リプレイ
ウィリディス・ファラエナ
大陸の砦ってのはでかいなあ。敷地もだだっぴろいし兵力もでかいときた。真正面から突っ込むのは避けたいね。
巡回警備をつついてちょっとずつ戦力を誘き寄せるってのは俺にとってもありがたい。
それじゃあ羅刹にちょいと行って来てもらおうか。羅刹を巡回してる兵士にチラ見せして急いで逃がす。
後は追いかけてきた奴等を【忍術武者返し】に仕掛けてっと。さあて後は俺の暗殺タイムだ。
闇に紛れて忍び足、不意打ちで背後や横からぶっすり暗殺してやれば盾なんて意味がないんだよ。
まあこいつらも馬鹿じゃないだろうし、絡繰りはそう長い間もちそうにないが、この闇の中には毒も撒いてある。じわじわ弱らせてやろうじゃないか。
エレオノーラ・アーベントロート
ここは変わった場所ですわよね。
こそこそと隠れて何をやっているかは知りませんけれど――ここを叩くと、軍師面した蟲がどんな顔をするかは愉しみですわ。
誘導は他の方にお任せして、わたくしは誘導地点と虎牢関の間にある岩の陰でのんびりお待ちしていますわ。
誘導されて板循黄金兵たちがやってきたなら岩陰から出て報告へ向かう板循黄金兵の前に立ち塞がって電磁レールガン「フェアレーター」より「第二十三の魔弾【赫耀】」を投射。
構えた盾ごと、あるいは盾だけ残して消し飛ばしますわ。
挑発の為、盾だけ残っていれば足蹴にしておきましょう。
次に消し飛ばされたいのはどなたでして?
蟷螂の斧ならぬ飛蝗の盾。
身の程を教えて差し上げますわ。
平良・明
虎牢関は初めて見たときから潰したかったのでいい機会です
大きな戦へ向けて着々と事を成していきます
まずは「山繭幻惑弓」を使って敵の誘引です
装備の手帳から鱗粉を呼び出し幻惑
手持ちの「鍋」を強くぶん投げて板楯黄金兵を射貫きます
味方と連携しながら敵の動きに対応していきたいです
虎牢関へ逃げ帰ろうとするなら【防衛ライン】を展開して妨害
増援が来る前に警戒部隊を一匹残さず叩き潰してしまいます
●
「大陸の砦ってのはでかいなあ。敷地もだだっぴろいし兵力もでかいときた」
遠くそびえる虎牢関を眺め、ウィリディス・ファラエナ(毒虫・g08713)は肩をすくめる。
「真正面から突っ込むのは避けたいね。ちょっとずつ戦力を誘き寄せるってのは俺にとってもありがたい」
そこで繰り出したのは武者傀儡だ。恐ろしげな羅刹の面を向け、『板循黄金兵』の警備範囲へ少しずつ侵入していく。
すると流石の警戒網か、羅刹はあっという間に発見された。
「人影……にしては何やら妙だぞ。正体が掴めん、慎重に行け」
しかし遠目ゆえ敵かどうか判断しかねているのか、こちらへ近寄る歩みは遅い。
忍術武者返しを使うにしても、敵全員を巻き込む事までは難しいかも知れない――。
だがその時、板循黄金兵らの周囲に、不思議な鱗粉が漂い始めた。
「何だ……何か、奇妙な……これは……?」
その鱗粉は、同じく現場に来ていた平良・明(嶺渡・g03461)の放った代物である。
「虎牢関は初めて見たときから潰したかったので、これもいい機会です」
そのためにもまずは連中の排除だ。先ほどまいた鱗粉は正確には鱗粉状のオーラ。
取り巻かれた板循黄金兵の目は焦点が合わなくなり――次第に早足となっていく。
そこを狙い、明は鍋を投げ込んだ。
着弾した敵が倒れた事で、他の者はいよいよいきり立ち、がむしゃらに羅刹を追って駆け出したではないか。
だが、彼らは気づかない。いつしか自分達が、さらにより強力な毒で惑わされ始めていた事に。
「きゅ、急に周りが暗くなったぞ。それに、ごほっ……具合が悪く……誰かいないのか!?」
闇の錯覚に呑まれた者達が叫ぶ。その哀れな呼び声に、ウィリディスは応じてやった。
「おう。ここだ、ここ」
ただし、鉤爪の深々とした一撃付きで。
時は少し遡り、岩陰でのんびりくつろぐエレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)。
「ここは変わった場所ですわよね。こそこそと隠れて何をやっているかは知りませんけれど――」
徹底的に叩いてやれば、あの荀ナントカとかいう軍師面した蟲がどんな顔をするか、想像するだに愉しみというものである。
さて、そうこうしているうちに騒がしくなってきた。
様子を見れば板循黄金兵が集結しつつある。きっちり仕事をしてくれた誘導役の二人には実に感謝だ。
「さ、出番ですわね」
敵勢の前へ踏み出す。最適な距離感を選んで位置取りしつつ、フェアレーターを構える。
そうして放たれたのは、眩く赤く輝く光。板循黄金兵を惑わす闇に差し込む一条の光輝は助けのそれではなく、むしろ破滅をもたらす高出力の魔弾であった。
悲鳴すら呑み込む光が過ぎ去った後には、魔弾の直撃を受けた敵兵の何人かは盾を残して焼失し、地面には焦げたような跡だけが残されている。
「こ、虎牢関へ報告を……!」
踵を返す板循黄金兵だが、すでに明によって周辺はディアボロスを倒さなければ進めないよう変化させられていた。
ある者はあらぬ方向をさまよい、やがてはウィリディスが待つ闇へふらふら舞い戻っていく。
「次に消し飛ばされたいのはどなたでして?」
エレオノーラがこれみよがしにご自慢の盾を踏みつけてやると、もはやまともな思考ができる者のいない板循黄金兵達は怒り、襲い掛かってきた。
好都合とばかり、エレオノーラは再び【赫燿】を解放させる――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【迷宮化】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
こうしてディアボロス達の活躍により、巡回警備のトループス級は撃破された。
「おいおい間に合わなかったとはな!? 関羽様の馬にも追いつく脚力と呼ばれたこの周倉様の名がすたるぜ!」
そこへ駆けつけたのは、増援部隊トループス級『蜀軍剣蟻兵』とアヴァタール級『周倉』である。
「ま、お前らさえ倒せば、この失態もなかった事にならぁな! つーわけで早いとこ死んでくれ、今すぐ死んでくれ! ほら何やってんだ蜀軍剣蟻兵ども、駆け足!」
周倉の号令に急かされ、『蜀軍剣蟻兵』がぞろぞろと押し出されて来た。
まずは彼らを倒し、周倉の守りを全てひっぺがすのだ――!
十・オリバー
(サポート)
祈るだけじゃ、何も解決しないからね。
ボクも時先案内人の仕事だけじゃなく、ディアボロスとして事件の解決の為に戦場で戦うよ。
基本の戦闘スタイルは仲間の攻撃補助って感じかな。
逆説連鎖戦の戦闘では必ず反撃が発生するし、仲間の攻撃が成功しやすくなるよう隙を作る為に全力でパラドクス発動でぶっ飛ばす感じだね。
武器なら弓でも刀でも銃器でも使いこなす自信はあるから、クロノヴェーダに手加減する気は無いよ♪(凄くいい笑顔)
●普段は穏やか甘めの紳士クリスチャンで仲間や一般人に対しては寄り添う優しさがあるが、その実、筋トレ大好きな力こそパワーな格闘タイプのバトルオールラウンダー。
作戦時には、有効な技能と武器も適宜使用。
●
「敵の守りは硬い……ならボクが先駆けとなるよ」
十・オリバー(武装武人・g05933)が見る限り、その場に集った仲間は刀や打撃を得意とする者達だ。
遠距離主体戦法の者もいる風だが、いずれにせよ真正面から挑むなら、相応の反撃は覚悟しなければならない。
ならば最初に切り込む役は自分の役目だ、とオリバーは踏み出す。
携えるは長柄。このパワーで敵陣をかき乱し、次へつなげてみせよう――。
オリバーの接近に合わせて、『蜀軍剣蟻兵』達も詰めかけた。
彼らは手にした剣を構え、間合いへ入るや否や振りかぶって来る。
だが単純なリーチなら、こちらの得物の方が長い。
「さぁ、始めようか」
魂に満ちる衝動を念動力に変え、腰を入れた突きを放つ。
その凄まじい威力に、打たれた敵はまっすぐ後方へ吹っ飛び、見えなくなる。
唖然とするほかの敵勢へオリバーは小さく笑いかけ、さらに武器を振るった。
一撃、二撃と着実に浴びせ、当然反撃も受けるが……その間に他の仲間達もそれぞれ絶好の間合いから仕掛けてくれているようだ。
「この調子でどんどん、荒らさせてもらうよ――」
成功🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
峰上・悠凪
(サポート)
「……斬るね」
無口な剣術少女
基本的に必要最低限しか喋らず、依頼の成功のために黙々と行動する。
戦闘では装備した打刀や脇差を使用し、パラドクスを用いた剣術で戦う。
基本的に斬ることしか出来ないので、敵に真っ向から向かっていって斬りに行くような行動を好む。
連携は大歓迎。
冒険では力仕事を重視。
障害物の破壊など刀を振るえるような行動や重たいものを運ぶような作業は鍛錬になるからと積極的に動く。
日常ではぼーっとしている。
食事が大好きなので、何かを食べる機会があれば邪魔にならない場所でもぐもぐと食べている。
依頼成功を目的に行動しますが、他のディアボロスに迷惑をかける行為や公序良俗に反する行動はしません。
●
「……斬るね」
宣告した峰上・悠凪(無口な剣術少女・g00211)は、高々と跳躍する。
対峙する『蜀軍剣蟻兵』の目線もつられて上向くが、悠凪はそんな彼らの中心部へめがけ、凄まじい勢いで降下しながら斬りつけた。
落下の重さと速さを乗せた一閃は、敵集団の一人を正中線上から一刀両断。
ものも言わずに倒れ伏すそいつを一瞥する事なく、悠凪は構えを取り直す。
周りの敵が一斉に斬りかかって来たからだ。
激しく振るわれるいくつもの斬撃に、こちらも剣で応じる。
時には受け止め、時には弾き、受け流して隙を作り、懐へ飛び込んでカウンター。
こちらも無傷とはいかないが、真っ向からの大立ち回りに、蜀軍剣蟻兵らは気圧されている。
その隙を逃さず、再び跳ぶ。
天空を目指して伸びあがり、宙返りしながら眼下の敵へ血刀を叩きつける。
また別の敵をぶった斬り、いよいよ戦いは苛烈な方向へ傾いていく。
悠凪の戦法はたった一つ。敵の攻勢をしのぎ、隙が見えたならば我流・飛蝗撃で一気に仕留める。それだけ。
リスクもリターンも大きいこの戦法を、悠凪は一言も発する事なく、ただ淡々と実行へ移していた――。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
八上・霞
(サポート)
概要:適当のらりくらり系バウンサー
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します
他のディアボロスや一般人に迷惑を掛けるような行動はしません
口調:私+~くん、~ちゃん+だね、だよ系の中性的な軽口っぽい口調
・自分も他人も命は大事
・雰囲気が許せばおどけたり、とぼけた言動をすることもあります。オーバーリアクション歓迎
・持ってる刀は鞘に納めたまま鈍器として使用(抜刀しません)
「よっす。やってる~?」
「生きてるうちは生きるべきなんだよ。永遠に咲く花はないからね〜。今これ適当に言ってるよ」
「勝手に期待して勝手に失望するのはそっちの落ち度だぞ。別に良いけど」
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「硬そうな敵だね。数も多いし、ん~これはどうしたもんか」
おどけたように思案のそぶりを見せる八上・霞(閃光・g00118)へ、『蜀軍剣蟻兵』らが迫る。
その手に把持した剣より放たれる、強烈な斬撃。
霞は大きく飛びのいて何とか躱したが、拍子に体勢を崩してしまう。
そこを逃さじ、と集団で殺到する敵。
――だったがその瞬間、手前の兵にこぶし大ほどの石が叩きつけられる。
「それっ! 引っかかった!」
霞が会心の笑みを浮かべた。突然の攻撃に、蜀軍剣蟻兵達は驚き戸惑う。
種は簡単。よろけたようにあえて見せかけ、敵の隙を誘い、地面から拾い上げた石を投擲して出鼻をくじいたのである。
「こっちの弾は地面にいくらでもあるよ~。そっちは少しずつ……減ってってるみたいだね」
基本的には捕まらないよう逃げ回る。途中で一度追いつかれたが、鞘に納めたままの刀で攻撃を受け止め、敵を弾き飛ばして再び間合いを離す。
後はちくちく投擲を続け、じわじわダメージを重ねていくのであった――。
成功🔵🔵🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
露木・ささら
(サポート)
ボクはふつーの狩人なのです。
だからできることもふつーですよ?
情報収集です?
本当のことを自信をもって話して教えてもらうですよ。
(でも誤解を招く表現があったり、全部は言っていなかったりはする)
捜索活動です?
狩人なので野外では得意ですよ。
街中?まぁ、それなりかも。
でも戦闘なら任せてほしいのですよ!
優れた狩人は死中にこそ活路を見い出すもの。
怖気づき、退けば死ぬ。
攻撃は退くのではなく前に進んで回避するもの。
死を恐れることなく踏み込んで戦う。
勝利は後ろにはなく、前にしかない。
そして狩りは流血と共にあるのだから。
ささらの狩りを知るがいい、なんてね。
まぁ、こんな感じで上手くやってやるっぽい!
●
「戦闘なら任せてほしいのですよ!」
露木・ささら(流血の狩人・g02257)が腕を振りかぶると、鬼の血によって見る間に巨大化し、異形のそれと化す。
腕のパワーと膂力に任せ、『蜀軍剣蟻兵』へ叩きつければ、敵はその凄まじい威力をこらえる事ができず、のけぞるように吹っ飛んでいく。
すると別の敵が踏み込み、大振りの斬撃を見舞ってきた。
標的の大きさを分析しての、破壊に特化した振り方である。
「負けられないであります!」
ささらは続けざま、異形の腕を打ち込んだ。
敵の剣と腕がぶつかって激しい衝撃音を響かせ……数秒の拮抗ののち、押し切ったのはささら。
そのまま地面へ殴り倒すと、他の敵は狼狽えたみたいに浮足立つ。
「ボクの敵から、ただの獲物へ成り下がったでありますか?」
踏み出しながらそう声をかければ、何人かが激昂して肉薄して来る。
その顔面へさらに鬼神変を見舞う。殴って斬られての血みどろの戦闘が繰り広げられ、多くの敵を叩き潰したのであった――。
成功🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
エレオノーラ・アーベントロート
品のない鳴き声の蟲ですわね。
紳士淑女たるもの、相手にわざわざ死を選ばせるなんてことはせずに――問答無用でブチ殺すべきですわ。
電磁レールガン「フェアレーター」を構えて「第九の魔弾【群像】」を投射。分裂する魔弾で蜀軍剣蟻兵たちを吹き飛ばしますわ。
他の復讐者と連携して囲まれないようにし、接近されたならフェアレーターを盾にして剣撃を受け止め、反撃に至近距離から【群像】の魔弾を見舞いますわ。
うふふ、機械化ドイツ帝国の遺産、そうそう簡単には断ち切れませんわよ。
さ、鬱陶しい羽虫どもはいなくなりましたけど、あなたはどうしますの?
立ち向かうか逃げるか。
土手っ腹と背中、好きな方から穴を開けて差し上げますわ。
●
「品のない鳴き声の蟲ですわね」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は溜息をつきながら、フェアレーターを構える。
ディアボロスの仲間が次々と攻撃を仕掛けてくれているため、『蜀軍剣蟻兵』達は混乱に陥っていた。
ゆえに、大火力を叩きつけるなら今。
「紳士淑女たるもの、相手にわざわざ死を選ばせるなんてことはせずに――問答無用でブチ殺すべきですわ」
そうして撃ち出された一発は、瞬きをする間に200もの魔弾へ分裂。
さながら雨あられ。無数の魔弾は強烈に敵を打ち砕き、大ダメージを加え――元々負傷していた個体であれば、そのまま息の根を止めてのけた。
そんな中でも、勇気と根性ある一体がこちらへ接近し、剣を振り抜いて来る。
「うふふ、機械化ドイツ帝国の遺産、そうそう簡単には断ち切れませんわよ」
エレオノーラはフェアレーターを掲げて、その攻撃を防ぎ止め。
流れるように銃口を敵の腹へ押し付け、【群像】魔弾を発射した。
「さ、鬱陶しい羽虫どもはいなくなりましたけど、あなたはどうしますの?」
四散した蜀軍剣蟻兵や、仲間によって打ち倒されていく蜀軍剣蟻兵を横目に、エレオノーラは流し目を送る。
「土手っ腹と背中、好きな方から穴を開けて差し上げますわ」
大成功🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
ディアボロス達の活躍により、大群のトループス級『蜀軍剣蟻兵』は全滅した。
「確かに中々つええみたいじゃねぇか。だが俺には絶対かなわねぇぞ! こう見えてよぉ……強いんだぜ俺ぁ!」
アヴァタール級『周倉』は士気が陰る事なく、むしろ強敵を前に気炎を上げている。
今こそ奴を討ち取り、虎牢関の戦力を削り取るのだ――!
エイレーネ・エピケフィシア
ここが大戦乱群蟲三国志……
故郷からは遠く離れた地ですが、民を蹂躙する暴力の有り様は同じですね
そこに暴君の猛威がある限り、わたしは地上のどこであろうと戦います
≪神護の長槍≫と≪神護の輝盾≫を手に参戦
盾で身を護りながら槍を前方に突き出し、敵に突撃していきます
真正面からの衝突を予期させ、迫るわたしに注目を集めます
その上で、敵と槍先が接触する少し前に『悪鬼制する戒めの鎖』を発動
突如として足元から鎖を出現させ、敵の脚に強く巻き付け捕縛
俊足を封じた上で槍を胸に突き刺し、心臓を穿つ貫通撃を狙います
英雄の名を騙る傲慢の報い、謹んでお受けなさい!
反撃は盾で受け止め
【怪力無双】で大刀と渡り合う膂力を発揮し耐えます
●
「ここが大戦乱群蟲三国志……故郷からは遠く離れた地ですが、民を蹂躙する暴力の有り様は同じですね」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は目前の周倉と対峙し――そしてその先にそびえる虎牢関を見据え、決意を込めて武具を構える。
「そこに暴君の猛威がある限り、わたしは地上のどこであろうと戦います」
地を蹴り、盾を掲げながら敢然と駆け出した。
「へへっ、真っ向からの突進か? 面白ぇな、付き合ってやるぜ!」
何の迷いも怯みも窺えない、ただ一心な突撃に、その意気やよしと周倉も乗ってきた。
土煙を巻き上げ、流石のスピードでもって見る間に距離を詰めて来る。
「はあぁぁぁぁぁ!」
より真実味が出るよう、そして作戦の成功を祈る二つの意味で気勢を発し――エイレーネは互いの得物が接触する寸前で、悪鬼制する戒めの鎖を発動。
周倉の足元より光り輝く黄金の鎖が出現するや、刹那のうちに絡みつき、捕らえる。
「英雄の名を騙る傲慢の報い、謹んでお受けなさい!」
立て続けに踏み込み、ありったけの膂力を乗せて長槍を放つ。
その一撃は周倉の左胸を穿ち、鎧や頑強な身体をも貫き、反対側までの風穴を開ける。
「ぐ……く、くそ! 一杯くわされたぜ!」
悔しげに大刀を振るう周倉。とっさに盾で受け止めて衝撃を軽減するも、間合いを引き離される。
それでも十分な痛手を与えられた。エイレーネは油断なく態勢を立て直していく――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
陳・桂菓
周倉……演義において関羽に殉じた勇士か。関帝廟にも祭られているとか。
ふん。蟲将が大層な名を名乗ったものだ。
伝承では足裏の毛を抜くと俊足を失ったとされるが、今はそんな眉唾な話を試している場合ではないな。
使用武器は双短戟『騰蛟昇竜』
【迅雷縫雲閃】は敵の隙を見極めて神速の斬撃を叩き込む技だが、周倉の速度は凄まじいらしいから、隙を見出すのは簡単ではあるまいな。
とはいえ、速度がどうでも最終的にこちら目がけて斬ってくるのは変わらん。見失わなければ見極めるのも不可能ではなかろう。その大刀の一撃を一方の戟でいなし、もう一方の戟で即座に斬りつける、という戦法を用いよう。攻撃に転ずる瞬間は隙が生まれやすいはずだ。
●
「周倉……演義において関羽に殉じた勇士か。関帝廟にも祭られているとか」
「へへっ、そりゃ有名だからな! 関羽様あるところに周倉ありだぜ!」
ふん、と陳・桂菓(如蚩尤・g02534)は身構えた。
「――蟲将が大層な名を名乗ったものだ」
『騰蛟昇竜』の切っ先を向けてじり、と踏み込むと、周倉もまた応じるように、凄まじい俊足でもって駆け出す。
「よく関羽様については演義派? 正史派? かってしつこく聞かれるんだけどよぉ……」
スピードは目にも留まらぬほどで、やみくもに戟をぶん回しても捉えられそうにない。
「そんなもんよぉ……カッコいい派に決まってるよなぁ!?」
だから桂菓は周倉の翻弄するような動きにも台詞にも耳を貸さず、集中して待ち受けて。
「――そこだ!」
打ちかかる最初の一撃を、片方の戟をかざす事で紙一重、防いだ。
「なに……っ」
動揺に顔をしかめる周倉。そこへ生じた隙。
もう片方の戟を鋭く振るい、真一文字の裂傷を刻み付ける。
直後の周倉は、防御でも回避でもなく、後退を選んだ。
持ち前の走力でもって間合いを離し、態勢を立て直したかったのだろうがそれは悪手。
この数歩以内はいまだ桂菓の射程内。
下がる周倉を思い切り追い、立て続けの連撃を叩き込み、さらなる鮮血を舞わせる――!
こうして防御から流れるようなカウンターを決め、大ダメージを重ねたのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ユーフェミア・フロンティア
すごく強そうですよね。
でも、この先へ行くためにも私達は負けられないのっ!
しかし…。
この蟲将、もしかしてただの関羽のファンってだけなことはないよね?
相手は大きな刀を持った相手だから近接型ですよね。
近寄らせたくないので、足を止めずに動き回りますっ!
敵との距離を保ちつつパラドクスの準備を行います。
敵の剣は、手に持った聖杖で受け流して防御を行っていきます。
私だってディアボロスなんだ。クロノヴェーダには負けられないんだっ!!
言いながら至近距離から全力の神火収束砲を撃ちますっ!
少しは効いたかな?
でも、まだまだ元気そうですよね…。
それなら、私も負けられませんっ!
聖杖を両手で握って再度立ち向かいます。
●
「……すごく強そうですよね」
ユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)は周倉を名乗る蟲将を観察する。
「でも、この先へ行くためにも私達は負けられないのっ!」
「行けないね! 虎牢関は難攻不落! だって董卓ん時の劉三兄弟すなわち関羽様にも落とせなかったんだからな!」
「(……この蟲将、もしかしてただの関羽のファンってだけなことはないよねっ?)」
内心ツッコみつつ、ユーフェミアは逆方向へ距離を開けるようにしながら走り回る。
しかしふと気づくと、周倉の姿は消えていた。
代わりに何やら、周りを取り囲むように塹壕みたいな穴が掘られており。
「――捕まえたぜ~ッ!」
真後ろの地面がぼこっと陥没したかと思えば、瞬時に周倉が飛び出して、両足へくびりついてきた!
「きゃあっ」
「穴の中へご招待ィ~ッ!」
とっさに聖杖でがつんがつん殴りつけるも、周倉は笑うばかりで気にも留めていない。
このままでは身動きの取れない狭く暗い塹壕へ引き込まれ、ミンチにされかねない……。
「私だってディアボロスなんだ。クロノヴェーダには負けられないんだっ!!」
ユーフェミアは杖を再び周倉へ突き付け――今度は神火収束砲をぶっ放した!
それまでに集中していた全魔力が、穴を一気に逆流して周倉を焼く。
「ぐ、ぐぁぁ!? 逃げられねぇのは、お、俺もだったぁ~ッ!」
塹壕ごと破砕して吹っ飛ぶ周倉。ユーフェミアも反動で穴から抜け出す事に成功。
「傷の具合からしてもう少しな感じがします……。それなら、私も負けられませんっ!」
周倉はもうだいぶふらふらだ。ユーフェミアも聖杖を両手で握り直し、さらなる激突に備えた――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
エレオノーラ・アーベントロート
周倉、三国志演義に登場する架空の人物の名前ですわね。
架空ではあるものの、関羽の部下として高い人気を誇るとか。
わたくしがこんなに詳しくなったのも、関羽のおかげですわ。
最初に会ったのはもういつのことだったか――あんなに個人に執着をしたのは初めてかもしれませんわ。
関羽を討った場にも勿論居ましたわ。さ、やる気は漲りまして?
掴みかかる頑強さがウリの周倉に対し「鬼神変」で巨大化した腕の膂力で対抗。純粋な力比べを行い、異形化した腕での叩きつけで粉砕いたしますわ。
淑女に対して、乱暴ですわね! 嫌いではありませんけれど!
藍より青し――なんて言いますけれど。
藍よりも青よりも、わたくしが上ですわ。
●
「周倉、三国志演義に登場する架空の人物の名前ですわね。架空ではあるものの、関羽の部下として高い人気を誇るとか」
「おうそうだぜ。いぶし銀の働きしちゃうぜ~? 舐めてると死ぬぜ~?」
周倉を前に、エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)はふと過去の戦いへ思いをはせる。
「わたくしがこんなに詳しくなったのも、関羽のおかげですわ。最初に会ったのはもういつのことだったか――あんなに個人に執着をしたのは初めてかもしれませんわ」
「へへ、流石は関羽様だぜ! 敵すら魅了しちまうなんてな!」
エレオノーラは空へ向けていた目を、ちら、と周倉へ下ろし。
「関羽を討った場にも勿論居ましたわ。……さ、やる気は漲りまして?」
「……あぁ、がぜん出てきたな! まさか関羽様と打ち合えたなんてよぉ~……そんな奴とやり合えるなんてよぉ~……!」
周倉は大刀を肩に担ぎ上げ、ぷるぷると震えだす。
「俺ぁもう感動で辛抱たまらんぜぇ~ッ!」
他のディアボロス達と戦った負傷も感じさせず、全開で突進して来た!
対するエレオノーラは腕を異形巨大化。襲い来る周倉へ真っ向から腕を叩きつける!
「淑女に対して、乱暴ですわね!」
「うおおぉぉおおおらあぁぁぁ!」
鬼気迫る猪もかくやの周倉を、エレオノーラの鬼神変が抑え込む。空気が軋むほどの拮抗。
「――嫌いではありませんけれど!」
わずかに押し勝ったエレオノーラが、そのまま殴り抜ける。
「いい拳打だぁ……関羽様を感じるぜぇ……だがまだ物足りねぇっ!」
飛び起き、まだまだ突っ込んで来る周倉。
エレオノーラも受けて立ち、しばしの間、短くも壮絶な殴り合いに興ずる。
衝撃音、破砕音、殴打音、転倒音、咆哮、笑声が断続的に鳴り響き――。
「藍より青し――なんて言いますけれど」
ばったりと仰向けに倒れたエレオノーラは、空を見上げた。
「藍よりも青よりも、わたくしが上ですわ」
その後方では、力尽きた周倉が立ったまま、灰のように解け消えていくのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!