モスクワ混迷(作者 ツヅキ
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#吸血ロマノフ王朝  #『死妖姫カーミラ』の食人儀式  #死妖姫カーミラ  #食人儀式  #モスクワ 

「ここがモスクワのクレムリン? ふん……」
 『死妖姫カーミラ』は鼻を鳴らし、薔薇の鞭を打ち鳴らす。
「ココツェフ伯爵があれほど役立たずだとは思いもしませんでした。まさか、あなた達まで彼のようにはならないでしょうね?」
「もちろんでございます」
「期待していますよ。では、どうすべきかわかっていますね」
 鍛え抜かれた巨躯の男はにやりと笑った。
「とびきりの美女をカーミラ様に捧げてみせましょう。どうぞ贄としてお使いください」
「ふふ」
 カーミラは艶然と微笑み、鞭の音を合図に配下を解き放つ。
「おいきなさい。モスクワ中の美女を捕らえ、儀式を行うのです」

「モスクワに向かってほしいの」
 中山・ネフ(NN・g03318)の説明によれば、現在モスクワを制圧しているのは『死妖姫カーミラ』なのだという。かつてモスクワの政治の中枢にいたココツェフ伯爵が討たれた後、空位となった支配者の座におさまった形だ。
「カーミラはココツェフ伯爵みたいな内政を行うつもりはまったくないみたいだね。自分の欲望を優先して、大規模な食人儀式を企んでる。狙いは見目の良い女性ばかり。今すぐモスクワに潜入して、食人儀式を阻止してくれる?」

 モスクワに潜入したら、まずは食人儀式の情報集めだ。
 カーミラの命令を受けたクロノヴェーダはモスクワに潜入、生贄にする人間を物色しながら街を徘徊しているようだ。食人儀式の贄となる美女や儀式に必要なその家族を探しているのだろう。
 ディアボロスを警戒する気配はいまのところ見られない、とネフは言った。
 モスクワ市内は統制が取れていないことから、動物に変身しての侵入や使い魔による偵察などのパラドクスを使用した調査も不可能ではない。
「ただ、できるだけ気づかれないようには気を付けて。内政を放り出してるカーミラのせいで街は混乱しているから大丈夫だとは思うけど、あまり派手に動くとさすがに警戒されるかもしれないから」
 場所さえわかれば、後はそこへ踏み込んで儀式をぶっつぶしてやるだけだ。首尾よく運べば食人儀式が始まる前に割り込むことができるはず。

 モスクワの支配権を握ったカーミラはもはや歯止めが効かない。ラスプーチンからも主導権を奪い、己の欲望のままに動き始めている。
「放っておけば、刻一刻と犠牲者が増えていく……まだ被害が拡大する前の段階でカーミラを止めないと。モスクワの平和を取り戻すためにもよろしくお願いするよ」

「さあ、お食べ」
「い……いやッ……」
 何か異常な気配を察したのだろう。
 豪勢な料理――血のつながった家族を殺して食材にしたもの――を前に、誘拐された美女は怯えた様子で首を振った。
「いりません。私を家に帰して」
「抵抗するか? 仕方ない」
 獰猛なるコルニーロフは立ち上がり、にじり寄るようにして美女に迫った。
「あッ」
 無理やりに腕をねじり上げ、口を開かせる。
 その様子を、部屋の壁際にまるで銅像のように並んだトループス級の天雷機獣『ウルズ』が見守っていた。
「ほら、あーんしてごらん?」
 骨が軋むほど強い力で組み敷いているのに声色だけは優しいのが逆に不気味だった。コルニーロフのスプーンに乗った肉片が美女の口元へ近づいてゆく。
「い……いやぁあああああ!!」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。
【狼変身】
1
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。
【影忍び】
1
周囲が、ディアボロスが「自身が視認している、3m以内にいる一般人1人」の足元の影に変身できる世界に変わる。変身中は対象とした一般人の足元を離れられず、この効果の解除を除く自発的な行動は行えない。最大「効果LV✕10分」で解除。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

ツヅキ
 選択肢は状況に合わせてご自由にプレイングをおかけください。
 同時攻略も可能です。

 うまく場所の特定に成功した場合、食人儀式が始まる前に現場へ駆けつけることができます。
 なお、このシナリオの成功条件はアヴァタール級のクロノヴェーダである『獰猛なるコルニーロフ』の撃破です。

 
102

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


宇佐木・ゆき
……いやな儀式を考えるんですね、クロノヴェーダって……こんなの、物語のなかだっていやなのに。現実に起こすわけには、いきません。

【狼変身】
銀色の子狼になります。詳しくない人には犬に見えるかな…目立たないように、雪に紛れてまちの中へ潜入します。

美人さんが狙われてるなら、たぶんですけど、噂にのぼると思います。美人さんって、噂されやすいような気が、するので。
まちをトコトコうろつきながら、まちの人のお話に耳を傾けます。まちだ評判の美人さんの噂、誰かがさらわれた話、注意深く聞いていきたいと思います。

よく…本で、探偵の物語も読みますけど。名探偵には、必ずと言っていいほど、足で情報をかせぐ助手がいます。気分は、そんな感じです。ちょっとわくわくしたりもしますが、ここは、人のいのちがかかった、現実の事件です。
気を引き締めて、事件は未然に防いでいきます。


 今回の事件に関する説明を聞いた宇佐木・ゆき(氷花・g10351)は軽く身震いした。背筋の冷えるような嫌な感じがずっと付き纏って離れない。
(「……なんて、いやな儀式なのでしょう」)
 人をさらい、その家族の人肉を無理やりに食わせるというおぞましいやり方を見過ごすわけにはいかなくて。
 雪と混迷に埋もれる街をゆきが姿を変えた銀色の子狼がゆく。詳しくないものが見れば子犬と見紛うかもしれない。銀色の毛並みは雪を被り、遠目からでは景色と同化してさらに目立たなくなった。
 モスクワの街。
 カーミラの毒牙にかかった、悲劇の都。
 たぶん、人々は噂しているのではないだろうか? 立て続けに人がいなくなる。それも美女ばかり。誰だって興味をひかれるだろう。いったいどこへいったんだろう? 駆け落ちか、人攫いか……。
 ゆきの思惑通り、街の話題はそれに関する噂でもちきりだった。

 ――ラスキンさんとこの娘が行方不明なんだって?
 ――あんた、情報が古いよ。娘だけじゃない、母親までいなくなっちまったのさ。
 ――母親も? じゃあ、男と逃げたんじゃなかったのか。
 ――ここんところ、いなくなるのは見目麗しい娘ばかりだからねぇ。おかしい話さ。
 ――変質者を見つけたらすぐに通報するんだぞ、いいな。……おっと!

 もうすこしで男の足がゆきにぶつかるところだった。
 彼は「悪ぃ悪ぃ」と笑い、帽子を被り直して遠ざかってゆく。ゆきも雪が降り積もった道に足跡をてんてんと残しながら街をさまよい歩いた。
 どこでも噂話の内容はだいたい同じだった。
 ここ数日、街から忽然と美女ばかりが姿を消している。家族も一緒にというのは儀式に使う人肉料理の材料にするためだと考えて間違いあるまい。
 井戸端会議に興じる人々の話に耳を傾ける銀色の子狼は神妙な顔で鼻を鳴らした。
「わんちゃん!」
 駆け寄ろうとする子どもを母が引き留め、引きずるように遠ざかる。そういう姿に遭遇する度、ここは生きるのが大変な場所なのだと思い知る。
 ……気を引き締めていこう。
 好んで読む探偵の物語に従えば、彼らには必ずといっていいくらいに足で情報を稼ぐ助手がいるものだ。
(「ぼくも、彼らみたいに事件解決のお役に立ちたいです」)
 それはそれとして、とゆきは街中を眺め渡す。
 もっと詳しい情報を集めるためには、クロノヴェーダに嗅ぎつけられないで利用できる拠点が必要だ。そう、隠れ家のような場所。
 急がなければならない。
 今、こうしている間にも街中に紛れ込んだクロノヴェーダが次に拉致する獲物の品定めをしている最中なのかもしれないのだから――!
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【狼変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

フィーア・オルリア
なんという悪趣味かつ、無計画……
まだ内政をするだけ、前支配者の方がマシというのは何というか……
そんな調子だといずれ破綻するのは目に見えてるのに……
ま、目論見は潰して早く対処しよう

市内への潜入はモブオーラと外套等で市民に紛れるようカモフラージュして行こう
なるべく1人で歩かずに、一般人の流れに紛れて動くのが流行るスニークミッション
クロノヴェーダに目を付けられないように、慎重にいこ
急いては事を仕損じるってやつ

潜入出来たら情報収集
何処にしよっか……美女の情報……酒場とか?
宿が併設してたら拠点にも出来るかな?
そういう所を探してカウンターでおつまみでも摘みながら、喧騒の中に情報が無いか聞き耳立てよう
最近見なくなった女性とか、世帯とかそんな噂話が無いかな
噂話が聞こえたら、その話をしてる人に一杯奢って情報の精度を上げる為に聞き込み
時間帯や場所とかを聞いていこう
特に場所
多分儀式をやる所からそんなに遠くまでは浚いに来てはいないだろうし
複数情報があれば地図と照らし合わせてある程度活動範囲を絞れそう


 死妖姫カーミラの悪趣味な策謀はフィーア・オルリア(大流行・g05428)を呆れ返らせた。
「いくらなんでも無計画、行き当たりばったり過ぎでしょ……」
 仮にもカーミラが治める土地だ。
 突然市民――それも目立ちそうな美女ばかり――を家族ごとさらい、クロノヴェーダへと作り変えるその裏でどれだけの人間が不安を覚えていることか。
 同じクロノヴェーダでもあっちの方がこっちよりもマシ、なんて感情を抱く日がくるとは思ってもみなかった。
 これでは近いうちに統治が破綻するのは目に見えている。もっとも、その時には市民の暮らしも崩壊しているのは確実であったので、その日を待つわけにもいかない。
 というわけで、フィーアはモスクワの街を訪れた。
 可及的速やかにカーミラの目論見を潰し、無辜の民が被る不幸を断ち切るために。

 さあ、スニークミッション開始。
 目立たないように細心の注意を払い、モブオーラを纏って散策するフィーアを気に掛ける者はほとんどいなかった。外套をできるだけ深く被り、人の流れにさりげなく混ざり込む。
 最も避けなければならないのはクロノヴェーダに目を付けられること。誰が見ても市民のひとりだと思ってもらえるよう、自然な態度で街を歩いた。
 雪が降る街を人々は急ぎ足で通り過ぎる。
 治安の悪さが市民の生活にも暗い影を落としているのだろう。
(「さて、何処を拠点情報集しよっか……被害者は全員美女、ね……ふむん。たとえば酒場とか?」)
 街道沿いに酒場の看板を発見。
 ガラの悪い男の客が時折、野卑な歓声を上げている。
「おい、このところおかしいぜ。よりによっていい女ばかり姿を消しちまう。犯人はお前らがじゃないだろうな?」
 フィーアはカウンターの端っこに腰かけ、つまみのピクルスを齧りながら聞き耳を立てた。
「そっくりそのまま、お前に返すぜ。しかし、どうやって誰にも知られずに女を攫うんだ? まるで手掛かりがないらしいじゃねぇか」
「いや、馬の蹄の音を聞いたって話もあるぞ。馬なら女を乗せて遠くまで行っちまえる」
「馬? そういや最近、夜中に走る足音をボリジョイ劇場のあたりで聞いたような気がするな」
 ぴくっとフィーアの狐耳が反応する。
「……いまの話、詳しく聞かせて?」
「なんだ、あんた……」
「タダとは言わない。これは、私の奢り」
 現金な男たちはビールのジョッキを前にして簡単に口を緩めた。なんでも男はその夜、仕事代わりにモスクワの中心部にある大劇場の前を歩いていたのだそうだ。
 すると、遠くから馬の走る音がする。馬車かと思ったが車輪の音は聞こえなかった。しかも、近くまで来た途端に音はぴたりと止まって、それ以降は静かなままだったという。

「ボリジョイ劇場、ね……」
 フィーアは地図を広げ、劇場の周囲に赤い丸をつけた。
「ところで、この酒場って宿屋が併設したりしてない?」
「ん? ああ、だけど主人は気難しいから一見の客には貸し出したりしないぜ。借りたかったらうまく交渉しなけりゃならないだろうな」
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

喩・嘉 (トレインチケット)



「宿屋を今から借りたい? だめだめ、ここは常連が優先なんだ。いきなり見ず知らずの相手にゃ貸せないよ」
「そこをなんとか」
 横柄な主人の態度にも喩・嘉(瑞鳳・g01517)は眉一つ動かすことなく、淡い微笑を湛えて交渉する。友達催眠という裏技をさりげなく使用してのことだ。
 次第に主人の態度が軟化し、いつの間にか嘉を前から見知っていた友人であるかのような口調に変わり始めた。
「だから、な? わかってくれよ。俺だってできれば貸してやりたいのさ。だけど今はこの街の治安も安定しなくて、よそ者を受け入れる余裕はないんだよ。すまないね……」
「ご主人のお気持ちもわかります。ですが、こちらも身を落ち着ける場所が欲しいのです。知り合いにしか貸せないというなら、これから親しくなればよいではないですか。俺は主人のことを既に知己のように思い始めていますよ」
「う、ううん……まあ、そりゃ……誰だって最初は他人だしなぁ……」
「ええ、仰る通りです。広いモスクワでご主人の店を訪れたのも何かの縁。どうかお願いします」
「うーん……よし、あんたを信じて貸してやる! 二階の奥の部屋を自由に使ってくれ」
「感謝いたします」
 嘉は丁重に頭を下げた。
 策略を弄するのが仕事である軍師としての本領発揮であった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

守都・幸児
※連携、アドリブ歓迎

またこの手の儀式かよ
こないだのルスヴン卿って奴といい、どいつもこいつも
何のための儀式だか知らねえが
させるかよ

にしても
新宿島はまだまだ暑いのに、雪ん中を歩くってのはなんか不思議な気分だ
…雪があるってことは
足跡も残ってるはずだよな

皆が聞き出してくれたボリジョイ劇場の周囲を見て回り
馬か獣の不自然な足跡を探す
周囲に車輪跡のねえ、動物だけの足跡だ
不自然な痕跡を見つけたら【追跡】するぞ
仲間が残してくれた【モブオーラ】の力を借りて不自然のねえようにするが
もし住人に怪しまれたら「小銭でも落ちてねえかと思ってよ」とでも言って誤魔化すか
ついでに
「最近、この辺りは物騒らしいな」
って話を聞いてみたりしてもいい

怪しい場所を見つけたら、皆に連絡してから出入口を見張る
もし誰か被害者が連れ込まれるところを見つけたら
なるべく近付いて、【影忍び】を使い被害者の影に入り込めねえか試してみるぞ

駄目だったら、まあ…そのまま扉ぶち破って派手に突入しちまってもいいよな?
もちろん被害者とその家族の安全が最優先、だぞ


フィーア・オルリア
うーむ、やっぱりなかなか警戒が厳しい……
宿、借りてくれた仲間には感謝感謝
じゃあ、次は現地で情報を集めよ

ボリショイ劇場……、出来れば本来の用途で来たかったな
あと、馬蹄の音も気になる……
奴等は夜中に生贄をさらってるって事かな?
まあ、此処で唸ってても仕方ないから行ってみようか

とりあえず、日中を選んで行動
モブオーラでなるべく注目を集めないよう慎重に行動
クロノヴェーダの姿が見えないなら劇場周辺の人に、夜中にクロノヴェーダが劇場の中に人を連れて行くのを見なかったか『情報収集』
プラチナチケットで、連れていかれた人の家族を装おう
裏取りは大事だね

場所の確証が持てたら潜入しよう
裏口とかあれば其方から潜入
先ずは捕まってる人を解放したい
多分食べさせる肉用の人とか、纏めて何処かに閉じ込めているだろうからそこを探ってみようかな
儀式の対象になる人は多分その人達よりは安全だろうから
処理される前に見付けて、出来るなら出口まで護衛して先に逃げて貰おう
クロノヴェーダに見つかったら、こっちで引き付けてその隙に逃げて貰おうかな


 馬鹿の一つ覚えなんて言葉が守都・幸児(祥雲・g03876)の脳裏を過ぎったとしても仕方ない。
 過日のルスヴン卿の企みから犠牲となるはずだった人々を救った時のことを思い出しながら、幸児は万年雪に覆われたモスクワの街道を歩いていた。自分の足跡がくっきりと残っているのを肩越しに振り返る。
「足跡、か……」
 それにしても残暑の厳しい新宿島との温度差が堪えた。とにかく動こう、とボリジョイ劇場のある区画へ向かう。
「ふむ」
 一通り見渡した感じでは、例の足跡の類は見当たらない。
「皆が聞き出してくれた話だと出没したのは夜中ってことだから、朝までに新しい雪が降り積もって消えた……って感じだろうか」
「ん。これだけ天気悪いと一晩もたないか」
 フィーア・オルリア(大流行・g05428)は雪の降りしきる空を見上げ、頬に落ちた粒の冷たい感覚に片目を閉じる。宿屋の主人を説得してくれた仲間には感謝しかない。あの警戒の厳しさはこの街が置かれた今の状況そのものだろうから。
 ……次は、誰が行方不明になるかわからない。
 不安で当然だ。酒場に男たちしかいなかったのも攫われた者の共通点が美しい女性という噂が広まった結果なのだろう。
「ボリジョイ劇場……」
 何度も火災に遭いながら、それでも復活を遂げたモスクワを代表する大劇場のひとつ。できれば本来の用途で来たかったなと思う。こんなご時世でも完全には閉鎖されていないらしく、外の駐車場には何台かの馬車が停まっていた。
「馬蹄の音、か」
 現在既に足音が消えていることからも、奴等の活動時間は夜中に限定されると考えて間違いなさそうだ。拠点にした宿屋の一室で仮説を立てたフィーアは幸児と一緒に日中のボリジョイ劇場周辺を訪れている。
 やはりクロノヴェーダらしき姿は見えない。
 フィーアはプラチナチケットで関係者を装い、その辺を歩いていた人に声をかけた。犠牲者の家族だと誤認してもらえたらしく、人々はいずれも同情的にフィーアの話を聞いてくれる。
「ああ、その噂は聞いたことがあるわ。だから夜中は出歩かないようにって娘にも言い聞かせているの」
「劇場の中へ人を? いや、そういう話は知らないなあ。この辺で馬みたいな足音がするっていう噂で、実際に劇場の中へ入っていったのかは……どうだろう……?」
 聞き込みの結果、確かに劇場周辺で足音を聞いた人はいたようだ。
 ただ、足音の消えた先が劇場であるかは確証がない。
「やっぱりな。怪しいのはボリジョイ劇場そのものじゃなくて劇場周辺なんだ。となりゃ、しらみつぶしに探して回るしかねぇ」
 幸児は人目もはばからず、道の端から端までじっくりと雪に覆われた地面を確認し始めた。
 モブオーラの効果もあって住民たちはたまに視線を寄越すだけで特に何の反応もなく幸児の脇を通り過ぎる。もし怪しまれても「落ちている小銭を探しているんだ」とでも言えばいい。そのついでに色々と話を聞き出せれば重畳だ。
 どれだけ探そうが、街道上には足跡らしきものは残っていない。それでも辛抱強く探していると、ついに幸児が「あ!」と声を上げた。
「何かあった?」
「見てくれ、蹄の跡だ」
 住居の軒下にほんの僅かな足跡が残されている。
 確かに馬くらいの大きさをだった。
 フィーアはしゃがみ込み、それが残された軒下を見上げる。元は酒屋か何かだったようだが、現在は木戸が打ち付けてあって人が住んでいる気配はない。
「怪しいよな?」
「うん、怪しさ満載」
「出入り口を見張ってもいいが……そうすると次の犠牲者が運び込まれる可能性のある夜中まで待つことになるか。なら、扉ぶち破って派手に突入しちまってもいいよな? もちろん被害者とその家族の安全が最優先で」
「了解。裏口はあるかな?」
 フィーアはきょろきょろと辺りを見回してから、路地裏を回り込んで勝手口を探し出す。中からガタンと何かが動く音がしたので、幸児は体当たりで勝手口の戸を壊して飛び込んだ。
「助けにきたぞ!」
 薄暗い中、猿轡をされた年配の女性が涙ながらに助けを求めてくる。その様子から攫われた犠牲者の家族なのは間違いなかった。
「これで全部?」
 彼らが逃げられるように拘束を解いてやりながらフィーアがたずねた。
「娘がいません」
 おそらく別の場所に捕まっているのだろう。元酒屋なら酒樽を保管する倉庫や酒造のための工場などいくらでも捕らえておくためのスペースがあるはずだ。
「そっちは何とかする」
 出口に向かって女性を護衛しながら移動しようとした時、騒ぎを聞きつけたトループス級が奥から姿を現した。
「逃げて」
 フィーアはとっさに彼らを引き付けるべく動いた。勝手口から女性が駆け出していくのと入れ替わりで『獰猛なるコルニーロフ』がトループス級の後ろから悠然と歩み出る。
「何の騒ぎかと思ったら、なんとまあディアボロスの諸君じゃないか! よくも私の予定を狂わせてくれたね? あの子の母親を逃がしてしまうなんてひどいな。もう一回、捕まえ直さなければ……」
 彼は指を鳴らし、トループス級に足止めをさせて自らは逃げた母親を追うために勝手口へ向かった。 
 ……コルニーロフを止めなければ母親はまた捕まってしまう。だが、ディアボロスの眼前には鋭い角を持つトループス級こと天雷機獣『ウルズ』の群れ。幸児は舌打ちした。
「派手に突っ込んだのがまずかったか? こいつらに襲撃を知らせてやるような形になっちまったな」
「でも戦ってる間は攫った娘に手も出せない」
 とはいえ、コルニーロフとウルズを同時に相手取るこの状況で彼女を救出するのも至難の業だ。
「結構ピンチだな」
「うーむ……」
 これがドラマなら絶好の『次回へ続く』場面なのだが。
 さて、どう切り抜けようか。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【影忍び】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!

喩・嘉
幸児が逃がしてくれた大切な命だ
俺は彼女が逃亡しきるように、コルニーロフの足止めをしよう
まあ、そのまま倒してしまってもいいとは思っているがな

自分が敵の前に姿を見せる前に羽扇を振るい、「五里霧計」を使用。
どこからともなく、辺りに濃霧を発生させる
視界が阻まれれば、コルニーロフも逃げた女性を追いかけにくくなるだろう

この霧は、彼女を守るためのもの
そして、敵を滅するためのもの

霧に紛れてコルニーロフの背後に接近し、羽扇から鳳凰爪を取り出し、敵の急所に突き立てる
敵が血液を放って反撃してくる前に、
側を離れて再度霧に紛れるヒットアンドウェイを心掛ける

たかが針傷と侮るなよ
ディアボロス特性の毒を仕込んでいる。貴様のような悪漢にはよく効くだろう


 ……光を屈折させる霧がモスクワの街角を真白く染め上げる。喩・嘉(瑞鳳・g01517)は霧に紛れてコルニーロフの背後へ回り込むことを考えるも直前で思い直した。深い霧は確かに嘉の姿は覆い隠してくれるだろうが、コルニーロフが逃げた一般人の捕獲を妨げる助けにはなるまい。
 だとすれば勝手口を守らずに背後を狙うのはまずかった。なにしろコルニーロフは前に進もうとしているのだから、わざわざ道を空けてやるのは愚の骨頂。
(「なにしろ、幸児が逃がしてくれた大切な命だからな」)
 何を置いても、それを護ることが嘉の使命だ。彼女を逃がすためなら労は惜しまない。
 嘉が羽扇を泳がせるように動かすとさらに霧が深まる。
 ―――そして、鳳凰爪による急襲をコルニーロフに与えたのだ。
「なに?」
 別の者に気を取られていたコルニーロフは驚愕に目を見開く。羽扇から引き抜かれた暗器は確かに彼の急所に刺さっていた。
「新手か? いつの間に!」
 すぐさま側を離れる嘉を大量の瀉血が襲った。無差別だ。距離も霧も無関係に、ただ周囲の敵と認識された者の活力を奪い、生命力の枯渇を狙っている。
「俺の着物を汚したな?」
 やれやれと嘉は優美なため息をついた。
 ひどい気だるさに悪寒を覚えたが、そんなことはおくびにも出さずに。もしパラドクスに毒使いの一つでもついていたらコルニーロフは今ごろ鳳凰爪の毒にやられていただろう。
「貴様のような悪漢は救いようがないな」
「褒め言葉か?」
「いいや」
 嘉は冷ややかに言った。
「ただの本心だよ」
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

宇佐木・ゆき
母親はほかの方におまかせして、親玉のクロノヴェーダを止めます。いやな儀式をしようとするやつなんて、絶対許しません。

 他のディアボロスの方々、戦い慣れていそうなので、サポートしたいと思います。
「ダークネスコフィン」を詠唱し、棺でクロノヴェーダが母親に近づくのを妨げつつ攻撃したいです。
しゃけつ…とかいう技も、棺が盾となってくれることを願います。
味方が有利になるように行動し、連携できそうなら、作戦の足りない部分を補う形で助力します。

ぼくは戦うのがはじめてですが、おじけず、無茶せず、状況をよく見て敵に立ち向かいます。


 ……始まりましたね。
 母親はお願いします、と勝手口に立ち塞がる仲間に声をかけて。宇佐木・ゆき(氷花・g10351)は霧の中で他のディアボロスと戦うコルニーロフに攻撃を仕掛けた。
 ダークネスコフィン。
 すなわち黒い棺。
 戦いはまだいずれが有利とも言えない。ならばゆきは仲間の支援に回ることを選択する。目的は戦い慣れた他のディアボロスが戦いやすいようにフォローすること。逃げる母親の後を追わせないためにも、コルニーロフの行動をできるだけ阻害していきたい。
「いきなさい、ダークネスコフィン」
 棺は自身で勝手口を塞ぐように真正面からコルニーロフへ襲いかかった。
「む!?」
「あなたはぼくたちで止めます。だって、とてもいやな儀式をしようとしているんですよね? そんなの絶対に許せませんから」
「ふん、別に許されたくてやってるわけじゃないさ……!」
 コルニーロフを閉じ込めようとする棺の蓋がもの凄い力で彼を中へ押しやる。結界が発動し、封印のための魔力が周辺にまで波及した。
「く――」
 反撃の瀉血が飛び散り、棺の表面を赤く穢す。
 ゆきは返り血を手の甲でぬぐい、慎重に状況を見計らった。大丈夫、怖気づくな。無茶もいけない。あともう少しで棺の蓋が閉まるから。
 そうしたら状況が変わるはずだ。
「!!」
 ばたん、と大きな音を立ててコルニーロフの姿が棺の中へ消えた。
 その時を待ち望んでいたゆきが仲間に告げる。
「さあ、たたみかけましょう……!」
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

伏見・萬
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用)
…あァ、話は聞かせてもらったぜ。
悪食についちゃ俺もどうこう言えねェが、無理強いはよくねェなァ?

獲物に逃げられてイラっときてる、ってとこか?
こっから先は通行止めのどん詰まり、てめェの予定なんざ知らねェよ
今からはてめェが、俺らの獲物だ…喰い尽くすまで、逃がしゃしねェ

周囲の仲間と声を掛け合い、連携と情報共有を行う
一般人が逃げた方向、敵の行く手を塞ぐように割り込んで【防衛ライン】を張り
更に仲間と合わせて敵を包囲するように立ち位置を意識し、敵をその場からできるだけ動かさないように戦闘
敵にその場から離れる・一般人を捕獲しに行こうとする動きがあれば見逃さず、声掛けによる挑発と攻撃で阻止

【道阻む黒獣】使用、膨れ上がる呪詛とナイフでの斬撃
敵が攻撃するべく踏み込んでくるなら、来た所に喰らいついて動きを妨害
仲間が攻撃しやすいように、敵に隙を作る

自分の負傷には構わず、動ける限りは攻撃の手を緩めない
敵の足止めを最優先
まァ、そのまま全部喰っちまっても構わねェんだろ?


 ……あァ、と伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)は低い声を吐き出した。勝手口に寄りかかって「話は聞かせてもらった」と告げる。
「無理強いはよくねェなァ? もっとも、悪食についちゃ俺もどうこう言えねェんだがよ」
「ふふ、強引なのが性分なのでね」
 コルニーロフのこめかみに青筋が浮かぶのを萬は見逃さない。かなり苛ついているはずだ。特にこういうタイプは自分の思い通りにいかないのが気に入らないだろうから。
「そこをどいてくれないかい? カーミラ様からの命令を遂行するのにあの女が必要なんだよ」
「はッ、てめェの予定なんざ知らねェよ」
 柱を拳で殴りつけると同時にコルニーロフの行く手を白いラインが遮る。防衛ラインの残留効果は彼が逃げる一般人を見失うのに十分な時間を稼いでくれるはずだ。
「通れるもんなら通ってみな」
 挑発するような言葉はこの場合、わざとだ。
 ――こっちに集中しろ。
 萬は仲間の位置を確かめ、空いている場所を埋めるような場所取りを心がけた。できるだけコルニーロフをこの場から動かしたくはない。
 思惑通りにコルニーロフの視線がこちらを向いた。その一瞬だけで十分だった。その時、萬の耳に仲間の声が届く。「今です」と攻撃を促すそれに合わせて呼び出す黒獣……ケルベロス。
「そんじゃ、こっちから行かせてもらうぜ」
「!!」
 硬質化した血を纏わせた拳で迫るコルニーロフの視界を黒い獣が過ぎる。貪欲という言葉が似合う獣から膨れ上がる呪詛が一斉に襲いかかったのだ。
「くッ」
 構わずに振り下ろされる拳にも萬は怯まない。ただ泰然と受け止め、ケルベロスをけしかける。
「足止めのつもりか、小生意気な」
「いんや、場合によっちゃこのまま喰っちまっても構わねェとは思ってる」
 ぎらりとした視線を向けられたコルニーロフの笑顔が引き攣った。実際、彼は母親を捕まえるどころか勝手口さえ越えられていない。
 ディアボロスの術中に嵌っていると気が付いたところで、もう遅かった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

杏・紅花
や〜な儀式〜〜〜
だいたい、強そーなディアボロスに配下を向かわせて、弱った女の人を追っかけに行くとか、すっごいヤなオジサン!

勝手口の前に立ちはだかって、女の人と敵の間に割って入る
喩嘉サンの発生させてくれた霧も活用させてもらって、確実に女の人を逃がす
動けないくらい弱ってたら、抱えて走って安全なところへ

女の人が自力で逃げられるなら、または女の人を安全な所へ避難させたら、捕まってる娘さんを探して助けに行きたい
あのヤなオジサンが来た方向にいるんじゃないかな、戦闘と霧に紛れて奥へ探索に行っちゃお
管狐の「天」と手分けして、扉が閉まっている怪しい部屋を探して、鍵や扉は【腐食】でボロボロにして開けていく
娘さんのほうも安全なところへ逃がしたい、美人なおねーサン、不安できっと身も細る思いしてるもん

仲間の足止めがあればきっとだいじょうぶ
こんなアクシュミな儀式、完遂なんてさせないんだからっ

アドリブ歓迎〜っ


 杏・紅花(金蚕蠱・g00365)は素早い動きで勝手口へ滑り込み、コルニーロフの進路を塞いだ。
 とびきりいやな儀式だ。そもそも強そうなディアボロスには配下を当て、自分は弱っている一般人の女性の対応に行こうとするところが唾棄したくなる程に卑劣で傲慢で汚くて以下略。
「オジサン、性格悪すぎでしょ!」
「おいおいおじさん呼ばわりはひどいな……あ、ちょっと!」
 あっかんべーした紅花はコルニーロフにはそれ以上構わずに女性の後を追い掛ける。すぐに息切れしているところへ追いつき、「大丈夫?」と背中を擦った。
「どこか悪いの?」
「い、いいえ……この歳ですから、息が上がってしまって。それに娘のことも心配で……やはり、私だけ逃げるなんてできません。あの子を助けにいかなきゃ」
「ちょっと待った~っ!」
 紅花は彼女の服を引っ張って引き留め、えいやと問答無用で抱え上げる。
「きゃあ! あ、あなたとっても力持ちなのねぇ」
「それほどでも? まずはあなたが逃げなきゃだめよ。娘さんはその後でちゃーんと助けるから。あたしたちを信じて、ね?」
「は、はい……」
 この辺りでいいかな、と紅花は人通りの多い道路脇に女性を降ろした。絶対にあの場所へ戻っちゃ駄目だよと念を押して踵を返す。
 家屋の中では激しい戦いが始まっていた。紅花は邪魔にならないように奥を目指してこっそりと忍び込む。
 たぶん、コルニーロフが来た方向にいるんじゃないかな。「天、手伝ってもらえる?」容器から抜け出したクダギツネは小首を傾げるばかりだ。
 大切な儀式の生贄を逃げさないためにも娘を監禁した部屋は鍵の類がかかっているはず。紅花と一心同体のクダギツネは一緒に奥を探して回る。しばらくして見つけた地下の貯蔵庫に繋がる扉を腐食させ、中へ踏み込んだ。
「誰かいる?」
「こ、ここよ!」
 狭い窓辺に無理やり置かれた椅子と足首に枷と重りをつけられ、監禁されている美しい娘の姿を発見。彼女は軋む天井を見上げて不安そうに言った。
「だ、誰? それに何が起こっているの?」
「気にしなくて平気だよ~っ。ちゃちゃっとここから逃げよ? はい、立って。歩ける?」
「え、ええ」
 戦いの余波でぎしぎしと揺れている。紅花は安心させるように微笑んで彼女を連れ出した。握った手の指の冷たさが彼女の恐怖と不安を物語る。
「もう大丈夫だからね。お? ここからも外へ出るみたいだね。ラッキー~っ」
 来たのとは別の出口を見つけた紅花は外へ娘を送り出した。仲間たちが足止めをしてくれたおかげで犠牲者を出さずに済んだことが何よりも喜ばしい。
「ひとまずはアクシュミな儀式を頓挫させられてよかった~~。これぞチームワークの勝利っ」
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

守都・幸児
母親のほうは心配いらねえ
外には喩嘉がいる
明も紅花も萬も来てくれた
だから、大丈夫だ
目の前の敵に集中するぞ

電気の獣か
こいつらを獣って言っていいのかはわからねえが
屋内で電気を放たれたら避けるのも面倒そうだ
なら敵の的を増やしてやるか
俺の使う技は「繋」
一時的に樹木を繁茂させて敵を締め上げる技だ
電気を樹木で受け止め封じ、敵を絡め取るぞ

俺の武器の鉄骨も、避雷針代わりに使えるかな
電気の攻撃を食らいそうになったらぶん投げて電撃を受け止める
どこに娘が捕らわれてるかわからねえから
念のため【建物復元】は常時発動させておくぞ

俺自身は、多少電撃をくらおうが気にしねえ
(無意識のネメシス化で腕の硬化が頬や胴まで広がり、防御力が少し高まっている)
直接攻撃されたら、構わず敵を角をごと鷲掴みにして
パラドクスの樹木に向かってぶん投げてやる
寒さの中でなかなか芽吹けずにいた土地の木の気だ
きっと憂さ晴らしに思い切り敵を締め上げてくれるだろうよ

さあ来いよ、偽物の獣ども
もう二度と人攫いも下らねえ儀式も出来ねえように
一匹残らず片付けてやる


平良・明
デザートに真っ赤な林檎をもって来たのですが、いかがでしょう
なんて加勢します
お料理もまだでしたね、何よりです

わんこに暴れ回られてはかないません
私は猫派です

混乱した戦場ですが、幸児さんとよく連携して端から順番に場を納めていきます

ちなみに林檎を持ってきたのは本当です
懐から林檎を取出し掲げ「楽園結界」を使って、ウルズを拘束する結界を作り出します

まだまだ娘さんも助けないとですから
一匹も逃さないように目を光らせておきます

あんな雷くらったら林檎が焼きリンゴになってしまいます
予備の林檎はありますが、あまり長引かせたくはありません

最初は強く当たって、一気に殲滅するか、それとも耐えに回るか
逐一状況を把握していい感じに判断していきましょう


 さらわれた市民が仲間によって無事助け出されたのを知った守都・幸児(祥雲・g03876)はほっと胸を撫で下ろした。
(「喩嘉、紅花に萬……駆けつけてくれた皆のおかげだな。ありがとう」)
 だから、大丈夫。
 ――目の前に敵に集中しろ、幸児。
 敵は多数の天雷機獣。その角を眩しく輝かせながら電力を溜め始めている。
「あんまし獣って感じもしねえがな。そら、こいつでどうだ?」
 木気の高まりを受けて、樹木が一斉に繁茂する。蹂躙という言葉に相応しく敵に絡みついてきつく締め上げた。捕らえられた仲間を援護しようとでも言うのか、ウルズの矛先が幸児だけを敵と認識したまさにその時だった。
 平良・明(嶺渡・g03461)は懐から取り出した真っ赤な林檎を軽く弄ぶ。
「せっかくなのでデザートをお届けに参りました」
「明も来てくれたのか!」
「どうやらお料理もまだみたいですね、何よりです」
 ところで、と視線で敵を示して曰く。
「あれはわんこですか? 猫派の私向けではありませんね」
 余裕で呟き、掲げた林檎から強固な結界を展開する。うっかりと巻き込まれた2体のウルズが揃って「ぎゃん!」と耳障りに鳴いた。
「一匹も逃しませんよ」
「ああ、狙うなら俺を狙いやがれ」
 どれだけ派手に戦おうが、建物復元の影響によってこの場を潰してしまうような危険性は取り除ける。どこに娘が捕らわれているか分からない以上、間違っても建物にダメージを入れるわけにはいかないからだ。
(「俺の武器の鉄骨も避雷針代わりに使えるかな?」)
 たとえば、電気の攻撃を食らいそうになったらぶん投げて電気を受け止める――とか。想像してくすりと微笑む。決まったらさぞかし気分がいいに違いない。
「あんな雷をくらったら林檎が焼きリンゴになってしまいますからね」
「違いねえ。できるだけそうならないように気張らねえとな」
「ええ、できるだけ早期に決着をつけたいですね」
 もちろん予備の林檎はありますが、と明は準備万端であることを示唆する。戦況はどちらかと言うとディアボロス有利といったところか。力押しするにはやや不安が残る。ならばいっそのこと、耐える方向に切り替えた方が安全かもしれない。
「というわけで、焦らず数を減らしていきましょう」
「さあ来いよ、偽物の獣ども」
 幸児は勝手に硬化し始める腕や胸元に力を入れ、くらった電撃に負けないように気合を入れるのだった。
 敵が突っかかってきたところを角ごと鷲掴みにして放り投げてやれたらな、と思う。なにしろ寒さの中でなかなか芽吹くことができなかった土地の木気はこれまでの鬱憤を晴らすようにすこぶる元気がいい。そんなものに投げ込まれ、締め上げられたらたまったものではないだろうから。
「もう二度と人攫いもくだらねえ儀式も出来ねえようにしてやるぞ。いいか、一匹残らずだ」
「幸児さん、やってやりましょうか。まずは……そこからです!」
 林檎が紡ぐ結界に足を取られたウルズに樹木の蔓が襲いかかる。明と幸児は狙いを合わせ、確実に敵の数を減らすために端にいるものから順番に倒してゆくのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

守都・幸児
皆のおかげで被害者も助け出されたし、これでもう気兼ねなく暴れられるなあ
あと一息、残った獣どもを片付けるとするか

文字通り、片付けてやるよ
俺の使う技は「閉」
闇の落とし穴に敵を落とす技だ
さっきの戦いで動きを制限されたり手負いになった敵群を
そのまま闇の中に落として片付ける

あんまり騒ぐなよ、近所迷惑だろ
この街の民にこれ以上迷惑かけるんじゃねえよ
そうだ、【平穏結界】も使っておこう
ただでさえこの街の民は不安に過ごしてるんだ
逃げた母娘ももう後ろに怯えねえように
悪い夢だったって忘れられるように
静かに、とっとと片付けよう

皆が集めてくれた情報を思い出す
娘が攫われるのは今回が初めてじゃねえんだよな
街で噂になるくらい、立て続けに起こってたってことは
…俺たちがここに来る前にも
たぶん、犠牲者は出てたんだろうな
だからこいつらは一匹だって野放しには出来ねえ
逃がさず回り込むように敵の足元を闇に変えて
残らず闇ん中に落としてやる

犠牲者はもう戻って来ねえが
これでてめえらも、もう戻ってこれねえ
底の底で、犠牲者とこの土地に詫びやがれ


 さて、と守都・幸児(祥雲・g03876)は軽く肩を回した。ひと仕事終えて体が温まったところだ。
 ありがとな、皆。
 おかげで気兼ねなく暴れられる。
「ウゥ……」
 低く唸る手負いの機獣が刹那、闇の中へ墜ちた。何が起きたのか理解できぬまま、闇に呑まれてどこまでも。
 ――文字通りに、片付けられる。
「閉」
 幸児の操るパラドクスは戦いの幕を下ろすのにふさわしかった。せめて平穏結界を使い、この騒ぎが外に漏れにくいような配慮もしておこうじゃないか。
「グァウ!!」
「あんまり騒ぐなよ、近所迷惑だろ」
 ただでさえずっと不安な日々を過ごしていた街の民にこれ以上の喧騒を味わわせたくはない。
(「あの、逃げた母娘も……大丈夫だ、もう怯える必要はねえんだよ」)
 後ろはもう、気にしなくていい。
 全て悪い夢だったと思って忘れてしまえ。
 雷鳴を轟かせようと角を構えるウルズの足下を、再びぽっかりと開く虚ろな闇の口が襲いかかった。できるだけ静かに。早く。
「とっとと片付けてやるさ」
 幸児は皆が集めてくれた情報を思い出していた。
 パズルのピースが揃ってゆく。
 明らかになった事件の全貌。
 おそらく、娘が攫われるのは今回が初めてではないのだ。街で噂になるくらい立て続けに起こっていたはずの行方不明事件。
(「ごめんな」)
 間に合わなくて、すまない。
 助けることができなかった犠牲者に幸児は心底から謝った。ちゃんと仇を討つから。こいつらは一匹たりとて野放しにしやしない。
 地面に沈む鬼の両腕が抱き締めるような動きで地獄の窯を開いた。一瞬、腕の場所を見失ったウルズが周囲を見回した。真後ろ。死角に変わり込んだそれは最後の機獣を雷鳴ごと闇に落として終わりを与える。
「底の底で、犠牲者とこの土地に詫びやがれ」
 これは因果応報の結末なのだ。
 戻らない犠牲者と同じく、機獣たちもまたこの街へは戻ってはこれない。冷えた空気だけがその場を漂うばかりで。もはや鳴声も足音も聞こえない。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

伏見・萬
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用)
(※トループス級が殲滅された後に動く)
…どうやらあっちは片付いたみてェだな
だったらもう、足といわず息の根も止めて構わねェか

予定があるんで帰ります、とか言わねェよなァ?
言っただろ、逃がしゃしねェってよ
齧っただけで喰い残しってのはよくねェって、親にも言われててなァ(流れるような嘘(過去の記憶は一切ない))

【防衛ライン】と自分の立ち位置で敵の退路を塞ぎ、更に挑発して引き付ける
敵の連撃の中から隙と急所を見極め、【生命に夜が降る】使用。生命力を刈り取り、死の眠りに墜とす
自分の負傷は気にせず、攻撃優先
敵の行動範囲を狭めて動きを鈍らせ、手早く仕留める事で、周囲の被害をできるだけ減らす

この町には、てめェにはねェ明日がある。明日も生きてく奴らがいる
ここまで暴れといて今更っちゃ今更だが、これ以上色々ぶち壊されると、片付けも面倒臭ェだろうしなァ
だから早いとこ静かになれ。冷たくて暗いとこに行け

楽にしてやってるみてェで胸糞悪ィが
せめて、とびきりの悪夢でも見てくれや


「……どうやらあっちは片付いたみてェだな」
 それまで足止めに徹していた伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)の声色が明らかに変わった。
「ん?」
 コルニーロフが首を傾げる。
「まさか、今まで手加減をしていたとでも言うのかい?」
「だったらどうする」
 是とも否とも云わず、萬は敵の退路を塞ぎにかかった。勝手口側の防衛ラインと挟み込むように立ち位置を変え、挑発するように嗤う。
「予定があるんで帰ります、とか言わねェよなァ?」
「それがねぇ、君たちのせいで予定がなくなってしまったからむしろ帰りたいところでね。儀式ができなくなった今、ここにいる理由もないんだが……さすがに空手ではカーミラさまに合わせる顔がない」
 言うが早いか、コルニーロフは一瞬にして萬までの距離を詰める。吹雪を思わせる冷酷無比なる拳の連撃に果たして本当に隙は存在しないのか?
「気が合うな」
 萬は激しい攻撃の最中、急所を見極めるために目を凝らした。
「俺もな、齧っただけで喰い残しってのはよくねェって、親にも言われてンだよォ」
 過去の記憶を持たない萬にとっての、それは虚言。それがどうした。初対面のクロノヴェーダはそんなの知ったことじゃない。
「いいねェ。どちらが勝ち残るかここで決着をつけようじゃないか」
 乗った、とコルニーロフ。
 吹雪の如き連撃の間隙を縫うように伸びた萬の指先が、とっ、と軽く相手の急所に触れただけで生命力を奪い取る。
「――!?」
 今頃、コルニーロフは死のイメージを味わっているはずだ。お前の考えるお前の最期とはいったいどんなものだ? 獰猛の異名を持つクロノヴェーダの闘士よ。
「抵抗しなけりゃ楽に死ねるぜ」
「ご冗談を」
 できるだけ行動範囲を狭め、手早く仕留めたい。
 ゆえに萬は自ら懐に飛び込んでくるコルニーロフから逃げなかった。浴びせかけるような連撃の中にも、よォく集中して見つければ付け込む隙は見えてくる。見つけ出せ、この街を守るために。明日を生きていく奴らにあってお前にはないものを身を持って分からせてやる。
「そろそろ時間だ、早いとこ静かになって冷たくて暗いとこに行け」
 ここまで暴れておいて今更かもしれないが、これ以上はあまりぶち壊したくないというのが本音だ。片付けるのも面倒だろう。
 壊れるのは、てめェだけで充分だ――。
「……ここまでか」
 ついにコルニーロフのまぶたが落ちる。
 萬は舌打ちした。
 楽にしてやってるみたいでひどく胸糞が悪い。眠るような終わりを迎える男を見届けながら、せめて、と思った。とびきりの悪夢を見ながら逝きやがれ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年09月11日

『死妖姫カーミラ』の食人儀式

 《七曜の戦》後、モスクワは、サンクトペテルブルクから移動してきた、ジェネラル級ヴァンパイアノーブル『死妖姫カーミラ』と、その取り巻きによって支配されたようです。
 更に、モスクワ中の若い美女達がクレムリンに連行され、カーミラの趣味の犠牲となり、食人儀式により、新たなノーブルヴァンパイアが生み出されようとしています。

 連れ去られた美女を救出し、食人儀式を阻止して、モスクワの人々を護ってください。

 モスクワでの食人儀式を阻止する事で、吸血ロマノフ王朝全土で食人儀式を行うというカーミラの目論見を潰すことが出来ます。


死妖姫カーミラ


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#吸血ロマノフ王朝
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#『死妖姫カーミラ』の食人儀式
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#死妖姫カーミラ
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#食人儀式
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#モスクワ


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選択肢『モスクワへの潜入』のルール

 死妖姫カーミラが支配するモスクワ市内への潜入を行います。
 モスクワ市内は、多数のクロノヴェーダが徘徊していますが、統制は取れていない為、敵の警戒をすり抜けて市内に入り込む事は可能でしょう。
 徘徊するクロノヴェーダの動きを察知し、見つからないように市街地に入り込んだ上で、活動拠点となる場所を確保してください。
 活動拠点は、クロノヴェーダに見つからない場所で、一般人から情報を集めやすい場所が良いでしょう。
 拠点とした場所によって、得られる情報の精度や情報を得る為の難易度が変化します。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『食人儀式を止めろ』のルール

 手に入れた活動拠点で情報を集めつつ、食人儀式が行われている場所を見つけ出してください。
 一般人の家族が連れ込まれて帰ってくるものがいない……と噂される場所を見つけたり、或いは、最近誰かにつけられているように感じている人と接触するなどして、儀式が行われている場所を特定、踏み込んでください。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『天雷機獣『ウルズ』』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『獰猛なるコルニーロフ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「アストライア・ノートン」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。