凍れる海の防衛線(作者 つじ
17


#吸血ロマノフ王朝  #フィンランド湾突破、強行偵察作戦  #ペトロパブロフスク要塞  #コトリン島 

●強行偵察
「攻略旅団の方針に従いまして、これより皆様をフィンランド湾へとお送りいたします」
 パラドクストレインへの道を示し、イリーナ・アルスカヤ(吸血鬼のスノウメイジ・g07154)が一同に告げる。
 目指す場所は断片の王の拠点であると想定される『ペトロパブロフスク要塞』。今回はそちらへ、フィンランド湾から迫り強行偵察を行うという作戦だ。
「ひとくちにフィンランド湾と申しましても、東西400kmにおよぶわけですが、今回はパラドクストレインを介し、サンクトペテルブルクから西に50kmの海上まで移動することが可能になります」
 列車での接近はそこが限界。以降は敵の防衛ラインを掻い潜り、『ペトロパブロフスク要塞』のある、サンクトペテルブルクへと向かうことになる。海を越えたところで、そこからはネヴァ川に入り5kmほど遡上するというかなり困難なルートではあるが、最初にして最大の関門――それは『コトリン島』になるだろう。
 出発地点から概ね20km進んだところ、サンクトペテルブルクから西に30km程に位置するこの島、史実でもバルチック艦隊の重要拠点であった『コトリン島』は、敵の防衛の一大拠点となっているようだ。
「警備は厚く厳重です。厳しい戦いになるとは思いますが……何とかこの防衛線を突破しなくては、要塞まで辿り着くことはできません」

 コトリン島周辺の海域は、ヴァンパイアヴァイキング兵によって、厳重に警戒されているようだ。
 ヴァンパイアヴァイキング兵は、小型の帆船で会場を見回るだけでなく、海中の警戒活動も行っているようなので、注意が必要だろう。
 漫然と巡回してくれているなら付け入る隙もあるだろうが、敵本拠地の守りとなればそれも望み薄だろうか。それでも警戒態勢の彼等に気付かれないように、できるだけ距離を稼ぐ事ができれば、突破の可能性は高められる。
「と言っても、最後まで発見されずに移動することは不可能でしょう。戦闘は避けられないとお考え下さい」
 発見された後は、ヴァンパイアヴァイキング兵と戦闘を行いながら前進を続ける必要がある。
 敵の規模は未知数だが、予想される戦力は強大で、コトリン島からは無尽蔵といえる増援が派遣され、時間が経つごとに戦況は悪化していく展開になるだろう。
「少なくともこうしてぶつかることで、この防衛ラインの厚みを知ることができるかと思います。突破が不可能であると判断されましたら、速やかに撤退を選択してください」

 エッセン提督がいた『ケーニヒスベルク』には、大型の戦艦なども存在していたが、コトリン島には配備されていないようだ。機械化ドイツ帝国奪還戦で失った海軍は、未だ再建されていない……のかもしれない。
 こうして、断片の王を護る、敵の防衛ラインの一つを暴くことができた――これだけでも今回の強行偵察によって重要な成果を得られたと言って良いだろう。しかしながら、可能であればこの防衛ラインを突破し、断片の王に迫っておきたいところだ。
「最大限の戦果と、皆様のご無事を願っております。どうか、お気をつけて」
 敵の戦力は強大である、撤退のタイミングを誤らないようにと最後に言い添え、彼女は一同を送り出した。



 フィンランド湾の中央に位置するコトリン島は、フィンランド湾の防衛ラインの要となっています。
 フィンランド湾からサンクトペテルブルクにある『ペトロパブロフスク要塞』に向かう場合は、このコトリン島の防衛ラインを突破しなければなりません。

 コトリン島の防衛ラインは非常に強大な戦力がある為、フィンランド湾への敵の侵入に際しては、無尽蔵に増援を送り出し、徹底した防衛を行うようです。
 有象無象に現れる敵の防衛網を掻い潜って突破を図りましょう。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!特殊ルール!
 コトリン島からは、時間と共に大量の増援部隊が出撃し、戦況は時間と共に悪化を続けていきます。
 つまり『🔵🔵🔴』の判定が行われた後は、判定の上限が『🔵🔵🔴』となるという事です。
 また、判定も『大成功レベルの素晴らしいプレイング』の判定が『🔵🔵🔴』となり、判定基準が1段階づつ悪くなります。

 なお、コトリン島防衛トループス軍との戦闘で得た『🔵』によって、判定が少しだけ良くなる場合がありますが、その影響は僅かです。



特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。
👑30 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
4
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
5
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
2
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。
【イルカ変身】
2
周囲が、ディアボロスが体長2m程度のイルカに変身できる世界に変わる。変身したイルカは最大時速「効果LV×20km」で泳げるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV4 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV2 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV4 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

つじ
 今回の舞台は吸血ロマノフ王朝、攻略旅団の提案による偵察シナリオです。
 かなり厳しい戦いになると思いますが、皆さんの頑張りを期待しています。

●戦場
 フィンランド湾の西方→コトリン島を主とする防衛線→サンクトペテルブルクの順で進みます。
 敵は海上と海中を巡回中。スタート地点には敵は居ませんが、先に進むほど警備は厚くなり、一度見つかれば際限なく援軍が来ることになるでしょう。

●選択肢
 ①から書き始めますが、特に順番に指定はありません。展開に合わせて採用していきますので、お好きな所からどうぞ。
 なお、かなりきつい特殊ルールが設定されています。特に①は理論上突破不可能になることがありますので、参加に当たっては各選択肢の説明をよくご確認ください。
119

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


四千寺・凱
先ずは海中でも活動可能な海中用の迷彩装備を調達しつつ
味方の齎す残留効果も存分に活用するでござる

敵が海上も海中も見回っているようであれば…
【光学迷彩】をとにかく重ねればあるいは、といったところでござろう

トレインの到着点から無理に目的地へと接近せずに
急ぎ『見つからず接近が見込める』態勢を整えるまでは作戦や手筈の確認を行うでござる
光学迷彩さえ発動させておけば、仮にそのまま撤退しても後続の味方の役には立つでござるしな!

無茶振り上司から単独で確実に見てこいと言われるよりは、この厳冬の水中待機であればマシというもの…
いや本当にそうでござろうか、割としんどいので急ぎ合流したく候…!


河津・或人
見つからないように行軍するために【光学迷彩】を重ねるぜ
仲間が発動させる効果も利用して隠密性や快適性を高めよう

突出し過ぎないようにして、進軍のための残留効果が確保できてから移動開始
海中で活動してる個体、帆船で見回っている奴らなど色々いるが
本拠地の守りであれば規則性をもって巡回のルートや時間を綿密に固めてるはず
遠くから観察して、その死角を縫うように接近するぜ
移動スピードが遅いのはどっちか、なんかは覚えておけば振り切る時使えるしな
可能ならそういう情報は仲間と共有して役立ててもらおう

本来ならまだ行けないラスダンに近づいたら敵が無限湧きしてくる…みたいで
こりゃRTAのし甲斐もありそうだ


●方針決定
 接近限界まで来たパラドクストレインから、河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)と四千寺・凱(生きるか死ぬか・g04874)がフィンランド湾へと降下する。ここならばまだ敵兵には見つからない――海の表面が凍る程の気温を誇る寒空の下、冷たい海は、静かに二人を受け入れた。
 海へと潜り込むと、全身を針で差すかのような冷たさがディアボロスたちを襲う。だがとりあえずは潜水用の装備で水中へ潜り、さらに底へ。岩陰に身を隠せる場所まで沈んだ二人は、そのまま前方、サンクトペテルブルク方面へと目を向けた。
「まあ、まずはルート構築だな」
「見、といったところでござるか」
 或人と凱が選んだのは、前進ではなく待機。これから乗り込む場所のことを考えれば、残留効果による準備は整えていった方が良いという判断だ。敵から見つかりにくくなるよう光学迷彩など、『見つからず接近が見込める』レベルが理想だが、少なくとも水中適応や寒冷適応はほしいところ。
「無茶振り上司から単独で確実に見てこいと言われるよりは、この厳冬の水中待機であればマシというもの……」
「ほんとかよ……?」
「いや、改めて聞かれると難しいところでござるな」
 暗くて寒い、環境としては極めて過酷である、出来ればさっさと合流したいのだが。
「とりあえず仕事はしておこうぜ」
 気を紛らわすようにしながら、或人はそう言って彼方の地、コトリン島があるはずの場所へと目を凝らした。
「本拠地の守りであれば、規則性をもって巡回のルートや時間を綿密に固めてると思うんだよな……」
「交代制の見張りであれば如何するでござるか?」
「それはそれで何か死角を探す……とか?」
 何にせよ、敵の数や配置、移動速度などの情報は無駄にはならないだろう。この距離では大したことはわからない、というか見えないが、味方の完全視界や前進を続けていけば、そういった点は徐々にわかってくるだろう。気になるのは、実際にコトリン島の擁している敵の総勢だが。
「本来ならまだ行けないラスダンに近づいたら敵が無限湧きしてくる……みたいな感じかな」
 この状況はそれに近い。これまでの道筋とは別に、50km離れた海路という無茶なルートに走ったゆえの発見、ということになるだろうか。
「こりゃRTAのし甲斐もありそうだ」
 そんな軽口を叩く或人を横目に、凱は進軍に備えた真言を口にする。
「――オン・アニチヤ・マリシエイ・ソワカ」
「それ使うと薄くなるんだっけ?」
「もうちょっと、言い方なんとかならんでござるか……」
 『忍法・隠れ身の術』。はてさて、これでどこまで進めるか。二人が準備を整えている内に、後続の一団が追い付いてきた。
 頭数と残留効果を揃え、二人もまたフィンランド湾の底を動き始める。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV2が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

レイラ・イグラーナ
【旭日革命軍団】
コードネーム:アサー

断片の王の所在へと向かう道。
エルミタージュ美術館にも引けは取らない警備でしょう。
皆様、本日もよろしくお願いいたします。

水中適応で水上から見つかりづらい川底を移動します。
黒のボディスーツを着用、川底の地形に隠れ平穏結界、光学迷彩も使用、仲間より先行して偵察を行います。
完全視界で視界を確保し、パラドクス通信あるいはハンドサインで合図をし、水中警備の敵を隙を縫うように後続とともに移動。
移動ルートは基本的にはミリューチン要塞を避けるコトリン島の北を抜けるルート。
敵との接触後の陣形ではイルカ変身でV字の先頭、他の方たちに足止めしていただき、可能な限り前へ。


ロザーリヤ・ユスポヴァ
【旭日革命軍団】

モスクワへの到達が叶った今、多方面からサンクトペテルブルクに圧力をかけていくべきだ
断片の王が座す鉄壁の牙城を切り崩す……この行軍が第一歩となるだろう

【光学迷彩】【水中適応】【完全視界】【イルカ変身】使用
ぼくは【寒冷適応】を展開し、仲間を極寒の海水より護る

隊列の先頭付近に陣取り、周囲をよく観察
もし変身したイルカにも可能であれば、反響定位によって海中の敵の偵察と仲間への情報伝達を行う
人の姿での情報連携や地形の隙間への潜伏が必要な場合は適宜変身を解除する

もし少数の敵に発見された時は人に戻り≪魔性契約『血も凍る夜』≫で攻撃
何らかの通信手段を使われる前に凍結させて殺し、口封じするとしよう


●偵察開始
 この道は、断片の王の居るペトロパブロフスク要塞へと続く。海底からずっと先を窺うようにして、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が目を細める。
 敵本拠地に対し、ネヴァ川の対岸であったエルミタージュ美術館を思えば、50km先のこの場所は遥か遠くまで後退したようにも思えるが。
「モスクワへの到達が叶った今、多方面からサンクトペテルブルクに圧力をかけていくべきだ」
 それを踏まえてか、ロザーリヤ・ユスポヴァ(“蒐集卿”・g07355)がそう口にする。
「断片の王が座す鉄壁の牙城を切り崩す……この行軍が第一歩となるだろう」
 少なくとも、強行偵察が首尾よく進めば、という前提はあるが。そう付け加えた彼女に、レイラもまた頷いて返す。
「海路を警戒していないわけがありません。エルミタージュ美術館にも引けは取らない警備でしょうが……」
 そして、ここに集まった志を共にする仲間達へと、恭しく頭を下げた。
「皆様、本日もよろしくお願いいたします」
 彼女等の方針は多人数の仲間と共に、準備を整えての進軍。水中適応に寒冷適応、イルカ変身、完全視界、パラドクス通信、そして光学迷彩といった残留効果を積み増し、統率を取って初動を確かなものにし、一気に歩を進めていくのだ。
 水面を漂う大量の流氷によって日の光阻まれ、海底は酷く暗い。一度瞳を閉じて、開く。完全視界でクリアになった光景をぐるりと眺める。10人を超えるメンバーの先頭に立って、まずはレイラが水底を進み始めた。
 彼女等の選んだルートはコトリン島の北方。南方のミリューチン要塞がこのディヴィジョンでどうなっているかは不明だが、念のためそれを避けた形だ。
「まだ、この辺りの警戒は薄いようですね……」
 先頭を行く彼女の役割は斥候である。身を隠しながら進み、安全を確保したと思われる場所まで後続を導く。時間はかかるが極力会敵を避け、忍び進むためには有効な作戦だろう。安全に距離を稼げる分を、確実に。次の岩陰へと進んだ彼女は、後方にハンドサインを送った。
 それを最初に受け、後に続くのがイルカ変身をしたロザーリヤだ。最前列に一番近い場所で、索敵を補佐するのが彼女の役割。一人の視点では取りこぼしは十分に起こり得るが、後方の彼女が周囲をしっかりと観察することで『事故』の可能性はぐっと抑えられるはず。
 水中に生きるイルカの感覚器を通しても、この氷の下は深海に似た静けさに満ちているように感じられる。
 しかし一瞬頭をよぎったそんな感慨を、彼女は思考の奥に沈めた。重要なのは安全かどうかという事実だけだ。
 他の敵が近くにいないのを確認して、レイラとロザーリヤは後続の仲間達へ、後に続くよう指示を出した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】がLV3になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

四十九院・祝
【旭日革命軍団】
連携&アドリブ歓迎
コードネーム:クルーン

使える残留効果は全て使用

さーて、偵察偵察【情報収集】は公演本番に不可欠だものー張り切っていくの
観客の視線を集め、誘導して欺くのは道化師の本分なの

魔眼を展開して暗い深海まで視界を確保、イルカに変身し、迷彩と結界を展開、海底付近で【忍び足】と【追跡】で背後を警戒しながらチームの最後方を進むの
敵の発見や予期せぬアクシデントにも冷静に対応してハンドサイン(ヒレ)と通信でチームに連絡、状況に応じて対処するの
場合によってはチームから分かれて敵戦力の陽動及び戦闘を行うのよ
すぐさまイルカ変身を解いて【演奏】で辺りのものを使って大きな音を立てて引きつけるの


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【旭日革命軍団】
連携アドリブ歓迎

ニコライ2世の本拠への道……ここまで来たか
険しくとも切り拓く
皆へ目礼

イルカ変身し、水中・寒冷適応、完全視界
迷彩、平穏結界、通信など効果を使用
潜水装備してから変身し、合図を決めておく

先頭のレイラさんとは少し離れた後方で、海底や海流の地形の利用して身を隠し、闇に紛れて移動
先頭から安全の合図を受け、後を追う
周囲を偵察警戒し、異変や敵の気配を共有
水面近くは避けて底深くへ、波を極力立てない

敵に発見されたら、イルカの「V字陣形」に切り替え、全速力で突破を
俺は陣の半ばへ
敵に追いつかれた都度、V字の外側から戦闘に当たり敵の足止め
戦闘は変身解除
先頭側の仲間を送り出し、追っ手の対処


マティアス・シュトローマー
【旭日革命軍団】
さすがは断片の王のお膝元
海上も中もここまで警備が厳重だなんて

【寒冷適応/水中適応/イルカ変身】を使い、岩陰等に身を隠しながら暗い海底を進む
視界は【完全視界】で確保し、敵からの発見を遅らせるため【平穏結界/光学迷彩】も使用。周囲を警戒しながら集団の後方を泳いでいく
仲間とはハンドサインや【パラドクス通信】で連絡を取り、発見された際も即座に対応を

すんなり行かせてくれないのはわかってる
けど俺達はチームだからね
敵陣を突破する際はレイラを先頭にV字の陣形を組み、全速力で突破を試みる。妨害が入ったらイルカ変身を解き、戦闘で敵を足止めしよう
適材適所、俺は与えられた役割をしっかり果たすだけ!


奉利・聖
…やれやれ、この状況は相当ヘビーですね
敵地であるから当然としても、兵力の厚みが想像以上だ
あわよくば突破したいところですが…無理はできませんね
やれる限りでやってみましょう

なるほど…味方は陣形を強いて連携を密にするようです
であれば僕は、それより後方…より広く視界を取れる位置
あるいは殿とも言えるか…
【光学迷彩】と【水中適応】を使い、水底で隠密行軍

敵をやり過ごせたとして、突然こちらに感づかないとも限らない
後方として敵一人一人の動きに注力しましょう
気付かれた場合、挟撃を防ぐために後ろの敵を抑えます
できるだけ人員を前に行かせたい…犠牲は少なめにしましょう
大丈夫、生きて帰る気は充分ありますから


●会敵
 ルートの確保のサインを受けて、先頭のレイラにエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)達が続く。パラドクストレインを降りたところから、この繰り返しを何度も行ってきている。
 道のりの長さを思えば遅々とした歩みではあるが、その一歩一歩が、敵の要塞へと確実に近づいていることを感じさせた。
「ニコライ2世の本拠への道……ここまで来たか」
 だが感慨に浸るのはまだ早い、と気を取り直し、身を隠しながら進む。慎重を期した偵察隊が、最初に敵の巡回兵を発見したのは、そんな頃合いだった。暗い海底、沈んだ船の残骸の影を選び、水中を行くヴァンパイアヴァイキングが過ぎ去るのを、息を潜めて待つ――。
「情報収集は公演本番に不可欠だものね」
 じれったい、待ちの時間ではあるけれど、と最後尾付近に位置する四十九院・祝(還り来る恐怖/La Peur de Fortune・g05556)が自らにそう言い聞かせる。それを叶えるためにも、会敵のタイミングは出来る限り遅らせ、距離を少しでも進めておきたいところだ。
 そうして一行は、発見した巡回をやり過ごし、見張りらしき者を迂回し、じわじわと歩みを進めていく。しかし、進むほどに敵の密度が増しているのは、行軍に参加している全員が理解していた。
「……やれやれ、この状況は相当ヘビーですね」
 味方陣営の後方、広く視界を取れる位置を進み、周囲へと気を張り巡らせながら奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)が呟く。見落としがないよう、そして突発的な事態に対応できるよう、緊張の糸を保つのはそれなりに疲弊するもの。
「さすがは断片の王のお膝元ってところかな?」
 そんな聖の零した言葉に、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)が返す。
 実際のところ、二人の見上げたそこ――遠く見える水面には、流氷を割りながら進むいくつもの帆船があった。
 流氷に阻まれ、海底に届く光は僅か。おかげで海上からはうまく隠れられてはいるが、敵もそれは承知の上なのだろう、海中を行く巡回や見張りもまた、思いのほか数が多い。
「海上も中も、ここまで警備が厳重だなんてね」
「敵地であるから当然としても、、兵力の厚みが想像以上ですよ」
 そうして、短く嘆息する。あわよくば敵を倒しながら、一息に突破を図りたいところだが、ここでの無策の突撃は、さすがの彼でも自殺行為となってしまうだろう。
「まあ……無理は出来ませんね」
 とりあえずここは、やれる限りで。前方を行く集団のサポートをここでの最善と定め、聖は彼等の後を追った。

 水中から海面を見上げると無数の流氷で覆われた空の合間から陽の光が差し、薄暗い中にもどこか神秘的な雰囲気を感じさせる。
 敵兵の合間を縫うように進んできたディアボロス達は、ついにそこで敵の巡回と遭遇することになる。海面に浮かぶ船の一つから、巡回のためかヴァンパイアの一団が飛び込んできたのだ。
「何だァてめえら、どこから――!?」
 出会いがしら、声を上げた先頭の一人が、咄嗟にイルカ変身を解いたロザーリヤの一撃で沈む。だがしかし、こちらの存在に気付いたメンバーを殲滅するには至らない。残った敵は迎撃に、報告に、慌ててはいるが確実に動き始めていた。
「……やっぱり、すんなり行かせてはくれないか」
 まあわかってはいたけれど、とマティアスが呟く。そう、いつまでも隠れ進むのが上手くいくはずもなく、これもまた想定の範囲内。
「それでは、作戦通り行こうか」
 険しくとも、道を切り拓いて進むのだ。
 エトヴァの合図と同時に、ディアボロス達はイルカの姿へと形を変える。泳ぐのに適したその身体で、レイラを先頭としたV字を描く。無駄なく速度を出せる陣形を形作り、彼等は素早く敵の横を摺り抜け、一気に距離を稼ぐ動きに移った。
「待て! てめえらそこで止まれ!」
 それでも、視界から逃れられぬ内はパラドクスが飛んでくる。ディアボロス達の背中を切り裂くように構えたヴァンパイアヴァイキングだったが、その一撃は、一人の手によって握りつぶされた。
「追われると面倒なんですよね」
 できるだけ人員を前に行かせるためには、これが最良。犠牲を抑えるためそう判断した聖は、イルカ変身の行軍を見送り、後続を断つ動きに回った。
 敵を前に孤立することになるが、彼が自ら進んで担った殿というのは、そういう役回りである。
「――大丈夫、生きて帰る気は充分ありますから」
 斧を振り上げ迫り来る敵を『掃除』するべく、聖はそちらを迎え撃つように踏み込んだ。

「それじゃ、今度はわたしの番だね」
 観客の視線を集め、誘導して欺くのは道化師の本分、イルカ変身を解いた祝は、周囲の岩を、沈没船の残骸を、打ち鳴らすようにして迫る敵の注意を引いた。これが公演だとすると少々物足りないが、彼女は陽動の前座でも手は抜かない心算だ。
「さあ、こっちだよ!」
 それじゃあ試験公演といこう。嘲笑うように言って、祝は誘うように魔眼を輝かせた。
「――次は俺が行く」
 水中弾を込めた銃を手に、そう言い置いてエトヴァが次の敵の抑えに出る。先頭側の味方を送り出し、遠ざかる彼等に意志を託すように一瞥、そうしてすぐさま、敵陣に混沌の花を咲かせるべく引き金を引いた。
 そんなエトヴァの一瞥に応え、振り返らぬまま、マティアスは小さく口を開く。
「俺達は、チームだからね」
 偵察隊の取ったのは、敵の襲撃に応じて人員一人ずつが壁を担う足止め策だ。V字の陣形で速度を出せるようにして、両翼の端からイルカ変身を解き、順番に敵を抑えていくのだ。
「適材適所、俺は与えられた役割をしっかり果たすだけ!」
 ここは俺の番だと、高らかにそう宣言し、人の姿へと戻ったマティアスは迫り来る敵へと向かう。
 徐々に増える敵の援軍の中、メンバーは一人ずつ取り残される形となるが、本拠地へと向かう仲間達を信じて。彼等は自らの役割のためにヴァンパイアヴァイキングへと挑みかかっていった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【イルカ変身】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV4になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV3になった!

アンゼリカ・レンブラント
【旭日革命軍団】
※アドリブ連携歓迎
厳しい任務だけど、だからこそ燃えるものがあるよね
頼もしい友と進むよ!

仲間持参の残留効果を使いつつ
出来る限り厳戒態勢の警備に気づかれないように。
イルカ変身し泳ぎ距離を稼ぐ

【パラドクス通信】を使い連絡を密にしていくよ
先頭の仲間が安全を確認した方へ
隠れつつ泳いでいくね
移動中は仲間の残留効果の恩恵を受け
急ぎつつも慌てず確実に移動

もし敵に発見されたらスピード重視の陣形で突破
振り切れない、突破出来ない場合は
イルカ変身を解き【水中適応】の効果を受けつつ戦闘・足止め
パラドクスで薙ぎ払い残りのメンバーを送り出そう

敵を蹴散らした後は
通信を使いつつ先に進んだメンバーと合流を試みるね


シル・ウィンディア
【旭日革命軍団】
突破するにはなかなかハードルが高いけど…
でも、だからといって進まない理由にはならないからっ!

平穏結界を展開
少しでも見つかりにくいようになればいいけど…。

みんなとはぐれないように、イルカ変身を使って移動を開始。
止まる場合は障害物のある場所で変身を解除
偵察に出る仲間の確認を待つよ。

敵に気づかれたら、V字陣形とイルカ変身でスピード重視に行動を変更。
陣形を保って強行突破可能な場合はそのまま通り抜けるよ。
壁が厚いなら、変身を解除して敵の前に出るよ
そのままみんなが通り抜けられるように攻撃行動に変更するよ。

敵をやり過ごしたら、イルカ変身で移動を再開。
みんなと合流を目指して動くね


クィト・メリトモナカアイス
相変わらず寒いぃ……
これで海を泳いで突撃するとか正気ではないのでは。
んむ、だからこそ意表を突ける。よきかな……それはそれとして寒い。

一斉に行くのが大事。他の人と合わせて行動。
【水中適応】と【寒冷適応】を借りて他の人と一緒に隠れながらこそこそ進む。
見つかったり見つからないと進めなそうなら【イルカ変身】。
イルカの遊泳速度で敵中を突っ切って防衛ラインを突破する。

突破に足止めが必要そうならいい感じに他の人と合わせてイルカ変身を解除。モナカ砲撃型から放つヌン……もとい「原初の水」で防衛のヴァイキング兵を攻撃。こっちに引き付けてる間に他の人に突破してもらう。

ここからは我らが足止め側。通さぬ。


●道半ば
 幾度目かの襲撃を乗り越えて、偵察隊はフィンランド湾を行く。最初に比べて小さくなった鏃は、しかし託された願いを胸に、速度を緩めることなく進んでいた。深海のような静けさは既に破られ、後方からは足止めに残った者達の戦いの音色が、そして前方には、待ち受けていた敵の部隊の号令が響き渡る。
 速度が足りず先回りされた、というわけではないだろう。恐らくこれは、最初から居た防衛部隊に連絡がいったというだけの話。避けられぬ敵の『防衛ライン』だ。
「んむ。この偵察作戦、最初から正気ではないと思ってた」
 それはもう、パラドクストレインからほぼほぼ凍った海面に飛び込むことになった時点で。実際寒いとかそういう次元ではなかったが、だから意表を突けた面もあるだろう。諦めたように、そしていつもの調子でそう頷いたクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、イルカ変身を解除した。
 今まで遭遇してきたものよりも、一際分厚いこの壁を突破するには、『イルカの速度で突っ込む』などという手では到底足りないだろう。砲撃型のガジェットが、彼女に命に従い、仲間達の向かう『先』を狙う。
 同様に、V字の両端に居たアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)とシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)もまた、隊列を離れて攻撃の構えを取った。
「突破するにはなかなかハードルが高いけど……」
 イルカ変身を解いたシルの背に、二対の光の翼が発現する。六芒星、精霊達の加護を受け、その剣が眩くオーラを纏う。
「でも、だからといって進まない理由にはならないからっ!」
「厳しい任務だけど、だからこそ燃えるものがあるよね」
 アンゼリカの剣もまた、雷光を帯びて海の底を照らし出す。頼もしい友と組むこの戦いに、恐れはない。ここまで足止めを買って出た仲間達の思いを背負い、そして先を行く者達を信じて、剣を振り上げる。
「道を拓く!」
「合わせよ、砲撃開始」
 二条の光の斬撃が敵陣を薙ぎ払い、肉体と魂を融かす『原初の水』が、ガジェットから放射されヴァンパイアヴァイキングを呑み込んだ。
「さあ、今の内に!」
 シルがそう声を上げ、仲間達に歩みを止めず、突破するよう促す。攻撃によって生じた壁の綻びを逃さず、イルカの隊列はそこをすり抜け、強引に突破していった。
「チッ、逃がすな!」
「追え!!」
 混乱する敵陣にさらなる砲撃を加え、クィトは彼等の注意を引きつける。敵の反撃を捌きながら、「狙い通りだ」と冷静に首肯して。
「ここからは我等が足止め側だ」
 それに応じ、輝く剣を手にした二人も同様に、彼女に並んだ。無事送り出すことに成功した仲間達の背を見遣り、微笑むと、アンゼリカはすぐに立ち塞がる敵へと切っ先を向ける。
「こいつらを蹴散らしたら、私達も追いかけるからね」
「さっさと倒して、みんなと合流しないと」
 シルもまた、彼女の言に頷いた。
 コトリン島からの援軍は次々と送られてきている。ここで足を止めた以上、追い付くことは難しいと、彼女達が一番よくわかっていた。
 だから少なくとも、先へ行く仲間達の邪魔はさせないように。
「ここは通さぬ」
 展開したガジェット達の砲口を敵へと向けて、クィトはそう宣言した。

 そこが壁の終端であれば、どれほどよかったか。アンゼリカとシル、クィトの開いた道を進んだ偵察隊は、さらなる敵の迎撃に晒されることになる。
 イルカ変身を解いて、順に足止めを。戦況が悪くなる前に少しでも前へ。初動としてはよかったが、この手は徐々にこちらの手勢を擦り減らしていく選択でもある。
 ――恐らくこの先、奪還戦ともなれば、このコトリン島は本拠地への進軍を阻む戦場の一つとしてカウントされることになる。そうディアボロス達に確信させるほど、ここの守りは厚く、単純に敵の数が多すぎた。
 会敵後の策をもう少し練られれば、もしくは状況の変化に対応する余地を残していれば、また話は違っただろう。だがこれだけの人数が全く同じ方針で動いた以上、即応と修正は難しい。
「このままでは――」
 かろうじて立て直せる機会が訪れたのは、防衛線の半ば。これ以上同じ作戦で進めば、道が閉ざされるどころか全滅も視野に入ってくるだろう。
 失敗には至っていないが、先は未だ遠く、道は細い。
 難局である。
苦戦🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ノイン・クリーガー
【旭日革命軍団】

発見されたか、まぁいい、遅かれ早かれそうなる。
とは言え、敵は水中戦が得意な上に数が多い。
頼むぞ、コーモラント。

イルカ変身を解除して動力甲冑を装備した状態で【水中戦】を行う。

突撃やら斧やらは引き付けてから緊急機動用バーニアで躱す。
津波は海底の【地形の利用】により凌ぐか、メインブースターで振り切る。

そして囲まれないように味方の死角をカバーしつつ、ウェーブガンで【衝撃波】を放ち応戦する。


●水中戦
 遅かれ早かれそうなる――ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)がそう予想していた通り、突破を期した偵察部隊は敵と遭遇することになる。重ねたイルカ変身の効果を軸に、さらなる前進を狙いながら、立ち塞がる敵を押し退け、追い縋る敵を引き付けるために、一人ずつディアボロスが隊列から離脱していく。
 自分の番が来たと悟ったノインもまた、定められた役割を全うするべくイルカ変身を解き、後方から迫るヴァンパイアヴェイキングを迎え撃つ体制に入っていた。
「頼むぞ、コーモラント」
 防衛線を切り抜けることに重点を置いた作戦、その帰結として、足止めに残った者は基本的に単騎で戦うことになる。頼りになるのは自分の実力と、身に付けた装備のみ。特に水中戦を得意とするヴァンパイアヴァイキングを相手にする今回は、この動力甲冑が鍵となるだろうか。
「置いて行かれたのか? 可哀そうになァ!」
「大人しく沈みな! お仲間もすぐに送ってやるからよお!」
 斧に剣、殺到する敵の手にした武器は、いかにも原始的な物だが、油断はできない。
 動じず、急がず、しっかりとこちらに引き付けてから、ノインは緊急機動用のバーニアを噴かした。先頭の一人、その斧の軌跡から身を躱すように身体を回転させ、重く冷たい水を掻き分けるその感触に耐える。
 大振りの敵に対してこちらは最低限の動きで、銃口を向けたウェーブガンの引き金を引いた。
 指向性の高い超音波が水中を伝わり、ヴァンパイアヴァイキングの身体を揺らす。全身を打ち据える衝撃波に、目を白くして昏倒する敵にとどめを刺して、ノインは後続に牽制を加えながらメインブースターに点火する。
 極力離脱を期して動くが、パラドクスを駆使して水中を突撃してくる敵は、それでもなお攻撃を仕掛けてきている。
 こちらに届く刃のみを受け止め、反撃。どうにか敵の数を減らすことに成功するが、恐らくこれは一時的なものに過ぎないだろう。
「――多いな」
 恐らく、コトリン島から来ているこの増援が枯れることはない。
 やれることをやるしかあるまいが、さて、どこまでやれるものか。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【水中適応】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

シューニャ・シフル
【旭日革命軍団】
アドリブ連携歓迎

①で発見されたら【イルカ変身】を解除して両手にククリを構える。
他の奴らと連携して離れないように立ち回る。

水中での戦闘か。あっちに行かせない為にはしゃあねぇか。
常に有利な状況で戦えると思うほど素人でもねぇさ。

ヴァイキング兵の攻撃は左腕を盾にして防ぐ。(なにを盗まれても気にしない)やるなら内臓持っていく位の気概を見せやがれ。
水中じゃろくにかわせねぇし、動けねぇんだ。
そっちから来てくれるんなら楽できるってもんだ。

突っ込んで来た敵をククリで裂いて、【不意打ち】で足のナイフを使って【解体】していく。

戦闘後は前進しながら撃破を繰り返す。

*敵を貶すような発言はしません。


●足止め
「――ま、あっちに行かせない為にはしゃあねぇか」
 陣形の外にいた者から順次足止め、その方針に従った彼女もまた、水中戦の構えに入った。
 イルカの身体からサイボーグたる元の姿へと戻り、シューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)は両手にククリを手にして、琥珀色の瞳を敵へと向ける。残留効果により、暗闇の中であろうと視界は良好、流氷の隙間から僅かに届く光の合間に、迫り来る敵の姿がよく見える。
 泳ぎに向いた流線型の身体を捨てて、急激に水の抵抗がかかるのを感じる。追い縋っていた敵との距離は、こちらの原則によって一気に縮まった。
 水中における機動力の差は歴然。だが常に有利な状況で戦えると思う程、彼女は素人ではない。不利なら不利でやりようはある――。
「邪魔なんだよ、どけえ!」
 振り下ろされるヴァイキングの斧、高速で迫るそれを、巧みに回避できるほど彼女は水中に慣れていない。しかしシューニャは、避ける代わりにその左腕を差し出すように、迫る刃を受け止めた。
 黄金に輝く機械の腕が、ヴァンパイアヴァイキングの斧とぶつかり、衝撃が全身を駆け抜ける。通常ならば堪えて押し返してやるところだが、水中では身を支える場所がなく、勢いに負けて身体がぐるりと回転する。
「チッ、妙な腕しやがって!」
 仕留め損ねた、と舌打ちする敵の顔が、回り行く視界の中にちらと見える。それでも敵の顔に余裕が見えるのは、攻撃がうまくいったと確信しているからだろう。
 そのおかげか、何やら体の一部の風通しがよくなったような気がするが、シューニャはそんなことは気にも留めない。
「やるなら内臓持っていく位の気概を見せやがれ」
 回転する勢いのまま、両手の刃ではなくブーツの一撃を、すれ違いざまに敵の脇腹に打ち込む。蹴りの威力自体は大したものではない、しかしブーツに仕込まれていた隠しナイフが攻撃と同時に飛び出して、ヴァンパイアに深手を負わせることに成功する。
「動きが止まれば、水中でも関係ねえな?」
 『Quattro spade』、両手両足に備えた刃を駆使した斬撃で、彼女は敵を一体仕留めて見せる。それを見た後続のヴァンパイア達は、油断なくシューニャを倒すべく動き始めるが――その時点で、足止めの役割は成せたと言っても良いだろう。
「そっちから来てくれるんなら楽できるってもんだ」
 迎撃態勢を取って、シューニャは敵の増援の相手にかかった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

フェイ・ブランディング
【旭日革命軍団】
連携&アドリブ歓迎

「水中戦もこなしてみせるっ!」
 ①で敵に発見されたら、イルカ変身解除し戦闘班と共に迎撃&陽動
【水中適応】アクアジェットブースターを展開し【水中戦】に移行。

機動力を生かした【一撃離脱】戦法を主体に【突撃】
『パイルバンカー・改』を叩き込む。

HPの高い敵が居たら突貫『Dolphin Blow 』を叩き込み確実に倒す
縦横無尽に【残像】が発生する速度で水中を駆け抜け味方を援護。

敵の反撃に対しては【ガードアップ】を重ね防御態勢
更に反撃【電撃使い】【グラップル】を組み合わせた拳でカウンター。
「迎撃雷光拳ッ!」

敵の迎撃が終わったら、他の戦闘班と一緒に先行組への合流を目指す。


●雷光
 V字の陣形から離れ、イルカ変身を解除。突き進む仲間達を見送ったフェイ・ブランディング(異世界からの遭難者・g04748)もまた、敵をここで釘付けにするべく武装を展開する。
「水中戦もこなしてみせるっ!」
 アクアジェットブースターを用い、イルカにも劣らぬ動きで高速潜航した彼は、水中を駆け抜けるようにしてヴァンパイアヴァイキング達を迎え撃った。
 機動力を武器にして敵を撹乱、注意を此方へと引き付けていく。双方の動きによって海水が渦を巻き、水底の堆積物が舞い上がる。閉鎖性海域であるこの場所は海水が滞留しやすく、『未来』では水質の汚染が問題になっている。しかしこの時代はまだそこまで環境が悪化しているわけではなく、先を見通すことは十分に可能だ。
 濁り行く視界の中でも敵を見逃さず、隙を見てフェイは一気にブースターの出力を上げた。
「アクアジェットブースター最大出力ッ!」
 飛ぶように加速し、最高速度で敵へと突貫。先端のラム部分による突き上げるような一撃を叩き込む。
「……バースト! ドルフィンブロウッ!!」
 ヴァンパイアヴァイキングの一体を貫き、疾走。だがそのまま離脱するよりも先に、敵の反撃が襲い来た。
「さっさと沈めぇ!」
「させるか! 迎撃雷光拳ッ!」
 漆黒の儀腕が眩い光を宿し、ヴァンパイアの振るう斧の一撃を迎え撃つ。『空』を覆う流氷によって作られた暗闇に、雷の光が弾け飛んだ。
 スパークする輝きの中でもしっかり姿勢を制御し、フェイは引き続き目の前の敵の殲滅を狙う。立ち塞がるトループス級を始末したら、自らも前進し、先行した彼等と合流を図りたいところだが。
「やりやがったなてめえ!」
「逃がさねえぞ!」
 敵の思惑もまた同じ。問題なのは、目の前の彼等を討ち果たすまでに、別の増援が駆け付けるだろうというこの戦況だ。
 増援の一部がフェイに向かってきている分、撹乱を担うことはできている。このまま戦い続けて先行する味方を楽にするのか、それとも自らも前へと進むのか。
 残されたフェイ達にとっても、これは選択の時である。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【水中適応】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

リップ・ハップ
見つからねいのが一番とはいえ中々厳しいか
こっそりよかドンパチのが私向き、敵が復讐者の動きに気づいてからのサポートに回るよ

見つかっちまったら増援どんどこ、つったらこっそりやる必要はねいな
寧ろ派手に注意引いた方が良い位か?
突破を目指す皆から敵を引き離すように、或いは皆とは別ルートで防衛線を越えるよな素振りで海上で戦ってく

パラドクスで宙に足場を作り、斬り込みと離脱のヒット&アウェイ
海中へは大鎌のリーチ活かして釣り針の如く引っ掛け、斬り上げる

敵の攻撃は完璧に対処するつもりはねい、そもそも数が数だ
勢い削いだり急所遠ざけながらじっくりね
この調子ならなんとかなる……そう思わせて前のめりにさせられりゃあグッド


●紅の戦場
 先行していた偵察隊は敵と遭遇、足止めに人員を割きながらの前進も、道半ばで途絶えかけている。各地で戦闘が発生しているフィンランド湾を見据えて、リップ・ハップ(Reaper Harper・g00122)もまた後を追うように戦域へと踏み込んだ。
「見つからねいのが一番とはいえ、中々厳しいか……」
 防衛線の規模からするに、会敵は避けられなかっただろう。そして、この後は敵拠点であるコトリン島から控えていた戦力がどんどん出てくることになる。
「こうなっちまったら、もうこっそりやる必要はねいな」
 影に隠れて数体倒したところで、全体への影響は薄い。それならむしろ、派手にやって注意を引いた方が効果的だろう。
 目指すは増援に回るヴァンパイアバイキング達。先行した彼等とは別ルートで攻め上がるような素振りで、リップは海上を駆けた。
「こっそり行くよりは、こっちの方が私向きか」
 軽やかなステップで踏みしめるのは、海面ではなくその僅か上に広がった赤い円。握った大鎌、『伯爵』が吐き出した誰かの血液が、薄く広がり足場を成していく。
「嬢ちゃん、こっちは行き止まりだぜえ?」
 帆船から流氷の上に降りてくる彼等に向けて、リップは速度を落とすことなく駆け込んだ。
 疾走の勢いのままに大鎌を水平に振るい、彼等の構えた得物を弾き飛ばす。そして間髪入れず、振るった大鎌の方向を変えて、足元の流氷の下へと叩き込んだ。
 変幻自在の一撃、海水さえも切り裂くように突き進んだ刃は、海中からリップに襲い掛かろうとしていたヴァンパイアを引っ掛ける。
「おっと、釣れたと思ったんだけどね」
 釣り針のように突き刺さったそれは、しかしその鋭さ故に敵を両断して行き過ぎた。
「こいつ、よくも――!」
 初動は悪くない。そうして逆上を煽ったところで、リップは素早く後退の姿勢を見せる。奇しくも同じ、紅い血色のオーラを纏って迫る敵の群れを、『伯爵』の血弾で応戦、捌きにかかった。
「覚悟しろよ、すぐに追い詰めてやるからな?」
 抵抗の弱さに手応えを感じたのか、にやりと笑うヴァンパイア達に、マスクで表情を隠したままリップが応じる。もとより彼女には完璧に捌くつもりがない。というかこの数を相手にそれをやり切るのは不可能だ。ゆえに勢いを削ぎ、急所を避けることに努めて、敵が前のめりになるよう誘導する。
「これで、向こうも少しは楽になるかな……?」
 多数の敵を引き寄せ、陽動の役を担いながら、彼女はちらと前線に赤い瞳を向けた。
 ここからでは流氷に覆われた海と、多数の帆船しか見えないが、海中を行く仲間達は、果たしてどうなっているのか――。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

舞剣・荊
【海鷹】
さ~て今日は何して遊ぶ……
ガチなの?オッケー👌

やるか


○方針
退路保持>情報獲得
組長に合わせ同時に攻める
小鳥遊とは離れるが
要請されたら援護に向かう

海は任せな
空は"鷹"に譲るぜ
左右?組長の間合いは世界の端まで届くらしーよ
知らんけど


○戦闘
味方と別の敵を襲撃
ひとまず喉や眼を狙い
他の敵に知らせる術を潰す

アンタは何も見てないし言えない
聞こえてるって?
んじゃ聞かなかったコトにして

どれだけ近くで反撃を受けても
敵を見続ける

殴っても蹴ってもアタシの眼は閉じないよ
痛いとか怖いとかぜーんぶ失くしたし

あれ
たかなし~組長~アタシの下着見てない?なんかいつのまにかノーパンなんだけど!
やべートイレ行けないジャン!


奴崎・娑婆蔵
【海鷹】
此度は〝ガチ〟
よござんす

応とも
この剣、如何様にでも届かせてみせようじゃァありやせんか

十万億土の彼方まで!
根こそぎ八ツ裂きにしてやりまさァ!


・仲間と対処範囲を分担、己は敵陣左右両翼を警戒
・『トンカラ刀』へと【オーラ操作】にて殺気を込めに込め【闇刃放出】を装填――太刀筋に乗せて射出

・ヴァイキング兵を攻撃する上で狙うのは、特に喉、次に足腱
・喉を獲って叫べなくする――津波の招来を封じる、また腱を狙い泳ごうにも波乗りしようにも難儀させる狙い


声を張れなくなった程度で、どうした、エエおい?
『海が呼んでいる』ってェ話でございやしょう?
であれば、黙っていてもいい波が来てくれるんじゃァありやせんか?なァ!


小鳥遊・英
【海鷹】
ちょっと今回は真面目に行きましょう
一筋縄では行かなさそうですし

さあ、狩りの時間です
【飛翔】で空へ陣取り俯瞰して状況を把握します
わたしだってただ叫ぶだけではありませんよっと

此方に気付いていない個体から順に撃破狙い
ホログラムウィンドウとコンソールを複数展開して効率よくいきましょう
気付かれたら?
ハッ!ド派手にかまして差し上げますよ!

組長と舞剣さんも視界内に入れて周囲警戒を怠らない
死角から襲う個体があればこちらから攻撃をしかけつつ、注意を促しましょう
【パラドクス通信】を使ってクロックポジションで敵の位置を知らせられたらいいですね

存じ上げませんので我慢してください!あとで買ってあげますから!


●ガチ
「さ~て、今日は何して遊ぶかな~」
 戦いの始まったフィンランド湾に降下し、舞剣・荊(Thorm.・g02226)がいつもの調子で思考を巡らせる。しかしながら、同行した小鳥遊・英(Code name/Falcon・g00772)にはそこにアイディアを足す余裕はないようで。
「いえ、ちょっと今回は真面目に行きましょう」
 ここまでの状況を見るに、一筋縄では行かなさそうですし。そう呟く彼女に、奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)も頷き、同意する。戦況はどう見てもよくはない。放っておけば、先行した偵察隊は敵軍に呑まれて潰えるだろう。
「此度は〝ガチ〟でいきやしょう」
「そうなん? オッケー👌」
 緩い調子で応じた荊の眼が、スイッチを切り替えたように剣呑な光を帯びる。
「海は任せな。空は"鷹"に譲るぜ」
 「良いでしょう」と頷いて、“Falcon”は空へと舞い上がる。上空を押さえ、戦場を俯瞰し、戦いの趨勢を読み解くのだ。
「まあ左右はいっか。組長の間合いは世界の端まで届くらしいし?」
「応とも。この剣、如何様にでも届かせてみせようじゃァありやせんか」
 かはは、と笑って、娑婆蔵は佩いた刀の柄に手を遣った。迫り来る敵、ヴァンパイアヴァイキングの群れを蹴散らし、味方を追手から逃がし退路を確保する――そのために。
「わたしだってただ叫ぶだけではありませんよっと」
 それに背を押されるように上昇を始めた英だが、少しばかり上ったところで、ヴァイキング達のギラついた視線が一気に集まったのを肌で感じる。
 ――あ、これまずいな。そう悟るよりも早く、回線安定丸が「モギュウウ」みたいな唸りを上げて、英の頭に乗っかり降下させた。
 戦場を俯瞰できるということは、こちらも戦場全体から発見され得るということ。そして視界に入ればパラドクスは当たる。今回のような状況で飛べば、ソシャゲのレイドボスのようにすり潰されてしまうだろう。
「……援護お願いして良いです?」
「たかなしヘルプ出すのはやくね?」
「ガチ戦場ともなれば、そういうこともありまさァ」
 経験豊富な感じを醸し出してくる組長の様子に、むむむと英が眉根を寄せる。後方の知的なバランサーみたいな活躍がこの辺で入る予定だったのだが。
「だ、大丈夫ですよ! ちゃんと仕事はしますからね!!」
 ホログラムウインドウを展開、素早いキータッチでプログラムを構築、最後のエンターキーでそれを走らせる。
「ド派手にかまして差し上げますよ!!」
 迫り来る先頭の敵帆船に紫色の魔法陣が描かれ、直後にそれが爆発する。敵の一体を消し炭にしながら船を破壊し――。
「そんじゃ、やるかー」
 荊が音もなく流氷を蹴り付けた。帆船を破壊した爆炎と煙、一時的な混乱状態の中、船に乗っていたトループス級は海上へ、海中へ、それぞれに逃れる。そうして流氷の上に着地した一人の首を、強靭な五指が掴み取る。
「アンタは何も見てないし言えない。わかる?」
 煙に紛れて接近していた荊が、いつの間にやらその背後に回っていたのだ。どうせ戦うのなら、気付かれない内にやってしまうのがベストなのだが。
「ああ、でも声は聞こえてんのか」
 んじゃ聞かなかったコトにして。縊り、黙らせ、静かにそれを冷たい海へと沈める。そしてさらなる相手へと獲物を定め――。
「貴様、いつの間に!」
 だがそこで、荊の接近に勘付いたヴァンパイアの一体が、斧を手に斬り掛かる。素早い踏み込みと共に振り下ろされる刃、その一閃を、荊は無造作に掲げた腕で受け止めた。肉が裂け、血が噴き出し、骨が軋む。だが彼女の眼には苦痛の色も恐怖の色も滲まない。攻撃を受け止めながら最短の動きで距離を詰め、荊は反撃の一撃で敵をその場に叩き伏せた。
 一時的には静かになったが、先の爆煙も散り始め、姿を隠す場所がなくなる。露になった茨の元へ、咆哮と共に次の敵が斧を振り上げる。
「がっ――!?」
 直後、その雄叫びが断ち切られた。薄くなった煙の向こうで漆黒の剣閃が奔り、ヴァンパイアの足が、腕が、切り裂かれて赤い花を咲かせる。
「声を張れなくなった程度で、どうした、エエおい?」
 全身に巻かれた包帯の隙間から、爛々とした赤い瞳がそちらを射すくめる。見えているなら刃は届く、喉元に不可視の切っ先を突きつけながら彼は嗤った。
「『海が呼んでいる』ってェ話でございやしょう? であれば、黙っていてもいい波が来てくれるんじゃァありやせんか? なァ!」
 挑発的にそう告げて、反撃を封殺。続く一太刀で敵を血の海に沈める。
「組長、次のが来ますよ!」
 泡を食った敵陣に追撃を加えながら英が言う。娑婆蔵と荊も、彼女が示す方角へと視線を巡らせば、コトリン島から出たのであろう増援の一部が、列を成してこちらへと向かってきていた。
「あの島、なんか戦争の時くらいの規模で敵がいますよ」
「ははあ」
 あちらさんは、随分景気が良いようで。それはそれで構わないと、剣気を纏い、娑婆蔵は高らかに吼える。
「十万億土の彼方まで! 根こそぎ八ツ裂きにしてやりまさァ!」
 氷の上に轍を刻み、いざ――。
「たかなし~組長~アタシの下着見てない? なんかいつのまにかノーパンなんだけど!」
「存じ上げませんので我慢してください! あとで買ってあげますから!」
 シリアス続かないなあ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【水中適応】がLV4になった!
【狐変身】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!

ゼキ・レヴニ
湾からの侵攻を防ぐ天然の要塞って訳か
なんとも都合の良い場所に島があるモンだ
此処を突破すりゃ藪から喉元に刃ってとこかね
一丁奴らをチビらせてやろうぜ

敵に発見される迄は【水中適応】【光学迷彩】等
行動に有利な効果を借りて隠密で潜行

戦端が開いたらそっからは得意の裏方仕事よ
『躯』を鉄条網に変じ
敵の追跡を遮る方向に【防衛ライン】を展開
増援が来る前に突破隊を送り出すぜ

ある程度敵を片付けられたら突破隊の方に移動
そこで又敵を引き受け味方を送り出す
繰り返して速攻突破の助力が出来りゃ上々

コトリン島の西
又は南北の海峡の内一方に敵を引き付ければ
突破隊が動き易くなるか
全体の動きには合わせつつ地形も考慮して敵を妨害しようかね


●地獄行
 コトリン島。今回の偵察任務の障壁となるこの島は、大陸へと食い込むフィンランド湾の中ほどに位置している。ほどほどの陸地を持ち、南北に睨みを利かせるその立地を考えれば、誰だってここに砦を築くだろう。
「湾からの侵攻を防ぐ天然の要塞って訳か……」
 なんとも都合の良い場所に島があるもので。後方より戦場を見渡し、ゼキ・レヴニ(Debaser・g04279)がそう呟く。
 他のディヴィジョンとの境界を思えば、ここは海の守りを一手に引き受けるだけの戦力が配されているはず。簡単に抜けられない場所ではあろうが、逆に言うなら此処を突破されれば敵はかなり慌てるだろう。
「どうせなら、奴らををチビらせてやりたいところだよなぁ」
 安心しきった連中の喉元に、突如刃を突き付けてやるのはきっと気分が良い。その瞬間を叶えるべく、ゼキは開かれた戦端に足を踏み入れた。
 流氷の下にある海の底は、冷たく重い闇に覆われている。雪は降らずとも、ここは間違いなく極寒のディヴィジョンの一角なのだと実感する。いつの戦いによるものか、沈んだ船と、先行した他のディアボロス達の倒した敵の骸。赤の滲み出したそこへ、ゼキは鉄の網を展開した。
「お前さん達は『そこまで』だ」
 先には進ませない。敵の援軍の歩みを妨げるように鉄条網を張り巡らし、彼は言う。
「おい、こっちにも侵入者が居るぞ!」
「誰だか知らねえが、邪魔すんなよ!」
 生み出された柵の前に足を止めた彼等は、その出所であるゼキへと刃を向ける。雄叫びと共に紅のオーラを纏わせ、ヴァイキング達は一斉に襲い掛かった。
「これはまた、威勢が良いな」
 それだけ士気も高いということか、そう分析しながら、ゼキは鉄条網で先頭の一体の斧を絡め捕る。
 血色のオーラを帯びたそれは、陸上で味わえば赤く錆びた臭いがするのだろうか。それはさぞ、戦場に似合いの光景だろう。『走狗の檻』はそのままヴァンパイアヴァイキングの腕へと巻き付き、その無数の棘を食い込ませる。力ずくでそれを引き、ゼキはそのトループス級を水底へと引きずり下ろした。
 ずたずたに裂けた骸が一つ沈み行く。だがありふれた戦場の露には構わず、彼は敵を誘うように笑って見せた。
「さあ、かかってきな」
 突破隊の方向とは別に、援軍の行き先を作ってやれば、あちらも動き易くなるだろう。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

クィト・メリトモナカアイス
進むべきか戦うべきか迷うこんな時。
こんな時にーはー。とにかく動く。
増援は来るし排斥力もある。少なくとも今は、目の前の敵を減らしながら考えるでよし。

というわけで。
モナカ突撃型、つっこめー。
水中をすいすい泳ぐモナカ突撃型の突進攻撃……と見せかけて。
敵中につっこんだモナカ突撃型の放電攻撃。『突撃のキンカロー』で敵を感電させる。水中では良く効いてよきよき。我は離れてる。

ついでに【パラドクス通信】も起動。
こちらモナカアイスに愛されし守護者。現在足止め中。
状況どうぞ。

戦線が縦に伸びてるし最前線と最後方の通信は無理でも、できる範囲で現在の情報共有。


●閃光
 足止めの役割を果たし、突破を狙う仲間を無事送り出すことは出来た。しかし、味方の進行は停滞しつつあるという。
 進むべきか、戦うべきか。通信によって届く戦況から、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は少し頭を悩ませる。一人でどうにかできる状況ではない……と割り切ってしまうのも良いけれど、それでも全体の中で、最良となる一手を探したいもの。
 まあ、そんなものがすぐに見つかるのなら苦労はしないのだが。
「こんな時にーはー……」
 とにかく動く。立ち止まっている暇はない。
 どちらにせよ目の前の敵を減らすことには変わらないのだから、その間に考えよう。
「モナカ突撃型、つっこめー」
 整列させたガジェット達に命令を下し、迫り来る敵の増援へと進軍させる。推進力をどこから得ているのか外からはわからないが、すいすいと水中を難なく泳ぎ、彼等は突進攻撃を仕掛ける。
「なめられたもんだなァ」
「こんなもんでオレ達が倒せるとでも――」
 しかし水中戦に慣れているのはヴァンパイアヴァイキング達も同じこと、怯むことなく応戦の構えを取り、ガジェットを叩き壊すべく斧を振るう。が。
「モナカスパーク、はじめー」
 待ってましたとばかりに、そこでクィトが指示を下した。敵を確り引き付けたところで、彼等は一斉に放電を開始、海中に一瞬の閃光の花を咲かせる。
「さすが、海中では良く効く」
 よきよき。ちゃんと距離を取っていたクィトは、その電撃の成果を眺めてうんうんと頷いた。
 共に戦う仲間の尽力もあり、一時的に戦闘は落ち着いた。すぐさま次の増援が向かってきているのは見えるが、とにかく。この合間を縫って、クィトは味方へと連絡を取った。
 戦線が縦に伸びている分、完全な状況理解は難しいだろう。しかし共有できる情報は共有しておくに越したことはない。
「こちらモナカアイスに愛されし守護者。現在足止め中。状況どうぞ」
 勝ち筋は、まだ潰えていないはず。この戦いが他の味方の背を押すことになると願って。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!

ノイン・クリーガー
【旭日革命軍団】

こりゃまいったね、どうも…。
どうにかして敵を引き付けるしかなさそうだ。

ネメシスモード発動。
サイボーグに改造される以前のドイツ兵の姿になり、亡霊兵士達が集まって来る。

敵の注意を引くべく、突破隊とは別方向の防衛線の厚い所へ向かい、攻撃を仕掛かけ陽動を行い、手薄な部分を作る。

【パラドクス通信】で味方と連携をとりつつ、集まってきた亡霊部隊と共に、ロケット砲による【砲撃】、機関銃による【制圧射撃】、手榴弾による【爆破】など、あらゆる手段で【破壊】の限りを尽くす。

POWが低い味方が攻撃されている時はディフェンスに入る。


四十九院・祝
【旭日革命軍団】
アドリブ&連携OK
ネメシスモード発動、機械化人魚の姿に変身して戦うの。
【水中戦】で高速で泳ぎながら尾鰭の刃で【斬撃】したり、機械腕の丸鋸で敵を【解体】してお腹の捕食器官で丸ごと戴いてしまうのよ。
戦闘班の仲間と共に行動し、一体一体集中して確実に倒して回るのよ。
SPD、WIZが苦手な味方をディフェンスしたり、敵の注意を引いたり頑張るのよ。
兵は拙速を尊ぶ、速いのは得意な方なの。


●陽動
「こりゃまいったね、どうも……」
 尽きることのない敵の増援を前に、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が小さく呟く。この状況では『前』に追いつくのは難しそうだと見て取り、彼は少しでも多くの敵を引き付ける方に目的を定めた。
 あえて目立つように銃弾をばらまき、注意を引きながら防衛線の厚い方へ。ネメシスモード、在りし日の姿へと変じたノインの復讐心に応え、かつての戦友達が亡霊となって周囲に群がる。
「総員、攻撃開始」
 目前の敵へと照準を定め、仕掛ける。ノインの放った初撃はヴァンパイアの構えた斧の刃に阻まれるが、構いはしない。亡霊達の携えたロケット砲や機関銃による追撃が絶え間なく敵を襲い、飽和した火力で押し切った。速やかに仕留めたそれの骸が海中を漂う。それは後続に対して多少の圧力にはなったようで。
「おい、やられてんじゃねえか!」
「なんだこいつら、どこから湧いて出た!?」
「それはこっちの台詞だが……」
 いや、連中はコトリン島から来ているのだったか。狼狽える敵の様子にそう返しながら、ノインは防衛線へと切り込んでいく。薄暗い水底はかつての戦場に比べれば静かで涼しいくらいだ。彼を中心とする兵隊の一軍は、しかしそこで前進を阻まれることになった。
 敵もまた数を活かして徒党を組み、赤いオーラを纏った刃で以て、隊を切り崩しにかかる。突撃を仕掛けてきた一体の斧が、ノインを捉えかけたそこで。
「こっちはわたしが受け持つのよ」
 機械化した歪な人魚が、それを途上で阻んだ。
 四十九院・祝(還り来る恐怖/La Peur de Fortune・g05556)の広げた掌には無数の丸鋸が生じ、水中でも響くような唸りを上げる。物騒で容赦の無い抱擁。引き裂かれながら抱き寄せられたヴァンパイアは、そのまま祝の腹部の捕食器官に噛み砕かれることになる。
 比較的戦闘位置が近かったことが幸いしたか、運よく合流できたノインに、祝は自然と共闘の構えを取った。
 鋭い尾を打ち振るい、水中を自在に駆けて、尾鰭の刃で近くの敵を牽制する。中には力ずくでその刃を抑える者も居たが、確たる攻撃に出る前に、今度はノインらの集中砲火がそれを阻んだ。
 協力して敵の先陣を受け止め、一時的に敵の攻撃が緩んだところで、祝はその道を示す。突破班とは別の方向、とにかく敵の注意を引く、陽動である。
「兵は拙速を尊ぶ、って言うのよね?」
「違いない」
 それでは行くか、進めるところまで。この分厚い防衛線が相手では、最初に仕掛けた時のようにはいかないだろう。それでも構わない、途中で止まることになろうと、味方の抵抗が少しでも薄くなるなら――。
 パラドクス通信で味方へとその旨を伝えて、彼等は戦場へと身を投じた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV4になった!

アンゼリカ・レンブラント
【旭日革命軍団】
ネメシス!天使風の姿になり
足止めしている敵に対しパワフルに水中戦だっ

仲間と連携し、死角を庇い合うようにして攻撃していくよ
奪わせるのは何もないからねっ!
心に勇気を灯し、攻撃を凌ぎ、動じず敵を倒していく

単体攻撃だけど確実に1撃1殺を心がけ、
苦手属性を互いにディフェンスし合い反撃の機も逃さない
私達への囲みに穴が開いたら徐々に移動だよ

突入した仲間とは別の迂回ルートへ
その間も攻撃は絶えず行い、突破狙いと
注意を惹くのも併せ行おう
こちらに敵が集まってくれば突入した仲間も楽になるはず
《光泡輝槍》、貫けぇーっ!

私達も突破できそうなら、
イルカ変身してダッシュ、一気に敵を引き離そう!
さぁ、こっちにっ


シル・ウィンディア
【旭日革命軍団】
ネメシスモード開放!
青白いオーラを纏って水中戦を行うよ。

高速詠唱で隙を減らしてから七芒星精霊収束砲。
虹色の砲撃、簡単に防げるとか思わないようにっ!!

パラドクス通信で情報を共有。
連携して攻撃を行っていくよ。
単体攻撃の七芒星精霊収束砲だから、確実に落としていかないと…

攻撃しつつ、突入した人たちと違う、迂回できそうなルートを見つけたら、突破するように見せかけて敵の誘導を試みるよ。
迂回ルートへ移動しつつ、攻撃は忘れずに行うね。
攻撃をしていけば、多少は気が惹けるかな?

迂回ルートが突破できそうなら、イルカ変身で一気に引き離すように移動を開始するよ
これで釣れてくれたらっ!!


●微かな好転
 足止め役としてその場に残った者達は、なおも尽きぬ敵の増援を相手取る事になる。凍り付くような冷たさの水中でも構わず、自在の襲い来るヴァンパイアヴァイキング兵達を、天使のような輝く翼が迎え撃った。
「奪わせるものは何もないからねっ!」
 厳しい状況であれど希望を捨てず、心に勇気を。アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は迫る敵の刃を弾き、その身に輝くオーラを纏う。
 水泡状の輝きと共に、勢いよく弧を描き、反撃の体当たりで敵を沈めた。一撃一殺、対多数の状況だからこそ確実に、彼女は敵を仕留める事に尽力する。
 そんなアンゼリカと背中合わせに、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)もまた青白く輝くオーラを纏い、攻撃にかかっていた。
「――すべてを撃ち抜きし光となれっ!!」
 素早い詠唱と共に星を描き、放たれるは『七芒星精霊収束砲』。暗い海を彩る虹色の砲撃で、こちらの隙を窺っていた個体を呑みこむ。
 威力の高い攻撃で確実に敵の数を削り、一度に戦う数を抑えるという方針は二人共通したもの。際限のない増援によって戦いの終わりは全く見えないが、それでも先頭の敵を潰し続けることで、一時的に彼女等の前が拓ける。
 突破、というにはあまりにも薄い穴だが、無理矢理前進するには十分だろう。
「さぁ、今の内にこっちにっ」
 その好機を逃さず、アンゼリカは躊躇なくそこへと飛び込む。行く手を阻もうと先回りしたヴァンパイアが、目の前で虹色の光で切り裂かれるのを見ながら、光るオーラを纏い、前へ。
 アンゼリカが次なる敵へと突撃し、俄かに生まれた道へ、シルもまた突っ込んでいく。
「これで釣れてくれたら……!」
 攻撃の手は緩めず、そう呟きながら、シルは付近の敵の様子を探り見る。
 彼女の言うように、二人の向かう先は先行させた仲間達とは別の方角、言うなれば迂回のためのルートだ。作戦開始時と違い、こちらの居場所が割れている状態では無謀な突進だろうが、さりとて防衛線の連中はそれを無視することなどできない。
「あんな小娘二人に……!」
「行かせるな、ここで潰せ!」
 応戦しながらの行動が功を奏したか、ヴァンパイアヴァイキング達は、そんな怒号を交わしながらシルとアンゼリカの方を追って来ていた。
 突破するように見せかけたことでついてくる敵達は、『本命』から行く手を逸らされた形だ。
 足止めと陽動。ここまでの尽力があっても、多大な頭数で支えられた防衛線には、限定的な影響しか与えられないだろう。しかし一時的とはいえ、前を行くディアボロス等は目の前の囲みが薄くなったことを感じ取れるはずだ。

 飽くまで比較の話だが、これまでで最も、前進しやすい状況が形作られた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV5になった!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!

フェイ・ブランディング
●心情
先行部隊に合流しても出来る事少ないな…
陽動+別方面からの突破を試行

●行動
①パラドクス通信で戦況を確認
②流氷をぶち抜き、凍ってる海面すれすれを飛翔
『本命』や味方の陽動と被らない様に最高速で前進
(リスクが高い場合、氷上をバーニアでダッシュに変更)

③流氷を障壁代わりに、氷上と水中を交互に切り替え進行
敵からのヘイトや攻撃をカットしながら進む
(隔離眼で氷に穴開け、通行後解除で追跡妨害)

④行く手を防がれても諦めずにパラドクス発動
自分の間近に極大レーザーを照射、大気と水中に大量の水蒸気を発生させ
【光学迷彩】を使用し紛れて強行突破

「これだけ目立てば陽動にはなるだろ!」
(他、有用な残留効果全て借ります)


クィト・メリトモナカアイス
おっけー。
こちらモナカアイスに愛されし守護者。そっちに合流する。

【パラドクス通信】でやり取りしながら進む方向を決める。
あのふたりはあっちに行ったし、我は最前線の突破を手伝おう。
増援と増援の合間を縫って【イルカ変身】。ざばーんと泳いで最前線へ向かう。
最前線を追いかけてるパイレーツたちを見つけたら変身を解いて「始めに織られしは水葬の矢」。黄金猫拳打棒で殴り飛ばす。
もし最前線の人たちが敵から身を隠すことができてたら、我は合流すると言いつつ敵を引き連れて別の方向へ。最前線がさらに進みやすくする。
最前線が交戦中なら合流して敵を倒して一緒に進み、必要があればまた我だけ残って足止めして先に行かせる。


ロザーリヤ・ユスポヴァ
多少なりとも、突破に向けて希望が見えて来たな
これは仲間たちが作り出した好機
振り返らず進み続けることで、奮闘に応えようではないか

レイラと共に最前列を進む
速度が必要な場面では【イルカ変身】隠密性が求められる時は【光学迷彩】を使用

敵を殲滅することは不可能だ、進行方向への一点突破で防衛線を抜ける
攻撃は目の前の敵を退けるためだけに、他の敵には反撃で対応
後続がぼく達と合流、ないしは近くまで追いつくことが出来たなら
【パラドクス通信】で状況を共有し、先に進むための支援攻撃を要請
連携してひたすら防衛ラインの奥に進むぞ

もし自分を捨て駒にしてレイラを先に進ませるしかない状況が来れば、そうする
彼女の機知に託すとしよう


●隘路
 防衛線を形成していたトループス級の数が、僅かながら疎らになる。各地で陽動のように圧力をかけた者達、そして道中足止めを担った者達の成果を、身を潜めて機を窺っていたロザーリヤ・ユスポヴァ(“蒐集卿”・g07355)は、最前線で目にしていた。
「多少なりとも、突破に向けて希望が見えて来たな……?」
 なおも頼りない道筋ではあるが、立ち止まる羽目になった先のタイミングよりは遥かにマシだ。これこそが仲間達の作り出した好機であると考え、彼女は同行していた最前線の者達と共に前進を選んだ。
「振り返らず進み続けることで、奮闘に応えようではないか」
「おっけー。我もそっちに合流する」
 通信機越しにそう応じて、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)もまたそちらへ向かう。
 パラドクス通信で連絡が取れるのはこれが最後か。速度を優先してイルカ変身を遂げれば、当然ながら通信機は操れない。後は臨機応変に、といったところか、共に戦っていた者達がさらなる陽動に走るのを横目に、クィトは最前線の突破に助力すべく先を急いだ。
「それじゃ、こっちはこっちで動くかな……?」
 そこからさらに後方では、フェイ・ブランディング(異世界からの遭難者・g04748)達もまた自分の出来ることに注力することを決める。今から先行部隊に合流しても出来る事少ない……というか合流自体が困難だろう。そう判断した彼等は、各々単独での突破を仕掛ける。

 バーニアを吹かし、浮上したフェイは、流氷をぶち破って海上へと飛び出す。そのまま海面すれすれの高度に移った彼は、先行する『本命』や、ほかの陽動に走ったメンバーと進路が被らないようにしながら、真っ直ぐに前進を始めた。
 海面を覆う流氷を境に、上下に移動して海上部隊と海中部隊両方の射線を切りながら、無理矢理にでも前へ。
「行かせるな! さっさと道を塞いじまえ!」
 しかしやがて敵の防衛線は、侵攻する彼を包み込むように動き出すが。
「ディメンションブレイカー起動……世界の壁ごと敵を撃ち抜けっ!」
 フェイの声に応じて、天から降る光の柱が敵陣を穿つ。前進の勢いをそのままに、彼は敵を灼いた光の痕、噴き上がる上記の中へと飛び込んでいった。
「これだけ目立てば陽動にはなるだろ!」
 周囲を覆う水蒸気の向こう、『釣れた』多数の敵を認めて、フェイは言う。
 彼と同様に単独での陽動に出た者達は、皆似たような光景を見ているだろう。戦場で孤立するという帰結を迎えた彼等は、それぞれに覚悟を決めたはずだ。
 ただ、突破の望みを託した仲間達が、それを成すことを信じて。

●最前線
 先頭を行くロザーリヤ達は、防衛線の崩壊ではなく突破を目指す。これまでの感触からして、敵の殲滅は不可能であるという現実的な判断だ。再度の光学迷彩で見つかるまでの僅かな距離を稼いでから、目指すは手薄な箇所を突いた一点突破。
 『原初の水』で道を塞ぐ最低限の敵だけを攻撃し、残った僅かな『本命』組は前へと進む。
「おいおい、通れると思ってんのかあ!?」
 当然、防衛線を成すトループス級達はそんな彼女等を逃すまいと殺到し始めるが。
「んんー、とつげきー」
 後方から追い付いたクィトがイルカ変身を解き、追手となる彼等に向けて攻撃を仕掛けた。
 『始めに織られしは水葬の矢』、彼女の手にした黄金猫拳打棒が唸りを上げて、その後頭部を殴り飛ばす。敵の一部を沈めることで集団に混乱をもたらし、その隙にと先頭はさらに速度を上げる。
 敵のパラドクスに対して無力になるイルカ変身とは違い、この方法ならば確実に歩を進めることが可能だ。
「うーむ、とはいえ……」
 これは厳しいか、とクィトが唸る。その歩んだ距離は、目標までの道のりに比べれば僅かなもの。会敵直後ならともかく、増援の行き渡ったこの状況を打破するには至らない。味方の尽力で敵戦力の一部が削れていようとも、それは変わらなかった。
「海が! 俺を! 呼んでいるー!!」
 冗談みたいな雄叫びが聞こえて、水流に乗って敵の増援が突っ込んでくる。下卑た笑いを浮かべて追い縋るヴァンパイアヴァイキング達に、反撃で応じながら、ひたすら前進を続ける。
 クィトの攻撃がその増援を襲うが、彼女自身もほどなく敵の群れに呑み込まれることになるだろう。
 やはり、敵の数が多すぎる。
「……そう簡単に、断片の王の元には行かないもらえないという事か」
 戦況を我が身で察し、それでもなお冷静にロザーリヤが呟く。
 ここから一人二人身体を張ったところで同じこと。このルートでサンクトペテルブルクを目指すのならば、コトリン島の戦力をどうにかする必要がある――明らかになった事実を前に、強行偵察の道はここに潰えた。
失敗🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ノイン・クリーガー
予測以上に敵の数が多い、抜けられん。
もはや作戦の続行は不可能。
これ以上は危険だ、壊滅する前に撤退すべきか。


【パラドクス通信】で味方に連絡する。

「現段階では突破は不可能。
撤退せよ」

そして【イルカ変身】を使い、自分より奥まで進んでいる味方に合流しつつ、【トラップ生成】で墨をまき散らす罠を設置して【撹乱】しながら撤退する。

これは先に敵戦力を殲滅すべきだな。
悔しいが、現状ではどうにもならん。


小鳥遊・英
【海鷹】
よし、撤退です、帰りましょう
生きて帰って情報を持ち帰るまでが戦いですからね

パラドクス通信から聞こえる情報などから現状を把握し、通信圏内のディアボロスに撤退を促します
ほら、舞剣さんも帰りますよ

わたしたちが現着してから時間も経っています
我々側の増援は望めませんが、向こうは馬鹿みたいに戦力を送り込めますからね
このままでは消耗するだけです

さて、組長、舞剣さん
前線に出てくださってる皆様を撤退させられるよう
アレやっちゃいます?
シンガリ的なやつ

コトリン島はヤバかったですよ
行きたくねーなって思いました


奴崎・娑婆蔵
【海鷹】
このままここに居ると良くねえらしい、と?
それな!

ってなァわけで、撤退へと舵ィ切りやすぜ各々方
【パラドクス通信】にて敵の展開・流入状況を共有、加えて小鳥遊のお嬢より味方ディアボロスの撤退方角についての情報を受けつつ、舞剣のと共にいっとき前へ出ると致しやしょう

ここが後詰の花道よ
シンガリ的なやつ行きやすぜェ、舞剣のよぅ

まずは敵方目掛け【泥濘の地】を展開、少しでも機動力を削いでやりやしょう
重ねて【防衛ライン】
この効果時間の間、かつ、あっしらも揉み潰されずに済むと見られる内は時を稼いでのけやしょう

敵方を引き付け引き付け――そら『影業』より出し抜けに繰り出しブツけてやりやすぜ【スピアウォール】!


舞剣・荊
【海鷹】
なんかこのまま戦うと死ぬっぽい
ウケんね



撤退したい心情も
撤退しない意地も持ち合わせていない
なので迷いなく2人の判断に従う
組長とたかなしどーする?帰る?
オッケー👌

理由言われてもわっかんねーし
シンガリ?
やるか!

以後
撤退する味方最後尾で追撃を捌く

【泥濘の地】【防衛ライン】【トラップ生成】発動
とりもち指定
バイキングホイホイ的な?
悪りーけど皆を終電に届けなきゃだからさ
また会おーぜ

しぶとい奴はパラドクスであんな所こんな所をギュッとする
ギュッと

そーいやさ
たかなし空いたじゃん
コトリン島見えた?どんな雰囲気?
……ふーん
島はヤバいし海は暗いし冷たいし
次来る時はるーち連れてこよ
よく光るし


●中断
 コトリン島を中心とする、フィンランド湾における首都防衛線、その只中に身を置いて、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)は戦況の見立てを行う。ここからでは全体を見渡すには至らないが、そもそもそれを妨げる敵の数が、状況を物語っていた。
 予想以上に敵の数が多い。先行した仲間を信じるというのも重要だが限度があるだろう。これ以上は危険だと判断し、ノインは通信機を手に取った。
「現段階では突破は不可能。撤退せよ」
 まだ連絡を取れる者が居ることを願いながら、そう告げる。少なくとも、陽動を期して敵陣に圧力をかけている後続には通じているだろう。だが、戦闘か前進か、完全に敵に囲まれているであろう『前』の仲間達には、この声を聞く余裕さえないかもしれない。
「……このルートで進むのなら、先に敵戦力を殲滅すべきだな」
 悔しいが、現状ではどうにもならん。そう呟いて、彼はさらに奥深く、先行した仲間に合流するべく進んでいった。

●撤退戦
「……なんかマズい状況みたいですよ組長」
 前線の方からの通信を捉えて、小鳥遊・英(Code name/Falcon・g00772)は奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)へと話を振る。どうやら防衛線の突破の望みはなさそうで、戦い続けてもこちらの壊滅の方が早そうだとか何とか。
「ははあ、このままここに居ると良くねえらしい、と?」
「なにそれウケんね」
「うけませんけど!?」
 英の声にも動じた様子はなく、舞剣・荊(Thorm.・g02226)は軽い笑みを浮かべながら問いかける。彼女にしてみれば、どちらでも構わない選択なので。
「んじゃどーする? 帰る?」
「……よし、撤退です、帰りましょう」
 生きて帰って、情報を持ち帰るまでが戦いである。偵察である以上それが妥当であろうという結論に、娑婆蔵も「それな」と頷いた。
「ってなァわけで、撤退へと舵ィ切りやすぜ各々方」
「オッケー👌」
 軽い返事が得られたところで、英が近域の仲間へと通信を飛ばす。現着してからの時間経過と、彼我の増援の差。敵はまだまだ増えるであろうことを付け加えて、彼女は撤退を促した。
 その間に、残りの二人は未だ迫る敵へと切り込んでいった。
「シンガリ的なやつ行きやすぜェ、舞剣のよぅ」
「シンガリ? やるか!」
「意味わかってますよね……?」
 若干心配ではあるが多分大丈夫だろう。これこそは後詰の花道、可能な限り――そう、こちらがすり潰されずに済む際まで、撤退の時間を稼ぐのだ。
 敵を引き付けるために派手に暴れた前半とは違い、歩みを鈍らせるための遅滞戦闘。罠をばらまき接近を妨害しながら、二人は向かい来るヴァンパイアヴァイキング達を迎え撃つ。
「小鳥遊のお嬢、撤退方向の指示は任せやすぜ」
 十分に敵を引き付け、頃合いを見たところで娑婆蔵の影が蠢く。海中に薄く広がったそれは、途端に槍衾を生じさせ、敵の群れを縫い止めた。それでもなお、合間を抜けてくる者には、荊の操る見えない細糸が絡みつく。
「悪りーけど皆を終電に届けなきゃだからさ。また会おーぜ」
 とても言えない致命的な箇所をギュッとして、敵を悶絶昏倒させる。
「えげつねェ……」
 威力はもとより威嚇効果もまあまあ期待できるだろう。
 『前線』の者達を迎えにいけるのが理想だが、さすがにそこまでは望めない。自らもまた無事に帰れるように気を付けて、敵に押し切られぬよう反撃を駆使し、彼等は殿としての役割を担っていく。
 その合間に、敵の様子を見ながら荊が英へと問いかけた。
「そーいやさ、たかなし空いたじゃん?」
「まあ、一瞬でしたけど」
「コトリン島見えた? どんな雰囲気?」
 うーん、と回線安定丸に頭を抑えられるまでの記憶を辿って、彼女は率直に感想を述べる。
「ヤバかったですよ。行きたくねーなって思いました」
「……ふーん」
 じゃあ次来るときは……と計画を練る荊に対して、英は一つ気になったことを思い出す。増援が枯れる気配が一切なかったのもそうだが、それを加味してもなお駐留している敵の数は、あまりにも多く見えた。
「ちょっと、ここを守るだけにしては大げさすぎると思うんですよね……他所へ回す分も駐留してるんでしょうか」
 有事の際には、ここから状況に応じて増援が出ていく形なのでは、と口に出された予測に、娑婆蔵はもうひとつ先へ思考を巡らせる。
「するってェと……あちらさんの本拠地は、それを見越して手薄になってる可能性も?」
 『比較的』とか『多少は』という注釈は要るかもしれないが、その予測は強ち外れてはいないだろう。
「そういうもん?」
「推測の域は出ませんけどね」
 難しい話は分からん、と首を傾げる荊に頷いて返して、英は引き続き撤退戦に尽力していった。

 今回の強行偵察の成果はここまで。本気でこの防衛線を突き崩すつもりならば、相応の作戦が必要になるだろう。それが実を結ぶかは、ディアボロス達次第である。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【イルカ変身】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
【防衛ライン】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【リザレクション】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年04月01日

フィンランド湾突破、強行偵察作戦

 フィンランド湾から強行突入を行い、サンクトペテルブルクの都市内にある『ペトロパブロフスク要塞』の情報収集を試みます。
 フィンランド湾は、ハンコ半島からサンクトペテルブルクまでの東西400km、面積3万平方kmの細長い形をしています。
 湾の大きさは、東京湾の20倍で、瀬戸内海よりも広いようです。

 フィンランド湾は、サンクトペテルブルクを防衛する要のようで、非常に警戒が厳しく、現状パラドクストレインはサンクトペテルブルクの西方50km程の場所までしか接近出来ません。
 その位置からフィンランド湾を移動してサンクトペテルブルクを目指し、『ペトロパブロフスク要塞』へと向かってください。

 サンクトペテルブルクの西30kmの位置には、コトリン島という島があり、サンクトペテルブルクの防衛を行う一大拠点となっています。
 コトリン島周辺は、ヴァンパイアヴァイキング兵による厳しい防衛ラインがあるので、この防衛ラインをいかに突破するかが、カギを握っています。


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#吸血ロマノフ王朝
🔒
#フィンランド湾突破、強行偵察作戦
🔒
#ペトロパブロフスク要塞
🔒
#コトリン島


30




選択肢『コトリン島防衛ラインの突破』のルール

 フィンランド湾の中央に位置するコトリン島は、フィンランド湾の防衛ラインの要となっています。
 フィンランド湾からサンクトペテルブルクにある『ペトロパブロフスク要塞』に向かう場合は、このコトリン島の防衛ラインを突破しなければなりません。

 コトリン島の防衛ラインは非常に強大な戦力がある為、フィンランド湾への敵の侵入に際しては、無尽蔵に増援を送り出し、徹底した防衛を行うようです。
 有象無象に現れる敵の防衛網を掻い潜って突破を図りましょう。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!特殊ルール!
 コトリン島からは、時間と共に大量の増援部隊が出撃し、戦況は時間と共に悪化を続けていきます。
 つまり『🔵🔵🔴』の判定が行われた後は、判定の上限が『🔵🔵🔴』となるという事です。
 また、判定も『大成功レベルの素晴らしいプレイング』の判定が『🔵🔵🔴』となり、判定基準が1段階づつ悪くなります。

 なお、コトリン島防衛トループス軍との戦闘で得た『🔵』によって、判定が少しだけ良くなる場合がありますが、その影響は僅かです。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『フィンランド湾からの撤退』のルール

 目標の達成が不可能だと判断した時点で、フィンランド湾からの撤退を行ってください。
 今回の作戦は、断片の王を護る敵の重要拠点の強度を測る事ができただけでも、意義があるでしょう。

 プレイングでは、撤退に至る合理的な理由を説明しつつ、仲間のディアボロスに撤退を指示する行動を行ってください。
 撤退判断が合理的であり、作戦に参加したディアボロスが納得するだろう指示を出せていれば、プレイングが採用され、撤退が行われます。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾コトリン島防衛トループス軍『ヴァンパイアヴァイキング兵』のルール

 サンクトペテルブルクに至るフィンランド湾全域を守護する『コトリン島防衛トループス軍』と戦闘を行います。
 コトリン島防衛トループス軍は、数が多く水中での戦いに優れているので、苦戦は必至でしょう。
 作戦の目的は『ペトロパブロフスク要塞の偵察』であるので、無理に戦わずに、海域の突破を狙うべきかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!特殊ルール!
 この選択肢で得られた🔵の分、『コトリン島防衛ラインの突破』の判定が少しだけ有利になります。
 この選択肢は達成しても、敵を全滅させる事は出来ません。
 👑以上の🔵を達成した場合、戦闘に時間をかけた事で、より多くの増援が現れてしまう為、『コトリン島防衛ラインの突破』が悪化します。
 👑と等しい🔵を得た時に、最も有利になると考えると良いでしょう。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。