リプレイ
峰谷・恵
「バレてる以上やることは速攻、小細工はするだけタイムロスだね」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
シテ島に真っ先に上陸したらLUSTビームマシンガンによるパラドクス攻撃を行い舞うように内陸めがけて進み、敵の注意を引き付けて他の味方が上陸、攻撃しやすい状況を作る。
敵の反撃は風と砂礫をしのげる地形の窪みに飛び込み、敵が突っ込んでくる方向を限定してLUSTオーラシールドと竜骸剣で受け流してダメージを抑え、味方が敵を狙いやすい状況にする。
その後は味方の攻撃で体勢が崩れた敵からLUSTビームマシンガンによるパラドクスで攻撃、撃破していく。
「敵の追加が来る前に今回の目標倒して帰らないとね」
アルラトゥ・クリム
…いや、いくら何でも自由すぎない?その改造…
そっちの言う『自由』って『フリーダム』って事?
三代目某の影を脳裏から押しやり
コネクトでサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備
何やら雑な謳い文句の騒音に、ソウルの篭もったサウンドを叩き付ける!
「さあ、ショータイムだ!『心の自由』で響かせる、私の歌を聴け!」
(IS:Overload(富金原佑菜))
敵の衝撃波に対し、サウンドを変換した衝撃波で対抗しつつ
自身の奏でる音波内に仕込んだ情報ウィルスを敵内に侵入させ
思考中枢や精神構造を破壊して、内外双方から敵を崩壊させていく
「魔法使いに、歌で勝負したのが失敗だったね!」
アドリブ&絡み連携歓迎
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
大陸軍の他の国から獲た技術を上手く取り込む手腕にかけては、敵ながら中々のものですね
この秘術融合が定着してしまう前に、出来るだけ早急に破壊しなくては
ところで…
ま た 音 痴 人 形 で す か
大陸軍の人形、音痴が多すぎませんか
上陸したら、仲間の攻撃に合わせて宙に展開した鍵盤で「白の舞踏」を演奏
骨を鳴らして嗤う死神を喚び、その耳障りな声ごと地中に引きずり込んでしまいましょう
地中なら、多少は音痴な歌声も聞こえづらく…なりませんかね…(弱気)
しかしここで音痴に屈するわけにはいかないのです
意地でも負けるわけにはいきません
シテ島奪還を叶える為にも、演奏に集中してこの難所を乗り切りましょう
御髪塚・小織
アドリブ、連携歓迎です。
例え歴史を取り戻したとしても、痕跡の全てを消し去るのは難しいものですね。
技術自体に善悪は無し、とは言え歪んだ研究の産物は禍根を残します。出来るだけ抹消してゆきましょう。
敵拠点への強襲、時間をかけていては危険ですね。
上陸後、交戦開始したら即座に攻撃を開始します。
背後に光の十字架を浮かべ、聖なる光を放ち攻撃します。カミサマの御裁き、ですよ。
【ガードアップ】の効果で反撃に耐えます。
増援が集まる前に最大の戦果を上げられる様、多少の被害は堪えて攻撃を集中させましょう。
大総・統
フハハハ、我が名は世界再征服を企む悪の秘密結社ラグナロクが大総統!
機械化ドイツ帝国技術を利用した秘密工場と聞いたからには、来ずにはいられようか!
うーむ、量産型や特化型、グランダルメ驚異のメカニズムか…悪の秘密結社的には見て見たいような見て見たくないような…あのフリーダムドールたちも導入技術の産物かな?
さて、敵の防衛陣地を早急に破壊するわけだが、敵の有視界に入れば嫌でも向こう側から攻撃は飛んで来るだろう。なら敵に応じれるよう、パラドクスを発動し、精神集中しつつ【神速反応】出来るようにしておこう。残像を駆使しながら、敵の挙動にフェイントを入れつつ、敵の隙に我が拳を叩き込む
アドリブ、連携歓迎。
「バレてる以上やることは速攻、小細工はするだけタイムロスだね」
セーヌ川から上がると、すぐさま周囲に鋭く視線を向ける峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)。上空を飛び回るリベルタス・エアリアルカスタムを発見すると、右腕に装着したマシンガンを向ける。
「まずは先手必勝っ……!」
「っ、ディアボロスっ、やはり来ましたねっ!?」
相手も警戒していたため、すぐに反応し、散開する。だが、その動きに合わせた偏差射撃で、弾丸を撃ち込んでいく恵。同時に全力で駆け回れば、一部がそれを追い、高速回転で突撃して来る。
「このシテ島はグランダルメの領土。お前達の踏み入る事の出来る場所はありませんっ!」
「くっ、だったら取り返すまでだよっ!」
砂礫を凌げるような都合の良い地形はない……というより、下手な地形に逃げ込めば、逆に上空からの襲撃に逃げ場をなくすだけだろう。代わりに舞うような動きと盾を使い、直撃を避けていく恵。それでも殺しきれない突撃の勢いと、防ぎきれぬ砂礫の痛みに顔を歪める。
「最新鋭機である我らエアリアルカスタムを前に、逃げ場などありませんよ!」
「これ以上、機械化ドイツ帝国の技術を悪用させる訳にはいかないんだから!」
高らかに宣言するリベルタス達に対し、次の目標に銃口を合わせながら言い返す恵。御髪塚・小織(オングシさまの使い・g08859)もまた、技術の流用に表情を曇らせる。
「例え歴史を取り戻したとしても、痕跡の全てを消し去るのは難しいものですね」
「っ、くぅぅっ!?」
光の十字架を背後に浮かべ、後光によってリベルタスを照らしていく。恵の刻んだ弾痕の傷が広がり、全身にヒビが入って墜落していくリベルタス。
「技術自体に善悪は無し、とは言え歪んだ研究の産物は禍根を残します」
「機械化ドイツ帝国の技術は、グランダルメがさらなる発展を遂げるために必要なのです!」
だが、彼女達は墜落しながらも最期の力を振り絞り、小織に対抗して後光を輝かせる。そして歌声で反撃を……いや、歌声と言って良いのかどうか。
「我らに自由を! 世界に平等を! そして処刑を! 処刑処刑処刑~♪」
「っ……なんですか、この……歌? 音?」
雑音、騒音の類が鼓膜を揺さぶり、苦痛に耳を抑える小織。別に壊れかけだから音がおかしい訳ではない。リベルタス系列は元々、何故か異常な音痴である。
後光を身に纏う事で耐えるが、別のリベルタスも高らかに歌い始めて。
「これぞ自由! 我らの自由の歌です!」
「いや……」
そんな、やけに誇らしげなリベルタスの姿に、思わず呟きを零すのはアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)。その歌と言い、旗を振り回して飛び回る姿と言い、なんと言うか。
「いくら何でも自由すぎない? その改造……そっちの言う『自由』って『フリーダム』って事?」
「何を言いますか。我らほど自由を体現する自動人形はいませんよ。自由、平等、そして処刑~♪」
呆れた表情を向けられても、リベルタスは全く自分達を顧みる事はない。後光を輝かせながら破壊を伴う音が降り注げば、アルラトゥの方もエレキギターを手にとって。
「まあ、異論はあるけど、言っても聞かないなら仕方ない……」
「むっ……!」
かき鳴らせばそれがサウンドユニットで増幅され、パラドクスの衝撃波に変換される。魂(ソウル)を篭めて奏でる、激しくも心揺さぶる音色。
「さあ、ショータイムだ!」
「なんの! 我らの自由が正義! お前の自由は処刑!」
音同士は激しくぶつかり合い、拮抗する。アルラトゥが魂から奏でる曲と、リベルタスの響かせる破壊的な歌。そんなパラドクスのぶつかりあいに、頭を押さえるソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)。
「また、音痴人形ですか……大陸軍の人形、音痴が多すぎませんか」
まあ威力よりも単純に、音楽家としてリベルタスの調子っ外れな歌声が看過し難い。別に自動人形の特性ではなく、リベルタス系列の特性なのだが。
とはいえ、このリベルタス系列が主力機の一角を占めている事を考えれば、音痴が多いと言うのも間違いではないか。
「処刑、処刑、処刑~♪」
「とにかく、その耳障りな音をかき消しますよ!」
いい加減、もうこの騒音は聞きたくないと、こちらからも鍵盤をかき鳴らすソレイユ。おどろおどろしい死の音色が、ワルツのリズムで奏でられる。
音に誘われ姿を現すのは、カタカタと嗤う白骨の死神。
「さあ、地中に引きずり込んでください!」
「あっ、離しなさい、くぅぅぅぅ……!」
死神はそのままリベルタスにしがみつくと、骨の指を食い込ませ、地面に引きずり込もうとする。当然抵抗しようとするリベルタスだが、そちらに気を取られた所に、アルラトゥの歌声が騒音を押し切って。
「く、ぅぁ、こ、この音は……?」
「ただの歌じゃあないよ。『心の自由』で響かせる、私の歌を聴け!」
奏でた歌の、音波の中に潜ませたのはウイルス。相手の中枢部を内側から破壊すれば、飛行機能が阻害され、地面に墜落していくリベルタス達。
そしてそのまま、死神によって地面の中に引きずり込まれて、機能を停止していく。
「……いざ、処刑~♪ みんなを処刑、楽しく処刑~♪」
「ああ、もう……音痴に屈する訳にはっ!」
まあ、止まる最期の瞬間まで、決して衰える事なく歌声が響くのだが。身体的ダメージも受けてはいるが、精神的ダメージの方が大きい気がするソレイユ。
「フハハハ、我が名は世界再征服を企む、悪の秘密結社ラグナロクが大総統! 機械化ドイツ帝国技術を利用した秘密工場と聞いたからには、来ずにはいられようか!」
そんな混沌として来た戦場にさらなる混沌を齎すべく、高らかに名乗りを上げる大総・統(秘密結社ラグナロクの大総統・g00589)。飛び回るリベルタスの注目を集めつつ、相手の姿をじっと観察する。
「うぅむ、あのフリーダムドール達も、ドイツ帝国技術の導入による産物かな?」
ドイツ帝国とグランダルメの技術が合わさった脅威のメカニズム……正直、酷く興味を惹かれる。もっといろいろな物を見たいような、見たくないような。このまま工場を放置すれば、きっととんでもない物が――。
「天! 地! 人! 全てグランダルメが支配するのです!」
「おっと、いかんな。そのような事を考えては」
好奇心に流されかけたのを自戒して首を振り、意識を研ぎ澄ませる。砂礫を撒き散らして突撃して来るリベルタスを、仮面越しの左目で真っ直ぐに見据え、密迹金剛のポーズで待ち構えて。
「あなたも! グランダルメの支配を受け入れなさい――」
「否。世界を征服するのは、我ら秘密結社ラグナロクである!」
動く事なく待ち構えれば、【神速反応】が発動する。ギリギリまでリベルタスの突撃を引き付け、残像を残して横に回避。飛び散る砂礫まではかわせないが、この程度なら大した傷ではなく。
「!? ど、どこに……がはっ!」
「フハハハ、遅い!」
勢い余ってこちらを見失った相手の脇腹に、叩き込まれる渾身の拳。硬いリベルタスの装甲を打ち砕くと、地面に叩きつけた。
「おのれ、ディアボロスぅ……これ以上の狼藉を許す訳にはっ……!」
「ドイツ帝国の技術は、ここで抹消します。カミサマのお裁きですよ」
なおも抵抗を続けるリベルタス達を、後光によって消し去っていく小織。アルラトゥやソレイユもそれぞれの曲をかき鳴らし、音痴な歌に対抗していく。
「これ以上、その不愉快な歌を続けさせません……!」
「魔法使いに歌で……歌? っぽいなにかで勝負しようってのが間違いだったね!」
そうして最後の一体も、大地の底へと沈んでいった。ようやく不快な音が収まったと胸を撫で下ろすソレイユ。
アルラトゥも堂々と言い放つ……が、今回の依頼はもちろん、これでは終わりではない。
「敵の追加が来る前に、今回の目標倒して帰らないとね」
「うむ、早急に目的を果たさねばな」
恵や大総統の言葉に同意すると、ディアボロスはさらに奥へと進んでいく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
「あぁん? なんだ、どっから入って来やがった!?」
時先案内人の情報に従い、ノートルダム大聖堂を目指すディアボロス達。するとそれを守るアヴァタール級の淫魔が、立ちはだかるように姿を現した。
「ちっ、警備の奴らは何してんだ……おいお前ら、ここは立入禁止だぜ」
淫魔らしい扇情的な姿に、粗暴な態度を見せつける彼女の名は、ラブレード。撃鉄の死奏家の異名の通り、音楽と銃撃を組み合わせた戦闘術の使い手だ。
「まあそう言って立ち去る連中じゃねぇか。だったら強制的にお帰り頂かねぇとな」
言ってラブレードはヒールをコツコツと鳴らし、リズムを取る。そしてそのライフルから、暴力的な、だが魂を揺らすような音色を放ち、ディアボロス達へとぶつけて来る……!
「もちろん……命の方は置いてってもらうぜぇ!」
峰谷・恵
「音楽使うアヴァタール級の部下があの音痴部隊なのはどうかと思う」(真顔)
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
LUSTビームマシンガン掃射を敵の足元に撃ち込んで牽制しつつ一息に接近、泥濘の地の有効範囲に敵を捉え次第泥濘の地を展開、敵の移動速度が下がった瞬間に竜骸剣によるパラドクスの斬撃を叩き込み自分に敵の意識を向けさせ、味方が仕掛けやすい状況に持ち込む。
敵の反撃は横跳びに回避、避けきれない場合LUSTオーラシールドで防ぐ。
その後は敵の近距離に貼り付いて泥濘の地で敵の動きを阻害して味方が攻撃しやすい状態を作り、味方のパラドクスで敵の体勢が崩れたら再度パラドクスで攻撃
「倒した以上長居は無用ってね」
御髪塚・小織
いきなり押し掛けての不躾、お詫び申し上げます。
ですがこれはカミサマの戒め。伏して悔い改める事をお勧めしますよ。
仲間と連携して攻撃を仕掛けましょう。
両腕から伸ばした帯状のオーラで敵を縛り上げ、悪徳者への神罰と不心得者への祟りの力を注ぎ込みダメージを与えます。
反撃の銃撃は【ガードアップ】を重ね防御。動きを捕縛し狙いをそらし、爆風は自身を帯で覆って身を守る事で被害を減らし耐え抜きます。
何とか倒せたら、急いで撤収しましょう。まだ作戦は始まったばかり。成果を積み重ねていきましょう。
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
これも音楽の一種なのですね
私には無いジャンルですが、先程の自動人形とは違った響きを感じます
聞き惚れることはありませんが、此方も音楽を扱う者として
真っ向勝負を挑みましょう
宙に展開した鍵盤で「凱歌」を演奏
馬上槍を構えた馬上の騎士を喚び
勇猛な旋律と共に、突進攻撃を仕掛けます
反撃は魔力障壁で軽減
音楽で攻撃してくるのかと思ったら、物理でしたね
見た目通りといえば、そうなのですが…
個性的な相手ですが、ここを突破しなくてはシテ島攻略の緒を掴めません
仲間と連携し、休むこと無く連続で攻撃を叩き込んでいきます
いつか、このシテ島を侵略者の手から取り戻すまで
立ち止まるわけにはいかないのです
アルラトゥ・クリム
欲に塗れた言葉で、己を鼓舞しての攻撃か…
良いよ、魔法使いがお付き合いしてあげよう。
さあ、ショータイムだ。無念無想、梵我一如の理の一端。見せてあげる。
精神を鎮め、無念無想の境地に自身を追い
自身その物とブレードガンの斬撃をパラドクスの域に高めたら
XMA宜しき体捌きと殺陣が如き立ち回りを以て
真正面から近接戦闘を繰り広げつつ、冷静に敵を観察して情報収集し
その挙動の癖を看破
必殺の蹴りのヒールを叩き折ったら
カウンターで梵我一如の理の一端を示すが如く
精確にして激甚たる斬撃を放つ
「フィナーレだ。己の欲を垂れ流し、駄々をこねてるだけじゃ
現実は何一つ変わりはしないんだ。どんな力があってもね」
アドリブ&絡み連携歓迎
大総・統
フハハハ、シテ島秘密工場見学ツアーに来てやったぞ!
因みに見学料は前払いだ、釣りはいらん!
ふむ、銃声と装填が奏でる拍子、それもまた芸術か
よかろう、私もそのビートに応え、我がアートとしよう!
パラドクスを発動し、敵の連続射撃に合わせ、身体の動きを最小限に留め、自身に放たれるだろう射撃を可能な限り判断しつつ、連撃で対抗し迎え撃ちそれを粉砕します。また味方との連携を利用し、隙を突いて接近急襲し攻撃を叩き込んでおきます。
敵の攻撃に合わせ(打撃)音を奏でるのも悪の長としての嗜みだ!
いずれ準備が整ったら、いずれ訪問させていただくとしよう!
アドリブ、連携歓迎。
「フハハハ、シテ島秘密工場見学ツアーに来てやったぞ!」
ラブレードの敵意に対し、高笑いで応じる大総・統(秘密結社ラグナロクの大総統・g00589)。その拳を構え、先陣を切って真っ向から突き進む。
「ちなみに見学料は前払いだ、釣りはいらん!」
「むしろ不足だ、アタシへのリサイタル代が足りてねぇ!」
対するラブレードは両手の銃……それに楽器が組み合わさった独特の武器で、それを迎え撃って来る。撃ち出される度に違う音色を響かせる、けたたましくもリズミカルなビート。リロードの音が、曲に彩りを加える。
「お前の命で払いやがれっ!」
「ふむ、銃声と装填が奏でる拍子、それもまた芸術か……!」
そんな激しい音色を、拳で迎え撃ち、撃ち落としにかかる大総統。我流の格闘術は芸術としてパラドクスに至り、相手の曲に合わせて二重奏を形成する。
「よかろう、私もそのビートに応え、我がアートとしよう!」
「だったらあたしが主旋律だ。あんたは伴奏らしく大人しくしてなっ!」
それに対してさらに、リズムを刻むラブレード。ますます激しくなる弾丸に、大総統の腕が軋んで。だが、そうして接近する彼の左右から、オーラ状の帯がラブレードへと迫る。
「いきなり押し掛けての不躾、お詫び申し上げます」
それを放つのは御髪塚・小織(オングシさまの使い・g08859)だ。軽く頭を下げて相手に謝罪をするが、それは礼儀正しいというより慇懃無礼。
「ですがこれはカミサマの戒め。伏して悔い改める事をお勧めしますよ」
「アタシは宗教にゃあ興味ねぇよ!」
帯に篭められたのは、神への祈りと言う名の呪詛。縛り上げようと迫れば、ラブレードはそれを迎え撃つべく特殊弾頭を取り出し、銃へと装填する、が。
「させないよっ!」
「ちぃっ、うぜぇっ!」
その発射を妨害するべく、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は足元へとマシンガンを放つ。それ自体はただの通常攻撃、一切ダメージにはならないが……ちらりとこちらに視線が向いた所に、甘いフェロモンを解き放つ恵。
それがラブレードの後退を僅かに阻害し、その隙を突くように、竜骸剣で真っ向から突撃する。すでに発動している【泥濘の地】も、僅かながら相手の足を取り。
「そこぉっ!!」
「ぎ、ぃっ……が、あああ!!」
振り抜かれた斬撃が、ラブレードの露わな胸元を斬り裂いた。さらに同時に間合いを詰めた大総統も、拳を立て続けに、そしてリズミカルに撃ち込んでいく。
「芸術は悪の長としての嗜みだ」
「ぐ、ぉっ、がっ……ああっ!?」
呻きを漏らすラブレードの身体が、地面から浮き上がって……そこに小織のオーラが、ぐるりと巻き付いて言う。傷口から流し込まれる、祈りと言う名の呪詛。
「さあ、カミサマより与えられる罰を、その身で受け取ってください」
「だから興味ねぇって……ぐぅぅっっ、言ってるだろうがっ……!」
ラブレードは苦痛の声を溢れさせつつ、腕を動かし、両手の銃口を恵と小織へと向ける。先程装填された特殊弾丸が、爆音と共に放たれた。
「っ、くぅっ!?」
咄嗟に横跳びにかわそうとする恵だが、直撃を避けても着弾と共に大爆発が生じる。盾によって衝撃を軽減するが、引き剥がされるように後退して。
「アタシの音で、天までぶっ飛びなっ!!」
「っ、天はカミサマの御座す場所……あなたが言って懺悔なさるべき、かと……!」
小織もまた、帯のオーラで衝撃を受け止めつつ、爆発と同時の轟音に表情を歪める。その隙にラブレードは帯の拘束を振りほどき、脱出して。
「音楽使うアヴァタール級の部下が、あの音痴部隊なのはどうかと思う……」
「はん、引き立て役がいればこそ、アタシの曲が引き立つんだろうがっ!」
そんなラブレードに恵が真顔で呟くが、ラブレードは意に介さない。爆発で出来た隙を縫い、後衛のディアボロスへと駆けていく。
「金! 暴力! 女! アタシの音楽は全てを手に入れるのさっ!」
「欲に塗れた言葉で、己を鼓舞しての攻撃か……良いよ、魔法使いがお付き合いしてあげよう。」
荒々しい音色を響かせながら、銃撃と共に突撃してくるラブレード。それを真っ直ぐに見据えながら、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は静かに意識を集中する。
「さあ、ショータイムだ。無念無想、梵我一如の理の一端。見せてあげる」
「はっ、小賢しいお題目並べてんじゃねぇよ!」
迫り来る弾丸をじっと見据え、パラドクスの域まで高めた意識によって弾丸を回避するアルラトゥ。対するラブレードはそれに構わず、銃撃と格闘技を交えてさらに攻め込んでくる。
「オラオラオラぁっ!」
「っ、く、ぅっ……!」
射撃かと思えば肘、かと思えばやはり銃弾。リズミカルに、だが不規則でもある攻撃が、アルラトゥの見切りを崩し、打撃を与えて来る。
パラドクスに至るまで意識を高めても、アヴァタール級の攻撃を全て見切るのは容易い事ではない。弾丸を避ければ打撃、打撃を避ければ弾丸。与えられる痛みはダメージ以上に、無念無想の境地を崩そうとして来る。
「っ……ふ、ぅ……まだ……!」
「……なるほど。私には無いジャンルですが、先程の自動人形とは違った響きを感じます」
そんな荒々しいラブレードのビートに、確かな音楽を感じ取るソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)。ラブレードの音楽は激しく、彼のピアノとは全く違うが、これもまた一つの音楽だ。
少なくとも、リベルタスの音痴と比べれば……いや、比較するだけラブレードに失礼か。
「では此方も音楽を扱う者として、真っ向勝負を挑みましょう」
「はっ、良いぜ、かかって来なっ!」
ソレイユが奏でるは凱歌。勇猛な旋律によって喚び出された馬上の騎士が、真っ直ぐに突撃していく。対するラブレードは馬上槍の攻撃をリズミカルなステップで回避し、肘や蹴りで逸らしながら、ソレイユに向けて銃弾を放って来て。
「うざってぇお説教も、お上品なピアノも、アタシの音楽で塗り潰してやるぜ!」
「っ……これが、そちらの音楽ですか」
一見すればただの物理攻撃。だが、その銃弾が、打撃が、リズムを刻み音色を響かせる。乱暴だが確かに奏でられる曲の暴威を、防御姿勢を取って耐えていくソレイユ。
もちろんアルラトゥへも、苛烈な打撃は続く。高いヒールが槍のように、真っ直ぐに喉元に突き出され――。
「おら、死にやが――っ!?」
「――――!」
その踵を、ブレードガンの刃が跳ね上げた。ラブレードの不規則なリズムを見切ったカウンターが、その体勢を大きく崩していく。大きくよろめき、後退するラブレード。だがそこに騎士が素早く間合いを詰め、槍でその身体を貫いて。
「確かにあなたは強い。が、ここを突破しなくてはシテ島攻略の緒を掴めません……!」
「がっ、あっ、シテ島は、グランダルメの、もんだっ……ぎっ!?」
もちろん振り上げられたアルラトゥの刃も、無我のままに振り下ろされる。追い打ちを受けて大きくよろめく相手へと、さらに重ねられるディアボロスの攻撃。
「今はそうだろう。だが、いずれ準備が整えば、我が結社が――もとい、ディアボロスが頂くとしよう!」
「そのためにも、さっさとお前を倒させてもらうよ」
大総統の流れるような拳の連打が、恵のフェロモンを篭めた斬撃が、次々とラブレードに叩き込まれる。血を止めどなく吐き出すラブレードへ、冷たく言い放つアルラトゥ。
「フィナーレだ。己の欲を垂れ流し、駄々をこねてるだけじゃ、現実は何一つ変わりはしないんだ。どんな力があってもね」
「はっ、欲がねぇなら……ぐっ、自分のディヴィジョンにでも引きこもって、やがれっ……!」
それでもラブレードは、音を奏でるのを止めない。己の流血の音すら曲に取り込み、ディアボロスへと攻撃し続ける。だがもはや、趨勢を覆すだけの余力はなく。
「悪徳者へ神罰を。不心得者へ祟りを。――これが、カミサマのお裁きです」
「がっ
……!!」
小織の巻き付けた帯が、その身体を締め上げて。ついにその曲が停止し……そして、二度と再開する事はなかった。
「……終わりですね。急いで撤収しましょう」
「倒した以上長居は無用ってね」
そうしてラブレードを倒したディアボロスだが、その勝利を喜んでいる暇はない。ここは敵地の真っ只中、ぼうっとしていればすぐに、他のクロノヴェーダが押し寄せて来るだろう。
もちろん、流石に連戦の余裕はない。小織や恵の言葉に頷き、すぐに撤退を開始するディアボロス達。
「いつか、このシテ島を侵略者の手から取り戻しましょう」
「そうだね。これ以上、クロノヴェーダの好きにさせてはおけない」
ソレイユやアルラトゥもそう決意を新たにして。騒ぎを聞きつけて集まってくる物音に背を向け、セーヌ川へと飛び込んでいく。最後に大総統が、背後を振り向いて。
「いずれ再訪させて頂こう。楽しみにしているがいい!」
一言そう言い放ち、そして川底へと消えていった。
シテ島の攻略はまだ、始まったばかりだ。機械化ドイツ帝国の悪しき遺産を打ち砕くため、ディアボロスの戦いは続く。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!