リプレイ
山元・橙羽
橋を修理するお手伝いをしましょう。
これは飛翔の出番ですね!川の流れが激しい時にも文字通り向こう岸にひとっ飛びです。
ついでに、今後に備えて橋をもう一つ架ける、あるいは渡る為の舟を作るのもいいかも。
もちろん、僕が空を飛ぶ以外の技術や材料はこの時代・場所で可能なもので済ませましょう。まず丈夫な蔓の編み方を習わなきゃ…
一騎塚・喜一
連携・アドリブ歓迎
これまで人々の生活を支えてくれた橋が壊れるのは
大事な田畑まで辿り着けないだけではなく精神的にも辛いですよね
先ずは吊り橋を修復して村の皆様の気分も上げていきましょう
攻略旅団で準備して頂いた支援物資や作業に必要な道具を運び
【怪力無双】で橋の修繕に必要な木々の伐採・運搬などをこなしていきます
便利そうなので頑丈な蔓植物も見かけたら採取しておきましょう
お手伝いを申し出て下さる村人や難民の方がいらっしゃればお言葉に甘えます
皆で一緒に作業すればそれだけ早く仕事が進みますし
難民の方々も気後れせずに新しい土地に馴染める一助になるかもしれません
お疲れになったら休憩して下さいね、とお声掛けもします
ブロス・ブラッドハート
にしし、天正大戦国の世界ってはじめて来るんだよなぁ
どんな人達がいるんだろ…ちょっとワクワクするかも!
復興に必要な道具は【アイテムポケット】で村に持ってくぜ
まずは橋とか家を直す道具に~、畑を耕す農具だろ~、畑に植える種と…あっ、ちょっとした食べ物も入れられたらいいかも♪
まっ、持っていけそーなもんは持ってくぜ
まず橋で作業してる人達に道具をお届けしてから、おれは村にいって家の修繕とか、空いてるところに新しい建物をたてる縄張りのお手伝いとかしてみる!
キングアーサーではよく家を直してたけど、こっちでもそう変わらねーかな?
新宿島の知識の他にも、村の人達に話を聞いて作業をすすめてくぜ
アドリブ・連携歓迎だ
河津・或人
あんなオーバーテクノロジーな天魔武者がいても
人々の文明はちゃんと戦国時代って、ケチな圧制だな
仕方ない、新宿島でレクチャーされた当時の技術をダウンロードして向かおう
よし、まずは直せるものを直そう
【アイテムポケット】で新宿島から食材や道具類を持ち込むぜ
で、炊き出しって感じでまずは村の人に料理を提供
いっぱい食って仕事に向きあえるだけの元気を取り戻そう
それから橋や住居の修復作業に【修復加速】を活用
作業そのものはちゃんと村の人にも手伝ってもらうけど
いつもより簡単に進むと、それだけでやる気が出ると思うんだ
『ちょっとうまいやり方』と称して新宿島で習った『当時の技術』を披露
ちゃんと覚えてってもらうぜ
●通りすがりのお助け人
「ごめんください」
聞き慣れない声に、寄合所から若い農夫が顔を出す。やはり見慣れない四人組がいた。
一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)、河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)、山元・橙羽(夕焼け色の蝶・g01308)、ブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)は『話がしたい』として、寄合所に通してもらう。
居合わせた痩せっぽちな住民達の姿に、或人の胸中に激しい憤りが渦巻いた。
(「都合よく歴史や人々の記憶を改竄して、さらに圧政を強いる……決して許されない行為だ」)
“機械仕掛けの御武家様”に、一切の疑問を持たなくなるのも排斥力の特異性。
異常な光景は幾度も目にしてきたが、いまだに忌避感を拭えない。
そして――ディアボロス達の話に住民達はざわめいた。
「そ、それじゃあ橋を直してくれるんかね!?」
身を乗りだす村人にディアボロスは大きく頷き返し、
「なんと情け深い方々だ……よし、村の一大事を解決するぞ!!」
息を吹き返したように気勢をあげ、村全体で“橋の修復”という一大プロジェクトの実行が決まった。
●村の生命線
村人達が準備している間に、或人は村の女性達と厨房に立つ。
「色々と用意してくださって助かるわ」
「腹が減ってはなんとやら、だ。まずは腹拵えしないとな」
伊賀国は山々に囲まれた内地。食文化も山の幸が多かったという。
用意したものは雑穀を混ぜた米袋、調味料、根菜、タケノコや干し椎茸、鹿肉、油揚げ。
調理道具も【アイテムポケット】に詰めこんできた。
「まずは米を炊く必要があるか。それと、野菜の下準備も」
「炊飯は任せて。炊けたら一緒に拵えようさ」
竈の使い方は住民達のほうが慣れている。炊飯は任せて、或人は他の農婦達と材料の下準備に入る。
野菜の皮、石突きは取り除いて、油揚げも細かく刻む。大根の葉はお浸しにして美味しく頂こう。
「具材は炒めず、そのまま水煮だな」
カセットコンロに鍋をセットし、肉が硬くならないよう調味酒も入れて一煮立ち。
待っている間に【修復加速】もこっそり発動させ……仕上げにダシと醤油で味を調えたら入れたら、のっぺい汁のできあがり!
「うん、煮汁が染み渡って野菜も肉も柔らかくなった」
満足いく出来栄えに、或人が満足していると「おーい、炊けたよ!」の呼び声が。
少し塩っ気のある握り飯と具だくさんの汁物、お浸しがあれば“立派な食事”と言えよう。
或人達が作った食事に、村の男達は大喜びで舌鼓を打った。
「美味いなぁ! のっぺいも具だくさん、鹿なんか久しぶりに食ったぞ」
「はぁ、生き返るねぇ」
久方ぶりの満腹感に、気力充実した村人達はすぐに行動を始めた。
村人達と山に入っていた喜一は、【怪力無双】を発動すると、村人が貸してくれた背負子に橋板用の木材と丈夫な蔦を乗せていく。
橋桁用の細い丸太は二本必要。一本は喜一が、もう一本は村人達が協力して運搬する。
(「道具を借りる、ですか……消耗品のように後に響きませんし、持ち込む手間が減らせる。場合によっては貸与してもらうことを考えてもよさそうですね」)
喜一達がほどなく村に戻ると、橙羽は村人達と“かずら縄”を制作中。
「蔓ってこんなに長くなるんですね。構造はワイヤーロープに近いでしょうか」
技法が現代でも活かされていることに気づき、感心する橙羽は軸の蔓を捻りながら束ねていく。
ブロスは【アイテムポケット】から大工道具を差し入れていた。どれも現代製だが、後で回収すれば問題ないだろう。
「あ、喜一にーちゃん! おれはみんなの家をどーにかするから、橋は橙羽にーちゃん達に任せるぜ!」
「ええ、ブロスさんもお願いしますね」
駆け足で飛びだすブロスを見送り、喜一は太い枝を細く短い角材に加工していく。余った木材は他の用途に使えそうだ。
――縄を編み終わり、充分な橋板も揃った。
いよいよ現場に向かってみると、問題の橋は渓流から数メートル上にある。
川の流れが速く、回り道を余儀なくされる訳だ。
「落ちた橋板と桁を付け直す訳だが、どうしたもんかね」
橋板を付けるには、橋桁となる長い丸太を両岸に渡す必要がある。
対岸にも人手が必要……それならば、と橙羽が歩きだす。
「僕が向こうに行きます、喜一さんは桁の用意をお願いしますね」
橙羽はそのまま岸辺に向かい――飛んだ。
起伏の激しい地形でも【飛翔】すれば、高低差の影響を受けずに済む。この場において“有効な手立て
”と言えよう。
「人が、飛んだ
……?!」
「これなら大丈夫ですね、取り付け作業を始めましょう」
喜一の一言に、固まっていた村人達も正気を取り戻すと施工を始めた。
或人が発動しておいた【修復加速】が功を奏し、作業は極めてスムーズに進む。
橋桁と橋板、ハンガーロープを蜘蛛の巣のように繋げていき……かずら橋は元通りに。
「今後に備えて橋をもう一本架けるとか、渡り船もあると良さそうですね」
「そうだな、田畑を世話する合間に手を打つかね」
橙羽の提案には、村長も納得して頷き返す。
ひとまず、村は窮地を脱せられた。
●先人の知恵
飛びだしたブロスは、調理器具を片付け終えた或人と鉢合わせる。
「或人にーちゃん、お疲れ様っ。みんな美味そうに平らげてたな!」
ブロスの言葉に或人はぎこちなく笑みを浮かべ、
「喜んでもらえてよかった。ブロスは橋の手伝いじゃなかったのか?」
「道具をお届けしてたんだ♪ おれは村の中で頑張ろーと思ってさ」
実は或人も村を見て回るところだった。ちょうどいい、と二人で村内活動を行うことに。
「おれ、天正大戦国って初めて来たけど……木の家が多い?」
村の中には土壁はあれど、石造建築は見当たらない。
疑問符を浮かべるブロスだが、或人には新宿島で聞き覚えがあった。
「日本は湿度が高く、地震が多い。吸湿性や耐震性から木造が主流になったそうだ。土壁も、土と水に藁や砂を混ぜていると聞いた」
「機能性?がスゴいんだな! そういえば橋の修理で木材をいっぱい集めてたぜ、分けてもらえるか聞いてみようぜ!」
先ほどの作業場に向かって見ると、いくつか木材が残っている。
事情を伝えて、板や角材を増やしてもらい、或人達は家々の修繕に回った。
意外にも、木造建築のほうがレンガ造りより耐久年数が長い。キチンと手入れすれば何十年も使えるのだ。
藁葺き屋根の雨漏りには葺き板を交換。年季の入った家屋には、補強用の梁と筋交いを足していく。
或人は村人を数名、集めて土壁補強について簡単な指導も行った。
「もう何度も塗り足した壁なら、イチから塗り直したほうがいいぜ。中が脆くなってたらすぐヒビができるだろ?」
「繕いすぎた手拭いもすぐ破れるもんなぁ。兄ちゃん、詳しいのかい?」
「色々と教わってきたからな。コツも覚えてってもらうぜ」
『木舞』が剥き出した土壁を手で剥がし、地均しのように平たく整える。
これも“家屋の一部分”に当てはまったおかげか、【修復加速】によって作業は順調に進んだ。
滞りなく作業が進むと気分がいいもの――或人の予想通り、自信をつけた村人達は作業を次々とこなす。
「補修が必要な建物はだいたい回れたか」
「これで雨も風も安心だな!」
或人と並ぶブロスは腕組みしながら満足げに頷き、思いついた様子で村人に駆け寄る。
「新しい家が建てられそうな場所ってないかな? 新しく住む人が増えるかもしれないしさっ」
「雑草だらけだが、空いた土地はいくつかあるね。長に断っとけば揉め事にはならないだろうよ」
村長なら最初に訪れた寄合所にもいた。顔は覚えている。すぐに許可をもらおうとブロスは駆けだした。
橋から戻ってきた村長は、その提案に「宿無しも辛かろう」と承諾。候補地は藁縄と杭で囲んでおくことに。
難民達がこの村に辿り着いたときに備え、新しい生活を送れるよう手筈は整えられた。
今後、新しき住民が村に受け入れられることを願おう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
●識者の助言
伊賀国の人々に自立してもらうためには“食糧生産”が死活問題となる。
だが、初等教育の基礎となる、寺子屋/学問所の設立は江戸時代――17世紀に入ってから。
16世紀後半の、安土桃山時代における庶民の識字率は“極めて低い”。
読み書きできない以上“メモをとらせる”以外の方法を考える必要があった。
ディアボロス達の支援により、今の村人達は意欲的に取り組む姿勢を見せている。
村の精気がみなぎっている間に、新たな知識や技術を体得してもらわねばならない。
ブロス・ブラッドハート
お野菜の種なんかも用意できてるなんて、新宿島ってすげーなぁ
でも便利の使い過ぎは厳禁!なんだよな。村人のひともだけどおれも注意してかねーと
おおー、歌にするの素敵だなっ!
お野菜がよくかかっちゃう病気とか害虫についても歌にいれられたらいいなっ。
ちょこっと歌を考えながら、おれは畑を万全にしておこっかな
耕すにはちょっと遅いかもだけど【土壌改良】もあるし、今のうちにガンガン畑を増やしていっちゃうぜ♪
小さい子も一緒に縄張りしたとこに連れてって、小さな雑草とかを集めてもらおっかな
小さい子が歌えれば大人が出来ないわけないし、ためしに畑やりながらみんなで歌ってみよっかな
アドリブ・連携歓迎だー
●士農工商
(「お野菜の種なんかも用意できてるなんて、新宿島ってすげーなぁ! ……でも、今回だけなんだよな」)
最終人類史の恩恵を過去に送り続けることはできない。ブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)は自戒しながら村人達に種子を配った。
「育て方は知ってるかな?」
「そりゃ米と野菜を育てて生活しているから農家って言うんだ。みーんな子供の頃からやっとる」
今回の自立支援を促している対象は“農家”だ。農業のプロに農法指導は“釈迦に説法”だろう。
(「ディアボロスが来たのは最近でも、村の皆はおれ達の来るずっと前から暮らしてる……うーん、難しい!」)
クロノヴェーダに対し無力であるが、一般人は無能ではない。現に、帰還した識者の知識が活動を支えている。
“相手がどのような立場か、分析すること”が支援者には求められそうだ。
田畑に【土壌改良】を施し、ブロスは村の子供達――七つにも満たないだろう――と、縄張りした新築予定地に向かった。
「どんこどんこ、うどんこ~。粉付き葉っぱはポイポイポーイ♪」
ブロスの歌にあわせて子供は口ずさみ、手慣れた様子で草むしりする。
新芽が出ないよう、雑草は根を掘り返して抜いていた。
「兄ちゃん、おっ父が『雑草は肥料になるから持ってこい』って言ってたぞ」
(「やっぱ農業のことは村の皆のほうが詳しいなー、おれ達にできることってなんだろ?」)
今まで通り、では通じない……今回の“役割”を再確認しようと、ブロスも田畑へ向かう。
雑草を運んだブロスは働く村人達をよく観察した。
すると、水桶を運んで回る人が多いことに気付く。
(「畑に水やりは必要だけど、撒いてすぐ汲みに行ってるよな?」)
疑問が湧いたとき、疲れた顔で一服する農夫を発見。ブロスが理由を尋ねると、
「広い田畑に水桶一杯じゃ足りないからね。稲も野菜も、水がないと芽が出ない」
「けど、何往復もしてたら倒れちまうぜ?」
「面倒だが必要なことだ、こればっかりは仕方ない」
諦め混じりの言葉にブロスはハッとした。
水を運ぶ時間コストの浪費に対して、村人は改善策が思いつかない――解決に導くことが“求められた役割”だと。
(「おれは新宿島で聞いたことあるけど、村の人達は水を汲み上げる装置なんて知らない。だから自分で運ぶしかない……じゃあ、おれ達で解決方法を教えたらいいんじゃねーか!?」)
知識は身を助く。
そして、知識という“手札”は使い所が肝心だ。
苦戦🔵🔴🔴
河津・或人
年間計画は忘れそうだし
木札に焼き付けをして絵を描いて、仲間が考える歌や踊りを補強
織姫・彦星がどこに見えたらどうする~など
暦の概念がなくとも正確性の高い星座の配置に絡めよう
使ってる鍬の柄に畝の高さの目安線を引いたり
肥料の適正量の容量に袋を作るなど道具に工夫を行い
文字が分からなくても測れるようにしとこっか
農地を開拓する際に地盤が弱かったり水害のリスクのありそうなところは
将来的にうっかり開拓して災害に遭わないように石を削って地蔵を作成
ここより向こうはバチが当たりそうとか、そんな感じで伝わるようにしよう
害虫避けや地質のため作物の連作に適した順番を
連なった地蔵になぞらえたデザインに落し込んでもいいな
●御伽噺ができるまで
(「季節ごとの作物、肥料作り、畑作り、どれもノウハウができているとは」)
田畑を前にして、河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)もブロスと同様の課題にぶつかった。
住民達は手慣れた様子で草をとり、鍬を振って、掘り起こした土で畝を並べていく。
「想像以上に、食糧生産する下地は整っている。もっと効率化する方法や、住民の負担を軽くできないか考えることが課題かもしれないな」
村という生活共同体を成立させるには、圧政による苛税をこなすため、一致団結して農耕に励む必要があったようだ。
その影響で、疲弊した村は吊り橋を手入れできず放置してしまった。
持ち直すためにも、生活基盤をより強堅にしなければ。
(「住民が増えれば農地を広げる、危険な場所に入らせない対策が必要か」)
注意喚起の必要な場所を定めるべく、或人は近くの森林に踏み入った。
水害や土砂崩れ、地割れを起こしそうな場所。熊の縄張りも危険地帯だ。
災害の影響を受けそうな場所に目をつけて、拾った赤子ほどの岩から“地蔵”を制作する。
地蔵越しの木々を藁縄で結び、或人は村長と数名の村人を集めた。
「向こうで“山姥”の影を見かけた。腹を空かせて、子供を探しているようだ……口は裂け、指も腕も枯れ枝じみて……思い出すだけでゾッとする」
怪談を語るように、おどろおどろしい雰囲気を醸す或人……無論、山姥は“存在しない”。
でっちあげの作り話なのだが、
「そ、そんな恐ろしいバケモノが!?」
「どうにかしねぇと攫われちまう!」
信心深い者が多いのか、村人は或人の話をすっかり信じこんでいた。
動揺する姿に申し訳なさを覚えるが、これも村を守るため。
「……幸いなことに山姥は神仏の加護を嫌う。地蔵を越えた先に、田畑を広げなければ安心だ。薄荷も嫌うそうだから植えておくといいかもな」
薄荷のニオイは害虫除けのためだが、この際、御伽噺に組み込んでしまおう。
村長達はホッとすると、有り難そうに地蔵に手を合わせた。
「お地蔵さんが守ってくれるのかぁ。大事にしねぇとな」
「教えてくれてありがとうな、他の連中にも伝えないと……くわばら、くわばら」
恐ろしい“噂”は、村人達の心に深く刻み込まれただろう。
神仏への信仰に篤い戦国時代ならば、この手法は今後も活用できそうだ。
成功🔵🔵🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
河津・或人
排斥力を受けない程度の技術力で作られた道具を持ち込み
有識者が調べてくれた方法を使った灌漑技術を伝授するぜ
道具が古びてきても新しく作れるように
分解したものも用意して
後年でも作り方が推測できるようにしておこう
樋門なんかは腐ってくるから予備にも有効だしな
川の途中に場所があればため池を作るのも良さそうだ
ルートを決めたら、パラドクスや最終人類史パワーでガンガン掘っていこう
繊細な調整は村の人にお願いしてやり方を覚えながらやってもらう
土がむき出しになりすぎるところは山から若木を採ってきて植え
【植物活性】で根付かせて崩落防止だ
落葉が水流で集まって腐葉土の材料にもなるから
溜まるところも作っておこう
音葉・遥風
(サポート)
助けを求めてる人がいたら、助けてあげたいよね
大丈夫、きっとなんとかなるよ。たぶん
フーも大丈夫だって。いこう、日常を取り戻しに――
虹妖精のフーと共に硝子の剣を手に戦う妖精騎士
普段はちょっと抜けてる子。おー、あー、とかの感嘆詞が多い
戦いでもマイペースに斬り込むヒット&アウェイ戦法
パラドクスで虹の足場を作り、身軽に空中を跳び回ります
考えるよりも行動。感性で動く
んー、まあやってみよっか。大丈夫大丈夫、たぶん
おー、めちゃ強そう。でも、私も強いよ、きっと
あー、あんまり得意じゃないかもだけど、手伝おうかな。一人じゃ無理でも力を合わせたらなんとかなる、かも
アドリブ共闘OKOK
公序良俗に反する行動はしません
●灌漑の歴史
灌漑技術の興りは紀元前まで遡るという。
日ノ本にも平安期以前より存在こそすれど、その技術は専門の職人が代々受け継ぐ形で残した職人技。
“餅は餅屋”となり、当時は家業を継ぐことが常識。
本来なら大名が職人を派遣し、各地で開発事業を行う……しかし、天魔武者は放置した。
“圧政”による感情エネルギーの生産。民に無用な労苦を強いて、効率化を図ったのだろう。
――新宿島から戻り、河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)は活動を再開する。
(「長い歴史の中で、多くの人々が知識や技術を残した……どう活かすか、考える。これもディアボロスの役割なんだろう」)
或人は畦道を駆け回り、汗みずく村人を呼び集めて水路の新設を提案した。
川から水路を敷いて溜め池、用水路に流す――これが完成すれば、水桶を担いで右往左往せずに済む。
「分からないことは聞いてくれればいい」
「おー、私もお手伝いさせてもらうよ。焦ると腰や膝も痛めちゃうからね、そうならないように水を引っ張ってこよう」
音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)も呼びかけて、村人達は灌漑事業を始めることに。
「まずは溜め池だな、直に水を流すと洪水したとき作物が流される。水の勢いを抑えないと」
溜め池は洪水の緩衝にもなり、干ばつ時の備えにもなる。
川と田畑の間の空き地を候補として、或人達は溜め池と水路を掘り出しに向かう。
候補地には、緩やかな傾斜と大量の落ち葉。
腐葉土は運び出してもらい、掘削作業にとりかかる。
「ヒィ、ヒィ……まだ掘るのかぁ?」
「ああ。浅い川はすぐ洪水するだろう? 底を深くしないと。水路も膝より上まで埋まるくらいに掘ってくれ」
とはいえ、洪水をそのまま受け入れる訳にはいかない。
越流堤も設置して、余剰した水を逃がす遊水池も設置しておこう。
遥風は或人が用意してきた、樋の部品を組み立ててみせる。
組目の溝に糊付けし、隙間なく重なるように木槌でコンコン。
「おー、上手くできたかも?」
見本をひとつ造ると、それを村人に持たせた。
「よく出来てんなぁ、これで水を流し込めるのか?」
「うーん、一個じゃ足りないんだよね。まだ組み終わってない樋があるから、組み立ててもらえるかな?」
まじまじと見つめる村人だが、遥風から新しい指示が出ると同じように木槌を握る。
トンカン、トンカン。組み上がった樋は段差に埋め込み、水が地面を削り落とさないようにしっかりはめ込む。 ……汗で服が張りつきながらも、掘削作業は無事に終了。
崩落防止の若木を移植し、最後の一掘りによって空の溜め池に水流が飛びこんできた。
「で、きた……できた!できたぞ!!」
「これで水汲み行脚とおサラバだ!!」
大騒ぎする村人達の表情には、ある種の解放感と達成感がある。
面倒な作業とは、往々にして“無駄”が隠れていることも多い。不要な手順を踏んでも生産性を落とすだけ。
無駄を省く――これもまた、人智の賜物といえよう。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【植物活性】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
●波瀾万丈な一日
「もう、くったくただ! 橋が壊れたときはどうなるかと思ったけど、なんとかなるもんだな!」
「あほたれ、儂らだけじゃどうにもならんかっただろうがっ」
ディアボロスの活動により、村の食糧生産は効率を上げ、危険区域への開拓を回避できるだろう。
今後は他の村落とともに、九鬼嘉隆を失った伊賀国を支えていく。
大騒ぎする村人達を見ていると、村長がやってきた。
「フラッと現れて村ひとつ救っちまうとは……あんたら、仏さんに頼まれてきたのかい? 村の皆に代わって礼を言わせてもらうよ。本当にありがとうな」
自立支援は充分な成果をあげられた。
村の発展は村人達にかかっているが、今は慣れない作業でどっと疲れた者も多そうだ。
景気づけにご馳走や、田楽――歌って踊って楽しんで、労ってもいいかもしれない。
ブロス・ブラッドハート
ほっ…なんとか村のお手伝いができたかな
あとはみんなでお疲れ様のお祭りだな!ってなればやっぱ美味しいものだよな〜
お肉と、あとお肉を食べられない人のためにお魚を持ってくぜ!
それと村で作ってるお野菜、持ち込んだ種のお野菜も用意して、出来上がったらこんな風に食べられてこんなに美味しいんだな〜ってのを一緒に再確認
自分で作ったものを食べるのって、やっぱ特別だもん!
にしし、おれもたっくさん食っちゃおーっと
この村に新しく住む人とか、じっちゃんばっちゃんがにーちゃんねーちゃんとかに、収穫した後の宴を通して色々と受け継いでいけたらバッチリだよな♪
まずはこの宴でそーいうことが出来たら最高だぜっ
アドリブ・連携歓迎だー
河津・或人
*アドリブ連携歓迎
みんな…お疲れ様だ!
さっきこっそり忘れた畦道向けの菜種とか芝草も
地表崩れ防止に蒔いて養生しとこ…
【アイテムポケット】で食糧を持ち込み
内容のメインは米にしておいて
現地で炊いてみんなで食う!って感じで行こう
収穫までまだちょっとかかるしな
味噌や醤は排斥力対策がされたもの…がなければ
塩だけでも持ち込んで
余った分は安定するまでのしばらくの間使ってもらおう
この季節だし【飛翔】で野に入ってみよう
旬の筍とか山菜が採れれば御の字
空いたアイテムポケットに収穫して
村の人が慣れてる味つけを教わって、みんなに振舞うぜ
粥なら多分みんな無難に食えるだろうし
春が来たのを祝いつつ、みんなで疲れを癒そう
四千寺・凱
まこと目出度い席よのう
というわけでしれっと途中参加する拙者の役目は酒の調達でござる
排斥力対策のなされた陶器に入れ持ち込み【口福の伝道者】で増やせば
村の大人連中にそれなりに行き渡ろう
別に拙者が飲めて役得というわけでは…決して…!
むしろちょっと弱いし…!
羽目を外し過ぎないように気をつけるのは勿論でござるが
やはり村人と難民が打ち解けるのであれば酒の席
盃を酌み交わしてこそ深まる絆もあろう
さぁさ、取り立てられて久しい味をどうぞ一献
拙者は…拙者は陰でこそっとしてるでござる故どうぞ盛り上がっていただければ…!
一騎塚・喜一
皆様本当にお疲れさまでした
作業中にちょっとした怪我をされた方もいらっしゃるかもしれません
【活性治癒】で回復のお手伝いをしておきます
まだまだ明日から頑張らないといけませんものね
あとは【アイテムポケット】をお借りして
玄米・雑穀・大豆でしたら大丈夫かな…?一先ず運んでいきましょう
飲み物はお酒が飲めない方用に甘酒も用意していきましょう
足りない食材があれば周辺を探してみるのも良さそうですね
今後の事も考えて採り過ぎないようにしておきましょう
こうして皆で食事をするのはいつの時代でも楽しいですね
喜んで頂けたのなら我々も嬉しいです
さすがに皆様お疲れでしょうから時間が許す限り後片付けもしておきますね
気付けば西日が村を茜色に染め、夜の帳が下りようとしていた。
「皆様、本当にお疲れ様でした。身体に痛みがある方は手当てしましょう」
慣れない土木工事で膝や腰を痛めたり、すり傷を負った者に、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)は丁寧に見て回り【活性治癒】を施す。
湧き上がる生命力によって、溜まった疲労も明日には回復しているだろう。
「働きすぎて腹も減っただろう。橋と水路の完成を祝う“宴”を開くのはどうだ?」
「お疲れ様のお祭りだっ! 皆で頑張って解決したお祝いしねーとなっ」
河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)とブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)の提案に反対する者はなく、寄合所を利用して祝いの席を整える。
男連中から話を聞いたのか、「うちらも手伝わせとくれよ!」と村の女達が続々と集まり、厨は大賑わいだ。
或人と喜一が山菜採りから戻ったのち、宴のご馳走を用意することに。
【アイテムポケット】から取りだされた、肉や魚、米、豆や雑穀の他に、味噌と醤(ひしお)は当時の製法で再現したもの。
「一人辺りポケット二つ分でござるな。実に豪勢な食卓となる、拙者も助太刀させて頂く」
四千寺・凱(生きるか死ぬか・g04874)が持ってきた徳利からは、独特の甘い香りが。
その中身は濁り酒。こちらも当時の製造法を再現したもので、白濁した清酒といえる。
(「拙者が飲み干すことで増えれば、村の大人連中に行き渡るなら――」)
さて、日本酒のアルコール度数は平均15度。一食分、飲むことで【口福の伝道者】で増やせるが、
「……ぬぅ」
ちょっと弱い凱には量が多かったようだ。身体の内から燃え上がる錯覚に、凱はごろりと板の間に寝転ぶ。
苦労した甲斐あって大量の徳利が出現し、陶酔感を催す濃密な香りが漂い始めた。
「せ、拙者はしばし涼ませてもらう……諸用があらば、留守は拙者に任されよ……」
サムズアップする凱の雄姿は、ディアボロス達の胸にしかと刻まれた。
凱には休憩してもらうとして、或人達は主婦に献立の相談をもちかける。
「米はお粥にしようと思うんだが、なにかこだわりはあるか?」
「定番は茶粥かねぇ、あとは旬のものを一緒に入れるよ。山菜と筍はどう?」
山菜と筍はえぐ味が強いためアク抜きが必須、下処理を済ませてから茶袋と一緒にお粥を煮込もう。
ブロスは竹筒を手に竈で火の番。火の気が弱まってきたら勢いよく拭き上げ、
「けほけほっ! また煤がまきあがっちまったー」
鼻先を煤で黒くしながら煮炊きする主婦を手伝う。
鍋の中にはイノシシ肉と根菜入りの豚汁。酒飲みの悪酔いが長引かずに済みそうだ。
別の厨にいる喜一は鍋で甘酒をじっくり温め、アルコールをしっかり飛ばしておく。
「五目飯が炊きあがったよ。味見するかい?」
山菜や雑穀、大豆を合わせた玄米の五目ごはんだ。
山の幸から滲むダシと醤の塩っ気で品の良い味付けになり、次の一口がすぐ欲しくなる。
「美味しいです! これは村の皆さんも大喜び間違いなしですよ」
「よかったぁ、それとお魚は寿司にしといたよ。あたし達ができる精一杯のお礼だ」
主婦のいう寿司は“押し寿司”という箱型で押し固める寿司のこと。
内陸に位置する伊賀国では、海の幸は特別な日だけのご馳走。
それを用意してくれた心意気に、村人達の感謝の念が感じられた。
●お疲れ様でした
「一時は危急存亡のときと腹を括ったが、仏さんが村に手を差し伸べてくれて村は救われた。こんな目出度い日こそ祝わねぇとな! かんぱーい!!」
ズラリと並ぶ豪勢な食事と酒。
疲れ果てた男達は喜びの声をあげて、ご馳走を口に運んでいく。
「ぷはーっ! 酒なんてもう飲めないと思ったが、なにがあるか解らないな」
(「ふふふ……面映ゆいでござるな。ああも純粋に喜んでもらえたなら、身体を張った甲斐があるというもの」) 酔いが醒めて、凱は戸口から宴の様子を見守っていた。
面と向かって話すのは照れくさいお年頃ゆえ、影からこっそり眺めているくらいが落ち着くのだろう。喜んでもらえた、それが解っただけで充分なのかもしれない。
配膳も手伝おうとしたブロスだが、主婦に“ここからは母ちゃんの仕事”と着席させられ。
同じ卓では昼に声をかけた農夫が、しみじみと豚汁を啜っている。
「この汁物、野菜は味が染みているし肉も美味いなぁ。俺達もたくさん穫れるようにしねぇと」
「うんうん、美味しいごちそうになるって思うとやる気出るよな~。それに自分で作ったものを食べるのって、やっぱ特別な感じがするし!」
手塩にかけて育てた作物は、農家の努力の結晶。
田畑を拓き、土を作り、水を撒いて、日々の生育を見守る……地道な作業だからこそ収穫した喜びは何物にも代えがたい。
喜一は濁り酒が苦手な人々に甘酒を配り、
「これなら酔わずに済みますので」
「濃厚な口当たりだな、よっぽどいい酒粕を使ってるに違いない!」
日本酒の多くは米を原料とする。米がなければ酒は造れず、酒粕もとれない。
美味しい甘酒で喜色満面の村人達が談笑する姿に、喜一は嬉しく思う。
「寿司も五目飯も美味い! そして深酒したときに食う茶粥はさらに美味い……身に沁みるぜ」
「豚汁も気分がスッキリするらしいぜ」
ほろ酔い気分に水は差さず、或人のアフターケアが入る。
旬の山菜や筍で栄養満点とはいえ、飲み過ぎを抑える効果はない。二日酔いで具合が悪くならないようにしてもらわねば。
どんちゃん騒ぎの慰労会は惜しまれつつ終わりを迎えた。
村の基礎を整えたことで、内政の安定化に一歩近づいただろう。
偽りの群雄割拠と圧政の只中――民衆は自らの足で立ち上がろうとしている。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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