リプレイ
旗楽・清政
ルーデルと言うならば、吸血ロマノフ王朝のクロノヴェーダでも爆撃しておればよいものを。
ともあれ、まずは無辜の民を襲う此奴らから如何にかすると致そう。
「ディアボロスが一人、旗楽・清政、推参! さぁ、この首を取れる者はいるか!?」
彼奴らがディアボロスに敵意を抱いているなら、好都合。
大音声で名乗りを上げて、ブルートファングの目を民達からそれがしに集めると致そう。囮役は、お手の物でござる。
民らを護るためにも、少々の傷如きなら退かずに戦い続けるでござるよ。
「吹けや、東南の風! その風で彼奴らの足を止め、火矢で以て焼き尽くせ!」
それがしからは東南の風のパラドクスを発動して、ブルートファングを攻撃でござる。
●
「うわああああ」
「助けてくれぇぇぇぇ」
ワルシャワの住民達は、パニックに陥っていた。
突如として現れたブルートファングの集団に襲われ、命の危険を感じていた。
だが、何処にも逃げ場はない。
辺りは、火の海。
一度でも選択を間違えば、即死亡。
そんな最悪の状況下で、希望を失わなかったのは、とにかく死にたくないと言う気持ちが強かったためだった。
「ヒャッハァ、逃げろ、逃げろ、逃げ惑え!」
それとは対照的に、ブルートファング達は、上機嫌。
時間無制限の狩り放題状態のため、テンションが上がりまくっているようだった。
(ルーデルと言うならば、吸血ロマノフ王朝のクロノヴェーダでも爆撃しておればよいものを……。ともあれ、まずは無辜の民を襲う此奴らから如何にかすると致そう)
そんな中、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が、覚悟を決めた様子で物陰から飛び出した。
「な、なんだ、テメエは!」
「邪魔をするなら、容赦はしねぇぞ!」
ブルートファング達は、イラついた様子で一斉に吠えた。
おそらく、せっかくの狩りを邪魔されたため、腹が立っているのだろう。
まるで刃物の如く鋭い殺気が、清政に向けられていた。
「ディアボロスが一人、旗楽・清政、推参! さぁ、この首を取れる者はいるか!?」
すぐさま、清政が名乗りを上げ、ブルートファング達の注意を引くようにしながら、ワルシャワの住民達から離れていった。
「生意気な奴め! ぶっ殺してやる!」
ブルートファング達がケモノの如く叫び声を響かせ、一斉に鮮血色の波動を広げ、それで包んだ瓦礫を弾丸の如く飛ばしてきた。
「吹けや、東南の風! その風で彼奴らの足を止め、火矢で以て焼き尽くせ!」
その攻撃を退けるようにして、清政が【東南の風(トウナンノカゼ)】で風を巻き起こし、瓦礫を弾き返しつつ、無数の火矢を解き放った。
「な、なんだ、こりゃ!」
「に、逃げろおおおおおおおおおお!」
それと同時に、ブルートファング達が危機感を覚え、蜘蛛の子を散らすようにして逃げていった。
その間も、他の場所でブルートファング達が暴れており、あちこちで住民達が悲鳴を上げていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
旗楽・清政
ただ一度の東南の風で蜘蛛の子を散らすように
逃げ去るとは、随分と不甲斐ない。
だが、まだブルートファングによる襲撃は続いておるか。
なれば、残らず殲滅してくれよう。
奴等、狩り気分でいるようでござるが、
狩られる立場と言うものを教えてやるでござるよ。
悲鳴の上がるところに駆けつけ、火牛計でござる。
敵は素早く距離を詰めて来るようでござるが、
炎を纏いし牛の群れの突進で阻んでくれよう。
よしんば距離を詰められても、緑玉の片鎌槍で応戦でござる。
また逃げを打たれても面倒でござるでな。
「ははは、他愛ない! これでは、ルーデル如きに使われるのが似合いでござるな!」
彼奴らが逃げる素振りを見せたら、挑発しておくでござる。
レイ・ディース
連携・アドリブ歓迎
一般人をディフェンス
たくさんの魂の苦痛と嘆きが押し寄せてくる…
これ以上犠牲は出させたくない
【悲劇感知】で素早く、襲われてる人を見つけて回る
防具に取り付けた超小型マイク&スピーカーで広範囲の敵に呼び掛け、一般人から引き離す
「私もディアボロスよ!お望み通り来てあげたわ!」
エインは私より離れた所の敵を発見したら、人を襲うのを邪魔して
そして私の所までおびき寄せてね
大変だけどお願い、頑張って!
もし私や他のディアボロスから逃げようとする奴がいたら、そいつも邪魔して
敵を見つけ次第、素早くパラドクスを発動させて突撃
一体ずつ速やかに確実に個別撃破
無念を抱いた魂があまりにも多くてやり切れない…
春日・涼
ルーデル……ただの『女性アイドル』だった私からしてみれば中々ヘビーな相手ね。とりあえず空中戦に繋げた方が良さそうだから、私はブルートファングを【ウイングストーム】で空襲するわ。
目には目を、空襲には空襲をといったとこね。
見せパンだからスカートが捲れても恥ずかしくないわ(まあ見られても補正下着付けてるから『バレる』ことは無いけど……)。
雨ヶ屋・マヌエ
敵はディアボロスに対して激しい敵意を抱いているそうですから、目立つ場所へ陣取れば、あちらから近付いてきてくれるのではないでしょうか。
ワルシャワの中心を走る大通りで「大声」を出して敵を誘き寄せた後に【防衛ライン】を使用して足止めを試みます。
敵の攻撃による被害を大通り付近に集中させることで、都市のそれ以外の場所への被害を減らすためです。
敵がディアボロスを仕留めようと姿を現したら、じゃじゃーんと並べた兵士型の風船を身代わりにしつつ小型拳銃で攻撃します。
ディアボロスはここです!
早く来てくれないと帰っちゃいますよ!
吉音・宮美
アドリブ連携歓迎
ハーナさんの宿敵ですか……明らかにこちらを挑発しているようですが、どのような因縁があるのでしょう
と、あまりぼんやりと考えている暇は無さそうですね
地上で人々を襲うブルートファング達に向かって選択PDを発動
凍てつく氷雪の演奏で相手の心に語りかけ、その激情を凍らせることで戦闘を行えないようにしましょう
……あの飛んでる人、多分貴方達ごとこちらを攻撃してきますよ
単なる利害の一致ならここで撤退することをおすすめします、背中から味方に殺されるのもほら、馬鹿らしいじゃないですか
●
「ただ一度の東南の風で蜘蛛の子を散らすように、逃げ去るとは、随分と不甲斐ない」
旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が深い溜息を洩らしながら、悲鳴を上げて逃げ惑うブルートファング達の背中を見送った。
本来であれば、このまま後を追って、トドメを刺しておくべきだが、そんな事をしている暇はない。
こうしている間にも、別の場所でも住民達が襲われているため、戦意を失った敵を追い掛け回している場合ではなかった。
「たくさんの魂の苦痛と嘆きが押し寄せてくる。……これ以上、犠牲は出させたくない」
そんな中、レイ・ディース(光翼のダークハンター・g09698)が【悲劇感知】で、別のブルートファング達に襲われている住民達の存在に気づき、躊躇う事なく救助に向かった。
「だ、誰か……」
「助けて……く……れ……」
住民達はブルートファング達に襲われ、瀕死の重傷を負いながら、這うようにしながら逃げていた。
「ハッハッハッ! こりゃあイイ!」
「さあ、逃げろ! もっと逃げろ! そうでなければ、面白くない!」
ブルートファング達が上機嫌な様子で、ゲラゲラと笑い声を響かせた。
「……奴等、狩り気分でいるようでござるな。なれば、狩られる立場と言うものを教えてやるでござるよ」
その隙をつくようにして、清政が【火牛計(カギュウケイ)】を発動させ、猛烈な炎を全身に纏った大量の牛を召喚した。
「ンモゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
それと同時に、猛烈な炎を全身に纏った大量の牛が、ケモノの如く唸り声を響かせ、怒濤の勢いでブルートファング達を弾き飛ばしていった。
「な、なんだ、この牛……ぎゃあああ!」
「ちょ、ちょ、ぎゃああああああああああ!」
ブルートファング達が驚いた様子で悲鳴を上げ、為す術もなく宙を舞った。
「な、何が起こった!?」
「あ、アイツか! アイツ等が、やったのか!」
「ま、まさか、敵かっ!? ナニモノなんだ、アイツ等は!」
それを目の当たりにした他のブルートファング達が、警戒心をあらわにした。
「私はディアボロス! あなた達を倒しに来たわ!」
すぐさま、レイが防具に取り付けた超小型マイクと、スピーカーを使って呼びかけ、ブルートファング達の注意を引き、【ウィングドシンパシー】を発動させて突っ込んでいった。
次の瞬間、周辺に漂う魂の様々な感情がエネルギーになって全身を包み、レイに触れたブルートファング達を次々と肉の塊に変えていった。
「う、嘘だろ!」
「……って、驚いている場合か!」
「やらなきゃ、やられる。それだけだ!」
その事に危機感を覚えたブルートファング達が、鮮血色の波動を周囲に広げ、その波動で瓦礫を包んで飛ばしてきた。
「殺す、殺す、ぶっ殺す!」
その瓦礫な紛れるようにして、他のブルートファング達が距離を縮め、鋭い牙と爪で襲い掛かってきた。
「まさか、何の迷いもなく、真正面から突っ込んでくるとは……」
それを迎え撃つようにして、清政が緑玉の片鎌槍を素早く構え、ブルートファング達を蹴散らしていった。
「ば、馬鹿なっ! 俺達が負けるなんて……」
その攻撃をモロに食らったブルートファング達が、恨めしそうな表情を浮かべて力尽きた。
他のブルートファング達も、レイによって蹴散らされ、肉の塊と化していた。
「何とか倒す事が出来たけど、無念を抱いた魂が、あまりにも多すぎる……」
そう言ってレイが複雑な気持ちになりながら、深い溜息を洩らした。
●
「どうやら、敵はディアボロスに対して、激しい敵意を抱いているそうですから、目立つ場所へ陣取れば、あちらから近付いてきてくれるのではないでしょうか」
雨ヶ屋・マヌエ(ザ・ボランティア・g01424)が、物陰から上空を見上げた。
ブルートファング達は、ディアボロスの襲撃を警戒しているのか、上空に退避して策を練っているようだった。
だが、自分より弱い相手としか、戦った事がなかったのか、何のアイデアも浮かばず、唸り声を上げていた。
「とりあえず、ブルートファング達を、どうにかした方が良さそうね」
そんな中、春日・涼(完璧で嘘つきな偶像・g06385)が【ウイングストーム】で魔法の羽を一時的に生やし、空を見上げて飛び上がり、ブルートファングに強烈な一撃を繰り出した。
「……ぐわっ!」
その一撃をモロに食らったブルートファングが、バランスを崩して地上に落下していった。
「な、何が起こった!」
「ま、まさか、空を飛ぶ奴もいるのか!?」
それを目の当たりにしたブルートファング達が、動揺した様子で間合いを取った。
「目には目を、空襲には空襲をといったとこね」
その隙をつくようにして、涼がアームキャノンを構え、ブルートファング達を撃ち落としていった。
「つーか、パンツ、見えてるぞ!」
その事に気づいたブルートファングが、人のやり場に困りながら、涼をビシィッと指差した。
「これは見せパンだから、別に恥ずかしくないわ」
涼が、まったく気にせず、スカートを揺らしながら、大包丁でブルートファングに斬りかかった。
「この状況で、そんな事が言えるなんて、随分と余裕ですね。それなのに、地上に降りて来ないなんて……。ひょっとして、あたし達が怖くて、空から降りられないんですか?」
マヌエが空を見上げたまま、大声でブルートファング達を挑発した。
「なんだと、ゴルァ!」
「テメエなんて、怖くねえよっ!」
ブルートファング達がイラついた様子で、鮮血色の波動を周囲に広げ、その波動で鳥を包んで、次々と落下させていった。
「生き物を武器にするなんて、趣味が悪いですね」
すぐさま、マヌエが【セントリーバルーン】を発動させ、実物大の兵士を模した風船をジャジャーンと並べ、即席の防衛線を構築して身代わりにしつつ、小型拳銃で攻撃を仕掛けた。
それと同時に、兵士型の風船がパンパンと弾け、左肩に風穴の開いたブルートファングの悲鳴が響いた。
「まさか、これで終わりですか? そんな事では、あなた達と手を組んでいる相手に、後ろから撃たれてしまいますよ?」
吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)が、ブルートファング達を見上げ、警告混じりに呟いた。
「そんな事する訳……ない……よなぁ」
「いや、アイツなら、あり得る。こうしている間も、オレ達を狙っていそうだし……」
「みんな、騙されるな。これは、罠だ! 例え、本当だったとしても、それは、それで笑えない!」
その事に危機感を覚えたブルートファング達が、気まずい様子で汗を流した。
「単なる利害の一致なら、ここで撤退することをおすすめします、背中から味方に殺されるのも、馬鹿らしいじゃないですか」
次の瞬間、宮美が【召喚、超弩級全能演奏装置バベルシンセサイザー!!(イキヅマッタシコウトシンヤテンションノサンブツ)】を発動させ、天を覆うかの如き超巨大な複合魔楽器を召喚し、凍てつく氷雪の演奏でブルートファング達の心に語りかけ、その激情を凍らせることで戦闘不能にしていった。
「こ、こんなの、割に合わねえ、退くぞ!」
そう言ってブルートファング達が、完全に戦意を喪失させ、戦線から離脱するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
ハーナ・ルーデル
世間からみた自分(ルーデル)はこんな感じに見えていたのか、それともクロノヴェーダだからなのか?
宿敵であるルーデルは本来の歴史のルーデルの名を奪っている。
それを取り戻すのが機械化ドイツ帝国で産まれた『ルーデル』の使命だ。
我ながら随分ややこしい因縁だが、ともかく宿敵であるルーデルの目標はワルシャワか。
もし『ルーデル』がポーランド侵攻に参加していたら、あるいは……いやそんなことなど本題ではないな。
ともかく相手はルーデル、自画自賛に聞こえるかもしれんがその腕は確かだ。
こちらも相手の攻撃に合わせて【飛翔】による空中戦を行いながら、後部機銃に気を付けつつ急降下爆撃で攻撃する他ないだろう。
●
「まさか、ここまで使えない連中だったとはね。やっぱり、雑魚は、雑魚か。まあ、いいや。どうせ、ボクがみんな倒すつもりだったから……」
そんな中、ハンスが戦線を離脱したブルートファング達の背中を眺め、呆れた様子で溜息を洩らした。
最初からブルートファング達を、捨て駒で使うつもりでいたようだが、思ったよりも使えなかったため、幻滅しているようである。
(世間からみた自分(ルーデル)はこんな感じに見えていたのか、それともクロノヴェーダだからなのか?)
ハーナ・ルーデル(空の魔王・g00608)が上空に浮かぶハンスを見上げ、複雑な気持ちになった。
だが、目の前にいるルーデルは、本来の歴史のルーデルの名を奪った存在。
それを取り戻す事が、機械化ドイツ帝国で産まれた『ルーデル』の使命であった。
故に、ここで攻撃を躊躇う理由は、微塵もなかった。
「……ん? キミは……。なるほど、そう言う事か。……分かるよ。その目を見れば。でも、残念だ。ボクに忠誠を誓えば、長生きする事が出来たのに……。その目じゃ、駄目だ」
その視線に気づいたハンスが、皮肉混じりに呟きながら、1t爆弾を投下させ、辺り一面を火の海にした。
(……相手はルーデル、自画自賛に聞こえるかもしれんが、その腕は確かだ。これ以上、被害が拡大する前に手を打たないと……!)
それに合わせて、ハーナが飛翔して空中戦を仕掛け、【急降下爆撃(トロツダム)】で個人用飛行装置『カノーネンフォーゲル』から37mm対空機関砲を放った。
「へぇ……思ったよりも、やるようだね。でも、駄目だ。それじゃ、ボクは殺せない」
そう言ってハンスがハーナを挑発するようにしながら、華麗に宙を舞って攻撃を回避するのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
レイ・ディース
※連携・アドリブ歓迎
宿敵主様の意向優先で
頭が良くて情勢を詳しく考察できる人達なら
あなたから情報収集出来なくて残念、と思うだろうけど私は違う
空中戦は私も大の得意だから好きなだけお付き合いします
※自信家じゃないが、挑発して地上を爆撃させないのが狙い
【飛翔】使用
空中で攻めたてて、地上に目を向けさせない
自分とエインに光の粒子で大盾を作ってダメージを抑え、《光遣い・氷雪使い》で目眩まししつつ、パラドクスで動きを鈍らせる
エインは光や氷のジャベリン投げて撹乱
ただ犠牲になった人々の無念を少しでも晴らしたい
だけど…最期に何か言い残す事はありますか?
私ではなく他の人へ伝えたい事があるなら後悔のないようにして下さい
旗楽・清政
どうやら、ルーデルとは特別な縁がある御仁が
既にルーデルに空中戦を仕掛けているようでござるな。
では、それがしは地上から援護すると致そう。
パラドクスを発動し、【対空戦】の要領でビームガトリングの弾丸や
ビームカノンの光条を撃ちかけると致そう。
「この対空砲火、避けきれるか!」
史実のルーデルとて撃墜されたことは幾度もある故、
墜とせぬ事はないでござろう。
史実のルーデルはむしろ尋常でない出撃への執着と、
超人的な生命力で撃墜王となった面が強い。
それをその名を騙る此奴が持っておるかは不明でござるが、
もし持っておれば酷く厄介でござる故、ここで確実に仕留めるでござる。
仲間がいれば、連携は重視するでござるよ。
●
(どうやら、ルーデルとは特別な縁がある御仁が、ルーデルに空中戦を仕掛けているようでござるな。……では、それがしは地上から援護すると致そう」
そんな中、旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)が上空を見上げ、しばらく様子を窺った。
どうやら、ハンスは他のディアボロスと戦っているらしく、上空でバチバチとぶつかり合っていた。
「それなら援護を、お願いします。私も空中戦は大の得意なので、ちょっと相手をしてきます」
すぐさま、レイ・ディース(光翼のダークハンター・g09698)が飛翔し、ハンスに攻撃を仕掛けていった。
「いい目をしているじゃないか。嫌いじゃないよ、そういうの。でも、殺意が足りないな。そんなんじゃ、ボクを殺す事なんて出来ないよ」
その事に気づいたハンスが、レイを挑発しながら、素早く攻撃を避けていった。
「だったら、この対空砲火、避けきれるか、試してみるでござる!」
それと同時に、清政が【エメラルド・ストーム・シージ】を発動させ、【対空戦】の要領でビームガトリングの弾丸や、ビームカノンの光条を撃って、ハンスを追い詰めていった。
「……クッ! 随分と小賢しい真似をするんだね」
ハンスが苛立ちを隠せない様子で、後部機銃の7.92mm砲を掃射した。
「……!」
即座に、レイが光の粒子で大盾を作り、清政の身を守って、ハンスの攻撃を防いだ。
「へぇ、思ったよりもやるようだね。でも、それじゃ、ボクは殺せない。そろそろ、それを自覚すべきだと思うけど……」
ハンスがイラついた様子で、挑発混じりに呟いた。
そう言いつつも、焦っているらしく、こめかみが激しくピクついていた。
「果たして、そうでござろうか? 史実のルーデルとて撃墜されたことは幾度もある故、墜とせぬ事はないでござろう。むしろ史実のルーデルは、尋常でない出撃への執着と、超人的な生命力で撃墜王となった面が強い。その名を騙る貴様が、それを持っておるかは不明でござるが、もし持っておれば酷く厄介でござる故、ここで確実に仕留めるでござる」
清政が再び【エメラルド・ストーム・シージ】を発動させ、ハンスを包囲するようにして、無数のエメラルド・ビーム・ガトリングとエメラルド・ビーム・カノンを出現させ、嵐の如き猛烈な勢いで集中砲火を浴びせた。
それに合わせて、レイが《光遣い・氷雪使い》でハンスの目を眩ませ、【グラシアルミラージュ】を発動させた。
次の瞬間、翼から現れる光の粒子がハンスを包み、極低温によって身体と精神の活動を鈍らせた。
その流れに乗るようにして、メーラーデーモン『エイン』が光や氷のシャベリンを投げ、ハンスの身体を貫いた。
「うぐ……、馬鹿な! このボクが……こんな……」
ハンスが現実を受け入れられない様子で、グッと唇を噛み締めた。
「……最期に何か言い残す事はありますか? 私ではなく他の人へ伝えたい事があるなら後悔のないようにして下さい」
レイが落ち着いた様子で、ハンスに対して問いかけた。
「フフ、フハハハハッ! まさか、この程度でボクが泣き言を言うと思っていたのかい? だったら、甘いね、甘すぎる! こんなの、かすり傷さ!」
そう言ってハンスがレイ達を見つめ、不気味な笑い声を響かせた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
吉音・宮美
アドリブ連携歓迎
怒りも攻撃ものらりくらりと躱して、厄介な相手ですね
ここは一度同じ目線に立ってもらうとしましょう
吉音式レコードシールドで機銃の威力を軽減しつつ選択PDを発動
演奏を媒体とする私のパラドクスは空に上がっても逃れられません、その重圧で動きが鈍ったところを吉音式グレイプニルで捕縛し味方の攻撃の支援をしつつ地面に引き摺り落としましょう
見下してたものと同じ目線に立たされる気分はどうですか?
いかなる理由でその名を名乗ったのか……胸の内を明かさないと飛び立つことは叶いませんよ
雨ヶ屋・マヌエ
上空を高速で飛び回る敵を撃ち落とす。
それはあたしにとって骨の折れる行為ですが、敵がこちらを攻撃するために高度を落としてくれるのであれば話は変わります。
「撹乱」目的で多数の人型の風船「バルーンデコイ」をばら撒きながら地上を走り回り、敵の急降下爆撃に合わせて「ワイファイライトニング」を使用。
モーラット・コミュを召喚して電撃(「電撃使い」)による対空砲火を放たせます。
敵を引き付けるのですから相応にダメージは受けるでしょうが、そればかりは仕方がありません。
被弾のリスクと引き換えに命中精度を高める、敵のやっている急降下爆撃と同じことです。
●
「鬱陶しくなるほど、空を飛びまわっていますね。あの敵を撃ち落とすのは、骨の折れる行為ですが、やるしかありませんね」
雨ヶ屋・マヌエ(ザ・ボランティア・g01424)が上空を見上げ、ディアボロス達と戦うハンスの様子を窺った。
ハンスはディアボロスとの戦いで傷つき、苛立ちを隠せない様子であった。
「黙って逃げれば、放っておいてあげたのに……。わざわざ、ちょっかいを出してくるんだから、ムカつくんだよ、本当に……!」
その視線に気づいたハンスが、個人用飛行装置『カノーネンフォーゲル』から、37mm対空機関砲を放って離脱した。
「……!」
それと同時に、マヌエが撹乱目的で、多数の人型の風船「バルーンデコイ」をバラ撒きながら、地上を走り回った。
「これは厄介な相手ですね。ならば、ここは一度同じ目線に立ってもらうとしましょう」
その流れに乗るようにして、吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)が吉音式レコードシールドで身を守って、【聴かせてください、貴女の歌を!(コール・レゾナンス)】を発動させ、相手のことを何も知らず終わりたくないという強い決意を込めた歌唱を行い、ハンスに重圧をかけ、吉音式グレイプニルで捕縛し、地上に引きずり落とした。
「うぐ……くっ!」
その拍子に尻餅をついたハンスが、恨めしそうにディアボロス達を睨みつけた。
「見下してたものと同じ目線に立たされる気分はどうですか? いかなる理由で、その名を名乗ったのか。……胸の内を明かさないと飛び立つことは叶いませんよ」
それでも怯む事なく、宮美がハンスに対して言い放った。
「ボクは、ボクさ。それ以外でも、それ以上でもない」
ハンスが不機嫌そうに、フンと鼻を鳴らした。
「それなら仕方がありませんね。もっと、納得のいく答えが返ってくると思っていたのですが……」
マヌエが少し残念そうにしながら、【ワイファイライトニング】を発動させた。
次の瞬間、 モーラット・コミュの『スタナ』が高圧電流を放ち、ハンスに電撃の集中砲火を浴びせた。
「ば、馬鹿なっ! このボクが、まさか……う、嘘だ! そんな事……あり得ない! あり得る訳が! まだボクには、やるべき事があるのに……。嘘だ、嘘だ、嘘だ! ボクは認めない! こんな結末……認めない! 認めてなるモノか!」
その攻撃をモロに食らったハンスが荒々しく息を吐き捨て、恨めしそうにディアボロス達を睨みつけた。
だが、その気持ちに反して、身体はまったく言う事を聞かず、先程の戦いで負った傷がズキリと痛んだ。
(まさか、あの時の一撃が……)
脳裏に過ったのは、同じルーデルの名を持つ女性の顔。
その事を考えるだけで、激しい怒りが湧き上がり、今にも爆発しそうになった。
それでも、身体が動かない。
(せめて指一本だけでも……)
そう思い、力を入れてみたものの、全身から大量の血が噴き出し、身体がまったく動かなかった。
「残念ですが、あなたの負けです」
マヌエの言葉が胸に、ズキリと突き刺さる。
背後には、宮美が陣取っており、何処にも逃げ道はなかった。
次の瞬間、宮美達が一斉に攻撃を仕掛け、一瞬にしてハンスの身体を肉の塊に変えた。
(こ、こんなはずでは……なかったのに……)
そして、ハンスの意識が、闇に飲まれて、消し飛んだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】LV1が発生!
最終結果:成功 |
完成日 | 2023年05月31日 |
宿敵 |
『ハンス・U・ルーデル』を撃破!
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