断頭台は美女の血を求む(作者 一二三四五六
6


#断頭革命グランダルメ  #ベルサイユ宮殿の断頭台  #1802年 

●鮮血のベルサイユ
 西暦1802年、フランス、イヴリーヌ。
 絢爛なる栄華の象徴であった筈のベルサイユ宮殿の庭園は、すっかり荒れ果てていた。だが、その荒廃に反して、多くの人々が詰めかけている。人々の目的は、ただ一つ。
「これより、民を虐げ私腹を肥やした、悪辣なる貴族の処刑を始めますわ!」
「「うぉぉぉぉぉっっ!」」
 この処刑台で行われる公開処刑を、見物する為であった。これから人が殺されると言うのに人々は、まるで娯楽のような熱気を纏っている。
「この者の美しさは、人々を虐げて得た者に他なりません。決して許してはなりませんわ!」
「「そうだ! そうだ!!」」
 淫魔の処刑吏が口にする理不尽な処刑理由にも、人々が疑問を抱く事はない。まあ、当然だろう。淫魔にとっても、一般市民にとっても、処刑が行われる事が重要で、その理由などどうでも良いのだ。
 それを分かっているからこそ、罪人達――美しい貴族の娘達も、全てを諦めた視線で立ち尽くす。命への希望を失った彼女達を、誰も省みる事はない。
「この処刑に、異議のある者はいるかしら!」
「「殺せ! 殺せ!!」」
 無意味な問いかけが終わり、断頭台にかけられる娘達。そうして今日もまた、無実の首が落ちていく。

 命をなんとも思わない、非道な祝祭。
 これが、このベルサイユの日常であった。

●新宿駅グランドターミナル
「来てくれてありがとう、みんな。じゃあ早速だけど、事件の説明をさせてもらうね!」
 西暦2021年。
 新宿駅のホームに集まったディアボロス達をぐるりと見回して、赤い髪の少女剣士……時先案内人、ミア・スカーレディア(妖精達の娘・g03198)はそう切り出した。
「今回向かうディヴィジョンは、『断頭革命グランダルメ』。ベルサイユ宮殿の、無実の罪で処刑される人達を、キミ達の手で救い出してほしいんだ!」
 ディヴィジョンの名の通り、断頭台による処刑が日常的に行われているグランダルメ。革命後の混乱で荒れ果てたベルサイユ宮殿では、貴族やそれに連なる者達の理不尽な処刑が行われている。
 貴族に恨みのある市民達は、その処刑を、まるで祭りのように歓迎していると言う。
「命を奪うだけでも許せないのに、それをお祭りみたいにするなんて、許せないよね……! でもこれはクロノヴェーダが仕向けた事。市民のみんなは、それに流されてるだけなんだ。だからみんなの目を覚まさせて、無実の人達を救って、そして首謀者のクロノヴェーダを打ち破って欲しい!」

 罪人を救出するのは、処刑場に引き立てられてからになる。また、今回は警備が厳重で、事前に罪人と接触するのは難しい。
 何も準備せず処刑場で罪人を逃した場合、その警備に阻まれて逃げられない可能性も高い。
「そこでまず最初に、この警備役のトループス級の『武装淫魔』を、処刑場に着く前にこっそり排除してね」
 処刑の1時間ほど前ならば、その準備で皆は大忙しだ。他のクロノヴェーダ達に気づかれず、武装淫魔だけを倒す事ができるだろう。予めこれを倒しておけば、後々罪人を逃しやすくなる。
「で、武装淫魔を倒したらすぐに処刑場に向かって、処刑の阻止だね。処刑吏が異議を尋ねるから、そこに乗り込んでいって、みんなの前で演説して欲しいんだ」
 市民は純粋な悪人ではない。ただ貴族を憎み、そしてただ空気に流されているだけである。道理を説けば、決して通じない相手ではないだろう。今回だけで、劇的に何かが変わる訳ではない。だが、一歩一歩積み重ねていくのは、大事な事だ。
 また、今回は罪人との事前接触が不可能なので、ここで彼女達に呼びかけるのも良いかもしれない。
「上手く人々を説得する事が出来たら、怒ったクロノヴェーダ達が襲ってくるよ。トループス級のオートマタ『征服人形』と、アヴァタール級の淫魔『ル・シャヴォーヌ』だね」
 定石通り、先に護衛のトループス級、そして次に今回の首魁であるアヴァタール級を倒す事になるだろう。この戦闘の間のどさくさで、罪人達も逃げる事ができる筈だ。
 なおクロノヴェーダはディアボロスを優先するので、市民や罪人を庇う必要はない。一刻も早くクロノヴェーダを倒す事が、人々を守る最大の手段である。
「あとは……そうそう、攻略旅団から調査依頼が来てるよ。演説の前なら市民のみんなに話を聞けるから、余裕があれば情報収集しておくのも良いかもね」
 調査項目は『大陸軍について』と『グランダルメの重要施設について』。今回の事件解決においては必須ではないが、後に繋がる情報が得られるかもしれない。

「罪のない人達が殺されたり、それを、別の罪のない人達が喜んだり。こんなの、キミ達も絶対許せないよね!」
 ミアは同意を求めるようにディアボロスを見回す。そして深く頷き、満面の笑みを投げかけた。
「でも、アタシはキミ達がきっと人々を救えるって信じてる! みんなの勝利と帰還を待ってるからね!」

●それは美のために
「さあ、歩け。乗れ」
「……はい」
 征服人形に急かされ、護送用の馬車に乗せられる罪人――無実の罪で囚われた、美しい貴族の娘達。完全に心折れた彼女達は、反抗する事なくそれに従う。
「……警備は任せる」
「はーい、わかりました! いってらっしゃいませ!」
 全員を馬車に詰め込むと、征服人形も馬車に乗り込む。去り際に武装淫魔達に命令を下すと、馬車は処刑場へと走り出した。
「ふー。お仕事めんどくさーい」
「ま、命令だし。仕方ない仕方ない」
 それを見送った後、だらけた様子を見せる淫魔達。どうやらあまり職務には真面目ではないようだ。もちろん、上位者には逆らえないので、サボりはしないが。
「でもほら、真面目に働いたら、シャヴォーヌ様のお溢れに預かれるかもしれないし!」
「ああ、鮮血風呂だっけ? 無実の罪を着せた女達の血を集めたお風呂。素敵よねー♪」
 徒歩で処刑場に向かいながら、世間話に花を咲かせる淫魔達。今、彼女達がいるのは、人気のない路地裏だ。
 ここでの戦闘は、誰かに目撃される事もないだろう。処刑場に向かう前に、まずは排除しておこう――。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【託されし願い】
4
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【セルフクラフト】
3
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【活性治癒】
3
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【ハウスキーパー】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV10(最大) / 【ガードアップ】LV4 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

一二三四五六
 『若い女の血が美容に良い』とか言い出したのは、一体どこの誰なのか。

 ごきげんよう。こちらでは1ヶ月ぶりのご無沙汰。一二三四五六です。

 グランダルメはベルサイユ宮殿の、処刑阻止依頼です。
 6つも選択肢がありますが、想定解決順は⑤→①→④→⑥の順となっています。

 また、②と③については、依頼の本筋とは関係ない、情報収集の選択肢となります。
 想定としては、⑤の代わりに『一方その頃』と、こちらにプレイングをかけるような形です。
 こちらは依頼の成功自体には全く寄与しないので、必要ないと思えば無視しても何も問題ありません。それで被害が出るとか、他の選択肢の難易度が上がるとか、そういう事はありません。
 基本的には本筋が優先なので、どうしても知りたい事があると言う方のみプレイングをどうぞ。
 なおこの2つは仮にクリアされていなくとも、①がクリアされた時点で完全に受付を締め切り、以後の採用はなくなります(まあ目の前で戦闘が始まったら、のんびり情報収集に応じてくれる人はいませんよね)。

 OP冒頭のシーンは、「ディアボロスが介入しなかった場合に起こる事」です。実際の依頼では、処刑の前に①が始まる事になるでしょう。

 淫魔のクロノヴェーダが登場しますが、チェインパラドクスではえっちなプレイングは採用しません。
 健全なプレイングを心がけましょう。いや振りではなく。

 それでは皆様のプレイングを、楽しみにお待ちしています。
110

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


音羽・華楠
まずは、警備役の武装淫魔たちの駆逐ですね。
……漏れ聞こえる会話を耳にするだけで、反吐が出ます。
でも、それで良かったかもしれません……殺す時、心が痛みませんし。

少人数……三名以下の淫魔たちの集団を狙い、《攻性式神結界》で不意打ち、各個撃破を仕掛けていきます。
仕事中なのに私語が多いことから鑑みて、油断も多そうです。奇襲は難しくないかと。
《攻性式神結界》を用いるのは、結界で周囲と遮断、隔離した状態で抹殺することで、淫魔たちの悲鳴が外に漏れないように、それを聞いて他の淫魔たちが異変を察知しないようにする為ですね。
……彼女たちの断末魔は、うるさそうですし……。

外道死すべし、慈悲はありません。


メルキディア・セデクリエル
まずはやる気のない護衛達をとっちめるとしましょう。
鮮血風呂なんてエリザベート・バートリーじゃあるまいし、それ以前に風呂で温まる前に凍え死んでもらうわ…

《チルレンド・ブレイザー》を華楠さんの《攻性式神結界》の内部で発動させ寒さで動きを鈍らせる。
更に閉じ込めた奴を電撃出力最大にしたラツィーデバイザーで電撃攻撃よ。
しぶとい奴には遠慮なくイオスラッガーからチルレンド・ブレイザーを直でぶつけて凍らせてあげる。

此方は遊びでやってるわけじゃ無いからね。後悔すら思わせない。

連携・アドリブ大歓迎です


「……漏れ聞こえる会話を耳にするだけで、反吐が出ます」
「鮮血風呂なんてエリザベート・バートリーじゃあるまいし」
 淫魔達の呑気な、だが残酷な会話に、表情を歪めて吐き捨てる音羽・華楠(赫雷の妹狐・g02883)、そしてメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)。
「でも、それで良かったかもしれません……殺す時、心が痛みませんし」
「そうですね。とっちめるとしましょうか」
 頷きあうと、まずは華楠が結界を呼び出し、淫魔達を取り囲む。その内部へと解き放たれる、攻性式神達が、ザクザクとその肉体を斬り裂いて。
「きゃっ、何っ……!?」
「さぁて、風呂で温まる以前に、凍え死んでもらうわね……!」
 さらにそこへ、メルキディアが光線剣を突きつける。刀閃機イオスラッガー……天使の術式を魔導機械に組み込んだ、彼女の魔創機士としての発明品だ。
「さあ、喰らいなさいなっ!」
「っ、ああっ、このっ……!!」
 凍結弾が解き放たれ、凍てつくような冷気に襲われる淫魔達。凍える彼女達へ、メルキディアはさらに間合いを詰めて。
「痺れさせてあげるわっ!」
「っ――!!」
 取り出したスマホから電撃の術式を起動する。高圧電流が淫魔へと襲いかかり……その姿がかき消えて。
「舐めるんじゃないわよっ!」
「っ、危なっ……!!」
 いや、かき消えたと思えるほどに姿を消して、間合いを詰めての一撃。淫魔の夜遊びが首を刈り取ろうとするのを、仰け反るように回避するメルキディア。首をバールのようなものが掠め、うっすらとついた傷痕から僅かに滲む血。
「そんなもんが効くと思ってるのかしらっ!」
「やっぱりパラドクス以外は、牽制にしかならないわね……」
 式神や冷気は確実に傷を与えているが、電流は相当なものを流し込んだにも関わらず、全く効いた様子がない。逆説連鎖戦においてはしばしば、一般の世界法則は無力だ。
「そっちが冷やすなら、逆に温めてやるわよっ!」
「っ……!」
 さらに淫魔達は式神への反撃として、塵埃を爆ぜさせて来る。身を庇うようにした2人へと、襲いかかる爆炎。
「あはっ、お返しよ。焼け死ぬと良いわっ!」
「……うるさいですね」
 だがその爆炎を切り裂くように、華楠が再び式神を放つ。パラドクスならばその威力は十全に発揮される――先程刻みつけた傷をさらに切り広げ、式神が淫魔の喉を深々と斬り裂いた。
「っ、か、はっ……!」
「外道死すべし。慈悲はありません」
 喉を裂かれた事で断末魔の悲鳴も上げられず、血を噴き出しながら崩れ落ちていく淫魔。その倒れる姿を、慈悲もなく、冷たく見下ろす華楠。
「なっ、よくもやっ――」
「ああ、よくもやってくれたね」
 そしてその時にはすでに、メルキディアはもう1人の淫魔へと肉薄している。イオスラッガーの切っ先を、淫魔の身体に突き刺して――。
「此方は遊びでやってるわけじゃ無いからね。後悔すら思わせないよ」
 二度目の冷気は、直接体内へと流し込む。こちらの淫魔もまた、断末魔の悲鳴もなく……一瞬で氷像へと変わり、そして脆くも砕け散った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

アンゼリカ・レンブラント
罪のない人達が殺されたり、
別の罪のない人達が喜んだり
そんな地獄をディアボロスは許さないぞ!

武装淫魔に対し、
【突撃】して【薙ぎ払い】の一撃をねじ込む
油断していると思うから
素早く、そして大きな音を立てずに
仕留めよう

ともに戦う仲間と協力出来れば尚いいね
相手の手遊びにはちょっと苦戦するかもだけど、
なんの、鍛えた体にクラッシュ障壁で受け止め、
耐え凌ぐよっ

そしてカウンターで【粉砕】の一撃だっ
相手の体勢を崩すことができたら、必殺の
《屠竜撃》をお見舞いしよう

1体倒したら、すぐに動いて次の標的へ
大勢に囲まれないようにして、立ち回っていこうな
ピンチの仲間がいたら、助けに回るよ
まだまだ戦いはこれから、頑張っていこう


露木・ささら
気づかれずにこっそりと獲物を狩る。
狩人の基本的な技能だよね、たぶん。
ボクも苦手じゃないよ?
ノコギリ鉈が通るならイケるかも。
それでも複数相手はリスクが高い。
単独行動や死角になる位置にいるのを殺るです。
物陰に隠れでジッとチャンスを待つですよ。
そして動くときは一気に。
狩技<致命一撃>
悲鳴を上げられないように初手で喉を削ぐ。
これができれば成功したようなものだよね。
後は音を立てないように止めを刺せばいいのです。
鉈モードで刎ねるとか。
なんだったら削いで強度が落ちてるから捩じ切ったていい。
そんなに難しいことじゃないっぽい。
止めを刺したら死体を静かに隠して次の獲物を狙う。
これを繰り返せばいいのです。


(気づかれずにこっそりと獲物を狩る。狩人の基本的な技能だよね、たぶん)
 淫魔達の進路上で、物陰に潜む露木・ささら(流血の狩人・g02257)。息を潜めて静かに、その時を待つ。
「はー、お仕事めんどくさーい」
「警備って言ったって、市民連中が逆らう訳ないのにねー」
 しばらくすると、いかにもやる気なさそうな淫魔達が、世間話をしながら通り掛かる。それを視界に捕らえるが、まだ仕掛けはせず。
「ま、ぱーっと終わらせてさっさと遊びに――」
 そして、間近に来た瞬間。音もない致命の一閃を繰り出し、鉈でその首筋を掻っ切った。淫魔は、声も出せずに血を噴き上げる。
「っ……っ!!」
「おっ、とっ!」
 だが淫魔の方も、斬られながら強引に、死合いの一撃を繰り出して来る。逆に首を刈られそうになり、咄嗟に後ろへ跳んで回避するささら。逆説連鎖戦での攻撃は常に反撃と一対、奇襲であろうと一方的な攻撃は難しい。
「ふぅ、危ない危ない。そうそうノーリスクとはいかないよね」
「っ、何よあんた、いきなりっ!」
 斬られた方と別の淫魔が、キッとささらを睨みつける。だがそれに言い返す前に、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が突撃して。
「っ!? また別のっ……」
「いくぞっ!!」
 音もなく接近すると、そのまま淫魔の胴を薙ぎ払うような鋭く重い蹴りを仕掛けるアンゼリカ。至近距離からの強烈な打撃が、相手の肉体に叩き込まれる。
「鬱陶しい……わね、そんなの効くもんですかっ!」
「っ、うぐぅぅっっ!?」
 が、パラドクスではないその蹴りは、淫魔の肉体に阻まれた。愛らしく見えても頑強なお腹が蹴りを跳ね返し、逆に、バールのようなものによる手遊びが、アンゼリカの腹筋に突き刺さる。
「あはっ、良い殴り心地ぃ♪」
「う、ぐぅっ……なんのっ、き、効かないぞっ!!」
 だがアンゼリカの方も、その強烈な一撃を受け切った。いや、受け切ったと言っても効いていない訳ではないが、肌に纏う魔力障壁と、鍛えた腹筋……あとは意地と根性で受け止めて。
「てぇぇいっ!!」
「きゃっ、しぶと……ふぐぅぅっ!?」
 強引なカウンターの拳を相手に叩きつけ、体勢を崩す。そこに畳み掛けるように繰り出した屠竜の拳が、今度はしっかりと淫魔のお腹を撃ち抜いた。
「げふっ、げふっ……こ、このぉ、許さないんだからっ!」
「許さない!? それは私の台詞だっ!」
 呻きを漏らしながらも、アンゼリカを睨みつけて来る淫魔。だがアンゼリカにしてみれば、淫魔の言葉こそと睨み返す。
「罪のない人達が殺されたり、別の罪のない人達が喜んだり。そんな地獄をディアボロスは許さないぞ!」
「人間の命なんて、どうだって良いんだからっ!」
 その反論は、当然のように淫魔達には届かない。むしろ逆上を誘い、顔を真っ赤にしてアンゼリカを睨む淫魔。さらなる攻撃を繰り出そうと、バールのようなものを振り上げて。
「……がっ!?」
「――今度は仕留め損なわないのですよ」
 その、アンゼリカに気を取られていた淫魔の首を、鉈で切り裂くささら。相手がそれで体勢を崩した所に、ダメ押しの一撃で首をへし折った。
「ふぅ。これでよし。後はこれを繰り返せば良いのです」
「うん、まだまだ戦いはこれから、頑張っていこう!」
 断末魔の悲鳴もなく崩れ落ちる淫魔。その姿に気を止めず、あるいは気を抜かず、すぐに別の淫魔との戦いへ向かう。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!

レオナ・アマカワ
路地裏は丁度いい。逃げられ難いし。できれば挟み撃ちにして一気に押し込みたい。

路地裏で征服人形が離れたのを確認してから淫魔に奇襲をかける。
「……何処…行く……の?」
初手から全力で攻撃する。
守りより攻めるのを重視して、
逃さないように畳み掛ける。
「ここで…終わ……だ」
馬車は邪魔になるようなら壁際に押し退けて、敵が馬車に向かうようならその背中を叩く。

アドリブ歓迎です。


陣・頼人
自分の傲慢な美を保つために他人を犠牲にするなんて許されない。
その暴挙、止めてみせる。

淫魔達が油断しているところへ物陰に身を隠しながら【臨機応変】と【念動力】で手近な物を動かし物音を立てて注意を惹き、向かってきたところを予め【罠使い】で仕掛けておいたスネアトラップで動きを封じ、そこへ【突撃】を仕掛け【屠竜撃】を叩き込んで仕留めていく。


セシリー・アーヴェンディル
【アドリブOK】
「楽しみにしているようだが、溢す前に全て救われるだろう。お前達もアヴァタール級淫魔も私達が倒すのだから」
こっそりと排除という話だったが、すまないが私には性に合わん。
路地裏で敵の行く手を阻むように身を晒し、正面から切りかかるぞ。
全て倒してしまえば同じ事だろう。

「その火遊びごと飲み込んでやろう。逆巻け! 光の剣滝!」
狭い路地裏の幅いっぱいに攻撃を放つことで、敵に回避する隙を与えんぞ。


「……何処……行く……の?」
「ん? 何か言った、あんた……きゃあっ!?」
 移動する武装淫魔の前に立ちはだかる、レオナ・アマカワ(雪景色・g02085)。ぼそぼそとした声の問いかけは、淫魔達には聞こえなかったようだが……もとより答えなど求めてはおらず、再質問の代わりに巨大な肉叩きを叩きつける。
「んぎゅうっ……こ、こいつっ!」
「んっ……」
 ミシミシと肉体を軋ませながら、淫魔はその肉叩きを受け止めきる。そしてそのまま、バールのようなものを、こちらの頭にガツンと叩きつけて来た。
「ふん、どうよっ……うぐぅぅっ!?」
「……それが……何?」
 だが、レオナはその反撃を全く意に介さない。効いていないのではない、気にしていないのだ。痛みを感じているのかも分からない動きで、ぐしゃっと相手を叩き潰す。
「ちっ、何なのよこいつら、いきなりっ……!」
「ディアボロス――お前達を倒しに来た者だ!」
 まともな会話をしないレオナに代わり、その誰何に答えるのは、セシリー・アーヴェンディル(ルクスリア・g02681)。妖艶なるサキュバスのシスターは、淫魔達の背後から堂々と呼びかける。
「こっそりと倒すと言うのは、すまないが私の性に合わん。正々堂々、叩き潰してくれよう!」
「はぁ、意味分かんないっ……!」
 類似した種族でありながら、対照的な精神を見せるセシリーと淫魔達。騎士道を振り翳すセシリーに苛立つ彼女は、地面を蹴りつけ、塵埃を撒き散らす。靴底に仕込んだ火薬と混じり合ったそれに、ウィンクを放って。
「吹き飛べっ!」
「むぅっ……!?」
 着火し、勢いよく爆ぜる粉塵。大爆発が起こり、セシリーの身体が呑み込まれる。その様を見て、けらけらと嘲笑う淫魔。
「あはっ、偉そうな事言って、あっさり死んじゃって――」
「――誰が、倒れたと?」
 だが、その爆炎の中、セシリーは静かに、良く通る声で問いかける。十字の聖剣を高らかに掲げ、その斬撃に光を集め。
「この火遊びごと飲み込んでやろう。逆巻け! 光の剣滝!」
「っ……嘘っ、きゃああっ!?」
 爆炎をも呑み込む聖気が、路地裏いっぱいに広がり、敵を薙ぎ払う。悲鳴を上げ、地面に倒れる淫魔達。
「処刑を楽しみにしているようだが、お前達が溢そうとする命は、全て救われるだろう。私達の手によってな!」
「っ、くっ……何よ。人間なんて、所詮は私達クロノヴェーダの餌! 役に立てるだけ光栄に思いなさいよ!」
 堂々たる宣言に対し、キッと睨みつけて言い返してくる淫魔。光で焼かれた身体で苦悶しながら、立ち上がろうとする。すると、そこへ新たな物音が、物陰でガタンと響いて。
「っ、まだいるのっ!?」
 反射的に、そちらに視線を向ける淫魔。だが、陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)が現れたのは逆方向からだ。自分の隠れ場所とは異なる方向に物音を立てて、奇襲を仕掛けていく。
「今だっ!」
「っ、きゃっ!? こんな子供だましなんてっ……」
 先程の光の奔流の間に、足元に縄を張り巡らせていた彼は、それをグッと引き、淫魔の足を払う。もちろんただのトラップなどクロノヴェーダには通用せず、相手はバールを振り下ろしてくる、が。
「いいや、十分だっ!」
「なっ……か、はっ!?」
 無論、その罠がパラドクスに組み込まれているなら、話は別――撃竜騎士の技は、その罠への対応を想定に入れている。踏み留まろうとした淫魔は頼人の攻撃を避けられなくなり、そこを巨大な竜骸剣が両断した。
「自分の傲慢な美を保つために他人を犠牲にするなんて許されない。このヴィクトレオンが、その暴挙、止めてみせる!」
「何よっ……暴挙はそっちでしょうがっ!」
 倒した淫魔には目を向けず、生き残っている別の淫魔にその剣を突きつけて言い放つ頼人。だが彼女達は全く己を省みる事なく、怒りの表情で言い返してくる。
「クロノヴェーダに逆らう事! これが暴挙でなくて、何だって言うのかしらっ!」
「だとしたら、やはりこの程度は暴挙のうちには入らんぞ? アヴァタール級淫魔も私達が倒すのだからな」
 そんな淫魔の言葉に対し、セシリーは不敵に言い返す。しっかりと聖剣を構え、突きつけて。
「なっ、シャヴォーヌ様までっ……あなた達、どこまでっ……きゃあっ!?」
「人の心配……して……場合じゃ……」
 そして逆上する淫魔には、レオナが肉叩きを振り下ろす。相変わらずボソボソと、言葉は聞こえず、顔も見えないが――他のディアボロスと共に淫魔達の退路を塞ぎ、逃さないと言う意思だけは明確に。
「ここで……終わ……だ」
「あんた達なんかにぃっ!」
 先程までの不真面目さは消え、必死の表情で向かってくる淫魔達。だがディアボロスは、彼女達をしっかりと倒し尽くしていく。 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

明石・瑠玻璃
アドリブ歓迎

死刑になるということは…この人は死刑ということが決まっているのですね
そんなこと当たり前、ですか?
…刑というものはその当たり前が必要なのです

群衆に混ざり処刑に強く興味を持つ人に接近
天使と私で挟み込んで指定PDXの【友達催眠】を使用します
…どちらが私(本体)なのかと言うのは重要な話なのでしょうか?

「今回はあの人が処刑されるのですね」
「いつ決まったのでしょうか?」
「どなたが決めたのでしょうか?」
「「ねぇ、裁判所はどちら?」」
「貴方なら知っているでしょう?」
「だって、処刑の情報を最も早く得られる場所だもの」


「死刑になるということは……連れて来られる貴族の人達は、死刑ということが決まっているのですね」
「はぁ、何言ってんだ? 当たり前だろう、お嬢ちゃん」
 手近な市民に近づき、そんな問いかけを投げかける明石・瑠玻璃(双子を名乗る『瑠璃(るり)』と『玻璃(はり)』・g01892)。当然市民の男は、怪訝そうな表情を浮かべる。
「……刑というものはその当たり前が必要なのです」
 前髪に隠れた瞳で、じっと相手を見つめる瑠玻璃。そんな彼女の傍らに、一匹の天使が浮かび上がった。
「いつ決まったのでしょうか?」
「どなたが決めたのでしょうか?」
「お、おい?」
 相手の心に響くような囁きを繰り返す。身を寄せる豊かな肢体と美貌、そして脳に直接響くような声。
 狼狽える相手に、ふんわりと微笑みかける。
「ねぇ、裁判所はどちら?」
 くすくすと微笑んで、耳元で囁く瑠玻璃。残留効果、【友達催眠】――その問いかけは、まるで友からのように。
「貴方なら知っているでしょう?」
「だって、処刑の情報を、最も早く得られる場所だもの」
 だがその問いかけに、相手は表情を強張らせた。そしてこちらの肩を掴み、逆に声を潜めてくる。
「や、やめとけ。革命裁判所の話なんてするもんじゃない。バスチーユに連れていかれたくないだろう?」
 周囲をキョロキョロ見回し、誰にも聞かれてないだろうな、と声を潜める男。友達催眠の効果はしっかりと働いているが、それゆえに真摯に説得してくれる。
「良いか、俺以外にそんな事聞くんじゃないぞ。分かったな……?」
「……ええ、わかりました。ふむ……」
 幾度も念を押してから、去っていく男の背を見つめ、首を傾げる瑠玻璃。
 市民は処刑を持て囃しながら、断頭台を恐れてもいるようだ……。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!

アリスティア・セラフィール
重要施設として美術館のような美術関連の施設の情報を探しましょう。
いずれ美術館が調査できれば、クロノヴェーダを題材にした美術品や改竄後の歴史がわかる美術品などを見つけられるかもしれません。
質素な外套を纏って、処刑場の周りにいる市民の中に紛れましょう。
市民たちから話を聞きやすいように、周囲の人々を【観察】して周りの雰囲気に馴染むように【演技】をして市民たちに話しかけ、美術品が集められている美術館などの噂を集めます。
「今日処刑される貴族は、人々を虐げて得た美しさをひけらかすため画家に絵画なども描かせていたとか」
「このあたりに美術品を集めた場所があるらしいですが、聞いたことはありませんか?」


フルルズン・イスルーン
芸術の都フランス! パリ!! ヴェルサイユ!!!
ゴーレムくん作りの参考の題材……あれ、芸術文化どこ?
今のトレンドは公開処刑。はい。
あ、ナポレオンは偉大! 大陸軍はサイコーなんだよ!
それで、ロゼッタストーンとかそういう収奪もとい戦利品は……。

とりあえず街の雰囲気に合わせて、ゴーレムくんは兵隊さんの彫像アートにしとこ。
それで【強運の加護】を使いながら、博物館的な物品の収容施設が無いか話を聞きながら噂を探して見るんだよ。
周辺国を制圧してるならそういうのも集めてるかもだし、
変なもの持って帰ってないかとかも、観察と伝承知識でチェックしておこうかな


「芸術の都フランス! パリ!! ヴェルサイユ!!! ゴーレムくん作りの参考の題材……あれ、芸術文化どこ?」
 華やかなりし宮殿はいつの事やら。すっかり荒れ果てたベルサイユ宮殿を見ながら、なんとも言えない表情を浮かべるフルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)。
「おう、嬢ちゃんも、公開処刑を見に来たのかい? 今日はとびきり綺麗な貴族様が首を落とされるらしいぜ!」
「公開処刑。はい」
 それは、処刑への期待に沸き立つ市民達を見ると、ますます微妙に歪められる。そんな彼女の表情に、怪訝そうな様子をする市民達。
「あ、うんっ、楽しみだね! ナポレオンは偉大! 大陸軍はサイコーなんだよ!」
「おう、全くナポレオン様々だよな!」
 慌てて微笑みそう叫ぶと、それ以上は追求される事はない。上手く誤魔化せたと言うより、公開処刑が楽しみで、他の事はどうでも良いのだろう。
「ゴーレムくん……今日は大変そうだよ」
 行動を起こす前からなんだか疲れたと、兵隊の彫像――自身のゴーレムに呼びかけて。とにかく気を取り直し、情報収集をへと向かう。

「今日処刑される貴族は、人々を虐げて得た美しさをひけらかすため、画家に絵画なども描かせていたそうですね」
「そうなのかい。そいつは悪いヤツだ。そんなヤツは処刑されて当然だね!」
 一方、アリスティア・セラフィール(シンフォニックウィザード・g02995)もまた、芸術関連の調査を始めていた。質素な外套を纏い、市民の一人になりすましながら、世間話を装って話しかける。
「まあ貴族なんてヤツは、だいたい悪い事してるもんだがね!」
「ええ、そうですね。悪い人達ばかりです」
 市民達の偏見には思う所があるものの、それらは呑み込み、話を合わせる。感情を表に出さない事には慣れている……もちろん心の中では、決して賛同は出来ないが。
「そういえば、このあたりには美術品を集めた場所があるらしいですが……聞いたことはありませんか?」
「さて、美術品ねぇ。あたし達にはとんと縁がないからね。あんたら何か知ってるかい?」
 公開処刑には盛り上がっていても、市民達の性根は善良だ。問われれば思い出そうと首を捻る。周囲の市民にも尋ねて回るその姿を、じっと観察するアリスティア。
(いずれ美術館が調査できれば、クロノヴェーダや改竄後の歴史についてわかる美術品などを見つけられるかもしれません)
「あ、それ、ボクも興味あるなー。ほら、グランダルメが周辺国を制圧してるんでしょ?」
 話が広がると、フルルズンもそれを聞きつけてやって来る。興味津々、好奇心を露わに尋ねかけて。
「そういう、戦利品とかも集めてるかもだし」
「戦利品? ……ああ、そういや」
 その言葉がきっかけになったのか、一人の若い男がぽんと手を打った。
「確か、パリのルーブル宮殿が美術館になって、ナポレオン様が美術品を集めてるらしいぜ」
(ルーブル宮殿……ルーブル美術館ですか)
 そういえば『本来の歴史』でもナポレオンと関わりがあった筈だと、記憶を辿るアリスティア。フルルズンは興味津々に、ずいっと身を乗り出す。
「それで、ロゼッタストーンとかそういう収奪、もとい戦利品は……」
「いや、流石に見た事はねぇから、中身までは知らねぇなぁ」
 そうかぁ、と残念そうに肩を落とすフルルズン。そんな様子を見ながら、アリスティアは更に思索を深める。
(これ以上は、明確に目標を絞った上で、攻略旅団で動く必要がありそうですね……)
 とはいえそれで何か新たな情報が出て来るかどうかは、保証されていない。調査依頼を出すかどうかは、それぞれの判断次第となるだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

「これより、民を虐げ私腹を肥やした、悪辣なる貴族の処刑を始めますわ!」
「「うぉぉぉぉぉっっ!」」
 さて、淫魔達を倒したディアボロス達は、処刑場に向かう。そこではまさに、処刑が始まろうとしていた。
 事前の時先案内のとおり、美しい淫魔の処刑吏が市民へと呼びかけ、市民は熱狂に満ちている。
「この処刑に、異議のある者はいるかしら!」
「「殺せ! 殺せ!!」」
 処刑吏が異議を求め、人市民に呼びかける。この、偽りの熱狂を覚まさせるなら、好機はまさに今しかない。
 処刑台に上がり、市民の前で演説をすると良いだろう。
 また、情報収集をするなら、今が最後の機会となる。演説は他のディアボロスに任せるのも、それは一つの選択である。
無堂・理央
他の人が騎兵繋がりでミュラ将軍の名前を引き出したし、その辺りの将軍職に居たは現存してるのかな?
歴史上は少し前に亡くなってる将軍を含めて、ちょっと聞いてみても良いかもね。


熱狂してる群衆に声をかけるけど、ちゃんと聞いてくれるかな?
「すいませーん、他の場所でミュラ将軍が最近、軽く手柄を上げたって聞いたんですけど、ミュラ将軍と仲が悪い将軍はどう思われてるんでしょうかね?」
史実だとランヌ将軍とダヴー将軍が不仲らしかったし、誰だったかな?と考える素振りを見せたら、その二将軍の名前を出してみよう。
ダヴー将軍から、史実では少し前に戦死した上官のドゼー将軍がこちらでも戦死したかどうかまで聞ければいいな。


アリスティア・セラフィール
まずはベルサイユ宮殿の庭園の片隅で歌って人の関心を集めましょう。
戦場に赴いた兄を心配する妹を演じながら戦場に赴いた兄を思う歌を披露して、同じように戦場に家族を送り出した市民や帰還兵の方から大陸軍についての噂を集めてみましょう。
「私の兄がミュラ将軍のもとで従軍しているのですが、ミュラ将軍の軍が野盗の襲撃を受けたと聞いて心配で・・・何かご存じないでしょうか」
世界最高の騎兵と名高いミュラ将軍の軍に挑むような野盗が本当にいるのか、その規模はどれほどのものなのか、大陸軍に敵対している組織があるならその情報が得られたら良いのですが。
歴史知識をもとに、わたしたちが知る歴史との相違なども知れると良いのですが。


 処刑直前で盛り上がりを見せるベルサイユ宮殿。その片隅で、アリスティア・セラフィール(シンフォニックウィザード・g02995)は歌を披露した。戦地に赴く兄を想う、妹の歌……その心に響く歌声は、市民達の熱狂も僅かに和らげ、その注目を引く。
 ……まあ実際の所は当然、彼女に『戦地に赴く兄』などはいないのだが。
「どうしたんだい、何やら思いつめた様子だが」
「私の兄がミュラ将軍のもとで従軍しているのですが。将軍の軍が、野盗の襲撃を受けたと聞いて心配で……」
 問いかけて来た市民に対し、兄を案じる様子を精一杯に見せて尋ねるアリスティア。その視線は縋るようでもあり、反応を見逃すまいとするようでもあり。
「何かご存じないでしょうか?」
 そんな問いかけに、市民達は――きょとん、とした表情を浮かべて見せる。そして顔を見合わせた後、彼女を哀れむような視線を向けて来た。
「お嬢さん、誰に聞いたんだい? そいつは、タチの悪いやつに騙されたんだよ」
「ええと、それはどういう……?」
 その噂を、全く信じる様子がない市民達。アリスティアが重ねて問えば、彼らはアリスティアを安心させるように微笑んで教えてくれる。
「ミュラ将軍はイタリアにいる筈だよ。こんな所まで、そんな噂が伝わって来るものかい」
「まあ、大陸軍(グランダルメ)を襲うような野盗がいる筈もないがね!」
 市民達は、アリスティアの『噂』を全く信じる様子がないようだ。そのまま口々に、大陸軍への礼賛を始める。
(ですが、ミュラ将軍がイタリアにいる、と言うのは確かな情報のようですね……)
「すいませーん、私も他の場所で、ミュラ将軍が最近、軽く手柄を上げたって聞いたんですけど」
 なんだかんだと話が盛り上がっているので、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)も割って入った。明るい様子で、市民達に問いかける。
「ミュラ将軍と仲が悪い将軍は、どう思われてるんでしょうかね?」
「あたしらが、将軍同士の仲やら何やらなんて、知る訳ないだろう?」
 その問いかけに市民達は、怪訝そうな表情を浮かべて見せる。質問の内容や仕方どうこう以前に、彼らは戦場から遠く離れた都市の、ただの一般市民に過ぎない。大陸軍の勇名は聞いていても、詳しい情報までは持っていないのだろう。
「うーん、ランヌ将軍やダブー将軍と不仲だったって、噂は聞いたんですけど」
「何だって? バカを言っちゃぁいけないよ」
 それでも何か情報を引き出せないかと、考える振りをしながら名前を出す理央。だがその言葉に一人の市民が怒りの表情を浮かべて詰め寄って来た。何かまずい事を言ったか、と背筋を冷やし――。
「ダブー将軍と言えば、大陸軍最高の将軍だ。ミュラ将軍がいくら素晴らしくとも、嫉妬なんかするもんかい」
「そ、そうですよね。ダブー将軍は素晴らしい方ですよね」
 どうやら単に、彼が贔屓にしている将軍だったと言うだけのようだ。内心胸を撫で下ろし、相槌を撃つ――が、それがまた別の市民の怒りを誘発し。
「いやいや、ミュラ将軍の方が最高だろう! なにせ『世界最高の騎兵』だよ!」
「それを言うならダブー将軍だって、『不敗』と言われてるくらいだからね!」
 すっかり口論になり、どちらが優れた将軍か、と盛り上がり始める市民達。彼らの大陸軍への信頼ぶりがよく分かるが、どうやらこれ以上の情報は聞けそうにない。
(まあ、ダブー将軍がいるって事が分かっただけでも、良しとしよう。……でも)
 口論に巻き込まれないように離れつつ、これまでの会話と――そして、ここに来るまでに調べた歴史を思い起こす理央。アリスティアにちらりと視線を送れば、彼女も同じ事に思い至ったのか、小さく頷きを返す。
(『世界最高の騎兵』に、『不敗』……本来この1802年には、得ていない筈の勇名ですよね)
 おそらくこれは、彼らの名を高める為の策。だとすれば彼らはやはり、ジェネラル級のクロノヴェーダで間違いあるまい。
 ならば、いずれはディアボロス達の前に立ちはだかって来るに違いない――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

陣・頼人
目立つのは好きじゃない。
それでも、理不尽な理由で人の命が失われるのは見過ごせない。
「待ってくれ、みんな!」
処刑の場に乱入し、断頭台を竜骸剣で【破壊】して罪人を救出すると共に市民を畏怖させ、そしてみんなを正気に戻す為に【情熱】を込めて演説する。
「民を虐げ私服を肥やしたっていうけど、彼女がみんなに直接何かをしたという証拠はあるの?」
「彼女が豊かな暮らしをしているというのが罪なら、他にも贅沢をしている人がいるじゃないか!」
(淫魔の処刑吏を指差し)
「他人の美や富を妬み、殺しを楽しむのは恥ずかしい事だよ。みんなは自分の大切な人が同じ様な目に遭っても、それでもこんな風に楽しんでいられるのかい?」


フルルズン・イスルーン
うぐぐぐぐ、周りを巡ってみたけどもはやボクの情熱は我慢ならぬ。
やっぱり一言くらいは言ってやらないと気がすまないね。
こんなの芸術の都じゃないやい!
へい! ゴーレムくん吶喊!

飛び込む前に、まずはヴァンガードゴーレムくんの盾に早業とアートで彫刻!
題材はジャンヌダルク。伝承知識で細部は補完して悲劇性を強調だ!
そして乱入の制圧に混ざって、盾を掲げて初見のインパクトで無理やり興味を惹かせてやる!
「まーた無辜の女性を見殺しにしようというのか、お前たち!!」

そしてボクの主張だよ!
「同郷の人間がその芸術を、その美しさを、国の宝を誇らずに貶すんじゃあないよ!!」

ボクの思い描いてたヴェルサイユ返して、返して!


セシリー・アーヴェンディル
【アドリブOK】
あまり演説で語るというのは得意ではないのだが努力しよう。
剣を突き立て堂々とした態度で…このような感じでよいのだろうか?

「諸君、己の行いを顧みて欲しい。他人の死に歓喜する姿は正しいものだろうか」
市民は流されて利用されているだけ。心から望んでいることではないはずだ。それに気づいてほしい。

「私達はこの世界を救うため戦っている。だから、今は私達を信じて欲しい」
仲間達の演説は市民の心を打つだろうが、貴族への恨みがすぐには消えないのも理解できる。
せめて私達の存在が人々の希望になって欲しいと思う。


「どうやら異議のある者はいないようですわね。ではこれより処刑を――」
「待ってくれ、みんな!」
 淫魔の処刑吏の指示で、罪人が断頭台に追いやられていく。だがそれに待ったをかけ、処刑場へと飛び込む陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)。
(目立つのは好きじゃない。それでも、理不尽な理由で人の命が失われるのは見過ごせない……!)
「な、何をして……ああっ!?」
 処刑吏が怒りと戸惑いで呼びかけて来るが、彼はそれを無視して断頭台を叩き壊す。そしてそれにざわめく市民に向けて、大声を張り上げた。
「民を虐げ私服を肥やしたっていうけど、彼女がみんなに直接何かをしたという証拠はあるの?」
「彼女達は、正式な裁判でその有罪を認められたのですわ!」
 反論するように叫ぶ処刑吏……だが、その裁判に公平性がない事など、誰もがよく知っており、ざわめきが止まらない。だが同時に、己の過ちを容易に受け入れられるものではないのも、人間だ。
 戸惑う市民の様子を見て頭に血を昇らせるのは、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だ。
「うぐぐぐぐ、もはやボクの情熱は我慢ならぬ! やっぱり一言ぐらいは言ってやらないと気がすまないね!」
 ゴーレムを伴い処刑場に昇った彼女は、彫刻を施した盾を高々と掲げる。題材はジャンヌ・ダルク、火刑に処された聖女の姿を、悲劇的に描いた彫刻だ。
「まーた無辜の女性を見殺しにしようというのか、お前たち!!」
 だんだんと地団駄を踏んで叫ぶフルルズン。……まあ実際の所は、知識階級でもない市民達に、過去の聖女の知識などないのだが――しかし題材を知らずとも、優れた芸術は人の心を打つもので。
「同郷の人間がその芸術を、その美しさを、国の宝を誇らずに、貶すんじゃあないよ!!」
 何よりその、怒りの感情を全面的に露わにした態度が、市民の感情を大きく揺さぶる。市民達とて、処刑に何の罪悪感も抱いていない筈がないのだ。ただ、それを見ないようにしていただけで。
「ボクの思い描いてたベルサイユ返して、返して!」
 ついには、涙を零して、そう叫ぶ。そう、彼らとて、ベルサイユの市民である事を誇りに思っていた事がある筈なのだ。その誇りを思い出してと、心を揺さぶっていく。
「諸君、己の行いを顧みて欲しい!」
 そうして市民達の感情が揺れた所で、セシリー・アーヴェンディル(ルクスリア・g02681)も処刑場に上がる。まさに誇りを体現するような女騎士は、剣を地面に突き立て、良く通る大声で高らかに呼びかけた。
「他人の死に歓喜する姿は正しいものだろうか! このような少女を泣かせる事を、本当に望んでいるのだろうか!」
「うううう~……!」
 泣き続けるフルルズンに胸を貸しながら――まあ実際はフルルズンの方がかなり年上だが、それはそれとして――精一杯に叫ぶ。あまり演説は得意ではないが、騎士として、この状況を看過する事など出来はしない。
「そう、だがお前達はそうではない筈だ! 自分達が心から望んでいる事が何か、気づいてほしい」
「驕り高ぶった貴族を殺して、何が悪いのです!」
 誇りを刺激するセシリーの演説に、市民達の間には動揺が広がり続け、ざわめきが止まらない。だが淫魔も黙っては見ておらず、割り込むように叫んで。
「罪ある者を裁く事のは、正しい事――」
「豊かな暮らしをしているというのが罪なら、お前だってそうじゃないか!」
 そしてその声を遮るように、頼人が再び声を張り上げる。淫魔の容姿はなるほど、貴族の女性達よりよほど美しい。
「わ、わたくしのこれは、正当な報酬によるもので……」
「他人の美や富を妬み、殺しを楽しむのは恥ずかしい事だよ!」
 畳み掛けるような言葉に、グッと口を噤まされる淫魔。彼女が黙ったのを見ると、頼人は再び市民に向き直る。
「みんなは自分の大切な人が同じ様な目に遭っても、それでもこんな風に楽しんでいられるのかい?」
 そう、市民は断頭台を持て囃し、だが断頭台を恐れている。バスチーユに連れていかれた者の事を、知らぬ訳でもない。市民の動揺は最高潮に達する。
「貴族への恨みが、すぐには消えないのは理解できる。だが! 一時の感情に流されないでほしい!」
 そんな彼らに少しだけ歩み寄り、だが甘やかす事なく呼びかけるセシリー。そうなればもはや市民の中に、処刑へ賛同する者はない。
 恐れゆえに反対の声を張り上げる事こそ出来ないものの、熱狂は完全に醒めている――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!

「わかりました。処刑は中止しましょう」
 と、そこで突然、処刑吏の淫魔がそう口にした。意外な言葉にディアボロス達が視線を向ければ、淫魔は、先程までの動揺を消し、笑みを浮かべて。
「ええ、『この者達の』処刑は中止にして――新たな罪人を裁くとしましょう!」
「……了解した。処刑を実行しよう」
 そう、新たな罪人……裁判の結果に異議を唱え、クロノヴェーダの統治に逆らおうと言う罪人。ディアボロス達を裁くべく、制圧人形達が処刑場に姿を現した。
 銃で武装した物々しいクロノヴェーダの出現に、すでに熱狂の醒めていた市民達は巻き込まれる事を恐れて逃げ出す。罪人達も同様に、事態に混乱しながらも、処刑場から逃げ出し始めた。
 クロノヴェーダ達がそれを追う事はない。彼らの現在の目標は、ディアボロスのみ。
「それでは、後は万事、よろしくお願いしますわ!」
「……良いだろう」
 淫魔の言葉に頷き、処刑場に上がったディアボロス達を取り囲んでくる制圧人形達。淫魔を倒す前に、まず護衛である彼らを全滅させる必要がありそうだ。
フルルズン・イスルーン
民衆の心が離れた処刑なんて、三文芝居にもなりはしないのさ。
(ずびびー。ちり紙くしゃくしゃ。ぽいっ)
んじゃ気持ちを切り替えて。
逃がすためにもうちょっとだけ頑張ってね、ヴァンガード・ゴーレムくん!

ゴーレムくん続投!
引き続きこっちに注目させて、他のみんなが動きやすいようにするのだ。
あと、【セルフクラフト】と拠点構築で簡易防壁を作って、銃弾が通りにくいようにしておこう。
お、つるつる滑りそうな足してるねキミたち。氷雪使いで足元を凍らせたら機動力奪えないかな?

で、いい感じに邪魔して処刑されそうだった娘達が逃げ出せたら臨機応変に、
聖女の力を借りて今必殺のシールドタックル!

肖像権? 知らないらしいからセーフ。


露木・ささら
ボクは戦闘以外では役に立たないからね。
とゆーことで人形を破壊するですよ。
今回も奇襲からの一撃で倒すのです。
淫魔より強そうだからより破壊力を求めないとね。
高所からのダイヴでノコギリ鉈を頭部にぶち込むっぽい!
狩技<致命一撃>
そして反省できるボクはすぐに反撃に備えるのです。
敵に向かって突っ込みながら<血装銃>で銃を撃ち落とすです。
血装銃⇒天彗脚⇒迅雷⇒血霧貫手
ガンパリィから必殺コンボなのです!
例え失敗しても気にせず突っ込むですよ。
怖気づき、退けば死ぬ。
優れた狩人は死中にこそ活路を見い出すもの。
攻撃は退くのではなく前に進んで回避するもの。
死を恐れることなく踏み込んで戦う。
これがささらの狩りなのです!


無堂・理央
後は敵を倒すだけの段階に入ったね。
それじゃ、暴れちゃおうか!


無双馬『クロフサ』に跨って戦場に乱入~。
壇上に上がってないし、最初は処刑台の周囲を囲った敵を後ろから襲撃出来るかな?
兎に角、パラドクスでクロフサが地を踏む度に出る衝撃波を撒き散らしながら、敵群の中を突き抜けたりして、戦場を縦横無尽に駆け巡って、敵の陣形を完全に崩すよ。
駆け巡りは反撃対策も兼ねてるから、読まれ易い軌道はしないよう、注意しないとね。
【泥濘の地】で敵の足元を不安定化すれば、一斉射撃も狙いを甘くできるかな?


音羽・華楠
歴史改竄者たちの矛先が一般人から逸れたのは……まあ、僥倖でしょうか。
しっかりと自動人形たちを殲滅し、その後で頭領格の淫魔にも引導を渡しましょう。

攻撃には《攻性式神結界》を使います。
……敵のパラドクスの関連技能から、手持ちの他の複数体攻撃型のパラドクスが使い難いというのもあるんですが……。
敵の攻撃手段が、ほぼ『射撃』に限定されている点に着目しました。
戦場に結界という壁を瞬時に構築出来る《攻性式神結界》なら、私自身、或いは他の復讐者たちに向けられた征服人形たちの攻撃の射線を咄嗟に遮り、狙いを妨害出来るかな、と考えます。

そんな、ものは試しの作戦です。

自動人形よりも式神の方が強いこと、証明しましょう。


メルキディア・セデクリエル
処刑を征服人形に丸投げとはね。
ある程度理性的な分厄介かもしれないけど、まずは人形達を…!

敵は射撃戦特化なのを鑑みて、華楠さんやフルルズンさんのように動くのが得意じゃない人を護る様に壁閃機ベイルマウアーを突き立てて、フォートレス・パンツァーを発動させて城壁を展開させるわ。
機動力のある仲間達には守護天使の加護概念による防御強化でサポートよ。

勿論ただ護るだけじゃない。
ジェストからのイヴァリュートオーラをベイルマウアーに纏わせて近くの人形に体当たり。
更にオーラをバーストさせてもう一撃よ!

演説には間に合わなかったけれども、あんた達にはっきり言えることがあるわ。
正義は我等にありってね。

連携・アドリブ大歓迎


「処刑を征服人形に丸投げとはね。ある程度理性的な分厄介かもしれないけど、まずは人形達を……!」
 大盾型魔導機械を構え、征服人形に対峙するメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)。守護天使の加護によって、大地の城壁を生み出していく。
「民衆の心が離れた処刑なんて、三文芝居にもなりはしないのさ!」
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)もまた、パラドクスによって巨大ゴーレムを錬成する。その盾もまた、まさに壁。
「そんな三文芝居の役者が……ずびびー……ボク達を傷つけられるとでも!」
 途中、鼻をかむ音が入ったりして、いまいち決まらない感もあるが。ちり紙をくしゃぽいしながら堂々と言い放つフルルズン。ともあれ2人のパラドクスによって強固な防壁が築かれ……そこに降り注ぐ、征服人形の一斉射撃。
「……排除する」
「排除なんかさせる訳、ないでしょ……守って見せるんだからっ!」
 当然、その生み出した城壁には、征服人形の一斉射撃が降り注ぐ。弾丸の雨霰から仲間を守るべく、光のバリアでさらに城壁を強化していくメルキディア。
「……射撃角度を補正」
「くぅっ!?」
 征服人形の攻撃は巧みに連動し、守りの構造上弱い部分を的確に狙ってくる。強固な防壁と言えど、そこまで長くは持ちそうにない。
「もうちょっとだけ頑張ってね、ゴーレムくん! みんなを逃がすためにもっ……!」
 民衆達への流れ弾を防ぐべく、フルルズンもゴーレムを鼓舞する。だが、徐々に守りにヒビが入り、まずはメルキディアの光のバリアが砕け散って――。
「なんてね、ただ護るだけじゃない、わよっ!」
「……っ!」
 いや、そこまで踏まえての、攻防一体のパラドクス。盾を城壁から切り離し、征服人形へと突撃する。異端のオーラを纏ったシールドバッシュを、人形の身体に力強く叩きつけた。
「バーストッ!」
「グガッ……!!」
 さらにそこから、纏ったオーラを密着状態で炸裂させ、吹き飛ばす。部品を飛び散らせながら、処刑場の地面を転がっていく征服人形。
「グ、グ……損傷、大……」
「よーし、こっちもいくよ、ゴーレムくん!」
 フルルズンも、それに倣い、指示を受けたゴーレムが全身を始める。ゴリ、ゴリと地面を削りながら、一歩ずつの、力強い接近。
「聖女の力を借りて、今必殺のシールドタックル!」
「ガッ!!」
 聖女の彫刻が刻まれた盾を、豪快に叩きつけ、別の征服人形を吹き飛ばす。地面に倒れた人形達を、メルキディアは眼鏡越しに冷たく見下ろして。
「あんた達にはっきり言えることがあるわ。正義は我等にありってね!」
「そう! だから肖像権も気にしなくていいよね、知られてないらしいし!」
 フルルズンの方は何か違う気もするが、とにかく堂々と言い放つ。それに対し、身体を軋ませながら、立ち上がろうとしてくる人形達。
「グガ……ギ……道具に、正義など要らぬ……」
「道具は……人形はそちらでしょう?」
 彼らにとって人間とは支配し、エネルギーを収穫する為の存在でしかない。その自由も意志も、全てそのためのもの。再び銃を構え、こちらを狙う彼らに対し、符を構えて言い放つ音羽・華楠(赫雷の妹狐・g02883)。
「撃たせませんよ、妨害させてもらいます」
 その符から力を放てば、瞬きの間に結界が展開される。相手を取り囲むように張り巡らされたそれが、発射される銃弾を阻んでいき。
「自動人形よりも式神の方が強いこと、証明してあげましょう。いきなさい」
「ガガッ、ガッ……!!」
 そうして相手を閉じ込めた中に、攻性式神を解き放つ。式神達は激しく暴れ回り、征服人形達を斬り裂いて――すでに損傷を受けていた彼らは、ガシャンッ、と言う派手な金属音と共に、バラバラになって崩れ落ちる。
「……処刑する」
「仲間が倒れても、動じもしませんか」
 だが、華楠が呟いた通り。他の征服人形は一切動きを乱さず、こちらを射撃してくる。結界はあくまで攻性用、いつまでも銃弾を防げる訳でもない。
「歴史改竄者たちの矛先が一般人から逸れたのは……まあ、僥倖でしょうが」
 式神での反撃を返しながら、どう動くか思案する華楠。と、そんな彼女の視線の先……つまり、自動人形の背後から、突撃する巨大な影。
「さあ、暴れちゃおうか、クロフサ!」
「ッ……!?」
 力強い疾走と共に処刑場へと乱入するのは、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)と、彼女の愛馬・クロフサ。背後からの奇襲によって敵陣へと乱入すると、その間を駆け抜けていく。
「薙ぎ倒しちゃうよ!」
「ガッ……!?」
 そのクロフサの走りの一歩一歩が衝撃波を撒き散らし、征服人形達を吹き飛ばす。すぐさま立て直そうとする征服人形、だがその足元が泥濘のように柔らかく変化して。
「足場、悪化……」
「そのまま泥に沈んじゃえっ!」
 そうして足の取られた人形達の合間を、理央とクロフサは縦横無尽に駆け回る。大地を踏みしめる度、撒き散らされる泥と力強い衝撃波。
「……砲撃、開始」
「うわっ……クロフサッ!!」
 が、征服人形も黙って泥に沈んではくれない。【泥濘の地】の効果が弱い事もあり、すぐに体勢を立て直し……そしてその銃を大砲へと変化させてくる。一斉砲撃が行われ、理央へと降り注ぐ砲弾。
「わー、逃げて逃げて! 当たったら大変だよ!」
 その降り注ぐ砲撃から、慌てた様子で逃げ回る。相当に危なっかしい動き……に見えるが、案外砲撃は当たらない。我流の馬術ではあるが、巧みにクロフサを操り、走る軌道を読ませず駆ける。
「とにかくこんな感じで! 敵を倒していくよ!」
「……我らに、敗北はない」
 そんな駆け回る理央に、あるいは守りを固める他のディアボロスに、砲撃や銃撃を叩き込む人形達。だが、そんな――彼らの意識が攻撃に向きすぎたその瞬間を。
「――せいっ!!」
「ガッ!?」
 露木・ささら(流血の狩人・g02257)が、逃さない。高所からの急降下で、相手の頭部にノコギリ鉈を叩き込んだ。
「機能……停止……」
「おおっと。反省できるボクは、すでに備えているのです!」
 頭部を破壊されながらも、こちらに銃を投げ、爆発させて来る人形。だが、その反撃を想定していたささらは、すでにそこにはいない。別の人形へと狙いを変え、突進している。
「迎撃……」
「させないのですよ!」
 投擲された相手の銃を、咄嗟にこちらの銃撃で撃ち落とし、軌道を僅かに変えた。そしてそのまま突進し、敵へと肉薄していく。変えた軌道はほんの僅か、頭部の至近で爆発が生じる……だが、それに彼が、動じる事はない。
「怖気づき、退けば死ぬ!」
 活路を見出すべきは、退路ではなく死中。優れた狩人の本能が、その歩みを前に進ませる。爆炎が肌を炙ろうとも、爆音が鼓膜を揺らそうとも動じる事なく……敵の目の前で、高速の歩法で背後に回る。
「取ったっ!」
「……ガ、ギギッッ!!」
 背後のささらへ振り向こうとして、僅かに体勢を崩す自動人形。その僅かな隙を縫うように、血煙纏う貫手を繰り出し、敵の胸部を貫通させる。主要なパーツを失った征服人形は、バラバラに分解され、泥濘の中に沈んでいった。
「これがささらの狩りなのです!」
「……劣勢。しかし、任務を続行する」
 数が減っても、残った人形達が少なからず傷を負っていても、しかし征服人形は一切戦いを止める事はない。ディアボロス達へと構わず、銃弾の雨を降り注がせて来る。
「けど、そんな攻撃じゃ、大したことないわね!」
「ゴーレムくん、全部跳ね返しちゃえ!」
 だが、最初に比べて数の減ったその弾丸は、メルキディアやゴーレムの盾を打ち砕く事はない。一方的に数を減らしていく人形達を――いや、その向こうを見ながら、静かに呟く華楠。
「さあ、しっかりと自動人形を殲滅して……首領格に引導を渡すとしましょうか」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【セルフクラフト】がLV3になった!
【託されし願い】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
【ハウスキーパー】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

「くっ……処刑に失敗するばかりか、自動人形を失うなんて……」
 征服人形達を殲滅し、ついに淫魔を追い詰める。先程とは逆にこちらが、相手を逃さぬよう取り囲むディアボロス達。
「せっかく処刑人の仕事を得て、役得を楽しもうと思ったのに……許しませんわ!」
 自分勝手な言葉を憎々しげに吐き捨て、淫魔はその服を脱ぎ捨てる。大胆に裸身――ただし当然、大事な所は泡で隠されているが――をさらけ出した彼女は、その泡を操りながら、ディアボロス達を睨みつけた
「こうなったら仕方ないですわ。あなた方の首をここで落として、失態も汚れのように、綺麗に洗い落としてあげましょう」
 香りと泡を操る淫魔、ル・シャヴォーヌ。この妖艶なるアヴァタール級淫魔を倒す事が出来れば、今回の処刑は完全に阻止する事ができる。
 逆に言えばもし敗れれば、ここまでやって来た事は全て無駄になるだろう。そうしないためにも、必ず、この戦いに勝利するのだ――!
ハーナ・ルーデル
ル・シャヴォーヌ、魔力を振り撒いてくるというのは中々厄介だ。
そんな相手には一撃離脱を試みた方が魔力を浴びにくいだろう。
というわけで、私の『急降下爆撃』を見せてやろう。
【飛翔】の残響を利用し飛行装置で空へと飛び立ち、急降下しつつ37mm対空機関砲を喰らわせてやる!


アンゼリカ・レンブラント
力が溜まっている……ネメシスモード発動!
肉体年齢は更に幼く9歳ほどに
筋肉の代わりに、溢れんばかりの光に身を包み

さぁ行くぞー!
【飛翔】の残留効果も使い、
小回りを生かして攻撃を入れていくっ

相手が焦れて攻撃をしかけてきたら、
合わせるように【勇気】を胸に【突撃】!
相手の泡は体に纏う光を【オーラ操作】で
弾き飛ばして突っ込めればいいかなっ!

【ダメージアップ】も溜まっているからかなり痛いだろっ
流石にすぐには倒せないだろうし反撃には
苦しめられるだろうけど

勝つのは私だー!
飛翔し再度の突進、とみせかけてこれは【フェイント】
相手を通過したところで逆向きに飛び込むっ!
ヒップアタック風の《ブレイブスマイト》をお見舞いっ


セシリー・アーヴェンディル
【アドリブ/連携歓迎】
「違うな。ここでの罪人はお前だ。ル・シャヴォーヌ!」
制圧人形達はすでに仲間達が戦ってくれている。
ならば首魁の淫魔へ剣を向けてくれよう。

「さすがに数が多い。一筋縄ではいかないか」
「し、しまった! きゃっ!?」
敵のシャボン玉は厄介だ。私のパラドクスで撃ち落とす。
だが、それで戦局は膠着。長引けば私はパラドクスで疲労して撃ち負けてしまうだろう。
シャボンの効果は思った以上に強力だった…くっ、無様な。

「油断したな! 撃て!」
【飛翔】で僅かに浮かび体制を立て直す。接地面がなければ滑ることもないはずだ。
無力化できたと油断しているであろう淫魔に一撃を喰らわせてやる。


レオナ・アマカワ
邪魔者はいなくなった。
他に気を取られることもない。
あとはシンプルに叩く
「……潰す」
接近してひたすら叩く。
足を止めての殴り合いなら、私も得意だから。
「逃さな……い」
ここで決める。
攻撃に専念して、相手が逃げ出そうとすれば掴んで引き落とす。
隙きがあれば羽や足を潰す。


陣・頼人
今度はお前が裁かれる番だよ、ル・シャヴォーヌ!
 
シャボン玉をアームドフォートの【誘導弾】をデコイ代わりにして防ぎながら【託されし願い】で人々の様子を映し出し、彼女の企みが挫けた事を突き付ける。
「お前が奪おうとしたのは罪のない人の命だけじゃない。この街の人達の人間としての誇りだよ!」
そして【飛翔】で上空に飛び上がり、太陽を背にする形で攻撃の狙いをつけづらくしながら急降下で【突撃】し、怒りと共に【レイジングレイザー】を叩き込む!


メルキディア・セデクリエル
その血塗れな存在こそ洗い流してあげるわ、エリザベート擬きさん。
セシリーさん辺りに合わせてイオスラッガーをル・シャヴォーヌに向ける

左手で輪閃機シルトガーレを念動力で盾代わりに操り、右手のイオスラッガーで仲間の攻撃に合わせて切り込む!

正面に立ちふさがってレオナさんと共にイオスラッガーで斬りまくってヘイトを稼ぎながら両腕に天使の力を貯め、
相手の攻撃でイオスラッガーをディザームされたフリをして目の前で十字を組み、必殺のエーテリア・ブラスターをお見舞いするわ。
それと同時に撃った反動を利用して背後へ飛んで上からの急降下攻撃組に巻き込まれないように動くわね。

アドリブ・連携大歓迎


音羽・華楠
……何でいきなり脱いでるんですかこの淫魔!?
普通に考えてあの泡のパラドクス、裸にならなくても使えますよね!?
……いけません、あれはきっとこちらを動揺させる為の向こうの策……。
危うく引っ掛かるところでした……。

敵には翼がありますし、こちらも残留効果を利用して【飛翔】します。
空中に身を置けば、敵の泡で滑って転ぶことも無いでしょうし。
付け焼き刃で飛んでいる私よりも、きっと敵の飛行の方が巧みでしょうけど……。

――《雷幻想・斬鉄》!

自在に伸び、曲がるこの雷の剣の斬撃で距離感を惑わし、飛行能力の差は埋めてみせます。

喜びなさい、淫魔。
中止になった処刑の代わりに、あなたの首を落としてあげます!!


露木・ささら
流石にバレてるよね。
んー流石に奇襲はもうムリっぽい。
だったら正面から行くしかないよね。
勝利は前にしかない。
退けばそれだけ勝利は遠のくもの。
狩人が見い出す活路は死中にこそある!
狩技<流血死闘>
前へ前へと進んで超至近距離で殴り合う。
ステップで前へと回避しながらノコギリ鉈を叩きつける。
まずはノコギリ形態で削いで出血を促すのです。
流血は活力となるからね。
これはとても大事な工程なのです。
甘い匂い?舞踊と歌唱?
そんなものよりも血の香りの方が昂るっぽい!
それでも魔力的なアレで魅了されるかも?
そんな時は自らの体をノコギリで削げばへーき。
血の香りと苦痛が目を覚ましてくれるはず。
狩りは流血と共にあるのだから。


「……何でいきなり脱いでるんですかこの淫魔!?」
「あら……何か問題でも?」
 突然裸身を晒したシャヴォーヌの姿に、警戒を露わにする音羽・華楠(赫雷の妹狐・g02883)。シャヴォーヌはそんな反応を妖艶な笑みで受け流し、艶めかしいダンスと共にシャボン玉を撒き散らす。
「その泡のパラドクス、裸にならなくても使えますよね!?」
「さぁて、どうかしらね?」
 飛翔の残留効果によって空中に逃れる華楠だが、シャボンの連射はそれを追いかけてくる。……ちなみに実際の所は、泡を多く纏うために肌を晒しているのだが、相手がそれを説明してくれる義理もない。
「くぅっ! ……いけません、あれはきっと、こちらを動揺させる為の向こうの策……!」
 実際少なからず動揺し、泡を足に受けて小さく声を漏らす。そもそもこちらの飛行は付け焼き刃、速いと言えど、高速の連射を避けきれる物ではない。
「けれど……空なら足を滑らせる事も、ありませんからね……!」
 直撃を受けた訳ではない。ダメージは小さい。自分にそう言い聞かせ、呼吸を整える華楠。冷静にならなければ、勝てるものも勝てない。頭に昇った血を下ろすように深く息を吐く。右手に構えるは陰陽符、霊力を収束させ、ゆっくりと精神を統一して。
「あら、そんな暇は与えませんわよっ!」
 そんな彼女の集中を妨害すべく、シャヴォーヌはさらに妖艶に舞う。その身に纏うシャボンを、再び放とうと――。
「そうはさせるか、ル・シャヴォーヌ!」
「っ……!?」
 そこへ、ハーナ・ルーデル(空の魔王・g00608)が飛び込んで来た。個人用飛行装置・カノーネンフォーゲルを駆り、華楠を追い越すような急降下――航空突撃兵の本領発揮とばかり、高速で間合いを詰めていく。
「くっ、近づけさせませんわよっ……!」
 シャヴォーヌは咄嗟に踊りを切り替え、ハーナを迎え撃つべく刺激的な舞踊を繰り出して来る。淫魔の周囲を満たす、魔力に満ちた甘い匂い。吸い込んでしまえばその身を、心を蝕ばまれる、魔性と魅惑の香り。
「なるほど、中々厄介、だが……っ!」
「っ、ぐっ!?」
 その香りを一切恐れる事なく、そのまま突っ込むハーナ。相手を間合いに収めると同時に、37mm対空機関砲の弾丸を叩き込む。泡に塗れた淫魔の全身を撃ち抜く弾丸……純白の泡に血の色が混じる。
「わ、わたくしの身体に、よくもっ……」
「私がもたもたと、近くに留まっているとでも思った?」
 そしてシャヴォーヌが反撃しようと爪を構えた時には、ハーナはすでに上空。急降下爆撃からの一撃離脱、それが彼女の戦術の本領だ。その速度をもってすれば、匂いを吸い込む前に離脱するなど、造作もない。
 まんまと上空に逃した事に唇を噛み、ハーナを睨みつけるシャヴォーヌ――。
「……っ!?」
 ――へと迫る、迅雷の刃。空から降るそれを、シャヴォーヌは咄嗟に反応してかわし、だが刃はその動きに対応して鋭角に曲がる。
「あ、ぐぅぅぅっ!?」
「気を抜きましたね、淫魔」
 放ったのは華楠。集中を終えた彼女の手にするのは、集束し、凝縮させた雷の刃だ。自在に伸びて曲がるそれが、彼我の距離もなく、相手の首筋を斬り裂いた。
「喜びなさい、中止になった処刑の代わりに、あなたの首を落としてあげます!」
「処刑は、中止になどなっていません。今から、あなた方を処刑しますのよっ!」
 血の流れる首筋を抑え、怒りと苛立ちを露わにするシャヴォーヌ。再びシャボン玉を散弾のように放とうとして――横合いからの砲撃がそれを撃ち落とす。
「今度はお前が裁かれる番だよ、ル・シャヴォーヌ!」
 放ったのは陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)。彼も飛翔しながら、淫魔を見下ろし言い放つ。
「お前が奪おうとしたのは罪のない人の命だけじゃない。この街の人達の人間としての誇りだよ!」
「それに、何の問題がありまして?」
 逃げ出した人々の姿を示し、正義の怒りをぶつける頼人。だがそれにシャヴォーヌは、一切悪びれず言い返す。彼女は、いや、彼女に限った話ではなく、クロノヴェーダは人間の誇りに餌以上の価値など見出していない。
「っ……お前の企みが挫けたって事だっ!」
「いいえ、ここであなた方を、逃げた女達を処刑して、それで元の通り。誇りなど、恐怖で容易く洗い流せますわ!」
 会話を交わせば交わすほど、互いの断絶がこれ以上ないほど浮かび上がる。それに燃え上がる、さらなる怒り。それに背を押されるように、彼はシャヴォーヌへと突撃する。
「そんな事を! させる、ものかぁっ!!」
「あなたに、許可を取る必要など……っ!?」
 もちろんシャヴォーヌはそれを迎え撃つべくシャボンを放つが、狙いを定めようと頼人を見据えた彼女の目に、太陽の光が入る。
 眩しさに目を細めた事で、狙いが僅かに逸れ……それでも僅かに身体を掠めるが、彼には恐れも、怯みもない。
「この怒りをっ! 思い知れっ!!」
「あ、ぐぅっ!?」
 正しき復讐心こそが、ディアボロスの原動力。それを刃に篭めた一撃が、深くシャヴォーヌの肉体を斬り裂いた。血を溢れさせた淫魔は、だが逆に怒りを露わにこちらを睨む。
「人間がどうこうなどとっ! わたくしの肌を傷つける罪に比べればなんと無意味ですのっ!」
「くっ、本当に、お前達は……!」
 どこまでも話の通じぬ相手に苛立ちながら、反撃に備えて飛び下がる頼人。代わって間合いを詰めるのは、レオナ・アマカワ(雪景色・g02085)だ。
「じゃあ、その身体……潰す……」
「ちいっ……次から次へとっ!」
 巨大なハンマーを手に突撃する彼女に対し、シャヴォーヌは魅惑の香りで迎え撃つ。どんな意思の強い人間であろうとその心を蝕み、同時にその身体を内側から蝕む魔性の芳香。
「……潰す」
「っ、がぁっ!?」
 その蝕みを、彼女は一切意に介さない。渾身の力でハンマーを叩きつけて、淫魔の肉にめり込ませる。
 もちろん、パラドクスの影響がない訳ではない。身体には痺れを感じ、頭はグラグラと揺さぶられる。ただ、己の心身の異変よりも、相手を叩き潰す事を優先するだけの事。
「潰す……まで……逃さない」
「ええい、このっ……しつこいですわよっ!」
 反撃でシャヴォーヌの爪が伸び、その肌を鋭く斬り裂かれるが、それで彼女が怯む事はない。身体の外側を斬り裂かれようと、内側を蝕まれようと、彼女の頭の中にあるのは、目の前の相手を倒す事のみ。血を流し血を吐き、それでも離れない。
「このっ……くっ!?」
「おっと、流石にバレてるよね」
 さらなる追撃を加えようとするシャヴォーヌだが……そこに新たに、露木・ささら(流血の狩人・g02257)も踏み込んでいく。奇襲も考えてはみたが、先程の大立ち回りから再び気配を消すのは流石に難しい。
「だったら正面から行くしかないよねっ!」
「っ、誰も、彼もっ……わたくしの香りを甘く見てっ!!」
 見つかったなら後は小細工抜き、とばかりに突撃するささら。狩人の活路は常に死中、退くのではなく前進にこそ勝利がある。……が、その動きに、怒りを露わにするシャヴォーヌ。
 淫魔の常として、己の魅力と能力に自信を持つ彼女にとって、魅了にかからなければ良い、などと言う動きは侮辱に他ならない。
「報いを受けさせてあげますわっ!」
「……!」
 彼女はその肢体を強調し、激しく、派手に舞い踊る。それに合わせて泡が舞い、辺りに立ち込める濃厚な甘い匂い。ただの香りではない、淫魔の魔力に満ちたそれが、周囲のディアボロスの脳をガンガンと揺さぶる。
「っ、くぅ……!」
「さあ、わたくしの香に屈しなさい?」
 ぐらっとよろけたささらの姿に、機嫌を直したとばかりに笑みを浮かべるシャヴォーヌ。彼女の爪が、ささらめがけて真っ直ぐに伸びてくる。急所を狙うその爪を、ささらは揺らぐ視界で見つめ。
「むしろ、丁度良い……!」
「なっ!?」
 それを敢えて避けずに、己の身を串刺しにさせた。身体を貫く激痛と、吹き上がる血の香りが、彼に正気を取り戻させる。
「狩りは流血と共にある。難なら、手間が省けたっぽいっ!」
 自分のノコギリ鉈で身体を削る事すら、覚悟していたのだ。それに比べれば、幾分か分かりやすい。
「っ、この……離しなさい!?」
「逃さない……言った……」
 やむを得ず飛び下がろうとするシャヴォーヌだが、その動きを密着したままのレオナが妨害する。こちらも香りで身体が蝕まれているが、それで動きを止める事はない。足にしがみつくように後退を封じ――そしてそこに振り下ろされる、ささらのノコギリ鉈。
「この血の匂いが、ボクの目を覚まさせてくれるのです!
「っっっ……おぉぉ、よく、もぉっっ……!!」
 今度は、シャヴォーヌが鮮血と激痛に襲われる番だ。纏うシャボンを血に塗れさせ、怒りを露わにディアボロスを睨む。
「なんとしてもっ、裁きをっ、与えて差し上げますわっ!!」
「違うな。ここで裁かれるのはお前だ。ル・シャヴォーヌ!」
 そんなシャヴォーヌへ向けて一気に間合いを詰める、セシリー・アーヴェンディル(ルクスリア・g02681)。聖剣を手に斬りかからんとする彼女へ、淫魔は血走った瞳を向けて来た。
「このわたくしを裁くなどっ! 不敬! 不敬ですわ!」
「むぅっ!? ……ならばこうだっ!」
 血に塗れながら凄絶なるダンスを踊り、大量のシャボンでそれを迎え撃ってくるシャヴォーヌ。劣勢となり、死を自覚した事で底力を見せたのか、想像以上の泡が立ち昇る。
 それにやむを得ず足を止めると、聖剣から聖気の弾丸を放って迎え撃つセシリー、だが。
「あら、そんなもので防げると思いましてっ!」
「くぅっ!?」
 泡の生み出される速度は、彼女の想定以上だ。聖気と相殺し合うながらも、徐々に泡がこちらを突き抜けて来る。
「し、しまった! きゃっ!?」
「うふふ、無様ですわね!」
 ついにはその身に泡を浴び、足元の踏ん張りが奪われる。ズルリ、と大きく体勢を崩してしたたかに地面へ身体を打ち、苦悶の呻きを漏らしてしまうセシリー。
「さあ、このまま、トドメを刺して――」
「させないよっ!!」
 そんな彼女への追撃を図るシャヴォーヌだが、そこでセシリーの元に、メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)が駆け寄る。左手に天使の輪型の、右手に光線剣型の魔導機械を携えて、彼女を守りながら淫魔へと斬りかかった。
「力が溜まっている……よしっ、これで、行くぞー!」
 同時に金髪の幼い少女も、飛翔し共に淫魔へ突貫する。それは、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)――だが、先程よりも明らかに幼い。
 それは彼女の、ネメシス形態。より幼く純粋な姿となり、鍛えた筋肉の代わりに溢れんばかりの光に身を包む。
「その血塗れな存在こそ洗い流してあげるわ、エリザベート擬きさん!」
「やっつけてやる! 喰らえーっ!」
 そうしてメルキディアが正面から斬りかかり、アンゼリカが周囲を飛び回りながら蹴りを放つ。無数の斬撃と打撃が、シャヴォーヌへと襲いかかり……それを、激しいダンスの動きで回避していくシャヴォーヌ。
「っ、ふんっ、ちょこまかと、本当に、鬱陶しいっ!」
 やはりパラドクスではない攻撃は、容易に防がれ、かわされる。だがその回避の動きは当然、自動で行われる訳ではない。
 ろくに当たらないと分かっている攻撃を、それでも避け続けなければならない苛立ち――それがシャヴォーヌの怒りを2人へと集中させて、攻撃を引き付けていく。
「大人しく、撃ち落とされてしまいなさいっ!!」
「くぅっ……ああっ!?」
 もちろん、意識を引くと言う事はそれだけ、リスクもある。迎撃のシャボンをその身に浴び、空中制御を失うアンゼリカ。地面に墜落すると、背中を強く打ち付けて呻きを漏らす。
「あなたもっ、邪魔ですわっ!」
「っ、きゃあっ!!」
 続けざま、メルキディアに向けては、爆発する泡が浴びせられる。咄嗟に防御するメルキディアだが、両手の武器を弾き飛ばされてしまった。
「ふん、やはり、ディアボロスなどっ! わたくしの敵では――」
「――それはどうかしらっ!」
 いや。武器を失ったのではない。手放したのだ。その両腕には、戦いの間に蓄積した天使の力が、輝きとなって纏われている。
「なっ、この、輝きは……」
「喰らいなさいっ、エーテリア・ブラスタァァァッ!!」
 それを十字に交差すると同時に、解き放たれる光。それは回避も防御も間に合わせず、シャヴォーヌの身体を深く貫いた。
「きゃあああっ!? この、よくもぉっ……!」
「今よっ! 2人ともっ!」
 十字の傷を刻まれながら、怒りを露わにするシャヴォーヌ……だがその追撃を受けるより早く、メルキディアは反動で離脱している。
 そしてそれに代わって攻撃を仕掛けるのは、倒れていた筈のアンゼリカ、そしてセシリー。
「勝つのは私だー!」
「油断したな! 撃て!」
 どちらも飛翔する事で、泡の影響を最小限に抑える。と同時に、アンゼリカは全身に光を纏って突進し、セシリーは新たな聖気の弾丸を解き放った。
「っ、このっ……なっ!!」
 メルキディアに意識を取られていたシャヴォーヌは、迎撃が遅れ、シャボンが間に合わない。せめて身を守ろうと、飛んできたアンゼリカを見据える……が、アンゼリカは彼女の横を通過して。
「これで……終わりだーっ!」
「きゃああああっ!?」
 背後で急転換したアンゼリカのヒップアタックと、正面から迫る無数の聖弾。2つの光がシャヴォーヌを挟み撃ちにし、その全身を光が包み込み。
「さあ、裁かれるがいい、ル・シャヴォーヌ!」
「このっ……このわたくしがっ……!!」
 美を求めた妖艶なる淫魔は、その断末魔と、撒き散らされる泡と共に、処刑場の大地へと散っていった。

「ふぅ……終わった、かな」
 シャヴォーヌの死を確認し、戦いの緊張を解くメルキディア。これで少なくとも、今回の処刑は中止となった筈だ。
 もちろん、これは数ある処刑の中のただ1度だけ。今後も、壊された処刑台は再建され、すぐに次の処刑が行われる事になるだろう。
「通じてくれたなら、良いんだけどな……」
 庭園はすでに無人。それを見渡し、頼人は逃げていった住民に思いを馳せながら、小さく呟きを漏らす。
 果たして今後、このベルサイユが、グランダルメがどうなっていくか。それは、ディアボロスの戦いにかかっている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【託されし願い】がLV4になった!
【エアライド】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【活性治癒】がLV3になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【命中アップ】LV2が発生!
【ドレイン】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月24日

ベルサイユ宮殿の断頭台

 断頭革命グランダルメのヴェルサイユ宮殿には、捕縛した貴族や上流階級の人々を処刑する断頭台が設置されています。
 民衆は喝采して、その処刑を見物しており、そのエネルギーが、クロノヴェーダの力になっているようです。
 この断頭台による処刑を阻止し、敵勢力の強大化を阻止してください。
 断頭台に登り、民衆の目を覚まさせる事が出来れば、更に良い結果を得られるでしょう。
 また、事前に脱出の準備を整えておく事で、戦闘の混乱に乗じて囚人達が脱出することも可能となります。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#断頭革命グランダルメ
🔒
#ベルサイユ宮殿の断頭台
🔒
#1802年


30




選択肢『群衆への演説』のルール

 集まった群衆に演説をする事で、群衆の心を動かします。
 クロノヴェーダとの戦闘には直接影響はありませんが、事件解決後の人々の暮らしや生き方に影響を与えるかもしれません。
 演説を行う場所や状況、聴衆となる群衆たちの精神状態などは、オープニングやリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】大陸軍の噂話』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 事件で接触する人々に、『ナポレオン麾下大陸軍の戦力分布と敵主要幹部の能力』について会話を試みます。
 この選択肢で、『ナポレオン麾下大陸軍の戦力分布と敵主要幹部の能力についての情報』を得た場合、その情報の精度が上昇します。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『登場人物(NPC)との会話に専念する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】重要施設の噂話』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 事件で接触する人々に、『重要施設の場所』について会話を試みます。
 この選択肢で、『重要施設の場所』を得た場合、その情報の精度が上昇します。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『登場人物(NPC)との会話に専念する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『征服人形』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾施設を警備するトループス級『武装淫魔』のルール

 施設の警備を行っているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 撃破する事で、施設での行動を行いやすくなります。
 撃破せずに行動する場合は、行いたい行動の選択肢を選びつつ、👾への対策などを同時に行う必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『ル・シャヴォーヌ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「月見山・伊吹」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。