リプレイ
天夜・理星
【🌸👑】
秋か。
もうそんな時期なんだなあ…実感が湧いてこない。
お月見祭りに出てみれば…よりらしくなんのかな。
…金木犀のお酒も気になるし、お団子作りもいいよなあ。
って、どっちも取るのが王の傲慢さよな。
ね、ひーちゃん?
…あ、そっかこれアタシたちの初めてのデートか。
…ふふっ。
先ワゴン行って金木犀のお酒である桂花陳酒をストレートでいただいておこう。それからワークショップに向かって、月見のお団子を一緒に作ってみようぜ。
アタシは技能無しで行こう、こういうのは楽しんだもん勝ち。白玉粉ってこうやって扱うんだね〜、からのうさぎ型に茹でておめめつけて…あ、みたらしも作っとこ! そうそうアタシみたらし派でさ〜、おお他の味もある、カラフルじゃん!
うんうん、いい感じにできた!
自分で作ったお団子を一口食べてみて…んん、美味しい。
自分で創り出すものにさえ、こんな風に素敵な味わいがあるなんて…もっと多く試すんだった。
…そうだ。
食べさせ合いっこ、いいんじゃないか!?
早速やってみよう!
口をあーんと開けて…
あは、おいしっ♪
桜・姫恋
アドリブ歓迎
【🌸👑】
りぃちゃんと付き合って初めてのデートだね?
ふふ、王様は傲慢なぐらいが丁度いいわよ。
ん。そうしましょうか。
金木犀のお酒なんて初めて飲むわ。
ワークショップでお月見団子りぃちゃんと協力しながら一緒に作りながら時々りぃちゃんにいじわるしたりして束の間の時間を楽しむ。
料理は普段からするからこういう系は得意よ?器用に桜の花びら型や冠っぽいのなどを作っていく。
りぃちゃんはみたらし派?
味が色々と楽しめるほうが楽しいだろうからあんこを用意したり団子にも南瓜などを練り込んで黄色い団子や3色団子等も作っておく
食べさせ合い?いいわよ?
(1つフォークで刺しりぃちゃんの口元へあーんともっていく)
差し出された団子に素直に口を開け食べる
ん。美味しい……
あれほど暑かった夏からいつの間にか移ろって、気が付けば巡って来た季節。
「秋か。もうそんな時期なんだなあ……」
天夜・理星(復讐の王・g02264)は少しだけ肌寒さ纏う風を感じ、秋の訪れこそ自覚はするものの。
小さく首を傾け呟きを落とす……実感が湧いてこない、と。
ああ、秋が来たんだと、そう毎年思えるようなことがきっと以前は沢山あったのだろう。
でも今は過去のそんな記憶も吹っ飛んでしまったから……秋が来た実感というものは、わからなくて。
けれどふと、雲一つない夜空を理星は見上げてみる。
(「お月見祭りに出てみれば……よりらしくなんのかな」)
訪れたのはそう、秋らしい夜祭り。
秋という季節色の強い、今だけしかできないことも沢山で。
「……金木犀のお酒も気になるし、お団子作りもいいよなあ」
そう、並ぶ屋台を見回してみる理星だけれど。
でも、彼女は迷わない。だって最初から決まっているから。
――って、どっちも取るのが王の傲慢さよな、って。
「ね、ひーちゃん?」
隣を歩む桜・姫恋(苺姫・g03043)へと、そう視線を向ければ。
「ふふ、王様は傲慢なぐらいが丁度いいわよ」
互いを映す瞳が重なって、ふたり小さく笑い合う。
そんなふたりが纏う雰囲気は、これまでとはちょっぴり違っていて。
「りぃちゃんと付き合って初めてのデートだね?」
「……あ、そっかこれアタシたちの初めてのデートか」
姫恋の言葉に、ふふっ、と理星が零すのは、擽ったそうな笑み。
そんな初デートを、思い切りふたりで満喫するために。
「先ワゴン行って金木犀のお酒である桂花陳酒をストレートでいただいておこう。それからワークショップに向かって、月見のお団子を一緒に作ってみようぜ」
「ん。そうしましょうか。金木犀のお酒なんて初めて飲むわ」
一緒に予定を立てる時間もまた、楽しくて嬉しくなる。
ということで、桂花陳酒を調達してから向かったのは、お月見団子作りができるワークショップ。
ここは最終人類史だから、技能を使えば綺麗なお月見団子を作ることだってお手の物……なのだけれど。
「アタシは技能無しで行こう、こういうのは楽しんだもん勝ち」
理星は敢えて自分の力だけで楽しみながら挑戦!
まずは、白玉粉に水を加えていきつつ、こねこねする作業を。
「白玉粉ってこうやって扱うんだね〜、どのくらいの柔さになればいいんだっけ」
「料理は普段からするからこういう系は得意よ?」
そう首を傾ける理星に、姫恋はそっと瞳を細めてから。
「ちょうどいい生地の柔らかさは、そうね……りぃちゃんの耳たぶより少し固いくらい?」
刹那――細くしなやかな思わせぶりな指で、そうっと。
「ぅ、あ? ひーちゃん???」
理星の耳たぶをふにっとする、ちょっぴり悪戯ないじわるを。
そんなふたりの束の間の時間を楽しみつつ、じゃれ合うように協力しながらも。
うさぎ型に団子を丸めていく彼女と一緒に、姫恋は器用に桜の花びら型や冠っぽいのなどを作っていって。
「……あ、みたらしも作っとこ!」
「りぃちゃんはみたらし派?」
「そうそうアタシみたらし派でさ〜」
茹で終わったうさぎ団子におめめをつけながら言った理星の言葉を聞きつつ、姫恋はささっと手際良く。
「味が色々と楽しめるほうが楽しいだろうから、こんなのはどう?」
「おお他の味もある、カラフルじゃん!」
みたらしは勿論、他にもあんこを用意してみたり、団子の生地にも南瓜などを練り込んで黄色い団子や3色団子等も作ってみせて。
黒胡麻の王様うさぎと苺色のお姫様うさぎも仲良く並べてみたりしながら、楽しく仕上げに取り掛かれば。
「うんうん、いい感じにできた!」
美味しそうで可愛らしい、お手製うさぎ団子の完成!
そして早速、まずは好きなみたらしで、作った団子をはむりとひとくち食べてみれば。
「……んん、美味しい」
思わず理星の口から漏れるのは、感嘆の声。
それから、自分達が作ったうさぎさんたちを改めて見つめ、紡ぐ。
「自分で創り出すものにさえ、こんな風に素敵な味わいがあるなんて……」
……もっと多く試すんだった、なんて。そう思いもするけれど。
でも、この味わいをもっと美味しくできる方法を、理星は思いつく。
「……そうだ。食べさせ合いっこ、いいんじゃないか!?」
「食べさせ合い? いいわよ?」
そして……早速やってみよう! と心躍らせる理星に――あーんと。
フォークで刺した団子をひとつ、姫恋が理星の口元へともっていけば。
口をあーんと開けて……ぱくりっ。
「あは、おいしっ♪」
思った通り、食べさせてもらったお団子はさらに美味しくて。
あーんとお返しを差し出せば、姫恋もあーんして、はむり。
「ん。美味しい……」
やはり、自分達で作って、食べさせ合いこした団子は絶品な甘さで。
一緒に乾杯していただく桂花陳酒も甘やかで美味しくて。
理星は姫恋と一緒に秋を感じながらも、何となく思う。
来年はきっと、金木犀の甘い香がしたり、夜空に浮かぶ名月を見たら――秋の時期が来たんだと。
そう、もしかしたら実感できそうな気がするかも、なんて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
ベレニ・ディーテ
少しでもここの人達が不安なく安心してお祭りや生活ができるようにうちも頑張るで!
アドリブ、連携歓迎
てなわけでー、早速お祭りや〜
やっぱり縁日はワクワクするやんな。お腹がすいてたらこの後の戦いも頑張れへんし、月見バーガーと金木犀ソーダを買って食べておこ。
あ、お月様見えたで。きれいなお月様やな。うさぎがおるって聞いたけどほんまにおるんかな。
どっかの映画でそんなん見た気がするなぁ。
ランタン作りとかもあるん?どうやって作ればええんか分からんから隣のおっちゃんたちに聞いてみよっ。
って思たら子どももおったわ。せやな、家族もおるわな。
ええな...うちもあんな風に甘えられる人がおったらって思ったことあるなぁ...
ううん。うちはもうたくさん仲間がおるねん。全然寂しないで。むしろこうして、ディアボロスの一員としておれることがめっちゃ好きやねん。だからその家族の笑顔も、このデーモンイーターの鎖の力と砂嵐の力で守れるところは守ったんねん。
難しいこと考えてたら、また小腹すいてもうたな。えへへっ。
帰還させてくれた自分達ディアボロスへの、人々からの信頼と応援の気持ちは勿論本物であるのは伝わるし。
でもそれとは別に、いつ敵が攻めてくるかと人々が不安に思ってしまうのも当然で。
だから、賑やかな祭りの会場へと足を運びながら、ベレニ・ディーテ(あそび心あふれる鎖使い・g05782)は思う。
(「少しでもここの人達が不安なく安心してお祭りや生活ができるようにうちも頑張るで!」)
大丈夫だと、此処にいる人たちに思ってもらえるようにと。
ということで!
「早速お祭りや〜。やっぱり縁日はワクワクするやんな」
まずは、自分も祭りを楽しむことから。
それに、お腹がすいてたらこの後の戦いも頑張れへんし、と。
「おっちゃん、月見バーガーと金木犀ソーダ、ひとつずつ頼むわ」
キッチンカーで買った美味しい戦利品で腹拵えも済ませつつ。
月見バーガーをはむりと頬張り、しゅわりと甘い香りするソーダで喉を潤しながらも。
「あ、お月様見えたで。きれいなお月様やな」
秋の夜空に浮かぶ名月へと目を向ければ、ふとこてりと首を傾ける。
「うさぎがおるって聞いたけどほんまにおるんかな。どっかの映画でそんなん見た気がするなぁ」
何かでそう、見た気はするけれど。
確かに、じいとまんまるお月様を眺めてみれば、うさぎが餅つきをしているような影が……見えるような、気もするし。
月だけでなく、今宵はこの祭り会場にも、うさぎがいっぱい。
そんなうさぎがいるかもしれない綺麗な月の下、改めてベレニはきょろりと周囲を見回してみて。
「ランタン作りとかもあるん?」
ふと見つけたのは、お月見ランタンが作れるというワークショップ。
すでに挑戦している人たちの楽しそうな姿も見えるし、ベレニもやってみることに。
とはいえ、どうやって作ればいいか分からないから。
(「隣のおっちゃんたちに聞いてみよっ」)
そう隣の大人に訊ねてみようかと思ったのだけれど。
「ねぇお父さん、どうやってつくるの?」
「まずは、ランタンに好きな色の和紙をこうやって貼って……」
(「って思たら子どももおったわ」)
どうやら隣にいるのは、家族連れのようだと気付いて。
改めて、ベレニは思う――せやな、家族もおるわな、って。
それから、そっと和気藹々な雰囲気の親子の姿を見ながらもやはり思うのだった。
(「ええな……うちもあんな風に甘えられる人がおったらって思ったことあるなぁ」)
家族から離され幽閉されていたベレニには、砂漠の街で過ごしていた日々を思い返しても、そんな人はいなくて。
でも、そんな存在がいたらとは、思ったこともあったのだけれど。
(「ううん。うちはもうたくさん仲間がおるねん。全然寂しないで」)
今のベレニは、はっきりとそう言えるのだ。
……むしろこうして、ディアボロスの一員としておれることがめっちゃ好きやねん、って。
だからその家族の笑顔は勿論、もう何も奪わせやしないと。
(「このデーモンイーターの鎖の力と砂嵐の力で守れるところは守ったんねん」)
そう改めて大きく頷いて、心に思うベレニであったが。
――ぐぅ、と。
不意になったのは、おなかの音。
「難しいこと考えてたら、また小腹すいてもうたな。えへへっ」
そして、そう思わず照れ笑いするベレニへと。
「これ、うさぎ大福だけど、よかったら食べるかい?」
そう声を掛けてきたのは、隣の家族であった。
「え、うちに? もらってもええん?」
「でぃあぼろすさん、うさぎさんの大福、おいしいよ!」
そして差し出されたうさぎ大福に一瞬、瞳を瞬かせるけれど。
でも、そんな厚意に甘えることにして。
お礼を告げてから、はむりと食べてみれば……口に広がるのは、百人力の優しい美味しさ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
名波・海音
街の人達の不安も分かるんだよー。だからボク達がしっかりサポートするからね!
人の多いとこに先ずは移動。不安そうな人には、声をかけるよ。
「心配かもしれないけど、大丈夫!ボクだけじゃなくて他にもたくさんのディアボロスが来てるから。何かあったら必ず助けるよ。」
そしてお祭りも楽しむんだよー。パフェやゼリーやお団子なんかも食べるんだ。お祭りの醍醐味だよね。お菓子は別腹なので、いっぱい食べれるんだ。
ん?何か人だかりしてるけど、どうしたんだろ。近寄って、側にいた人に聞いてみるよ。
何でも、うさぎ月見団子が作れるんだって。ボクもやるよー!!ボク割とこういうの得意なんだ。
みたらしにきなこ、多めにつけちゃお。うん、美味しそうに出来た!!
ずんだ餡はないのかな。残念。
お腹を満たしたら、今度はアクセサリー作りに挑戦だよ。お月様とうさぎさんを使ってネックレスにするよ。
一緒に作ってる子供達や住人さん達と楽しく作るんだ。
皆さんの不安、取除けますように。
最終人類史に帰還を果たしたこの地の人々は、ディアボロスのおかげで今、不自由なく生活を送っていて。
そんな自分達復讐者のことを応援してくれていて、信頼してくれているのは勿論なのだけれど。
「敵がいきなり襲ってとか、こないよな……」
「ディアボロスの皆さんがついているから、大丈夫だと思うんだが……」
時折、楽し気な雰囲気の中でもぽつりぽつりと聞こえてくるのは、不安げな声。
けれど、名波・海音(猫忍・g10378)は、まずは人の多い場所へと移動しつつも。
(「街の人達の不安も分かるんだよー。だからボク達がしっかりサポートするからね!」)
不安にどうしても思ってしまうその気持ちは分かるし。
そんな不安を少しでも和らげたいって、そう思うから。
「心配かもしれないけど、大丈夫! ボクだけじゃなくて他にもたくさんのディアボロスが来てるから。何かあったら必ず助けるよ」
不安そうな人を見つければ、声をかけていって。
ホッとした表情をみせる人々をもっと安心させるべく、海音自身も目一杯、お月見の祭りを楽しむつもり。
並ぶキッチンカーには、美味しそうな秋の味覚でいっぱいだけれど。
尻尾をそわりと揺らしながら、お耳もぴこぴこ。
お月見パフェやゼリーにうさぎ月見団子、気になったものを買ってみて。
「お祭りの醍醐味だよね」
……お菓子は別腹なので、いっぱい食べれるんだ。
そうわくわく、いただきます!
そして甘くて美味しいものを存分にほこほこ満喫すれば、ふと目に入ったのは。
「ん? 何か人だかりしてるけど、どうしたんだろ」
祭り会場の中でも、特に人々が集まっている場所。
首を傾けつつも近寄っていって、側にいた人に聞いてみれば。
「このワークショップでは、うさぎ月見団子作りができるんだよ!」
「うさぎ月見団子が作れるんだ、ボクもやるよー!! ボク割とこういうの得意なんだ」
海音も早速、うさぎ月見団子作りに挑戦!
いい感じに楽しく、うさぎさんのカタチに団子を作っていって。
「みたらしにきなこ、多めにつけちゃお。ずんだ餡はないのかな」
「ディアボロスさん、ずんだの餡ならこっちにあるよ!」
「ずんだもあるんだ! それももらってもいいかな?」
最初はないかと残念に思っていたずんだ餡も分けて貰えれば、うきうきと皿に盛りつけて。
「うん、美味しそうに出来た!!」
色々な味のうさぎ月見団子の出来上がり!
見た目もキュートで上々、それにはむりと食べてみれば文句なし、花丸の出来です。
そして十分にお腹を満たしたら、次に挑戦してみるのは。
「お月様とうさぎさんを使ってネックレスにしようかな? みんなはどんなのにする?」
「わたしもうさぎさん! それとお花のネックレスにするの」
「ぼくは、クリともみじのキーホルダー!」
居合わせた子供達と一緒に、アクセサリー作り。
楽しくお喋りしつつ笑って、それぞれの秋をカタチにしていきながらも。
海音は楽しそうな子供達や人々の笑顔を見つめ、尻尾をそうっとゆうらり揺らす。
綺麗な名月浮かぶ秋の夜、月とうさぎを繋いでいきながら――皆さんの不安、取除けますように、って。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
シモン・ディマンシュ
子火ちゃん(g02594)と
祭りは久しぶりやなぁ。
食べもんから何までウサギさんで可愛いもんやな。
そんで君は手に持つの早いねん。
いつの間に消えたん…食べるけど。
ん、美味いなあ。
既に満足気な彼女に一つご提案。
混む前にええもん作りに行きしょ。
アクセサリー作り。お誕生日近いでしょ。
子火ちゃん何使う?根付も作れるようで……ピアス?
穴開いてないやん。ええの?
単純やけど中心はパールで。
周囲に少しキラキラしとるもん足して十五夜さんイメージに。
大人しくなった彼女を伺えば、
…ボクに作ってくれとるん?ボクも開いてないけど?
子火ちゃんが開けるって不安しかないわぁ。
もう一つ、忘れずに。
不安そうな住民さんがいればお声かけしとこ。
ここには今たくさんの復讐者さんらがおりますし。
戦場が近いとは思えんくらいにお気楽ぶりや。気楽に構えておけばええと思いますよ。
この子だって…子火ちゃんずっと飲んでますよね?
お酒はもうええですって。
…じゃ、一口だけにしときます。
篝・子火
シモン(g06086)と遊びに来た
食欲の秋。酒!
もう出店に寄ってきた。
桂花陳酒のロック。美味い。秋を感じる。シモンには団子だ。みたらし。食べるといい。
あーん。美味いか?美味いな。
既に楽しい月祭り。最高だ。
シモンは装飾品作りたいのか。
…誕生日。ああ、子火のか。
ならピアスが良いな。耳飾りは動くと外れそうなのが難儀だ。穴は帰ったら刺してあける。
待つのも暇だ。子火もシモンに作ろう。
この半月?三日月のようなものが中心。目立つのは嫌がりそうだからキラキラは無し。
シンプルだが色素の薄いお前に似合うだろう。
一緒にあけるから大丈夫だ。子火に任せろ。
金木犀の酒も頂く。甘美味い。
大丈夫だぞ。ここは月も美しく、酒も団子も美味い。
こんな美味いものを提供してくれた土地だ。
酒が美味い場所は守る、当然だ。
不安なら団子を食え。シモンもだ。
気にするな、奢りだ。
十五夜を楽しんで待っているといい。
シモンは、もっと飲め。
祭りは飲まないと損だぞ。
少しひやりとする秋の風が運んでくるのは、甘やかな花の香と賑やかな人々の声。
綺麗に名月が望める夜空の下、ずらりと並ぶキッチンカーで提供されるのは、今が旬の秋の味覚たち。
いや、それらはただ美味しいだけではなくて。
「祭りは久しぶりやなぁ。食べもんから何までウサギさんで可愛いもんやな」
くるり訪れた祭りの会場を見回すシモン・ディマンシュ(紫門の怪・g06086)の言うように、可愛いウサギさんがいっぱい。
今宵訪れたのはそう、金木犀咲く秋のお月見祭り。
そしてシモンが巡らせていた視線をふと、とめたのは。
「そんで君は手に持つの早いねん」
「食欲の秋。酒! 桂花陳酒のロック。美味い。秋を感じる」
ツッコまずにはいられないくらい、秋をすでに満喫しまくっている彼女の姿。
……もう出店に寄ってきた、と。
桂花陳酒のロックを早速買って来て飲んでいる、篝・子火(天高し・g02594)である。
いや、彼女の戦利品は何も、金木犀の酒だけではない。
「シモンには団子だ。みたらし。食べるといい」
「いつの間に消えたん……食べるけど」
子火が差し出すのは、やはりいつの間に購入したのか謎な、みたらし団子。
けれど、それはそれ。ぱくりと、差し出された団子をシモンが口にすれば。
「あーん。美味いか?」
「ん、美味いなあ」
「美味いな」
ふたりでもぐもぐ、みたらし団子美味しいです。
そんな、存分に秋を満喫しまくっている子火は。
「既に楽しい月祭り。最高だ」
もう、今の時点でも十分に満足気。
でもそんな彼女に、シモンは一つご提案。
「混む前にええもん作りに行きましょ」
そして連れられ向かう先……彼の言う、ええもんに、子火は気が付いて。
「シモンは装飾品作りたいのか」
「アクセサリー作り。お誕生日近いでしょ」
言われて一瞬だけ、誰の誕生日か最初分からなかったけれど。
「……誕生日。ああ、子火のか」
そういえば、自分の誕生日だということに気が付いて。
「子火ちゃん何使う?」
「ならピアスが良いな。耳飾りは動くと外れそうなのが難儀だ」
そんな彼女の言葉に、シモンは瞳を瞬かせてから。
「根付も作れるようで……ピアス?」
ふと見つめるのは、子火の耳。
だって、彼女はピアスが良いと言っているのだけれど。
「穴開いてないやん。ええの?」
そもそも子火の耳にピアスをつける穴が見当たらない。
けれど、何も問題ないというように、子火は彼へと返すのだった。
ピアスの穴は、帰ったら刺してあける、と。
そんな彼女の希望通りに、シモンはピアスを作り始める。
(「単純やけど中心はパールで。周囲に少しキラキラしとるもん足して……」)
作っていくアクセサりーはそう、十五夜さんイメージのピアス。
そして、自分の誕生日にとアクセサリーを作ってくれている間……た待つの暇だ、と。
子火もひと組、ピアスを作ってみることに。
ふと見つけた半月……三日月のようなものを中心に。
(「目立つのは嫌がりそうだからキラキラは無し」)
そしてシモンは、急に大人しくなった彼女を伺えば。
「シンプルだが色素の薄いお前に似合うだろう」
「……ボクに作ってくれとるん? ボクも開いてないけど?」
子火が作っているのはそう、シモンのピアス。
そして自分の分をということと、自分の耳にピアス穴はないことの両方に、シモンは首を傾けるけれど。
でも、やはり無問題……?
「一緒にあけるから大丈夫だ。子火に任せろ」
「子火ちゃんが開けるって不安しかないわぁ」
子火の言葉に、そう肩を竦めてみせるシモン。
そしてまだ今はつけられないけれど、互いのピアスが完成すれば。
ゆうらり、それを月の照る夜に揺らめかせてみた後――もう一つ、忘れずに、と。
「この平和も、このままずっと続けばいいけど……」
ぽつりと不安そうに呟いた住民に、シモンは声をかけておくことに。
「ここには今たくさんの復讐者さんらがおりますし。戦場が近いとは思えんくらいにお気楽ぶりや。気楽に構えておけばええと思いますよ」
それから、ふと移した瞳を細めれば、こう続ける。
「この子だって……子火ちゃんずっと飲んでますよね?」
「金木犀の酒、甘美味い」
アクセサリー作りを終えた後、早速再び酒を飲み始めた彼女を見ながら。
そして子火も桂花陳酒を味わいながらも、シモンの声掛けの言葉に頷いて。
「大丈夫だぞ。ここは月も美しく、酒も団子も美味い。こんな美味いものを提供してくれた土地だ」
……酒が美味い場所は守る、当然だ、と。
そう告げれば、颯爽と差し出す。
「不安なら団子を食え。シモンもだ。気にするな、奢りだ」
……十五夜を楽しんで待っているといい、と。
やはり、いつの間にそんなに買っていたのか謎な、お月見団子を。
そんなふたりのやりとりや向けられた言葉を見聞きすれば、人々の表情も気楽なものへと変わって。
その様子をそっと確認するシモンに、子火はずいっと差し出す。
「シモンは、もっと飲め」
酒を注ぐための杯を。
そんな彼女の声に、シモンは最初こそ遠慮するけれど。
「お酒はもうええですって」
「祭りは飲まないと損だぞ」
……じゃ、一口だけにしときます、と。
甘やかな香がする酒を、少しだけ。
この地の人々も祭りを楽しんでいることだし――それに今宵は、月が綺麗だから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
天夜・理星
…さあ。ここで少し。
アタシの時間だ。
悪いねひーちゃん、ちょっと行ってくる。すぐ戻るよ。
やることは勿論――一般人のみんなを勇気づけること。
全ての不安な人々に感情の波を光と共に届けて、それを始まりにしようぜ。
活性治癒によ心理の安定化…。
友達催眠は要らないだろ、みんなもう友達だもん。
聞け、王の演説を。
どうも、王様です。
例によってこの最終人類史が危険に脅かされようとしているようだが…みんな、心配は要らないよ。
ここには復讐者のみんながいる。
このお月見の祭りをちゃんと見届けて、完成させたいと願うみんながいる。
そして、未来を護りたいと願うみんながいる。
だからアタシも、そのお手伝いをみんなにしてあげたいんだ。
さあ、美しい夜空を見よう!
月を見上げよう、ここにより輝いた今を描こう!
光使い技能でもう一度パラドクス、花火がわりに空に打ち上げてやれ!
これで十五夜も少しは彩られるといい。それがアタシの願いだ。
この思い、みんなに届け。
綺麗な月が空から見ているのも構わずに……いや、むしろ見せつけるかのように。
ふたりで仲良くじゃれ合うように、秋の夜長を堪能してから。
「悪いねひーちゃん、ちょっと行ってくる。すぐ戻るよ」
天夜・理星(復讐の王・g02264)は今度は、ひとり秋祭りの雑踏を歩む。
……さあ。ここで少し。
「アタシの時間だ」
月見の祭りを目一杯楽しみつつも、もうひとつ。
やることは勿論――。
(「一般人のみんなを勇気づけること」)
ディアボロスが楽しんでいる姿を見ただけでも、一般人の皆は随分と安心するだろう。
けれど、自分がやれることはそれだけではないと理星は知っているし、それは自分がやるべきことであるとも思うから。
……全ての不安な人々に感情の波を光と共に届けて、それを始まりにしようぜ、と。
それに何より、ここは奪還した最終人類史。様々な力を最大限に発揮できるのだから。
活性治癒の効果で人々の心理の安定化を試みながらも。
(「友達催眠は要らないだろ、みんなもう友達だもん」)
友達催眠は使わない、必要ない。
周囲の人たちを見れば、きちんと話を聞いてくれるって、そう自信をもって思えるから。
理星は、祭りを楽しみながらもどこか不安そうな人々へと、声を届ける。
――聞け、王の演説を。
「どうも、王様です。例によってこの最終人類史が危険に脅かされようとしているようだが……みんな、心配は要らないよ」
「! ディアボロスさん……!」
その声に、どことなく少し俯き気味であった顔を上げる周囲の人々。
そして自分へと視線を向ける人達ひとりひとりの目を真っ直ぐに見ながら。
復讐者として、王様として、今心に描いていることを明確に言葉にする理星。
「ここには復讐者のみんながいる。このお月見の祭りをちゃんと見届けて、完成させたいと願うみんながいる。そして、未来を護りたいと願うみんながいる」
……だからアタシも、そのお手伝いをみんなにしてあげたいんだ、と。
自分達を応援し信頼してくれていることも、敵が攻めてくるかもしれないと不安になる気持ちも、わかるし。
今日は折角、こんなにも月が綺麗に見えるのに……俯いていては、勿体無いから。
だから、理星はこう声を掛ける。
「さあ、美しい夜空を見よう! 月を見上げよう、ここにより輝いた今を描こう!」
仲間を、この世界を救いたい――理星がそうより強く感情を抱けば、逆流する“刻源”。
そして迸らせ再放出する光が作用するのはそう、『可能性』という世界法則。
それから、増やした自分達にとっての可能性は光を纏い、花火がわりに空に打ち上がって。
「わぁ、きれい……!」
「きっと大丈夫ね、私達にはディアボロスがついているもの」
「精一杯、ディアボロスを応援しなきゃ!」
人々の顔が皆、ぐんと上がれば。平和でいられるようにという願いを、そう信頼できる復讐者達に託す。
いや、空に願うのは、何も一般人達だけではない。
(「これで十五夜も少しは彩られるといい。それがアタシの願いだ」)
理星は光に照らされた人々の顔を見つめた後、彼らと共に空を見上げる――この思い、みんなに届け、と。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
ベレニ・ディーテ
もうすぐ戦いやな。
その前に怖いって思てる人らに安心してもらえるようにお話とか聞いていこ。
なーなー、どうしたん?
やっぱり怖いん?ええんやで、怖いのは当たり前や。
でもうちらも一生懸命戦うし、絶対にみんなの生活が壊れるようなことはせーへんで。
うちもそうやけど、こんなに仲間がおるねんもん。負けたくないやない。勝つねん。慢心でも油断でもないで?
この鎖にかけて、みんなのこと守っていくわな!
鎖に信念の力を纏わせてここに誓う。みんなが信じてくれるならそれだけで力が溢れ出るもんや。
少し遊んでいこ〜!気持ちが敵にばかり集中してもうたら気が滅入るで。さあみんな寄っといで!
夜空に輝く名月と、そしてもうひとつ。
ベレニ・ディーテ(あそび心あふれる鎖使い・g05782)の行く先を照らすのは、手作りのお月見ランタン。
甘いうさぎ大福と、それに、力とあたたかさを貰ったから。
賑やかな祭りをくるりと見回したベレニは、これから自分達がやるべきことを改めて心に思う。
――もうすぐ戦いやな、と。
東京湾から侵攻してくるという敵を撃退するという任務も勿論、忘れてなどいないし。
その前に、少しでもこの場を楽しむべく訪れている人たちを安心させたいって、そう思うから。
「なーなー、どうしたん?」
少し不安そうにしている人たちの話を聞いていくことにする。
そして声を掛けたベレニに、どう答えていいかとちょっぴり答えに詰まってしまう人々。
ディアボロスのことは信じているのだけれど、でも正直、不安は拭えない。
それを復讐者であるベレニに言ってもいいのだろうかと……そんな気持ちなのだろう。
でも、ベレニはそんな彼らへとこう続ける。
「やっぱり怖いん? ええんやで、怖いのは当たり前や」
「ディアボロスさんたちのことは、信じてるんですけど……」
「敵が攻めてくるかも、って思うと……やっぱり怖くて」
怖いのは当たり前だとそう肯定し、そして素直に気持ちを聞かせてくれた人達に、ベレニもその心に思うままを伝えて。
「でもうちらも一生懸命戦うし、絶対にみんなの生活が壊れるようなことはせーへんで」
「ほ、本当に?」
顔を上げて自分を見つめる少年少女に、大きく頷いてみせる。
「うちもそうやけど、こんなに仲間がおるねんもん。負けたくないやない。勝つねん。慢心でも油断でもないで?」
……この鎖にかけて、みんなのこと守っていくわな! って。
その声を聞けば、先程まで不安そうだった人々の表情も明らかに変わって。
「鎖に信念の力を纏わせてここに誓う。みんなが信じてくれるならそれだけで力が溢れ出るもんや」
「これまでだって助けてくれたんだもの、信じるわ」
「心配してるだけじゃ力になれないよな。俺達も、全力で応援する!」
改めて、気持ちを引き締める。
ディアボロスであるベレニも、そして、この地の一般人達も……皆、一緒に。
信頼し合い、守り、応援し合えば、敵を退ける力となるし。
それに何よりも。
「少し遊んでいこ〜! 気持ちが敵にばかり集中してもうたら気が滅入るで」
……さあみんな寄っといで!
そんなベレニの声に、不安ではなく安心や信頼の表情に変わった人達も、大きく頷いて。
「そうね、折角のお祭りだし!」
「じゃあディアボロスさん達と、改めてジュースで乾杯しよう!」
残りの祭りの時間を楽しまんと、俯き気味であった顔を月が照る空へと上げる。
日常を目一杯、心から楽しむ――ディアボロスにとっても、それが大きな力になるのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
宇佐美・アリス
蠱白さん(g02455)の引率
この後戦闘だけど、鎧の上から普通の服を羽織っておくわよ(BUみたいな状態)
蠱白さんに引っ張られつつ、スイーツ中心に買い食い
蠱白さんの食欲に圧倒
スイーツ限定なら私も食べる方だけど、凄いわね
お酒は飲みたいけど、我慢我慢
二人でお団子作りに参加
大きすぎると火の通りが悪いとか、全力でグワシャって掴まず、手もお団子も綺麗に丸める方法とか蠱白さんに教えつつ、他の参加者にも声を掛けていくわね
子供だけでなく親世代にも満遍なく、声掛け不安を解していくわよ
駐禁の件は、住民の安心のためにも、蠱白さんに頑張って貰いましょう
蠱白さんに運んでもらう際、【アイテムポケット】から拡声機を取り出し、進路の確保や運転手の呼び出しね
通りますよ~道開けて〜
品川ナンバーの青い車、動かしちゃいますよ〜
主催の人へ断りを入れたりとかは、当然やっておくわよ
(本人の思い付きだし、インパクト抜群だけど、車傷つけないか気が気じゃない。万が一に備えて【隔離眼】の準備)
天絹・蠱白
アリスせんせー(g01948)引率
シルクちゃんに家族の代替として依存
月より団子
セリフは平仮名カタカナのみ
「~ですの」多用
能力覚醒前の難病時は超小食
■縁日
「わ~い♪ おまつりですの」←すっかり祭にも慣れた
「アリスせんせー、あっち! あっちにいくですの。はやくはやく~」
最初は手を引っ張るも待ちきれずに駆け出し、店の前で振り向いてぴょんぴょん跳ねる
種族特性全開
辛い・苦い物を避け全メニュー制覇な勢いで食べ歩き
シルクちゃんは荷物持ち(ほぼ食べ物)やゴミ袋係、迷子阻止、口の汚れを拭く等を甲斐甲斐しくお世話
■お団子作り
「コハク、おだんごづくり だいとくいですの♪」※泥団子
欲張って大きすぎるのを作ろうとする
シルクちゃんはどこから持ってきたのか推し活グッズのサイリウムや団扇を振って応援
■他
駐禁違反の車に困ってざわざわしてる人だかりに気付いて顔を出し
「コハクにおまかせですの♪」
鎧蛹降臨の怪力無双でひょいっと大型車を持ち上げレッカー?移動
幼女でこんなに強いなら大人のディアボロスは?!が狙い(蠱白自身は無自覚)
夜になれば、能力覚醒前にずっといた病室からも月は見えていたけれど。
雲一つない、何も遮るものがないような海沿いで、1年の中でより美しい名月を愛でることなんて――。
「わ~い♪ おまつりですの」
病気が消えた今でも、天絹・蠱白(時紡ぎの蚕・g02455)にとってはあまり興味がなさそうである。
だがそれも、彼女の生い立ちだけでなく、年齢的にも、無理はないだろうし。
外に色々お出掛けできるようになって、何度も足を運んだお祭りにもすっかり慣れた様子で。
家族の代替としていつも傍にいるシルクちゃんと共に歩きながら、無邪気にうきうきるんるん。
そんな蠱白と共に赴いた宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)は祭りの後の戦闘に備え、鎧の上から普通の服を羽織っておきつつも。
「アリスせんせー、あっち! あっちにいくですの。はやくはやく~」
蠱白にぐいぐい手を引っ張られながら、まずは屋台スイーツ巡り。
そんなアリスの手を、逸るように最初は引いていた蠱白だけど。
待ちきれずにタタッと駆け出し、店の前で振り向いて、ぴょんぴょん。
能力覚醒前の難病時は超小食だったことが嘘のように、種族特性全開!
まさに、月より団子――お月見パフェもうさぎ白玉あんみつ、月見団子にうさぎ大福に、月見クリームソーダ等々。
辛かったり苦い物を避けながら、全メニュー制覇な勢いで食べ歩き!
いや、アリスも実は、とんでもない甘党であるのだが。
「スイーツ限定なら私も食べる方だけど、凄いわね」
蠱白さんの食欲には思わず圧倒されて。
荷物持ちからゴミ袋係に迷子阻止、口の汚れをふきふきと拭く等まで、甲斐甲斐しく蠱白のお世話をするシルクちゃん。
ちなみに勿論、荷物はほぼ食べ物です!
アリスも蠱白の様子を見守り引率しつつ、一緒に無理なく甘いものを楽しんで。
ふと、ちらりと目を向けるのは、桂花陳酒や金木犀カクテル。
月見酒も、お月見の楽しみのひとつ……とはいうものの。
(「お酒は飲みたいけど、我慢我慢」)
今宵は沢山の美味しい甘味で、我慢しておくことに。
そのかわりに、ふたりで挑戦してみるのは。
「コハク、おだんごづくり だいとくいですの♪」
そう、お月見団子作り!
シルクちゃんはそう張り切る琥珀へと、ふりふり。
どこから持ってきたのか、推し活グッズのサイリウムや団扇を振って応援!
おだんごはおだんごでも、蠱白が言っているおだんごは、泥団子ではあるのですけれど。
でも、きちんとアリスせんせーがついているから大丈夫。
どーんと欲張って大きすぎるお団子を作ろうとする蠱白に、さり気なく声を掛けて教えてあげるアリス。
「大きすぎると火の通りが悪いし、それに小さいうさぎの方がかわいいわよ。だから、全力でグワシャって掴まず、こうやって綺麗に丸めて……」
「こう、ですの?」
「そうそう、蠱白さん。その調子ね」
「うさぎさん、うさぎさん~♪ かわいくできたですの!」
まだ少しだけ大きめではあるけれど、でも大きすぎない程度のうさぎさんを作ってご満悦の蠱白に、アリスは頷いて返してから。
「……こねるのって、このくらいでいいのだろうか」
「どのくらい茹でればいいの?」
苦戦中らしき父と少年の親子連れにも、アリスは声を掛けて。
「生地は、耳たぶくらいのかたさがちょうどいいって言われているわね。お湯からは、ぷかっと浮かんできたらすくっていいわよ」
「成程、ありがとう」
「わぁ、ほんとだ、浮いてきた!」
不安を解していくように、子供は勿論、親世代にも満遍なく明るく話かけていく。
それから、月見団子作りも大成功、美味しくいただいた後。
不意に周囲がざわざわ騒がしくなったかと思えば、人だかりができていることに気付いて。
敵の襲撃とかそういうものではなさそうだけれど、顔を出してみれば。
「こんなところに車をとめられたら、困ってしまうなぁ……」
どうやら、駐車禁止の場所にとまっている車に、とても困っている様子。
そんな中、タタッと蠱白は車に駆け寄って。
「コハクにおまかせですの♪」
鎧蛹降臨の怪力無双で、ひょいっ。
「!? おおっ」
「わわ、す、すごい!」
大型車を持ち上げて、レッカー?移動します!
アリスはそんな蠱白の行動を見て、祭りの主催者へと断りを入れた後。
アイテムポケットからすかさず取り出したのは、拡声機。
――通りますよ~道開けて~。品川ナンバーの青い車、動かしちゃいますよ〜。
蠱白が車を移動させている最中、そう進路の確保や運転手の呼び出しも行なって。
「あ、あんなに小さくてかわいい女の子が、大きな車を軽々と!」
「小さい子でもこんなに強いなら、大人のディアボロスは!?」
「敵が来たとしても、大丈夫だろ!」
蠱白自身は無自覚だけど、一般人の信頼も増し増しに!?
そんな周囲の様子を見ながらも。
(「本人の思い付きだし、インパクト抜群だけど」)
アリスは内心はらはら……車傷つけないか、気が気じゃなくて。
だから、万が一に備えて隔離眼を使えるように、そっと準備しておくも。
「わぁ、やっぱりディアボロスはすごいなぁ!」
「どうもありがとう!」
「もうだいじょうぶですの♪」
安全なところに無事に車をおろして、皆に礼を言われた蠱白はえっへん。
車の持ち主も慌てて戻ってきたし、何より意図せずに周囲の人々もこれで安心したみたいだから。
結果オーライ……いやむしろ、上々の結果です!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
雪定・千草
百合さん(g05341)と
今年仕立ててもらった浴衣で
どれも美味しそうで…
ふと横見たら俺以上に悩んでいる子が
ねえ百合さん、良かったらシェアしましょう?
海の近くも喜んで
あなたならきっと、そうすると思っていました
選ぶのは、うさぎさんのあんみつと
金木犀アイスティーには一目惚れ
とっても癒される香り…
百合さんの桂花烏龍茶も美味しそう
海の近くで腰下ろしたらお月見開始
俺も波の音、大好きですよ
たまにBGMとして流してます
暑い夏に聞くと、涼しくなって良いのです
微笑む横顔を見たら
遠くに行ってしまいそうな気がして
そっと手を重ねて引き留めるような気持ち
百合さん、乾杯しましょう
素敵な夜を祝って
勿論スイーツも楽しみましょう
白玉のもちもち加減、最高ですよ
百合さんもおひとつどうぞ
はい、あーん…
もちもち頬にもちもち白玉が入りましたね、ふふ
お団子が口に入ったら
もごもご、美味しいけど、もごー
大切な人と一緒に、美味しいものを食べながら見るお月様
いつまでも眺めていられそう
…もしも吸い込まれてしまったら
一緒に行かせてくださいね
犬神・百合
千草ちゃん(g03137)と
今年お仕立てしてもらった浴衣姿で
イベント会場の前で思わず足が止まって唸り声
うう…こんなに嬉しい誘惑いっぱい悩んじゃう
辺り見回し、最後に夜空を仰げば
ね、千草ちゃん海の近くでゆっくりお月見したいのだけれど…良い?
巡った屋台で選んだのは
ウサギさんのお顔が焼付けられた
すこうし大きめの三色団子セットと桂花烏龍茶
えへ、わたし三色団子大好き
できるだけ海の傍でお月見出来たら嬉しいな
ふふ…波の音…ざぷーん
不思議と落ち着くの…千草ちゃんは波の音好き?
まんまるお月さまが綺羅々明るく水面に映って
──このまま吸い込まれちゃいそう
ぼんやり遠く微笑んで、ぽつり
重ねられた手のぬくもりに視線を戻せば頬染め
うん、乾杯しましょ?
千草ちゃんとの素敵な夜が続きますように
えへへ、おひとつ失礼しまーす
(ぱくん)
白玉の美味しさにお顔が緩んじゃう
むぅ…千草ちゃんももちもちほっぺ!
一番大きなお団子をお口へ
いつまでもこの時間が続けばいい
波の音に紛れ聴こえたあなたの声笑みが溢れる
ふふ…勿論…ずうっとふたり一緒よ──
纏うそのいろは、涼やかな寒色と艶やかな暖色。
そんなふたりの今宵の姿は、仲良く揃いで今年仕立てた浴衣姿。
並ぶ足取り軽やかに、今の季節は夜空の月も一等美しいというけれど。
「どれも美味しそうで……」
雪定・千草(霞籠・g03137)の目を今釘付けにしているのは、美味しそうな屋台グルメたち。
でも、食欲の秋なのは、何も自分だけではなくて。
「うう……こんなに嬉しい誘惑いっぱい悩んじゃう」
ふと横見たら、自分以上に悩んでいる子が。
だから、屋台並ぶ広場で思わず足を止め唸り声を上げている彼女へと、千草はこう持ち掛けてみる。
「ねえ百合さん、良かったらシェアしましょう?」
そう――今日も一緒の犬神・百合(ラストダンス・g05341)とふたり、半分この提案を。
そんな名案に、勿論頷いて返した後。
くるりと周囲を見回し、最後にふと夜空を仰げば……今度は百合から、ご相談。
「ね、千草ちゃん海の近くでゆっくりお月見したいのだけれど……良い?」
「海の近くも喜んで」
千草はそうすぐに頷いて。それから、柔く瞳を細めて嬉しくなる。
だって、そうかなって……あなたならきっと、そうすると思っていました、って。
そこまでふたりで楽しい作戦会議を終えれば、いざ向かうは秋の味覚がいっぱいの屋台。
千草が選んだのは、うさぎさんの白玉がちょこりと可愛いあんみつと。
「とっても癒される香り……」
ふわり甘い秋の香を漂わせる、一目惚れした金木犀アイスティー。
それから、同じ金木犀の香りする彼女の選んだ飲み物に目を向けて。
「百合さんの桂花烏龍茶も美味しそう」
桂花烏龍茶と合わせて百合が見つけたのは、やっぱりうさぎさん。
「えへ、わたし三色団子大好き」
ピンクと白と緑の色がまた愛らしい、ウサギさんのお顔が焼付けられた、すこうし大きめの三色団子セット。
そんな戦利品もばっちり買い込んで、誘われるように向かうのは、耳を澄ませば聞こえてくる波の音のする方。
……できるだけ海の傍でお月見出来たら嬉しいな、って、そう百合は思っていたから。
「ふふ……波の音……ざぷーん」
賑やかな人の声も聞こえないくらい、寄せては返す波が目の前に見える場所に座って。
「不思議と落ち着くの……千草ちゃんは波の音好き?」
嬉し気に紡ぎつつ、並ぶ彼にそう訊いてみれば。
「俺も波の音、大好きですよ。たまにBGMとして流してます。暑い夏に聞くと、涼しくなって良いのです」
大好きな音も、ふたりお揃い。
それから改めて、百合は月に照る夜の海を暫し見つめながら。
ぼんやり遠く微笑んで、ぽつり――このまま吸い込まれちゃいそう、なんて。
そんな綺麗に微笑む彼女の横顔を見れば……自然と伸びる千草の手。
だって――遠くに行ってしまいそうな気がして。
そっと重ねたその手は、引き留めるような気持ちの現れ。
そして重ねられた手のぬくもりに視線を戻せば、百合の頬にも熱が灯って。
「百合さん、乾杯しましょう」
「うん、乾杯しましょ?」
……素敵な夜を祝って。
……千草ちゃんとの素敵な夜が続きますように。
混ざり合う互いの体温に安堵と嬉しさを感じながら、甘い香が満ちる互いの杯を掲げ――乾杯。
それから金木犀の香と味を楽しめば、勿論次はスイーツも。
千草は早速、はむりとあんみつの白玉を口にして。
「白玉のもちもち加減、最高ですよ。百合さんもおひとつどうぞ」
はい、あーん……そう彼女にもお裾分けすれば。
「えへへ、おひとつ失礼しまーす」
ぱくんと口に含めばほわほわ、美味しさにお顔が緩んじゃう。
そんな姿をほっこり見つめながら、思わず千草は笑み零して。
「もちもち頬にもちもち白玉が入りましたね、ふふ」
「むぅ……千草ちゃんももちもちほっぺ!」
差し出すのは、お返しのもちもち!
一番大きなお団子を、彼のお口へとあーんすれば。
千草の口はもちもちでもごもご……美味しいけど、もごー。
そんなもちもちの美味しさと楽しさに、顔を見合わせてふたり笑ってから。
見上げるのは、仲睦まじい姿を空から見守っているみたいな、まんまるお月様。
(「大切な人と一緒に、美味しいものを食べながら見るお月様。いつまでも眺めていられそう」)
(「いつまでもこの時間が続けばいい」)
ふたりで、いつまでも――そう、たとえ。
「……もしも吸い込まれてしまったら、一緒に行かせてくださいね」
たとえ、海に吸い込まれるとしても……その時も勿論、一緒に。
そんな波の音に紛れ聴こえた彼の声に、百合は溢れる笑みと共に返す。
「ふふ……勿論……ずうっとふたり一緒よ」
揃いで纏う浴衣のモチーフにした海月みたいに、ゆうらりふわり。
ずうっと、ずっと――海の底でもどこまでも、ふたり一緒に。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
如月・莉緒
総二さん(g06384)と
2023年浴衣着
楽しいお祭りとはいえ、敵が来るのが分かっていたら怖いもんね
少しでも不安を和らげられたらいいよね
そう言いながら総二さんとお祭り会場へ向かう
ワークショップが色々あるね
あ、お月見ランタンだって!
世界に一つだけのランタン、作ってみようか
住人の人達の不安が少しでも減るように
お祭りを楽しむほどの余裕があるって伝えられたらいいかな、と
濃い藍色の和紙に丸く穴を開けてからランタンに貼り付けて
丸く開けた穴の部分は薄黄色の和紙を貼り、満月を模して
二羽の白ウサギの切り絵はそれぞれ
青薔薇とドックタグを着けて
うさぎがお月見してたら可愛いかなって
総二さんはどんなのを作ったの?
お月見ランタンを作り終えた後は月見団子作りをやっているところへ
見て!うさぎ型になってる!!
はしゃぎながら見ていると不安そうな子達が気になって一緒にやる?と誘ってみる
可愛いうさぎさんがいっぱいだね
と一緒に作った子達とうさぎ型のお団子を見て
可愛いお団子食べてる間に怖いことは終わるから大丈夫!
と笑顔を向ける
神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴
2023年浴衣着用
敵が来ると分かって祭りと言うのも
不安で楽しんで良いのか悩みそうだからな
俺達で出来る限りのことはしようかと
屋台以外にも色々あるがワークショップか
あっちには団子づくりもあるな
まずは誘われるままにランタン作りへ
俺達がお祭りを楽しむ余裕があれば
少しは不安も晴れるだろうしな
他の仲間も多く来ている事も合わせて伝えれば
ランタンは色のついていない和紙を張り
黒の和紙でうさぎを二羽寄り添うように並べて
片方のうさぎの耳には青い和紙で青薔薇の耳飾りを
俺もうさぎの月見にしたからお揃いだな
灯りをつけると影絵みたいになるようにしてみた
作ったランタンを片手に
次は月見団子作りへ
うさぎ型の団子か、手が込んでるな
可愛すぎて気持ち食べづらい気もしてしまうが
周りで不安そうな一般の人達を誘って
一緒に沢山の団子を作りながら
ここで作った団子を食べ終わるまでには片付けてくるから
安心して楽しんでてくれ
と、莉緒と二人で笑顔を向けて
今宵は絶好の月見日和、開催されている祭りも賑やかで盛況のようだけれど。
祭りを楽しいと思う気持ちや、自分達復讐者に対して信頼の気持ちがある反面。
敵の襲撃があるかもしれないと……そう不安に思っている人もいると聞いていて。
「楽しいお祭りとはいえ、敵が来るのが分かっていたら怖いもんね」
「敵が来ると分かって祭りと言うのも、不安で楽しんで良いのか悩みそうだからな」
如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)と神刀・総二(闘神・g06384)には、そう思う人達の気持ちもよくわかるし。
「少しでも不安を和らげられたらいいよね」
「俺達で出来る限りのことはしようかと」
敵を撃退することも勿論だけれど、そんな人々の不安も軽くしてあげたいって、そう思うから。
向かうのは、月見のお祭りで賑やかな会場。
そんな今宵のふたりの装いは浴衣姿。涼し気で落ち着いた薄青に白の花が咲いた、揃いの色柄で。
莉緒は紅に白と青の縞模様、総二は藍の差し色が効いていて。それに、大きなリボンに青薔薇が豪華で可憐な帯と、緑の帯に赤や金の帯留めがシックな純和風、白の花咲く髪留めや鞄に上着や団扇、足首を飾る装飾等……それぞれの雰囲気に合った小物や彩りがまた、お揃いの浴衣に加えて、各々らしさを醸し出している。
そして揃いの浴衣で並んで、一緒に会場をぐるりと巡ってみれば。
「ワークショップが色々あるね」
「屋台以外にも色々あるがワークショップか。あっちには団子づくりもあるな」
お祭り定番の屋台もいいけれど、ふと目に付いたのは、各種物作りが体験できるというワークショップ。
「あ、お月見ランタンだって! 世界に一つだけのランタン、作ってみようか」
ということでまずはふたり、ランタン作りに挑戦!
目一杯、楽しみながら作りたいのは勿論。
(「住人の人達の不安が少しでも減るように、お祭りを楽しむほどの余裕があるって伝えられたらいいかな」)
(「俺達がお祭りを楽しむ余裕があれば、少しは不安も晴れるだろうしな」)
敵の襲撃があるかもしれないけれど、でもそれでもお祭りをこんなに楽しんでいる、と。
そんな余裕を自分達がみせれば、心配しなくても大丈夫かなって、住人達にも思ってもらえるだろうし。
「俺達以外にも、他の仲間も多く来ているのを見かけたな」
「知っている仲間がたくさんいると心強いよね。あ、総二さん、これかわいい!」
さり気なく、此処には沢山のディアボロスが来ていると、自然な会話の中で伝えつつも。
早速、ランタン作り開始。
莉緒はまず濃い藍色の和紙に丸く穴を開けてから、ランタンにペタリと貼り付けて。
丸く開けた穴の部分から薄黄色の和紙覗かせれば……模すのはそう、満月。
さらにぴょんっと、二羽の白ウサギの切り絵を仲良く跳ねさせて。
「うさぎがお月見してたら可愛いかなって」
それぞれ仕上げにつけるのは、青薔薇とドックタグ。
それから莉緒は、ふと彼へと目を向けて。
「総二さんはどんなのを作ったの?」
「俺もうさぎの月見にしたからお揃いだな」
総二も、色のついていない和紙を張り、黒の和紙でうさぎを二羽寄り添うように並べて。
片方のうさぎの耳に青い和紙で青薔薇の耳飾りをつければ――出来上がり。
「灯りをつけると影絵みたいになるようにしてみた」
それぞれ趣きが違って個性が出ているけれど、お揃いのうさぎがお月見しているランタン。
そんな完成したそれぞれの灯火をゆうらり仲良く手にして。
次にふたりが向かったのは、月見団子作り。
けれど作るのは、ただの月見団子ではなくて。
「見て! うさぎ型になってる!!」
「うさぎ型の団子か、手が込んでるな。可愛すぎて気持ち食べづらい気もしてしまうが」
そう、キュートなうさぎさんのお団子。
そんな可愛さにはしゃぎつつも、莉緒はふと気になって。
「みんなで一緒にやる?」
何だか不安そうにしている周囲の子達へと、そう誘いの声を掛ければ。
「! いいの?」
「よかったら一緒に作ろう」
「うん……!」
皆で一緒に、うさぎ月見団子作り!
不安も忘れるくらいに楽しく、こねこねと沢山のうさぎ団子を作って、お供え台にそうっと積み上げてみたりして。
「可愛いうさぎさんがいっぱいだね」
「えへへ、かわいいね!」
「いっぱい作ったね、おいしそうー」
莉緒は積み上がったうさぎ団子たちを、一緒に作った子達と眺めてから。
明るく笑って、告げる。
「可愛いお団子食べてる間に怖いことは終わるから大丈夫!」
「ここで作った団子を食べ終わるまでには片付けてくるから」
総二も莉緒と一緒に、そう笑顔を向けて約束して。
「うんっ、信じてるから」
「僕たちも、いっぱい応援する!」
うさぎ月夜の空の下、自分達を信頼してくれる子達や住民の人達へと、改めて伝える――安心して楽しんでてくれ、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
さっさと倒しちゃいましょうかね
霧を利用したらバレないとでも思ったのかしら?
まぁ、倒すだけだから関係ないけど
残留効果の【光学迷彩】にて視認されないようにしつつ【飛翔】し、空から不意打ち攻撃を行う。
爆風を起こすために風の精霊と《契約》し、《召喚》を行う。
風の精霊と共にパラドクスを発動させ切り刻むほどの鋭い刃の暴風を起こして敵を攻撃していく。
【ダメージアップ】も加わり、《全力魔法》も使い攻撃力を高めより強力な一撃を与えられるようにする
そろそろキツイんじゃないかしら?
紡ぐ言葉には《呪詛》の念を込め敵にそう感じるように錯覚させ戦闘を早く終わらせようとしてみる。
御守・樹
水中適応、水面走行とか状況に応じて残留効果は活用。
ノーチラスって海底二万マイルの潜水艦がすぐに出てくるけど、この名前自体がオウムガイ科の名前にちなむらしい。
…あれってどこがメインの頭なんだろ?人型?それともオウムガイの方?もしかして両方にあるのかなぁ?
倒す以上気にしてもしょうがないんだろうけどでもやっぱ気になる。
たまに頭部が二つあるようなのいるしどっちに主導があるとかありそう。
敵の様子を観察して機銃の範囲外を探す。前に人型の部分もあるんだし全方位に撃てるとは思えないし、有ったとしても全部がそちらに向けるとは限らないと見た。要は全部に狙われなければいい。
突進して来たら機銃の死角に入りこむように回避して、そのままパラドクス五月雨で足というか触手を狙う。
硬い殻だってんなら柔らかそうなとこ狙うだけだ。
うまくバランスを崩せて横倒しになれば機銃の半分も使い物にならなくだろうし。
ベレニ・ディーテ
【怪力無双】【飛翔】【水中適応】など状況に応じて使用する。
さあ、行こか!あの人たちの信じる気持ちを鎖に纏わせて暴れるで!
砂縛連刃!きっつーいのを叩き込んだるう!
海岸にも砂はある。一気に鎖で殻ごと貫いたるわ。
殻の中に逃げ込んでも叩き続けたらいてもおられへんやろ〜出てきたところを鎖で縛って身動き止めたるで!
さあ、もうあんたはここで終いやで。あの人たちの笑顔をこれ以上奪わんといてな。
(連携、アドリブ歓迎)
天夜・理星
…思ったより海が騒がしいな。
もしかしてもう動いてる人たちがいるのかな、なんて。
お待たせひーちゃ……はっや。
少しはアタシにもいいとこ披露させてよ♪
さあどうしましょうね。
他の味方とも連携を取りがてら、ひーちゃんを最大限サポート出来るような動きがしたい。
その為には能力値アップを開幕で張りがてら、パラドクスを発動してより強くポテンシャルを拡張。そのままひーちゃんや他の復讐者のみんなの攻撃に合わせて、聖剣による一撃を思いっきり叩き込んでいこう。ダメージアップと命中アップと怪力無双を3つまとめて振り下ろし強打してやれば、少しは大きな痛手になるかな?
ところで防御もお任せあれ。ひーちゃんがパラドクスを避け切れない状況が発生したらひーちゃんをディフェンスで護り、ガードアップと反撃アップと怪力無双も差し入れて向こうの押し潰しを跳ね除けていこうか。
そして綺麗に終わらせようか。
ダメージアップとフィニッシュと一刀両断と勝利の凱歌を同時に入れて、思いっきりぶった斬ってやるよ。
ほら、人々の想いが静かに月に照らされて。
名波・海音
いよいよ本番なんだよー!敵が現れる筈の場所へ移動だよ。
水中戦になったとしても【水中適応】の力を借りれるし、ボク自身も水中戦スキル持ってるからだいじょーぶ!
戦闘にはボクの可愛いクダギツネのコンタもいるからね。
「コンタ、行くよー!」
他のパラドクスも積極的に使っていくよ。皆を不安にさせる子はお仕置きなんだよー!悪い冥海機は根こそぎやっつけちゃおう。
あ、そうだ。音でダメージ与えてくる子もいるみたいだから、耳栓しとくよ。ポッケに入れっぱなしにしといて良かった。くぐもった小さな音なら聞こえるけど、影響出そうな大きさの音は聞こえないから大丈夫!
後、基本的には水中戦メインになると思うけど、いざとなったら、飛翔効果で空に移動するよ。空に移動したら手裏剣で遠距離攻撃に切り替えよう。
ボクの可愛いコンタにも頑張ってもらおう。2人でやっつけようね。
一般の人たちに被害が及ばないよう尽力するからね!
※アドリブ・絡み歓迎です。
月も随分と傾き、月見の宴もたけなわ。
祭りを存分に楽しみ、そして抱いていた不安も和らぎ、ディアボロスへと後を託した一般人達は素直に避難して。
賑やかだった会場が静かになって暫くして……東京湾に発生したのは、霧。
『信濃様の御命令だもの、帝都東京の港湾の一部を制圧するわ』
そしてまるで歌うようにそう紡ぎ現れたのは、アヴァタール級冥海機『ノーチラスディーヴァ』であった。
東京港へと攻め入り、信濃が画策する最終人類史侵攻作戦を成功させるために。
けれど……横須賀鎮守府を奪われた時のように。
「さっさと倒しちゃいましょうかね」
その目論見は、すでにディアボロス達にはお見通し。
祭り会場から海の方へといち早く移動していた桜・姫恋(苺姫・g03043)にとってはむしろ、ようやくというくらいで。
「霧を利用したらバレないとでも思ったのかしら?」
海上にかかった霧を見据える瞳を細めつつ、首を傾けてみせるも。
光学迷彩を用いて視認されないように夜の風景に紛れつつ、月の照る空を翔けて。
『さあ、侵攻を開始しましょうか……っ、!?』
……まぁ、倒すだけだから関係ないけど、と。
風の精霊と契約し召喚した刹那、姫恋が巻き起こすのは、切り刻むほどの鋭い刃の暴風。
風の精霊と共に魔力を迸らせ発動させた暴風地獄で、月夜の空から敵へとお見舞いするのは、強烈な不意打ち攻撃。
『なっ、く……ディアボロス!』
向けられた奇襲に、思わず顔を顰めるノーチラスディーヴァ。
何せここは最終人類史、与える衝撃を増す効果も最大限に活用出来、全力魔法も使い高まった攻撃力から放たれる一撃は強力で。
開戦の一撃に揺らぎながらも、堅固な殻を誇示し冥海機も対空機銃を乱射しながら突入してくるけれど。
東京湾で敵を待ち構えていたのは勿論、姫恋だけではない。
(「水中戦になったとしても水中適応の力を借りれるし、ボク自身も水中戦スキル持ってるからだいじょーぶ!」)
敵が現れると聞いていた場所へと移動し、やはり最終人類史が戦場であることを活かしつつ待機していた名波・海音(猫忍・g10378)は。
あ、そうだ、と取り出した耳栓もすちゃっと装着しておく。
(「音でダメージ与えてくる子もいるみたいだから……ポッケに入れっぱなしにしといて良かった」)
くぐもった小さな音なら聞こえるけど、これで影響出そうな大きさの音は聞こえないだろうと。
これからの戦闘をしっかりと想定しつつも、霧が出たことに気付けば。
……いよいよ本番なんだよー! と気合も十分。クダギツネのコンタと月夜を駆けて。
「さあ、行こか! あの人たちの信じる気持ちを鎖に纏わせて暴れるで!」
ベレニ・ディーテ(あそび心あふれる鎖使い・g05782)も、密か煌めく首元の海色を揺らしながら。
抱く信念と共に、祭りで人々に貰った力を糧に、戦場となる海へといざ身を投じて。
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)も、水中適応や水面走行を有効活用しつつ現れた敵の元へ向かい動きながらも。
聞いていた敵の情報を思い返してみれば、その名からまず浮かぶのは、有名な作品に出てくる潜水艦のこと。
(「ノーチラスって海底二万マイルの潜水艦がすぐに出てくるけど、この名前自体がオウムガイ科の名前にちなむらしい」)
現に、眼前の冥海機も堅固な殻を背負っていて。
その姿を見遣れば、ふと首を傾げてしまう。
「……あれってどこがメインの頭なんだろ? 人型? それともオウムガイの方? もしかして両方にあるのかなぁ?」
……倒す以上気にしてもしょうがないんだろうけどでもやっぱ気になる。
ひとたびそう思ってしまえば、倒す敵ではあるけれど、何気にメインはどこなのか気になってしまうものの。
でもそう思ったところで、こたえがわかるかといえば定かではないし。
(「たまに頭部が二つあるようなのいるしどっちに主導があるとかありそう」)
仲間の奇襲を受けて10連装ノーチラスガンを撃ち続けんとしてくる敵の動向を見遣る樹。
そして、積極的にノーチラスディーヴァへと仕掛けるのは海音。
いや、敵へと牙を剥くのは彼女だけではなく。
「コンタ、行くよー!」
ぴょこりと海音と共に海上を駆けるコンタ。
そんな心強くも可愛い相棒が海音の傍にはいるから。
「皆を不安にさせる子はお仕置きなんだよー!」
『……く!』
刹那、敵の影にコンタが牙を突き立て、敵の体の自由を奪えば。
……悪い冥海機は根こそぎやっつけちゃおう、海音もそう忍者刀を冥海機へとふるって攻め込んで。
仲間へと反撃の乱射を向けるその様子を観察し樹が探すのは、敵の機銃の範囲外。
そして握り閃かせるは、頑丈さが売りの鋭利なナイフの刃。
(「前に人型の部分もあるんだし全方位に撃てるとは思えないし、有ったとしても全部がそちらに向けるとは限らないと見た」)
……要は全部に狙われなければいい。
堅固な殻を使って突進して来るノーチラスディーヴァだが、すかさず機銃の死角に入りこむように海上を蹴って。
――刻む!
『! ぐ……っ』
(「硬い殻だってんなら柔らかそうなとこ狙うだけだ」)
降らせるような五月雨の斬撃で狙い切り刻むのは、足のような触手のような、敵の下半身部分。
狙い通りバランスを一瞬横へと崩し、機銃の乱射も不安定に揺らげば。
「砂縛連刃! きっつーいのを叩き込んだるう!」
――砂縛連刃! 捕らえて切り裂け!
かつて喰らった鎖を司るモノの肉体から生成した鎖に砂風を纏わせながら。
(「海岸にも砂はある。一気に鎖で殻ごと貫いたるわ」)
姫恋の不意打ちを食らい、海音とコンタに動きを制限され、樹の斬撃に揺らいだ敵へとベレニが繰り出すのは、敵を捕らえ切り刻み解体する刃。
そんなディアボロス達から次々と向けられる攻撃に、ノーチラスディーヴァは歌う暇も与えられず忌々し気に表情を歪めるけれど。
『ディアボロス、作戦の邪魔よ……!』
頭上へと浮き上がり、今度は巨大な殻を用いて眼下の復讐者達を叩き潰さんと反撃してくる冥海機。
そんな戦闘が繰り広げられている東京湾へと人々を鼓舞した後、駆けつけたのは、天夜・理星(復讐の王・g02264)。
「……思ったより海が騒がしいな」
……もしかしてもう動いてる人たちがいるのかな、なんて、目を向ければ。
瞳に飛び込んできたのは、とてもよく知る桜と苺のいろ。
「そろそろキツイんじゃないかしら?」
『う、くっ……!』
相手にそう感じさせるように錯覚させて早期決着を目指し、呪詛の念を込めた言葉を紡ぐ姫恋の姿を見つければ。
「お待たせひーちゃ……はっや」
……少しはアタシにもいいとこ披露させてよ♪
そう敵を仲間と追いつめている彼女へと言った後。
(「さあどうしましょうね」)
瞬間、心を共鳴させ能力を高め、理星は解き放つ。
――聖剣解放。激情は此より、焔となれ。
より強くポテンシャルを拡張し、敵を思い切り強く斬り裂くべく、紅き激華炎情を。
そのまま姫恋や他の復讐者の皆の攻撃に合わせ、全力で叩き込んでいくのは聖剣による一撃。
理星が燃え盛らせる激情の炎は、最終人類史に満ちる効果で、より勢いを増して。
『ぐぅっ、本当に邪魔……、っ!』
与えるダメージや命中率を上げ、怪力をまとめて乗せた強打を振り下ろしてやれば、堪らずさらに大きく揺らぐ敵の身体。
けれど相手も強敵、その巨殻で圧殺せんと反撃してくるも。
姫恋を庇うことを意識しつつ立ち回りながら、理星は有効な効果を最大限に利用しつつ守りを固め、押し潰しを跳ね除けんと対抗すれば。
「殻の中に逃げ込んでも叩き続けたらいてもおられへんやろ〜出てきたところを鎖で縛って身動き止めたるで!」
「コンタ、ふたりで行くよー! みんなと一緒にやっつけようね」
『そうはいかないわ、信濃様の作戦は成功させなければ……ッ!』
「さあ、もうあんたはここで終いやで。あの人たちの笑顔をこれ以上奪わんといてな」
「一般の人たちに被害は及ばせないよ!」
ベレニと海音は、祭りを楽しんでいた人々の姿を思い返しつつ、その信頼を力にして。
樹も見切った相手の柔い部分を叩き斬り、姫恋も早く終わらせるべく攻める手を緩めずに。
被害が及ばないようノーチラスディーヴァの侵攻を食い止めるべく皆で立ちはだかり、撃沈させるべく連携をはかる。
理星も勝利の凱歌を響かせ、向かってくる敵へと皆と合わせて。
「綺麗に終わらせようか」
ダメージを上げ、終わらせる力を込めた聖剣を振るって。
『……ッ!』
燃え続ける刃で一刀両断、思いっきりぶった斬ってやる。
人々の想いが静かに照らされているかような、美しい月が見守る海の戦場で。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【影忍び】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【活性治癒】がLV4になった!
【怪力無双】がLV3になった!
【傀儡】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
シモン・ディマンシュ
子火ちゃん(g02594)のお話聞いて。
嘘でしょ、どこ見て食べようと思ったん
消化早すぎませんか。
これから食後の運動でしょうに
霧ん中から出てくるておどろおどろしいなあ
妖怪みたいや
子火ちゃんよう食べるし義理堅いようですから
ボクもご挨拶して帰ったろ
残留効果は適宜使用。
飛び慣れてる【飛翔】がええかな。
数撃ちゃ中る云うても無駄撃ちはあかんな
ちょいと離れた距離で衝撃波を広範囲に放出。
そん中に呪詛やら毒使いで込めて、少しでも動きが鈍くなるようにしましょ
直接攻撃は子火ちゃんに任せて、
ヒットアンドアウェイの際に退避しやすいよう風使いで助力になれば。
彼女の頭上に敵さん来たらパラドクス使います。
大きなロベリア咲かせて、
目眩し程度にはなるとええけど。
酒切れたって
驚き通り越して怖いわ
鬼さん底無しなん?
耳朶については正直開けんの気重やけど…
最後まで気抜かんと、いきましょ。
(アドリブ・連携歓迎)
篝・子火
シモン(g06086)と恩に報いるぞ
※アドリブ他お任せ
お、来たな。
海の化物見るのは初めてだ。蝸牛とは違うのか。
食べるにしては硬そうだな。大人しく帰ってもらおう。
さて、酒と飯の恩は海より深く山より高い。
祭りは終わった。
秋の夜長に、恩義に報いる時だ。
移動は【水面歩行】。
疾倶利に騎乗して駆けることで敵の目を集中させる。
基本攻撃は、騎馬槍の投擲をカマしたら、直ぐ引いての繰り返し。
引く際の支援はシモンに任せた。
だいたい何とかしてくれる。
代わりにシモンに標的が行きそうな際は攻撃で注意を逸らせよう。
隙を見て近づき、疾倶利から【飛翔】で飛び降りる。
あの蝸牛のような殻に傷を負っていたら、そこを。
堅固なようなら身体部位を狙ってパラドクスで殴り込む。
これは慈悲だ。
単身攻め入る覚悟は見事だが、此処はお前たちが至る場所では無い。
それに、子火は早々に酒が切れてきて悲しい気持ちだ。
帰宅したら耳に穴も開けねばならんからな。
終わらせるぞ。
祭りが終わっても、浮かぶ名月は夜空に煌々と輝いているけれど。
姿を現したのは、美しく静かな秋の夜長を騒がせる無粋な輩。
他の仲間と同様、敵の出現を待ち構えていた篝・子火(天高し・g02594)は……お、来たな、と。
自分達ディアボロスが待ち伏せしているとは知らずやって来たアヴァタール級冥海機『ノーチラスディーヴァ』の姿に目を遣りながら。
「海の化物見るのは初めてだ。蝸牛とは違うのか」
オウムガイの殻を背負ったその姿をじいと見た後、首を傾けつつも続ける。
「食べるにしては硬そうだな。大人しく帰ってもらおう」
そんな隣から聞こえた声に、シモン・ディマンシュ(紫門の怪・g06086)は思わず瞳を瞬かせて。
「嘘でしょ、どこ見て食べようと思ったん」
改めて海上に姿をみせた敵を見てみるけれど……どう見ても食用には見えないし。
万が一もしかして食べられるとしても。
「消化早すぎませんか。これから食後の運動でしょうに」
あれだけ祭りで食べた後にまた食べる気というその旺盛すぎる食欲に、そう言わずにはいられない。
そう……沢山食べて飲んで、物作りもして。
月が綺麗な秋のひとときを満喫させて貰った祭りも、無事に終わったから。
「さて、酒と飯の恩は海より深く山より高い」
……秋の夜長に、恩義に報いる時だ。
今度はディアボロスとして、人々の平穏を守るという義を果たす番。
そんな彼女の言葉を耳にしながら、改めてシモンは海上の冥海機へと視線を向けてから。
「霧ん中から出てくるておどろおどろしいなあ。妖怪みたいや」
夜の闇に発生した霧から出現するその姿は、漂流前に在った場所に出ていたような物の怪の如きで。
自分達と同じように待ち構えていた他の仲間が戦いをしかけ始める中、隣の彼女へともう一度目を向けつつ。
「子火ちゃんよう食べるし義理堅いようですから」
……ボクもご挨拶して帰ったろ。
疾倶利に騎乗して駆ける子火と共に、シモンも翔ける。
最終人類史に満ちる力を利用し、飛び慣れている秋の空を。
『! またディアボロス……っ!』
先行した仲間の猛攻に揺らぐ敵へと子火が刹那カマすのは、騎馬槍の投擲。
そして己へノーチラスディーヴァの意識が向けば、直ぐ引くべく立ち回って。
『く、この巨殻で圧し殺してあげる……なっ!?』
「数撃ちゃ中る云うても無駄撃ちはあかんな」
少し離れた距離からシモンが放出するのは、広範囲に及ぶ衝撃波。
けれどただの衝撃の波ではなく、その中に込めるのは呪詛やら毒使いやらの様々な効果。
少しでも相手の動きが鈍くなるように。
そして、だいたい何とかしてくれる、そうわかっているから。
引き際は彼に任せ、躊躇せず子火は一旦下がった後。
『ああもう、邪魔ね!』
今度は代わりにシモンに標的が行きそうになれば、また彼から注意を逸らせるべく攻撃を仕掛けて。
狙いを絞れずに苛ついた様子で頭上へと浮き上がり、巨大な殻で子火を叩き潰さんとしてくる敵の動きを察すれば。
――すさびまつろわぬもの。
悪意には悪意を、敵意には敵意を……感情をよく味わい成長した巨大な種子が砲撃の花を咲かせる。
そして風使いの力で風を巻き起こせば。
(「目眩し程度にはなるとええけど」)
大きなロベリアが海上に舞わせるのは弾幕の花弁たち。
そう、それは一撃離脱する彼女が退避できるように、そして。
『くっ! 何としてでも東京湾を侵攻しなければ……、!?』
「単身攻め入る覚悟は見事だが、此処はお前たちが至る場所では無い」
シモンの咲かせた攻撃で生じた隙を見て一気に近づき、疾倶利から飛翔し飛び降りて。
――これは慈悲だ。
蝸牛の如き殻の傷ついている箇所目掛け、子火が繰り出すのは『一切合掌・蓮解業』。
それは鬼の血によって異形化させた腕から放つ、超高速かつ大威力の一撃。
『がっ!? ぐぅっ!』
そして今にも崩れ落ちんとする敵へと、子火はこう続ける。
「それに、子火は早々に酒が切れてきて悲しい気持ちだ」
その言葉を聞いて、再びシモンは瞳を見開いてしまう。
「酒切れたって、驚き通り越して怖いわ。鬼さん底無しなん?」
いやだって、これでもかと、めっちゃ酒を飲みまくっていたのを見ていたから。
「帰宅したら耳に穴も開けねばならんからな」
「耳朶については正直開けんの気重やけど……」
さらに聞こえたそんな声に、シモンはそうそっと肩を竦めるけれど。
――最後まで気抜かんと、いきましょ。
――終わらせるぞ。
『ぐぅっ、信濃様から言い渡された任務を果たす前に、倒れるわけには……っ、……!!』
秋の月夜の平穏を乱さんと目論む輩へと容赦なく最後の衝撃をお見舞いして。
東京湾への侵攻を確りと阻み、深く暗い海の底へと沈めたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【怪力無双】がLV4になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV5になった!