リプレイ
平良・明
紀伊山地はいいところです
山歩きはすきなので、活かして追いかけましょう
歩きやすいように軽装で、疲れないように追いかけていきます
相手は一人でなく士気の低い一隊なので、跡も残るでしょうし音も出るはず
風に木の葉が擦れる音と獣がかき分ける音くらいなら聞き分けは容易です
耳を澄ませて、道に残った痕跡をよく観察しながら進んでいきます
未知の土地に逃げられるよりは道を断ってしまう方がよさそうと思います
【パラドクス通信】など使って味方と連携を取り、迅速に一行の姿を捉えてしまいたいところ
自然と捜索の網を張っていけたら万事よしです
それにしても、霊道が通ると言われる土地、いいものですねぇ
●山中追跡
「紀伊山地はいいところです」
平良・明(嶺渡・g03461)は、山歩きが好きだ。だから、その出立も慣れたもの。山中でも歩き易そうな軽装だった。
(「敵は……1人でないし、士気の低い一隊なら、跡も残るでしょうし音も出るはず」)
風に木の葉が擦れる音と獣が山中をかき分ける音くらいなら、聞き分けだって容易かろう。
耳を澄ませ、山中の痕跡をよくよく探しながら、明は適宜休憩を挟みながら進んでいく。
『そちらの首尾は……そうですか。私も引き続き、捜索に当たります』
未知の土地に逃げられてしまうより、逃亡者の道を断ってしまう方がよさそうだと、明は思う。後の戦闘等を考えれば、疲れるまで根を詰めるべきではないが、やはり、迅速に捕捉したい所。
自然と捜索の網を張っていけたら万事よしではあるが……現状、出来る事と言えば、残留効果【パラドクス通信】を使って、同様に捜索中のディアボロスと連絡を取り合うくらいか。パラドクストレインで敵の近くまで乗り付けたとはいえ、紀伊山地は広い。情報共有は、きっと大事。
「それにしても……霊道が通ると言われる土地、いいものですねぇ」
――当人は、甚だ緊張感に欠ける道程ではあるけれど。
成功🔵🔵🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ウィリディス・ファラエナ
いやーこうしてると現役時代思い出すな。追跡とかよくやってたわ
人間と違って臭いや疲労のための歩行の乱れとかはなさそうだが、逆に整った足跡なんて特徴があって分かりやすそうだ
【光学迷彩】で隠れながら【精神集中】全神経を張り巡らせて不自然な足跡、動物が警戒して潜む気配や逃げ出して静かになってる方向、金属音、不自然に落ちた葉や枝
何一つ逃さないように【情報収集】
他の人の残留効果も遠慮なく使う
ついでにばれないように地面ギリギリに極細の[絡新婦]を張りながら移動してこう
引っ掛かけて足止めするんじゃなくて、踏みつけられた振動で俺に伝わる蜘蛛の糸ってわけだ
もし通りすぎるか入れ違いになってもこれで分かるようにな
(「いやー、こうしてると現役時代思い出すな」)
覆面の隙間から、静かに翠の双眸を眇めるウィリディス・ファラエナ(毒虫・g08713)。パラドクスに絡む技能はさて置き、標的の追跡など、よくやっていたものだ。
(「今回は天魔武者か……人間と違って、臭いや疲労による歩行の乱れとかはなさそうだが」)
逆に整った足跡など、寧ろ特徴的で判り易いかもしれない。
念の為、発動させた残留効果【光学迷彩】は、『隠れた』ディアボロスでなければ効果を発揮しない。故に、木陰やら繁みの中などに身を潜めつつ、五感を研ぎ澄ませるウィリディス。
不自然な足跡はないか、動物が警戒して潜んでいたり逆に逃げ出して静かな方向、金属音、不自然に落ちた葉や枝等――何1つ、手掛かりを逃さないよう、神経を尖らせる。
『そちらの首尾は……』
『目下、捜索中だな』
『そうですか。私も引き続き、捜索に当たります』
【パラドクス通信】で情報交換も束の間。ウィリディスは思案顔で瞑目する。
(「……まあ、そんな便利に使えたら世話はないか」)
常識の埒外となる残留効果は、パラドクスに起因する。ディアボロスの装備はクロノ・オブジェクトだが、それだけでクロノヴェーダは損なえないし、魔法的な便利使いが可能となる訳では無い。
捜索中に敵と入れ違いになる事を危惧するウィリディスだったが……その対策に鳴子を仕掛けても良かっただろうし、何より、今回は敵が移動しようとしている場所は判っている。先回りしての捜索すら可能な程、捜索範囲が狭められているのも確かだ。
(「……ま、こっちが先回りすると、敵もそれだけ国境に近付いてしまうんだが」)
幸い、他のディアボロスとの情報共有は容易だ。今は地道に、敵の痕跡を追い掛けるとしよう。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
無堂・理央
さぁて、残党追撃戦だけど、まずはその残党を見つける所からだね。
無双馬『クロフサ』に騎乗して、クロフサには【飛翔】で空中を駆けれるようにするね。
ボクは空から敵を探そっか。
んー、敵はボク等を避けつつ高野山へ向かうようだし、それを前提に敵の逃走ルートを考えてみよう。
敵もボク等が空から捜索するのは織り込み済みだろうし、木々の間とか上空から見え難い道を優先して選びそうだね。
けど、そう言う道を通るって想定してたら空から調べる際に重点的に調べられるよ。
更に敵はホバー移動だそうだし、移動する際に土埃とか巻き上げて無いかな?
土埃とかを注意していれば、空からでも敵を見つけれそうだよ。
「さぁて、残党追撃戦だけど、まずはその残党を見つける所からだね」
パラドクストレインを下車すると、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は早速、相棒の無双馬『クロフサ』に騎乗する。
「じゃあ、ボクは空から探そっか」
早速、50m上空に飛翔し、クロフサと眼下の山並みを見下ろす理央――その実、サーヴァントはディアボロスの一部分であり、サーヴァント自体に残留効果は及ばない。だが、ディアボロスのすぐ傍に召喚出来るので、【飛翔】中のディアボロスとの随伴は可能である。
(「んー、敵はボク等を避けつつ高野山へ向かうようだし……それを前提に、逃走ルートを考えてみよう」)
クロノヴェーダであれば、ディアボロスが『飛翔』する事だって、折込済みだろう。喩え【完全視界】を使ったとして、遮蔽物までは見通せない。上空から見え難いルートを優先して選びそうだ。
「……けど、逆に、そんな道を通るって最初から想定したら、寧ろ重点的に調べられるよね」
謂わば、逆転の発想だろうか。既に地上を捜索中のディアボロスもいる。【パラドクス通信】を利用すれば、捜索網も絞り込んでいけるだろう。
(「そう言えば……敵はホバー移動しているんだっけ」)
ホバーとは『空中浮揚』の事。機構の理屈は色々あるが、移動の際に、土埃とか巻き上げていないだろうか?
(「土埃とかに注意していれば、空からでも見付けられそうだね」)
今回に限っては、敵がディアボロスから逃げ隠れしている状況だった。故に【飛翔】して捜索しても、先制攻撃される心配は無かった。敵にしてみれば、逆説連鎖戦の反撃で位置を知られては堪ったものでは無かったのだろう。
――果たして、アヴァタール級天魔武者『山本勘助』とその一行の発見は、程なくしての事である。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
●残党討伐
ディアボロスの迅速な捜索により、残党の一隊は、大和国の国境からまだ距離がある山中で捕捉出来た。
大和国からの迎えである『坊官衆』とは会敵しない事になるが、そこはそれ。
まずは、大和国内の平定が最優先。情報流出を防ぐ為にも、アヴァタール級天魔武者『山本勘助』らを、紀伊国へ逃がさない事が重要だろう。
「か、勘助殿、如何すれば……」
「む、むむ……」
トループス級天魔武者『寒冷地戦闘対応型天魔武者・白山』らを壁にして、山本勘助はジリジリと後ずさる。
トループス級にしてみても、高野山に逃げようとする山本勘助に取り敢えずついて来ただけの、謂わば、烏合の衆。部隊としての統制は失った状態だ。
下手に結束してしまう前に撃破し、山本勘助にも速やかに引導を渡すのが良いだろう。
山田・菜々
悪いっすけど、紀伊国と合流させるわけにはいかないっす。片付けるっすよ。
舞うように敵陣の中に入り、ナイフで急所をないでいくっすよ。
頑丈に見えるものにも、弱い部分はあるものっすからね。
相手に照準をつけるミサイルみたいっすけど、流れ弾もないわけじゃない。敵陣の中に入ってしまえばうちにくいんじゃないっすかね。
無堂・理央
おーいつーいたっと。
悪いけど、松永討ち死にの報は高野山に入れさせないよ。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して陸戦といこっか!
パラドクスでミサイル兵装たんまり生成して、いざ!撃ちまくり天国いっくよー!
敵もミサイルを撃って来るし、辺り一面ミサイルだらけで穴ぼこだらけになりそ~。
まっ、逆説連鎖戦なら基本的に誤射はないし、味方が接近戦しててもどんどんミサイル撃ってこー!
むしろ、敵のミサイルを圧し潰す位にミサイル撃って反撃を潰しちゃえ!
一応、クロフサには戦場を駆けて貰って回避行動を取りはするけど、烏合の衆なら猛攻掛けたらあっさり崩れるでしょ。
「おーいつーいたっと」
残党の行く手を塞ぐように、空から降り立つ無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)。
「悪いけど、松永討ち死にの報は高野山に入れさせないよ」
「紀伊国と合流させるわけにはいかないっす。片付けるっすよ」
理央が追い付いた事で、山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)も救援機動力を以て、駆け付ける事が出来た。
「ここからは陸戦といこっか!」
無双馬のクロフサに騎乗したまま、理央は携行用ミサイルランチャーから無双馬用のマイクロミサイルポット、果てはミサイル搭載型ドローンに至るまで、パラドクスでこれでもかと言わんばかりにミサイル兵装を生成する。
「それじゃ、燃え尽きちゃえー!」
流石にギョッとなる天魔武者目掛けて一斉発射。正に降り注ぐ爆炎の矢……否、ミサイルです。
――――!!
とは言え、敵も機工具える天魔武者であれば。反撃に両肩に搭載のミサイルランチャーより大量のミサイルを矢継ぎ早に撃ち返す。結果、ミサイルの雨が小規模ながら交錯し、斜面のあちこちが穴ぼこだらけに。
「…………」
「大丈夫、逆説連鎖戦なら基本的に誤射はないし」
「そ、そうっすね……」
自信たっぷりの理央の言葉は正しいけれど、ミサイルの雨の中に飛び込んでいくには思い切りが必要なのだ。
(「て、敵陣の中に入ってしまえば、撃ち難いんじゃないっすかね?」)
菜々も歴戦のディアボロスであれば、パラドクスが何でもありなのもよく判っている。型破りな戦いが身上のバウンサーだし。
「……よし!」
ミサイルの雨が止んだ刹那を逃さず、菜々は駆ける。美しき舞いの如く縦横無尽に動き、ナイフが急所目掛けて閃く。
(「頑丈に見えるものにも、弱い部分はあるものっすからね」)
尤も、流れ弾の心配が無いのは敵も同じ。自動的に標準を合わせ、肩部ミサイルランチャーによる反撃が、三方から菜々に集中する。
「おっと、それ以上はやらせないよ」
菜々の残留効果【ダメージアップ】の積み上げにより、理央の火勢も増す。いっそ敵を圧殺する勢いだ。
ウ、ウワァァァァッ!
所詮は烏合の衆。アヴァタール級が統制する前に猛攻を掛ければ、寒冷地戦闘にも対応した厳つい機工も形無しだ。
苦しみ、嘆き、悔いよ――。
菜々の死の舞踏もまだまだこれから。反撃のミサイルを軽やかに凌ぎ、閃く白刃が次々と天魔武者の単眼に突き立てられていく。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
平良・明
追いついてしまいました
これは当たると痛そうな、随分と立派な槌をお持ちです
敵の動きをよく観察して、使う技は「リピートベイン」
山地を行きかうやまびこのように、敵の攻撃をそのまま返します
そのまま返すのでは芸がなく楽しくないので、強烈に
腕のひと振るいでなぎ倒してしまいましょう
みれば見るほど自分の技が多彩になっていくというのは、面白いもの
できればもっと見せてほしいのですが、拳で教えを乞うしか能のない人間も私です
まあまあ、派手にやり合おうじゃありませんか
ウィリディス・ファラエナ
おおいたいた。あんたらを探してたんだよ。俺と一緒に遊んでくれ
実は絡繰の改修を考えてる所でね、あんたらの性能が良かったら残骸を持ち帰って研究しようか
[武者傀儡羅刹]を操って出合い頭に一気に切り込みながら【毒使い】と【闇使い】らしく毒と闇を煙幕兼ダメージエリアな感じで景気よく撒いて仕込みも上々
さてとそろそろミサイル撃たれそうだな。攻撃を喰らう前に【バッドストーム】の蝙蝠も景気よく広範囲に飛ばす
俺と[羅刹]だけならともかく、大量の蝙蝠全てきちんと狙うのは無理だろう
蝙蝠をミサイルにぶつけて爆破しながら[羅刹]と蝙蝠の群れとミサイルの爆発を煙幕にしてこっそり隠れる
煙が晴れる前にさくっと暗殺して行こう
――こ、こいつらがディアボロス……マズイ、殺される!
行く手をミサイルの雨で遮られ、容赦なく斬り込まれ、寒冷地戦闘対応型天魔武者・白山らは恐慌を来す。
「こ、こうなれば回り込んで……」
「おお、いたいた。あんたらを探してたんだよ」
だが、迂回しようとした天魔武者の逃げ道を、今度はウィリディス・ファラエナ(毒虫・g08713)が塞ぐ。
「俺とも一緒に遊んでくれ」
武者傀儡羅刹を操りながら、ウィリディスは覆面の奥で愉しげに笑う。
とは言え、喩え人形遣いが操る武者傀儡であろうと、パラドクス無くしてクロノヴェーダは損なえない。ダメージが発生しなくとも、逆説連鎖戦に於いて反撃は発生する。一方的に殴り返されるのが落ちだ。
故に、本命はバッドストーム――慌てて、肩部ミサイルランチャーを標準を合わせる先頭の4体目掛けて、羅刹の陰から景気よくオーラ製の吸血コウモリの群れを解き放つ。
――――!!
尚、逆説連鎖戦はパラドクスにパラドクスをぶつけるのではなく、交錯するものなので、ウィリディスもミサイルの集中砲火四連撃を浴びせられたが、こちらのディアボロスもウィリディスだけではない。
「追いついてしまいました……これは当たると痛そうな、随分と立派な槌をお持ちです」
飄々と敵の武装を値踏みする平良・明(嶺渡・g03461)。
「なるほど……ミサイルですか。私は、拳で教えを乞うしか能のない人間ですが」
あたかも、山地を行きかうやまびこのように――敵のミサイル攻撃を再現してのける。時間神官の十八番『リピートベイン』の賜物だ。
その反撃は波動鎚――ミサイル攻撃をリピートされた4体は、次々と手持ちの大槌を振るい、波動エネルギーをぶつけてくる。
反撃を被りながら、明も寧ろ愉しそう。
「見れば見るほど、自分の技が多彩になっていくというのは、面白いものです」
今度は、その波動エネルギーを叩き込んでやろう。
「……あ、そのまま返すのでは芸がなくて楽しくありませんね」
バキャァァッ!
それで、強烈な腕の一振るいに波動エネルギーを乗せて、薙ぎ倒してやった。
「!?」
「さあさあ、もっと見せて下さい」
にこやかに悠々と、だが、両の拳を握る構えに修羅の空気を滲ませて。
「まあまあ、派手にやり合おうじゃありませんか」
明の再現攻撃が、天魔武者に引導を渡すべく、山中を奔り抜けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
●山本勘助、遁走……叶わず?
「!!」
寒冷地戦闘対応型天魔武者・白山の一派が壊滅した瞬間、山本勘助は脱兎の如く……ホバーを起動する。
(「こうなれば、部隊を招聘して……いかん、逆説連鎖戦やった所で、足止めにもならんわ」)
優れた演算能力を有する山本勘助であるが、どう演算した所で敗色濃厚……おまけに、歩くのが苦手で足も遅いと来れば。
「……ええい! ままよ!」
背後を取られぬよう急斜面の山肌を背にしながら、いよいよ観念した山本勘助は、迫り来るディアボロス達を単眼で睨む。
――正史の山本勘助は浪人時代、山伏兵法を学ぶべく高野山に参籠したという。
その逸話を、天正大戦国で准えさせる訳にはいかない。
平良・明
窮地に思い切りもよく、そこそこ隙のない位置取り
山本勘助、なかなか戦いがいのありそうな将です
それでも先に高野の地を踏むのは私です
無論、天魔武者一騎も後に残す気はありません
撃ち合い、先の読み合い、大歓迎
「殉火」を使い、【未来予測】しながら戦っていきます
周囲の光を捻じ曲げ、今どころか未来を刺して光線を放ちます
敵の飛び道具はよく観察して、撃ち落とすなり避けるなり
必要なら目眩し程度に身で受けたりしましょう
味方がどう動くかなんてのは誰にでも未知数なので
状況に合わせてしっかり連携していきます
この山本勘助が行こうとするくらいなもの
紀伊山地は観れるものがまだありそうです
先へ先へと向かいましょう
(「なるほど……窮地に思い切りもよく、そこそこ隙のない位置取り。山本勘助、なかなか戦いがいのありそうな将です」)
山本勘助の覚悟を決めた様に、平良・明(嶺渡・g03461)は感心したように小さく頷く。
「それでも、先に高野の地を踏むのは私です」
天魔武者一騎とて、後顧の憂いを残す気はない。
(「それに……この山本勘助が、行こうとするくらいです。紀伊山地は観れるものが、まだありそうです」)
攻略旅団に於いても、『高野山』の優先攻略は決定している。先へ先へと、進む為にも。
「……さて、撃ち合い、先の読み合いは大歓迎ですが」
喩え1秒先の【未来予測】であろうと、戦闘に於いて瞬時の判断で行動を変える事は十分可能だろう。逆説連鎖戦に於いては、パラドクスに繋がる牽制攻撃の察知等、パラドクスに至るまでの戦闘の駆け引きに活用する方向性となるか。
尤も、未来は変わるものだ。未来予測に基づいて回避を試みたとしても、更に敵が行動を変えて攻撃を命中させて来る事は、充分にあり得る。
光の軌跡、いりみだれ――睨み合いも束の間。開戦の火蓋を切って落としたのは、明。大気の塵を燃やすかすかな焦げ臭さ漂う中、屈折する光は鳥かごのように交差し、山本勘助を射貫く。
「一斉射せよ!」
瞬時、飛び道具部隊を召喚した軍師が号令を出すや、矢の雨が明に降り注ぐ。
「……っ」
反撃であれば尚の事、パラドクスの回避は不可能だ。それでも、直撃は避けるべく、咄嗟に身を捻る明。
(「これから、味方がどう動くか……なんて、それこそ未知数ですし。状況に合わせて、しっかり連携していきませんと」)
身を捻るついでに、周囲のディアボロス達の動向を窺った。
成功🔵🔵🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
雨ヶ屋・マヌエ
●やること
【フライトドローン】を呼び出して敵へぶつける。
●
戦場へ駆け付けると同時に多数のドローンを上空に展開。
そのうちのひとつに乗って拳銃とモーラット・コミュの放つ電撃により攻撃する。
山本勘助が空を飛ぶ相手への攻撃を披露してきたら、こちらは複数のドローンと共に体当たりを敢行して、自身は衝突寸前に飛び降りる。
直接的なダメージを与えられずとも、山肌を背にした山本勘助の逃げる方向は限られるため、味方の追撃のチャンスへ繋がるのではないだろうか。
山本勘助が立ち向かってくるのは自他ともに認める彼の頭脳が逃走は不可能だと算出したからだ。
山本勘助を討ち取る絶好の機会を逃すわけにはいかない。
山田・菜々
山本勘助、覚悟っするっす。ここまでっすよ。
相手の策略にあえてはまったふりをして、敵の攻撃を誘うっす。
ここっす!あらかじめ用意しておいた罠を起動して、怯んだ隙を狙って、山本勘助へ一撃をおみまいしてやるっすよ。
「山本勘助、覚悟するっす。ここまでっすよ」
すかさず、山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)が声を張る。チラと空を窺えば、雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)が翔け付けて来るのが見えた。
さて、どう仕掛けようか――その実、「敵の攻撃を誘い、反撃を狙う」という作戦を採ろうとするディアボロスも少なくない。
だが、逆説連鎖戦に於いて、攻撃に対する反撃は、パラドクスに由来する能力が同じでなければならない。敵の先制を許した場合、三分の二の確率でディアボロスが想定していたパラドクスと異なる攻撃を浴びせられる事になる。
攻撃と反撃が瞬時に交錯するからこそ、敵の反撃手段を特定するという意味で、先制攻撃には意義があるのだ。
「むむ……っ!」
ともあれ、大声で山本勘助の注意を引いた瞬間、上空を数多のドローンが展開される。
「スタナ、電撃!」
マヌエ自身はフライトドローンに乗り、拳銃を構えている。まずはモーラット・コミュと息を合わせて、攻撃した。
尤も、クロノヴェーダはパラドクス無くして、ダメージを与えられない。更に、ダメージゼロの攻撃であろうと、逆説連鎖戦の反撃は発生する。そのままでは一方的な殴られ損だ。
「おいでおいで」
だからこそ――マヌエは即フライトドローンから飛び降りるや、上空のドローンを一斉に自由落下させる。
クラッシュポイント――元々備えている飛行能力と重力により加速したドローンを衝突させる事で標的を攻撃する、マヌエのパラドクスだ。
――――!!
喩え、飛び道具部隊の一斉射撃に反撃されようと、怯まない。山肌を背にした山本勘助の逃げる方向は限られる。敵の動きを抑制する事で、追撃の好機に繋がれば。
「ここっす!」
果たして、山本勘助がホバーで移動した先に――罠が起動する。菜々自身、どんな罠かは関知していない。パラドクスの一環であるというだけで十分だ。
「すべてはこの一撃のために!」
ドゴォッ!
菜々のバールのようなもの――パラドクス『迂回撃』が炸裂する。
「く……正面突破せよ!」
力技には力技を。膂力自慢の部隊が、次々と菜々に突撃していく。少々生傷が増えようが、やはり一歩も退かず応戦した。
これまで逃げの一手だった山本勘助が立ち向かってくるのは、自他ともに認める彼の演算能力が逃走は不可能だと算出したからだろう。
(「山本勘助を討ち取る絶好の機会、逃すわけにはいかない」)
マヌエは再び、ドローンを空に展開させる。撃破するまで、何度だってパラドクスを繰りだす心積もりで。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【フライトドローン】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
ウィリディス・ファラエナ
山本勘助…部隊を呼び出して指揮する方の天魔武者だったか。それはそれで面白いな
持ち帰って分析したいが、皆に袋にされてきちんと体が残るかねえ
おっとこっちにお鉢が回ってきたか。[武者傀儡羅刹]にもう一働きしてもらおう
羅刹を操りながら切り込ませ、俺は[忍具]の中から【闇使い】で目眩ましできる薬品をばらまく
それが駄目なら羅刹を攻撃の盾兼遮蔽物にして隠れ【光学迷彩】
羅刹を操る糸は敵を捕らえる[絡新婦]、切り込ませてる間にあちこちに広げたそれを使って【斬糸結界】の罠に引っ掛けてやろう
軍師として知られる山本勘助の名を奪った天魔武者は、部隊を招聘して攻撃させるパラドクスを使う。
(「それはそれで面白いな」)
ウィリディス・ファラエナ(毒虫・g08713)の人形遣いの血が騒ぐよう。
(「持ち帰って分析したいが……皆に袋にされて、きちんと体が残るかねえ」)
覆面の下で唇を歪めながら、ウィリディスは木の陰に潜んで機を窺う。
残留効果【光学迷彩】は、隠れてこそ効果を発揮する。だが、どうあっても見つかる状況であれば、環境に合った迷彩模様を纏った所で意味はない。
攻撃と反撃が交錯する逆説連鎖戦に於いて、1度でも攻撃してしまえば、居場所は割れる。畢竟、【光学迷彩】が機能するのは、最初の攻撃までの隠れている間だ。
ちなみに、そこに『武器』があるという事は、使い手も存在するという事だ。「武者傀儡」を遮蔽物にして隠れたとして、【光学迷彩】の効果は得られまい。
斯くも、残留効果の万能使いは厳しい。
(「おっと、こっちにお鉢が回ってきそうだな」)
山本勘助が他のディアボロスのパラドクスを浴びせられた瞬間、ウィリディスは武者傀儡羅刹を繰る。
「羅刹、もう一働きだ」
山本勘助目掛けて、切り込ませる。だが、本命は傀儡に非ず――羅刹を操るのは、敵を捕らえる『絡新婦』。即ち、強靭なる暗器の糸。
――――!!
迅速に巡らされたパラドクス『斬糸結界』は、軍師を容赦なく刻んでいく。
「……グッ! オノレッ!」
機工の身で痛みを感じるか。呻いた山本勘助の単眼が、ウィリディスを捉える。
「一斉射せよ!」
号令一下、幾つも構えられた反撃の火縄銃が、一斉に火を噴いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
無堂・理央
さて、残るは指揮官だけ。
きっちり倒して情報遮断を完遂しないとね。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して吶喊!
ランスを構えたら正面から突っ込むよ!
南蛮形式の騎兵突撃、ランスチャージを喰らえー!
敵がパラドクスで部隊を展開して来ようとも、その部隊を正面から突き破るまで!
今更この程度の部隊でボクを止める事は出来ないよ!
ランスチャージ一発で仕留めれなかったら、そのまま一旦駆け抜けてから旋回して次のランスチャージに入るよ。
敵の召喚部隊が後を追ってくるなら、旋回はわざと大回りして追撃を振り切ってからだね。
クロフサの脚の速さなら振り切る位軽い軽い。
戌亥・辰巳
(サポート)
『まず許せねえのはクロノヴェーダ、だな』
人間のデストロイヤー×無双馬『タケハヤ』、25歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、尊敬する人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
山本勘助は、着実に追い詰められている。
「きっちり倒して、情報遮断を完遂しないとね」
「まず許せねえのはクロノヴェーダ、だからな」
無双馬のクロフサの上から戦況を確認する無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)の呟きに、やはり無双馬のタケハヤに騎乗する戌亥・辰巳(人間のデストロイヤー・g03481)が頷く。
「行くよ! クロフサ!」
騎乗用ランスを構えるや、理央は山本勘助目掛けて吶喊! 辰巳も建物すら打ち砕く念動力を込めた馬上槍を手に続く。
馬のスピードと耐久性を競うエンデュランスの走路には、上り下りのある山道もあるが、ディアボロスが山中でも騎馬で戦えるのは、無双馬あってこそだろう。
「ランスチャージ喰らえー!」
「な……」
南蛮形式の騎兵突撃など、流石に初見だろう。ギョッとなった山本勘助に理央の戦騎吶喊と辰巳のデストロイスマッシュが次々と浴びせられる。
「しょ、正面突破せよ!」
手応えは確と。だが、パラドクスの交錯は同時であれば、騎馬の前に如何にも力自慢そうな部隊が出現する。
「……っ、この程度でボクを止める事は出来ないよ!」
追って来られるなら振り切れたかもしれないが、パラドクスに彼我の距離は関係がない。つまりは、真正面から突撃し返され、先頭の理央は咄嗟に手綱を引き締める。辰巳も馬上で体勢を低くしてやり過ごせたようだ。
『俺は細かい事は苦手だからな……このまま、敵の正面から攻撃する』
『了解。ボクは一旦駆け抜けてから、旋回して次のランスチャージに入るよ』
【パラドクス通信】の後、二手に分かれた騎馬は、再度、山本勘助へ突撃を敢行する。
「むむっ!」
筋骨隆々の長身故に、辰巳の騎馬突進はよく目立つ。身構えた山本勘助が、正面に部隊を召喚した瞬間。
「いっくぞー!」
無双馬疾走の勢いのまま、理央のランスが横合いから山本勘助を捉える。
「あ……が……」
薙ぎ払われ、山肌に激突した天魔武者の頚部があらぬ方向に捻じ曲がる。単眼が明滅するのも束の間、カクリと糸が切れた傀儡のように崩れ落ちる。
高野山へ落ち延びようとした軍師の――呆気ない、最期だった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【士気高揚】がLV2になった!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV7になった!