リプレイ
ノイン・クリーガー
[人物]
基本的に淡々と任務を遂行する、ドイツ出身のサイボーグ兵士。
隠密行動、偵察などを得意とする忍者タイプ。
[心境とか]
ここまで来るのは長かったな。
しかしモスクワは近い。
ここで負けるわけにはいかん。
[行動とか]
いざという時に動かんでは困るからな、G45SとP218を分解整備を行う。
それが完了したらサイレンサーを装着し、弾を装填して適当な的を撃ちながら照準を調整する。
身体も動かしておこう。誰か組手をしたい人がいれば手合わせをしてみる。
●冷たく燃ゆる意志
多くのディアボロスを乗せ、『吸血ロマノフ王朝』工業都市『トゥーラ』にパラドクストレインは到着した。
パラドクストレインから降りるディアボロス達が撃破を狙うのは、トゥーラ要塞に籠り、婦人血死隊を率いる『『ヤーシカ』マリア・ボチカリョーワ』と協力し、ディアボロス達の殲滅を目論む、ジェネラル級ヴァンパイアノーブル『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』だ。
パラドクストレインを降りるディアボロス達の表情もそれぞれで、英気に充ちた者も居れば表情を硬くする者も居る。
そんな中、無言で愛用の『G45S』と『P218』を分解整備するのは、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)だ。
ただ黙々と機械的とも言える手付きで、整備するノインだったが、この戦いへの想いは静かに強いものがあった。
(「ここまで来るのは長かったな。しかしモスクワは近い……」)
『トゥーラ』の制圧が完了すれば、『吸血ロマノフ王朝』の流通と経済の中心である『モスクワ』の攻略が可能になると時先案内人は言っていた。
(「……ここで負ける訳にはいかん」)
銃に消音機を装着しながら、ノインは固く決意する。
マスクの下の表情を読み取ることは誰も出来ない。
手頃な木に向かって、ノインは引鉄を一度引く。
的中しても、音は無い。
静かに照準を再調整しながら、ノインは時が来るのを待った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
アルラトゥ・クリム
(ブレードガンを剣形態に変え、静かに魔力を注ぎつつ)
さーて、大一番の戦…の裏方だ。頼んだよ、相棒。
戦いに先だってのウォームアップとは言え
念の為、極力前後双方の敵から察知されない場所に位置取って
此方の作戦が見破られぬ様、常に留意
唯一の武器であるブレードガンの手入れを行いながら
気力と意思力、魔力を意識して体内を循環させ、身体を活性化させて
戦いに際して即応出来る体勢を整える
また小細工とは言え、敵の機動力を削ぐ為の用意をして
少しでも『勝ち易きに勝つ』仕込みを行っておく
「騎兵のバックアタックを真正面から受け止めようってんだ。
これ位の小細工は、予め仕込んでおいても良いよね」
アドリブ&絡み連携歓迎
●相棒と語らう時間
「さーて、大一番の戦……の裏方だ。頼んだよ、相棒」
『ワイズブレードガン』を剣形態に変え、確りと自身の魔力を刃に注ぐのは、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)。
(「戦いに先だっての待機中……ウォームアップの時間を与えられたとは言え、念の為……『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』達の部隊に、察知されないようにしないとね。此方の作戦が見破られたら、ロマンの撃破が難しくなるからね」)
アルラトゥは、自身唯一つの武器であるブレードガンを優しく撫でる。
この自身の相棒の『刃』の鋭さが、戦況を変えるかも知れないのだ。
アルラトゥ自身も気力と意思の力……そして、魔力の流れを意識して体内に循環させ巡らせる。
自身の中で、力が……パラドクスが活性化される感覚。
ロマンの部隊と対峙した瞬間に即時対応出来るように、心を乱さず落ち着かせることを強く意識させる、アルラトゥ。
そして、アルラトゥは他の多くのディアボロスと同じく、挟撃して来る敵に対しても策を練っていた。
「騎兵のバックアタックを、真正面から受け止めようってんだ。これ位の小細工は、予め仕込んでおいても良いよね」
周囲の地面を泥濘へと変える力。
他にも用意している者も居るだろう……けれど、効果が大きいに越したことはない。
「少しでも、『勝ち易きに勝つ』仕込みは、可能な限りやっておかないと……ね、相棒」
刃に雪の光を反射させ、アルラトゥは命を預ける武器にそう語りかけた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
用意された残留効果は積極使用
トゥーラ要塞を突破すればモスクワが攻略できる。
ロマノフにとってもボク達ディアボロスにとっても重要な局面と言う訳ですね。
モスクワ攻略の前哨戦となる今回の決戦、失敗するわけには行きません。
いざと言う時に失敗が無い様、入念に武装を整備チェックします。
『ナノマギア』を起動して、『アクロヴァレリア』と機械魔導弓『ACRO』を形作り
『Boeotia』とリンクさせて、全武装の総合制御を行います。
さて…。
更にナノマギアへ魔力を奔流させパラドクスを発動、
いくつものフライトドローンを産みだし偵察の任につかせます。
戦いの時は近い、気を引き締めなきゃ。
●ゴーグルの下に隠した戦意
「トゥーラ要塞を突破すれば、『モスクワ』が攻略できる。『吸血ロマノフ王朝』にとっても、ボク達ディアボロスにとっても、重要な局面と言う訳ですね」
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は、白い息を吐きながら小さく呟く。
「モスクワ攻略の前哨戦となる今回の決戦、失敗するわけにはいきません」
その為にも、戦闘前の今、入念な武装のチェックを怠ることは出来ない。
超常ナノマシン群『ナノマギア』を起動し、フライトデバイス『アクロヴァレリア』と自身の手に『機械魔導弓【ACRO】』を形成する。
戦闘用ゴーグル型デバイス『Boeotia』と全ての武装をリンクさせ、制御テストも行う。
全ての武装は戦場でも問題なく起動させることは出来そうだ……今の所は問題ない。
「さて……。フライトドローンCODE"ナノマギア" 全機発進せよ!!」
魔力で幾つものフライトドローンを創り出し、偵察の為、戦場域になるであろう空中へと放つ、レイ。
「……相手の狙いは挟撃。どんな状況でも対応出来るように、気を引き締めなきゃ」
戦いの時は少しずつ、レイ達に近づいていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
レオニード・パヴリチェンコ
ん。戦いの準備は大事
しっかりと備えよう
寒さで動きが鈍らないように【寒冷適応】を発動させつつ、双眼鏡で周囲の様子を確認
下手に動き回らなければ、敵に見つかることはないと思うけれど……念には念を
周囲の地形の様子を見ておくのも無駄ではないし、ね
地図と実際に見た地形を照らし合わせながら、騎兵の動きやすそうな場所、追い詰めやすそうな場所、突破されてはまずい場所……想定できることはしっかりと考えて、備えておく、よ
●少年はただ静かに……
「ん。戦いの準備は大事。しっかりと備えよう」
『吸血ロマノフ王朝』出身の吸血鬼である、レオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)は、自身よりも大きな狙撃用ライフル『M1891/10"Freikugel"』を強く抱きしめる。
『魔弾』で必ず、敵を穿つのだと誓いながら、仲間達を寒さに適応させる為パラドクスを発動させる……静かに息を潜めるような僅かな動きで。
レオニードはそっと双眼鏡で周囲を見渡す。
『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』が率いる騎兵達の姿は見えない。
「相手も雪上戦に慣れてるだろうし、簡単に見つかるような真似はしないよね。けど、それはこちらも一緒。下手に動き回らなければ、敵に見つかることはないと思う……けれど、念には念を入れておいた方が良いよね」
周囲の地形を確認しておくことも戦況を有利にすることだと、レオニードは声を潜め再び双眼鏡を覗いた。
地図と目に見える地形を照らし合わせ、騎兵達が動きやすそうな場所……そして、こちらが追い詰めやすそうな場所、逆に突破を許してはならない場所……多くの時間は無くとも、想定出来る可能性一つ一つを思考しながら、レオニードは一度ゆっくりと白い息を吐いた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果活用
ロマノフの地に踏み入れたのは昨春だった
歩み進めた地は……版図を広げ、モスクワに至ろうとしている
パイプラインではなかなか手こずらされたが
ようやくロマンとやり合えるか
卑怯だろうと勝ちを取りに来る、なりふり構わずだな
奴らの策を逆手に取ってみせよう
まずはしっかりウォーミングアップ
電撃を頭上に集めて放ち
敵の連携阻害のために【通信障害】を展開
ヤーシカの軍に状況が伝わらぬように
銃の動作を試し撃ちで確認
速やかに成すために、牙を研いで待ち受ける
雪中迷彩を着用、騎兵対策を練ろう
双眼鏡を用い、周辺環境の偵察と情報収集
後の戦いに活かせる要素がないか
大地の広さ、雪面状態、風景、天候など観察
●過ぎた浅春を思ひて
「『吸血ロマノフ王朝』……この地に俺達ディアボロスが足を踏み入れたのは、昨春だったな……」
ほんの少し前とも、長い時が経過したとも思える。
幾つもの想いを込めて、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、言葉を続ける。
「歩み進めた地は……版図を広げ、モスクワに至ろうとしている」
それは、ディアボロス達の今迄の作戦の戦果であり、どの作戦も全てに意味があり、その結果がモスクワ攻略へと続くのだ。
「パイプラインでは、中々手こずらされたが、ようやくロマンとやり合えるか。卑怯だろうと、勝ちを取りに来る……なりふり構わずだな」
『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』達が、行おうとしている作戦は『挟撃』……彼等は、ヴァンパイアノーブルとしての誇りよりも、ジェネラル級としての勝利を選んだのだと、エトヴァは考える……それならば。
「……奴らの策を逆手に取ってみせよう」
時先案内人から、挟撃のタイミングの予知も聞かされている。
充分に迎撃出来るだけのディアボロスも集まっている……モスクワにもう少しで手が届くのだ。
エトヴァもここまで来て、このチャンスを逃す気は無い。
その為にも、エトヴァは電撃を収束し一度だけ静かに放つ……この程度なら、ロマンや『『ヤーシカ』マリア・ボチカリョーワ』に気付かれることも無いだろう。
「ヤーシカの軍にロマンの状況が伝わるのは、俺達がロマンを撃破した後でいいからな」
言いつつエトヴァは銃を構え、即座に一度発砲する。
全ては速やかに、事を成す為に……牙を研ぎ、今はただ敵の襲来を待つエトヴァ。
「戦場が吹雪かなければいいがな……」
空を見やり、エトヴァが呟く。
ディアボロス達とロマン率いる騎馬兵との戦況は荒れたものになるだろう。
だからこそ、天候だけでも自分達の味方であることを、エトヴァは願った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
イオナ・ガルバローゼ
■アドリブ・連携歓迎
【寒冷適応】を使用してくれる人が居ると思うので使用します
【トラップ生成】を使用しつつ
騎馬隊が来た状況を考えて地図と地形を照らし合わせ
どう利用するかを考えましょう
ロシアは長い事騎馬隊に苦しめられてきました
その置き土産から騎馬を伴う戦闘に長けた者も居ます
パラドクスを絡めた戦闘はそのセオリーを越えるでしょうが
基本はもちろん抑えておきましょう
どれ程勇猛果敢でも馬に乗る事のメリットを捨てては来ない筈です
馬の不利になる起伏のある地形や木立や障害物の多い場所は避ける
突進の横合いから伏兵が襲撃してきそうなルートは避ける
想定されるルートへ馬の脚を取る罠を仕掛け
相手の通過するルートを想定します
●トラップはメイドの嗜みでございます
(「『吸血ロマノフ王朝』は、騎馬を伴う戦闘に長けた者も多く居ります。ロマンもそう言った兵を揃えて来るのでございましょうね」)
トゥーラの雪風に長い黒髪を靡かせて、イオナ・ガルバローゼ(空染めの一輪・g07485)は相対することになる、騎馬兵の戦術を考える。
(「パラドクスを絡めた戦闘は、そのセオリーを越えるでしょうが、基本はもちろん抑えておきませんとね。どれ程、勇猛果敢な敵であっても、騎兵戦術である以上、馬に乗る事のメリットを捨てては、来ない筈でしょうからね」)
多くの仲間達と同じように、イオナもまた戦場付近の地図を確認する。
「騎馬隊に挟撃された時のこちらの迎撃の形、そして馬上の不利を考えて、それをどう利用するか考えましょう」
起伏のある地形や密集した樹木は、馬上で戦う騎兵達の不利になるだろうが、障害物の多い場所はこちらも不利になる可能性が高い。
だからこそ、イオナは聞かされている騎兵達の挟撃タイミングから、更なる伏兵の襲撃の可能性も考える……考え続け、そこから導き出される、箇所に騎兵への罠を仕掛けていく。
全ての罠が上手くいくとは限らないが、少しでも騎兵の機動力を落とすことが出来れば、ロマンを逃がす可能性も下がるとイオナは考える。
「この戦いで、モスクワ攻略の道を拓きませんとね」
そう口にし、イオナは仲間達が既に戦っているであろう、トゥーラ要塞の方角を見るのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
西堂・千衛蔵
アドリブ連携歓迎
バクー油田から始まった戦いも大詰めか
しかし今度の敵は油断していないしこちらを侮ってもいない
相応の備えは必要ってわけだ
防寒着、カイロ、非常食等、新宿島から持ち込める防寒用装備は一通り持つ
バトルオーラの鬼火を暖房代わりに、赤煙と一緒に飛翔して体を慣らすぜ
敵が騎馬なら、機動力で上をいかないとな
他に、騎乗戦闘や射撃練習をしている人がいれば、模擬戦を頼んでみよう
「要塞攻略組はそろそろ防衛ラインを突破した頃じゃないか? どう思う赤煙」
準備運動があるとはいえ、待つ時間は苦痛だ
だが、敵を懐に呼び込むために待つって意味じゃヴァンパイア側も同じ苛立ちを感じている筈だ
ならばこの時間も戦いのうちだよな
●待つのも戦
「バクー油田から始まった戦いも大詰めか」
頭上の燈篭を光らせながら、西堂・千衛蔵(竜燈鬼・g01901)が確りと言葉にする。
「しかし、今回のの敵は、油断していないし、こちらを侮ってもいない……相応の備えは必要って訳だ」
千衛蔵の言葉に同意するように、ミニドラゴンの『赤煙』が短く鳴く。
『新宿島』から持って来られるだけの防寒用品は持って来ているし、仲間達の【寒冷適応】もある。
寒さに凍えて、戦えなくなるという状況は無いだろうが、そこは千衛蔵、赤煙にハッキリと言う。
「赤煙、敵に見つからない程度に飛翔して身体を温めて、慣らしておくぞ」
身に纏う鬼火を揺らめかせながら、軽く勢いをつけ千衛蔵は赤煙と共に宙で準備運動代わりの飛翔を続ける。
「敵が騎馬なら、機動力で上をいかないとな」
空中戦は必ずしも有利な場面が多いとは言えないが、戦術の一つとして絡めるのであれば、有効に働くこともあるだろう。
「要塞攻略組は、防衛ライン突破に難航していないだろうか? どう思う赤煙?」
そう千衛蔵に聞かれても、赤煙としては答えようがないのだが、単純に千衛蔵は準備運動だけして敵を待つ時間が苦痛なのだ。
「だが、敵を懐に呼び込むために待つって意味なら、騎兵達も同じ苛立ちを感じている筈だ。ならば、この時間も戦いのうちだよな。……うむ、誰か模擬戦を挑める、戦支度の終わった人は居ないか探すか、赤煙」
やはり、襲撃され待ちだけでは、暇を持て余す千衛蔵であった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
アレクサンドラ・リーヴェン
アドリブ・連携歓迎
時が来るまでは英気を養っておくことも大事な作戦。
分かってはいるけどもどかしいものね。
『刻命魔術【風精の抱擁】』で周囲の風の結界を展開。
【寒冷適応】の効果を重ねておいて不足はないでしょう。
騎乗戦になるということは戦場もよく動くでしょうからね。範囲が広いにこしたことはないわ。
この後に戦闘に備えて蛇腹剣の手入れでもしておきましょう。
寒さで関節部の稼働が悪くなるかもしれない。入念なチェックを。
モスクワへ至る一歩。失敗するわけにはいかないわ。
●六花風舞う
「時が来るまでは、英気を養っておくことも大事な作戦。……分かってはいるけど、もどかしいものね」
既にトゥーラ要塞で戦闘を繰り広げているであろう仲間達を想って、アレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)が呟く。
「それでも今は、私がやるべきことをやらないとね。風よ、舞え」
アレクサンドラの言葉と共に、自身の血液に刻み込んだ魔術が周囲に風を起こして結界を展開する。
「【寒冷適応】の効果を重ねておいて不足はないでしょう。敵が騎兵である以上、戦場もよく動くでしょうし、戦域が広くなるかもしれないわよね。効果範囲が広いに越したことはないわ」
言うアレクサンドラの魔術は、仲間が受けるダメージの軽減にも繋がる為、今回の戦場に於いては二重の意味で効果的だろう。
そしてアレクサンドラは、おもむろに蛇腹剣『кнут королевы』を取り出すと、雪積もる大地に一度鞭のように打ち付ける。
途端に舞い上がる白雪。
「調子は悪くないようだけど、関節部を手入れしておいた方が良いわね。戦闘に入ってから、凍結してしまってはいけないものね」
金の瞳で蛇腹剣を見ながら、アレクサンドラは言う。
「モスクワへ、至る一歩。失敗する訳にはいかないわ」
奪われたものを奪い返す為、今回の作戦は絶対に失敗出来ないのだと、自分に言い聞かせるように……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
巴屋・萩
よーし、やってやるのでありますぅ!
ここは皆さんにちょっといいトコ見せなきゃですからね……寒っ!めっちゃ寒いのであります!
寒いのでウォーミングアップは大事でありますね。
しっかり体を動かして、とっさに残像出せるようにしとかないと。
ウォーミングアップを兼ねて手裏剣も投げてみて、風とかその辺りの感触も掴んでおくのであります!
寒さで筋肉が縮こまって連射出来なかった、とか困っちゃうのでありますからね。
後はその辺を偵察して、隠れやすそうな所とか探してみましょうか。
私の戦い方ではそーゆーの大事でありますからね、下準備しとかなきゃ!
●元気にウォーミングアップであります!
「よーし、やってやるのでありますぅ!」
騎兵への迎撃準備や武装を確認する者達の中で、元気な声を上げるのは、巴屋・萩(迷猫魔忍帳・g09008)だ。
『ここは、皆さんにちょっといいトコ見せなきゃですからね……寒っ! めっちゃ寒いのであります!』
そんな叫びで飛び上がったのが先程の事なのだが、仲間達の【寒冷適応】の範囲内に居る今、萩は寒さと無縁なのだ。
「戦闘前のウォーミングアップは大事でありますね。たとえ、今寒くなくても、いつ寒くなるか分からないでありますからねっ!」
エフェクト圏外に出てしまえば、極寒の『吸血ロマノフ王朝』である為、それは正しいのだが、萩は人一倍テンションが高い。
「しっかり身体を動かして、咄嗟に残像を出せるようにしとかないとであります」
残像を創り出しながら木々を登り、直ぐに手裏剣を三連続で投げる、萩。
「戦闘中に強風が吹く可能性はありますが、今ので何となく、この土地の風の感覚は分かったであります! まあ、吹雪になったらなった時であります!」
魔導忍者故の速射性等を気にしながらも、萩の表情は明るい。
「挟撃されるのは、もう少し後でありますかね? 少し周囲を偵察して、隠れやすそうな所を探しておくでありますか!」
あくまで忍者として、動き回る萩だが、騎兵達の挟撃の際に隠密攻撃出来るかはテンション的に聊か不安だが……まあ、本人がやる気なので、何とかなるのかもしれない。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
パイプラインの途上ではマリア・ボチカリョーワの部隊と思しき者たちばかりでしたが、出てきましたか。ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク。
この凍りつき、雪が降り積もる大地でも威を振るう騎兵というのは初めてですが、予知で情報が知れた以上、相応のものは準備できました。
試し撃ちとして【既製奉仕・沼】および【泥濘の地】を使用、地面を泥沼化させます。
吸血貴族は総じて飛行能力があります。
これまでは使ってこなかった技ですが……騎兵の突破力を活かさせないためには役に立つでしょう。
モスクワを……そして、この吸血ロマノフ王朝を解放するため、必ずやこのトゥーラを落としましょう。
●挟撃迎撃の誓い
「パイプラインの途上では、『マリア・ボチカリョーワ』の部隊と思しき者達ばかりでしたが、漸く出てきましたか。『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』」
騎兵での挟撃を目論むヴァンパイアノーブルの名を口にする、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)。
レイラもまた、この『吸血ロマノフ王朝』での戦いを幾つも重ね、この迎撃作戦に参加することを決めた。
「この凍りつき、雪が降り積もる大地で猛威を振るう騎兵というのは初めてですが、予知で情報が知れた以上、相応のものは準備出来ました」
敵が騎兵である以上、戦場をディアボロス以外が移動し辛くすることを当然のようにレイラも考えていた。
「腐肉の泥濘、羽音の猟場。風狂の雲霞が蜂巣より出づる」
言葉と共にレイラが呪詛を込めた針を雪上に撃ち出せば、瞬く間に雪が泥濘へと変わる。
「吸血貴族は、総じて飛行能力があります。これまでは、使ってこなかった技ですが……騎兵の突破力を活かさせないためには役に立つでしょう」
敵がこの雪降り積もる土地で、騎乗戦闘に拘る理由は、その戦術に自信があるからだ。
だからこそ、相手が馬を捨て、飛翔しての攻撃はしてこないであろうと言う、レイラの読みだ。
「『モスクワ』を……そして、この『吸血ロマノフ王朝』を解放する為、必ずやこの『トゥーラ』を落としましょう」
自身に、そして仲間達にも伝わるように、レイラは今回の作戦の成功を言葉として発したのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
●騎兵軍挟撃す
「マリアは、上手くディアボロス達を要塞内に引き込んだな。よし、お前等! 突撃だ! 要塞内のディアボロス達を背後から殺す! 好きなだけ血を浴びろ! 1人残らず血祭りにあげろ! この、トゥーラ要塞が奴等の墓場だ!」
ジェネラル級ヴァンパイアノーブル『『ヤーシカ』マリア・ボチカリョーワ』配下の『婦人血死隊』の防衛ラインが突破された頃、もう1体のジェネラル級ヴァンパイアノーブル『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』が、部下の『血影猟兵』達に号令を掛ける。
「騎兵の機動力で背後から殺れ! 卑怯ざ何ざ関係ねぇ! 奴等は此処で殲滅する!」
自身を殿に、血影猟兵達をトゥーラ要塞へと突撃させるロマン。
ジェネラル級ヴァンパイアノーブルである自身のプライドすら捨てた作戦なのだ……失敗する筈がない。
ロマンはそう確信していた。
全て要塞に突入したと思っていたディアボロス達の一部が、こちらの挟撃を予想していたように、自身が率いる騎兵隊に向け武器を構えている姿を見るまでは……。
完全に虚を衝かれた形となったロマンの騎兵軍。
だが、彼等の騎馬が止まることは無く、兵達は剣を掲げる。
獰猛なる騎兵軍との戦いが始まる。
ノイン・クリーガー
[心境とか]
情報通り来たか。
敵ながら勇猛な連中だ。
何も知らなかったら危なかったな。
だがここは通さん。全て迎え撃つ。
[行動とか]
まず【泥濘の地】を発動し、騎兵の機動力を削ぎつつG45Sの【弾幕】による【制圧射撃】を行う。
【防衛ライン】も使用可能ならば使う。
しかし奴らヴァンパイアは飛べるはず。地上が不利ならば空中へ逃れるかもしれん。
それでもこちらにも空を飛ぶ味方がいる。
そんな時は空中の味方と挟撃して対空射撃を行う。
特に飛翔している味方の背後にいる敵を優先して狙う。
飛ばないのであればそのまま守りを固め、撃ち続ける。
赤上・イズル
■アドリブ・連携歓迎
敵を確認。…来ましたね、殲滅作戦を開始します
一体たりとも生きてここは通しはしません
【寒冷適応】で寒さから身を守りつつ【完全視界】にてゴーグル越しに敵を見据える
精神集中し仲間の【防衛ライン】にさらに効果を重ね展開
前線の仲間より少し下がった周囲を見渡せる位置に立ち
【パラドクス通信】にて上空、地上の仲間と連絡を取り合いつつ
仲間の攻撃より討ち漏れた敵を捉え殲滅する事に集中
こちらへ来た敵はお任せください
ここを通る者はすべて斬り捨てます
『ネビロス』の炎を燃やし自身の防御力を高めながら敵の反撃に備え
抜刀術によるパラドクス【水面】にて攻撃を仕掛ける
自分の後ろには一体たりも踏み込ませはしない
西堂・千衛蔵
作戦がバレていても怯まないのは流石だ
「そうこなくちゃ、待ってやった甲斐もない!」
「行くぞオラァ!」
正面から敵に当たり、バトルオーラで射程を伸ばした攻撃で牽制しつつ敵の注意を惹きつける
集まってきた所に赤煙のブレスを食らわせるぜ
「どうした自慢の馬が泣いてるぜ! 誇りを捨ててかかってその程度か!?」
包囲されたり突破されたりしないよう、敵を「挑発」しながら常に動く
【パラドクス通信】で味方と連絡を取り、攻撃しやすい位置に敵を引っ張ろう
騎馬対策は機動力の差を埋めることだ
地面すれすれを最大速度で【飛翔】
【トラップ生成】で踏むと発動する罠を生成し、【泥濘の地】も使って敵の足を鈍らせる
●騎馬兵軍迎撃開始
「敵影確認。……来ましたね、殲滅作戦を開始します。一体たりとも生きて、此処は通しはしません」
赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)がゴーグル越しに敵影……『血影猟兵』の騎馬部隊を見据え静かに呟く。
「情報通り来たか。……敵ながら、勇猛な連中だ」
表情見知れぬガスマスクの下、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が心中で言葉を続ける。
(「何も知らなかったら危なかったな。……だがここは通さん。全て迎え撃つ」)
ノインはサブマシンガン『G45S』の銃握を手の中に収め、戦闘開幕の引鉄を引く。
「こちらに作戦がバレていても、怯まないのは流石だな、なあ、赤煙?」
ミニドラゴンの『赤煙』にいつもの表情のまま聞く、西堂・千衛蔵(竜燈鬼・g01901)。
宙に浮いた『赤煙』は軽く炎のブレスを吐いて、千衛蔵に答える。
「だな……そうこなくちゃ、待ってやった甲斐もない!」
言葉と共に、千衛蔵は闘気を身体に巡らせ、騎馬兵達へと駆け出す。
「行くぞオラァ! 赤煙!!」
千衛蔵が、騎馬兵達の注目を集めるように叫び、特攻すれば、兵達は魔力で満ちた血を剣に纏わせ千衛蔵を迎え撃つ。
自身に攻撃が集中することを理解していた千衛蔵がその名を呼べば、千衛蔵の背後から現れた赤煙が、騎馬兵へと纏めて炎のブレスを吐き彼等を焼き尽くす。
「事前に準備していたエフェクトは、機能していますね」
この白雪吹き荒ぶ『吸血ロマノフ王朝』のトゥーラに於いても、寒さを感じず、自分達の視界もクリアであることを確認しイズルが呟く。
イズルは仲間達の後方から、確実に仲間達が撃ち洩らした騎馬兵達を確実に討ち取っていく方法を取ることにしていた。
戦場が広く見える位置……戦闘域が上空や、エフェクト効果範囲外になったとしても、仲間達との通信が途切れぬようにも細心の注意をはらう。
「こちらへ来た騎馬兵は、お任せください。俺より後ろへは通しません。此処をを通る者は全て斬り捨てます」
悪魔の魔力を身に纏い、摩利支天の加護が込められた日本刀『陽炎一文字』の柄を握り、イズルは前線を抜けた騎馬兵を睨み据える。
「精神統一……自分の後ろには、一体たりとも踏み込ませはしない」
紅い剣閃を奔らせると、切り捨てた騎馬兵にイズルが言い捨てた。
その間も、ノインはサブマシンガンから銃弾をばら撒いていた。
奇襲戦術は、ロマン達が思いもしない形で迎え撃つことで、上手くいっていると言える。
だからこそ、このまま戦況を有利にしたまま、騎馬兵を殲滅し、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』に決戦を仕掛け、その首を取る必要があるのだ。
(「……戦場は泥濘と変わり、奴らの機動力は削れている。【防衛ライン】の発動は、この条件下では難しいか……。しかし奴ら、ヴァンパイアノーブルは、飛べるはず。地上が不利ならば、騎馬を捨て空中へ逃れるかもしれん」)
この雪上で騎乗能力に確固たる自信を持つ部隊だ、多少足場が悪かろうと騎馬を捨てる可能性は低いが、一つの可能性としてノインは考える。
(「……だが、こちらにも空中戦を想定している者も居る。飛ばれた時は、連携して後ろから撃ち抜けばいい」)
ただ、冷徹に考え、ノインは黒き鮮血の刃にも一歩も下がらず一体でも多くの騎馬兵に止めを刺すことだけを考える。
守りを固め、弾幕を絶えさせない……ディアボロスとしての仕事を完遂することが、今のノインにとっての全てとも言えた。
「どうした自慢の馬が泣いてるぜ! 誇りを捨ててかかってその程度か!!」
数多の『血影猟兵』と対峙しながら、低空飛翔する千衛蔵が吼える。
(「敵に冷静に包囲戦術や、一点突破の策を取られると敵わんからな。多くの兵が、俺に群がればその心配は無くなる筈だ」)
敵を挑発すればしただけ、自身も赤煙も傷を増やすことになるが、千衛蔵がそんなことに構うことは無い。
赤煙も千衛蔵の男気に応えるように、もう一度広範囲に炎のブレスを吐き、騎馬と共にトゥーラの地の雪を溶かした。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【完全視界】がLV2になった!
【防衛ライン】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
有効な戦術を受け、それを卑怯と罵り死に行くほど私たちは愚かではありません。
挟撃を卑怯とは考えませんし……当然手は打っています。
【泥濘の地】で騎馬の足を鈍らせます。完璧ではありませんが、騎馬の機動力と破壊力を大きく落とせるでしょう。まずはこれなくば蹂躙されるのみです。
動きが鈍った相手に対して【パラドクス通信】で仲間と連携を取りながら先陣を切り戦闘。
特に隠れて待機している航空部隊の皆様とは連絡を密にし、地上と空中で挟撃するようにして攻撃を仕掛けましょう。
伸びる刀身を可能な限り回避しつつ【既製奉仕・雷】を用い、雷の魔術を仕込まれた魔術針の投擲で攻撃します。
トゥーラを落とすため……ここは抜かせません。
アレクサンドラ・リーヴェン
連携・アドリブ歓迎
ロマノフの騎兵が相手とあれば、それ相応の準備が必要ね。
【泥濘の地】で相手の機動力を削ぎ、さらに【トラップ生成】で馬防柵を。
とことん相手の足を奪って馬上にいる利点を奪いましょう。
伝統ある戦術だからこそ対抗策もまた豊富なのよ!
動けぬ馬などただの的。その鞍の上をアンタの墓標としなさい。
『刻命魔術【闇精の羽搏き】』敵が刀身を伸ばすのに合わせて闇の炎で相手を貫いてやる。私が傷つくことを恐れるとでも思った?ご生憎様。戦いの傷は貴族の誇りよ。
エンデ・トロイメライ
まずは馬を潰そうか。
【泥濘の地】で敵の起動力を削ぎ、更にナノマシンから作り出した煙幕を発生させる。視界不良の中【完全視界】で馬の足の腱をナノマシンから作成した消音銃で狙い撃ち動きを止めるよ。
次は敵の対処、視界不良を有効に使う。
常に動き回りながら注意深く敵の動きを[観察]、煙幕の中隙を窺い確実に攻撃を通す。【トラップ作成】でトラバサミやワイヤートラップを作り[撹乱]して、僅かでも注意を逸らせるよう仕向けるよ。
反撃は煙幕の効果を期待しつつナノマシン製のナイフで軌道を逸らし直撃は避けようか。
油断はしない、確実に潰す。悪いけどこっちもここまで来るのに随分苦労したからねぇ。邪魔者には消えてもらうよ。
●彼女達の戦場
「まずは、馬を潰そうか」
多くの仲間達がそうしているように、エンデ・トロイメライ(エピローグ・g00705)もまた、『血影猟兵』達が騎乗する軍馬の機動力を落とすことが最優先と考えていた。
仲間達が効果を重ねた【泥濘の地】を発動させることで、騎馬の移動速度を数10%落とすことに成功している。
「それじゃ、今のうちに済ませようか」
自身を構成するナノマシン『GRAUSAM』で敵の視界を奪い、エンデ自身は【完全視界】を利用し、動きの鈍った騎馬の腱を消音銃で素早く狙い撃ち、更に騎馬の機動力を落とす。
「ロマノフの騎兵が相手となれば、それ相応の対応が必要ね」
金の瞳で戦場を観察しながら、アレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)が呟く。
まだ、戦場域は大きな広がりを見せていない。
事前に【トラップ生成】で用意していた馬防柵も多少なりとも機能するだろう。
「とことん相手の足を奪って、馬上にいる利点を奪いましょう。伝統ある戦術だからこそ、対抗策もまた豊富なのよ!」
自分達をトゥーラ要塞へと誘引した上での挟撃……予知が無ければ、ヴァンパイアノーブル達の作戦は上手く嵌っただろう。
だが、結果として……そうはならなかった。
「有効な戦術を受け、それを卑怯と罵り、死に行くほど私達は愚かではありません」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は雪のような静けさで戦場の騎馬兵達に言う。
「挟撃を卑怯とは、考えませんし……ですから、可能な範囲の対応策は既に取っています」
騎馬の動きが鈍れば、敵軍は自分達に蹂躙される対象であると、レイラは言外に言っているのだ。
騎馬兵の斬撃をその身に受けながらも、動きを止めず、彼等の戦術を観察しながら、エンデは機動力低下の次の行動に移る。
一般的な罠である、トラバサミやワイヤートラップではクロノヴェーダにダメージを与えることは出来ないが、撃破する為に注意を引くことが出来れば十分と、エンデは考えていた。
自身がナノマシンで攻撃すれば、兵達の反撃を全てナノマシン製のナイフで防ぐことは難しいが、致命傷を受けることだけは避けられている。
「油断はしない、確実に潰す。悪いけど、こっちも此処まで来るのに随分苦労したからねぇ。邪魔者には消えてもらうよ」
血に飢えた猟兵以上に、確固たる意志を持ってエンデは戦場を駆ける。
「動けぬ馬など、ただの的。その鞍の上をアンタの墓標としなさい」
敵兵軍の殿、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』へと強く言い放ち、アレクサンドラはパラドクス【刻命魔術】を発動する。
「──闇よ、飛べ」
言葉と共にアレクサンドラの手の平から闇の炎が一直線に騎馬兵を貫く。
呪炎の羽搏きと呪血の刃が戦場を交差すると騎兵は息絶えるが、アレクサンドラも手傷を負う。
だが、アレクサンドラは強い意志を持って、更なる敵軍に向け言う。
「私が、傷つくことを恐れるとでも思った? お生憎様。……戦いの傷は貴族の誇りよ」
『吸血ロマノフ王朝』に生まれたが故のアレクサンドラのプライドはディアボロスとしての力を更に強い者としていった。
「瞬く乾坤、刻む遼遠。閃く轍が晴天を打つ」
仲間との連携を重視し、仲間達に警戒を促すことに重点を置きながらも、レイラは雷の魔術を込めた針で次々と騎兵達を刺し貫いていた。
血の赤は、レイラの肌にも彩を付けていたが、そんなことは些細なことだった。
「……トゥーラを落とす為。……此処は抜かせません」
『トゥーラ』を落とした先に『モスクワ』攻略があるのだ、負ける訳にはいかない……レイラの銀針が
再び放たれた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【完全視界】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
シューニャ・シフル
アドリブ連携歓迎
卑怯ざ何ざ関係ねぇ、か。ごもっともな話だ。
だからてめぇらの作戦が全部筒抜けでも文句は言うなよ。
他の奴らの【防衛ライン】や【泥濘の地】、トラップで馬の足が鈍ったところに【ダッシュ】で突っ込む。
馬を狙って落馬を狙いながら、倒れる敵の頭を撃ち抜く。将も馬もまとめてやっちまえば終わりだろ。
飛んでくる血の斬撃は【未来予測】で軌道を読んで左腕を盾代わりにして致命傷を避けて立ち回る。
この期に及んで突っ込んでくるだけはあるな。いい動きじゃねぇか。
最後まで楽しませろよ。
※敵を貶すような発言はしません
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・有効な残留効果はできるだけ活用する)
ああ、別に卑怯とか言わねえよ
お綺麗だろうが汚かろうが、てめえらを潰すのは変わらねえ
お行儀のいい戦いなんざ、俺だってガラじゃねえ
うまいこと罠にはめたつもりだろうが
「禍」を呼び込んだんだよ、てめえらは
周囲のディアボロスと連携して動く
敵と戦況を観察し、情報を共有
攻撃には【禍竜の鉄槌】使用
加速と重量を利用した蹴りがメインだが、必要に応じて他の武器も使う
撃破可能な敵に止めを刺し数を減らす(複数撃破が見込めるならそこをより優先)>敵の数が多い所に攻撃を叩き込み撹乱・足止めする、の順に優先
敵の攻撃は長ドスや尻尾で受け流す
自分の負傷は然程気にせず攻撃優先
●卑怯と断じぬが死にさらせ
「卑怯ざ何ざ関係ねぇ、か。ごもっともな話だ」
『M92FS-C』の引鉄を惹き、騎馬兵達を器用に狙い撃ちしながら、シューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)が言う。
「だから、てめぇらの作戦が全部筒抜けでも文句は言うなよ」
挟撃だろうが何だろうが、シューニャにとって『それ』は大したことではない。
その程度のことで、敵を謗る必要もない。
たった一つの事を自分達が譲らないだけだ。
それは……。
「そんなところに突っ立ってると穴だらけになるぜ?」
けして負けないこと……シューニャはエフェクトで機動力の鈍った騎馬兵から優先し、鉛玉で頭を正確に撃ち抜いていく。
「左腕くらいはくれてやるよ」
敵の斬撃を左手で受ければ多少の痛みはある……だが、その程度の傷は等価交換にすらならない。
それ以上の敵を屠るのだから。
「この期に及んで突っ込んでくるだけはあるな。いい動きじゃねぇか。最後まで楽しませろよ!」
敵の動きを予測し立ち回りながら、歓喜にも似た声でシューニャは言葉を洩らす。
「ああ、別に卑怯とか言わねえよ。お綺麗だろうが、汚かろうが……てめえらを潰すのは変わらねえ」
一方、竜の翼を広げ兵達にそう言うのは、伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)だ。
「お行儀のいい戦いなんざ、俺だってガラじゃねえ」
元々自分自身、粗雑な性格と考えている逸にとっても、暴れて殴って勝てればそれでいいのだ。
「上手いこと罠に嵌めたつもりだろうが、『禍』を呼び込んだんだよ、てめえらは」
自身に『禍』を刻んだ死にぞこない……自然と、逸の口元に笑みが浮かぶ。
死に時を失った自分が不幸なのか、その自分と敵対したこいつらが不幸なのか……笑い話にもなりゃしない。
「砕けて吹き飛べ」
翼を使っての急加速から、自身の重量を合わせて、騎兵に強烈な踵落としを決める逸。
「お前等が卑怯でも構わねえよ。俺も俺のやり方でやらせてもらうからよ」
長ドスの血を払い、巨大な尻尾を雪上に打ち付け、逸は睨みを効かせながら、騎兵達に言った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【泥濘の地】がLV4になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV7になった!
巴屋・萩
ふふふ、私だって大事な時は静かに行動出来るのであります!
【光学迷彩】を利用しつつ白いパーカーを被れば雪に紛れて隠れられますし、【寒冷適応】と【完全視界】で問題無く行動出来るのであります。
私はまだまだ攻撃力不足なので、忍び足で近寄ってからパラドクスで攻撃します。
敵は【泥濘の地】と【トラップ生成】で動きが鈍る上に【防衛ライン】で足止めされてるはずなので、きっと上手く近付けるでしょう。
敵が騎乗していても、手裏剣連射で急所を狙えるはず。
後は残った敵が残像に気を取られてる隙にまた隠れちゃえば、次の攻撃にも繋げられるって寸法であります。
まぁボスが控えてますからね、無理せず不意打ちで支援と行くのであります!
括毘・漸
鬼さんこちら、手の鳴る方へ…ってね。
馬に乗ってくるとはおっかないですねぇ。
おっかないんで、止まってもらいます。
「ここが誰の墓場だってぇ!?」
目立つように大声を張り、騎兵隊の注意を向けさせます。
こっちに向かって来たら、【泥濘の地】と【トラップ生成】を発動させますが、泥濘はともかくトラップは非殺傷性なので、着実に近づいてはくるでしょうね。だったら本物を仕込んでおきますか。
泥濘の中、突き進んできた勇気ある者には褒美を与えませんとね。
そら【鮮血狩猟術】。鮮血の弾丸をくれてやる。
泥濘に仕込んだ血のトラバサミ罠を踏み抜き動きが止まった騎兵に、血の弾丸を撃ちこみます。
次はどいつがトラバサミを踏むかな?
●声響く戦場
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ……ってね」
飄々と戦場を駆けるのは、括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)。
「馬に乗ってくるとは、おっかないですねぇ。おっかないんで、止まってもらいます」
一度、宙へジャンプすると騎兵達の注目を集め、漸が叫ぶ。
「ここが誰の墓場だってぇ!?」
ディアボロスと騎兵達の戦闘音が響く戦場に於いてすら、響き渡るような漸の大声。
雪上に降りた漸は、騎馬兵達の集中攻撃を受けることになるが、騎馬兵達の動きは鈍い。
(「ダメージソースにはなりませんが、足場は最悪、トラップも有用……なら、ここに『本物』を仕込ませてもらいましょうか」)
足場の悪い戦場を突き進んで来た勇気ある者には、それ相応の褒美を……笑みを湛え漸がパラドクスを発動する。
「そら、パラドクス『鮮血狩猟術』……鮮血の弾丸をくれてやる!」
ただの足場の悪さに紛れ込んだ、パラドクス製のトラバサミが騎兵を捕えると、鮮血の弾丸が撃ち込まれる。
自身の血か、帰り血かは分からない……赤い鮮血が漸の顔を汚すが、服の袖で拭ってニヤリと笑う。
(「相手が猟兵なら、こちらは猟犬ですよ……」)
次の獲物がかかるのを漸はしっかりと見据えていた。
「ふふふ、私だって大事な時は静かに行動出来るのであります!」
もうこの時点で割と騒がしい巴屋・萩(迷猫魔忍帳・g09008)だが、この場が戦場であることを忘れた訳ではない。
エフェクト【光学迷彩】を使用した上で、白いパーカーを羽織った萩は、発見困難なのだが、攻撃をすれば『逆説連鎖戦』では、必ず反撃されてしまう。
こちらから攻撃して、反撃で大きなダメージを受けるのは避けたい。
(「私は、まだまだ攻撃力不足でありますからね。忍び足で背後を取って、急所を手裏剣でざっくりであります!」)
騎兵の動きは鈍っている、背後からの先制攻撃は然程難しくないと萩は考えた。
静かに、戦場に紛れて、密やかに……。
「今であります!」
攻撃の瞬間に声を上げてしまうが、残像と共に姿をもう一度消す萩。
完全に反撃を避けることは出来なかったが、まだまだ掠り傷と言って良いだろう。
「敵は多いでありますし、ボスも控えているでありますからね。無理せず、出来る範囲で皆さんの支援と行くのであります!」
言うと萩は、騎馬兵達の視界から完全に消えるのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果活用
苦肉の策が不発とはな。ここで抑える
騎兵の誇りがあるならば、相手頂こう
俺は光学迷彩で、側方の地形か味方の後方に潜伏
騎兵と本隊接触の直前に、ワイヤートラップで馬の足を狙い
泥濘の地で出足を挫く
交戦開始で、飛翔し上から地上の援護と挟撃をかける
高度を抑えて死角に入り目立たず、上空人数で被弾を分散
地上・空中で立体連携
空中の仲間と隙を補いあい
地上の仲間と敵を挟撃、狙いを合わせ着実に戦力を削る
上を狙えば地上に隙を晒す。逆も然り
敵が飛べば撃ち落とす
グロリアスで耐久を
戦況を偵察、観察し把握
情報共有し的確に連携
反撃は魔力障壁を展開し防御
猟犬は弾幕で応戦、飛翔軌道に緩急のフェイントかけ回避
●騎兵達の反撃
「苦肉の策が不発とはな。ここで抑えさせてもらおうか」
戦場の後方からロマンの騎兵軍にエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、ほんの僅かな同情を言葉に込めて言う。
「騎兵の誇りがあるならば、お相手頂こうか」
その言葉を聞いた、騎兵軍は狙いをエトヴァへと向けるが、直ぐにエトヴァを見失ってしまう。
「突撃するのは良いが、その一帯はトラップで埋め尽くさせてもらった」
泥濘とワイヤートラップに掛かり、軍馬の手綱を操ることに苦戦する兵士達に、エトヴァは宙空から言う。
直ぐに兵士達は、飛翔するエトヴァへと向け、血で創り出した無数の黒き猟犬を一斉に放つ。
これには、流石のエトヴァも対応しきれない。
飛翔し空中から陸上の仲間との挟撃を考えていたエトヴァだが、安易に飛翔してしまえば、その分、敵の集中攻撃を受けてしまう。
【光学迷彩】を使用していなければ、受けた攻撃の倍以上の兵の攻撃を受けていたかもしれない。
その兵達全てに両の手の銃で反撃するが、『戦いは数』でもある為、一歩間違えれば重傷を負っていたかもしれない。
「魔力障壁だけでは抑えきれないか。その分反撃で、敵の数を減らすことは出来ても、飛翔が全てに於いて優れているとは言えないということか。……もしくは、腐っても、ジェネラル配下の騎兵軍といったところか」
相対する敵と戦況を正確に把握し、エトヴァが呟く。
「だが、騎兵の数も残り僅か……」
全ての兵を倒した後に控えるジェネラル級をエトヴァは睨み据えた。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
この挟撃作戦が成っていたら、私達の被害は尋常ではなかったはず。
案内人達の予知能力は作戦など飛び越えてしまう、
とても頼もしいですが、ちょっと…恐ろしいですね。
『アクロヴァレリア』を点火して飛翔
物陰に隠れつつ『Boeotia』による【観察】で【情報収集】を行う。
得られた情報は【パラドクス通信】で報告を行う。
敵の集団が罠にかかれば私は空を射ましょう。
手には蒼き魔力の灯火、機械魔導弓【ACRO】に番えて引き絞り魔術の矢を形成する。
さぁ、空より駆けろ、スカイレイダー!
機動力の無い騎兵等おそるるに足らず!
一気残らず蹂躙します!
●騎兵軍殲滅……ロマンの怒り
「この挟撃作戦が成っていたら、私達の被害は尋常ではなかった筈」
敵兵を掃討しつつ、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が呟く。
「案内人達の予知能力は、作戦など飛び越えてしまう……とても頼もしいですが、ちょっと……恐ろしいですね」
時先案内人の能力を持つディアボロスは多いとは言えず、どの様な者がその力を得るかも解明されてはいない。
今回のパラドクストレインを案内した少年に関しても同様だ。
ディヴィジョン奪還に時先案内人の能力は不可欠だが、これから先、何も変化が訪れないとは限らない……だから、レイはその『力』そのものに僅かな恐ろしさを感じるのだ。
ゴーグル型のデバイス『Boeotia』で確認し得る限り、残存兵はもう少ない。
一気に仲間達と攻勢に出て、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』との決戦Iに移るべきだろう。
仲間達にそのことを伝達ると、仲間達もそれぞれのパラドクスで勢いを増し、兵士達を殲滅していく。
「私も、この戦場を制する一矢を放ちましょう」
機械魔導弓【ACRO】に蒼き魔力の灯火を番え、レイは流麗に弓を引く。
「さぁ、空より駆けろ、スカイレイダー! 機動力の無い騎兵など恐るるに足らず! 一騎残らず蹂躙します!」
飛翔したレイが地上に向けて魔力の一矢を放つと、矢は枝の様に分裂を繰り返し、夥しい数の矢となり地上の騎兵達へと降り注ぐ。
そして、僅かな時が経ち、戦場に残ったのはディアボロス達とジェネラル級ヴァンパイアノーブル『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』だけとなった。
「糞がっ! 何故こうなった! 上手くいく筈だったんだ! その為に俺とマリアはプライドを捨てた! こうなったら仕方ねえ……部下になんぞ頼らねえよ。俺がお前等、全員……血の色に染めてやるよ」
紅い瞳に獰猛な彩を乗せ、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』は重く言葉を吐いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
西堂・千衛蔵
遂に大将のお出ましか
騎兵隊の首魁だけあって、騎乗戦では勝負になりそうもないな
ならば自分が最も頼りにする技で戦うだけだ
赤煙は一旦下がらせて正面から向かうぜ
「ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク!
返り血が欲しいか、勝利が欲しいか!?
くれてやるぜ、この西堂千衛蔵の拳に耐えられたらな!!」
敵を「挑発」しつつ、最大速度で【飛翔】して殴りかかる
衝突の瞬間を【未来予測】で見て、こちらの巨大化した拳を先に当てられるように「臨機応変」に軌道を変える
「……ああそうとも、血なぞ幾らでもくれてやる
だが、勝利はやらん
貴様が倒せるのは俺だけだ」
一撃入れられれば残留効果で更に皆の力を底上げできる
相打ち(拮抗)は覚悟の上だ
●その身が赤く染まっても
「遂に大将のお出ましか」
鬼人の硬腕の両の拳を打ち付け合い、西堂・千衛蔵(竜燈鬼・g01901)が、覇気の籠った声で言う。
その言葉に対し、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』は獰猛な紅い瞳を向けるも言葉を返すことは無い。
怒りを露わにしていたロマン……だが、今は1人となった状況下でディアボロス達を殲滅することだけを考えているのだろう……無言の中の殺意、千衛蔵にもそれは分かった。
(「騎兵隊の首魁だけあって、騎乗戦では勝負になりそうもないな」)
千衛蔵に騎乗の技術が無い訳ではないが、ロマンは、『吸血ロマノフ王朝』の騎兵軍を率いるジェネラル級だ。
同じ土俵で戦うのより、千衛蔵自身が得意とする戦い方を選ぶ方が効果的であろうと千衛蔵は、ゆっくりと息を吐く。
「赤煙……」
言葉と手で、千衛蔵はミニドラゴンの『赤煙』を後方へと下がらせる。
「自分が、最も頼りにする技で戦わせてもらうぞ……ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク!!」
パラドクスの力を高め、千衛蔵が挑む相手の名を叫ぶ。
「返り血が欲しいか、勝利が欲しいか!! ならば……くれてやるぜ、この西堂千衛蔵の拳に耐えられたらな!!」
叫ぶなり千衛蔵は最高速度で飛翔すると、馬上のロマンの懐へと入り、鬼の血により異形巨大化した己が右拳をロマンの顔面へと振り下ろす。
鬼の拳は完全にロマンを捉えたが、それでロマンが馬上から落ちることは無い。
むしろ、超近距離である今の位置から、表情に狂気の色を見せつつ鋭い銃剣の刃を容赦なく、千衛蔵の左脇腹に突き刺す。
流れる千衛蔵の紅い鮮血……だが、その流れる血すらも予測していたことと……千衛蔵は、ロマンへと言葉を落とす。
「……ああそうとも、血なぞ幾らでもくれてやる。だが、勝利はやらん。貴様は、一時、血を浴びることだけは、出来るだろう。だが、それで、貴様が勝つことは無い。貴様に止めを刺し、最後に勝利するのは、俺達だ!」
大量の血を腹部から流しながらも、自分達の勝利を疑わない千衛蔵の声が戦場に響いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV8になった!
巴屋・萩
【旭日革命軍団】
チーム外連携・個別採用OK
どうやらあれがボスでありますね、さっさと倒してあったかいお部屋に帰りたいのですが……下手すると帰れなくなっちゃいますからね。
ここは慎重に、例によって【光学迷彩】で姿を隠して機を待つのであります。
皆さんが派手に仕掛けてる隙に忍び足でそっと近付いて、死角から攻撃しちゃいましょう。
【モブオーラ】で出来るだけ目立たない様に移動すればきっと不意打ち出来るはず。
相手も興奮しちゃってますしね、そこに水を差してやるって寸法であります。
隙さえ作れば後は先輩方が何とかしてくれるでしょう。
反撃が心配でありますが……気を引く為には弾の2発や3発喰らう覚悟は要りそうですねぇ。
白水・蛍
【旭日革命軍団】
アドリブ歓迎
タグ外連携含め積極的に
周囲の味方をWIZでディフェンス
コードネーム:エレメントス
さてと。プライドを捨ててまでとはご苦労な事ですね。
戦闘のプライドは拘るものですわよ?己を信じぬ者に勝利などありえませんわ。
妖弓琴を片手に、無双馬のフローレライトに跨り、共にパラドクスを奏でましょう。歌いましょう。
この歌は、この音は、未来へと臨み紡ぐ凱歌。
どれ程の敵がいても、どれ程の強敵だとしても。我らは朽ちず諦めず未来へ向かう!
――私の歌を、私の音を、私達の音楽を聞け――っ!!
サーヴァントと共に奏でる音は、曲は味方への鼓舞を。敵に恐怖を。
相手の反撃は飛翔・空中戦で致命傷の回避を試みます。
レイラ・イグラーナ
【旭日革命軍団】
個別採用OK
「上手くいく筈だった」。それが理由です。ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク。
何が起きるか分からないのが戦場。こうなる筈というのは侮りであり、傲慢でしかありません。
ネメシス形態で革命家としての姿に。
【天上奉仕・革命】で自身と仲間の流した血を力に変え、細剣「惨禍鬼哭血革針」を振るいます。
引き続き【泥濘の地】で機動力を奪い、仲間とは連携。
攻撃に意識を集中させているようですね……ならば!
【未来予測】でロマンの正確な射撃が急所に当たるのを避けて接近、惨禍鬼哭血革針で貫きます。
今なお苦しむ人民の皆様のことを思えば、この程度の傷など、気に掛けることではございません……お覚悟を。
アレクサンドラ・リーヴェン
【旭日革命軍団】
チーム外連携・個別採用OK
何故、筈だった、その為に……御託はいらないわ。
残されたのはアンタ1人。そして今から私たちに滅される。それだけよ。
ネメシスモード発動。体内に流れる血液、私の魔術の源でもあるソレを霧状にして翼のように背面に展開。
『刻命魔術【氷精の吐息】』で周囲に氷の矢を配置。【未来予測】で敵の銃撃を氷の矢で迎撃しましょう。狙いが正確だからこそ撃ち落としやすいわ。
隙を見てロマン自身にも氷の矢をお見舞いしてやりましょう。
茹った頭が多少は冷えたかしら?アンタには冷静に自分の死を受け入れてもらわないとね。
シューニャ・シフル
【旭日革命軍団】
チーム外連携・個別採用OK
コードネーム:ゼフィラム
そうだな。てめぇにはこの状況から俺達を殺せる力があるんだろうよ。そうでなくちゃ面白くねぇ。
てめぇとは気が合いそうだ。最後まで楽しもうぜ。
ロマンの突撃は左腕を盾にして急所をだけ庇う。格上を殺そうってんだ。死ななきゃ儲けもんだ。
【泥濘の地】で足が鈍ったところを【未来予測】で一秒先のロマンの首の場所を視て、【肉体改造】で異形化した右腕で首を落としにいく。
てめぇの首が必要だからな。もらっていくぜ。
*敵を貶すような発言はしません。
●糞ったれな女ども
「さてと。プライドを捨ててまでとは、ご苦労な事ですね」
ロマンにそう言い放つのは、白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)だ。
「戦闘のプライドは、拘るものですわよ? 己を信じぬ者に、勝利などありえませんわ」
勝利の為に『自身のプライド』を捨てたロマンを、蛍は真っ向から否定する。
「どうやら、あれがボスでありますね」
蛍の後方で【光学迷彩】で身を潜めながら、巴屋・萩(迷猫魔忍帳・g09008)が声を潜めて呟く。
「さっさと倒して、あったかいお部屋に帰りたいのですが……下手すると、帰れなくなっちゃいますからね」
仲間達が気を引いて、自身の攻撃のチャンスを確りと見定めねばならない……作戦さえ上手くいけば、この極寒の地から帰還できるのだからと、萩は一層意識して気配を消す。
「『上手くいく筈だった』……それが理由です。『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は、先程、ロマンが口走った言葉を繰り返す。
「何が起きるか分からないのが、戦場。こうなる筈というのは、侮りであり……傲慢でしかありません」
事実として、レイラの言う通り、ヴァンパイアノーブルのジェネラル級であるロマンには、傲慢に満ちた心があったのだろう。
「何故、筈だった、その為に……御託はいらないわ」
ロマンの仮定の話など意に介す必要もないと、アレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)は切り捨てる。
「残されたのはアンタ1人。そして今から私たちに滅される。それだけよ」
言うとアレクサンドラは、体内に流れる血液……アレクサンドラの魔術の根源でもある『ソレ』を霧の如き紅き翼として、ネメシスの姿となる。
「氷よ、踊れ」
自らの血液に刻み込んだ魔術で周囲に氷の矢を配置すると、アレクサンドラはロマンのカービンライフルとの撃ち合いに挑む。
アレクサンドラが知ることの出来るのは、1秒先の未来。
それでも、ロマンの乱射が敵を射止めるのに正確さを誇るのであれば、その分相殺できる可能性は高いとアレクサンドラは次々に氷矢をロマンの弾丸を撃ち落とす為に撃ち放つ。
ロマンが少しでも怯んだ姿を見せれば、ロマン自身を氷の矢で刺し貫ければ……アレクサンドラは考えていたが、流石はジェネラル級と言うべきだろう。
騎馬を巧みに操り、ライフルの弾丸を撃ち落とされても、自身の傷は軽微に抑えている。
「中々、堂 に入った動きね。茹った頭が、多少は冷えたかしら? けれど、アンタには冷静に、自分の死を受け入れてもらわないとね」
「そうだな。てめぇには、この状況から俺達を殺せる力があるんだろうよ。そうでなくちゃ面白くねぇ」
ロマンの精密な攻撃を眼前で見、喜びの混じった声で、シューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)がアレクサンドラの言葉に続く。
「てめぇとは、気が合いそうだ。最後まで楽しもうぜ!」
口元に笑みを浮かべ、自身の内のアークデーモンの力を解放し、右腕を異形化させるシューニャ。
そのシューニャに向け、ロマンがギラついた瞳で牙を突撃させる。
それを左腕を盾に迎え撃つシューニャ。
(「格上を殺そうってんだ。死ななきゃ儲けもんってもんだぜ!」)
瞬く間にシューニャの腕から紅い鮮血が吹き上がる……だが、シューニャは更に笑みを濃くして叫ぶ。
「使い潰してやるから、お前の力を全て寄越せ!」
ロマンを引き裂き、握りつぶす力を最大限まで高めロマンへとその腕を伸ばす……シューニャの破壊の意志を持って。
ロマンの騎馬が駆ける雪上は十分にロマンの機動力を下げる程には荒れている。
僅かな未来の先に見えるロマンの隙をついて、シューニャは異形の腕を横に薙ぐ。
「てめぇの首が必要だからな。もらっていくぜ」
だが、その一撃はロマンにダメージを与えこそすれ、首を取るまでには至らない。
「簡単にはいかねえか。だが、いくらでも掻っ切ってやるぜ」
シューニャは左腕を赤く染めても戦意を全く失っていない。
「皆様と描く未来への希望。言の葉にて綴りましょう。その一端を此処に!」
ロマンのカービンライフルの発砲や騎兵での突撃の中、無双馬の『フローレライト』に跨る蛍が妖弓琴を手に、凱歌を奏で歌う。
「私のこの歌は、この音は、未来へと臨み紡ぐ凱歌」
ロマンの血を媒介に現れた、血に飢えた兵士達が自身を狙っても、蛍は仲間達の為に凱歌を奏で続ける。
「どれ程の敵がいても、どれ程の強敵だとしても……我らは、朽ちず諦めず未来へ向かう!」
それは、『モスクワ』へと向かうと言う蛍の強い意志。
「――私の歌を、私の音を、私達の音楽を聞け――っ!!」
馬上で奏でる音……旋律は、仲間への鼓舞に。
ロマンには恐怖として響く様に……蛍の凱歌が戦場に響く。
「それは血によって始まり、血によって成され、血によって終わるもの」
血の匂いが深くなりだした戦場で、黒き軍服を纏いネメシスとなったレイラが重く静かに言う。
針状の細剣『惨禍鬼哭血革針』を手に仲間達の連撃の後、一気にロマンとの距離を詰めるレイラ。
ロマンのの銃弾が自身を射抜いても構わない……自身の血が、仲間達の血が戦場に滴れば滴るほど……。
「私の針は鋭くなるのですから」
ロマンの肩口をその細剣で刺し貫き、レイラが言葉を続ける。
「今なお、苦しむ人民の皆様のことを思えば、この程度の傷など、気に掛けることではございません……お覚悟を」
此処でロマンの首を取らねば、悲劇は続いていくのだから……レイラの瞳には一切の迷いが無い。
「この糞アマ共がっ!」
ロマンが怒りの声を上げた時だった
、『………にゃっ!』ウェアキャットの鳴き声と共にロマンの背が裂かれる。
(「皆さんが派手に仕掛けてる隙に、死角からどんどん攻撃するであります!」)
「糞がっ! こっちもか!」
(「興奮は冷静な判断を無くすでありますよ。銃弾を何発か喰らう覚悟ではありますが、重傷追う気も無いのであります! 先輩方が作った隙、上手く利用させていただくであります!」)
仲間達の攻撃の中、【光学迷彩】を利用し、萩は自身の負傷を減らしながらロマンにダメージを与えていく。
ディアボロス達の攻撃は苛烈となっていた……だが、ロマンの攻撃の勢いは未だ収まらない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
CN:スカイレイダー
残るロマンを討ち、マリアにその証拠を突き付けましょう!
仲間と【パラドクス通信】を持って連携を。
右手に『シュトライフリヒト』左手には『シャルダント』
『アクロヴァレリア』の推進力で超低空の【飛翔】を行い敵に突撃
おおっと、ロキシア君ボクの後ろについてきますか?
…頼りにしていますよ!
『Boeotia』の【観察】により敵の銃撃を【看破】
精密な空中機動による回避、シャルダントの【結界術】によるガードで
被害を最小限に抑えながら突き進みパラドクスを発動
その攻撃の苛烈さそして正確さ、見事なものです。
興奮に身を任せているとは思えない。
しかし、一筋の星光がその隙間を貫く!
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
はあい。こちら、ゲストネームはロキシア!
“魔槍”を手に【パラドクス通信】を行いながら
主役は遅れてやってくる……レイさん、力添えするよ!
通信で戦闘・攻撃手段を頭に入れとく
Moon-Childを両脚に集中、活性化
【泥濘の地】で敵の隙を増やしつつ
縮地走法から入る【ダッシュ】で距離を詰める
僕より速い仲間が居ればスリップストリームに乗るよう追随
【飛翔】使ってる人へ敵が意識を割くなら即座に刺しに行くよ
対空やってる暇、あるかな!
伝承、5種開放!
“魔槍”の穂に剣呑なオーラを灯し
禍えり裂く赤棘の槍(ゲイ・ボルグ)ッ!
必殺の一撃を放つ!
反撃にはナノマシン流動体を身体前面で硬質化させて凌ぐよ!
●滾る滾る滾る
「皆さん! ロマンを討ち、マリアにその証拠を突き付けましょう!」
戦場のディアボロス達を鼓舞する様に叫ぶ、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)。
ゴーグルの奥の瞳は、ロマンから決して目を外すことは無い。
「はあい。こちら、ゲストネームはロキシア!」
レイの耳に通信越しの、ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)の声が聞こえる。
「主役は遅れてやってくる……レイさん、力添えするよ!」
“魔槍”を手にナノマシン流動体『Moon-Child』を両脚に集中活性化させるロキシア。
その間もレイとの通信で各々の動きと戦況の動きを確認し続ける。
右の手には、サイバーレイピア『シュトライフリヒト』、そして左手には、結界を産み出すガントレット『シャルダント』を嵌め、レイは急加速の飛翔でロマンへと接敵する。
「僕も続くよ、レイさん!」
「おおっと、ロキシア君、ボクの後ろについてきますか? ……頼りにしていますよ!」
レイのその言葉はロキシアへの信頼の証に他ならない。
(「レイさんの攻撃から僕の攻撃に瞬時に繋げる……失敗なんてしない!」)
低空飛行で急接近する2人にロマンはカービンライフルの乱れ撃ちで応戦する。
「いいぜ! いいぜ! こうなったら! てめえ等は全て穴だらけにしてやるよぉぉ!! 血塗れになって、雪に埋まりやがれぇぇっ!!」
ヴァンパイアノーブルとしての優美さとはかけ離れた粗暴な、血を滾らせたロマンが引き金を引き続ける。
対空やってる暇、あるかな!
(「全部の回避は難しい……けど、躊躇なんかしない」)
「一条の光がボクを導く、――見極めたよ、その守り……貫く!」
レイピアを針の糸を通す精密さで、ロマンの負傷部位の傷口を広げるように刺し貫くレイ。
ロマンの反撃も直ぐに離れることで最小限に抑える。
「ロキシア君、いけますね」
「大丈夫、いくよ! 伝承、5種開放! 一接ぎのち咲き誇るは、紅い花――禍えり裂く赤棘の槍」
“魔槍”の穂先に剣呑なオーラを灯し、ロキシアは渾身のの一撃を放った。
だが、直ぐにロキシアはロマンと距離を取る。
「これでも落ちないなんて、しぶといね」
言う、ロキシアの左足には銃弾が撃ち込まれた痕。
「その攻撃の苛烈さ、そして正確さ……見事なものです。戦場の歓喜に身を任せているとは思えない。しかし、一筋の星光がその隙間を貫く! ロマン!」
強く言うとレイは再度、『アクロヴァレリア』での高速飛翔に入るのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【浮遊】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果を有効活用)
上手く行く筈もクソもねえよ、うるせえ奴だな
しかし、いいツラしてんじゃねえか
血を見てえんだろ、殺してえんだろ。やれるもんならやってみろよ…ほら、楽しもうぜ?
(戦うのは嫌いじゃねえ。…だが俺のそこに、誇りは別にないと思う
少なくとも、わざわざ勝つ為に捨てたと喚くような代物は)
周囲のディアボロスと動きを合わせ、隙や死角をなくすように意識
【禍竜の鋭刃】使用
敵の突撃に合わせて、反撃で長ドスを叩き込んでやる
腕や脚の一本でも狙って潰せりゃいいが
厳しいなら攻撃と自分自身を捨て石に、他のディアボロスが一撃叩き込む隙をこじ開ける
動ける限りはかすり傷、齧りついてでも止めてやらあ
●血の色
『上手く行く筈もクソもねえよ、うるせえ奴だな』
ロマンが挟撃を悟った際、伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)もまた、多くの仲間達と同じことを思っていた。
「しかし、いいツラしてんじゃねえか……血を滾らせるそれが本性なら、俺は嫌いじゃねえよ。命の取り合いには丁度いい」
逸もまた、その血を滾らせロマンに対峙する。
「血を見てえんだろ、殺してえんだろ。やれるもんならやってみろよ……ほら、楽しもうぜ?」
命の取り合いなんてその時の運みたいなものだ。
強かろうが、弱かろうが、運が悪ければ負ける……そんなものだ。
(「戦うのは嫌いじゃねえ。……だが俺には、誇りなんてねえんだろうな。少なくとも、わざわざ勝つ為に捨てたと喚くような代物は……持ってねえんだよ。けどな……売られた喧嘩なんだよ」)
周囲の仲間達の攻撃もやむ様子もないが、『逆説連鎖戦』の性質上、仲間達負傷者も出てきている。
(「フォローに入って、少しでも隙を作らねえとな」)
「御託は無しだ! ――真っ二つにしてやらあ」
自身に突撃して来るロマンに対し、長ドスを構え、ただ『断ち切る』ことに逸は集中する。
「腕の一本ぐらいは貰わせてもらうぜ」
だが、激突の瞬間振るわれる長ドスと吹き飛ばされる逸……だがmロマンの騎馬が逸を蹴散らかしたと思われた時。ロマンの左脇腹から大量の血が流れた。
「ヴァンパイアノーブル様も俺達と一緒の血の色じゃねえか」
膝を突きながらも、逸はそう言って笑った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
アルラトゥ・クリム
此奴を倒せば、敵の戦略は崩壊する。
モスクワがまた一歩近づく…!
行くよ相棒…私と共に、疾く駆けよ!
ただ後を考えたら此奴の遺体は残したいね
出来れば首級を証拠に取りたいし
他の遺品だって遺体が無いと回収できない
アリアを絶唱して『力』を集め、自身と剣形態ブレードガンを強化して
超高速で間合を詰めつつ精神集中して敵の銃口の方向と角度を観察し
未来予測も併用して敵の発砲方向を看破
躱せる弾は躱し、必中弾はシールドで止め
シェルで受け流し装束で負傷を緩和しながら
ブレードガンの間合に踏み込み
梵我一如の理の一端を以て、全力の斬撃を叩き込む!
「この世界で嘆き苦しむ人達の為に…この刃、必ず届かせる!」
アドリブ&絡み連携歓迎
エンデ・トロイメライ
ネメシス形態に移行、人型兵器の姿となり総力を以て敵を討つ。
【パラドクス通信】で仲間との連携を密にして確実に攻撃を通すよ。
敵が地上戦を仕掛けるなら【泥濘の地】で起動力を削ぎFLUGELの推進力を活かして懐に飛び込み刀で切り裂く。
空を飛ぶなら雪原仕様のマントに【光学迷彩】で雪原に身を隠し狙撃銃による死角からの奇襲を狙う。敵に優位を取らせない事を常に意識して戦う。
敵の攻撃、反撃は敵の狙いが正確な事を利用。致命傷になりうる頭と心臓部への射撃を手の動きを注視し【未来予測】も併用して判断。弾を弾いて軌道を逸らす、手足で受けるなどで出来るだけ継戦時間を伸ばそうか。
仲間が待ってるんだ。だから、今ここで消えろ。
イオナ・ガルバローゼ
先ずは狙い難い工夫、雪原と荒野、裏表に迷彩したフード付きの外套で
戦場の状況により裏返し見つかり難くしたうえで【光学迷彩】
狙えば必中でも目立たなければ狙うまでの時間がかかります
そして狙われたならジェネラル級のパラドクスの銃撃を躱し切れるかと言えば
工夫した所で土台無理な話ですがこういう戦法もあります
わたくしとは別に自立して動く【薔薇の精】を召喚し襲わせます
貴方は私を狙い撃つ事など簡単にできる
しかしその一射の隙に【薔薇の精】は貴方に食らい付き血を奪う
馬の機動力は【泥濘の地】と【トラップ生成】のワイヤーで削ぐ
騎馬そのものはクロノヴェーダではないようですがクロノオブジェクト?
【罪縛りの鎖】を試してみます
●この世界の為に
「此奴を倒せば、敵の戦略は崩壊する。モスクワがまた一歩近づく……!」
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)はブレードガンを握る手に力を込める
「行くよ相棒……私と共に、疾く駆けよ!」
既にアルラトゥもロマンに斬撃を浴びせているが攻め気には欠けていた。
(「後の事を考えたら此奴の遺体は残したいね……出来れば首級を証拠に取りたいし」)
要塞で仲間達が戦っている、『『ヤーシカ』マリア・ボチカリョーワ』にロマンの死の証拠を突きつければ、マリアは自分達の作戦が完全に失敗したことを悟る……その為には、ロマンの身体を完全に消滅させてはならない。
どのようなパラドクスを使えば死体が消滅するかまでは分からないが、考慮した方が良いことには間違いない。
(「他の遺品を持て行くにしたって、遺体が無いと回収出来ない……」)
けれど、勝たなければ……それすら出来ない。
「行くよアリア絶唱!! 因果律演算、共振開始……我が祈り、我が願いを矜持にかけて。実現せしめる事を此処に約す。遍く力よ、我が誓いの元へ……!」
膨大な魔力を纏ったアルラトゥは超高速でロマンとの間合いを詰め始める、その間に精神集中しロマンのカービンライフルの銃口が向かう先を確認し、さらに次の動きを予測する。
(「1秒でも2秒でも未来を見える私達の方が有利
……!」)
全ての弾丸が避けられるわけではない、エフェクトの効果でそれでも防げる弾丸もある。
「みんなだって傷付いてる。私達だけ、傷つかないで勝利なんて出来ないよね……相棒!!」
梵我一如の理の一端を以て、ブレードガンを大きく掲げ、アルラトゥが叫ぶ。
「この世界で嘆き苦しむ人達の為に……この刃、必ず届かせる!」
アルラトゥのブレードガンがロマンの身体を袈裟に薙いだ。
●仲間達の為に
ネメシスとなり、黒き人型兵器の姿となった、エンデ・トロイメライ(エピローグ・g00705)は狂気の声を上げながらも、真っ赤にその身を染め始めたロマンを見、自分達も一気に攻勢を強めるべきだと思った。
通信から聞こえる仲間達も殆どの者がそう判断していた。
この戦いの決着をトゥーラ要塞で戦う仲間達も待っているだろう。
ロマンの騎馬はおそらく『クロノオブジェクト』だろうが、起動力は削げるだけ殺いだと言って良いだろう。
「武装型飛行ユニット『FLUGEL』ON」
ロマンが血を滾らせれば滾らせるほど精度を上げる、銃撃は脅威だが自身のスピードなら、致命傷だけは避けられるとエンデは判断する。
「――それじゃ、終わらせようか」
ノマシン『GRAUSAM』をロマンにダメージを与える武器に再構成しエンデが言う。
「仲間が待ってるんだ。だから、今ここで消えろ」
斬撃と銃撃の二重奏を奏でながら、エンデはロマンへと呟いた。
●撃破する為に
「【光学迷彩】が上手く機能したお蔭で私もまだ十分戦えますね」
外套のフードから顔を覗かせ、イオナ・ガルバローゼ(空染めの一輪・g07485)が言う。
「わたくしもディアボロスとして、数多の戦いをしてまいりましたが、相手はジェネラル級。1人狙われたなら、ジェネラル級の銃撃を躱し切れるかと言えば、工夫した所で土台無理な話でございますが、ディアボロスが発見困難な世界であれば、致命傷を避け、戦場に残ることも可能ということでございます。それに、わたくしには『薔薇の精』が付いております」
イオナが呼び出したのは、吸血薔薇の蔦で創られた四足獣。
『薔薇の精』はイオナと離れて、ロマンを貪り喰らいながら戦っている。
だが、『逆説連鎖戦』の法則に例外は無く、ロマンの反撃は『薔薇の精』ではなく、確りとイオナにダメージとして与えられていた。
それでも、負傷を僅かに出来たのは今回の作戦の前準備が成功していたからとしか言えないだろう。
「ジェネラル級との戦闘……佳境でございますね。『薔薇の精』もう少し、わたくしたちも頑張ると致しましょう」
イオナの創り出した『薔薇の精』は、血を好むヴァンパイアノーブルの血を貪る為にロマンへと襲い掛かる。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【未来予測】がLV2になった!
【トラップ生成】がLV2になった!
【罪縛りの鎖】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV5になった!
音羽・華楠
悪いですが――あなたに時間を掛けてられないんです、ロマン!
急いであなたを打倒し、その証を持っていかないと、マリアの方がじり貧になるので!
一気に倒させてもらいます!!
ロマン撃破の証拠が必要な以上、身体を激しく損傷させかねないパラドクスは避けます。
――《雷幻想・斬鉄》!
雷の剣で叩き斬りましょう!!
……死体が多少焦げるのは勘弁して下さいっ。
ロマンのカービンライフル乱射は厄介ですが――
撃たれるままにしておくと、向こうの興奮も増して余計に強化されます。
被弾覚悟で、あまり乱射されてない内にぶった斬りましょう!
幸い、伸縮自在の《斬鉄》は、伸ばせば銃の射程からでもロマンに届きますし。
その首、叩き落とします!!
ノイン・クリーガー
【旭日革命軍団】
チーム外連携・個別採用OK
[心境]
ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク…
精神的に不安定な狂人と聞き及んだが、それは戦場での強さにも繋がっているようだ。気勢が衰えていない。
…アレは平和な世には居場所がない人種だな。
[行動]
ネメシスモード発動。忍者に似た姿になる。
先の戦闘から察するに、空へ逃げる気はないようだな。
そして馬上からやたらとカービンを撃ってくるようだ。
【未来予測】で弾道を避けつつ、【泥濘の地】で機動力を奪い、【ダッシュ】で接近する。
そしてある程度接近したら胴体へ手裏剣を投げてガードを下げさせ、【ジャンプ】して電磁誘導で加速させた高周波ソードの【斬撃】で首を【両断】する
赤上・イズル
■【旭日革命軍団】
■アドリブ・連携歓迎
■個別採用OK
要塞で待つ仲間達の為に…ロマンの首、頂戴いたします!
瞳を金色に発光させ【ネメシス】発動
仲間との連携を意識して動く
悪魔の翼を広げ【飛翔】を用い地から宙へ機動を変える
『ネビロスの炎』を再度燃やし防御を高め
【空中戦】を駆使し敵の攻撃を掻い潜りながら
【戦闘知識】にて動きを見極める
プライドを捨ててまでの戦いとの事ですが…
人々を苦しめて成り立つ世界のあなた方のプライドなど
最後の一粒まで粉微塵にして差し上げましょう!
仲間の攻撃に気を取られている一瞬の隙を見逃さず上空より急降下
【不意打ち】を狙いつつロマンへ肉薄
二刀の刀によるパラドクス【双竜】を胴体に打ち込む
括毘・漸
追い込んでいると思いきや、追い込まれ独りになっていたのは自分だったと…思い込みが過ぎますよ。
ここは戦いの場なんです、決まったことなんてない。
だからこそ、不定であり確証のない勝利を手繰り寄せるんです。
この地の解放のために沈め。
【ネメシス形態∶狂犬】になり、姿形を巨躯の狂犬に変化させる。
相手の興奮と狂喜を抑え込むように大音量の雄叫びをあげる。
獣の四肢を地にめり込ませながら戦場を駆け抜ける。
相手に追いついたら、右腕の血の刃を展開する。
血が滾るのはお前だけじゃねぇよ!
血の滾りを熱に替え、熱を帯びた血の刃に駆ける勢いを乗せ振り斬る。
血を浴びたいなら浴びさせてやる。但し、お前自身の血ですけどね。
●ジェネラル級の首
「悪いですが、あなたに時間を掛けてられないんです、ロマン!」
目を血走らせながらも、ディアボロスの攻撃で満身創痍で鮮血を流し続ける『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』に音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が鋭く言う。
「急いであなたを撃破し、あなたを撃破した証を持っていかなければ、要塞に籠った『『ヤーシカ』マリア・ボチカリョーワ』と戦う仲間達が、決定打を打てないんです。一息に倒させてもらいます!!」
「うるせえ小娘が!」
カービンライフルの性能が落ちている訳ではない、ロマンの繊維も消失していない、ジェネラル級とはいえ傷を受け過ぎたのだ、だがロマンもヴァンパイアノーブルとして負ける訳にはいかないのだ。
(「戦う意志は、まだありますか……。ですが、時間もありません。ロマン撃破の証拠が必要な以上、身体を激しく損傷させかねないパラドクスは避けないといけませんね……ならば」)
「その首、叩き落とします!! 臨む兵、闘う者、皆、陣烈れて前に在り! 雷震誅滅剣舞――撃!! ――《雷幻想・斬鉄》!」
(「雷の剣なら消滅はしません。……焦げてしまうのは勘弁してくださいっ!」)
華楠の斬撃がロマンの首を斬り落としたと誰もが思った……だが、華楠の刃はロマンの首を斬り落とせず止まった。
「これくらいで、死んでたまるかよ。痺れはしたがなぁっ!」
叫びと共に銃口から華楠に向け、ロマンは弾丸を吐き出す。
「ジェネラル級の首、一撃で落とすのは無謀でしたか」
「大丈夫ですよ、俺達もこのまま畳み込みます」
そう華楠に言うのは、赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)だ。
「要塞で待つ仲間達の為に……ロマン、あなたの首、頂戴いたします!」
瞳を金色に輝かせネメシスとなった、イズルがロマンに宣言する。
イズルは飛翔すると家宝に見えるロマンと戦場、そして2人のディアボロスの位置を確認する。
「プライドを捨ててまでの戦いとの事ですが……人々を苦しめ、成り立つ世界のあなた方のプライドなど、最後の一粒まで粉微塵にして差し上げましょう!」
「追い込んでいると思いきや、追い込まれ独りになっていたのは、自分だったと……思い込みが過ぎますよ。ここは戦いの場なんです、決まったことなんてない。だからこそ、不定であり確証のない勝利を手繰り寄せるんです」
そう言葉を放つと、括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)はネメシスの姿『巨躯の狂犬』となり、ロマンと比べても勝るとも劣らない獰猛な目つきで最後の言葉を言う。
「この地の解放の為に沈め」
続けざまに漸は大音量の雄叫びをあげる。
ロマンの狂気を打ち崩す迫力で、狂犬の雄たけびが響く。
獣の四肢を地にめり込ませながら戦場を一気に駆け抜けると馬上のロマンに向け、右腕の血の刃を展開する漸。
「血が滾るのは、お前だけじゃねぇよ!」
血の滾りを熱に替え、漸は熱を帯びた血の刃に駆ける勢いを乗せて、ロマンに向け振り斬る。
「血を浴びたいなら、浴びさせてやる。但し……お前自身の血ですけどね」
「九字切流二刀式・双竜!」
漸が作った隙をイズルが逃すことは無かった。
漸に気を取られたロマンへと空中から急降下すると、二振りの刀で二匹の竜の如き斬撃をロマンに浴びせる。
その勢いで遂に、ロマンが馬上から落ちる。
だが、その手にはカービンライフルが握られたままだ。
その、ロマンを忍者装束を着、ネメシスとなった、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が見下ろしていた。
(「ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク……精神的に不安定な狂人と聞き及んだが、それは戦場での強さにも繋がっていたようだな。最後まで気勢は衰えなかった。……コレは平和な世には居場所がない人種だな」
ロマンはカービンライフルをノインに向け引き金を引く……弾はノインの左肩口を抉った。
だが、ノインから言葉は出ない。
「これで終わりだ、『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』……その首もらい受ける」
電磁誘導で加速させたノインの高周波ソードがロマンの首を刎ねた。
ノインの忍者装束に返り血が飛ぶ。
だが、ノインは何事も無かったように……ロマンの首を掴みあげた。
その断末魔の表情は怒りに満ちていた。
騎兵軍を率いていたジェネラル級の死。
この『証拠』を『トゥーラ要塞』のもう1人のジェネラル級に届けることで、今回の作戦は最終段階を迎える。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】がLV3になった!
【無鍵空間】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2023年03月04日 |
宿敵 |
『ロマン・ウンゲルン・シュテルンベルク』を撃破!
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