跼天蹐地(作者 一条もえる
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#大戦乱群蟲三国志  #樊城の戦い:魏  #魏 

 魏の旗を掲げた一団が、砂塵を巻き上げながら南に進んでいる。
「休むな! なんとしても急ぎ樊城にたどり着かねばならんぞ!」
 叱咤しているのは魏将・曹純である。
「えぇい、まどろっこしい! このような蟻の歩みでは、決戦に間に合わないではないか!」
 しびれを切らした曹純は足を速めて、先を行かせる兵どもを追い抜いて間道に入り、先頭に立って進んでいく。護衛の硬殻兵たちが慌てて後を追った。
 兵の多くは、村々から集められた農民である。蟲将に睨まれた彼らは真っ青な顔で首をすくめ、慌てて後を追った。
「わはははは! それでよい!」
 行きたくはない。しかし逃げられない。もし仮にそれができたとしても、食料ほしさに付き従うしかなかった彼らには、この天地に身の置き所などないのだ。

「またしても、魏軍が樊城を目指して進軍中とのことです」
 許・伯隼(人間の無双武人・g03617)は居並ぶディアボロスたちに礼をしつつ、話し始めた。
「数々の戦いで敵のもくろみを阻んでいるとはいえ、まだクロノヴェーダの動きは収まっておりませぬ」
 進軍を急ぐ魏将・曹純は兵たちの先頭に立ち、先を急いでいるらしい。雑兵たちは必死について行こうとしているが、やはり遅れてしまう。まだ敵地ではないという安心感もあるのか、敵は長蛇の列となって進んでいるようだ。

「そこにつけいる隙がありましょう」
 護衛する魏軍硬殻兵を蹴散らし、敵将・曹純を討ち取ることが目的である。敵が先頭を進むのならば、それはたやすい。
 しかしそれでも、続いている兵たちが巻き込まれる恐れがあることには変わりがない。そこで、なんとかして兵たちを本隊から切り離さなくてはならない。
「監督する硬殻兵の目を盗んで兵の中に潜り込み、流言を以て惑わせるのがよろしいでしょう」
 クロノヴェーダが進む道は、普通の人間には厳しい険路である。山を越え、谷を渡らなくてはならない。
「その途上で道を誤っても、致し方ないのでは……?」
 そう言って、伯隼は仄かに笑う。
「疑心に駆られ、うまく硬殻兵から離れることが出来たならば、戦いが始まるや彼らは逃げ散ることも可能でしょう。
 ただし、彼らはもともと、飢えをしのぐために泣く泣く兵となった者たちです。逃げたところで、安住の地はありません。
 そこで……」
 彼らが生きていける場所を用意してやれれば、逃走に前向きになれるのではないだろうか。
 魏軍の進路からわずかに逸れたところに、高い山と深い谷によって隔てられた場所がある。体に縄を巻き付けて上り下りしなければならぬほどの険路だが、それだけに人目にはつかない。
「そこにはいくらかの平地もあります。そこを耕し、隠れ里とすることも出来るでしょう」
 とはいえ、あるのは土地だけだ。住む家も食料も、生活に必要なものはなにもない。

「民を救うため、どうかお力をお借りしたい」
 伯隼はそう言って一同を拝した。

「急げ、急げと言われても……」
「蟲将様や硬殻兵様のように急げるわけもないよ……」
 疲労で満身創痍となりながら、かき集められた兵士たちは山道を急ぐ。とうの昔に隊伍はバラバラになり、目の前に居る相手は別の隊にいた男だ。体力のある者が先に行き、ない者が遅れていく。
 もういっそ、このまま逃げてしまえれば。
 だが、逃げてどうする。どこに行くあてがある。飢え死にしたくなければ、必死に追いつくしかない。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
2
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【土壌改良】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV3 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

一条もえる
 こんにちは、一条です。
 魏将・曹純に率いられた兵が樊城を目指して南下中です。
 兵とは言っても、大半は徴用された農民です。彼らが兵となる理由は、クロノヴェーダが恐ろしいということもありますが、村には食料が残されていないせいでもあるのです。
 最大の目的は、敵将を討ち取って援軍を頓挫させることです。そうすれば、兵士たちは離散してしまうでしょう。しかし、どのみち行くところのない彼らはやがて、別の将に率いられた兵となってしまうのです。
 隠れ里には豊かな山林や水源もありますが、あるのはその自然だけです。住む家も畑も、もちろん食料の備蓄もありません。このままでは、たとえ逃げ込んだところで兵士たちが生き延びることは難しいでしょう。
 敵将を討つと同時に、山野を開拓して兵士たちの逃げ込める場所を作ってください。
42

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎

一先ず周辺の地形を【観察】、里として使えそうな場所の【地形の利用】、他に出来そうなのは【水源】の準備といった感じですか。
後は他の人達に何とかしてもらいましょう。

「減った人間を増やすためにはこういう地道な作業も必要、ですか。後々の私の利益を考えれば無駄になることは無いでしょう」


無堂・理央
隠れ里と聞くとカッコいいとか思ってしまうボク。
実際に隠れて住む人達はそうとは思わないんだろうけどさ。


無双馬『クロフサ』に駆けて貰って、【土壌改良】込みで大地を耕して貰うよ。
馬が駆けた後に土地が耕されるってかなりファンタジーと言うか、常識外だよねぇ。
馬が耕すとしたら、家畜が引くタイプの農具で土を掘り返すとかだろうしさ。
実際に家畜用の農具が用意できれば、クロフサに引っ張って貰ってしっかりした畑の形にしちゃおう。
新宿島からの持ち込み含めて、家畜用農具が無ければ、ボクがせっせか耕す事になるかな?


結島・蘭杏那
命綱無しで行けない場所じゃ人は多く集まらないわね。土壌改良で山や谷の一部を植物が育ち易い柔らかい土にして階段の道を作るわ。あまり目立つものを作るとクロノヴェータに攻められるから、大人が一人通れるか通れないかくらいの幅で隠し通路みたいな感じで作るわ。

隠れ里のアクセスを改善したら、あとは里全体を保水効果が高い土壌に改良して水源からの水を蓄えて、農作物が育てやすいようにしておくわ。そのついでに竹を植えておくわ。竹は色々と生活必需品に加工出来るし、タケノコやら手間を掛ければ食糧にもなるしね。あと外周に育った竹林があれば内輪の里も見つかりにくくなると思うわ。


有栖川宮・永久
ああ、戦えない人を斬り捨てるなんて酷いなあ・・・なら、本来の暮らしが出来る所を整えないとね。

【水源】と【土壌改良】はお任せ出来そうかな?なら私は畑の開墾とか家の建築とか力のいるような作業をするよ!!【怪力無双】があるから、多少無茶な作業や、重い建築の素材の運搬も大丈夫。運搬なら小型ヒーローロボットでも出来るから、手伝わせちゃおう。

あ、畑の知識は余りないけど、枝とかミミズ入れて耕せば幾らか水はけが良くなるとか。ミミズが嫌いな人もいそうだから、作業は私が率先してやるね。


「本当に、こんなところに良い土地があるのかしら?」
 辺りを見渡した黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が眉を寄せる。
 深山幽谷、という言葉がいかにもふさわしい。
 魏軍が進む間道からさらに山中へと踏み込んだ場所に、ディアボロスたちは立っている。辺りは木々が生い茂り、天にまっすぐ伸びているかのような山々の景色は、
「まるで山水画のようね」
 伯隼の話によれば、「道」はここで間違いなさそうである。道といっても「そちらに向かえば目的地である」というだけのことで、急峻な斜面をただ、進むだけだ。
「景色を眺めるだけなら、いいのかもしれないけれどね」
 と、結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)は肩をすくめた。
「まさに『隠れ里』って感じだね」
 カッコいい音の響きに、無双馬『クロフサ』に跨がった無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が笑う。
「……とはいっても、実際に隠れて住む人たちはそれどころじゃないんだろうけどさ」
「うん、本来の暮らしが出来るところを整えないとね」
 有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)は顔をしかめて、生い茂る草をかき分けて進んでいく。
「戦えない人を斬り捨てるなんて、酷いなぁ……」
 跼天蹐地。天はどこまでも高く、地は彼方まで広がっているというのに、人間たちは身をかがめ、抜き足して歩くしかないのである。
 そんなことを言って進む間にも、道はさらに険しくなっていく。
 坂道はついにそびえ立つ壁へと変わり、一行は突き出た岩に手をかけながら登っていった。
 ディアボロスの身体能力があるからこそ出来ることであって、なるほど普通の人間ならば、誰かが決死の覚悟で登り、上から垂らした綱を頼りに登ってくるしかあるまい。
「わぁ……!」
 一同は思わず、それぞれに声を漏らす。
 ついに登りきった先は、まさしく別天地であった。周りを壁のような高山に囲まれた中に、平地が広がっている。まるで壺の中のような景色である。
「これなら確かに、人目にはつかないわね」
 感嘆の声を漏らした蘭杏那であったが、続けて苦笑した。
「でも、あんな道しかないんじゃ人も集まらないわ」
 そう言って、通ってきた道を植物が育つような土に変え、階段状に整えていく。育った草が根を張っていけば、はるかに登りやすくなるだろう。無論、容易く見つかる道にはしていない。木々で覆わせているし、幅もせいぜい、人がひとり通れる程度である。
 一方で、辺りを見渡した唯妃は、一カ所一カ所を指さしていく。
「あの辺りを集落にするとして……畑はあちらかしら?」
「いざ! 始めようか!」
「よーし、行くよクロフサ!」
 唯妃の提案というべきか、指図というべきかを聞いた永久と理央がすぐさま駆けだしていく。
「……さて、他に出来そうなことは、水源の準備といった感じですか」
 唯妃が手をかざすと、轟々と大量の水が噴出して野を流れていく。
 ディアボロスたちが去ればこの流れは失われてしまうが、窪地に溜まった水はこの地の開拓に大いに役立つだろう。それが一段落つけば、山から湧き出てくる水と天水とで十分に賄えるはずである。
 その開拓を、理央は行っている。
「巻き上げて!」
 理央の声とともに、愛馬が駆ける。蹄が地を蹴るのに合わせて土が巻き上げられ、農地とするにふさわしい土壌へと改良されていった。
「ファンタジーっていうか、常識外だよねぇ、このやりかた」
 仕上げには新宿島から持ちこんだ犂を愛馬につけ、耕していく。
「よいしょッ!」
 一方で永久は、切り出した木々を次々と運び出し、建築の資材として準備していた。ひとりでこれだけのものが運べるのは、【怪力無双】あってこそである。その後ろをちょこちょこと、特製小型ヒーローロボットが追いかけていく。
 もっとも時間がかかるのはやはり、土を耕すことであろう。日が傾いてきた頃には全員が集まり、いつでも植え付けが出来るように土と格闘していた。
「減った人間を増やすためには、こうした地道な作業も必要、ですか」
 作業を眺めながら、唯妃は微笑む。
「そう。インセクティアにとって食は大切なのよ!」
 蘭杏那はインセクティアに継承されているという『農業魔法』で土壌を改良し、
「畑のことはよくわからないけど……あっちに落ち葉があったから、持ってきたよ」
 永久はミミズもいるであろう落ち葉を一抱えしてやってきて、畑に混ぜ込んだ。
「よーし。とりあえずは、これくらいかな!」
 理央は身体を伸ばして辺りを見渡す。
 辺りの光景は一変していた。草が生い茂っていた平地は区分けされて耕され、窪地は大きな溜め池となっている。そして高台には住居用の丸太が並んでいた。里の周囲には竹も植えられた。加工も出来るし、筍だって食べられる。大いに役立つだろう。当座の食料もあればよかったが……。
「まるで、大きな飼育小屋ね」
 高台から里を見下ろし、唯妃が目を細める。
「後々の私の利益を考えれば、無駄になることはないでしょう」
 そう言って、唇を舐めた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水源】LV1が発生!
【土壌改良】LV2が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
【プラチナチケット】を使用して敵の行軍に紛れ込み、
他の仲間たちもはぐれていた魏軍兵だということにして招き入れる。
その後、伝令を出す名目で別れて、流言を広めるための下準備をしておく。

・セリフ
(合流時)
報告です!
向こうの方角には間道はありませんでした、
今はこのまま真っすぐ進むしかないかと思われます。

(その場を離れる時)
それでは私はこの事を部下と共に後続の部隊にも伝えてきますので
これで失礼いたします!


レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしはしがないウィザードでさぁ…』
 
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」

他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが演技であり、相手を油断させてからの攻撃が好きです。
演技が通じないと粗暴になり、一人称も「オレ」になります。
情報収集には相手をよく観察し、演技を交えながら引き出していきます。

パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我でも積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「はぁ……はぁ……」
「急がないと! もう曹純様は先に行かれたぞ!」
 硬殻兵から監督を命じられた兵が、青息吐息の雑兵たちに声をかける。これ以上遅れてしまっては、どんな目に遭わされるかわからない。雑兵たちは必死に足を動かした。
「無茶なことさせるね」
 その様子を、袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)とレオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)とが茂みから窺っている。
「まったくで。実に憎き奴らですなぁ」
 レオネオレはへらりと笑って見せた。
 とはいえ、内心は違う。心中にある煮えたぎる復讐心は誰に向けてかは知らぬが、クロノヴェーダに対するものには違いなかろう。それが蟲将どもに関わりがあるのか、どうか。
「ともかく、中に潜り込もう」
「へい。頼りにしてます、雀蜂のお嬢ちゃん」
「やめてよ、それ……」
 苦笑した雀蜂は堂々と兵たちに近づき、
「報告です! 向こうの方角に間道はありませんでした!」
 と、声を張り上げた。
 兵たちはわずかに首を傾け、
「あんた、偵諜の兵か?」
 と、問うてきたが。雀蜂は悪びれもせず、背筋を伸ばす。
「はい。
 今は、このまままっすぐ進むしかないと思われます」
「おつかれさん。でもあいにくとなぁ、蟲将様はとっくに先に行っちまったよ」
「まぁ、こんなにバラバラになってりゃ、位置がわからなくなってもしょうがねぇよ」
 と、兵たちは慰めてくれた。
「で、あんたもやっと合流できたクチかい?」
「イヒヒヒ。まぁ、そんなところで……あっしはしがない雑兵でさぁ」
 レオネオレは手もみをしながら、兵士たちの中に加わっていく。見知った顔は行軍の途中で見失ってしまったような集団なので、混じったところで怪しみはしない。
 ディアボロスということを隠したふたりを加え、雑兵の列は蟲将のあとを懸命に追う。
「……周りの連中の話を聞いた限りじゃあ、けっこうな落伍者がでてるみたいでさぁ。
 もっとも、クロノヴェーダに逆らうなんて恐ろしい真似ができるわけもなし」
 ついていくしかない、ということだろう。
 レオネオレが意味ありげに笑う。
「逃げるあてがあるってわかりゃ、違うかもしれませんがね。
 あっちは上手くやってるんでしょう?」
「うん。大丈夫みたい。
 さて、この次は……」
 次には、この兵たちを蟲将どもから切り離さねばならない。
 次の手を思案していた雀蜂は頷いて、
「それでは。私が後続の部隊にも伝えて参ります! 失礼します!」
 と、兵の列から離れていった。
「いってらっしゃいやし、雀蜂のお嬢ちゃん。お気をつけて」
「だから」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!

黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎

喉に程々の強さの糸を巻いて声を低くし、それと適当な襤褸を纏って後続の兵達へと近づいていきましょう。
【友達催眠】で気安く近づき声を掛けるとしますか。
この先はさらに道が険しくなり追いつくことは困難であろうといった会話から入り、この辺に隠れ里があるという事を匂わせておく。
お偉いさん達は彼方先だし俺達くらいがいなくなっても案外気づかれないんじゃないか、と笑い話のように伝えておきましょう。
後は少しずつ速度を上げて同じように前の兵達にも伝えていきます。

「どうせお偉いさんなんざ俺らの顔なんて覚えてないんだ。何だったら半分くらいいなくなっても気付かねぇんじゃねぇか?」


有栖川宮・永久
兵士が進む道の前からボロボロになって大変疲れた兵士を装って現れる。ようやくここまで来た、という感じで。

【友達催眠】も使って共に行軍する兵として、進んできた道の過酷さと険しさについてあれこれ噂を広める。これ以上進むのは無理な事と、進軍する道が危険すぎて戦場まで辿り着くまで命があるとは限らないとはっきり公言。

ここまで来るのに隠れ里の入口を見つけたから、そこにいった方が安全と噂を広げます。意外と居心地が良さそうに見えた、と更に後押し。

大将ははじめから兵士の命の無事なんて考えていないでしょうし。初めから使い捨てるつもりでいることははっきりいいます。戦いたくない戦で死ぬよりは生き延びた方がいい。


「おぉ……い」
 蟲将の後を必死で追う雑兵たちの後ろから、声がかけられた。ぼろを纏い、よろよろと雑兵たちに近づいていく。
「おぉ、しっかりしろ」
 クロノヴェーダを恐れているとはいえ、もともと善良な民なのである。たとえ急いでいようとも、立ち止まって待ってやる優しさはあり、よろめいたときには手をさしのべてやった。
「すまねぇな」
 そう言って手を取った雑兵こそ、黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)であった。喉を緩く締め付けるように糸を巻き付けて声色を変え、雑兵たちの中に紛れ込む。
 見知った顔など誰ひとりいないが、まるで旧知の仲でもあるかのように馴れ馴れしく、唯妃は声をかけた。
「この先は、もっと道が険しくなるらしいぞ」
「本当か?」
「……えぇ。ここから先は、道と言うよりも崖と言った方がいいわ」
 一行の前方から、いかにも疲れ果てたといった面持ちで現れた有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)が嘆息した。
「これ以上進むなんて無理よ。危険すぎて、戦場までたどり着けるかすらわからないわ」
「そんな……」
 雑兵たちが顔を見合わせる。クロノヴェーダがそんな道を苦にしないであろうことはもちろん、人間たちにとってそれがどれだけ危険なことかを、配慮してくれるはずもない。
 悄然とする雑兵たちを見て、密かに口の端をつり上げた唯妃は、
「どうせお偉いさんなんざ、俺らの顔なんて覚えてないんだ。なんだったら半分くらいいなくなっても、案外と気づかれないんじゃないか?」
 と、乾いた笑い声を上げた。
「おい、滅多なことを言うなよ。……だいたい、逃げてどうする?」
「『桃源郷』というものの話を聞いたことがある。もしそんなものが本当にあるとしたら、こんな深山幽谷にあるんじゃねぇか?」
 そう言って、唯妃は目を細める。
「何を馬鹿な……」
「馬鹿なことじゃ、ないわ」
 雑兵の声を、永久が遮った。
「その桃源郷……隠れ里に続く道を、見つけたから」
 決定的な言葉を、永久は兵たちに告げる。
 どうしてそんなことがわかったのか、などと問う声は無視して、
「蟲将は初めから兵士の命なんて考えてないでしょうし、初めから使い捨てるつもり。そうは思わない?」
 と、雑兵たちを見渡す。反駁する者はひとりも居ない。
「居心地も悪くはなさそうだったし、隠れ里に行った方が安全よ。
 戦いたくない戦で死ぬよりは、生き延びた方がいい」
 永久に見つめられた雑兵たちは、そろって戸惑いの表情を浮かべた。
「本当に、そんな場所が……」
 噂が少しずつ、雑兵たちの間に広まっていく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV2が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

横芝・光
連係歓迎。
 戦場を俯瞰し、現在の自身の実力の最適解の行動を採る。
戦術の拙い箇所は『戦闘知識』でカバー。近接戦闘を仕掛け、『グラップル』で『吹き飛ばす』。
敵の挙動から反撃のタイミングを見切り、回避を行ないつつも、戦場を縦横無尽に走り回り、的にかけられないようにする。
口八丁手八丁(敵が大真面目な会話をし始める時を見計らって大きな欠伸をする等)で敵の虚をつき裏をかき、隙がないなら隙を作り、ここぞというタイミングでパラドクスによる攻撃を行う。
敵に背中は見せない。ただ「信頼できる仲間は別、かな」。
「全滅?――やれるかどうかじゃねえ、…やるんだよ!」
パラドクスの美味しい描写を期待しております。


「えぇい、人間ども! さっさと歩かないか!」
 さすがに先行しすぎたか、クロノヴェーダどもは足を止めて雑兵たちが追いついてくるのを待った。
 とはいえ、ついてこられたのはごく少数である。多くの者は体力を使い果たし、はるか後方にいる。
 硬殻兵どもはそうした雑兵たちに罵声を浴びせながら、「これ以上は待てぬ」とばかりに進み始めた。
「カリカリすんなよ。腹でも減ってんのか?」
 崖の上から敵を見下ろし、横芝・光(特級厨師・g03838)が笑う。
「誰だ!」
「誰って。平凡で地味な料理人だよ」
 光は平凡とは言いがたい胸を張り、
「でなけりゃ、ディアボロス」
 すると正体を知った硬殻兵どもは色めき立ち、槍の穂先が次々と光に向けられた。
 先頭に立つ、隊長格とおぼしき硬殻兵は嘲笑いつつ、
「カカカッ! たったひとりで何が出来ようか!」
「……ふぁぁ。え? なんだって?」
「こッ……!」
 ところが光は大あくびをして、敵の口上を聞き流した。硬殻兵が激高し、「殺せ」と叫ぼうとした瞬間。
 光が跳ぶ。たしかに、自分ひとりでこれだけの敵を倒せるかどうかはわからない。
「やれるかどうかじゃねえ、やるんだよ!」
 祖父ちゃんの大包丁が唸りを上げる。
 瞬く間に出来上がっていく、数々の料理。豚肉の角煮、かまぼこ、あるいは亀のスープ。
 江水に近いこの地方で食される郷土料理から、宮廷料理に至るまで。
 暴力的と言ってもよい食欲をそそる香りが、硬殻兵どもを苦しめる。
「どうだ、クソ美味いだろ?」
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

リーディア・カンコフスカ (サポート)
『さて、かかろうか?』
基本的にはオンとオフを切り替えている感じ、オンのときは事務的・冷静な口調。

最前線に立って戦うよりは、情報収集も含めて、搦め手を得意とします(対価を用意できた場合の一般人の買収や、意思疎通可能な敵対勢力の誰かを捕まえた場合の、拷問などの強硬手段も含めて)

本質的には「元・マフィアの人」なので割と物騒だったり、倫理的にあまり宜しくない方法も想定はしますが、ディアボロスとして活動する自覚はあるため「考えるだけ」で実行はしない、な方針で。
むしろ年少・不慣れな仲間が凄惨な現場を見ることになりそうな場合等は、フォローや遠ざける等も行います。同じ「ディアボロス」である以上、仲間なので。


 前方から鬨の声が響いてきた。それを耳にした雑兵たちは顔を見合わせ、ざわめいた。
「さて、かかろうか」
 雑兵たちの中に潜り込んだリーディア・カンコフスカ(Mafie・g04611)は、小声で呟く。
 騒ぎの原因は言うまでもなく、「仲間」が先を行く硬殻兵どもに攻撃を仕掛けたことである。戦いが激しくなれば、それはここまで飛び火して来かねない。
 正直なところ、雑兵が巻き込まれて何人死のうが、それは「不幸な事故」として愁顔を見せる事柄でしかないのだが。
 彼らを逃がすことが出来れば、それは巡り巡って、このディヴィジョンのクロノヴェーダを駆逐する糸口ともなるだろう。
「これは投資ね」
 そう判断したリーディアは、
「敵に遭遇したみたいね」
 と、周りに聞こえるような声を上げた。
 リーディアは、雑兵たちのざわめきがいったんおさまるのを待ち、
「このまま進んだら、確実に死ぬ。逃げるのが正解」
 それだけを述べた。
「でも……クロノヴェーダにも見つからずにすむ『隠れ里』の話、聞いてる?」
 リーディアが声を潜めると、雑兵たちはゴクリと唾を飲み込んで、近くに寄ってくる。
「そこなら、逃げても見つからない。今のうちなら。そして、隠れて生きていくことも出来る……」
 リーディアの言葉が催眠のように、雑兵たちの心に浸透していく。それは、雑兵たちの期待でもあったからだ。
 しばらくのち。山径からは、雑兵たちの姿もリーディアの姿も消え失せていた。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎

周囲の五月蠅い羽虫を先に落としてしまいますか。

既に張り巡らせてあった糸から露を集めて手元に収束しそれで相手を押し流します。ついでに【挑発】しておきましょうか。
放電? そんなに全身が濡れた状態でそんなものを使えば黒焦げになるのは貴方達だと思いますけど。

「飛び回ることしか出来ないなんて蠅かなにかですか貴方達? いえ失敬、蠅なんて上等なものでも無さそうですね」


有栖川宮・永久
あ、何か青い蟲が大量に飛んでます。何か本当に鬱陶しいですね。この群れを突破しないと大将には辿り着けませんか・・・倒して突破させて頂きます!!


怪力での強力な攻撃に真っすぐ突っ込む愚は避けて、【残像】で避けながら、【ダンス】【攪乱】で敵の周りをひらひら動きまわりながら不意を打って【ジャンプ】頭の上から胸まで【連撃】を併せた疾風の一閃で斬りつける。一度斬りつけたら【一撃離脱】、またひらひら動きまわったあと不意を打ってまで斬りつけるというヒットアンドアウェイ戦法で相手を引っ掻き回す。

何か動いてる音が凄く五月蠅いのでとっとと消えて貰えない?外見で弱者と判断すると痛い目みるよ?


フロッシュ・ギルアダー
忍びのごとく隠れつつ、側面にまわって、奇襲をかけるじゃん!いざ、速攻だぜ!

先制で【ダメージアップ】と、【ダブル】を組み合わせて、【パラドクス】をぶちこむ。
隊列が乱れた隙を逃さず、【アクティベイト】と【ロストエナジー】で補助しつつ、早業でトンファーブレードを振るい、敵を斬り裂くじゃん!
敵を足場にジャンプして、鉄鞭でぶん殴ったり、グラップルに持ち込んで足で投げたりと、混乱を広げるよう立ち回ろう。

隊列を立て直されたら、ダッシュと残像の合わせ技で、かく乱じゃん!さらに、念を入れて【ガードアップ】を使い、敵パラドクスをしのぐぜ。
そして隙を見て、【反撃アップ】の追い風を受けた、両断する連撃でカウンターだ!


「あ、何か青い蟲が大量に飛んでいます。本当に鬱陶しいですね」
 硬殻兵どもの姿を捉えた有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)は、わざとらしく声を上げた。
 それに黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)も応じて、
「では、この五月蠅い羽虫を先に落としてしまいますか」
 と、嘲笑した。
「お、やってきたか。宴会はもう始まってるぜ!」
 と、先行していた光が振り返って笑う。
「新手のディアボロスか!」
 硬殻兵どもも永久と唯妃の姿を認め、怒声をあげながら槍を構えて隊列を作る。
 槍の穂先が鈍く光り、いまにも突撃せんとした、その時。
「おっと、アタシの方が先じゃん!」
 密かに敵の側方に回り込んでいたフロッシュ・ギルアダー(疾狂スピードホリック・g00750)が、茂みから飛び出した。
「ぶっとばすじゃん!」
 速さこそ信条。突進の勢いそのままに、フロッシュは硬殻兵にトンファーブレードを叩きつけた。
 その衝撃は爆風を生み出すほどに凄まじく、顎を砕かれた硬殻兵の血飛沫が辺り一面に飛び散った。
 硬殻兵どもは翅を広げて飛び上がり槍を投じてきた。放たれた槍が、唸りを上げてフロッシュを襲う。
 しかしフロッシュは身をよじってそれを避け、避けきれぬと見た1本はトンファーブレードで弾き返す。
「あぶねー」
 苦笑しつつ、フロッシュはさらに敵中深くへと飛び込んで、敵陣をかき乱した。
「この群れを突破しないと、大将にはたどり着けませんか……」
 呟いた永久もまた、剣を構えて敵中に乗り込んでいった。素早く位置を変えながら、敵を翻弄する。
「すべて倒して、突破させていただきます!」
「おのれ、包め包め!」
 硬殻兵どもはフロッシュと永久の攻撃を浴びながらも、彼女らを押し包んで反撃に転じる。羽音がぶんぶんと辺りに響き渡り、さすがの彼女らも避けきれなくなってきた……かに思えたが。
「飛び回ることしか出来ないなんて、蠅かなにかですか、貴方達?」
 唯妃の言葉に、敵兵が凍り付いた。
「いえ失敬。……蠅なんて上等なものでもなさそうですね」
 唯妃の微笑みは優美であるが、その言は辛辣である。
 怒り心頭となった硬殻兵どもは槍を並べ、唯妃に向けて一斉に襲いかかろうとした。
「四肢を断ち切り、顔がわからぬまでに斬り裂いてくれよう!」
「ほぉ……?」
 唯妃が目を細めた。硬殻兵どもを睥睨し、一段低い声で呟く。
「貴様らが、妾を? ……身の程を知るのね、蟲」
 蜘蛛の糸が、露に濡れる。突如としてわき起こった激流が硬殻兵どもに襲いかかった。それと同時に、敵兵の槍からは雷が放たれるが、
「ふふ、すべてを押し流してあげましょう」
 激流に押し負けるように、それらは四方八方へと散らばった。
「そんな、全身が濡れた有様で放電など……黒焦げになるのは貴方達だと思いますけれど?」
 と、唯妃は揶揄してみせる。
「く……こんなはずは……!」
 さんざんに打ち破られた硬殻兵の残兵は翅を広げ、泥濘と化した路を避けようとした。
 無論、体勢を立て直す暇など与えない。
「動いてる音がすごく五月蠅いから、とっとと消えてもらえない?」
 跳躍した永久が襲いかかる。魔力が注がれた剣は金色に輝き、
「行くよ、とりあえず必殺の一撃ッ!」
 とっさに身構えた硬殻兵を槍ごと両断する。返す刀で、
「おのれ、小娘!」
 と、繰り出された槍を紙一重で避け、脳天から唐竹割りにした。
「外見で弱者と判断すると、痛い目見るよ?」
 地に伏した骸の傍らで、永久は鼻を鳴らした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水源】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!

リタ・レメッティ (サポート)
 アタシはリタ。航空突撃兵。
 得意な事は爆撃鎚を使った高空からの急降下攻撃。
 それから、機動力を活かした撹乱や偵察かな。
 囮役なんかも厭わないから、同行する仲間の目的や作戦がうまく行くように指示してくれればいい。
 多少の怪我なら気にしないし、怖くもない。
 ……ディアボロスの誰かが斃れる方がよっぽど怖いよ。
 だから、仲間がピンチの時は少し冷静ではいられなくなるかもしれない。
 必要なら『ディフェンス』も積極的に行うよ。

(他のディアボロスの妨害や公序良俗に反する行為、お色気描写はNG)


赤薙・夜明 (サポート)
丁寧語で話す黒い翼のデーモン、白髪ツインテールの9歳の女の子
独学で医療を学ぶ看護師志望で人の命を助けたいという強い意思を持っていますが
年相応に子供らしい勘違いなどする事もあります

「創造者の義手」を使った救命や回復などのサポートを主にしますが

戦いが必要であれば「女王の九刺」で自己強化し前衛として戦ったり
格上の相手であれば「滅菌漂白」や「原罪の共犯者」で時間を稼いだりします

他の猟兵の邪魔をすることや公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせします。どうぞよろしくおねがいします!


 先を急ぎ、先頭を切って進む曹純は、後方で変事があったことに気づくのが遅れた。
 気づけば雑兵はおろか、護衛の硬殻兵もそばにはいない。
「えぇい、なにごとだ」
 後方から轟く爆音や水流の音が耳に届いて振り返ったが、その音は間もなく止んだ。そのときすでに、護衛の硬殻兵は全滅していたのである。
「残っているのはキミだけってことだよ!」
「ぬぅッ?」
 空を見上げた曹純。陽光を遮る影が、視界を覆う。
 地を蹴って跳躍したリタ・レメッティ(在り得ざる翼・g03343)は、渾身の力で爆撃鎚を振り上げて襲いかかる。
「皆の空を取り戻すまで、アタシは飛び続ける!」
 魂に満ちる衝動を手にした鎚に込め、曹純目がけて叩きつけた。
「うおおおッ!」
 対する曹純も、それを真正面から迎え撃った。大剣を振り回し、その重さでリタを叩きつぶそうとする。
 ふたつの武器がぶつかり合う衝撃が、周りの木々を振るわせる。
 曹純は吹き飛ばされ、その身を大樹に打ち付けたが、リタもまたよろめいた。
「大丈夫ですか……!」
 心配そうな赤薙・夜明(白蛇の手の後裔・g00805)に向け、リタは、
「これくらい、怖くもないよ」
 と、手を振った。
「よかった」
 安堵した夜明は、起き上がった曹純と対峙する。
「どうして、人をむりやり兵隊にして戦わせようとするんですか」
 夜明は看護師を志望しているという。人の命を救いたいという意思が、意味も無く……少なくともディアボロスにはそう見える……人々を戦いに向かわせるクロノヴェーダに問いかけた。
 とはいえ、それは愚問なのだろう。クロノヴェーダにしてみれば、十分に「理にかなった」ことなのだから。
 はたして、曹純は大剣を肩に担ぎ、哄笑した。
「小娘に、何を言ったところで無駄であろうよ!」
「私、割と背は高い方だと思いますけれど……」
 小首をかしげた夜明。ともあれ、事ここに至っては戦うより他にはない。
「大地は屍を花で抱き、命は影に等しき物となる。死よ、光を抱く影となれ」
 義手をはめた手を天に向かって差し伸べると、眩い光が降り注いだ。その光に照らされたものは次々と花に変じていく。
 曹純の肉体もまた、しかり。
「おのれッ!」
 閃光のごとき曹純の刃を、夜明は身を翻し、かろうじて避ける。幹を斬り飛ばされた大樹が数本、音を立てて倒れた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV3になった!

無堂・理央
残るは大将だけ。
それさえ倒せば、この軍も完全解散だね。


無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃ー!
先行してる人に気を取られてる今なら、初撃だけは奇襲なり強襲なりで先手を取れそうだね。
馬上槍を構えて、全力【ダッシュ】でランスチャージ!
そのまま刺し貫いて、おしまいになってくれたらいいけど、そうはいかないよね。
完全に刺し貫いたら、戦場を駆けながら、遠心力込みで勢いをつけて貫いた敵を放り投げ、次のランスチャージの準備に入るよ。

敵の反撃だけど、豹甲騎は敵と纏めて真正面から叩き潰す!
かわしても増やしてくるだろうから、逆に潰して数を増やさないようにしないとクロフサが駆け回り難いからね。


有栖川宮・永久
アドリブ&連携歓迎

この大将で最後だね!!望まない戦いを強いるような奴は大嫌いだから思い切りやっちゃおう!!



確かに大きな体躯から繰り出される攻撃は脅威だけど、当たらなければ問題ない!!【残像】【攪乱】【ダンス】で敵の周りをひらひら動き回って敵の攻撃を回避し、エアライドの効果も利用した【ジャンプ】で上から不意に奇襲!!頭上から【連撃】を併せた疾風の一閃で攻撃するよ!!

危なくなったら【一撃離脱】で一旦離れて不意に【氷雪使い】で吹雪をぶつけて牽制、またひらひら動き回って隙を見つけて攻撃するよ!!

例え外見が小娘でも意外とやるものだよ?何を言っても無駄らしいから容赦なくやっつける!!


フロッシュ・ギルアダー
死角からダッシュして、先制攻撃の、跳び蹴りをかますじゃん!
万が一、かわされた時のために、【ダブル】と【アヴォイド】、【ガードアップ】を付与しておこう。
ダブルに成功したら、両断の一撃を、叩きこむぜ!

スピード型のアタシでは、あの大剣をまともに、受けられねえ……だから【反撃アップ】と【アヴォイド】を付与しつつ、残像と早業移動を駆使して、カウンター狙いで動き回る!
チャンスと見たら、ジャンプの要領で突貫して、すれ違いながら連撃をチクチク叩き込む!

パラドクスは、敵のパラドクスに対して、使うぜ。
突撃すると見せかけ、少し軸をずらしてから、【ダメージアップ】と【ロストエナジー】を、付与して発動。
貫通撃をくらえ!


横芝・光
アドリブ&連携歓迎。

「あがるぜぇぇぇぇぇぇ!」
『情熱』を以って戦おう。
戦場をよく『観察』し、作戦の拙い箇所は『戦闘知識』でカバー。
巧みに『フェイント』を織り交ぜ、『オーラ操作』で強化したパンチとキックで『グラップル』して敵を『吹き飛ばし』、別の意味で『料理』する。
そうだな。敵の壊甲斬の要である腕を破壊しておこうか。
流れ的にトドメとなるパラドクス使用直後に敵の反撃の挙動を先読みし――相殺する形でそれでもちょいとだけ力を籠めて――再度パラドクスを使用して敵の腕の破壊を試みよう思う。
試みが失敗した際は敵の挙動&動線から皮一枚で敵の反撃をしのぐ。
味方の射線を邪魔せず、縦横無尽に駆けて何でもやってみる。


黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎
効果2を全部使います。

さて最後の一匹、潰させてもらいましょうか。
非殺傷の蜘蛛糸の罠に本命の鋼糸を紛れ込ませて手足や首を拘束し動けなくしていきます。
甲豹騎も諸共拘束しますが出現させられる以上任意で消せる可能性もあるので曹純は念入りにしっかりと【捕縛】しておきます。
暴れても此方には【怪力無双】もありますのでそう簡単には逃がしませんよ。

「何処から引き千切られるのがお好みですか? 手? 足? それとも一思いに首を圧し折った方が幸せですかね、ふふふ」


「わぁ、見た目通りの怪力だね」
 倒れてくる大樹を避け、有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)が声を漏らした。
「やるじゃねぇか。あがるぜぇぇぇぇぇ!」
 横芝・光(特級厨師・g03838)は興奮気味に声を張り上げ、大包丁を手の中でくるりと回した。
「さて、最後の1匹。潰させてもらいましょうか」
 黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が目を細める。
 しかし敵将はディアボロスたちに囲まれても動じることはなく、
「獲物がそちらからやってくるとは、都合が良いわ!」
 などと嘯き、ディアボロスたちの攻勢に無数の傷を負いながらも、まったく戦意を衰えさせることなく反撃に転じた。
 またしても巨木が倒され、谷を転がり落ちたそれがフロッシュのすぐ脇を通り過ぎる。
「さすがにアタシじゃ、あんなのをまともに受けたらひとたまりもねぇ」
 フロッシュ・ギルアダー(疾狂スピードホリック・g00750)は、わずかに顔を引きつらせた。
 しかし、
「だったら、速さで勝負だぜ!」
「そうね、当たらなければ問題ない!
 望まない戦いを強いるような奴は大嫌いだから、思い切りやっちゃおう!」
 猛然と駆けたフロッシュは翅を広げ、敵の鋭鋒を避けるように跳ぶ。大樹の幹を蹴って方向を転じ、今度は低く低く跳ぶ。風がうねり、竜巻が生じた。
 対して宙に舞った永久は、空を蹴ってさらに一段、高く飛び上がる。
「貫くぜ!」
「疾風の一閃!」
 生じた竜巻は敵を貫く槍となり、渾身の力で放たれた蹴りとともに曹純の腹を貫いた。
 ほとんど同時に、永久の繰り出した剣は敵の肩を斬り裂く。
「ぐおおおおッ!」
 曹純は雄叫びを上げ、何処からか呼び出された巨大な甲虫に飛び乗った。大剣を振り回しながら、ふたりを追う。
「小娘どもが!」
「うるせぇ! 小せぇからって、舐めるんじゃねぇぞ!」
 フロッシュは罵声を放ちながら、敵の脇をすり抜けた。すれ違いざまに、置き土産とばかりに蹴りを入れる。
「たとえ外見が小娘でも、意外とやるものだよ!」
 永久が尻餅をつくように姿勢を落とすと、目の前を通り過ぎた刃が前髪を一房斬り裂いた。さすがに冷や汗をかきながらも、
「何を言っても無駄らしいから、容赦なくやっつける!」
 と、声を張り上げた。
「ディアボロスどもの高言よ!」
 曹純は大笑し、さらに追い打ちをかけようとしたが、
「突撃ーッ!」
 林間の小道を、無双馬『クロフサ』に跨がった無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が疾駆する。
 長槍を小脇に手挟み、その疾さのままに曹純目がけて突き進んだ。
「ぬぅッ!」
 気づいた敵将もまた、甲豹騎を駆って理央の方へと向き直り、大剣を振り上げる。
「わぁッ!」
「ぐおッ!」
 鋼と鋼とが激しくぶつかり合う音が、山峡に響き渡ってこだまする。理央は手のしびれに思わず、槍を取り落とした。
「大将を討ち取れば、この軍も完全解散。
 刺し貫いておしまい、となってくれればよかったけど……そう簡単にはいかないね」
 手を握りしめた理央は、わずかに顔をしかめた。激突した衝撃で、骨にヒビでも入ったらしい。
 だが、怯むわけにはいかない。槍を拾い上げ、再び突撃の隙を窺う。
 敵将もまた、ふたたび甲豹騎に跨がって挑みかかってきた。
「負けてられないね。行くよ、クロフサ!」
 理央は、再び愛馬の腹を蹴って突撃した。
 はたして、繰り出された槍は曹純の胸を捉えた。すかさず槍を振り回すと、敵将の身体は地に落下した。
「ぬぅ! なんとしても、急ぎ樊城にたどり着かねばならぬというのに……!」
 しぶとく立ち上がる曹純。しかし、その姿を唯妃は嘲笑した。
「ふふ、いつまでそんな話をしているのかしら?」
「なにぃ?」
「分からずとも良いことよ。無駄というものだわ」
 細い指で頬をなでた唯妃。その周囲には、すでに無数の糸が張り巡らされていた。
「さぁ、貴方の命も運命も、すべて絡め取ってあげましょう」
 目では捉えられぬほどに細い糸が、曹純に絡みついた。甲豹騎に跨がった敵将は力任せにそれを引きちぎろうとしたが、蜘蛛糸はいっそう絡みつくばかりである。ならばと唯妃を引きずり寄せようとしたが、彼女は見た目からはとうてい想像も出来ぬ膂力で敵を押さえ込んだ。
「なんと……!」
「どこから引き千切られるのがお好みですか?
 手? 足? それともひと思いに、首をへし折ったほうが幸せですかね?」
 まるで窓辺に飾る花を一輪選ぶかのように、唯妃は微笑んだ。
「戯れ言を……ッ!」
「どうやら、手癖の悪いその腕からへし折った方がよさそうだぜ!」
 大剣を握りしめ、蜘蛛糸を断ち切ろうとした曹純を見て、光はニヤリと笑った。
「全隊ィィィィィィ突撃ィーッ!」
 光の号令一下、ミニチュアの歩兵、戦車、そして攻撃ヘリまでもが出現し、曹純を照準にとらえた。
 歩兵の構えた小銃が一斉に火を噴き、戦車砲が轟き、攻撃ヘリからはミサイルが放たれる。そのすべてが曹純の右腕に吸い込まれ、強靱な殻を粉砕し、肉を露わにし、そしてズタズタに引き裂いた。
「おおおおおッ!」
 筋繊維のたった1本でかろうじて繋がった腕を押さえ、曹純が絶叫する。
 だが敵は大剣を左手に持ち替え、血走った目で光目がけて斬りかかるが。
「そんな悪あがきが、当たるわけないだろ!
 さぁ、やっちまえ!」
 光は横に飛び退きつつ、刃を易々と避けた。その空いたところに、ディアボロスたちが突進する。
「これで最後だよ!」
 永久の剣もまた、敵将に襲いかかった。

「曹純、討ち取ったり!」
 ディアボロスの声が山々にこだまする。樊城を目指す敵を見事、撃破することに成功したのである。
 そして戦いは、新たな局面を迎える。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
【落下耐性】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ドレイン】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2021年10月18日

樊城の戦い:魏

 『魏』の拠点、樊城には、首都・許都から、続々と援軍が集まり、『蜀』のジェネラル級クロノヴェーダ・関羽の侵攻に備えているようです。
 『蜀』の関羽の軍勢に対しては、別のディアボロスが大乱戦の阻止に動いているのですが、その作戦が成功したとしても『魏』の大群が樊城に集結していれば、『魏』が『蜀』に攻め込む大乱戦が発生してしまいます。
 大戦乱を阻止する為に、計略を用いて『魏』の援軍が樊城に到達するのを阻止してください。

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 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#大戦乱群蟲三国志
🔒
#樊城の戦い:魏
🔒
#魏


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選択肢『流言飛語』のルール

 一般人の集団に、嘘の情報や噂をばらまく事で、混乱させたり、ディアボロスが望む行動を取らせます。
 信憑性が高い嘘や、相手が信じたいと思っている嘘、或いは、相手の不安や不信に乗じるような噂を流せば、効果が高くなるでしょう。
 噂を流す対象の集団の情報や、流言飛語を流す目的については、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『敵の配下に紛れ込む』のルール

 クロノヴェーダの配下である、一般人の兵士などに紛れ込む選択肢です。
 ディアボロスの能力により、外見だけで怪しまれる事はありませんが、紛れ込む為には相応の作戦や行動が必要となるでしょう。
 なお、誰かがうまく紛れ込めれば、他のディアボロスを引き入れる事は難しくありません。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】兵役逃れの隠れ里』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 魏呉蜀の兵役から逃れた一般人が安心安全に生活出来る拠点となる土地を探し出し、そこでの生活基盤を整えます。
 兵役から逃れる事ができるような、隠蔽性のある土地と、そこで生活の糧を得られる畑などが必要になるでしょう。
 住人となる一般人が居ない為、全てディアボロスが行う必要がありますが、ディアボロスしかいない事で、誰にも邪魔されず、自由に作業を行なうことが出来るかもしれません。
 用意しなければいけない物資の量や、農地の規模などは、オープニングなどで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】他の選択肢のリプレイが一度でも執筆されると、マスターはこの選択肢のリプレイを執筆できなくなる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『魏軍硬殻兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『曹純』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。