リプレイ
月城・木綿紀
「この時代……山を登ってばっかな気がする」
『まあ……うん……2013だとちょくちょく泳いでたりするしねぇ』
まあなんか思いながら山登りをする。
途中で師匠(身体の中の天使)からレクチャーを受けたり、ラムと一緒に遊ぶ。
瀧夜盛・五月姫
まぁ、山は普段から、登ります、から。
特別きつい……という、ことも、ない。
とはいえ、お大師さまの、修行のお山、
険しくもあると、きく。油断せずに、進もう。はい、ほー。
最終人類史の……ぜぇ……高野……山は……紅葉や……遊……園地で……有名……なん、だっけ……? はぁ
時、超えても……皆……の……ふぅ……憩いの場……なんて……なん……だか……不思議な気分……なる……ね……
やっぱりこの……厳格で新鮮な……空気……しみるものがある……のかな?
……休憩になったら……絶対……お水……いっ……ぱい……のむ……
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
山登りかぁ……まぁ、景色楽しみながらのんびりと登ろうかしら?
一応山登りに相応しそうな格好はしつつ
季節の花や山でしか見れない景色を味わいつつも慣れない山登りで少し疲労も見える
疲れたら少し休憩も取りつつ確実に登っていく
んー、山って空気美味しいわね♪
欲をいえばもっと登りやすい山なら嬉しいんだけどね
まぁ、敵と戦う前の準備運動になるからいいのだけどね?
平良・明
春の山菜には遅く、キノコには早い季節といったところでしょうか
足袋を履いて、身軽な恰好で霊道が通ると言われるお山を駆けていきます
とても高かったり険しかったり、世界各地に憧れる山はありますが
紀伊山地もやはり、いい山、日本の山は肌身に沁みる気がします
こう、低くても山影が折り重なっていく姿がとてもいいです
足元を見れば植物や岩もまた味わい深く、人の手が軽く入った道もまたいい味
ええ、山に来ると楽しくなります
不思議なのは妙に険しい登りですが、ゆるっと構えていきましょう
身体を柔軟に使って、両手足を活かしバランスよく登ります
険しく見えても、きっとシカにだって登れるのだから登れるでしょう
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
戦国の地で山登り
まあ何度も登ったしね、山道も慣れたものだよ
以前の雪山の景色も綺麗だったけど
新緑を眺めながら登るのもまたいいね
足取り軽く、山の空気を楽しみつつ
相棒のクダ吉と一緒に、おしゃべりしながら登っていくよ
桜の季節は過ぎているけれど、シャクナゲの花は咲いているかな
鳥たちの声がするね、あれは何の鳥だろうか
聞こえてくる鳥の鳴き声に、鳴き真似で返してみたりして
リュックの中にはお弁当と水筒とおやつも完備
今日のおにぎりは筍ご飯だよ
雄大な景色を眺めながらの、もぐもぐタイム
いやはや、何とも贅沢な時間だね♪
まあ、登った先では戦いが続くんだ
今のうちに少しぐらいは楽しんだってバチは当たらないさ
安藤・優
リュックを背負ってのんびり気ままに山登り〜
(〜♪)アウロラもなんだか楽しそうに歌ってる
……ところでいつも聴く歌なんだけど結局何の歌なんだろう?
アウロラに聞いてもにこにこしてるだけだし…
最後の方の険しい道を行く前に軽くご飯を食べていこう。
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎
戦いの前にハイキングってのも中々気楽なもんだが、たまにはこういう息抜きをして楽しまないとな。
双眼鏡片手に野鳥観察と周辺確認でもしながら登るか。
難所があるだが、油断しなければ問題なくいけるだろう。
もし苦戦している仲間がいれば手を貸して一緒に登ろう。
御守・樹
初めて紀伊山地に来た時はまだまだ寒さが残る頃だったけど、今じゃだいぶ暖かい…を通り越して熱いぐらいだ。
そんな気候から高いとこ行くと涼しくていいよな。一応ウインドブレーカー持ってきたけど大丈夫そうだ。
まぁ多少登んのはしんどいが今は並の人間じゃないからそれも気にならないし、何より中学での深夜から始まる暁登山より楽しめる分だいぶ楽しい。
途中景色よさげな場所で休憩挟みながら登ってく。
でも取り戻すためでトレイン利用とはいえ、日本全国どころか世界各地に行けるのは一人暮らししてた頃には思いもよらなかったなぁ。それどころか旅行の頻度自体がめちゃくちゃ少なかったし。
さてもうひと頑張りするか。
神山・刹那
霊峰、高野山か
かの高僧空海が作った寺がある山
自然も豊かと聞く
信心深いわけじゃないが、身が締まる思いだ
楽しませてもらおうか
自然を満喫しながら山を登る
動物などを見たら怖がらせないよう軽く手を振って敵ではないとアピールし、怖がってるが何かを期待して動かないのを感じたら、握力強化で握っている胡桃を握り砕き、動物たちにあげる
「食い意地の張った連中だな。ま、食え食え。まだまだあるからよ」
ルキウス・ドゥラメンテ
ミカエラ(g07684)と
外遊びをするのには良い気候だ
日傘をどうぞ、ミカエラ
手袋を忘れた?
日焼け止めという便利なものがあるらしいよ
ほら、使うと良い
歩調を合わせ、彼女の足元に注意を払いながらゆっくりと山を登る
国が変われば山道の景色も変わるものか
見慣れない草花が多い為か?
貴女の知る花は何かあるだろうか
…あぁ、それはシロツメクサだよ
少し寄り道しよう
なに、どうせ急ぐ用もない
うろ覚えだが花輪くらいは作れるだろう
ブレスレットをひとつ作って献上しよう
宝石も良いが、これも似合うな
適当なところで引き返してミカエラを下山させてから愛馬に騎乗してダッシュで登山
言い訳は忘れ物にでもしておくか
後で花冠でも持って帰ろう
ミカエラ・ドゥラメンテ
ルキウス(g07728)と
お天気が良いわ
ハイキングって、来てみたかった
でも、日除けの手袋を忘れてしまったの
日焼け止めってなにかしら?これをどうするの?
塗ってちょうだい
歩きやすい靴で来たけれど、山道ってたいへんなのね
植物のことはよくわからないけれど、あの白い花は見たことがある
シロツメクサ?
もしかしたら聞いたことがあるのかも…
皆は山を登っているのに、良いのかしら
でも、楽しそうな寄り道…
魔法のように腕飾りが編み上がるのを息をのんで見守るわ
ありがとう
似合う?
わたし、宝石よりも貴方が作ってくれたこれが好き
引き返すのね
あら、山の上に、忘れもの?
それならわたし、ふもとで待っているわ
早く帰って来てね、ルキウス
音羽・華楠
……八葉の結界ですか。
何とも特殊な、それでいて強固な結界のようですね。
……陰陽師の端くれとして興味があります。
――その前に、今は山登りと春の紀伊山地の絶景を楽しむことにしましょう。
復讐者なら問題無いとはいえ、多少大変な道のりだそうですし。
山歩きに向く履物を用意しますか――って、『下駄型式神・右近/左近』で大丈夫ですね……。
風景を眺めながらのお弁当も乙なはずです。
歩きながら食べ易いように、『おにぎりセット(お新香付)』を持っていきましょう。
今日のおにぎりの具は何なのか、私も知らないのでちょっとどきどきですね。
風景を『スマートフォン型式神・霊柩丸』で撮ったりしながら――
さぁ……天魔武者退治です!
野本・裕樹
国境で使える道や通路以外での使用できる【防衛ライン】とにた効果、それに八葉の結界……これだけ堅い守りになっている高野山には一体何があるのでしょう。
今登っているこの道も本来ならば修行僧の方が通っていた道なのでしょうか。
厳しい修行の一方で景色を眺めてはリフレッシュしていたのかも。
眺めるのが私たちだけでは勿体無いですよね、早く取り戻せるように頑張らないと。
水分・栄養の補給をこまめにしながら登っていきます、今日のおやつは羊羹です。
甘いものは元気が出ますね。
元気が出たところで最後の急斜面です。
足元を確認し地面の状態にも気を付けて登りましょう。
斜面で足を取られると危険ですから最後まで気を抜かずに。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
現状をしっかり把握した上で守勢を固めますか。
伊勢と高野山、同じ籠城戦っぽい状況ではありますが、此方の方は逆に理に適っていて厄介だと思うのは、前評判や事前情報も影響するのでしょうかね。
まぁ、それはさておき、登山を楽しむ余地があるなら、楽しまねば損というもの。
春から夏に移り変わる高野山というのは、とても風情がありそうです。
後の戦闘に差し障るので、大っぴらに騒いだり目立ったりはしませんが、軽く歌を歌いながら登山なり森林浴なりは気持ち良さそうです。
森の小動物達も、この付近なら居たりするのでしょうか?
目的地に近づいたら、気を引き締めますか。
八葉の峰を越え、高野山への道を開きましょう。
シャムス・ライラ
【百夜】
新緑の山も良いもの
狐変身の銀狐姿で深呼吸
いつもと視点が違うと新鮮だな
しかし敵のいる山なので
地形の利用、情報収集で最適登山ルートを選びつつ…
はっ、モモちゃんは!?
行方不明の黒狐さんを追って
慌てて駆け出し
狐の嗅覚と野生の勘を駆使して
うん、あっちと私のモモちゃんレーダー(?)が告げている
足跡を見つければそれを辿ろう
おろおろしている姿を発見すれば駆け寄って
1人で行っちゃ駄目だよ?
すりすりもふもふ狐のコミュニケーション
走ったらおなかが空いたね
この辺りでご飯にしよう
人型に戻ってお弁当
はしゃぐ姿も微笑ましく
彼の気持ちもわからないではないからね
よしよしと頭を撫で
おにぎりを美味しくいただく
アドリブ等歓迎
一・百
【百夜】
緑がいっぱいだ…
山だー、雪がないぞー!!
トレイン降りると同時に
狐変身して黒狐になって全力ダッシュ
山を走るなんて、夢の夢だったからな
尻尾ふりふりルートとか気にせず
気になる方へ、どんどん駆けのぼっていって…
シャムス凄いよー、空が見えない
葉っぱがいっぱいと立ち止まり…
あれ?いない!?
おろおろ、そわそわ、しくしく
再会したら思わず飛び付き
すりすりと喜び無事を確認、戯れ
うん1人にならない…
安心したらお腹が、ぐぅー
お弁当は人の姿
残留効果で運搬
ん…走れるの楽しいし
木があるの何か嬉しいし…
少しはしゃいだ弁明を
こういうとこで食べるのもいいよな
美味しさに尻尾を揺らし
大きく握った特大おにぎりをシャムスにどうぞ
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
8つも要を設置して結界を張っているなんて、中心に大事なものがありますって言ってるようなものよね!
一体何が有るのかしら!楽しみね!
でもまずは、要を壊しに行かないと!
ちょっと前に地雷原突破しに来たときは雪山だったけど、今回は雪も溶けてすっかり春どころか初夏ね!
クロスカントリーでもないし、のんびり登っていきましょ!
最後の急斜面も足元と手元に注意しながら登り切って……。
わ、良い景色! 写真取っちゃお!
此処で持ってきたおにぎりを食べてエネルギーチャージしておくわね!
お腹も満たされた所で、天魔武者攻略と行きましょ!
●霊峰高野
「霊峰、高野山か。かの高僧空海が作った寺がある山」
「この時代……山を登ってばっかな気がする」
軽く頂きを見上げる、神山・刹那(梟雄・g00162)の横で月城・木綿紀(月城家三女の【裁縫】の魔術師・g00281)がボヤいた。
日の本は平地の少ない、山の連なった島国だ。
開拓が行われた後の時代なら露知らず、この時代はまだまだ何処へ行くにも山が立ちはだかる。
逆にディビジョンが区ごとに細かく分かれたTOKYOエゼキエルでは、泳いで潜入といった場面が多かったり、それぞれのディビジョンによるのかもしれない。
「自然も豊かと聞く。信心深いわけじゃないが、身が締まる思いだ。楽しませてもらおうか」
振り返れば見知った顔がいくつか、こちらも山登りの準備はできているようだ。
「山登りかぁ……まぁ、景色楽しみながらのんびりと登ろうかしら?」
枝葉に引っ掛かりそうな服は避け、動きやすい軽装姿で桜・姫恋(苺姫・g03043)は山に挑む。
「まあ何度も登ったしね、山道も慣れたものだよ。以前の雪山の景色も綺麗だったけど、新緑を眺めながら登るのもまたいいね」
相棒のクダギツネ『クダ吉』を肩のあたりに乗せ、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は軽く足の準備運動を。
「春の山菜には遅く、キノコには早い季節といったところでしょうか」
足袋を履いて、身軽な格好となった平良・明(嶺渡・g03461)は、その横を通り抜け軽々と駆けて進んでいく。
旅であちこちに行っているのだろう。山登りも慣れているのかもしれない。
そんな彼の後を追って、雪人も出発した。
「とても高かったり険しかったり、世界各地に憧れる山はありますが、紀伊山地もやはり、いい山、日本の山は肌身に沁みる気がします」
「特別きつい……という、ことも、ない。とはいえ、お大師さまの、修行のお山、険しくもあると、きく」
一歩一歩着実に歩を進めていた、瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)は軽く足を止め息をついた。
まだ山は見上げる位置。緑がとても綺麗だ。
「こう、低くても山影が折り重なっていく姿がとてもいいです。不思議なのは妙に険しい登りですが、ゆるっと構えていきましょう」
「油断せずに、進もう。はい、ほー」
折角の新緑の山だ。同じ進むならば、楽しんだ方がいい。
「初めて紀伊山地に来た時は、まだまだ寒さが残る頃だったけど、今じゃだいぶ暖かい……を通り越して熱いぐらいだ」
そう考えると、少し涼しくなる高地はいいよなと御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、のんびりと進んでいく。
念の為用意したウインドブレーカーもあるが、この程度なら大丈夫そうだ。
何より、ディアボロスとなって並の人より、耐えれるものも体力も増えている。
「まぁ多少登んのはしんどいが、今はそれも気にならないし、何より中学での深夜から始まる暁登山より楽しめる分だいぶ楽しい」
「暁登山? そんなのもあるんだね」
楽しそうに歌を口ずさむオラトリオ『アウロラ』と、のんびりとリュック背負って山登りを楽しむ、安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)が軽く話しかけた。
深夜からの登山とは、ある意味修行みたいなものかもしれないが、今日は楽しむ山登りだ。
「~♪~~♬」
「戦いの前にハイキングってのも中々気楽なもんだが、たまにはこういう息抜きをして楽しまないとな」
目的の場所につけば、そこからは戦闘となるのだ。束の間の時間を楽しく過ごすことは決して悪くないだろう。
獅子堂・崇(破界拳・g06749)もそのつもりで、今はその拳に双眼鏡を持ち、野鳥観察をしていたが、ついつい周辺を確認してしまうのは、ちょっとした習慣なのかもしれない。
こちらもゆっくりと、ルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)に渡された日傘をさし、ミカエラ・ドゥラメンテ(純血の黒薔薇・g07684)は緩やかな山の道を楽しんでいた。
トレインの中では、ミカエラに手袋を忘れたと言われ日差しを案じたルキウスが日焼け止めを教えてあげ塗ってあげる一面もあったが、山に入れば木々が少し緩和してくれた。
「お天気が良いわ。ハイキングって、来てみたかったの」
「外遊びをするのには良い気候だ」
転倒しないよう足元への注意をしながら、彼女をエスコート。
慣れていないだろうミカエラに歩調を合わせ、ゆっくりと進んでいく彼らの横を、元気な仲間達がドンドン駆けぬけていくのを見送り笑顔が零れる。
「歩きやすい靴で来たけれど、山道ってたいへんなのね」
「俺達は俺達のペースで。ゆっくりでいいんだよ、景色を楽しもう」
見知った山とは雰囲気も空気も違うと、2人は微笑み合い周囲へと目を向ける。
「国が変われば、山道の景色も変わるものか。見慣れない草花が多い為か?」
針葉樹林ではなく、落葉や花を咲かせるものが多いだろうか。
四季がある日本では恐らく、彼らが知る山より多くの種類の木々が並ぶので、それも新鮮なのかもしれない。
「あら、黒い狐?」
「あれは、仲間かな」
蒼い耳飾りを揺らす狐に、ルキウスがミカエラにそっと教える。
大きな尻尾をもふもふ振って、元気に駆けていくのは狐変身した一・百(気まぐれな狐・g04201)。
こちらも砂漠育ち。こういった日本の山とは縁遠い。
トレインを降りるなり、「緑がいっぱいだ……山だー、雪がないぞー!!」と子供のようにはしゃいでポンッと狐変身。
知っている者なら見慣れた黒狐姿になった彼の隣には、落ち着いた佇まいで同じく狐変身し銀狐になったシャムス・ライラ(極夜・g04075)が並ぶ。
(「新緑の山も良いもの。いつもと視点が違うと新鮮だな」)
普段見ている景色とは随分と変わった狐の目線を楽しみながら、ゆっくりと深呼吸したシャムスは敵のいる山なので油断しないようにと相方を振り返れば既に百の姿はそこになく。
(「はっ、モモちゃんは!?」)
慌てる銀狐姿のシャムスの気も知らず、思うまま黒狐姿の百は山を駆けのぼっていた。
(「山を走るなんて、夢の夢だったからな……」)
そんなことを考えながら、全力ダッシュ。
仲間達の「狐だ」という声を頼りに、慌てて銀狐姿のシャムスも駆け出し彼を追うのであった。
足元を、狐変身した仲間が駆け抜けていくのを見送り。
「……八葉の結界ですか。何とも特殊な、それでいて強固な結界のようですね」
「……これだけ堅い守りになっている高野山には一体何があるのでしょう」
陰陽師の端くれとして興味がありますと、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は結界に。
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は、その中の物に興味を抱いていた。
「現状をしっかり把握した上で守勢を固めますか。
伊勢と高野山、同じ籠城戦っぽい状況ではありますが、此方の方は逆に理に適っていて厄介ですね」
「8つも要を設置して結界を張っているなんて、中心に大事なものがありますって言ってるようなものよね!」
この山に何があるのか、それはまだ分からないが護っている以上、それなりの理由はあるはずだフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)とソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は考える。
「一体何が有るのかしら! 楽しみね! でもまずは、要を壊しに行かないと!」
そしてどの峰に向かうにしても、この山登りを避けることは出来ない。
「まぁ、それはさておき、登山を楽しむ余地があるなら、楽しまねば損というもの」
「今登っているこの道も、本来ならば修行僧の方が通っていた道なのでしょうか」
フィーナの微笑みに、華楠が辺りに視線を向ける。
「復讐者なら問題無いとはいえ、多少大変な道のりだそうですね」
念の為、山歩き対策として華楠は〈下駄型式神・右近/左近〉で登っていく。
見た目は下駄だが、彼らは式神。悪路であっても頼もしい。
「厳しい修行の一方で、景色を眺めてはリフレッシュしていたのかも」
実際、こうして歩ているのは気分転換にもなっているし。何より、裕樹の目に映る新緑の色は鮮やかで美しい。
「今は山登りと、春の紀伊山地の絶景を楽しむことにしましょう」
「ちょっと前に地雷原突破しに来たときは雪山だったけど、今回は雪も溶けてすっかり春どころか初夏ね!」
爆発大好き武将の方が、色々と画策していたこともあったが、それも季節と共に過ぎ去り既に懐かしい。
ソラが目にした白い光景とは、かなり印象が違うだろう。
「春から夏に移り変わる高野山というのは、とても風情がありそうです」
そんな風にフィーナが楽しんでると、少し下の方から楽しそうに歌うアウロラと優の声が聞こえて来た。
「後の戦闘に差し障るので、大っぴらに騒いだり目立ったりはしませんが、軽く歌いながら登山なり森林浴というのも気持ち良さそうですね」
「眺めるのが私たちだけでは勿体無いですよね、早く取り戻せるように頑張らないと」
「クロスカントリーでもないし、のんびり登っていきましょ!」
「森の小動物達も、この付近なら居たりするのでしょうか?」
そんな風に彼女達はおしゃべりしながら、山を登っていく。
少し離れ木々の中で遊んできたモーラット・コミュ『ラム』が、木綿紀の元に戻って来れば、どこで仲良くなったのか、ヤマネを引き連れ枝の上から「キュウ」と小さく鳴いた。
そんな視線に気付いたのか、刹那は先程拾ったクルミを掲げてみれば、彼らの視線はそちらに。
「なるほど」
だが彼らに割れるだろうかと気遣い、ディアボロスの握力でバキリと。
その瞬間、驚いたヤマネは葉っぱの影に飛び込みしばし姿を隠すも、やがてソロソロと近くの茂みから顔を覗かせる。
野生の動物相手だ。刹那は砕いたクルミを大き目の石の窪みに置いて、少し距離を取ってあげれば、たちまち彼らはクルミに駆け寄っていく。
「食い意地の張った連中だな。ま、食え食え。まだまだあるからよ」
怖がらせないよう優しく声をかけ、頬張る彼らの姿を見つめるのであった。
春から夏へと移り行く気候に、顔を覗かせるのは動物だけではない。
白や黄色、紫といった草花が足元で揺れている。
「貴女の知る花は、何かあるだろうか?」
「植物のことはよくわからないけれど、あの白い花は見たことがあるわ」
ゆったりと歩くミカエラが目を止めたのは、小花が集まり球状に見える愛らしい姿。
「……あぁ、それはシロツメクサだよ」
「シロツメクサ? もしかしたら聞いたことがあるのかも……」
ヨーロッパ原産のこの花はクローバーと呼ばれたり、多様な名を持っている。
何処で見たのだろうと小首を傾げるミカエラに、寄り道しようとルキウスは開けた場所へと道を離れ、そっと花を摘む。
「皆は山を登っているのに、良いのかしら。でも、楽しそうな寄り道……」
彼の手元を覗き込み、嬉しそうにミカエラも微笑む。
草原と違い山のシロツメクサは、あまり群生していない。少ない花を選んで、うろ覚えながらもルキウスが作り上げたのは、花輪のブレスレット。
魔法のように編み上がる花輪をミカエラが息をのみ見守っていれば、そっと手を取られその腕にシロツメクサの花輪が献上される。
「ありがとう、似合う?」
「宝石も良いが、これも似合うな」
「わたし、宝石よりも貴方が作ってくれたこの腕輪の方が好きよ」
そんな風に言ってくれる彼女に微笑みかけ、争いから遠ざけるようにそろそろ引き返住頃合いかと考える。
ミカエラをふもとまで送って、遅れた時間は愛馬で駆けのぼればいいだろう。
「最終人類史の……ぜぇ……高野……山は……紅葉や……遊……園地で……有名……なん、だっけ……?」
「欲をいえば、もっと登りやすい山なら嬉しいんだけどね。準備運動になるからいいのだけど」
ぜぇぜぇと息荒く登る五月姫に対し、軽い疲労は見えるもののまだまだ余裕を見せ景色を楽しんでる姫恋が通り抜けていく。
やはり頃合いのようだ。言い訳は後で考えるとして、ルキウスとミカエラは下山へと向かい。他の者達は、引き続き山を登っていく。
「はぁ」
溜息なのか息切れなのか、大きく一息零れた。
「時、超えても……皆……の……ふぅ……憩いの場……なんて……なん……だか……不思議な気分……なる……ね……」
かなり上っただろうか。一休憩と、水分補給。
ゴク、ゴク、ゴク、ゴク……。
「んー、山って空気美味しいわね♪」
「やっぱり……この……厳格で新鮮な空気……しみるものがあるのかな?」
大きく深呼吸する姫恋に、少し落ち着いた五月姫が答える。
「でも、取り戻すためにトレインを利用しているとはいえ、日本全国どころか世界各地に行けるのは、一人暮らししてた頃には思いもよらなかったなぁ」
過去の自分だったら、今頃どうしていただろうかと樹は、空を見上げた。
木々の合間から覗く空は青く、晴れ渡っている。
もう少しすれば梅雨の季節。今度はアジサイなどが咲くのだろうか。
この辺りだと目についたのは、九輪草か。
天の献花とも呼ばれる花の形が塔頭に似たサクラソウの仲間で、この場に良く似合っている。
満開で咲いている場所があれば、それは圧巻の光景が見られたのではないだろうか。
楽しそうに歌うアウロラの隣で、軽くご飯を食べていた優は振り返り。
「……ところでいつも聴く歌なんだけど、結局何の歌なんだろう?」
尋ねても、アウロラはにこにこしているだけ。サーヴァントは一心同体、もしかすると優が忘れているだけで、遠い過去なのかどこかで聞いていたのかもしれない。
真実は、アウロラに優の中にしかないが……。
「さて、もうひと頑張りするか」
気持ち良さそうに流れていく雲に向かって、伸びをし樹は休憩を終え立ちあがった。
もう直ぐ、険しくなる気配に休憩を取る仲間達の姿も増えている。
「桜の季節は過ぎているけれど、シャクナゲの花は咲いているかな」
お堂の方では見頃な場所が多くあったが、山道は草花の方が目立つと雪人はクダ吉に話しかける。
「鳥たちの声がするね、あれは何の鳥だろうか」
軽く鳴き真似をして返してみたり、のんびりと休憩を。
「いやはや、何とも贅沢な時間だね♪」
雄大で神秘的な景色を眺めながら、雪人がリュックからお弁当と水筒におやつを広げる。
今日のおにぎりは筍ご飯だよなんて、程よい木陰で話していれば駆けて来た黒狐が嬉しそうに跳ねている。
(「シャムス凄いよー、空が見えない葉っぱがいっぱい……あれ? いない!?」)
黒狐に変身した百は、当然ついて来ているものと振り返ればそこに連れ添いの姿はなく。オロオロとその場で立ち止まり、キョロキョロ見回し探すも見つかれなければ耳を垂れしょんぼり。
人が集まりだしているこの辺りならと、狐変身したシャムスが鼻を耳を動かし、慌てた様子で駆けてくる。
(「うん、あっちと私のモモちゃんレーダーが告げている」)
愛の力かな。そんな素晴らしい感で、今にも泣き出しそうに項垂れてる狐姿の百を見つければ、狐姿のシャムスは直ぐに駆けつけ。
飛び付いてくる狐姿の百を受け止め、お互いの無事を確認し合うように身体を寄せ合いすりすりもふもふ。狐2匹が戯れる。
一通り確認し軽く鼻先を合わせ、1人で行っちゃ駄目だよと百に念を押し。
百も、1人にならないと答えていれば、安心したのか彼のお腹がグゥーっと空腹を訴える。
見れば、周囲も休んでいる人が多い。
シャムスは人の姿に戻って、ふわりと木陰へ狐姿の百を抱え移動しながら。
「走ったらおなかが空いたね。この辺りでご飯にしよう」
撫でられ落ち着いた百も人の姿に戻り、お弁当タイムに。
「ん……走れるの楽しいし、木があるの何か嬉しいし……」
「はしゃぐ姿も微笑ましく、その気持ちもわからないではないからね」
更によしよしと百の頭をシャムスが撫でていれば、アイテムポケットから取り出されるのはお弁当と大きく握った特大おにぎり。
「こういうとこで食べるのもいいよな」
嬉しそうに尻尾を揺らし、どうぞと差し出す百から、特大おにぎりを受け取りシャムスも笑顔に。
楽しそうな狐の姿に、クダ吉も遊んでくるかいと尋ねれば、相棒はクルリと身体を雪人の腕に絡ませる。
「まあ、登った先では戦いが続くんだ。今のうちに少しぐらいは楽しんだってバチは当たらないさ」
今日のおやつは羊羹ですと、裕樹は頬張り。
「甘いものは元気が出ますね」
水分と一緒に糖分も忘れず、疲れた身体に行き渡らせて。
歩きながら〈おにぎりセット(お新香付)〉を食べきった華楠は、視線を峰へと向けた。
今日の具材は、鮭とゴマ高菜だった。毎日日替わりで用意されるおにぎりは、食べるまで中身が分からないのも楽しみだ。
「元気が出たところで、最後の急斜面です」
さて、目指す峰は直ぐそこに。
道に残る跡も、動物などに混じり明らかに人ではない、硬く大きな者が通った形跡が見られ、自然とフィーナの気も引き締まる。
足元にも斜面にも気を使い、足を取られないよう最後まで気を抜かず。
多少険しいとはいえ、人が通れない道ではないのだ。
「わ、良い景色! 写真取っちゃお!」
勿論、足を滑らせないよう気を付けてソラが声をあげ、〈スマートフォン型式神・霊柩丸〉で、パシャリと華楠が記録に収めた。
斜面に合わせ、木々が一部途切れ、麓を見下ろせる絶景が足元に広がる。
この山地に見える他の峰にも、天魔武者の八葉の要となるお堂が造られているのだろう。
「人の手が軽く入った道もまたいい味です。ええ、山に来ると楽しくなります」
どこを歩いても見るものは常に違う顔を見せ、飽きさせることがない。
明が足元をみれば、何ものかに踏まれた花が健気に起き上がりかっけていたり、岩に這う植物もここの空気にしっとりと瑞々しさを見せ味わい深い。
ここを進んだかもしれない天魔武者は、軽々と進んだのだろうか。
「油断しなければ問題なくいけるだろう」
もし苦戦している仲間が居れば、いつでも手を貸せるよう崇は後続を気に掛けながら。
少し大きな岩が転がる道も、明は身体を柔軟に使い、両手足を活かしバランスとって。
「険しく見えても、きっとシカにだって登れるのだから登れるでしょう」
どんどん登っていく。さすがはディアボロスといったとこか。
斜面を抜ければあと僅か。
ここで山道の疲れも抜いて、お弁当がまだある人はお腹も満たして。
「エネルギーチャージもしたとこだし……」
「さぁ……天魔武者退治です!」
ソラと華楠が立ち上がり、お堂に向かう者達は警戒を強めながら、奥へと向かうのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
【防衛ライン】LV11が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV5(最大)が発生!
【アヴォイド】LV2が発生!
【ダブル】LV4が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
御守・樹
なんで河童の姿なんだろ?むしろ河童って金属を嫌ってるはず?妖怪じゃなくてロボだから関係ないっちゃぁ無いんだけども。
あえてその姿にすることで弱点の克服って事なんだろうか……あ……いやまさかそんな親父ギャグみたいにcopperと河童かけてんのか?
いや今は戦いに専念しないと。忍者っぽい姿してるし向こうの方がそういう力量は上だろうなぁ。
向こうの動きが自由自在でないうちにMorta二刀を両手に握りこんで螳螂千刃を放つ。そのまま向こうの反撃の手裏剣もナイフで弾くなどして捌く。
足場が濡れたりして悪くなったら、ちと難しいが回避の為に弾くのに集中しすぎないように気を付ける。
転んで格好の的になるのも嫌だもんな。
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎
のんびり出来る時間はここまでだな。山で河童の忍者にあったというのは、話としては面白そうだが、信じてはもらえなさそうだな。
水辺で戦えば強敵かもしれないが、今この場所で戦えば全力は出せないだろう。畳み掛けさせてもらう。
動かれる前に出雲の銅衆に飛び込んで六連撃を叩き込む。
●山の河童
ディアボロス達は、峰にひっそりと建てられたお堂の位置を遠くから確認すると、慎重に近付いていった。
すると、木々の間に潜んで居たのだろう。「にん」という掛け声と共に頭上から『出雲の銅衆』が瓢箪をひっくり返し辺りに水を溢れさせながら襲い掛かってきた。
「なんで河童の姿なんだろ。むしろ河童って、金属を嫌ってるはず? 妖怪じゃなくてロボだから関係ないっちゃぁ無いんだけども」
現れた敵の姿に、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は思考を脱線させながら一式二対のナイフ〈Morta〉を両の手にし。
降ってくる銅衆に向かって刃を振るい、『螳螂千刃』の衝撃波を放つ。
「あえてその姿にすることで弱点の克服って事なんだろうか……あ……いやまさかそんな親父ギャグみたいにcopperと河童かけてんのか?」
「何か言いたげでござるな」
「我らが忍術で、貴様らを麓まで流してくれよう」
衝撃波に刻まれながら銅衆は、『出雲流水車』を発動させ、手裏剣で応戦する。
さすがに水場で無いこの場所で、四肢のウォータージェットスラスターが活躍するには水が足りない。
リモコン操作で動く手裏剣に怯む事なく、獅子堂・崇(破界拳・g06749)は拳と蹴りの6連撃を仕掛ける。
「のんびり出来る時間はここまで。山で河童の忍者にあったというのは、話としては面白そうだが、信じてはもらえなさそうだな」
掌打から連撃を繋げ『我流破界拳・電光(ガリュウハカイケン・デンコウ)』を繰り出し、銅衆を蹴り飛ばす。
忍者というだけだけあって、吹っ飛ばされながらもクルリと宙で体勢を変え、木の幹を蹴り跳び上がった。
「忍者っぽい姿してるし、やっぱり向こうの方がそういう力量は上か」
「水辺で戦えば強敵かもしれないが、今この場所で戦えば全力は出せないだろう。畳み掛けさせてもらう」
銅衆が新たな水流を生み出す暇を与えず、彼らは攻撃を続け自分達へと注目を集めるのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【水面歩行】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV5になった!
野本・裕樹
ここ「高野山」は日本仏教の聖地に数えられる場所、アナタ達の都合に合わせて好き勝手して良い場所ではありません。
お堂が結界の要だというなら破壊するまでです。
仏の教えでは地獄には枝や葉、花から実に至るまで全てが刀剣で出来た「剣樹」なる樹木があるそうです。
地獄の刑罰に使われるとか、私の作り出した物で本物ではありませんが……ここはこうしてみせましょうか。
《小地獄変改『剣樹』》より刀剣で出来た樹木を召喚、今回の木についたギザギザの葉はチェーンソー剣です。
チェーンソー剣をお堂に向けて飛ばしお堂とそれを防衛する『坊官衆』をまとめて破壊・解体します。
私自身も《廻刃刀『竜顎』》でお堂の破壊をしましょう。
音羽・華楠
ここまでの登山、とても楽しい一時でした。
今度は秋に来てみたいものです。
きっと、紅葉が綺麗なはずですから。
その為にも――この地から駆逐しましょう、天魔武者!
さて、あのお堂が結界の要ですか……。
――燃やしてあげましょう、《雷幻想・煉獄》!
邪魔する坊官衆たちも、《煉獄》の魔術的マイクロ波で焼き尽くします。
反撃の錫杖の一撃は容易には避けられないとのことですが――ならば避けずに受け止めましょう。
【ガードアップ】で高めた防御、容易に貫けるとは思わないことです!
此度私が振るう力は、不動明王よりの賜りもの。
仏法の守護者たる不動明王は、あなたたちこそ仏敵だと怒っておられます!
大人しく調伏されなさい!!
●護りの僧兵
仲間が敵の注意を引き付けてくれている間に、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)と野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)はお堂に急接近していく。
「ここまでの登山、とても楽しい一時でした。今度は秋に来てみたいものです」
その時には、この山も解放できているだろうか。
「きっと、紅葉が綺麗なはずですから。その為にも――この地から駆逐しましょう、天魔武者!」
彼女達の接近に、『坊官衆』が錫杖を構える。
「何人たりとも、このお堂には触れさせぬ」
「ここ『高野山』は日本仏教の聖地に数えられる場所、アナタ達の都合に合わせて好き勝手して良い場所ではありません」
「その通り。汝らは我らが仏敵なり!」
接近を拒むよう錫杖を突き出してくるが、機械の身体で聖地を占拠していることは仏の道に反しないのだろうか。
「さて、あのお堂が結界の要ですか……」
「お堂が結界の要だというなら、破壊するまでです」
「――燃やしてあげましょう、『雷幻想・煉獄(ファンタズム・ムスペルヘイム)』!」
華楠が「急急如律令!!」と唱えると、辺りに火行による煉獄の炎が巻き起こる。
振り下ろされる錫杖を腕で受け止めながら、その炎は坊官衆を焼き尽くさんと立ち昇った。
「容易に貫けるとは思わないことです! 此度私が振るう力は、不動明王よりの賜りもの」
「仏の教えでは地獄には枝や葉、花から実に至るまで全てが刀剣で出来た『剣樹』なる樹木があるそうです」
剣樹地獄の樹木は、落とされた罪人を切り裂き貫き続けるという。
「地獄の刑罰に使われるとか、私の作り出した物で本物ではありませんが……」
そう裕樹は『剣林召来・常磐山査子(ケンリンショウライ・トキワサンザシ)』を展開させる。
行く手を防ぐ刃は鋭く、炎を受け赤く輝き、チェーンソーの如き刃を坊官衆とお堂に向かって飛ばし、まとめて壊し解体しようとする。
錫杖で受け止めようとするも、その杖ごと。
鋭い刃は斬り落とし、お堂を敵を斬りつけて。
「仏法の守護者たる不動明王は、あなたたちこそ仏敵だと怒っておられます! 大人しく調伏されなさい‼」
更に燃え上がる業火が刃の樹林を熱し、より鋭くより猛々しくその場を包むのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】がLV12になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
さて、目的地に到着ですね。
お堂を破壊するにしろ、指揮官を倒すにしろ、まずは目の前のお供から倒す必要がありますか。
襲撃に備えているのは流石と言うべきでしょうが、私達も譲れません。
この場は押し通ります。
戦闘方針は『極光の波動』での射撃戦。
精霊達やユリウスと歌を紡いで波動を放ち敵を吹き飛ばし、弱った敵から確実に止めを刺します。
それにしても周囲を水浸しにする忍者ですか。
機械に水って、処置を間違えると色々と危険だった気がしますが、気にするだけ無駄ですかね。
何にせよ、水を利用して諸々やるというなら、態々水を残す事もなし。
周辺の水諸共、敵を波動で消し飛ばし、水遁の術を妨害していきますか。
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
ハイキングでリフレッシュよし、お弁当でエネルギーチャージよし!
それじゃ、早速ディアボロスのゲリラライブ開幕よ!
あら、カッパで忍者? 変な取り合わせね!
あちこち動き回られるのは面倒だから、水浸しになる前に攻撃よ!
【羨望と幻惑の最大光量!】! ステージライトで視力を奪って攻撃してあげる!
反撃が来ても落ち着いて周りを「観察」し、リモコン手裏剣が何処から飛んでくるか「看破」!
レゾネイト(杖兼マイク)で弾き落とすか、魔力障壁でガードよ!
水たまりが多くなってきたら、【最大光量!】の光が水たまりでも反射して余計眩しいかも知れないわね!
「連撃」して一体も残さないわよ!
●河童忍術
木々の上を飛び交いながら、『出雲の銅衆』は瓢箪を振るい段々あたりを水浸しにしていく。
確かにこの辺りの山に水気はないが、高いとこから水流を起こされれば押し戻されていく。
山から侵入者を排除するという意味では、理に叶っているのかもしれない。
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)の隣に並んだダンジョンペンギン『ユリウス』は、水気に少し嬉しそうな表情を浮かべ、共に歌を紡ぎ出す。
「お堂を破壊するにしろ、指揮官を倒すにしろ、まずは目の前のお供からどいて貰います」
雪、氷、光の三精霊も共に紡ぐその歌は四重奏に。
「襲撃に備えているのは流石と言うべきでしょうが、私達も譲れません。この場は押し通ります」
「我らも通すわけにはいかぬでござる!」
輝く『精霊達の四重奏・極光の波動(セイレイタチノアンサンブル・オーロラウェーブ)』に対し、『出雲流水鏡』を持って対抗する。
溢れる水流を波動が押し返し、水流に隠れていた銅衆が次々と水から飛び出し苦無や手榴弾を煌めかす。
「ハイキングでリフレッシュよし、お弁当でエネルギーチャージよし! それじゃ、早速ディアボロスのゲリラライブ開幕よ!」
残念ながら、河童の手榴弾はいらないとソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は、マイク機能付き〈拡声杖『レゾネイト』〉を振るい弾き、巨大なステージライトを召喚する。
「あら、カッパで忍者? 変な取り合わせね! これ以上、あちこち動き回られるのは面倒だから、水浸しになる前に攻撃よ!」
輝くライトは、溢れた水にも反射し、光量を増し『羨望と幻惑の最大光量!(フラッシュステージ・イリュージョン)』が彼女を輝かせる。
その眩しさに銅衆が目を眩ませた所を、魔力弾が一気に撃ち抜いた。
「それにしても周囲を水浸しにする忍者ですか。機械に水って、処置を間違えると色々と危険だった気がしますが、気にするだけ無駄ですかね」
その辺りは天魔武者の身体だ。機械とは違う何かがあるのかもしれない。
残る水流に『 出雲流水車』を繰り出し、果敢にも向かってくるが彼らの終わりは見えている。
オーロラが広がり、山中に揺らめく。
氷の装い纏うユリウスとフィーナは歌い、残る銅衆を波動で吹き飛ばすのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
平良・明
ほう……私は仏敵なのですか
それは知らなかった
ただこう、ひとつ言わせてもらえば
貴様の仏なんぞ知らん!ということです
ここの天海も蓮の花に隠れたお化けのようなものでしょう
「山繭幻惑弓」を使って攻撃していきます
鱗粉の源は折り紙で折り上げた蝶々の羽
坊官衆の眉間を狙い、射貫くのは私の拳です
一切苦なら一切無常らしいではありませんか
それなら仏に敵も味方もありませんよ
ここにはただ振り下ろされる拳があります
なんてまあ、私にはそんな境地はまだ遠いですかねぇ
お堂もしっかりぶち壊していきましょう
怪しげなものは見つけた端からから粉砕してしまいます
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
八葉の山の頂に立つお堂とは、実際どんなものなのだろう
お堂の様子や敵の配置など
素早く状況を確認し、仲間と情報を共有する
元より護りの固さは承知の上だ
油断なく仲間と連携して倒していこう
防衛に対する強い意志は、流石は僧兵というべきだろうか
だが圧政の解放と奪還への意志なら此方も決して負けはしない
功徳の一撃は避けるのも難しいというなら猶の事だ
怯む事なく、真正面から受けて立つまで
【反撃アップ】で敵の攻撃を読み
呪符を放ち周囲に結ぶのは、防御の結界ではなく『スピアウォール』の槍衾
盾代わりの攻撃で受け止めて攻撃を凌ぐと共に
【命中・ダメージアップ】な無数の槍で敵を貫く
お堂は遠慮なく破壊させて貰うよ
●八葉の峰
朱塗りの二階建てのお堂は塔のように天へと伸び、既に攻撃を受け傷つき始めていた。
「元より護りの固さは承知の上だ」
素早くお堂までの距離と、残る坊官衆の数を確認すると文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は〈陰陽符〉を放ち、壁のごとき槍衾を具現化させた。
坊官衆の振るう『功徳の一撃』の錫杖を『スピアウォール』の無数の槍を盾のように使い受けながら、戦線を押し上げていく。
「防衛に対する強い意志は、流石は僧兵というべきだろうか。だが圧政の解放と奪還への意志なら此方も決して負けはしない」
「往生極楽への道は、既にはじまっておる。汝らがこの地を荒らすこと、それは仏の教えに背くこと也」
南無阿弥陀仏と唱えながら、『往生極楽ビーム』を放ち、お堂に近付くものを拒む。
「ほう……私は仏敵なのですか。それは知らなかった」
しかし、何を持って仏敵とするか。そもそも彼らの言う仏とは何か。
平良・明(嶺渡・g03461)は嚙み合わないなと感じながら、飄々とした振る舞いのまま鱗粉状のオーラを舞い散らせる。
「ただこう、ひとつ言わせてもらえば、貴様の仏なんぞ知らん! ということです。ここの天海も、蓮の花に隠れたお化けのようなものでしょう」
「貴様、天海様を侮辱するのか! 何と恐れ多い」
怒れる坊官衆は一斉に明に向かってくるが、陰陽符〈折り紙〉によって折り上げられた蝶々は羽ばたき、さらに鱗粉を散らし『山繭幻惑弓』で惑わす。
「一切苦なら一切無常らしいではありませんか。それなら仏に敵も味方もありませんよ」
くだす拳は、真っ直ぐ眉間に。
「ここにはただ振り下ろされる拳があります。なんてまあ、私にはそんな境地はまだ遠いですかねぇ」
真の仏の境地に至れるほど、まだまだ生きてはいない。
もっと多くに触れ、多くを知り、いつか至るのかもしれないが。
「お堂もしっかりぶち壊していきましょう」
「遠慮なく破壊させて貰うよ」
雪人と明は、そのまま攻撃を重ねお堂の柱などを壊していく。
そして坊官衆を全て倒したディアボロス達は、本多忠勝の妨害が入る前に、お堂へとパラドクスを撃ち込み破壊するのであった。
残るは出遅れた、本多忠勝のみ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】がLV14になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用
お堂は破壊出来たようですし、後は指揮官のみ。
相手が一人とはいえ油断は禁物。
徒に長引かせず、速やかに終わらせましょう。
機動力確保で飛翔しますが低空飛行に留めます。
戦闘方針は『極光の波動』での射撃戦。
精霊達やユリウスと歌を紡いで波動を放ちます。
足止めも兼ねて、敵を中心とした広い範囲に波動を放ちますが、接近戦を試みる味方まで巻き込んで攻撃せぬよう注意しませんとね。
ただ、敵にも飛翔体の射撃がありますし、気は抜けません。
包囲されるのも危険ですし、棒立ちせずに動き周り、狙いは絞らせません。
必要なら波動を放って飛翔体を薙ぎ払います。
供養されるのは、私達ではなく貴方です。
音羽・華楠
おっとり刀でやって来て……随分と余裕じゃないですか、本多忠勝。
ですが、既に結界の要は壊しました!
自身の油断を後悔しながら滅びなさい、東国無双!!
私の最『凶』の技、《雷幻想・奈落》で勝負です。
忠勝を結界に捕らえ、無限小まで圧し潰してあげましょう!
……楽には死ねないので、覚悟して下さいね?
忠勝の反撃は、可能なら大数珠型の飛翔体ごと結界に閉じ込めて封殺を狙います。
それが無理でも、飛翔体と忠勝を結界で隔てることで、飛翔体と忠勝の同調に綻びを作れるかも?
そのように対抗します。
……供養の念は私たちにではなく、自分自身に向けたらどうですか、忠勝?
眠りなさい……光も音も届かない、《奈落》の底で――
平良・明
引かぬ姿もまたよし
それになかなかいい光背です
山のてっぺんで光の雨とはまあ、登った甲斐がありましたが
どちらかというとありがたい光というよりありがた迷惑な光です
おっかない槍には近づきたくないので撃ち合いといきましょう
本田忠勝の光弾に返す技は「殉火」です
敵の射線をよく観察して光弾の雨を切り抜け
お返しに焼き尽くす火の光をくらわせてやります
死んでもないのに供養は縁起がいいですが
ちょっと水っぽいかなと、思います
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
お堂は破壊した
残すは忠勝一体のみ
本多忠勝、その武勇は聞き及んでいる
その名を奪った天魔武者だ、勿論侮る気などない
刀を構えて油断なく動きを観察
引き続き仲間と連携して戦おう
止まった蜻蛉を真二つにするほどの切れ味か
そんな名槍に凄まじい速度を乗せたなら
その威力もまた凄まじいものとなるのは道理だろう
ならばその動きを止めて流れを変えて
生じた隙を起点に仲間と自身の攻撃へと繋げたい
密かにクダ吉を影へと放ち、『管狐影縛法・閃』を使用
【反撃アップ】で攻撃の瞬間を読み取って
クダ吉を影に喰らいつかせて動きを縛る
生じた隙を狙い、雪月花の刀にパラドクスの力を乗せて
【命中・ダメージアップ】な攻撃で斬り伏せる
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
トリはアナタかしら!
本来だと槍の名手みたいだけど、天魔武者でもしっかり引き継いでるみたいね!
お堂は既に壊したわ! 後はアナタを倒して、ライブ閉幕と行きましょ!
(四肢と翼が赤く染まる、第1ネメシス発動!)
アタシは【飛翔】で飛び立って、上から狙ってみるわ!
敵の周りを飛び回って飛翔体の光弾を引き付ける事で、皆が攻撃し易い状況を作るわね!
光弾の雨は飛翔の速度で回避しつつ、魔力障壁でもガードして戦闘不能にならないように注意!
敵の隙が見えたら、レゾネイトから【飛入と渦動の五元光芒!】を叩き込んでやるわ!
敵の供養をする前に、自分の供養をするべきだったみたいね!
●無双
「トリはアナタかしら! 本来だと槍の名手みたいだけど、天魔武者でもしっかり引き継いでるみたいね!」
ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は、クルリと〈拡声杖『レゾネイト』〉を手の中で回し構える。
「お堂は既に壊したわ! 後はアナタを倒して、ライブ閉幕と行きましょ!」
ネメシスモードを発動させ、彼女の四肢と広がる翼が赤く染まった。
その姿に、大槍蜻蛉切を構え、兜の下の瞳に光が灯る。
「本多平八郎忠勝、推して参る!」
上空へと飛び上がるソラを追うように踏み込みながら、大槍を盛大に忠勝は振るった。
勢いよく巻き起こす大風と共に撒き上がる大数珠型飛翔体がディアボロス達を狙い、光弾を放ってきた。
「おっとり刀でやって来て……随分と余裕じゃないですか、本多忠勝。ですが、既に結界の要は壊しました!」
「本多忠勝、その武勇は聞き及んでいる。いや、その名を奪った天魔武者か」
音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は、相手の動きを見据えながら十二天将・六合の神力を宿す〈陰陽六合符〉を手にし。
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、油断なく動きを観察しながら、白銀の刀〈雪月花〉を構えた。
「自身の油断を後悔しながら滅びなさい、東国無双!! 私の最『凶』の技で勝負です」
油断なく踏み込む雪人の動きに誘われるよう、忠勝は大槍を正眼に構え。
「……射貫く」
踏み込むと同時に放たれる『蜻蛉貫』は、一気に距離を詰め雪人を脇腹を貫く。
白い衣が朱に染まるが、痛みに気を取られている暇はない。
「蜻蛉を真二つにするほどの切れ味か」
そんな名槍に速度を乗せた技となれば、その威力もまた凄まじい。通り抜けた巨体の起こす風ですら、斬りつけてくるようだ。
「ならばその動きを止めて……!」
通り抜ける忠勝の巨体に、密かにクダギツネ『クダ吉』を放ちその影に牙を突き立て『管狐影縛法・閃』で動きを縛ったところに一撃を。
「精霊達よ、どうか、私に力を貸して」
召喚された雪、氷、光の三精霊が、フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)とダンジョンペンギン『ユリウス』と共に歌を紡ぎ、オーロラの領域を周囲に発現させた。
「共に歌を紡ぎ、その想いをもって極光の導きと成し、我が敵を討ち果たせ……!」
放つ波動は極光の輝き。『精霊達の四重奏・極光の波動(セイレイタチノアンサンブル・オーロラウェーブ)』は、射るように放つ。
「油断は禁物。徒に長引かせず、速やかに終わらせましょう」
「なるほど、これがディアボロスか、面白い。南無……」
フォンと全身の駆動を全開に奮い、仁王立ちの姿勢のまま忠勝が祈るよう印を結び念を込めれば大数珠型の飛翔体が周囲へと飛び散り、『先告念珠』光弾の雨を放った。
光の雨は縦横無尽のレーザーのように、ディアボロス達に襲い掛かる。
「引かぬ姿もまたよし、それになかなかいい光背です」
少しでも被弾の数を減らすよう大数珠からの射線を見極めながら、平良・明(嶺渡・g03461)は光の雨の中を駆け抜けて。
「山のてっぺんで光の雨とはまあ、登った甲斐がありましたが……どちらかというとありがたい光というよりありがた迷惑な光です」
山頂の日の出であればまだしも、クロノヴェーダの攻撃などこの場に無粋。
「どこ見てるよ! ライブ中に余所見なんて余裕ね」
注意を引き付けるように、ソラは上空からマイクで呼びかけながら魔法陣を展開させ、
四芒が五芒へと書き換わり。
黒く赤い稲妻を帯びた砲撃魔法『飛入と渦動の五元光芒!(ジャンプインステージ・オーバーストライク)』が放たれ。
お返しにと放たれた明の『殉火(モトムビ)』が、光の軌跡を残し鳥籠を形作るよう入り乱れ、大気の塵を燃やし焼き尽くそうとした。
「その供養、自分の為にひつようだったんじゃない」
「死んでもないのに供養は縁起がいいですが、ちょっと水っぽいかなと、思います」
忠勝は燃え上がる炎を大槍を振るい、掻き消すと「結ぶ……」と突き出し斬りこむ。
その背後に、静かに陰陽六合符が舞った。
「かごめ、かごめ、籠の中の鳥は……」
張り巡らされるは、木行に属する結界『雷幻想・奈落(ファンタズム・ギンヌンガガプ)』を華楠は展開させた。
中に生じた磁力は敵にも付随し、引き合い内へと閉じ込めたものを逃さない。
「無限小まで圧し潰してあげましょう! ……楽には死ねないので、覚悟して下さいね?」
「おおおおおおおおっ!?」
駆動音と共に、忠勝の叫び声が上がる。
圧縮を折り畳み飲み込むように、小さく小さく。
「ここまでか……」
動こうとする全てを縛るように、クダ吉が影に食らいつき雪月花の一閃が頭を落とす。
「……供養の念は私たちにではなく、自分自身に向けたらどうですか、忠勝?」
「おおおお
……!!」
無双の名を冠していても、所詮は複製体。そして名を奪った天魔武者。
きっと本物には及ばない。
「眠りなさい……光も音も届かない、《奈落》の底で――」
溢れていた光は消え、飛び交っていた大数珠が地上へ落ち動きを止める。
忠勝の姿は全てのまれ、後には壊されたお堂の残骸が残るだけであった。
残るお堂は、後――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【防衛ライン】がLV15になった!
【未来予測】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ドレイン】がLV2になった!