リプレイ
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ギャグ】
私は怒っています。どうしようもない程の怒りです
ですがマダムを守るためにはこの怒りを発露させるわけにはいきません
来るべき時までこの怒りを抑え、マダムの護衛に徹しましょう
極力目立たぬ様隠れる位置と衣装を選定して
マダムの監視を行います
それはもう視線で射殺せるんじゃなかろうかというくらいに監視します
全ては奴らを倒すためです
そう、何故ここまで怒っているのかと言えば
奴らはロンドン橋を落としたからです(落としてない)
君はそれを赦せるか。いや赦せませんね
ロンドン橋爆発炎上などというあの悲劇を繰り返させるわけにはいきません
なんとしてでもこの竜罰を阻止しなければ
エラ・パーカー
連携アドリブ歓迎
シリアスorギャグどちらでもOK
ミレーちゃんのお話を思い出して、つまり注視されなければいいんだよね?
だから【猫変身】してマダムの匂いを近くで覚えてから、視認できてお鼻も利くギリギリまで離れるよう
注意を引いちゃいそうになったら、この時代のにゃんこらしくネズミを追いかけて行くフリしたりするの
でももし怖めの見た目のネズミがほんとに出てきたりしたら、悲鳴あげて逃げちゃうかも
その時はへろへろになりながらも戻ってきて、マダムを見守るのがんばるよう
敵がマダムを襲撃してきたらまずは猫の姿のままダッシュで飛びついて、思いっきり引っ掻くの
獅子城・羽鳥
※連携・アドリブ歓迎【ギャグ】
護衛対象にある程度近付くには身分の近い女性がいいか
女装と言っても美しさは必須じゃない
自然であればいいんだ
わたくしはマダムの親しいお友達ザマ…す!?
※シニヨンと三角メガネのPTAオバサマに化けた途端、後頭部に衝撃!
愛犬がジャンプ、砲頭でツッコミ
真面目に物乞いの格好と演技で行く
念の為、地味な小金持ちの通行人風な多少上等な服も用意
愛犬も俺も汚いゴザや布で武装とおやつ隠し、物乞いモードでは一緒
小金持ちモードの間は別々の場所で見張り
対象とは程よい距離を保ち、話しかけはしない
「右や左の旦那様〜〜〜」
低いボソボソ声だがどこかメロディを感じられるのは、きっと聞いてる者の気のせい!
シアン・キャンベル
【ギャグ】
立て板に水、とでも謂うべきか?
それとも、猟犬も喰わない噂話?
まあ、いい。何方にしても護衛はせねばな
……で
?????
あのご婦人は何をやっているのだ?
危機感なんぞよりも言の葉を吐き散らかすのが大好きだと
まさか、息をするよりも先にお喋りしなければ息絶えるとでも?
んん……少しめまいがしてきた
まあ何か起きるまでは遠くから様子見としておく。一応張り込みの定番として饅頭を持ってきた。これは脳髄まんじゅうと謂ってな、組(うち)の名物なのだよ。貴様等もひとつ如何だ、復讐者……
牛乳は不要だ、何せ私の臓腑はひどく脆い故。代わりに砂糖水だ。エネルギー補給にはこれが一番よろしい、悦ばしい
む――そろそろ動くか?
鳳・四葉
●心情
何が竜罰ですか、馬鹿馬鹿しい。
クロノヴェータはどいつもこいつもやることが同じですね。
となればこちらもやることは同じです。
全力で妨害してやりましょう。まずは我慢比べです。
●護衛
暗殺はボクも得意なんだ。どうやって行動したいのかも想定できる。
【暗殺】と【戦闘知識】技能で敵の暗殺ルートを推測、的確に妨害ができるように対策をしていきます。
基本的には敵に見つからないように潜みます。移動は【忍び足】を使って音を消して、【発明】スキルで作った目立たないカメラで対象の監視および暗殺者の発見を行います。
「ボクは科学を司る悪魔と契約した悪魔使いだ。姿を見せられないならば文明の力を使いましょう。科学万歳です」
ナイナ・ヴィラネスティズム
【コメディ】
※協力・アドリブ可
ドラゴン様も手段を選ばなくなりましたのね
所詮そういう輩でしたのよ
携帯食としてドーナツセットと紅茶持参
富裕層が多い場となれば華美な行いもある程度は許されると踏んで、「街頭で歌の練習に励む狂人女性」を演じる
病んだ表情と歌唱(ただし死ぬほど音痴)を周囲に披露しつつマダムの周辺を観察
時々休憩も挟んでね
同じく闇に潜んでいるであろう敵に怪しまれず尚且つ「あんなのを相手にしない方がよさそう」と思わせてしまうように力を入れましょう
敵がマダムを襲撃してきたらマダムを急ぎその場から逃げさせて安全圏まで護衛
今にでも襲われそうならばドロップキックを披露しましょう
ブロス・ブラッドハート
【コメディ】
おば…マダムの気まぐれ井戸端会議、歩く広告塔風に尾ひれをつけて
これが光より速いおば…マダムネットワークか!!すっげー影響力だなっ
この勢いならドラゴン信仰もザマス三角メガネ教に改宗間違いなしだぜっ。でもその分危険だかんな、あの時のおば…マダムのこと守ってみせるぜ!
張り込みのお供はパンと赤オレンジジュース!
壁に張り付いたり木製看板の影に隠れたりしながら距離をとりつつ、はーどでぼいるどにおば…マダムを尾行するぜ
あーあー、こちら学ラン刑事。こいつぁデカいヤマになりそうだぜ…!(むしゃり)
敵が襲ってきたら盾になって守る
ってジュースがこぼれて…な、なんなんだこりゃー!
アドリブ・連携歓迎だ
噂話に花を咲かせるスピーカーなマダム、命を狙われているというのに危機感なんてものはなく、っていうか命よりも噂話をする方が大事に見えるその姿。
「立て板に水、とでも謂うべきか? それとも、猟犬も喰わない噂話?」
無警戒なマダムを見て呆れつつ声を出すシアン・キャンベル(ルログ・g01143)が、それでも護衛が任務だと気持ちを切り替えようとしたんだが。
「ええ、ええ、そんなことが、まあ、なんてこと!」
「そうです、そうなんですの、それでいてね!」
ディアボロスが気を揉む状況だというのに、噂話に花を咲かせるマダム。
護衛しに来たはずなんだけど、自分は何をやってるんだと疑念が浮かぶシアン。
「……で
????? あのご婦人は何をやっているのだ? 危機感なんぞよりも言の葉を吐き散らかすのが大好きだと」
うん、まあ、そうねぇ、そう思うよねぇ、でもね、そういう事が大好きな人、ってのもいるんですよ。
「まさか、息をするよりも先にお喋りしなければ息絶えるとでも? んん……少しめまいがしてきた」
あぁ、強烈すぎるマダムを見てショックを受けてしまわれた。
おしゃべりし続けなければ、って性格の人なんでしょうけど、カルチャーショック的な物でダメージを受けてしまったシアンだが大丈夫。
そういった部分について考えるのは放棄してもいいんだ、君はこう、事が起こるまで離れて観察してもいい、そんな選択肢もあるんだから無理はしなくていい、仲間に任せるんだっ!
ということで、彼女はそっと距離を取り近場での護衛を行うと意気込んだ仲間の様子を伺うのだが多分、頭痛とめまいが悪化するだろう。
それは何故かって? まぁ、最初に向かってる人を見ればわかると思うよ!
「護衛対象にある程度近付くには身分の近い女性がいいか」
そう呟きマダムに接近する獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)
いやちょっと待て、君は男だろう、じゃあまさか、っていうかこう、女装するわけかい?
「女装と言っても美しさは必須じゃない。自然であればいいんだ」
アッ、ハイ、そうですね、そうなりますね。
違和感なく溶け込めれば女装して接近しても問題ないですよね、幸いにして貴方は端正な顔立ちだし、女装しても普通に近づけそうですし。
ではその自然体な女装を見せていただきましょう。
「まずはこのシニヨンと三角眼鏡を用意して……」
ん? オイオイオイ、ちょっとまてぃ! それはなんていうか、形から入るって事だけど。
明らかに不自然なPTAでこう、口うるさいオバサマな衣装じゃねーか!
「わたくしはマダムの親しいお友達ザマ……す!?」
そういって紛れ込もうとした瞬間であった! 羽鳥の後頭部に走る鈍い衝撃、そしてゴイィン、と響く音。
飛び出した黒い影、それは羽鳥のやらかしを全力で止めに入ったサーヴァント、パンツァーハウンド『スエニョ』の砲塔によるツッコミであり。
衝撃を受けてつんのめって倒れた羽鳥、そんな彼を見下ろしながら変装するならあれぐらいにしろ、と言わんばかりにスエニョが砲塔で示した先に居た者とは!?
「にぃ、うみゃーん」
その先には、猫に変身してマダムに接近、特徴的な香水とかその他の臭いを覚えて尾行、警護に役立てようとするエラ・パーカー(cân serch o morganite・g03253)の姿があったのだ!
動物に変身、付かず離れずの距離を保ちつつ護衛する完璧な作戦だろう、って感じでスエニョが羽鳥にあれが見本だ、って感じで見せているのであった。
「ミレーちゃんも、注視されなければいい、って言ってたからね、これでバッチリ、マダムの見守りがんばるよう」
さりげなく前足をぐっと上げて、自分を見守る仲間にこっちは準備万端、って感じでアピールするエラ。
注意を引きそうになったらしっかりと、野良猫がネズミを見つけたので追いかける、みたいな演技で身を隠す心づもりもしている彼女だがちょっとまてぃ!
猫変身って残留効果の使用やないかい! ミレーの話を思い出したんだよな? 注視されないように、って部分を思い出したのはいいんだよ、でもね、残留効果の使用をお控えください、って言ってただろっ!?
「うにぃ? にゃにゃっ!」
あっ、こやつ、ネズミか何かを見つけたふりをして身を隠しやがった!
まぁでも、完全に使用禁止、とは言ってないし、注視されないように、って事だったからその中で最善の選択……つまり、必要最小限の残留効果の使用でかつマダムに上手く接近し。
そしていつでも護衛できる限界ギリギリのラインを攻めた、ってことか、くっ、してやられたぜ!
「…………あれが、見本、か?」
「……」
そんなエラの様子を見ていた羽鳥、スエニョに問えば無言で顔を逸らし見なかったことにする返答が。
気を取り直し、みすぼらしい物乞いの恰好に着替えつつ、マダムの進む先の通路で佇み待機する事を選んだ両者は微妙な空気の中、所定の場所につくのであった。
「…………いかん、めまいが」
あちゃー、身辺護衛に向かったメンツの動きを見て、シアンさんのめまいが悪化している。
誰か、シリアスな空気でめまいを治せる方はおられませんか!?
「私は怒っています。どうしようもない程の怒りです」
「むっ?」
おお、そんなめまいピンチを救う救世主が! シアンの隣に立つ貴方は内なる怒りを滾らせるアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)さんじゃないですか。
怒りを力の根源とするディアボロス、模範的な様子のアイネリスさんのおかげでシアンさんのめまいも軽減する事間違いなし、勝ったな、ワハハハハ。
「ですがマダムを守るためにはこの怒りを発露させるわけにはいきません。来るべき時までこの怒りを抑え、マダムの護衛に徹しましょう」
「そうだな、ぶつける相手はまだ姿を見せていない」
おお、怒りを滾らせつつもそれを無駄に噴出させず、来るべき時に備えぶつけるべき相手を待つ。
理想的な動きをしつつ、彼女は目立たず闇に、影に隠れ潜める黒衣を纏い、監視可能な場所を幾つも選定。
鋭く射抜く、まるで目線だけで相手を殺せるような雰囲気でシアンを伴い監視ポイントに移動して。
ぺちゃくちゃと噂話に花を咲かせるマダムを、そしていずれ現れるであろうクロノヴェーダを待ち監視を始めつつ。
「全ては奴らを倒すためです。そう、何故ここまで怒っているのかと言えば……奴らはロンドン橋を落としたからです」
「えっ?」
えっ!? ちょっとまって、シアンさんのツッコミと同じ言葉が出たぞっ!
待て待て待て、おかしいって、ロンドン橋は落ちてないって! っていうか落とされてもいないから!
そんな報告無かったって顔で、どうツッコミすればいいかシアンさんも固まってるやないか!
「君はそれを赦せるか。いや赦せませんね……ロンドン橋爆発炎上などというあの悲劇を繰り返させるわけにはいきません、なんとしてでもこの竜罰を阻止しなければ!」
滾る怒りを込め、ぐっと作って振り上げた握り拳。
今まさに振り下ろされんとするそれをぶつける相手は、ロンドン橋爆発炎上を引き起こした集団、それらを操っていたドラゴンとその一派であると宣言し。
故に今は雌伏の時だと隣に立つシアンに力説するアイネリス。
いやちょっとまって!? 前のロンドン橋の維持管理している怪しい司祭とその取り巻きの事件で、色々と捏造してオッケー、むしろそれで相手を追い詰めるのも手段の一つ、って言ってたけど!
今回はそうじゃないから! あと勝手に落ちてた事にしないで、既成事実みたいにされちゃ皆様の認識がこう、おかしい事になるからっ!
「ぐっ、まためまいが。これは気持ちを切り替えて……これは脳髄まんじゅうと謂ってな、組(うち)の名物なのだよ。貴様等もひとつ如何だ、復讐者……」
「おや、ありがとうございます、戦い前の栄養補給、というやつですね」
あっ、ついに限界を迎えたシアンさんが別の話題、張り込みの栄養補給って形で話を切り替えて持ち込み饅頭を食べながら監視モードになっておられる。
おかげでアイネリスさんも張り込みモードになってくれて、ロンドン橋爆発炎上から意識が逸れてる、た、助かったぁ……。
って、いかん、ある意味まともに監視が始まってるけどこれではマダムの身が安全かどうかちょっと不安な気がする。
こう、近い場所でバッチリ護衛したり、淡々と監視する者は居らぬのか!?
「おば……マダムの気まぐれ井戸端会議、歩く広告塔風に尾ひれをつけて。これが光より速いおば……マダムネットワークか!! すっげー影響力だなっ」
おいこら、ブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)くんや、何てこと言いますか!
前にダース単位のマダムを扇動して、胡散臭い司祭を追求した時におばちゃん、って言ってしまってめっちゃ詰められた事を忘れたか!
何とか途中でとどまったようだけど、こう、おばちゃんと言いかけた事が伝わったらどうするっ。
「なに、ここからなら聞こえはしないぜ。この勢いならドラゴン信仰もザマス三角メガネ教に改宗間違いなしだぜっ。でもその分危険だかんな、あの時のおば……マダムのこと守ってみせるぜ!」
あっ、またおばちゃん、って言いかけてるし。
まあでも、ここは離れて監視している場所、つまり彼の呟きとか決意表明とか聞こえるはずが無い、という言葉にも信憑性がありますな。
ま、今回は大丈夫という事で、マダムが襲われて庇う時には言わないように気を付けるんですよ……。
「……あら、今、わたくしにオバチャン、なんて言う声が聞こえたような?」
前言撤回、地獄耳、もとい。
なんかそういう空気を感じてマダムがおばちゃん発言に気付いたような気配がある、やっぱりそういう単語には敏感なんですね、これはいけない。
「うげっ、なんで気付いた……あれ、でもこっちは見てないぞ」
おっと、しかしオバチャン、という言葉には反応したものの、何処から聞こえたかまではわからない様子。
あれだね、こう、そんな雰囲気だけでピンときた、何か噂されてる、みたいな、事だと察したブロスくんは一安心、様子を記録する此方も一安心。
ここは監視体制という事で、学ランに身を包んだブロスはそっと物陰から物陰へ、時折看板の裏側へ。
体の小ささを駆使して立ち回り噂話を広げるマダムを尾行。
「あーあー、こちら学ラン刑事。こいつぁデカいヤマになりそうだぜ……!」
無線機(持ってない)に話しかけるような仕草で用意していたパンをむしゃりと齧り、また赤さ際立つ紙パックのオレンジジュースをストローで啜りつつ。
はーどぼいるど、にマダムを尾行し護衛する姿が在ったのだ。
そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので、まあオバチャン、とか言って気付かれるようなうっかりだけには注意してね!
そんなこんなで普通の監視体制も整う中、至近距離でマダムの様子を伺う者も。
「あぁ~、アァァァ、あぁ~!!」
噂話を繰り広げるマダム、その口が一瞬止まる程に狂った音程、っていうか普通に音痴と言われるレベルで歌いつつ。
病んだ表情で一心不乱に、衣服だけは小奇麗な、むしろ富裕層の女性といった雰囲気のナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)が広場で歌い始めていたのである。
おおう、イッツァスペシャルに不自然、でもこれはある意味人を遠ざける効果は抜群だ!
つまり、噂に熱中するマダムをこの場所から引き離し、こう、暗殺狙いの敵をちょうどいい場所……つまりはディアボロスが護衛に割り込みやすい場所にマダムを誘導するという点においては良い手段であろう。
「アァ……けほっ、こほっ。うふふ、あぁ、少し休みましょうか」
狂人を演じ、マダムやその話し相手の様子を見やりつつ、ついでにこの様子を見ているであろう仲間に向かい目配せを。
マダムを上手く狙いのポイントに移動させる前段階、自分の演技でその方角に誘導できればと考えつつ。
あの淑女は何をしているのかしら、といった感じでマダムやお友達がヒソヒソと、あと周囲の他の人もナイナに関わったらまずいなぁ、みたいな空気になって顔を背けているあたり、注意を逸らすという意味では彼女の狙いはバッチリ果たされていたと言ってよかろう。
まあ問題は、狂人ぶった動きを仲間もバッチリ見てるんで、このムーブをお知り合いとかに話された後に精神的ダメージを受ける可能性がある、って事なんですけどね。
「しかし……ドラゴン様も手段を選ばなくなりましたのね。所詮そういう輩でしたのよ」
合図を送った仲間のディアボロス以外自分を見ていないことを察し、呟きながら持参したドーナツセットを頬張って。
ついでに紅茶もくいっと飲んで喉を潤し、再び意図的に音痴な歌を披露する準備をするナイナ。
彼女の名誉の為に言っておこう、彼女は決して音痴ではない、しっかりと歌唱技能も持っているし、あえて音痴を装って狂った音程で歌っているだけである。
「アァー、ラララ、ラァ~」
休憩完了、そして仲間から誘導してほしいという合図を察したナイナ。
此方へ、と合図を送っていたのは事前に周辺を探索、暗殺するに適するであろう場所を探り、また監視カメラとかまで仕掛けて準備していた鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)であり。
ならば別方向に向かわぬようにと、マダムを誘導するように歩き、ここから離れたいって思わせて。
「ブニャァァアアアア!?」
そこに追撃、別の道からは何かから逃げてきたように走ってきた猫に変身していたエラ、でもめっちゃ狂った音程で、しかもウットリとした表情で。
明らかにやべぇ目つきなナイナを見て、ここも危ない、嫌だ、って感じでぐるぐる走り、一つの道を封鎖するように狂ったように走り回るエラ。
「あ、あら、こんなにも興奮して、じゃあ、わたくしはここで……」
これ以上噂話なんてしていられる空気ではない、そう感じたマダムが興奮している猫に近づくと危なそう、それに狂ったように歌うナイナにも関わりたくはないと狙った方向に移動して。
更にはその先、汚い布を地面に引いて、物乞いに変装した羽鳥が狙いのルートにマダムが向かうようにと、別の道を塞ぐように布の上に力なく座りつつ。
「右や左の旦那様〜〜〜」
ナイナの歌に影響された、ちょっとおかしな物乞いを演じる事で前を通るのも嫌かも、とマダムに思い込ませるアシストを決めるナイスプレイ。
これによってマダムは四葉が示した通りのルートを進み、帰宅かはたまた新しい噂話を仕入れるか、と思案しつつ歩むこととなったのである。
「えぇ、ちょっと今日はいつもと違いますわね、本当に……」
おしゃべりに夢中になってたせいで、狂ったように歌うナイナや暴れる猫なエラ、そして物乞いな羽鳥を見落としていた、自分の不注意だったかと呟きながら人気のない道を進むマダム。
その姿を遠くから見守る多くのディアボロスの中で、あからさまに暗殺されそうなコースを見つけ監視態勢を整えていた四葉が襲撃者がいつ来るかと身構えつつ身を潜める。
「何が竜罰ですか、馬鹿馬鹿しい。クロノヴェータはどいつもこいつもやることが同じですね」
誰に聞かせるでもなく、心の声が思わず小声で出てしまった四葉。
クロノヴェーダのやり口に対し呆れるのは当然として、ここで声を出して襲撃者に気付かれては本末転倒と気を引き締め。
相手がそうでるならば此方もやる事は同じ、全力での妨害であり今回は相手の襲撃が来るのか、それとも自分達の監視体制に穴が開くのか。
一種の我慢比べだと物陰から物陰へ、相手が此方の動きを見ているとすればどの辺りからか、そこからならば何処が死角となって身を隠せるのかと考えながら移動して。
遠方、近場と仲間は密かに接近、襲撃に備えていれば、ディアボロスの存在に気付かぬままに襲撃者が人気無き裏道でマダムに向かい飛び出したのはその時で。
「竜罰覿面! ドラゴン様を貶めた愚行を悔やむが良い!」
黒いローブを纏った一団が飛び出しマダムに向かい急接近、一瞬で絶命させんときらりと光る刃を持って突撃し。
「な、なんですの……イヤァアア!」
「させるか、でやーっ!」
マダムの悲鳴、それと同時に飛び出したブロスがマダムを庇い、振るわれた刃を受け止め盾となり。
それ故に赤きジュースがぶちまけられ、彼の衣服が赤く染まればマダムにも、そしてブロスにも重傷……に見える光景で。
「な、なんなんだこりゃー!」
「ヒィイ、血が、血がー……ってええ!?」
絶叫が響くなた、続けて飛んできたのはナイナ……というかドロップキックを繰り出しながら黒ローブの男を蹴り飛ばし。
「お怪我は? さ、此方へ逃げますわよ!」
そう言ってマダムの手を取り立たせ、重傷(だと思い込んでる)ブロスの事は大丈夫って感じで逃げる様に手を引けば。
「シャー! フシャー!!」
逃亡を援護する様に物陰から飛び出した猫になってるエラ、黒ローブの男の顔を全力で引っ搔いて華麗に着地……を決めてはいたが、多分全力で走ってきたのだろう、猫の姿で。
フー、フー、とめっちゃ息が上がっているが、近づけさせぬと威嚇して。
「むっ、貴様らは!?」
「ボクは科学を司る悪魔と契約した悪魔使いだ。お前らが姿を見せぬならばと文明の力を使ったまで。科学万歳です」
黒ローブの集団、その思惑はお見通しだったとばかりに宣言し、四葉が姿を現せば。
集団を取り囲むようにアイネリス、シアン、羽鳥も隠れる必要はなくなったとばかりに姿を見せて、逆襲の時だとばかりに無言の圧力。
暗殺する筈が自分達が嵌められた、そう気付いた集団であったがもう遅い、これよりディアボロスによる猛攻が始まるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV2が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV3が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
「囲まれたか……しかし、邪魔する者も容赦せぬ、始末せよ」
「ウヒヒィ、先にお前らから無茶苦茶にしてやるぜぇえ!」
次々と姿を見せたディアボロスに包囲され、逆に自分達が嵌められたと察した集団。
しかし逆にこの苦境を乗り切り、竜罰の恐ろしさを喧伝する素材にしてやるとばかりに気炎を上げる指揮官とそれに追従する配下達。
本来の標的を逃がしたが、護衛に入った者を殺し……そして、あのような噂を流したが故に襲われ、また庇ってくれた者が無残な死を遂げる。
その事実を突きつければ、恐怖に駆られ別の噂も広がろう、その上でマダムを殺せばより竜罰の恐ろしさも際立つとでも考えたか。
「竜罰覿面、ドラゴン様を貶めた者も、またその者を守る者も等しく死を」
「ゲヘヘ、さぁて、どうしてやろうかぁ、よりどりみどり、ってなぁ」
自分達を鼓舞するような言葉を発し、包囲したディアボロスを迎え撃つ竜鱗兵の集団。
ここで一瞬、シリアスな空気になってますがここまでです、だってほら、よーく見てみれば。
包囲しているディアボロスの皆さまから、お前ら場違いだ、空気読め、って感じのオーラと共に。
シリアスはお呼びじゃないんだよなぁ、って冷たい視線とかその他諸々が飛ばされてるんですよねぇ……。
ブロス・ブラッドハート
【ギャグ】
(なりきり続行)
へへ、逃げ場はないぜ犯人っ。ネタはあがってんだ!
お前は自分が肥満体型なことを逆恨みして、スリムな人間を狙い犯行を重ねていった…。さぁ、その黒ローブをとりな!(ばさーっ)
そんな…まさかお前はチョッキ刑事!?
どうしてなんだ…あれほどダイエットしてたお前が!
メタボの怖さを誰より知ってるお前が、どうして…どうしてリバウンドなんて…!!
今にもボタンがはち切れそうじゃねぇか…トレードマークもチョッキも泣いてるぜ
わっぱはせめて、おれにかけさせてくれ…!(敵の拘束具でガチャリ)
アドリブ・連携歓迎だー!
エラ・パーカー
連携アドリブ歓迎
【ギャグ】
天の声?的なのにいっぱいツッコまれちゃったのー
まぁ、終わりよければ…って言うし大丈夫だよね♪
猫変身解いて、どこかに向かってサムズアップしながら
敵(正確には涎)見てうわぁ…とドン引きしちゃう
え、ばっちぃ…あの、ハンカチ使う?
使ったら返してくれなくていいので…
へっぴり腰でハンカチ渡そうとしつつ
攻撃されそう…というか涎つきそうになったらパニック気味に早口でPD歌って結界はるの
うわぁん、やだやだやだy(以下略)
エラに近寄らないでー!
半泣きでマイクぶん回しながらぶん殴っていっちゃうの
獅子城・羽鳥
【ギャグ】
連携アドリブ歓迎
残留効果活用
(他のトレインが向かった暗殺阻止でも、女性の拷問を楽しみにしてる竜鱗兵多いな)
……これがリョナラーってヤツか?しかも熟女が対象?マダムも業の深い変態集団に萌えられちまって……(合掌)
ロンドンの公序良俗の為、ディアボロスが天地に代わってお仕置きザマス!
※PTAオバサマ再び!三角メガネをクイッ
愛犬は諦めきった模様
この時代らしくロングスカートで足を見せないのが僅かな救いである
敵を【防衛ライン】で足止めして逃さず、パラドクスでフルボッコ
反撃の拘束具はさっさと外す(刑事さん、わっぱのスペアざますよ)
スエニョは念の為マダムを護衛か、大丈夫そうなら一緒に《制圧射撃》な
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ギャグ】
拷問など生温い……眼鏡です
眼鏡としてロンドン橋の礎となりなさい
メガネメイスでグラスマッシュ!
まずは足を殴打し足止めを行い
続けて手、胴体を打ち据え動きを封じた後に顔面を眼鏡にします
眼鏡が姑息なドラゴンになど負ける筈はありません
眼鏡の威光を示す為にも確実にメイスを叩き込み骨の髄まで眼鏡に染めて差し上げましょう
これは眼鏡罰
ですが恐れることはありません
眼鏡に身を委ね己を解放するのです
打ち込まれる眼鏡の一つ一つが貴様をドラゴンから解放し眼鏡に召されるのです
鳳・四葉
【ギャグ】
……さって、どうしたものか。(周囲の惨状を見つつ)
一応、空気読むか。(茶番に協力する気はないけど)
とりあえず茶番劇団の活動が終わるまでおとなしくしてましょう。
(と、言いながらこっそりと悪魔を召喚)
【戦闘】
こっそりと盗賊侯爵である【マーキス】を召喚。
他のディアボロスたちがボケている間にこっそりと飛び回りながら特製の爆弾(四葉のクローバーデザイン)をしかけてもらいます。
「まあ、これだけ大騒ぎをしているんです、楽勝ですよね、マーキス」
「これでぐっだぐだになっても、オチはちゃんと付けられますね。ま、爆発オチなんですが」
あとはタイミングを見計らいつつ、スマホを操作して爆破します。
シアン・キャンベル
【ギャグ】
あー……うん
貴様等、その状態を維持するのだ
その、シリアスな空気を保て
具体的には私の疲弊を緩和するのだ
防衛ラインで敵を逃さないよう試みる。いや、あの巨体だ、肥満体だ、翼を有していたところで動きは鈍いだろうが
しかし、厄介だな。ただの物理的な戯れで在れば容易なのだが、現状、私は精神的に混乱している。貴様等の所為ではない、もっと拷問兵らしく振舞うのだ。そう在れと何度……
良し、貴様等はある意味で私の薬だ。その脳味噌の中身をしっかりと啜らねば成らない。ところで貴様等、私は脳味噌には塩が合うと思うのだが如何に……。冒涜的だと? 何せ冒涜王だからな!
医食同源だったか?
目眩ではなく頭痛に効果的か!!!
唐突なシリアスな雰囲気、それを見て安堵の声を出したのはシアン・キャンベル(ルログ・g01143)であり。
「あー……うん。貴様等、その状態を維持するのだ。その、シリアスな空気を保て……具体的には私の疲弊を緩和するのだ」
張り込み段階でディアボロスが発生させてたギャグ、コメディな空気が一変した状況、これならば頭痛も眩暈もしない環境だと確信し。
この状況のまま一気に、自らの冒涜的な攻めで終わらせようと思ったがそうはいかないと諭すよう、彼女の肩をポンと叩く者が居た。
「…………」
無言で頭を振ってそれは無理だ、と諭すのは鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)
何故無理なのか? まあうん、彼の視線の先に居る他のディアボロスがこう、演技とかその他ぶっ飛んだ言動をしそうな状況であり。
「ここで止めると暴発するだろうし、一応空気を読んで茶番劇団の活動が終わるまでおとなしくしてましょう」
諦めきったその表情、それが何を意味するのかを察したシアン、そんな二人が見る先には拷問竜鱗兵を前にめっちゃテンションが上がったり。
はたまた、張り込み中の演技的な流れそのままな空気の仲間がいた、ではそれはどういった様子だったのか二人と共に見てみよう、最初は誰がどんな様子なのか?
「天の声? 的なのにいっぱいツッコまれちゃったのー。まぁ、終わりよければ……って言うし大丈夫だよね♪」
ぽふん、と猫から元の姿に戻ったエラ・パーカー(cân serch o morganite・g03253)が虚空に向かってサムズアップ、ってちょっと待てや。
終わりよければ良し、ってそれはきちんと終わってから言うセリフだからな!? あとついでにやっちまった人物が言うセリフじゃねぇ!
それと何平然と地の文のツッコミと交信してやがりますか、メタい、メタいって! だから今のシーンは無かった事にしてはい、テイクツー!
「あ、はい……えーと、ばっちぃ……あの、ハンカチ使う? 使ったら返してくれなくていいので……」
おうふ、微妙にまーた交信してらぁ、さておき竜鱗兵を見て、っていうかその口元から欲望と共に零れる涎を見てドン引きしながらへっぴり腰になりつつハンカチを差し出すエラ。
その様子からなんていうか、こう、拒絶されてるって事を察しちゃった拷問竜鱗兵さん、お怒りモードになったようでして。
「グヒィ、誰がばっちいだってぇ? おまぇ、そんな事言えないようにしてやろうかぁ?」
「うわぁん、やだやだやだy(めっちゃ長いので以下省略、なおこの間に詠唱完了である)エラに近寄らないでー!」
涙目で、っていうか完全に泣き叫んで拒絶状態のエラさんだけど二つの意味で待ちなさい!
拷問大好きな竜鱗兵、女性が鳴きながらこう、拒絶する姿だなんて敵が喜んでしまうじゃあないか、まあそこは敵が引き寄せられるからいいとして。
結界を張ったうえでマイクを振り回して迎撃するのはやめなさい、そんな乱雑に扱ったらマイクが振り回された時の音とか、ぶん殴った時の音とかをガッツリ拾ってしまうから……。
キィィィィン!!!!
「ぐひあぁぁあ、ミミガー!!」
ほら、言わんこっちゃない! ぶん殴られた拷問竜鱗兵が、最初は喜んでた顔だけど普通に大音量のノイズっていうか不快な高音に晒されて。
ついでに仲間のディアボロスにも悪影響が出てしまっているじゃあないですk……。
「わふわふ、わふん!」
いや、影響は出ていなかった、むしろ感謝します、って感じで喜んでるサーヴァントは獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)のスエニョ。
何故感謝しているのかだって? それはスエニョのご主人がこう、スエニョに諦めきった顔で見られるような事をしていたからさ!
でもその言葉は先のマイクノイズで他の仲間に聞かれなかった、って事でスエニョが喜んでいたんだ、でもその光景をスエニョの記憶だけに留めるのはもったいないよね、だからサーヴァントが諦めた顔で見ていた光景を記すね。
あっ、待って、スエニョ君、砲身は向けないで、これは正当な権利だから!! ということでノイズで聞こえない時に羽鳥がどんな発言をしていたのかというと。
「ロンドンの公序良俗の為、ディアボロスが天地に代わってお仕置きザマス!」
三角形なレンズのオバサマが付けてそうな眼鏡を着用、そしてロングスカートな衣装に身を包み、メガネをクイッ!
あー、うん、ソウダネ、明らかにやべぇセリフを言ってたね、まあそんなご主人の言動を目の当たりにしちゃあ諦めた顔になるよね。
でもそのセリフがマイクのノイズで他の仲間に聞こえてなかったならアクシデントにも感謝するよね、仕方ないね。
しかし羽鳥さん的にはその決め台詞が敵に聞こえなかったのが残念な様子、まあうん、見せ場が無かったからねぇ……となれば次の見せ場的なシーンの為に待機するのは普通の事。
とりあえず先ほど全力で離脱させられたマダムが逃げた方に向きを変え、静かに合掌。
他のパラドクストレインで発生している同様の事件でも拷問を楽しみにしている竜鱗兵が出現しているという報告もあるし、今回目の当たりにした相手をみてリョナラー、ってやつかぁ、なんて思ってて。
しかも熟女が対象で、それでも興奮しているって事で業の深い変態集団に萌えられちゃって、みたいな憐れむ感情での合掌である、なおスエニョさんは見なかったことにした模様。
そんな見せ場待ちの羽鳥さんが待機する中、耳をやられてグワー、ってなってる集団に迫るのはアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)であり。
「拷問など生温い……眼鏡です。眼鏡としてロンドン橋の礎となりなさい」
「うひぃ? 眼鏡? ロンドン橋? 何を言って」
うん、竜鱗兵も言ってる通り何言ってるんですかあなた!?
そんなぶっ飛んだ発言と共にアイネリスの手には魔力で生成された、黒光りする危険な鈍器、というか眼鏡状の突起が生えたメイスが握られて。
拷問竜鱗兵が身構えるより早く、瞬時に間合いを詰めた彼女は今こそ怒りの感情を解き放つ時、って感じでメイスを振り上げそのままフルスイング。
「めっがーに、めっがーぬ、めっがーねー」
「ごふっ、お前なっ、こんな、ゆるされ、ぶひぃ!?」
謎の歌、っていうか詠唱と共に脚、腕、胴体と打ち据えるアイネリス、殴られる度に抗議の声を上げるがそんなものは受け付けませんってばかりに追加の殴打。
体をボコボコに殴って、最後に満を持してって感じで顔面に向かってメイスをバシーンと叩きつければあら不思議、なんとそこには眼鏡状の突起によって、まるで眼鏡をかけているかのような痣が顔面に刻まれた拷問竜鱗兵の姿があるではありませんか!
「眼鏡が姑息なドラゴンになど負ける筈はありません……眼鏡の威光を示す為にも確実にメイスを叩き込み骨の髄まで眼鏡に染めて差し上げましょう」
「ぐひぃ、何だこいつぁ!? 話が通じねぇぞぉ!」
一人目の竜鱗兵を眼鏡(痣)に仕上げ、別の竜鱗兵に向き直り眼鏡に染める、なんて宣言しちゃったアイネリス。
話が通じない、って今更気付いた竜鱗兵が自分達とは違うベクトルでヤバイヤツに絡まれた、って感じで慌てふためくがそんなチャンスを逃す程、眼鏡布教の使者と化したアイネリスは優しくない。
「これは眼鏡罰。ですが恐れることはありません、眼鏡に身を委ね己を解放するのです」
「やべぇ、こいつは関わっちゃいけねぇやつだ、逃げ……れねぇだとぉ?」
おっとぉ、逃げようとした拷問竜鱗兵だがここにきて事前にマダム防衛の為に仕込んでいた防衛ラインの効果がバッチリ発動。
目的とは違うけど、しっかりと足止めなんかされちゃってる竜鱗兵に向かってゆっくりと、しかしヤバイ雰囲気を出しながらメイスを振り上げアイネリスが迫ってて。
「打ち込まれる眼鏡の一つ一つが貴様をドラゴンから解放し眼鏡に召されるのです」
「ぶひぃいいいい!?」
あちゃー、ビシッ、バシッと良い音を響かせながら、眼鏡竜鱗兵が次々と爆誕してらぁ、あの一角だけ空気が違う、別の現場を見てみましょう、そうしましょう。
ってことで視線を変えた先には重傷を負った(風に見えてた)ブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)であり、えーと……いかん、〇〇刑事、って言いあだ名が思いつかんのでブロス刑事、って記載しとこう!
もう既に多くの連中はローブを取って戦闘態勢の中、まだローブを付けてる相手に近づいて。
「へへ、逃げ場はないぜ犯人っ。ネタはあがってんだ! お前は自分が肥満体型なことを逆恨みして、スリムな人間を狙い犯行を重ねていった……さぁ、その黒ローブをとりな!」
いやその、犯人なのはもうここ、現行犯の現場ですからね、ネタは上がってるって言わなくても完全に犯人ですからね?
まあそれは良いとして、近づきローブをはぎ取ったがその姿を見て信じられないといった表情で立ち尽くすブロス刑事、一体どういうことなのか!?
「そんな……まさかお前はチョッキ刑事!? どうしてなんだ……あれほどダイエットしてたお前が!」
「えっ? 人違いだろ、お前なんかしらねぇぞ」
ソウダネ、竜鱗兵がこんな反応をするのも仕方ないね、っていうか刑事って設定で演技してるわけだから知り合いな筈無いよなぁ。
まあ相手を困惑させるって意味ではめっちゃ効いてるからこのままドーゾ、ブロス刑事。
「メタボの怖さを誰より知ってるお前が、どうして……どうしてリバウンドなんて……!! 今にもボタンがはち切れそうじゃねぇか……トレードマークもチョッキも泣いてるぜ」
「馬鹿にされてるってこたぁ、わかったぜ……」
「わかってくれたか、チョッキ刑事!」
あぁぁ、噛み合わない会話だぁ。ブロス刑事は改心して、大人しくお縄についてくれるのか、って感じで語ってるけどチョッキ刑事は普通に、肥満体系をああだこうだ言われてるんだな、って理解したってだけで。
そんな両者の間に埋められぬ熱量差、だけど演技は止まらねぇ!
「わっぱはせめて、おれにかけさせてくれ……!」
「おまっ、それは俺様の……ぐぇぇ!?」
ごく自然な動作で相手の拘束具を掏って手をガチャリ、これは……ス、スリだぁああ!
そんな中、続けて別の竜鱗兵も拘束せねばと向き直った瞬間に。
「刑事さん、わっぱのスペアざますよ!」
「おお、ありがてぇ、お仲間もまとめてお縄だー!」
メガネをクイッと上げて、いつの間にか別の場所で倒れてた相手から拘束具を抜き取ってた羽鳥がブロス刑事に向かって放り投げ。
追加の拘束具でバッチリ現行犯逮捕、一体こいつらは何をやってるんだと困惑するチャンスを逃さず次々と無力化していくディアボロス達の姿がそこにはあったのである。
「ううむ、またしても頭痛が……」
「想定通り、というやつです、では仕上げと行きましょうか。これだけ大騒ぎをしているんです、楽勝ですよね、マーキス」
何か派手にやって拷問竜鱗兵を次々と行動不能に追いやる仲間を見やりつつ、シリアスな空気が瞬時に崩壊した事で再びの頭痛と混乱に苛まれてたシアンと、まあこうなったかぁ、って冷めた目で見ている四葉。
ちなみに、派手に皆がやりたい放題している間に召喚した悪魔、マーキスに命じ四葉のクローバー……に見える爆弾を戦場各所に仕掛けさせていたので攻撃準備は万端の四葉である。
目撃していた枠の二人の出番、ということはここで一掃しちゃうターンというわけで。
「防衛ラインも機能している、あの巨体だ、肥満体だ、翼を有していたところで動きは鈍いだろうが……心配しすぎだったな」
逃走出来ぬようにと考えていたシアン、まあ展開的に多分逃げはしなかっただろうから取り越し苦労なんですが。
「しかし、厄介だな。ただの物理的な戯れで在れば容易なのだが、現状、私は精神的に混乱している。貴様等の所為ではない、もっと拷問兵らしく振舞うのだ。そう在れと何度……」
「ブヒィ!? 何か違う空気の奴がきたぞぉ、そしてらしく振舞えってどういうこったぁ!」
うぅ~ん、理不尽要求。っていうか精神的に混乱させる光景を作ったのはディアボロス側である、そっち側から拷問兵らしく振舞えと。
拷問兵の動きを完全に妨害していた面々のお仲間から無茶ぶりされた竜鱗兵が激高した反応をするのは当然だが、それが今の混乱するシアンには有難く。
「良し、貴様等はある意味で私の薬だ。その脳味噌の中身をしっかりと啜らねば成らない」
「なにぃ、お前も同類かぁ!?」
やべぇ発言、脳を啜るってブレインイーターやこの人!
敵も拷問の一種じゃなかろうか、って勘違いしちゃってるじゃないですか、ヤダー!
「ところで貴様等、私は脳味噌には塩が合うと思うのだが如何に……」
「オイオイオィ、脳の味までこだわるたぁとんでもねぇ、狂ってやがるぜぇ、ヒヒヒッ」
あっ、同類認定だ、まぁうん、ヤバイって点では同じだね、この両者ってば。
「冒涜的だと? 何せ冒涜王だからな! 医食同源だったか? 目眩ではなく頭痛に効果的か!!!」
「おぉん、なに一人で納得し……ギヒャァァァ!?」
そんな両者だが決定的に違うのは、内部に宿るヤベェ神に耐えられるかどうかだった、って事にしておこう。
謎の冒涜王を心身に宿された拷問竜鱗兵がその狂気を受け入れられるはずもなく、絶叫と共に地面に倒れのた打ち回れば動ける兵もあと僅か。
「勝負はもう決したようなもの、ぐっだぐだですがオチはちゃんと付けられますね。ま、爆発オチなんですが」
大勢が決した状況を冷めた目で眺めていた四葉、こういう場合のオチは爆破オチってよーくわかってらっしゃるじゃないですか。
ではさぁ、そのスマホをポチポチ操作して終わらせちゃってくださいな。
「おっ? 爆発オチ? それじゃ俺も花火を上げるのに混ぜてもらおうかな」
そんな爆破に加わるのは、今こそ真面目に戦える場面だとスエニョに促された羽鳥、ガチャっと内蔵火器を全展開して慌てふためいたりああだこうだやられてる拷問竜鱗兵に銃口向ければ、スエニョも砲身を敵に向け準備万端。
ってことでさあ、後は一斉発射なんですが四葉さん、折角スマートフォンがあるんだからこう、爆発オチに丁度いいBGMがありますよね、そう。
盆回り、または人類滅亡って事で隕石が地球にぶつかって大惨事になる映像と共に流れるBGMなんか流すと雰囲気出るんじゃないかな、多分。
「それじゃ、ファイアー!」
「ま、BGMはさておき、ポチっと」
ぶちまけられる数多の砲弾、そして次々と敵中にて巻き起こる大爆発。
いやぁ、ロンドン橋の上とかでやらなくてよかったぁ、本気で橋が壊れるような爆発の後、そこに残るはぶっ倒れて動かなくなった拷問竜鱗兵の無残な姿が残るのみである、合掌。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
「…………何なんだ、何なんだこれは」
配下が全滅した事、ではなく。
理解できぬ言動で、意味不明な行動で困惑させられちゃったマスカレイダーさんが呟いた、まあ仕方ない、誰だってそうさ。
シリアスに、竜罰を下すって意気込んできたら訳の分からぬ言動で、何やってるんだコイツらは、って感じで困惑している中で、普通に攻撃は苛烈でやられたらこうなるのも仕方ない。
そして、爆発オチ的な感じでしたがまだボスは居るんです、まあもうシリアスな空気に戻るのは無理なんだろうなぁ、って感じではありますが。
「くっ、だがしかし! 貴様らとて無傷ではあるまい、そして私の力ならば……き、貴様らを始末した上で、竜罰を下す事もか、可能だ!」
あっ、完全にダメな空気だけど必死で自分を鼓舞してシリアスな空気にしようと頑張ってらっしゃる、でもまぁ無理だろうなぁ。
なんやかんやでまーた自分が理解できぬ言動で困惑させられそう、って感じてるのか、微妙に途中で言葉に詰まってるし。
ついでに言うと、無傷ではあるまい、とか言ってるけど拷問竜鱗兵は困惑とかギャグい空気の流れに流され、まともに抵抗出来てなかったので実際は無傷だし。
だがこれはチャンス、なんやかんやで揺さぶってもいいし、何なら演技とかギャグい言動で追い立てようともOK、もうお前に用は無いとシリアスな空気になって普通に張り倒すのも自由。
選択肢は全てディアボロスの側にあるのだ、これを有利と言わず何と言おう。
さあ、竜罰覿面、なんて言ってた連中の最後である、如何なる攻めを見せるのか、ディアボロス達の選択や如何に!?
獅子城・羽鳥
【ギャグ】
連携アドリブ歓迎
※PTAも物乞いも止めて
くたびれたトレンチコート・ボサボサ髪・不精髭・咥えシケモクの人情派オッサン探偵に変身
愛犬は呆れて不貞寝
ロンドンでリョナ系を広めようとしてる元締め(壁サークル?)はモンマスだな?
他ディヴィジョンの変態ども…ロマノフの猟奇お貴族様方やイスカンダルのヒャッハー亜人とでも手を組みたいのか
あるいはグランダルメの淫魔を新たな変態沼にハメて自勢力に引き込むつもりか
お前のようにヒーローに憧れる世間知らずで純粋な若者を誘っては扱き使い
心身共に疲れ切ったところを巧みにそっち系に染めてたというわけだ
さっきの拷問竜鱗兵こと元チョッキ刑事もその成れの果てだった…
※悲しげ
シアン・キャンベル
【シリアス】
んん――さて。貴様が此度の親玉だと謂うワケか。私は貴様とひとつ『はなし』をしたいのだよ。空気を変え、私自身の体調の悪さを拭うついでに付き合い給えよ……
ドラゴン信仰、竜を神として崇めるのは、まあ、わかる。何せ竜とは人間の創り出した信仰対象故な。しかし貴様だ。貴様個人は何故に竜を讃えている。やはり力か。或いは、何かしらの恩恵を貰っているのか?
竜の力を『増幅させる』のは理解出来るが、さて、そもそも竜とは身勝手な代物ではなかったか。貴様はおそらく塵芥としても認識されていない筈よ
ならば、態々、竜を祀る所以など無いのではないか。貴様は本当は何も考えずに『力』を揮っているのではないか
考えてみ給え
身構えてるマスカレイダー、すぐに壊れそうなシリアスっぽい空気だがそれを維持しようとするディアボロスが!
「んん――さて。貴様が此度の親玉だと謂うワケか。私は貴様とひとつ『はなし』をしたいのだよ。空気を変え、私自身の体調の悪さを拭うついでに付き合い給えよ……」
「ほほう、お前は少し、違うようだな」
ギャグではない、シリアスな雰囲気を醸し出すシアン・キャンベル(ルログ・g01143)の申し出、渡りに船だと言わんばかりに食いついたマスカレイダー。
今までの流れをぶった切る展開だが、これは逆に情報を引き出すチャンスかもしれない。
「ドラゴン信仰、竜を神として崇めるのは、まあ、わかる。何せ竜とは人間の創り出した信仰対象故な。しかし貴様だ。貴様個人は何故に竜を讃えている。やはり力か。或いは、何かしらの恩恵を貰っているのか?」
「フン、何を話すかと思えば。偉大で強大なお方を讃え、庇護を得る、何の不思議もあるまい」
恩恵は何かと問えば、配下ならば働き讃え、そして庇護されるは普通の事だと返答が。
この辺りはどこの勢力であろうと配下戦力を意味なく消耗させず、七曜の戦に向け準備するという点で普通の事だろう、何らかの力や恩恵で強化されればそれだけ有利になるのだから。
ならばとシアンは別の言葉で揺さぶりをかけていく。
「そうか……竜の力を『増幅させる』のは理解出来るが、さて、そもそも竜とは身勝手な代物ではなかったか。貴様はおそらく塵芥としても認識されていない筈よ」
ドラゴンにとってマスカレイダーが名前も姿も覚えてもらっていないだろう、と口にして。
「ならば、態々、竜を祀る所以など無いのではないか。貴様は本当は何も考えずに『力』を揮っているのではないか。考えてみ給え」
「偉大な方々にとって、私一人の力が矮小な物なのは当然よ。認識されずとも庇護受けた多くの同胞の一人、であることに変わりはない」
膨大な兵力の中の一人、それが少し力を得たからと尊大になってしまっただけではないか、と問いかけたが、マスカレイダーはその状態なのは当然、されど庇護を受け讃える事に疑念を抱く事などないとばかりに言葉を返す。
揺さぶり出来ぬ程のドラゴンに対する強い信念を感じる結果だが、クロノヴェーダであるが故に不思議ではない結果であろう。
「成程、じゃあ俺からも一つ。ロンドンでリョナ系を広めようとしてる元締めはモンマスだな?」
そんなシリアス空気だったが、一撃でぶち壊す発言が!
頭痛と眩暈から回復できそうだったシアンさんとマスカレイダーが向いた先には、先ほどまでの変装を止めて無精髭を生やし、くたびれたトレンチコートとボサボサヘアー、咥えタバコで両者を見る獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)の姿があったのだ!
さようならシリアス、ようこそギャグ空気、そんな気配を感じた相棒のスエニョは関わらねぇとばかりにふて寝モードであり。
「他ディヴィジョンの変態ども……ロマノフの猟奇お貴族様方やイスカンダルのヒャッハー亜人とでも手を組みたいのか? あるいはグランダルメの淫魔を新たな沼にハメて自勢力に引き込むつもりか」
「いやほんと、唐突に何言ってらっしゃるの? モンマスさまに変な趣味は無いですけどその、変態趣味な敵がおられるのでしょうか?」
謎の言いがかりに対し思わず警護になってるマスカレイダー、一撃でシリアスがギャグ時空に変化しておる。
いやまあ、PTAの奥様スタイルから探偵スタイルになってたんで衣装だけならシリアス度合いは高かったよ、けどね。
直後の発言が完全にギャグ時空なんじゃぁ! そうなったらマスカレイダーも困惑するのはシカタナイネ。
「モンマス、奴はお前のようにヒーローに憧れる世間知らずで純粋な若者を誘っては扱き使い、心身共に疲れ切ったところを巧みにそっち系に染めてたというわけだな」
「待って、そんな事は一切なくてですね」
あぁもう、完全に会話が噛み合ってねぇ。
思いついちゃった推理をバンバン語る羽鳥、しかし相手を困惑させ揺さぶるという点ではとっても効果的であり、多分会話が終わった後の殴り合いでも本領発揮させない効果はありそうであり。
「さっきの拷問竜鱗兵こと、元チョッキ刑事もその成れの果てだった……」
顔を伏せ悲しげに頭を振って、これは悲劇だって感じで振舞う羽鳥。
マスカレイダーも、そして拷問竜鱗兵、もといチョッキ刑事も被害者だった、って語ってみるまではよかった(?)が。
「いやその、チョッキ刑事って誰ですか? 多分知り合いでもなんでもないと思うんですけど……人違いではありませんか?」
うーん、至極当然の反応、人違いでしょうって返されてらぁ、スエニョもだから言っただろ、みたいな呆れ顔だし。
まあでも相手がディアボロス側の放つ空気に飲まれているのは明白な事実、ここからの仕掛けも効果的に効くはずさ!
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建物復元】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
ナイナ・ヴィラネスティズム
※コメディ時々シリアス
レスバ上等ですの
ご婦人の方は無事安全圏までお連れいたしましたわ
少々お時間よろしいかしら?
信者達から信仰心を集めることができなくなり、七曜の戦に備えられなくなってこのままではグランダルメに勝てなくなるかもということを危惧されているのではなくて?
ロンドンを中心に新支配の地を生み出そうと画策されているようですが、
飴と鞭の美味い使い分けからアンチ絶許抹殺というケチ臭い方法に成り下がって果たしてうまくいきますのかしらねえ?
その様子ですとモンマスの居場所も知らないのでしょう?なんて情弱ですのかしら♪
相手の仕草や表情、動きから推測し時には烈火の如く苛烈に突き詰めてみましょう(精神攻撃)
「少々お時間よろしいかしら?」
「むっ、そちらは……? いいだろう、つきあうとしよう」
マダムを速やかに安全圏に逃がしていたナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)がギャグい空気に困惑していたマスカレイダーにシリアスな雰囲気で話しかけた。
いかん、これは多分罠だ! しかしギャグい空気から脱却できそうな光明、シリアスな空気の会話に走ってしまうのも止む無しだろう。
「信者達から信仰心を集めることができなくなり、七曜の戦に備えられなくなってこのままではグランダルメに勝てなくなるかもということを危惧されているのではなくて?」
「フン、何を言うかと思えば。ドラゴン様が敗北するなどあり得ぬ!」
挑発してみるナイナ、だがドラゴンの敗北は無いと絶対の信頼を語るマスカレイダー。
だめよ、その程度の挑発じゃぁ相手がシリアスになるだけよ、もっと煽らなきゃ、ナイナさん、ってことで第二の挑発、ドゾー。
「あら、信頼と妄信は別物ですわよ? ロンドンを中心に新支配の地を生み出そうと画策されているようですが、飴と鞭の美味い使い分けからアンチ絶許抹殺というケチ臭い方法に成り下がって果たしてうまくいきますのかしらねえ?」
「なんだとぉ!? 我々の、モンマス様の作戦がケチ臭いだとぉ!」
おっ、効いてる効いてる。
作戦そのもの、つまりは竜鱗兵のリーダーであるモンマスの作戦がダメだろ、って感じで煽ったら烈火のごとく怒り始めた。
これは相手の仕草、表情、反応から推測するって考えてたナイナさんにとってめっちゃ使える情報、つまりは更なる煽りを入れるチャンスである。
「その様子ですとモンマスの居場所も知らないのでしょう? なんて情弱ですのかしら♪」
「フン、我らは、このロンドンの都市の隅から隅までを陰から探り、把握しているのだ。日の光の下では見ることが出来ぬ、貴様らには分からぬ場所だ。即ち、貴様らこそ情弱なのだ!」
あっ、情弱って言われて自分達は色々把握してんだ、ってつい言っちまったぞ、マスカレイダー。
隅から隅まで把握してる、モンマス様の居場所も勿論把握してんだぞ、って自慢気に語ってるし何かそれっぽい事まで言ってるし。
「へぇ、なるほどぉ、そうですのぉ」
「むっ……あっ、いや、敵と語る舌などない、覚悟っ!」
そんなウッカリ発言を聞き逃さぬナイナ、その様子からやべっ、て感じになったマスカレイダー、慌てて戦闘モードに変更である。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV4になった!
これ以上話すと色々と情報が駄々洩れになっちまいそう、って思ったのだろう、質問とかそういうのには答えないと決意したマスカレイダー。
構えを取って、ディアボロスを殲滅し、用意した竜罰をアピールしてやる、って意気込んでいらっしゃる。
でもまあボケたり演技をしたら律儀にツッコミを入れてくれそう、そんな確信めいたものがあるのも事実、重要そうな質問はせずにこう、何か困惑させるような言動は効果的だろう、多分。
そんなこんなでボスバトルなターン、はてさて、最後はシリアスになるのかそれとも最後までハチャメチャなのか、全てはディアボロス次第ってことにして責任逃れをしておこう、うん。
ナイナ・ヴィラネスティズム
【バトル】
SPD
味方との協力・連携可
ネメシスモード「凍れる妖精賢者」発動!
不必要なお喋りにお付き合いいただき感謝いたしますの
それでは永遠に黙っていただくとしましょう
ネメシスモードに変身後、ヴィラネストアーツで格闘戦(グラップル)に移行
敵が飛び上がれないようにフェイントも交えたローキックで両脚や股間等下半身部分を狙う
なんなら脚部を引っ掴んでへし折ってやりましょうかしら
敵の動きに怯みや隙が見えたら徒手空拳の連撃で容赦なく追撃
復帰なんてさせてあげませんわよ
敵の必殺蹴撃には未来予測で落下地点を推察、
神速反応も用いつつ回避を狙う
お返しには正拳突き(強打)を重い一撃を叩き込む
その頭を吹き飛ばしてやりますの
獅子城・羽鳥
【ギャグ、シリアスどちらでも可】
連携アドリブ歓迎
残留効果活用
変装は止めた
お前がベッドの下に隠してる過激な熟女系薄い本は、必ず見つけて燃やしてやるから安心しろよ
……というわけで遊び時間終わり
恨むならモンマスと変態の部下どもを恨んどけ
【トラップ生成】で周囲にトラバサミを多数設置し、鋼糸を張り巡らして動きを鈍らせる
気付いたとしてもジャンプでレイダーキックだから全ての装備火器とスエニョのキャノンの一斉発射で撃ち落とし《暗殺》狙い
すぐに《一撃離脱》
これまでの揺さぶりから立ち直る前に畳み掛ける
(まあ、お遊びにしっかり付き合ってくれた分、他の変態どもよりは人のいいところがあるのかもな……)
「不必要なお喋りにお付き合いいただき感謝いたしますの。それでは永遠に黙っていただくとしましょう」
「お前がベッドの下に隠してる過激な熟女系薄い本は、必ず見つけて燃やしてやるから安心しろよ」
凍てつく氷の刃を手にし、その氷に負けず劣らず冷たき笑みを浮かべたナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)と。
三角眼鏡にロングスカート……だった衣服を投げ捨て変装解除、セリフはややギャグっぽいけど纏う空気は真面目になった獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)がマスカレイダーに相対する。
「むっ!? この空気……ほほう、面白い! まずは貴様らから竜罰を与えてやろう!」
今までのギャグ展開から突如変化した空気、それを敏感に感じ取ったマスカレイダー。
戦士としてディアボロスを退け竜罰を下さんとこちらもシリアスな雰囲気になり、今までのギャグ展開はどこへやら、突然のシリアスバトルな展開に突入したのである。
「前線は私が、援護はお任せしますわ」
「ああ、目にもの見せてやるさ」
接近戦にて相手を粉砕せんと距離を詰めるナイナ、そして後方ではパンツァーハウンドのスエニョを走らせ、己も各種銃器を展開し動きを見定める羽鳥。
遠近から狙う体制を構築すれば、最初に仕掛けたのは羽鳥であった。
「……というわけで遊び時間終わり、恨むならモンマスと変態の部下どもを恨んどけ」
そう言い左手振れば、その指先より伸びる鋼糸が空中で煌めいて。
同時に地面各所に鈍い光が、それはトラップ生成にて生み出された数多のトラバサミであった。
クロノヴェーダにダメージを与えるには至らない、されど移動を制限する様に、視覚的にどうしても気になる【見えるトラップ】という意識攻撃。
「ええい、小癪な、この程度!」
面倒な罠、だが目に入って気になるのならば無かった事にしてやると強引に鋼糸を掴み、またトラバサミなど飛び越えようとしゃがんで力を込めたマスカレイダーであったのだが。
その隙を逃さず飛び込んできたナイナが自由に飛ぶことを許す訳など無い。
「あらあら、ドラゴンの戦士さまがこの程度で。隙だらけですわよ?」
あえて挑発するような言葉を投げかけ、しゃがんだ瞬間にローキック。
ダメージそのものは無いが下半身を狙った攻撃だと印象付け、そして先ほど出現したトラップも合わさって機動力を殺しに来ていると相手に思わせる様に振舞って。
徹底的に妨害する様に動く二人、それに苛立ち強烈な反撃を見舞おうと相手の殺意が向いた瞬間こそが最大の好機。
「言いおる、ならばこれでどうだ!」
跳躍、そしてそこから繰り出された急降下キック。
落下地点を見切っての回避は出来ずとも、無防備な体への直撃さえ避けれれば良いとばかりに氷の刃を翳し盾としてナイナが蹴りを受け止めて。
刃が砕けし甲高き音、相手を倒したと確信したマスカレイダーの目にはこの一撃に耐え、腰を落とし身構えたナイナの姿が見えていて。
「令嬢制裁! 拳に込めるは怒りの打擲! その頭を吹き飛ばしてやりますの!」
「ご、ぶっふぁああ!?」
顔面に叩きこまれた強烈な正拳突き、脳を揺らすその一撃にて大きく後方に吹き飛ばされ、叫びをあげて転がるマスカレイダーではあったのだが。
やはり今までのギャグいノリであったとしてもアヴァタール級のクロノヴェーダ、瞬時に起き上がり追撃受ける隙は晒さぬと身構えて、羽鳥とスエニョを凝視して。
見えたのは右手にサブマシンガン、そして膝からは砲身を展開ししゃがんだ姿勢で此方を狙う羽鳥と。
側面に回り込むように走り、背負った砲塔を剥けるスエニョの姿。
「……!? まだだ、まだっ!」
このままではいかんとばかりに跳躍、身軽なスエニョではなく砲撃体勢を取っている羽鳥を屠らんと急降下を始めたマスカレイダー。
まるで流星が如く落下する強烈な飛び蹴りに対し、砲弾と銃弾で応じる羽鳥。
爆発音と共に広がる爆炎、そして重なる数多の銃撃音。
空中に広がった爆風を切り裂き傷つきながら急降下するマスカレイダーの飛び蹴りであったが、咄嗟に羽鳥が左腕に折り畳み格納していたソードハープを展開、蹴りの威力を多少なりとも殺して受け止めて。
「…………」
無言で、されど不敵に笑う羽鳥にとっては、相手が罠にかかったように見えただろう、そっと左手の指を伸ばせばその指先より数多の針が射出され、マスカレイダーの体に突き刺さる。
「ぬ、ぐおおおお!?」
全身武器庫、更には至近距離での暗器による不意打ちが如き一撃で意表を突かれたマスカレイダーが叫ぶ合間に羽鳥は大きく後退、反撃を受けぬようにと身構えていたのであった。
それを見て仕切り直しとばかりに息を整えるマスカレイダー、相対する羽鳥。
(「しかし、お遊びにしっかり付き合ってくれた分、他の変態どもよりは人のいいところがあるのかもな……」)
などと考えつつ、続けて仲間がどう攻め立てるのか彼は視線を移すのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ドレイン】がLV2になった!
ブロス・ブラッドハート
【シリアス】
へへ、刑事は世をしのぶ仮の姿…じゃじゃーん、ディアボロス参上だー!
全てはお前らを油断させるための変装&作戦だったのだーっ(ばばーん!)
け、けっして目的を忘れてたわけじゃないぜ
さぁて、こっからは逮捕じゃ済まねぇぜ
相棒(大剣)を引っさげたら、いざせーせーどーどー勝負って切っ先を突き付けて突撃してくぜ
正義の味方っぽいもんな、おれの挑戦さけたりしねーだろ?
そのまま『ダッシュ』で加速をのせてレイダーパンチと力比べだっ!
反撃の拳も受け止めるポーズで待機…とみせかけて【神速反応】で軌道をみきってく
にしし、悪ぃけどおれは正義の味方じゃないんでな♪
隙だらけのとこを突かせてもらうぜ!
アドリブ・連携歓迎
エラ・パーカー
連携アドリブ歓迎
【シリアス】
さぁ、おふざけはおしまい
お前たちが竜罰なんて言うなら、エラは復讐でお返しなの
ハンカチで綺麗に拭ったマイクを改めて構えて
PDの英雄譚を歌唱するよう
戦斧のようになったマイクで攻撃を仕掛けていくよう
早業で懐まで駆けて胴を狙い薙ぎ払う
避ける仕草を見せればそのまま【神速反応】で上へ振り上げるの
弾遊びの付き合う気はないの
【ガードアップ】で敵の攻撃を受け止め、嘲るように笑ってみせ
集中力を欠かせるように撹乱していく
故郷ブリテンを汚す害悪
お前たちこそ罰を受けて罪を贖え…!
鳳・四葉
【シリアス】
…なんか急にシリアス始めたな、この人たち。
温度差がひどい。ま、どうでもいいですが
では、やりますか。マーキス。仕事の時間だ
【モブオーラ・光学迷彩】を纏い気配を消す
味方のディアボロスたちは皆強い人たちだ。一瞬でも隙を…いや、意識を盗むことができれば、それで十分でしょう
【暗殺】と【忍び足】で音と気配を消してベストなタイミングで【盗賊侯爵の暗殺】を仕掛ける
「音を盗み、目を盗み、理解を盗む。あとは命を盗むだけ。竜罰なんてほざいて暗殺をしようとしていたんだ。暗殺されても文句は言うなよ」
そういいながら魔鳥の炎爪を突き刺し、隙を作って【一撃離脱】
「では、あとは任せますよ」
※アドリブ・連携歓迎
シアン・キャンベル
【シリアス】
眩暈も頭痛も『覚えなければ』痛くも痒くもないか。未来予測と神速反応で貴様の動きは把握出来る。防衛ラインで撤退する事も難しいワケだ。さて――拷問を始めるのだよ。最も、貴様に対しての質問は無いがな
これは只の趣味だ。私は余所者を甚振るのが大好きなのだよ
貴様の攻撃は可能な限り回避してみせる。躱せない攻撃に関しては『硬い部位』で受け止める。傷は浄化すると宜しい
神も佛も竜も似たようなものだと私は咀嚼したが、貴様は何時まで丸呑みするのか。そのオカタイお頭に種子を埋め込んで素晴らしい混沌の貌を教えよう
味わい深い脳髄の為に口吻を、貴様の場合は接吻の方が好みか?
ふふふ。ふふふふふ
冒涜的な末路なのだよ!
「……なんか急にシリアス始めたな、この人たち。温度差がひどい。ま、どうでもいいですが」
「むっ? 何を言っている、貴様」
今までの流れが急に変わったことに疑念を抱く鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)の一言、それに反応したマスカレイダー。
空気の違い、あからさますぎるそれだったので思わず口に出たのは仕方ないし敵がそれに対し反応するのもまあ当然だが、これもほんの一瞬の揺らぎであり。
「さぁ、おふざけはおしまい。お前たちが竜罰なんて言うなら、エラは復讐でお返しなの」
「へへ、刑事は世をしのぶ仮の姿…じゃじゃーん、ディアボロス参上だー! 全てはお前らを油断させるための変装&作戦だったのだーっ」
ここまでとは違うとばかりに宣言するエラ・パーカー(cân serch o morganite・g03253)とブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)の二人。
拷問竜鱗兵を倒すまでとは違う、あくまで戦いの流れを引き寄せるためのおふざけや演技だったと語るが、今まで妙にノリノリだったのも事実。
ともすれば、そのままとんでもない流れで戦ってしまいそうではあったがブロス曰く、けっして目的を忘れていたわけではないらしい、本当だろうか。
「ほう……眩暈も頭痛も『覚えなければ』痛くも痒くもないか」
そんな流れの変化を機敏に察したシアン・キャンベル(ルログ・g01143)が呟き、今までのとんでもない展開ではないと悟ったのだろう。
ここからは頭痛や眩暈に困らされる事は無いとばかりに生き生きとしていたのであった。
「クッ、こいつら一体……だが! ドラゴン様は、そしてドラゴン様の加護を受けた私は負けぬ、行くぞ!」
先の攻防から感じていた空気の違い、そして相対する4人もまた纏う雰囲気が全く違う。
だがこのまま負ける事は無いと自分を鼓舞し、構えたマスカレイダーに我こそはと名乗りを上げて立ち向かうはブロスであった。
「さぁて、こっからは逮捕じゃ済まねぇぜ。いざせーせーどーどー勝負っ、おれの挑戦さけたりしねーだろ?」
構える深紅の刀身持った大剣は彼にとっての相棒、切っ先を突きつけ勝負と宣言すれば、それに応じるとばかりにマスカレイダーも地を駆ける。
真正面から衝突せんと両者の距離が縮まる最中、ブロスは剣を振りかぶりマスカレイダーは右腕引いて強烈な拳を突き出さんと構えつつ。
石畳を砕かんとするほどに強い踏み込み、大上段からの振り下ろしを左腕の装甲で受け止めて。
「ぬぐおおおおお!? なんという一撃、だがこれで終わりだ!」
「どうかな、打ってみろよ! 受け止めてやるぜ!」
凄まじい衝撃に膝を曲げ、されどそれでは終わらぬとばかりに叫ぶマスカレイダー。
ならば自分にも、そのご自慢の拳を打ってみろと挑発するブロスに対し、もとよりそのつもりだと胸を張るブロス。
これで木っ端みじんだと繰り出されたその正拳突きはブロスの胴を貫くか、またはその身を大きく吹き飛ばす……筈だったが、聞こえたのは鈍く重たい金属音。
そう、自分の体で受け止めるなんて素振りを見せたブロスは何という事か、自身の相棒でもある紅角刀を引き、刀身を盾として受け止めつつ、後方へと吹き飛ばされる形で距離を取っていたのである。
「んなっ!? 体で受けるのではなかったのか! 卑怯者めが!」
「にしし、悪ぃけどおれは正義の味方じゃないんでな♪ 隙だらけのとこを突かせてもらうぜ! 仲間がな!」
大きく後方へ飛び退く形になったブロスが笑いながら挑発、次は仲間の出番だと宣言し。
何処から来ると周囲を見やったマスカレイダーであったが今までのブロスとの攻防、そして注意を逸らす挑発で十分すぎる時間を得た四葉は既にマスカレイダーの背後に居て。
「音を盗み、目を盗み、理解を盗む。あとは命を盗むだけ。竜罰なんてほざいて暗殺をしようとしていたんだ。暗殺されても文句は言うなよ」
「な、なにっ!?」
背後より突如聞こえた四葉の声、周囲に気を配っていた筈ではあるのに、ほんの一瞬生じた隙、意識の隙間を利用して。
まさに盗賊侯爵の力を宿したと語る彼の本領発揮、意識を盗んだ彼は仲間の攻撃に乗じて後ろを取って、まるで炎の如く激しき煌めきを放つ魔晶剣、魔鳥の炎爪をマスカレイダーの背中に突き立てる事に成功していたのであった。
完全なる不意打ち、想定外の一撃を受け体が揺らぎ、倒れそうに見えたマスカレイだーであったがこれは演技か。
ぐらりと前のめりになった、かに見えたのは力を込める為のしゃがむ動作を紛らわせる為、そしてそのまま一気に跳躍し空中に躍り出て。
「不覚! だが……居場所は掴んだぞ!」
空中で反転、そのまま四葉目掛けての急降下キック。
離脱を試みた彼の体にすさまじい衝撃を与えるが一撃で倒すには至らず、そして何より彼自身が立ち止まっての打ち合いを望まずに。
「っと、一撃の威力は流石。では、あとは任せますよ」
マスカレイダーを傷つけ動きを鈍らせ、またその力量を十分に示す役割は果たした、後は一気に攻め立てて下さいと仲間に告げて闇に紛れるかのように姿を消せば、次なるディアボロスが飛び込むのは当然。
それはこの攻防の最中、手にしたハンカチで先ほどの拷問竜鱗兵が撒き散らして付着した涎をマイクから綺麗に拭い準備完了、ここからは自分のターンとばかりに構えたエラであった。
「あなたの物語、エラに歌わせてくださいな」
「ほう、歌うとは、吟遊詩人気取りか、小娘が!」
スタンドマイクである【seduce by sloth】を鈍器のように振りかぶり、マスカレイダーの胴部を狙い振り回すエラ。
そんな武器ではない物を武器として使う攻撃など当たらぬとばかりに身を引き、軽々と攻撃を避けようとした刹那。
「さて問題、エラは歌うといいました、でも攻撃は打撃です、本命はどちらでしょう?」
「何? 問答でも……ゴッファァツ!?」
唐突な質問、歌に力を乗せるのかそれとも物理かどちらが正解かと問えば。
何を言い出すと気を取られたマスカレイダー、その顎に振り上げられたマイクが命中、キィイインとノイズ音と共に強烈な衝撃でマスカレイダーの脳が揺れる一撃が命中。
そう、エラは歌に力を乗せる事も物理攻撃も、どちらも本命、歌に力を乗せて自分の力を高めての物理攻撃という両方を含む攻撃を叩きこんでいたのである。
「へ、屁理屈を、おおあっ!」
追い込まれて余裕がなくなったか、体中滾るエネルギーを弾丸のように練り上げ、これで終わりとばかりにエラに向かって次々と放つマスカレイダー。
その弾丸を真正面から、そして避ける素振りも見せず受け止めるエラに着弾、そして衝撃と共に土煙が巻き上がり彼女の体を隠していく。
完全に命中、だが油断はせぬとばかりに身構えるマスカレイダーの視線の先、土煙が治まれば。
「ふふ、弾遊びに付き合う気はないの。故郷ブリテンを汚す害悪、お前たちこそ罰を受けて罪を贖え……!」
「お、おおおおっ!?」
ダメージあれど、この程度では倒れぬ、通用せぬと見せつける様に。
嘲るように笑い、そして怒りを見せるエラとその姿に恐怖を感じ、思わず声を出すマスカレイダーという対比が出来ていたのである。
更に恐怖での攪乱は彼女の次なる攻撃だけでなく、仲間の攻撃に繋げる布石でもあり。
「さて――拷問を始めるのだよ。最も、貴様に対しての質問は無いがな」
「な、なにっ!?」
ぬるりと近づく異形の影、それは巨大な蠅の……否、蠅のようにも見え、されどそれとは決定的に『何か』が違う姿に変異したシアンであり。
未来は見える、反撃を試みようとも反応しきっていなせる。更に言うなら逃げ出そうにもその足を止める防衛線は構築積みと言わば完全に詰みの状態であることを宣言し。
「これは只の趣味だ。私は余所者を甚振るのが大好きなのだよ」
「クッ、戦いを、そして私を愚弄するかっ!」
シャリシャリと前足を擦り合わせるシアン、その動きに愚弄されたと感じたか。
次々とエネルギー弾を生み出し射出するも、その攻撃は彼女の言う『硬い部位』にて受け止められて、そして至近距離までの接近を許してしまい。
「神も佛も竜も似たようなものだと私は咀嚼したが、貴様は何時まで丸呑みするのか。そのオカタイお頭に種子を埋め込んで素晴らしい混沌の貌を教えよう」
ガシッと両手で頭を掴み、異形の顔を近づけて。
「味わい深い脳髄の為に口吻を、貴様の場合は接吻の方が好みか?」
「あ、あああ、あああああ!?」
グワッと肉食獣かのように口を広げ、そして咥内より伸びる伸縮自在の舌伸ばし。
マスカレイダーの顔を咥え内部にナニカを、脳の奥底に浸透するように流し込めばマスカレイダーは自我をやられて膝をつき、完全に動きを止める。
「ふふふ。ふふふふふ……冒涜的な末路なのだよ!」
恐るべき浸食、それを行ったシアンが笑いながら後退り、咥内に舌を引き戻す。
それと同時に膝をついていたマスカレイダーはバタリと前のめりに倒れ、そして二度と立ち上がる事は無かった……。
ロンドン市街を暗躍し、竜罰を下すと意気軒高であった集団、その一つはこうして壊滅した。
相手が思わず口にしてしまった情報もあり、単純な民間人護衛だけに止まらず大きな収穫もあったであろう戦いの結果が如何なる未来につながるのか。
それはまだ分からぬが、一つ一つディアボロスがクロノヴェーダの企みを阻止する事、それを続けることで自ずと結末は見えてくるだろう。
今はただ、犠牲なく事件を解決に導けた事への称賛を、そして戦い終えたディアボロスに休息の時である。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!