リプレイ
李・風美
連携・アドリブは歓迎です
思い切り警戒させる。即ち存分におちょくればいいアルな。ヲホホホホ。
得意分野ネ。やらいでか、アル。
異変をご所望なら存分に提供して差し上げるヨ。
パラドクス【安忍透布】を使用、【光学迷彩】で敵軍近くまで移動します。
(利用できそうな物陰があればそこへ)
武器「商竹売」を地面へ刺し、地中を経由、敵軍のど真ん中から生やしてそのまま鞭のように周囲を乱れ撃ち。
まだおちょくれそうなら竹に対応してるところへ追加で「無印爆弾」をポイポイお届け。💣
満足するか位置がばれそうになったらさっさと撤退します。
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
勝手に勘違いしてくれるってんなら存分にして踊ってもらおうか
罠を張るのもありだが今回はこいつを使おう
【行動】
まずはパラドクスを使用し蝶の機械を製作
それを統率、遠隔操作して敵に向かわせる
蝶は触れると麻痺する鱗粉を振り撒いたら壊れる代物
鱗粉に触れて麻痺しても、その前に蝶が見つかって壊されても十分足止めにはなるはずだ
パラドクス通信も使い仲間と連絡を取り合って積極的に連携を行う
必要なら仲間のフォローに入るなり臨機応変に対処する
●蝶と爆弾
此度の最初の任務は敵軍を警戒させること。
元より何かがあると踏んで進軍してきている敵ならば、即ち。
「存分におちょくればいいアルな。ヲホホホホ」
李・風美(胡乱でチャイナな瓶底眼鏡・g00381)は口許に両袖を添え、企み混じりの笑い声をあげた。
オーギュスト・マルモンが率い、観測のジョミニを副官とする軍は侮れない。されど、相手が警戒に警戒を重ねる方針であるならば好都合だ。
「勝手に勘違いしてくれるってんなら存分にして踊ってもらおうか」
荒田・誠司(雑草・g00115)も敵陣の様子を窺いながら、此度の状況を思う。
「得意分野ネ。やらいでか、アル」
そうなれば、すぐにでも実行するべきだろう。
敵軍の気配を探った風美は口許をそっと緩め、作戦を決行していく。遅滞戦術の基本的な行動といえば、散発的な攻撃を仕掛けるなどして敵の移動を遅らせること。
「異変をご所望なら存分に提供して差し上げるヨ」
そして、風美はパラドクスを発動させた。
――安忍透布。
それは姿を隠すことができる布状のガジェットを身に纏う力だ。これによって隠密行動を伴う情報収集は勿論、奇襲攻撃を行うこともできる。無論、光学迷彩は敵に見つかるまでの効果しかないが、今回は充分な力を発揮できる。
仲間が隠密に動くことを察知した誠司も行動に移っていった。
「罠を張るのもありだが今回はこいつを使おう」
発動、火花蝶。
痺れさせてこい、と告げた先に飛んでいったのは特殊な粉を振りまく蝶。特殊な粉は味方や一般人、地形にはただの粉だが、敵にかかれば電撃に打たれたような痺れを齎すものだ。
蝶は粉を振りまき終わると自動的に壊れてしまうものであるのも、今回の戦術に相応しい。
(「敵が鱗粉に触れて麻痺しても、その前に蝶が見つかって壊されても十分足止めにはなるはずだ」)
それらを統率した誠司は、遠隔操作をしていく。
風美も敵軍近く――それもぎりぎりで接触しない距離まで移動していった。
(「あの辺りの物陰が利用できそうアルな」)
この攻撃は敵を倒すためのものではないため、命中率などは気にしないで良い。商竹売を地面へ刺した風美は周囲を乱れ撃ちにするべく、おちょくり目的の一撃を放った。
同時に誠司が操る蝶々が現れ、敵軍の視線を奪っていく。
「!?」
それによって最前線についていたトループス級が身構える。まだおちょくれそうだと感じた風美は竹に対応しているところへ、追加で無印爆弾を投げていった。
(「ポイポイお届けアル!」)
相手にダメージは与えられないものの、撹乱目的としては充分だ。誠司の方は衝撃と痺れを与えており、風美が万が一に見つかっても追い縋られない工夫になっている。
そろそろだと判断して満足した風美は素早く踵を返し、一気に撤退していった。
パラドクス通信で連絡を取っていた誠司も同様に距離を取る。そうして、頷きと視線を躱したディアボロス達は次なる戦いに繋げるための準備に入っていく。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
パリの再制圧など以ての外
この作戦を成功させ、必ず守りきらなくては
遅滞戦術か…
陸上行軍なら、足元は気になる所でしょうから
カペルの提案していた
地雷を警戒させるべく、何かを埋める作戦でいきましょう
遠くにいる軍勢からでも見えるよう
見通しの良い地域を片っ端から掘り返して、花の種を深めに埋めます
掘った事が分かりやすい様
雑に土を被せた部分と
きちんと地表を整えて、よく見なければ掘り返したと分からない部分を作り
雑に土を被せた部分がブラフで、埋めた事が偽装されている場所に地雷が埋まっていそうな風に仕上げておきます
自動人形が花の種に怯えるなど、種を明かせばお笑い草ですが
精々、利用させて貰いましょう
キリ・ヴェルウィスト
パリを奪い返すために攻めてくるか。
ナポレオンはもちろん、ジョミニも同様に俺たちの情報収集能力を脅威と見ているようだな。
……それなら、あからさまにパリ周囲の環境を変化させてみるか。
花の種を持ち込んで【植物活性】を使用、植物を活性化、成長させる。
生い茂った植物の中に罠……ではなく手の中に隠し持てるような小石を仕込み、罠と誤認させてみよう。
進軍方向の先に突然植物や花が生い茂れば、そこに罠が張られると警戒するだろうしな。
もしくは伏兵も配置させやすい。なんにせよ、突然出現した植物に警戒してくれれば御の字というものだ。
……まあ、ブラフがどこまで通用するかだが。
●芽吹き
パリの再制圧など以ての外。
この地を巡る状況を思い、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は決意を固める。
「今回の作戦を成功させ、必ず守りきらなくては」
「パリを奪い返すために攻めてくるか。ナポレオンはもちろん、ジョミニも同様に俺たちの情報収集能力を脅威と見ているようだな。それなら……」
キリ・ヴェルウィスト(黒き残影・g08516)も考えを巡らせ、敵陣がいるであろう方向を見据えた。
そのために先ず行うべきは遅滞戦術。
散発的な攻撃を仕掛けることで敵の移動を遅らせるものや、揺動で敵を警戒させたり、虚偽の情報を与えて欺くといった作戦が取れる。そういった様々な作戦の中で二人が選んだのは植物に関することだ。
「陸上行軍なら、足元は気になる所でしょうから――」
相手から見れば地雷や爆発物などの罠が厄介だろう。そのように警戒させるべく、花の種を埋める作戦がいい。
ソレイユがそのための用意をしていく中、キリも自分が準備した種を取り出す。埋めるという行動を相手に印象付けるソレイユに対し、キリが取ったのは少しばかり違う観点からの策だ。
「あからさまにパリ周囲の環境を変化させてみるか」
植物活性を使用したキリは素早く種を植える。
発動したレベルならば一日以上経てば芽が出てくるだろう。一目では変化を感じられないが、通常の植物の育ち方と比べれば大きな違いが感じられるものだ。
特に相手は警戒に警戒を重ねている状態であり、きっと異変に気付く敵もいるだろう。
それだけはなく、キリは最初から草木が生い茂っている場所にも何かを仕込む仕草を見せた。罠のように見せかけているが、手の中に隠し持てるサイズの小石を仕込み、誤認させる作戦だ。
「この後、進軍方向の先に突然植物や花が生い茂れば、そこに罠が張られると考えて警戒するだろうしな」
もしくは伏兵も配置させやすい。
キリが手早く行動を終えていく中、ソレイユは敢えてゆっくりと花の種を植えていた。素早く行動する者の姿に加え、念入りに何かをしている様子のディアボロスがいれば、敵は様々な可能性を考えるだろう。
特に遠くにいる軍勢からでも見えるよう、ソレイユは見通しの良い地域を片っ端から掘り返していた。花の種は深めに埋めることで、掘ったことが分かりやすい形にもしている。
雑に土を被せた部分。そして、きちんと地表を整えた部分。後者はよく見なければ掘り返したと分からない部分を作っておき、雑に土を被せた部分がブラフであると錯覚させる。
「これでよし、と」
埋めたことが偽装されている場所に地雷が埋まっていそうな風に仕上げておけば完成だ。
キリが巡らせた植物活性の力により、この花の種も数日後には芽吹くだろう。そうなればパリ周辺の景観もよくなり、一石二鳥というわけだ。
「自動人形が花の種に怯えるなど、種を明かせばお笑い草ですが……」
「なんにせよ、突然出現した植物に警戒してくれれば御の字というものだ」
「えぇ、精々、利用させて貰いましょう」
「……まあ、ブラフがどこまで通用するかだが」
「それを成してみせるのが私達の役目です。きっと……いえ、必ず成せます」
そうして、ソレイユとキリは頷き合う。
守るべき都への思いは強く、これから始まる戦いへの静かな闘志が彼らの胸裏に燃えていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
トロワ・パルティシオン
あのネイが任されてた地だ、奪還に動くとは思ったけど
ナポレオン本人はまだ動かないか
事情は知らないけどさ、その隙は遠慮なく突かせてもらうよ
防衛ラインもどきを引いてみよう
持ち込んだライン引き(校庭で使うアレ)で
敵軍の進路上に大きな四角形を引くよ
踏み込めば何かがあると思わせるんだ
もちろん何も起きないけど、図形は沢山引いてある
大小様々、迂回した先にもまた別のがある
どれかが本命と思えば全て避けるしかない
何度も大きく迂回させて時間を稼ごう
すごく横長の物も混ぜようか
明らかなブラフでも無視できないのはきついよ
それにしても…【アイテムポケット】があればなあ
粉の補充が大変だ
新宿島での便利さにすっかり慣れてしまったね
曖明・昧
パリ、確か、フランスの、首都だったな。よくわかんないけど。
七曜の戦の終わりまで守りきれば、パリも僕たちの物ってことかな。よくわかんないけど。
そうすれば……そうすれば……。
「あの人の笑顔を取り戻せるだろうか。よくわかんないけど。」
昧はイグジストハッキングを発動。
敵の弱そうなやつを狙い、存在をなかったことにしてやる。
強い奴は狙わない。
味方が減っていれば、きっと警戒してくれるだろう。よくわかんないけど。
「なんか、よくわかんないけど、すごい力だな。これは。」
初めて使った力だが、自分の力に驚いている昧であった。
攻撃を行った後は全力で逃げることを忘れずに。
旗楽・清政
「軍事的には、確かにチートでござるよな」
確実に敵の作戦を見抜き、時間も距離も関係なく戦力が移動。
そんな敵が相手となれば、指揮は困難でござろう。
とは言え、これも戦場の習い。それに、あの忠勇たるネイ元帥と刃を交えて
奪還したからこそ、そのパリを再び奪われるわけには行かぬ。
それがしの遅滞戦術でござるが、行軍の間毎日二回、逢魔が時と払暁に、
物陰から銅鑼をジャーンジャーンと打ち鳴らしてくれよう。
彼奴らに休息の必要があれば休息もままならず疲労を招くでござろうし
そうでなくても警戒させて行軍速度を落とすのは可能でござろう。
何度かに一度は実際に襲撃を仕掛け、銅鑼が鳴れば攻撃があるやもと
思わせ続けるでござる。
●完全なる戦術
ディアボロスがパリを奪還して間もなく。
派遣されてきた敵軍はこの都を取り戻すために進軍してきている。
「あのネイが任されてた地だ、奪還に動くとは思ったけど……ナポレオン本人はまだ動かないか」
トロワ・パルティシオン(迷子のコッペリア・g02982)はパリの地から郊外を見据え、肩を竦めた。されど、どのような状況であれどディアボロスが怯むことなどない。
「事情は知らないけどさ、その隙は遠慮なく突かせてもらうよ」
静かにトロワが意気込む中、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)も敵が訪れるであろう方を見据えた。
「軍事的には、確かにチートでござるよな」
あちらからすればディアボロスは脅威以外の何者でもない。確実に敵の作戦を見抜き、時間も距離も関係なく戦力が容易に移動していく。そんな敵が相手となれば指揮は困難。
「とは言え、これも戦場の習い。それに、あの忠勇たるネイ元帥と刃を交えて奪還したからこそ――そのパリを再び奪われるわけには行かぬ」
清政は先日の戦いを思い返しながら、此度の作戦への思いを語った。
同様に此処に訪れた曖明・昧(十星連・肆妖『無知蒙昧』・g06110)は遠くを見つめている。振り返ればパリの街が見えるロケーションの場所だ。
「パリ、確か、フランスの、首都だったな。よくわかんないけど」
口癖になっている言葉を最後に付け加えながら、昧はぼんやりと考えを巡らせていく。
「七曜の戦の終わりまで守りきれば、パリも僕たちの物ってことかな。よくわかんないけど、そうすれば……」
――そうすれば。
わからないなりにも、昧は何かを予感している。
「あの人の笑顔を取り戻せるだろうか。よくわかんないけど」
「分からぬとしても、行動は裏切らぬでござろう」
昧の言葉を聞いていた清政は頷きを返し、自分の作戦を彼に告げていった。二人以上で行い、合わせ技でいくことで更に効果が増す策であるからだ。
「それがしの遅滞戦術でござるが、実は……」
清政は物陰から銅鑼を鳴らすこと作戦を語ってゆく。
それも敵の行軍の間。毎日二回、逢魔が時と払暁に鳴らせば効果的だ。ジャーンジャーンと打ち鳴らす音は遠くにも響き渡る。その音の意味がわからぬ敵軍は警戒してくれるだろう。
「ふむふむ。つまり……」
「彼奴らに休息の必要があれば、休息もままならず疲労を招くでござろうし、そうでなくても警戒させて行軍速度を落とすのは可能でござろう」
「なるほど、じゃあランダムに襲撃をかければ、もっと警戒させられる。よくわかんないけど」
「お主、実は分かっておるな? そう、銅鑼が鳴れば攻撃があるやもと思わせるでござる」
昧の物言いに慣れてきた清政は静かに双眸を細めた。
そして――此処から、銅鑼の音と襲撃の策が始まっていく。清政が最初の銅鑼を鳴らした直後、昧はイグジストハッキングを発動していった。
敵の中でも弱そうな個体を狙い、ダメージを与えていくことが昧の狙いだ。
「ついでに、存在をなかったことにしても、いい」
それゆえに強い奴は狙わない。
いつの間にか味方が減っていれば、きっと警戒してくれるだろうと考えての行動だ。
「なんか、よくわかんないけど、すごい力だな。これは」
イグジストハッキングは昧としては初めて使った力だが、自分の力に驚くほどの効果があった。昧は徐々にこのパラドクスの扱い方になれていき、敵を動揺させることに成功した。
勿論、攻撃を行った後は全力で逃げることも忘れずに。昧は素早く撤退していき、清政も次の銅鑼を鳴らす時間まで待機することを心に決めた。
そうして、二人を見送ったトロワも行動に移っていく。
「防衛ラインもどきを引いてみよう。とはいっても、使うのはコレだよ」
トロワが持ち込んで来たのはライン引きの道具。日本的に説明するならば校庭で白線を引くために使うものだ。
目に見えて白い線が進軍先に現れるというのは、敵からしても警戒すべきものになる。トロワは敵軍の進路と成り得る場所に大きな四角形を描いていく。
「こうして、踏み込めば何かがあると思わせるんだ」
もちろん誰が線を越えようとも何も起きない。だが、こういった図形がたくさん引いてあれば敵は避けようとするはずだ。ひとつめは何も起こらなかったとしても二つ目、三つ目で爆発などの被害が出ることが起こり得る――なんてことを考えてくれるに決まっている。
大小様々、迂回した先にもまた別の図形があるのは恐ろしいことだ。
どれかが本命と思えば全て避けるしかない。何度も大きく迂回させて時間を稼げば、まさに遅滞戦術の完成だ。
「そうだ、すごく横長の物も混ぜようか」
明らかなブラフでも無視できないのはきつい。警戒を重ねるがゆえに自分達が不利になっていくことを悟らせない。トロワの作戦と行動は完璧だ。
清政と昧の散発的な攻撃も功を奏しており、敵の進軍が遅滞するのは確実だろう。
そんな中、トロワはふと呟く。
「それにしても……アイテムポケットがあればなあ」
粉の補充が大変であるため、トロワは少し疲弊していた。新宿島での便利さにすっかり慣れてしまったのは良いことなのか、それとも。
されど、この苦労もまた必要なこと。
作戦も狙いも上手く巡っているのだと感じながら、ディアボロス達は先を見据えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔
●前線の混乱
「赤ずきん様、奴らが地面に何かを埋めていました」
「報告です、白い線が無数に描かれています」
「赤ずきん様、何者からの攻撃が!」
「奇妙な楽器の音色が聞こえました、赤ずきん様」
自動人形である解体少女達は隊のリーダーである、童話人形『赤ずきん』に次々と異変を報告していく。あまりにも多い報告に対して赤ずきんは対応しきれておらず、僅かな焦りを見せていた。
「何なの? ディアボロスって……」
赤ずきんは護衛のヴォルティジュールドールを周囲に控えさせ、唇を噛み締める。
このまま呑気に進軍してはいけないことは分かっていた。だが、どうすればいいのか戸惑っているようだ。
「貴方達はジョミニ様にも報告を伝えて。残りは更に警戒を強めなさい」
赤ずきんは配下達に命令を下す。
解体少女、ヴォルティジュールドール。そして、赤ずきん。
油断はしていない相手ではあるが、上手く動けていない状態の彼女達に攻撃を仕掛けるならば今しかない。ジョミニやオーギュスト・マルモンとの邂逅はまだ遠いが、混乱を与えられたのは確かだ。
この場のアヴァタール級とトループス級を倒すことこそが、パリを守護するための大切な行動となる。
どの敵から戦いを挑み、どのように倒していくか。
それは此処に訪れた復讐者の選択と行動、そして――戦術次第だ。
⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔
キリ・ヴェルウィスト
随分と難儀しているようだな。
パリ防衛の策はすでに成されている。無様に進軍し、無様に壊滅的打撃を受けるか、それとも……ああ、言い忘れていた。進軍するなら足元だけには注意しておけ。
罠を張り巡らせていることを声高に宣言しておこう。
わざわざ俺たちがこの軍勢の前に出向くんだ、そのせいでブラフである可能性を疑われないようにしないとな。
【影憑】による闇の奔流で大群の解体少女たちを切り刻み、喰らい尽くすぞ。
振動剣は武器で防御、急所へ命中させないようにしよう。
もたついているようだからな、わざわざ俺たちが出向き、こうして相手をしてやってるんだ。指揮官の赤ずきんに文句の一つでも言ってみればどうだ?
旗楽・清政
敵将は、随分と混乱しているようでござるな。
隊の動きからして、それがはっきりとよう分かる。
見ていて気の毒になるぐらいでござるが、さりとて手心は加えられぬ。
せっかく作った隙なれば、存分に付け入るとしよう。
彼奴等の進行方向にて立ちはだかり、敵の先頭集団に向けて青龍水計でござる。
方向は、当然敵の後続の方に向けてでござるな。
「それ、まとめて押し流されるが良いわ!」
押し流された者が後続と衝突し、隊伍を乱してくれれば儲けもの。
反撃は、物騒な得物に相応の悍ましき波動からの、斬撃でござるか。
【防衛ライン】の効果時間分はたっぷり戦うつもりなれば、
逃げずにビームシールドで受け、ダメージをしかと軽減すると致そう。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
七曜の戦までに、パリを護り抜くのが最優先の一つ
その先の指揮官まで削り取れるよう、一つずつ力を尽くすのみ
観測のジョミニにも思う所はあろうが……自動人形の規律と忠義は流石だ
警戒を怠らず……か
今できる事を為す。後顧の憂いは残さない
敵戦力を減らすべく、解体少女の部隊へ襲撃をかける
さあ、踊ろうか
味方とタイミング合わせ襲撃
羽ばたきに乱気流を巻き起こし、吹き飛ばして敵の陣形を乱し
味方には先手の追い風を
敵の動きを観察し、戦況を把握
狙いを合わせて攻撃、確実に数を減らしていく
看破した隙あらば逃さず仕留めよう
反撃には魔力障壁を張って身を護り
剣の振りを観察して回避、深手を避けよう
花の都へは行かせないよ
ライラ・ロスクヴァ
連携アドリブ歓迎
戸惑いが見られますね
今が好機でしょう、参ります
パラドクス通信を用いて他の方々と連携が取れたら息を合わせましょう
突出すれば飲み込まれるだけでしょうから
数が多くても、冷静に対処すれば何ということはありません
飛翔し、解体少女を翻弄していきます
彼女たちのその向こうへ至るため、尽力します
七曜の戦まで、そう長くありません
我々の有利のため、倒さねばならないのです
察知能力が高すぎるのも問題ですね
我々ディアボロスが規格外なのは認めますけれども
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
さて、首尾は上々
あとはパリを狙う不埒な輩を倒して回るだけですね
大群相手ですから、単騎で突出しすぎないようにだけは注意しておきましょう
宙に展開した鍵盤で「白の舞踏」を演奏
骨を鳴らして嗤う死神を喚び、足元から地面へと引きずり込みます
泥濘の地も発動させ、敵軍の行軍を妨害させつつ
仲間と攻撃対象を合わせ
各個撃破して軍団を削っていきます
足元が気になるでしょう?
存分に気にして動けなくなれば良いです
パリはディアボロスが開放しました
今更、再奪還など絶対に許しはしません
反撃には魔力障壁を展開し凌ぎます
斬撃を受けても、指さえ動けば十分戦えます
できる限り自動人形を倒して回り、パリから追い払いたいです
●解体するモノ
最前線に配備されたクロノヴェーダ達は混乱に陥りかけていた。
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は自分達が行った遅滞戦術の効果を実感しながら、次のフェーズに入る覚悟を抱く
「さて、首尾は上々。あとはパリを狙う不埒な輩を倒して回るだけですね」
とはいえ、相手は大群。
誰も単騎で突出しすぎないよう、ソレイユは仲間達の様子を見渡した。それさえ注意しておけば勝てない相手ではないはずだ。これまでの経験からそう感じていたソレイユはそっと頷く。
旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)も敵陣の様子を眺め、しかと身構えた。
「敵将は、随分と混乱しているようでござるな」
隊の動きからして、それがはっきりと分かる。それは見ていて気の毒になるほどのものだが――さりとて、手心は加えられない。清政は自分達が成すべきことを深く理解していた。
「せっかく作った隙なれば、存分に付け入るとしよう」
「えぇ、間違いなく戸惑いが見られますね。今が好機でしょう、参ります」
ライラ・ロスクヴァ(セレーネ・g00843)も静かな声色で現状を示し、既に巡っていたパラドクス通信を用いていく。周囲の仲間との連携はこれで充分に取れるだろう。
小さく頷いたライラが視線を送ろと、仲間達も襲撃のタイミングを計っていく。
「観測のジョミニにも思う所はあろうが……自動人形の規律と忠義は流石だ」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は清政の言葉に頷き、自らも構える。
七曜の戦までに、パリを護り抜くのが最優先。
その先の指揮官まで削り取れるよう、一歩ずつでも力を尽くすことが今の目的だ。警戒を怠らない敵軍は考え方によっては厄介だが、此度はそれを利用するのみ。
キリ・ヴェルウィスト(黒き残影・g08516)は今こそ攻め込むときだと察し、敵陣へと向かっていく。
「随分と難儀しているようだな」
「……ディアボロス!」
キリの姿を見た解体少女のひとりが声をあげた。
心理的優位に立っている現状。更に優位な位置に立つべく、キリは敵に語りかけていく。
「パリ防衛の策はすでに成されている。無様に進軍し、無様に壊滅的打撃を受けるか、それとも……ああ、言い忘れていた。進軍するなら足元だけには注意しておけ」
そうして、キリは自分達が罠を張り巡らせていることを示唆した。
こうやって声高に宣言しておくことで敵に無意味な警戒を抱かせるためだ。その言葉を信じることも、否定することも出来ない状態の敵軍は歯噛みしている様子。
(「わざわざ俺たちがこの軍勢の前に出向くんだ、そのせいでブラフである可能性を疑われないようにしないとな」)
キリは敵部隊の長に作戦が見破られないような言動を心がけている。
ソレイユも前に踏み出し、宙に展開した鍵盤で白の舞踏を演奏しはじめた。音に誘われるように出現したのは骨を鳴らして嗤う死神。
「――死を、忘ることなかれ」
「何、これ!?」
足元から地面へと引きずり込もうとする死神に対し、解体少女が刃を振り下ろした。
しかし、次にソレイユは泥濘の地を発動させる。敵軍の行軍自体を妨害させる力はないが、解体少女の動きを僅かに鈍らせるには十分な力だ。
「足元が気になるでしょう?」
「……!」
「存分に気にして動けなくなれば良いです。パリはディアボロスが解放しました。今更、そちらの軍に奪還させるなど絶対に許しはしません」
そうして、ソレイユは仲間と攻撃対象を合わせることで軍団を削ろうと決めた。
更に清政も敵の進行方向に立ち塞がる。清政は間髪いれずに敵の先頭集団に向けて青龍水計の力を解き放っていく。
「容赦などせぬ。覚悟するでござる」
水流を向ける方向は勿論、敵の後続の方に向けて。
そうすることでただでさえ遅くなっている進軍を逆方向に押し流すことも可能だろう。無論、パラドクスであるがゆえに巻き込めるのは数体だが――繰り返せば何体もの敵を攻撃できる。
「それ、まとめて押し流されるが良いわ!」
押し流された二体が後続の二体と衝突すれば、隊伍も乱されるはず。そうなれば儲けものだとして、清政は解体少女への攻撃を続けていった。
相手の反撃に対して即座に動きを見きった清政は双眸を鋭く細めた。
「物騒な得物に相応の悍ましき波動からの、斬撃でござるか」
敢えて逃げずにビームシールドで受け、ダメージをしかと軽減するのが継戦のための一手。清政に続いてライラも解体少女へ視線を向けてゆく。
(「突出すれば飲み込まれるだけでしょうから、この先手は有り難いですね」)
敵の数が多くても、こうして冷静に対処すれば何ということはない。
ライラは水流に気を取られている敵を狙うべく、解体少女の頭上に舞い上がった。冴える月の如く、ライラは双翼から魔弾を解き放っていく。
集団戦で空を舞うことは自分が攻撃の的になりやすいということだが、今回は地上と空から翻弄する形になった。それも仲間と連携しているがゆえだと感じつつ、ライラは更に翔ぶ。
解体少女達の、その向こうへ。
彼女達を斃し、首魁のいる後方至るためにも尽力するときが今だ。
「七曜の戦まで、そう長くありませんからね」
復讐者が有利な状態で戦を迎えるため、どのような相手であっても倒さねばならない。ライラは先への思いを強く抱き、更なる魔弾を解き放っていった。
其処に続き、エトヴァも解体少女への攻撃を繰り出していく。
「さあ、踊ろうか」
今できる事を為す。後顧の憂いは残さないこと。
そのために敵の戦力を減らすべく、エトヴァは乱気流を発生させた。
青の魔力を込めた翼の羽搏きから生まれた鋭く渦巻く風の刃が敵を次々と斬り裂く。
「集い、踊れ、青き風よ」
味方には追い風を、敵には向かい風を。エトヴァは仲間と狙いを合わせて攻撃していき、大群の数を確実に数を減らしていく戦法を取った。
剣の振りを観察するためには一定の時間が必要だが、今は仲間達が居る。そうやって深手を避けていけばエトヴァは優位を取って戦っていけるだろう。
そして、間合いを計っていたキリもパラドクスを発動させた。
影憑によって起こした闇の奔流が大群の解体少女たちを切り刻み、喰らい尽くすが如く巡っていく。
相手からの反撃があろうともキリは油断などしない。振り下ろされた振動剣を己の武器で防御し、決して急所へ命中させないように立ち回る。
「もたついているようだからな、わざわざ俺たちが出向き、こうして相手をしてやってるんだ」
「くぅ……っ!」
「指揮官の赤ずきんに文句の一つでも言ってみればどうだ?」
「文句を言うとしたらお前よ!」
解体少女はキリに反抗の意思を見せたが、次の瞬間。
膨大な闇の奔流に飲み込まれ、その身体は一気に喰らい尽くされた。キリの猛攻が敵の数を大幅に減らしたことを察し、ソレイユも残りの敵に目を向ける。
「自動人形をパリの地に入れさせることなど、絶対にさせません」
「察知能力が高すぎるのも問題ですね。我々ディアボロスが規格外なのは認めますけれども」
ライラも残り二体まで敵が減っていることを確かめ、追撃の魔弾を放った。
「これにて最後にござる」
「終わりまで喰い尽くせ」
其処に続いたのは清政とキリだ。各自が一体を葬ることでこの周辺に配備されていた解体少女がすべて倒れ伏した。エトヴァはそのことを察し、パリを背にして守るように立つ。
「花の都へは行かせないよ」
その言葉は強く――いずれ来たる新たな戦いを予感させていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【コウモリ変身】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
白尾・真狐
いや僕らも確かに狐になったりイルカになったり色々あるけどさー
流石に見境なしに動物さん殺しちゃうのは可哀そうじゃない!?
血も涙もないんだね!……自動人形だから元から無いかー
相手はこちらに近づいて攻撃してくるわけだし、
近づいてきた相手から【シューティングダンス】の銃撃で応戦してくよ!
片手に近接格闘用ブレード、もう片方に軽量型マシンガンを持つ変則2刀流で
相手が近づいてくるまでは銃撃、近づかれたらブレードで防御するように立ち回るね!
相手もいっぱいいるし、味方のディアボロスと連携してお互いの隙を補うようにするよ!
味方との連携やアドリブも大歓迎!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
いい具合に混乱してくれてありがとう
俺にばかり目を向けてていいのか?
【行動】
まずはパラドクスを使ってカニ型の機械を製作し隠し待機させる
敵が攻撃してきたら盾や警棒で防ぎつつ
コンダクターズホイッスルを吹いて待機させていた製作物を呼び寄せ
統率し酸の泡や強靭な鋏で攻撃してもらう
俺が防戦一方で攻撃を集中して受けていれば製作物への対処は遅れるだろうからな
必要ないかもしれないが何も打つ手がないように演技もしてみようか
パラドクス通信で仲間と連絡をとり積極的に連携していく
必要なら臨機応変に対処する
曖明・昧
作戦は……うまくいったみたいだな。よくわかんないけど。
あとは、目の前の敵を倒すだけだよな。よくわかんないけど。
敵を倒すのは……得意だ。よくわかんないけど。
昧は赤い剣を振るう。すると、剣からは赤い妖精が多数、召喚される。
「いつも通り、頼んだぞ。よくわかんないけど。」
昧が妖精たちにいうと、妖精たちは敵に襲い掛かる。
敵が接近してきたら、昧自身が赤い剣で斬る。
遠は妖精が、近は昧が担当するコンボだ。
●護衛するモノ
同じ頃、別のトループス級の元へ攻撃を仕掛ける者達がいた。
ヴォルティジュールドールもディアボロスの接近に気付いたらしく、戦闘態勢を取っている。
「敵ヲ発見」
「犬デアロウト猫デアロウト残サズ屠ルノミ」
その言葉を聞いた白尾・真狐(まったり狐娘・g05562)は慌てた様子で首を振った。
憂いなく進軍するための方法とはいえ、そんなことまでするのは酷いと非難したくなる言動であるからだ。
「いや僕らも確かに狐になったりイルカになったり色々あるけどさー。流石に見境なしに動物さん殺しちゃうのは可哀そうじゃない!?」
「デハ、オ前タチハ愛ラシイ猫ガ敵トワカッテモ剣ヲ収メルノカ?」
「それは……つまり、血も涙もないんだね! ……自動人形だから元からないかー」
つい反論しかけた真狐だったが、話が通じる相手ではないのだと思い出した。万が一だが、もし同意できる内容を相手が語りかけてきたとしても戦う運命は変わらない。
倒す相手を見誤らないこと。
曖明・昧(十星連・肆妖『無知蒙昧』・g06110)はヴォルティジュールドールを瞳に映し、戦う気概を抱いた。
「作戦は……うまくいったみたいだな。よくわかんないけど」
あとは目の前の敵を倒すだけ。
よくわかんないけど、という言葉を繰り返して呟く昧は身構えていた。
「敵を倒すのは……得意だ。よくわかんないけど」
今は周囲に頼もしそうなディアボロスもいる。負ける気はないとして、昧は剣の柄を強く握り締めた。同様に荒田・誠司(雑草・g00115)も敵陣の様子を探っていた。
「いい具合に混乱してくれてありがとう」
「敵ヲ殲滅スル」
何体かのヴォルティジュールドールは鋭い刃を交差させ、昧や誠司へと敵意を向けているようだ。
「だが、俺にばかり目を向けてていいのか?」
「――?」
誠司は直前にカニ型の機械を製作しており、待機させていた。それは酸の泡を吐く、強靭なハサミを持った頼もしい軍隊蟹だ。敵が攻撃してきたら盾や警棒で防ぎつつ、コンダクターズホイッスルを吹く。
そのまま製作物を呼び寄せた誠司は一気にそれらを統率していき、泡を吐かせた。ヴォルティジュールドールがダメージを受ける中、次の隊には強靭な鋏で攻撃して貰う。
こうすることで波状攻撃を行えると考えた誠司は敵の反撃にも注意を払っていた。
(「俺が防戦一方で攻撃を集中して受けていれば製作物への対処は遅れるだろうからな。必要ないかもしれないが、何も打つ手がないように演技もしてみようか」)
そうすれば敵の油断を誘えるかもしれないが、相手も警戒を強めている身。
一進一退の攻防が巡る中、誠司はパラドクス通信で仲間と連絡をとっていった。積極的に連携していくことに加えて、必要なら臨機応変に対処することも忘れない。
そんな仲間の様子を気にかけながら、真狐も攻勢に出ていった。
(「相手がああくるなら、こう!」)
相手はこちらに近付いて攻撃してくると察した真狐は、一番距離の近い敵に狙いを定めた。其処から解き放つのはシューティングダンスの力を宿した銃撃。
迫りくる敵に果敢に応戦していく真狐は狙いを外すことはない。
片手には近接格闘用ブレード、もう片方には軽量型マシンガンを持つという変則的ながらも真狐らしい二刀流で以て、繰り出される連撃は見事なものだ。
相手がある程度の距離まで接近するまでは銃撃。それ以上に近付いて来られたならばブレードで防御してから切り返す真狐は、素早く的確に立ち回っていった。
「相手もいっぱいいるし、お互いに連携して隙を補おう!」
「わかった。よくわかんないけど」
真狐の呼び掛けに昧が応え、赤い剣を振るっていく。すると、その剣からは赤い妖精が召喚された。ひらりと宙を舞う妖精達は昧の回りを飛んだ後、ヴォルティジュールドールに突撃しはじめる。
「いつも通り、頼んだぞ。よくわかんないけど」
昧がそっと願うと、妖精達は次々と敵に襲い掛かり――その機能を破壊していった。
攻撃を受け止めて体勢を立て直したヴォルティジュールドールもいたが、それは昧自身が赤剣で斬り倒す。遠距離からは妖精が、そして近距離は昧が担当するコンボだ。
そして、其処から更なる攻防が巡っていく。
大群の解体少女を他の仲間達が倒したのと同じ頃合いに、復讐者達はヴォルティジュールドールを全て打ち倒した。
「さて、残るは一体だね」
「指揮官のみというわけだ」
「あれも、倒してしまおうか。よくわかんないけど」
真狐と誠司、昧は其々の武器を構え直し、体勢を整えながら視線を巡らせた。
その先に立っているのは――此度の首魁、赤ずきんという名を持つ自動人形だけだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV4になった!
⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔
●童話人形の抵抗
配下のトループス級はすべて倒され、残されたのは赤ずきんのみ。
「どうして」
なぜ、こうなったのか。ぽつりと呟いた赤ずきんは現状に疑問を覚えているらしい。しかし、その手には鋏型猟銃があり、花籠からは別の銃や手榴弾が覗いている。どうやら既に迎撃体勢は整っているようだ。
「いいわ、私のとっておきを御見舞してあげる」
それが配下達の仇であり、この進軍を実現させるためだと語るが如く、赤ずきんは身構えた。
――狼を、退治しましょう。
ディアボロス達を悪い狼だと定めた赤ずきん。その瞳には、鋭い敵意が宿っていた。
⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔
キリ・ヴェルウィスト
退治、ときたか。狼は手強いぞ。
お前の童話では一匹だけだったが……群れとしての狼の恐ろしさを知っているか?
執拗に追跡し、囲い込み、逃げ場をなくし、獲物の疲労を見計らい喉笛を噛み千切る。
……気付いていないのか?貴様が置かれている状況に。
パラドクスによる包囲攻撃を行う。
花籠の手榴弾の爆発は闇のオーラを纏いオーラ操作、爆発を受け止めながら微塵に切り裂こう。
指揮官の深慮、洞察力はそうあるべきだろう。
だが、不確定要素の塊である敵に対して悠長にしすぎだ。もう少し攻め方を考えるべきだったな。
どうしてと呟いていれば、そう素直に答えるとしよう。
曖明・昧
「変わった鋏を持っているね。でも、僕の鋏のほうが、かっこいい。よくわかんないけど。」
昧は自分の持つ大鋏、天廻器『肆妖断』を見せびらかす。
そしてしまう。
「君にこれを使うのは、少しもったいない。この剣一本で十分だ。よくわかんないけど。」
昧は赤い剣を構える。
先ほどまでは妖精を召喚したり、敵を斬ったりしていた剣だ。
「頼むぞ。」
赤い剣は言葉に応じて変貌し、醜い妖精のような姿となる。
「いつ見ても、やばいな、この剣は。よくわかんないけど。」
剣の妖精は赤ずきんに襲い掛かり、少しずつ削るように斬っていく。
赤ずきんの質問には、「よくわかんないけど。」とつけて曖昧な返答を返す。
白尾・真狐
はー?狼じゃないですし~、もふもふ毛並みの狐さんだし~?
狼さんと一緒にしないでくれるかなーもーなんてぷんぷんしつつ
さー、後は君だけだし、覚悟してよね!
【電光石火・篝火狐鳴】で飛翔しながら相手の目前まで接近して、
相手が反撃なり防御なりしようと構えたところで【エアライド】で
相手の頭上を飛び越えるようにくるっとジャンプ!
隙を見せた背後から近接戦闘用ブレードで強烈な一撃を当てちゃうよ!
味方との連携やアレンジは歓迎!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
狼とはいってくれる、俺達が狼に見えるんなら大間違いだ
御命頂戴…なんてな
【行動】
まずはバッチ型のステルス装置をパラドクスを用いて製作し装着
敵味方の攻撃に紛れて使用し
隠れて敵の死角に回り攻撃する
急に死角から現れたとなれば混乱するだろうし
最初から見える仲間を狙わずに死角に攻撃をするとは考えにくいからな
バッチ型の装置が壊れればステルスも解除されるが
それを利用して今度は俺が囮になる
盾:フェイク・プリドゥエンを展開し敵からの攻撃を防ぐ
必要なら忍耐力で耐えるし
仲間ともパラドクス通信で連絡を取りながら連携し臨機応変に対処する
●赤ずきんと復讐者
「退治、ときたか。狼は手強いぞ」
「はー? 狼じゃないですし~、もふもふ毛並みの狐さんだし~? 狼さんと一緒にしないでくれるかなーもー」
キリ・ヴェルウィスト(黒き残影・g08516)と白尾・真狐(まったり狐娘・g05562)は赤ずきんを見つめ、それぞれの思いを言葉に変えていく。
対する自動人形、赤ずきんは静かながらも敵意を宿した視線を向け返してきた。ぷんぷんと怒っている真狐を軽く見遣った赤ずきんは肩を竦める。
「そう、例え話がわからないのね」
赤ずきんはそれ以上を語る気はないらしく、鋏のような形をした銃を構えた。
その出で立ちに興味を示したのは曖明・昧(十星連・肆妖『無知蒙昧』・g06110)だ。
「変わった鋏を持っているね。でも、僕の鋏のほうが、かっこいい。よくわかんないけど」
「わからない? あなた、変わったひとね」
赤ずきんは首を傾げている。そんな彼女に向けて、昧は自分の持つ大鋏――天廻器『肆妖断』を掲げてみせた。そして、見せびらかした後はすぐにしまう。
「君にこれを使うのは、少しもったいない。この剣一本で十分だ。よくわかんないけど」
「いってくれるわね」
唇を噛み締めた赤ずきんを見つめたまま、昧は赤い剣を構えた。
それと同時に荒田・誠司(雑草・g00115)も身構え、バッチ型のステルス装置を用意していく。
「狼とはいってくれる、俺達が狼に見えるんなら大間違いだ。御命頂戴……なんてな」
誠司は身を低くしていき、敵と味方の攻撃に紛れる作戦を取る。そのまま物陰に隠れて敵の死角に回る狙いだ。
そして、キリが大鎌を振るった残像によって敵を包囲していく。
「お前の童話では一匹だけだったが……群れとしての狼の恐ろしさを知っているか?」
「…………」
「執拗に追跡し、囲い込み、逃げ場をなくし、獲物の疲労を見計らい喉笛を噛み千切る。……気付いていないのか? 貴様が置かれている状況に」
キリが語ったことに対して赤ずきんは反応を見せなかった。
それは此方を無視しているのか、それとも状況がわかっているからこそ答えなかったのか。どちらともとれない態度だったが、だからといってキリが攻撃の手を緩めることはない。
赤ずきんも花籠から手榴弾を解き放ってきたが、キリが慌てることはなかった。闇のオーラを纏ったキリは爆発を受け止め、更なる斬撃を放つ。微塵に切り裂くと決めた彼は容赦なく赤ずきんを追い詰めていった。
その最中、赤ずきんが再びあの言葉を呟く。
「どうして」
「指揮官の深慮、洞察力はそうあるべきだろう。だが、不確定要素の塊である敵に対して悠長にしすぎだ。もう少し攻め方を考えるべきだったな」
思うことを素直に答えたキリは、更なる騒擾死蝶の力を放っていった。
「さー、後は君だけだし、覚悟してよね!」
其処に続いた真狐は電光石火・篝火狐鳴を発動させる。飛翔しながら相手の目前まで接近していく真狐の勢いは鋭い。相手が防御しようと構えたところでエアライドの力を使い、真狐は空中を蹴った。
次の瞬間、真狐は相手の頭上を飛び越えるようにくるりとジャンプする。
だが、赤ずきんは背後を見せなかった。真狐の動きを追った敵は双眸を鋭く細めた。
「甘いわ」
「――!」
近接戦闘用ブレードによる攻撃は弾かれ、真狐の一撃は外れてしまった。真狐は反撃として振るわれた手榴弾をまともに受けてしまい、爆風に飛ばされる。
辺りには続けて投げられた一手によって毒の花が咲き乱れ、花に触れた者を苦しめようと揺れていた。
だが、真狐はすぐに体勢を整える。
「負けないよ。狼じゃないんだから退治なんてされない!」
挫けぬ心を抱いた真狐は剣の柄を強く握り締めた。そして、仲間達がいることに心強さを覚える。
その様子を見つめていた昧はタイミングをはかっていた。
先ほどまで妖精を召喚したり、敵を斬ったりしていた赤い剣を存分に振るえるときは今だ。
「頼むぞ」
――野蛮草昧。
昧の言葉に応じるかのように赤い剣は変貌していき、醜い妖精のような姿となった。その禍々しさは持ち主の昧であっても、恐ろしさを感じてしまうもの。
「いつ見ても、やばいな、この剣は。よくわかんないけど」
剣の妖精は赤ずきんに襲い掛かっていき、その力をじわじわと抉って削るような斬撃を見舞った。
これはただの剣なのか。そもそも本当に妖精なのか。よくはわからないままだが、それでもいい。昧は剣の妖精に己の力を分け与えながら、赤ずきんを倒すために立ち回っていく。
「どうして」
「よくわかんないけど」
赤ずきんが問いかけ続ける言葉に対して、彼は曖昧な返答を行うのみ。その会話に赤ずきんが気を取られている間に動いたのは誠司だ。
たったひとりでは完璧にすべてをこなすことは不可能だが、今は仲間がいる。相手は急に死角から誠司が現れたことを知れば必要以上に身構えるだろう。
(「最初から見える仲間を狙わずに死角に攻撃をするとは考えにくいからな」)
「狼は退治するわ」
「なかなかの反応速度だな」
勿論、バッチ型の装置が壊れればステルスも解除される。だが、それを利用して今度は誠司が囮になる策もある。誠司は赤ずきんからの一撃に対してフェイク・プリドゥエンを展開した。
敵からの攻撃を防ぐと同時に、仲間の攻撃の機を作った誠司は皆に視線を巡らせた。忍耐力で耐えてくれている誠司の意図を感じ取ったディアボロス達は一気に攻撃に入っていく。
「さっきみたいにはならないよ!」
「総攻撃だ。よくわかんないけど」
まずは昧と真狐が連携攻撃を赤ずきんに仕掛け、続いたキリが光の如き大鎌の連撃を放っていく。
「――死の残影と共に散れ」
その一撃は死を導く蝶の如く、敵の姿を闇に染めていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV2が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】がLV3になった!
【アヴォイド】がLV3になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
旗楽・清政
ははあ、それがしらを悪い狼になぞらえたと。
だが、物語の如く退治されるつもりはなし。
「ところで、何故こうなったか知りたくはござらぬか?」
相手のユーベルコードの問いを誘導しつつ、
翠緑の疾風となって突撃でござる。
反撃で狙いどおりの問いが来なければ適当に答えるとして、
狙いどおりの問いが来たらば、冥土の土産に滔々とその理由を語ってくれよう。
クロノヴェーダが警戒を厳として進軍する事も、それ故にああして遅滞戦術に引っかかる事も、御味方に見透かされていた事。
事実、此方が遅滞戦術に出た時に、将として隊を混乱から立て直すことが出来なんだ事。そして。
「――何より、パリ攻撃を企図した時点でこうなる運命であった」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
彼女の疑問に端的に答えるなら、策に嵌まったがゆえなのだろう
それを伝える事はないが
さしずめ、俺達は狼の群れか
パラドクス通信で意思疎通し、味方と連携
戦況を観察し把握
他の味方となるべく挟撃位置になるよう立ち回り、注意を惹きあう
【泥濘の地】で鈍らせつつ
生じた隙を看破し狙い撃っていく
可憐で物騒な赤ずきんさんだ
そんなものを振り回していては、子供が泣いてしまうな?
反撃には魔力障壁を張り防御
回避にはエアライドで読ませぬ動きをし
銃弾はNazarの盾を掲げ深手を避ける
残念ながら、狼のようにはいかないよ
こちらも狩人だ
狩人同士の戦いならば、童話の外だ
まずは一部隊……
迫る戦いまでに、パリ防衛軍を打ち崩す
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
はてさて、悪い狼は一体どちらやら
群れを率いてパリを襲わんとする誰かさんこそ立派な狼なのでは?
なんて、悪戯めいた軽口を叩き
どちらに義があるかなど、言った所で所詮は水掛け論
パリを奪わんとする侵略者を排除するだけです
宙に展開した鍵盤で「緋槍」を演奏
海の女神を喚び、緋槍の花をその胸に咲かせんと大海嘯と共に迫ります
仲間の攻撃に合わせ、回り込むように反対方向から一撃を
反撃には魔力障壁を展開して凌ぎます
撃たれようと、切られようと、この先には決して進ませません
貴方にも戻る道は無いのでしょう
ならば、ここで果ててください
ライラ・ロスクヴァ
どうして、と問われても……
そうですね、そうなる物語であったから、というのは如何でしょう
1対多勢ではありますが、油断をせずに連携を重視して攻撃して行きましょう
シックルソードを手に、接近致します
先駆けて不意をつく、または他の方々が攻撃をする糸口を作りましょう
鋏で斬りかかられればシックルソードで受け流し
そのままの勢いで一閃します
ご存知でしょうか
赤ずきんは狼に食べられてしまうのですよ
助けに来る狩人さんはいらっしゃるのでしょうか?
●未来に咲く花
何故にこのような状況になったのか。
童話人形の名を冠する赤ずきんは、どうして、という言葉を何度も繰り返している。
「どうして、と問われても……」
ライラ・ロスクヴァ(セレーネ・g00843)は赤ずきんを見つめ返し、少しばかり考えを巡らせた。その結果、答えるに相応しいと判断した内容は――。
「そうですね、そうなる物語であったから、というのは如何でしょう」
「いいえ、狼が悪いの」
すると赤ずきんは首を横に振り、ディアボロス達を悪い狼だと断じた。その言葉を改めて聞いたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は赤ずきんの疑問について端的に考える。
(「策に嵌まったがゆえなのだろう」)
彼女に直接それを伝えることはないが、エトヴァはひとつだけはっきりと言葉にした。
「さしずめ、俺達は狼の群れか」
「ははあ、それがしらを悪い狼になぞらえたと。だが、物語の如く退治されるつもりはなし」
旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)も赤ずきんが復讐者を狼扱いしたことに対し、自分なりの思いを返す。続けて一歩を踏み出したソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は赤ずきんに言い返していく。
「はてさて、悪い狼は一体どちらやら」
「何?」
「群れを率いてパリを襲わんとする誰かさんこそ立派な狼なのでは?」
悪戯めいた軽口を叩いたことで赤ずきんの意識がソレイユに向けられた。明らかな敵意が向けられているが、それはそれで好都合だと判断できる。
そして、ソレイユは鍵盤を宙に展開してゆく。
「どちらに義があるかなど、言った所で所詮は水掛け論です」
「そうね……ネイ様やジョミニ様もそう仰っていたわ」
「それならば、パリを奪わんとする侵略者を排除するだけです」
「侵略者はそちらよ」
緋槍の楽曲を演奏するソレイユに対抗するべく、赤ずきんは鋏型猟銃を構えた。ソレイユは海の女神を喚び、緋槍の花を彼女の胸に咲かせんと狙っている。大海嘯と共に迫る衝撃は赤ずきんを貫いたが、反撃の機は失われていない。
海の女神が銃撃で貫かれたことで召喚主であるソレイユにも大きなダメージが響いた。
だが、ソレイユは仲間の攻撃に合わせて動いていき、回り込むように反対方向から一撃を叩き込む。痛みは響いているが、再び撃たれようと、切られようとも決意は揺らがなかった。
「この先には決して進ませはしません」
強く響き渡ったソレイユの言葉に合わせ、エトヴァが動き出す。
それまで仲間の後方から戦況を観察していた彼は赤ずきんの動きを把握した。味方と共に相手を挟撃する位置に向かったエトヴァは泥濘の地を巡らせる。
少しでも赤ずきんの動きを鈍らせつつ、其処に生じた隙を看破するためだ。
狙いを定めて撃ち出す一撃は鋭い。エトヴァはクロノヴェーダへと視線を向けながら、静かに語りかける。
「可憐で物騒な赤ずきんさんだ。そんなものを振り回していては、子供が泣いてしまうな?」
「ここに子供はいないわ」
いるのは敵だけ。
そう語るようにして赤ずきんが鋏型猟銃を差し向けた。刹那、先程のエトヴァの銃撃に対抗するような一閃が撃ち放たれる。魔力障壁を張っても防御にはならず、エトヴァの身を貫く銃弾。
痛みを抑えながらも、エヴァは次こそ回避すると決めた。エアライドを用いて次の動きを読ませぬよう立ち回っていくエトヴァは、盾を掲げて銃弾を弾いた。痛みはあるが、深手を避けるための一手だ。
「残念ながら、狼のようにはいかないよ。こちらも狩人だからね」
即ち、狩人同士の戦いならば――童話の外だ。
エトヴァが童話人形への言葉を紡いだ直後、ライラが素早い一閃を赤ずきんに見舞った。
「あなた、さっきから速すぎるわ」
「容赦するわけにはいきませんので」
赤ずきんからの言葉を受け、ライラは冷静に答える。
一対多勢ではあるが、赤ずきんは油断ならない相手だ。それゆえに連携を重視して動いていたライラは、既に数撃もの斬撃を赤ずきんに当てていた。
振るうシックルソードは戦場に射し込んだ光を反射しており、美しく煌めいている。
ひとつ、断ち。
ふたつ、裂き。
続けて不意を突けば、仲間が次に攻撃する糸口が作られていく。ライラは赤ずきんが振るってきた鋏をシックルソードで受け止め、鍔迫り合うように拮抗しあった。
「この……!」
「力任せで勝てるとは思わないことです」
鋏の刃先を逸らすように身を翻したライラは赤ずきんの一撃から逃れる。そして、そのままの勢いを殺すことなく更なる一閃を叩き込んでいった。
「ご存知でしょうか」
「?」
「赤ずきんは狼に食べられてしまうのですよ」
「それは……」
「果たして、助けに来る狩人さんはいらっしゃるのでしょうか?」
ライラが問いかけた言葉に返答はなかった。
その代わりに赤ずきんは自棄になったような攻撃を仕掛けてくる。それまで何度も赤ずきんの一閃を凌いでいた清政は、相手の終わりが近いことを悟っていた。
「ところで、何故こうなったか知りたくはござらぬか?」
「え? ……どうして」
相手の問いを誘導しようと狙った清政は、其処で勝機が訪れたことを察する。翠緑の疾風となって突撃すると同時に、清政は赤ずきんを真っ直ぐに見据えた。
狙いどおりの問いが来たのならば後は――冥土の土産にその理由を滔々と語るだけ。
「それは……クロノヴェーダが警戒を厳として進軍する事も、それ故にああして遅滞戦術に引っかかる事も、御味方に見透かされていた事」
事実、此方が遅滞戦術に出た時に、将として隊を混乱から立て直せなかった事。
清政はすべてを嘘偽りなく語った。
そして。
「――何より、パリ攻撃を企図した時点でこうなる運命であった」
「そんな……!」
信じられない。信じたくない、といった様子で赤ずきんが嘆いた次の瞬間。
再び踏み込んだ清政が緑玉の片鎌槍を振るう。エメラルド色に輝く疾風が赤ずきんに向かって吹き抜けるかのような一閃は鋭く、その身を深く貫いた。
エトヴァは勝利を確信し、倒れゆく赤ずきんを見遣る。
「まずは一部隊……迫る戦いまでに、パリ防衛軍を打ち崩すのみ」
「貴方にも戻る道は無いのでしょう。ならば、ここで果ててください」
ソレイユは静かに語り、戦う力を失った赤ずきんに別れを告げた。ライラと清政も自分達が戦いを制したことを確かめ、それぞれの思いを声にしていく。
「この御伽噺は、これでおしまいです」
「未だ終わらぬ戦いもあるが、静かに眠ると良い」
そうして、童話人形は活動を止めた。
それはひとつの敵部隊が完全に消滅したことを示している。ディアボロス達はパリの都を見つめながら、これからも続いていく戦いへの思いを巡らせた。
花の都と呼ばれし地を護り、未来を繋げていくために。
ひそかに植えられた花は、きっと――季節の巡りと共に芽吹いていくはずだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【泥濘の地】がLV2になった!
【イルカ変身】LV1が発生!
【書物解読】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!