リプレイ
黒白園・真雪
アドリブ・連携歓迎です。
上が考えてた作戦がおじゃんになって指示を待って混乱してるってか? まぁ実力は油断ならねぇみてぇだけどよ、混乱してるなら今のうちに突っ込んどいて損はねぇだろ
にしても、ゴテゴテしたカッコしやがって…
頭上から仕掛ければ砲撃だの、急加速からの叩きつけも回避できるだろ
【飛翔】して攻撃を浴びせてやるよ
音楽を攻撃にしてきやがった…、そういう能力があるってのは聞いた事あったけどよ
こんな風に使われちゃ音楽も台無しだ、俺は詳しくねぇけど音楽ってのはもっと聞いた奴を楽しくさせるモンなんだろ
お前等みたいなクロノヴェーダにゃ勿体ねぇよ
おら、とっととその喧しい音を止めやがれってんだ
●
遠くから敵の陣地をうかがっている黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)が待機状態にあるオートマタ達を覗き見ている。
「上が考えてた作戦がおじゃんになって指示が止まって混乱してるってか?」
荒っぽい口調で吐き捨てるように彼は言う、しかしその実力の低いというトループス級ですら経た戦いの少ない彼にとっては強敵に見える。
「ゴテゴテしたカッコしやがって……。よし、行くか」
少なくとも今のうちに叩いたほうが戦略レベルで見ればいい相手だろうと、真雪は翼を広げ空中へと飛び出した。
(「頭上から仕掛ければ砲撃だの、急加速からの叩きつけも回避できるだろ。……え?」)
そのように考えた彼だがそうは問屋が卸さない。パラドクスは対象が認識できる範囲にいれば使えるし、敵の攻撃の無効化なぞそうそうできるものではない。少なくとも非戦闘用の残留効果をその場で使って手軽に得られるような結果ではない。ともかく彼の体には全身を砕くような音の衝撃波が浴びせかけられ、その身にただならないダメージを与える。
「くそっ!」
不快を超え苦痛を与える音楽に対し光の輪で応戦する真雪、ただディアボロスの訓練でも飛翔を使いながらの対地戦闘は空中に居る側が障害物が無いなどの理由で比較的に不利になるという事が分かっている。
「おら、とっととその喧しい音を止めやがれってんだ!」
目論見を崩された彼は苦味を噛み締めながらも初めての本格的な戦いに奮戦するのであった。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
ちょっと前にメフィストをやっつけたし、少しばかり状況が変わってるかも
調べるにはちょうどいいタイミングだね
うん、張り切っていこ
妖精に語り掛けながらすたこら陽気に進みます
“魔槍”を手に、妖精を引き連れ。Moon-Childを両腕に集中・活性化
疾走し勢いを付けたランスチャージで堂々突入
Bonjour!やあ、待ち惚け?
そのまま他の敵へ投げ飛ばし、妖精には好き好きに悪戯させ場を混沌へ放り込むよ
くすくす、細腕のお味はどうかな?
伝聞だけれどね、淫魔たちだって強かったんだよ
……敵だろうと、死者の侮辱は許さない
反撃に際しては妖精にちょっかい掛けさせたり
槍を壁や地面に突き刺したりして邪魔するよ
●
(「ちょっと前にメフィストをやっつけたし、少しばかり状況が変わってるかも」)
ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)は今グランダルメの置かれている状況を思案する。今彼らの側からすれば色々と厳しい状況のはずだ。
「うん、張り切っていこ」
妖精に呼びかけて彼は戦場へと陽気に歩いて赴き、そして戦場へ入った瞬間槍を携えて踏み込んだ。
「Bonjour! やあ、待ち惚け?」
「敵襲だ! 後ろから!」
挨拶代わりのランスチャージで敵を突き刺し、そのまま刺さったままの敵を振り回してぶつけて間合いを取る。槍の間合いの外から迫る相手に対しては妖精が相手をする。
「細腕のお味はどうかな?」
「何が!」
槍を受けた敵がその槍を掴んだまま逆に振り回し太い木の幹に彼を叩きつける、体勢をすぐさまに変えて脚で踏むように木の幹を踏むが、彼の膝からもギリギリという音が響く。しかし彼は飄々とした態度を崩さない。
「伝聞だけれどね、淫魔たちだって強かったんだよ。……敵だろうと、死者の侮辱は許さない」
複数の敵からの反撃を受けながらも彼は少女のような姿を崩さずにそのまま鋭く槍を振るい自動人形達と交戦する。誰もが命懸けで殺し合う世界の、その僅かに残った誇りを守るべく。
成功🔵🔵🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
御門・風花
【御門姉弟】
連携やアドリブ歓迎。
「落ち着いて対処すれば、問題はありません」
雪月を安心させるように
「行きますよ」
右逆手で『白銀の魔剣』を抜刀し構えます。
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
パラドクスを発動。接近してきた敵の腕を紙一重で回避し、逆にこちらが【グラップル】で敵の腕や肩、首などをすれ違いざまに掴み【地形の利用】で地面に叩きつけて敵の装甲やパーツを【破壊】します。
「あなた達は無駄な動きが多すぎます」
敵に叩きつけられそうになったら、闘気を集中させた両手両足の受け身でダメージを最小に抑え、即座に油断した相手を地面に叩き返します。
「柔よく剛を制す、ですよ」
雪月が魔法を撃つまでの時間を稼ぎます。
御門・雪月
【御門姉弟】で参加!
連携やアドリブ歓迎です!
「強化された敵に、限られた時間での調査……なかなか難しそうな作戦ですね」
こちらを気に掛けるお姉ちゃんに、安心してもらえるように気合を入れ直して
「ありがとう、お姉ちゃん。大丈夫です!」
相棒の陽菜に
「よし、頑張ろうね」
電脳ゴーグルを装備し、敵のパラドクスの情報を演算し、即座にパラドクスを発動させます。
「これは、音による攻撃。なら……マジックシールド展開!」
敵に接近しながら、パラドクスで敵を覆うドーム状の魔力障壁の【全力魔法】【結界術】を展開し、結界内に敵パラドクスの音を封じ込め【浄化】して魔力に分解します。
その後、パラドクスで光の砲撃魔法を撃ち込みます。
●
既に会敵し互いにタイミングを取りあぐねているオートマタ、そしてディアボロスたる御門・風花(ミセリコルデ・g01985)と御門・雪月(魔機使いの少年と聖剣の少女・g02551)。
「強化された敵に、限られた時間での調査……なかなか難しそうな作戦ですね」
「落ち着いて対処すれば、問題はありません」
「ありがとう、お姉ちゃん。大丈夫です!」
「この先に用があると? ふん、このグランダルメの領地を無視してそのような事を考えているとは、見くびられたものだな」
ディアボロスの作戦を察したオートマタ達が陣形を組んで彼らを対応する。その数も技術も決して油断できそうに無い相手だ。
「行きますよ」
「よし、頑張ろうね」」
「来るか!」
互いの緊張が弾け双方がパラドクスを発動し逆説連鎖戦に突入する。
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
「我が手に集え、守護の光よ。影を飲み込み、闇を貫け。その輝きは、闇夜を照らす希望の光。今ここに、断罪の一撃を以て、彼の者を滅ぼせ!」
まずは敵と雪月の掴み合いが戦いの中で始まる、風花が右逆手で持った剣を遊ばせながら剛腕を振るう敵に自身を掴ませない。
「ちょこまかと……!」
「あなた達は無駄な動きが多すぎです」
正味敵と彼女の使うパラドクスは本質的には同じものであり、能力と技量勝負となる。その点において彼女は機械の巨躯を持つ相手よりも完全に優位な実力を持っていた。
「捉えたぞ!」
勝ち誇る敵だがすぐさまに彼の視点が天地逆となりいつの間にか地面に刺されていた剣の柄に首元をぶつけられそのまま破壊される。
「柔よく剛を制す、ですよ」
一方、雪月は姉程に優位な状況を作れているわけではなかった。それは敵の攻撃手段についてそこまで極めてはいないからだ。
「これは、音による攻撃。なら……マジックシールド展開!」
それでも自身の力には確りとした自信がある彼は電脳ゴーグルから得られる情報を元に、敵のパラドクスのダメージを受けながらも、シールド内に敵を閉じ込める。
「くっ! 体が!」
「自分の歌で分解してください!」
動きを止めた敵に向けて強い光の砲撃を放ち彼は敵を討つ、しかしまだ敵は多く戦いは続きそうだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
ヴォルロント・エルダールーン
(サポート)
ドラゴニアンの撃竜騎士×モーラット・コミュ。
赤い鱗と金色の瞳が特徴的。
恐ろしい見た目をしているが、平和主義者。
「今回は、宜しくお願い致します、自分は新参者ですので、指示を下さい!」
敵にも敬語
「行きますよ!」
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動。
他のディアボロスと積極的に共闘し、主に前衛での足止めや殲滅を行う。
依頼の成功よりも情などを比較的優先する傾向がありますが、
成功を目標とする味方の邪魔をするようなことはしません。
また、介錯など、苦しんでいる人のために自身は心身ともに積極的に傷付きに行きます。
細かい部分はお任せ致します!
宜しくお願い致します!
●
「戦いにも慣れて来たと思っていたのですが……これはまた強そうですね」
無骨な剣を握るヴォルロント・エルダールーン(殲滅、破壊、渾沌、多肉植物・g06769)の姿からは想像しづらい言葉が漏れ出す。それに対してオートマタは追い払うように手を振る。
「ふん、ならば帰れ。こっちとしても無駄な戦いをしたいわけじゃない」
「そうは言いましても頼まれたことはきちんとしないといけないので」
丁寧に敵に返すヴォルロンド、少なくとも手伝いを頼まれたのだからその分の働きをしないと考えるタイプの、ディアボロスとしては少々珍しい考え方の持ち主だ。
「成る程、どうしてもやるというのならば相手をしてやろう。来い!」
「行きますよ!」
ヴォルロンドはその場で翼を広げ飛び上がり、勢いをつけて斬りかかる。
「どうですか!」
「なかなかやるが、その程度で倒されるものか!」
切り結んだ彼の腕を掴みその場の地面に叩きつけられるヴォルロンド、しかし彼はそれに怯む事無くすぐさまに転がって追撃を防ぐ。
「痛いですね……。これは大変そうです」
「それでもまだやるか?」
「ええ! もちろん!」
再び交差するヴォルロンドとオートマタ、霧の前での戦いはまだ激しく続く。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
クロエ・アルニティコス
「ウィッチ」と呼ばれる者がこの霧の奥にはいるらしいですね。
殺す相手ではありますが、その在り様がどんなものか興味があります。
お前たちには興味がありません。
ですから、手早く確実に……皆殺しにしましょう。
私は魔女。己のエゴのために在る者。
お前たちの正義など知ったことではありません。
お前たちが生きているのが気に喰わない、だから死んでください。
【カリュブディス・ネペンテス】を使用。カリュブディスを象った怪物を作り出し、行軍歌を響かせるフリアン・ドールたちを蔓で捕らえ、捕虫器の消化液へと放り込んで溶かしていきます。
……はぁ、耳障りな音でしたね。
●
「――『ウィッチ』と呼ばれる者がこの霧の奥にはいるらしいですね」
「それを聞いてどうする? 懇切丁寧でも答えると?」
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が自動人形達に独り言のような問いかけを投げかける。無論それを簡単に教えるような状況ではないが。
「いえ、期待はしていません。しかしそれが確かなら、殺す相手ではありますがその在り様がどんなものか興味があります」
「悠長な事だ。お前こそ俺達に殺される心配をすべきだろう」
「生憎ですがお前たちには興味がありません。ですから、手早く確実に……皆殺しにしましょう」
互いの空気が一気に冷え、そしてすぐさまに逆説連鎖戦が開かれる。自動人形の持つ金管楽器のような武器からは彼女の心までをも打つ激しい音楽が響く。しかしそれで膝をつくような脆弱な精神を彼女は持ってはいない。
「私は魔女。己のエゴのために在る者。お前たちの正義など知ったことではありません。お前たちが生きているのが気に喰わない、だから死んでください。【カリュブディス・ネペンテス】」
現れたウツボカズラの怪物が蔓を四方に伸ばし自動人形達を捕らえる。
「くっ、離せ!」
「いいえ離しません。そのまま全てを平らげなさい」
蔦に絡まれもがきながらも行軍歌をやめない自動人形達、しかし彼らの抵抗虚しく怪物の中へと彼らは音ごと飲み込まれていく。
「……はぁ、耳障りな音でしたね。他の敵も終わったようでしょうか」
気付けば他のディアボロスの交戦音も随分と減っている。ならば後は指揮官であるアヴァタール級を仕留めればいいだけだろう。彼女はより霧の近い方へと足を向けるのであった。
成功🔵🔵🔴
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
アドリブ歓迎
エトヴァ(g05705)と
霧…ますます謎に満ちてきてるなぁ
話す余地があるのか
様子を見にちょっかいをかけてみよう
仲間がゴリラと交戦する間に忍び寄り攻撃を仕掛ける
未知な攻撃に異常な反応があったりしないかな?
よく観察し、ディアボロスと解れば、逆に安堵したりして?
敵の霧の影響度合いを見てみたい
エトヴァと別方向から挟み撃ちにし
隙あらばアサシネイトキリングで即離脱
草陰などあれば潜みながら
隠れる場所が無ければ相手の反応を見ながら
エトヴァと連携しながら攻撃を仕掛けて行こう
反撃の騎行は
魔障壁を盾にしつつ直線上に入らぬよう躱す
びっくりした?
霧の向こうから敵が来たとか思った?
と揺さぶってみよう
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と
連携アドリブ歓迎
謎が多い霧地帯だな……
少しずつ明らかになっているが……まだ足りない
霧に紛れつつ、地形の利用し樹々の影を伝って忍び足で移動し接近
敵の様子をよく観察
隙を看破し、味方とタイミング合わせて不意打ち
ラズと違う方向から挟撃、連携して畳みかける
……霧の獣の如く脅かしてみるか
チェロを演奏しPD攻撃
ゾッとするような唸りに似た震える旋律で
恐ろしい獣の跋扈する曲の世界観へ誘う
動きを止めてアシスト
霧の幻覚作用を警戒し、覆面で霧を吸わないように
味方との認識齟齬がないか感じておく
反撃には魔力障壁を展開し防御
加速動作がみえたら射線を避けて飛び下がりつつ
地形の遮蔽と霧へ紛れ回避に努めよう
●
「謎が多い霧地帯だな……」
「……ますます謎に満ちてきてるよなぁ」
時はやや遡りトループス級と他のディアボロスが交戦している頃、なお深く霧側に踏み込んだエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)とラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)が注意深く進んでいる。無論本格的な探索とは行かないだろうし、どちらかと言えば索敵に近い。
「少しずつ明らかになっているが……まだ足りない」
なるべく音を殺し進む二人、できれば霧に紛れて不意を打てれば、と考えていた。しかし。
「……見つかった!」
そもそも配下のトループス級が交戦中の状態で、それを指揮するアヴァタール級が無警戒と言うのは考えにくいだろう。不意打ちをするには流石に見通しが甘かったと言わざるをえない。その代償にエトヴァは頭上から銃弾の雨を受けてしまう。
「くっ!」
「遊兵と言えども暇つぶしばかりしておるものではないぞ!」
形勢不利な状態とは言わないが出鼻を挫かれたラズロルはパラドクスの効果により姿を消し、着地したアヴァタール級の背後から攻撃を仕掛ける、
「このやり口ディアボロスらしいな」
「あ、分かるんだ」
「ふん、霧の反対側から来た敵で、それ以外のものがあるか」
「それもそうか」
逃げて隠れようとする彼を高速で追い詰めて武器を振るう指揮官。転がりながら回避するが傷が浅いとは言い難い。
「――Willkommen,」
それ以上の敵の動きを止めるためエトヴァは血と泥に塗れたまま美しき魔曲を奏でる。それは獣の唸りにも似た響きであり、敵の意識をその世界の中へと閉じ込め僅かな時間を作り出す。ラズロルとエトヴァは視線を交わし、深追いは禁物と即座に退く。
「やれやれ、こっちの方がびっくりさせられてしまうなんて」
「霧の向こうに心を奪われていたのは俺達もだったか」
「話しかけるなら最初からそのつもりで行くべきだったな、不意打ちとか考えず」
傷ついた体を引きずりながら二人は反省とともに撤退するのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
クロエ・アルニティコス
楽しく会話ができるような相手ではありませんからね。有益な情報を吐き続けるだけの生首になってくれるなら吝かではありませんが。
【オルトロス・クロッカス】を使用。オルトロスを象った怪物を作り出します。
【トラップ生成】で敵の足に絡み付く植物を地面から生やし、敵の足を止めます。止めることができるのはほんの一瞬でしょうが、その一瞬で衰えれた加速はそのままジャンプ力の減衰につながります。
天高くまでジャンプしきれなかったところをオルトロスに迎撃させ、その手足から順に引き裂き、食いちぎらせましょう。
情報を吐かないなら、お前たちに価値などありません。
ただ無価値に、死んでください。
●
「ぞろぞろと現れおって、暇つぶしの話し相手程度なら見逃してやったものを」
「楽しく会話ができるような相手ではありませんからね。有益な情報を吐き続けるだけの生首になってくれるなら吝かではありませんが。……そもそもそれは嘘でしょう」
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)とキュイラッサ―ドールは対峙しつつも構えは解かない。それこそ彼らが話し合うような間柄では無いことは明白だから。
「種子に宿るは我が焦燥、芽吹け『オルトロス・クロッカス』!」
「その怪物ごと貴様を穴だらけにしてくれよう!」
そしてパラドクス以上に雄弁なメッセージは双方にはなかった。魔犬の姿をした植物の怪物をけしかけるクロエと、彼女たちに向けて空中から銃弾を浴びせかける指揮官。弾丸が地面ごと彼女たちをえぐり取るのと同時に、草木とは思えないほどの鋭い牙が堅い自動人形の体に突き刺さる。
「くっ……こんな辺境にまで来るだけの実力はあるか」
「言いたいことはそれだけですか? それ以上の情報を吐かないなら、お前たちに価値などありません。ただ無価値に、死んでください」
「ふん、俺の死の価値を決めるのはお前ではない! 貴様こそその価値を上げるための礎となってもらおう!」
再び二人の攻撃が交差し互いの力がぶつかり合う。
成功🔵🔵🔴
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
御門・風花
【御門姉弟】
連携やアドリブ歓迎します。
霧が濃くなってきましたね。
「雪月、警戒を厳に……行きますよ」
目を閉じ、静かに両手逆手で『魔刃双剣』を抜刀し、パラドクスを発動。
【精神集中】し、周囲の物音や気の流れを感知。敵が突撃してくる方向に【神速反応】で向き直ると同時に、飛んできた銃弾を魔剣で【両断】します。
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
魔剣を高速で振るい、致命傷への攻撃を優先して切り払い、ダメージ受けようと怯まずに【勇気】を以て、迎え撃ちます。
敵の近接攻撃に合わせ、痛み分け覚悟で魔刃双剣を振るい、すれ違いざまに敵の武器や肉体を【両断】します。
「あなたの負けです」
私には頼りになる味方がいるのですから
御門・雪月
【御門姉弟】で参加します!
連携やアドリブ歓迎です!
「はい、お姉ちゃん!」
電脳ゴーグルを装着、センサーを使用して情報収集します。
「陽菜、気を付けて。どこから来るのか判らないから」
聖剣を抜刀した陽菜と背中合わせになり、警戒態勢を取ります。
敵のパラドクスを左腕の『エネルギーシールド』と右腕の『マジックシールド』を多重展開して防御します。
「くっ、まだです!」
お姉ちゃんの反撃が敵の注意が引いている間に、詠唱を開始します。
お姉ちゃんが敵の動きを止めた瞬間に、完成したパラドクスを発動します。
【全力魔法】の【結界術】でドーム状の巨大な結界で戦場を覆い、空中に展開した無数の魔法陣から【浄化】の光を放ちます。
●
霧の向こうから先行しているディアボロスの戦っている気配がする。恐らくその人物が引けば次に相対するのはそれを知覚した御門・風花(ミセリコルデ・g01985)と御門・雪月(魔機使いの少年と聖剣の少女・g02551)の姉弟だろう。
「雪月、警戒を厳に……行きますよ」
「はい、お姉ちゃん!」
「ここにもいるのか! 貴様らにとって一体ここにどんな戦略的価値があるというのだ!?」
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
遭遇したばかりの指揮官に対し有無を言わせず稲妻のような動きで斬撃を放つ、その行動に反応して少しでも勢いを殺そうと敵も突撃するが、一拍のその間が双方の被害に差を生み出す。
「こいつ……!」
「深く入ったはずですが……流石に簡単にとは行きませんか」
身についた弾痕とそこから滲む血を拭って風花は鋭い視線を向ける。基本的にアヴァタール級ともなれば地力の上ではディアボロスよりも上だ。一体に対し複数人のディアボロスの手が必要な以上それは明白である。
「もちろんそれくらいの事は考慮涼みです」
「! 後ろか!」
「陽菜、気を付けて!」
風花の背後で電脳ゴーグルを掛け様子をうかがっていた雪月が気付かれる。即座に飛び上がった指揮官が彼らに――サーヴァントはディアボロス個人の一部であるが――銃弾が叩き込まれる。上方向に傘のように展開した力場の盾がそれらの幾つかを防ぐもののダメージは免れない。
「くっ、まだです! ……集え、光よ! 聖なる輝きが示すは、罪深き者! 今ここに、断罪の一撃を以て、彼の者を滅ぼせ! 裁きの光!」
しかしパラドクスによる攻撃はパラドクスによる反撃の機会となる。時空が特殊な逆説連鎖戦では即座に詠唱は完了し、敵が魔法陣の中に囚われて溢れる光をその身に受けた。
「……まだ押し足りないですか」
敵の次の動きを伺っていた風花が改めて剣を握り直す。決して敵の傷は浅くはないはずだがさりとてそれはこの姉弟も同じ。
「俺とて命令が下るまで簡単に倒されるわけにはいかん! 女子供にやられてなるものかよ!」
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【クリーニング】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!
黒白園・真雪
アドリブ・連携歓迎。
チッ……やられたぜ。パラドクス同士の戦いを“普通の喧嘩”と同じように考えちゃいけねぇ。文字通り叩き込まれたな。
——そう分かったら、次こそ遅れを取らねぇように気合い入れてくぞ。
敵のボス格……馬と人形がくっ付いてんのか? 気味悪ぃモンだな。
接近してタイマンの殴り合いに持ち込まれねぇよう【飛翔】を試みつつ、翼に力を込めて突撃しては離脱だ
傷付けられたっつう「怒り」のお陰かいつもより力が入る気がすんだよ
俺の翼についてこれるもんなら来てみやがれ
反撃はどうしても喰らってしまいそうなものはなるべく軽減できるよう翼や魔力でガード、【飛翔】して敵から距離を取ろうと試みる
致命傷は避けたい所だがな
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
おや、お話とかはしない流れ?
攻略期限を見ての判断かな……了解了解。それじゃあ僕も協力するね
“魔槍”を構え、Moon-Childを両脚に集中・活性化
おしゃべり出来ないのは残念だけれど!
障壁を展開、地が爆ぜるほどに踏み込む【ダッシュ】のち
かけっこは僕も得意でさ!
速度を載せたランスチャージで貫きに行く!
反撃に際しては槍を構え無様に喰らうことのないように
……浮足立ってても、戦闘に身が入らないなんてことはない、よね!
吹き飛ばされることがあれば槍を杭として地に突き刺し立て直す
戦闘に慣れてない味方が居るならディフェンスしてフォローしとくよ
あいててて……大丈夫大丈夫。これくらいなら平気!
●
「チッ……やられたぜ。パラドクス同士の戦いを『普通の喧嘩』と同じように考えちゃいけねぇ。文字通り叩き込まれたな」
「ああ分かる分かる、気分が乗っちゃって大怪我しちゃうパターン。今回はマシな方だと思って次に活かしていこう」
黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)が少しの時間で塞がった傷跡を撫でる姿を、ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)がうんうんと頷く。ジェネラル級の相手に気持ちが先走り過ぎてそのせいで幾度も大怪我した彼はそういう意味で先輩だろう。
「ああ、痛いほど分かった。次こそ遅れを取らねえように気合入れて行くぞ」
「……成る程、そういう判断で一緒に来たんだ。さて、お話はなさそうな感じかな?」
瞬間敵の指揮官キュイラッサ―ドールが二人の間を駆け抜け、サーベルや拳銃で攻撃していく。
「早速か。敵のボス格……馬と人形がくっ付いてんのか? 気味悪ぃモンだな」
「あれはああいう形なんじゃないかな。……おしゃべり出来ないのは残念だけれど!」
敵の攻撃を翼でガードした真雪を置いて、走り去っていく敵にロキシアが槍を構えて突撃する。しかし敵もさる者、サーベルの腹でその穂先を受け止めてダメージを軽減する。
「未だ命なき兵だが、このようなところで倒されんぞ!」
「そうかい、じゃあこっちはどうだ!?」
地上でロキシアと敵が鍔迫り合いをしている間にその背後を取るように飛び上がった真雪が鈍器を手に殴りつけた。ただ【飛翔】するだけならば先程のトループス級との戦いと同じ様に不利なだけでしかない、しかし今は一対一を避けて二人がかりで敵に掛かっている。逆説連鎖戦でいくら全ての攻撃に反撃ができるとしても、やはり数の優位と言うのはある。それに加えディアボロスには不利な経験を力に変える事ができる。それが『怒り』だと彼は認識している。
「俺の翼についてこれるもんなら来てみやがれ!」
「くっ……! おのれ!」
「はいはい、こっちも忘れないでね!」
ロキシアが再度脚に力を込めてなお押し込む。敵もまた更に応戦するが、互いに接触した状態では容易に効果を得ることはできない。ジリジリと押され続け反撃を試みるものの、これまでのディアボロスの波状攻撃で傷ついた敵の体からばきりと鈍い音が響き渡る。
「こ、ここまでか……! こんなところで……!」
「俺もそれは経験したんだ、次があるといいな」
真雪は砕けて動きを止めていく敵にそう吐き捨てた。
そして調査の邪魔となっていた敵を下したディアボロスは本題の霧の調査の機会を得るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
クロエ・アルニティコス
さて……それでは、今回の主目的を果たしましょうか。
噂に聞く「怪物」。そして自動人形どもはなぜその怪物を「ウィッチ」と呼称したか。興味があります。
これまでも報告は多々ありますが、その時によって見えるものや印象は違ってきています。可能な限り先入観を持たず、見たままを記憶しましょう。
【完全視界】を利用して霧の中を奥へ奥へと進みます。
攻撃を受けたという話は聞きませんが、警戒と防御の準備は怠らずにおきましょう。
答えが返ってくるかは分かりませんが、何者かの姿が見えたり、声が聞こえたりしたら問いかけましょう。
自動人形はお前たちを「ウィッチ」と呼称していました。
お前たちは、魔女なのですか?
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
【完全視界】があるなら拝借するね
キマイラウィッチ……これまでの報告だと、大勢との遭遇もなく
同じような影を見るばかり
境界守護役のジェネラル級なのかなー?
パラドクスでの交戦も無さそうだし
霧の方はそいつの固有能力か、クロノ・オブジェクトなら説明がつく
仲間と一緒に調査できるならしたい
経験はあっても、僕だっていちディアボロスでしかないし
【強運の加護】を使って探してみようかな
偶然ばったり、に賭けてみる
会ったとしてもあまり嬉しくはないんだけども
ねえ、ちょっと!そろそろ姿くらい見せてもいいんじゃない?
僕含め仲間が交戦することがあれば呼び掛けてさっさと撤退しよう
重傷なんて貰いたくないからね
黒白園・真雪
アドリブ・連携歓迎。
さて……オレはまだまだ調査も戦いの経験も浅い。だから周りの奴等と一緒に行動できるんなら、絶対そうさせてもらう方がいいな。さっきの戦いでよく分かった。
霧の奥にいるのが何なのかはまだ、よく分からねぇ情報しか出てこねぇ
なら、とにかく観察してどんなことでも記憶に留めておく
どんだけ小さくても感じたことも全部だ
オレは頭を使うのは苦手だけどよ、他の奴等がそこから何か情報を引き出してくれるかもしれねぇしな
だから集められるモンは全部集めておくぜ
【光学迷彩】…これが通じるか知らねーけど、警戒するに越したことはねぇしな
殴りかかりそうな奴がいたら引き留めて撤退だ
敵との殴り合いはまだ、今じゃねぇ
●
指揮官のオートマータを倒したディアボロス達が境界線となる森の中を行く。
「キマイラウィッチ……」
「? なんだそりゃ」
「この霧地帯を調査する際に敵から得た呼び名だそうです」
先程の戦いの流れでそのまま調査に移ったロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)と黒白園・真雪(怒りの天使を宿した者・g09418)。……と質問に答えるクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)。
「噂に聞く「怪物」。そして自動人形どもはなぜその怪物を「ウィッチ」と呼称したか。興味があります」
たまたまタイミングやらなんやらあって同行することになった彼女だが、その何とも言えない迫力に真雪は気圧される。
「……オレはまだ調査も戦いの経験も浅い。それで色んなやり方が見えるのはありがたいんだが……」
別に無理して仲良くなるべきという考えでもないが、彼女からは妙な圧がある。無論彼自身も感じ取ったものを表に出すタイプでは無いけれども。
「ディアボロスにも色んな人がいるからね。それに僕もキマイラウィッチには興味がある」
「そうだ、そりゃどんな奴なんだ?」
真雪の問いにロキシアとクロエが今現在で分かっている事を説明する。
「これまでの報告だと、大勢との遭遇もなく同じような影を見るばかりだね」
「報告は多々ありますが、その時によって見えるものや印象は違ってきています。直接危害を加えられたという記録もありません」
「それは……ただの幻って事もねえよな。そもそもこんな所に何もしなければ見えなくなるような霧が出てるのもおかしい」
彼らの返答に真雪もある程度理解はする。
「境界守護役のジェネラル級なのかなー? パラドクスでの交戦も無さそうだし霧の方はそいつの固有能力か、クロノ・オブジェクトなら説明がつく」
だが霧自体は通常の特に異常の無い視界不良となる濃さのものでしかない。残留効果の【完全視界】程度で問題なくなるものだ。ただ嫌な気配は拭えない、向こうのディヴィジョンの影響なのかもしれない。
「……可能な限り先入観を持たず、見たままを記憶しましょう」
「そうだな、今のところ分かっているのは『よく分からねえ』って事だけだ」
「これだけ色々違うディアボロスがいるんだ、何か気づけることがあるかもしれないしね」
彼らは霧の濃い方へ木々をかき分けながら進んでいく。【完全視界】も霧の邪魔を受けなくなるだけで霧自体は依然濃く見える。
「……こういう時、ばったりとかあったりしないよね」
「そんな都合の良いことが……」
「……静かに。何か聞こえます」
沈黙に耐えられなくなったロキシアが口を開いた所でクロエが狐耳をぴくりと動かす。
「……――……」
「マジだ、なんて言ってる? ……あっちか」
彼らが声の方、つまり境界に近づく。ディアボロス達が周囲を見回し、ロキシアが叫ぶ。
「ねえ、ちょっと!そろそろ姿くらい見せてもいいんじゃない?」
まさかそれに応えたわけでもないだろうが、境界の先に『まるで化け物のような非人間型の影』が薄っすらと見えた。にも関わらずそこからは『周囲の全てを怨み呪うような恐ろし気な雰囲気』を境界を挟んでいるというのに醸し出しているのか分かる。だがクロエはそんなものに怯むこと無く端的に問いかける。
「自動人形はお前たちを「ウィッチ」と呼称していました。お前たちは、魔女なのですか?」
「……せよ」
「聞こえていないのか?」
真雪が息を呑み相手の出方を窺う、しかしそれの放つ言葉は先程よりも近づいたせいかより明瞭に聞こえている。
「答えないのですが?」
「……復讐せよ」
「えっ?」
「復讐せよ、復讐せよ」
それだけの言葉を残し影は消えてしまう。そして残されたのは海岸に立つディアボロスだけだ。
「……戦いにならずに安心したぜ」
「重傷なんて貰いたくないからね」
いつの間にか浮いていた汗を拭う真雪と苦笑いを浮かべるロキシア。そしてクロエは境界の先にしばらく目をやってから振り返る。
「繰り返していればいずれ分かる時が来るでしょう。戻りましょう」
概ねの地理は把握した、その全てが分かった時にこそ次の動きも取れるだろう。霧の中の謎は、まだ分からない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV2が発生!