リプレイ
フルルズン・イスルーン
民話かな? カレワラかな? 何某かのエッダかな? 北欧って一口に言っても広いからねぇ。語りにケニング効いてると普通はなんのこっちゃだろうし。
伝承知識的に見れば大体は分かる。問題は演じるとかそういうのは向きじゃないのだけど。ま、行ってみよっか。
舞台の幕開け、霜の帳をここに。ブロッケン・ゴーレム。
まずは【寒冷適応】でリドルを仕掛けられても考える時間を作るのだ。
言葉に依らない答えともあるし、身振り手振りの所作がぎこちなくならないようにもね。
で、まあ順当に幽霊の声や身振りを拝聴して、伝承知識でどんなお題を言ってるのか照応がやるべき事だろうけど、その中に入って役になるねぇ。
この手のは解決者として、助言者然として入るのが一番やりやすい。老いて生まれたる賢人や、姿を隠す片目の名の多き神みたく。
ま、ボクは女だから昔の杵柄取ってヴォルヴァの巫女やる?
あるいは童話のような動物役に扮してもいいだろうね。
物語の流れ的によくあるタイプ。困りごとや悩みに語り掛けられるならそれでいい。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
完全視界、寒冷適応を共有
さて、何度目の北欧か……
そろそろ、リヴォリャーツィヤ……革命軍の大将を引き出さねばなるまいな
歌劇は好んでいる……歌劇や楽劇絡みだとありがたいが
北欧系だとニーベルンゲンの歌や……ニーベルングの指環なら
PD発動して対応
オーラ体の仕草を自然に観察し、台詞を分析し情報収集。元の物語を看破しよう
ロマノフに伝わっていそうなもの……
伝承、神話、英雄物語……通じるのは伝承知識と歴史知識を助けに
臨機応変に問いに正しい答えを返そう
演技力は、舞台よりも諜報員仕込みだが……
なるようになるか
何度でも問答のラリーを続けよう
最適な役柄を見極めれれば
王にも貧民にも
騎士にも農夫にも
天使にも悪魔にもなってみせよう
……即興で臨機応変に
歌劇ならばPD交え歌唱を、女性役ならカウンターテナーで応じよう
アートの深みへ誘惑し場の流れを掴もう
衣装は細身の外套を
役に応じてマントのように羽織り、ドレスのようにふるまう
中は軽装で、外套を脱げばある程度の役に対応
オーラ纏うよう、シルエットを活かすように活用
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、慣れた調子でストックホルムを迂回する。
「さて、何度目の北欧か……。そろそろ、リヴォリャーツィヤ……革命軍の大将を引き出さねばなるまいな」
指定された場所は、激しい吹雪で荒れていた。
風に身体が飛ばされる、などという事態はディアボロスには起こらないが、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)はすぐさま『寒冷適応』を発動する。
「『舞台の幕開け、霜の帳をここに』……。まずはリドルを仕掛けられても考えられる時間を作るのだ。言葉に依らない答えもあるし、身振り手振りの所作がぎこちなくならないようにもね」
「助かる。俺は『完全視界』を提供しよう」
エトヴァによって残留効果が得られると、緑の人影が、思いのほか近くに立っていることが判った。
オーラ体たちは、来訪者とは関係なしに動作しているようだ。
間隔をおいて数分ずつ、なにがしかのやり取りをして、また整列する。案内人からは、『問い』といわれたが、いくぶん距離をおいていると、話しかけてきたりはしない。
「フルルズンさん、解答の仕方すらわからないから、まずは役に入ってみよう」
「う、う~ん。ボクは演じるとかそういうのは向きじゃないのだけど」
お題の照応が仕事のつもりだった。
けれども、エトヴァが誘うと案外に乗り気になる。
「ま、行ってみよっか。……この手のは解決者として、助言者然として入るのが一番やりやすい。老いて生まれたる賢人や、姿を隠す片目の名の多き神みたく」
物語の流れ的によくあるタイプという。
困りごとや悩みを語り掛けられるなら、芝居をつなぎやすい役かもしれない。
「なるほど、俺は衣装を工夫してみよう」
細身の外套を用意していた。
役に応じてマントのように羽織れるし、ドレスのようにふるまうこともできる。中は軽装とすれば、外套を脱げばある程度の役に対応できるだろう。
オーラ纏うよう、シルエットも活用できる。
「ボクは女だから昔の杵柄取ってヴォルヴァの巫女やる? あるいは童話のような動物役に扮してもいいだろうね」
とりあえず、会話できる距離まで接近すると、オーラ体はディアボロスたちにアクションを起こしてきた。
自動翻訳されているから意味はわかる。
しかし、前後の文脈がわからない。
「えと、それは困った、……のう」
「俺は……私、か? それとも僕?」
なんだかあやふやなことをしゃべっているうちに場面は勝手に終わり、オーラ体は黙って列に戻った。
成果は大きかった。
まず、接触時のように、端で観ていても咎められはしない。演技が噛みあわなくても、大扉が出現しないだけで、挑戦は何度でもできる。全員参加ではなく、誰かひとりが正解すればいい。
そして、予想していたとおり、お題の劇は特定の何かだ。
場面はぶつ切りらしく、オーラ体は動きだすたびに違う役柄、演技をするが、つながった筋があるように思える。
以上のことから、公演ではなく舞台稽古のほうが近い。
「歌劇は好んでいる。……北欧系なら有名作が多くて、ありがたかったが、どうも歌ではないな。むしろ日常のように自然な芝居だ」
エトヴァは、積極的にオーラ体に絡んでいった。
「演技力は、舞台よりも諜報員仕込みだが……。なるようになるか」
問答のラリー。
最適な役柄を見極めるために、衣装といっしょに何パターンも変化させる。
王にも貧民にも。騎士にも農夫にも。
天使にも悪魔にもなってみせる。
フルルズンは彼に注文を出したり、『解決者役』で入ったりしながら、お題を当てにいく。
「民話かな? カレワラかな? 何某かのエッダかな? 北欧って一口に言っても広いからねぇ。語りにケニング効いてると普通はなんのこっちゃだろうし……」
「ロマノフに伝わっていそうなもの……。伝承、神話、英雄物語……」
オーラ体と共に演じ、エトヴァも考える。
ふたりは、『伝承知識』に秀でていた。
「キミこれ、歴史書に編纂されたあとの時代だよねぇ」
「北欧の書物がヨーロッパ全土に伝わり、英国で舞台化されてロシアで上演された。主人公は……」
デンマークの王子だ。
あとは芝居のうまさだが、エトヴァの『臨機応変』に頼るしかない。彼は、この技能も高い。さらに、『オーラ操作』で、共演者に要望を通せることも判明した。
「アートの深みへ誘惑し、場の流れを掴もう」
ディアボロスの仲間たちを観客に、本番の幕が上がる。
「赦せるか、赦せないか。それが問題だ!」
王子の熱演に大扉が開き、革命軍本部の役者たちが、テーブルから立ち上がる姿が覗けた。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
クロム・エリアル
……迷宮は攻略完了
先人には感謝
クロムは遠慮なく敵の掃討任務を開始
革命軍……時代の流れに取り残された存在
かつては有効であったが、状況の変化故に放置……と情報に有り
故に確実に此処で戦力の削減を実行
しかし革命軍の尖兵とは思えない程、絢爛な体
眩しい、それにもう少し貴族らしさを抑える事を推奨
……まあ、もうすぐその意味も無くなる
双銃『Libra』を構え戦闘態勢
駆けて一気に宝石兵士達の中に接近
零距離射撃こそクロムの神髄
Ex.Bullet.Recoilless装填
「ダンス」を踊る様に敵と間合いを詰め、パラドクス弾頭を「連射」し攻撃
敵は複数、纏めて狙う
射撃後は防御態勢
吸血攻撃、更に硬直化
厄介な能力
なら、前腕辺りを咬ませる
此処なら腕の可動域にそこまでの影響は無し
後は完全に腕が動かなくなる前に、宝石兵士を討伐し影響を解除
此方へ吸血をした対象を記憶しておきそいつを優先的に攻撃
補給も後ろ盾も無くなった軍に未来は無い
役割は終了
潔く此処で滅びるのが最善
アドリブ連携等歓迎
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
完全視界、寒冷適応を使用
誰の仕掛けかは知らないが、演劇を嗜む感性があったのには感心する
こだわりの強い淫魔たちを思い出してしまった
……芸術を生み出し、演じる人の感性は……たしかに強い力を持つのかもしれないな……
剣の代わりに、演奏家として応じよう
Wandervogelを演奏し、炎を操り攻撃
戦況を偵察、観察しつつ
味方と合図し、狙いを合わせて、弱った個体、仲間の死角に立つ個体から狙い
炎で敵方の布陣を牽制するように押し返していこう
隙を看破し仕留めていこう
優雅に、熱く、焔と舞うように
自爆攻撃か……
掴まれないよう間合いを取りつつ
接近を看破し、爆破にはライオットシールドを構えて防ぎ
追い打ちにも気を抜かず、全身を魔力障壁で守る
危ないことをする……
そうまでして、仕えねばならないとは……クロノヴェーダの世界もまた、儘ならぬもので溢れているのかもしれないな
毒杯は主へ突き返してやろう
吸血貴族の支配下では、舞台の観客さえいなくなってしまう
モスクワよりましではあるのも皮肉だな
革命軍は……ここで止めよう
「……迷宮は攻略完了。先人には感謝」
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)は、フルルズンたちの間を抜け、ディアボロスたちの先頭にでた。
宮殿の晩餐会場を模したような広間だ。白布の上には一枚の皿もなく、燭台くらいしか置かれていないが。クロムは、児童のように背が低いため、その家具が邪魔そうだった。
「革命軍……時代の流れに取り残された存在。かつては有効であったが、状況の変化故に放置……と情報に有り」
双銃『Libra』を構えると、その長テーブルに土足で飛び乗り、ヴァンパイアノーブルらにむかって走りだす。
「故に確実に此処で戦力の削減を実行」
右側の貴族のひとりに零距離で銃口を突き付け、ぶっ放した。
「ウグウッ!」
胸を抑えて、尻もちをつき、木製の椅子にすがりつく、自称革命家。
以上のやりとりを観察していた、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、もう十分とばかりに自分の得物にあごをのせる。
『Wandervogel』、古色艶めくヴァイオリンだ。
「剣の代わりに、演奏家として応じよう」
弓をあてがうあいだに、彼の脇を通って、ほかのディアボロスも次々と入室する。長テーブルを避け、左右に分かれながら。フルルズンだけが傍らに残った。エトヴァと視線をかわし、詠唱にはいる。
「巨大なる、霜の帳……。『ブロッケン・ゴーレム(ホトゥス・フディン・ヴンドニン)』」
冷気が集まって、天井に頭が届くほどの巨人の形になった。
霜ゴーレムは、机の左側を、ゆっくりと歩いていく。その背を追うように、情熱の旋律が響きわたる。
エトヴァの『Tango Flama(タンゴ・フラマ)』だ。
「――踊り、謳え、心の儘に」
激しいリズムを刻み奏でる舞曲の音が、煌めく炎を生み、巨人に寄り添う。
席を立った貴族のひとりが、『翠緑血武(すいりょくけっぶ)』を発動した。オーラ操作で武具を作りだす。合言葉を得るために、エトヴァとフルルズンが演じた先方のオーラ体、それが役柄を変える時と似ていた。
仕掛けの元といっていいだろう。ゴーレムに殴らせる。
しかし、これもまた臨機応変に武具を用いられ、霜の拳は通らない。エトヴァの玄を押さえる指が繊細に動いた。
火炎の渦が、巨人の太い腕に巻き付く。冷気と炎熱の合わさった拳が、宝石兵士を打ち砕いた。
「さて、フルルズンさん。『伝承知識』はどこに使われていたと思う?」
「う~ん、武具のデザインかな?」
見れば、様々な形状になりながら、トループスたちは兵士としての陣を取り戻しつつあった。
斬撃も弾丸も、堪えられてしまう。
「しかし革命軍の尖兵とは思えない程、絢爛な体。眩しい、それにもう少し貴族らしさを抑える事を推奨」
クロムが、かすかに呻く。
「……まあ、もうすぐその意味も無くなる」
赤い照り返しを受けて、顔を上げた。長テーブルのステージ上で、火炎の渦をパートナーにしてダンスを踊る。
「いいぞクロムさん、優雅に、熱く!」
エトヴァの弓が小刻みに上下する。
炎に導かれ、銃口が宝石兵士の弱点にピタリと合う。
「『Ex.Bullet.Recoilless(エクスバレット・リコイレス)』……!」
標的は複数に増え、纏めて弾丸が発射された。
撃破とともに、エトヴァとフルルズンも前進し、クロムはテーブルの反対側のふちから床に着地する。
布陣を下げた兵士たち。一部は踏みとどまり、ディアボロスたちに『宝石変化』を仕掛けてきた。
「吸血攻撃、更に硬直化。厄介な能力。なら……」
クロムは、前腕辺りをわざと咬ませる。
「此処なら腕の可動域にそこまでの影響は無し」
双銃のトリガーを、揃って引き続ける。トループスたちの陣は崩れた。
「侵入者を排除できないなんて!」
いつのまにか上座の席を蹴り、奥側へと逃れた貴族がいる。
エトヴァはその、革命軍本部の主、アヴァタール級『ルジェ-ディミトリ』を見た。
「誰の仕掛けかは知らないが、演劇を嗜む感性があったのには感心する。毒杯は突き返してやろう」
「毒杯……。まさか、合言葉を正攻法で解いたのですか?」
いっとき、ディミトリの顔から険が消えた。
「私がモスクワで習い覚えた演技法を、貴族でもないあなたが真似できるとは……」
戦いを忘れて喋りつづけるヴァンパイアノーブルに、エトヴァはふと別の敵を思い出してしまう。
「淫魔たちもこだわりが強い。芸術を生み出し、演じるものの感性は、たしかに強い力を持つのかもしれないな。しかし……」
言いかけたところで、宝石兵士が接近してきた。
「自爆攻撃か……」
掴まれないよう間合いを取り、いったん下がる。ヴァイオリン奏者には手が届かないと判ったのか、兵士は翠柘榴石の輝きをみせ、宝石状に砕け散る。
エトヴァは弓を操りながらも敵の動きをよく見ていた。
爆発の瞬間だけ、ライオットシールドをかざして被害を防ぐ。
「危ないことをする……」
身体にあたる欠片は、魔力障壁が跳ね返した。
「そうまでして、仕えねばならないとは……。クロノヴェーダの世界もまた、儘ならぬもので溢れているのかもしれないな」
「リロード……連射モード」
砕けた相手の残った肉体に、弾丸が撃ち込まれる。クロムの片腕が正常に戻ったので、彼女を吸血した個体だったのだろう。ディアボロスたちは、いまや長テーブルを背にしてトループスたちへと攻勢をかけていた。
旋律の火炎が、デマントイドガーネットを包む。
最後の一体にとどめを刺したクロムは、指揮官からはそっぽを向いたまま。
「補給も後ろ盾も無くなった軍に未来は無い。役割は終了。潔く此処で滅びるのが最善」
感情を表に出さずに忠告した。
相手が黙ったままなので、エトヴァは中断した言葉の続きを伝える。
「しかし、ディミトリよ。吸血貴族の支配下では、舞台の観客さえいなくなってしまう。そのモスクワよりましではあるのも皮肉だな」
「違いますね、ディアボロス。私の客はすべてが貴族。従属されるべき一般人には安い席すらない。『革命』という名の欺瞞で踊る、群舞にはなっても!」
ヴァンパイアノーブルはナイフを抜き、強力なオーラを湧き上がらせた。
晩餐会場だった室内は、漆喰や装飾が剥がれ落ち、むき出しの木材にかわる。気がつけば傾いた甲板の上、難破船にいた。
エトヴァは、舞台の早変わりに評価の声をあげる。
「見事なオーラ操作だ。みずから欺瞞と誇るだけのことはあるな。革命軍は……ここで止めよう」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
珠々院・アンジュ
(トレインチケット)
土師・結良
(トレインチケット)
前衛に立つ、珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)は頷いた。
「楽に死ねると思うなよ。永遠に、未来永劫、来世でも呪われ続けろ」
言葉は苛烈だが、口調は淡々としている。
刃こぼれなまくらの刀を、甲板の木材にこすり付け、摩擦熱が刀身全体に呪いの炎を発火させる。
「焦がし燃やしてやる」
そのまま大上段にまでもっていくと、『ルジェ-ディミトリ』に斬りかかった。吸血鬼の役者は、不格好に身体を振り、それでも避けきれずに肩口に刀傷を負う。
「ぐ、ううう。……だ、大事な舞台装置が痛んでしまう。君たち、ちょっと火気は遠慮してくれないかな」
もたれかかった背後は、さっきまで白い壁、いまは船室への扉だ。
まさか、逃げ出さないだろうが、ナイフを持つ側の腕を、土師・結良(思い出の花香る・g06244)はガッチリと掴んで引き寄せた。
「恨んでくださっても結構です」
『鬼神変』で異形化させた手だ。
「もう恨まれるのは慣れてしまいましたから」
力づくで押さえつけられたアヴァタール級を、ディアボロスたちは取り囲む。だが、囚われかけの表情が、邪悪に歪むのを目の当たりにした。
「ならばこの難破船に、より凄惨な犠牲者でもって彩を加えてごらんにいれましょう!」
ボロ布をかけたマストから、人型のものが大量に降ってくる。トループス級の伏兵や増援ではない。伝承をオーラで再現した吸血鬼の群れだ。
ディミトリのそばにいたアンジュと結良は噛みつかれ、マストの上方へと引っ張り上げられようとしている。
「私の即興演技も、なかなかのものでしょう?」
鬼の手から逃れ、ディミトリは見上げる。
ふたりともが、焦るでも暴れるでもない。
「私たちを飾りにするつもりですか。お前こそ壁に張り付いてろ。『Creme brulee(クレームブリュレ)』」
アンジュのなまくら刀に付けられた傷が、呪詛の炎をあげる。
「うがあッ!」
吸血鬼の主は、肩を押さえた。
「からっぽの晩餐会も、お腹が減るばかりでたいした舞台じゃなかったしな。……結良さん、お願いします」
「はい。骨を断たれてでも骨を断つ、その為にわたくし達はいるのですから」
多数の吸血鬼、血のオーラ体に噛まれたままで、鬼人は血の力を発揮した。異形化した腕が、さらに太く結晶に覆われていく。
結良は、自身とアンジュ、そして仲間に襲い掛かる幻影に対して、薙ぎ払うように拳を振る。
弾き飛ばされ、ボロ布の帆に飾り付けられたのは、それら吸血鬼らであった。
「務めを果たしましょう」
ふわりと床に着地する、結良たち。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
クロム・エリアル
芸術家気取り
傲慢さと自尊心の高さが窺い知れる
客を選んでいる時点で、程度が知れる
身を焦がす程の情熱も、命を削る程の情念もアレからは微塵も感じない
ただのナルシスト
革命軍の真似も、芸術家の真似も中途半端
……討伐任務開始、戦闘準備
双銃『Libra』のマガジン交換
Ex.Bullet.D_Bless装填
ディミトリとの距離を詰める
零距離格闘、マズルスパイクでディミトリを殴り零距離からパラドクス弾頭を「連射」
極寒たるこの地にて、竜の息吹で敵を燃焼
革命軍である事を演じる事すら忘れた愚かさ、意図不明
……否、単に典型的なクロノヴェーダなだけと評価
つまりはただの、凡夫
振られたナイフをマズルスパイクで弾き、敵は切りつけたが失敗したという認識を持つ
認識の歪みを少しでも軽減
敵意を失うのなら、クロムは自分に刻まれた技を信じる
敵意は無くとも、体は反応する
クロムは技術を出力する存在
敵意は無くとも、敵を攻撃する事は可能
革命軍はもう終わり
カーテンコールもアンコールも必要無い
ただそのまま、朽ちて滅びるのが必然
アドリブ連携等歓迎
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
寒冷適応、完全視界を使用
ふむ、安い席か……
多くの高級な劇場に、立見席がある理由はわかるまいな
それが新たな芸術を育むんだ
広く、深く
難破船の舞台には、飛翔で浮かび対抗を
有名な吸血鬼に縁のある伝承だろうか
仲間と声掛け連携、なるべく挟撃になるよう立ち回り
戦況と敵の動きを観察し把握
PDを発動し、氷塊を含んだ嵐を巻き起こし、舞台を巻き込みつつ攻撃
舞台の変化や、弱点、動きに隙があれば看破し突こう
飛翔で足場を飛び渡り、傾きに惑わされず地形を利用
吸血貴族が飛べば空中戦を
敵の攻撃に対しては、魔力障壁を展開し、闇のオーラと吸血から身を護りつつ
形取る姿をしっかり観察、肌の露出箇所や大動脈の位置を避けるよう体をずらしたり、他の部位でガード
美しい姿を取れるならば、教えてほしいものだ
俺にとっての美とどのようなものであるのかを
……芸術は探求の道
完璧な正解は出せないだろう
その隙を看破しよう
願わくは、人々が飢えることなく、心豊かに暮らし
人民のための劇場が誇らしく建つ世が来るように……
ここで杭撃たせて頂く
オーラ体を退け、アヴァタール級を追い詰める。
『ルジェ-ディミトリ』に、舞台を降りるつもりはないらしい。さらなる闇のオーラを広めてきた。
「君たちに教えましょう、真夜中に賜る悦楽を」
「ああ。頼みたいくらいだ……」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、王子役の扮装につかった外套を身に纏い、一歩踏み出す。
「俺にとっての美とは、どのようなものであるのかを」
「む……!」
ヴァンパイアノーブルの役者は、エトヴァの思う美しい姿を形取ることで、吸血のための隙をつくろうとした。しかし、合言葉の看破といい、劇場への知識といい、ディアボロスながら軽んじられない相手だ。
と、慎重になっている様子が、表情にありありと出てしまっている。
エトヴァは見透かしたように煽る。
「……芸術は探求の道。完璧な正解は出せないだろう?」
「た、確かに」
彼のメソッドは、感情に素直なところかもしれない。闇のオーラが形を得ようとしたとき、わずかに美の一端が垣間見えた気がした。それが、吸血鬼にとっての隙となった。
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)の握った双銃『Libra』、近接打撃用のマズルスパイクが振り下ろされる。
金属がぶつかる甲高い音。
ディミトリのかざした刃に弾かれたかっこうだ。
「ハァハァ……。こ、これこそはウグチリの地に伝わりしナイフ」
吸血鬼のくせに息が荒い。
論を交わすあいだにエトヴァの術中にはまり、ほかのディアボロスたちと挟撃の態勢に入られている。
双銃のマガジンを交換しながら、クロムが呟く。
「芸術家気取り。傲慢さと自尊心の高さが窺い知れる」
『Ex.Bullet.D_Bless(エクスバレット・ドラゴンブレス)』が装填された。
「ふむ、安い席と言ったか……」
エトヴァは、外套をひらいてたなびかせた。
「多くの高級な劇場に、立見席がある理由はわかるまいな。それが新たな芸術を育むんだ。広く、深く……」
難破船に、嵐を再現するかのよう。
吹いてきた風は、クロムの言葉を運ぶ。
「客を選んでいる時点で、程度が知れる。身を焦がす程の情熱も、命を削る程の情念もアレからは微塵も感じない。ただのナルシスト。革命軍の真似も、芸術家の真似も中途半端。……討伐任務最終段階」
ディアボロスたちのパラドクスが、アヴァタール級ヴァンパイアノーブルに襲い掛かる。
足場の傾斜は、飛ぶなり跳ねるなりして、各自が克服した。
その指揮も、舞台監督さながらにエトヴァがとっている。
「これも有名な吸血鬼に縁のある伝承だろうか。――舞い踊れ、凍てつく刃よ!」
『Eiskristallturbulenzen(アイスクリスタール・トゥルブレンツェン)』。風力は増し、氷塊をともなってディミトリを場にはりつかせた。
「ここで杭撃たせて頂く」
「ぐ、うう。私の芝居が通じぬとは。なぜ、刷り込みが効かない。敵意を保てず、革命軍に準ずるはずなのに。ディアボロス部隊として、北欧を支配……」
あらがう吸血鬼に、零距離からパラドクス弾頭が連射された。
「敵意は無くとも、体は反応する」
クロムは自分に刻まれた技を信じる。いわば、技術を出力する存在。
特殊弾の発火で、貴族らしい出で立ちが燃え上がった。
「引きこもるばかり、革命軍を演じる事すら忘れた愚かさ、意図不明」
吹雪の迷宮に護られた本部で、竜の息吹が指揮官を燃焼させる。
「……否、単に典型的なクロノヴェーダなだけと評価。つまりはただの、凡夫」
「き、君こそは、役を生きている……ぎゃああああ!」
『ルジェ-ディミトリ』の身体が消滅していく。
傾斜した甲板は消え、ディアボロスたちは雪原に立っていた。フルルズンはゴーレムを還し、アンジュと結良は服の裾についた雪を払っている。
エトヴァは雲の隙間に、陽光を見る。
「願わくは、人々が飢えることなく、心豊かに暮らし、人民のための劇場が誇らしく建つ世が来るように……」
「革命軍はもう終わり」
息をつくこともなく、クロムはまた呟いた。
「カーテンコールもアンコールも必要無い。ただそのまま、朽ちて滅びるのが必然」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!