リプレイ
赤上・イズル
■アドリブ歓迎
まずは先に一般兵達が逃げ込める場所を確保すればいいのですね
パラドクス効果【飛翔】で上空から探します
水源の確保は心配いらないようなので、
敵に発見されにくい安全な場所…岩山に囲まれたようなそんな場所を探します
場所を見つけたら他の仲間に伝えます
まずは木々を伐採し住居のスペースを作りましょう
食材などの確保は他の仲間にお任せして俺は伐採した木材で簡易な小屋やテントなどを建てる事に専念します
これで…なんとか人が暮らしていける環境が整ったでしょうか
しかし本来なら元居た場所に帰れるのが一番なのでしょうが…
元の場所に戻っても再び徴兵される
やはり早くこのディヴィジョンで行われている争いを止めなければ
高遠・葉月
アレンジ、共闘歓迎
ふーん、兵役なんてあるところは大変ね(陳さんから貰った饅頭もぐもぐしつつ
隠れ里?…うん、まあ。貰ったお饅頭分はやってみましょう。
【アイテムポケット】に食料を放り込んで持ち込みましょう。
まずは食料を目一杯ね。あとは塩、香辛料を新宿島から持ち込み。
あとは行商人のふりでもして近隣の村や大きな市がある街などを何往復か巡回して食料、寝具や衣類、鍋や包丁、針や糸でも買って放り込んで置く。
お金が足りない場合は、持ち込んだ塩や香辛料などを適当にお金に換えて物資に換える。
里への行き帰りは足が付かない様に適当にぐるぐる寄り道や迂回などして何処からきたか足が付かない様に気をつけましょう。
黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎
一先ず周辺の地形を【観察】、里として使えそうな場所の【地形の利用】、他に出来そうなのは【水源】の準備といった感じですか。
後は他の人達に何とかしてもらいましょう。
「減った人間を増やすためにはこういう地道な作業も必要、ですか。後々の私の利益を考えれば無駄になることは無いでしょう」
外道・歩
三国志とかよくわかんないっすけど人々が困っているなら助けるのが道理っすね!
ひとまず避難村の構築に取り掛かるっす!
アタシにできることとといったら【デストロイスマッシュ】で邪魔な木や岩の撤去ぐらいっすかねぇ?
あとは水場が近くに無いようだったら【デストロイスマッシュ】で用水路を作って『地形の利用』で近くの川とか池などから水を引っ張ってくるっす!
それじゃあ早速作業開始っす!
一ノ瀬・綾音
ここで綾音ちゃん達が頑張って逃げ場所を作っておけば、後でみんなが安心できるようになるんだね。
裏方作業だけど、頑張ろう!
持ち込むにせよ現地のものを使うにせよ、少しは汚れちゃうだろうし清潔じゃないとちょっと使いにくい感あるだろうし……綾音ちゃんは軽く持ち込み物や現地の使えそうなものに【クリーニング】をしておこう。
この後クロノヴェーダと戦いに行ってる間にまた汚れちゃう可能性はあるけど……何もしないよりはましだと思う。
これだけやればいいかな?
じゃあ、ここに人を導くために、ちょっとがんばっちゃいますかー!
結島・蘭杏那
魏軍の樊城増援や蜀軍の民兵増強を防いできたけど、阻止するだけでその後のケアが出来なかったのよね…この機会に受け入れ場所を用意出来たら!
先ずは【土壌改良】で地下300mまで植物が育てやすいような柔らかい土に変える。あとはその柔らかくした土を水が出るまで掘り続ける。インセクティアだから力仕事に自信があるわよ。それでそれを数箇所行うわ。水が出れば井戸にし、出なければ【水源】から水を引っ張ってきて溜池代わりにするわ。
水を確保出来たら里予定地の周辺に竹を植えたいわね。竹は成長が早いから里を隠せるし、加工すれば日用品にもなるし、筍は食糧にもなるしね。
嵐柴・暁翔
隠れ里を作るなら食料は当面の分と先々の分も考えておかないとな…
当面の分は後で【飛翔】を使って狩りでもして確保するとして、先々の分は【アイテムポケット】で新宿島から種芋用のじゃがいもや粟のような出来るだけ丈夫で早く収穫できるような作物の種か苗でも持ち込んでおくとするさ
避難してきた方々の今後の希望になるだろうし【土壌改良】も使われているなら何とかなるだろ、多分…
……しかしまあこの時代には存在しない品種改良された作物なんて反則のような気もするけど…
それと【飛翔】で狩りの獲物を探すのと合わせて上空から周辺を調べて生活の役に立ちそうな森や水場があればその場所を後でばら撒く隠れ里への略地図に書き加えておく
「これだけの人数がいりゃ、ま、何とかなりそうだな」
隠れ里の構築のため集まったディアボロスたちを見回し、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は小さく苦笑した。リーダーなんて柄じゃない、と本人は思っているが、このディヴィジョンの状況に詳しく、脱走兵を逃げ込ませる避難村を作った経験もあるため、時先案内人からよろしく頼むと言われてしまっている。
「まずは、場所の設定だな。飛翔で探すか。あまりにも街道から近くちゃヤバいし、かといって兵団が今いる場所からたどりつくのに苦労するようでもマズい。今回は、先導して連れていけるわけじゃないからな」
「なるほど。見つかりにくければいい、というわけではないのですね」
うなずいて、赤上・イズル(無銘の刃・g04960)がパラドクス「双翼魔弾」を発動。【飛翔】の効果を発生させる。
そして暁翔は、半ば独言、半ば仲間のディアボロスに告げるように、言葉を続ける。
「幸い、このあたりは比較的土地が肥沃で、水源も多い。野生動物も多いらしいから、狩りをして肉を確保することもできるだろう。そういう食糧調達技術を持った兵が来てくれりゃいいんだが、こればっかりは当てにするわけにもいかん。今回は兵団の食糧をかっぱらうのも難しいだろうから、それなりの食糧を確保しとかんとな」
「食糧はともかく、【水源】はパラドクスの効果で作れますよ」
黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が告げたが、暁翔は首を横に振る。
「いや、パラドクスで作った【水源】は、俺達が去れば枯れちまう。自然の水を確保できないとダメなんだ。たぶん、適当な川なり泉なりが見つかるだろう」
「食糧調達だけど、近くの村から買うとかは、ダメ?」
高遠・葉月(猫・g04390)が訊ねると、暁翔は苦笑交じりに肩をすくめる。
「近くに村はない。街道近くの村は、過酷な徴兵で軒並み潰れちまってる。山間部の集落は、自分たちが日々食べるだけの食糧を得るだけでいっぱいいっぱいで、売るような余裕はどこにもない。ある程度まとまった量の食糧を備蓄しているのは、クロノヴェーダの軍事拠点だけだ。それに、もっと戦地から遠いところはどうだか知らないが、このへんじゃ貨幣経済はほとんど通用してない。原始的な物々交換ができるかできないか、程度だ。目立つほど人が集まればクロノヴェーダが来て強制徴兵しちまうから、滅多なことじゃ市も立たないらしい。俺も以前に、倒したトループス級クロノヴェーダの武器や装備を市で売ろうと目論んで、完全に当てが外れちまったことがあるんだ」
「うひゃー」
何その想像以上に崩壊した社会、と、葉月は目を丸くする。そして暁翔は、真顔になって続けた。
「ある程度人の生活と社会を保って、信仰だの畏怖だのを集める他のクロノヴェーダと違って、蟲将にとって人間は「戦わせて殺してエネルギーを得るための存在」でしかない。社会が崩壊して荒廃すればするほど、人間は蟲将配下の兵士になる以外に生きる道がなくなっていくから、蟲将にとっては好都合なんだ。勤勉な農民だろうが、伝統ある家柄の貴族だろうが、物資を流通させる大金持ちの商人だろうが、蟲将にとっては何の価値もなく、食うや食わずの貧民と同様、兵士にならないなら無雑作に殺していい存在でしかない。……だから、積極的に兵士を減らして、蟲将にとって価値のない普通の人間に戻す必要があるんだ」
「減った人間を増やすためにはこういう地道な作業も必要、ですか。後々の私の利益を考えれば無駄になることは無いでしょう」
唯妃が淡々と応じ、イズルが声をかける。
「それじゃあ、とにかく飛びましょう。まず、問題の兵団がどこをどう進んでるのか、確かめませんとね」
そしてディアボロスたちは、一斉に飛翔する。『張任』率いる兵団はすぐに見つかったが、『東州蜂兵』がぶんぶん飛び回っているので、あまり近づかずに望見するだけにして、隠れ里の適地探しに移る。
「……だけど、『張任』の兵団って予想以上の数ね。あれ全部当面食わせるとなると、確かに相当の食糧が必要になるわ」
葉月が思案顔で唸り、暁翔が地上を見回しながら応じる。
「大半は新宿で保存食を調達して、陳のおっさんに【口福の伝道者】で増やしてもらって、【アイテムポケット】に詰め込んでくる、という作業になるだろうな。現地調達は、畑で作物が実るまでは期待薄そうだ」
「【土壌改良】で良い畑を作る自信はあるけど……誰か【植物活性】持ってない?」
結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)が訊ねたが、暁翔が苦笑混じりに応じる。
「それはいない。確かめた。まあ、新宿から種芋用のじゃがいもや粟のような、出来るだけ丈夫で早く収穫できるような作物の種か苗でも持ち込んでおくさ。隠れ里に逃げてきた兵が、ちゃんと育てて食べてくれるかどうかは運次第だけどな」
「はあ……受け継いでくれるかどうかわからないんじゃ、頑張って畑を作っても、ちょっと甲斐がないわね。もちろん、少々甲斐がなくても全力でやるけど」
蘭杏那が溜息をついたが、唯妃は冷静に告げる。
「人間、飢え死にを免れるためなら、たいていのことはするものです。きっと、畑と作物を見れば、食べられるようになるまで頑張って育てるでしょう……ただ、逃亡兵たちが先に互いに食い合いを始めたりしなければいいのですけどね」
「……それについては、心配しても始まるまい」
こればっかりは、史実の中国では「よくあること」だったわけだし、その場にいなけりゃ阻止できるもんでもないしな、と、暁翔がうそ寒い表情で応じた時、そこまでの話を聞いていたのかいなかったのか、外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)が元気のいい声で告げる。
「あ! あそこ! 川沿いの窪地と丘、どうっすかね?」
「なるほど。兵団のいる街道からはかなり南になるけど、どうせ兵団は南西の樊城に向かって進んでいるんだから問題ない。街道を逸れた後は川沿いに進めばいいから、地図で説明するにしてもわかりやすいな。川は曲がりくねってるから街道から一瞥で見つかることもないし。窪地を畑にして丘に住居か」
暁翔が応じると、歩は笑顔でうなずく。
「でしょ? でしょ? 川岸ちょいと掘れば、窪地まで用水路作れるし!」
「丘の樹木を伐採して、大人数が入れる簡易な住居と食糧倉庫を作って……余った雑木は薪にしましょう」
丘の方を見やって、イズルが告げる。すると一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)が、真面目な表情で告げる。
「じゃあ、綾音ちゃんは住居と倉庫ができたら【クリーニング】するね」
「よし! どこで何をするかは決まった。後は『張任』の兵団が遠くに行きすぎてしまわないうちに、準備万端を整えられるか、だけだな」
高度を下げながら、暁翔は仲間たちを見回した。
「ま、これだけの人材が集まってるんだから、できるさ。できないわけがない」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【先行率アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
風間・響
あー、今回は潜入とか無理かー。ま、俺はこっちの方が分かりやすくていいけどな。
一般兵を逃がすために、まずは護衛の東州蜂兵をぶっとばさねぇといけねぇ。OK,腕が鳴るぜ!
うぇ、なんだこの霧。前が見えねぇ。
だったらよぉ……っ。
≪Kaleidoscope≫
視界が塞がってるってなら、それ以外の手段で敵を発見すりゃいい。
『ピット器官』って知ってっか?蛇が持ってる、熱を感知するシステムだよ。
へへ、丸見えだぜ。蜂の兵隊さんよぉ!!
槍の一撃を腕でからめとってぇ、相手を引き込んでのヤクザキィィック!!
小佐田・輪
三国のバランスを取りつつ対処するとは大変な仕事デス
『クイックアサルト』を使いマス
抜き身の妖刀をアイテムポケットから取り出して【早業】で居合もどきをやってみマス
素手と見て多少油断してくれるかもしれマセン
隠れ里の逆方向から攻めて一般兵の方が逃げやすいようにしマス
逃げ遅れた人、立ち向かってくる人、話を聞いてくれそうな人等がいたら敵意がないことや隠れ里のことを説明、説得しマショウ
皆サン疲れてるデショウしこちらは対処しマスのでゆっくり向かってください
略地図や修賢サンの饅頭も渡しマス
物資とか運んでたらちょっと持って行ってもらいマショウ
人命優先という点では同じ考えかもしれないデスがね……
アドリブ連携歓迎デス
「ウフフフフ、ウフフ、ウフフフ」
本人的には「敵意のないことを示すにこやかな笑み」らしいが、客観的には「凄まじいばかりに怪しく不気味な笑み」を浮かべ、小佐田・輪(紡ぎ紡がれしオカルトマスター・g01356)がアヴァタール級クロノヴェーダ『張任』が率いる、樊城へ向かう『魏』の援軍兵団の上空に飛来する。
「な、なんだ、お前は!」
「動くな、止まれ!」
「怪しい奴め!」
兵団を警備、監視するトループス級クロノヴェーダ『東州蜂兵』が、すぐさま三方から飛んできて輪を包囲する。
「ワタシは敵ではないデス。怪しくもないデスヨ~」
そう言いながら、輪はゆっくりと両手を広げる。
「ホラ、何も武器を持っていないデショウ?」
「黙れ、武器を持っていなくても、十分に不気味だ!」
「素手でも、いかにも妖術とか使いそうじゃないか!」
「とにかく動くな、止まれ、黙れ!」
口々に喚きたてる『東州蜂兵』を見回し、輪は笑顔のままパラドクス「クイックアサルト」を発動させる。
「イァ~イ!」
「!」
奇妙な掛け声とともに、輪は異空間に繋がる穴(ポケット)から抜き身の妖刀を取り出し、そのまま無雑作に一閃させる。妖刀は、この世のものとも思えない切れ味を見せ、三体の『東州蜂兵』は反撃もできずに首を飛ばされる。
「ウフフ、ウフ、ウフ」
輪は笑顔のまま妖刀をポケットに収め、墜落する『東州蜂兵』の遺体とともに地上へ降下する。
「ひいいいい、命ばかりはお助けを~!」
「心配イリマセン。ワタシは敵ではないデス~」
腰を抜かして震える一般兵に、輪は笑顔のまま優しく告げる。通常ならば聞いてもらえるわけもないが、そこは残留効果【友達催眠】が効いている。
「ワタシの仲間が、この近くに隠れ里を作りマシタ。そこへ逃げ込めば、戦わず、死なずに済みマス」
「ほ、本当ですか!」
輪の話に、一般兵たちは目を輝かせて聞き入る。
一方、三体の仲間が墜ちたことに気付いた『東州蜂兵』は、一斉に現場へと殺到するが、そこへ風間・響(一から万屋・g00059)が飛び込んでくる。
「これが、俺の答えだ!」
パラドクス「Kaleidoscope(マンゲキョウ)」を発動させ、響は空中蹴りで一体の『東州蜂兵』を粉砕する。砕ける間際、トループス級クロノヴェーダは反撃のパラドクス「白水刺蜂」を発動。毒霧を放ち槍を投げるが、どちらも響には届かなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV3になった!
峰谷・恵
「先行した人たちがかなりうまくやってくれたみたいだね」
連携・アドリブOK。
逃げようとする一般人兵士への対応や他のディアボロスが暴れている現場に急行しようとしている敵に竜骸剣での屠竜撃で奇襲を仕掛ける。
毒霧を放たれたら(毒霧自体は魔闘気で防いで吸い込まないようにする)視界を遮られた(敵の視界も遮られた)瞬間に可能な限り姿勢を低くしたダッシュ槍の一撃を掻い潜り(低姿勢ダッシュにも合わせてくるならLUSTオーラシールドで受け流す)駆け寄って闘気をのせたLUSTクンフーブーツでの浴びせ蹴りを叩き込む。
空に逃げる敵はLUSTビームマシンガン連射で撃ち落とす。
「何かで対策しないと視えないのはお互い様」
奴崎・娑婆蔵
●SPD
・攻防時効果2全て使用
おう、蟲共がブンブンと
さながら畜生道の住人の如き有様でさァ
まとめて掛かって来なせえ
地獄の釜の蓋の下の底、開いて待っててやりやすぜ?
・毒蜂に包囲させるがまま立ち構え、迫り来る寸前を見切り【鏖殺領域】発動
・己の身から全方位へ殺気を放射、一網打尽にせん
・渦巻かせた黒い殺気の中へと姿勢を低め、東州蜂兵へと迫る
・黒い靄の中に身を沈め、敵からは己を視認し辛くしつつ、敵位置は一方的に【完全視界】にて捕捉し抜くという策
・『ドス』で背後から差す
・頭蓋に『チャカ』の銃口を押し当てて引く
・自慢の妖刀『トンカラ刀』で槍を操る要の腕を【両断】せん
・ここを鏖殺の領域として【暗殺】を繰り広げる
嵐柴・暁翔
【戦闘】
【飛翔】で高く飛んで上空から東州蜂兵達に《契約召喚》で奇襲をかけます
悪目立ちするから二度目は難しいだろうけど他の場所にいた東州蜂兵達が来てくれるなら好都合
それだけ一般兵達への監視が緩くなるから移動もさせ易いからな
【戦闘後】
東州蜂兵達の監視がなくなった一般兵達に隠れ里への略地図を渡して移動を呼びかけます
樊城へ向かえば戦争で死ぬだけだし住んでいた地域に戻ってもまた蟲将達が来ればそれまでだ
蟲将達に知られていない場所で新しい生活を始めてみないか?
一般兵達はこの場に留まれば戦闘に巻き込まれかねないし【友達催眠】を活用して隠れ里への移動を呼びかけて【避難勧告】も使って危険な場所を避けて移動させます
「何だ!? 何事だ!?」
「敵は空だ! 空から来るぞ!」
「迎え撃て! 地上に降ろすな!」
アヴァタール級クロノヴェーダ『張任』が率いる、樊城に向かう『魏』の援軍兵団。そこへディアボロスたちが飛来し、兵団を警備、監視するトループス級クロノヴェーダ『東州蜂兵』が、まさしく蜂の巣をつついたような勢いで、一斉に飛び立ってくる。
(「こちらとしても、地上で戦わずに済むのは大歓迎だぜ」)
一般兵を巻き込む危険が減るからな、と、声には出さずに嘯き、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)がパラドクス「契約召喚」を発動させる。空中にアークデーモンが出現し、迎撃してくる『東州蜂兵』に強力な魔法攻撃をぶちかます。
「ぎゃあっ!」
三体の『東州蜂兵』が魔法攻撃の直撃を受け四散するが、潰れ際に放った反撃のパラドクス「葭萌群蜂」で召喚された毒蜂の群れがアークデーモンを襲う。アークデーモンは何の痛痒も感じない様子で消えるが、召喚者の暁翔にダメージが跳ね返る。
(「いててて……どうも、この召喚系攻撃って反撃食らう確率が高いような感じがするんだが、気のせいか?」)
とはいえ、動けなくなるような傷じゃない、と、暁翔は痛みをこらえて地上に降下し、先行したディアボロスとともに一般兵の説得というか、隠れ里への勧誘に当たる。
一方、敵を迎え撃つべく空中にあがってきた『東州蜂兵』の群れには、奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)と峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)の二人が襲い掛かる。
「おう、蟲共がブンブンと、さながら畜生道の住人の如き有様でさァ」
いやさ、蟲と一緒にされたら、さすがの畜生も嫌がるかねェ、と娑婆蔵は苦笑混じりに嘯く。
「まとめて掛かって来なせえ。地獄の釜の蓋の下の底、開いて待っててやりやすぜ?」
その嘯きが聞こえているのか否か、殺到してくる『東州蜂兵』に向け、娑婆蔵はパラドクス「鏖殺領域(オウサツリョウイキ)」を発動させる。
「……地獄道〝火途〟」
「ぐわあっ!」
「な、なんだ!? ぎゃあっ!」
娑婆蔵が放出するどす黒い殺気……いや、瘴気に吞まれ、四体の『東州蜂兵』が反撃もできないまま息絶え、墜落する。
その凄絶というか、奇怪な状況を目の当たりにして、残る二体の『東州蜂兵』がたじたじと空中で下がる。
「ば、化け物?」
「蜀の妖術使いか?」
「ざーんねーんでした、おおはずれー!」
歌うように告げ、恵が高速で強襲する。娑婆蔵に気を取られていた『東州蜂兵』は完全に不意を突かれ、恵のパラドクス「屠竜撃」をまともにくらう。
「ぎゃあっ!」
「ぐわっ!」
「うーん、隙を作るまでもなかったね」
両断された『東州蜂兵』が死に際に放った毒霧や投げつけた槍を易々と躱し、恵は周囲を見回す。
「これで、残りは親玉と取り巻きだけかな」
少なくとも『東州蜂兵』の姿は、もはや空も地上も問わず、兵団のどこにも見られなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
一ノ瀬・綾音
それじゃあ、みんなが帰れる場所もできたことだし、どんどん敵を倒していっちゃおうか!
綾音ちゃん達のステージの始まりだよっ!
相手の攻撃は突風による周囲の敵吹き飛ばし、と。
でも悪いけどこちら魔法使い、もとより距離はロングレンジで取るタチだ。【飛翔】で飛行可能アドを取りつつ接近しないようにロングレンジを維持すればその攻撃は多分当たらない!
隙を見て『高速詠唱』から【炎魔法】。綾音ちゃんの【炎魔法】は直線上の風と炎、ワンチャンその突風を突き抜けて行っちゃうかもね?
早く倒さないとみんな疲弊しちゃうかな?一応【活性治癒】で一般兵達を癒しておくか。
さあ、ノンストップで行くから、どんどん飛ばしてくよー!
黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎
さて、さくさく数を減らしましょう。
触れれば斬れる蜘蛛の糸。私の巣に入り込んだ時点で貴方達の運命は終えていたと知りなさい。
風を起こすパラドクスを使うようですが蜘蛛の巣の強度はその程度のそよ風でどうこう出来るものではありませんよ。
「数だけ集めても質がこれでは意味がありませんね」
結島・蘭杏那
さぁ後は隠れ里の存在を気付かせないように魏軍を倒すのみね…護衛する東州蜂兵は他の人に任せて、取り巻きの祈祷師兵を一気に攻めて張任を孤立させるわよ!
祈祷師兵がいくら幻で兵を増やそうとも、増やした兵諸共蹂躪して上げるわ。愛馬に乗った私のチャージは止められない!得意の【騎乗】で巧みに愛馬を扱いながら猛烈に【ダッシュ】して祈祷師兵を【蹂躪】し、最後に全てを【薙ぎ払う】!!
これで張任までの道を切り拓くわ…さぁ雑魚共になんか時間を掛けてられないわ、一気に行くわよ!
「後方で騒ぎが起きているようだが、報告が来ない。行って、何が起きているのか見て、報告せよ」
アヴァタール級クロノヴェーダ『張任』に命じられ、トループス級クロノヴェーダ『祈祷師兵』たちは、思わず動揺した声を出す。
「わ、私たちが、ですか?」
「無論だ。それとも何か文句があるのか?」
険悪な声で反問され、『祈祷師兵』たちは慌てて頭を下げる。
「文句などと、そんな……すぐに行ってまいります」
内心にどんな不満があろうと、トループス級はアヴァタール級には逆らえない。『祈祷師兵』たちは一団となって、混乱する兵団後方へと向かったが。
不運というか何というか、その矢先、無双馬に跨って突進する結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)と激突する羽目になった。
「雑魚共になんか時間を掛けてられないわ!」
身も蓋もない雄叫びをあげ、蘭杏那はパラドクス「戦騎疾駆」を発動させる。
「だ、誰が雑魚ですか……ぎゃあっ!」
「ひいっ!」
「あんたたちに決まってるでしょ!」
突進する蘭杏那と無双馬に容赦なく蹂躙され、二体の『祈祷師兵』が文字通り粉砕されて絶命する。潰れ際に反撃のパラドクス「幻術兵召喚」を発動したようだが、召喚された兵は蘭杏那と無双馬を認識できなかったらしく、そのまま空しく消える。
「ひいいいいい」
「い、いったい何が?」
「く、曲者です。張任様に報告せねば」
残った『祈祷師兵』たちは慌てて逃げようとするが、一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)と黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が降下してきて、その行く手に立ち塞がる。
「あはっ! 逃っがさないよっ!」
明るく言い放ち、綾音がパラドクス「炎魔法:嫉妬なる炎(ドラグフレア・エンヴィー)」を発動させる。
「浮気性な炎の竜、綾音ちゃんの名のもとに顕現せよ!」
「ひいっ!」
「ぎゃあっ!」
魔法陣からドラゴンを模した炎の嵐が出現し、二体の『祈祷師兵』を巻き込んで黒焦げにする。こちらも潰れ際に反撃のパラドクス「風力発勁」を発動したようだが、何しろ炎の嵐が起きているので、風が吹いたかどうかも定かではなく、もちろん綾音にダメージなどない。
「あわわわわ……」
「いったい、何が、どうして、どうなって……」
「いや、いや、もういやあ……おうち帰りたい……」
「こ、こんなことが起こるはずはないわ。これは夢よ。私は、きっと悪夢を見ているのよ……」
「……数だけ集めても質がこれでは意味がありませんね」
もはやパニック状態と化している残る四体の『祈祷師兵』を見やって、唯妃が冷ややかに呟く。
「さあ、黄泉へと還りなさい……。これが貴女方に与えられた最後の慈悲よ」
パラドクス「細蟹(カンダタ)」を発動させた唯妃は、背中の絲翅を縦横無尽に張り巡らせ触れるモノ全てを無惨に切り裂く斬糸と化す。
「!」
反撃どころか、断末魔の叫びもあげられないまま、四体の『祈祷師兵』は、全身をばらばらに切り刻まれて絶命、解体された。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
赤上・イズル
■アドリブ歓迎
梅雨払いに少々出遅れました。残すは張任のみですかね
赤上イズル、お相手いたします
申し訳ありませんがあなたの任務は失敗です
一般の兵士たちはすでにあなたの元にはいません
これ以上あなた方クロノヴェーダの好きにはさせません
潔く死んでください
【挑発】しつつ張任の出方を【観察】し間合いを取る
不意打ちと捕縛に特に注意
【戦闘知識】を生かし見切ったら相手の懐にパラドクス【日輪】を放つ
仲間がくぐつくもいとで捕縛された場合はその蜘蛛糸を切って助ける
自身の多少の負傷は【忍耐力】で耐える
元より感情を失っているのであまり痛みを感じない
人には人の営みがあります
それをあなた方がどうこうしていいわけではありません
高遠・葉月
共闘、アレンジ歓迎。
なるほど。これがあれこれの面倒の一因ね。
きちっと叩き潰しておきましょう。ええ、後腐れなく。
近接戦闘を選択。【怪力無双】も駆使。
パラドクスを最初から使用。
適当な倒木や大岩を拾い上げそれを手に力任せに殴りつける。
蜘蛛糸は力任せに引きちぎる。一撃離脱を計って距離を置こうとしたら躊躇なく手持ちの獲物を投げつける。
使う武器はそこら中のものを適当に。頓着せず投げ、壊れるまで叩き、なければ素手で叩き、足で踏みつける。
峰谷・恵
「悪いことと良いことが一つずつ。悪いのはお前はここで終わりってこと。良いのはもう下働きしなくていいってこと」
アドリブ、連携OK。
東州蜂兵を撃破した後そのまま飛翔効果+飛行魔術式で可能な限り高度を取ったまま敵上空まで急行、上空からLUSTビームマシンガンを撃ちかけて敵を牽制し他のディアボロスが仕掛ける隙を作る(着弾による土煙は完全視界効果で他のディアボロスも無視できるので)。
他のディアボロスが仕掛けて敵の体勢が崩れるところを見計らいLUSTビームマシンガンでの極光撃を撃ち込む。敵の反撃蜘蛛糸は飛行で回避、避けきれない分はLUSTオーラシールド展開で防ぎすぐに消すことで捕縛されるのは避ける
外道・歩
避難村ができたと思ったらもう残りは親玉だけっすか!
勝ち戦には便乗しないと損っすよね!
手順としてはこんな感じっすかね?
1.『念動力』で周辺の木々や岩を操作して盾代わりにすることで敵の攻撃を防ぐ
2.『衝撃波』で盾に使ったものを敵に向けて発射すると同時に一気に近寄る
3.パラドクス【デストロイスマッシュ】を叩きこむ!
後は高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処する感じで!
いくぞぉー!
小佐田・輪
フフ……人材重視の考え方は嫌いじゃなかったデスよ
【飛翔】も交えて翻弄しつつ「早業」で「呪詛」を込めた『神蝕呪刃』を叩き込みマス
広範囲の攻撃のようデスし間合いには十分気を付けマス
【腐食】の霧で視界を奪ったり敵の足元を腐らせたりするのもいいデスね
こちらは【完全視界】で有利に立ち回りマショウ
「伝承知識」も利用しマス
他の皆サンも可能な限り援護しマス
恨むなら上司じゃなくてワタシを恨んでください……フフフ……
アドリブ連携歓迎デス
奴崎・娑婆蔵
●SPD
・攻防時効果2全て使用
届きやしたか、こちらのシマの大将首さんよ
手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
腕を多く生やしていやがるってんなら、あっしの魔剣のいいマトでござんす
八ツ裂きにしてやりまさァ
・敵の眼前に立ちながらも、気配を希薄化せしめる【暗殺】者の技(モブオーラ+呼吸法)
・朧な存在感で敵の目測を乱しつつ、巨大武器を掻い潜るように『火車』を駆り接近せん
・『ダイダロスベルト』を伸ばし放つと共、その間隙を縫い、足元を密やかに這う『影業』も繰り出し、敵の腕を可能な限り捉えに掛かりざま【キラーズ・エイト】発動
・巨大武器を支える腕を優先しつつ、八太刀で敵の腕を片端から致傷せしめん
風間・響
はっ、いよいよ敵の親玉が登場か。
いいぜ、やってやろうじゃねぇか!
敵は蜘蛛のクロノヴェーダか。つーことは、やっぱり糸とかを武器にしてくんのかね?
って、思った通りだけどめっちゃ飛んでくるじゃねぇか!?
【飛翔】で飛んで避けて、一気に距離を詰めるぜ!
≪鬼神変≫で巨大化した右腕で、スーパーマンパーンチッ、てな!
黄泉王・唯妃
※アドリブ&連携歓迎
あら、組長(奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933))ったらこんなところにまで。
目の前のお相手に夢中でこちらの事は気づいていないようなので、ここは組長の顔を立てて後ろからそっと援護しましょう。
手足を拘束されたいようなのでこちらも強度重視の蜘蛛の糸で手、足、首を搦め取っておきます。
少しくらいそうっと力を込めて引き千切ってもきっと組長は許してくれますよね?
相手の攻撃には武器そのものも【捕縛】しておけば成す術無いでしょう。
「ふふ、八つ裂きにして差し上げましょう。なんて、ね」
一ノ瀬・綾音
届いたよ、大将首!君を倒せば終わりだ!
ステージはそろそろクライマックス、綾音ちゃんも燃えてきた!
相手が跳び回るなら綾音ちゃんは【飛翔】で飛び回る!糸の塊もこれで回避するよ!
ただそれだけじゃあジリ貧だ、飛び回りながら魔法陣を『高速詠唱』で描いていくよ。全部できたら自分の前に魔法陣を集めて融合させ準備完了!
相手が目の前に着地した瞬間とか糸を吐く瞬間、その時は硬直するだろうしそこを狙って【星光】発射!
さあ、フィニッシュタイムだ!この光に飲まれて蒸発しちゃえー!
あ、これ相当範囲広い魔砲だし、他の仲間とかを巻き込まれないように一応注意するよ。
特に一般人は絶対に巻き込まないようにする!
嵐柴・暁翔
【内心】
うぅ…
蜘蛛は苦手なんだよな…
【戦闘】
【飛翔】を使い飛行状態を維持して地上に降りようとせず、しかもやたらと距離を取ります
近付いて斬った方が確実な状況にも関わらず明らかに腰が引けていて本当に攻撃する際だけは辛うじて届く間合いまでは近付きますが出来る限り離れようとします
……結果として間合いを広く保っているため動作が大きく武器の長さ以上には届かない巨大武器での薙ぎ払いは避けやすいかもしれませんが…
《復讐の刃》で出現させた火炎放射器を使用して相手を焼き払うべく炎で攻撃します
【戦闘後】
隠れ里の方向へ曳光弾を撃っておきます
流星に導かれるという話は幾らでもあるし僅かでも元一般兵達が向かう理由になればと
「避難村ができたと思ったらもう残りは親玉だけっすか! 勝ち戦には便乗しないと損っすよね!」
軽口を叩きながら、外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)がアヴァタール級クロノヴェーダ『張任』に向け、まったく何の逡巡もなく突っ込む。
「いくぞぉー!」
「おのれ、何者だ? 蜀の奇襲隊か?」
唸る『張任』に対し歩は何も頓着せず、問答無用でパラドクス「デストロイスマッシュ」を叩き込む。
「ぐわっ!」
強烈な一撃に呻いたものの、そこはアヴァタール級クロノヴェーダ。即座に体勢を立て直し反撃のパラドクス「傀儡蜘蛛糸」を放つが、勢いに乗った歩を捕捉することはできない。
そして息つく暇もなく、高遠・葉月(猫・g04390)が飛び込んでくる。
「なるほど。これがあれこれの面倒の一因ね。きちっと叩き潰しておきましょう。ええ、後腐れなく」
容赦のない口調で告げ、葉月はパラドクス「潰(カイ)」を発動させる。
「潰れなさいっ!」
「そ、そう簡単に、潰れはせんわっ!」
手持ちの武器やら、そこらの岩やら樹木やら、やっためたらに叩きつけてくる葉月に向かって、『張任』は辟易気味の声を出しつつも「傀儡蜘蛛糸」を放つ。
「ちっ!」
数条の蜘蛛糸に巻かれたものの、葉月はダメージ覚悟で強引に引きちぎり、三叉矛の突きを躱す。
そこへ赤上・イズル(無銘の刃・g04960)が飛び込み、パラドクス「日輪(ニチリン)」を放つ。
「九字切流・日輪!」
「ぬうっ!」
日光のような強い光を浴びた『張任』は、反撃に転じずに下がって間合いを開ける。誘いの隙と見たイズルは敢えて踏み込まず、敵を見据えて言い放つ。
「もはや、あなたの任務は失敗です。配下の下級クロノヴェーダはすべて討たれ、一般の兵士たちはすでにあなたの元にはいません」
「ふうむ……クロノヴェーダ、か」
唸る『張任』に向け、イズルは言葉を継ぐ。
「これ以上、あなた方クロノヴェーダの好きにはさせません。人には人の営みがあります。それをあなた方が、どうこうしていいわけではありません。潔く死んでください」
「……貴様、蜀の配下ではないな。蟲将ですらあるまい」
魁偉な大蜘蛛の頭部に散る単眼を光らせ、『張任』は唸る。
「俄かには信じ難いが、その物言い、人間か? クロノス級の討ち漏らしか、よその世界から押しかけてきたか、いずれにせよ蟲将を討つことができる人間が存在するのではないかという懸念は聞いたことがあるが……」
むむ、余計な情報を与えてしまいましたか、と、イズルは唸ったが、そこへ奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)が、ふらりと近寄ってくる。
「気にするこたぁありやせん。あちらの大将は、何を知ろうが、もはや死人も同然。どんな貴重な情報も、冥途の土産に持っていくの関の山でさァ」
イズルに告げると、娑婆蔵は『張任』に目を向け直して言い放つ。
「届きやしたか、こちらのシマの大将首さんよ。手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』」
「蟲将の張任だ」
応じて、『張任』は武器を構え直す。
「貴様らが蜀の蟲将なら、三国の大戦乱は人間を殺し合わせてこそのもの、蟲将相討つ愚は避けよと諭すつもりだったが……貴様らが人間だというなら、どちらかの息の根が止まるまで戦うしかないな」
「腕を多く生やしていやがるってんなら、あっしの魔剣のいいマトでござんす」
揶揄するような口調で告げながら、娑婆蔵はパラドクス「キラーズ・エイト」を発動させる。
「八ツ裂きにしてやりまさァ」
「ぐわあっ!」
一瞬、娑婆蔵の姿が霞み、何が起きたのか誰の目にも止まらないままに『張任』の頭部に生えている蜘蛛の足がばたばたと落ちる。しかし『張任』は倒れず、反撃のパラドクス「忠義一掃刃」を放つ。
「だが、まだ、負けぬ。くらえ!」
「おっと、その手は食いませんぜ」
武器を巨大化して薙ぎ払おうとする『張任』の攻撃を、娑婆蔵は軽々と躱す。もっとも娑婆蔵本人にしてみれば、巨大武器を支える腕を落とせなかったのは、少々不覚だったのかもしれない。
そして娑婆蔵の背後から、黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が影のように現れる。
「ふふ、八つ裂きにして差し上げましょう。なんて、ね」
珍しくも小さな笑みを含んだ表情で告げ、唯妃はパラドクス「絲妃(アラクネ)」を発動させる、
「もっとも、この糸は斬るより絡む……貴方の生命も運命も絡めとってあげましょう」
「我を相手に蜘蛛糸技とは……よかろう、来い、人間!」
行軍中とは別人というか別蟲将のように気合の入った声を出し、『張任』は唯妃が放った糸を身体に絡めたまま「忠義一掃刃」を放つ。唯妃は躱したが完全には躱しきれず、髪を数条斬られる。
「く……何か、変なスイッチを入れてしまったのでしょうか」
組長には及びませんでしたね、と、小さく呟き、唯妃はすっと姿を消す。
そして、意図してのことかどうかわからないが、娑婆蔵と唯妃が醸し出した一種不思議な雰囲気を一転させるような感じで、一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)が飛び込んでくる。
「届いたよ、大将首! 君を倒せば終わりだ! ステージはそろそろクライマックス、綾音ちゃんも燃えてきた!」
元気よく言い放つと、綾音はパラドクス「究極魔法【星光】(アステル・ディザスター)」を炸裂させる。
「さあ、フィニッシュタイムだ! この光に飲まれて蒸発しちゃえー! 火水風土雷氷光闇――八属性魔力、収束(コンバージェンス)! 決めるよ……! 綾音ちゃんの全部、持っていけーー!!」
「ぐわああああっ!」
強烈としか言いようのない魔「砲」光線に直撃され、『張任』が絶叫する。体表を焦がされ、反撃もできなかったものの、しかし『張任』は倒れず、武器を構えたまま立っている。
「ひゃー! しっぶっとーい!」
「……それだけが、取柄でな」
けほけほと小さく咳き込みながら『張任』が応じる。そこへ嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、パラドクス「復讐の刃」を発動させ、上空から火炎放射器で攻撃する。
(「うぅ……蜘蛛は苦手なんだよな……これで焼け死んでくれればいいんだが……どわあっ!」)
炎をものともせずに『張任』は「忠義一掃刃」を発動して反撃。巨大化した武器を更に投げつけるという荒業を披露し、暁翔は直撃こそされなかったものの、脇腹に浅からぬ裂傷を負う。
「いててて……どうも今回、戦闘の回り合わせが悪いな」
【活性治癒】が効いてて助かった、と、ぼやきながら暁翔は後退する。そこへ入れ替わるように、風間・響(一から万屋・g00059)が猛然と飛び込んでくる。
「おっと! 敵の親玉、かなりズタボロだな! もしかして、これがトドメになるか?」
言い放ちながら、響はパラドクス「鬼神変」を発動。鬼の血によって一時的に異形巨大化させた腕で、委細構わず『張任』をぶん殴る。
「スーパーマンパーンチッ、てな!」
「ぐわあっ!」
痛烈な打撃を受け、ここまで倒れなかった『張任』が見事に吹っ飛び、反撃もできずに地面に転がる。既に脚をすべて失っている頭部の蜘蛛がひしゃげ、黒焦げ状態の表皮が裂けて白い粘液が流れ出ている惨状を晒しながらも、それでも『張任』は再び立ち上がった。
「まだ……まだだ……」
「いや、もう、どう見ても終わってるって。悪あがきはやめろよ、苦しくないか?」
なんだか気の毒そうな口調で、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が告げる。
「悪いことと良いことが一つずつ。悪いのはお前はここで終わりってこと。良いのはもう下働きしなくていいってこと……って言うつもりだったんだけど、とっとと終わりにしてやるのがむしろ良いことかもな」
「甘いな。戦は最後の最後までわからん。蜘蛛のしぶとさ、舐めるなよ」
意外にしっかりした口調で『張任』が応じる。
「そして、下働きに終始したことにも悔いはない。アヴァタール級とはそういうものだ。蟲将という種族のために少しでも役に立ったのなら、それでいい」
「あっそ。じゃあ、遠慮なく」
見かけが瀕死だからって、気の毒に思ったりするんじゃなかった、と、恵は遠慮会釈なくパラドクス「極光撃(オーロラアタック)」を炸裂させる。
「森羅万象の力よ集い砕け!」
「ぐふっ!」
オーロラのような軌跡を描く痛烈な一撃を受け、もちろん反撃などできずに『張任』は再び吹っ飛ぶ。しかしそれでも、絶命はせず起き上がってくる。
「……蜘蛛のしぶとさ、舐めるなと言ったはずだ……」
「舐めてなどイマセンヨ……ちゃんととどめを刺すまで、しっかり戦いマス」
いささか緊張感に欠ける口調で告げながら、小佐田・輪(紡ぎ紡がれしオカルトマスター・g01356)がふらっと近寄る。
「フフ……人材重視の考え方は嫌いじゃなかったデスよ。恨むなら上司じゃなくてワタシを恨んでください……フフフ……」
「……恨みはない。悔いもない。三国のどこが勝とうが知ったことではないが、我は自分が属する種族のために働いた。その働きが、貴様ら人間にとっては許し難いこともわかっている。もしも牛馬や豚に自我があれば、どんなに大切に育てたところで、奴らは貴様らを許さないだろう。最後は殺され食われるのだから、養ってもらったと感謝などするわけがない」
そして『張任』は、いきなり笑い出した。
「ハハハ、思えば、蜘蛛は蟲を食うものではないか。いかに種族に尽くそうが、蟲将たちが我を嫌うのは当たり前ではないか。ハハハ、今まで気づかなかったな」
「言われてみれば、ソウデスネ」
うんうんとうなずき、輪はパラドクス「神蝕呪刃」を発動させる。
「興味深いお話デシタガ、そろそろお時間のヨウデス。それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」
「!」
告げると、輪は妖刀をすっぱ抜き、瀕死の『張任』を両断する。もちろん反撃などできるわけもなく、アヴァタール級クロノヴェーダは真っ二つになって絶命した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建物復元】LV1が発生!
【怪力無双】LV2が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【腐食】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【リザレクション】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV3になった!