ次の瞬間、大爆発。
怨念が成仏する際に放出されたエネルギーにより引き起こされた破壊的大爆発はネヴァンの体を吹き飛ばす。
爆発が収まったあと、パラパラと砕け落下してくるのは紫水晶のような輝き――ネヴァンの体は完全に吹き飛んで消失していた。
迎え撃ってきたドラゴンを撃破した復讐者は再びキャメロット城を目指していく。
断片の王、そして強力なドラゴン達との激戦がそこに迫っていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!