リプレイ
ベアトリス・リュウフワ
高貴を騙り、人の信仰を利用するなど、『本物』に対する侮辱に等しい。
それすなわち、わたくしに対する侮辱でもあります。断じて許してはなりませんわ。
まずは邪魔な羽虫を殲滅するところですわね。
貴方がたのような空を飛ぶ存在に対して、わたくしが対策を用意してないとでも?
迎え打つように此方も【飛翔】。
黒の【残像】を残しながら、奴らよりも早く――全速の刺突をその胸部に打ち込みますわ。
決して逃げられはしません。この『弩』は、狙った獲物は必ず仕留めますの。
さて、羽虫は標本にして差し上げるのが宜しいかと。
【ダッシュ】の勢いのままガーゴイルを連れ去り、壁面にぶつけて磔にします。
●
カテドラルも、ハルファスの所作も、全ては虚飾と虚栄で塗り固めた、偽りの偶像に過ぎない。
高貴を騙り、人の信仰を利用するなど――『本物』に対する侮辱に等しい。
「それすなわち、わたくしに対する侮辱でもあります。断じて許してはなりませんわ」
ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)はコツ、コツ、と硬質な靴音を鳴らしながら、広間へ突入する。
敵の侵入に気づいたガーゴイルガンナー達は、迎撃するべく空へ飛び上がった。
「貴方がたのような空を飛ぶ存在に対して、わたくしが対策を用意してないとでも?」
ベアトリスも床を踏みしめ、弾みをつけて跳躍するかのように、中空へ舞い上がる。
黒いドレスをなびかせ、まっしぐらに目前の敵へ肉薄した。
それに対し、ガーゴイルガンナーも勢いをつけた体当たりを見舞うが――。
ベアトリスは直前で軌道を横へ修正し、残像を残してふわりと回避。
接近戦では形勢不利と見たか、その敵は転回し、後方へ下がろうとする……。
「逃げられはしません。この『弩』は、狙った獲物は必ず仕留めますの」
ベアトリスはさらに速度を上げ、容赦なく追撃。
逃げる敵の背中から胸へかけ、充分なスピードの乗った刺突を放ち、剣を貫き通す。
そのまま、ハルファス像が飾られている壁面の上部へ叩きつけ、磔へしてのけた。
敵から噴き出した血が、像を汚していく。
「さて、お次の相手はどなたかしら?」
一連の光景に動揺する敵の群れへ、ベアトリスは振り返り、冷たい流し目を送るのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
レント・オルトマン
信仰というものは人それぞれにある、とやかく言うつもりは無いのだが…
これは祈る相手を間違えたな
一先ず護衛から減らしていこう
ガーゴイルとは鉱物でできているそうだが、さて強度はどうだろうな?
仲間が空中戦を仕掛けるなら、俺は地上からエルガゼーレの連射でもって撃ち落としにかかる
空中に気を取られた奴を【不意打ち】に狙い、姿勢を崩した所を確実に【破壊】する
本来であればゾルダード…、機械共を相手にする銃だからな
当たり所次第では諸々吹き飛ぶぞ?
相手からの銃撃は柱の陰に隠れるなどして回避
【忍耐力】はある、多少のダメージは考慮の上だ
敵に接近された場合は銃身や機械の脚でもって応戦しよう
●
「信仰というものは人それぞれにある、とやかく言うつもりは無いのだが……」
個人の信条について、レント・オルトマン(エンデクーゲル・g01439)はそれなりに理解を示しているつもりだが。
「敵が来ているぞ、我が配下達よ。すぐに……すぐに片付けるのだ!」
肝心のハルファスはディアボロス達の襲撃に対して驚き、ちょっぴりメッキが剥がれつつある風だ。
「……これは祈る相手を間違えたな」
レントはエルガゼーレを構える。
「本来であればゾルダード……、機械共を相手にする銃だからな」
空中を舞うベアトリスの一撃で、敵の態勢が崩れた。
「当たり所次第では諸々吹き飛ぶぞ?」
そいつへ狙いをつけ、レントは引き金を引く。
撃ち出された弾丸が敵の翼へ風穴を開け、もんどりうって墜落させる。
そこへさらに連射を叩き込み――床へ落下する頃には、見る影もない残骸へと変えてのけた。
こちらに気づいた敵の群れが、次々に発砲して来る。
レントはすぐさま柱の後ろへ隠れて息を殺し、下手に撃ち返す事なく、攻撃を耐えしのぐ。
そのうち攻撃は一旦止まり、柱の陰から、のっそりと一匹が歩み出てきた。
あまりにレントが反応しないため、直接確認に来たらしい。
――その敵めがけ、銃身を叩きつけて気絶させる。
異変に気付いた他のガーゴイルガンナー達が、再び銃撃を食らわせてきた。
レントは昏倒させた敵を柱の外へ蹴り出す事で、敵の群れの注意を逸らし、その隙に脱出。
また別の遮蔽物の陰へ潜伏しつつ、奇襲の銃弾を見舞い、着実に敵の数を減らしていくのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
御森・白露
千里の道も一歩から、と言うじゃろう?
クロノヴェーダを無駄に生かす道理も無し、雑兵とはいえ数が減れば少しは威光に陰りも出よう。
さあ、薄皮一枚の『信仰』とやらを剥ぎ取ってやろうぞ。
ガーゴイルガンナーを挑発し【ガーゴイルダイブ】に対し【神蝕呪刃】でのカウンターを試みようかのう。当然自分からも積極的に攻撃させてもらう。妖刀の【呪詛】を【オーラ操作】で広げて【薙ぎ払い】じゃ。
また、【腐食】で周囲のカテドラルの外装をボロボロに腐食させ、おどろおどろしい雰囲気を失わせておきたいのう。
アレンジ、共闘は大歓迎じゃ。無論、他のディアボロスに迷惑となる行為はせぬし、公序良俗に反する行動も行わぬ。
では、よろしくのう。
●
「いかな牙城といえど、千里の道も一歩から、と言うじゃろう?」
御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)はガーゴイルガンナー達の前へ堂々と姿をさらし、おどけたように語り掛ける。
「おぬしらクロノヴェーダを無駄に生かす道理も無し、雑兵とはいえ数が減れば少しは威光に陰りも出よう」
「おのれェ……我々を愚弄するか!?」
それまでにもディアボロス達と戦闘中であった事も手伝い、白露の挑発で頭に血が昇った敵の群れは、真っ向から襲い掛かってきた。
白露は妖刀を構えて待ち受け――敵の攻撃が届く寸前でステップして躱し、背後を取る。
「さあ、薄皮一枚の『信仰』とやらを剥ぎ取ってやろうぞ」
下方からの斬り上げを浴びせれば、武器に宿った呪いが敵の身を蝕んでいく。
仲間がカウンターされ、後続の敵の群れは怯んだみたいに、一瞬動きを止めた。
そこへ向けて、白露は如才なく踏み込み――薙ぎ払いを見舞う。
呪詛がオーラに乗って拡散し、近くの敵達へ纏めて注ぎ込まれた。
警戒し、距離を取ろうとするガーゴイルガンナー達。白露はそれを尻目に、妖刀を一振りし――その瘴気でもって、カテドラルの装飾物を腐食させてゆく。
「……ほれ、急がんとこの聖堂、見るにたえん有様になってしまうぞ?」
怒号し、再び素直に突っ込んで来る敵の群れ。
思惑通りに事が運び、白露は不敵に笑んで、余裕をもって待ち構える。
もっと怒るがいい。
もっとも、怒れば怒るほど、仲間が消えていく事にはなるが――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
フェルト・ユメノアール
まるで奇術師だね、ハルファスくんは
こんなところで教祖の真似事をするよりサーカスで働いた方がいいかも
信仰を集めるための演出を皮肉りつつカテドラルへ向かう
まずはガーゴイルガンナーを倒すよ!
ボクはワンダースモークを使用!
煙幕を張る事で相手の強みである長距離からの射撃を妨害、攻撃精度を下げる
そしてこの瞬間、ボクはSCドッペルシャドーを召喚!
シャドーはボクの姿に変身、煙から飛び出して相手を攪乱、弾除けになってもらって……
ボクはその中に紛れながらトリックスターを投擲して攻撃
怯んだところでアンカーバングルを射出して相手を拘束、地面に引きずり降ろしてみんなでタコ殴りにするよ!
●
「まるで奇術師だね、ハルファスくんは」
フェルト・ユメノアール(夢を追う道化師・g00275)はカテドラル内へ踏み込む。
内部では絶賛戦闘中だが、その間もハルファスは信仰を維持するため、必死でパフォーマンスしているのだろう。
「こんなところで教祖の真似事をするより、サーカスで働いた方がいいかも」
皮肉りつつ広間へ駆けつければ、もうだいぶ残り少なくなったガーゴイルガンナーの群れと遭遇する。
フェルトは足元の硬い床へ、ワンダースモークを投げつけた。周囲にもくもくと色鮮やかな煙幕が立ち昇る。
煙を突き破って魔弾が飛んでくるが、彼らに狙いがつけられるはずもなく、どれもあらぬ方向へ空を切っていった。
「さらにここで……現れろ! SCドッペルシャドー!」
いくつもの影人間が現れ――フェルトの姿へ変身するなり、わっと蜘蛛の子を散らすみたいに外へ飛び出していく。
それを目撃した敵の群れは、戸惑いながら銃撃するも、これまた照準は定まらない。
その隙にフェルト本体はちゃっかり彼らの背後を取るや、トリックスターを投げつける。
死角からのダメージを受け、怯んだ敵の一体へ、続けざまにアンカーバングルを射出。
素早く捕獲して引っ張り、床へ引きずり落としてのけた。
「今だー! フルボッコターイム!」
フェルト本体を含む近くの面々でそいつを取り囲み、容赦なく叩きのめして仕留める。
その有様に他の敵達が慌てて駆けつけてくるも、フェルト達は再び広範囲へ散開し、動きを捉えさせない。
そのまま、大量のフェルトで翻弄しつつぶちのめしていき――こうして、ガーゴイルガンナーは全滅したのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
「暴れてくれるではないか、悪しき者どもめ。だがここからは、この我が相手をしよう」
今度はハルファス自身が、刈取の悪魔達を引き連れて襲い掛かって来る。
とはいえ、ハルファスには『自分が戦闘に加わらない限り、護衛するトループス級のハルファスを対象としたディフェンスが必ず発生する』という特殊効果がある。
口上こそ威勢は良いものの、ハルファス本人が交戦する事はないだろう。
せいぜい安全な後方から配下を応援したり、指示を出したり、ディアボロスをこき下ろすくらいのはず。
この状況を利用して、うまく戦っていこう――。
レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしはしがないウィザードでさぁ…。』
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」
他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが演技であり、相手を油断させてからの攻撃が好きです。
演技が通じないとなると粗暴になり、一人称も「オレ」になります。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
レオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)は戦いを見守る信者達と似たような衣装に着替え、近づいてゆく。
すると信者の一人から怪訝そうに、何者かと誰何された。
「イヒヒ、あっしもハルファス様を崇め奉る者でさぁ……よろしくお願いしますぜ」
さらに信者達の信用を得るべく、遠くで部隊を指揮するハルファスへ、腹に力を籠めた声援を送った。
「ハルファス様ァー! どうか頑張ってくだせぇ~!」
「おお、確かに我らと志を同じくする者のようだな!」
大げさな演技が当たり、疑いの目はひとまず逸れる。
レオネオレは引き続き、祈りの言葉を叫びつつ……集団にカモフラージュして紛れ、徐々にハルファスの部隊の側面へと回っていく。
そしてギリギリまで距離を稼いだ上で、一気に群衆から飛び出すや、凍てつく氷の針を生成――不意打ちで叩き込む!
部隊を構成する刈取の悪魔らを背中から貫き、次々と倒していく。
だが直後、レオネエレも悪魔の宣告による反撃を受け、少しの間、混乱状態に陥って攻撃できなくなってしまった。
けれど敵方も浮足立っており、双方ともに動きが鈍い、混沌とした膠着状況となる。
何をしている、と見かねたハルファスは声を発し、収拾へ務めようとするが。
「配下達よ! カテドラルを荒らす敵を、早く倒――」
「ハルファス様最高! ハルファス様無敵! イッヒヒヒヒ!」
我に返ったレオネエレが、一層大いに盛大に、騒ぎ立てまくる事で遮って見せる。
こうした戦法も手伝い、敵の戦力を首尾よく減らす事ができたのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
アリス・セラフィハート
アドリブ連携歓迎
私の様な女の子が
護衛と渡り合い
ハルファスさんが
戦わず撤退すれば
信者さんの
信仰心もゆらぐ
でしょうか
『ハルファスさん…私みたいな女の子だって…戦えます…!』
護衛の
刈取の悪魔さんと戦闘
残留効果1&2
全て使用
【飛翔】も使い
【空中戦】も
【臨機応変】に行動
ヴォーパルソードで
【光使い】で
剣からの
光焔の【衝撃波】【誘導弾】や
パラドクスで攻撃
近接は
【斬撃】【両断】【薙ぎ払い】
で攻撃
時折わざと
ハルファスさんに攻撃
護衛の意識を反らし
護衛に攻撃が当たる様
仕向け
『ハルファスさん…隙あり!』
また
オラトリオの
ロリーナちゃんに
オラトリオクレセントでの
光の矢の【連射】で
援護して貰い
防御・回避は
【結界術】【残像】
●
アリス・セラフィハート(不思議の国の天司姫アリス・g00270)は床を蹴って中空へ飛び立ち、ハルファス率いる部隊へ立ち向かう。
「ハルファスさん……私みたいな女の子だって……戦えます……!」
その行く手を遮るべく、鎌を手にした恐るべき面相の、刈取の悪魔達が突っ込んで来る。
アリスは光焔を宿すヴォーパルソードを握りしめ、思い切り薙ぎ払った。
輝く衝撃波が放たれ、悪魔の群れを怯ませる。その隙に魔鳥を召喚し、激しい雷を浴びせて一気にダメージを与えてのけた。
「なんという事だ……! ハルファス様の軍勢が押されている……!」
下方で見守る信者達は、アリスの戦いぶりに動揺している風である。
「信者達よ、畏れる事はない。我らは必ず勝利する――」
ハルファスが信者達をなだめようとするが、そこを好機と、アリスは突撃した。
「ハルファスさん……隙あり!」
直前、間へ割り込んだ敵が代わりに剣の一撃を受け、力尽きて墜落していく。
だが他の群れも追いつき、アリスを包囲しようとする。
そこへオラトリオのロリーナが、構えた弓から矢継ぎ早に光矢を連射し、敵部隊を足止めする。
アリス自身も残像を残すほどの速さで敵中を切り抜け――双方ともに仕切り直しといった格好だ。
とはいえ空を舞う戦術や、残留効果によるアリスの能力向上もあいまって、互角以上に渡り合う事ができている。
「まさかハルファス様が負けるなどという事は、あってはならない話だが……!」
その上一連の攻防を目の当たりにし、信者達の不安や動揺は一層広がっている様子。
この優位をより確かなものとするため、アリスは得物を構え直し、再び悪魔の群れへ挑んでいくのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
一里塚・燐寧
やいやい大悪魔さん、今こそ信者の皆に勇敢さを見せる機会じゃないのかなぁ?
ほーらぁ!真正面から乗り込んであげちゃうよぉ!
おやおやー? この期に及んで手下に庇ってもらう教祖様なんて、株価暴落しちゃうでしょ~。
『刈取の悪魔』の【無慈悲なる追跡】に対して、あたしは【罠使い】でカテドラルの壁や柱に仕掛けたトラップで【時間稼ぎ】を行うよぉ。そして『刈取の悪魔』の動きが乱れたら、本丸のハルファスに【突撃】して【捨て身の一撃】狙いっ!
ディフェンスは承知の上で、むしろ主を庇う性質を逆利用して、『刈取の悪魔』に確実に一撃を決めるのが狙いなんだぁ。アレンジ・共闘OK。他の皆とは協調するよー。じゃ、よろしくねぇ。
「やいやい大悪魔さん、今こそ信者の皆に勇敢さを見せる機会じゃないのかなぁ?」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はハルファスをびしっと指差し、挑発するように一歩一歩近づいていく。
「ほーらぁ! 真正面から乗り込んであげちゃうよぉ!」
「……殺せ!」
ハルファスが号令をかければ、刈取の悪魔達は一斉に動き出し、こちらへ向けて飛び掛かって来る。
燐寧は回れ右をして走り出す。尻尾を巻いて逃げ出す姿に、敵の群れは容赦なく追撃にかかった。
しかしそんな悪魔達を、突如異変が襲う。
聖堂の壁から飛び出した矢に撃たれたり、崩れ落ちる柱の下敷きになったりと、いくつもの罠に襲われ始めたのである。
燐寧は仲間達が戦って注意を引いてくれている間に、建物のあちこちへ罠を仕掛けていたのだった。
罠のある地点へ誘い込まれた悪魔達は次々足止めされ、動きが鈍くなっている。
「チャーンス!」
燐寧はハルファスめがけて捨て身の特攻を仕掛けるが――寸前、別の悪魔が割り込み、届く事はない。
「おやおやー? この期に及んで手下に庇ってもらう教祖様なんて、株価暴落しちゃうでしょ~」
テンペスト・レイザーが直撃したため、その悪魔は絶命。舐めるな、とハルファスもまた怒りの声を上げたものである。
こうして罠を利用しつつ、あえてハルファスを狙う事で敵に守らせ、着実に撃破していく。
罠がなくなったら、今度は空中戦を続けるアリスと協力し――こちらも無傷とはいかなかったが、刈取の悪魔達を全滅せしめたのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
「これでは形勢不利か……口惜しいがやむをえまい」
護衛部隊が壊滅し、手持ちの兵を失ったハルファスは、躊躇う事なく身を翻し――カテドラルから飛び去って行く。
「そ、そんな! ハルファス様!」
信者達は慌てて呼び止めるも、ハルファスはもはや一度たりとも、彼らを顧みる事はなかった。
「ハルファス様が……我々をお見捨てに?」
「な、何かの間違いだ……!」
置き去りとされた信者達のショックは大きい。立ちすくみ、息を呑み、震え、現実を受け入れられない者が多数だ。
心の弱った彼らへ接触し、信仰への疑念を刺激するのなら、今が絶好の機会かも知れない――。
アリス・セラフィハート
アドリブ連携歓迎
信者の皆さん
はじめまして…
私達は
皆さんの
『敵』ではありません
ハルファスさんの
『畏怖』から
皆さんを
解放して差し上げたく
参りました…
皆さんも
私達の戦いを
ご覧になったと思います
ハルファスさんは…
私みたいな子供の攻撃すら
護衛の悪魔さんを
盾にして
防ごうとした挙げ句
劣勢とみるや
皆さんに声すらかけず
逃げてしまいました
その様なハルファスさんが
皆さん達信者さんを
守って下さるだなんて
私には
到底思えません…
もし、また戻って来ても
今度『敵』が現れたら
我が身かわいさに
結局今度は
皆さん達信者さんを
盾にしようとするだけだと
思います…
どうか
お目を覚まして下さい…
ハルファスさんは…
皆さんを
守ってなどくれません…
レント・オルトマン
奴は去ったか…
であれば残るは信者達と天使サマエルだな
こういった説得は不得手なのだが、言うだけ言ってみよう
さて、この神殿はハルファスがいる限り屈することは無いのだったか
であれば去った今はどうだ?
仮に俺達がここで去った所で他の者達に攻め込まれるのだろう?
お前達も逃げた方が良いのではないか?
それともあの様に逃げ仰せた神が、ここにお戻りになるのを待ってみるか?
呼び止めに答えること無く、振り返りもしなかった奴が
あの時は済まなかったと戻ってくれば
お前達は喜び尻尾を振って出迎えるのか?
随分と行儀が良いんだな
お前達が見て聞いた物が全てだ
神に動けと言われねば動けぬ程、頭が衰えた訳でも無いだろう
一里塚・燐寧
やっほー。さっきはいきなり突っ込んで驚かせちゃってごめん。
ハルファスが尻尾まいて逃げてくれたから、ようやくちゃんと話せるねぇ。
あたしさ、皆が今までアイツに従ってきた気持ち、仕方ないって思ってるよ。だって怖いじゃん。逆らって死にたくないじゃん? それがちゃんとした人間ってもんだよぉ。神様にぺこぺこして自分や大切な人を守れるなら、きっと誰でもそうするんじゃないかなー。
でも今日分かったよね。ハルファスは無敵じゃないし、神様でもないって。仲間もお構いなしに盾にした挙句逃げる小物だって。だからさ、そんな奴にビビるのはやめちゃお。大丈夫……聖堂に残った悪い奴は、残らずあたし達がぶっ飛ばしちゃうからさ!
サティニフィア・ネイバーライト
目的
信仰失墜
目標
目にした真実を言葉にして明確に意識させ信仰を切り崩す
「見たろう!お前ぇ達が祈ったってこれっぽっちもハルファスは気に留めちゃいねぇんだ!都合良く使われてただけなんだよ!」
ハルファス本人と顔合わせるのはまだ少し体が震えて覚束ねぇ……だけど去った今なら。アタシにやれることをやるんだ。
「そりゃ、余裕がある時はお前ぇらに耳障りのイイ事を言ってたかもしれねぇ、振舞ってたかもしれねぇ…だが余裕がなくなりゃ真っ先に切り捨てられる、ヤツにとって人間はそんだけの存在だ!」
現実を見せて妄想を終わらせねぇとな
「こんなカテドラルにしがみ付いていたって直ぐ他所のに狩られるだけだぜ、逃げた方が身のためだ」
●
カテドラルに放置され、狼狽える信者達。
とはいえその数は数百人規模であるため、容易に解散する事はない。
そこでディアボロス達は、それぞれ広間へ散り、言葉を尽くして訴えかける事にした――。
「やっほー。さっきはいきなり突っ込んで驚かせちゃってごめん」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は信者達を怯えさせぬよう、フレンドリーに話しかける。
「ハルファスが尻尾まいて逃げてくれたから、ようやくちゃんと話せるねぇ」
デタラメを言うな、と信者の一人がヒステリックに叫ぶも、燐寧は慌てず騒がず、その気持ちに寄り添うようにうんうんと頷きを返し。
「……あたしさ、皆が今までアイツに従ってきた気持ち、仕方ないって思ってるよ」
「な、何を言う……!」
「だって怖いじゃん。逆らって死にたくないじゃん? それがちゃんとした人間ってもんだよぉ」
図星を突かれたみたいに、信者の何人かが、目線を逃がす風にうなだれる。
「神様にぺこぺこして自分や大切な人を守れるなら、きっと誰でもそうするんじゃないかなー」
「わ、我々は、外界の低俗な人間関係など、とっくのとうに切り捨てているのだ!」
「ねぇ……本当はもう分かってるよね? ハルファスは無敵じゃないし、神様でもないって」
燐寧は口調を引き締め、信者達の顔を一人一人、見回す。
「アイツは仲間もお構いなしに盾にした挙句、逃げる小物だって。――だからさ、そんな奴にビビるのはやめちゃお」
しかし、と声音を震わせる信者達へ、燐寧はぐっと拳を握り、力強く言い放った。
「大丈夫……聖堂に残った悪い奴は、あたし達がぶっ飛ばしちゃうからさ!」
「信者の皆さん、はじめまして……」
アリス・セラフィハート(不思議の国の天司姫アリス・g00270)もまた、信者達を前に、思いを込めて言葉を紡いでいた。
「私達は、皆さんの『敵』ではありません……ハルファスさんの『畏怖』から、皆さんを解放して差し上げたく参りました……」
「私らがハルファス様を恐れてるって? そんなわけないだろうが……!」
信者が声を荒げるが、アリスは怯む事なく見返し、落ち着いて説き続ける。
「ハルファスさんは……私みたいな子供の攻撃すら、護衛の悪魔さんを盾にして防ごうとした挙げ句……劣勢とみるや皆さんに声すらかけず、逃げてしまいました」
ハルファスは逃げ出した。まずその事実を受け止めてもらうべく、丁寧に伝えていく。
「その様なハルファスさんが、皆さん達信者さんを守って下さるだなんて……私には、到底思えません……」
「ううっ、そんな、ハルファス様が……私の世界が、崩れていく……うあぁ……っ」
ついには耐え切れず、何人かがすすり泣き始める。それは彼らが現実を直視し始めているがゆえ。
「もし、また戻って来ても、今度『敵』が現れたら……我が身かわいさに、結局今度は……皆さん達信者さんを盾にしようとするだけだと……思います」
ハルファスの所業を思えば、自然と導き出される残酷な真実であろう。
「どうか、お目を覚まして下さい……」
それを突きつけるという事は、より信者達の心を傷つける事にもなる。
「ハルファスさんは……皆さんを守ってなど、くれません……」
でも、伝えねば。アリスもまた胸を痛めつつも、懸命に話を続けていった――。
「奴は去ったか……であれば残るは、信者達と天使サマエルだな」
ハルファスが飛び去った方向をしばし警戒し、再び襲来して来る事はないと判断したレント・オルトマン(エンデクーゲル・g01439)は、改めて広間へ戻る。
「こういった説得は不得手なのだが、言うだけ言ってみよう――」
「き、きっとハルファス様には深いお考えがあるのだ! だから一旦身を隠されたに過ぎない! そのうち戻って来て、敵を全て撃ち滅ぼしてくれるはずだッ!」
レントが戻って来ると、何やら弁の立ちそうな信者の一人が、他の信者達を元気づけようと励ましている所だった。
「さて、この聖堂はハルファスがいる限り屈することは無いのだったか……であれば去った今はどうだ?」
そこへレントが無造作に指摘すれば、その信者は親の仇かのように睨みつけてくる。
「仮に俺達がここで去った所で……他の者達に攻め込まれるのだろう?」
言葉を飾るのは苦手だ。ここまで来て回りくどいのも御免被る。
だからレントは構わず、無遠慮なまでに事実を突きつけた。
「いっそお前達も、逃げた方が良いのではないか?」
「き、貴様に何が分かる! 必ずやハルファス様が裁きを下して……」
「それともあの様に逃げ仰せた神が、ここにお戻りになるのを待ってみるか?」
レントが皮肉っぽく肩をすくめると、信者はぐっと口をつぐむ。
「呼び止めに答えること無く、振り返りもしなかった奴が、あの時は済まなかったと戻ってくれば……お前達は喜び尻尾を振って出迎えるのか?」
「黙れ……黙れッ!」
「随分と行儀が良いんだな――」
言葉を遮り、信者が怒号しながら掴みかかってくるが……勢いとは反比例し、もはやその腕は震え、力がない。
レントは一切視線を逸らさず、言った。
「いい加減、目を覚ませ。お前達が見て聞いた物が全てだ。――神に動けと言われねば動けぬ程、頭が衰えた訳でも無いだろう」
「――見たろう! お前ぇ達が祈ったってこれっぽっちもハルファスは気に留めちゃいねぇんだ!」
さらにサティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)も、語気を強めて信者達へ訴えていた。
「都合良く使われてただけなんだよ! ここにいるみんな……全員がさ!」
この聖堂には、少し前までハルファスがいたのだ。
きっと祭壇の後ろで偉そうにふんぞり返って、悪魔どもを指揮していたのだろう。それを思うと、手足が震えてくる。色々な感情がないまぜになる。
奴本人とはまだ、顔を合わせたくはない――心情的に、その準備が整っていない。
でも、今はもういない。去った今なら、やれる事があるはずだ。
「そりゃ、余裕がある時はお前ぇらに耳障りのイイ事を言ってたかもしれねぇ、振舞ってたかもしれねぇ……」
ハルファスの嘘を暴き、信者達の妄想を打ち砕く。そのために一言一言へ、力を込める。
「だがなぁ……余裕がなくなりゃ真っ先に切り捨てられる、ヤツにとって人間はそんだけの存在だ!」
「だったら俺達はどうしたらいいんだ!」
信者の一人が髪を振り乱してわめく。さっきまでは彼らも途方に暮れていたが、サティニフィアの喝を入れるような言葉を聞き、とりあえず他の事に気を回す余裕が出てきているようだ。
この機を逃さず、サティニフィアはハッキリと告げる。
「……こんなカテドラルにしがみ付いていたって、直ぐ他所のに狩られるだけだぜ。――逃げた方が身のためだ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
「逃げる……」
ディアボロス達の話に耳を傾けていた信者達が、ぽつりと呟く。
おもむろに一人が、後ずさった。それを契機に他の者達も、祭壇から離れるように下がり始める。
後は早かった。声もなく、床を叩く足音のみを響かせて、信者達は広間から姿を消していく。
「こ、これは一体、何が……!」
入れ替わりに、血相を変えたサマエルが駆けつけて来た。
しかし、信者達のほとんどは、もうこの場にいない――。
「おのれ、よくもこのような! 貴様ら……覚悟するがいい!」
サマエルは怒髪天を衝いて睨み据えてくるも、ディアボロス達は知っていた。
ハルファスへの畏怖が薄らいだ今、聖堂の主であるサマエルもまた弱体化している。
今こそ奴を打ち倒し、このカテドラルの機能を完全に停止させるのだ!
アリス・セラフィハート
アドリブ連携歓迎
ハルファスさんも
ですけど
サマエルさん
貴方達は
信者さん達を
道具としか
見てないでしょう
信者さん達の
お目は覚ましました…
貴方達から
港区を取り返します…!
残留効果1&2
全て使用
【パラドクス通信】で
味方と連携
【飛翔】で
【空中戦】も行い
【臨機応変】に行動
ヴォーパルソードで
【光使い】で
剣からの
光焔の【衝撃波】【誘導弾】
で攻撃
近接は
【斬撃】【両断】【薙ぎ払い】
で攻撃
敵に大打撃を与える際は
パラドクス使用
また
ロリーナちゃんに
オラトリオクレセントでの
光の矢の【連射】で
援護して貰い
敵パラドクスの雷は
【観察】【天候予測】【看破】で
直撃位置を予測
判ったら味方にも伝え
回避等試み
防御・回避は
【結界術】【残像】
●
「ハルファスさんも、ですけど……サマエルさん」
アリス・セラフィハート(不思議の国の天司姫アリス・g00270)は空中へとどまり、ヴォーパルソードを正眼に構え、サマエルと対峙する。
「貴方達は、信者さん達を道具としか……見てないでしょう」
「まぁ、便利な存在ではあるが」
サマエルが肩をすくめると、アリスは毅然と剣の切っ先を突きつけ、戦闘態勢に入る。
「信者さん達のお目は覚ましました……。そして今度は、貴方達から、港区を取り返します……!」
勢いよく空を翔け、まっしぐらに突っ込む。
ヴォーパルソードは空色の光焔を纏い、寒々しい聖堂内に明るい軌跡を残していく。
対するサマエルは、裁きの雷を放った。激しい雷撃が発生し、アリスめがけてつんざくように降り注ぐ。
アリスは一気に体を傾け、地面すれすれまで急降下する事で、何とか紙一重、それを回避した。
しかし躱した先から次から次に雷が飛んできて、思うように進めない。
すると、その隙にサマエルの背後へ回り込んでいたロリーナが、しっかりと狙いをつけ――光の矢を射撃する。
矢継ぎ早に放たれる光矢が、サマエルの背中へ突き刺さって怯ませ、攻撃の手が数瞬、止まった。
そのわずかな空隙を縫い、アリスが剣を大きく振り下ろす。
途端、眩く強大な奔流があふれ出し――剣閃となって一直線に迸り、サマエルへ着弾した。
「ぐあぁっ……!」
凄まじい威力と衝撃に、サマエルは壁面へ叩きつけられる。
こうしてアリスは、ロリーナとの連携でパラドクスを直撃させる事に成功。大事な緒戦を、ものにしたのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ココ・ジスカールアンベル
■外見
笑顔(糸目)のシスター
同格の敵を攻撃する時は目が開きます
■性質
肉食昆虫の本質に、人間の血肉でかろうじて蓋がされたインセクティア。
敵と敵以外、肉と肉以外というような識別しかしていません。
戦闘しか考えない上に、言動は幻覚が見えてる系の狂信者。
■行動
敵の視界に、唐突に現れます。
相手が同格と認識し、普段と異なり、目を開いています。
「貴方は肉ですか?わが主の敵ですか?」
「これは肉ではありませんね…」
敵の回答がなんであれ、肉食昆虫のような所作で、パラドクス【鎌鼬】による高速の居合を放ちます。
「わが主の敵は…何処でしょうか?」
攻撃後、揺蕩うように去っていきます。
■その他
アドリブや連携歓迎です
●
「おのれ貴様ら、このカテドラルに乗り込んできた以上、生きては返さんぞ……!」
聖域を侵された、と怒り狂うサマエル。
するとその目前へ、それまで物陰で待機していたのだろうか、ココ・ジスカールアンベル(甜血の蟲籠・g04970)が踏み出し、忽然と姿を見せたのである。
「貴方は肉ですか? わが主の敵ですか?」
魔に属する聖堂ながら、ココはそこにある意味ふさわしい、聖職者の格好をしているものの――その笑顔は張り付いたかのようだ。
開かれた双眸は赤いが、同時に血の通わぬ気配を漂わせている。
しかし目線は微動だにする事なく、じっとサマエルへ吸い付いていた。
「これは肉ではありませんね……」
サマエルが身構えると、ココも構えを取った。
片や、緊張と強張りが窺えるサマエルと違い、ココの佇まいはゆったりとしたもので、どこか戦いの場にはそぐわない。
サマエルの拳に、凄まじい雷光が宿る。命中したらただではすまないという、底知れぬ威圧感が放たれた。
対するココの腕は硬質化し、サマエルのような派手さは感じられない。
「大いなる主よ……安らぎを与えたまえ……血と肉を与えたまえ……」
けれど祈るような言葉と合わせて、何か奇妙な――不吉さがあった。
そうして双方、ほぼ同時に踏み込む両者。二つの影が交差し。
――数拍置いて、サマエルの胴体から肩口にかけ、鮮血が噴き出す。
「ぐおおぉぉっ……! き、斬られたのか!? この私が……っ!」
受けたダメージと動揺のあまり、がくりと膝をつくサマエル。
「わが主の敵は……何処でしょうか?」
一方のココもまた、打撃を受けているはずだが……こちらはまるで何事もなかったかみたいに、夢見るような呟きと足音を残し、聖堂内から去っていくのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
一里塚・燐寧
文明の利器を壊す拳、凄いねぇ。この剣も破れるか試してごらんよ~。
……ほい来た! じゃ、こっからは身一つで勝負しちゃおっかなぁ!
【突撃】で距離を急速に詰めつつ建物の一部を【一刀両断】し、『テンペスト・レイザー』を印象づけちゃうよ。相手が狙い通り【譴雷:ワード・ブレイカー】の構えを取ってくれたら、剣で応じる――ふりをして、【怪力無双】!得物を自分の真上に放り投げるよ。眼前のサマエルと取っ組み合い、【呪詛】と怪力で抑え込むねぇ。そして落ちてくる【呪式・暴喰無惨】発動態勢に入った剣で、頭上から貫く――【捨て身の一撃】で、最悪あたし諸共ねぇ。
アレンジ・共闘OK。自己犠牲はするけど周りは犠牲にしないよ!
●
「文明の利器を壊す拳、凄いねぇ」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はサマエルの戦いぶりに感心した風にしつつも、テンペスト・レイザーを構えて走り出す。
「それじゃ、この剣も破れるか試してごらんよ~」
駆けながら大きく薙ぎ、横合いにあったハルファス像を両断して見せる。
するとサマエルは怒りに顔を歪め、こちらへ猛然と踏み込んで来た。
「……ほい来た! じゃ、こっからは身一つで勝負しちゃおっかなぁ!」
燐寧は剣を真上へ高々と放り投げた後、殴りかかるサマエルの腕を取る。
互いに譲らぬ取っ組み合いの格好となり、戦況は膠着したかに思えたが――。
燐寧は自身の関節や肉が悲鳴を上げるのを承知で、サマエルの巨体を一気に押し込む!
直後、鈍い音がしたかと思うと、激しい衝撃が二人ともを貫く。
高く舞い上がっていたテンペスト・レイザーが、刀身を下にして落下し、燐寧の背中から胸にかけて穿ち……その先にいたサマエルをも深々とえぐったのである。
大量の鮮血が飛沫く。サマエルは高速回転する鋸刃にゴリゴリと削られ、身をひねって逃れようとするも、燐寧はがしっと掴んだまま逃がそうとしない。
「まぁまぁ、もうちょっと堪能していきなって~」
燐寧もまた傷を負っているには違いないのだが、同時にパラドクスによってサマエルから生命力をドレインし、ぎりぎり腕力を維持できているのである。
こうして燐寧はサマエルへダメージと精神的苦痛を長時間積み重ね、痛撃を与える事に成功したのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
フェルト・ユメノアール
押っ取り刀でご登場のところ悪いんだけど
港区に住むみんなの為にも、キミにはここで退場してもらうよ!
サマエルに向けて爆裂ゴマを複数放ち、爆破
相手が怯んだ隙を突いてダッシュで一気に接近して
そのまま両手に持ったトリックスターの斬撃を加え、反撃が来る前にバックステップで距離を取る
付かず離れずフェイントを交えたヒット&アウェイ戦法で戦うよ
試雷に対してはサーカスの壇上、そしてみんなの笑顔を思い出して邪念を振り払う
これがボクのショー・マスト・ゴー・オンだ!
さあ、一気に勝負を付けるよ!
【飛翔】で空中に舞い上がり、SCバイバニーを召喚
巨大化させたトリックスターを振りかぶり、重力を加えた必殺の一撃をお見舞いする
●
フェルト・ユメノアール(夢を追う道化師・g00275)は、ようやく燐寧を振りほどいたサマエルへ、休む暇を与えまいと複数の爆裂ゴマを投げつけた。
「港区に住むみんなの為にも、キミにはここで退場してもらうよ!」
床を滑りながら突っ込んで来る爆裂ゴマを、サマエルは腕を振るって強引に振り払おうとするも――接触した瞬間、爆裂ゴマはド派手に炸裂。
他の爆裂ゴマも連鎖して誘爆し、サマエルは間近で爆発と爆風を浴びてよろめく。
そこを突いて、フェルトはトリックスターを握りしめた。
一息に懐へ踏み込み、右に左に斬撃を叩き込む。
するとサマエルは腰に巻いた蛇竜の口から、『試練の雷』を撃ち出させてきた。
フェルトはすぐさまバックステップし、回避を試みたものの――雷は身体をややかすめ、瞬間、どす黒い邪念のようなものが胸へわだかまり始める。
フェルトは何とかこらえ、強く思う。
――ここはサーカスの壇上。そして自分はみんなを楽しませ、サーカス文化を取り戻すためにいる。
顔をしかめ、ふらついていては格好がつかない。むしろ心配をかけてしまう。
しっかりしろ――みんなの笑顔を思い出せッ!
「これがボクの……ショー・マスト・ゴー・オンだ!」
フェルトは軽やかに床を蹴るや、中空へ身を躍らせる。
同時に、派手な演出とともにバニーガールが登場し、魔法のハンマーを一振りしたかと思うと――それが触れたフェルトのトリックスターが、みるみる巨大化していくではないか。
対するサマエルはフェルトを迎撃すべく、再び試練の雷を放つ。
フェルトは渾身の力を振り絞り、巨大トリックスターを真っ向から振り下ろす。
重量と落下スピードを加えた一撃でもって、雷をぶち割り――そのまま下方にいた、サマエルもろとも両断してのけた!
こうしてディアボロス達の活躍により、このハルファス・カテドラルは潰えた。
カテドラルにいたクロノヴェーダ達はみな倒れ、ハルファスの戦力は減退したはず。
信者達も、その半数以上は、もうハルファスを信仰するのをやめるかもしれない。
港区奪還まで、きっともう少しだ……!
大成功🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!