止まった時を動かすために(作者 ゆうきつかさ)
#最終人類史(新宿島)
#奪還した大地に勝利の凱歌を(中央区)
#『帰還』
#中央区
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●新宿島
「中央区の支配者『サンダルフォン』の撃破に成功したため、中央区の大地を最終人類史に奪還する事が出来た。中央区奪還後に、どこを攻めるかに関する方針は、攻略旅団での話し合いとなるだろう。介入してきた葛飾区と墨田区を支配するジェネラル級大天使『熾天使ミカエル』や、アークデーモン大同盟への対応も考慮すべきではあるが、まずは、奪還した中央区での帰還を開始する事になった。まあ、難しい事を考える必要はねぇ。楽しくやって、みんなハッピーになろうぜって感じだからさ」
鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)がディアボロスを呼び集め、今回の依頼を説明した。
「ただし、奪還した地域に人の姿は無く、2021年8月15日の時点で時間が止まったように停止している状態だ。この地域でディアボロスが勝利の凱歌を歌う事で、再び時間が動き出し、人々が最終人類史に『帰還』する。従来は、混乱した事で大事故が起きるような場所を探して、ディアボロスが安全に機械を停止させる等の処理を行っていたが、これまで二十三区で何度も『帰還』を繰り返してきたことで、最終人類史の一般人の力を借りて、人海戦術での対応が可能となった。作業は必要なくなったので、最後の決め手となる【勝利の凱歌】を歌うのに注力して欲しい」
アヤメの話では、【勝利の凱歌】を歌う事で、時間が動き出し人々が現れるものの、『帰還』した人々は、多少の混乱状態となる事が予測されるので、ディアボロスの口から状況を説明して欲しいとの事だった。
幸い帰還した人々は、無意識に『自分達の歴史を奪還してくれたディアボロスを信頼』してくれるので、ディアボロスの口から説明すれば、納得してくれるのも早いようだ。
とりあえず、初動の対応が済めば、周辺区の担当者が処理を引き継いでくれるので、それまでの事をディアボロス達に任せたいと言う事のようである。
「今回の活動で『帰還』できる人々の数は千人単位となる。この活動をある程度の数行うことで、地域全体の人々が復活するようだ。先に状況を理解した人々が、受け入れ準備を整えてくれる事で、残りの人々を、安心して出迎えることが出来るだろう。奪還した地域の生活は、新宿島と同様に、ディアボロスの助力が重要になる。良い方法を思いついたら、提案してみて欲しい。新宿島と同様に自由に残留効果が使えるので、使いこなす事さえ出来れば、色々と出来る事も多いはずだ。とにかく、いつも通り、自分らしくやっていれ」
そう言ってアヤメがディアボロスに対して、【勝利の凱歌】を歌って欲しいと依頼した。
リプレイ
ヴィオレット・ノール
8月から3月に目覚めるとなると寒そうだよね、服装とか。なにか羽織れるものを……っていうのも、皆でやってくれてるのかな。ははあ、なるほど。
それじゃあ気兼ねなく【勝利の凱歌】を歌おうか。新宿の残留効果の範囲内だよね? なら歌えるはずだ。
ごきげんよう、僕達はディアボロスって言うんだ。この異常事態を解決するための存在……とでも言えば良いのかな。
クロノヴェーダ、刻逆、最終人類史に改竄世界史。順番に話していこう、安心して。
……と、まあそのような話でね。僕等はキミたちを助けるし、既に帰還した人々も協力して生活している訳さ。多少の不便を強いることにはなってしまうけれど、何かあれば僕等に気軽に相談しておくれ。
桑原・雫
共同プレイング
↪︎リコレット・ルナリシア(g00260)
オラトリオの妹「ユリ」と「リコちゃん」と一緒に【勝利の凱歌】を歌う
オレもリコちゃんも『帰還』ははじめてなので、時先案内人の方に従って正しいやり方で実行するよ
また最終人類史の一般人の皆さんと一緒に行うよ
ユリ「お姉さま。そのパラドクスを奏でれば、皆さんこの時代に帰還ですわね!」
雫「あぁ、想いを込めて歌おうか。」
おかえりなさい。中央区の皆さん。ここは最終人類史。わたし達はディアボロス。
時空を越えてクロノヴェーダとの戦いに挑む者たちです。
仕事が終わったら
リコちゃんと一緒に喫茶店でも行ってのんびり過ごすとしよう
確かミルクティーが好きとか…
リコレット・ルナリシア
共同プレイング
↪︎ 桑原・雫(g05979)
雫ちゃんと一緒に【勝利の凱歌】を歌って、中央区の人たちを迎えるよ
雫ちゃんといれば安心できるしね。楽しげに話す雫ちゃんとオラトリオのユリちゃんをみながらあとでミルクティー飲みたいなぁと思いながら一緒に目的地へと行って、【勝利の凱歌】を歌うよ
TOKYOエゼキエル戦争の記憶を持っている人は辛かったよね。
大天使様にお祈りして、食糧配給を待ちながら生きるだけで精一杯
食糧を自分達で働いて作って、お仕事をしたらゆっくり本を読んだり…色んな出来事が待ってるよ
さぁ、きて…
これが君たちのほんとうの時代だよ
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「みんな驚くだろうね。8月だと思っていたら、いきなり3月になっているんだから……。でも、そうなると目覚めた途端に、寒くて風邪を引くかも知れないね? その辺は他の人が用意してくれていると思うけど……」
ヴィオレット・ノール(北の菫・g09347)は、止まった時を動かすため、中央区にやってきた。
中央区は、かつて『サンダルフォン』に支配されていたが、ディアボロスの活躍によって奪還する事が出来た。
しかし、中央区の時間は『2021年8月15日』の状況で止まっており、本来いるべき人の姿がまったくなかった。
「とりあえず、オレもリコちゃんも『帰還』は初めてなので、時先案内人の方に従って正しいやり方で実行しようと思っている。まあ、余計な事さえしなければ、問題が起こる事もないだろう」
そんな中、桑原・雫(幽銃のシズク・g05979)が、オラトリオの妹『ユリ』と、リコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)を連れ、ヴィオレットの前に現れた。
従来のやり方では、急に時間を動かしてしまうと、事故に繋がる恐れがあるため、事前に安全確認を行っていたのだが、近隣地域の人々が人海戦術で帰還前の安全確保を代行してくれることとなったため、ディアボロスは、安全が確保された後に引き継ぎ、勝利の凱歌を歌えばいいようだ。
「まあ、雫ちゃんと一緒なら安心だね。無事に終わったら、ミルクティーが飲みたいな」
リコレットがゴキゲンな様子で、雫達に視線を送った。
どんな時でも、雫達がいれば、大丈夫。
そう思えてしまうほど、安心する事が出来た。
「それでは、お姉さま。そのパラドクスを奏でて、この時代の人達を帰還させますの!」
その間に、ユリが準備を整え、雫に期待の眼差しを送った。
「あぁ、想いを込めて歌おうか」
その気持ちに応えるようにして、雫が【勝利の凱歌】を歌った。
「そうだね、歌おう。ここに住む人達が奪還するために……」
それに合わせてリコレットも、【勝利の凱歌】を歌い出した。
「それじゃあ、気兼ねなく勝利の凱歌を歌おうか。とりあえず、新宿の残留効果の範囲内だよね? ……なら歌えるはずだから……」
その流れに乗るようにして、ヴィオレットも仲間達と一緒に、【勝利の凱歌】を歌い始めた。
それと同時に、止まった時が動き出し、奪還時に改竄世界史の奪還地域にいた人々が、次々と姿を現した。
「ここは……」
「一体、何が……」
「夢……を見ていたのか!?」
元に戻った人々は、少し混乱していたようだった。
「おかえりなさい。中央区の皆さん。ここは最終人類史。わたし達はディアボロス。時空を越えてクロノヴェーダとの戦いに挑む者たちです」
そんな空気を察した雫が、混乱する人々に声を掛けた。
「ごきげんよう、僕達はディアボロスって言うんだ。この異常事態を解決するための存在……とでも言えば良いのかな。それじゃ、クロノヴェーダ、刻逆、最終人類史、改竄世界史……それを順番に話していくから、安心して」
そんな空気を察したヴィオレットが、目の前の人々にこれまでのいきさつを話した。
人々の大半は、戸惑い言葉を失っていたものの、無意識にディアボロスを信頼しているらしく、ヴィオレット達の説明を聞いて納得したようだった。
「TOKYOエゼキエル戦争の記憶を持っている人は辛かったと思うけど、食糧を自分達で働いて作って、お仕事をしたら、ゆっくり本を読んだり……色んな出来事が待ってるよ。だから、一緒に来て。これが君たちのほんとうの時代だよ」
リコレットが人々達を見つめ、優しく手を差し伸べた。
「ほんとうの時代か」
その言葉を聞いた中年男性が、ボソリと呟いた。
「何も心配はないから。僕等はキミたちを助けるし、既に帰還した人々も協力して生活している訳さ。多少の不便を強いることにはなってしまうけれど、何かあれば僕等に気軽に相談しておくれ」
ヴィオレットが目の前の人々を見つめ、ニコリと笑った。
人々の心から完全に不安が取り除かれたわけではないようだが、前向きに色々とやろうとしている事だけは伝わった。
「それじゃ、帰りはリコちゃんと一緒に喫茶店で、のんびり過ごすか」
その事に気づいた雫が、ホッとした様子で溜息を洩らし、リコレット達を連れて、喫茶店に向かうのだった。
そして、今回の依頼で約1000名ほどの中央区民が『帰還』する事が出来た。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!