神奈川県沖海戦

『TOKYOエゼキエル戦争』において、ジェネラル級アークデーモン『黙示録の大悪魔マスターテリオン』を撃破したことで、『TOKYOエゼキエル戦争』の神奈川県沖から、冥海機ヤ・ウマトへの侵攻が可能となっています。
 冥海機ヤ・ウマトはこれまで再三に渡りTOKYOエゼキエル戦争へ侵攻していることが確認されており、放置すればTOKYOエゼキエル戦争を攻め落とすでしょう。

 ディヴィジョン境界の霧の周辺には、冥海機の哨戒部隊が巡回しています。この哨戒部隊を撃破し、神奈川県沖の海域を確保してください。
 この方面には冥海機ヤ・ウマトの重要拠点「横須賀鎮守府」が存在しており、海戦に勝利を収める事で、敵重要拠点への攻略を開始する事が出来るようになるでしょう。
(※なお、横須賀以外の神奈川県は天正大戦国が確保していると推測されています)

横須賀を目指して霧を越えて(作者 メリーさんのアモル
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#冥海機ヤ・ウマト  #神奈川県沖海戦  #横須賀 


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●霧の向こうで
 冥海機と水上艦艇が東京湾を進む。
 その視界の先にあるものは、霧。
「霧の中には突入するなよ。『翔鶴』様によれば霧の向こうには厄介な敵がいるらしい」
 リーダー格と思われる水龍型の兵器に乗った冥海機が部隊に厳命する。
「任務とはいえ、このような退屈な任務……。いっそ、霧の中からディアボロスとやらが飛び出して来てくれればいいものを」
 好戦的な様子の冥海機は霧を見つめる。
「霧の中から現れる敵を見逃すな。もし敵が現れたら、この『天龍』様が海戦に引き摺り込んで撃破してやる。鎮守府の安全のためにな!」
「きしししししし、『天龍』様のお手は煩わせません。敵が現れた時は私どもにお任せを」
 指揮官格である『天龍』の影響か、トループス級『竜堕児・フクリュウ』もやや好戦的な様子を見せる。

●目指せ横須賀鎮守府
「やぁみんな、この前は神奈川県沖での戦闘お疲れ様。でも、まだ制海権は確保しきれてないみたいだ。もう一度、行ってくれるかな?」
 そう言って、ディアボロスたちを見つめるのは零式英霊機の時先案内人、有馬・福栄(零式英霊機のボトムマリナー・g09820)だ。
「初めての人に簡単に説明するとね、『TOKYOエゼキエル戦争』で、『黙示録の大悪魔マスターテリオン』を撃破したことで『TOKYOエゼキエル戦争』の神奈川県沖でディヴィジョン境界の霧がよく発生するようになったんだよね」
 そして、神奈川県には冥海機の拠点、推定「横須賀鎮守府」が存在すると言われている。
「東京の目と鼻の先にそんなものがあったら、《七曜の戦》でバンバン敵が来て大変そうだから、それまでにここを制圧、あるいは少なくとも打撃を与えたいんだ」
 そのために、まずは神奈川県沖の制海権を確かなものにする必要がある。

「じゃあ、簡単にやることを説明するね。パラドクストレインはディヴィジョン境界の霧が発生している『TOKYOエゼキエル戦争』の神奈川県沖に到着するみたいだ。だから、ここから海を渡って、『冥海機ヤ・ウマト』側に移動することになる」
 その間は戦闘の危険性は少ない。残留効果の準備など、海戦のための準備に使うのが良いだろう。
「『冥海機ヤ・ウマト』に到着したら、敵拠点のあると思われる方向に進んで。そうすると、敵と接触することになると思うから、これを撃滅して欲しい」
 ただし、ここで『冥海機ヤ・ウマト』のやや特殊な事情があるらしい。
「『冥海機ヤ・ウマト』は、一般人を戦力として利用して、戦闘艦艇を出してくるんだ。もちろん、ディアボロスには一般法則破壊があるから、砲撃も魚雷も効かないけど、それらによって生じる水飛沫や高波といった外的要素は戦闘において不利に働く上、冥海機達はそれを利用して戦うことに長けている」
 その上、冥海機は海戦で艦艇が沈んだ時や、『零式英霊機』が死亡した時に発生する。つまり、迂闊に沈めれば敵の戦力増強に繋がってしまう。
「だから、敵艦の攻撃に反撃したり、沈めるような事はしないようにして。武器だけを破壊するとか、クルーを縛り上げるとか、とにかく艦艇を無力化するように動いて欲しいんだ」
 それさえ気をつければ、後は普通のクロノヴェーダ戦となるらしい。

「この侵攻はみんなが『黙示録の大悪魔マスターテリオン』を倒したから出来るようになったこと、《七曜の戦》が迫ってる中、神奈川県沖に直接侵攻する事ができたのはとっても良いことだよ。このチャンスを逃さないように、頑張ろうね」
 そう言って福栄は締め括った。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【罪縛りの鎖】
2
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【水面走行】
2
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【コウモリ変身】
1
周囲が、ディアボロスが小型のコウモリに変身できる世界に変わる。変身したコウモリは最高時速「効果LV×50km」で飛行できるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【水中適応】
4
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV3 / 【先行率アップ】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

メリーさんのアモル
 こんばんは、再びの神奈川県沖海戦シナリオを出させていただきました。

●ヤ・ウマト海戦準備
 霧を抜けつつ、海戦の準備を行います。
 【水中適応】や【水面走行】のように、海戦に必要な残留効果などを準備するのに使うと良いと思います。
 この選択肢をクリアしないと、他の選択肢には挑めません。

●戦闘艦艇の無力化
 クロノヴェーダではない普通の人間が運用している敵艦艇を破壊せず、無力化してください。
 この選択肢をクリアしないと、敵は艦艇からの支援を受けて、こちらが不利になります。

●👾護衛するトループス級『竜堕児・フクリュウ』
 取り巻きです。
 アヴァタール級の影響か、かなり好戦的なようです。うまく利用すると戦いを有利に進められるでしょう。

●👿アヴァタール級との決戦『天龍』
 敵指揮官です。
 トループス級を倒さずに挑むと、トループス級からの妨害が入ります。
 かなり好戦的な性格をしているようです。うまく利用すると戦いを有利に進められるでしょう。

 それでは、横須賀鎮守府目指して、頑張っていきましょう!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


柳瀬・渚
戦いにはまだまだ慣れないけど、前と同じだったら落ち着けば大丈夫、だよね?多分……
海戦なら今回も必要になるし、【水面走行】を使えるようにしておくよ。

移動する準備が出来たら、戦闘のための準備をしないとだね。
今回は……【水中適応】を借りて水中での動きに重点を置いてみるね。
水上での動きは前回試せたし、水中の敵にも対処できるように訓練しておいたほうが良い気もするんだよね。

海戦装をつけて水中を移動するとどんな感じがするかとか。水面まで泳いでいって水中から【水面走行】に切り替わるときはどんな感じになるのかとか知っておきたいかな?


野本・裕樹
ヤ・ウマトの戦力を削る好機、私も何かお役に立てればと思います。

【水面走行】がお借りできるなら水上で動いてみましょう。
《小地獄変改『剣樹』》から武器を召喚、刀を手に移動開始。
実際に水上を走り回りながら陸上で地を蹴る時との感覚の違いや急停止を掛ける時に水面で踏ん張れるのか、軽くジャンプも出来るかなど気になる事を確認しておきます。
……こうして水の上を走るというのも不思議な感覚です、けれどこれなら歩く事しかできなかった今までと違い戦いやすくなる筈。

ヤ・ウマトでは一般人が海戦に参戦してくるとの事、一般人の援護や連携を断つ為にも【通信障害】を準備します。
ちゃんと効果が出ているか確認もしておきましょう。


牙国・龍次
まだ不慣れな部分もあるだろう。
水上活動の手助けは任せてくれ。
英霊機である俺は水上の専門家、現代で言うところのプロの一端だからな。

とはいえ、どう動けるかは実際に体感してもらわないことにはなんとも言えない。
海中に関しては、潜水型ではない俺も知らないことだ。

俺自身は装備や身体に異常や違和感が起こっていないかの確認だな。
元々、海戦で戦うための身だからそう異常はないと思うが…まあ、一応な。

出来れば偵察機を送って、相手の確認をしたいところだが…作戦そのものが台無しになる恐れがある。やめておこう。


篠村・蓮十郎
【新宿鎮守府】にて出撃

さて……訓練をして足りぬという事は無いな。
この機に出来る事は果たしておこう。

水中適応の感覚を確かめておく
踏み込み・跳躍・摺り足……
反転や切り返し、足捌きによる数々の歩法

刀を振った際に身体に掛かる反動も水中では影響が大きいはず
実際に素振りを行い、動きに問題が無いかも確認だ

地上とは感覚に差異はあるだろう
水中でも遜色無く動けるように調整しておかねばな

俺とて人に講釈を垂れる程の手練れでも無いが……
これも訓練だな

東雲、まずは海流を読むところから始めてみるか
上手く流れに乗れれば海中での移動も楽になるはずだ
ついでに余裕があるなら撃ち込んで来い
こちらも攻撃を捌く訓練になるからな


東雲・或莉
【新宿鎮守府】にて参戦致します

海戦準備……でございますか。私は海戦装も頂けなかった未熟者ですので、どちらかというと海軍航空隊と申しますか、空の上が本領なのですが……
ともあれ皆様のお役に立てるのであれば、この東雲或莉、微力を尽くさせていただきます。

【水中適応】にて海中行動を試してみます
水面での二次元的な機動より水中での三次元機動の方がまだ幾分か空戦のノウハウを活かせることでしょう。
蓮十郎様、よろしければ海戦の手ほどきをお願いできますでしょうか。
私、なにぶん経験が浅いものですから。


 パラドクストレインが『TOKYOエゼキエル戦争』側の神奈川県沖に到着する。
 早速ディアボロス達が【水面走行】を発動して、海面に飛び降りる。
「ヤ・ウマトの戦力を削る好機、私も何かお役に立てればと思います」
 そう周りのディアボロスに挨拶しながら、海面を往くのは野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)だ。
 裕樹は複数持つ刀のうち一本を抜き、その感覚を確かめる。
「海戦準備……でございますか」
 海戦という言葉に複雑な想いを滲ませるのは東雲・或莉(Eyewall・g09896)だ。
「ともあれ皆様のお役に立てるのであれば、この東雲・或莉、微力を尽くさせていただきます」
 そう言って挨拶する。
「まだ不慣れな部分もあるだろう。水上活動の手助けは任せてくれ。英霊機である俺は水上の専門家、現代で言うところのプロの一端だからな」
 そう言って、2人の挨拶に応えるのは牙国・龍次(海戦の龍・g09850)だ。
「とはいえ、どう動けるかは実際に体感してもらわないことにはなんとも言えない」
 そう言うと、龍次もまた、様々な動きで自身の装備や身体に問題がないかを確かめる。
(「元々、海戦で戦うための身だからそう異常はないと思うが…まあ、一応な」)
 裕樹もそれを見て、より激しく動いてみようと、走り始める。
 走り、急旋回し、一気に立ち止まり、そして跳躍する。
 注目するのは地を蹴る感覚との違い。踏ん張りの効きやすさ、そしてジャンプの可否。
 結論から言えば、その全てが問題なく可能そうだった。
(「……こうして水の上を走るというのも不思議な感覚です、けれどこれなら歩く事しかできなかった今までと違い戦いやすくなる筈」)
 『冥海機ヤ・ウマト』のディアボロスと合流したことで、強化された【水面走行】。裕樹もまた、その感覚を掴んだようだ。

「私は【水中適応】にて海中行動を試してみます水面での二次元的な機動より水中での三次元機動の方がまだ幾分か空戦のノウハウを活かせることでしょう」
 或莉はそう言って、【水中適応】を起動する。
「海中に関しては、潜水型ではない俺も知らないことだ」
 その言葉に自分には力になれない、と龍次が言う。
「でしたら、蓮十郎様、よろしければ海戦の手ほどきをお願いできますでしょうか」
「俺とて人に講釈を垂れる程の手練れでも無いが……、これも訓練だな」
 それを聞いて、或莉が声をかけたのは同じ旅団の篠村・蓮十郎(鋼剣・g09914)だ。或莉と違い、既に新宿島に流れ着いてからも実戦を経験しているディアボロスである。
「あの、それ私も一緒していいですか?」
 とダウナーな雰囲気を纏って声をかけるのは柳瀬・渚(人間の海戦装姫・g09826)だ。
(「水上での動きは前回試せたし、水中の敵にも対処できるように訓練しておいたほうが良い気もするんだよね」)
 渚もまたディアボロスとして実戦を経験しているが、それは水上でのこと、水中での動きはまだ経験が少なかった。
 3人はまず、水中で基本的な動きを確かめる。
 チェックが入念なのはやはり経験者の蓮十郎。
 踏み込み・跳躍・摺り足に、反転や切り返し、足捌きによる数々の歩法。実際に素振りを行い、動きに問題が無いかも確認する。
 地上と同様に歩ける効果を付与する【水面走行】と違い、【水中適応】は水中での呼吸及び会話を可能にし、水圧、水温の影響から逃れるだけに過ぎない。
 そのため、たとえ海底であっても地上と同じとは言い難い。
 どう違うのかを経験しておくのは3人全員にとって有用であった。
「まずは海流を読むところから始めてみるか。上手く流れに乗れれば海中での移動も楽になるはずだ」
 そう言って、蓮十郎は海流に身を任せるのを実践してみせる。
 それに2人も続く。
「余裕があるなら撃ち込んで来い。こちらも攻撃を捌く訓練になるからな」
 その後、3人は海流に乗った状態での戦闘をダメージが生じない程度に軽く実施し、その感覚を確かめた。

「水面まで泳いでいって水中から【水面走行】に切り替わるときはどんな感じになるのかとか知っておきたいかな?」
 しばらくして、渚がそんなことを言って、浮上を始めると、2人もそれに続く。
 3人が海面に出て立ち上がると、目の前には霧が迫っていた。

「ヤ・ウマトでは一般人が海戦に参戦してくるとの事、一般人の援護や連携を断つ為にも【通信障害】を準備しましょう」
 そう言って、パラドクスを発動させる裕樹に、冥海機を知る龍次は考える。
 通信障害で連携を断つのは恐らく悪くないアイデアだ。だが、一般人とはいえ艦艇のクルーは訓練された軍人。指示がなくても事前に下された通りの砲撃は続けるだろうし、冥海機はその状態でもその砲撃を利用して戦う事だろう。やはり、敵艦艇を無力化するには直接乗り込む他はなさそうだ。
 あるいは、敵の配置が分かれば連携に欠くことを利用することは不可能ではないかもしれない。
「出来れば偵察機を送って、相手の確認をしたいところだが……作戦そのものが台無しになる恐れがある。やめておこう」
 龍次は思考を中断し、頭を振った。

 そして、いよいよ霧に突入する時が来る。。
 この霧を抜ければそこは敵地だ。ディアボロス達が次々に霧へと突入する。
(「戦いにはまだまだ慣れないけど、前と同じだったら落ち着けば大丈夫、だよね? 多分……」)
 渚もまた、不安を押し殺し、霧に突入するのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV2が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【水中適応】LV2が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

 霧を抜けると、そこには敵艦隊が待ち構えていた。
「現れたか、ディアボロス!」
 砲の形をした右の拳と普通の左の拳をぶつけ合わせ、『天龍』が戦意を示す。
「きししし、『天龍』様、ここは我々だけで十分です」
 『天龍』の前に前衛を展開するように『竜堕児・フクリュウ』が立ち塞がる。
 そして、その背後には数隻の駆逐艦と巡洋艦。そのどちらもディアボロス達に側面を向けるように移動しつつ、砲台と魚雷発射管を稼働させ、ディアボロス達に向ける。
 準備の時間は終わった。海戦の始まりだ。
野本・裕樹
艦隊にいるのは数隻の駆逐艦と巡洋艦ですね、まずは無力化して海戦に関わらせないようにしないと。

【水面走行】で一般人の乗る艦艇に接近し艦橋を目指します。
砲台や魚雷発射管を壊しておけば修理している間は再び戦場に出て来なくて済むのでしょうか、だとしたら出来るだけ破壊しておきたいですけれど。

最優先は艦橋への到達、道中で可能な限り砲台などを《廻刃刀『竜顎』》で両断・破壊して行きましょう。
エンジンなどの推進機関周りは手を出さないように注意、生きて帰って貰わないといけませんから。

艦橋に到達したら必要最低限の人員を残して【罪縛りの鎖】で拘束、撤退を促します。

艦艇の戦闘力は奪いました、どうか撤退してください。


柳瀬・渚
好戦的な敵がいっぱいでおっかないけど、普通の人が乗ってる艦艇の無力化はしなくちゃだよね……

人を傷つけないように軍艦を無力化ってなるとっていうとやっぱり兵装を壊すのが有効そうかな?乗員が動けても武器がなけれな軍艦として戦うことはほぼできなくなるもんね。

まずは【水面走行】で移動をしつつ【避難勧告】を使ってみるね。
甲板に出ている人達をみんな船の中に退避させることができれば、攻撃の巻き添えで怪我をする人を減らせそうだもんね。

避難勧告をしたら、重巡級海戦装に搭載した対空機銃の弾幕で軍艦の武装だけを攻撃してみるね。
この前はアクアスライムに頼んだけど、火力を抑えれば海戦装でも行けそうな気もするしね、


「艦隊にいるのは数隻の駆逐艦と巡洋艦ですね、まずは無力化して海戦に関わらせないようにしないと」
 と、左右に展開しつつある敵艦隊を見据えながら呟くのは野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)だ。
「うん。好戦的な敵がいっぱいでおっかないけど、普通の人が乗ってる艦艇の無力化はしなくちゃだよね……」
 そして、その言葉に頷くのは柳瀬・渚(人間の海戦装姫・g09826)。
 2人は引き続く【水面走行】を起動して、水面を走り、敵艦艇に接近する。
「ディアボロスが来るぞ! 撃ち方、はじめ!」
 ディアボロスの接近を受けて、敵艦艇が砲撃を始める。
 しかし、通常の弾丸など、一般法則破壊により、ディアボロスには通じない。
「人を傷つけないように軍艦を無力化ってなるとっていうとやっぱり兵装を壊すのが有効そうかな? 乗員が動けても武器がなけれな軍艦として戦うことはほぼできなくなるもんね」
「砲台や魚雷発射管を壊しておけば修理している間は再び戦場に出て来なくて済むのでしょうか、だとしたら出来るだけ破壊しておきたいですけれど」
 渚の言葉に、裕樹が頷く。
 その上で、裕樹は自分は人員の動きを封じる方に動きたい旨を渚に伝える。
 渚はそれを了承し、渚は武装の破壊を、裕樹は人員の動きを封じる事を、それぞれ実行することに決める。
「エンジンなどの推進機関周りは手を出さないように注意しましょう、生きて帰って貰わないといけませんから」
「分かりました」
 そして、2人が敵艦艇の甲板上に飛び移る。
 裕樹は、飛び移るついでに普通の刀剣に近いサイズまで小型化されたチェーンソー剣『廻刃刀『竜顎』』を振るって、近くの魚雷発射管を破壊しながら、艦橋に向けて駆け出す。
「ディアボロスが乗り込んできたぞ!」
 甲板の兵士達は警戒を飛ばし、あるいは銃を手に取る人間もいる。
(「甲板に出ている人達をみんな船の中に退避させることができれば、攻撃の巻き添えで怪我をする人を減らせそう」)
 そう考えた渚は即座に【避難勧告】を発動。赤い光が明滅しサイレンが鳴り響き出す。
 兵士達が抵抗をやめて艦内に退避したことを確認した渚は、重巡級海戦装に搭載された対空砲を使って、武装を攻撃する。
(「この前はアクアスライムに頼んだけど、火力を抑えれば海戦装でも行けそうな気もするしね」)
 かつて別の戦場で敵艦艇を無効化しようとした時は、うっかり艦艇を鎮めるのが怖くて重巡級海戦装を使えなかった。しかし、多少慣れた今なら。
 果たして、その試みはうまく行ったようで、渚は少しずつ武装だけを破壊していった。

 一方、艦橋。
「くそ、艦橋まで上がってきたか!」
「怯むな、撃て!」
 操舵手や艦長といった主要クルー達がいるその場所で、裕樹は素早く、【罪縛りの鎖】を発動。生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現し、裕樹の指示に合わせて、操舵手を残して主要クルーと保安要員が次々に捕えられていく。
「艦艇の戦闘力は奪いました、どうか撤退してください」
 もはや武装もその武装の使用を指示出来る要員もいない。
「そ、それなら……」
 艦をぶつけてでもディアボロスを……という言葉は続かなかった。【避難勧告】の赤いサイレンが、「逃げなくては」という意志を操舵手に与えたのだ。
 残留効果が与える「この地域から脱出しなくては」という意志には抗えず、操舵手はただ頷くしかなかった。

 2人は甲板で合流し、次の標的の艦艇を見定め、海へと飛び降りる。

 一度やるべきことを決めてしまえば簡単なもので、やがて全ての艦艇が無力化され、海域を離脱し始めるまでそう時間はかからなかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!

青天井・イカス
【水面走行】と【水中適応】使用
オーおー、手際が良イねェ
応援に来タ心算だッタが、こリャ要ラぬ世話ダっタか?
マ、でモ初顔(天龍)の敵見テおキてェシ、チとバかシ邪魔さシテもラわァ

【禍福】使用
ほォ、統率が取レてヤがル
取リ囲ンで来るヨウな動キ…ダガね、此方とシちャ好都合ヨ
指先カら血の弾丸ヲ射出
自分を取り囲ム敵の体ヲ「跳弾のための壁」に利用スる

ヤァ、海っテなァ障壁ガ少なクてナァ
自分等かラ壁に立候補シてクレるタぁ殊勝な心掛ケじゃネェか
と、揶揄半分ニ笑い
怪音波の攻撃ハ、自分の攻撃デ空いタ包囲網カら抜け出シ直撃を回避
ダメージ量をコントロールすル

サ、次はアヴァタール級にゴ挨拶ト行こウゼ


「オーおー、手際が良イねェ。応援に来タ心算だッタが、こリャ要ラぬ世話ダっタか?」
 左右に展開しつつあった敵艦隊が離脱を始めているのを見て呟くのは青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)だ。
「マ、でモ初顔の敵見テおキてェシ、チとバかシ邪魔さシテもラわァ」
 そう言って構えるのは拳銃……ではなく、銃を模したいわゆる指鉄砲。
「きししし。我々の前にただ姿を晒すとは迂闊!」
 敵陣でそうやって立つディアボロスを『竜堕児・フクリュウ』達が放っておくはずもない。
 有効な攻撃が出来るように、『竜堕児・フクリュウ』達はイカスを取り囲むように動き始める。
「ほォ、統率が取レてヤがル。取リ囲ンで来るヨウな動キ…ダガね、此方とシちャ好都合ヨ」
 指鉄砲を『竜堕児・フクリュウ』の一体に向ける。冗談のような光景。しかしその指鉄砲からは血液から作り出された弾丸が飛び出す。
 パラドクス『禍福』。その意味は運試し。弾丸は跳弾し、その場の複数人に当たる。とはいえ、この海では跳弾を狙うのはあまりに困難。であるはずだったが。
「ヤァ、海っテなァ障壁ガ少なクてナァ」
 イカスが笑う。
「自分等かラ壁に立候補シてクレるタぁ殊勝な心掛ケじゃネェか」
 弾丸は他ならぬ『竜堕児・フクリュウ』にあたって跳弾し、複数の『竜堕児・フクリュウ』にヒットする。
 飛んでくる反撃の超音波を、攻撃により空いた包囲網の穴を通って可能な限り影響を軽減する。
 次なる『竜堕児・フクリュウ』の攻撃に備えて周囲を警戒しつつ、イカスは言うのだった。
「サ、次はアヴァタール級にゴ挨拶ト行こウゼ」
 『竜堕児・フクリュウ』のことは充分分かった。次は『天龍』とやり合いたい、と。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

東雲・或莉
【新宿鎮守府】にて引き続き冥海機との交戦に入ります。
通常の艦艇は味方が対処してくださったようですね。であれば蓮十郎様、私どもはあちらのトループス級に対応いたしましょう。
蓮十郎様、援護いたします。どうか私の声にお耳を傾けてくださいますよう。

Ocellus統合情報収集システム起動。接近する水上目標を捕捉、追跡開始。
近いものから順に番号を割り振り、常時その動向を〈偵察〉し〈情報収集〉します。
蓮十郎様に隙を見せた個体と蓮十郎の脅威となる個体は適宜その存在を報告致しましょう。
さて――こちらに接近する個体は《サラカエルの眼》攻性電子戦システムを使用、瞬時に加熱しその機雷諸共に爆ぜて頂きます。


篠村・蓮十郎
引き続き【新宿鎮守府】で出撃

通常艦艇の無力化は首尾良く進んだ様だな。
残りがクロノヴェーダのみなら遠慮は要らん。
俺の目の届かぬ所は任せる。力を借りるぞ、東雲。

周囲の索敵は東雲に任せ、眼前の敵群を討つ
霊力を集め壱號機械腕から火炎弾を放ち焼き払っていく
報告に従い此方を狙う者、隙を見せた者には即座に対処
分断されないよう東雲から離れずに立ち回ろう

完全包囲を避ける為、迅速かつ確実な撃破を心がけ
布陣に風穴を開けていくとしよう


 先のディアボロスが交戦を開始するのとほぼ同時、左右に展開しつつあった敵艦隊が離脱を始めているのを見て会話を交わすディアボロスが2人。
「通常の艦艇は味方が対処してくださったようですね。であれば蓮十郎様、私どもはあちらのトループス級に対応いたしましょう」
「あぁ、通常艦艇の無力化は首尾良く進んだ様だな。残りがクロノヴェーダのみなら遠慮は要らん」
 同じ旅団に属する二人、東雲・或莉(Eyewall・g09896)と篠村・蓮十郎(鋼剣・g09914)だ。
「蓮十郎様、援護いたします。どうか私の声にお耳を傾けてくださいますよう」
「あぁ、俺の目の届かぬ所は任せる。力を借りるぞ、東雲」
 或莉は自身の得意とする情報収集能力を活かし、接近する水上目標を捕捉し、近いものから順に番号を割り振り、自前のハイエンドスマートフォン『WasPhone Pro』を活用しながら、常時その動向を監視し始める。
 見れば、洗練されているとは言い難い歪な形の義手『壱號機械腕』を構えて前に出る蓮十郎に対して、『竜堕児・フクリュウ』は側面に回り込みながら包囲する形で移動しつつある。
 或莉が素早くこれを警告する。
「分かった。完全包囲を避ける為、迅速かつ確実な撃破を心がけ、布陣に風穴を開けていくとしよう」
 そう言って、左側から接近する敵に向き直り、『壱號機械腕』を構える。
「焼き払うまでだ!」
 霊力が熱量へと変換され、『壱號機械腕』から火炎弾が撃ち出され、包囲を目指す『竜堕児・フクリュウ』の部隊を焼却する。
 対する『竜堕児・フクリュウ』も反撃として超音波を放つが、或莉の素早い警告の甲斐あって、『竜堕児・フクリュウ』の包囲連携は乱れており、そのダメージは散発的なものに留まった。
 それを見た、右側面を狙っていた『竜堕児・フクリュウ』がターゲットを変更する。
「きしししし、後ろで支援してるやつがいるぞ! 先にやっつけろ!」
 『竜堕児・フクリュウ』はそのタツノオトシゴのような乗り物を加速させ、刺突機雷を槍の如く構えて、突撃する。
 とはいえ、或莉は既にその動きを捉えている。『竜堕児・フクリュウ』の突撃は確かに素早いが、対処できない程ではない。
「目標を捕捉、追跡を開始。指向性高出力電波放射を開始します」
 或莉のレーダーシステムから放射されるのは高い指向性を持った高出力マイクロ波。
「きししし……あ、あつい……!?」
 それは速やかに『竜堕児・フクリュウ』を加熱していく。
 『竜堕児・フクリュウ』は自身が焼け切る前にと、突撃し、刺突機雷を或莉に突き刺して諸共爆破するが、先手を打って攻撃した分、与えたダメージは圧倒的に或莉の方が多い。
 2人の見事な連携には一切の乱れは見当たらず。
 或莉は素早く周囲の状況を把握し直し、次なる攻撃ターゲットを設定し、蓮十郎はそれに対応すべく動き出した。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【水中適応】がLV3になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!

柳瀬・渚
刺突機雷って……なんていうか中世の騎兵みたいだね。突撃をまともに食らったら絶対やばい……注意しなくちゃだね。

想像だけど、見た目からして水中戦が得意そうな敵っぽいよね。
そうなると、水上で戦うよりは【水中適応】を使ってこっちも水中で戦うほうが良さそうかもしれないね。
水上から水中を撃つよりは同じ水中のほうが当てやすそうな気もするしね……

相手が接近してくるっていうなら、【特殊砲弾「撃滅砲弾」】かな?
本当はこっちから近づく技だけど相手が突っ込んでくるならしっかり構えて迎撃できそうだよね。

重巡級海戦装に取り付けてある対艦装甲をしっかりと構えて敵の突撃を防ぎつつ、パラドクスの砲撃で反撃していくよ。


 海上の敵が先のディアボロス達の活躍により殲滅されそうになっている頃の海中。
「刺突機雷って……なんていうか中世の騎兵みたいだね。突撃をまともに食らったら絶対やばい……注意しなくちゃだね」
 柳瀬・渚(人間の海戦装姫・g09826)は、敵の武装を見てそう呟く。
 そんな中世の騎士のような自爆武装が第二次世界大戦末期に日本などで使われていたのだ。もっとも、普通の人間が水中で馬に乗った中世の騎士の如く素早く突き刺すことなど叶うはずもなく、その攻撃が成功した例はないとされている。
 そのような武装でも、クロノヴェーダが使えば、厄介な突撃武器と化すのだから恐ろしい話である。
 そんなことを考えている渚がなぜ海中にいるのか、それは。
(「想像だけど、見た目からして水中戦が得意そうな敵っぽいよね」)
 と考えた渚は水中戦を試みることにしたからであった。海上の敵とは海上で、海中の敵とは海中で戦うのが望ましいので、判断は間違っていない。
 そして、渚の考えた通り、海中にも『竜堕児・フクリュウ』は潜んでいた。
 海中からの奇襲攻撃を企んでいた『竜堕児・フクリュウ』は発見されたことを悟り、タツノオトシゴ型の乗騎を半ば暴走させることで、渚に向けて複雑な軌道を取りながら接近し始める。
(「相手が接近してくるっていうなら」)
 敵が接近してくると言うのは本当は怖いが、だが、倒すためには立ち向かわなければならない。
 重巡級海戦装の連装主砲に装填されるのは、射程が短い代わりに強烈な破壊力を持つ特殊砲弾。
 対艦装甲を盾に接近して攻撃することを想定したパラドクスだが、向こうから接近してくるなら、より容易に攻撃が出来る。
 『竜堕児・フクリュウ』が突進してくる。渚は素早く特殊砲弾を放ち、『竜堕児・フクリュウ』を攻撃する。
 とはいえ、暴走した乗騎を操る『竜堕児・フクリュウ』は止まらない。『竜堕児・フクリュウ』はその特殊砲弾の損傷を受けながらも突進。しかし、渚は事前に構えておいた対艦装甲で突進を受け止めた。
 渚の重巡級海戦装の対艦装甲と『竜堕児・フクリュウ』のタツノオトシゴ型の乗騎がぶつかり火花を散らす。
 その防御はパラドクスのダメージを完全に防ぐことは叶わなかったが、致命傷を避けるのには役立った。
 幸い、海中に潜んでいた敵の数は多くなく、渚一人でも充分対処が可能そうだ。

 やがて、海中、海上共に『竜堕児・フクリュウ』が殲滅されるまでに、そう時間はかからなかった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【避難勧告】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

「ほう、随伴艦もトループス級もやられたか」
 砲の形をした右の拳と普通の左の拳をぶつけ合わせ、『天龍』が戦意を示す。
「まぁ、仕方ねぇな。指揮ってのはどうにも性に合わなくてな。いっそ邪魔だったくらいだ。やっぱり俺は、俺自身が敵を直々に叩いてこそだ」
 『天龍』の騎乗する水龍型兵器が起動する。右手の連装砲がディアボロスに向けられる。
「さぁ、かかってこい。ここからは『天龍』様が相手だ」
アンゼリカ・レンブラント
応援に来たが流石は復讐者だね
私も暴れさせてもらおうかなっ!

【水面走行】と【水中適応】の恩恵を受けつつ
ダッシュで寄りてパラドクスの格闘戦!
仕掛ける機は仲間に合わせ、打ち込んだ後は
しっかり相手の兵器を障壁とオーラで凌ぎながら
近接戦を戦っていくよ

海でもここに頼れる仲間達がいて
人々を守るための戦いがあるなら地上と同じさ
勇気を最大まで燃やし、さらに拳の光を滾らせ
一歩も引かずに戦っていくよっ!

兵器を凌いだら敵のボディを蹴り砕いてやるともっ
POWで仲間をディフェンスし、反撃の機会も得て消耗させ
仲間の一斉攻撃に合わせ最大まで力を溜めた
《光獅子闘拳》をお見舞いし粉砕を狙うよっ
私のめいっぱいの光、受け取れぇーっ!


八百陣・葵漆
さて、アヴァタール級が動き出したみたいだね
しかし、海戦の準備なら用意してあるよ
これまでに仲間が積み重ねてくれた【水中適応】も使いつつ戦おうか

使うパラドクスは『欺計:水絡繰』
自作の絡繰り(スクリューとかついた武装)を装着することで水中行動を補助しつつ
敵の『水龍噛雷』に対してこちらも魚雷を発射
ぶつけて対処すると共に、水中の視界を悪化させよう

そうして戦っている間に、こっそりと放っておいた静音式の魚雷で、天龍を撃沈させるよ!

仲間がいれば接近を教えてもらえたかもしれないのにね
それが単騎の限界さ

(天龍宿敵主:特に因縁等は無し)


柳瀬・渚
すっごく荒っぽい……できれば関わり合いにはなりたくないタイプだけど。ここを突破するためにも倒さなくちゃだよね……

引き続き【水面走行】を利用して戦うよ。
敵の技は機動力の高さが売りみたい。重巡級海戦装の主砲だと捉えきれないかも。
ここは小回りの効く【集中銃火】を使うね。小回りの効く機銃の弾幕なら敵を捕捉するのも簡単だろうし、装甲の薄そうな敵なら機銃でもいい感じのダメージ入りそうだもんね。
好戦的な性格なら水龍型兵器の影に隠れながら突撃するようなことはないだろうし、そういう面を利用して本体を攻撃していくね。

撃ち合いだったらこの海戦装の得意分野、対艦装甲を構えて敵の攻撃を防ぎつつ機銃を撃ちまくるよ。


旗楽・清政
天龍…確か、元の歴史では軽巡洋艦であったと聞く。
駆逐級のアヴァタール級とは幾度か交戦したでござるが、
軽巡が元となりしアヴァタール級とは初めて交戦する故、
その実力が如何程のものか、お手並み拝見と致そう。

敵の実力を知るのが目当て故、小細工は無しでござる。
「旗楽・清政、推参! 貴様の力、見せてもらおう!」
緑玉の片鎌槍を構え、全身全霊の力を込めた、翠緑の疾風で突撃でござる。
彼奴のパラドクスは突撃しつつの射撃。
互いに突撃するとなれば、突撃し合う双方が交錯するはず。
その時に、何れの力が上か、此奴の力が如何程か、はっきりとわかろう。

天龍の射撃は、五枚胴具足と全身に漲らせた闘気の守りで受け止め防ぐと致そう。


野本・裕樹
海戦に慣れている方々の動きは参考になりますね、お見事です。
残るは指揮官、私もお力添えさせていただきます。

指揮が性に合わないのは仕方ありませんね……でもまさか邪魔者扱いとは。
それならそれで連携はしっかり行うべきでしょう、こちらは連携させてもらいますよ。

【パラドクス通信】で連絡を取り味方と連携を、攻撃のタイミングを合わせ隙を減らして戦います。
トループス級の相手をしていただけたお陰で体力に余裕があります、積極的に前に出て必要なら味方のディフェンスも請け負いましょう。

《雷光刀『雷花』》で創った雷光の刀身で相手を両断、それが難しくても足止めする事ができれば味方の攻撃するチャンスを作り出せる筈。


青天井・イカス
アドリブ・連携、お任セ

手前ェがコノ場の竜の親玉、『天龍』カい
はハン、分かリヤすイ性格で助カるゼ
俺モ単純明快なのハ嫌イじャねぇ
サァ、此処でキッちりカタ付けヨウぜ

此奴ヲ倒セば一旦撤収…ナら出シ惜シミは無シだ
俺のアりッたケの一撃、手前ェにクレてヤる
刻遡の影響デ俺にャ痛覚ガねぇカラ、被弾も気にセず真正面カら特攻
逃ゲる事の叶わナイ渦潮に肉を引キ裂カれヨウと、ソのママ突き通ル

肉薄シたラ【スコルピオンスティング】を使用
ヨォ、此レにてサパッと幕引キだ
最高の一撃ヲ見舞ワすゼ
オ疲れサン

ッつっテも、アヴァタール級なラまた別デ逢ウ事もアるだロウがナ
ともアレ今回は俺達の勝チだ
目的達成
大手振ッて帰投シよウゼ


「手前ェがコノ場の竜の親玉、『天龍』カい。はハン、分かリヤすイ性格で助カるゼ。俺モ単純明快なのハ嫌イじャねぇ。サァ、此処でキッちりカタ付けヨウぜ」
 そういって、『天龍』に声をかけるのは青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)だ。
「おう、ここできっちり決着つけてやるよ、ディアボロス」
 その言葉に『天龍』は応じる。
「すっごく荒っぽい……できれば関わり合いにはなりたくないタイプだけど。ここを突破するためにも倒さなくちゃだよね……」
 その様子に少し怖気付きつつも、自身を鼓舞するのは柳瀬・渚(人間の海戦装姫・g09826)だ。
「天龍……確か、元の歴史では軽巡洋艦であったと聞く。駆逐級のアヴァタール級とは幾度か交戦したでござるが、軽巡が元となりしアヴァタール級とは初めて交戦する故、その実力が如何程のものか、お手並み拝見と致そう」
 そのやりとりを見て、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)もやる気を燃やす。
「応援に来たが流石は復讐者だね。私も暴れさせてもらおうかなっ!」
 そこに救援機動力で応援に駆けつけたアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)がもうアヴァタール級のみになっていることに感心する。
「えぇ、海戦に慣れている方々の動きは参考になりますね、お見事です」
 その感心に野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)もまた同意する。
「指揮が性に合わないのは仕方ありませんね……でもまさか邪魔者扱いとは。それならそれで連携はしっかり行うべきでしょう、こちらは連携させてもらいますよ」
 しかし、と裕樹がコメントし、一同はパラドクス通信で短く、しかし確実にその作戦を共有した。
「此奴ヲ倒セば一旦撤収…ナら出シ惜シミは無シだ。俺のアりッたケの一撃、手前ェにクレてヤる」
 まず突撃するのは青天井・イカス(このうえなく・イカス・g02133)。
「ほう、正面から来るか、いいだろう」
 その突撃を見て、やる気を出す『天龍』。
 逆説連鎖戦において約一分の間に能動的に行動出来るチャンスは一度。故に攻撃のチャンスは慎重に見定めるべきだが、攻撃的で自信家な『天龍』は、真正面から向かってくるイカスに応じないわけにはいかない。
 『天龍』は水龍型の騎乗兵器を操り、敵の周りを高速周回することで大渦を作り出す。
 それはイカスを容赦なく飲み込む。反撃はしない。
「はっ、ありったけの一撃とやらはどうした!」
 反撃の来ない様子を見て、『天龍』はイカスが海の藻屑になったと判断し嘲り笑う。
 しかし。
「あァ、最高の一撃ヲ見舞ワすゼ」
 その油断した『天龍』に向けて、イカスの砂漠の蠍が如き猛毒を宿らせたパラドクスの一撃が振るわれる。
 油断した『天龍』に見事にヒットしたその一撃は、反撃すら許さない。イカスは軽傷とは言えないダメージを負ったが、その価値のある一撃を喰らわせたと言えるだろう。
「旗楽・清政、推参! 貴様の力、見せてもらおう!」
 その隙を逃さず、堂々と名乗りをあげた清政を先頭に4人のディアボロスが一気に肉薄する。
「ちっ」
 『天龍』もやはり油断ならないアヴァタール級。素早くそれに反応し、反撃する体制を取る。
「僕はこれまでに仲間が積み重ねてくれた【水中適応】も使いつつ戦おうかな」
 そして、『天龍』の意識がイカスと突撃したディアボロス達に集中している間に八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)が密かに海中に潜るのだが、イカスに集中している『天龍』はすぐにはそれに気付けない。
「それがしの槍、馳走しよう。遠慮は要らぬ!」
 まず、パラドクスを発動したのは名乗りを上げた清政。エメラルド色に輝く穂先を持つ片鎌槍を構え、エメラルド色に輝く疾風の如く突撃する。
「だったら俺の突撃も味わっていけ!」
 『天龍』もまた反撃として水龍型の騎乗兵器を駆り、射撃しながらの突撃。
 清政はエメラルド色の武者鎧『緑玉塗五枚胴具足』で砲撃を受け流しつつ、突撃。
 やがて、両者が交差する。
 果たして、優勢なのは攻撃した清政の側である。
 そして、攻撃は終わらない。
「機動力の高さが売りみたい。重巡級海戦装の主砲だと捉えきれないかも。ここは小回りの効く【集中銃火】を使うね」
「海でもここに頼れる仲間達がいて、人々を守るための戦いがあるなら地上と同じさ。勇気を最大まで燃やし、さらに拳の光を滾らせ、一歩も引かずに戦っていくよっ!」
「トループス級の相手をしていただけたお陰で体力に余裕がありますよ」
「ぐっ!」
 そこにさらに3人のディアボロスが一斉にパラドクスをぶつける。
 『天龍』もまた反撃として高機動を活かして砲撃しつつの撹乱攻撃を試みるが。
 渚の放つ重巡級海戦装に搭載された複数の対空機銃を集中運用し、弾幕で高速で移動する『天龍』を捉える。
「好戦的な性格なら水龍型兵器の影に隠れながら突撃するようなことはないだろうし」
 とは作戦を相談した時に渚が言った言葉。その言葉の通り、『天龍』は逃げも隠れもしなかった。
 弾幕で足を取られた『天龍』に対し、さらに2人のパラドクスが到達する。
 アンゼリカの拳を包む手甲:戦姫闘拳『Shine Fist』から生み出された、 黄金獅子状のオーラを帯びた体から繰り出される正拳突きが。
 裕樹の持つ刀、『雷光刀『雷花』』の暴走する雷光を無理矢理刀身に固定した荒れ狂う雷の力の一撃が。
 それぞれ、『天龍』に突き刺さる。
「くっ……やるじゃねぇか。だが、これで終わりか……?」
 海上にいるディアボロスはこれで全員。ならば、再び自分が攻撃するチャンスもある……。
 そう考えたその時、『天龍』はふと気付く。
「待て、後1人いただろう!」
 その通り。海中には5人のディアボロス達の攻撃に紛れ、海中に潜んでいる葵漆がいる。
 土壇場で気付くとは、侮れないアヴァタール級。
 しかし、あまりに遅い。
「魚雷か!」
 海中から『天龍』に向けて進む魚雷。
 『天龍』は再び水龍型の騎乗兵器を操り、高速周回することで大渦を作り出し、魚雷を迎撃すると共に、最後のディアボロスを攻撃しようとする。
 しかし、渦潮で自身の懐中視界を失ったのは失策だった。
 葵漆が放った本命の静音魚雷が渦潮から飛び出す。
「しまっ」
 『天龍』は自身の失策に気付いたが、あまりに遅きに徹している。
「仲間がいれば接近を教えてもらえたかもしれないのにね、それが単騎の限界さ」
 葵漆の言葉の通り。
 もし、トループス級が生き残っていれば、海中で潜むことは出来なかった。
 もし、トループス級が生き残っていれば、魚雷の不意打ちも敵わなかった。
 もし、トループス級が生き残っていれば、迎撃を任せることもできたはず。
 この不意打ちは完全に、仲間を軽視し、邪魔とまで言い放った『天龍』の瑕疵と言えた。
 そして、この瞬間、全員の行動が終わり、戦闘が始まってから約1分が経過した。
 『天龍』はその時を全員纏めての攻撃のチャンスと捉えていたわけだが、それはディアボロスも同じこと。
 そして、葵漆の攻撃で怯んだ『天龍』にはすぐには攻撃が出来ない。
「撃ち合いだったらこの海戦装の得意分野、機銃を撃ちまくるよ」
「ではもう一度、馳走しよう。遠慮は要らぬ!」
「引き千切れ、「雷花」」
「ヨォ、此レにてサパッと幕引キだ。オ疲れサン」
「水中であろうとも、準備を整えればこんなものだね」
「私のめいっぱいの光、受け取れぇーっ!」
 一斉にディアボロスのパラドクスが放たれる。
「く、そ……が……」
 パラドクスが終わった時、そこにはもはや『天龍』と言えるものの姿はなかった。
 仲間を軽視したクロノヴェーダは仲間達との連携を重視したディアボロスの前に敗れたのである。
「ッつっテも、アヴァタール級なラまた別デ逢ウ事もアるだロウがナ。ともアレ今回は俺達の勝チだ。目的達成。大手振ッて帰投シよウゼ」
 着実に神奈川県沖の制海権は獲得しつつある。横須賀の敵の拠点まで、きっと後少しだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【水中適応】がLV4になった!
【防空体制】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年06月20日