リプレイ
峰谷・恵
「後方で作戦考えたほうが厄介なタイプまで出張ってくるんだから、今は千載一遇の好機なのは確かだね。ここで倒さないと確実に後に響く」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
接敵次第、竜将骸剣によるパラドクスを叩き込む。
敵の反撃は大きく後方に跳び退きながらLUSTオーラシールドで受けて弾き飛ばされることで連撃全部直撃をもらうことは避ける。LUSTオーラシールドで対応できない分は魔闘気で少しでもダメージを抑える。
味方が敵に対応するような戦法でいくようなのでこちらは敵に対応を迫るように、敵へ肉薄しての竜将骸剣によるパラドクス攻撃を叩き込み、味方が攻撃を仕掛ける機会を作る。
「全て知って把握するだけで全てに対処できるならパラドクスのような『わかってても食らう攻撃』なんて存在しない」
「使えるリソースが増えれば加速度的に厄介になるタイプが身一つで出てきてくれて助かったよ」
イツカ・ユメ
お互いに、絶対に負けられない戦いってことだね。
…なら、どっちが勝っても恨みっこは無しで。
全力でぶつかり合って、死ぬ気で勝ちにいくよ!
歌い、奏で、心に勇気の火を灯して。
自分自身と周囲の皆を鼓舞しながら、真っ向勝負で切り結ぶ!
考える隙を与えないように、ダッシュやジャンプで揺さぶり、緩急を付けてリズムを狂わせたりしながら。
相手の様子を観察して、情報収集も忘れずに。
攻撃のクセや弱点等、何か戦闘に有利になりそうな情報が掴めたら皆に伝えて、臨機応変に対応するよ。
どんな時でも怯まずに、強気な笑顔は忘れずに。
幸運の神様は、笑顔が素敵ないい女に味方してくれるのよ。…多分。
カウンターは全力で受け止める!
…あなたが模倣・増強したのは、ついさっきの、わたしの攻撃だもの。
昨日よりも今日、今日よりも明日。
命は未来に向かって、常に進化・成長しているのよ。
今のわたしに、過去のわたしの攻撃が通用するワケないじゃない!
最大の敵、己自身を乗り越えて。
わたし達は世界を取り戻して、未来を掴むんだから!
※アドリブ、連携大歓迎!
●
キャメロット城。
市街地を抜けて、その姿が間近に見えた矢先。
立ちはだかるようにして、黄昏にも似た黄金の色が飛来した。
言葉はなく、ただ見定めるようにディアボロス達を見下ろすその姿――間違いない。
奴こそが、ドラゴン勢力の頭脳がひとつ、想智龍!
遥か高くに煌めく眼差しを、臆せず見返す者がいる。峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)もまた、眼前の敵を見定めている。
「成程ね……後方で作戦考えたほうが厄介なタイプまで出張ってくるんだから、今が千載一遇の好機なのは確かだね。ここで倒さないと確実に後に響く」
「お互いに、絶対に負けられない戦いってことだね。……なら、どっちが勝っても恨みっこは無しで」
後には退けないところまで来ている。
だがそれは、イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)も――ディアボロス達も同じこと。
「全力でぶつかり合って、死ぬ気で勝ちにいくよ!」
抜き放てば口遊ぶように短く歌った竪琴剣。ひらり花の舞う笑顔の歌がイツカの武器だ。
倣って抜かれる恵の剣は強く気高き竜の骸を纏った魔剣。強者と渡り合い、打ち破った証だ。
フン、と短く想智龍は鼻を鳴らした。そして大きく翼を羽ばたかせ――想像を開始する!
●
「早速、仕掛けさせて貰うよ」
先んじて駆け出したのは恵だ。
味方が攻撃を仕掛ける機会を作るべく、敵に対応を迫る。勿論、その一撃も全力で叩き込ませて貰うが!
「そこだっ!!」
速く。何よりも速く。敵に考える隙すら与えぬよう。
限界を超えた速度で黄金の身体を薙ぎ断つ!
「ほう」
ぱちりと瞬く緑の瞳。
けれどそれも一瞬のこと。
「流石に、絶対不可侵の結界を破るだけある。だが――」
蠢く結晶。
歪む輝き。
不変の筈の理が歪む。
(「来る」)
空想が孕む殺意を、恵は敏感に察知した。
後方に飛び退く。だがそれも無意味、想智龍はそう言わんばかりに。
集い、膨れ上がり、波濤となった水晶は――パラドクスは容赦なく恵を追跡し、食らいつかんと迫り来る。
だが、それも。
恵には――ディアボロスには、解り切っていたこと。
「全て知って把握するだけで全てに対処できるならパラドクスのような『わかってても食らう攻撃』なんて存在しない」
「む……」
空想が恵を呑み込む。そう思われた瞬間。
色欲の彩を闘気に変じて展開する盾が、押し留め。
やがてその身体は勢いに弾き飛ばされるも。衝撃こそあれ傷はなく。
そして、そこにすかさず差し込むようにして。
「まだまだ行こう、心に勇気の火を灯して!」
朗々と歌い上げる。
イツカの声だ。歌い、奏で、奮い立たせて。
仲間達を――そして自分を!
「いつか、きっと、夢は叶う――だけどわたし達の夢は、思い描くだけのものじゃない」
掴み取りに行くのだ。この手で!
駆けて跳ねて緩く速く、剣を振るい、踊るようなステップで。それでも瞳は黄金を射抜き、逸らすことなく。
「小賢しいことを」
「褒め言葉と受け取っておくね」
睥睨にも怯まない。臆することはない。
強気な笑顔は忘れない。たとえ強敵と解っていても。
「幸運の神様は、笑顔が素敵ないい女に味方してくれるのよ。……多分ね」
「ふふ、いいね。そういう考えは好きだよ」
だけど、と続ける恵の言葉にイツカも頷く。
想智龍が、歌う。
反撃が、来る。
「思い知ることだ」
万物を幻影として描くパラドクス。
その力の前には、己こそが最大の敵たり得ることを。
いつかどこかで聴いた歌が今、敵となってイツカへ襲いかかる!
「……あなたが模倣・増強したのは、ついさっきの、わたしの攻撃だもの」
「何だと?」
逃げも隠れもしない。
全力で――真っ向から、受け止める!
「昨日よりも今日、今日よりも明日。命は未来に向かって、常に進化・成長しているのよ」
そう、今この瞬間も。
一瞬前の自分だって、過ぎ去ってきた過去に他ならない。
「今のわたしに、過去のわたしの攻撃が通用するワケないじゃない!」
過去をなぞり、模倣するだけの希望の歌など心に響かない。
乗り越えていこう。己自身が、その力が、たとえ最大の敵に回っても。
「わたし達は世界を取り戻して、未来を掴むんだから!」
「……!」
打ち破る。
乗り越えてみせる。己自身も、この戦いも。それを証明するかのように!
「そういうことだね。……想智龍、キミのその頭脳と知識は相当なものだろう。だけど、誤算がひとつあるよ」
「誤算、だと?」
ひとつ、頷いて。
身構え直すイツカに並ぶように、恵も進み出る。
「この戦いはボク達にとって、好都合以外の何物でもない」
ここに集ったディアボロス達は、一体でも多くの強敵を破るのだと、闘志を燃やす者達ばかりだ。
そんな彼らを、過去との対峙に、あらゆる空想の襲来を前に、怖気づくと思ったら、大間違いと言うものだ!
「使えるリソースが増えれば加速度的に厄介になるタイプが身一つで出てきてくれて助かったよ」
全員の力を合わせて、この好機――今こそ、想智龍を討ち取るのだ!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
リブシェ・レッドスケイル
今、頭のいい相手が嫌いな気分なの、わたくし。
面倒くさいし、手札は読まれるし……そういうときは、心行くまでのルール無用の場外乱闘よね。
連撃には連撃を。どんどん変化するならば、こちらも臨機応変な戦い方をいたします。
あなたが想像するならば、わたくしは創造を。緋金で発明したゴーレムを呼び出し、がっつりと戦わせましょ。
最適解が「攻撃を受けること」になる攻撃を繰り返し、じわじわとダメージを重ねていくわ。
ええ、いくら賢くても、肉体はついて行けるかしら。わたくしの攻撃に対応したブレスが来るならば、こちらも予想して対処できるというもの。
状況を看破しながらしのいで、できるだけ他の方が攻撃するスキを生み出します。
そもそも、いくら頭がいいとしても――。複数体への対処は、ちょっと疲れるんじゃなくて?
相手のリズムが崩れたら、一気呵成にラッシュを決めましょ。
赤竜は暴力の化身。暴力の前では生半可な思索は無駄だと思いなさい。
わたくしは錬金術師。考えることをやめない者の前では、最適解すら食い破られると思いなさい。
吉祥天・華瑞月
【墨染】
はぁ、嘆かわしいんのう
かつてわっちも、ぬしら達に歴史を奪われる前は龍神とか云われておったのじゃが
ああ、わかっておる。別にぬしが悪いわけではないのじゃ…この世界そのものが間違っておるのじゃ
真名を失ったぬしはいったい、元はなんであったのじゃろうな?
興味は尽きぬが、そうもいくまいて…。
しかしのう、現代地球では伝説とか言われておるどらごんやぬしらに出遭えてことは妾のなかでは僥倖じゃ
だからのう…安心して逝ねや
紗那、合わせるのじゃ
『あらゆる現象の根源にある心、あまねく心を一つにすること、それ即ち…』
ぬしの根本に在るのはなんじゃったのじゃろうな ------、ほれ仕事じゃよ
(四神獣皇彩から召喚術を使って妾の配下の“玄武・白虎・蒼龍・朱雀”を呼び出しては、妾の想いと彼等の心(力)を一つにして【一心光明】の槍を放つ…!!
妾はぬしら(クロノヴェーダ)如きに負けぬよ
意地でも耐えてみせよう…ぬしの想いごとな!!
(活性治癒とがグロリアスがいい感じにお仕事してくれることを祈って…おるよ)
アドリブ連携お任せ
シャナオウ・ナラシャ
◆墨染
なんとまぁ可愛らしいドラゴンだな
こんな世界でもなければ、あんたは善きドラゴンだったのかねぇ?
まぁ、そんなことはどうでもいいな
折角の好機ならもぎ取るしかなかろう
師匠に合わせろ言われタイミングを見計らい召雷破を放つ
最大の敵は己自身というのなら、その俺を超えて貴様を打ち破るさ!
そうすれば、更なる高みへ行けるだろ?
今度こそ守ってみせるさ…
かつては王と呼ばれ民を守って、いや民に守られ支えられこれ迄王としてやっていたのだ
それをクロノヴェーダという当時にしてみれば未知なる外敵に、あの時も奮闘していたモノだが、最終的には貴様たちに存在を消され、漂流した世界でもう一度チャンスを掴んだんだ
今度こそ覆してやる…!
喰らいやがれ!!
天津風雷光我が手に集いて迸れ…!!
ぬぅうううぉおおおおっつ!!
こんなもん、まだまだ俺は先に行ける!!
皇之覇気(闘気)を纏い、デュナミス・デーヴァ(念動式防御隔壁)や劔千本(サイコカッター)やらあらゆる技能を使い敵のカウンターを持ちこたえて魅せるさ
●
緑の睥睨。
夢見る如くに曖昧で、現知る如くに冷淡で。
その気配は、交戦を初めてなお変わらない。
「……はぁ、嘆かわしいんのう」
その視線を受けながらも――受けたからこそか。吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)は、己の境遇と想智龍の在り方を比して思うところがあった。
刻逆が執行される前の彼女は、龍神の化身、則ち神にも等しき存在として謳われ崇められるほどの存在だった。今の彼女は存在意義を奪われた顛末。
「ああ、わかっておる。別にぬしが悪いわけではないのじゃ……この世界そのものが間違っておるのじゃ」
刻逆により在り方が変わってしまったこの世界。
これはその否定。変わってしまった現への反逆。
その為の、ぶつかり合いだ。
「この世界……か。しかしなんとまぁ、可愛らしいドラゴンだな。こんな世界でもなければ、あんたは善きドラゴンだったのかねぇ?」
並ぶシャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)は揶揄するように顕すが。
その風貌と特質だけで言うのなら、物語で人間に知恵を授ける存在であってもおかしくない。尤も、そうではないからここにいるのだろうが――なんてことは、シャナオウにも解り切っている。
だからこそ言った。そして師である華瑞月に短く名を呼ばれて窘められれば、あっさりと引き下がる。
それを受けた想智龍の感情は、やはり読めない。
「真名を失ったぬしはいったい、元はなんであったのじゃろうな? 興味は尽きぬが、そうもいくまいて……」
「まぁ、確かにそんなことはどうでもいいな。折角の好機ならもぎ取るしかなかろう」
それだけだ。
今はただ、勝利をものにするのみ。
「前置きはそれで終わりか」
「……はあ」
淡々と、答えを求めた風もなしに問う想智龍。
溜息で返したのはリブシェ・レッドスケイル(愚者の緋金・g09919)だった。
扇で口元を隠しながらではあったが、確かにそこには辟易の色が多分に乗せられていた。
「今、頭のいい相手が嫌いな気分なの、わたくし」
まだある意味、解りやすく屈強で、小難しいことは考えず、強力凶悪だとしても真っ向からぶつかってくる、そんな手合の方がやりやすくていい。
その点、想智龍のような知恵者を相手にするとなると。考えれば考えるだけ相手のペースに合わせることにもなりかねない。
「面倒くさいし、手札は読まれるし……そういうときは、心行くまでのルール無用の場外乱闘よね」
つまり。
「連撃には連撃を。変化には変化を」
「……ふん、いいだろう。想い描く、というのがどういうことか……今この場で見せてやるとしようか」
「ええ。あなたが想像するならば、わたくしは創造を。……ええ、わたくしは錬金術師ですもの」
喚ぶは魔性の赤纏う巨躯の操り人形、或いは人造人間。
ゴーレムの碧眼が光る。眼前の黄金を睨めつける。
緩慢な、しかし重量を思わせる地響きを立てて、ドラゴンへと突撃する。殴打に蹴撃、強固な身体での肉弾戦を絶えず仕掛けていく。
敵が最適解を見極め、掴み取ると言うのなら、攻撃を受けることしか選び取れなくしてやればいい!
「――チ、」
「ええ、いくら賢くても、肉体はついて行けるかしら」
流石に痺れを切らしたか、想智龍の口から炎が溢れ出る。
それはゴーレムごと、リブシェを呑み込まんと迫ってきた。だが、これは炎ではないとリブシェは看破していた。
「……でしたらこちらで如何かしら?」
道具なら幾らでもある。罠を作成する為のトラップツールの数々だ。
完璧に防ぎ切ることは叶わずとも、凌ぐことが出来ればいい。
こちらには、多くの味方がいるのだから!
「紗那、合わせるのじゃ」
リブシェの攻撃に続くように。
或いは、想智龍の反撃に差し込むように。
華瑞月とシャナオウの師弟が、タイミングを合わせて動く!
「『あらゆる現象の根源にある心、あまねく心を一つにすること、それ即ち……』……」
今一度、華瑞月は想智龍を見上げた。
「ぬしの根本に在るのはなんじゃったのじゃろうな」
のう、と今は失われたその名を無声の中に呼ぶ。
そして、再び視線を落とした。
(「今度こそ守ってみせるさ……」)
シャナオウの力の高まりも徐々に。
その根底には王としての矜持が確かにあった。
(「かつては王と呼ばれ民を守って、いや民に守られ支えられこれ迄王としてやっていたのだ。それを……」)
理不尽に、奪われた。
当時からしてみれば、未知なる外敵に。奮闘虚しく、シャナオウも、そして彼が守り、彼を支えた民もまた。
「最終的には貴様たちに存在を消され、漂流した世界でもう一度チャンスを掴んだんだ」
この好機は、想智龍を討つ、それだけのものではない。
その王すら、玉座から下ろして首級を挙げる、その為のまたとない機会なのだ。
「今度こそ覆してやる……!」
「させるか。全て受け止め返してやろう」
想智龍は未だ、そのパラドクスで迎撃する意志を失っていない。空想の中では全てが自由、その万能を現実でも振りかざす。
だとしても。だとしてもだ!
「最大の敵は己自身というのなら、その俺を超えて貴様を打ち破るさ!」
そうすれば、更なる高みへ行けるだろ?
いいや、行かねばならないのだ!
「ほれ、仕事じゃよ」
「喰らいやがれ!!」
華瑞月の身体に四神の刺青が浮かび上がり、輝きと共に存在そのものが顕現する。
「しかしのう、現代地球では伝説とか言われておるどらごんやぬしらに出遭えてことは妾のなかでは僥倖じゃ」
そして、シャナオウが掲げた掌へと一条の光――否、雷光が降り、宿り、その輝きを増していく。
二人の、それぞれの輝きが最高潮に達した瞬間、その力は解放の時を迎える!
「だからのう……安心して逝ねや」
「天津風雷光我が手に集いて迸れ……!!」
華瑞月と四神の光が。
そしてシャナオウの雷が。
想智龍へと真っ直ぐに、届く!
「ク、……ッぬぅ……!」
ここに来て、初めて想智龍の眉間が僅かながら歪んだ、ように見えた。
だが、これで終わりではないことくらい、華瑞月もシャナオウも、嫌と言うほど解り切っている。
敵の反撃が、来る。
膨大な天の雷が、シャナオウへと。
土・火・金・水の相剋の四行宿したブレスが華瑞月へと。
それぞれに、降りかかる!
「ぬぅうううぉおおおおっつ!!」
シャナオウの咆哮が、戦場を揺るがす。
しかしその絶叫は決して、苦悶するだけのものではない。
そこには、強く気高き王の覇気が、確かに込められていた。己の身に纏わりつく悪意や害意、その全てを跳ね除けようとするかのような!
「こんなもん、まだまだ俺は先に行ける!!」
立ち止まるわけには行かないのだ。
守り支えてくれる民衆を救う王として、そして理不尽な簒奪に復讐を誓うディアボロスとして!
光の神盾を翳し、劔千本にて雷をも裂き、そして栄光たる戦いの恩恵を得て――あらゆる手段を用いて、持ち堪えて、魅せる!
そしてその恩恵を受けるのは、シャナオウだけではない。
華瑞月、そしてここに集ったディアボロス全てに、戦場に立ち続ける力を与えるものだ!
「……妾はぬしら如きに負けぬよ」
事情はどうあれ、己の歴史と大切なものを人類から奪い取った、クロノヴェーダは簒奪者に違いない。
唯一、その力に抗い戦うことの出来る存在たるディアボロスが、ここで負けるわけには行かない!
「意地でも耐えてみせよう……ぬしの想いごとな!!」
想智龍が何を考え、ここに現れたかは解らない。勢力を守るにしても、そこにどのような想いがあるのか華瑞月は知る由もない。
だが、想智龍もまた負けない為にここにいる。勝ちを譲るつもりはないが、せめてその全てを受け止めよう。そして今なら、それが出来る!
「そもそも、いくら頭がいいとしても――。複数体への対処は、ちょっと疲れるんじゃなくて?」
声を上げたリブシェは、またしても見抜いていた。
想智龍の攻勢、その勢いが徐々に落ち続けていることに。
「わたくしは錬金術師。そう、錬金術師としてひとつ、忠告して差し上げます」
「何、を……」
「暴力の前では生半可な思索は無駄だと思いなさい。考えることをやめない者の前では、最適解すら食い破られると思いなさい」
「………………」
黄金が傾いでいく。
斜陽にも似て。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【修復加速】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
●
天秤は、ディアボロスの側に傾いている。
勝敗は決したも同然だろう。だが、最後の力を振り絞り、想智龍は翼を羽ばたかせた。
まだこの身体は動く。まだこの頭脳は働く。まだこの夢想は――世界に具現化する。
その最後すらも、残さず砕く。駆け出して、飛び込んだ影は、止まらない!
アルマニア・シングリッド
【『想智龍』----- 宿敵主】
【創想】
ダンジョン依頼以降
あまり出なくなったと思ってたけど……
やっぱり要所で顔を出してきやがったか
とりあえず、塵にしよっか♪
行こう、サフェル
えぇ、ソラさん
確実に、アレを潰しましょう
現場に着いて速攻で検索召喚を展開
先手必勝、不意打ちでまずは1発当てる!
描く空想は相手の空想の1歩先を行くカメレオンのように性質が変わる弾幕
どんなに最適解を叩きだそうと
今のアンタが同じ空想を扱う "私" に敵うと思うな
反撃には展開している検索召喚の弾幕で誘導弾を放ち
時には撹乱・吹き飛ばし
他の皆さんのサポートをする
あ、これで終わりと思った?
飛びっきりのお代わりがあるんだよっ!
高速詠唱・早業・連続魔法で検索召喚を再展開
空想するはソラさんを始めとした皆さんの魔砲を融合且つ私の魔力でブーストをさせた合体技
(臨機応変・全力魔法・魔術知識など
太平洋10杯分のブーストした一撃を喰らいやがれっ!
撃破後は現場に残る想智龍の残滓を手帳の中に回収
これ以上、取りこぼすわけにはいかない……
アドリブ
絡み歓迎
ナイン・スカーレット
【創想】で参加
アドリブ歓迎
今回はキャメロットにいける可能性があるから最初から全力で行く。
まずは目の前の障害を倒す!
前に戦った時は幾らか戦いやすかったけど、今回は主武装がちがうからねー。
打ち合わせ通りやるなら。皆で同時攻撃。私のは恐らく反射するだろうけど、自分自身の攻撃を耐えられない何て事は無い
前回はその腹部に隕鉄をぶち込んだけど、今回は焼き尽くしてあげる。
自分自身との戦いなんていつもしている、力が無くて失ったものだってたくさんある、だから、この一撃は世界を紐解くもの
『ユグドラシル接続、ウルズ・ミーミル・フヴェルゲルミル、接続完了。九つの世界を繋げ、世界を切り裂く剣と成れ。』
仲間の皆が攻撃のタイミングを読んでる中しっかり【全力魔法】でチャージをしながら、大型魔法陣を展開して、タイミングを合わせて発射します。
「界解・九つの世界」
特大の魔砲を叩き込みます。
ソラ・フルーリア
【創想】の皆と一緒に!
※連携アドリブ歓迎します!
まさかキャメロット城の結果が破れちゃうなんて!
ここを突破すれば、アーサーに手が届きそうってことよね!
目の前のチャンスは必ずモノにする!アイドルの常識よ!
それに、相手のドラゴンは大事な親友の宿敵!
例え過去から増殖した紛い物の内の一匹だったとしても、必ず倒し切ってみせるわ!
そうよね、アルマニア!
一度倒した相手だからって油断せずに行くわ!
「高速詠唱」からの【熱狂と湧然の四元光芒!】を「全力魔法」で放つわよ!
アイドルはいつだって全力が基本!不意打ちの一撃を決めて波に乗りたいわね!
戦場を大きく派手に動きつつ「連続魔法」で【四元光芒】を「連射」して相手を「撹乱」!
反撃はアイドルのオーラ(マジックシールド)で耐えて、戦闘不能にはならないよう注意するわ!
敵が弱ってきて隙が出来たら、皆とタイミングを合わせて【四元光芒】よ!
魔砲のオンパレード、遠慮なく喰らっていって!
受けた攻撃に対応する?そんなんじゃ遅いわよ!
アタシ達は常に進化する!アナタには追いつけないわ!
音無・サカハ
【創想】で参加
連携、アドリブ歓迎
ここがキャメロット、来るのは初めてのはずなのに、なんだろ、この懐かしい感じは
いや、そんなことはいい、とりあえず目の前の敵を倒す、ただそれだけを考えろ
とりあえずこいつが相手だと召喚獣はダメだ、ならば俺が出来る事はただ一つだけーーこの身をかけて、突破口をを開く、隙を作る
そのための【未来を繋ぐ無垢なる刃】だ、全力で行く!
まずは【精神集中】で自分の状態を調整、バイクに【魔力付与】して更なるスピードを出すように、そしてバイクに乗って全速前進、手数で勝負だ!
【早業】と【武器改造】を駆使して、武器の形状を変えながらの高速攻撃ラッシュを駆使して戦う
太刀からの十文字槍!槍からのドリル!ドリルからのリボルバーギミック搭載形パイルバンカー!
そして最後はこれだーー蒼炎の剣!
●
(「ダンジョン依頼以降、あまり出なくなったと思ってたけど……」)
やっぱり要所で顔を出してきやがったか――それを予見出来たのは、その性質をよく知る存在だからこそ。
そう、アルマニア・シングリッド(魔術センスは未だに壊滅的な元一般人兼空想召喚師・g00802)だからこそ。
だが、ディアボロスとして為すべきことが変わるわけではない。
「とりあえず、塵にしよっか♪」
行こう、サフェル――声を掛ければ反応したのは敵と、想智龍と酷似した彩と形を有するメーラーデーモン。
「それにしても、まさかキャメロット城の結果が破れちゃうなんて!」
ぱっと戦場にあっても底抜けに明るい声を上げるのはソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)。
だって、彼女の在り方もまた、舞台であろうが戦場であろうが変わらない。
「ここを突破すれば、アーサーに手が届きそうってことよね! 目の前のチャンスは必ずモノにする! アイドルの常識よ!」
舞台で煌めく象徴。
戦場でも輝く一番星。
アイドル。それがソラだ。
「それに、相手のドラゴンは大事な親友の宿敵!」
「!」
改めて黄金の巨躯を見る。
とは言え、ここに立ちはだかるのは本体のクロノス級によって創り出された精巧な模倣品。厳密に言うのならば、アルマニアの宿敵は基準時間軸の外へと留められ、ここではない別の場所にいる。
だが、宿敵が生み出した敵勢力の戦力だ。やはり己の手で始末をつけたいと思うのが人の性質というものだろう。
「例え過去から増殖した紛い物の内の一匹だったとしても、必ず倒し切ってみせるわ! そうよね、アルマニア!」
「えぇ、ソラさん。確実に、アレを潰しましょう」
そう言ってくれる友が、仲間がいる。
何と頼もしく、心強いことだろうか。
「だね、それに今回はキャメロットにいける可能性があるから最初から全力で行こう。まずは目の前の障害を倒す!」
「……キャメロット」
ナイン・スカーレット(ねこの隣人・g07595)の発した言葉に、音無・サカハ(過去を探す旅人・g10149)がぴくりと反応した。
どうも、己の中に何かが引っかかっているような感覚が、この地に足を踏み入れてからずっとある。
(「ここがキャメロット、来るのは初めてのはずなのに、なんだろ、この懐かしい感じは」)
けれどその正体が何なのかは、サカハ自身にも掴めていなかった。
「前に戦った時は幾らか戦いやすかったけど、今回は主武装がちがうからねー……って、どしたの思いつめた顔して」
「あ、いや……」
具合でも悪いのかとナインに首を傾げられ、サカハは頭を振った。思考の靄を振り払うように。
(「今はそんなことはいい、とりあえず目の前の敵を倒す、ただそれだけを考えろ」)
この戦いに集中するのだ。
でないと、ここに来た意味がない。己にそう、言い聞かせて。
だが、あの相手に召喚獣はダメだ、相性が悪い。サカハはそう判じて、ならばと考える。思考し続ける。
(「ならば俺が出来る事はただ一つだけーーこの身をかけて、突破口をを開く、隙を作る」)
そう、心に決めてからは速かった。
「そのための力だ、全力で行く!」
心を研ぎ澄ませ、跨るは紅蓮の色。
速く、もっと速くと速度を上げて全速前進、突き進む!
そしてその動きに乗じてアルマニアも動いた。派手に正面から敵へと向かうサカハに注意が奪われている内に、密かに不意打ちの準備を整える。
「勝負だ、想智龍!」
その動きを察してサカハも敢えて声を上げ、突撃。
対応の為に身構えた、その死角からまずは先んじてアルマニアが仕掛ける!
「どんなに最適解を叩きだそうと、今のアンタが同じ空想を扱う『私』に敵うと思うな!」
「む、」
「サモンっ!!」
先手必勝、そして相手の空想の一歩先を行く!
絶え間なく変化し続ける弾幕で、想智龍の対応を最適解にさせないように。
そして忘れてはならないのが、サカハの突撃だ!
(「そうだ、敵に対応をさせるな。変化を止めれば対応される、だから!」)
響き渡る歌声が如く広がる蒼炎の中、サカハは唱える。
「悠久を刻む魂よ、その瞬きと共に切なる命、叫びを胸に、今、吾は明日を繋ぐ剣と化す! 受け切れるか!!」
召喚したエネルギーを武器に、そしてその形状を次々変えていく。
太刀、十文字槍、ドリル、パイルバンカー。
「そして最後はこれだーー蒼炎の剣!」
揺らめく蒼を纏った刃が黄金を裂く!
確かな手応え。胴へと間違いなく入った感覚があった。
だが、想智龍の眼は睥睨のまま動かず、冷たく。
「無駄なことを。夢想空想すらも行き着く先は『パラドクス』――残るのは、結果のみだ」
想智龍は追い詰められながらも淡々と告げる。
そして、放たれる。『反撃』という『結果』が。
これを防ぎ、凌がなければ。何としてでも。
「来るよ……!」
絶えずその性質を変え続ける炎に、弾丸の如く放たれる水晶群。
アルマニアとサカハ、二人耐え凌ぐ。ここで倒れるわけには行かない、ここでとどめを刺さなければ。その一心で、懸命に対応し、抗うのだ。
そこへ。
「アイドルはいつだって全力が基本! 一度倒した相手だからって油断せずに行くわ!」
派手に、敵の注意を引くように。
ソラが放つのは、魔力の砲撃。撹乱の為とは言え加減はしない。現に不意打ちにも拘らず反撃がソラを襲う。
白銀に煌めくアイドルのオーラで隆起する大地すら受け止める。衝撃で弾け飛びこそしたが受け身は取った。
大丈夫だ。まだやれる。まだ立っていられる。まだ戦える!
「『ユグドラシル接続、ウルズ・ミーミル・フヴェルゲルミル、接続完了。九つの世界を繋げ、世界を切り裂く剣と成れ』――」
そして同時、機を窺い力を溜めていたナインの準備も整った。
ならば、合わせるべきは今しかない!
「前回はその腹部に隕鉄をぶち込んだけど、今回は焼き尽くしてあげる」
「さあ皆、合わせて行くわよ!」
ナインやソラだけではない。
友の為にとここに集った魔砲使いたちが皆、その力を合わせて。
「自分自身との戦いなんていつもしている、力が無くて失ったものだってたくさんある、だから、この一撃は世界を紐解くもの」
ナインの言葉と、同時に展開される大型の魔法陣を合図にして。
「界解・九つの世界」
「アタシの、アタシ達のとっておき! 魔砲のオンパレード、遠慮なく喰らっていって!」
九つの魔法陣から放たれる魔砲。
四大元素を束ねた魔砲。
そして集った全ての魔砲が同時に放たれ、呑み込むように想智龍へと撃ち出されていく!
「グ、ッ……」
呻き声。
破裂音、衝撃音の中でも確かに聞こえた。
だが、まだ、倒れない。ならば、次の手が来る。
「やっぱり反射してくるね。でも、自分自身の攻撃を耐えられない何て事は無い」
「そうそう、受けた攻撃に対応する? そんなんじゃ遅いわよ! だってアタシ達は常に進化する! アナタには追いつけないわ!」
一秒前の過去より今こそが!
成長し続ける己の最盛期。今もなお、更新する。し続ける!
敵からも魔砲が来る、放たれる。
だが所詮はこちらの模倣、恐れることなどありはしない!
受け止めてみせようか。ありとあらゆる手段を講じてその力を削り取り、折れぬ心で地を踏みしめて、最後にこの足が立っていればいいのだから!
「……ハ、ッ……」
想智龍が息を吐く。
察してしまったのだろう。今の己では、倒せない、と。
だが、これで終わりなどではない。勝敗を決して終わり、が逆説連鎖戦ではないのだから。
「あ、これで終わりと思った?」
聞いてはみたが、想智龍とて本当は解っている筈だ。
どちらかが力尽きるまで、この戦いが終わらないことを!
仲間達が数歩下がる。その分だけアルマニアは進み出た。
「飛びっきりのお代わりがあるんだよっ!」
アルマニアは想起し、空想のキャンバスへと描く。
この戦い最後の、そして最大のパラドクス。ソラの、ナインの、そして仲間達の放った魔砲群。
それを一度に、解き放つのだ。そして描くのだ。
想智龍を滅ぼすそのイメージを!
「ブーストした一撃を喰らいやがれっ!!」
仲間達の力を束ねた一撃が、軽い筈もない!
最早、想智龍は一言も発さなかった。瞑目したその姿は終わりを悟っているようですらあった。
ならば遠慮なく、呑み込まれて貰おうか。この渾身の一撃によって!
果たして結末は、アルマニアの想い描いた通りに。
●
「終わった、のか」
「フラグフラグ〜」
息を吐くサカハに、にゃははと普段の調子で笑ってみせるナイン。
しかし実際、もう想智龍の夢が現を支配することはないだろう。今や斜陽の色は、跡形もなく消え去ってしまった。
大海の彼方に消える如くに。
「アルマニア?」
ソラがその名を呼んだのは、彼女が地に膝を着いていたから。
手帳を片手に、何かを拾い上げるようにして。
「これ以上、取りこぼすわけにはいかない……」
アルマニアの戦いは続く。そして、ディアボロス達の戦いも。
さあ行こう。あの城が、待っている。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【書物解読】LV1が発生!
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効果2【命中アップ】がLV2になった!
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