リプレイ
雨ヶ屋・マヌエ
『北区』潜入して「目的(偽情報の内容)を達成するためにフェネクスの歌への対抗策を探る」フリをします。
歌を聞かないための活動を行う者が処刑の対象となるという情報からも、敵にとっての歌の重要性は相当なレベル。
それだけに「復讐者が歌への対抗策を探る」というプロットは敵の目に真実味を帯びて映るのではないでしょうか。
歌声を街の隅々まで届けるための方法が何であれ通信の一種であるのなら【通信障害】で妨害できるのではないか。
そのような仮説を立てた復讐者は泳いで北区へ上陸。一般人へ話しかけて反応を見ることで仮説を検証すると共に『非常に価値がある重要なアイテム』についての情報収集を試みるわけです。
文京区にあたる海を、陸地側へと泳いでいくと、大きな橋脚が見えてきた。
支えているのは、おそらく中央環状線だろう。海にむかって張り出してきているのに、海岸線を境にすっぱりと途切れている。上陸した雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)は、並走する大通りを北上することにした。
「さっそく聞こえてきたな」
攻略旅団の報告にもあった『フェネクスの歌』だ。
「歌を聞かないための活動を行う者が処刑の対象となるという情報からも、敵にとっての歌の重要性は相当なレベル。それだけに『復讐者が歌への対抗策を探る』というプロットは敵の目に真実味を帯びて映るのではないかな」
誰でもいいから、目立つ場所で一般人と接触する必要がある。
進めば鉄道と交差し、駅前へでるはずだが、環状線が一般道より低くなるころ、大通りに面したビルの一階に、店舗がはいるようになってきた。
営業中の一軒の前で、ほうきを動かす男性がいたから、マヌエは話しかける。
「こんにちは」
「……」
店主と思しき男性は、虚ろな表情のままで掃除を続ける。
歌の効果だろう。マヌエは、モーラット・コミュの『スタナ』を抱きかかえると、『ワイファイストーム』起動のカウントダウンをした。
「3、2、1、今!」
可視光線を含む電磁波だから、見た目は派手だ。歌声を街の隅々まで届けるための方法が何であれ、通信の一種であるのならこの、『通信障害』で妨害できる。
「こんにちは」
「……」
一般人からの反応はかわらず。
「仮説の検証はならず、ですか。いえ、フェネクスの歌は、通信を目的としているわけではありませんから、障害を起こせる範疇ではなかったのでしょう」
結果を口にしているのは成功したからだ。
北区のアークデーモンが、この『検証』に誘いだされてきた。
「ヒャア! こいつはお笑いだぜ。不滅侯フェネクス様の歌を、邪魔できると思ってたのかよ!」
ガラの悪い口調ながら、アヴァタール級の『フェニックス』が期待通りのことを言ってくれる。
「ぐっふぇふぇふぇ」
「うひゃひゃひゃひゃ」
トループス級『ブリードデーモン』の肥満体も、下卑た笑いを響かせていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果を活用
見つかったなら仕方ない。手早く片付けてしまおう
こんな所で立ち止まっていられないんだ
潜入が見つかった演技しつつ、焦りを見せる
わあ……ちょっと亜人を思い出すんだけど
こいつらは倒して構わんな、と胸中に
そこをどいてもらおうか
観察しつつ戦況を把握、敵の動きや癖を看破
連携を断つように、中央や要の個体を巻き込み
味方と狙いを合わせ、着実に数を減らしていく
火炎放射器から炎の渦を巻き起こし、風を操りPD攻撃、逃さずに敵を焼き尽くす
汚物は消毒ってこういう時に言うんだな
丸焼きだ
反撃には魔力障壁を展開
敵の挙動をよく観察し、動きを止め誘い込み、逆へ跳ぶフェイントかけ回避
直撃や余波は盾で防ごう
神田川・憐音
連携アドリブ歓迎
残留効果を活用
……何か初めての筈なのにようなそうでもないような?
何か思い出せそうなんだけどまあ置いといて
他人をダメにする歌に対抗して何か一曲考えと来たいトコだけど……
イイ曲考えてたら見つかっちゃったし。いやー早いトコ撤収しなきゃー
さもウッカリ見つかった態で回りと反応合わせておくわ
いや普通にキモっ!って感じの奴が追いかけて来るんですけど?
あれは倒しておこうかな。つーか女の敵は普通に死ねし?
汚物は消毒だー!って考える事はみんな一緒か
煮ても焼いても食えなさそうだし、普通に焼き尽くすわ。まじキモっ(2回目)
こんな連中従えてるジェネラルとかガチのマジでクズでしょ実際?
雨ヶ屋・マヌエ
●やりたいこと
銃で牽制をしながら敵の攻撃を誘い、電撃による反撃を狙います。
●
こちらの思惑通りに姿を現してくれた敵に対しては、精一杯の狼狽える演技で応えておこう。
伸縮自在な多数の触手。
それが敵の数だけあるのだから、いつまでも回避し続けるのは難しいだろうが、上手くやれば連中に手痛い反撃を食らわせてやれるかも知れない。
スタナを小脇に抱え、拳銃を撃ちつつ複数の敵から挟み撃ちにされるような位置へ移動。
あたしの体に触手が巻き付いたのを確認してからパラドクス「ワイファイチャージ」を使い、作業着を介した電撃(電撃使い)によるカウンターを狙う。
3、2、1、今!
アンゼリカ・レンブラント
北区出身として。力となるよ!
まずはこの肉達磨たちかな
仲間と仕掛ける機を合わせ攻撃っ
どうも力自慢みたいだから、真向勝負してやろう
パラドクスの光拳で粉砕だっ
勿論無謀ではないから、一撃離脱して囲まれないように
仲間と挟み込める位置取りを心掛け、
1体1体確実に倒していくさ
その巨躯のパワーでコンクリートを粉砕できても!
オーラと障壁に守られたこの腹筋を貫けるものかー!
受け止めてさらに反撃のパラドクスの蹴りで粉砕してやろう
POWでのディフェンスも積極的に行うよ
反撃の機会を得てさらに粉砕さ!
敵の数が少なくなれば徐々に囲むように動いていき逃さない
アヴァタール級と違いこいつらは全滅だよ
《光獅子闘拳》、ぶち抜けーっ!
雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)は狼狽える。
「ど、動揺しちゃ、だ、ダメです」
「対抗するイイ曲考えてたら見つかっちゃったし。いやー早いトコ撤収しなきゃー」
なんというウッカリだ。と、神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)も調子を合わせた。
反論が、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)から出る。
「いや、こんな所で立ち止まっていられないんだ」
焦りによって、いかにも混乱している感じ。
「……仕方ない。手早く片付けてしまおう」
ディアボロスたちはしぶしぶまとまる。以上、潜入が見つかった演技だ。
その間にも立ち位置をかえて、トループス級とだけ接敵できるように仕向けていた。
「北区出身として。力になるよ!」
援軍のアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)とも、いいタイミングで合流できる。
「まずはこの肉達磨たちかな」
「そうそう! 普通にキモっ! って感じの奴らが……」
憐音は、なぜだか言いよどみ、会話の流れを途切れさせる。
(「……初めての筈なのに、違うようなそうでもないような?」)
記憶が刺激される。
きっかけはアンゼリカの言葉らしいが、憐音はひとまず置くことにした。
「つーか女の敵は普通に死ねだし? 『鳳凰炎舞食譜大全(フェネクス・キュイジーヌ)』!」
翼とともに炎を顕現させる。
ブリードデーモンは、触手の先端から白濁した粘液を撒き散らし、それが攻撃方法というのだから、近寄ってくる前に焼き尽くしたい。
(「汚物は消毒だー! ってね」)
その後も、まじキモっ、を連呼した。
触手はヒクヒクと震えながら、何本も伸びてくる。
拳銃で応戦するマヌエは、スタナを小脇に抱えて駆けだす。
(「いつまでも回避し続けるのは難しいだろうが……」)
オレンジの作業着がひるがえった。
一体あたりに多数の触手。それが、敵の数を掛け算したぶん、追ってくる。すぐに挟み撃ちにされそうだ。
(「上手くやれば連中に手痛い反撃を食らわせてやれるかも知れない」)
秘かに勘定している、マヌエ。
長身の体が捉えられ、肥満体の悪魔は獲物を引っ張り合って互いに近づいた。
「ぐっふぇふぇ!」
「うひゃひゃ!」
「3、2、1、今!」
モーラット・コミュの放つ電撃が、触手につたわった。作業着のポケットに入れていた『炭素繊維ロープ』の伝導性もものをいう。
焦げた匂いは不快だったが、マヌエへの戒めは緩まり、少なくともブリードデーモンの一体が撃破される。
人間の女性への扱いに、エトヴァはつい思い出してしまう。
(「わあ……。『蹂躙戦記イスカンダル』の亜人のような。こいつらは倒して構わんな」)
服装が『現代的』なくらい。
例えば、履いているのは革ブーツであって、裸足やサンダルではない。それが地面を踏みしめると、道路に亀裂がはいった。
アスファルトに段差ができて、環状線の防音壁まで裂けている。
まさに力任せだ。アンゼリカが揺さぶられ、バランスを失いかけたが、微笑で合図を送ってくる。
エトヴァにも感じられた。戦場に吹く風を。
マヌエとスタナの電撃が、大気成分に影響を及ぼし気流となったのだ。ディアボロスが連携するときである。
「どいてもらおうか」
『ベディヴィアフレイム』、火炎放射器を向けた。そいつは、ブーツで音頭をとっている個体だった。
「汚物は消毒ってこういう時に言うんだな。丸焼きだ!」
荒れ狂う炎の渦が、ブリードデーモンを飲み込む。
「って、考える事はみんな一緒か」
ゆえに、憐音の炎も、残りのトループスらに行く。
アンゼリカは、そうした仲間たちの動きと仕掛ける機を合わせた。
「どうも力自慢みたいだから、私は真っ向勝負してやろう」
拳を包む手甲、戦姫闘拳『Shine Fist』から、黄金獅子状のオーラが吹き出す。アークデーモンの一体ずつを倒していくと、最後のブリードデーモンは拳で応じてきた。
(「アヴァタール級と違いこいつらは全滅だよ」)
せっかくだが、試合を楽しむような相手ではない。体重の載ったパンチを、アンゼリカは避けもせずに受け止める。
「その巨躯のパワーでアスファルトを粉砕できても!」
お返しには蹴りだ。
「オーラと障壁に守られたこの腹筋を貫けるものかー! 『光獅子闘拳』、ぶち抜けーっ!」
脇腹をひしゃげさせた肥満体は、防音壁まですっとぶ。
炎の翼を収めた憐音は、何の気なしにエトヴァにむかってたずねた。
「あんたさー。『消毒』って、ドコで知ったの?」
「みなさん、使ってないか。慣用句のような……?」
『七曜の戦』も近いのだ。新宿島住まいも長くなった。それは、ディアボロスとなってからの記憶しかない憐音にとっても同じこと。
マヌエが、アヴァタール級に注意を向ける。
凶暴そうな『フェニックス』も、第一に警戒しているのは、スタナのようだ。
ブリードデーモンとの戦闘といい、小さなサーヴァントが『歌への対抗策』だと印象付けてもあった。ところが、業火をまとったアークデーモンが言うには。
「どうやら、てめぇらを甘くみていたようだ。しかぁし、俺様にも通じるかなぁ~?」
と、自然に予防線を張り始める。
別の意味で不安だ。あまりにも雑魚くて、頭が悪かったりすると、ディアボロスとしても困る。
フェニックスにはフェネクスまでフェイクプロット(偽の筋書き)を届けてもらわなければならない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
先に北区で遭遇したアヴァタールより
さらに頭が弱そうだ
やはりわかりやすいプロットでいこう
不滅侯フェネクスの歌を邪魔できるかって?
いいや攻略の算段はすでについているんだ!
何しろ、私たちは豊島区のイマジネイラからの
情報を得てるんだからね~!
(むんと胸を反らし得意げに)
彼を断片の王にする儀式に必要な『宝飾品』の奪還!
それさえ成功させれば、豊島区は本格的に
私たちを支援してくれるもの!フェネクス打倒も時間の問題だね
それにしてもイマジネイラやメンゲはかしこいね~!
裏で私たちディアボロスと手を結び、
手引きしてくれるなんてありがたいよね~!
一方でお前にしても豊島区で見たアシュタロスにしても
頭よさそうじゃないね!
雨ヶ屋・マヌエ
●やること
仲間の言動を本当らしく見せるための演技をする。
●
最初のうちは仲間の話を大人しく聞いているが、話が「重要なアイテム」に及んだ途端にぎょっとした顔をして、慌ててフェニックスの側面へ回り込もうとする。
行動をフェニックスに見咎められたら、敵へ情報を渡す役を買って出てくれた仲間を一瞥した後に答える。
同時に後ろ手で親指を立てて仲間へ賞賛を送っておこう。
今の話を聞かれたからには万が一にも逃げられるわけにはいきません。
それに「北区の戦力は可能な限り削っておくべき」とメンゲが言っていたそうですしね。
助けを呼ぼうったって無駄です。
歌はともかく、この場で貴方の救援要請を邪魔するくらいはできるのですから。
神田川・憐音
連携アドリブ歓迎ってコトで
先んじた二人に調子を合わせる感じで全体的に動いて発言するよ
そうそう。『宝飾品』を奪還したら豊島区があたし達を支援してくれるんだし
準備出来しだい攻め入っちゃうし
他人をダメにする歌だか人間の精神を虚ろにする歌だか
そんなクソみたいな歌を間抜け面で歌ってる暇とかなくなるから?
いやフェネクスとかが間抜け面かどうか知らんけど
でも頭弱そうなあんた達のボスなんだし
エセ芸術家気取りのいけ好かないクソ野郎でしょどうせ
って感じでめっちゃ煽るわ
作戦として挑発もするし
あたしは音楽は人間を自由にするものだと思ってるから
歌で人の心を縛る奴は赦せないしって感じで
そこは実際マジでムカついてるんでよろ
アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は、握りしめていた拳をゆるめる。
「先に北区で遭遇したアヴァタールより、さらに頭が弱そうだ。……やはりわかりやすいプロットでいこう」
軽く頷くと、一体だけ残ったアヴァタール級のほうを向いた。
腹筋には力をいれて、大声を出す。
「不滅侯フェネクスの歌を邪魔できるかって? いいや攻略の算段はすでについているんだ!」
「ハァ?!」
フェニックスの声が裏返った。
肩をいからせ、鳥だか火炎だか、そんな様な飾りを振ってまくし立てる。
「なんだとてめぇ! そっちの丸っこい毛玉じゃ失敗だとかなんとか、言ってたじゃねぇかよ、フカシてんじゃねぇ!」
毛玉、モーラット・コミュを抱いた雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)を指差してきた。
彼女は姿勢を変えず、話も大人しく聞いている。
すると、仲間たちより一歩前に出て、神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)が、ニヤニヤと笑い始めた。それを見たアンゼリカも、むんと胸を反らして言う。
「何しろ、私たちは豊島区のイマジネイラからの情報を得てるんだからね~!」
「は?」
同じ声でも、今度は困惑が混じっている。アヴァタール級は素とも思える調子で尋ねてきた。
「なんで、豊島区の話がでてくんだよ……」
額のクチバシ越しに、ディアボロスたちを眺める。アンゼリカは、さらに得意げになった。
「彼を断片の王にする儀式に必要な『宝飾品』の奪還! それさえ成功させれば、豊島区は本格的に私たちを支援してくれるもの! フェネクス打倒も時間の問題だね」
「なんだと、ほうしょくひんだぁ?」
フェニックスが、なぜだかマヌエの顔を見るので、彼女はぎょっとした表情をつくった。そして、慌てた調子でアークデーモンの側面へと回り込む。
代わって、ニヤニヤの憐音が繰り返す。
「そうそう。『宝飾品』を奪還したら豊島区があたし達を支援してくれるんだし。準備出来しだい攻め入っちゃうし」
「豊島区のヤツラが……ふざけんなよ」
「他人をダメにする歌だか人間の精神を虚ろにする歌だか、そんなクソみたいな歌を間抜け面で歌ってる暇とかなくなるから?」
煽っているうちに、フェニックスの視線は憐音に向いてきた。
隙をみて、マヌエは後ろ手で親指を立てて、アンゼリカへ賞賛を送る。
情報を渡す役を買って出てくれたし、内容もいい感じだ。あとは自分も補強に入る。
「今の話を聞かれたからには万が一にも逃げられるわけにはいきません。それに『北区の戦力は可能な限り削っておくべき』とメンゲが言っていたそうですしね」
「じょ、上等じゃねぇか。俺様は、いつだってお前らを捻りつぶせるんだ」
地獄の業火が、ちょっと引き気味になっている。
「助けを呼ぼうったって無駄です」
マヌエの腕から、『スタナ』が飛び出す。
「歌はともかく、この場で貴方の救援要請を邪魔するくらいはできるのですから」
「だからよぉ! フェネクス様の手を煩わせたりしねぇんだ!」
戦うか、逃げるか。
フェニックスは判断に揺れているらしく、身体も前後に揺すっていた。アンゼリカが、さも滑稽だと笑う。
「お前にしても豊島区で見たアシュタロスにしても、頭よさそうじゃないね!」
「フェネクスとかが間抜け面かどうか知らんけどさ。でも頭弱そうなあんた達のボスなんだし、エセ芸術家気取りのいけ好かないクソ野郎でしょどうせ」
憐音も煽り続ける。
実際、作戦というより、本当にむかついていた。音楽は人間を自由にするものだと思う。歌で人の心を縛る奴は赦せない。
やがてアヴァタール級は、戦闘でディアボロスを倒すと決める。
アンゼリカの言葉を通じて、敵意を新たにしたからだ。
「それにしても、イマジネイラやメンゲはかしこいね~! 裏で私たちディアボロスと手を結び、手引きしてくれるなんてありがたいよね~!」
「うるせぇ! 俺様のほうが百兆倍の天才だって教えてやらぁ!!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ちょっ……大事な情報喋りすぎじゃないだろうか!?
いくら、その……敵が間抜けそうだからって
こうなったら倒すしかないか………覚悟しろ(と言いつつ倒さない)
頃合いで撤退させるように演技しながら仕向ける
序盤は怯まないが、次第に強さに手こずるように
攻撃は状況により手加減し、止めは刺さない
仲間と行動や方針で連携
齟齬があれば臨機応変に合わせる
観察しつつ相手の様子を把握し
反撃は魔力障壁を展開し防御
氷の盾で炎を軽減
反撃に手こずる風に
……なんという威力だ
基本的に敵を削り、追う気力がなさそうな痛み分け状態で敵を撤退させるが
相手に撤退する気がなければ、隙をついて仲間の脱出を援護、共に逃げるかな
雨ヶ屋・マヌエ
●やること
逃げる。
●
ワイファイストームの戦闘における用途は光による目潰しであるが、これを使って派手な実験を行っていたところへ巡回部隊が駆け付けていることから、効果については敵も把握済みであろう。
発光の瞬間に目を閉じる、姿が見えずとも火炎で広範囲を焼き払う等、手の内さえわかっていれば対処は可能。
メンゲの百兆倍の天才なのだから、このくらいはやってくれるはずだ。
さて、敵と出逢っただけで狼狽するようなあたしである。
敵に一本取られたとあれば恐れ慄いて逃げ出すのが自然というもの。
最悪やられてしまっても海岸へ漂着するだけだ。
ごめんなさい! やっぱりあたしには無理です!
敵には是非とも情報を持ち帰って貰いたい。
アンゼリカ・レンブラント
(後はここから離れよう)
「あやや、大事なことを話しすぎちゃったかな」
「まま、ここで口を封じれば大丈夫だよね」
勝てば問題なしと堂々と宣言して
パラドクスの光剣を手に挑むよっ
近接戦で戦いつつ、
徐々に敵に苦しめられるような演技を交えていこうか
本当に深手を負わないよう注意だね
必要に応じPOWでディフェンスも
「く、言うだけあって強いよね!」
頃合いを見て、仲間の撤退に合わせ退いていくよ
追いかけてくるようなら
「わわわ、追いかけてこないでよ!」
「そっちも情報を報告しなくていいのかなっ?」
「情報が渡ったら大変だけど私たちの命には代えられない!」
など分かりやすい言葉で相手を留め、脱出しよう
必要に応じ仲間の撤退を援護
ヌアダ・オグルア
イーハー! 騎兵隊の到着だ!
逃げるんだったら手を貸すよ。
無双馬「プレセペ」に跨って妖精と一緒に突撃。
すれ違いざまに敵の体へラッソ(投げ縄)を引っ掛けて行動を邪魔してやろう。
縄はすぐに焼き切られちゃうかも知れないけど、少しでも時間を稼げたなら十分だ!
その間に味方と一緒に急いで撤退しよう。
道案内は俺に任せて。
【エアライド】で最短ルートを割り出せば、パラドクストレインまではあっと言う間さ。
それにしてもアンタたち、悪魔相手に騙し合いとはよくやるね。
にやりと笑いながら帽子を脱いで敬意を示しておこう。
神田川・憐音
連携アドリブ歓迎
ウッカリ大事な情報までしゃべっちゃったーいっけねー★
てへぺろ。とか古くない?
まあでもイマジネイラやメンゲの百兆倍の天才(笑)相手にはそのくらいで丁度いいかも?
パラドクス【白鳥の湖】をギター演奏して発動しながら
敵の心を魂が引き裂かれるほどの悲しみと絶望で満たすっていうけど
うまいこと相手の戦意を削いでテンション落して行く感じで自然と追撃の手を緩められればって方向で支援ね
絶望とまでは行くと勝ちすぎなんで相手のテンションの高さにプラマイゼロ(ややマイナス)くらいのつもりで
あと【水源】は適当に出すふりして炎の延焼とかから市民や町を守る方向で
ついでに撤退支援で足止めくらい出来れば上等かな?
フェニックスの全身から炎が噴き出す。
『サタニックオーブン・デスゾーン』により、道幅いっぱいに熱が放出された。一般道と環状線とを隔てている防音壁は、樹脂製の部分が溶け始めている。
とっさに、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は叫んだ。
「裁きの光よ、空を翔ける翼と共に剣となり、全てを斬り裂けぇっ!」
さっきまで敵の煽りにつかっていた口を、シリアスに整えてからの詠唱。『飛翔光剣斬(フライハイセイバー)』、光の大型剣を手に、業火の正面へと飛び込んだ。燃えるアークデーモンは勢いを増す。
「ヒャアハッ!」
「く、言うだけあって強いよね!」
炎の塊に、光の剣が押されている。
とはいえ、アンゼリカとしては、ある程度防げれば十分だ。
(「徐々に敵に苦しめられるような演技を交えていこうか。本当に深手を負わないよう注意だね」)
すぐ後ろでは、神田川・憐音(天地を揺さぶる情動・g02680)がギターを抱えている。
戦闘の準備だけでなく、気がかりがあったのだ。
ジェネラル級の歌によって抜け殻のような行動をする一般人。沿道の店舗の主人は、クロノヴェーダが出現しても掃除をしていた。アンゼリカが炎の前に出たのも、巻き込みを恐れてのこと。憐音は、その意図を察してフォローに入ったのである。
店主は、変わらずぼーっとした調子で、ほうきを持ったまま店の奥へと引っ込む。
一般人の無事に、安堵の気持ちを表しそうになったが、堪えて憐音は、舌をだして頭をかいた。
「ウッカリ大事な情報までしゃべっちゃったーいっけねー★」
もちろん、敵に聞かせるためである。
「やっぱ、頭の悪い奴らだぜ。ヒャハハハッ!」
フェニックスは高笑いして、いったん炎をおさめた。憐音は、味方に謝るそぶりで、方針を計る。
(「我ながら、てへぺろとか古くない? まあでもイマジネイラやメンゲの百兆倍の天才(笑)相手にはそのくらいで丁度いいかも?」)
どの程度、吹聴した話に喰いついているのか、戦いながらでも見極めなければ。
まったくの愚か者ではないと期待している雨ヶ屋・マヌエ(ザ・ボランティア・g01424)は、引き上げを考えている。
(「敵には是非とも情報を持ち帰って貰いたい」)
(「同感だ。アヴァタール級に撤退する気はないだろう。隙をついて脱出しよう」)
秘かに観察し、合図を送るエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)。その先には、別で上陸してきたヌアダ・オグルア(放浪少年・g05710)が潜んでいた。
算段をつけているカモフラージュに、エトヴァは憐音に『ツッコミ』を入れる。
「ちょっ……大事な情報喋りすぎじゃないだろうか!? いくら、その……敵が間抜けそうだからって」
「あやや、私も大事なことを話しすぎちゃったかな」
再び距離をとったアンゼリカが応える。
「まま、ここで口を封じれば大丈夫だよね。勝てば問題なし」
「う~ん。こうなったら倒すしかないか………覚悟しろ」
言いつつ倒す気のないエトヴァは、『悪魔』の描かれた弾丸を具現化させ、放った。
『デビリッシュチェイサー』の弾丸がアークデーモンを追尾する。それを避けつつフェニックスは、手足に業火を纏って格闘技をみせてきた。
「まだ、俺様のキレを信じねぇよーなコト、言ってやがったなァ?!」
『フェニックス乱舞』の連続攻撃。エトヴァは、魔力障壁を展開するものの、拳にそれを破られた。
「……なんという威力だ。ならば」
氷の盾『Eis-Spiegel』を浮遊させ、炎を軽減しようと試みる。これも蹴りによって、逆に溶かされてしまう。
「くうっ、ここまで手こずるとは。北区攻略に狙いを絞って間違いはなさそうだ。なにしろ……」
「あんたも喋りすぎー★ ちょっとどいてて」
憐音がギター演奏で、『白鳥の湖』を発動した。
絶望で満たすほどではなく、乱舞するテンションがややマイナスになる程度を狙っていく。フェニックスは左手で、自分の右手首を掴んだ。
「気に入らねぇ。音楽で勝負してくんのかよぉ。……うわッ!」
「イーハー! 騎兵隊の到着だ!」
ヌアダが、無双馬『プレセペ』に跨り、妖精と一緒に突撃してきた。ビルの陰をまわって、敵の背後から奇襲したかたちだ。
アヴァタール級の体へ、『フェアリーコンボ』でちくちくと刺し傷を負わせると、すれ違いざまに『ラッソ』、いわゆるカウボーイが使うような投げ縄を放つ。そのまま、引きずっていくような勢いだった。
「イーハー!」
「ヒャッハー!」
しかし、業火をまとった拳に握られては、縄はすぐに焼き切られる。
抵抗のなくなった無双馬はつんのめり、ヌアダはそれを御して南進させた。しかし、フェニックスも、戒めを解くためにその場で踏ん張らざるを得ない。
(「十分だ。道案内は俺に任せて!」)
敵を置き去りにして、ディアボロスたちはいっせいにヌアダの後を追う。
「待てェ! コラァ!」
フェニックスはまた、全身からの炎を道幅いっぱいに放ってきた。マヌエは、モーラット・コミュを抱きしめたまま、くるりと振り返える。
「3、2、1……」
殿を務めるつもりだ。『ワイファイストーム』のカウントダウン。
「ヒャッハハハー! 何度も見たぜ、その手は喰わねぇ!」
直進させていた炎を渦巻状にして、光の目つぶしを遮る。フェニックスの勝ち誇った声が、熱波の向こうから聞こえてきた。
「俺様はァ、百兆倍の天才だっつってんだろが!」
「そうだろう。このくらいはやってくれるはずだ」
マヌエは、炎の渦から遠ざかりながら呟く。
当該のパラドクスを使って派手な実験を行っていたところへ巡回部隊が駆け付けている。効果については把握済みであろうと期待していた。
「出逢っただけで狼狽するようなあたしだ。敵に一本取られたとあれば恐れ慄いて逃げ出すのが自然というもの……」
笑いに応えて、マヌエは声を張り上げた。
「ごめんなさい! やっぱりあたしには無理です!」
それっきり、逃げおおせてしまったので、ヒャッハー君がどんな顔をしたのかは判らない。
ヌアダのルートを使い、ビルの間を走って海まで抜けた。
「それにしてもアンタたち、悪魔相手に騙し合いとはよくやるね」
無双馬を降りた彼は、にやりと笑いながら帽子を脱いで、フェイクプロットを仕掛けた面々に敬意を示した。
アンゼリカと憐音は胸を張り、エトヴァは苦笑している。
騙せたかどうか、結果がわかるのは少し先だ。
「ヌアダさんこそ手助けありがとうございます」
帽子に手をやり、マヌエは礼を言った。やるだけやったなら、それでいいのだ。パラドクストレインで、新宿島へと帰還する。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
【通信障害】がLV3になった!
【飛翔】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
【命中アップ】LV2が発生!