【《七曜の戦》ミウ・ウル防衛】ミウ・ウル防衛作戦
このシナリオは
《七曜の戦》に関連して発生する特別シナリオ
「人類史防衛戦」の一つです。
このシナリオでは、ディアボロスの移動拠点である巨大砂上船「ミウ・ウル」を破壊しようとする亜人の攻撃から、「ミウ・ウル」を防衛する、防衛作戦です。
《七曜の戦》終了時点まで、散発的に攻撃を仕掛けてくる亜人の軍勢から「ミウ・ウル」を防衛し続けてください。
《七曜の戦》終了時までに、作戦を成功させることが出来れば「ミウ・ウル」の防衛に成功し、《七曜の戦》終了後も移動拠点として使用する事が可能となります。
作戦に失敗した場合は「ミウ・ウル」が破壊、或いは損傷してしまう為、再び稼働させるためには相応の修復作業が必要となります。
(破壊の程度が大きい場合は、修復が不可能となる場合があります)
※他の人類史防衛戦との違い
ミウ・ウルでは先制攻撃は行われず、8/21朝までの間の防衛戦のみ行われます。
砂上の船に静寂は遠く(作者 秋月諒)
#蹂躙戦記イスカンダル
#【《七曜の戦》ミウ・ウル防衛】ミウ・ウル防衛作戦
#《七曜の戦》
#人類史防衛戦『ミウ・ウル』
#ミウ・ウル
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#【《七曜の戦》ミウ・ウル防衛】ミウ・ウル防衛作戦
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#《七曜の戦》
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#人類史防衛戦『ミウ・ウル』
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#ミウ・ウル
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●ミウ・ウル攻撃部隊
「いいか……いいか! この先にディアボロスの拠点がある筈だ!」
荒れた地面を踏む襲撃者の一歩は荒くあった。舞い上がる砂埃に毛が汚れようとも、足が沈もうとも彼らは気にする様子も無く——ただ、一歩先を行く兄貴分の言葉に鼻を鳴らす。
「ディアボロス……ディアボロス!」
「あぁ、そうだ。ディアボロスだ! 奴らの拠点だ。良いもんがあるに違いねぇ」
良いか? と猪オークの亜人は先端を尖らせただけの丸太を掲げた。
「俺達にはこの破城追がある。見つけ出して破壊しろ!」
「破壊だ!」
「ぶちこわせー!」
ウォオオ、と響く咆吼は空を震わせた。空の雲さえ散らすように、襲撃者達は咆吼を上げる。ひとつの大きな獣でさえあるように。その身の猛りを、駆ける脚に籠めるように猪オークの亜人達は破城追を掲げた。
「はは。良いじゃぁねぇか良いじゃねぇか。ぶち上げてやろうぜ。兄弟」
牙を見せるようにして兄貴分の猪オークの亜人は、地を蹴る。
「お前等拠点の破壊に成功すれば、バビロンの娼館に入り放題だ! 存分に、振るえよ」
咆吼に喜悦が滲む。牙を見せ、荒ぶるがままに猪オークの亜人達は荒野を駆けた。ディアボロスの拠点——巨大砂上船「ミウ・ウル」を撃ち砕くために。
●砂上の船に静寂は遠く
「お集まり頂き、感謝します。
碑文に刻まれし《七曜の戦》がついに始まろうとしています」
セド・ファジュル(人間の風塵魔術師・g03577)はそう言って集まったディアボロス達を見た。
「この戦いによって私達の、引いては最終人類史の運命が決まっていくことでしょう。戦いの果てに何が残り、何を得て、何処に進むのか」
間違い無く、とセドは言葉を一つ切った。
「容易い戦いではないでしょう。どの戦いにおいても」
敵の大勢力と戦う歴史奪還戦についての相談も始まっているが——勿論、奪還もあれば防衛もある。
「敵の方が、こちらから奪おうとしてくる。彼らの方から仕掛けてくることが予測されます」
最終人類史に奪還した地域や、ディヴィジョンに於いてディアボロスが制圧した地域に向けた敵の侵攻作戦が予測されるのだ。
「此処にも一つ、仕掛けてくる勢力が判明しました。敵の狙いは、ディアボロスの移動拠点である巨大砂上船「ミウ・ウル」です」
静かにそう告げると、セドはディアボロス達を見た。
「かの巨大砂上船が、彼らに目をつけられたか……或いはディアボロスの拠点を潰すという意味でしかないのかは不明です。聞いたところで、襲撃部隊が何を知っていることも無いでしょう」
だが、奴らは来る。
巨大砂上船「ミウ・ウル」を破壊する為に。
「これは防衛作戦です。
《七曜の戦》終了時点まで、散発的に攻撃を仕掛けてくる亜人の軍勢——猪オークの亜人達の軍勢から、「ミウ・ウル」を防衛してください」
七曜の戦終了までに防衛に成功すれば、七曜の戦後も、巨大砂上船「ミウ・ウル」を移動拠点として使用することができるだろう。
「ですが、彼らも愚かでは無い。壊すと決めれば仕留めに来るでしょう。攻城戦に特化しているようです」
作戦に失敗した場合「ミウ・ウル」は打撃を受け、損傷、或いは破壊された状態となる。
「再び稼働させる為には、相応の修復作業が必要となることでしょう。破壊の程度が大きい場合は、修復が不可能な場合もあります」
だからこそ、守り切らなければならない。
「ミウ・ウルが破壊されてしまえば《七曜の戦》後、蹂躙戦記イスカンダルの攻略が難しくなることでしょう」
それに、とセドは一つ言葉を切った。
「この巨大砂上船を失う理由も無いでしょう。此処まで来たのですから。
敵の攻撃は散発的ではありますが、どうか《七曜の戦》終了まで防衛をお願い致します」
そこまで話すと、セドは真っ直ぐにディアボロス達を見た。
「ここまでお聞き頂き、ありがとうございます。
ようやく、この時が訪れました。《七曜の戦》まずは、ひとつ守らせて頂きましょう」
巨大砂上船『ミウ・ウル』は元々は獣神王朝エジプトのクロノ・オブジェクトであったが、ディアボロスが扱うことができるようになったものだ。
「あの日々を経たものが今、多くの人々の避難や移住の支援。そして移動拠点として攻略の起点となっています。どうか、防衛を」
そして、とセドは信頼を籠めて告げた。
「見せましょう。我々の力と覚悟を。
どうか、御武運を。貴殿らに太陽の加護と風の導きがあるよう」
リプレイ
●襲撃者たち
「いけ、あそこだ……!」
「あれだ! きっとそうだ!」
目をつけるには、確かにその船は大きくあった。
巨大砂上船『ミウ・ウル』
元々は獣神王朝エジプトのクロノ・オブジェクトであった巨大砂上船は、ディアボロスが扱えるような船となり——今、この地で蹂躙戦記イスカンダルに狙われた。
「良いぞ、良いぞ兄弟! 鼻もききゃぁ耳も聞く。良いじゃねぇか見付けたんならぶちこわしてやろうぜ……!」
目指すべきが破壊である以上、蹂躙戦記イスカンダルの兵達は止まることを知らない。攻城戦に特化した猪オークの亜人は、僅かに上がる土煙も、大地を揺らす進行の隠すつもりは無い。
突き進み、破壊する。
それが、猪オークの亜人達の目的であり、その為に来た以上、その身がバレることなど気にはしないのだ。数があり、退くことなど無い。
——だからこそ、厄介だ。
「ぶち壊せ、打ち砕け……はは、全部ぶっ壊して、宴にしようぜ!」
怒号と共にリーダー格らしい亜人の声が響き渡る。
「……」
背には巨大砂上船『ミウ・ウル』相手は突撃が好きな上に、あっちこっちから砂上船を壊すことを目的に突っこんでくる猪オークの亜人達。
——さぁ、どう動く。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
秋月諒です。
どうぞよろしくお願い致します。
●リプレイについて
敵の姿を確認し、互いの攻撃が届く距離からスタート
●成功条件
巨大砂上船「ミウ・ウル」を防衛
頑張って守ったり、戦ったり。
●プレイングについて
1〜2日置いてプレイング採用となります。先着順ではありません。
*技能は、パラドクスを越えた効果は発揮しません。
*負傷描写あるよ
*完結を優先するため、必要数を大きく超えた採用(30とか)はありません予めご了承ください。
他は、雑記をご確認ください。
どう守り、どう戦うかの工夫も大切になってくるかと。
それでは皆様、御武運を。
大崎・朔太郎
アドリブ連携可
シンプルに突貫してくる大群って普通に怖いですよね。
とりあえず一瞬でもミウ・ウルから気を引いて時間を稼ぎますか。
という訳で【キラキラスクリーン】発動、
サキュバスミストスクリーンで大きく投影してデカイのが来たぞと思わせての誘惑効果でこっちに突っ込ませる事で攻撃目標を少しでもこっちに向けますか。
後はこっちが耐えていけばスクリーンの砂状のサキュバスミストがオークの内部を破壊してれるはず。味方の支援役として、根競べと行きますか。
呉守・晶
とうとう七曜の戦だな
とはいえ、本番前にやることはある
差し当ってはミウ・ウルを七曜の戦が終わるまで防衛しないとな
破城追というか、雑に先端削って尖らせた丸太だろそれ
もうちょい、何とかならなかったのか?
まぁ敵の心配なんざ、どうでもいいか
さて、バビロンの娼館に入り放題だなんだと叫んで下品な奴らだな
まぁ亜人でオークだし、あんなもんか
あぁいう相手なら、こういう手が効果的だろ!
丸太を振り回す敵達の間を流れるように動き回って魔晶剣アークイーターで攻撃していくぞ
舞い踊るように激しく動き回るから胸がバインバインと揺れるが、今回は半ばワザとだ
敵を惹きつけてミウ・ウルから意識を逸らしたり、味方が攻撃する隙を作る為のな
●一番星
最初に感じたのは振動だった。大地が揺れる感覚。響き渡る咆吼が訪いを告げていた。
「シンプルに突貫してくる大群って普通に怖いですよね」
小さく息を吐くと、大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は緩く視線を上げる。待てと言って止まるような相手では無く、挙げ句、数もいる。考えている内に、すぐに距離を詰めてくることだろう。
「とりあえず一瞬でもミウ・ウルから気を引いて時間を稼ぎますか」
パチン、と指を鳴らし、ゆっくりと朔太郎はその手を持ち上げた。ウインクひとつ、ふわりと踊るサキュバスミストが砂嵐へと変わっていく。風と共に舞い上がれば砂塵はスクリーンのように戦場に起ち上がり——映す。
「おい、あれはなんだ!?」
「でっけー! すげぇのでてきたぜ! 兄弟」
「まずはあのデカいの壊そうぜ!」
そこに投影したのは自分の姿。微笑みひとつ、誘惑を携えて朔太郎はそこに映ってみせる。
「——おいで」
大崎・朔太郎はアイドルなのだから。——まぁ、誘われてなってしまって、おっかなびっくりではあるけれど。
(「とりあえず一瞬でもミウ・ウルから気を引いて時間を稼げれば良い」)
その為に、このスクリーンに自分の姿を映したのだ。
「いや、待てよ兄弟。流石にあやし……」
「はは、でけぇやつを倒そうぜ!」
怪しむ亜人が出るのは想定内。目標を少しでもこちらに向けられれば、それで良い。
「は、暴れようぜ!」
「ウラァアア!」
咆吼と共に、破城追を振り回しながらオーク達が来た。その突撃に、スクリーンを前に速度を起こす様子も無い。一足、荒く踏み込むと同時にスクリーンにぶつかるようにしてオークの一撃が朔太郎に届いた。
「——っく」
ガン、と一撃。破城追の衝撃に、ぐらり、と視界が歪む。僅か、浮いた体を保つように朔太郎は軽く後ろに飛ぶ。緩く握った拳をそのままに視線を上げれば、オーク達が興味深そうに声を上げた。
「は、でかいのもいりゃぁお前もいるのか! おもしれぇなぁ!」
ぶん、と振り回される破城追とて巨大な丸太だ。叩きつけられた先の一撃、骨の軋むような感覚と共に腕が血に染まる。それでも、これ以上、下がる気は朔太郎には無かった。
「もっと楽しませてくれよ!」
何より、この時を待っていたのだ。
「ルァアア、ぁ、あ……ぁ? 砂、が、ぁ」
振り回す筈の丸太が地に落ちた。喉を掻きむしるようにしてオークが膝をつく。
「なに、が……ッぁ、砂、が」
それは砂状に変じたサキュバスミストによる蝕み。ぐらり、と崩れおちたオークを視界に、血に濡れた指先を隠すように緩く手を握って朔太郎は微笑んだ。
「さあ、僕のライブを味わってください」
「らいぶって何だ?」
「まぁアイドルってことじゃねぇか?」
丸太ひとつ抱えて、突撃と共にそんな疑問を呟いたオークに返る声があった。
「あいど……ッ」
真新しい言葉を口にする前に、薙ぎ払われたのだが。
●キラキラに輝いて
「あー……まぁ、これで斬ったらそうなるか」
一撃、踏み込みと同時に薙ぎ払えば余所を向いていたオークに躱すだけの余裕などない。倒れた一体を見送ると呉守・晶(TSデーモン・g04119)は血濡れの男へとひらり、と手を振った。
「大丈夫か?」
「えぇ。引きつけとしてはそれなりに成功したみたいですね」
ほう、と息をついた朔太郎に晶も頷く。突撃が緩む様子は無いが——出てきたディアボロスを、守りの戦力と素直に見たのだろう。
「差し当ってはミウ・ウルを七曜の戦が終わるまで防衛しないとな」
七曜の戦は始まった。終結のその時まで、この地を守り抜く必要がある。
「ディアボロスが出てきたってことは此処だな!」
「いいぜいいぜ ぶち壊そうぜ兄弟!」
咆吼が、空を揺らす。だん、と荒く踏み込みと同時に猪のオーク達が巨大な丸太を構えた。
「俺達にゃ、破城追がある!」
「破城追というか、雑に先端削って尖らせた丸太だろそれ。もうちょい、何とかならなかったのか?」
もうちょっと良い素材とか、ちょっとでも良いから鋼系とかダメだったのか。向いていたのか。丸太が運命だったのか。
「まぁ敵の心配なんざ、どうでもいいか」
は、と息を吐く。一度、抜いた剣を肩に担ぐ。
「さて、バビロンの娼館に入り放題だなんだと叫んで下品な奴らだな」
まぁ亜人でオークだし、あんなもんか。
そう言って、晶は一つ息を吐き——地を、蹴った。
「あぁいう相手なら、こういう手が効果的だろ!」
踏み込み一歩。大きく入れる。ただ斬り込むであれば不要な距離。大きく動いて見せたのは全て——。
「ゆれ……!」
「おぉお……!」
「あー……すげぇひっかかるな」
俺の魅力すげぇと言えば良いのか、予想通りを喜べば良いのか。突撃してくる猪たちの視線は真っ直ぐに晶の胸に注がれていた。
「デカい!」
「素直な反応だな!」
吐く息と共に、低く構えた剣を振り上げる。ザン、と一撃、魔晶剣がオークの首を払う。ひゅん、と頭一つ飛び立てば、その向こうからあの丸太が来た。
「おぉおおお!」
「——っと」
ぶん、と暴れるように振るわれた一撃が腕に届く。打撃を構えた剣で受け止める。致命は防いだ。後は惹きつけた分——返す。
「斬って斬って斬りまくるぞ!」
身を、回る。舞い踊るように、刃と共に晶は弧を描く。薙ぎ払う一閃、切り上げると共に鋒をオークの腹に沈めた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ユヴィ・レリオ
豚が…そんなもので壊せると思ってるのが浅はかだ
皆の大切なモノ…汚い手で触るな…
【完全視界】を使用し「hidden」の形を双剣にし多重残像で攻撃
残像は散りばめ急所を狙い仕留めていく
少しでも前に進んでいる敵は優先的に排除
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動
口調
普段は
ユヴィ、相手の名前、にゃ、にゃぁ
武器を手にすると無機質な殺戮兵器
私、呼び捨て、言い捨て
感情欠落しているので感情抜きで状況を的確に見極をする
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
◆アドリブ、合わせ歓迎です
●銀の猫は砂を踏み
とん、と下ろす足が、その痕を消す。舞い上がった砂ではない。続く一歩を痕跡に重ねるようにして娘は地を蹴る。
「……」
戦場となった大地には、オーク達の咆吼が響き渡っていた。
「豚が……」
ただひと言、そう零す。完全視界で得た視力は、オーク達が巻き上げる砂埃も、一角が突撃の方向を変えたのも細かく見えていた。仲間の引き寄せが成功したのだろう。一分が道を逸れ——だが、残る部隊が勢いよく突撃してくる。
「壊せ、ぶっ壊せ!」
「撃だぁああああ!」
荒く地を踏む。舞い上がった砂埃と共に猪の亜人が地を蹴り、跳躍と共に巨大な丸太を振り回して——来る。
「そんなもので壊せると思ってるのが浅はかだ」
日差しを遮るように見えた影に娘はそう呟いて——前に、出た。
「逃がさない」
紡ぐひと言。続く一歩。とん、と下ろす足音を今度は世界に響かせてユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)はその瞳にオークを捕らえた。
「そっちから来たか!」
「ひとりだぜ兄弟。一人ならさっさと……って」
「……」
オークが息を飲む。驚愕に見開かれた瞳には、己の前へと踏み込んできた娘が『増えて』見えていた。
「なんで、増え、ぐぁああ……!?」
それは、残像。
次々と出現したユヴィの残像が、踏み込んできたオークを包囲したのだ。囲みは一瞬、迷う事無く踏み込んだ娘の刃がオークの胸に沈み、残像が続く。ぐらり、と猪が抱えた丸太ごと倒れれば、その向こう側から突撃してくる影が見えた。
「ひゃっはー! 増えたなら殴りやすそうだよなぁ!」
ぶん、と力任せに振るう一撃が、丸太が来た。軽い跳躍、振り上げた姿と共に生まれた影がユヴィを隠す。
「——」
ガウン、と重く来た一撃に、ユヴィは前に——出る。ギン、と鈍い音と共に丸太が肩口を打つ。重い。そう、だがそれだけだ。血は出て、焼けるように腕は熱いけれど体は動く。前に出る。振り下ろした腕が、丸太が既に地面を叩いたのだから。
「……!」
オークは、そこから動けない。
「皆の大切なモノ……汚い手で触るな……」
一足、オークの間合へとユヴィは踏み込んだ。白皙が血に染まり、晒す肌を赤く染めながら、残像と共に行く。踏み込んだ影の下、薙ぎ払うように振るったナイフが、ザン、とオークの首に沈み——払う。
「ぁ、あああ……!?」
ぐらり、と襲撃者が崩れおちる。砂埃の向こう僅かに聞こえた音に、ぴん、と耳を立てる。
「……行こう」
全ては守り抜く為に。次の襲撃者達へとユヴィは向かった。
成功🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
黒桐・凜
砂上船は、この地を取り戻すには肝要と聞いた
守らねばならぬものなのだろう
力を尽くすさ
生み出した『影』で武具を形成
投擲で牽制し
近付かれれば同じく武具を形成して受ける
――と見せかけて
伸ばした影の先から獣の爪牙を形成
背後から相手を狙う
いかに通常の法則の通じぬ逆説連鎖戦といえど
当然に知覚外からの攻撃の方が、不意を衝きやすいだろう
丸太を振り回す単調で力任せの攻撃ながら
あの膂力では脅威になる
影を盾にして衝撃を少しでも殺しながら
可能な限り反撃の手を講じるよ
こう物量が多い相手では
反撃も重要な攻め手になるだろう
多少の負傷は織り込むさ
世界を取り戻すための歩みは
一歩たりとも遅滞させられない
その為なら、傷など厭うものか
●夜を踏む
砂の向こう、剣戟と共に火花が散っていた。派手にやり合って見せているのは惹きつけた仲間達だろう。
「砂上船は、この地を取り戻すには肝要と聞いた。守らねばならぬものなのだろう」
するり、と指先から滑り落ちる衣を見送って——黒桐・凜(月幎・g09216)は空の手を見る。嘗てを、理不尽に奪われた全てを忘れること無く。
「力を尽くすさ」
だからこそ、強く握った。近づいてくる足音に、迫るその圧にゆるり、と視線を向ける。
「ディアボロスがいるってことは、此処が当たりってことだ!」
口の端、上げるようにして笑った猪の亜人が地を蹴った。荒く進められた一歩、一気に距離を詰めてくる気か。
「お前をぶっ倒して、次は拠点だ……!」
「……生憎、ボクは道案内しにきたつもりはない」
静かにひとつ、告げる言葉と共に凜の手に影が宿る。すらりとしたナイフがひとつ、指先に構えると迷うことなく凜はその手をオーク達に向け——放った。
「は、そんなナイフで俺様達を止めるなんてなぁ!」
笑うようにそう言ってオークは、大きく踏み込むように身を前に倒す。丸太を前に構える。瞬発の加速。軽い跳躍と共に、地を蹴って前に出る。
「ぁ?」
——筈だった。
「こんな形はどう?」
オークの体は宙に浮いていた。飛び込みの一瞬、軽く地を蹴ったその瞬間に、亜人は空に縫い止められた。
「な、ぁ、ぁああああ!?」
それは夜の帷。影より生まれし獣の爪牙。あの時、手に作ったナイフは放ってはいなかったのだ。分かりやすく目に見せて、迎撃を告げた。目の前に武器があれば、敵はそれを意識する。
夜を纏い、影を操り、はたと靡く衣から僅かばかり晒した指先に凜は次の刃を構える。一撃、穿った。とはいえ、これで止まる相手とは思っていないから。
「ルァアアア! ハハハハ、すげぇなお前! ぶっ倒したくなるぜ!」
しとどに流れる血をそのままに、ぶん、と荒く影を引き剥がしたオークが飛び込んできた。ゴォオオ、と振るう丸太が風と共に唸る。真っ正面から当たれば、無事では済まないだろうが。
(「逆に言えば、真正面でなければ大丈夫」)
とん、と一歩、足を後ろに下げて、退く足と共に地面に影を作る。たん、と地を叩けば、起ち上がった影の盾がオークの一撃を受け止める。
「ははは! 打ち倒すぜ!」
「——」
衝撃に、腕が痺れた。勢いを完全には殺せずに、腕に痛みが走る。頭から叩き落とす気だったのだろう。
(「丸太を振り回す単調で力任せの攻撃ながら
あの膂力では脅威になる」)
分かっているからこそ、凜は息を吸う。痛みはある。血で濡れた腕がひどく熱い。でも、それを感じることが出来る自分は生きていて、生きているから——抗う。前を見る。夜の空に星を見付けるように。ぐん、と顔を上げると共に受け止めるだけにしていた影の盾を、打ち上げる。相手は振り下ろした直後、次の動きまで字間が掛かる。それは永遠では無い一瞬。だが、その一瞬でも、掴めば価値となる。
「世界を取り戻すための歩みは、一歩たりとも遅滞させられない」
ひゅん、と影を刃に変える。すらりとした細みのナイフは、だが夜を切り裂く星となる。
「その為なら、傷など厭うものか」
血濡れの身と共に凜は前に出た。懐深く、踏み込んで、オークの影を踏む。は、と慌てたように身を退く猪より早く凜の影が——届いた。
「あ、はは……まじ、か。ディア、ボロス」
ぐらり、と猪の亜人が崩れおちる。一体、倒した先、その背に守る船を一度しっかりと瞳に収めると凜は再び戦場を駆けた。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
ラヴィデ・ローズ
汚らわしい手でうちの希望に触れないでもらおうか
パラドクスは『レゼル』にて
まるで前しか見えていない猪突猛進ぶりだ
突撃の最中に、死角からざっくりといけそうかな
その為にもオレに夢中でいてもらう必要があるし
『Sweetie』の結界(術)を障壁にしつつ
勢いを多少でも減じられれば
武器で致命打こそ逸らし、力押しされる演出を盛ろうか
へぇ……さすが、見かけ通りだね
見かけ通りの間抜けだと言ってるんだ
ミウ・ウルへ丸太が飛んでこようものなら
多少無茶しようが割り込み、破壊
仲間とは一か所に集まり過ぎずカバー範囲を広げたい
ミウへの突撃を試みる個体を最優先に
弱った個体から優先的に狙い数を減らす
散れ
足元から手折ってあげよう
●荊棘の道を歩み
轟音と共に大地が揺れる。舞い上がった砂塵の向こう、薄らと見えていた黒い影がすぐに突撃する猪たちの姿に変わった。
「壊せ! 破壊だ! 全部ぶっ壊して今日は宴だぞ!」
「はは。そうだ兄弟! ディアボロス共の拠点をぶっ壊せば、バビロンの娼館に入り放題だ! 振るえ!」
響いた声と共にオークは地を蹴った。
その瞬間であるからこそ、男は影を踏んだ。剣戟を、雑踏を、己が纏う衣として一歩を、入れる。抜刀の瞬間、抜き払う一瞬、言の葉を必要とせず——ただ、男は銀の瞳を敵へと向けた。
「汚らわしい手でうちの希望に触れないでもらおうか」
ザン、と一閃。抜き払うと同時にレゼルの纏う呪詛が花開いた。晒す刀身、紫黒の呪炎と共に滑る刃が飛び込んできたオークの腹に——沈む。
「——な」
驚愕がひとつ、あった。驚きと共に此方を振り返ったオークが丸太を向け、だが力が入ること無く地に落ちる。ガコン、と落ちた音と共に、一体の猪の亜人が崩れおちれば、もう一体、不可視の竜爪が届いた亜人が血泡を吐きながら吼えた。
「な……ッおいおい、てめぇどこから出てきやがった!」
「まるで前しか見えていない猪突猛進ぶりだったからね」
ラヴィデ・ローズ(la-tta-ta・g00694)はそう言って、軽く肩を竦める。半歩足を引く。蹈鞴を踏んだオークが、だん、と己の体を押さえるように地を叩きながら——来た。
「は、良いじゃねぇか。続け、続けぇ!」
「ルァアアアア!」
真っ直ぐ。走り、来る。突き出されたそれは巨大な丸太だった。破城追だ、と吼えるオーク達の突撃に、ラヴィデは軽く足を引く。パチン、と指をひとつ鳴らせば、足元から守りの花が咲き誇った。
「Sweetie」
唇にその名を乗せる。展開した薔薇の守りにオーク達の突撃がぶつかってくる。ギ、と軋むような音と共に——衝撃が、来た。
「——は」
吐く、息が血に染まる。一度、咳き込むように体が震える。それでも、一瞬だけだ。肩に、腹に、沈んだ鋒がラヴィデを赤く染めていく。足元が血に染まれば、オーク達は楽しげな声を上げた。
「はは、良いぜ。俺達の破城追を随分上手く食ってくれてんじゃねぇか。なぁディアボロスよぉ!」
「上手く、か」
息を吐く。口元の血を荒く拭って、ラヴィデは己を穿った破城追に触れる。
「へぇ……さすが、見かけ通りだね」
「ほぉ、お前も分かる方で……」
「見かけ通りの間抜けだと言ってるんだ」
返す言葉と同時に、笑うオークは両断された。ぐらり、と崩れおちれば、ラヴィデを包囲するようにいたオーク達であっても気が付く。この丸太で、突撃で『押し込めて』などいなかったのだ、と。
「お前、その傷で……!」
「致命傷だと丁寧に説明した記憶はなかったけどな」
ゆるり、と男は笑う。美しい程の笑みで、剣を構えたままの腕を振り上げる。薙ぎ払いと踏み込みは同時に。全ては、彼らの気を惹きつけるためだ。
「オレに夢中でいてもらってありがとう」
ラヴィデは告げる。傷はあれど、致命傷は避けた。丸太という獲物を突き出した今、オーク達に避ける以外に手は無く——そして、この距離、この間合。
「外しはしない」
刃は空間ごと敵を引き裂く。不可視の竜爪。赤薔薇の花弁が舞う中、ラヴィデは悠然と微笑んで告げた。
「散れ。足元から手折ってあげよう」
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV2になった!
ナディア・ベズヴィルド
【ヒラール】
全く、数が多いのも面倒な…
力任せにしか進めぬ脳筋共が
我らがミウ・ウルに手を出そうなど一万年早いわ
テクトラムさん、見るのを許すなんて優しい…私だったら見せるのすら拒否するわ
敵影が見えたら即座にパラドクスで攻撃を。先手必勝よ
PDの雷で丸太をできる限り撃ち落としつつ
相手に反撃には魔力障壁を展開しダメージの軽減を図る
嗚呼、騒々しい
ああ、汚らわしい
数だけで押せると思うな、迎え撃って貴様らの屍をこの地にうず高く積み上げていってやろうぞ!
回り込まれたり隙を突かれぬように敵の動きを注視し
皆に注意喚起の声をかけ乍ら
皆と連携を図りながら一体一体確実に敵を葬っていこう
テクトラム・ギベリオ
【ヒラール】
丸太を持って燥いだか?破壊と欲望に塗れた蛮族め。
防衛だろうがなんだろうが望むところだ。何度だって迎え撃つのみ。
冥途の土産だ。奴らにミウ・ウルを望見するくらいは許可してやろう。
…ほう?優しいか。そうか。ならば土産は無しだ。
一匹残らず伏して沈めよう。
ナディアが先手を打つ間、ミウの前に【防衛ライン】を引いて最低限の防御を固める。
仲間の状況と敵の規模を把握し、守りの薄い場所へ回り込んで対応しよう。
パラドクス【旋戒流刃】で曲刀を投げ飛ばし、遠くの敵の動きをけん制しながら戦う。
奴らは攻城戦に長けているらしいが、どの攻撃も直線的だ。
脇からの不意を突いて態勢を崩し、勝機を見出すぞ。
●末の月 砂に星
咆吼と共に、大地が揺れていた。地鳴りに似た振動と共に空に投げ放たれた破城追を撃ち落とすように力が空を舞う。
「全く、数が多いのも面倒な……力任せにしか進めぬ脳筋共が」
風が、吹く。血と鉄の匂いを乗せた風に衣が靡く。戦場の風だ。ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は息を吐いた。
「我らがミウ・ウルに手を出そうなど一万年早いわ」
低く、告げる娘の冷え冷えとした視線は物静かな見目とは幾分かかけ離れて見えた。
——来る。
戦い、というものを知る娘は、その事実を以て顔を上げる。この背に守るものを分かっているから。そして——共に戦うひとのことを。
「丸太を持って燥いだか? 破壊と欲望に塗れた蛮族め。防衛だろうがなんだろうが望むところだ」
一歩、影が前に出た。長く伸びたその影と共に柔らかな髪が舞う。
「何度だって迎え撃つのみ」
悠然と告げた男の声が響く。金色の瞳に映る亜人の群れがこちらに気が付いて加速する。一歩、一足。踏み込みが荒く響き、地面が揺れる。擦れるように聞こえていた咆吼が形を持つ。
「ディアボロスだ」
「あいつらをぶっ壊せば、バビロンの娼館に入り放題じゃねぇか!」
ぶん、と荒く丸太を振るう姿が見えた。風が変わる。血と土が匂いに混ざる。叩きつけられる程の殺意に、だが男は口の端をゆるり、と上げた。
「冥途の土産だ。奴らにミウ・ウルを望見するくらいは許可してやろう」
それは微笑に似ていたか。悠然と告げ影の中、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)は刃を持つ。互いの間合に触れるまであと少し。届いた瞬間、力と力のぶつけ合いになる。だからこそ、傍らに立ってナディアは彼を見た。
「テクトラムさん、見るのを許すなんて優しい……私だったら見せるのすら拒否するわ」
「……ほう? 優しいか。そうか。ならば土産は無しだ」
ゆるり、と笑うように告げただろうか。その小さな表情にナディアは微笑み、その笑みを瞳に収めた男は一度だけ感情を彼女に返すと前を見た。
「……」
砂塵舞う戦場。背には守るべき船。
この船の為に、共に過ごした時を二人は覚えている。
「——護りたまえ」
だからこそ、大地に触れてテクトラムはそう告げた。淡い光を零すようにして、防衛ラインは築かれる。巨大砂上船「ミウ・ウル」の前、作り上げられた護りは防御を固める為であり、外敵はこの身を以て払うのみ。
「一匹残らず伏して沈めよう」
だからこそ、テクトラムはそう告げて——刃を、抜いた。緩やかに弧を描く剣が鈍く光る。目を懲らさずとも、襲撃者達の姿が二人の瞳に映っていた。
「ひゃははは! 面倒くせぇことしてくれた感じするけどよ、ぶっ壊せば良いんだろ? 兄弟」
「そうさ。全部ぶっ壊して、それからさいっこうの宴だ!」
だん、と荒くオークが地を蹴る。大地から突き出していた岩を飛び越えるように来れば、影が、頬に触れた。
「ナディア」
その影が、触れるのを許すが侭にテクトラムが唇に乗せたのは傍らで共に戦う彼女の名であった。
「輝き放つ雷光、天空より降り注げ」
言の葉を返す代わりに、ナディアは空に雷光を喚ぶ。暗雲が立ち込み、空は竜が如く唸る。
「雷竜の雄叫び 轟け咆哮! 天と地の怒りの全てを」
指先を空へ、ゆっくりと掲げ、願い請うのではなく雷光さえその身に纏うように、舞い踊るように大地に誘い——放つ。
「今そこに刻め!」
瞬間、空から光が降り注いだ。余すこと無く、戦場にその威を告げるように。落ちる光が、飛び込んできたオーク達を撃ち抜き、丸太を、落とす。
「な、ぐ、ぁああああ!?」
「ぁああ……!」
「破城追が……!? ッチ、それならこいつを拾って……」
崩れおちた仲間を見送り、落ちた丸太を掴もうとしたその瞬間、伸ばす手が、破城追と彼らが言う丸太を掴む筈の体が——止まる。
「ぁ、ああ、あ……なん、どこ、か」
「廻れ」
オークの頭には、曲刀が突き刺さっていた。弧を描くようにして来た一撃。完全な死角であったわけではない。だが、空より雷光に撃ち抜かれ、得物を落とされた事実がオークの視線を空に、そして地面にだけ縫い止めていた。
——それは、一瞬程の時間。奴らとて、すぐにディアボロスへと視線を向ける。警戒する。だが、その一瞬で、二人には十分だったのだ。
「奴らは攻城戦に長けているらしいが、どの攻撃も直線的だ」
手の中、戻ってきた曲刃を手にテクトラムはそう言った。言葉ひとつ告げれば、崩れおちたオークを飛び越すようにして次の突撃が来る。
「脇からの不意を突いて態勢を崩し、勝機を見出すぞ」
おぉ、と応じる声が戦場の方々から上がった。序盤に敵を引き寄せ、群れを崩した者達が刃を振るい、素速く斬り込む者達が刃を振るう。誰もが、これ以上を抜かせぬ気で、ただの一歩も近づかせないように戦っていた。
「はははは! 遠い、遠いじゃねぇか! くそ、ならこいつで撃ち抜いてぶっ壊してやる!」
まずは、とオークが吼えた。
「お前からだ!」
「——」
怒号と共に、ひゅん、と丸太がナディアに向かって投げ込まれた。投擲というにはあまりに荒々しく、だが雷光の舞う空を覆う程の力に、緩く引いた一歩と共に杖を掲げる。
「護りを」
短く紡いだその言葉だけで魔力障壁を展開する。ぐ、と押しこまれた力で腕が赤く染まる。だが、それだけだ。ただそれだけだからこそ——雷光が、爆ぜた。
「嗚呼、騒々しい。ああ、汚らわしい」
返す雷撃が、オークを撃ち抜く。降り注ぐ光が戦場の色彩さえ変えていく。
「数だけで押せると思うな、迎え撃って貴様らの屍をこの地にうず高く積み上げていってやろうぞ!」
降り注ぐ光は、弧を描き来る刃と共にオークを撃つ。戦場を雷光と刃が踊り、剣戟と共に火花が散る。加速する戦場、誰一人足を休める者は無く——振るい続けた果てに静寂の時が訪れた。
「——護り切ったか」
これが全ての軍でないのは分かっている。だが、此の部隊、確かに潰しきった。その事実と共に、ディアボロス達は巨大砂上船「ミウ・ウル」を見た。守り抜いたこの船を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!