リプレイ
毒島・仁郎
敵は集団、こちらは寡兵。途切れなく一斉攻撃を行われたらかーなーりーキツイですが、やるしかありませんね。
行きましょう、アヤコさん。
門前の広場に集結しているとなれば、あくまで行動は「事が起こってからの防衛・反撃」が主なものになるでしょう。と、なれば先制攻撃をドカンとやって即座に撤退するのがモアベターでしょう。
無論、その先制攻撃でそれなりの被害を与えなければなりませんが。
では私達が取る手段は高空から一気に敵陣へ急行し、【ハイパーフルバースト】で全弾撃ち尽くしてから急速離脱、ですね。
狙うは敵陣の中心とし、爆撃と砲撃で場を混乱させることも視野に入れます。
後は後続の仲間に託しましょう!
終夜・香宵
断片の王も現れ、このディヴィジョンの奪還も見えてきましたね。とはいえ劉備にも策があり、他にも奪還の障害になりそうな要素は多々ありますので、今のうちに少しでも削っておくとしましょう。
集団戦が得意とのことですので、なんとか崩したいところですね。
敵を見つけ射程に入れたら即に【爆撃剛打】を放ってすぐに全力で退きます。攻撃をされた者はすぐに反撃ができる、つまり他の味方と離れて私のそばに来ることになると思いますので、再び攻撃して殺してしまいましょう。
これを敵の集団に追いつかれない程度に繰り返して少しでも多く殺したいところです。
伊佐沼・チカ
司馬懿さんってぇのは、すんげぇ賢い軍師らしい、のです
おつむの強くねぇチカには、奴さんが何考えてるのか、わかりませんが……
集めて来た兵隊さん、ぶちのめすことは、できます!
囲まれちまわねぇよう、少しずつ相手取るのです
少人数で固まってたり、強ぇお仲間が撃ち漏らした敵さんを見つけては
『神懸・灼熔土海』で、足元融かして逃げ場ぁなくしながら
≪天魔鎚『山崩』≫で頭ぁブッ叩いてやるのです!
誰が殿様になろうと、お百姓をいじめる輩なのは、おんなじなら……
このいくさで全員、くたばってもらうのです!
反撃に対しては、敵の槍を鎚で叩いて曲げたり
≪天魔障壁『羽衣』≫を盾にして、傷を抑えます
頃合いをみて、後ろに下がるのです
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
断片の王になる気はない
恐らく『司馬懿』の言葉に嘘はなかったんだろう
…『曹操』が斃れるまでは
媚城の中に入り込んでなんの儀式なのか探ることはできないかもしれんが
後続の調査が少しでも進みやすくなるよう、戦力を削ぎ落してやる
今まで刃を交わしてきた<戦闘知識>と、武人として数々の戦場を生き抜いた経験で
偃月刀で槍をいなし、敵陣に切り込んでいく
仲間と連動して動き突出しすぎないように気をつけつつ
深い位置で敵陣をかき乱す<撹乱>行動を
沛雨を降らせ硬殻兵の視界を奪いつつ<制圧射撃>で動きを妨害
【完全視界】も付与して仲間の攻撃を援助
1匹でも多く道連れに
近くの仲間にはディフェンスを
殿は俺が担おう
呉守・晶
エゼキエルは言わずもがなだが、この大戦乱群蟲三国志も変わったディヴィジョンだよな
断片の王候補か
まぁ戦争本番じゃ劉備も司馬懿も纏めて討ち取らせてもらうさ
だからこそ、この前哨戦が大事なんだよ!
集団戦を得手とするトループス級がこうも数を揃えて防御を固められると少数じゃどうにもならないな
まぁ今は無理をせず数を減らすことだけを考えるか
敵のいる地面の砂を砂金に変えて操って、敵数体を纏めて砂金に包み込んで、グッと右手を握り込む動作と共に砂金が圧縮して内側の敵を引き裂き潰すぞ!
金は電気伝導率が高くて地面に接してるからアースに……なるわけないよなぁ、パラドクス同士だもんな
ある程度、数を減らせれば無理せず撤退だな
アドル・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
確か、本来の司馬懿も慎重な性格だったか?
抜け目がないというのは、こういう時に厄介だな。
だが、悠長に待ってやる気はない。嫌がらせといこうか。
戦闘ではバーサークを発動。小細工はせず、全身全霊を込めて敵の武器や防御諸共叩っ切る。
と言いたいが、突っ込む際には、他の味方の攻撃とタイミングを合わせ、袋叩きされんようにせんとな。流石に集団の中に無策で突っ込むのは避けたい。
敵の武器は長物が中心ならば、無理に受け止めるよりは受け流してがら空きの背中に反撃した方が良いか。
後は、此方が攻勢限界になったら、周囲の味方に警告しながら撤退を提案するか。
欲張りすぎて本戦前に怪我するなど、つまらんからな。
一角・實生
この城の主は王が倒された場合のことを重視しているとはね
一枚岩でない今、敵戦力は削れるだけ削ってしまいたい
自分や仲間が孤立しないよう注意しながら戦闘しよう
集団戦を得意とする相手なら死角から連携して攻撃してきそうだ
こちらも広く意識を向け、特定の仲間に攻撃が集中するのを避けるためグラナトゥムで牽制の銃撃を
銃先端に装着した哭戒を銃剣のように扱い敵の攻撃を凌いでいこう
仲間の攻撃に合わせパラドクスを発動
戦線を押し上げ相手の統率を崩すよ
空に浮かび上ったら武器を構えられる前にグラナトゥムで撃ち落とす
兎に角手を止めない、いけると思われたら負けだ
敵の士気を削ぎ続ける
撤退は銃を構えつつ仲間と共に
頃合いだよ、退こう
上空より眼下に広がる媚城門前は魏軍硬殻兵の纏う青色に染め上げられていた。毒島・仁郎(ドクター・ボックスヘッド・g07347)と終夜・香宵(闇夜・g00869)が狙うのは即座の先制攻撃である。
(「なにしろ敵は集団、こちらは寡兵ですからね。肝心なのは最初です」)
一か八か、やるしかあるまい。少なくとも相手は事が起こってからの対処を優先するだろう。
「ならば先手必勝です。行きましょう、アヤコさん」
『泰山』と合体したアヤコはそれ自体が兵器となってありとあらゆる爆撃を敵軍勢の頭上から降り注いだ。狙いは敵陣中心部。突如、攻勢を受けた硬殻兵は上空を見上げて迎撃態勢に入る。だが、香宵が打ち出す爆撃剛打が横合いから飛び込んで複数をまとめて撃ち据えた。
「二手に分かれろ!!」
うまく釣り込んだ敵群を引き付けるように、香宵はすぐさま距離を空ける。
「ふふ、おいでなさい」
彼らの意識が城を守ることから敵を迎え撃つことに向かい、統率が乱れ始めた瞬間であった。
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)の脳裏を『司馬懿』の言葉がよぎる。『曹操』が斃れたことで彼の意識も変わらざるを得なかったのだろう。
「これも、私たちが選んだ結果のひとつというわけか」
偃月刀で受け止める槍の一撃はトループス級といえども侮れない。錬晏は丁寧に敵刃をいなし、戦いの渦中へと斬り込んだ。
「いったい何の儀式を進めているのだろうな」
「ひとつ言える事は敵も一枚岩ではない、ということだね」
錬晏と共に攻撃を仕掛けた一角・實生(深い潭・g00995)は緑金の視線を流して戦況の把握に努める。殺到する長柄の刃に対しては銃剣のように装着した哭戒が頼りだ。ぶつかり合う度に甲高い金属音が鳴り響いた。ひっきりなしである。それくらい、数が多い。
「ディアボロスを押し戻せ!! 陣形を乱すな!!」
さすが、その知啓で名を馳せる『司馬懿』の配下だ。綺麗に統率が取れており、そう簡単には大崩れしてはくれそうにない。
「誰が殿様になろうと! お百姓をいじめる輩は全部、ぶちのめしてやるのです!」
伊佐沼・チカ(土興しの鎚・g08514)が念じると地面は溶け、溶岩となって敵を足元から呑み込んだ。
「くッ!!」
しまった、と後悔しても遅い。つい二郎や香宵を深追いして突出した硬殻兵の部隊はあっという間に逃げ場を失い、チカの術中に嵌ってしまったのである。
「じたばた悪足掻きしやがって。劉備も司馬懿も戦争本番で纏めて討ち取らせてもらうぜ!」
「なに!?」
溶岩に加えて砂金に変わった地面が生きた砂嵐のように襲いかかる。呉守・晶(TSデーモン・g04119)が右手を握り込む動作に合わせ、それは布を絞るように敵の体をひねり潰した。
「司馬懿さま……無念ッ」
「どうやら、それなりに人望はあったようだな。確か、本来の司馬懿も性格は慎重な方だったとか?」
アドル・ユグドラシア(我道の求道者・g08396)は己の武器である月光を構え、刃越しに敵を見据えた。
「なんでも、すんげぇ賢い軍師だって、聞いてます。何考えんでしょうね、奴さん」
迫る槍をチカは槌を振り回して身を守る。槍を阻む羽衣の強靭さに敵は舌打ち、破れかぶれに突撃を繰り出した。
「おっと」
アドルはチカの槌捌きと連携して業物の長剣を叩き込む。渾身の一撃が触れた途端、まるで分解されるかのように硬殻兵の体が裂けた。陣形を崩した分だけ戦線を押し上げるように踏み込んだ實生は敵が跳躍した刹那、その正中を射抜いた。硝煙たなびく狙撃銃は正確無比なる鋼の申し子。
「――次」
続けざま、連射して敵につけいる隙を与えない。
「怯むな、ひとりずつ斃すのだ!」
数を優位に群がろうとする相手に対し、香宵は軽やかな足取りで飛び退いて追いつかせない。
「いきますよ」
頭部を撃ち砕かれて頽れる仲間の仇を打ちたい硬殻兵である。追いかけっこを繰り返すごと、彼らの損害は増すばかりであった。
「雨――?」
見上げる空から降り注ぐ豪雨が硬殻兵士の全身をあっという間に切り裂いた。慌てふためき雨宿りを探すがそのようなものごと錬晏の沛雨は貫いてしまう。突如として混乱が起こった。その機に乗じて、錬晏はわざと前線から遠い敵陣の深みを狙ったのだから。
「おのれ――」
だが、仁郎による爆撃が行く手を阻む。
「数では到底敵いません。ですが、一斉攻撃さえ阻んでしまえば烏合の衆。後は任せましたよ、皆さん――!」
地上に向かって敬礼し、仁郎はそのまま敵の放つ放電のただ中を翔け抜けた。やはり砂金とてアース代わりにはならないかと晶は顎を撫でる。
「逃がすものか!」
反射的に仁郎を追おうとした硬殻兵士はしかし、灼熱の溶岩に足を取られて体勢を崩すはめになった。
「チカが戦う理由はたったひとつ、お百姓さんのため、です。誰が殿様になろうと……彼らをいじめようとするなら……全員、やっつけてやるのです!」
「ふん、そのようなもの無意味――」
迫る大槌を前に硬殻兵士ははっと息を呑む。敵の攻撃を受け流しながら背後に回り込んだアドルの刃が腰の辺りでその身を真っ二つに断ち切ったのだ。
「どうした? 随分と数が減っちまってるぞ」
砂金を操って牽制しつつ、晶は撤退の機会を探る。あまり深入りして取り囲まれては退くのも難しい。
「こ奴ら、数は少ないのになぜ崩れぬ
……!?」
簡単だよ、と實生は心中にてその問いに答えた。そうならないように動いているからだ。つまり、ディアボロスの動きは相手の想定を超えている。
「孤立しないように気を付けよう。勿論、退く時も」
自動小銃を構えたまま、背中合わせのアドルの耳元へ囁いた。
「ああ。欲張りすぎて本戦前に怪我したらつまらんからな、最後まで気を抜かずにいくぞ」
アドルは戦況を見定め、ディアボロスの攻勢が限界点に達するタイミングを待つ。
「生きて帰すな! やれ!!」
硬殻兵士にも意地がある。だがこの場合、それが仇となった。一矢報いようと目の前の敵を倒すことに夢中になるあまり、いつの間にかチカが後ろに下がり始めていることにすら気づいていないのだから。
「あばよ」
今だ、と晶は鮮やかに撤退へと転じた。
「大事な前哨戦だからな。無理はしないさ」
「無論。欲張り過ぎて本戦前に怪我したら、つまらんにも程がある。さあ、退くぞ。これ以上の戦闘継続は危険だ。引き際を心得よう」
アドルが手を挙げ、仲間に合図を送る。
「よし、退こう」
實生は置き土産の弾丸を叩き込み、颯爽と姿を消した。
「ま、待て――ぐあッ」
敵の追手を阻むのは殿を担う錬晏の雨。
あまりにも傍若無人に暴れ狂うそれは、これ以上の追撃を相手に諦めさせるには充分であった。
チカが肩越しに振り返ると、屈辱に耐えながらも追撃の手を止めてその場に留まる硬殻兵士の姿。彼らもまた、これが前哨戦であることを理解しているかのようであった。
「ごきげんよう」
さまざまな思惑が絡む奪還戦にて勝利を掴むため、香宵は役立てたことを嬉しく思う。
――決戦は、目前に。
この世界の命運を賭けた大乱戦が幕を開けようとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【建造物分解】LV2が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!