リプレイ
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
冥海機と遊ぶのは前哨戦以来ですね
あの時とは違う戦い方で行きましょうか
海上戦にもなれるいい機会ですから、ね
では、渇望抱く伽藍、参ります
魚雷を使ってくるなら巻き込んで爆破すればいいだけ、です
作り出した大剣は大振りでも振り回せば当たりますからね
確実に一撃を与えることを念頭に置いて、です
ダンスにしろ誘惑にしろ、見惚れることはないのですよ、私のほうがすごいんですから、なんて
意識をそらさせて、不意を打てれば尚良しなのですよ
青天井・イカス
ハハン、成る程ね
ヤっぱ陸上戦避ケテの行動っテ訳かネ
他に思惑ガあるカモ知んネェが
サてオキ、今は沖縄の奴等救ウが先カ
早くシねぇト全員膾にナっちマウ
【水面走行】【水中適応】等必要な残留効果は借用等デ使用
卵型機雷ね…マぁた面倒な罠仕掛ケやガッテ
【フライトドローン】に、俺ヨり先に機雷原に突撃スるよウに指示
ドローンを機雷ニぶつケて誘爆サせるゼ
敵の防衛ラインに風穴空イたラ、其処かラ本体に【身ノ程知ラズ】で攻撃ダ
多少起爆の余波ハあるダロが、直撃よカ大分マシだロ
足止メ食っテる場合じャネんだワ、こッチは
手前等の帳尻合ワせシてヤロうッてンだ
踊リも歌モお呼ビじャネぇ
手前は竜宮城にでモ面接行っテ、此処はサっさト道開けナ
鳳・四葉
沖縄ねぇ、平和なまま学校に通ってたら修学旅行とかで行けたのかな。
まさかこんな形で来るとはね。ま、いいけど
スマホを操作先生を【召喚】
水場ならば『先生』のホームグラウンド。冥海機にも引けを取りません
さて、まずは整地。蒼の魔弾を発動。【水使い技能】とパラドクスの効果で水圧を操作して【水面走行】ができるようにしつつ攻撃の準備を整える。
これで他の復讐者も地上と同じように戦える。
機雷源ね、まあ問題ない。水の弾丸で誘爆させてしまいましょう。
『先生』の放つ水の弾丸と魔導銃から放つ誘導弾で機雷を誘爆させます。
海の上ならば『先生』の魔弾は弾切れしない。場所が悪かったね。
誘爆させた地雷原を突っ切り、短刀を突き立てる
平良・明
ジゲン流とシマヅは何としても滅します、絶対にです
その為にはまず防衛網の突破ですね
敵は内側と外側両方を警戒しなくてはいけないというのが肝です
注意力が二分しているというのは、大きな隙と思います
【水中適応】を使用して侵入して不意をうち、一気に突破を目指します
敵は走りながら「超時空殴り」を遠当てして沈めます
亀の甲羅の奥の奥まで打撃を響かせて、肝を潰していきましょう
月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!
ああ、長かったなぁ…
ディヴィジョン内だけどもこうして念願の再び生まれ故郷こと沖縄本島に行くことが叶うんだからねぇ…
でも、沖縄本島に行く前にまずはあの悪いウミガメさんに乗ったとても悪い冥海機達をやっつけて防衛ライン突破しなきゃ!
【水面走行】で海上戦メインで戦うねぇ
(状況によってお借りした【水中適応】での水中戦もする)
『琉花:仏桑華砲』で太陽光の魔力のハイビスカスをいっぱい咲かせてそのハイビスカスからレーザービームみたいな太陽光の魔砲を撃つねぇ!
何でウミガメの上で踊ってるのか分からないけど反撃でばら撒かれた卵型機雷をレーザービームで撃ち落として当たる数を減らすよ
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
アタシとしてはこの仕打ちに耐えられる天正大戦国の人たちを褒めたいところだけど……。
今はそれどころじゃないわよね!
一刻も早く助けてあげなくちゃ!
まずは周りの冥海機から掃除と行きましょ!
【水面走行】【水中適応】は借りて戦っていくわ!
水面・水中の機雷を【未来予測】で回避しながら、【心動と先見の低音圧撃!】で手近な敵から攻撃していくわ!
敵の反撃は【低音圧撃!】の重低音で相殺してあげる!
良い歌声ね!アイドル目指せるかも知れないわよ!
……クロノヴェーダに生まれていなきゃ、だけど!
●島の防衛ライン
美しいエメラルドグリーンの海が広がる。
トレインから一歩足を下ろせば、濃い潮の香りと眩しい夏の日差しが照りつけて、向こうに沖縄本島の島影が見える。
「ああ、長かったなぁ……ディヴィジョン内だけども、こうして念願の再び生まれ故郷に行くことが叶うんだからねぇ……」
月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)は、懐かしそうに故郷である沖縄本島を見つめその空気を感じ、キュッと口を結んだ。
「まずは、あの悪いウミガメさんに乗った、とても悪い冥海機達をやっつけて防衛ライン突破しなきゃ!」
「冥海機と遊ぶのは前哨戦以来ですね。あの時とは違う戦い方で、行きましょうか……海上戦にもなれるいい機会ですから、ね」
湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)は浸してた足先の水を払い、今度は水面に足を置き。
「では、渇望抱く伽藍、参ります」
ここからは、水面走行で敵陣正面まで一気に駆けていく。
軽くスカートの裾を翻し、飛沫をあげながら駆けていく伊吹と雪華の姿を眺め、夏だなと、ほのかに水着でこの場に集えない惜しさを感じながら、ディアボロス達は続いた。
海の波と違う飛沫の音に、『ローレライサブマリーナ』は顔をあげた。
見目麗しい白人女性姿の冥海機は、ゆったりとウミガメ型海戦装に腰掛け、波に髪を垂らし漂っている。
その周囲に浮かぶ無数の卵……卵型機雷が侵入者を拒むように広がっていた。
「ハハン、成る程ね。ヤっぱ陸上戦避ケテの行動っテ訳かネ、他に思惑ガあるカモ知んネェが」
青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)が考える通りか、敵のこの行動の狙いはまだ分からないが、邪魔なことだけは確かだ。
「沖縄ねぇ、平和なまま学校に通ってたら修学旅行とかで行けたのかな。まさかこんな形で来るとはね。ま、いいけど」
敵が展開しているのでゆっくりとは楽しめないが、景色だけなら最高なのだ。
今は叶わないタラレバを、思わず鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)が口にしたのも無理はない。
青い空、青い海、青い冥海機、浮かぶ卵型機雷。
「サてオキ、今は沖縄の奴等救ウが先カ、早くシねぇト全員膾にナっちマウ」
本当にと嘆息し、四葉はスマートフォンを操作し、〈悪魔召喚・管理アプリ:ゴエディア〉を立ち上げる。
「水場ならば『先生』のホームグラウンド。冥海機にも引けを取りません」
召喚するのは、大いなる水を司る大悪魔の侯爵『先生』。
まずは道を開いてしまおうと、イカスが操作するフライトドローンと共に先生は前線へと躍り出ると、『蒼の魔弾(クローセル・ホーミングバレット)』を放った。
水を圧縮し魔弾に、そして機雷群へと放つ。そしてフライトドローンも特攻し、卵型機雷は誘爆し合い盛大な水柱の壁がいくつも海上に噴き上がった。
「……マぁた面倒な罠仕掛ケやガッテ。風穴空ケてやるゼ」
風に運ばれ頬を撫でていく飛沫を気持ちよさそうに受けながら、イカスは目を細める。
その下、海中を勢いよく突破していくのは平良・明(嶺渡・g03461)。
彼曰く、「敵は、内側と外側両方を警戒しなくてはいけないというのが肝です。注意力が二分しているというのは、大きな隙と思います」と話していた。
ではそれが更に、海上と海中と攻撃の手が増えればどうだろうか。
(「ジゲン流とシマヅは何としても滅します、絶対にです。その為にも……」)
海上での爆発に敵の注意が向いた隙に、急接近し『超時空殴り(リフジンナグリ)』で、海中から打ち上げる。
海中からの攻撃にも気付いた所で重なるは『心動と先見の低音圧撃!(インパクトステージ・ロートーンプレス)』がもたらす、大音量の衝撃。
ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)の傍らに召喚された大型スピーカーが重低音を放ち、ローレライを揺さぶる。
水柱が落ち着き、水面が再び薙げば後は両者が激突するだけ。
「アタシの魅力に動けなくなること請け合いよ!」
盛大な水上ライブの始まりだ。
青い瞳に海を湛え、辺りに彼女らが響かせるのは『ローレライソング』。
ウミガメ型海戦装は彼女の舞台。波のエールを受け取り、聞いた者を魅了し海へとのみこむ魔性の声を響かせる。
「アタシとしてはこの仕打ちに耐えられる天正大戦国の人たちを褒めたいところだけど……今はそれどころじゃないわよね!」
一刻も早く助けてあげなくちゃと、ソラは歌には歌をと、彼女のステージを華麗に披露していく。
その歌声に例え引き込まれ水に落ちても、ディアボロスは溺れない。
そのまま水中適応で、海の中を巡り再び攻撃を。
明の打撃は時空を震わせ、再びローレライを亀ごと打ち上げ、今度はよいしょと陸に上がるように水上走行に切り替え水面に立つ。
そして落ちて来た亀の甲羅を割るように、パラドクスを遠当てし亀をローレライにぶつけ吹っ飛ばす。
「亀の甲羅の奥の奥まで打撃を響かせて、肝を潰していきましょう」
さすがのローレライも自分の亀をぶつけられたことは無かったか、歌は途切れそのまま再び海中へと沈んでいった。
歌ではあまり効果がないとふんだか、残りのローレライは『エッグボムダンス』へと切り替えていく。
「良い歌声ね! アイドル目指せるかも知れないわよ! ……クロノヴェーダに生まれていなきゃ、だけど!」
挑発するように、ソラに音の衝撃をぶつけられても、まずは卵型機雷を量産しようと、ウミガメの上で蠱惑的にダンスを披露する。
露骨に大人の魅力を出されても、さすがに四葉にはあまり伝わらない。誘惑されてはいるが、ローレライに引き寄せられる前に、召喚した先生の弾丸で直ぐに断ち切られる。
「海の上ならば『先生』の魔弾は弾切れしない。場所が悪かったね」
弾ける魔弾の飛沫が、目を冷まさせるように頬を濡らす。
「大いなる水を司る侯爵『先生』の名の元に! 水よ! 硬化し敵を砕く魔弾となれ!」
無数の魔弾と共に、斬り込んでいく雪華の手には真紅のオーラでできた巨大な剣『ブラッドソード』が形成され、そのまま卵型魚雷に向かって波を斬り上げた。
「そちらが魚雷を使ってくるなら、巻き込んで爆破すればいいだけ、です」
波を起こし誘爆させ、降り注ぐ飛沫の中、更に一歩大きく踏み込みローレライへと振り下ろす。
「ダンスにしろ誘惑にしろ、見惚れることはないのですよ、私のほうがすごいんですから、なんて」
答えはもうなく、両断されたウミガメ型海戦装が悲しそうに沈み。
舞を披露しイカスを誘い出すも、そこに『身ノ程知ラズ(バベル)』が叩き込まれる。
「踊リも歌モお呼ビじャネぇ。手前は竜宮城にでモ面接行っテ、此処はサっさト道開けナ」
「まさか、外から敵襲があるなんて……」
「足止メ食っテる場合じャネんだワ、こッチは。手前等の帳尻合ワせシてヤロうッてンだ!」
悔しそうに歯嚙みするローレライの視界で、美しい花が咲き誇り、赤い花弁に太陽の光を存分に集め輝きだす。
「後生花よ、赤花よ、ニライカナイをも照らす落暉の供花で野辺を鮮烈に咲かせ!」
伊吹の周囲には魔力によるハイビスカスの花が幾つも咲き、波間を彩り。最後に一輪、彼女の左耳の上にハイビスカスが開花すれば、『琉花:仏桑華砲(ルカ・ハイビスカスカノン)』の準備は充分。
「何でウミガメの上で踊ってるのか分からないけど、道を開けて貰うよ!」
一気に放たれる太陽光の魔砲が、レーザーのように海上を走り、ばら撒かれた卵型機雷も、漂っていたローレライもウミガメ型海戦装も、全てを撃ち落とすのであった。
これで、ここの防衛ラインは崩れ道が繋がる。
ディアボロス達は、それぞれの想いを抱き沖縄本島へと上陸するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV3が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
平良・明
せっかく通りすがるので、住民の皆に挨拶くらいはしていきましょう
私は海戦の英雄でもヨロイ武者でもありませんが、私の行動はここの皆の助けになるはずです
一丁、畑と大切な人たちを取り返してくるので、応援よろしくおねがいします
力を疑われるようなら、近場の木を手刀で【一刀両断】してみるのもよさそうです
ついでに天魔武者に支配されている村への近道など聞けたらよいです
青天井・イカス
友達催眠とカぁ持ち合ワセねェんデ、【モブオーラ】でモ貼っとクカ
俺ァ、ツラの品が好イたァおベっカにモ言えネぇシ、女の相手ハ他の復讐者に任すワ
ッツーわけデ、不満に共感シたラ話聞かセてクれソウな男連中にターゲットを絞って情報収集
ヨウ、お互イに災難だッタな
と、別集落の避難者を装イ接触
聞きタイ情報は以下の通リ3点
・相手の村の詳細な位置
・そこへのルート、裏道等あれば其れも
・見ていた人がいるなら、冥海機が港湾部と沿岸部を奪還した際の様子
ふゥン、成る程ネ
俺ァ、隠れテ行動すンのト逃げ足にャ自信がアる
チとアンタ等の村の様子を見テ来てヤるヨ
ツイでニ、避難さセらレソうナラ逃げル手伝いもシてヤル
幸運祈っテ待っテてクれヤ
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
冥海機達は上手く倒せたし、次は天魔武者ね!
と、その前に避難してきた人に話を聞いておかないと!
【友達催眠】で聞きやすい状況を作りつつ、仮設住宅の皆に話を聞いていくわ!
あんな乱暴な奴らに村を追われて、大変だったわよね!
まだ村にいる人達も心配だろうから、アタシ達が様子を見てくるわ!
大体の聞きたいことは皆が聞いてるから、アタシは天魔武者が攻めて来る前に何か変わったことはなかったかを聞いてみようかしら!
それと村から察知されにくい裏道とかもあれば聞いてみるわ!
ふふん、村に残った人たちは必ず助けるわ!
安心してちょうだい!(ウインクしつつ)
●避難所から
海から島へとあがったディアボロス達は、沿岸部を進み避難した島民が暮らしているという仮設住宅に向かった。
「次は天魔武者ね! と、その前に避難してきた人に話を聞いておかないと!」
「せっかく通りすがるので、挨拶くらいはしていきましょう」
ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)と平良・明(嶺渡・g03461)が先に立って歩き、向かった場所には簡素な仮設住宅と避難生活と不安で疲れた人々の姿があった。
「あんな乱暴な奴らに村を追われて、大変だったわよね!」
早速、友達催眠を用いて話しやすい状況を作り、ソラは、目についた島民に話しかける。
それこそ、隣村に居た顔見知りぐらいの気さくさで声をかければ、一休みしていた男が顔をあげれば、青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)も続いて声をかけた。
「ヨウ、お互イに災難だッタな」
「災難なんてもんじゃない。何だってんだあの妙な絡繰りは。いきなり現れて暴れて、あの人なんて子供とはぐれてさがしに行った旦那も帰ってこないらしい」
男が示した方では、顔を覆い悲しみに暮れている女性が友人達に励まされている姿が見える。
その光景にイカスは密かに首を横に振り、ソラや明に視線を送る。
(「俺ァ、ツラの品が好イたァおベっカにモ言えネぇシ、女の相手ハ任すワ」)
と、眼鏡の奥からよろしくと言っている。
少しでも安心させる為にと、女性達に簡単に事情を説明し明は手頃な薪を、手刀で一刀両断してみせれば、彼らは目を丸くし驚いた。
「私は海戦の英雄でもヨロイ武者でもありませんが、私の行動はここの皆の助けになるはずです」
「まだ村にいる人達も心配だろうから、アタシ達が様子を見てくるわ!」
任せてと力強く、ソラも頷く。
「その為にも、天魔武者に支配されている村への近道などありますか?」
「できれば、村から目立たない裏道とかあるといいわね」
「それでしたら……」
女性は丁寧に畑の裏、納屋の影に抜ける道を説明していく。
どうやら彼女の家がこの近くで、子供が遊ぶのに良く使っている抜け道らしい。
「一丁、畑と大切な人たちを取り返してくるので、応援よろしくおねがいします」
「ふふん、村に残った人たちは必ず助けるわ! 安心してちょうだい!」
明は丁寧に、ソラはウインクを送りながら、信じて待っていて欲しいと念を押した。
その頃イカスは、男連中から沿岸部でどんな争いがあったか聞いていた。
「刀を振り上げ奇声をあげながら追いかけてくるもんだからな、俺達は必死に逃げたんだよ」
「凄かったぜ、ドーンと艦隊っていうのか。冥海機が海に並んで、一斉に砲撃してあいつらを蹴散らしてな」
「冥海機が入れ替わり、次々と休みなく砲撃が撃ち込まれるのは圧巻だったよ。あいつらは、直ぐに散り散りに逃げてったのさ」
「ふゥン、成る程ネ」
島民の話を整理して聴くと、どうやら冥海機は海上から艦砲射撃で、姿を現した天魔武者を蹴散らしたらしい。
攻撃をしたら後衛が前へと入れ替わり、次の攻撃をと繰り返す。それこそ、織田が鉄砲で行っていた三段撃ちのような戦術を冥海機は海上で行ったようだ。
正確な規模感は分からないが、自由に戦力を入れ替えるとなると、この戦術は広い海上向き。そうなると、戦術的に湾岸にしか攻撃できなかったとも考えられるだろう。
その後、撤退していった天魔武者を深追いしなかったようだが、そこにも何か戦略や駆け引きがあるのかもしれない。
天魔武者も本当に、ただ撤退したわけではない可能性だってあるのだから。
さすがに島民の目撃情報だけでは、これ以上の推測は困難だ。
「チとアンタ等の村の様子を見テ来てヤるヨ。俺ァ、隠れテ行動すンのト逃げ足にャ自信がアる」
どこまで出来るか分からないが、村に行って出来る事を。
「幸運祈っテ待っテてクれヤ」
村に残ってる島民も助けられるようにと、イカスは彼らに告げるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
町の方は任せて、私はこちらを
身体を動かす方が性にあってますからね!
渇望抱く伽藍、参ります
一般人に被害が行かないよう気をつけつつ、攻撃です
こういう時は手数が物を言いますからね
影から呪詛の手を呼び出し、握り潰しましょう
素早さなら自信あるんですよ、私
間合いを詰めてくるならギリギリで交わしましょう
無理なら受け流して致命傷は避けます
私自身動きますからね、出血多量は避けたい
痛みは伽藍にくべて、どこまでも戦いましょう
鳳・四葉
村のひとたちは他の人に任せます。
ま、それなりに異形ですしね、ボクも。
悪魔には悪魔にあった仕事があります。
水辺から離れたから先生の役割はここでおしまい。
火力よりも隠密で行きましょう。
先生はありがとうございました。行きますよ、『マーキス』
『先生』を送還して代わりに盗賊侯爵『マーキス』を召喚。
盗みの権能を使って立ち回ります。
【モブオーラ】を使い目を盗み【忍び足】で音を盗み村の中に潜みます。
基本的には多対1はせず、1体、1体【暗殺】して数を減らします。
弱いもの虐めして高笑いなんかしているからボクに気づかないんだよ。馬鹿が…。あと、うるせえ
施設を壊したり1人で村人を虐めているやつを中心に狙う
●シマヅ
島民のことは向かった仲間に任せ、湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)と鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)は、一足先に村へと向かっていた。
「町の方は任せて、私はこちらを。身体を動かす方が性にあってますからね!」
「ま、それなりに異形ですしね、ボクも。悪魔には悪魔にあった仕事があります」
追ってくるだろう冥海機に対し警戒をしていた天魔武者は、干からびそうになっている島民に畑仕事を強いていたが、2人の襲撃の姿に気付くなり村人からディアボロスへと狙いを変えてきた。
今回はそういう訳ではないが、島津武将の得意戦術の1つに、釣り野伏せというのがある。
沿岸からの撤退は、それを見込んでの誘いでもあったのだが冥海機を釣ることは叶わなかった訳だが、その後も決して油断していたわけでは無いということだ。
「キエェエエエエエエエエ!」
「チェストォオオォオオオ!」
どこかに言語を忘れて来たのかなと思うような変わりようで、奇声をあげながら『天魔武者・ジゲン流剣士』が、2人に向かって斬りかかって来た。
遠慮なく立ち向かえるというか、斬りかかってくるというなら実にやりやすい。
「先生はありがとうございました。行きますよ、『マーキス』」
「渇望抱く伽藍、参ります」
水を司る大悪魔である『先生』を送還し、代わりに盗賊侯爵『マーキス』を四葉は召喚する。
ここからは火力よりも隠密と。
するりと『盗賊侯爵の暗殺(シャックス・アサシネイト)』で盗むのは、感覚。
注意が雪華に向かった隙に、姿を掻き消す。
雪華は上段に刀を振り上げ向かってくるジゲン流剣士に対し、妖刀に宿る渇望の呪詛を実態化させ影のような黒い液溜まりを向かわせる。
そこより伸びてくるのは、欲した物を求め続ける『貪り喰らうモノ(ボウショクノケシン)』、黒い手。
「こういう時は、手数が物を言いますから」
畑に点在する島民達の様子をチラリと横目で確認すれば、ジゲン流剣士の視線から解き放たれ、その場に座り込み肩で息をついている。
せめて向こうに見える納屋の影にでもと思うが、恐らく直ぐに動いて、この場から逃げることは出来ないだろう。
今のところ正面から来た、こちらに気を取られているのでこの状態を最大限活かしたいところだ。
「うつろはくらう。くらうはうつろ」
黒い手が、ミシリとジゲン流剣士の身体を握り手折れば、横から『シャアァアアアアアアア!』と刀を耳のあたりまであげ反対の手を添えた独特な構えで飛び込んでくる。
「素早さなら自信あるんですよ、私」
間合いを詰めてくるならギリギリで僅かに身体を反らし、大きな傷を負わないように。
軽く肩口が裂かれ、細く赤い筋が刻まれたが、この程度なら浅い。
そのまま互いに次の一太刀と攻撃に転じようとするが、ジゲン流剣士の方の動きが遅れる。
気付かぬうちに音を奪われ、反応が遅れたのだ。
何がと理解する前に、視界は真っ黒に塗り潰されたかのように奪われて。
「弱いもの虐めしているから、ボクに気づかないんだよ。馬鹿が……あと、うるせえ」
最後に忍び寄ったマーキスと四葉が掠めとるのは、機械の身体を動かす命。
騒ぎに集まりつつあるジゲン流剣士から再び姿を隠し、四葉は次の相手を狙いに忍び。
雪華は、引き付けるように余裕の笑みを浮かべてみせる。
「痛みは伽藍にくべて、どこまでも戦いましょう」
その視線は、家屋を粉砕する凶悪な金棒と赤い機体を目の端で捕えていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【温熱適応】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!
月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!
遂にやっとだねぇ…生まれ故郷こと沖縄本島に辿り着けたよ。
でもこの沖縄はヤ・ウマトの沖縄だから
最終人類史に沖縄を連れて帰れるようにあの天魔武者どもを…お猿さん並みにうるさーい!!
旦那が何故かサメ映画と同じくらい島津家に思い入れがあって
初太刀は外せと言ってたけど何となく理由は分かったよ。
あの構えからの太刀の斬撃に直撃したら只じゃすまないって事!
【泥濘の地】で動きを鈍らせてから『燦来光天砲』で太刀に魔砲を当てて反撃の勢いを邪魔しながらもダメージを抑えて
太陽光の魔法光線を広範囲に砲撃して次々とやっつけるよ!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
仮設住宅の皆に約束してきたんだもの!
誰が相手だろうと、村の人達を必ず助けて戻ってくるんだから!
裏道から村に侵入して、手近な敵から倒していくわ!
コレがシマヅの剣士……わっ、うるさっ!?
……【飛翔】で上空を細かく移動して、注目を集めつつも集中攻撃をなるべく受けないように立ち回ろうかしら!
敵の攻撃は飛翔の速度と、出来れば【未来予測】でなるべくダメージを軽減するわ!
魔力障壁でガードもして、致命傷にならないようにするわね!
そしたら杖のレゾネイトを剣形態の「レゾネイト・エッジ」にして、【鮮麗と天翔の輝光線刃!】を叩き込むわ!
纏めて叩き切ってあげる!
●ジゲン流
裏道から村に侵入して、手近な敵からとソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は、様子を伺った。
先に正面から突入してくれているので、こちら側への注意は完全に無くなっている。
「コレがシマヅの剣士……」
「遂にやっとだねぇ…生まれ故郷こと沖縄本島に辿り着けたよ。でもこの沖縄はヤ・ウマトの沖縄だから……」
違うけど懐かしさもある大地に月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)が思いを馳せ。
「チェストォオオォオオオ!」
「シャアァアアアアアアア!」
「最終人類史に、沖縄を連れて帰れるように……」
「キエェエエエエエエエエ!」
「チェストォオオォオオオ!
「あの天魔武者どもを……」
「シャアァアアアアアアア!」
「チェストォオオォオオオ!」
「キエェエエエエエエエエ!」
「わっ、うるさっ!?」
「お猿さん並みにうるさーい!!」
あまりの動物園間に、思わず伊吹は魔法陣を展開し、太陽光魔法の砲撃を放った。
思いがけない不意の攻撃に、『天魔武者・ジゲン流剣士』は、盛大に吹っ飛んだ。
何だと、騒いでる間にソラは上空へ飛翔。
「仮設住宅の皆に約束してきたんだもの! 誰が相手だろうと、村の人達を必ず助けて戻ってくるんだから!」
杖のレゾネイトを剣形態の〈拡声剣『レゾネイト・エッジ』〉に変えまるでライブ演出を思わせるような、レーザーの剣閃『鮮麗と天翔の輝光線刃!(ブリリアントステージ・スライスレーザー)』が、ズバーンと上段に刀を構えたジゲン流剣士の胴を薙ぎ払った。
「レーザーはライブ演出の定番! ステージは華やかになるし敵は倒せるしで良い事ずくめね!」
どうやらジゲン流の剣士は防御を考えていない。実に逆説連鎖戦的な思考の持ち主のようだ。
「チェストォオオォオオオ!」
直撃を免れた数体が、上空に居るソラに向かって吸い寄せられるように斬りかかってくる。
飛翔を持たぬ相手でも、視認さえできればどんな攻撃も当たるのだから、この戦いは厄介だ。
魔法障壁などで極力ダメージを軽減し、こちらもすかさず反撃を。
「纏めて叩き切ってあげる!」
多少破れて肌が露出したとしても、怯まない。
「旦那が、初太刀は外せと言ってたけど何となく理由は分かったよ。あの構えからの斬撃に直撃したら只じゃすまないって事!」
何故かサメ映画と同じくらい島津家に思い入れがあってと、微妙な心境もあったり。
だが初撃を出来る限り軽減できれば、相手の構えは無防備も同然。
「日輪よ、日輪よ、暁の如く宵の闇を煌々と劈き射墜とすが如く灼き尽くせ!」
伊吹の背には光輪が浮かび、『燦来光天砲(サンラヴィーズカノン)』を放ち一掃するのであった。
後、残るは……。
「おんしら何者じゃ。ようもむぜ、部下を倒してくれたな。だい一人こっから生かして帰らすっもんか!!!」
赤い甲冑が、地面を抉る勢いで金棒を振り下ろすのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
青天井・イカス
おット、トループスの方ァ出遅れチまッタかナ
マ、そンじゃ気合イ入れテ大将首ノ方の足止メでモ買っテ出るとスるカ
ッツー事で、弱い者虐メ止めテ、チと俺と勝負シてクレよ、大将殿ヨ
敵ぁ重量級
真ッ向勝負は得策ジャねェ
…ダが、
其レは其れトシて、「元一般人」上がリとシちゃ、軟弱者呼ばワリさレんナァ面白かネェよナァ!?
受けテ立つゼ、島津義弘
テメェの一撃なンざ、大シた事ァねェっテ笑い飛ばシてヤルよ
【スコルピオンスティング】使用
敵の攻撃にタイミング合わセ、カウンターを試ミる
最大の一撃ヲ打ち喰ラわセてヤるゼ
刻遡デ痛み失くシたとハ言え、流石に堪えるガ…
膝は地に付カねぇ
“意地でモ”だ
カカ、手前の一撃なンざコの程度ヨ
平良・明
島津義弘はデカくてトゲトゲしていて強そうです
この世界は潮風がきついですから、きっと機械の身体が錆びてしまいますね
シマヅというのはこう、背水の陣で特に活きるような名前に思えます
天正大戦国から孤立無援に思えるこの島に出張るにはちょうど良い
どういう理由があるかわかりませんが、相手は窮鼠、気張っていきます
先手必勝、一発ぶちかましてやりましょう
敵をよく観察しつつ桜島国崩しの爆裂魔力塊は気合で避け
近づいて拳と一緒に打ち込むのは「タイムディストーション」
側は硬そうなので内側から動きを止めていきます
痛くも痒くもない拳とは思いますが、重いでしょう
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
本命のシマヅ武者でしょうか
どちらであれ、遊んでくださいな?
渇望抱く伽藍、参ります
大振りな攻撃をしてくるなら小刻みに動きつつ狙いを定めさせないようにしましょうか
その上で死角からの奇襲を軸に渇望の呪詛をご馳走しましょう
首にしろ足にしろ腕にしろ狙えるのなら狙っていきましょうか
関節部が守りも薄いはずですからね
そこを狙いますよ
まだ遊び足りないんですけど、足掻いてくれますよね?
鳳・四葉
※絡み、アドリブ等完全受け入れ
さて、ラストは島津か。
あのギャーギャーうるせえ馬鹿どもの親玉だな。
それでは、遠慮なく責任をとってもらいましょう。
お前の命でな。
『マーキス』を送還。来い『ユーカリプタス』。
ここからは隠密ではなく、火力で行きます。
敵の大旋風は棍棒については魔鳥の炎爪で受け流し、風については逆らわずにそのまま飛ばされる。
風によって飛ばされた速度をそのままにネメシスモードを発動しつつ飛翔。白い炎の鳳へと変身し、加速しながら空高く舞う。
空中を高速飛行しながらタイミングを見計らってユーカリプタスと一緒に【流星降下】での突撃を仕掛けていく。
「速きこと、流星の如く!頭上注意だぞ!島津義弘!!」
月見山・伊吹
※連携、アドリブ歓迎だよ!
うぅーチェストォとかキエェとか絶叫しててとてもうるさかったぁ…。
あの赤い天魔武者もやっぱりうるさいのかな?
島津義弘は実は猫好きって旦那が言ってたけど本当かな?
あいつは名を騙る天魔武者、偽物だからねぇ…。
(ここで伊吹の意識が途切れてティダと言う女悪魔の要素と人格が出てネメシス形態になる)
島津だか何だか知らねーがこう、叫びながらたたき斬るのがてめーらの礼儀作法だろ?面白いな!
多機能シャベルを敢えて蜻蛉の構えをしてから
チェストオオォ!と大声で叫びながら『烈日』でぶん殴り粉砕!
反撃は【泥濘の地】で動きを鈍らせ【未来予測】で動きを少しでも読み急所から逸らしダメージを抑える
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
あら、「何者だ」なんてそれはこの村の人達が聞きたかったんじゃないかしら!
それに、アタシ達が何者だろうと良いじゃない!
アナタは此処で倒されるんだから!
(四肢と翼が赤く染まるネメシス形態発動!)
アタシは【飛翔】して敵の周りを飛び回って「撹乱」しつつ、皆の攻撃の起点を作ろうかしら!
相手の攻撃は威力高そうだけど、しっかり「観察」すればスピードで躱せるはず!
特にあの金棒の魔力塊は【未来予測】も使って回避したいわね!
皆の攻撃で隙が出来たら、アタシも【飛入と渦動の五元光芒!】で攻撃!
良い砲撃ね!でもアタシの魔砲には及ばないわよ!
島の皆に託された思いが乗った攻撃が、負けるはず無いわ!
●鬼島津
「おット、トループスの方ァ出遅れチまッタかナ」
そんなことを言いながら、青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)は『島津義弘』を見据えた。
「あら、『何者だ』なんてそれはこの村の人達が聞きたかったんじゃないかしら!」
飛翔したままソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は島津義弘を見下ろしながら、その四肢と翼を赤く染めネメシス形態に。
「それに、アタシ達が何者だろうと良いじゃない! アナタは此処で倒されるんだから!」
「よかよか。何人で来ようと関係なか。さあ、まとめてかかってきんしゃい!」
己の武に余程の自信があるのか、島津義弘はディアボロス達を前に金棒を振り上げ豪快に笑った。
「島津義弘は、デカくてトゲトゲしていて強そうです。この世界は潮風がきついですから、きっと機械の身体が錆びてしまいますね」
「本命のシマヅ武者でしょうか。どちらであれ、遊んでくださいな?」
「相手は窮鼠、気張っていきます。一発ぶちかましてやりましょう」
「渇望抱く伽藍、参ります」
平良・明(嶺渡・g03461)と湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)の言葉に、島津義弘は笑う。
「鬼の一刀、そん程度じゃ、錆びん。しかとそん身体で味わうがよか」
大きく踏み込むと同時に、島津義弘は金棒を大きく振り回す。
「マ、そンじゃ気合イ入れテくとスるカ。ッツー事で、弱い者虐メ止めテ、チと俺と勝負シてクレよ、大将殿ヨ。受けテ立つゼ、島津義弘」
敵は天魔武者。その中でも、それなりの重量級の相手。
段々と強まり頬を撫でる強風に、イカスは身構える。
「真ッ向勝負は得策ジャねェ……ダが、其レは其れトシて、『元一般人』上がリとシちゃ、軟弱者呼ばワリさレんナァ面白かネェよナァ!?」
「『マーキス』を送還、来い『ユーカリプタス』」
ここからは火力と、鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)は召喚する悪魔を入れ替え、魔鳥が傍らに顕現する。
「ギャーギャーうるせえ馬鹿どもの親玉だな」
「うぅーチェストォとかキエェとか絶叫しててとてもうるさかったぁ……あの赤い天魔武者もやっぱりうるさいのかな?」
「薩摩の男は、無口で口下手なぼっけもんじゃ。そげんことなか」
思いがけず返って来た言葉に、月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)は首を傾げた。
そうかもしれないが、煩かったことに変わりない。
「……遠慮なく責任をとってもらいましょう。お前の命でな」
吹き荒れる大旋風に、四葉は魔鳥ユーカリプタスの炎爪で島津義弘の金棒を受け流し、風には逆らわず飛ばされるように舞い上がった。
切り裂くような風だが、耐えられる。
そのまま彼は翼を広げ、ネメシス形態の白い炎の鳳へと姿を変え空高く上昇した。
「おお、立派な鳥じゃ。動物はよかぬど」
動物は無闇に傷つけてはならないと、眩しそうに鳳を見上げ、あっさり標的を変えた。
「……島津義弘は、実は猫好きって旦那が言ってたけど本当かな?」
確かに動物が好きそうなことは言っているがと、〈多機能シャベル〉を伊吹は握りしめた。
「あいつは名を騙る天魔武者、偽物だからねぇ……」
それも直接聴いてみれば分かると思った矢先、伊吹の意識は途切れる。
そして肌や髪の色が段々と変化し、その瞳は金と銀のオッドアイに。ネメシス形態となった伊吹は、内なる悪魔ティダと入れ替わる。
島津義弘を見上げるティダの瞳は好戦的に、多機能シャベルで先程の戦いで見た蜻蛉の構えを取った。
「島津だか何だか知らねーがこう、叫びながらたたき斬るのがてめーらの礼儀作法だろ?
面白いな!」
「こんたけったいな。わいらは、みんな姿がかわっとな?」
「さあな。チェストオオォ!」
こうだったかなと『烈日(ブレイジングサン)』を、ティダが繰り出せば島津義弘は金棒で受け止めた。
その衝撃に腕に亀裂が走るが構わず力任せに金棒を振るい、ティダを吹っ飛ばし『金棒乱打』を繰り出そうとするが、その足元が泥濘の地により沈み驚き動きが一瞬鈍る。
「シマヅというのはこう、背水の陣で特に活きるような名前に思えます」
隙をつき明は拳と共に『タイムディストーション』を繰り出し、その内なる時の流れを捻じ曲げ活力を奪っていく。
「天正大戦国から、孤立無援に思えるこの島に出張るにはちょうど良いいうとこですか。どういう理由があるかわかりませんが」
中から受けた衝撃に島津義弘は面白いと豪快に笑い飛ばし、金棒の先端を向け『桜島国崩し』となる爆裂魔力塊を放った。
その音、噴火を思わせる程の轟きを響かせる。
飛翔しながら最小の動きで直撃を逃れたソラは、今度は私の番だとまずは熱狂と湧然の四元光芒を展開させ、更に宿った悪魔の力を中心に。
黒き力は赤雷と四大元素エネルギーを巻き込み、『飛入と渦動の五元光芒!(ジャンプインステージ・オーバーストライク)』を撃ち込んだ。
「良い砲撃ね! でもアタシの魔砲には及ばないわよ! 島の皆に託された思いが乗った攻撃が、負けるはず無いわ!」
「よかよか! かかってきんしゃい!!」
島津義弘は、その砲撃をくらい甲冑にヒビが入り広がっていく。
さすがに吹っ飛ぶことはなく、天魔武者の巨体は耐えたが間髪入れず『流星降下(メテオダイブ)』を四葉がユーカリプタスと共に仕掛ける。
流星の如く、白い炎の尾を曳いて。
「速きこと、流星の如く! 頭上注意だぞ! 島津義弘!!」
声に誘われ島津義弘が顔をあげれば、その顔面に鳳と化した四葉が突撃する。
上体を反らすように呻く島津義弘に急接近した雪華は、呪詛を解放し『空虚(ウツロ)』を繰り出す。
「渇望の呪詛をご馳走しましょう。貪り喰らえ」
狙うは関節、護りも薄くこの巨躯を支える要に容赦なく喰らわせる。
「まだ遊び足りないんですけど、足掻いてくれますよね?」
「何を求めて戦っとるね?」
振るう金棒を巻き起こった旋風の中、堪えて見せると赤錆びたバール状の鈍器〈曇天〉で受け、イカスは堪えて見せる。
「テメェの一撃なンざ、大シた事ァねェっ。刻遡デ痛み失くシたとハ言え、流石に堪えるガ……」
そのまま衝撃に耐えながら、押し返すように『スコルピオンスティング』を繰り出す。
「膝は地に付カねぇ。“意地でモ”。カカ、手前の一撃なンざコの程度ヨ」
「そん心意気やよし!!」
島津義弘は体重を乗せるよう更に踏み込むも、その脚は雪華の呪詛に喰らわれ身体を支え切れず崩れ。
金棒は弾かれ、強力な打撃が身体に叩き込まれ島津義弘は力尽きた。
砕かれた赤い甲冑が命を失い、抜け殻のような瓦礫となって崩れる。
こうして沖縄の集落の1つが、天魔武者の圧政から解放され、無事に家族との再会を果たすのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!