リプレイ
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
本当に醜悪極まる姿だな……
だが貴様等の様な輩に此の大地を奪わせたりはしない!
騎士として全力で護り抜いて見せる!!
アルタンウルクの動きを鈍らせる為に〇寒冷適応を使用した上で〇冷気の支配者で限界まで周囲の温度を低下
更に〇泥濘の地を使用
其の上で敵の攻撃を時速900Kmで回避できる様に〇飛翔し〇未来予測状態に
連携を重視
攻撃の対象は味方を襲おうとしている敵>味方が攻撃している敵>敵陣の先頭にいる敵の順に優先
先陣の敵を狙うのは動きが鈍る事で後続の敵に激突される事狙い
〇焔矢をぶちかまし敵と常に距離を取りながら一体ずつ確実に倒していく
未来予測で敵の攻撃が来るのが判ったら速攻で飛翔し距離を取る
ア・ンデレ
「アンデレちゃんの、かてとなれ!」
アンデレちゃんは、シュゴォシュゴォと鳴くアルタン・ウルクに対抗するように、「うおおおおお!」と咆哮する。
泥濘の地を使って足止めし、星喰らいでアルタン・ウルクを一体ずつ、喰らっていくよ。
万が一飛んで逃げたら、飛翔で追いかけて、喰らう。絶対に逃がさない。
触手もぐもぐ。目玉もぐもぐ。角もぐもぐ。全部もぐもぐ。
「まっず。」
アルタン・ウルクを喰らうことにより得た力で、他のアルタン・ウルクを喰らいにいく。
アンデレちゃんの力はどんどん高まっていき、喰らう速度も上がる。
どんなにまずくても、人に止められても、喰らうのをやめない。
喰らっていいのは、喰らわれる覚悟があるやつだけだ。
フミラ・ヴィグリーノ
また会いましたね?こういうのをお礼参りというのでしょうか?
ともあれここは通しませんよ?
【冷気の支配者】を以てして周囲を極寒へと変えてアルタンの動きを少しでも鈍らせましょう。
其の上で奴らが慣れてしまう前に高速詠唱、全力魔法の一撃で敵を纏めて消し飛ばします!
牙の群れはひたすら後退して躱して後退しながら再度攻撃して少しでも時間を稼ぎましょう。
地の利を生かさねばこいつとはやり合えませんからね・・・歯がゆい事ですが
●狂気の行軍
広がる大地を染め上げる大量の黒。アルタン・ウルクの軍勢は止まることを知らず、草原の緑を呑み込むように進んでいた。押し寄せる暗澹の波を堰き止めるべく、ディアボロス達は狂気の軍勢へと立ち向かう。
「本当に醜悪極まる姿だな……だが貴様等の様な輩に此の大地を奪わせたりはしない! 騎士として全力で護り抜いて見せる!!」
決意を語るのは、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)。同じくフミラ・ヴィグリーノ(未踏の沃野・g09477)も、迫る敵を見据え、涼やかに言葉を紡ぐ。
「また会いましたね? こういうのをお礼参りというのでしょうか? ともあれここは通しませんよ?」
フミラは冷気の支配者を展開した。穏やかな草原は急速に凍り付き、極寒の世界へと生まれ変わる。
――だが、極限の寒さなど気にも留めず、アルタン・ウルク達は進軍し続ける。
「……残留効果の冷気では、彼らの動きを妨げる事は叶わないのですね」
黒い塊の群れは目前だ。このままでは群れに押し潰される。
「大丈夫だ、まだやりようはある!」
ルィツァーリが己の周囲に泥濘の地を発動する。最大の威力を発揮する泥濘の地が、目前に迫っていた敵の足を縫い止めた。
「フシュウウウッ……」
泥濘に歩みを止めた敵へと、ルィツァーリとフミラが攻撃を叩き込む。
「空駆けし天空の神よ、偉大なる雷神よ! 我が敵を討つ為に御身の焔矢を降らせたまえ!」
ルィツァーリが高らかに詠唱を紡ぎ、現れたのは巨大な大砲。神の名を冠する焔矢が撃ち放たれ、敵の巨体を容赦なく穿つ。
「Trapiku ĉion, frostiĝu kaj frakasu!」
フミラの詠唱が天高く響き渡った。編み上げられた魔力が氷の棘を形成する。それは彼女を取り巻くように浮遊し、鋭い切っ先を目前の巨体へと向けた。直後、氷塊はミサイルのごとく敵へと撃ち放たれ、敵の体に穴をあけてゆく。
「フシュウウウ……フシューッ」
攻撃を受けた敵達が不気味に蠢き、ディアボロス達へと反撃の牙を剥く。
虚空より現れた巨大な牙の群れが、無数の触手の群れが、ルィツァーリとフミラへと襲い掛かった。
飢えた獣のように迫り来る牙達を、フミラは後退することで回避する。だが、躱し、受け流し、迎撃し氷で突き穿っても、牙はひたすらに追ってくる。まるで痛みを知らない化け物のようだ。
(「こうやって逃げながら戦うしかないなんて……歯がゆい事ですね」)
もどかしい想いを抱くのは彼女だけではない。
しつこく伸ばされる触手をギリギリのところで躱しつつ、ルィツァーリは眉を寄せる。
未来が一定でない以上、未来予測にも頼れない。経験から敵の攻撃動作を判断した方が良い……彼はそう思考を切り替えて対処する。
敵の攻撃から逃れるために飛翔し――。
(「ッ
……!?」)
刹那、背筋を走る悪寒に、とっさに高度を下げた。それは、これまでの戦闘経験から来る、ある種の予感だったのかもしれない。
寸前までルィツァーリが居た上空を、無数の赤い光線が突き抜けた。
ルィツァーリ達が戦っている集団とは別のアルタン・ウルクからの攻撃だった。ルィツァーリは実感する……無数の敵が闊歩する地域で飛翔を行うリスクを。
無言の軍勢は恐怖を知らぬかのごとく突き進む。
彼らの不気味な息の音に対抗するように、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)が咆哮を上げた。
「うおおおおおおおお!」
天まで轟く声と共に、彼女はアルタン・ウルクへと風のように駆けてゆく。
「アンデレちゃんの、かてとなれ!」
泥濘の地で敵を足止めし、アはその巨体へとしがみ付いた。パラドクス星喰らいを発動し、黒く蠢く肉へと喰らい付く。
触手を引きちぎり、目玉を捥いで噛み潰し、角も、肉も、すべてを平らげんとする勢いで咀嚼する。
「うぇ、まっず」
思わず吐き出したくなるほどの味に悪態をつくが、それでも彼女は喰い続ける。
だが、アルタン・ウルクも喰われてばかりではない。アへと触手を巻き付けて、彼女の体を縛り上げる。
――肉の、引きちぎれる音がした。
視界の端でその光景を捉えたルィツァーリが、弾かれたように焔矢を放つ。それはアを拘束する敵へと撃ち込まれた。
だが、敵の勢いは止まらない。アの捕食行動も止まらない。
もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐもぐもぐ。
アがアルタン・ウルクを食べる。アルタン・ウルクがアを触手で引きちぎる。
まるで、互いに互いを喰い合うように。
異常な宴に誘われるように、アルタン・ウルク達が集まってゆく。
「いけません、あのままでは彼女が……」
フミラの脳裏に、この後起こるであろう凄惨な状況が浮かぶ。無理やりそれを振り払い、彼女は再び氷の棘を編み上げた。やることなど決まっている。
「まずい、それ以上は……!」
触手の波を受け流しながら、ルィツァーリはアの元へと駆け付けた。だが、触手に巻かれる彼女を見て――すぐに、助けなど必要としていないことを悟る。
アは一心不乱に敵を貪っていた。その瞳には『強い覚悟』があった。
(「喰らっていいのは、喰らわれる覚悟があるやつだけだ」)
彼女の瞳がそう語っていた。根底にある覚悟は固く、そう簡単に覆るものではない。どんなに痛め付けられても、その足が、口が僅かでも動くかぎり、彼女は止まらないだろう。今助けたとしても、再び向かっていき、そうしてまた敵を喰らうのだ。
これが彼女の戦い方。止めるのは、彼女の戦い方を否定するに等しい。
集まったアルタン・ウルクへと、氷の棘が雨のように降り注ぐ。フミラも状況を察したのだろう、ルィツァーリの隣にとんっと降り立ちながら、冷静な声色で言葉を紡ぐ。
「今できるのは、一刻も早く敵の数を減らし、任務を完了させる事でしょうね」
フミラの言葉に、ルィツァーリは複雑な表情を浮かべつつも、こくりと頷いた。
狂気に満ちた軍勢、アルタン・ウルク――この悍ましい存在との戦いは、まだ始まったばかりだ。
『ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は重傷を負った』
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【動物の友】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
ネフェリア・フリート
グロテスクな奴と殴り合うのは苦手なんだがな…
それでもみすみす敵の思い通りにはさせねえぜ!
泥濘の地で少しでも足止めだ
更に、冷気の支配者で温度を最大まで下げる
てめえも生き物なら、寒さに強い対策でもねー限りキツイだろ?
こっちは寒冷適応で対応だ…
ま、ちっとキツイ戦いになるか
『突撃』!最大速度で真っすぐ飛んで距離を詰める!
WC:Wing Booster!
速度を生かして3体のアルタン・ウルクをぶん殴るぜ!
未来予測を使用し、10秒先の奴等の動きや攻撃を予測
触手の軌道に合わせてセルフクラフトとアイスクラフトで壁を作る
全身を触手攻めされたら困るからな
ダメージは貰いつつも、引きちぎられないよう触手をコントロールだ
アルメア・グラウプナー
「ははは、こりゃあ壮観だ。名状し難い怪物共がぞろぞろとこちらへ向かってきている」
「ああ、大層恐ろしく、気が狂いそうで――楽しい防衛戦になりそうだ」
・行動
一個体ごとが精強で且つ多少のダメージじゃ進軍は止まらんと来たか。
ならば確実に一頭ずつ仕留めていこう。
火砲での【砲撃】やミサイルでの【爆破】【誘導弾】で敵の体に衝撃を与え、味方の支援をしつつ進みや動きを制御し様子を見ていこう。
敵の攻撃は【未来予測】【神速反応】で把握し【エアライド】【飛翔】で回避する。
その上で敵の攻撃後やバランスを崩す等で隙が出来た所に【突撃】し、大喝砕を叩き込んでいこう。
撤退時は火器群をフル稼働、【弾幕】を煙幕代わりにし撤収だ。
ソラス・マルファス
随分と醜悪な見た目をしてやがるな。だが、動きは食欲に突き動かされた獣って感じか?もとより、どんな敵にも怯むわけにもいかねぇ。油断はしねぇが、正面切って戦うぜ。
大剣に風を纏い、手近な1体を全力で切り伏せる。1撃で仕留められそうなら、距離を取りつつ確実に1体ずつ倒していくぜ。泥濘の地を使って足止めしつつ、全力の飛翔で飛べば距離は離せるだろうか。触手に捕まえられそうなら、大剣に呪詛を纏わせて切り払いながら抜けるぜ。
しっかし、減ってんのか心配になる見た目だな。仲間の死体食って分裂とかしねぇよな?
攻撃が効かないか、押され始めたら逃げるとするぜ。
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
アルタン・ウルクの侵略を
中華の地が踏み荒らされるのを
これ以上、黙って見ていられない
朱殷の闘気で形成した怒龍は戦意の昂り
偃月刀を構え、目の前の敵に<精神集中>
【フライトドローン】を足場に【エアライド】で跳躍
上段からの強襲でアルタンにパラドクスの一撃を叩き込む
踢腿飛針で赤い目を潰し<時間稼ぎ>をしつつ
【神速反応】で牙の群れを偃月刀で<薙ぎ払い>致命傷を負わないように立ち回る
突出しすぎず、近くに仲間がいれば連携して畳み掛ける
殲滅ではなく、あくまでも数を減らすのが目的なら
確実に屠っていくのが、この戦場の「勝利」なんだ
(でも、いつか必ず――こいつらに食われた土地も、取り戻す)
●ソレを迎え撃つ
巨大な肉塊……醜悪な姿を晒すアルタン・ウルクの軍勢。その化け物達の勢いは未だ留まるところを知らず。
まるで氾濫するように溢れ出る彼らを、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は満面の笑みで出迎える。
「ははは、こりゃあ壮観だ。名状し難い怪物共がぞろぞろとこちらへ向かってきている」
一方で、ネフェリア・フリート(剛腕粉砕・g05427)は、険しい表情でアルタン・ウルク達を睨んでいた。
「グロテスクな奴と殴り合うのは苦手なんだがな……気持ち悪い連中だぜ」
一体あの生き物は何なんだ、と唇を噛み締める。先の仲間の戦闘で、冷気の支配者が敵に影響を与えないことはわかっていた。
(「なんであれ、キツイ戦いになるか……だが、それでもみすみす敵の思い通りにはさせねえぜ!」)
両腕のガントレットを構え、ネフェリアは凛と前を見据える。
正体不明の不気味な存在を前にして、アルメアが歓迎するように腕を広げた。
「ああ、大層恐ろしく、気が狂いそうで――楽しい防衛戦になりそうだ」
――狂気と闘争。大地はその渦に呑み込まれた、といっても良いだろう。
迫る黒き軍勢を見据え、ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)は敵の姿態に眉を寄せた。
「随分と醜悪な見た目をしてやがるな。だが、動きは食欲に突き動かされた獣って感じか?」
彼の言葉に、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が返す。
「どうだろうな。アルタン・ウルクは謎が多い……どうあれ、侵略者には違いない」
錬晏はアルタン・ウルクを鋭い眼光で見据えた。中華の地が踏み荒らされるのを、これ以上、黙って見ていられるものか。
ソラスは錬晏へと目をやり、静かに頷いた。そうして、再び敵へと視線を戻す。その瞳には強い光が宿っていた。
「もとより、どんな敵にも怯むわけにもいかねぇ。油断はしねぇが、正面切って戦うぜ」
今度は錬晏がソラスへと頷いた。
「ああ、共に戦おう」
構えた偃月刀の黒刃に映るのは、故郷を侵さんとする怪物達の姿だ。――確実に、屠る。
「冷気の支配者は効かなくてもよ、こっちはそれなりってのはわかってんだよ!」
ネフェリアはアルタン・ウルク達へと接近し、自分の周囲に泥濘の地を展開する。敵は泥濘にはまり足を止めた。
足を止めた彼らへと狙いを定め、『WC:Wing Booster』を展開する。
未来予測には頼れない。クラフト系の残留効果を今から使うのも難しい――となれば、やることはひとつ。
「あとは小細工なしの真っ向勝負ってことだな。いいぜ、受けて立ってやる。元々そっちの方が性に合ってるからな!」
ブースターから噴射される魔力を駆使し、敵の体を駆け上がる。襲い来る触手を強引に突き抜けて、目指すは敵の中心。
「喰らいなっ!」
シンプルイズベスト。そして力は正義である。ネフェリアの拳が、容赦なく複数の敵の体へと叩き込まれてゆく。
その衝撃は漆黒の巨体を激しく揺らした。ダメージを受けるうちの1体の背後へと、アルメアが回り込んだ。
「清々しい連撃だ、心が躍る――この愉快なステージに、私も上がらせてもらおうか」
悍ましき肉塊のすぐ傍へと、彼女は大きく踏み込んだ。その手に握るは、爆裂鉄球『ファイアヴェルク』。
アルタン・ウルクは触手をアルメアへと放ち、彼女の鉄球が届く前に打ち払おうとする。迫り来る触手を前に、アルメアは口端を吊り上げた。
「いいぞ、それでこそだ。抗えば抗うほど、観衆は盛り上がるというもの!」
様々な事象が複雑に絡み合う逆説連鎖戦は、混沌の舞台そのものだ。ゆえに、彼女は笑う。
正面に迫った触手を、アルメアは鉄球でバシンと弾き返した。弾かれしなる触手の間を抜けて、敵へと肉薄する。
「名残惜しいが――これで幕引きとしようか!」
ファイアヴェルクを全力で振り抜く。瞬間、激しい爆発がアルタン・ウルクを包み込んだ。地獄のごとき火焔が、その黒い体を容赦なく焼いてゆく。
爆破の衝撃と激しい炎が大きなダメージを与え、アルタン・ウルクはその場にズシンと倒れ伏した。
ディアボロスとアルタン・ウルクの戦いは、未だ終わりを見せない。
錬晏が低空に展開したフライトドローンへと飛び移りながら、ソラスは頬についた血を拭う。
(「手強いな。攻撃しても怯まねぇし、飛翔すりゃ外野が手を出してくる。厄介な相手だぜ」)
少しずつ数を減らしてはいるものの、敵の数は底知れず。
――仲間の死体食って分裂とかしねぇよな?
だが、浮かんだ疑問を消化している暇はない。アルタン・ウルクが、触手を蠢かせながら、ソラスの目前で不気味な音を発した。
「シュゴォォォォ……」
「まあ、やるしかねぇよな」
触手がソラスへと放たれる。大剣で斬り払い触手を受け流しながら、ソラスはアルタン・ウルクへと飛び移った。
大剣へと風を纏わせ、その巨体へと全力で斬り下ろす。鋭い旋風が敵の体を巻き込み、黒い肉片を散らしてゆく。
アルタン・ウルクは裂かれながらも触手を伸ばし、ソラスを捕えようとする。ダメージを受けてもなお、それを感じさせない動きに、ソラスは眉を寄せた。
迫る触手を大剣で斬り払うが、次から次へと触手が伸びてくる。
「本当にキリがねえ、なっ!」
フライトドローン側へと後退することで、無理やり距離を取った。――入れ替わりに、錬晏が前へと出る。
「ああ、本当にキリがない。だからこそ、1体ずつ着実に減らしていこう」
闘気が錬晏の周囲を取り巻き、龍の形へと変化する。殺意を宿した赤き龍が牙を剥いた。錬晏のただならぬ気配に気付いたのだろう。牙の軍勢が射出され、錬晏へと襲い掛かった。
フライトドローンを足場に跳躍を繰り返し、牙を躱しながら錬晏はアルタン・ウルクへと接近する。
(「殲滅ではなく、あくまでも数を減らすのが目的だ。それならば――」)
錬晏の視線の先には、先ほどソラスがパラドクスで入れた傷。迫り立ちはだかる牙達を偃月刀で悉く弾き、その断面目掛けて降下する。
(「……一点集中、其の肉を断つ!」)
同時、パラドクス『覚醒の一撃』を叩き込んだ。偃月刀から繰り出された一撃が、アルタン・ウルクの体を深く斬り裂く。
黒い巨体が大きく揺らいだ。そこへ追い打ちの斬撃がもうひとつ。ソラスの大剣より撃ち放たれた旋風だ。旋風は敵の横腹へと吹き付け、その巨体を横転させた。
いくら倒しても、アルタン・ウルク達は止まらない。仲間の死に嘆く様子も窺えず、歩みも止めず、向かってくる。
数は間違いなく減らせた。だが、これ以上の討伐を目指すには、消耗が激し過ぎる。
アルタン・ウルクから距離を取りつつ、ソラスが仲間達に向かって声を張り上げた。
「そろそろ潮時だ! これ以上留まってると逃げられなくなるぜ! 撤退だ!」
撤退。その言葉に、ネフェリアはガントレットに付いた触手の断片を振り落としながら頷く。
「これで一応目標達成か。イマイチすっきりしねえな……まあ、仕方ねえ」
アルメアは襲い来る触手をファイアヴェルクで受け流しながら、少しずつ後退する。
「いずれ再び相まみえることになるだろう。その時まで、この舞台は延期だな」
あとは他で戦っている仲間達の戦果を待つのみだ。アルタン・ウルクから離れながら、錬晏は心の内で強く想う。
(「でも、いつか必ず――こいつらに食われた土地も、取り戻す」)
できるだけのことはやった。アルタン・ウルク達との戦いは、今後もその苛烈さを増してゆくだろう。
それぞれの想いを胸に、ディアボロス達は撤退する――。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!