リプレイ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
人を機械に仕立てるとは
まるで工場の方が化け物みたいだ
しっかり潰させてもらおう
人々の安全確保をし
安全な方へ行くように声掛け
巻き込まぬよう、庇い守りながら戦う
戦場を偵察、観察し把握
敵の数や位置を確認し
味方と連携し、手際よく撃破していく
弱った個体はすかさず倒し、狙いを合わせる
人々に危害ありそうなら先んじて牽制を
攻撃の合間に施設を破壊
流れ弾とみせて当てたり、壁を背にした所を撃って
コンベアーも壊して解放を
飛翔で機械の上に乗ったり地形の利用し立ち回り
反撃には魔力障壁を展開し防御
トランペットが鳴れば警戒
タックルを仕掛けづらいよう動き回る
パリには華やぎと笑い声が似合う
機械油と歯車の音ではないよ
エレオノーラ・アーベントロート
うぅん。何度見てもつまらなそうな光景ですわね。
淫魔がもっと数多くいれば、これよりも効率よくエネルギーを搾取できていたのかもしれませんわね。
シテ島の戦いもそろそろ終局。パリの戦いを推し進めるためにも――今日も愉しい破壊活動といきましょうか。
工場に乗り込んだら電磁レールガン「フェアレーター」より「第六十八の魔弾【轢過】」を投射。
巨大な【轢過】の魔弾の質量で集団での騎馬突撃を磨り潰しますわ。ついでに奥にある工場施設も潰していきましょう。
まるでエジプトのミイラですわね。そんなに死にたいならブチ殺して差し上げたいのですけれど――もともと命なんてないガラクタでしたわね。
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
もう少しで機械化ドイツ帝国の残滓も消せるんだ
機械が便利になるっていうのはあるかもだが、便利になる分失うものもある
適度なら良くても過剰は何事も毒だ、このままだと血の通っていない便利なだけの場所になる
【行動】
最初はパラドクスで罠を製作し仕掛けておき
それから敵を挑発し罠に誘導する
罠は上を通った動く物を凍らせる水を撒くという物で泥濘の地も同時に発動
集団で突撃をしている時に凍ったり、泥濘の地で足を滑らせれば大事故になるだろう
敵からの攻撃は盾や警棒を使って防ぐが、必要なら忍耐力で耐える
マティアス・シュトローマー
アドリブ連携歓迎
へえ。パリのため、か
こんなところで働いていたら、便利な暮らしを享受する前に潰れてしまうんじゃないかな
今はそこまで考える余裕も無いみたいだけど――
仲間と連携してパラドクスを発動。指先に現れた弾丸が狙うのは、武器を装備した手元か魔法機械馬。貫いた箇所を爆破する事でダメージを与え、さらに次の一手を封じる
反撃を完全に防ぐ事は出来なくても、こちらが態勢を整えるまでの時間稼ぎになればいいな
よし!この地の利を活かさない手は無いね
魔法機械馬での突撃はベルトコンベアーを盾に躱し、致命傷だけは避けるよう立ち回る。ギリギリまで引き付ければ破壊してもらう事もできるかな
さ、次の相手は誰?
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は件の工場へ踏み込むと同時にその酷い有り様を見て微かに眉をひそめた。
人を人とも思わぬ所業――機械のように仕立て上げ、単純作業に従事させる化け物のような工場である。
「しっかり潰させてもらおう」
「だね。このままじゃ、便利な暮らしを享受するどころかその希望ごと潰されてしまう」
銃を真似た指先に魔力を込めるマティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)の視線が侵入者に気づいたマムルークのそれと交錯したのは一瞬。声を上げる暇もなく、喉元を貫かれたマムルークは派手な火花を散らして炸裂した。
警報が鳴り響く、驚いた労働者たちが逃げ惑う。
「逃がすな、追え!」
だが、荒田・誠司(雑草・g00115)の氷罠を踏んだマムルークは思わず息を呑んだ。
「動けないだろう? 抵抗は無駄さ」
「貴様ッ――」
挑発に乗ってさらに数体のマムルークが罠にかかる。誠司は敵の愚かさに感謝しつつ、盾を構えて反撃に備えた。
「ちッ、固い
……!?」
しかも、泥濘と化した床面がぬかるんで進軍速度が出ないのだ。
「ふふん、いい的ですわね」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は面白くもなさそうに呟き、巨大レールガン『フェアレーター』を起動。真正面から磨り潰すかの如き大質量の魔弾で敵群を轢過し、圧倒的な破壊力でイニシアチブを握った。
「なんて、つまらない。効率的にエネルギーを集めるのならばもっと淫魔を用いればよかったものを。そうは思わなくて? 命を持たぬガラクタさん?」
「おのれ――」
打ち鳴らす蹄の音をマティアスの奏でる花火の爆発音がかき消した。足元を撃たれ、爆ぜる音に驚いた機械馬が後ろ脚で立ち上がって乗り手を振り落とす。空馬のまま突進してくるのを、マティアスはコンベアーを背にぎりぎりまで引き付けて最後の最後で躱すのだった。
「ご苦労さま」
甲高い破壊音が場内に轟いて、破壊の片棒を担がせるのに大成功。その間に態勢を立て直した誠司は歯を食いしばり、警棒で敵の身体を押し戻した。
「あと、少しなんだ」
もう少しで機械化ドイツ帝国の残滓を消せる。そのためならば、これしきの痛みなど怯むに能わず。
「いくら便利になったってな、その分失うものがあったら意味はない。過剰は毒だ。血の通っていない便利なだけの場所にしたいのか? この街を、パリを」
エトヴァの誘導に従い、物陰に避難していた労働者たちは互いに顔を見合わせる。
「世迷言を! 機械化は正しいのだ!」
マムルークの吹き鳴らすトランペットの音色に反応したエトヴァはすぐさま飛翔によって宙へと飛び立ち、攻撃の攪乱を狙って縦横無尽に飛び回った。
「そら、こっちだ」
機械に着地したところへ突撃を繰り出す敵ごと、流れ弾と見せかけながら工場の破壊を試みる。背後で頽れるコンベアーに気を取られたマムルークをエトヴァの構える両手の銃口が捉えた。
「――Sei frei.」
輝ける残像を描いて敵を貫く無数の弾丸。
「パリには華やぎと笑い声が似合う。機械油と歯車の音ではないよ」
重力から解放されたエトヴァの視界に映る残敵の数はふたりのみ。しかも、周囲は誠司の仕掛けた罠だらけだ。彼らがエレオノーラの『フェアレーター』が電磁の力で解き放つ魔弾から逃れる術はなかった。
「ぐあ……ああッ!?」
見る間に巨大化したそれは周囲の機械を巻き込んで破壊活動の限りを尽くす。
「シテ島に続き、パリの戦いも推し進めて参りませんとね。これは挨拶代わりですわ」
「どうやら、地の利はこちらにあったみたいだね」
マティアスは悪戯めいた微笑みを浮かべ、すっかり破壊されて元の面影を無くした工場を眺め渡した。床には多数の残骸。震えながら立ち上がりかけた機械馬の脚が砕け、倒れ込んだまま動かなくなった。
「さ、次の相手は誰?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
「な、なにこれぇ!?」
工場の管理を任されているアヴァタール級『アイ・リリ・ィ』にとって信じがたい光景が広がっている。建物は半壊し、労働者たちは目が覚めたような顔で戸惑いの声を上げた。
「俺たちは、いったい……? どうして、あんなに死に物狂いで働いてたんだろう」
「それはほら、パリを機械化して暮らしを豊かにするためだ。……そうだよな?」
「あ、ああ……そのはずだったが……」
魔術儀式の効果を持つ工場が破壊されたことで労働者たちの洗脳が解けつつあるのだ。アイ・リリ・ィはとっさに配下のトループス級に命令を下した。
「いけない、労働者が逃げるかもしれないわ。すぐに捕まえて教育し直さなくちゃ! リベルタス・エアリアルカスタム! あいつらの目の前でディアボロスを完膚なきまでに叩き潰してやりなさい。労働者たちに機械化の凄さを見せつけて、もう一度工場で働く気にさせるのよ!」
平良・明
※連携、アドリブ歓迎
結局革命とは何なのでしょうねぇ
世界が誰かの思考過程なら、もっと自由でいいんです
なんて思いながら戦っていきましょう
考える事は必要ですが、世界を知るには手を叩くだけでよいです
「アヤカシの群れ」で妖怪たちを呼び出して陽気な宴を繰り広げます
敵の攻撃的な歌を包み込んであやすように、精神集中して包囲殲滅を狙います
機械の一定のリズムもわるくないですが、人が生きる自由はもっと複雑な音の中です
今日もどこかで小さな革命が起きればいいなと、私は思います
エレオノーラ・アーベントロート
あの空飛ぶガラクタどもより、こちらの方が機械化ドイツ帝国らしさがあるような……? まぁ、黙っていましょうか。
ドイツに縁のある方が多く集まっていますし、然もありなんというものですわ。
まずは鬱陶しい蠅を叩き落としましょうか。
電磁レールガン「フェアレーター」より「第三十二の魔弾【屠竜】」を投射。竜鱗も貫く対空用の魔弾でリベルタス・エアリアルカスタムを粉砕し、叩き落としますわ。
うふふ、完膚なきまでに……なんでしたかしら?
ちょっと撃っただけでバラバラになるゴミ屑にできることなんて、高が知れていますわ。
フェイ・ブランディング
【POW】【アドリブ&連携 歓迎】
「奴らの技術…?取り合えず殲滅!」
機械翼とスラスターユニットで【飛翔】し参戦。
「派手に行けばいいのかな?なら、いつも通り!」
二刀流レーザーブレードを義手から展開、【残像】を発生させる速度で加速し敵陣へ【突撃】。
「二刀一対……銀龍一閃ッ!!」
【空中戦】と【戦闘知識】で縦横無尽に飛行し対空砲火を潜り抜けながら
敵の懐に踏み込み、想刀『silverdragon』(バーニア突撃居合術)を龍のエフェクトと共に叩き込み【一撃離脱】。
敵の攻撃に対し、【斬撃】で炎弾を切り払い、ローターは【一刀両断】で斬り捨てる、
反撃でホーミングレーザーを牽制掃射からのバーニアで接敵し【両断】
マティアス・シュトローマー
機械化の凄さを直々に教えて貰えるなんて光栄だなー
観客もいる事だし、派手で楽しいショーにしたいところ!
パラドクスを発動。具現化した大鴉達を足場に戦場を駆け、蹴りや銃撃の連続攻撃を浴びせる。トリッキーな動きに【飛翔】も交えてさらに敵を錯乱させよう
狙うのは鳩尾や関節等の急所。銃を撃ち込みながら接近、間髪を入れずに蹴撃を与える事で確実にダメージを与えたい
反撃は流れ弾が労働者達の方へ行かないよう注意しながら【飛翔】で躱す。アクロバットな動きも取り入れればより注目を集められるかな
間に合わないものは銃で迎撃
簡単に壊れてしまうおもちゃのために君達が命を削る必要なんてある?
本当に大切なものが何なのか思い出してよ
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
それじゃあ、逆に俺達が勝てば機械化の意欲を減らせるってわけだな
機械はいつか壊れる、どうしても直せない場合とかあるもんだ。そうなったら一気に豊かじゃなくなるのか?頼ってもいいが頼りすぎってのもダメなんだ
【行動】
パラドクス通信で適宜仲間と連絡を取り連携する
最初にパラドクスを使い触れると痺れる鱗粉を撒く蝶を製作し周囲に飛ばしておく
攻撃は盾や警棒で受け止め忍耐力で耐えて、隙が出来れば敵へ近づくように蝶へと指示を出す
機械だって万能じゃないんだよ、ちょっとした電気とかで簡単に壊れるもんだ
少なくとも痺れさせれば仲間も攻撃する隙を作ることができるだろう
必要に応じて臨機応変に対応する
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果を活用
随分、見晴らしがよくなったじゃないか
労働者たちよ、あなた方は自由だ
偵察、観察し敵味方の動きを把握
味方と積極的に連携しよう
【飛翔】し空中戦
緩急のフェイントかけて飛び回り、所在を掴ませず
労働者たちへ自由な姿を見せよう
PDの乱気流に巻き込み、人形達を混乱させて撃ち墜とす
何が自由平等だ
この工場に自由などどこにもなかったじゃないか
機械化は人を奴隷にし、不自由で縛りつけた
肉体は酷使され、心を縛りつけた
こんな機械化が豊かであろうはずがない
反撃には魔力障壁を展開し衝撃波を防御
飛翔で飛び退き正面を避ける
工場推進するわりに処刑とは非生産的だな?
歌は耐える
さあ、待ってる人達の所へ帰ろう
「なるほど。それじゃあ、逆に俺達が勝ったらどうする?」
荒田・誠司(雑草・g00115)のゴーグルとトラップメーカーが接続開始、淡く羽搏いたものの正体は――火花蝶。
「!」
アイ・リリ・ィはじっと目を凝らした。
「何もかも、自分らの思い通りにいくと思うなよ」
「Genau! 機械化の凄さを直々に教えてくれるんだって? 光栄だなー」
一斉に戦場を舞い飛ぶ大鴉はマティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)が自由自在に跳び回るための足場そのものだ。気を取られたリベルタス・エアリアルカスタムを地上から撃ち抜き、破壊したのはエレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)の『フェアレーター』による対空砲火の賜物だった。
「いい手ごたえですわ。あの空飛ぶガラクタどもよりもよほど機械化ドイツ帝国らしくてよ」
オフレコだと言わんばかりに人差し指を唇の前に当て、エレオノーラは優雅に片目を瞑る。ゆえにドイツに縁のある面子が多く集まることになったに違いない。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は軽く微笑み、壊れた天井に広がる青空を見上げた。
「さあ、あなた方は自由だ」
「自由……」
まさしくその言葉を体現するかのようなエトヴァに微笑みかけられた労働者は、気恥ずかしそうに互いの顔を見合わせる。機械人形たちの言う『便利』とはまるで違う印象を与える言葉、『自由』。鴉の背を離れたマティアスの靴先がエトヴァの風刃に裂かれたリベルタスに鋭い蹴りを叩き込む。
「おおッ!」
歓声にウインクで応え、マティアスも言った。
「思い出して、本当に大切なものを」
ディアボロスの攻撃を受け、辺り一帯に砕けた部品を飛び散らせるリベルタス・エアリアルカスタム。こんな簡単に壊れてしまうおもちゃなんかのために命を削る必要など、どこにもありはしないのだから。
「奴らの技術……? 取り合えず殲滅!」
対空戦用にカスタマイズされたリベルタスと互角にやり合うフェイ・ブランディング(異世界からの遭難者・g04748)の背には漆黒のウイングバインダー。突如、義手から展開されたレーザーブレードの残像に遅れを取ったリベルタスの懐を目がけ、更に速度を増して。
「派手に行けばいいのかな? なら、いつも通り!」
「何やってるの、弾幕を張るのよ!!」
アイ・リリ・ィの指示は忠実に守られ、敵と味方の間を恐ろしい数の炎弾が舞い飛んだ。
マティアスは労働者を巻き込まないよう、反対側へ跳んで弾丸を引き付けながら自らも銃で迎撃。フェイは縦横無尽に戦場を飛び回って砲火をかいくぐり、燃え盛る敵の弾を斬り払って道を切り拓く。
(「もっと自由でいいはずなんですがね」)
平良・明(嶺渡・g03461)は柏手のように両手を打ち鳴らした。数多に呼ばれた妖怪たちが陽気な宴を繰り広げるさまは労働者たちを驚かせ、そして和ませる。
「できたら、それこそ革命の意味を教えてほしいところですねぇ」
「邪魔だ、どけ!」
「いいえ」
ただ、がなり立てるだけの歌に対して明は泰然と首を振った。
「機械のリズムも悪くはありませんが、人が生きる自由はもっと複雑な音の中にあるのだと私は思いますよ」
「何をしているの! そんな奴ら、さっさと倒しちゃえばいいのよ!」
劣勢のリベルタスを𠮟りつけるアイ・リリ・ィをエレオノーラが笑い飛ばす。
「完膚なきまでに……なんでしたかしら?」
エレオノーラの背後にぱらぱらと落下してくるのは粉々になって叩き落とされた敵の残骸。真っ黒に焦げ付いて、まるでただのゴミ屑みたいに。
「ちょっと撃っただけでこの有り様。できることなんて高が知れていますわ」
床に落ちた歯車がころころと転がった先で舞い飛ぶ蝶が特殊な鱗粉を撒き散らした。それは敵の背後にまで近づいていた誠司の罠そのもの。
「いくぞ」
パラドクス通信を用いた誠司の合図が戦場を駆けめぐった直後、静電気のような激しい電撃が迸った。
「二刀一対……銀龍一閃ッ!!」
敵陣に飛び込んだフェイが銀色の剣閃を叩き込んですぐさま離脱。龍のエフェクトが吼え猛った時には既に退避を終えており、爆ぜる人形を後方から見守っていた。一刀両断されたローターが彼方へ暴走し、煙を吹いて砕け散る。
すかさず、マティアスの撃ち放った弾丸が立て続けにリベルタスの急所を穿った。
「く……ッ」
鳩尾を抑え、後退を試みるリベルタスだが上方より戦況を観察していたエトヴァがそれを許さない。
「何が自由平等だ、この工場のどこに自由があったとでも? ああ、それと処刑も謳っていたな」
耳障りな歌は衝撃波となって黄金の茨による障壁と激しくせめぎ合う。工場を推進するわりにはあまりにも非生産的な攻撃だった。
「機械化は人を奴隷にし、不自由で縛りつけた。肉体は酷使され、心を縛りつけた。こんな機械化が豊かであろうはずがない」
誠司は敵のローターを押し留めていた警棒を下ろし、頽れて痙攣するばかりの相手を見下ろした。
「機械だって万能じゃないんだよ。どうしても直せない場合だって、結構あるもんだしな」
いつの間にか、明の差し向けた妖怪が残党を包囲している。少しずつその輪が狭まり、やがてリベルタスの姿は全て群れの向こうへと消え去った。
「ただ機械化すればいいってもんじゃない。これを見たら、分かるだろ? 豊かさってのはもっと違うところにあるんじゃないか」
労働者たちの目に力が戻り始めるのを、マティアスは見た。
「どうやら、何が大切なのか思い出してくれたみたいだね。派手で楽しいショーにした甲斐があったかな?」
「ああ、そうだな」
エトヴァは頷き、彼らに向かって手を差し伸べる。
「さあ、待ってる人達の所へ帰ろう」
もしも世界が誰かの思考過程であるとするならば、明には願いがある。
たとえば今日もどこかで小さな革命が起きること。ひとつひとつは小さくとも、それらはいずれ、大きな革命となって世界を変えてゆくはずだから。
明るい顔で帰路に着く彼らの背を見送る明の口元にも、穏やかな微笑みが浮かんでいた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
「……なにが自由よ! なにが大切なものよ!!」
アイ・リリ・ィは地団太を踏む。
その身に纏った目玉が一斉に血を噴き出し、不気味に蠢いた。
「わけわかんない!! もういい、言う事聞かない奴らなんてディアボロスと一緒に死んじゃえっ!!」
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
あーぁ、あれは威厳もへったくれもないな
俺も人の事言えないが悪趣味な蝶だな
【行動】
パラドクス通信で仲間と連絡を取り協力する
敵の攻撃は盾を構え防ぎ一般人も俺の後ろにきてしゃがみ目を閉じるように指示を出しておく
ゴーグルも付けて出来るだけ目に鱗粉が入らないようにする
その間にパラドクスを使用してプテラノドンを製作
敵への攻撃と味方の援護をするように指示を出す
機械相手に鱗粉は効果ないだろうし
俺に効果があっても気にせずに攻撃し続けられる
必要なら臨機応変に対処する
己の形勢不利を受け入れられないアイ・リリ・ィの幼稚な癇癪が禍々しき鱗粉を撒き散らす蝶となって荒田・誠司(雑草・g00115)を襲った。
不気味の一言に尽きる。
三つ並んだ頭の複眼が無機質な眼差しでこちらを見つめていた。もっとも、人の事は言えないが――誠司は背後に庇い込んだ労働者たちに姿勢を低め、目を閉じるように指示する。
「わ、わかった。これでいいか?」
「ああ、絶対に前へは出ないようにな。あの子、相当キレてやがるぜ」
装着したゴーグルで鱗粉を遮った眼前に翼竜が現れた。鋭いドリルの嘴を持つ、イミテーションの。巨大な機械製のプテラノドンを前にしたアイ・リリ・ィは一瞬驚いた後で強がるように啖呵を切った。
「なによ、こんなの! どうせ見た目だけなんでしょ!?」
「どうかな」
誠司の命令を受け、刃の翼で鱗粉が舞う戦場を構わず突っ切った翼竜はアイ・リリ・ィと真っ向からぶつかり合う。いかに相手の目を欲するアイ・リリ・ィとて、こう邪魔をされては満足に狙いをつけることもままならない。
誠司はパラドクス通信を使って他の仲間に告げた。
「こいつが援護する。存分にやってくれよ」
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
平良・明
駄々を捏ねるもまあまあ…いいんではないでしょうか
正当なんてどこにもありませんからねぇ
でも水の動く方向はそう変えられないものです
「ツインボルテクス」を駆使してアイ・リリ・ィと戦っていきます
ちょっと、私の舌には発音が難しい名前です
両の掌に生み出す渦は左に正転、右に逆転
相反するものでも、尻尾と頭を繋げれば一つの流れに見えます
ぐーるぐる、目を回してもらいましょう
呪詛も怨念も、清い渦に呑みこみ浄化してしまいます
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「いい加減、この辺の工場は全部潰させてもらうの!」
パリ工場攻略を終わらせるべく全力で戦う
「僕は何もあげないし、逆にキミを潰させてもらうの!」
クロススレンドキャノンを主軸にした【天来受砲】の誘導弾砲撃で敵を撃ち貫く
敵の反撃にはクロススレンドキャノンの砲撃による吹き飛ばしとダッシュ回避で対応
エレオノーラ・アーベントロート
うふふ、それでは遠慮なくやりましょうか。
誠司さんの援護を受けてアイ・リリ・ィと戦いましょう。
子供のように駄々を捏ねるなら、やることも子供のイタズラで済むようにしておくべきでしたわね。
躾のなってないクソガキには――キツいお仕置きですわ。
電磁レールガン「フェアレーター」より「第二十三の魔弾【赫耀】」を投射。エネルギー砲で攻撃を行いますわ。
どうにか接近しようとするなら【泥濘の地】で移動を阻害しつつ【飛翔】で上空へと回避しましょう。
さらに上空から【赫耀】の魔弾を投射。消し飛ばして差し上げますわ。
この角度なら変に他の方を巻き込むこともありませんし、遠慮なく撃てますわ――消し飛びあそばせ。
マティアス・シュトローマー
ナイスアシスト!
それじゃ、有難く後に続かせてもらおうっと
随分とご機嫌斜めだね。フロイラインはそろそろお昼寝の時間?
仲間と連携してパラドクスを発動。具現化した大鴉を放ち敵を追尾爆撃する。【泥濘の地】の残留効果も借りて足止め出来ればより安心かな
狙うのは武器を持った手元か、攻撃に使うであろう目玉。破壊できずともこちらが体勢を立て直す時間を一瞬でも稼げたら
いらない、か
生憎、俺も自分のがちゃんとあるから間に合ってるんだ
反撃へは【フライトドローン】を自身の前に盾のように展開し、その威力を軽減させて対処。すり抜けてきたものは【飛翔】で躱すか銃で迎撃する
この工場と一緒に君もゆっくり休めるといいね。良い夢を
フェイ・ブランディング
【アドリブ&連携歓迎】
「みんな、一般人を気にしながら戦ってるのか…凄いな」
バーニアで一気に上空に【飛翔】し周囲の状況を確認。
確認後、GBG『フェンリル』で一般人から敵を遠ざける様に制圧射撃。
更にホーミングレーザーの誘導弾を連射し足止め。
からの【泥濘の地】を発動し相手の機動力を奪い…
「解放の光よッ!世界の壁をぶち抜け!」
相手の虚を突きパラドクス発動。
味方と一般人が巻き込まれない様に事前に【パラドクス通信】で連絡し
衛星軌道砲『libération』を世界の壁越しに照射
「俺は戦う事しかできない…だから戦い続けるだけだ」
反撃に対しては風上に向かって空中戦で飛行し対応。
更に黒仮面被っておく…効果あるか?
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
随分幼い工場長さんだな
目玉より飴玉が似合うだろうにな
非人道的な工場は破壊した
もう人々は機械化の奴隷ではない……
この街から、ドイツ帝国の残照を駆逐しよう
引き続き、労働者たちの安全確保しつつ戦闘
味方と積極的に連携
敵の動きを観察、絵筆で姿を宙に描き出し
分身に攻撃させる
見方を援護しつつ
隙を看破し一撃を穿つ
さあ、汝自身と踊れ
反撃には魔力障壁を展開し防御
敵の動きを観察しつつ飛翔で飛び立体的回避を
電撃作戦も大詰めだな
凱旋門に届くか……不滅のネイの牙城を揺るがす
機械化を払拭し
パリの街に、再び華やぎが戻りますよう
「――ナイスアシスト!」
「ふふっ、了解ですわ」
仲間の頼もしい援護に応え、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)とエレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は鋭い連鎖攻撃を仕掛けた。
「随分とご機嫌斜めのようだけど、もしかしてお昼寝の時間かな?」
「ばっ……ばかにしないで!」
マティアスの大鴉は爆弾と化し、アイ・リリ・ィの手元を派手に吹き飛ばす。
「お返しよっ」
「あぁら、反応が遅くてよ?」
恐るべき赫光がエレオノーラの構える砲口から解き放たれた直後、アイ・リリ・ィが放つ眼球の群れと錯綜しながら蹂躙を果たし、彼女の体を背後の壁に叩きつける。
「う……ッ」
「子供のように駄々を捏ねるなら、やることも子供のイタズラで済むようにしておくべきでしたわね」
指を鳴らせば、アイ・リリ・ィの足下が泥濘のぬかるみと化してゆくではないか。マティアスとフェイ・ブランディング(異世界からの遭難者・g04748)の力を得て、周辺はほとんど沼のような有り様だ。
「みんな、一般人を気にしながら戦ってるのか……凄いな。俺も続かなくては!」
バーニアを噴かせて舞い上がったフェイが、大量のホーミングレーザーを地上めがけてばら撒いた。
「労働者たちに近付けさせるものかッ! お前の機動力は奪わせてもらうぞ!」
「ふんだ! ここからだって、ちゃんと攻撃は届くんだからっ!? その目を寄越しなさいよおっ!!」
戦場を舞う鱗粉から逃れるため、フェイは黒仮面を装着しつつ風上を目指す。エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は呆れた様子で絵筆を取った。
「随分幼い工場長さんだな。どうやら目玉が欲しいようだが、飴玉のほうが似合いそうなくらいだ」
その証拠に、エトヴァが描いた敵の分身もまたあどけない姿で攻撃を繰り出すのだった。まるでドッペルゲンガー。これにはアイ・リリ・ィも顔を歪ませる。
「既にあの非人道的な工場は破壊された。君たちの目論見は失敗したんだよ。人々は奴隷から解放され、街からもドイツ帝国の残照は駆逐してみせよう」
「そんなのできっこないわ! これ、全部あげるっ! もういらないもの!」
差し向けられた目玉の弾丸はエトヴァの茨とマティアスのドローンを弾き飛ばし、戦場を暴れ狂った。癇癪のような攻撃を、マティアスはやれやれと受け止めた。
「いらない、か。生憎、俺も自分のがちゃんとあるから間に合ってるんだ」
再び、大鴉が爆ぜて目玉ごとアイ・リリ・ィの周囲を爆炎で包み込む。飛び散る肉片にも構わず、藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)は武装を構えた。
――砲口に充填されるのは、神々しき天使の力。
「いい加減、この辺の工場は全部潰させてもらうの!」
「やだ、追いかけてくる!?」
誘導弾は逃げる標的を追い掛け、壁際へと追い詰めながらその身を貫いた。追い打ちをかけるのは平良・明(嶺渡・g03461)の掌から生み出される水の渦である。
「所詮、正当なんてどこにもないのですから。駄々を捏ねるも抵抗するも、ご自由に」
左に正転、右に逆転する流れが組み合わさる様はいつしか尾を喰い合う蛇のような様相を呈し始めた。
「ほら、すぐにあなたを呑み込みますよ。アイ……ああ、言いにくい。お嬢さんでよろしいですかね。では、お覚悟を」
「く、このッ――」
アイ・リリ・ィはふらりとよろめいて柱に肩をぶつける。強烈な浄化の力がアイ・リリ・ィの魔力を呪詛や怨念ごと呑み込んでいるのだ。
「なんで、どうして?」
「躾のなってないクソガキには――キツいお仕置きですわ」
エレオノーラの声は頭上から届いた。
「ここからなら、あなたの姿がよく見えますわね。おひとりで消し飛びあそばせ」
そして降り注ぐ滅びの魔弾はエレオノーラの宣言通り、アイ・リリ・ィのみを屠ったのである。
爆風はエレオノーラの元まで噴き上がり、激しくその銀髪をたなびかせた。マティアスは銃を構え、反撃の余波から身を護るために引き金を絞る。
「この工場跡地が君の墓場だよ。それじゃ、良い夢を」
戦場を馳せる大鴉は、まるで死者の使いの如く両翼を広げてアイ・リリ・ィへ迫った。
入れ違いで、擲たれた目玉も鴉に撃たれた彼女のそれと同時に爆ぜる。相撃つ爆発が上空にいるフェイが戦況を眺め渡す時間を稼いでくれた。
「今だ! ――皆、離れてくれッ」
「了解だ」
パラドクス通信を受けたエトヴァは最後に描き上げた分身を置き土産にして飛び退いた。
「さあ、汝自身と踊れ」
「やだ
……!?」
逃げ場を塞ぐように絡みついた自身の写し絵越しに、アイ・リリ・ィはフェイの撃ち出した軌道砲――極大のレーザー――が己に迫るのを見た。
「きゃあああッ!!」
これが、戦う事しかできないフェイの本気。
「……だから、戦い続ける。それだけだ」
「ううッ」
悔しそうに唸るアイ・リリ・ィの指先が風水の瞳を示した。
「それを、よこしなさい!」
「ううん、お断りするよ」
はっきりと、風水は拒絶する。
「僕は何もあげないし、逆にキミを潰させてもらうの!」
咄嗟にダッシュして敵の狙いを惑わせ、クロススレンドキャノンで応戦した。まったく、頑丈な相手だ。
「だけど、さすがにここまでだよ」
「もはや限界のようですね」
明の目にも、アイ・リリ・ィが限界に達しているのは明らかであった。水流に押し負けたその身体が破損しながら飛び散る。
「か、勝ったのか……?」
信じられないように、労働者たちは口々につぶやいた。
「凄い……帰ったら皆に知らせなければ」
「ああ。それに、機械化だけが幸せになるための唯一の方法じゃない」
正気を取り戻した力強い彼らの言葉をエトヴァは受け止め、そしてパリの方角を見据える。
「電撃作戦も大詰めだな」
「さあ、これからどうなるだろうね?」
勝気な瞳で笑うマティアスに頷き返し、つぶやいた。
「果たして、凱旋門に届くか……不滅のネイの牙城を揺るがす機械化が払しょくされ、パリの街にかつての華やぎが戻るとよいのだがな」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【動物の友】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【防空体制】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!