リプレイ
ラキア・ムーン
横須賀からの横槍がなければ、大分やり易くはなるからな
出来れば撤退させておきたいものだ
しかし本当に日本の各鎮守府は前線基地程度の役割しかないの…か?
ま、敵基地に乗り込むんだ準備はしっかりとするに越したことは無いな
水面走行を利用し、水上での動きを確認し戦闘準備といこう
海上だし、武装に錆止めを塗っておこうか
後は槍を振り、海上で準備運動をしよう
水面の上なのに地上と同じように踏ん張れるのは奇妙なものだ
視覚情報と足の感覚が随分と違いそうだから、入念に準備して感覚はしっかりと確認しておかないとな
服が濡れるのは…まあ仕方がないか
海水だから、帰ったらしっかり洗っておかないとな…
アドリブ連携等歓迎
青天井・イカス
はハン
台湾もソうダガ、不利と見リャ無理に固執セズ即時撤退に舵ヲ切れル
手前等ノ占領地域の規模がデケェのモあるダロが……統率の取リ方と言イ、冥海機、手強イ奴等ダぜ
マ、置イテくモンは有難ク回収さセてモらおウゼ
先ずハ置イて行っテもらウとこカラだガ
七曜の戦いマでコッちにモ時間はネェんダ
貧乏暇無シたァ言うガ、俺等も走レるだケ走ラねェとナ
事前準備は【水面走行】
海戦も大分手慣レたモンよ
簡単ナ準備運動終エりゃ、横須賀ヘの移動開始
向こウに退く用意ガ有ルとハ言え、手前等の占領地ダ
易々返シてクレるたァ思っテねェ
熱烈な出迎エがアルだロが……ヤる事ァ変わラねぇ
力づクで獲リ返すだケヨ
早速効果【水面走行】を発動し、パラドクストレインから飛び降りて、海を進み始めるディアボロス達。
「横須賀からの横槍がなければ、大分やり易くはなるからな、出来れば撤退させておきたいものだ」
そう呟くのは銀髪が美しいラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「しかし本当に日本の各鎮守府は前線基地程度の役割しかないの……か?」
だが、同時にラキアはそんな疑問も持った。
「はハン、台湾もソうダガ、不利と見リャ無理に固執セズ即時撤退に舵ヲ切れル。手前等ノ占領地域の規模がデケェのモあるダロが……統率の取リ方と言イ、冥海機、手強イ奴等ダぜ」
その呟きに返事をした、というわけでもないかもしれないが、冥海機の思い切りの良い撤退の様子に漆黒の髪に赤いバンナナが目立つ青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)が呟く。
ラキアは「占領地域の規模がデケェのモある」という考察になるほど、と頷いた。もちろん、真相はここにいる二人を含めてディアボロスにはまだ分からない事だ。
「マ、置イテくモンは有難ク回収さセてモらおウゼ。先ずハ置イて行っテもらウとこカラだガ」
イカスの言葉は続く。何かを回収できるかはともかく、鎮守府を放棄してもらいたいのは確かだ。
「七曜の戦いマでコッちにモ時間はネェんダ、貧乏暇無シたァ言うガ、俺等も走レるだケ走ラねェとナ」
《七曜の戦い》は8月と言われている。今は7月のもう真ん中辺り。もう時間はあまり残されていない。
ラキアもその言葉にその通りだな、と頷いた。
決意表明の会話が終われば、後は横須賀を襲撃する準備だ。
イカスは、
「海戦も大分手慣レたモンよ」
とばかりに簡単な準備運動を終えると、すぐに移動を始める。
対するラキアは、油断なく準備を始めた。
ラキアもこの戦いの前哨戦だった神奈川県沖海戦や長距離偵察任務などにも従事して海戦には慣れてきているが、だからと言って準備は怠らない。
どちらが良い悪いという話ではない。過去の経験から自信を持って前に進むことも強さだし、油断なく準備することで万全の状態を保とうとするのもまた強さである。
ラキアは自身の武器である槍『《RE》Incarnation』に錆止めを塗って、手入れし、構えを確認する。
(何度経験しても、水面の上なのに地上と同じように踏ん張れるのは奇妙なものだ)
と、考えつつラキアは構えや武器を振る感覚を確かめる。
特に水面というイメージと実際に足をつける感覚が違うのは慣れておかなければいざという時、予想外の事態を引き起こしかねない。
ラキアは何度となく構えと攻撃の間隔を確かめ、海の上という感覚を改めて確かにした。
しかし、それだけ準備してなお、ラキアには一つ不安ごとがあった。
(服が濡れるのは……まあ仕方がないか。海水だから、帰ったらしっかり洗っておかないとな……)
それは海戦では避けられない、海水で服が濡れてしまうということ。だがそれを恐れていては戦いにはならない。ラキアは最終的に帰ったらしっかり洗う、ということを誓って、前に進み始める。
「向こウに退く用意ガ有ルとハ言え、手前等の占領地ダ。易々返シてクレるたァ思っテねェ。熱烈な出迎エがアルだロが……ヤる事ァ変わラねぇ。力づクで獲リ返すだケヨ」
並んできたラキアに対して、イカスがそんなことを呟くと、ラキアはやはり、その通りだ、と頷いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
「ディアボロス! 本当に来た!」
近づく『横須賀鎮守府』。
その外縁で、ディアボロスの前に立ち塞がるのは『秋月』率いる『メタルクルーズ』の艦隊だ。
「絶対に鎮守府には近づかせない! 全艦、砲雷撃戦用意!」
『秋月』を守るように『メタルクルーズ』が前面に展開する。
「私たちの目的は鎮守府を防衛すること。深追いしすぎないで、鎮守府へのラインを守れればいいの」
『秋月』が『メタルクルーズ』に指示を飛ばす。
『メタルクルーズ』も『秋月』も通過点に過ぎない。
両方撃破し、鎮守府に接近しなくては……!
ラキア・ムーン
ふむ、まあ此処は定石通り行かせて貰おう
まずはトループスから仕留める
露払いだ、一気にいく!
《RE》Incarnationを構えて戦闘態勢に
水上を駆けて『突撃』
敵の砲塔の動きを未来予測で僅かだが先読みし、射線を読む
完全回避とはいかんが、槍で『薙ぎ払い』迎撃
直撃するよりはマシだ、動ければそれで良い
そちらも【Call:Flame_Bullet】起動
炎弾形成、目標メタルクルーズ
着弾と同時に炎弾を『爆破』、目眩ましにして少しでも攪乱としよう
ダメージを抑えつつ、メタルクルーズを削って消耗させていくとしよう
時間は限られているが…まあ確実にいくさ
此処を突破して、貴様らの基地を破壊させて貰う!
アドリブ連携等歓迎
青天井・イカス
時間モねェシ、さッさト鎮守府ヘの攻撃の方ニ取り掛カリ始めチまイたイガ…
あンまリ敵の数多クてモ横槍入れラれチゃ面倒ダ
適当に間引イておキテぇナ
無暗に前に出ナイ敵の動キ見て、
……へェ、冷静だナ
成る程、手前等は防衛専守ッテ訳だ
ソう言ウ奴等にャ、火種投ゲ込むガ一番ヨ
煙草に火ヲ点け【Vespa】発動
火の蜂ドモを敵陣に投下スる
手前等ガ動カなクとモ、こッチは遠慮なク攻め込ムゼ
反撃シて来イヨ
派手に開戦と行こウじャねぇカ
【水中適応】ガねェかラ、反撃は気合デ見切るシかネェな
マ、鎮守府の攻撃出来る程度ノ被弾に抑エらレりャ問題ねェ
痛覚は無イんデ多少の無茶モ織リ込み済みヨ
急所へノ直撃だケ避けテ、後は勢イで打ち抜クまで!
シズ・ノウラ
水や海は苦手だけど、地面の上と同じ様に走れるのなら怖いものはないニャ。
敵を蹴散らすお手伝いをさせてもらうニャ。
仲間と連携して攻撃を仕掛けるニャ。敵味方全体の動きを把握して、孤立や突出を避けて陣形を整えながら戦うニャ。
【風切の爪】で攻撃しるニャ。振るった腕から放つ衝撃波の爪で片っ端からなで斬っていくニャ。
仲間と攻撃対象を重ねて、着実に数を減らしていくニャ。
一つ所に居着かず、常に動き回る事で、反撃の狙いをつけさせない様に立ち回るニャ。走ってかわせない砲撃は着弾の直前にジャンプして直撃をかわして、少しでも被害を減らすニャ。
「時間モねェシ、さッさト鎮守府ヘの攻撃の方ニ取り掛カリ始めチまイたイガ……。あンまリ敵の数多クてモ横槍入れラれチゃ面倒ダ。適当に間引イておキテぇナ」
敵を前にそう呟くのは青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)だ。
「あぁ、此処は定石通り行かせて貰おう。まずはトループスから仕留める」
その言葉に頷くのはラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)。
海上を先導して移動していた2人である。
「水や海は苦手だけど、地面の上と同じ様に走れるのなら怖いものはないニャ。敵を蹴散らすお手伝いをさせてもらうニャ」
その2人に加わるのは、2人のやや後ろから、海の上を走る感覚を確かめながらついてきていたシズ・ノウラ(深森の幻獣・g10049)だ。
その3人を前にして、敵が取った行動は既に断章で示された通り。
「……へェ、冷静だナ。成る程、手前等は防衛専守ッテ訳だ」
迂闊に攻撃して来ない、と言うのは攻撃の隙を突きにくいと言うことである。ましてある程度しっかりした陣形をとっているとなると、こちらが迂闊に攻撃を仕掛け、突出してしまえば集中攻撃を受ける可能性もある。
「ソう言ウ奴等にャ、火種投ゲ込むガ一番ヨ」
そう言うと同時、イカスが煙草に火をつける。
「逃げ回ンな。蜂ノ巣突イたみテぇにナ」
煙草の煙を察知した火の蜂達が暴れ回り、防衛線を形成する『メタルクルーズ』に対して、攻撃を仕掛ける。その様子はまるで花火のよう。イカスのパラドクス『Vespa』である。
「手前等ガ動カなクとモ、こッチは遠慮なク攻め込ムゼ。反撃シて来イヨ。派手に開戦と行こウじャねぇカ」
その言葉の通り、『メタルクルーズ』が反撃として左右の砲を稼働させ、イカスに砲撃する。
(「マ、鎮守府の攻撃出来る程度ノ被弾に抑エらレりャ問題ねェ」)
イカスは攻撃を急所に当たらないよう回避に努めつつ、回避しきれない砲撃を受け止める。
「露払いだ、一気にいく!」
そして、イカスが火の蜂で見出した『メタルクルーズ』の陣形に対し、次なる攻撃が続く。続いて動いたのはラキア。
さらに、そのラキアに続くのはシズ。
「炎弾形成、目標メタルクルーズ」
まず動いたのはラキア。パラドクス『Call:Flame_Bullet』を発動し、周囲に炎の魔力で構成された弾丸を出現する。
「炎弾、広域掃射」
一斉に、炎の魔力で構成された弾丸が回転しながら、イカスに反撃する『メタルクルーズ』らに向けて放たれる。
それは貫通させず、あえて着弾と同時に近接信管のごとく爆破。
爆発が煙を生み、視界が遮られる。
しかし、攻撃を受けた以上、よほど上手くいったのでない限り、反撃が出来るのが逆説連鎖戦。
『メタルクルーズ』は一斉にラキアに対して反撃する。
だが、『メタルクルーズ』の攻撃はあまりに素直であった。それゆえ、ラキアが発動した【未来予測】の効果が輝く。煙で満たされた空間で砲撃が飛ぶと、その部分だけ煙が晴れる。
もちろん、煙が晴れてから弾着するまではほんのわずかな時間に過ぎないのだが、1秒先にそれを予見できれば、実際の弾着までの時間は実質的に1秒だけ長くなる。
よってラキアはその猶予時間を使い、自身の突撃槍『《RE》Incarnation』で砲撃を受け流すことで、可能な限り負傷を軽減する。
そして、煙に巻かれて前後不覚となった『メタルクルーズ』に、ラキアの背後からシズが飛び出して肉薄する。
「うニャアあっ!!!」
シズは手の甲に魔術文字を刻み、その指先を振るって無数の衝撃波を放つ。シズのパラドクス『風切の爪』だ。
『メタルクルーズ』も即座に反撃のために高速移動と砲撃を始める。
シズもまた一所に留まらないように動き続けており、その様子は高速での砲撃戦のようだった。
シズはダッシュのほかにジャンプも活用して直撃を交わしつつ、確実に衝撃波で『メタルクルーズ』に攻撃を加えていく。
3人の狙ったメタルクルーズは全員同じ。流石の『メタルクルーズ』らもこれには耐えられず、シズの攻撃を以って、撃沈された。
そして、ラキアとシズは煙が晴れる前に一度イカスと同じ辺りまで離脱する。
流石に同じ手は通じないだろうが、3人の即席のコンビネーションは決して悪くはない。
「時間は限られているが……まあ確実にいくさ。此処を突破して、貴様らの基地を破壊させて貰う!」
ラキアは自信を持ってそう宣言した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
ユヴィ・レリオ
…多重残像…
殲滅…する…
【水面走行】で突撃しながら【未来予測】で動きを読み[暗殺]技術を行使
invisible blade
紅い死の香りの両刀で動く
[多重残像]を攻撃手段とし【完全視界】で確認し狙い確実に倒す
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し攻撃する
口調
戦闘中は無機質な殺戮兵器
私、呼び捨て、言い捨て
感情欠落しているので感情抜きで状況を的確に見極をする
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です
先のディアボロス達によって『メタルクルーズ』の陣形が大幅に乱される中、『メタルクルーズ』の部隊に向けて突撃するスレンダーで露出度の高い女性が1人。
「……多重残像……、殲滅……する……」
そう呟きながら突撃するディアボロス、ユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)は、その手にナイフの見た目をした武器『invisible blade』を構える。
感情が欠落しているが故、無駄な要素を削ぎ落として冷静に判断出来るユヴィは味方のディアボロスが攻撃を終えた今この瞬間、自分が突撃するのが最適だと判断したのだ。
混乱する残る『メタルクルーズ』に向けて、ユヴィが一気に接近し、パラドクス『多重残像』を発動する。
次々とユヴィの残像がその場に残り、みるみるうちに残った『メタルクルーズ』は包囲されてしまった。
『メタルクルーズ』も愚かではない。即座に、反撃を開始しようと、高速で移動を始め、包囲を突破しようと試みる。
包囲といっても残像なのは明らかだ。従って『メタルクルーズ』は即座に本物のユヴィを砲撃しつつ、包囲からの離脱を試みるのだが……。
「逃がさない」
直後、残った残像に近づいた『メタルクルーズ』のうち一体が急所を一撃で切り裂かれた。
残像だったはずのユヴィがまるで本物のユヴィのように動き、『メタルクルーズ』の背後から暗殺攻撃を繰り出したのだ。
そして、先ほどまでいたはずの場所に本物のユヴィはいない。
そう、任意の残像へと一瞬で移動する能力こそが、この『多重残像』の本領なのである。
あとは語るべくもない。
ユヴィは流石に砲撃を全て避け切ることこそ叶わなかったが、それでも確実に残った『メタルクルーズ』達を撃破せしめたのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
青天井・イカス
さテ、互イにケリは早ク付けテぇンだ
様子見シてネェで掛カッて来イよ
サクサク行こウゼ
【ストリートストライク】使用
正確無比な攻撃は避ケよウがネぇガ……此処は海の真上ヨ
地形を利用シ、復讐者の身体能力デ足元を強ク踏み抜イてデカい水柱を生ジさセ、敵の狙イを一瞬だケ阻害
ほンの僅カな目暗マシで十分
致命傷かラ、ほンの少シ狙イを逸らス僅カな間さエ稼ゲりャ……ナ
被弾ソのママ、秋月目掛けテ突撃、一気に肉薄
渾身のチカラを込メたバールを振リ下ロす!!
さァ、コレでオ籠りシてモいらレネぇだロ
ツイでに横須賀モ明け渡シちまいナ!
渡シたクねぇモン強奪さレンなァ、悔シイよナ
よォク分かるゼ
だガ、悪ィな
横須賀は俺等ガ獲り返サせテもラウ
「さテ、互イにケリは早ク付けテぇンだ。様子見シてネェで掛カッて来イよ。サクサク行こウゼ」
そういって残された最後の冥海機、アヴァタール級の『秋月』に声をかけるのは、先のトループス級との戦闘でも一番槍を務めた青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)だ。
「確かに、あなたは危険ね」
イカスの攻撃から一気に場を狂わされた、油断なく先の戦いを見ていた『秋月』にはそれが分かっている。
だが、だからこそ、『秋月』は動かなかった。
この逆説連鎖戦において1分間に能動的に動けるのは一度と言ったところ、先の連携を見ている『秋月』には迂闊な挑発に乗って、パラドクスを使えばどんなしっぺ返が来るのか分かったものではない。
(「ヘェ、冷静じゃネェか」)
その行動の結果を見て、イカスは一気に『秋月』に突撃する。
その『秋月』の目は油断なくイカスを見つめていて、今の状況では拮抗で終わるのが良いところだ。
だが。
(「此処は海の真上ヨ」)
突然、イカスはその身体能力を生かして海面を踏み抜き、大きな水柱を発生させた。
「!」
思わぬ行動に『秋月』も対応が遅れる。視界が通らなければ、イカスの動きを追うことは叶わない。
「さァ、コレでオ籠りシてモいらレネぇだロ。ツイでに横須賀モ明け渡シちまいナ!」
水柱を越えて、イカスが肉薄してくる『秋月』は対応が間に合わない。
イカスが振り下ろすは、下の塗装も見えない程に穢れた赤錆びたバール状の鈍器『曇天』。秋の月を覆い隠すにはお似合いの名前だろう。
渾身の力で振り下ろされた『曇天』は確実に『秋月』の頭部を殴打し、ダメージを与えた。そう、これは戦場内にあるものを利用して敵の意表をつくという彼のパラドクス『ストリートストライク』だったのである。
「くっ……」
『秋月』は一気に後方に飛び下がるイカスに向けて左手の両用砲を向ける。
常に正確無比なその狙いは、しかし、今この瞬間には万全ではない。
イカスは致命傷を避け、砲撃は肩に命中。
「渡シたクねぇモン強奪さレンなァ、悔シイよナ。よォク分かるゼ。だガ、悪ィな。横須賀は俺等ガ獲り返サせテもラウ」
肩から血を流しながらも、イカスは堂々とそう宣言した。
『秋月』が最初に警戒した通り、ディアボロスは彼一人ではないのだから。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
ユヴィ・レリオ
…何があっても負けない…
みんなが大切だと…仲間の大切…返してもらう
【強運の加護】【未来予測】を使用し
【水面走行】【完全視界】で「バレットレイン」を使用しながら敵を見失わないように間合いを詰め自分の弾は当たっても気に止めない
invisible blade
紅い死の香りの両刀で動き
暗殺するかのように確実に倒す
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し攻撃する
感情欠落しているので感情抜きで状況を的確に見極をする
口調
武器を手にし無感情
私、呼び捨て、言い捨て
仲間に迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です
零識・舞織
後からになりますが参戦させていただきます。
対空能力に優れた防空型駆逐艦として作られた秋月、こういった場には適しているでしょうが負けるわけには行きません。
相手が突っ込んで来るならこちらは後退しながらパラドクスを放ちます。水面走行と未来予知を駆使して相手を翻弄しクリーンヒットは避けます。
七曜の戦が目前ですので一つでも障害は排除させていただきます。
ラキア・ムーン
さてと、別に貴様等を全滅させられる…とは思ってはいないさ
ただ、此処から退去して欲しいだけさ
貴様等の言う、帝都を守る為に…な
わざわざマスターテリオンを倒してまで此処に来たんだ、駄賃として基地ごと置いて帰って貰おうか!
水面走行で海を駆けながら攻撃準備
【Call:Breaker_Lance】起動
《RE》Incarnationの穂先を拡張し秋月を狙う
海面を蹴ると同時にそのまま海上スレスレを飛ぶ!
一気に最大速度まで上げ『突撃』
『貫通撃』で穿ち貫く!
未来予測で砲撃の軌道を確認
直撃コースだけ拡張した穂先の炎で『吹き飛ばし』ながら突き進む!
此方が動けさえすれば、それで問題ない
痛みは駄賃だ、貰っておこう!
シズ・ノウラ
さすがに強敵ニャアね。
でも、こっちも引く訳にはいかないニャ。押し通って先に進ませて貰うニャ。
連携して攻撃を仕掛けるニャ。
【魔精の庭】のパラドクスを使うニャ。海の上は君のテリトリーだけど、ちょっとだけ乗っ取らせて貰うニャ。
足元に描いた魔術文字で、海流を操るニャ。「地形の利用」「捕縛」「罠使い」ニャ。
渦潮を起こして敵を巻き込ませるニャ。
長くはもたないだろうけど、一瞬でも隙が出来ればそこを突くニャ。ミニドラゴンの放つ高周波のエコーブレスを叩き込むニャ。やっちゃうニャ、ドマンス!
反撃は【ガードアップ】の効果で減衰させるニャ。渦の起こす水飛沫で威力を押さえて、水面を「ジャンプ」して直撃をかわすニャ。
カイ・オーベルト
アドリブ、連携歓迎
なかなかに手強い相手みたいだな
加勢させて貰いに来た
砲撃戦タイプか。【水上走行】で海面を高速で走り、狙いをつけにくくさせる。敵を中心に円を描く様に移動。仲間の配置と別の方向へ走行し、複数方向からの攻撃となる様に連携
【電磁砲】で攻撃する。
右腕に仕込んだアームカノンを起動。体内の動力炉のエネルギーを電磁力に変換し、レールガンの要領で砲弾を加速し発射する。
走りながらの砲撃は不安定になるが、発射後に電磁場で射線を誘導出来る。的確に命中させる
反撃は高速移動で回避。かわせなくとも、リアクティブアーマーの反応爆発による軽減と、改造強化された肉体で耐える
「さすがに強敵ニャアね。でも、こっちも引く訳にはいかないニャ。押し通って先に進ませて貰うニャ」
先のディアボロスとの戦いを目撃してそう呟きながらも、戦意を失っていないのはシズ・ノウラ(深森の幻獣・g10049)だ。
「あぁ、別に貴様等を全滅させられる……とは思ってはいないさ。ただ、此処から退去して欲しいだけさ。貴様等の言う、帝都を守る為に……な。わざわざマスターテリオンを倒してまで此処に来たんだ、駄賃として基地ごと置いて帰って貰おうか!」
その言葉を受けて、槍を構えて堂々たる宣言をするのは先ほどまでの戦いで活躍したラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)。
「うん、……何があっても負けない……。みんなが大切だと……仲間の大切……返してもらう」
その宣言に頷くのは、先ほどのトループス級との戦いを終わらせたユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)だ。
そして。
「なかなかに手強い相手みたいだな。加勢させて貰いに来た」
「後からになりますが参戦させていただきます。対空能力に優れた防空型駆逐艦として作られた秋月、こういった場には適しているでしょうが負けるわけには行きません」
救援機動力で、新たに戦いに加わるのはカイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)と零識・舞織(放浪旅人・g06465)だ。
堂々たる宣言をした関係上、『秋月』が特に注目したのはラキアだった。
このままではラキアは動きにくい。
その間に、カイが『秋月』の隙を窺うように『秋月』を中心に円を描く様に移動するが、ラキアへのマークを減らすほどにはならない。また、カイも可能であれば足を止めて動きたい理由があったので、迂闊にパラドクスを消費したくなかった。
そこで、動いたのは2人のウェアキャットが同時だった。
「相手はこっち」
「海の上は君のテリトリーだけど、ちょっとだけ乗っ取らせて貰うニャ」
ユヴィとシズのパラドクスが同時に発動する。
ユヴィの発動したパラドクスは『バレットレイン』。敵陣に雨の如き数の銃弾を放つパラドクスだ。
対するシズのパラドクスは『魔精の庭』。周囲の地形や環境を自在に変化させるパラドクスで、今回は海流を変化させ、渦潮に飲み込んだ。
2人のパラドクスは派手に『秋月』を飲み込む。
「くっ!?」
もちろん、『秋月』のただではやられない。
弾丸の雨と渦潮の範囲から逃れようと移動しつつ、左手の両用砲をユヴィに向け、周囲を漂っていた魚型海戦装をシズに差し向ける。
ユヴィは欠落した感情の成せる技か、飛んでくる砲撃を被害が最小限になるようになりつつは努力しつつも、甘んじて受け入れ、それよりは射撃の続行を優先した。
シズのそばに接近してきた魚型海戦装の自爆を、持ち前のジャンプ力と【ガードアップ】で軽減して見せる。
「今のは牽制のはず、本命は誰だ……」
だが、そこは冷静な『秋月』。反撃が有効打を与えなかったことより、自身を2発のパラドクスで制圧してきている間に本命の一撃が来ることを警戒した。
冷静に見渡すと、見つける。
「絵に封じられし悪鬼羅刹よ今こそ我が絵を依代に権限せよ」
それは、絵筆で空中に妖怪の絵を描いている舞織だった。
「させるか!」
『秋月』は両用砲と魚雷を連射しながら、一気に舞織に向けて突撃する。
対する舞織は後退しながら絵を描き続け、そして絵に描かれた妖怪達が『秋月』を攻撃し始める。パラドクス『妖怪写百鬼夜行軍』だ。
「七曜の戦が目前ですので一つでも障害は排除させていただきます」
とは言いつつも、両者のパラドクスは拮抗し、痛み分けに終わろうとしていた。
「本命の一撃は抑えた、次は……」
『秋月』は舞織の行動こそが本命の一撃だと判断したわけだが、それは違う。油断した『秋月』に対し、ラキアは駆け出す。
「術式解凍。我が魔力により、ヌトセ=カームブル神の神意を此処に代行する!」
パラドクス『Call:Breaker_Lance』を発動。旧神の印より圧縮された魔力が槍に付与され、ラキアの槍『《RE》Incarnation』が銀色に輝く。
同時にラキアは海面を蹴り、飛び上がる。敵は舞織の言った通り、対空能力に優れた艦艇の名を冠したクロノヴェーダ。飛翔はむしろ危険だ。
だが、ラキアはあえて低空を飛行することを選んだ。飛翔して高速で飛ぶことで一気に『秋月』に接敵したかったのだ。
時空を歪める逆説連鎖戦において距離は必ずしも重要ではない上、低空飛行しながらの戦闘は低空飛行を意識しつつの戦闘になるため、戦闘へ意識を集中させる事ができず、自ら不利を背負い込むことになる。しかし、それでもラキアは一気に『秋月』に肉薄したい理由があった。
「っ、間に合うか……」
対する『秋月』も無防備ではない。パラドクスの対象にとられたことで、逆説連鎖戦が始まっており、即座に反撃のため、左手の両用砲を向ける。
ラキアは未来予測でその軌道を捉え、槍で防御しようとしたが、こちらが高速で距離を詰めている代償として、流石に対処が間に合わなかった。
「痛みは駄賃だ、貰っておこう!」
だが、ラキアはそれを甘んじて受け入れ、砲撃を喰らいつつも、ついに『秋月』を射程に捉えた。
ラキアの一撃が『秋月』に突き刺さる。
「ぐっ……」
油断した、これが本命の一撃か、と『秋月』は思いかけるが、今まさにその判断で失敗したばかりだ。
『秋月』はすぐさま冷静になり、体を突き刺されながらも、周囲を探ろうとするが。
「やっちゃうニャ、ドマンス!」
シズのその言葉に、思わず視線はシズのミニドラゴン『ドマンス』に向かう。
これはハッタリだ。逆説連鎖戦において1分間に出来る能動的な戦闘行動は一度のみだし、そもそもパラドクス以外ではクロノヴェーダは傷つけられない。
『秋月』もすぐそれに気付いて、再び周囲を索敵しようと動くが、その一瞬こそが、命取りとなった。
「……捉えた!」
それは戦闘開始から、ずっと周囲を走り回り隙を窺っていたカイの声。
気がつけば、カイは足を止めており、右腕に仕込まれたサイバーウェア『アームカノン』を起動、『秋月』に向けていた。
内蔵動力炉の電磁力は既にアームカノンのキャパシタにチャージ済み。
『秋月』がそれに気付いた時には、もう砲弾は電磁誘導により『アームカノン』から解き放たれていた。
移動しながらの砲撃はどうしても狙いが不安定になる。カイのパラドクス『電磁砲』は発射後にも磁場で軌道を変えて曲射誘導が可能だが、強引に弾道を曲げればそれだけ速度が落ちるし、曲げるのに電磁力を使うのを想定すると発射に使う電磁力をセーブせざるを得なくなる。
そこに行くと、今回、4人のディアボロスの絶え間ない連携攻撃によって作られた隙は、カイが十全な攻撃を行うのに十分だった。
「おのれ!」
『秋月』は何の抵抗も出来ず、その顔面を吹き飛ばされ、倒れた。
ここに、『横須賀鎮守府』を防衛する艦隊は沈黙したのである。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【完全視界】がLV2になった!
【液体錬成】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
ディアボロス達は『横須賀鎮守府』の突入する。
目の前に広がるのは広大な海軍基地。
そして、それを守る冥海機達の群れ。
無理な上陸攻撃は冥海機の集中攻撃を浴びる可能性が高い。遠距離パラドクスで破壊するのが望ましいだろう。
シズ・ノウラ
何とか道をこじ開けたニャ。
アヴァタール級は倒せたけど、まだまだ敵は多いニャ。急いで施設に打撃を与えるニャ。
施設が視界に入った時点で、速攻で攻撃を仕掛けるニャ。パラドクス攻撃ならきっと届くニャ。
【ミニドラブレス】で攻撃するニャ。仲間と分担して広範囲を破壊するか、若しくは打撃力を施設要所に集中させて再建困難なダメージを与えるか、現場の判断で柔軟に臨機応変、ニャ。
攻撃は随伴するミニドラゴンに任せて、私は走り回って反撃を回避ニャ。かわしきれない攻撃はマジックシールドを展開して軽減して耐えるニャ。
十分な被害を与えられたら、敵に囲まれる前に急いで撤退するニャ。
カイ・オーベルト
アドリブ、連携歓迎
アヴァタール級、撃破確認した
引き続き、施設破壊任務を実行する
すぐに増援が来る。時間をかけている余裕は無い
直接火力による短期戦で行く
右腕に仕込んだアームカノンから、上空に向かって砲弾を発射
【キャノンストーム】のパラドクスを使用。打ち上げた砲弾を無数に分裂させ、「砲撃」の雨を降らせて広範囲の施設を爆破する
爆煙で敵を攪乱し、混乱を誘いつつ時間の許す限り連射。仲間とも連携し、被害を広める
遮蔽物があるなら利用して反撃に対抗。状況的に多少のダメージには耐えつつ攻撃優先すべきか
引き際を見定め、一定の被害を与えたら迅速に撤退を試みよう
青天井・イカス
うッシ、流石
そンじゃ、全員殴リに行っテちゃキリねェシ、サクっと施設破壊の方ニ取リ掛かリますカネ
射程の長イ武器は持っテねぇノよナ
今度何ぞ見繕っテおクカ
トモあレ今は間に合ワセでモ何とカするシカねェな
【身ノ程知ラズ】発動
ドローンは高ク跳び過ギるト撃墜サれチまウかラナ
鎮守府に接近スる直前まデは海面ギリギリを維持シテ飛ぶヨウに仕込み
他復讐者の砲撃に合ワセて浮上、同時に攻撃ヲ行ウ
主要施設の破壊ハ、直接照準合わセらレル復讐者に任セた方が良イだロウかラ、俺は陽動込みデ周辺施設の方の破壊ヲ
離れタ場所カらデモある程度、施設ノ損傷ガ確認出来る位マデ攻撃が出来タら、再ビ敵に動員ガ掛カる前に撤退
カカ!快勝快勝!
「何とか道をこじ開けたニャ」
「アヴァタール級、撃破確認した」
と、敵の撃破を確認し、『横須賀鎮守府』への突入を開始するのは連携の始まりを作ったうちの1人、シズ・ノウラ(深森の幻獣・g10049)と、最終的にトドメを刺したカイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)だ。
「うッシ、流石」
そして、その様子に頷きながら突入に続くのは、一番槍を務めた後、後方で次の攻撃タイミングを伺っていた青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)だ。
「そンじゃ、全員殴リに行っテちゃキリねェシ、サクっと施設破壊の方ニ取リ掛かリますカネ」
「うん、まだまだ敵は多いニャ。急いで施設に打撃を与えるニャ」
イカスが続け、シズが同意する。2人の言うとおり。敵はまだまだ数が多い、その全員を倒すのはおそらく困難だ。そして、敵の施設を破壊すれば敵が撤退することも分かっている。今やるべき事は、防衛ラインに穴が空いている間に、施設を破壊することだ。
「あぁ、引き続き、施設破壊任務を実行する」
2人の言葉にカイも頷き、いよいよ攻撃開始だ。
とはいえ……。
「射程の長イ武器は持っテねぇノよナ」
イカスはこの戦いに必要な遠距離攻撃手段に乏しかった。
「今度何ぞ見繕っテおクカ。トモあレ今は間に合ワセでモ何とカするシカねェな」
そうして発動するパラドクスは『身ノ程知ラズ』。
周囲にフライトドローンを浮かべ、イカスはそのうち1つに乗って、低空飛行して他の2人に続く。
「目標捕捉……撃ち払う!」
攻撃としてまず先手を打ったのは射程の長いカイ。
右腕のサイバーウェア『アームカノン』から砲弾を上空に向けて撃ち放つ。
一見すると、ただ自身に注目を集めるだけの行動。事実、冥海機達もただその上空の砲弾を見上げ、その後、その狙いを砲撃した本人であるカイに移行する。
だが、カイに向いた冥海機達とその周辺の施設に対し、無数の砲弾が降り注ぎ、施設は燃え、爆煙と土煙が施設を覆う。
これこそがカイのパラドクス『キャノンストーム』。上空に放った砲撃が、分裂し降り注ぐパラドクスだ。
冥海機もパラドクスである砲撃で反撃するが、爆煙と土煙に覆われればその狙いはどうしても正確性に欠ける。
カイは砲撃に耐えつつ、次の攻撃の機会を待った。
そして、カイの砲撃が大きく視界を削いだのと同時、1機のフライトドローンが大きく高度を上昇していた。
そう、イカスの乗ったドローンである。
それは鎮守府に極めて接近しており、遠距離攻撃手段を持たないイカスでも攻撃出来る距離となっていた。
「コノ世界はオ前等の手に余ル」
イカスのパラドクスが周辺施設を破壊していく。
それは先ほどのカイによる大規模な砲撃と比べれば被害は少ないのだが、イカスが陸地に極めて近接していること、カイ自身は視界妨害で狙いにくいこと、などの理由から、周囲の冥海機の狙いはむしろイカスに集中し、イカスは重傷とは言わないまでも、大きな負傷を負うことになる。
だが、それもイカスにとっては織り込み済みのこと。自身に狙いが集中すれば集中するほど、他のディアボロスは攻撃がしやすくなるはずだから。
そう、イカスは施設の破壊そのものより、陽動が主目的のつもりで動いていたのである。
そんなわけで、射程の長いカイ、陽動のため敵に急接近したイカスに続いて、もう1人のディアボロスの攻撃が始まる。
「速攻で攻撃を仕掛けるニャ、ドマンス!」
厳密にはパラドクスそのものは鎮守府が視界に入った時点で、発動していた。
2人が攻撃している間に、シズのミニドラゴン『ドマンス』が密かに鎮守府に接近していたのだ。
かくして、ドンマスのブレスが放たれる。それは他2人の攻撃の対象に入っていなかった鎮守府の施設を確実に破壊していった。
イカスの陽動により数が減っているとはいえ、シズを狙う敵が完全にいないわけではない。
冥海機達は反撃としてシズを狙う。
シズは攻撃を『ドマンス』に任せ、ひたすら海上を走り回って回避に努める。
回避しきれない砲撃はマジックシールドで可能な限り軽減する。パラドクスゆえ、完全に無効化は難しく、シズは多少の負傷は負ったが、鎮守府としシズ、両者のダメージを比較すれば圧倒的に前者へのダメージの方が大きい。
「急いで撤退するニャ」
「あぁ、迅速に撤退を試みよう」
3人で与えるには十分なダメージを与えたと判断した3人は、一度、退き、他のディアボロスと交代する。
「カカ! 快勝快勝!」
既に施設は今回、入り込んだエリアの半分程度を破壊出来ており、今回の作戦で破壊可能なエリアはあと少しで全て破壊出来そうな状態だ。故に、イカスはそれなりの負傷にも関わらず、上機嫌であった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【浮遊】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
伊藤・真九郎
大将首に間に合わなんだとは、一生の不覚。
だが、今回の任務の主要は施設の破壊にある。せめて一矢助力成し遂げようぞ。
破壊の先鋒を努め上げられた方々の撤退を補佐。
追撃せんとする敵群との間に立ちはだかろう。彼等は追わせぬよ。そして、我等の任務もまだ終わってはおらぬ。
天魔短筒を構え、撃鉄を押さえたまま引き金を引き続け、限界を超えた魔力を筒先に蓄える。
巨大に膨張した魔力球を撃ち放つ。暴走し蛇行する魔弾で兵を薙ぎ倒し、施設の未破壊箇所に直撃させ爆破粉砕せしめん。
狙撃の心得は撃った箇所に居着かぬ事。即座に移動し反撃の直撃を避け、可能な限り攻撃を続けよう。
戦とは引き際を見極めるが極意。さて、そろそろ逃げようか。
「大将首に間に合わなんだとは、一生の不覚」
と、既に防衛艦隊のアヴァタール級が討たれていることに嘆く漆黒の瞳と髪の持ち主は伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)だ。
「だが、今回の任務の主要は施設の破壊にある。せめて一矢助力成し遂げようぞ」
真九郎はすぐに思い直し、『天魔短筒』を構えて前進する。
今回の作戦はアヴァタール級を倒して終わりではない。むしろ、その先にこそ目標があるのだから。
「彼等は追わせぬよ。そして、我等の任務もまだ終わってはおらぬ」
真九郎は破壊を終えて、撤退を始めている先のディアボロスと追撃せんと追いかける冥海機の間に立ち塞がり、『天魔短筒』を敵に向け、撃鉄を抑えたまま引き金を引き続ける。すると、銃口にエネルギーがチャージされていく。
冥海機達の前で、銃口のエネルギーがどんどんと膨張していく。
「薙ぎ払えぃ!!」
そして、ついにそれが解き放たれる。
それは無秩序に蛇行し、冥海機を攻撃しつつ、鎮守府の施設を攻撃する。
(「狙撃の心得は撃った箇所に居着かぬ事」)
その結果を見届けるより早く、真九郎はその場所を離れる。
攻撃を受けた冥海機から一斉に反撃の砲撃が飛ぶ。真九郎は移動し続けることで、その反撃の直撃をなんとか避けつつ、次なる攻撃のチャンスを探る。
「戦とは引き際を見極めるが極意。さて、そろそろ逃げようか」
敵の攻撃や反撃を浴びつつ、何度か攻撃をした真九郎は、自身の限界が来る前に撤退を決め、即座に後退する。
そして、その後退の隙を作るかのように、また別のディアボロスが攻撃を開始する。
成功🔵🔵🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
ラキア・ムーン
さて、では続けて攻撃を仕掛ける
とはいえ数は膨大か…
他の者の攻撃で多少は現場も混乱しているだろう
ならば、その隙に攻めさせて貰う
敵施設を確認したらその地点から攻撃を放つ
【Call:Homing_Javelin】起動
炎の槍を形成…遠距離から狙う!
海面に水平に、基地施設に真っすぐ最短距離で届かせる!
槍の施設への到達と同時に『火炎使い』の技を使い炎の勢いを増して『爆発』
施設への攻撃ならば、少しでも爆発で衝撃を与える方が良いだろう
槍を放った後は即座に『ダッシュ』し移動
位置を常に変え敵の照準を攪乱しながら攻撃を行おう
集中砲火に晒されないように移動し、反撃は槍でガードし耐える
ある程度被害を与えたら離脱といこう
先のディアボロスが撤退を始める少し前。
「さて、では続けて攻撃を仕掛ける。とはいえ数は膨大か……」
敵の状態を観察してそう呟くのはここまで戦い続けてきたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「他の者の攻撃で多少は現場も混乱しているだろう。ならば、その隙に攻めさせて貰う」
観察の結果、今こそが攻撃の好機だと感じたラキアは、一気に『横須賀鎮守府』に向けて接近する。
既に鎮守府は多くの場所で炎と煙を上げており、幸い攻撃目標は分かりやすい。
ラキアが敵の施設を射程に収めた頃、先のディアボロスが撤退を始め、冥海機はそちらへの追撃に意識を割かれている。
「術式解凍。狙い、穿て炎の槍よ」
発動するパラドクスは『Call:Homing_Javelin』。炎の槍を生成し攻撃するパラドクスだ。
放たれた炎の槍は海面に水平に、飛び、基地施設に向けて最短距離を突破していく。
先のディアボロス達が目を惹いているのもあり、その進路を妨害出来る冥海機はいない。
そして、施設への到達直前に、炎の槍は突如として爆発し、周囲の施設を巻き込んで破壊する。
放ったラキアは、その結果を見るよりも早く、駆け出す。
理由は先のディアボロスと同じ。飛んでくる反撃によるダメージを可能な限り軽減するためだ。
それでもパラドクス故、完全には防げない。それでも直撃が出る可能性を減らす意味はありそうだった。アンラッキーな直撃コースの砲弾もラキアは突撃槍『《RE》Incarnation』で防ぎ、やはり直撃を防ぐ。
幾らかの攻撃と反撃の応酬の末、ラキアは退き時を理解し、離脱を始める。
もはや今回破壊を担当するエリアはほとんどが損傷しており、もうあと1人のディアボロスが攻撃すれば終わりそうだ。
成功🔵🔵🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
ユヴィ・レリオ
出遅れた…
【強運の加護】【未来予測】を使用しながら
能力値アップ、先行率アップで駆け巡り急ぎ【完全視界】で状況把握し「殺戮の見えざる刃」で施設の重要部分を【一刀両断】で敵を倒しながら破壊していく
invisible blade
紅い死の香りの両刀で動き殺戮の見えざる刃で攻撃する
仲間の位置は常に把握見方の攻撃の邪魔に成らないよう注意
自分の怪我は一切厭わず積極的に行動し攻撃する
感情欠落しているので感情抜きで状況を的確に見極をする
口調
武器を手にし無感情
私、呼び捨て、言い捨て
仲間に迷惑をかける行為はしません
アドリブ、合わせ歓迎です
「出遅れた……」
そう呟きながら、冥海機を避けつつ鎮守府に接近するのは、これまでの戦いでも活躍してきたユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)だ。
攻撃するタイミングを伺い、こっそりと行動していた結果、ユヴィは他のディアボロスより攻撃タイミングが遅れてしまったのだ。
だが、それも少しは良い方向に転じた。多くの冥海機が鎮守府を攻撃したディアボロスへの追撃や対応に動いており、ユヴィが密かに近づくには格好の状態だった。
もちろん、それも完璧ではない。使用した残留効果はあまり状況に適しているとは言えなかったようで、発見された冥海機に散発的とはいえ砲撃を受けることになってしまった。
とはいえ、そこは感情が欠落し、自身の怪我を厭わないユヴィ。多少の怪我は考慮せず、一気に鎮守府の施設に接近する。
残された攻撃の機会は少ない。間もなく冥海機の増援もやってくるだろう。
一度。ユヴィに与えられた攻撃のチャンスはたった一度であった。
かなりの部分が破壊された担当エリアの中で、ユヴィは重要施設に絞り、パラドクスを発動する。
構えた『invisible blade』から不可視の斬撃が放たれ、重要施設を狙う。
「よくも鎮守府をここまで破壊しましたね、ディアボロス!」
しかし、重要施設を守るのは、やはり並の冥海機ではなかった。
爆発し炎上する重要施設の向こうに見えるのは、白い冥海機。……見間違えるはずもない、ジェネラル級冥海機『信濃』だ。
「いきなさい、流式!」
反撃として放たれるは艦載機型の使い魔。
「まずい」
ユヴィは咄嗟にダメージを軽減するために距離を取ろうとするが、敵の爆撃範囲は広い。
流石は重要施設を守るジェネラル級。結局避け切ることは叶わず、『ユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)は重傷を負った』。
だが、自身の負傷を厭わず攻撃した甲斐はあったというものだろう。ジェネラル級が守るほどの敵の重要施設を完全に破壊できた。重傷こそ負ったが、戦果としては大成功だ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!