リプレイ
フィーア・オルリア
迷宮探索
ハック&スラッシュは冒険の華……アイテムは無いか
ま、兎も角先ずは探索
マッパーも戦闘もこなさないとね
裂け目から砦の内部に潜入して探索開始
通った道はノーパソくんに記録
迷ったら困るしね
段差が多い……足下要注意
……結構広いなら、フライトドローンを召喚して乗って進もう
これなら段差も万が一、足下にトラップがあっても安心
トループス級と遭遇したらドローンから降りて戦闘
挟撃されないように、位置取りには注意しつつ確実に倒していこう
……ダンジョンで出会うにしては、ちょっと場違い感あるね
ノーパソくん、戦術術式03起動
風の塊を生成…『全力魔法』しっかり威力を上げて『誘導弾』で狙ってシュート
逃がさない、追い掛けてぶつける
ドラゴンブレス……父親に頼るのはどうかと思うけど、迷宮でブレスを吹かれるのはちょっと困る
閉所のブレスは面倒臭い……
さっきの風の塊で放出した風を『風使い』の術で手繰り、敵の周囲へ纏わせる
1割2割でも構わない、こっちへ飛んでくる量を少しでも見当違いの方向へ『吹き飛ばし』全部は貰わないようにしよう
フィーア・オルリア(大流行・g05428)が手のひらに乗せたノートパソコンの画面にリアルタイムで迷宮のマップが描かれていく。現在地の光点がフィーアの現在位置だ。
スタート地点の裂け目が画面外に見切れてしまうくらいには随分と登って来たはずだが、謎が用意されているという最後の扉は未だ見えてこない。
「先は長そうだね、ノーパソくん」
フライトドローンに乗ったフィーアは退屈を紛らわせるようにノートパソコンに話しかけた。ドローンが移動する真下は足場が崩れ、どこまで深さがあるのか不明な落とし穴がぽっかりと暗い口を開いている。
「先は長そうだね、ノーパソくん……おや?」
先が崩れた柱の天辺に腰かけ、暇そうにあくびをしている竜鱗の魔女を発見したフィーアは「おや」と目をみはる。
「人型。ダンジョンの敵としては、ちょっと意外」
ふたりの目が合った途端、魔女が叫んだ。
「あーッ、侵入者!」
慌てる魔女をよそに、フィーアはドローンから飛び降りながら誘導弾による先制攻撃を仕掛ける。風の塊はとっさに柱から飛び立つ魔女を逃さない。流れる風の余波がフィーアの長い髪を波打つように靡かせた。
「よし、直撃」
衝撃で爆風を巻き起こす風塊の向こうから魔女の悲鳴が聞こえる。
「しつこいわね、お父さま助けて!」
魔女の杖から紫色のブレスが渦巻いた。
「うわ、面倒臭い……」
閉所であんなものを撃たれたら逃げ場がない。
「いい年して父親に頼るのもどうなんだろ?」
「う、うるさいわねぇ!」
全く、パラドクスの風をもっと色々な用途に応用できたら楽しいのに――遊び心は大事だ。例えば、ハック&スラッシュよろしく迷宮内の敵を倒したらアイテムを落としてくれるだとか。
「冒険の華が足りないぞ」
風に呑まれ、墜落してゆく魔女を見届けてから「さて」とフードを被り直す。
「残るはこの上だけか」
フィーアは再びドローンに乗った。
既に下層はマッピングが完了、上層へ続く階段が目の前にそびえ立つ。フィーアは目を凝らした。最上部から僅かな光が差している。
「いこう、ノーパソくん」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎
キングアーサーは《七曜の戦》ぶりですね…
いよいよ断片の王との戦いも近付いてきた気がしますが、円卓の騎士はまだ残っているはず
敵陣深くへ入り込むという意味でも気は抜けません
騎士と言えば…先日のロマノフ依頼で吹雪の中の幻覚に見た『白金鎧の聖騎士』が今でも気になって…
…駄目ですね、切り替えなければ。目の前の任務に集中しないと。
仲間を追うように城砦の裂け目から侵入します
なるほど、聞いていた通り足場が悪い。階段を踏み外したり罠を踏んだりは御免です
折角ですし【壁歩き】は試せるでしょうか。歩けそうなら天井を、難しければ壁を歩いてしまいましょう
竜鱗の魔女と当たったら『毒霧の蛇』。敵が床に立っているなら足元に蛇を引っ掛け転ばせ、翼で浮いているなら壁や天井から飛び掛からせて一斉に噛み付かせます。ちょっと絵面がアレですけど。
魔術盾で反撃を防ぎつつ仲間を呼ばれる前に毒で弱らせ、可能な限り各個撃破を狙います。姑息な戦い方ですいませんね
さて…こういう構造の場合、重要なのは恐らく上の階。
急ぎましょう。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
いよいよキャメロットに手が届くな……アーサー王に迫れるだろうか
城砦の『裂け目』から中へ入り、救援機動力で合流
迷宮の魔物退治だな。気をつけて行こう
階段を追って上層へ……扉を探し、その場所を目指そう
軽く浮く飛翔して移動し、足場の悪い場所をやり過ごす
周囲を偵察しながら探索、気になる箇所は観察し、もろい足場や罠の仕掛け、隠し通路などがないか確認を
地形の利用しつつ、行く手に曲がり角や死角のある場所は不意打ちを受けないように注意し、側面や後背も定期的に警戒
敵の声や足音、気配を察知したら、こちらから先手をとれるように待ち伏せ
仲間と情報共有し、連携をとる
フライトドローンは高所などでの足場に活用を
敵に遭遇したら、味方と狙いを合わせ速攻で倒す
複数なら倒せそうな敵を優先し、数を減らしていこう
立体的な空間を観察し、把握しながら立ち回り
味方を援護しつつ
敵の死角を取りつつコンパクトに飛び回り、PDの糸を絡ませ攻撃
反撃のブレスは魔力障壁を張り身を護り、盾に身を収めてガード
いかにもな扉が見つかるだろうか
《七曜の戦》からまだ一月程しか経っていないというのは、アウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)にとって少々意外なことだった。
「もう随分と前のことのように思えますね……」
この城砦は断片の王を守る文字通りに最後の砦。残る円卓の騎士は何人だったか、というようなことを考えながらアウグストは手探りで城壁の裂け目を探る。
――騎士。
その言葉に先日のロマノフ依頼で遭遇した出来事が思い出される。吹雪の中の幻覚……焼け跡にたたずむ『白金鎧の聖騎士』。脳裏に焼き付いて離れない……。
「いけませんね、集中しなければ」
「いよいよキャメロットに手が届くのだものな」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は言い、アウグストと連れ立って迷宮の中へ踏み込んだ。断片の王であるアーサー王の元へ迫るには城砦迷宮の攻略が不可欠だ。
「やはり、目指すは上層かな」
エトヴァの視界に入ったのは急峻に過ぎる階段である。
ところどころ崩れ落ちており、あからさまに足場が悪い。
「聞いていた通りの廃墟ぶりですね」
「俺は飛翔するが……」
アウグストは微かに微笑んだ。
「では、僕は壁歩きを試してみましょう」
正規のルート外まで、罠を仕掛けておくような余裕もあるまい。落下したものを串刺しにするための針山がはるか上方に見えるのはアウグストが天井を移動しているからだ。
「いい調子ですね。そちらはどうです?」
「ふむ……ぱっと観察しただけでも、危険地帯だらけなのがよくわかる」
少なくとも、足場よりも穴の方が目立つようなところは近づかないにこしたことはないだろう。
これだけ入り組んでいるのなら、探せば隠し通路のひとつやふたつ見つかりそうな気配だが。エトヴァは柱や壁を利用し、見通しの悪い場所を移動する際には警戒を怠らない。
「ん?」
――いた。
念入りな索敵のおかげで、相手よりも先にその姿を見つける。見張り台のような高みにある塔の最上階に魔女の姿。エトヴァは銀糸を繰り、相手に気づかれるも先に先制攻撃を仕掛けた。
「なッ……」
今更気がついたところで、魔女は既に糸の虜。
「貴様等、ディアボロス――!」
皆まで言わせず、アウグストの放った毒霧の蛇が魔女の足下を浚うように襲いかかる。
魔女はとっさに飛び上がろうとするが、上からも鋭い牙を剥き出した蛇の群れ。恐ろしい光景だ。噛みついた傷跡から侵蝕して魔女の肉体を毒で侵す。
「可愛いでしょう? 自慢の子たちです」
「呪術師か!」
魔女の反撃をアウグストは盾、エトヴァはそれと魔力障壁にて受けて立った。紫色のブレスが吹き付けるのを凌ぎながら毒が回るのを待てばいい。十分に弱らせたところへ死角に回り込んだエトヴァが止めを刺す。
「さあ、この調子で先を急ぎましょう」
アウグストは壁に足をつけたまま、『前』を見た。魔女を倒しながら進むうち、随分上まで登って来たものだ。差し込む光が強まり、まぶしさに思わず目をすがめる。
「そろそろ扉が見つかってもよさそうな頃合いですが……」
エトヴァはドローンの上に降り立ち、周囲をぐるりと眺め渡した。
「いかにもな見た目をしていればわかりやすいのだがな。おや?」
どちらかというと褪せた色合いの迷宮には不釣り合いな青い扉だ。他に進めそうな場所はなく、高々とそびえ立つ表面には星のような意匠が施してあった。
「これだろうか」
「いかにもそれらしいですね。近づいてみましょう」
扉の前には像と花束が乗った台。
近付いてみると、確かに例の問題文が刻まれている。
――『女神に相応しき花束を捧げよ』
女神の像はウルズ、ヴェルザンディ、スクルド。
花束はキキョウ、アスチルベ、エキノプス。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
フィーア・オルリア
リドル
ダンジョンにはお約束
ノルニルの像に3つの花束
……先ずは調査しよう
女神像と花束、そして扉を調査
ブービートラップや、間違えたら落し穴とかあったら堪らない
魔術的や技術的、何か無いかをしっかり調査
1度でも間違えたらアウトなのか、そうでないのかは特に調べておこう
ノーパソくん検索
ウルズ・編む者、織姫……そして運命、宿命、死を司る
ヴェルザンディ・生成する者、そして現在
スクルド・税、責務、義務……そして未来
キキョウ・5つの花弁を持つ絶滅危惧種の多年草。学名はPlatycodon grandiflorus
アスチルベ・縦に長い多年草。学名はAstilbe
エキノプス・球状の花が特徴的な多年草。学名はEchinops
とまあ、色々調べてみたけれど結局の所3つの像に3つの花束
ウルズにキキョウ
ヴェルザンディにアスチルベ
スクルドにエキノプス
反応が無ければヴェルザンディとスクルドの花束を入れ替える
違えばウルズを変えて同様に
……つまり総当たり
何せ結局の組み合わせは6
下手にうんうん唸るより、サクッと総当たりする方が早い
フィーア・オルリア(大流行・g05428)は小首を傾げ、像と台の前に歩み寄る。冒険をくぐり抜けた先に用意されていたリドルは手が空いたノルニルの像と3つの花束からなる謎かけだった。
「こういう時こそノーパソくんの出番……の前に、一応調査しておこう」
コンコン、と扉をノックするが反応なし。
女神像の周囲をぐるりと回って、フィーアは頷いた。どうやら魔術的な仕掛けはないようだ。花束の方も異常なし。後は技術的……つまり物理的な罠がないかどうかも確かめておかないと。謎解きに集中している間にブービートラップに嵌るなんてご勘弁願いたいので。
「……落とし穴もなし。わりとクリーンだね」
さすがに何回チャレンジできそうなのかまでは判明しないが、一発勝負ならそうと事前に断り書きがあるだろう、たぶん。フィーアが操作するノートパソコンの画面を検索結果の文字列が埋め尽くす。運命の三姉妹が象徴するキーワードは以下の通り。
ウルズは編む者、織姫。
ヴェルザンディは生成するもの、スクルドは税や責務といった義務を司る。
「そしてウルズから順番に、死、現在、未来か……花の方も調べてみよう」
そうやって、フィーアはすぐにわかることは全て調べ上げた。それぞれの学名に植物学上の特徴まで。共通点は多年草。キキョウが絶滅危惧種である他は、アスチルベもエキノプスもそれぞれに茎の長さや花の形状が特徴的であることが判明したたものの。
「うん、わからない」
フィーアはあっさりと推理を投げた。
ここは思考ではなくて、試行で解決するとしよう。確率の問題だ。実は3つの像と3つの花束の組み合わせはたったの六通りしかないのだから。
「……まずは1通り目」
ウルズにキキョウを抱かせ、アスチルベはヴェルザンディの腕に。そしてスクルドの手にエキノプスを乗せる。
「反応なしだね、ノーパソくん」
フィーアは次にヴェルザンディとスクルドに持たせた花束を入れ替えた。やはり反応がない。せっせと花束を入れ換えていくうち、遂に当たりを引けた。
――ウルズにエキノプス、ヴェルザンディにキキョウ、スクルドにアスチルベ。
鍵が消え、開かれゆく扉を前にした聖騎士エルネスト・フェルニールは愕然と呟いた。
「馬鹿な……まさか、この俺様でさえ解けぬ謎をディアボロス如きが解いたというのか!? 信じられぬ。いやしかし、扉が開いたということは紛うことなく扉の謎が解かれたということ
……!!」
エルネストは巨大な竜体で地面を踏みしめ、扉と同じ意匠の盾を構える。
「ならばかかって来るがよい、ディアボロス! 汝らの力、迷宮の番人たる我が身をもって試させて頂こう!!」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
フィーア・オルリア
……うん、先に謝っとこ、謎解かずに総当たりしちゃった
若干申し訳ない
……若干申し訳ない
大事な事だから2回謝っとくね
大事な事は2回言うのが流行の最先端……でも無いか
もう手垢がいっぱいついてるね
まあ兎も角、後は君を倒せば迷宮はクリア
本命本丸のキャメロットも近付く訳だ
じゃ、やり合おうか
……少し賑やかだね
もう少し、静かにできない?
ノーパソくん、戦技003起動
『全力魔法』……ありったけ、周囲の空気を『風使い』の術と『念動力』で圧縮して風の槍を形成
エルネスト・フェルニールに放ち、穿つ
たとえ盾に防がれようとも、それすら貫く
そっちの槍が強いか、こっちの風槍が強いか……力比べ
奴が翼を広げたら、防御態勢
燃え盛る業火は所詮幻覚……未来予測で自分の身体が業火で焼き尽くされて居ないという未来を確認し精神が乱されないよう『呼吸法』で集中
幻覚に飲まれないようにして、光の衝撃に耐えよう
精神と肉体、両方を攻める厄介な技
少しでも受ける体制を整えて、ダメージを抑えよう
じゃあ後は、どっちが先に倒れるか根競べ
勿論負ける気は無いよ
「馬鹿な……まさか、この俺様でさえ解けぬ謎をディアボロス如きが解いたというのか!?」
ひとしきり感動している聖騎士エルネスト・フェルニール。それに対して、フィーア・オルリア(大流行・g05428)はちょっぴり罪悪感を感じないではいられなかった。
「……若干申し訳ない。実は総当たりで解いちゃったのだ」
「は?」
「謎解かなかった。若干申し訳ない」
大事な事なので2回謝っておこう。
それが流行の最先端……でも無いけれど。時代は常に進んでいるというのが身に染みる。ちょっと時間が経てばあれだけ流行ったミームも形無しなのだから。
「な、なぜ謎が解けないのに扉が開いたのだ?」
「だから総当たりで」
「それは謎を解いたということではないのか!?」
エルネストは歯ぎしりした。
よほど、自分の解けない謎を解かれたのが悔しいようだ。
「だが、謎を解いた貴様を倒せば結局は我の方が上だと言うことになる……はず……! 覚悟せよディアボロス!」
「望むところ」
フィーアは眩しい光に手を翳し、もう片方の手でノートパソコンを操る。
――戦技003起動。
敵が翼の羽ばたきによって灼熱の光を押し寄せるのなら、それを穿つ風の槍を生成して擲つまでのこと。
「なんの!」
エルネストは盾を構え、槍を受け止める――否、止まらない。
ぐぐ、と潜り込んだ鋭い穂先が盾の裏側に突き出した。
「く……ッ!?」
「力比べ」
フィーアの呟きが後押しになったかのように、風槍は盾を突き抜けてエルネストの胸元を抉る。せめてもの抵抗を試みるが如く、翼の光が更に強まった。
「燃え尽きろ!」
不敵に笑うエルネストだが、フィーアが一向に慌てないので怪訝な顔になった。なぜ正気を保っていられる? 苦しいだろう、熱いだろう。なのになぜ……種明かしはこう。フィーアは自分の身体が業火に焼き尽くされていないことを“知って”いるから。未来予測は現実のフィーアがどうなるかを教えてくれる。
答えは、どうにもならない。
私は1秒後も燃え尽きず、ここに――いる。呼吸を整え、光の衝撃に備える。重くのしかかるような。けれど耐えた。堪えきった。
「俺様の攻撃を耐えきったのか!?」
「次は、どっちが先に倒れるか根競べ」
フィーアの眼前で再び、周囲の空気が圧縮し始める。念動力によって撚り上げたその切っ先をエルネストに突き付けて。
「もちろん負ける気は無いよ」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎
……ッ!
あ、ぁ……
聖騎士の姿を見てうっかり硬直します
マダムちょっと猫パンチ入れてくださ痛い!爪が!はい大丈夫です、我に返りました
ええ大丈夫です、何でもありませんので
…先にこれの同型と交戦していた友人から何も聞いてなかったわけではありませんし
それにこれはアヴァタール。ただの分身。文字通りただのクロノヴェーダ
故に…
故に倒す。
いえ、この言い方で誤魔化すのは控えるんでした。訂正します
故に『殺す』!!
【飛翔】【壁歩き】をフル活用し、仲間の射線を遮らないよう注意して立ち回りつつ『爆発の魔術』を撃ちます
人体部分は武装がありますが竜部分は剥き出しで図体も無駄にでかい。何なら足元にも放ってやりましょう
新たな呪詛塊を撃ったら前のを爆発させる感じで時間差攻撃を仕掛けます
敵の輝くオーラは魔術盾で可能な限り防ぎます。燃え盛る業火の幻覚は咄嗟にマダムを庇いますが、目を逸らしません
…成る程、成る程ね。相当炎がお好きと見えます
だったらくれてやるよ馬鹿野郎が!!
顔面に呪詛塊ぶち込んで大爆発させてやる!!
その男の姿が目に入った時、アウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)の裡で何かが弾けたかのようだった。息が詰まり、指先まで硬直したまま身動きすることさえできない。
「……ッ! あ、ぁ……」
「?」
肩に乗ったマダムこと青い瞳のスフィンクスが不思議そうな顔になった。
「マダムちょっと猫パンチ入れてくださ――」
皆まで言うより先に、鋭い肉球のパンチが炸裂する。
「痛い!」
――爪が!
「なぅ?」
「ええ大丈夫です、何でもありませんのでご心配なく」
おかげで我に返ることができた。
アウグストは引っ掻き傷をこさえた自分の頬を無意識に指先で弄りながら友人からの報告を思い出していた。吹雪の中の幻覚で見たのと重なる白金の鎧姿の聖騎士と出くわした、と……こうして直に己の目で確認して、やはり、と腑に落ちる。
(「あの男の分身――」)
倒さねばと魂が訴える。
……否、こういう曖昧な言い方で誤魔化すのは控えると決めたのだった。
ゆえに心底から訂正しよう。
「貴方を、殺します」
「ほう?」
聖騎士エルネスト・フェルニールが面白そうに笑った。
「大きく出たな」
これはあくまでアヴァタール級。記憶も意思も本体とは別物の、文字通りただのクロノヴェーダに過ぎない。アウグストの視界に移る景色が斜めに傾いだ。仲間の射線を遮るのを嫌い、壁に足をつけてわざと別の角度から狙いを付ける。
エルネストはとにかく大きく、その光り輝く竜翼は迷宮のどこにいても見失うことはなさそうだ。杖の先から放つ魔術を飛ばす先は――足元。
「!?」
突如、時間差での起爆にエルネストが面食らう。
「小癪な!」
「さあ、次々にいきますよ」
飛翔を使い、さまざまな位置から魔術を放つ。ひとつ付与するごと、前の術式を起動して断続的な攻撃を繰り返した。
「おのれぇ!」
閃光を盾で凌ぎ、迫る業火の幻覚からはとっさにマダムを庇うような形で手を広げた。じっと目を凝らす。……成程、成程ね。聖堂を舐め尽くしたあの炎と全く同じだ。
くッ、と喉が鳴る。
「相当炎がお好きと見えます」
「ハーッハッハッハ! 左様! 我の炎は最強よ!!」
どこまでも傲岸不遜なエルネストの顔面に向けてアウグストは杖を振るった。
「だったらくれてやるよ馬鹿野郎が!!」
「んなッ……」
エルネストの顔面でひと際派手な大爆発が起こる。
「お、俺様の顔がァ!?」
「ざまをみなさい」
「な~ォ」
マダムまでもが、窘めるみたいに鳴いて。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
いや、フィーアさん、お見事だった
確かに六通りなら、総当たりが早いな……
神秘の謎も解けようというもの
時の呼び名にちなんだものだったのだろうか
アウグストさんの縁たる存在の影か
事情は知らねど、援護しよう
いつかのチョコレートの礼に
PD通信で連携を取り
【飛翔】し空中戦を仕掛けつつ、上空から多角的に2丁拳銃を連射、身軽な前衛を努めよう
戦況を観察しつつ敵味方の布陣を把握
フェイント掛けつつ飛び回り、味方と囲うように陣の死角へ回り込み
霰弾で巨躯へ足止めを仕掛けつつ、気を散らさせ
全弾跳弾で一気に炸裂させる
怯んだ好機は、味方の一撃へ繋げよう
未来予測で僅かに攻防に先んじ有利を
反撃は、竜の翼を広げる予備動作を看破、魔力障壁を展開し身を護り
正面に向き合いNazarの盾を構えて衝撃波を防御
タワーシールドの陰で光を凌ぎ
火は幻覚ならば忍耐力で耐える
最高温の復讐の炎はこの身の内に
その程度では熱くもない……!
光の熱には魔力障壁で耐え続けよう
……大丈夫かい
彼の様子が気になりつつ
道が開けたら
さあ、迷宮の先へ行こう
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は優雅な拍手と共に開いた扉の前へ進み出た。
「六通りしかない確率を見抜いての、お見事な作戦だったなフィーアさん」
正しい花束を得た女神像を見上げ、改めて賞賛を送る。こうして答えを前にすれば自然とその意味も理解される。過去と現在と未来を象徴する三女神に対応する花の名にはそれぞれに共通点があったのだ。
「ウルズにエキノプス、ヴェルザンディにキキョウ、スクルドにアスチルベ……時の呼び名にちなんだものだったのだろうな」
物言わぬ女神たちの横顔を、今は聖騎士エルネスト・フェルニールの竜翼の輝きが照らしている。
――影。
仲間の縁たる存在の。
事情を知っているかどうかなど強大な敵を前にした今はどうでもよいことだ。例えば……そう、いつかのチョコレートの礼に。この場に居合わせた者として、微力ながら力添えさせて頂こう。
パラドクス通信で仲間に連絡を入れ、空中へと躍り上がる。ばら撒かれる散弾銃が戦場から死角を失くした。散弾の魔術師、と人は言う。
「では、お相手してもらおうか?」
身軽な前衛として躍り出ながら、敵味方の布陣を把握。フェイントを駆使しつつ味方とは逆方向に回り込んで死角を突いてやれば上々。
「いったいどこへ――」
きょろきょろと辺りを見回すエルネストの巨躯を弾幕が抑え込むように襲いかかった。そうして気を散らしてやったところで、一気に弾の軌道が変化する。
「――跳ねろ」
全弾が一斉に跳弾、同時に炸裂。
「なにぃ!?」
そうやって足止めしてやりつつ、相手の怯みを誘発したところで味方の攻撃へ繋げてゆく。目まぐるしく次元が歪む逆説連鎖戦において未来予測がどれだけ頼りになるかはわからない。反撃が来る気配を察し、予備動作の看破を心がけることで魔力障壁を展開するタイミングを計った。
正面に向き合ったところで盾を構え、押し寄せる衝撃波を耐え凌ぐ。シールドを跳ね返る光が戦場に散開、手当たり次第に迷宮を照らした。
……耐えろ、この熱さは幻覚に過ぎない。
最高温の復讐の炎はエトヴァの身の内にこそ燃えているから。
「この程度、どうということはない……!」
「ち――」
Blitz-Feuerwerkの収束点が激しい閃光を発する。巻き込まれたエルネストにもはや逃げ場はなく、己以上の光によって駆逐されてゆくのだった。
「……大丈夫かい?」
エトヴァは仲間の様子を窺いつつ、扉の奥に視線を向けた。
この先に難攻不落と言われたキャメロットが待っている。
「さあ、迷宮の先へ行こう」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!