リプレイ
フレイヤ・ネルトゥス
アドリブ、連携歓迎。
七曜を超え、グランダルメには大きな打撃を与えましたが、即座に戦力の再編をする兆しを見せている以上、これは放置するわけにはまいりませんね。
海岸に流れ着いた敗残兵達の想定される行動は、大きな動きが、出来ない状態で、基本的には、周辺の味方を集めつつも、救助待ちというところでしょうか。
私達が、ここで慎重に捜索するのも大事ですが、あまり時間を掛け過ぎても、救助部隊が到着してしまうでしょうから、ある程度思い切った動きも必要でしょうね。
以前より、境界上の霧は見にくいですので、こちら側としては、少しでもマシになるように【完全視界】を準備して視界の確保をしておきましょう。闇雲に探すよりも、早い段階で、声を掛けるというのも一つの手かもしれません。例えば、味方との連絡を密にしつつ、見えにくい視界を利用して、救助隊などの友軍に偽装した呼び掛けで、然るべき場所に、誘引して急襲するのも手でしょうか。
常であれば紺碧の海と空が見えていただろう海岸は、今や白い霧に包まれその真の姿を臨むことは叶わなかった。
(「即座に戦力の再編をする兆しを見せている以上、これは放置するわけにはまいりませんね」)
フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)は決意を新たにグランダルメの地を踏む。《七曜の戦》を乗り越えたとはいえ断片の王は健在。昨日の勝利は今日の戦いの始まりであった。
「――以前よりそうでしたが、この見にくさはいけませんね」
ぽつり、と愚痴めいた呟きがこぼれる。改竄世界史同士の接触を示す霧の発生は地域を特定する有用な兆しではあったが、その中に踏みこんで探し物をするとなれば煩わしさのほうが先に立つ。
(「慎重に捜索するのも大事ですが、あまり時間を掛け過ぎても、救助部隊が到着してしまうでしょうから、ある程度思い切った動きも必要でしょうね」)
となれば、まずは視界を確保するのが先決であろう。フレイヤの意志がパラドクスとなって世界に干渉。数メートル先も見通すことができなかった環境を一変させる。
「……いた」
三日月を描く入り江の浜に、のろのろと動き回る影。数は多い。動きが鈍いのは漂着前の戦闘で受けた損傷もさることながら、指揮官と命令系統を失った影響が大きいようだ。
「なら、想定される行動は――」
まずは周辺の味方を集める。その後は救助を待つ、もしくは周辺の索敵だろう。確かジャンダルム・スパッドールには飛行機能が備わっていたはずだ。今は集結を優先しているのか飛んでいる機体はいないが、ある程度の数が集まり状況が把握できれば飛行してこの場を離れる可能性もある。
「味方との連絡を密にしつつ、見えにくい視界を利用して、救助隊などの友軍に偽装した呼び掛けで、然るべき場所に、誘引して急襲という手はどうでしょう?」
フレイヤの提案に否を唱える者はいなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎
霧でマリアの事が見えないことをいいことに
どなたか居らっしゃいませんかー!って
一般女性の真似してベーダ達の居そうな方に声をかけるよ
ベーダの気持ちを考えると
いきなり霧に囲まれるも何とか味方と合流成功
けどここがどこで何が起きたか誰も分からない
もたもたしてると亜人達に追い付かれる
そこに掛けられる人間の呼び声
取り急ぎ必要なのは情報
亜人の罠ではって意見も敗残兵を大掛かりな罠に掛けるのは不自然だし
亜人が一般人の女性を使うのも考えにくい
復讐者?数日に及んだ撤退戦で幾度も陥った窮地ですら現れなかった奴らが今頃現れるか?
…みたいに考えるんじゃないかな?
どこまで予想が当たるかは分からないけど
声を無視したり逃げたりはしないと思うよ
そして岩影に隠れつつ「こちらにおいでください!皆様お待ちです!」って呼び掛ければ
マリアが迎えにくるようにって命令も出来にくいでしょ?
後は誘導してきた所を【パラドクス通信】で仲間の皆に教えれば
わざわざ探しだす必要もないし
皆で一斉攻撃すればすぐやっつけれるんじゃないかなって
霧の中、マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)は小柄な体を活かしてクロノヴェーダに近づいていく。
「そろそろいいかな?」
パラドクスによって生み出された通信機に囁く。通信機の向こうからは準備良しの答え。
マリアラーラはすう、と息を吸って、十数メートル先の自動人形達に向かって呼びかけた。
「どなたか居らっしゃいませんかー!」
オートマタ達が一瞬動きを止め、声の主を探して当たりを見回す。
「……子供の声?」
「誰かいるのか!?」
一般女性のふりをして誘い出す、という筋書きだったが声質の違いを失念していた。だが、姿を捉えられていなければ押し通すことは不可能ではないだろう。マリアラーラは次の言葉を発した。
「こちらにおいでください! 皆様お待ちです!」
その一言で空気が変わった。困惑よりも疑念が優勢となる。
「皆とは誰だ!?」
「もう一度尋ねる! お前は何者だ!?」
ジャンダルム・スパッドール達が警戒を強め、武器を構える。虚言を用いてこれ以上奴らを誘導することは難しいだろう。そう判断したマリアラーラは身を潜めていた岩陰から飛び出すと、あえて大きな音で砂を蹴立てて駆け出した。
「――逃げた!?」
「追え! 捕まえて目的を吐かせるんだ!」
オートマタが追ってくる。損傷してはいてもその走力は常人以上で、マリアラーラがディアボロスでなかったならあえなく追いつかれてしまっていただろう。
「無視したり逃げたりはしないと思ってたけど――!」
少々詰めが甘かったかもしれない。が、クロノヴェーダをおびき寄せるという目的は十分に果たした。
「皆、一斉攻撃だよ!」
全速力で走りながら、マリアラーラは通信機に向かって叫んだ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
●Attaque surprise
「皆、一斉攻撃だよ!」
通信機から聞こえてくる声に、復讐者達は一斉にそれぞれの武器を構えた。
サキュバスの少女を追って、ジャンダルム・スパッドール達が疾走している。霧に視界を閉ざされた奴らは、彼女の正体を疑ってはいても伏兵の存在は全く考慮していない。
今なら確実に先手を取り、トループスに大打撃を与えられるだろう。一体を狙って確実に数を減らすのも、多数をまとめて攻撃して一網打尽にするのも十二分に可能。
少しずつ霧が薄れていく中、ディアボロス達の奇襲攻撃が火を噴いた。
フレイヤ・ネルトゥス
アドリブ、連携歓迎。
どうやら敵の誘き出しは、まずは成功したと言ったところでしょうか。
本来、指揮官する立場の存在がいたならば、もう少し警戒して、動いたり、こちらに来るような判断はしない筈なのでしょうが、思った以上に、敵の心中には余裕がないのかもしれませんね。
通信を受け、誘導地点に合流したら、敵を待伏せ攻撃します。
状況的に敵も安易に飛翔での追跡はしないでしょうが、念の為、攻撃と阻害の順序を逆にする事も考慮しつつ、基本的には、敵が勢いのまま疾走して来たタイミングで【泥濘の地】を展開し、バランスを崩したら、本格的な連携攻撃される前に、リボルビングキャノン『ザミエル』でのパラドクスによる一斉攻撃に移り倒せるだけ一息に倒します。
奇襲を最も受けやすいタイミングとは、霧である程度、警戒し続けてきた状態よりも、霧が晴れ視界が確保され少し安堵するような気が抜けた瞬間なんですよ?
フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)のパラドクスが世界に波及し、砂地を湿った泥へと変えた。敵が追跡にパラドクスを用いていない今ならば、マリアラーラを追跡する足を数秒止めさせることが可能だ。
「制限解除、セブンス・コード起動、フライクーゲル・リミットブレイク!」
射線上から味方の姿がなくなったことを視認したフレイヤは『第七の弾丸(セブンス・コード)』を発動。腰だめに構えた魔砲の回転式弾倉が重々しい音を奏で、切り札が装填されたことを知らせる。
「拡散魔弾砲、発射!」
轟音と共に飛翔した砲弾がジャンダルム・スパッドールの隊列先頭に着弾。解放されるのは運動エネルギーによる衝撃ではなく、化学エネルギーによる破壊でもないく、悪魔の名に相応しい衝撃と破壊。超重力の波動が炸裂し、直撃を受けた自動人形を捩じ切った。
改竄世界史の境界を示す霧が海風に吹き散らさらされていく。ここに至ってようやく、クロノヴェーダは自分達が今立っている場所がディアボロスに囲まれた必死の戦場であることを知った。
「奇襲を最も受けやすいタイミングとは、霧である程度、警戒し続けてきた状態よりも、霧が晴れ視界が確保され少し安堵するような気が抜けた瞬間なんですよ?」
フレイヤが告げる声を聞いたわけでもないだろうが、数体のジャンダルム・スパッドールが飛翔。一斉に急降下しつつ突撃してくる。その軌道とタイミングは単純で、個々が独自の判断で行動しているに過ぎないことが見て取れた。
動きは単純でも速度は速い。一体の攻撃を躱し切れず、肩口を掠められる。だが、直撃はなし。十分に戦闘続行可能だ。フレイヤは再び砲口をクロノヴェーダ達へと向けた。
(「指揮官する立場の存在がいたならば、もう少し警戒して、動いたり、こちらに来るような判断はしない筈なのでしょうが、思った以上に、敵の心中には余裕がないのかもしれませんね」)
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎
ベーダってば人間の声質くらいなら聞き比べれたんだね
ちゃんと演技すればよかったの
霧が全部晴れちゃったら
救援部隊もすぐに辿り着いちゃうだろうから
マリアも攻撃した方がいいかな
パラドクスでお兄ちゃんに来てもらうよ
真っ赤な肌で一つ目でとっても大きな弩を構えてて…
漂流ベーダ達を散々に追い立てたであろう
ジェネラル亜人そっくりなお兄ちゃんだよ!
報告書でしか知らないから
よく見ると別人と分かるだろうけど
霧が晴れきらない今なら
トラウマが恐怖の記憶を補完して
ベーダ達をほんの少しのあいだ縮み上がらせれると思うの
でも一瞬とはいえ躊躇なんかしてたら命取りになるよ
待ち構えてる仲間の皆はそんな隙を見逃さないし
それはお兄ちゃんだって一緒
霧のなかに浮かぶ一つ目の輝きは
(【完全視界】のおかげで)ベーダの動きを見逃さず
まるで返り血で染まったかのような朱い肉体が引き絞る弩は
一本の矢で三体のベーダを貫くほどの凄い威力を誇るの
それでも闘志を失わず反撃する優秀な個体が居たら
優先的に攻撃してベーダを徹底的に追い込んじゃうね
仲間達の攻撃が始まり、ジャンダルム・スパッドール達の追跡が止んだ。マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)は大きく息を吐いて振り返る。
ちょうど、フレイヤの放った砲弾が炸裂した瞬間だった。クロノヴェーダは完全に戦闘態勢へと移っており、マリアラーラの存在は忘れられていないまでも追跡を続ける余裕はない様子だ。
(「ベーダってば人間の声質くらいなら聞き比べれたんだね。ちゃんと演技すればよかったの」)
心中で反省するが、ともあれ作戦は成功だ。ジャンダルム・スパッドールは残らず十字砲火地帯へと誘導されており、成果としては十分といえよう。
しかし、これで満足しているわけにはいかない。改竄世界史同士の接触が揺らいできたのか霧は薄れ始め、海風に散らされてなくなるのは時間の問題だろう。視界を遮るものがなくなれば、改革医オメーラ達の部隊が戦闘音を手がかりにしてここを突き止めるのも容易いはずだ。
「よし、マリアも攻撃――!」
姿勢を整え、大きく深呼吸。パラドクス発動。
「凄くて強くてカッコ良くて華麗で素敵でとっても豪華な絶対無敵のお兄ちゃんだよ」
マリアラーラの声に導かれ、大型の弩弓を抱えたディアドコイの幻影が生み出された。そいつは体格に似合わぬ素早さで矢をつがえ、自動人形達に向けて射ち放つ。
射貫かれ倒れる味方の姿に、ジャンダルム・スパッドールが射手の方を向く。戸惑ったように銃口が揺れる。
「亜人!?」
「なんだろうと構うものか! 目の前の敵を撃て!」
「了解!」
重火力兵装を発砲。『フェニックス・ブレイズ』の火線が幻影亜人を粉砕し、傍らのマリアラーラをも吹き飛ばす。幸いだったのは、自動人形達には弾薬が不足しており最大の火力を発揮できなかったことだろう。飛ばされた勢いの割には受けた傷は浅い。髪や服にぶちまけられた砂のほうが深刻なくらいだ。
マリアラーラは砂を払いつつ、立ち上がった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
紫・花琳
*:連携アドリブ歓迎
グランダルメは、前々からディアボロスに対しての対策をする傾向があったネ。それに加えて、最近じゃ、ヘルヴィム直属軍がワタシたちへの対策マニュアルなんてものを流し始めたから、この先、より脅威度も増すに違いないネ。今でこそ指揮官不在の救援待ちの部隊だけど、此処で逃がすと戦争経験者を帰還させるのも相当、後々、厄介な事にもなりそうなので、そうなるとおちおち料理も作ってられないヨ。なら、救援が到着する前に減らせるうちに減らすヨロシ!
追撃を加えるなら味方が攻撃を仕掛けた今しかないネ!
ワタシは、近接戦を仕掛けるアルヨ、敵が万全な防御陣形を組んで、連携して向かって来る前に『饕餮摔角』で敵集団の懐に潜り込んで、敵を蹂躙し尽くすヨ!
特に部隊をまとめる動きを見せるような個体は、優先的に討ち取るべきネ。
さて、そろそろ救援部隊が気付くのも時間の問題ネ。確実に殲滅する為にも、こっちから救援部隊に仕掛けるのも一つの手アルか?
「追撃を加えるなら今しかないネ!」
気合の声と共に、紫・花琳(人間の特級厨師・g03746)は自動人形達の只中に飛びこんだ。
数々の戦いを経て彼女らはグランダルメを追い詰めつつあるが、それは同時にクロノヴェーダ達もまたディアボロスとの戦闘経験を積んでいるということだ。かねてよりディアボロスの存在を意識した動きを見せている大陸軍に復讐者対策の腹案を持つというヘルヴィム直属軍が合流した今、二つの戦略が合わさってより手強い脅威となるに違いなかった。
そこに《七曜の戦》を生き残った歴戦兵が本体に合流すれば確実に厄介事の種となる。そうなればおちおち料理も作っていられない。そんな世は花琳の望むところではなかったから、彼女は大いにその武を揮う。
「減らせるうちに減らすヨロシ!」
踏みこんだ足が砂を弾けさせる。噴き上がる砂煙を引き裂いて拳が一条の流星となり、ジャンダルム・スパッドールの頭部を粉砕した。頽れる機体。周囲の自動人形が武器を向けるも、味方への誤射を恐れて手を出せず防御を固めるだけ。
指揮官の不在により、ジャンダルム・スパッドール部隊は有機的に連携できていない。各機が個々の判断で眼前のディアボロスと戦う形で展開する戦況が、トループスの陣形を引き裂いていく。
「蚩尤の功夫、お見せするネ!」
花琳が繰り出した掌底打が自動人形の構える盾に激突。天地を揺るがすような轟音と共に、ジャンダルム・スパッドールの左腕部を盾ごと吹き飛ばした。
そこへ他のディアボロスが放った砲撃が再び飛来し、花琳の吶喊によって二分されかけたクロノヴェーダ達を攻め立てた。圧迫に耐え切れず戦線は崩壊し、僅かな残存兵がばらばらに散開していく。
大勢は決した。花琳はすっかり霧の晴れた空を仰ぎ見る。
(「さて、そろそろ救援部隊が気付くのも時間の問題ネ。確実に殲滅する為にも、こっちから救援部隊に仕掛けるのも一つの手アルか?」)
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
新堂・亜唯
(トレインチケット)
撃破されたジャンダルム・スパッドールの残骸が砂地に転がり落ちる。残るは一体。
「おのれディアボロス共め……! 一矢だけでも報いねば――」
「ごちゃごちゃ言う前にこれ食らって寝てな!!」
最後の一体に向けて、新堂・亜唯(風華流・g00208)は拳を叩きつけた。自動人形が盾を掲げて防御。槍の間合いまで後退しようとするのに食らいつく。
「《七曜の戦》に勝った今がチャンスなんだ! 悪いけど、ここで叩かせてもらう!」
四肢を駆使して、亜唯は次々と打撃を繰り出していく。そのどれもがパラドクスを使用したものではないが、いつかどれかがパラドクスとなって襲ってくるだろう。そう予想したジャンダルム・スパッドールは、残存動力を注ぎこんで反射型防御壁を展開する。
亜唯が打ちこんだ正拳を『アルミューレ・レフレクシオン』が受け止め、衝撃波として撃ち返す。正面からそれを受けてしまった復讐者がよろめくのを見て、自動人形は彼に残された最後の武器――複合機械槍の穂先を射出した。
「――もらった!」
が、回転しつつ敵を穿つはずの槍はぴたりとその動きを止めている。その事実にクロノヴェーダが気づいた瞬間――。
「良い一撃だった……返すぞ」
着弾の寸前に受け止めた穂先を投げ捨て、亜唯。引いた右足が輝きを帯びる。
「風華流・鬼羅星」
反射衝撃と回転刺突、その二つの威力を吸収した亜唯のパラドクスが、流星のような蹴撃となって自動人形を貫いた。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
紫・花琳
*:連携アドリブ歓迎
漂着部隊の方は、大方、片付いたネ。
返す刀という訳ではないけど、救援部隊の乱入もそろそろ来そうアルから、残った敵は、他の人にお任せ希望で、もう一方の方に仕掛けて殲滅迄の時間稼ぎをするネ!
救援部隊の索敵については、こっちの動きに気付いて向かってきてるだろうし、敵も部隊単位で砂地等を動いていれば、否応なしにも煙や行軍音も出て、どこにいるのかも大体分かる筈だからそっちに向かうとするヨ。
救援部隊と接敵したら、敵の連携機動の動きを見計らいながら、一撃離脱戦法を仕掛けるタイミングで【泥濘の地】での一時的な足場の不安定さの誘発と『饕餮摔角』で、敵の部隊を吹き飛ばし、蹂躙してその勢いと統率を挫くネ!
というわけで、本日二度目の蚩尤の功夫アル!
死に晒せー!!
あっ…今、言ったことはナシでお願いするアル♪
漂着部隊の最後の一体が打ち倒される音を背中で聞きながら、紫・花琳(人間の特級厨師・g03746)は駆けた。
「もう一方の方に仕掛けるネ!」
すっかり霧は晴れている。それに加えて復讐者達は遠慮なく火力を発揮していたから、救援部隊も戦闘の気配を察知して向かってきているだろう。
果たして、その予想は正しかった。砂煙を上げて、騎兵型自動人形の軍勢が向かってくる。
「ディアボロスか――!」
「オメーラ様に伝令! 前方に敵捕捉!」
「敵が一人ならば突破して味方の救援に向かう! 続け、続け!」
救援部隊のクロノヴェーダ達は漂着部隊が壊滅したことに気づいていないらしい。これは幸運だった。助けるべき相手がもういないと知れれば、敵が復讐者達との交戦を避け撤退する可能性もあったからだ。
その場で待ち受けることなく救援部隊の前に姿を現した花琳の行動が功を奏したと言える。
鉄の蹄の音も高らかに、ヴィエルジュ・キャヴァリエルの第一陣が突進してくる。花琳は笑みを浮かべつつ身構えた。
「本日二度目! 蚩尤の功夫、お見せするネ!」
花琳の足元で砂が弾けた。放たれた矢のように跳躍した彼女は空中でくるりと身を翻し、鉄槌の如き蹴りを騎兵型自動人形に浴びせる。
「死に晒せー!!」
装甲が粉砕される音。上半身を失ったヴィエルジュ・キャヴァリエルが倒れる。鉄片と部品が飛び散る中、大きく跳ね飛ばされた花琳は踵で地面を削りつつ着地。
花琳は攻撃と同時に【泥濘の地】を発動していたが、パラドクスでもある突撃戦法の勢いを削ぐには至らなかった。代わりに最前衛の二体を撃破することには成功したから、今回は痛み分けといったところだろう。
再度の交錯に備えて身構えつつ、花琳はふと思い出したように声を上げた。
「あっ……今、言ったことはナシでお願いするアル♪」
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
李・令震
(トレインチケット)
「ディアボロスを撃退し、漂着した部隊の救出へと向かえ!」
指令を伝達する声がした。ヴィエルジュ・キャヴァリエル達の進軍は勢いを増す。押されるままに戦線が後退してしまえば、漂着部隊が既に壊滅していることを知られてしまうだろう。
「ここは通さん!」
咆哮し、李・令震(飛天大虫・g03313)は地を蹴った。地面すれすれを滑空するかの如き疾走で最前列の騎兵に肉薄。振り落ろされた蹄の一撃を側転で回避、クロノヴェーダの側面へと回りこむ。
ざっ、と砂を抉る音と共に、令震の両足が踏みこまれた。同時に体を大きく沈め、足から腕に至る全身の筋肉が生み出すエネルギーを最大化。青白い闘気を纏う右手へと一直線に集中させる。
「オラァーッ!」
雄叫びと共に『打虎掌(ダコショウ)』が放たれる。砲弾が炸裂したかと思えるような爆裂音。文字通り人馬一体の機体が宙に浮いた。
一瞬の後、吹き飛ばされたヴィエルジュ・キャヴァリエルが地面に叩きつけられた。馬型の胴体部が半ばからへし折られている。
大破した仲間を飛び越えて、騎兵達が突撃攻勢を敢行。令震は回避を試みるも躱しきれず、弾き飛ばされてしまう。
「ッ! なかなか手強い――!」
受け身を取って素早く立ち上がり、令震は頬を拳で拭った。撤退戦と漂流を重ねて消耗しきっていた漂着部隊の自動人形達とは違い、こちらは陣容も整い戦力も十分。そう易々と攻略できる相手ではないようだ。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
フレイヤ・ネルトゥス
アドリブ、連携歓迎。
どうやら、七曜を超えたヴィエルジュ・キャヴァリエルの統率力は、トループスであっても並ではないようですね。むしろ、私たちが追い込んだからこそ、一般の兵にも単純な能力だけでは推し量れない物が生まれているのかもしれませんね…。
しかし、だからといってこちらも引くわけにはまいりません。
敵の統率が取れている以上、もし、こちらが一時的に陣形を散らしたところで、それに応じた動きを見せる筈、ならばここは敢えて、敵が連携しやすいよう、こちらの攻撃が上手くいってないように追い込まれているように見せながらの立ち回りをしつつ、同時に攻撃の機と思ってしまうような形に徐々に誘導していきます。
向こう側が接近戦を仕掛けると決めた以上、どこかで必ずこちらに向かって来ざるを得ないのですからね。
連携攻撃の為、集合した然るべきタイミングで、その陣形ごと粉砕しましょう。
特に敵陣との間合いが重なったら、リボルビングキャノン『ザミエル』による『アナイアレイション』での一斉射でまとめて仕留めます。
奮戦するヴィエルジュ・キャヴァリエルに、フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)は空寒さを覚えていた。戦略的には敗北した《七曜の戦》であったが、それを生き延びたことで自動人形達が並々ならぬ能力を得たとでも言うのだろうか。
(「むしろ、私たちが追い込んだからこそ、一般の兵にも単純な能力だけでは推し量れない物が生まれているのかもしれませんね……」)
士気や覚悟といった類の何か。祖国のため、仲間のためにと心を燃やし体を突き動かすもの。クロノヴェーダに、自動人形にそれを感じることができるのか、フレイヤには判然としない。しかし。
「だからといってこちらも引くわけにはまいりません」
彼女達の双肩には最終人類史の人々の運命が懸かっている。いや、それだけではない。ディアボロスの戦いは改竄世界史の人々の行く末をも左右するだろう。
勝たねばならないのだ。これは政治の延長線上にある戦争ではない。どちらかが残り、どちらかが消える生存競争だ。
決然と前を見据えるフレイヤの視線の先で、騎兵型自動人形達は巧みに陣形を変化させ復讐者達の攻勢に対応している。統率の取れた敵であるからこそ、それ相応の弱点があるはずだ。
「ならばここは敢えて――」
一計を案じたフレイヤは、それまで仲間達が近接戦闘を仕掛けるのに合わせていた砲撃をわざとしなかった。次いで、彼女は徐々に最前衛から距離を取っていく。弾薬不足、あるいは武器の故障を思わせるような動きで。
漂流部隊の下へ向かうことを第一の任務とするヴィエルジュ・キャヴァリエルは、フレイヤの行動を好機と捉えた。突進力に任せて砲兵を薙ぎ倒し、前線を突破する。損傷の少ない機体を戦闘に、鏃の陣形で疾駆してくる。
土砂降りの雨音のように蹄を鳴らして、トループスが迫る。フレイヤは待つ。自分に、そして味方にとって最良のタイミングで――今だ。
「その陣形ごと粉砕しましょう」
フレイヤが持つ全ての火器が一斉に火を噴いた。火力の猛威がクロノヴェーダの突撃と正面から激突。先陣の機体を粉砕し進撃を押し止める。
それが決定的な一打となった。フレイヤに続いてディアボロス達が次々とパラドクスを浴びせる。繰り出す反撃も逆転には至らず、ヴィエルジュ・キャヴァリエルは壊滅した。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
●怒りの医師
これではミュラ元帥に顔向けできませんね――全てのトループスを失うという失態に、改革医オメーラはカラスのようなマスクに覆われた頭部を振った。
イタリア南部から漂着した自動人形達の救出も失敗……いや、眼前のディアボロス達が海岸の方から現れたことを鑑みると彼らが先に漂着部隊を発見し撃破してしまったという可能性が高い。
状況を見抜けず、預かった兵を壊滅させ、目的も果たせなかった。いくら損耗激しい大陸軍とは言え、これ程の失敗を雪ぐチャンスは与えられないだろう。
「いいえ、私自身の名誉挽回など些末なこと。彼ら彼女らを破壊した君達ディアボロスを、私は許せない――!」
憤怒に声を軋ませて、アヴァタール級自動人形は戦闘態勢を取った。
マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎
お医者ベーダにツッコミするよ
「彼ら彼女らを破壊した君達ディアボロスを、私は許せない!」って
責任転嫁しないでほしいの
他のベーダが壊れちゃったのは貴方の目論見通りでしょ?
するとお医者ベーダは違うって反論するだろうけど【神速反応】して
ぜんぜん違わないよ!って反論を封じちゃうね
ベーダはヤブ医者みたいだから丁寧に説明してあげる
一つ目
敗残兵救助なのに救援物資もなく身一つで来るなんて何しに来たの?
もし片足無くしたベーダが居たら一人で立てない故障品って無視するつもりだったんでしょ
二つ目
ミュラから預かった部下は現場急行できる俊足ベーダ
けれど隊長の貴方は徒歩…救助が手遅れになればいいって思惑が透けて見えるね
三つ目
何より口を突いて最初に出る言葉が「私自身の名誉挽回?」
救援作戦は自身の昇進のためってこと?お医者様としてサイテーなの!
そんな風にベーダの落ち度を矢継ぎ早に指摘することで
マリアの分析どころじゃなくしてから
彼ら彼女らの無念はマリアが晴らしてあげる!って
謎の光のパラドクスでベーダを攻撃なの
「責任転嫁しないでほしいの。他のベーダが壊れちゃったのは貴方の目論見通りでしょ?」
マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)はクロノヴェーダに向かって告げて、指を三本立てた手を示してみせた。
「一つ目。敗残兵救助なのに救援物資もなく身一つで来るなんて何しに来たの? もし片足無くしたベーダが居たら一人で立てない故障品って無視するつもりだったんでしょ」
言いながら、マリアラーラは薬指を折る。
「二つ目。ミュラから預かった部下は現場急行できる俊足ベーダ。けれど隊長の貴方は徒歩……救助が手遅れになればいいって思惑が透けて見えるね」
続いて中指も折る。立っているのは人差し指だけになった。
「三つ目。何より口を突いて最初に出る言葉が『私自身の名誉挽回』? 救援作戦は自身の昇進のためってこと?お医者様としてサイテーなの!」
指を改革医オメーラに突き付けて、マリアラーラは声高に告げる。
「彼ら彼女らの無念はマリアが晴らしてあげる!」
その言葉と同時に放たれたパラドクスの閃光がオメーラを直撃。だが、アヴァタールに痛打を与えるには至らない。
「言いたいことはそれだけかな、お嬢ちゃん」
オメーラの声と共に、周囲の残骸からワイヤーとバネとゼンマイを撚り合わせた人形が立ち上がる。そいつは素早く両腕を伸ばすや、マリアラーラの両腕と首に鋼線を絡みつかせた。
「実力ではなく弁舌でを倒そうというなら、君は立つべき場所を間違えているよ」
喉を締め上げられ膝を着くマリアラーラ。彼女を見下ろすマスクの奥の眼は、狂気に満ちて炯々と輝いていた。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
綾小路・桜
(トレインチケット)
ごう、と風が吹いた。旋風と共に疾走する綾小路・桜(人間の妖精騎士・g03314)は、仲間を捕らえたオメーラの助手人形に一撃をくれて吹き飛ばし、クロノヴェーダに愛用の竹刀を突きつける。
「綾小路がお相手します」
「ほう、次はあなたですね?」
オメーラの両眼がぎらりと光を放ち、回転丸鋸を振りかぶる。ぎゃりぎゃりと音を立てる凶器を、桜は風を纏った竹刀で打ち払った。
砂地に弧を描き、桜は右へ。動きが単調だが重く危険性が高い鋸よりも、己の得物に間合いが似ている解剖刀のほうが与しやすいと見たのだ。
「逃がしませんよ」
皮膚と筋肉を容易く切り開く鋭さで刃が振るわれる。だが、その軌道は速くはあっても剣術のそれではない。桜は切っ先の動きだけでオメーラの斬撃をいなすと、己の間合いへと踏みこんだ。
「五枚重ね!」
至近距離から放たれた風の刃がオメーラに襲いかかった。合わせて五つ。二つは丸鋸に叩き割られるが、残る三つがオメーラを斬り裂く。
「――っ。ですが、手術はまだ始まったばかりですよ」
クロノヴェーダの反撃は道着に包まれた桜の肩を傷つけている。木綿生地に滲む鮮血と痛みに眉を顰める桜に向かって、オメーラは再び解剖刀を振りかざした。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
フレイヤ・ネルトゥス
アドリブ、連携歓迎。
確かオメーラの名はナポレオンの主治医の名でしたね。
残すは漂着部隊のみならず、救出部隊をも失った指揮官……いえ、救える者すらいなかった医師である貴方だけですよ。
やはり、藪医者は藪医者らしく後方で大人しくしているべきだったのではないでしょうか?
敵は部隊を失った事で、私達ディアボロスに怒り心頭の筈。煽りも兼ねながら、攻撃の機転や判断能力を可能な限り単調にしていきます。ですが、曲がりなりにも指揮官として存在する以上、その力は決して侮れませんね。
なるほど、武装面は機械化ドイツ帝国を彷彿させるような回転丸鋸刃と長刃による力任せの攻撃ですか。他のアヴァタール級と比べて、戦闘に重きが置かれているという訳ではないのでしょうが、ここは、敵の勢いを敢えて利用しながらの戦闘の駆け引きといきましょうか。粒子盾『ムッシェル』で、敵の攻撃を一度受けて、拮抗させつつも、盾が両断される前に力を急激に抜いて退き、敵が前のめりになった所をすかさず『戦場の砲女神』で攻撃です。
ここでスクラップになりなさい!
バリー・エドワード・オメーラ。その名前を持つ人物がナポレオンの主治医だったということを、フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)は最終人類史で知った。
だがそれは、このクロノヴェーダが彼の名を借りた――もしくは奪った事実があるというだけのことだ。
「残すは漂着部隊のみならず、救出部隊をも失った指揮官……いえ、救える者すらいなかった医師である貴方だけですよ。やはり、藪医者は藪医者らしく後方で大人しくしているべきだったのではないでしょうか?」
フレイヤの声に、オメーラが首だけを回転させて振り返った。
「私の本職が何であれ、ミュラ元帥の命を完遂することが私の使命です。それを邪魔した君達は万死に値する」
アヴァタール級であるオメーラにとって、ジェネラル級クロノヴェーダからの命令は絶対。奴にとって医師というのは自己の本質ではなく仮面に過ぎないのだろう。
「そうは行きません。ここでスクラップになりなさい!」
リボルビングキャノンを構えるフレイヤに向かって、転進したオメーラが向かってきた。唸りを上げる回転丸鋸。それは彼女に今は亡き機械化帝国を思い起こさせる。
「さあ、手術続行ですよ!」
丸鋸が振り下ろされた。フレイヤが展開したエネルギー防盾に激突。絶叫のような音と共に粒子が散り、『ムッシェル』が削られていく。
(「力任せの攻撃なら――!」)
実体なき粒子盾が軋む。それが限界を迎える寸前、フレイヤは防御を解いて地を蹴った。オメーラは得物の重さに引かれるままにつんのめる。
寸前まで彼女が立っていた地面に丸鋸が突き刺さった。今こそ好機。フレイヤは『ザミエル』を操作し、超過負荷機能を解放。
「制限解除、フライクーゲル・オーバーロード!!」
耳を聾する程の猛烈な砲声。放たれた『戦場の砲女神(ドゥルヒブルフ・アニー)』はクロノヴェーダを真正面から撃ち貫いた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
完全視界で、戦場での視野を確保する
先行の仲間たちが奮戦してくれている様子
合流し、敵を討ち倒そう
【泥濘の地】をさらに重ねて動きを鈍らせ
敵の動きを観察し、踏み込みや武器の構えの立ち回りや癖を看破しつつ
銃でPDの漆黒の弾丸を撃ち、足元へ足止めをかけ、間髪容れず本体へと連射
内部から溶かし闇に塗り込めていく
味方が同じ戦場にいれば、パラドクス通信で攻撃のタイミングや立ち位置を共有し連携をとる
なるべく挟撃になるように自分の立ち位置を調整
俺は死角へ回るようにし、交互に攻撃するようにして敵に立て直す余裕を与えない
敵の攻撃には、魔力障壁を展開して身を護りつつ
武器と助手人形が合体したものへ相対し対処
殺傷能力をもった部分を防ぐように観察を続け、Nazarの盾を掲げて受け流すように、深手を避ける
イタリアを護りきれなかったのは、援軍をよこさなかったナポレオンの采配であったろうな
ミュラ元帥軍を今更、合流などさせないよ
イタリアの地に憂いなきよう、戦線は引き継がせて頂くよ
ここで沈め
胴部を撃ち貫かれたオートマタが、がくりと膝を折った。その期を逃すまいと、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はオメーラに銃口を向ける。
「今更、合流などさせないよ」
イタリア方面軍にもっと多くの兵力があれば亜人達の攻勢からイタリアを護り切ることができたのかは定かではない。だが、現実としてナポレオンの采配が南イタリアの失陥という事態を招いたのは事実であった。
領地を失して尚大陸軍本隊への合流を目指すミュラ元帥の忠誠心は確かに見上げたものかもしれないが、エトヴァ達復讐者にそれを看過する道理はない。
「ここで――闇夜に沈め」
引き金を引く。左右の手に握られた銃による二重奏。連続して放たれた銃弾がクロノヴェーダに襲いかかった。
着弾し、弾ける銃弾。その中に封じられていた黒色はオメーラの機体を塗り潰し、浸食していく。
「まだ……私の使命を果たすまでは……!」
オメーラが反撃の一手を繰り出す。傘のような形状の盾を構えた助手人形が弾丸を弾きつつ飛び出すが、エトヴァが既に叩きこんだ弾丸はクロノヴェーダに止めを刺すに十分な数に達していた。
助手人形の突進をエトヴァはいなし、後退する。その間にも彼が放ったパラドクス『混沌の黒(ケイオス・ブラック)』はアヴァタールを蝕んでいった。
「ご命令を果たせず――申し訳ありません――元帥閣下」
錆びついた声で呟いて、オメーラが頽れる。躯体の内側から闇が溢れ出し、一片の痕跡も残さず呑みこんだ。
エトヴァは深く息を吐いた。
戦風の止んだ海から、穏やかな波の音が聞こえてくる。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!