リプレイ
エイレーネ・エピケフィシア
七曜の戦までに残された時間も、いよいよ少なくなってきました
一刻も早くアンティオキアに到達するため、尽力いたしましょう
単純に食欲で誘導できるのなら、肉の匂いでも嗅がせましょうか
風上に陣取って火を起こし、串に刺した牛肉を焼きます
仲間を呼んだ上で、一度生焼けの状態で食べて【口福の伝道者】を発動
増えた生焼け肉をさらに焼き、肉の匂いを一層漂わせましょう
砦がざわついたり、一部の敵が外に出て来たところで言葉でも挑発を
糧食の補給もままならぬ辺境の砦で警備とは、ご苦労なことではありませんか
あなた達が餓える姿を眺めながら食べる肉は……この上ない美味ですよ
ふふっ、あげませんよ? せいぜいそこで腹を鳴らしていなさいな
イル・シルディン
*アドリブ・連携歓迎
なんだか行く先々でお気楽な面々で守られているわね
結構舐められているという事でもあるのかしら
別にそれに憤りはしないし、厄介な相手ではないのはお得感
今回は餌で釣るのが良さそうな敵達のようで
事前に【口福の伝道者】で背負い袋一杯くらいの食事を用意
運搬中を装いたいから果実や生肉のままが良いかしら
調理をされる仲間がいるようだから
それに釣られて顔を出したのを見て
さすがに逃げた方が良い、やらと騒いでみようかしら
拍子に荷を落して中身をぶちまけるわ
すぐ戻る気だけれどチャンスに見せかけるために
一度私だけ逃げてしまっても良いかもしれないわね
乾いた風が吹き荒ぶ。蹂躙された地に人間の気配は無く、ぽつんとその砦だけが取り残されたかの様に荒野にあった。
「七曜の戦までに残された時間も、いよいよ少なくなってきました」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)の視線はその砦の先を見据えている。トレインの進行を阻害するクロノ・オブジェクトであると言う石造りの砦は見た目は変哲も無いもの。風化しかけているようにも見えるが、あの中には憎き亜人が屯しているのだ。
「一刻も早くアンティオキアに到達するため、尽力いたしましょう」
その為にもまずは一刻も早く奴等を処さねばならぬ、と険しい表情は隠さないエイレーネ。
様子を見ていると、時折砦の中から出たり入ったりをしている影。
『腹減ったなー』
『暇だなー』
小熊の様な亜人の姿。帽子に杖を手にしたその姿は魔道士の様だが一応クマである以上は狂暴な筈だ。多分、恐らく。
「なんだか行く先々でお気楽な面々で守られているわね……」
イル・シルディン(気ままに我がまま・g05926)は呆れ顔で肩を竦める。どうにも向こうの士気が感じられない。
「結構舐められているという事でもあるのかしら」
「全く、亜人の分際で――」
亜人絶対殺すガールなエイレーネからすれば腹立たしい事この上ないのだが。イルは割と淡々と告げる。
「ああ、私は別にそれで憤りはしないし……厄介な相手ではないのはお得感だと思うの」
「――確かに知恵が回る相手よりは楽ですね。単純に食欲で誘導出来るのならば、肉の匂いでも嗅がせましょうか」
用意はしてきた、とエイレーネが携えるクーラーボックスの中には新宿島で調達してきた牛肉が入っている。
「今回は餌で釣るのが良さそうな敵達のようで」
と、イルも果物や肉の塊を背負い袋一杯に用意して来た。これなら兵糧の運搬をしている様にも見える事だろう。
二人は砦の風上に移動し、亜人達が見えるであろう位置を陣取ると牛肉を串に刺して火で炙る。
「こんな感じでしょうか」
生焼けのレア状態で一度火から下ろすエイレーネ。そのまま一口食べて『口福の伝道者』を発動すれば。
なんということでしょう。レア焼状態の牛串が大量に現れたではありませんか。
「さぁ、どんどん炙り焼いて奴等を炙り出しましょう!」
「うわ、都内の人気焼鳥屋でもこんなに沢山は一度に焼かないよね……!」
増えた肉がじゅうじゅう焼ければお肉の香ばしい良い香りが満ち溢れ、否が応でも砦のクマ達の鼻腔を刺激する。
『うおぉぉっ!! 何このイイ匂い!!?』
『肉だ!! 向こうでお肉焼いてるよ!!』
『カーチャン、あれ奪いに行ってイイ!?』
こぐまのアルカス達は入口や砦の上でやいのやいのの大騒ぎ。食べ盛りのクマ達の食欲を刺激するには充分過ぎた模様。ついでにイルが持って来た果物なんかも焼いてみれば甘酸っぱくて良い香りも追加されていく。
『じゅるり……お前等そこでなにやってるんだよ!?』
数匹が砦からぽつりぽつりと出て来て様子を見に近付いてくる。興味津々でヨダレが既に滝の様。
「おやおや、糧食の補給もままならぬ辺境の砦で警備とは――ご苦労なことではありませんか」
対しエイレーネはウェルダンに焼けた肉串を景気良く齧り付き、これ見よがしにモグモグと食べて見せる。
『にくー! あとおんなー!!』
「あなた達が餓える姿を眺めながら食べる肉は……この上ない美味ですよ?」
『チクショー腹減った! オイラ達にもよこせ!』
「ふふっ、あげませんよ? せいぜいそこで腹を鳴らしていなさいな」
エイレーネの言葉での挑発に、腹ぺこクマ達のお腹の虫が一斉に大合唱。
『うがぁぁぁ、寄越さないなら力尽くで奪ってやるぅぅ!!』
『ふおぉぉ!! 加勢するぜ兄弟!!』
我慢出来なくなったアルカス達が串焼き会場に雪崩れ込んできた。イルはそれを見て立ち上がり、慌て怯える振りをしながらエイレーネの手を引く。
「ちょ、近付いてきてるけど、流石に逃げた方が良いかも!?」
「うがぐぐ……イルさん慌てすぎです
……!!」
無論演技だとは解っているけども。食べていた肉が喉に詰まりかけたのを必死に呑み込みながら、エイレーネも砦の中から勢い良くクマ達が出て来たのを見届けて串焼き会場から離れる。
拍子に中身をぶちまけた荷物もクマ達は見逃さず。しかし女達を見逃した辺り、まだまだ思考はお子さまらしい。
『あんたたちぃぃ~~!! 勝手に砦から出るなって言ったろうにっっ
!!!!』
砦の中からボスである『おおぐまのカリスト』の怒声がハッキリと聞こえて来たのは言うまでも無かった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV2が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
ジズ・ユルドゥルム
ルーシド(g01854)と
罵詈雑言で亜人を誘い出せばいいわけだな。
私はルーシドほど弁は立たないが…若者に効果的な悪口を調べて来た。やれるだけやってみよう。
「やーい!!おまえんち、おんぼろとりで〜!!
おたんこなーす!どてかぼちゃー!
おまえのかあちゃんでーーべそ!!!
くやしかったらここまでおいでー!!」
どうだった?(やりきった顔)
…えっ!?何か駄目だったか!?
若者が挑発に用いる伝統的な文言と聞いたんだが…そうか、対象年齢が若すぎたか…。
すごいなルーシドの悪口語彙力。私にはとても思いつかない罵詈雑言ばかりだ。(ほめてる)
ええと…そう!だいたい今ルーシドが言った通りだ!クマの恥!亜人の恥め!
ルーシド・アスィーム
アドリブ、連携歓迎
ジズさん(g02140)と
ええ、心が痛むかとは思いますが此処は冷酷な決断をする時……あれェ、普段の頼りがいあるジズさんはどこォ!?(頭を抱える)
発想は間違ってないんですけど、対象年齢が少々ピュア過ぎるかなァ……
こほん、では弁が立つ僕が代弁を
ジズさんはこう仰っているのです。「怠惰から補強もしていない古砦にみっともなく寄生し、血縁でもない女傑を母親扱いしてべたべた甘えるなど強靭なクマ族の恥!精々ク族くらいなものだ!母親の教育も知れているな!」と!
うん、真っ直ぐなジズさんがこんな叱責されたら僕は泣きますね!あと絶対ここまで言ってない気がしてます!単なる僕が言いたい悪口ですはっはー!
「罵詈雑言で亜人を誘い出せばいいわけだな」
既に半分くらいの小熊達が食べ物に釣られて飛び出して行ったのを見つめながら、ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)は腕を組んで今回の作戦を確認する。
「ええ、心が痛むかとは思いますが此処は冷酷な決断をする時です」
傍らに立つルーシド・アスィーム(星轍・g01854)はこくりとその言葉に頷いた。砦の中に籠城する亜人達を挑発し、全て外に出した上で撃破する――奴等の有利な屋内で戦う訳には行かないが故の策なのだ。
見た目はどうにも愛らしいだけに、ルシードはジズが心を痛めるやも知れぬと気遣う言葉を掛けたのだが、当の本人は割とやる気に満ちている様で。
「私はルーシドほど弁は立たないが……若者に効果的な悪口を調べて来た。やれるだけやってみよう」
自信たっぷりにジズは笑みを見せると颯爽と前に進み出て、砦の見張り台や入口に姿を見せる亜人達に向け大声で叫んだ。
> やーい!! おまえんち、おんぼろとりで~!! <
> おたんこなーす! どてかぼちゃー! <
> おまえのかあちゃんでーーべそ!!! <
> くやしかったらここまでおいでー!! <
(「……あれェ、普段の頼りがいあるジズさんはどこォ!?」)
余りのワードチョイスに頭を抱えるルシード。むしろこんな感じ → _| ̄|○
「はぁ、はぁ……どうだった!?」
一方ジズは物凄くやり遂げた感溢れる爽快な笑顔でルシードの方を振り向き――その尋常ならざる様子に固まった。
「……えっ!? 何か駄目だったか!?」
「ああ、うん……発想は間違ってないんですけど……」
「若者が挑発に用いる伝統的な文言と聞いたんだが……」
「対象年齢が少々ピュア過ぎるかなァ……」
「そうか、対象年齢が若すぎたか……奴等はまだ数歳と聞くから新宿に住まう小学生の若者に聞いてきたのにな」
小学生――ヤングにも程がある。
だが、どうもクマ達の様子を見るとそれなりに響いている気がするのは何故だろう。
『だれんちがオンボロだってこの小娘ぇぇぇ!!!』
『カーチャンおちついて!!!』
『つーかカーチャンはデベソじゃないやい!!』
『イビキはすげぇけどな!!!』
――なんか効いてない??とジズが首を傾げ、ルシードの方を見る。どうでも良い情報も入りつつあるが、彼はこほんと一つ咳払いをしてスッと前に進み出た。
「では弁が立つ僕が代弁を。そこのクマ達、耳を澄ませて良くお聞きなさい。ジズさんはこう仰っているのです」
> 怠惰から補強もしていない古砦にみっともなく寄生し! <
> 血縁でもない女傑を母親扱いしてべたべた甘えるなど強靭なクマ族の恥! <
> 精々ク族くらいなものだ! 母親の教育も知れているな! <
「――と」
朗々と大声で言い放った悪口に、クマ達は口をポカンと開けて固まっている。
「すごいなルーシドの悪口語彙力。私にはとても思いつかない罵詈雑言ばかりだ」
「うん、真っ直ぐなジズさんがこんな叱責されたら僕は泣きますね!」
ジズが手を叩いて誉めればルシードはヤケクソ気味に胸張って笑う。あとジズは絶対ここまで言っちゃいない。
(「単なる僕が言いたい悪口ですハッハー!」)
しかし何かクマの様子がおかしい。一瞬放心していたかに見えたが、ハッと意識を戻して怒声を上げだした。
『むずかしい言葉使うんじゃねぇよ!』
『どうせオイラ達にはわからないからってひどいこと言ったんだろてめぇ!!』
『つーかアタシャこいつらの母親じゃないよ!!』
激しくブーイング。あまりにも残念すぎる事ではあるが、ルシードの言葉では難しすぎてバカな亜人の頭では理解の範疇を軽く超えてしまったらしい。
「ええと……そう! だいたい今ルーシドが言った通りだ! クマの恥! 亜人の恥め!!!」
『ひぎぎぃぃっ!! 良くわからないけどアタシ達をバカにしてるね! そこでお待ち!! ギッタンギッタンのメタメタにしてやるからね!!』
カリストは激昂して砦から飛び出して来た。無論、一緒に怒ってるトループス達も一緒だ。
『良くわかんないけどカーチャンをバカにしやがって!!』
「いや、多分全員バカにしたと思いますよ……」
ねぇ?とルシードはジズの方を向き、彼女も大きく胸を張って頷いた。
『そっちで肉食ってる小僧どももいい加減にしな! こいつら全員血祭りに上げたら幾らでも食わせてやるよ!』
カリストの号令一つ。砦の外におびき出された亜人達相手の戦いが火蓋を切ったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
ふう……亜人どもの考えに合わせて行動するのは骨が折れますね
ですがこうして誘い出したからには、もう遠慮は要りません
一人残らず討ち取らせていただきます──覚悟なさい!
≪神護の長槍≫と≪神護の輝盾≫を手に、砦を出た敵を迎え撃ちましょう
基本的に、敵と距離を保つため徐々に遠ざかっていく動きを取ります
後退するわたしを追いかけさせることで、敵群を薄く延ばさせ密度を低く
そして先頭集団を『光輝迸る浄化の刃』で撃ち抜いてゆきます
敵が迫ってくるたびに先頭を潰し、各個撃破の形を取って総数を減らすのです
これで大群相手でも包囲されずに戦えるかと!
反撃は盾で受け止め、頭部への命中を避けましょう
イル・シルディン
*アドリブ・連携歓迎
どうにも力が抜けてしまいそうね、切り替えないといけないわ
まだ足りないなら悪口攻撃に参加してあげましょうか
と思う程度に状況を楽しんでいた所で深呼吸一つ、追ってくる熊達に備えるわ
母熊は見るからにクマだけれど小熊の方は一癖ありそうね
向かってくる小熊の側面へと走り込んでゆきながら
飛び上がっては【エアライド】で不意に軌道を変え動きを捉え難くさせ
”Bullet Rain”の連射で撃ち抜いてゆくわ
反撃は、回避が無理でも
変則機動をとり、雲の直下に居る時間を僅かでも少なくして被害を抑えたいわね
零識・舞織
ノコノコ出てくるとはこれが亜人なのですね。ここから私も参戦させていただきます。
まずは取り巻きの小熊からという事で飛び出してきて一群にパラドクスを放ちます。相手の攻撃はエアライドをお借りしてクリーンヒットは避けます。燃えたら地面に転がって火消しを図ります。
しかしギリシャ神話の人物がクロノヴェーダとして現れるというのはやはりイスカンダルがそこまで呑み込んでいるからでしょうし、いつかはギリシャも解放したいですね。
『肉よこせーっ!』
『ついでにだかせろーっ!!』
魔法使いの帽子と杖を装備した『こぐまのアルカス』達は無邪気な様でいて肉欲に満ち溢れていた。食欲と性欲という二重の意味で。
「ふう……亜人どもの考えに合わせて行動するのは骨が折れますね」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)はまんまと誘き出されてきた小熊――もといトループスの群れに呆れを隠せず溜息一つ。
焼いてた肉は彼女達の後ろ。つまり、この肉を食いたければ我々ディアボロスを倒していけ、な初期配置。
「どうにも力が抜けてしまいそうね、切り替えないといけないわ」
イル・シルディン(気ままに我がまま・g05926)もまた肩を落として一言。向こうの悪口大会とその反応と言うか状況を程々に楽しんで見ていたイル。まだ足りないなら参加しようかと思っていたくらいだがその必要はなさそうだ。
深呼吸一つ、向かってくる熊達に備えてイルはその片手に弩を構えた。
「こうして誘い出したからには、もう遠慮は要りません」
愛用の長槍と輝盾を構え、エイレーネは颯爽と一歩前に出ると敵に向けて張りのある声で告げる。
「一人残らず討ち取らせていただきます──覚悟なさい!」
即ち――亜人達への死刑宣告。
その言葉に応じる様に、アルカス達の真横から一迅の暴風が駆け抜け、三体ばかりが悲鳴を上げる暇も無く吹き飛ばされて地面に容赦無く叩き付けられた。
「ノコノコ出てくるとはこれが亜人なのですね」
被った編み笠を持ち上げながら、その天津風の一撃を放った男――零識・舞織(放浪旅人・g06465)は口元に小さく笑みを浮かべて敵陣を一瞥した。
「ここから私も参戦させていただきます」
『くそ、仲間か!』
『おとこに用はねぇーっ!!』
小熊達が力合わせて放たれるめらめらメテオール。舞織は地面を蹴り宙を蹴りながら降り注ぐ流れ星を辛うじて回避し、僅かにかすり炎燃えだした衣服も地面に転がりこすりつけて素早く消し止めた。
「母熊は見るからにクマだけれど小熊の方は一癖ありそうね」
魔法みたいなパラドクスを用いるアルカス達に対し、イルは側面に回り込む様に駆け抜ける。
『女が向かってくるっ!』
『そっち、いや、こっち!?』
タンと地面を蹴ってイルは宙に大きく飛び、不意にその軌道を変える様に宙を蹴る。エアライドの残留効果による動きに小熊達が翻弄される間にイルはその手の弩を彼らに向け、パラドクスの技を放つ。
「さて、数撃って幾つ当たるものかしら」
Bullet Rain――それは差し詰め狩人と獲物。素早い矢の連射が小熊達を一撃の元に次々と屠り、その数を減らして行く。反撃に術を編む暇すら与えない。
『ええい、ビリビリくらえー!!』
辛うじて生き残ったアルカス達が雷雲を生み出し、イルを狙って放つも。エアライドで地面すれすれを変化付けながら立体的な機動を取る彼女は雲の真下より逃れて雷撃の直撃を辛うじて回避する。
「本当に喰らった所でビリビリって感じのダメージね……」
強いのか弱いのか。きっと直撃を喰らえば、束の攻撃を受ければ一溜まりも無いのだろう。しかしディアボロス達の攻撃は確実に敵の数を減らしつつあった。
「ほら、こちらですよ!!」
『まて、まてぇーっ!!』
『にげるなんて卑怯だぞーっ!!』
エイレーネは自分に狙いを付けた小熊達を煽りながらその距離を置く。徐々に遠ざかりながらも付かず離れずの距離。追い掛ける小熊達も速度に個々の差があるようで、その集団の密度は薄く広がっていく。それこそ彼女の狙いなのだ。
「聖なる光よ――!」
穢れし者どもを清めたまえ。祈りの力こそエイレーネの力でありパラドクスの根源。渾身の力を篭めた突きを放てばその穂先より螺旋状の光線が瞬きの間に駆け抜ける。
『ギャーッ
!!??』
二体の小熊が一度に光線に貫かれ、浄化された光の粒となって荒野の風に消える。止めを刺した存在を消滅させる――それこそ彼女の妙技・光輝迸る浄化の刃(アクティノボロス・カタリズモス)。
各個撃破にてその数を減らしながらも、向かってくる小熊達の杖による強烈な殴打の一撃が飛んでくる。エイレーネは手にした大盾で頭部への直撃だけは避けて立ち回る。くらくら――つまりは脳震盪を起こさせられるのは危険極まりない。囲まれれば一巻の終わりなのだから。痺れるような衝撃を盾越しに感じながらも彼女は怯まず更に攻撃を続けた。
「塵芥となって消え失せろ、亜人……!」
「全部仕留めてあげるわよ!!」
戦意に溢れた女性達の攻撃。それを見つめながら、援護する様に舞織もまた天津風による暴風で逃げようとする小熊達を吹き飛ばし仕留めて行く。
「逃がしやしませんよ。しかし……」
彼は軽く首を傾げる。ギリシャ神話に語られる人物の名を持つクロノヴェーダ達。それはつまりイスカンダルがそこまで……ギリシャまでをも支配下に置いている証左と言えるのだろうか。
「いつかはギリシャも解放したいですね」
そう彼がぽつりと呟いた頃には小熊達は粗方倒され。
残るは奥に控え指揮を執っていた大熊の巨体が見えるのみであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
シル・ウィンディア
うわぁ、大きなくまさん…。
しかも、トループス達と違って迫力満点だぁ~。
でも、根は面倒見のいい系のくまさんかしら…。
ま、何にせよ…。
邪魔するなら押し通るのみ、だねっ!!
敵の攻撃は、当たりそうなものを選んで
左手に創世の光剣をもって防御。
力負けするから、真正面からは受けずに、剣で敵の攻撃を逸らして防御だね。
接近されたなら、エアライドの効果も使って敵の近接間合いから外すように移動。足は止めずに高速詠唱を開始するよ
詠唱が終わったら、全力魔法の七芒星精霊収束砲を撃ちますっ!
くまさん、お返しだよ。
これがわたしの全力全開!
遠慮せずにもってけーーーっ!
…ふぅ、これで何とかなったかな?
しかし怖かったなぁ…
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
今日は熊鍋かあ……
いや冗談だけど
亜人がみな焼肉につられるなら……ほんの少し扱いやすいのだろうか
手加減はしないけどな
残るはアルカスか
亜人っていうか熊じゃ……と思いつつ
味方と積極的に連携
偵察、観察しつつ戦況を把握
包囲するように死角を取りつつ、隙を看破し凍結弾を連射
内側より凍てつかせ、動きを鈍らせ、縫い留めよう
反撃には魔力障壁を展開し防御
精度の低い攻撃には、観察し見極めて回避
動きにフェイントかけ、盾で防ぎつつ後退
激昂中は、敵に傷を負わせぬようにする
七曜の戦の前の大事な作戦だ。成し遂げよう
「うわぁ、大きなくまさん……」
仲間達がトループス級の相手をしている間、砦のボスであるアヴァタール級『おおぐまのカリスト』の前に立ったシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は思わずそんな声を上げた。
可愛らしい見た目なトループス達と違い、余りにも迫力満点。人喰い熊の恐ろしさの体現と言えるだろう。
「亜人っていうか熊じゃ……?」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は思わず本音が口から零れた。人の要素何処だろうと探してしまう程に相手は熊そのものに見える。熊も後ろ脚で立てるし。だが歩くのが二足歩行な分、進化した生き物なのかもしれない。
(「でも、根は面倒見のいい系のくまさんかしら……」)
なんか向こうの戦ってるトループス級から『カーチャンがんばれ』『カーチャンまけるな』と声援聞こえるし。
だが向こうに加勢に行かれても困る。エトヴァはわざと聞こえる様な小声で挑発する様に一言。
「今日は熊鍋かあ……いや冗談だけど」
『はぁ?? イイ度胸だね若造!! よぉし羽根毟って焼き鳥にしてやるよ!!』
「焼き鳥
……!?」
天使の羽見て言ったのか。エトヴァ、思わず絶句。いや、それだけ食欲に思考が偏っている証左なのだと思いたい。何せ焼肉に釣られた連中だ。
(「亜人がみな焼肉につられるなら……ほんの少し扱いやすいのだろうか」)
それならば、そこらで焼肉パーティすれば罠に填めて一網打尽に出来るだろうか。ああ、どれだけ楽なことか。
「ま、何にせよ……」
シルは得物を手に巨体に対峙して気合入れる。
「邪魔するなら押し通るのみ、だねっ!!」
「ああ、手加減はしないけどな――どれだけお気楽な相手であっても」
個体や群れで性格の差はあるとしても。亜人が狂暴凶悪な連中だと言う事に変わりは無いのだから。
「――青く、凍てつき、華と成せ」
シルと目配せをし合い、カリストを前後で囲む様に位置を取った所でエトヴァは銃口を向け、引き金を絞る。
極圏の透青(グレッチャー・ブラウ)――放たれるは鉛玉にあらず。それは純然たる深き蒼。熱を呑み込み全てを凍らせる塗料の色。煌めく氷の輝きと共に蒼き弾丸が黒き羆の死角より喰らい付き、その身を一気に凍らせる。
『ウグゥアアァァッ!!!』
突き刺さる痛みに大熊が吼える。分厚い毛皮の下の組織まで凍らされ、僅かに動きを緩めた気もするが、それしきで止まる様な獣でも無かった。
『お前等ぁ!! ズタズタに引き裂いてやろうかっ!!』
塒の穴を失った熊の様に。カリストはますます激昂しながらその鋭き爪を振り回し、恐ろしき牙を剥いてエトヴァに向かい襲いかかる。
「くっ……!」
一撃一撃の精度の低さが幸いしたと彼は思った。見極めればどうにか魔力障壁や盾で受け流す事が出来るものの、掠めただけでその威力や風圧にビリビリとした衝撃を感じる。
「こいつは――まともに喰らいたくはないな」
無茶苦茶な連撃から逃れる様に後退し視界から逃れる様に横に飛べば。代わりにシルの姿がカリストの目に映った。
『鳥の坊主はちょこまかと面倒だね……! そっちの小娘から先に刻んでやろうか!!』
「来たぁぁっ!?」
だがシルもただ黙って見ていた訳では無い。エトヴァが反撃を受ける間も敵の攻撃をしかと読み取ってはいた。
左手に創世の光剣を構え、シルはカリストの攻撃に立ち向かう。あの威力を真正面から受けては力負けするだけだ。我武者羅な攻撃は敢えて避けずとも当たらないものも多い。間合いを見極め、本当に当たりそうなものだけを剣で逸らしながらどうにかしてやり過ごす。
「くまさん、お返しだよ」
身軽に宙を蹴りながらシルはカリストの近接間合いより離れる。爪の攻撃がマントの裾を裂いた気がしたが、肌を裂かれるよりは安いものだ。足は止めない。既に術の詠唱は終わっている。
「これがわたしの全力全開!!」
描かれる芒星。シルの背後に四対の光翼が浮かび広がり、文字通り彼女の魔力全てを注ぎ込んだ砲撃が放たれる!
「遠慮せずにもってけーーーっ!」
――七芒星精霊収束砲(ヘプタクロノス・エレメンタル・ブラスト)!
収束した六属性のエネルギーが一つの光となってカリストを撃ち抜き貫いた!
『ぎゃああっっっ!!?』
光の奔流に呑み込まれるカリストを見届けながら、彼女が再び激昂し襲いかかってくる前にシルとエトヴァは急ぎ距離を取る。
「……ふぅ、これで何とかなったかな?」
「いや……」
額の汗拭うシルに対し、遠目に敵影を見つめたエトヴァは軽く首を横に振った。
「まだカリストは倒れてない。流石に強靱らしいが――」
既にトループスを片付けた仲間がカリストを仕留めんと向かう姿が見えていた。後は彼女達に任せれば問題無いか。
「七曜の戦の前の大事な作戦だ。成し遂げてくれるさ」
「しかし怖かったなぁ……」
シルは今更の様にあの巨体と対峙した事実にその身を震わせ、エトヴァも仲間を信じ戦局を見守るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
七曜の戦まで、残された時間はあとわずか……
このまま速やかに押し通らせていただきます!
≪神護の長槍≫と≪神護の輝盾≫を手に駆け抜け、熊と真っ向から激突
……すると見せかけて、【エアライド】で二段跳躍、最適な経路で敵の背後に回り込みましょう
そして振り向かれる前に『舞い降りる天空の流星』を仕掛けます!
攻撃後は一撃離脱で距離を取り、盾を構え爪撃をいなしましょう
貫通されるとしても、狙いを外すことは出来るはずです
また《神護の胸当て》で急所を守り、少しでも攻撃の勢いを削いでから受けます
悲劇のニュンペーを騙る怪物よ、汝が死して向かう先は天空の星々にあらず!
──永久に閉ざされし、タルタロスの深淵へと墜ちなさい!
イル・シルディン
*アドリブ・連携歓迎
後は大物が一匹…
穴ぐらを襲われているわけだものね、納得の迫力だわ
得物を長槍に変え、仕掛ける素振りを【エアライド】でキャンセルするようにして、敵の近場を通りぬけて仲間と挟み込める位置へと駆ける
機動力を見せつけて全力の突進を誘えれば御の字ね
四足で迫りくる熊の頭部に狙いを定め、その勢いも利用して
迎え撃つように槍を突き立てるわ
殺し切れない勢いは、槍を軸に自ら地を蹴ると同時に手を離して空に舞い
【飛翔】等で地に叩きつけられるのを回避してみるわね
熊らしく、ヒトを避けていれば良かったわね
襲うようになってしまったら、それはもう生きる為に駆除しなくてはならないのよ
「後は大物が一匹……」
イル・シルディン(気ままに我がまま・g05926)は全てのトループス級を仕留め、視線を残るアヴァタール級に向けた。既に仲間のディアボロス達の攻撃を受けてなお、倒れず立つその姿は圧巻の一言だ。
「穴ぐらを襲われているわけだものね、納得の迫力だわ……」
同じくトループス級との戦闘から続けてカリストに対峙するエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は、その両手に長槍と輝盾を携えたまま大熊に向けて強い敵意を顕わにしていた。
「七曜の戦まで、残された時間はあとわずか……このまま速やかに押し通らせていただきます!」
『小娘共が……!! む……? 坊主達は……? まさか貴様等
……!!』
先の二人との戦闘の間、聞こえていた小熊達の声が耳に届かなくなっていた事に漸く気付く手負いの大熊。ギリリと歯を怒りで食いしばりながらカリストは二人の女戦士を睨み付けた。
『よくも、よくも……!! 殺してやる……! 纏めてぶち殺してやる!!』
それは仲間を、部下を失った怒りか。カリストは絶叫あげ、激情に任せて猛進し向かってきた。
「わたしが相手になりましょう!!」
迫る大熊に恐れる事も無く、エイレーネは槍と盾を手に駆け抜ける。直立姿勢になった熊の巨体から繰り出される剛腕と鋭爪の振り下ろし! 真っ向からの正面衝突――するかに見えたのだが。
ごぅんっ!と地面に叩き付けられる拳の音。罅割れた大地に小さなクレーターが生じるも、その中心点にエイレーネの姿はあらず。攻撃の直前に振り下ろされる腕の反対側に向けて思い切り地面を蹴ったエイレーネは更にエアライドの効果でもう一度宙を蹴って大熊の巨体の後ろに回り込む。
『ちょこまかと
……!!』
「この身、燃え盛る流星と化してでも
……!!」
舞い降りる天空の流星(ペフトンタス・メテオーロス)――エイレーネが胸に抱く戦意を、熱情を体現したかの様な炎がその身を燃え上がらせ、纏う炎と共に超高速の突撃がカリストの背中に突き刺さる!
『グゥオオオオォォッ!?』
溜まらず悲鳴を上げるカリスト。痛烈な一撃に逆反りに立つ大熊に向け、今度はイルが一気に距離を詰める。その手には長槍――奇しくも二人の戦乙女は同じ得物を携え、亜人に向かい恐れる事なく立ち向かう。
『くそ、まだ来るか……!』
後ろから攻撃をした女は直ぐに手の届かぬ位置に距離を置いている。ならば向かってくるこの女こそ仕留めてくれよう。カリストは負傷を堪えながらも前傾姿勢で受けて立とうとする、も。
「っと」
それはフェイント。イルは仕掛ける素振りをしつつも攻撃はせず。地を蹴り宙を蹴りながら駆け抜け、その脇をすり抜けてエイレーネとは逆側の地面にストンと足を着けた。
「そんな怖い顔で身構えなくてもいいじゃない」
見せつけるは機動力。叩き付けるは煽りの言葉。
『莫迦にしやがってぇぇぇっっ!!!』
四足走行で猛進開始するカリスト。その瞳は最早怒りに満ちた獣そのもの。大きな顎を開き、その禍々しき牙でイルの身を喰い千切らんと向かってくる。
「――これで仕留めるわ」
長槍を手に、イルは突進してくる大熊のその頭部に狙いを定める。一点集中――向こうの勢いも利用してみせる。一撃で獲物の命を狩り屠る技術こそ、狩人が妙技――Penetration(ペネトレイション)!
大きく口を開けたその中に突き入れられるイルの長槍。手応えは充分。長槍は喉奥から先、臓腑をも深く突き抜いた。ぶつかり合うも大熊の勢いは止まらず、殺しきれぬ勢いにイルは突き刺した槍を軸に自ら地を蹴り手も離して宙に逃れる。
「悲劇のニュンペーを騙る怪物よ、汝が死して向かう先は天空の星々にあらず!」
そこに更にエイレーネが息の根を止めるべく、ダメ押しの吶喊を後ろより放てば。さしもの巨大な熊の亜人も蓄積したダメージに加わって回避すらままならず。
「──永久に閉ざされし、タルタロスの深淵へと墜ちなさい!」
エイレーネからの一撃は直撃し。ずざざざっっと四肢の力をも失い、地面にそのまま倒れ伏せたカリスト。喉奥に刺し貫かれた槍のせいで声すらまともに上げる事も出来ずにいた。
『ガッ……グ、ボァ……』
数度砂を引っ掻くも、そのまま事切れる『おおぐまのカリスト』。その絶命を確認したイルは槍を引き抜き肩を竦めながらも呟いた。
「熊らしく、ヒトを避けていれば良かったわね」
襲うようになってしまった獣は、生きる為に駆除しなくてはならない――それが狩人の掟なのだから。
「そう、そして亜人は獣そのもの――故に」
エイレーネは全てを殺すと誓うのだ。人に仇なすその存在を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
守りについていたクロノヴェーダは全て倒された。
砦から此方に向けられる幾つかの視線。どうやら亜人どもに召し使われていたらしいウェアキャット達。
「カリストさまが倒された……」
「やだ、わたしたちも殺されちゃうかも……?」
「急いで逃げよう、早く、早く
……!!」
彼ら彼女達はただの雑用係。特に何の情報も有していないだろうとは出立前に時先案内人は告げていた。
もぬけの空になった砦は亜人達の怠惰な暮らしぶりが良く分かる散らかりっぷり。文字の書かれたものすら無い。
クロノ・オブジェクトではあるものの、建物自体はただの石造りの砦。
パラドクスを思い切りぶっ放すなり、怪力無双などの残留効果を駆使すれば、ものの数時間で更地に出来る事だろう。
さて、砦の解体工事――ブレイクタイムのお時間開始★
イル・シルディン
*アドリブ・連携歓迎
大物を駆除したつもりになっていたのだけれど、一番の大物がまだだったわね
砦一つを丸々解体ともなれば抵抗がもう無いとしても骨が折れそうだわ
弓を番えて飛ばしてみるけれどPDも通っていない物でどうにかなるわけも無いので仕方なく槍を手に【怪力無双】を使うわね
一応先に内部に足を踏み入れて捕虜や遺体が無いかは確認してから
解体作業を始めるとしようかしら
爆薬などが使えるわけでも無いからほとんど手作業…
体力には自信があるけれど、度が過ぎればやはり疲れるわ
さすがに熊鍋の一つでも振舞われて良い労働ね
(といっても亜人を食べる気にはならないので愚痴るだけね)
エイレーネ・エピケフィシア
いよいよ、アンティオキアへの道を塞ぐ最後の砦に辿り着きましたね
距離が近い以上、敵が砦の修復を検討するならここからになるでしょう
七曜の戦の間に建て直されぬよう、跡形もなく消し去って差し上げましょう!
≪神護の長槍≫を今一度握りしめ、砦の破壊に挑みます
『光輝迸る浄化の刃』を次々と撃ちこむことで
砦を支える柱を崩壊させ、下層部分まで圧壊させてゆきましょう
ある程度形が崩れたら【飛翔】して破壊状況を俯瞰
上空から放つパラドクスで、さらにまんべんなく壊します
亜人どもの住処があった痕跡すら、この世には残しません!
……ふう、これだけやれば十分でしょう
七曜の戦を乗り越え、この先のセレウコスに刃を届かせてみせます!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
周囲を偵察、観察しつつ状況確認
逃げ遅れがなければ破壊へ
砦の中は……全員逃げだしたかな?
では、遠慮なく破壊しよう
破壊から創造が生まれるというが……
手ごたえはどうかな
新しい絵のことを思い浮かべつつ……破壊
飛翔して飛び回りつつ
グレネードランチャーを乱れ撃ち、砦を破壊
大枠から爆破していこう
構造を観察、特に砦としての機能が高い場所
撃ちくずせば全体が崩れそうな箇所を狙っていく
亜人の砦など、跡形も残さない
建材としての再利用や、隠れる隙もないように、粉々にする
アンティオキアへの道を、豪快に切り拓こう
……さっきの焼肉残っていないかな?と軽口を交えつつ
次はセレウコスを焼けるといいな
安藤・優
※アドリブ連携歓迎
石造りの砦をぶっ壊せると聞いて来た。
クロノヴェーダとの戦いは参加し損ねたから気合い入れて破壊活動を頑張るぞ〜
状況的に居ないとは思うけど…一応逃げ遅れた人が居ないか避難勧告を使いつつ、ついでに効率良く破壊できるよう軽く砦内を探索する。
探索したら飛翔して復讐の刃で爆弾を生成して魔改造した多目的散弾銃アルバトロスで発射〜
爆薬が無いのならパラドクスで爆破すればいいのだ。
復讐の刃なら無限に造れて弾切れの心配もないからね、便利便利。
アウロラにも爆弾投げて貰おう
砦の破壊なら函谷関とかで散々やってきたから慣れたものだし、ペンペン草も残らないような更地にしてやろう。
頑張ったらお腹空いたね。
「いよいよ、アンティオキアへの道を塞ぐ最後の砦に辿り着きましたね」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は大きく息をつき、日陰にその足踏み入れた。
「大物を駆除したつもりになっていたのだけれど――」
イル・シルディン(気ままに我がまま・g05926)は砂埃も目を細め、その先に見える建物に視線向ける。
「一番の大物がまだだったわね」
見た目は変哲も無い石造りの砦だが、この存在がある限りパラドクストレインはアンティオキアに近付く事が出来ずにいると言う。
「距離が近い以上、敵が砦の修復を検討するならここからになるでしょう」
エイレーネは思案する。少しでも次の戦いに有利になる為にも。
「七曜の戦の間に建て直されぬよう、跡形もなく消し去って差し上げましょう!」
しかし。そこそこの数の亜人が駐屯していたこの砦一つをまるまる解体――ともなれば、随分と骨の折れる作業だろう。弓に矢を番え、イルは砦に向かって放つものの。カン、と音を立てて矢は石壁に弾かれる。
「……さすがにパラドクスも通らない物でどうにかなる訳もない、か」
仕方無いと肩を竦めてイルは槍を手にし、軽い跳躍と共に石壁に向けて力任せに叩き付けた。今度はパラドクスとして放たれた攻撃。一気に壁に穴を穿ち、同時に場に広がる力は怪力無双――此処に在るディアボロス達に剛力授ける残留効果である。
「っと……豪快だな?」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は砦そのものが揺れた様な衝撃に苦笑い浮かべた。彼は砦の内部を見回り、上の物見台に出る迄の間に残敵や逃げ遅れの者がいないかを確認して回っていたようだ。
「砦の中は……全員逃げだしたかな?」
「状況的に居ないとは思うけど……」
安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は念の為、と避難勧告の残留効果を用いる事にする。一応、逃げ遅れがどこかに潜んでいたら……破壊した建物の瓦礫で圧死する事態だけは避けたい。
石造りの砦をぶっ壊せると馳せ参じたと言う優は体力的にも余裕がある。外に戻りながら効率よく破壊出来る様に足を使ってあちこち砦の内部構造を確認していく途中、イルも砦の中に入って捕虜や遺体等が無いかを確認してた。
「工事現場は安全第一って言うし?」
そう、解体とは工事。ここは現場なのだ。
「では、遠慮なく破壊しよう」
「戦いは参加し損ねたし、その分気合い入れてやるか……!」
エトヴァは飛翔を用いて砦の上空に飛び上がり、優もそれに続いて飛ぶ。
(「破壊から創造が生まれるというが……手ごたえはどうかな」)
芸術を生業とするエトヴァは、新しい絵のことを思い浮かべつつグレネードランチャーの先を砦に向ける。まずは大枠から――と放つは黄金に輝く魔力の塗料弾!
高速で撃ち出された擲弾が次々と砦の外壁に叩き付けられ爆発が生じる。彼が特に狙うは柱や角。構造物として支える部分から壊せば崩壊に繋がるだろうと言う視点は造形を得意とする芸術家ならではなのかも知れない。
「殆ど手作業かと思っていたけど……」
イルは怪力で崩れた所から瓦礫をぶん投げ撤去しつつ上空から汗を拭う。爆薬などで発破が出来る訳でも無いし、殆ど手作業になるかと思ったが。パラドクスで爆破させる技を持つ者なら成る程容易であった。
「とは言え、大雑把に崩れた状態だと完全に壊れたか良く分からないし」
そう言ってイルは壊れた壁を手にして瓦礫を避けていく。重機の役割はどうしても必要だ。体力には自信はあったけど――とイルは溜息一つ。
「度が過ぎればやはり疲れるわね」
その間にも爆破攻撃第二陣が炸裂する。
「砦の破壊なら函谷関とかで散々やってきたから慣れたものだし――」
ペンペン草も残らないような更地にしてやろう。パラドクス・復讐の刃で優が生成するのは爆弾。魔改造された散弾銃で次々と砦の外壁に撃ち込めば、着弾した所からズガンズガンと景気良く爆発音が響き渡る。何せパラドクスである以上、発動する都度『人類史に実在した武器』を生み出せるのが復讐の刃。弾切れの心配も無いのは非常に便利だ。
そして、エイレーネもまた神護の長槍を今一度握りしめる。汚らわしい亜人達の巣窟だった砦、塵一つ残してなるかとばかりに撃ち込まれるは『光輝迸る浄化の刃(アクティノボロス・カタリズモス)』。渾身の力で放つ突き、槍の穂先より放たれる螺旋状の破壊光線が砦支える柱を崩壊させ、瓦礫を次々と破壊し砂と化す。
「崩れるぞ
……!!」
上空より見ていたエトヴァが皆に知らせる様に叫ぶ。支える部分をことごとく破砕された砦はとうとう自重に耐えきれずに圧壊し出したのだ。
ペシャンコになった砦だが、まだまだ終わらない。飛翔して確認したエイレーネはまだ足りぬと首を横に振る。
「亜人どもの住処があった痕跡すら、この世には残しません!」
「そうだね、建材としての再利用や隠れる隙も無い様に粉々にしてやらないとな」
上空から破壊光線を容赦無く連打するエイレーネの覇気に、エトヴァも頷いてそれに続いてランチャー撃ち込んだ。下でイルが攻撃に巻き込まれない様に巧みに動きながら、大きな瓦礫を持ち上げて壊せと示し。
満遍なく壊して行けば、砦のあった場所には最早手に取れる程度の石と砂が、まるで砂利山の様に積み重なるだけとなっていたのだった。
「……ふう、これだけやれば十分でしょう」
エイレーネは地面に降り、すっかり更地になったそこを見て満面の笑みで汗を拭った。優も一緒に手伝ったオラトリオのアウロラと共に皆の元にやって来て一言。
「頑張ったらお腹空いたね」
「さすがに熊鍋の一つでも振舞われて良い労働ね」
疲れたー、とイルはその辺の石を枕に身体を大の字に投げ出した。他の者が強力な破壊パラドクスを撃ち込む中、崩れた瓦礫から更に壊すべき物を示す様に動かし露出させてやった彼女の働きはまさに陰の功労者。
「まぁ流石に亜人を食べる訳にも行かないし、冗談だけど」
「……さっきの焼肉、残っていないかな?」
とエトヴァが軽口一つ告げると。
「有りますよ」
とエイレーネが真顔で応えた。砦から離れた場所、先程誘き寄せる為の焼肉を行った場所に行けば、焼き終えて少し時間の経った肉がそこにあった。イルも思い出した様に籠から零れた果物を手に取って囓る。
「そういえばそのままにしてたね、これ」
「まだ温かいですし少し腹拵えしてから戻りましょうか」
腹ぺこクマ達へ倒しても嫌がらせをするには良いだろう。ディアボロス達は豪快に打ち上げとばかりに美味しい肉を頬張った。
「次はセレウコスを焼けるといいな」
「ええ――七曜の戦を乗り越え、この先のセレウコスに刃を届かせてみせます!」
かくして――アンティオキアへの道は、豪快に切り開かれたのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV4になった!