【大戦乱群蟲三国志奪還戦】霧の中の来訪者(作者 唐揚げ
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#大戦乱群蟲三国志  #【大戦乱群蟲三国志奪還戦】毘沙門天  #大戦乱群蟲三国志奪還戦  #毘沙門天 

●大戦乱群蟲三国志:呉南方
 3メートルはあろうかという巨躯でありながら、首なしの異形クロノヴェーダ『カバンダ』。
 その群れを率い進むは、『毘沙門天』を名乗る正体不明のモノである。
「……足りぬな。力が足りぬ」
 毘沙門天は呪わしげに呟いた。
「イスカンダルの亜人どもに対抗するためには、まだまだ力が足りぬ……。
 カバンダよ、進め。我らに仇なす者は、すべてその牙で食いちぎり噛み潰し、この地も我らの世界の一部とするのだ」
 号令に従い、おぞましき異形のトループス級アーディティヤが進軍を始めた。

●新宿駅グランドターミナル
「とりあえず、ここまで起きたことを一度整理してみるッスよ」
 七田・ナナ(エンジョイガール・g05125)はすっかり使い古しになったメモ帳をたぐりたぐり、説明を始めた。

「古代中国……『大戦乱群蟲三国志』では、魏の『曹操』、呉の『孫権』、そして蜀の『劉備』が争い合っていたッス。
 そうやって戦い合うことで、より強い断片の王を生み出して『七曜の戦』に勝利する……それが、奴らの狙いだったッス。
 けど、『孫権』と『曹操』は、先輩がたの手で討たれたッス。消去法で、残った蜀の『劉備』が断片の王になった……ん、スけど」
 ナナはペンでこりこりと頭をかいた。
「イレギュラーな感じだったから、王としての支配力があんまり強くなかったみたいッス。
 それでディヴィジョンの排斥力が弱まって、周りのディヴィジョンから侵略されちゃってる……って、状況ッス」
 ディアボロスにとっては悩ましい状況だ。
 ディヴィジョン同士の争いは付け入る隙を生む。だが肝心の中国大陸を、別の勢力に奪われては元も子もない。

「劉備は敵をなんとかするために、魏と呉を同時に侵略して、そこにいる人たちを皆殺しにすることを宣言したッス!
 そうやって今までにない大戦乱を起こして、力を蓄えたら、ウチらや他のクロノヴェーダを倒すって筋書きッスね……」
 人の命をなんとも思わぬ暴虐に、拳を震わせるナナ。
「そんなこと、当然見過ごせないッス。大戦乱が起こる前に奪還戦を仕掛けて、中国大陸の人たちを救うッス!
 そしてそのためには、この最初の戦いでどれだけ各勢力を削れるか……それが重要、ってワケッスよ!」
 ナナはふーっ、と息を吐き、笑みを見せた。ここからが肝心な本題となる。

「先輩がたに向かってほしいのは、呉の南のほうッス。そこには、あの『アーディティヤ』っていう新手のクロノヴェーダの大群がいるッス。こいつらを、出来るだけ多く倒して、戦力を削ってほしいッス!」
 あくまでも前哨戦であり、ある程度戦闘を行ったら撤退するよう強調した。
「たとえ一体ごとの強さはそんなでなくても、数がハイパー多いッス。油断して深追いしないよう注意ッスよ!」
『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』なる未知のディヴィジョンからの来訪者は、目的も総戦力も何もかもが未知数。
 今は情報を得るよりも、とにかく敵の戦力を低下させることが重要なタイミングだ。

「それにしても、まさか呉の南にあった仙人たちのディヴィジョンが、もうやられてるとは思わなかったッスね……」
 ナナは顎に手をやって考えた。
「って言っても確定したわけじゃないッスけど、あいつらが言ってたことを考えるとその可能性が高そうッス。
 つまり、相手はそれだけ強いってことッスね。トループス級相手だからって、気を抜くのは禁物ッスよ、先輩!」
 パラドクストレインのベルが、戦いのゴングのように鳴り響く。いよいよ出立の時だ。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【熱波の支配者】
2
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【温熱適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【先行率アップ】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

唐揚げ
 ハヤシライスです。こちらは『大戦乱群蟲三国志奪還戦』ファーストアタックシナリオになります。
 敵は謎のディヴィジョン『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』のクロノヴェーダです!
 戦場にこれといった特徴はありませんが、いかんせん大群なので撤退タイミングが重要です。ご注意を。
202

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


咲樂・神樂
⚰️樂祇

アーディティヤ……ねぇ
なんでもないわ、祇伐
未知であれ、何であれ
何方にせよやる事は変わらない
私にとって重要なのは…君と在る今この時を守ることだ

祇伐を守るよう前へ出て駆ける
振るうは継承せし力──宵華・桜獄奈落
呪詛と共に放ち絡め鈍らせ、地を裂くと同時に敵を斬る
斬れる首がないのは残念だけどここまで多いと逆に壮観かしら?
祇伐と、仲間達とも協力して確実に倒し戦力を削いでいくのよ!
臨機応変、死角がないようフォローし
宵華の斬撃を重ねた結界で反撃を和らげディフェンスも積極的に
守り守られ路を拓く…のが人だって学んだ

疲弊具合を加味し撤退の頃合を見極める
祇伐、深追いは禁物だ
宵華で足を鈍らせてその隙に撤退しよう


咲樂・祇伐
🌸樂祇

あれが未知のディビジョンの…
……お兄様?何か気になることが?
はい…守りましょう
私達の…皆の明日を絆ぐのです!

お兄様が一緒にいる
皆だって
だから相手が未知でも数が多くとも畏れない
全力魔法に乗せて放つ、桜蜜ノ夢幻
夢幻の魔法で惑わし、吹き飛ばし
すかさず夢幻の魔法で穿っていく
私だって守るんだと庇いにもはいるわ
睨んだって、駄目なんだから!
浄化をとかした夢幻の桜花で呪詛をやわらげて次の攻撃に絆ぐ
焦りも、油断は禁物!フォローし合い、狙いを重ねて一体でも多く倒していこう

でも、深追いは禁物ね
まだまだ戦いは続くのですから
お兄様の宵華に合わせ、撤退時は光魔法の閃光重ねる夢幻にて目眩し
今のうちに、戻りましょう!


●ひとつ、ひとつを
 異形である。
 ぎょろりとカメレオンめいた瞳はあらぬ方を見、胴体と呼ぶべき箇所に裂けた口からは涎の滴る舌がまろび出ていた。
「……アーディティヤ、ねぇ」
 目を細め異形の軍列を見つめる咲樂・神樂(離一匁・g03059)の横顔を、咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)は首を傾げ窺った。
「……お兄様? 何か気になることが?」
「なんでもないわ、祇伐」
 こちらを見返す兄の顔は、もういつも通りの表情だ。
 祇伐は、その笑顔の裏側に何か心ざわめくものを垣間見た気がした。底の知れない奈落を覗き込むようなざわめきを。
「祇伐」
 闇に落ちゆくような思考を、神樂の声が引き戻す。
「今を、この時をあたしは守りたいの。力を貸してくれる?」
「……もちろんです、お兄様」
 祇伐ははにかんだ。兄に頼られることが嬉しかった。
「私達の……みんなの明日を絆ぐのです!」
「ええ、そうね」
 神樂は妹を頼もしく思った。

 ただ。
(「私にとって重要なのは、"君"と在る今なのだけれどね」)
 浮かんだ言葉は、夜の海めいたくろぐろとした心の水面に、とぷんと沈んでいった。

「――!!!」
 ふたりの接近を察知したカバンダは、言語化しがたい耳障りな絶叫をあげた。
 知性は疑わしいところ。他の個体がどうなのかは知らないが、ここに集められた軍勢はあまり利口でない連中らしい。
 だが、言葉などなくともわかる。あの絶叫、いや咆哮の意味するところはひとつ。

 歓喜だ。
「獲物が向こうから来た、とでもいいたいのかしら」
 神樂は嫌悪感を笑みの裏に押し殺した。
「……っ」
 恐れを押し殺す祇伐の前に、ざっ、と進み出て、さらに一歩。二歩、三歩――歩みは疾駆へ。
「斬れる首がないのは残念ね」
「お兄様!」
「祇伐、背中は任せたわ」
 妹は出しかけた言葉を飲み込み、こくんと頷いた。今は労りや心配の言葉よりも、働きを以て信頼に応えるべし。

 カバンダは飢えた獣のように――あるいはそのものと言うべきだろうか――がぱりと大口を開け、牙を剥き出した。
「ここまで多いと逆に壮観かしら?」
 神樂は赫い刀身を担ぐように構える。身を低くし、敵のシールドバッシュに対して被弾面を可能な限りに狭めた。
 雄叫び。カバンダのうち4体が、迫る神樂を叩き潰そうと盾を並べて突き出す。まるで壁そのものがせり出してきたかのようだ。
「――ふっ」
 神樂は鋭く呼吸を吐き出し、剣を振るった。ただし刃が撫ぜたのは盾の表面ではない、足元の地面だ。一陣のつむじめいた回転で巻き上がる砂埃、それはたちまちに桜の吹雪に変じ、ぎょろりと獲物を狙う視線をさらった。
「睨んだって、駄目なんだから!」
 桜花はその実、二重に吹き荒ぶ。兄の斬撃をよすがとして放たれた蠱惑の夢幻は、さながら極彩色の旋風のようにカバンダの視界を覆い、前後不覚に陥らせた。
 穢れた呪詛はむせ返るほどの桜吹雪に抱擁され、水に光が解けるように拡散していく。切り裂かれた大地の裂け目から、染み出し溢れた宵の闇が丸太の如き脚を絡め取り動きを止めた。
「お兄様、今のうちに!」
「ありがとう、祇伐――さあ、沈めましょうか」
 斬撃が再び奔る。幻惑され脚を囚われたカバンダは、本命の斬撃を防ぎきれない。盾戟の隙間を腑分けするようにするりと滑り込んだ刃が、口蓋を裂いて異形を真っ二つに両断した。

 ひとつ、またひとつ。
 敵を一体屠り去っては一歩前へ。
 積み重ね路を拓く。人はそうして生きていくのだと彼らは学んだ。ひとつひとつは幽きもの、されど連鎖させれば。
「無理はしないで、お兄様……まだまだ戦いは続くのです」
「わかっているわ」
 優しい妹の声に、兄は穏やかに笑んだ。その後ろで、また一体の異形が微塵と還る。
 凄惨な血と屍を、幻想的な桜吹雪が覆い隠していく。残酷で美しい光景だった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

奉利・聖
【B&B】
横から有象無象がぞろぞろと
面倒極まりないですね 仕方がない…撃滅と参りましょう

やれそうですか?などと聞く気はありません
己の分を承知で来たのなら、信じましょう
くれぐれも無理はしないように…撤退のタイミングは貴女が判断してください 一番状況が見やすいでしょう

超常遮断式【FARBLOS】を携えて、射撃と体術を織り交ぜて立ち回ります
──『天破ノ槍』を纏いし射撃は、あらゆる障害を貫き、崩壊を齎す
異邦から来る有象無象に、歓迎をしてやりましょう
常に彼女の状況を視界に入れつつ、カバーが必要なら随時行いましょう

反撃には、腹部の口に屍龍帝ノ魂を突っ込んで噛み砕きを抑えつつ、口の中に銃撃をかましていきます


レイチェル・セレナイト
【B&B】

やれやれ、雲霞の如くってこういうのを言うんです?
美しくない光景ですね

さて、背中はお守りしますよ
どうぞご存分に、暴れてくださいな

聖くんの死角をカバーするよう動きますね
戦場にいる他の味方との連絡、連携調整
位置取りの共有などもお任せあれ
マネージャーとはこういう時に役立つものでしょう?

実力が心許ないのは承知の上
ですから、ええ――油断せず参ります
手に握るのはParhelic circle、三つの様相を持つ変形剣
憑依した妖精の導きを借りて振るいます
弱った敵を見逃さず、聖くんの邪魔をさせず
彼が十全に動けるよう支援します

退路の確認、味方の損耗も逐一把握しておきますよ
撤退の機は逃さないようにしましょう


●有象無象を貫き砕く
「やれそうですか? などと聞く気はありません」
 進軍する有象無象を睨みながら、奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)は言った。
「……」
「己の分を承知で来たのであれば、僕はそれを信じるのみ」
 レイチェル・セレナイト(英雄譚の再紡者・g03419)は、無言だ。
 普段ならくるくるとよく変わる表情も、聖の鉄面皮を真似たように凪いでいる。あるいは、これが彼女の本来の素顔なのか。

「ただし――」
「くれぐれも無理はしないように、でしょう?」
 レイチェルはようやく微笑んだ。いつものように。
「どうぞお構いなく。自分の面倒は自分で見ますし、背中もお守りします」
 今度は聖が黙る番だ。言おうとした言葉を、ペースもろとも掴み取られた、というべきかもしれないが。
「だからご存分に、暴れてくださいな。聖くん」
「……いいでしょう。撤退のタイミングの判断はお任せします」
 聖はにこりともせずに頷いた。ピリピリと、突き刺すような殺気はレイチェルの肌をもひりつかせる。

 言うまでもなく、わかっている。己と彼との間の、埋めがたい実力差。
 足手まといと人は言うのだろう。ましてやこの乱戦だ、ちょっとした力不足が命取りになりかねない――だが。
「油断はしませんよ」
 レイチェルの言葉はひとりごちるようだった。だから聖は振り返らず、応えることもない。
 それを信頼の証と受け止めることにした。レイチェルは眦を決し、口を引き結んでその背中に続いた。

 涎を垂らし、ぎょろぎょろと醜悪な眼を蠢かせ列をなす大軍。美しくない光景だ。
 少しでも隙を見せれば、あの裂け目のような大口に飲み込まれ、強靭な顎の力で四肢をバラバラに砕かれながら咀嚼されることだろう。どれほどの痛みと苦しみを味わうことになるのか、想像もしたくない。
「ここはじきに、僕ら人類が奪還する大地です」
 聖は身構えた。
「異邦から来る有象無象を、歓迎してやりましょう――!」
 その姿が消えた。レイチェルの眼では追いきれない速度の吶喊――彼女の視線が残影めいた軌跡を追うのと同時、瞬間的な踏み込みで押し出された空気が突風を吹き散らせる。
「……っ!」
 レイチェルはあとに続いた。その時にはすでに、聖の初撃がカバンダを襲い、また敵も大口を開けて聖を飲み込もうとしていた。
「本当に、美しくない連中ですね……!」
 ソードハープが、剣風で妙なる音を奏でる。大気の指に撫でられた弦は、滑るように口の端を切り裂いた。大顎は閉じられることなく、聖の突っ込んだ『屍龍帝ノ魂』で遮られている。
 獲物を譲られたようなものか。流麗な剣戟を放ちながらレイチェルは考える。足手まといにならず動くにはどうすればいいかを。

「こちらが、適当ですね」
 聖は色ある風となり、前のめりに斃れるカバンダの背中を蹴っていた。レイチェルは入れ替わりに抜き放った『Parhelic circle』を鞭型に変形させ、射撃で体勢を崩したカバンダを打ち据える。
 聖の動きには無駄がない。脚を穿ち、口蓋を劈き、目玉をほじくる。自分はあと一手のとどめを刺す。いわば後片付け。
 横から踊りだすカバンダが、聖の腕をつかもうと手を伸ばした。その手首に、蛇腹剣がするりと絡まる。
「邪魔をしては、いけませんよ」
 力比べでは分が悪い。レイチェルは引き剥がすのではなく、そのまま刃を立てながら引くことで、カバンダの腕をずたずたに引き裂きながら切断した。
 絶叫をあげ苦しむ異形の脳天を、万物を貫く槍がぶち抜く。急激に崩壊し砂塵に混じって風に溶けていく様は、なんとも無情だ。

「いい太刀筋です」
 聖は一言だけ呟き、次の敵へ向かった。
「……ふう」
 レイチェルは呼吸を整える。自分の仕事は後詰めだ。浮かれるのは戦いが終わってから。
 ふたりが風となり翻るたびに屍が生まれた。踊るような進軍を止められる者は、有象無象には誰もいなかった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

ルキウス・ドゥラメンテ
あらゆる事情を抜きにしたって、無辜の民を虐殺してまで遂げるべき野心などあるものか
止めさせて貰おうか
…それはさておき、造形を間違えたかの様な醜悪な化け物だな
嫌になる

他の復讐者と適宜連携
愛馬に騎乗の上、他の復讐者が仕掛けたところに横合いから加勢
力押しの敵と見た
では力比べと行こうじゃないか
攻撃・回避共にパラドクスにて
その体躯にその膂力…蹂躙戦が得意な様だが、お生憎だな
俺もだよ
盾も敵も吹き飛ばして蹂躙し尽くしてやろう
無鉄砲に暴れ回ると見せかけて、退路は常に確保する立ち回りにて

旗色が悪くなるか、ある程度暴れたら余力を残していても撤退
帰りが遅くなると主君に心配をかけてしまうので


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

蟲将達の三国志を終わらせて、中国大陸を奪還するのも大事だけど……。
新しいクロノヴェーダに土地を取られないのも大事よね!

今までのクロノヴェーダも相当だけど、コイツも中々弾けた姿してるわね!
「高速詠唱」で隙を無くして、素早く(早業)魔法陣を展開!
【白熱と灼熱の気焔万丈!】を叩き込んであげる!
ふふん、南の方もこうは熱くないでしょ!

敵の反撃は、火柱をブラインドにして腕を回避!
噛み砕かれそうになったら魔力障壁や手に持ったレゾネイト(杖)で防御よ!

囲まれそうになる前に、また火柱を壁にしながら撤退ね!
アーディティヤだったかしら!
神様だろうがなんだろうが、好きにはさせないわよ!


エイレーネ・エピケフィシア
アーディティヤ……
彼らが純粋な義憤でイスカンダルと戦っていたなら、どれほどよかったか
しかし、神々の名を騙り、信仰を名目に隷属を強いる者に正義はありません
飽くまでも侵略者として迎え撃つのみ、ですね!

敵が盾を持つなら、一枚の盾では防ぎきれぬように
『精霊の喚起』で人間大の梟と蛇の精霊を召喚
梟には上空から突撃させ、強烈な蹴りで上半身を狙い
蛇には足元を這わせて不意打ちし、下半身に噛みつかせます
地上と空中で挟撃して、護りを崩し敵陣を乱していきましょう
インドの偽神よ、傲慢の報いを受けなさい!

反撃は掴みあげる手を≪神護の長槍≫で払い
噛み砕く口は≪神護の輝盾≫で塞いで耐えます
撤退判断は無理せず早期に下しましょう


カイス・ライル
戦乱に侵略が重なれば、人々の危難は計り知れない
平穏や安全を、脅かす権利など、誰も持たないはず
罷り通ると言うなら、相応の対価を払ってもらおう

統率が取れているなら、最前のやつを
そうでないなら単独でいるやつを優先的に
鰐のジン、ナダーを傍らへ召喚して
『Ghassan』
獣爪に炎を纏わせ、足止めを狙い膝や踵の腱を狙う
動きが鈍れば、束の間でも隙が出来る
機を逃さず、確実に仕留めて数を減らそう

敵の膂力も、確実には計れないものだな
盾の攻撃は避けるよう努め、踏み込み過ぎないよう、
後退しながら注意を引いて、敵同士の連携を妨げる

仲間との協力や連携は積極的に
戦況の把握を常に心懸け、撤退の時を逸さないよう努める


アレクサンドラ・リーヴェン
アドリブ・連携歓迎

未知のディビジョン『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』からの侵略者共。
何もかも分からないことだらけだけど、その戦力は厄介以外の何物でもないわね。少しでも削り取りましょう。

数が多ければ多いほど、はぐれ、が出るもの。
よほど統率が取れていない限りね。
随分重そうな盾だけど、それでアナタの身を守り切れるかしら?

蛇腹剣を振るって心臓を狙ってみましょうか。あぁ、もちろん盾で防いで頂戴ね。
本命はこっち。
『刻命魔術【火精の激情】』で生み出した無数の炎の槍を全方向から打ち込んでやりましょう。

ふぅ、少しは戦力を減らせたかしらね。
敵に囲まれる前に撤退しましょう。またいずれ雌雄を決するでしょうから。


●未知なるものども
 げたげたと、餓鬼めいた耳障りな笑い声が響く。あるいはそれは、喰らい味わう獲物の血の滴りを待ちわびる歓喜の声か。
「なんと浅ましい……イスカンダルと敵対していながら、どうやら下劣さは似た者同士のようですねッ!」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は憤懣やるかたない様子で叫び、繰り出されるシールドバッシュを己の盾で防いだ。
 二枚の防具が激突し、ギャキキ! と火花を散らす。巨体から繰り出される一撃は、エイレーネの両足では勢いを殺しきれず、ざりざりと砂埃を上げながら大きく後退せざるをえない。そこへぬうっと伸びる巨腕!
「力押しの敵と見た。では力比べといこうじゃないか!」
 横合いからルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)と愛馬エスカミーリョが突撃を仕掛けた。待ちきれず開かれた大口をぶん殴られたかのような衝撃に、カバンダは苦悶し涎を撒き散らしながら吹っ飛ぶ。ルキウスはそのまま追撃を仕掛ける腹積もりだったが、一体が退いたのと入れ替わりにさらに多数の敵が群がってくるのを第六感で感じ取ると、逸るエスカミーリョを手綱で抑え込み、後ろ蹴りを見舞いながらの反転ステップで難を逃れる。

「戦乱に見舞われる人々の危難など、なんとも思わぬ連中だ。もとより容赦するつもりはなし」
「本当に厄介な連中だわ。ここで少しでも削らせてもらうわよ」
 後ろから飛び出したカイス・ライル(屍負い・g06804)とアレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)が、寄せ手の反撃に応じる。繰り出されたシールドバッシュを鞭状蛇腹剣がしなって打ち払い、丸太じみた脚をカイスのえぐるような獣爪が切り裂き進軍を留める。
「それにしてもコイツら、なかなか弾けた姿してるわね! やっぱり頭部がないからなのかしら、あの知性の感じられなさは!」
 ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は軽口を叩きながら、素早く展開した魔法陣から火柱を上げ、敵を牽制した。
 炎はどんな生物にとっても恐るべき原初の力、それはクロノヴェーダでも例外ではない。カバンダは口惜しそうにガチガチと牙を鳴らしながら、横列をなして距離を取る。

 その列は、徐々にディアボロスらを包囲しつつあった。原始的な戦法に見えて、案外連携した動きは得意らしい。
「さて……どうしたものかしらね」
 ソラは魔杖レゾネイトを構えながら思案する。
「いくらアタシの火柱でも、このまま数を頼みに圧倒されたらどうしようもないわ!」
「まさしく、彼らのやり方そのものですね」
 エイレーネは悔しげに奥歯を噛み締めた。
「こうして信仰を名目に隷属を強いる……これが、神々の名を騙る者のやることですか」
「……まかり通るつもりなのだろう。人々の平穏も安全も、すべて力で圧し潰せると驕っている」
 カイスは炎纏う獣爪を構え、敵を睨む。
「だが、俺たちがいるからにはそうもいかんと教えてやらねばならん。相応の対価を払ってもらおう」
「とはいえ、どう切り抜けたものかしらね」
 アレクサンドラは蛇腹剣を剣状態で横に寝かせ、鋒を敵に突きつけながら仲間たちに問うた。
「死角を生めば漬け込まれるわ。かといって、全員で同時に仕掛けても、押し返せるとは思えない」
「なら答えはひとつだ」
 ルキウスは、滾るエスカミーリョの首元を撫でながら涼やかに言った。
「奴らの包囲網を内側から食い破る。つまりは、一点突破だな」
「となると、厄介なのはあの盾の守りですね」
 エイレーネは腰を深く落とした。
「護りをかいくぐることさえ出来れば、仕留められます。いいえ、やってみせましょう」
「……奴らの脚はこちらで止める。一瞬だけ混乱を生じさせてくれればそれでいい」
 カイスのそばに、鰐のジン・ナダーが生じた。
「それは俺とエスカミーリョに任せてくれ。さっきので、力比べには分があるとわかっているのでな」
「じゃあ、アタシが死角の生まれないようにみんなをカバーするわ。頑張って!」
 ソラは聞き取れないほどの高速詠唱で魔力を高めていく。
「……サーシャ様を囲んで仕留められると思い上がったこと、後悔させてやるわ」
 アレクサンドラはエイレーネに並び、瞳を刃めいて鋭く細めた――殺気がぶつかり合い爆ぜた瞬間、両軍は同時に動いた!

 雄叫びを上げ、全方位から襲いかかるカバンダ。思った通り、数を頼みにディアボロスを圧殺するつもりだ。
「ふふん、そうはいかないわよ! 南のほうでも、こうは熱くなかったんじゃない!?」
 ぼうっ!! と、再び強烈な火柱が立ち上り、包囲網のうち半分の突撃を妨げる。その熱に背中を圧されたかのように、爆発的なスピードで飛び出したルキウス!
「行くぞ、エスカミーリョ! 盛大に暴れてやれッ!」
 精強なる駿馬は誇り高く嘶いた。蹂躙の文字にふさわしく跳び上がった勢いと落下速度を乗せた黒き茨剣が不穏な風鳴りを響かせるたび、カバンダの絶叫が断末魔となって血飛沫とともに木霊する。敵の足並みが乱れた!
「――逃さん」
 煮えたぎるような声がした。心の臓から湧き上がる憎悪を血液とともに脈動させたカイスの腕に、爆ぜ這う炎の蛇が生じ、絡みついて獣爪をさらに燃え上がらせる。獲物を求め爪が疼く。カイスは激情のままに、無慈悲なる灼爪でもって円弧を描いた。焦げた空気がばしゅう!! と蒸気を噴き上げる。それは抉られ切断された脚部から噴出した血が、あまりの炎の熱量で瞬時に蒸発した音でもあった。鉄臭い筆舌に尽くしがたい悪臭が立ち込め、脚を抉られたカバンダは後続を巻き込んで仰向けに倒れ込む。好機!
「女神に仕える聖なる獣よ!」
 エイレーネのそばに、ヒトと同じ大きさの梟と蛇の精霊が現れた。盾持つ女神の聖獣を象った精霊は、空と地から同時にカバンダを襲う。脚を抉られた巨人では逃れられるはずもない。むなしく空を切った盾に滑り込んだのは、冴えわたる長槍の刺突、そして。
「炎よ――吼えなさい!」
 のたうつ大蛇めいてうねった蛇腹剣の軌跡から、ばっと光のパーティクルめいて散った火の粉。
 それらは消え去ることなく空中にとどまり、燃え上がり、無数の炎の槍となった。連撃で身動きの取れないカバンダめがけ、命を刻む火精の激情が雨の如くに降り注ぐ。
「邪魔よ――私の道を阻むな!」
 苛烈な命令が炎をひときわ強く大きく爆ぜさせた。バグンッ!! という爆裂音とともに砕けた炎の槍は、穿ち貫いたカバンダの群れを微塵に帰する。
「このまま突っ切るわよ! 撤退しながら、立ちはだかる敵は全部掃討ってことで!」
「ええ、無理は禁物です。ですが……傲慢なる偽神を、逃す理由もありません!」
 ソラの生んだ火柱が、ディアボロスらの進むべき活路を花道めいて彩る。エイレーネとルキウスが並走して先駆けとなり、立ちはだかる敵を切り払い貫き殺しながら前進した。
「まったく、こうも醜悪な化け物ばかりを斬っていると、こっちが嫌になってくるな」
「軽口を叩くには、まだ早いのではないか?」
 カイスの言葉に、ルキウスは肩をすくめた。
「なに。こうしているほうが、主君を心配させずに済む」
「……そういうものか」
「いまのはただの冗談でしょうに……」
 生真面目に受け止めるカイスに呆れつつ、アレクサンドラの蛇腹剣が死角から伸びたカバンダの手を串刺しにした。
「すまん。こういう状況では、まだあまり考えが回らん」
 カイスは実直に侘びた。言いつつ、炎爪で立ちはだかる巨人を両断する手際はまさしく猟犬というべきか。
「さあさあ、仲良く話すのは無事に帰ってからよ! 本番はこれからなんだから!」
「ああ、そうだな。そら、もうひと踏ん張りだぞエスカミーリョ!」
 軍馬のたくましき蹄が敵を蹴散らす。5人はこれといったダメージを受けることなく、可能な限りの敵を蹴散らして撤退した。

 謎めいた敵、アーディティヤ。
 奴らの真なる脅威が明らかになるのは、おそらく……これからなのだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV2が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年04月14日

【大戦乱群蟲三国志奪還戦】毘沙門天

 このシナリオは【大戦乱群蟲三国志奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 大戦乱群蟲三国志のジェネラル級及び、排斥力の低下した大戦乱群蟲三国志に攻め込んできた、吸血ロマノフ王朝、冥海機ヤ・ウマト、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ、アルタン・ウルクの4ディヴィジョンの軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、大戦乱群蟲三国志の南方を支配する『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』からの侵略者である『毘沙門天』の軍勢です。
 呉南方の土地は、ディアボロスによって警戒が強化されていたことで、侵略の初期段階で発見することが出来たので、襲撃のチャンスとなるかもしれません。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑫毘沙門天」の敵残存率を低下させます。


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選択肢👾大群のトループス級『カバンダ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。