リプレイ
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
……本当にノーヴル共は碌でもない輩ばかりだな
そも芸術とは無理強いして良き物が生まれる等殆どないだろうに……
まあ良い
今はとりあえず人々に食料を行き渡らせないとだからな
幸いこう言う時に役立つパラドクスは持っている
未だ命があるなら絶対に救ってみせるさ!
先ずは飢えを和らげ活力を与えよう
そうでもしなきゃ突然現れた奴の出す食事なんて受け入れないだろうしな
その上でそんな余裕のない状態じゃ素晴らしい芸術なんて出来やしないと食欲を満たし落ち着かせようと動く
どんな話をするにしても其処からだ
飢えて疲れた状態じゃどんな素晴らしい話でも耳に入る訳ないし、あの調子じゃ芸術以外の事で口を開くのも億劫だろうしな
ロシアの蕎麦粥カーシャやヒマワリの種等、衰弱していても食べやすい物を中心に持ち込み
◯ペルーン神の慈雨で人々の飢えを和らげ活力を齎した後に◯口福の伝道者で食料を増やし配っていく
兎に角少しでも人々の疲労を和らげ活力を与える事優先
セルゲイに関する情報に関しては其れこそ聞けたらラッキーと思う程度
レイラ・イグラーナ
ラスプーチンは協力的でしたね……今はそうでも、彼が今後どういう絵図を描くつもりなのかは常に警戒をしておきましょう。
えぇ、まずはペルミの皆様のご支援からです。
まずは彼らに食事と睡眠をとって頂かないといけません。
セルゲイに食事や睡眠を禁止されているのでは、私たちが支援をしても受け入れ難いでしょうから、まずはそこからですね。
【プラチナチケット】を使用し、セルゲイの部下を装います。
この村では見かけないメイドの服装もうってつけでしょう。
まるでダメですね。こんな演奏で我が主の興味が惹けると?
私はこの集落の技能向上を我が主より仰せつかっております。
そのためも……まずは全員睡眠を取りなさい。明らかに集中できておりません。起きたら次は食事です。
戸惑いの声は出るでしょうが、
私はあなたたちの芸術技能向上のためであればある程度の裁量権を認められております。
私の命令に逆らうことは、ディアギレフ様に逆らうということですが、よろしいですか?
と、脅しをかけてでも休ませます。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
新宿島から持ち込めるだけ食事の材料と医薬品、栄養剤や毛布を持参
ラスプーチンも策士だな……
しかし、こちらも急務だ。今は……毒を食らわばなんとやらか
ただ一つ……優れた芸術は強要されて生まれるものではない
挨拶をし入場
話しかけるが、聞く耳なければ、Wandervogelのヴァイオリンを演奏し
彼らの演奏を軽やかに導くように
同時に【活性治癒】を広げておく
演奏を邪魔してすまないな。そのままではよい音色は生まれないよ
芸術は……強制されても生まれない
心なければ、そこから先へは進めない……
練習で磨かれる技術でさえも、その体力では落ちる一方だ
体と心を整えてこそ、良い音色が生まれるだろう
……まずは休み、整えることだ
疲れたものは眠らせて
飢えたものには先に食事を
体調にあわせて胃にやさしい粥と、具を細かくし、煮込んだボルシチを
口福の伝道者あれば借り、料理をする仲間の手伝いをしようか
配膳などの手伝いをし
体調を伺い、様子を観察し栄養剤ものませておこう
不調のあるものは手持ちの救急箱と持参の医薬品で対処
●音楽に必要な休息
「ラスプーチンは協力的でしたね……今はそうでも、彼が今後どういう絵図を描くつもりなのかは常に警戒をしておきましょう」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)はラスプーチンの事を考えながら列車を降りる。するとすぐに楽器を演奏する音が聴こえた。
「えぇ、まずはペルミの皆様のご支援からです」
今は意識をこの芸術世界と呼ばれる集落を救うことに集中する。
「そこっ! 遅れてるぞ! もう一度だ!」
音のする方向に近付くと、コンサートホールのような場所でオーケストラが鬼気迫る様子で練習に励んでいた。
「眠い……」
「ダメだ、最高の演奏を届けるまでは……」
皆が睡眠不足と空腹でふらふらとしていて、何時倒れてもおかしくない状況だった。それでも手を止めずに必死の形相で演奏を続けている。
「まずは彼らに食事と睡眠をとって頂かないといけません。セルゲイに食事や睡眠を禁止されているのでは、私たちが支援をしても受け入れ難いでしょうから、まずはそこからですね」
レイラは【プラチナチケット】を使ってメイド姿で人々の前に現れる。
「あっ!」
「ディアギレフ様の……」
その姿からセルゲイの側仕えを連想した人々はそうだと思い込んで頭を下げた。
「まるでダメですね。こんな演奏で我が主の興味が惹けると?」
「申し訳ございません!」
セルゲイの部下を装いレイラが話しかけると、演奏の手を止めて人々が頭を下げた。
「私はこの集落の技能向上を我が主より仰せつかっております。そのためも……まずは全員睡眠を取りなさい。明らかに集中できておりません。起きたら次は食事です」
「ええ!? それはディアギレフ様のご命令と違うような……」
「私はあなたたちの芸術技能向上のためであればある程度の裁量権を認められております。私の命令に逆らうことは、ディアギレフ様に逆らうということですが、よろしいですか?」
「すぐに! すぐに睡眠をとります!」
人々の戸惑いの声をレイラは高圧的に脅して黙らせ、倒れ込むように人々はその場で眠り始めた……。
「……本当にノーヴル共は碌でもない輩ばかりだな。そも芸術とは無理強いして良き物が生まれる等殆どないだろうに……」
しばらくしてやって来たルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は倒れるように熟睡している人々を見渡す。
「まあ良い。今はとりあえず人々に食料を行き渡らせないとだからな」
持ち込んで袋を広げると、そこには調理済みの料理が入っていた。
「幸いこう言う時に役立つパラドクスは持っている。未だ命があるなら絶対に救ってみせるさ!」
それだけでは全員分には足りない。そこでパラドクス『ペルーンの慈雨(ジウ)』で豊穣伸にして天空神たるペルーンへと加護を願い祈り歌い、【口福の伝道者】によってルィツァーリは蕎麦粥カーシャやヒマワリの種と衰弱していても食べやすい現地でよく食べられる物を食べ、全員に十分行き渡る量に食器ごと増やした。
「ん……いい匂い………」
寝ていた人がお腹を鳴らして起き上がる。
「食べ物……はっ! 寝過ぎた? 練習しないと!」
人々が飛び起きると、食事を無視してすぐに楽器を手にして演奏を再開した。一眠りして少しは疲労が取れているようだが、それでも飢えていてまだまだ万全とは言い難い。
「ラスプーチンも策士だな……しかし、こちらも急務だ。今は……毒を食らわばなんとやらか」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は毒が紛れていようとも人が救えるなら食らってみせようと、強迫観念に追われて演奏する人々を見る。
「ただ一つ……優れた芸術は強要されて生まれるものではない」
聞く耳を持たぬ人々に向け、ヴァイオリン〈Wandervogel〉を演奏し、人々の演奏を軽やかに導くように音を鳴らす。同時に【活性治癒】を広げておいた。
「あなたは?」
「演奏を邪魔してすまないな。そのままではよい音色は生まれないよ」
視線を集めたエトヴァが演奏を止めて語り掛ける。
「芸術は……強制されても生まれない。心なければ、そこから先へは進めない……」
そう言ってしっかりと人々と視線を合わせる。そして心の宿った演奏を披露する。
「練習で磨かれる技術でさえも、その体力では落ちる一方だ。体と心を整えてこそ、良い音色が生まれるだろう。……まずは休み、整えることだ」
「それは……」
「確かに起きてからの方が音が良くなってるような……」
実際に一眠りした後の方が集中力が増している気がして人々は納得する。
「そんな余裕のない状態じゃ素晴らしい芸術なんて出来やしない。食欲を満たし落ち着かないと集中もできないだろう」
そこへルィツァーリが蕎麦のカーシャを差し出した。それに人々の眼が釘付けとなった。
「でも……」
それでも食事する時間すらも惜しむように言われている人々は手を伸ばしたくとも伸ばせない。
「言ったはずです。起きたら次は食事だと」
そこでレイラが冷たく先ほどの命令をもう一度口にした。
「は、はいっ!!」
びくっと身体を震わせた人々が返事をする。
「これを食べても……?」
「胃が驚かないよう、ゆっくり食べるように」
受け取った男がルィツァーリが頷くのを見ると、カーシャを我慢できずがっつき始めた。
「美味い美味い!」
「ああ………何日ぶりの食事だ……」
人々は堰が切れたように食事を始める。
「こちらにはボルシチもある。落ち着いて食べてくれ」
エトヴァが同じように持ち込んだボルシチを食べて増やし、人々に配っていく。
「ありがとうございますっ」
具を細かくし、煮込んだボルシチを美味そうに人々は食べる。そうして腹を満たすと鬼のような形相は緩んで人らしくなっていた。
「不調のあるものは言ってくれ、治療しよう」
さらにエトヴァは手持ちの救急箱で、簡易の処置をしていった。
「腹は満たせたかな。飢えて疲れた状態じゃどんな素晴らしい話でも耳に入る訳ないし、あの調子じゃ芸術以外の事で口を開くのも億劫だったろうしな」
ルィツァーリは腹を満たした人々を見て、これで友好を高め少しは話ができるようになったと次の芸術指南に繋げる……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
芸術プロデュース、か
そうだな
うん、セルゲイが好みそうな音楽を聴いてみるとかはどうだろう
最終人類史の本来のセルゲイの師リムスキーの曲『アンタール』や『サトコ』に『シェヘラザード』、セルゲイが作曲を依頼したラヴェルの『ダフニスとクロエ』、ストラヴィンスキーの『火の鳥』
此の辺りのレコードを持ち込んで聞いてみるだけでも良い刺激になるだろうしさ
可能なら此の曲で挑めばより良いかもしれんが時間的に厳しいかもだしなあ
まあ念の為に楽譜と此の曲に使う楽器もレコード、其れに此の曲を使ったオペラやバレエの脚本と一緒に〇アイテムポケットで持ち込んで、と
彼等が此の曲を演奏してみたいと思ったなら……映像機器やCDとかも持ってこれれば良かったが排斥力の関係で厳しいかもだし俺自身が〇演奏して指導していくか
まあ指導は此の曲を演奏しないにしてもやった方が良いけどね
後はイメージを掴む為に脚本を休憩時間中に読んだりしても良いだろう
命がかかっていたとはいえ此れだけの修練を積んだ人々だ
彼等なら十分に物に出来るさ
エヴァ・フルトクヴィスト
大領地の領主は自らの目的を満たす為にこうも容易く、人の命を追い詰める。
今回もその気質は変わらないようですね。
諭すように語り掛けますよ。
極限に追い込む事で生まれる何かもあるにはあるでしょうが。
死んでしまっては元も子もないでしょう。
そもそも芸術とは自分や世界を表現する手段の一つのはず。
現状では極限を越えた極限、すなわち死の間際の際の自分が表現されてしまい、
人を感動させるものは生まれないでしょう。
ですが……、今の人として生きることを満たした貴方達なら。
共に素晴らしいモノを作り上げる為のお手伝いをさせてください。
貴方達が私達に預けた時間以上のモノをお返ししたく思います。
アイテムポケットからインスピレーションとしてレコードに焼いてきた、
現代音楽の技巧も取り入れたオーケストラの楽曲やBGMも含めて厳選。
そんな最終人類史の音楽を聞いて貰って、アイデアにして貰いつつ。
演奏も楽器ごとに指導もしていきますよ!
何で演奏出来るかは、魔女の嗜みという奴ですね。
(実は裏で一通りの演奏が出来るように頑張ってきた)
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
指南役に名乗り出よう
彼らも、技術は恐らく十分身に付いているのではないだろうか……
楽譜を受け取り、一度通しで聴かせて頂こう
気になる箇所をチェック
仲間達にも、率直な感想を聞いてみよう
感じ方も十人十色とは知ってほしいな……
一糸乱れず型通りも美しいのだが……
芸術とは常に表現すること
型の奥に潜んでいるのは作曲家の魂だ
そして演者の魂であり、生き様だ
技術はそれを支えるもの
演目とその背景を確かめて
士気高揚も添え
今度は数名ずつ、聞き手に回ってもらい感じるままを尋ねよう
どんな印象を受けたか
足りないと感じるものは何か……作品が語るものを、どう表したいか
俺もあえて個性的な解釈の演奏を聴かせてみせ
それを掴めたなら
演奏が本当にこれで良いのかを、指揮者を中心に皆で考えてもらう
音色の強弱一つ、間の取り方の意味を考え、実践し、話し合い……
表現したい情景や物語のビジョンをもって
「自発的に」作品を創り上げて頂こう
意見が割れてもいい
そこに人の熱が宿るなら
心の有り様は瑞々しく、音色に現れるだろう
芸術の力を信じよう
レイラ・イグラーナ
……一度やってしまいましたし、人民の皆様の前では今更この雰囲気を崩せないことに気付きました。
ご指導もこれでやり切りましょう。
まずは演奏をさせ、それを聞きましょう。
足りませんね。先ほどまでより息も合っていますし、表現の技術も向上しました。
ですが……雑念が見られますね。
貴方たちは我が主に認められるために演奏をしているのでしょう。
その忠誠心は評価しましょう。
ですが、この曲は奴隷が主のために演奏をする曲ではありません。その忠誠は演奏においてはノイズです。
込めた想いと曲で表現をしたいことが異なれば、聴衆の心を……当然、ディアギレフ様の心も、震わすことはできません。
演奏ではなく歌ですが、これを聞きなさい。
【勝利の凱歌】を使用。勇気を奮い起こす歌声を響かせます。
いかがでしたか?心を震わせる勇気と希望、理解できたでしょう。
ディアギレフ様は優れた芸術であれば、どんなものでも受け入れる度量があります。
ですから……奏でましょう。明日への希望を開く始まりの曲を。
●オーケストラプロデュース
「芸術プロデュース、か。そうだな……うん、セルゲイが好みそうな音楽を聴いてみるとかはどうだろう」
どうすれば人々に指導できるだろうかと考えたルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は、相手が好みそうな音楽を教えることにする。
「最終人類史の本来のセルゲイの師リムスキーの曲を聞いてみるだけでも良い刺激になるだろうしさ」
最終人類史でセルゲイに関係のある音楽を用意しようとすぐに集めに向かった……。
「さあ、十分に休んだ。練習を再開するぞ!」
「もっと上手くなってディアギレフ様に認められるんだ……」
睡眠と食事で元気を取り戻した指揮者が声を上げると、強迫観念のように上手くならねばと演奏家達が楽器を手に音を鳴らし始める。
「大領地の領主は自らの目的を満たす為にこうも容易く、人の命を追い詰める。今回もその気質は変わらないようですね」
エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は身も心も追い詰められている人々を見て顔をしかめる。
「極限に追い込む事で生まれる何かもあるにはあるでしょうが。死んでしまっては元も子もないでしょう」
「それは……」
「でも、認められないと生きていけないわ……」
諭すように人々に声をかけ、その焦りを解きほぐしていく。
「そもそも芸術とは自分や世界を表現する手段の一つのはず。現状では極限を越えた極限、すなわち死の間際の際の自分が表現されてしまい、人を感動させるものは生まれないでしょう」
ではどうすればいいのかと、演奏の手を止めて人々はエヴァに視線を向けて言葉の続きを待つ。
「ですが……、今の人として生きることを満たした貴方達なら」
人々には先ほどとは違い、死んだ目ではなく生気が宿っている。
「共に素晴らしいモノを作り上げる為のお手伝いをさせてください。貴方達が私達に預けた時間以上のモノをお返ししたく思います」
エヴァは【アイテムポケット】から現代音楽の技巧も取り入れたオーケストラの楽曲やBGMのレコードを取り出し、音楽をホールに響かせる。
「これは……」
「聴いたことがない曲だ……なんの楽器を使ってるんだ?」
演奏家達は考え込むように曲を聴き、BGMの独創性にインスピレーションを湧き上がらせる。
「お待たせ、続けて此れを聴いてほしい」
戻ったルィツァーリも【アイテムポケット】で持ち込んだレコードから、この世界では知られていない最終人類史の優れた音楽を流す。
「おお……胸が高鳴るっ」
「なんて素晴らしい音楽……」
うっとりと目を閉じて音楽に聴き入り、身体全体でそのリズムを覚えるように自然と楽器を鳴らすように手を動かし始める。
「気に入ってもらえたようだね」
ルィツァーリが人々を見渡すと、目を輝かせて興味津々にこちらを見ていた。
「この曲はいったいなんですか!?」
「こんな素晴らしい演奏を聴いたのは初めてです!」
曲の出来も凄いが演奏も洗練されていて、何もかもが高レベルにまとまっていた。
「私もこの曲をこんな風に演奏してみたい!」
レベルの高い演奏に触発されて人々はやる気を漲らせる。
「では教えましょう」
ルィツァーリは楽器を手にすると、演奏して指導を始めて曲を覚えさせる。
「私も指導を手伝います。魔女の嗜みという奴ですね」
こっそり練習してきたエヴァも楽器を奏で、共に指導に加わった。
そうしてこの世界になかった新たな曲を組み合わせ、今ここにある楽器でアレンジしながら演奏できるようになっていく……。
「俺も指南役をさせてもらう。一度通して聴かせて頂こう」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は楽譜を受け取って通しの演奏を頼む。
「わかりました。やるぞ!」
指揮者が大きくタクトを振ると、演奏が始まり美しい音色が流れる。
「技術は恐らく十分身に付いているようだな」
指でリズムを取り演奏を聴いたエトヴァは、技術的な問題はそれほどないと頷く。
「少し気になる箇所がある……」
エトヴァは個々に指導し、問題のあったところを修正していく。
「俺だけでなく他からも指導を受けると良い」
そう言って仲間とも協力して多くの演奏家を導く。
「感じ方も十人十色とは知ってほしいな……」
音楽の感じ方は人それぞれだ。何が良く何が悪いかは非常に繊細な問題だった。
「これはオペラに使われる曲で、こういったストーリーになってるよ」
ルィツァーリは持って来たオペラの脚本を読んで聞かせ、曲のイメージを膨らませる。
「なるほど……ならあそこはすこしテンポを落としたほうがいいか」
「間を取るのもいいかも」
話し合いが起こりどうすればよくなるかアイデアが生まれ、造詣を深めて練習を再開すると演奏に厚みが出てくる。
「一糸乱れず型通りも美しいのだが……芸術とは常に表現すること」
エトヴァは技術の先にあるものを語る。
「型の奥に潜んでいるのは作曲家の魂だ。そして演者の魂であり、生き様だ。技術はそれを支えるもの」
その魂を伝えられなくては意味がないと、自ら個性的に解釈を加えた演奏を聴かせ【士気高揚】で気分を高める。
「そんな風に弾いてもいいんだ……」
人々はそのアレンジに驚き目を丸くする。
「では皆がどんな印象を受けるか聴いて考えてくれ」
エトヴァはオーケストラの演奏を再開させ、数名ずつ、聞き手に回ってもらい感じるままを尋ねる。
「その、作者の激しい昂りを感じます」
「怒りを乗せてるような、そんなイメージです」
そうやって言葉にさせることでしっかりとしたイメージを作り、演奏にはっきりとした色を伴っていく。
「演奏が本当にこれで良いのかを、指揮者を中心に皆で考えてほしい」
「……わかりました。私はもう少しテンポを上げたいと思う。その方がこの曲の勢いのあるイメージに合うからだ」
「私は……」
エトヴァの指示に従い演奏家達は皆でそれぞれの意見を出し合う。それぞれの意見がぶつかり合い、熱意をもって選択され、表現したい情景や物語のビジョンを鮮明に思い描いていく……。
(「これで「自発的に」作品が創り上げられていく……」)
その様子をじっとエトヴァが見守っていた。
「なんとか形になってきたが……これでディアギレフ様に認めてもらえるだろうか」
今まで一度も認めてもらっていない。それ故にどれだけ練習しても人々の心は不安に苛まれる。
「……一度やってしまいましたし、人民の皆様の前では今更この雰囲気を崩せないことに気付きました。ご指導もこれでやり切りましょう」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は先ほど高圧的な態度を取った為に、それを続けなくては説得力が消えてしまうと、セルゲイのメイド役を演じ続けることにした。
「足りませんね。先ほどまでより息も合っていますし、表現の技術も向上しました。ですが……雑念が見られますね」
演奏を聴いたレイラが口を挟み、メンタル面で問題があると告げる。
「貴方たちは我が主に認められるために演奏をしているのでしょう。その忠誠心は評価しましょう。ですが、この曲は奴隷が主のために演奏をする曲ではありません。その忠誠は演奏においてはノイズです。
込めた想いと曲で表現をしたいことが異なれば、聴衆の心を……当然、ディアギレフ様の心も、震わすことはできません」
「ではどうすれば……」
レイラの言葉に人々は戸惑い、どうしたらいいのか問う。
「演奏ではなく歌ですが、これを聞きなさい」
【勝利の凱歌】によって勇気を奮い起こす歌声が響き渡る
…………。演奏家達はそれに聴き入り目に涙を浮かべた。
「いかがでしたか? 心を震わせる勇気と希望、理解できたでしょう」
「は、はい
…………」
そう問いかけると人々は感動し目を潤ませて鼻声で頷いた。音楽とはここまで心を揺さぶるものなのだと実感していた。
「ディアギレフ様は優れた芸術であれば、どんなものでも受け入れる度量があります。ですから……奏でましょう。明日への希望を開く始まりの曲を」
「やってみせます!」
「認められて生き残るんだ!!」
演奏に気持ちを乗せ、音が演奏家の声のように想いを伝える。レイラは満足そうにそれを聴いていた。
「この調子ならきっと認められる演奏ができるはずです」
エヴァは良くなった演奏に笑みを浮かべた。
「命がかかっていたとはいえ此れだけの修練を積んだ人々だ。彼等なら十分に物に出来るさ」
「心の有り様は瑞々しく、音色に現れるだろう。芸術の力を信じよう」
ルィツァーリとエトヴァは後は繰り返してクオリティを上げるだけだと、最初に見た死にそうな時とは違い、生き生きとした活力に溢れる演奏を聴いてセルゲイが来ることを確信した。
そうして猛練習の末、ディアボロスのプロデュースによって芸術世界でオーケストラの公演が始まった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
●素晴らしき芸術!
「ん?……おお、おお! 感じます! 芸術世界で私を感動させる公演が行われているのを!」
館の一室で音楽を聴いていたジェネラル級ヴァンパイアノーブル『セルゲイ・ディアギレフ』が何かを感じて椅子を蹴って立ち上がった。そして美しい音色のベルを鳴らし配下を呼ぶ。
「いかがなされましたか?」
ドアを開けて現れた護衛のトループス級『黄金騎士団』が尋ねる。
「すぐに芸術世界へ出かけます。準備をしなさい」
「はっ!」
セルゲイが帽子をかぶり鏡を見て身だしなみを整えると、速足で館を出て豪華絢爛な鎧を纏う『黄金騎士団』の部隊と合流し、急ぎ芸術世界へと一瞬にして移動する。すると音楽が聴こえ思わず足を止めた。
「この音楽は………素晴らしい! 嗚呼、嗚呼! やはり私の考えは間違っていなかった! 肉体と精神を死ぬ直前まで追い込むことで芸術は花開くのです! フフ、危うく手ぶらでサンクトペテルブルクに向かうことになりそうでしたが、これで楽団を連れてゆき私の生み出した芸術を披露できます! 待った甲斐がありましたよ!」
オーケストラが演奏するコンサートホールの前でうっとりと音楽を聴きながら、ご機嫌なセルゲイは笑みを浮かべてゆっくりと入り口に向かう。
だがそこにはディアボロスが待ち構えていた――。
百鬼・運命
■心情
さてと一般人の救援の方はどうにかなったかな?
ならばあとはセルゲイとやらを討ち取るのみ
支援作業で出遅れた分はしっかりと働かないとな
■考察
セルゲイたちは何も知らずにこちらに来るということだし、奇襲のチャンスかな?
目的を考えれば積極的に襲うとは思えないが、流れ弾等に一般人を巻き込むわけにはいかないし、コンサートホールの外で迎え撃とう
■行動
救援機動力で駆け付けたら『極限環境戦用電動型動力甲冑』に搭乗し、狙撃用の『ホワールパック』を装備
雪上迷彩を施した機体と【光学迷彩】を使ってコンサートホールからそれなりに距離がある場所の雪中に隠れて敵が来るのを待ち伏せしよう
セルゲイは黒づくめだし、配下は金色
よく目立つだろうから狙撃のいい的だ
敵が来訪したらコンサートホールに入る前に奇襲を開始
『ミラージュショット』を用いて狙撃を行い、クリティカルやジャストで敵の反撃ダメージを抑えていく
また雪上迷彩なども活かしつつ、【アヴォイド】で敵の攻撃を回避しながら徐々に移動。コンサートホールから敵を引き離して行くとしよう
レイラ・イグラーナ
ようこそいらっしゃいました。セルゲイ・ディアギレフ様。
遠方よりお越しいただき感謝いたします。
人民の皆様も演奏が気に入られたこと、光栄の至りでしょう。
ですが、人民に皆様が奏でる、希望に満ちた未来のため……貴方の存在は害にしかなりません。どうぞお覚悟を。
人民の皆様を戦闘に巻き込まないように、また余計な気を煩わせないように、コンサートホールの外でセルゲイらを迎え撃ちます。
銀の針を手に黄金騎士団と戦闘を行います。
不意を打てるほどかは分かりませんが、迎え撃つこちらが優位な形で開戦はできます。【パラドクス通信】で連携を取り、敵の集団を取り囲むようにして戦います。
魔術を仕込んだ針を投擲し【既成奉仕・雷】を発動。【命中アップ】に【ドレイン】を組み合わせて、こちらの体力を回復しながら戦います。
雷の技を使うといえど、貴方たち自身が雷に強いわけではないでしょう?
黄金の鎧の頑丈さも、雷撃の前では意味を成しません。
他の方と狙いを合わせ、弱った者から確実にしとめます。
エヴァ・フルトクヴィスト
敢えて目立つ様に入り口に立って。
一般人の方々を守リますよ!
来たようですね、命の活力に溢れた素敵な演奏を、ありがとうございます。
ここからは私達の番。
今、あなた方をこの芸術世界から解放を!
ようこそ、セルゲイ・ディアギレフ。
私達、ディアボロスがプロデュースの演奏の出来栄えは?
それでは第二幕と参りましょう。
演目は、ディアボロスとクロノヴェーダとの命の舞踏といったとことでしょうか。
肉体と精神を追い込むと芸術は花開くのですよね?
あなた方も是非実践して貰いましょう!
一般の方々を守るためにも防衛ラインを発動しつつ。
敵の攻撃は精神集中し、殺気や敵の動きの観察から看破して。
致命傷を負わない様に残像やフェイントで攪乱・回避を試みつつ。
高速詠唱で足元に魔法陣を設置してディバインゲイザーを発動。
衝撃波で複数人を巻き込みながら、連撃で吹き飛ばして連携を崩しますよ。
ここから先は通す訳には行きませんね。
命を削り賭してくれた皆さんの演奏に応える為にも。
貴方達の支配を今日、終わりに!
括毘・漸
はぁい、お客様方。
コンサートのチケットはお持ちですか?
おや、お持ちでない?それでも結構です。
このコンサートはお客さんを選びませんし、立ち見でも何でもしていってください。
ですが、危険物の持ち込みはご遠慮くださいね。
演奏する方に危険が及んではせっかくのコンサートが台無しですからね。
それでも、そのまま入り込むのならここから退場して頂きましょうか。
コンサートのホールの前で敵を堂々と出迎えて、口上を述べましょうか。
せっかくのコンサートです、ぶち壊される前に危険なものは排除しませんとな。
コンサートホールの前から駆け出し、敵の一体に向かって炎を纏った跳び蹴りを浴びせ、蹴り飛ばした相手を踏み台にして上空から血を帯びた蹴り下ろしを喰らわせる【隠し刃・狼爪】を使用して敵を蹴散らせます。
ここの人々を連れ出そうなんてさせませんからね。
自由を奪っておいて、支配なんて許せませんし。
敵の攻撃に対して、わざと敵の集団の中に入り込み、薙ぎ払い辛くして広範囲攻撃の利点を潰します。
おいおい、雷の音で演奏が聞こえませんよ!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
素晴らしい演奏になったな……
追い風のように背に受けて戦おう
中着で防寒し演者の正装で出迎えよう
お越し頂いた所、すまないが
彼らはリハーサル中で、開演にはまだ早い
貴殿らに称賛頂けるなら、彼らも喜ぶ事だろう
その時、彼らは自由だが……
入り口を塞ぎ、立ちはだかり
味方と連携を取り、半包囲し中へ通さないように
防衛ラインあれば入口前で活用
ここで、前奏曲にお付き合いいただこうか
背に追う人々の演奏に合わせ、Wandervogelを演奏しPDを発動
演奏の一部として、無視できぬように
指導中に覚えた旋律を描き、扉越しの共演を
音色に描きだす英雄は、此度の演者たちだ
理不尽な支配に抗い、研鑽を重ね、「自分達の意思で」芸術を花開かせた一人一人の奏でる音色が敵を打ち果たす
戦場を観察し、戦況と敵味方の動きを把握
味方と狙いを合わせ、防衛線を突破しようとする敵は優先
好機に畳み掛け、着実に騎士団の数を減らそう
反撃に魔力障壁を張り防御、動作を観察し間合いを保ち
連続攻撃を腕に通したNazarの大盾で防ぐ
さあ、ご静聴願うよ
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
仲間へのPOW攻撃はディフェンス
漸くきたか
此の曲は確かに美しい
本来の歴史のセルゲイが師事した師、リムスキーの曲を彼等が練習し物にした素晴らしい曲だ
だが、彼等の曲は肉体と精神を死ぬ直前まで追い込む事で花開いた訳じゃあ決してない
希望を込めた此の音楽、貴様等の様な輩には死出の手向けとしては上等だろう!
覚悟するが良いさ!
入り口前で立ち塞がり戦闘
奇襲する人もいる様なので目立つ様に騎士の正装姿に相棒の金色の肌のアハルテケ種の無双馬を伴って
相棒の無双馬に〇騎乗し一か所に留まら無い様にしつつ戦闘
敵を〇追跡する〇誘導弾としての特性を高め〇双翼魔弾を〇高速詠唱の〇連続魔法で放ち続ける
敵が頭上から攻撃してきたら双翼魔弾の片方を〇対空戦に特化させた状態で撃墜する為に放ち片方は他の敵へのけん制
複数攻撃してくる場合魔弾を両方共撃墜に
敵が攻撃してこない状態だと味方を攻撃しようとしてくる敵>味方が攻撃している敵の順番に優先して攻撃
味方をディフェンスする際には同時に反撃
確実に攻撃した相手を仕留める様に動く
●戦場に響く音色
勇壮な音楽が鳴り響き、そこに籠もるさまざまな感情が聴く者の胸を打つ。
「いい、いいぞ! 素晴らしい演奏だ。早く早く、もっと近くで聴きたい」
演奏に誘われるようにセルゲイがコンサートホールの入り口に近付くとそこに人影があった。
「ようこそいらっしゃいました。セルゲイ・ディアギレフ様。遠方よりお越しいただき感謝いたします」
ホールの入り口前でレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が恭しくセルゲイ一行を出迎える。それを当然の事と受け入れセルゲイはうむと鷹揚に一つ頷いた。
「人民の皆様も演奏が気に入られたこと、光栄の至りでしょう。ですが、人民に皆様が奏でる、希望に満ちた未来のため……貴方の存在は害にしかなりません。どうぞお覚悟を」
不意を突きレイラはいつの間にか手にした〈銀の針〉に魔術を仕込んで投げつけパラドクス『既製奉仕・雷(レディメイドサービス・グラザー)』を発動する。
「暗殺者か!」
黄金騎士団がセルゲイを庇うように前に出ると、鎧に突き刺さり雷が流れて感電させた。
「がっあがっ」
ビクッと痙攣した黄金騎士が崩れ落ちた。
「雷の技を使うといえど、貴方たち自身が雷に強いわけではないでしょう? 黄金の鎧の頑丈さも、雷撃の前では意味を成しません」
レイラは新たな針を手に身構える。
「おのれ!」
「ディアギレフ様はお下がりを! こやつらはディアボロスです!」
黄金騎士団が黄金色の稲妻を纏い、ハルバードを振り上げる。そこに激しい雷が宿って暴力的にスパークした。
「漸くきたか。此の曲は確かに美しい。本来の歴史のセルゲイが師事した師、リムスキーの曲を彼等が練習し物にした素晴らしい曲だ」
目立つ騎士の正装姿をしたルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は、この曲に魅了されるセルゲイに視線を向ける。
「だが、彼等の曲は肉体と精神を死ぬ直前まで追い込む事で花開いた訳じゃあ決してない。希望を込めた此の音楽、貴様等の様な輩には死出の手向けとしては上等だろう!」
この流れる曲をセルゲイの手向けとすると、相棒の金色の肌のアハルテケ種の無双馬『スヴェルカーニエ』に騎乗する。
「覚悟するが良いさ!」
そして駆け出すとパラドクス『双翼魔弾』を発動し、デーモンの翼から魔力の弾丸をばら撒き、誘導する魔弾は四方八方から正確に黄金騎士団を撃ち抜いていった。レイラを攻撃しようとしていた黄金騎士も隙だらけの腹を撃ち抜かれて倒れ込む。
「ぐあっ!!」
「攻撃を止めるぞ!」
黄金騎士団は飛翔するとハルバードで斬り掛かる。
「対空戦は元より想定している!」
ルィツァーリは魔弾を次々と放ち、接近される前に黄金騎士団を撃ち落としていく。
「突撃する!!」
被弾しながらも黄金騎士団が突っ込んで間合いを詰めてハルバードを振りかぶった――。
「さてと一般人の救援の方はどうにかなったかな? ならばあとはセルゲイとやらを討ち取るのみ。支援作業で出遅れた分はしっかりと働かないとな」
救援機動力で駆け付けた百鬼・運命(ヨアケの魔法使い・g03078)は戦いの方で一肌脱ごうと、〈極限環境戦用電動型動力甲冑〉に搭乗して狙撃用の〈ホワールパック〉を装備し、雪上迷彩を施した機体と【光学迷彩】の効果で少し離れた位置に身を隠していた。
「ここならコンサートホールに流れ弾が飛ばないだろう」
ホールを破壊しないよう射線を確認して敵の動きを観察する。
「セルゲイは黒づくめだし、配下は金色。よく目立つから狙撃のいい的だ」
オシャレを優先した目立つ格好をした敵に狙い定めると、パラドクス『ミラージュショット』を発動し大口径魔力狙撃砲〈バーサタイルカノン〉を発射した。飛翔する実弾がルィツァーリを攻撃しようとしている黄金騎士の頭に着弾し、スイカのように木っ端微塵に吹っ飛ばした。
「なんですかなっ!?」
セルゲイが目を丸くして不意打ちに驚き、飛び散る血で汚れるのを嫌い後退する。
「狙撃手がいるぞ!」
「あそこだ! 薙ぎ払え!!」
黄金騎士団はすぐに運命の位置を把握して黄金色の稲妻を纏い、ハルバードを振るうと電撃が運命に襲い掛かる。
「ジェネラル級の護衛だけあって練度は高いようだ」
運命は即座にその場を移動し、稲妻の直撃を避けて敵の注意を引き付ける。
「こっちに集中してくれれば仲間が戦い易くなる」
びりびりと痺れる感覚に問題ないと判断し、動き回って狙撃砲を構えた。
「させるか!!」
「ディアギレフ様には届かせん!!」
黄金騎士団が運命を警戒して守りを固め雷を纏った。
「ディアボロスと言いましたか? そんな有象無象に何を手こずっているんです? さっさと入らないとコンサートが生で聴けないではないですか!」
「はっ、しばしお待ちを!」
セルゲイが苛立って声を荒げると、黄金騎士団はすぐにでもコンサート会場への道を切り開こうとする。
「はぁい、お客様方。コンサートのチケットはお持ちですか?」
「チケット?」
入り口を塞ぐように括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)が笑顔で敵の前に立って声をかける。それを怪訝な顔で黄金騎士団が見返した。
「おや、お持ちでない? それでも結構です。このコンサートはお客さんを選びませんし、立ち見でも何でもしていってください。ですが、危険物の持ち込みはご遠慮くださいね」
漸の眼が人など簡単に両断できそうなハルバードに向けられる。
「演奏する方に危険が及んではせっかくのコンサートが台無しですからね。それでも、そのまま入り込むのならここから退場して頂きましょうか」
口上を述べると最初からそのつもりだったと、危険人物達の排除に動き出す。
「ごちゃごちゃと! ディアギレフが通るというのだ、黙って道を開けい!」
一喝した黄金騎士団がハルバードを手に踏み出す。だがそれよりも速く、漸は駆け出して距離を詰め、パラドクス『隠し刃・狼爪(ハイドリッパー・デュークロー)』を発動して橙色の炎を纏った脚で飛び蹴りを浴びせて顔面を打ち抜く。
「ぐべぁっ!!」
その敵を踏み台にして飛び上がると頭上から血の刃を形成した脚で蹴りを放ち、刃が猟犬の爪の如く黄金騎士団を切り裂き蹴散らした。
「獣が舞う如く、荒々しくも美しい……」
その光景を目にしてセルゲイは絵画でも見るように目を細めた。
「ここの人々を連れ出そうなんてさせませんからね。自由を奪っておいて、支配なんて許せませんし」
着地した漸は人々を連れていかせはしないと立ち塞がる。
「この地にいるものは全てディアギレフ様の所有物に過ぎん!!」
黄金騎士団が稲妻を浴びて激しい音を放ちハルバードを腰だめに構える。
「おいおい、雷の音で演奏が聞こえませんよ!」
漸が耳を塞ぐ仕草をしてセルゲイへと視線を向けた。
「少し静かに戦いなさい」
眉間にしわを寄せたセルゲイが同意し、黄金騎士団の動きが僅かに鈍った。
「来たようですね、命の活力に溢れた素敵な演奏を、ありがとうございます、ここからは私達の番。今、あなた方をこの芸術世界から解放を!」
エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は情熱的な人々の演奏を聴きながら、この場でセルゲイの呪縛から解放しようと敵の前に立つ。
「ようこそ、セルゲイ・ディアギレフ。私達、ディアボロスがプロデュースの演奏の出来栄えは?」
「君達のプロデュース?」
エヴァの言葉に何の事かとセルゲイは首を傾げた。
「それでは第二幕と参りましょう。演目は、ディアボロスとクロノヴェーダとの命の舞踏といったとことでしょうか」
【防衛ライン】によって入り口を塞ぎ、命を懸けた舞踏を挑む。
「肉体と精神を追い込むと芸術は花開くのですよね?あなた方も是非実践して貰いましょう!」
パラドクス『ディバインゲイザー』を発動し、〈星鏡の魔杖〉を地面に突き立てると魔法陣が地面に設置され、守護の信念が具現化したエネルギーの奔流を噴出させて黄金騎士団を吹き飛ばした。
「おお、なんと芸術的な、まるで星の息吹のようだ」
それをセルゲイが見上げて感嘆の声を上げた。
「危険です。お下がりくださいディアギレフ様」
セルゲイに被害が及ばぬように、黄金騎士団がエヴァへと斬り掛かる。
「まだ戦いは本番前、ここで倒れる訳にはいきません」
エヴァは残像を残して回避行動を取るが、刃は胴を両断せんと迫り魔杖を盾にして受け止めて吹き飛ばされる。
「この程度なら問題ありません」
衝撃を逃すように地面を転がり受け身を取った。
「早く早く! 私はこの曲を近くで聴きたいのだ! 道をこじ開けなさい!」
「はっ! すぐにでも!」
痺れを切らしたセルゲイが命じると、黄金騎士団がハルバードを振るいながら前進してホールの入り口へと向かう。
外の戦いなど全く気付かず、コンサートホールでは集中し切っている演奏家達が美しくも激しく情感の籠もった演奏を続けていた。
「素晴らしい演奏になったな……」
防寒の演者の正装を纏ったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は聴こえる音楽を追い風のように背に受けて戦う。
「お越し頂いた所、すまないが、彼らはリハーサル中で、開演にはまだ早い」
入り口を塞いで立ちはだかり、ホールへの入場を阻む。
「貴殿らに称賛頂けるなら、彼らも喜ぶ事だろう。その時、彼らは自由だが……」
決して人々の自由を奪わせはしないとヴァイオリン〈Wandervogel〉を奏でパラドクス『ヒロイックシンフォニー』を発動する。
「ここで、前奏曲にお付き合いいただこうか」
人々の演奏に合わせた雄々しい旋律が流れ、幻の人々が姿を現していく。
「おお、おおっ! なんと力強い曲であることか!」
セルゲイは足を止めてその曲に聴き入る。
「気に入っていただけたようだな」
ホール内の人々と共演し、エトヴァは伸びやかに音色を響かせて英雄を描き出す。それは此度の演者たちの姿をしていた。さまざまな楽器を奏で、理不尽な支配に抗い、研鑽を重ね、「自分達の意思で」芸術を花開かせた一人一人の奏でる音色が敵を打ち果たす。
その音色は理不尽な支配に抗い、研鑽を重ね、「自分達の意思で」芸術を花開かせた一人一人の奏でる音色が黄金騎士団の精神に侵食する。
「ぐっ、この音は
……!!」
苦悶の声を上げて頭を抱え、黄金騎士団は目や耳や口から血を流して倒れていく。
「その演奏を止めよ!!」
顔を歪める黄金騎士が接近しハルバードと鋭い金属の鉤爪で攻撃する。それをエトヴァは大盾〈Nazar boncuğu〉で受け止めた。
「さあ、ご静聴願うよ」
その間も幻影のオーケストラの曲は流れ続け、目の前の黄金騎士が体中から血を流して崩れ落ちた。
「このまま押し切る!」
敵陣が崩れたところに、馬を駆けさせながらルィツァーリが翼から魔弾を放ち黄金騎士団を撃ち抜いていった。
「好き勝手しおって!!」
反撃しようと黄金騎士がハルバードを構えて追いかける。それを阻止せんと振り返ったルィツァーリが魔弾を撃ち込んだ。だが傷つきながらも黄金騎士は距離を詰めた。
「俺から意識を逸らしたな」
そこへ運命が動きを止めて狙撃砲から砲弾を撃ち込み、黄金騎士の胸に大きな穴を開けた。
「一体ずつ、確実にしとめます」
レイラが銀の針を投擲し鎧の隙間がある二の腕に突き刺した。
「ぐぁっ!!!」
体中に雷が流れて体内を焼かれた黄金騎士は口から煙を吐き、力なく仰向けに倒れた。
「ディアギレフ様の為に突き進め!」
「クソッ! 通れない!!」
残り僅かとなった黄金騎士団がそれでもコンサートホール目指して突撃する。だがその足は白い直線で止まってしまう。
「ここから先は通す訳には行きませんね。命を削り賭してくれた皆さんの演奏に応える為にも。貴方達の支配を今日、終わりに!」
エヴァは敵が防衛ラインで足止めされる隙に、足元に魔法陣を展開しエネルギーの奔流を地面から噴き上げ、黄金騎士団をぶっ飛ばして地面に墜落させてぐちゃりと潰し撃破した。
待ち構えていたディアボロスの奇襲を受けた黄金騎士団は全滅し、残るはセルゲイだけとなった……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
●芸術の世界へ
「なんと素晴らしい! 私の配下をこうも鮮やかに倒すとは! 嗚呼、私の感性が刺激を受けていますよ!」
感動したとジェネラル級ヴァンパイアノーブル『セルゲイ・ディアギレフ』はディアボロスに拍手を送る。
「ディアボロスと言いましたね。そういえば噂に聞いたような気もします。まさかこれほど芸術に造詣があるとは、もっと早くに知っておくべきでした」
芸術以外に興味のないセルゲイは芸術的なインスピレーションを刺激する戦いを見せたディアボロスに興味を持った。
「いいですね。もっと貴方たちの戦いを見せてください。そうすればもっともっと素晴らしい芸術を生み出せるはずです!」
興奮して訳の分からないことを言い放ち、セルゲイは手に持つ雑誌「芸術世界」に新たな芸術を描き出していく。
「やはり死の間際に芸術は芽吹く……そう、命を極限まで追い込む戦闘こそ芸術を生み出す最高の環境だということです!」
命を懸けた戦いすらも芸術の一環として見ている。そんな芸術狂いのヴァンパイアノーブルにディアボロスは、お望み通りその多様な戦闘の技巧に見惚れさせて仕留めようと攻撃を仕掛ける――。
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
此処迄芸術に狂っているのに肝心の所で間違ってるのは師から作曲の才の欠如を告げられた最終人類史のセルゲイをなぞってるのか?
いや彼は多くの芸術を見出した
一緒にするのは失礼か
死の間際に花開く芸術なんて此れはそんな禄でもない状況で生まれたもんじゃない!
未来への希望、活力に溢れた此の音楽の素晴らしさが判るのに何故其れが理解できない!!
我が名はルィツァーリ・ペルーンスィン!
後にブィリーナで謳われしキエフ大公国が騎士!
此の素晴らしき音楽を貴様の巫山戯た思想から護る為に貴様を討つ!
詩を朗読するごとに凍りつかせるなら読み終わる前に何度もペルーン神の焔矢を叩き込んで溶かし尽くしてやるさ
此れだけの芸術への執着
半端な所で朗読を終わらせやしないだろうしな!
詩を朗読するごとに周囲を凍り付かせるのなら詩を謳い終わる前に相棒の無双馬に◯騎乗し◯ダッシュで迫りつつ〇高速詠唱の〇連続魔法で〇焔矢を何度も叩き込む
肉薄後も徹底的に
味方との連携重視
味方と攻撃タイミングを合わせたり味方への攻撃を邪魔する様に仕掛ける
●死しても芸術は残る
(「此処迄芸術に狂っているのに肝心の所で間違ってるのは、師から作曲の才の欠如を告げられた最終人類史のセルゲイをなぞってるのか?」)
ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は芸術狂いのセルゲイを見て、その理由を推測する。
「いや彼は多くの芸術を見出した。一緒にするのは失礼か」
そう呟き、所詮は偽物のヴァンパイアノーブルに過ぎないと考えを打ち切って対峙する。
「死の間際に花開く芸術なんて此れはそんな禄でもない状況で生まれたもんじゃない! 未来への希望、活力に溢れた此の音楽の素晴らしさが判るのに何故其れが理解できない!!」
叱るように怒鳴りつけ、この音楽は人々の希望から生まれたものだと伝える。
「何を言っているのです? これは私が極限まで追い詰める指導による成果ですよ?」
不思議そうな顔でセルゲイは意味不明だと肩をすくめた。その顔は自分の指導のお蔭で芸術が生まれたのだと疑ってもいなかった。
「我が名はルィツァーリ・ペルーンスィン! 後にブィリーナで謳われしキエフ大公国が騎士! 此の素晴らしき音楽を貴様の巫山戯た思想から護る為に貴様を討つ!」
堂々とした名乗りを上げるとルィツァーリはパラドクス『ペルーン神の焔矢(ホムラヤ)』を発動し、巨大な大砲を顕現させた。それに合わせるようにコンサートホールから聴こえる音楽も激しいものになっていた。
「おお、なんと勇壮な! これはいい詩が思いつきそうですよ!」
興奮したセルゲイが詩を読み上げ始める。すると辺りが凍り始めた。
「詩を朗読するごとに凍りつかせるなら、読み終わる前に何度もペルーン神の焔矢を叩き込んで溶かし尽くしてやるさ」
大砲から砲弾が放たれ、セルゲイの元に着弾して爆発する。
「此れだけの芸術への執着、半端な所で朗読を終わらせやしないだろうしな!」
ルィツァーリはそう言って挑発しながら砲撃を続け爆発によってセルゲイがよろける。
「いいです、いいですよ! この激しさ! まさに戦場の轟き! 詩にすれば素晴らしいものができあがるでしょう!」
興奮したセルゲイは思案に夢中になって攻撃を受けながらも詩を考え続け、辺りが銀世界へと変わっていった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用)
(味方は基本、苗字呼び)
…芸術ってのは多分、人を雑巾みてえに絞って出すようなもんじゃねえだろうよ。そう言ってやるつもりで来たが
命のやり取りも芸術か、なるほどな
…だったら、好きなだけ見て、味わっていけよ
命の取り合いの為に研ぎ澄ました、得物と技だ(長ドスを抜き)
さあ、てめえの潰れ際には、どんな「芸術」が見えるだろうなあ?
周囲のディアボロスと連携
互いの動きを妨げず、且つ味方の隙や死角をなるべく減らすように、立ち位置を調整する
戦いながら敵の動きを観察し、特徴や攻撃の気配を把握し、情報を共有する(【反撃アップ】効果を狙う)
基本は近接戦闘。長ドスを抜き【禍竜の鋭刃】使用
動き回る事で敵を撹乱し、敵の技による自分の凍結を防ぎつつ、相手の隙を見極めて長ドスを叩き込む
自分の負傷は気にせず、動ける限りは攻撃を優先
味方が強力な一撃を叩き込むなら、その隙をこじ開ける為に、自分と自分の攻撃を囮にする
手早く倒す事で、味方や周囲の負傷・損傷がなるべく少なく済むようにする
「……芸術ってのは多分、人を雑巾みてえに絞って出すようなもんじゃねえだろうよ。そう言ってやるつもりで来たが。命のやり取りも芸術か、なるほどな」
凍る大地に足を踏み入れた伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は、思った以上に芸術にどっぷりとはまった相手のことを少しだけ認める。
「……だったら、好きなだけ見て、味わっていけよ。命の取り合いの為に研ぎ澄ました、得物と技だ」
白鞘に収められた〈長ドス〉を抜いて鋭い殺気を漲らせる。
「さあ、てめえの潰れ際には、どんな「芸術」が見えるだろうなあ?」
踏み出して距離を詰めながら、相手の動きを観察し出方を見る。
「ほう、異国の剣士ですか。ふむふむ、エキゾチシズムで創作意欲が湧きますね――」
セルゲイもまた逸を違う意味で観察し、閃きを詩にして読み始めた。するとさらに冷気が吹き荒れ大地が凍っていく。
「近づけば凍るか。だがそれで止まると思ってるなら舐められたもんだ」
逸は凶暴な笑みを口元に浮かべ、構わず冷気の中に突っ込んで最短で間合いを詰めるとパラドクス『禍竜の鋭刃』を発動し、凍結されてゆきながらも長ドスを振り下ろし、セルゲイを袈裟斬りに肩から腹までを斬り裂いた。
「おおっ! なんと鋭い一撃! 痛いっ熱いっこの苦しみを詩にすれば素晴らしいものが生まれるはずです!」
自らの傷まで芸術に昇華しようとセルゲイは詩を綴り、さらに気温を下げて世界を白銀と化す。
「傷を負っても芸術を優先か。いいだろう、見たいならもっと見せてやる。満足するまでな」
逸はさらに斬撃を浴びせていく。それは鍛え上げた鋼のように無駄のないただ斬ることに特化した技だった。
「なるほど! 私の知らないリズムの剣舞! 飾り気はないですが、それ故に研ぎ澄まされている! これは斬新な詩が出来そうです!!」
そんな攻撃に血を流しながらも、セルゲイは芸術に熱中して詩を書き上げていった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
レオニード・パヴリチェンコ
お前の道楽と流儀に付き合う義理はないのだけれど……
ボクたちのすべきことはどちらにせよ変わらない
芸術の成果は死後の世界で存分に披露することだ、ね
周囲の仲間と連携して攻撃を仕掛ける、ね
ボクはもっと火力のある仲間が攻撃を打ち込めるように隙を作りだそう
踊手たちはバレエの音楽に合わせて攻撃を仕掛けてくる……音楽である以上、リズムや規則性は必ずある筈
それを見つけ出して、その隙を突いて一気に踊手たちの間を駆け抜けて懐に踏み込む、よ
攻撃でダメージを受けるのは構わず、突き進もう
ジェネラル級としての実力は当然あるだろうけれど、直接切った張ったが得意なタイプのようには見えない
なら、こういう攻撃を受ければ隙も大きくなる……!
至近距離から連続で魔弾を撃ち込み、植物の根を絡みつかせて体を拘束する、よ
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
えーっ。ここまで僕たちの情報が入ってないクロノヴェーダが居るんだ?
そこまで芸術に打ち込めるのもある意味才能か……でも
ぐるり一回しのち“魔槍”の切っ先を向けて
フェニックスよりほんのちょっとマシ程度かな!
オペレッタに付き合ってよ。悪役、演じきってくださいな?
おや僕にお誘い?それは光栄だね
ダンスパーティに参加したり、世界樹で演武やったり……
踊手たちの攻撃リズムに合わせ、
時には槍で捌いたり威力を減じるように
仲間へのディフェンスは素敵なアドリブ。盛り上げていこう
ある時は外骨格化させたMoon-Childで直撃を避けるように
こういうのは、得意なのさ!
血と汗は化粧とばかりに敵へ挑戦的な笑みを見せて
舞台も大詰め。勇士たちの決めの一撃だ!伝承、5種開放!
味方と呼吸を合わせ、一息に距離を詰める【ダッシュ】
決戦兵器の穂より漲るオーラが尾を引いて戦場を彩るように
血を流すなら、きみもだセルゲイ!
禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)ッ!
必殺の槍撃を見舞う!
どうかな、いいと思わない?
ウインクをひとつ
「えーっ。ここまで僕たちの情報が入ってないクロノヴェーダが居るんだ?」
ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)はディアボロスに対して興味を持っていなかったセルゲイに向けて呆れた視線を向けた。
「そこまで芸術に打ち込めるのもある意味才能か……でも」
ぐるりと一回しした“魔槍”の切っ先を向けた。
「フェニックスよりほんのちょっとマシ程度かな! オペレッタに付き合ってよ。悪役、演じきってくださいな?」
「ほう、私が悪役ですか? 構いませんとも、良き芸術を生み出しましょう」
セルゲイが手を叩くと、その血から踊手たちが生み出される。そしてコンサートホールの演奏家達が流す音楽に乗って踊り始めた。
「おや僕にお誘い? それは光栄だね」
ロキシアがダンスパーティに参加し、踊手たちの攻撃リズムに合わせて槍で捌く。だが四方から襲い来る攻撃がロキシアに届く。しかしそれを外骨格化させたナノマシン流動体〈Moon-Child〉で受け止め、衝撃を緩和して血は流れても致命傷を防いでいた。
「こういうのは、得意なのさ!」
血と汗は化粧とばかりに敵へ挑戦的な笑みを見せつける。
「見事なダンスです。では踊手を増やしましょう」
セルゲイはさらに踊手を追加して盛り上げる。
「君達から得たインスピレーションで即興のバレエを披露しよう! さあ、見てくれたまえ!! そして踊りたまえ!!」
嬉しそうにセルゲイは音楽に合わせて踊手を一斉に襲い掛からせる。その攻撃を受けたり避けたりすれば相手も共に踊るように見えると愉しそうに笑みを浮かべた。
「お前の道楽と流儀に付き合う義理はないのだけれど……ボクたちのすべきことはどちらにせよ変わらない」
レオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)は流儀に関係なくやることは同じだと狙撃用ライフル〈M1891/10"Freikugel"〉を構えた。
「踊手たちはバレエの音楽に合わせて攻撃を仕掛けてくる……音楽である以上、リズムや規則性は必ずある筈」
そして踊るバレエダンサーの攻撃を見極め、調子の変わる隙間を狙って駆け出し、鋭い攻撃が体を掠めて血を流し打撃を食らいながらも何とかすり抜けてセルゲイの懐に踏み込む。
「おや、君は踊らないのですか?」
セルゲイが不思議そうな顔でレオニードを見下ろす。何故芸術に参加しないのかと理解できない様子だった。
(「ジェネラル級としての実力は当然あるだろうけれど、直接切った張ったが得意なタイプのようには見えない」)
先ほどから戦闘しているというよりも芸術を見たり試しているだけといった風情だった。
「なら、こういう攻撃を受ければ隙も大きくなる……!」
至近距離からパラドクス『ле́ший(レーシー)』を発動し、森の精を宿した魔弾を撃ち込む。すると弾から頑丈な植物の根が溢れ出し、絡みつかせて体を拘束する。
「これは植物ですかな?」
「芸術の成果は死後の世界で存分に披露することだ、ね」
驚いた顔をするセルゲイにレオニードが冷たく言い放ち、隙を作るとその場を飛び退いた。
「勇士たちの決めの一撃だ! 伝承、5種開放!」
それを見逃さずロキシアが槍を構え機能を開放して一息に距離を詰める。
「血を流すなら、きみもだセルゲイ! 禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)ッ!」
パラドクス『禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)』を発動し必殺の槍撃を見舞う。真っ直ぐに突き出された槍は縛られて動けぬ心臓を狙う。だがそれはセルゲイの手にした雑誌に当たって逸れ、脇腹を抉って肉を削り取った。
「どうかな、いいと思わない?」
ロキシアは目の前でウインクをひとつ送る。
「っぅ……そうですね、なかなか素敵なダンスでした。しかし少しばかりリズムがずれているのが気になりました。減点です」
芸術に関しては譲れないセルゲイは、踊手に襲わせてロキシアを引き剥がし、拘束する植物の根から抜け出した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
エヴァ・フルトクヴィスト
死の間際に芸術は芽吹くというのなら。
貴方は私達が伝えた熱い魂から生み出された技巧や、
生命の活力を取り戻したからこそ為し得た演奏を聴いてここに来たはず。
語るに落ちるとはまさにこのこと。
貴方の手法では新たな芸術が生み出されない証左です。
違うというのなら私達から得たインスピレーションによる芸術で、
返り討ちに出来るでしょうね。
パラドクス通信でやり取りしながら、連携して仕掛けて攻撃という輪舞曲が途切れない様にして。
敵の攻撃にはこちらも桜花で踊る様に対応。
未来予測を使って飛翔藻交えて上下に緩急もつけて。
さらに光学迷彩も交えた残像で相手にフェイントを入れて致命傷を貰わないように攪乱。
バレエの踊りによる攻撃ですか……。
ならば私も武舞で応じましょう!
敵の攻撃である踊りを見切ったら、逆に踊手をひらひらと桜の花びらの様にあしらいつつセルゲイを追跡。
間合いに入ったらそのままの流れで浄化の斬撃を連撃で入れて、最後は貫通の一撃で吹き飛ばします!
貴方の強いる芸術はそれは、独りよがりのモノ。
芸術とは感じ表すモノですよ!
「死の間際に芸術は芽吹くというのなら。貴方は私達が伝えた熱い魂から生み出された技巧や、生命の活力を取り戻したからこそ為し得た演奏を聴いてここに来たはず」
エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)はコンサートホールにから流れる生命力に溢れる曲を聴く。それはディアボロスがプロデュースして成し得たものだった。
「語るに落ちるとはまさにこのこと。貴方の手法では新たな芸術が生み出されない証左です」
人を追い詰めても新たな芸術など生まれないとセルゲイのやり方を糾弾する。
「違うというのなら私達から得たインスピレーションによる芸術で、返り討ちに出来るでしょうね」
「はて、この曲は私が追い詰めた末に出来たものですが、何か勘違いしているようですね」
セルゲイは自分のお蔭でこの曲と演奏が出来たと思い込んでいた。
「私は今までになくインスピレーションを得ています。それを披露してさらに芸術を高めていくのに、君達は絶好の相手です」
ご機嫌に自らの血に力を与え、踊手たちを作って音楽に合わせバレエを踊るように軽やかに攻撃させる。
「バレエの踊りによる攻撃ですか……。ならば私も武舞で応じましょう!」
エヴァはパラドクス『神楽武舞『桜花』』を発動し、未来予想で敵の攻撃をすり抜け、左右だけでなく飛び上がり上下に緩急もつけて攪乱し、ひらひらと桜の花びらの様にあしらいつつセルゲイへと間合いを詰めた。
「これはこれは、なんとも美しい。花びらをイメージした動きですか、これはバレエに取り入れたいものです……」
浮かぶアイデアを芸術世界に書き込んで隙を晒す。
「貴方の強いる芸術それは、独りよがりのモノ。芸術とは感じ表すモノですよ!」
怒気を放ちながら抜いた二組の短剣〈ビュグヴィル&ベイラ〉を振るいセルゲイの全身を切り裂き、最後に腹に突き入れて吹き飛ばす。
「こほこほっ……いやはや見事なものです。ですが傷を負った甲斐はありました。これほど創作意欲が高まったのは初めてですよ!」
口から血を流しあちこちに深い傷を受けながらも、恍惚な笑みを浮かべたセルゲイが立ち上がって埃を払った。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
正装で一礼を
セルゲイ・ディアギレフ、お褒めに与り光栄だ
貴殿が正しく芸術を庇護する領主ならばと悔やまれる
人々へ極限を強い、芸術が生まれると語るのは驕りであろう
ホールから聴こえるのは、死の対極の生命力と創造性から生れた芸術だ
自らの耳で確かめるといい
持論を体現するなら、敬意をもち貴殿の芸術に応えよう
これより奏で描くのは――俺の芸術世界
チェロを演奏しPDを発動、彼を幻想の舞台へいざなう
深く響く低音に、世界に漆黒の帳を下ろし
伸びゆく高音は悲鳴の如く
奏でるは不安定な律動を刻む讃美歌
血の涙流す、白面の天使の足元に、揺らぐ人影
悲嘆、苦鳴、絶望、絶叫に身動ぎを止め、折り重なるまま凍りゆく無数の人影
幾夜繰り返すロマノフの夜
芸術さえ絶えた無音の地
その果てに黄金の光が燈り、夜明けが来るなら――
革命家たる復讐者たちへ光が注ぐ
戦況を観察、把握し演奏を続け
セルゲイを釘付けに戦意を奪う
反撃に対し演奏に集中
魔力障壁を張り、忍耐し問う
血が欲しければ吸えばよいが……俺の手が止まるぞ
……生かせ
生きてこその芸術だ
括毘・漸
はっ、死に際にこそ芸術は宿るですか。
だったら、その芸術ってやつを貴方自身でやってみせてくださいよ!
こちらには、人々が演奏する想いがこもった音楽がついています。
確かに、極限まで追い込まれた時にこそ見えるものはあるでしょう。
けれど、それを人々に強要するのは間違っています。
芸術のあり方とは人それぞれ違うものでしょう?
その違いを楽しむのも、醍醐味ってもんでしょうに!
両手に銀のナイフ、口に銀のサーベルを咥える異形の三刀流を構えて、猟犬の如く四肢を地面について駆け抜けます。
目線はセルゲイから離さず、呼吸をすれば咥えたサーベルの間から猟犬の唸り声のような音を出しながら息を吸い込む。
セルゲイへの行く手を阻むバレエの踊手たちを排除するために、三振りの刃に炎を纏わせた【猟犬十戒・復讐猟犬】を発動させ、炎の斬撃で斬り伏せて元の血に戻して、咥えたサーベルに伝う血は吸血しつつ突き進む。
吸い込んだ息を一気に吐き出し、猟犬の咆哮を上げて、数多の剣閃を放ち、纏った炎で灼き斬り、血と炎の華を咲かせましょう。
レイラ・イグラーナ
彼らの演奏は確かに素晴らしいもの。
それを感じ取り、この場に現れた貴方の芸術への審美眼は確かなものなのでしょう。
ですが、芸術プロデューサーとしては落第もいいところです。
ここの方々は十分なお食事と休養の上で、明日への希望を想い演奏をしていらっしゃいます。
貴方のやり方は、芸術を生み出す上ですら間違っていた。
貴方に残るのは無為に人民を虐げ、死に至らしめたことのみ。
酷薄なる大領主、セルゲイ・ディアギレフ。どうぞお覚悟を。
銀の針を手に携え戦闘を行います。
セルゲイの戦いは彼の芸術そのもの。
踊手がバレエの音楽から外れた動きをすることも、音楽が不自然に曲調を乱すのも考えづらい。
音楽に合わせ、こちらも踊るようにしてリズムを刻み立ち回り、踊手たちの攻撃を回避していきます。
音楽のリズムを掴んだらそれに逆らわず、流れるように踊手たちの合間を縫いセルゲイへと接近し【手製奉仕・縫】。その心臓を銀の針で穿ちます。
貴方の葬送曲には過ぎたものですが……人民の皆様の希望を奏でる曲、刻んで逝くといいでしょう。
「はっ、死に際にこそ芸術は宿るですか。だったら、その芸術ってやつを貴方自身でやってみせてくださいよ!」
括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)は相手の主張を鼻で笑い飛ばす。
「こちらには、人々が演奏する想いがこもった音楽がついています。確かに、極限まで追い込まれた時にこそ見えるものはあるでしょう」
相手にも一理はあると認める。だがそれはこの場には当てはまらない。
「けれど、それを人々に強要するのは間違っています。芸術のあり方とは人それぞれ違うものでしょう? その違いを楽しむのも、醍醐味ってもんでしょうに!」
そんな事も分からぬ者に芸術を語る資格はないと、両手に銀のナイフを、口には銀のサーベルを咥えて異形の三刀流の構えを取ると、猟犬の如く四肢を地面について駆け出す。
「ほう? まるで獣のような動作、ほうほう、獰猛な獣と戦う物語……いいです、いいですよ! 創作意欲が湧きます!!」
興奮したセルゲイが自らの血で踊手たちを生み出し、音楽に乗ってバレエを踊る。
「グゥウウウッ!!」
咥えたサーベルの間から猟犬の唸り声のような呼吸音を発し、漸は邪魔だとパラドクス『猟犬十戒・復讐猟犬(ジッカイ・ハウンド)』を発動して刃に橙色の炎を燈らせ、踊手たちを切り裂いて元の血に戻して地面を鮮血に染める。その剣閃に遅れて炎の軌跡が宙に花を咲かせた。
「おおっ、なんと美しい炎の獣だ!!!」
芸術的な光景にセルゲイは動きを止めて見惚れた。
「グォオオオオオオッ!!!」
そこへ吸い込んだ息を一気に吐き出し、猟犬の咆哮を上げて漸が襲い掛かり、三刀流で数多の剣閃を放ち炎を纏う刃で灼き斬り、血と炎の華を咲かせた。
「嗚呼、私の血と炎が混じって満開の花となるとは!!!」
自らが傷つけられているのも忘れ、夢中でその一瞬の花を目に焼き付ける。
「感謝しますよ。これほど美しい芸術を見せてもらえるとは……!」
セルゲイは感動に打ち震え、反撃も忘れて血と炎が消えてもその残滓を見続けていた……。
「セルゲイ・ディアギレフ、お褒めに与り光栄だ」
正装を纏うエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が優雅に一礼した。
「貴殿が正しく芸術を庇護する領主ならばと悔やまれる。人々へ極限を強い、芸術が生まれると語るのは驕りであろう」
同じ芸術を愛する者として道を誤った相手に残念そうな視線を向ける。
「ホールから聴こえるのは、死の対極の生命力と創造性から生れた芸術だ。自らの耳で確かめるといい」
「はて、死に瀕するからこそ人は命を燃やすように芸術性を発揮するはずです。故にこれは間違いなく死の淵から放つ芸術のはず」
セルゲイは異論を認めず、自分は間違っていないと持論を曲げない。
「持論を体現するなら、敬意をもち貴殿の芸術に応えよう」
エトヴァはチェロ〈Vc:Seraphim〉を手にして音を響かせる。
「これより奏で描くのは――俺の芸術世界」
パラドクス『Realizing Imagination(リアライズィングイマジネーション)』を発動し、深く体の芯まで響く低音は世界に漆黒の帳を下ろし、セルゲイを幻想の舞台へいざなう
「おおっ! なんと幻想的な……」
それにうっとりと聴き入ったセルゲイは、低音から一気に伸ゆく悲鳴のような高音を聴いて身体を震わせた。
「なんと心惑わす讃美歌か!」
エトヴァが奏でる不安定な律動を刻む讃美歌がセルゲイの心に突き刺さる。
血の涙流す、白面の天使の足元に、揺らぐ人影。
悲嘆、苦鳴、絶望、絶叫に身動ぎを止め、折り重なるまま凍りゆく無数の人影。
幾夜繰り返すロマノフの夜。
芸術さえ絶えた無音の地。
その果てに黄金の光が燈り、夜明けが来るなら――。
革命家たる復讐者たちへ光が注ぐ。
「これは素晴らしいものだ……」
そんな情景を思い浮かべる曲に、セルゲイは心を穿たれるほど感動して夢中になっていた。肉体ではなく精神へとダメージを与えセルゲイは目を血走らせて称賛する。
「私もこの素晴らしい音楽に参加したい!」
感動を示すべく雑誌「芸術世界」を開くと、バレエの踊手が現れて曲に合わせて踊る。それがエトヴァの心に干渉していく。
「血が欲しければ吸えばよいが……俺の手が止まるぞ」
そう告げると、慌ててセルゲイは雑誌を閉じる。
「……生かせ。生きてこその芸術だ」
エトヴァは生きているからこそ芸術は生まれるのだと、生命を賛歌する気持ちを籠めて音を届けた。
エトヴァの演奏がコンサートホールからの音と重なる。
「嗚呼、ずっとこの演奏を聴いていたい……」
重傷を負っているにも係わらず、セルゲイは身体の事よりも芸術に心囚われていた。
「彼らの演奏は確かに素晴らしいもの。それを感じ取り、この場に現れた貴方の芸術への審美眼は確かなものなのでしょう。ですが、芸術プロデューサーとしては落第もいいところです」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は芸術を理解することに関しては褒めるが、それを生み出す者としては落第だと告げる。
「何故です? こうして私の指示に従い素晴らしい演奏をしているではありませんか」
セルゲイはこの曲が自らの手柄のように自慢して胸を張る。
「ここの方々は十分なお食事と休養の上で、明日への希望を想い演奏をしていらっしゃいます。
貴方のやり方は、芸術を生み出す上ですら間違っていた」
それを否定して、レイラはしっかりと休ませて演奏させていると説明する。
「貴方に残るのは無為に人民を虐げ、死に至らしめたことのみ。酷薄なる大領主、セルゲイ・ディアギレフ。どうぞお覚悟を」
驚愕しているセルゲイに向け、銀の針を手にして殺気を放つ。
「信じられませんね。そんな方法でこのような芸術が生まれるなど、君を退けて中の演奏者達に聞いてみましょう」
疑わし気な目でセルゲイはレイラを見て、コンサートホールに向かおうと血で出来た踊手たちを召喚し、ホールから聴こえる音楽に合わせてバレエを踊りながら攻撃を繰り出す。
(「セルゲイの戦いは彼の芸術そのもの。踊手がバレエの音楽から外れた動きをすることも、音楽が不自然に曲調を乱すのも考えづらい――」)
ならばこちらもとレイラは音楽に合わせて踊るようにリズムを刻み、パラドクス『手製奉仕・縫(ハンドメイドサービス・シーチ)』を発動し、踊手たちの動きを読んでするりと流れるように合間を縫ってセルゲイに接近する。
「ほうほう、なんと華麗なダンスですか! 私の呼び出したダンサーを超えている!」
「この曲は事前に聴いていたのでリズムは簡単にとれます。そしてバレエもこれで幕です」
レイラが銀の針を一閃し、セルゲイの心臓に吸い込まれるように突き刺した。開いた小さな穴から堰を切ったように大量の血が流れ雪の積もる地面を真っ赤に染める。
「がはっ……血が、血が止まりません。まさか……私が死に瀕しているというのですか……嗚呼、これはレクイエム?」
崩れ落ち仰向けに倒れたセルゲイが空を見上げると、流れる曲の章が変わり落ち着いたリズムで穏やかな未来をイメージしたものになっていた。
「貴方の葬送曲には過ぎたものですが……人民の皆様の希望を奏でる曲、刻んで逝くといいでしょう」
レイラは傷口を見て致命傷だと最期に曲を聴くことを許す。
「死にゆくものへの手向けだ」
エトヴァもチェロの音を乗せ、方向性が間違っていても芸術にだけは真摯だったセルゲイに贈る。
「いい曲だ……私の聴いたことのない……嗚呼、嗚呼!!! アイデアが湧いて来る!! 今ならば最高の芸術が生み出せるっ!」
目を虚ろにして死の間際となったセルゲイが叫び、かすんだ目で雑誌「芸術世界」を手にして乱雑に書き込んでいく。だがそれはもう読めるようなものではなかった。
「やはり私は正しかった!! 死に瀕してこそ芸術は――」
蝋燭の火が燃え尽きる前に明るくなるように、セルゲイは力尽きて雑誌を握ったまま絶命した。その顔は満足そうな笑みが刻まれていた……。
「死に際にこそ芸術は宿るでしたか、自分自身でやってみせましたね……でも途中で死んでしまえばどんな素晴らしい作品も未完成で終わりですよ」
漸は芸術に関してだけは命懸けだったセルゲイを少しは認めるが、それでもやはりそのやり方は間違っていると憐れみを向けた。
「葬送曲ももう終わります。今回もラスプーチンの情報通り上手くいったと報告に戻りましょう」
レイラの言葉にディアボロス達が頷きコンサートホールを後にする。
大領主セルゲイを誘き寄せ、芸術によって隙を突き見事に討ち取ったディアボロス達は、人々の希望に溢れた演奏を聴きながら帰還した……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2023年10月18日 |
宿敵 |
『セルゲイ・ディアギレフ』を撃破!
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