湖水地方解放作戦(準備)

 攻略旅団の提案により、ブリテン島の湖水地方を支配するジェネラル級ドラゴン『氷将竜サグラモール』を撃破し、この地方を解放するための戦いを開始します。
 攻略旅団の作戦に従い、竜の花嫁事件尾解決による混乱を利用して、サグラモールに決戦を挑む隙を作り出しましょう。

 最初に、湖水地方の村や集落に潜入して住民との交流を図ってください。
 その後、交流によって信頼を得た住民達に『行方不明になった竜の花嫁を見かけた』といった、流言飛語を流し、その情報がドラゴン側に伝わるように仕向けましょう。

 ドラゴン勢力は、竜の花嫁の行方を捜している筈ですので、流言飛語に成功すれば、ディアボロスが指定した場所に、捜索部隊を派遣してくる筈です。
 この捜索部隊を完全撃破し、生き残りが状況を報告する事も出来ないように仕向ける事が出来れば、敵の混乱を助長し、サグラモールを討つチャンスに繋げる事もできる筈です。

※1/01:攻略旅団の提案により攻略期限が延長されました。23年2月3日以降のシナリオで攻略難易度が上昇します。

氷将竜サグラモール

花嫁は何処に?(作者 瀬和璃羽
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#幻想竜域キングアーサー  #湖水地方解放作戦(準備)  #湖水地方  #氷将竜サグラモール 


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●竜の花嫁の輸送作戦。
 新宿駅の何時もの場所。そこに時先案内人の月読・栞がドーナツを片手にやって来た。
「皆さん、竜の花嫁の輸送も無事進み……ドラゴン勢力はイングランド各地で行方不明の花嫁を探しています」
 そんな最中、キングアーサー攻略旅団より提案があったのは行方不明の竜の花嫁の存在を匂わすことで、ドラゴンたちを混乱させられないか。
 最終的には湖水地方を支配する『氷将竜サグラモール』を撃破出来ないか……と。
「やってみましょう、すべてはキングアーサーの地からドラゴン勢力を一掃するために」
 そう栞はディアボロスたちに発破を掛けるのであった。

「具体的にはどんな風に動く?」
 ディアボロスの一人が手を挙げて栞に質問する。
 彼女は少し考えると、湖水地方の集落の話を始めた。
 そこでは獣がいる山岳地帯で迷子になった子どもがおり、両親や村人たちが探していると言う。
 そこに通りかかったディアボロスたちが解決すれば村の人たちの中に溶け込めるだろう。
 そうしたら山の中に放棄された花嫁の馬車を見たなどの噂を流せば皆さんを信じた村人たちからドラゴンたちに情報が伝わり、調査隊が送られてくるのでこれを撃破。
 同じような作戦を複数個所で行い、帰って来ない調査隊が混乱を招けばサグラモールも出て来ざるを得ないのでは……と説明した。

「目標の村があるのは山あり森あり崖ありの山岳地帯です。有利な場所で迎え撃てるよう場所も探しましょう!」
 栞はそう言うと、残りのドーナツを一気に飲み込んだ。

●迷子の子ども。
「お兄ちゃん、お腹空いたね……」
 山の中、何処かの洞窟の奥に二人の兄妹が身体をくっつけあって暖を取っていた。
 遊びなれた山だったが、気が付けば知らない場所に辿り着いていた。
 帰り道は分からず、最後の力で見つけた洞窟に避難した。
「眠ってな……兄ちゃんが起きてるから、助けが来たら起こしてやる」
 少年は助けが来ると信じて少女の手を握る。
 ……その力は弱く、あまり時間は残っていなかった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【泥濘の地】
2
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

瀬和璃羽
 皆さんこんにちは、瀬和璃羽です。
 今回は山岳地帯で迷子になった兄妹の救助と、言い方は良くありませんがそれを利用し村人の信を得てドラゴンたちをおびき寄せる……と言う作戦です。

 二人の子どもたちが行方不明になっているのは湖水地方の山岳の村からだいぶ離れた山の中。
 山あり森あり川あり崖ありと言った豊富な地形と広大な大地のなかから二人を探し出す必要があります。
 少年たちに残された力はあまりなく、動きまわらずに洞窟に籠っているのが幸いでしょうか。
 皆さんの力で二人の幼子を助けてあげて下さい。

 助けられれば次はこちらの手番です。
 竜の花嫁を見た、もしくは痕跡を見つけた、などの流言を村人たちの間に流し、信じた彼らがドラゴンたちに報告すると調査隊が送られてきます。
 その調査隊を撃破し、帰って来ない部隊にドラゴンたちが混乱させれれば作戦は成功です。
 ちなみに流言を流す際にどこで見つけた、と付け加えることでこちらが戦い易い戦場を選ぶことが出来るでしょう。
 有効に活用して下さい。

 それでは少年少女の救出とドラゴン部隊の撃破。
 『氷将竜サグラモール』を引きずり出すため、どうぞよろしくお願い致します。
43

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


一里塚・燐寧
へぇー、タイミングよく遭難事故ねぇ?
恩の押し売りみたいだけど、実際人助けなんだからまーいいっしょ
レスキュー隊燐寧ちゃん、出動だよぉ~

この地形と広さを徒歩で歩き回るのは流石にしんどいや
【飛翔】使って探すねぇ
基本的には高めに飛んで、景色を俯瞰できるよーに
万が一ドラゴンが空を哨戒してたら、その時は木に隠れるぐらいまで高度を落とすよぉ

上空から『バードウォッチング用双眼鏡』を使って周囲をチェック
山中の洞窟を探そう
帰り道を探してたなら、山を下りようとした末に辿り着いたんじゃないかなぁ?
それに子供の脚で行けるわけだし……ってことで、標高低めなとこを探すねぇ

子供たちを見つけたら
仲間と協力して抱えて連れ帰るよぉ


薬袋・透
アドリブ絡み歓迎

竜の翼で【飛翔】しながら捜索
燐寧ちゃんが(g04979)高所から探索してくれるみたいだし、僕はもう少し低いところから探してみるわよ

山のことはその山の生き物に聞くのが一番、【使い魔使役】でキツネやリスに人間の子供を見かけたり、雨風を凌げる場所を知らないか聞いてみるわ

見つけたら救援だと説明して
毛布とスープを渡すわね
山をすぐ降りるかは兄妹の体力を見て決めるわ
「お兄ちゃん良く妹を守ったわね。偉い偉い。妹ちゃんも良く頑張ったわ」
嫌がらないなら頭を撫でて安心させるわね


アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎

山岳地帯で迷子になった子供たち、ですか…
きっと心細いでしょうね…急ぎましょう。

獣もいる山とのことなので、【動物の友】を使って山の動物に声をかけ、情報収集を試みます
広範囲の移動が可能な子…小鳥や鹿がいたらありがたいですね。いるかな?
こんにちは。このあたりでヒトの子供を見ませんでしたか?
気の毒な迷子さんなんです。もし見かけていたら、案内をお願いしても?

無事に発見出来たらそっと声をかけて、手持ちのチョコレートを割って食べさせてあげます
非常食として優秀ですしリラックス効果もあるそうなので多少は落ち着くかなと。
…よく頑張りましたね、もう大丈夫。
さあ、親御さん達のところに帰りましょうね。


コンスタンツ・トパロウル
他の仲間が飛翔で上空から調べてるようだし、あたしは【浮遊】で、子どもの足で行けそうな場所を探そう

流石に、急な崖や岩肌を越えるのは難しいだろうし、そういうところを越える必要がある場所は除外
そのうえで、雨露を凌げそうな洞窟なんかは怪しい

捜索前に、可能なら山岳地帯に洞窟や鉱山跡がないか、集落の人達に聞いておこう
地図があればなおいい

子ども達を見つけられてら、まずは怪我や体調不良が無いか確認
問題なさそうなら、あんぱんと珈琲牛乳を渡そう
まだ腹が減ってるなら、そいつを食べな

動けるかい?
帰ろうか……空飛んでみたいなら、仲間に抱えて貰うといい

怖いなら、手を繋ぎな
浮いて動けるから、少しは楽だよ

さ、家に帰ろうか


●子どもたちはどこ!?
「こんにちは……麓の村で子どもが行方不明になったと聞いて、仲間たちと捜索の手伝いに来たんだが」
 村の集会場……大人たちが集まり、深刻な顔をしているその場所へコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)がノックと共に声を掛ける。
 彼女の声に、恐らく子どもたちの両親なのだろう……若い夫婦がコンスタンツの手を取り声を上げる。
「子どもたちを助けてくれ! 山は広く、今は猫の手も借りたいんだ」
「大丈夫だよ、もう既に仲間たちが捜索に当たっている……あたしはあれば山の地図や洞窟、鉱山跡などの場所が分かればと思い先に来たんだよ」
 落ち着かせるように話すコンスタンツの言葉に、村長らしき老人は残念そうに首を振る。
「山の地図はおおざっぱな物ならあるが……洞窟や鉱山の跡なんて書いてはいない。実際に確かめるしかないのう」
「それでも地図があるだけ助かる、借りてもよいかな?」
 それは構わんが……そう言うと壁に貼られていった地図を剥がし、コンスタンツに手渡す村長。
「助かる、子どもたちを助けてまた戻るよ……ご夫婦、元気を出しな。あたしたちに任せるんだ」
 そう言うとコンスタンツは夫婦の肩を強く叩き小屋を後にする。
 まずは仲間たちとの合流し、地図の情報を共有しないと。

「山岳地帯で迷子になった子どもたち、ですか……きっと心細いでしょうね」
 アウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)がコンスタンツが入手した地図を眺めつつ、行方不明の子どもたちの身を案じる。
「タイミングよく遭難事故ねぇ……恩の押し売りみたいだけど、実際人助けなんだからまーいいっしょ」
 腕を組みながらタイミング良い事件の起こりにむむむと何かを感じていた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)であったが、まあ実際困っている人たちがいると言うことでヨシと考える。
「さあ、燐寧ちゃんレスキュー隊、出動だよぉー! 洞窟がある場所が分からないからぁ、上空から探すねぇ」
 燐寧がそう言うと、薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)が少し考えてからなら僕は少し下を飛ぶねと声をあげる。
「あとは山の動物たちに話を聞くのが一番だよね。使い魔使役で地上からも探してみるよ」
 【使い魔使役】でリスを呼び寄せた透は、使い魔となったリスに人間の子どもを探すよう命じると自分も燐寧に続いて空へと飛び立つため竜の翼を広げる。
「透ちゃん、あたしが影になっている場所とかを教えるからぁ、そこを探してねぇ」
「了解ですよ、燐寧ちゃん!」
 二人の飛行隊は上空から山の峰を観察する。
 栞の情報で洞窟に居ることは分かっている……あとは上空からその洞窟を探すだけだ。
「まずは西側から行くわよぉ!」
「はい!」
 ぐぐんと高度を上げて、燐寧と透が空へと消える。
 それを見送ったアウグストはコンスタンツと共に彼女たちとは逆方向となる東側の峰を探すことにした。
「動物の友で子どもたちを見てないか、山の動物に声を掛けてみましょう」
 丁度目の前の木に小鳥が止まっていることに気付いた彼は【動物の友】で小鳥に話しかける。
「こんにちは。このあたりでヒトの子どもを見ませんでしたか?」
『こんにちは! 人の子ども、見たよ!』
「見ましたか、案内して欲しいんですが……」
『いいよ! 着いて来て!』
 子どもを見たと言う小鳥に先導され道なき道を進むと、広場のような場所に出る。
『あれ、子ども居ない! 居なくなっちゃった……』
「いえ、ありがとうございます……きっと近くに居ると思うので、探してみたいと思います」
 小鳥が案内した場所は子どもたち二人が既に立ち去った後だったのか、彼らの姿は見えなかった。
 だが通ったことは間違いない。
 コンスタンツとはここで分れ、更に山の中を探すアウグストであった。

 最初に子どもたちの影を見つけたのは、上空からバードウォッチング用双眼鏡を使って地上をくまなく探していた燐寧であった。
 帰り道を探している子ども、山を下りようとした末に洞窟に入ったとしたら……子どもたちの脚を考えると標高は低めだと予想して探したのが功を奏したのかも知れない。
「あらぁ、洞窟っぽい影みーつけったぁ」
 洞窟っぽい影を見つけた彼女は空中を旋回しつつ改めて確かめる……間違いない、洞窟だ。
 下方を飛行する透の元へと降下すると、二人で洞窟の入り口へと降り立つ。
「確かに洞窟だね、子どもたちいるかな?」
 透の言葉に頷いた燐寧は、もし洞窟内に二人が居た場合驚かさないように慎重に足を運ぶ。
 そこには二人の兄妹が暖を取る為かぴったりとくっ付き合いながら寝ていた。
「寝ているようねぇ……まだ大丈夫みたいねぇ」
 ほっ、とため息を漏らす燐寧。毛布を持って駆け寄った透は二人を包んで抱きしめる。
「救援よ、お兄ちゃんは良く妹を守ったわね……偉い偉い。妹ちゃんもお腹空いたでしょ、スープを用意するわね」
 抱きしめられ気付いた二人は、助けが来たことを理解すると限界を迎えたのか泣き出す。
 よしよしと抱きしめながら、透は燐寧に火を起こしてスープの用意をお願いした。
 やがて動物に案内されたアウグストとコンスタンツの二人も合流する。
「よく頑張りましたね、もう大丈夫。これはチョコレートと言うお菓子です……ゆっくり食べて下さい」
 毛布に包まりスープを飲んでいた兄妹にチョコレートを差し入れするアウグスト。
 初めて見たお菓子に不思議な顔をしつつ、一口食べるとチョコレートの甘さに驚く二人に彼は笑顔を漏らす。
「まだ腹が減っているかな? 食べれるならあんパンと珈琲牛乳があるんだよ」
 コンスタンツの言葉にまた食べたことがない言葉が出てきたと不思議な顔をする兄妹。
 兄妹は渡されたあんパンを二つに割ると、二人で分けて同時に大口を開けて頬張る。
 チョコレートとは違った口の中に広がる甘さ、そして瓶に入った珈琲牛乳が不思議にマッチする。
「大丈夫そうなら、村へ連れて帰らないとだね」
「衰弱していますから、背負っていきましょう」
 食べ具合を見ながらコンスタンツがそう言うと、アウグストがお兄さんは私が背負いますと告げる。
 なら妹は私が背負うか……そうコンスタンツが言うと、どうぞどうぞと燐寧と透は彼女に任せるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

一里塚・燐寧
敵は大振りな斧を持った竜鱗兵と、翼付きの魔法使いっぽいやつだよねぇ
んー。斧をぶん回しにくくて、飛行能力も活かしづらいよーな、森の中に引きずりこむべきかなぁ?

兄妹を連れて集落に入るよぉ
やぁやぁ皆さん初めまして~
あたし達、旅人なんだけど……洞窟で迷子になってたこの子たちを見つけてさ
ここに住んでるって話だから、こーやって連れ帰ってきたんだよぉ

んふふ。お礼とかは別にいいからねぇ
……あーでも、もし泊めて貰えるなら、ちょっとこの村を見ていきたいな
折角の縁だしさ

村に滞在する間、花嫁の馬車の噂を流すよぉ
そいえば、山中の森で壊れた馬車が乗り捨てられてるの見たんだ
作りが豪華だったし、もしかして竜の花嫁のやつかな?


アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎

集落に戻るまでの間、背負ったお兄ちゃんに話しかけてます
妹さんを守って、とっても偉かったですね
ただ、「自分はお兄ちゃんだから」と思って張り切りすぎてもいけませんよ
君自身もまだ子供です。遠くで遊ぶ時は大人の人に一緒に居てもらいましょうね?
君達を探している間に森の中で立派な馬車を見ましたけど、ああいうのも危険な野生動物の巣になっていたりしますから、近付いちゃいけませんよ。
…でも何だったのかな、あの馬車。

半分はこの子が村の大人に「そういえば馬車を見たって」と話してくれるの狙いです
集落での噂話は仲間の出す話題に乗っかりますよ
【平穏結界】を張りつつ、調査隊とやらが来るのを待ちましょうか。


コンスタンツ・トパロウル
さて、口じゃあ言えないが……エレナさん達の【託されし願い】を受けて、偽情報をばらまかないとね
これも……第二、第三のエレナさんを出さないためにね

誰かを守る嘘なら、シスターさんも許してくれるさ

集落に兄妹を連れ帰ったら、色々と大人達に聞かれるだろう
「兄妹は運が良かった。ふたりが居た洞窟周辺の森には、冬籠もりし損ねた山のようにでっかい熊が彷徨いてた」
「壊された立派な馬車もあったが、そいつの仕業かもしれないね」
「白い絹の切れ端や造花が見えたが、乗ってた人はどうなったんだろうね」
「何にしろ、しばらくはあの辺には行かない方がいい」

とか言えば、村人だけで森に近づかないだろ
ならば……ドラゴン様の出番って訳さ


薬袋・透
アドリブ連携歓迎

のどかで良い村ね。色々お礼までして貰って申し訳ないのだわ


外からの人間という立場を利用して噂を流すわ
井戸端会議の奥様方に混ぜて貰うわね
彼女らの情報伝達速度ってばとんでもなく速いから

僕は噂の信憑性を増すために絹の切れ端を用意するわね
「そういえば子供達を探してる最中こんなものを拾いまして」

それから別の地方でも花嫁が行方不明らしい、獣か山賊か、いずれにしても怖いわ、と不安を煽るように付け足しておくわ

こういうときは事実を織り交ぜるのがコツね

事態を重く見てくれたらきっとドラゴンを呼んでくれるはず

後は仲間の話題に乗りつつ臨機応変にいくわ


●花嫁の噂。
「おい、子どもたちが帰って来たぞ!」
 ディアボロスたちと共に、遭難した二人の兄妹が村へと帰還する……それは小さな村にはちょっとした祭りのような騒ぎとなった。
「おおおっ、ありがとう、ありがとう!」
 両親は兄妹を抱きしめながら背負ってきたアウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)とコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)の両手を取り放さない。
「言っただろ、必ず連れ帰るって……だが二人は運が良かった。山の中には冬籠りし損ねた熊が居てね、壊れた馬車もあったな……熊に襲われたのかも知れない」
 コンスタンツが当時の状況を振り返るかのように話し出すと、子どもの兄の方が母親に話しかける。
「アウグストのお兄ちゃんも言ってた! 森の中で立派な馬車が壊れてたんだって!!」
「森に馬車……? なんでそんなところに」
 森に馬車……これは一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)の描いたシナリオである。
 今回の目的は子どもを助けたことで信を得て、この村の人々にディアボロスの言うことを信じて貰い竜の花嫁の存在を囮に敵を誘き出すと言うもの。
 子どもたちの探索時に空中から付近一帯を調べた燐寧は、時先案内人の栞から敵が大ぶりな斧を持った竜鱗兵と翼付きの魔法使いっぽい奴であることを事前に聞いていた。
 ならば彼らが実力を出せない場所……獲物を振るい難く、飛行もしずらい場所として深い森の中を選んでいた。
「子どもたちや村の人には、この辺りの森の中で見たって言うわよぉ」
 合流した時、子どもたちが食事と暖を取る横で、彼女は地図で大まかな位置を指で示し仲間たちと意識を共有する。
 それに従いアウグストもコンスタンツも、村の人たちや子どもたちに森の中で馬車を見た、と告げていたのだ。
「皆さんもありがとうございます……子どもは村の宝、なんとお礼を言えばいいのか」
 村長が燐寧と薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)に声を掛けて来た。
 二人は顔を見合わせると大したことはしてないよと手を横に振る。
「お礼とかは別にいいからねぇ……あ、でもあたしたち旅のもんだから、少し泊めてくれると助かっちゃうかな」
 燐寧の言葉に、空いている家を用意するので何泊でも泊っていって欲しいと村長は告げる。
「やったね燐寧ちゃん! 僕、雪の中を歩くのもうイヤだったんだよー」
 透は嬉しそうにはしゃいでみせる……そんな彼女に、村長は今日は村総出でご馳走を用意しますので良かったら食べて行って下さいと告げた。
「あ、なら僕、村の奥様方を手伝ってきたいな、いいよね?」
「そんな手伝わせるだなんて……」
 透の言葉に村長はお客様に手伝わせるだなんてと最初は反対するも、根負けし彼女は料理に向かう奥様方へと合流した。

「そう言えば子どもたちを探している最中にこんなものを拾いまして」
 村の共同調理場……子どもたちが見つかった祝いの料理を作っている最中、透は白い何かの布を取り出す。
 奥様方はそれを回し見しながら、触って生地を確かめる。
「これ、絹ね……それも上質な」
「こんなところで見たことない生地よ、どこで見つけたの?」
 これは……と透は見つけた場所を告げる。
 それは森の中、壊れた豪華な馬車があった場所で見つけたと。
「そんなところに……豪華な馬車ねー、誰か何か聞いたことない?」
 料理の合間にお喋りが進む。謎の馬車、豪華な生地、奥様方の推理大会が始まった。
「そう言えば……旅の途中で竜の花嫁様が行方不明、って話を聞いたよ」
 透は推理大会にさらに話題を加える。まるで焚き火に薪を加えたかのように話題は盛り上がるのであった。
 一方、コンスタンツは村長に地図を返しながら、子どもたちが見つかった場所などの説明をしていた。
「この辺りにあった洞窟に二人は居たんだよ……村の位置から考えても、子どもの脚でよくここまで歩いたと思うかな」
「確かに……斜面を滑り落ちたのか。よく大きな怪我もなく無事に連れ帰って来てくれました、ありがとう旅人よ」
 改めて感謝の握手を求められ、それに応じつつ……コンスタンツは地図に指を這わせる。
「そうそう、ここの森の中に冬眠に失敗した熊が居たよ。あと襲われたと思われる馬車もあった……腹が減って気が立っているのだろう、村人だけで近づくのは止めた方がいい」
 そう言って指を地図の上でトントンと叩いたコンスタンツに、驚きの表情を浮かべる村長。
 村からは距離があるが、冬眠し損ねた熊ほど怖い物はいない……村人たちに近寄らないよう注意をしようと約束する。
「そう言えば、豪華な馬車と言うのはどんな馬車だったのかな?」
 何気なく尋ねた村長の言葉に、彼女はどんな……と言われても、と思い出すような仕草をしながら馬車の特徴を話す。
 それは以前に見た竜の花嫁を乗せた馬車の特徴。第二第三の彼女を生み出さないためならこの嘘は許されるだろうとコンスタンツは心で謝る。
 馬車のことは嘘ではないのでサラサラと答えることができ、村長はそんな彼女が付いた嘘を見抜くことは出来ない。
 信じた村長は、村人たちに熊が出たことを伝える……その場所を添えて。

「旅人さん、何か面白い旅の話はないの?」
 孤立している村では旅人のもたらす話題は外の世界を知る楽しいもの……村の若い衆に囲まれた燐寧は、そうねぇと話題を幾つか振る。
 まるで吟遊詩人のように出て来る外の話題に盛り上がる若人たち。
 そんななかに、彼女は目的の嘘を一つ加える。
「そうそう、最近竜の花嫁が行方不明になる事件があってねぇ、ドラゴン様がお悲しみらしいんだよ……そう言えば山中の森で壊れた馬車が乗り捨てられてたけど、竜の花嫁が乗ってたかも知れないねぇ」
「竜の花嫁……聞いたことがあるな。ドラゴン様の花嫁になれるなんて名誉なことなのに、行方不明になるなんて」
 村人たちは素朴であり、ドラゴンたちを純粋に信じている。
 だからこそドラゴン様が悲しんでいると言い方をすることで、燐寧は彼らに嘘の言葉を信じさせることに成功する。
 彼らのなかでは燐寧が山の中で見つけた馬車は竜の花嫁の馬車……花嫁に何かがあったに違いないと変換される。
 そんな光景を見ながら、燐寧は純粋な村人たちを騙すことに心を痛めつつ、それを表に出さないよう次の話題に移るのであった。
「村人たちの間ではすっかり森の馬車が竜の花嫁の馬車になっているようです。作戦通りという事でしょうか……」
 村の中を歩きながら複雑な感情のアウグストは、助けた兄妹が手を振って来るのに気が付いて手を振り返す。
「アウグストのおにーちゃん、あの時はありがとうね!」
「無事でよかったです。でも自分はお兄ちゃんだからと張り切り過ぎてはいけませんよ? まだ君たちは子どもなんですから、遠くで遊ぶ時は大人の人に一緒に居て貰いましょうね」
 駆け寄って来た子どもたちと目線を合わせるためしゃがみ込み、お兄ちゃんの頭を撫でながら子どもたちにも分かるように諭すアウグスト。
「森には大きな熊さんが居ました。無理していたら食べられていたかも知れません。そう言えば壊れた馬車がありましたが、ああいうのも危険な野生動物の巣になっているかも知れませんから、近づいちゃいけませんよ」
 子どもたちは彼の言葉に、はーいと揃えて返事をする。
「そう言えばなんだったんでしょうね、あの馬車は……」
 ふとアウグストが呟くと、村の子どもが手をあげる。
「はいはい、知ってる! かーちゃんが言ってた、あれは竜の花嫁様の馬車で、花嫁様も遭難してるんだって!!」
「そうなんですか、詳しいですね」
 アウグストに褒められ、褒められた子どもはえへへと顔を破顔させる。
 ……子どもたちの間にまで広まっているという事は、竜の花嫁の噂はすぐにドラゴンたちにも伝わることだろう。
 戦いの予感に、瞳を閉じるアウグスト。
 そんな彼を、お腹が痛いの? と子どもたちは心配するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

一里塚・燐寧
さーて、しっかり噂が広まったねぇ
後は狙ったとーり敵を迎え撃つだーけっ
んふふ、この森は今日から竜の墓場になるよぉ

【使い魔使役】で森の手頃な鳥や小動物を操り
あるはずもない馬車を探して、敵がノコノコやってくる所を使い魔の視点で偵察するよぉ
捜索に集中しているところに、いきなり背後から襲い掛かっちゃお!

相手の大振りな斧に対して、あたしの手には小回りの利く≪タイフーン・スラッシャー≫
小刻みで素早い振り抜きから『屠竜技:散華乱刃斬』を放ち、敵の身体に無数の傷を刻んで解体するよぉ!
あはは、血も肉も森の肥やしになっちゃいなよぉ!

一度になるべく多くの敵を殺して、反撃の威力を下げ
突きは木を盾代わりに受け止めるよぉ


アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎

さて、敵さん達には可能な限り森の奥まで入ってきてもらいたいですね
間違っても集落の方々を巻き込みたくないですし
釣りのコツは、じっくり待つこと、です

先鋒の敵兵は翼が無いようなので、じっくり待って森の奥まで連中が来たら【泥濘の地】で足元を泥濘に変えてやります
隙が出来たら攻撃開始。敵の動きを妨害することに集中しつつ、泥濘と化した大地から呪いを流し込んでやりましょう
折角だし残留効果も利用しますか。泥濘化と同時に【トラップ生成】で、泥濘地帯を出てすぐのところに草結び罠も出現させます。二重トラップですよ
【飛翔】とか【浮遊】あるから味方は大丈夫かな。皆さん、足元気を付けてくださいね!


薬袋・透
ウフ、見事に引っ掛かってくれたわ。やっぱり重要なのね、竜の花嫁は

森の奥、【トラップ生成】の罠地帯に誘い込むように陽動
力押し?なら正面衝突を避けいなすように受け流し
氷雪使いの氷弾を放ちつつ
【浮遊】を交えたダンスのような動きで翻弄、同士討ちを狙う


罠地帯にかかったら回避から一気に攻撃に転換
【罪縛りの鎖】で足止め、パラドクスの毒の蝶で仕留めるわね

読まれているだろう動きの癖もあえてブラフに利用
例えば罠がないのにある振りとか、攻撃の予備動作を覚え込ませた上でのノーモーション攻撃とかね

アドリブ絡み歓迎


コンスタンツ・トパロウル
じゃあ、竜鱗兵の皆さんを歓迎しないといけないし、村人や敵に見つからない程度の高さで、迂回して【飛翔】し森に向かおう

森の中で待ち伏せ、敵が現れたら、森の奥に誘い込み……【泥濘の地】を行使
敵が泥沼にはまったら、罠使い、撹乱、地形の利用、爆破を活かし、落とし穴や括り罠、煙幕弾を仕込み、敵群の足を止めさせ混乱させたい

動けない敵には、容赦なく泥濘戦陣でトドメを刺していく

敵の反撃の斧は、周辺の木々を盾にして回避を試みる
投石も、木々を盾にしてやり過ごしたい

あまりに投石が激しいなら、トラップ生成で敵の頭上から、投石してきた敵陣に丸太でも落ちるような罠を仕掛けてみる
それに敵が驚いてる隙に、泥濘戦陣で敵を始末だね


●森の狩人たち。
「来たわよ来たわよぉ……んふふ、この森は今日から竜の墓場になるのよぉ」
 【使い魔使役】で小鳥の目を借りていた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)の視界の先に、竜鱗兵の一団が到着する。
 間違いなく流した竜の花嫁の噂でのこのこと誘いだされたドラゴンたちの調査隊だろう。
 彼らを亡き者にして調査を妨害する。それも各地で同時に……そうすれば焦った湖水地方の主『氷将竜サグラモール』も尻尾を出すだろう。
「さっそく殺っちゃう? 殺っちゃう?」
 楽しそうに二振り一対の片手剣型チェーンソー剣をホルダーから抜いた燐寧に、待ってくださいとアウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)が手で制す。
「これは釣りと同じです。今はじっくりと待つこと……彼らには抜け出せないくらい森の奥に入ってきて貰いましょう」
 そう言うアウグストの心配はもう一つ……あまりにも早く手を出すと、抜け出した敵が村の方へと行ってしまわないか。
 その恐れもあり、逃げられない程の森の奥に引き込んでからの攻撃を提示した。
「はぁ~い、待ちまーす……」
 ウズウズとする燐寧を宥めながら、アウグストたちは森の奥へと静かに移動する。
 深い深い森の奥、狩るものと狩られるものの邂逅はもうすぐであった。

『隊長! 馬車なんてどこにもありゃしませんよ?』
『もっと奥まで探せ! 給料分の働きはしてみせろ!』
 特務竜部隊『ジャメヴ』の隊長は森の中を進みながらおかしいと思い始める。
 最初は竜の花嫁が乗った馬車を見つければ良いはずであった。
 だが馬車は何処にもなく、まるで森の奥へと引き込まれているような……嫌な気配がする。
 彼が注意を発せようとした時、望ましくない報告が彼の耳へと届く。
『隊長、トラップです! 第二小隊が足を奪われました!』
『敵です! こちらに向かって攻撃して来ています!!』
 立て続けの報告に隊長は部隊を率いると襲われたと言う小隊の援護へと向かう。
 そこに待ち受けていたのは薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)……【浮遊】のパラドクスでトラップを避けながら、こちらに向かって蝶の群れを放つ。
「ふふっ、現は夢、夢は現……今見えているものが現実だという保証はどこにもないわよ」
 そう言うとフッと森の奥へと消える透。
 隊長は追いかけるように半数の部下に命じると、残りの部下にはトラップに掛かった味方の救助を命じる。
 自分は透の追撃部隊を率いたのだが……それが幸か不幸か。なにせ残された部隊は透の放った蝶の見せた幻覚により同士討ちとなったのだから。

「さあ、竜鱗兵の皆さんを歓迎しないとだね……泥沼の戦場へようこそ」
『トラップ地帯だ、動くな!』
 泥濘にハマったジャメヴの一部隊はコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)と対峙する。
 動けば何があるか分からない……だが動かないと殺られる。
 慎重な判断を下さなくてはいけない状況だが、特殊部隊を名乗るだけあって覚悟が違った。
『全員、一列で渡河する! 俺の屍を踏み越えていけ!!』
 そう言って駆け出す分隊長……部下たちも威勢をあげ突入してくる。
「勇気は認めるよ……覚悟も。だけどね」
 コンスタンツのパラドクスはトラップを利用した戦陣。
 周囲から瘴気が押し寄せ周囲が分からなくなり、そこに彼女の攻撃が繰り出される。
 激しい物音が視界の効かない戦場で鳴り響き……暫くすると霧が晴れる。
 そこには竜鱗兵たちの死体だけが泥濘に浮かんでいた。

「アイツが隊長だねぇ……特殊部隊とやらの強さ、見せて貰うんだよ」
 両手に持った回転刃の片手剣を勢いよく響かせた燐寧が敵部隊の背後に飛び出すと刃を振るう……無数の傷から血の華を咲かせ、真っ二つに解体されたジャメヴの姿にあははと自然に笑みが漏れる。
『俺を護ろうとするな、己を守りつつ反撃しろっ!』
 隊長の言葉でジャメヴ兵たちは凄惨な光景から立ち直る……斧を構え、果敢に燐寧へと向かって来る。
「あら、なかなか……統率力だけはあるみたいだねぇ」
『そりゃどーも、左右から回り込め!』
 ジャメヴ兵の動きに燐寧は小回りで対抗する。
 ここは深い森の中……敵の武器は森の木々が邪魔して思うように振れない。
「ではこんなのはどうでしょうか?」
 木の上に陣取っていたアウグストが戦場を【泥濘の地】のパラドクスで埋め尽くす。
 竜鱗兵たちはずぶっ、っと泥に沈む足に自由に動けなくなった。
 対してアウグストや燐寧はと言うと【浮遊】や【飛翔】のパラドクスで空を自由に翔けれ、足元を気にする必要はない。
 実際に燐寧はと言うと泥沼に沈んだ戦場で自由自在に「タイフーン・スラッシャー」を振るっていた。
「あはは、血も肉も森の肥やしになっちゃいなよぉ!」
「楽しそうですね……トラップ第二段、発動させますよ」
 アウグストは燐寧の様子を楽しそうに見ながら、泥沼の中に草結びの罠を増やしていく。
 引っ掛かって泥の中に転んだジャメヴ兵を燐寧が襲い掛かるのだ。
『転身しろ、ここから離脱するんだ!』
 ジャメヴの隊長が声をあげる。泥に足を取られながら必死で逃げる彼らは、アウグストのトラップ領域から脱出したころには三分の一も残っていなかった。

『また泥沼か……』
 生き残ったジャメヴの隊長たちが森を脱出しようと彷徨っていると、再び足元が泥濘に変わる。
「僕の踊りを見ていってなの……お代はアナタ達の命で支払ってね」
 浮遊で泥沼の上へと躍り出た透は妖精のようなステップで舞う。
 周囲に現れたパラドクスの蝶が幻想的な風景を高めていった。
『美しい……な、何をする!?』
『敵……敵は倒す……』
 透の舞う光景をボーっと眺めてしまっていた隊長だったが、背後から仲間に斬られ声を上げる。
「僕の蝶は現を夢に、夢を現にするのよ……さあ、幻覚に溺れるのよ」
 次々と蝶を飛ばしてくる透に斬りかかろうとする隊長……だがそこは泥濘の戦場。
 そう、コンスタンツの戦場だ。
 次々と周囲から瘴気が湧き出し、仕掛けられた爆弾が爆発する。
 その泥沼の戦場を駆けるコンスタンツは次々と領域に入った敵を沈めていく。
 立ち止まれば透の幻覚で同士討ち、進めばコンスタンツの手で堕とされる……戦士ならどちらを選ぶか。
 隊長は前へと進む。
 味方に殺されるなんてまっぴらごめんだ。
 それに前へ進めば、敵を倒せば生き残れる可能性だってある。
 だが……現実はそう甘くは無かった。
「ようこそ、ここからが地獄の一丁目だ……」
 襲い掛かるコンスタンツの容赦ない冷たい目、それが隊長が最後に見た景色であった。

『ジャメヴたちからの連絡が途絶えた……何があったのだ?』
 指揮官であるアヴァタール級クロノヴェーダ、アンメシアは帰って来ない斥候たちに苛立ちを隠せない。
 こうなれば自らが探しに行くしかない。
 早く行方不明の竜の花嫁を見つけ出さなければ……そう思う彼は小鳥たちに見守られる中、森の奥へと足を踏み出すのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【泥濘の地】LV2が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

アウグスト・フェルニール
※アドリブ連携歓迎

さて、残りは指揮官クラス…
とりあえず【モブオーラ】を使ってギリギリまで森の中に気配を隠します
仲間が派手に戦って注意を引いてくれたらナイフにパラドクスを乗せ、隙をついて背後から斬りつけにいきましょう
または本当に熊がいるなら【使い魔使役】で囮をやってもらうのも良いですね

反撃の雷鳴は至近距離で食らいそうですが食らったら逆にブチのめしたさが高まります
ねえ貴方、ただでさえこちらは刻逆で記憶を奪われているのに、その中で出会えた親しくしてくれる方の姿をそんな風に使って、どうしてブチ切れられないと思うんですか?
いいですよ、そんなに僕等をキレさせたいなら、遠慮なく切り刻んで差し上げます。


コンスタンツ・トパロウル
さて、親玉が様子を見に来るまで、【平穏結界】を使って、森の奥の木の陰に隠れて待ち伏せよう
親玉が来たら、【泥濘の地】に即座にご招待だ

状況を飲み込めてないうちに、罠使い、撹乱、地形の利用を活かして、【トラップ生成】で落とし穴や括り罠で、敵の動きを阻害
動きが止まった隙を逃さず、呪詛を解放し惨劇の犠牲者達に身を任せ、冥暗舞闘で敵を攻撃

さあ、奪い尽くせ!

記憶を奪うか……全てを奪われ、絶望と怨嗟のみとなった者達の記憶喰らっても、正気を保てるか……試してみるといいさ

嘘で村人を森から遠ざけ、熊に罪を擦り付けたかたちになってるのは……申し訳ない
せめて、事が済んだら【植物活性】で、森の恵みが増えるようにしとこう


薬袋・透
アドリブ絡み歓迎

のこのこ司令官が出てくるなんて……。帰って上官に現状を報告すべきだったのにね。もう遅いけど。

木の上から待ち伏せて奇襲パラドクス、重力の勢いも借りた強力な一撃で強打

空なんて飛ばれたら困るから【罪縛りの鎖】で捕縛、確実に当てて行くわ

相手の反撃で見えるのは片割れの姿
だけどこの程度で僕は止まらないわ!
呼吸法と共に放つ蹴り、発生する衝撃波にて幻覚ごと奴を【一刀両断】

食らいなさい、一昨日勝手に食べられたプリンの恨みィ!!


一里塚・燐寧
よっし、後はボスを片付けるだけだねぇ
【使い魔使役】と【動物の友】で鳥獣から敵情報を集めるよぉ
草木を遮蔽物に使って、向こうからは見えづらいように立ち回ろう

敵を発見したら仲間と息を合わせて一斉攻撃を仕掛けるよぉ!
隠れていた草むらや木陰から≪タイフーン・スラッシャー≫を手に飛び出し、不意打ちっ!
『呪式:死離滅裂』──両手の双鋸で次々と斬りつけ、さらにパラドクスで斬撃を増やして全身を斬り刻む
パラドクスを一度発動する間に何度も斬り刻み、全身を解体しちゃうよぉ
あはははっ!森には魔物が棲んでるって、魔術師の癖に知らないのぉ?

反撃で浮かぶ幻影は大切な恋人である女の子の姿
だけど、精神集中して惑わされないよぉ


●幻影の先に。
「敵のボスは……あらぁ、ノコノコと森の奥へと入って来るみたいだねぇ」
 森へと侵入した竜鱗兵……特務竜部隊ジャメヴを殲滅したディアボロスたち。
 ふと状況を確認しようと使い魔使役で使役していた小鳥に視線を戻した一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は、調査隊のリーダーであるアヴァタール級クロノヴェーダ『アンメシア』が森の中へ入っていくのを捉えた。
「よし、【平穏結界】を使って、森の奥で待ち伏せしよう」
 燐寧の言葉を聞いたコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)は、森の奥で外から把握しにくくなる結界……【平穏結界】を張りその中で待伏せしようと提案する。
「でしたら僕は【モブオーラ】を使いましょう。ギリギリまで潜むのは賛成です」
 ディアボロスが周囲の注目を集めない【モブオーラ】、それを使い更に目立たないようにしようと提案に乗ったアウグスト・フェルニール(膝カックンで死にそう系呪術師・g08441)に皆が頷く。
「それじゃ、見つからないうちに早く森の奥に隠れようなの!」
 しゃがんでいた薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)がキョロキョロと立ち上がると、膝の汚れをパッパッと落とす。
 彼女が動いたことで、ディアボロスたちは森の奥へと移動を始める。
 その間も燐寧は小鳥の目を通してアンメシアの行動を監視するのを忘れない。
「ここらで良いかな……とぉっ!」
 先頭を走っていた透が戦いに良さそうな場所を見つけると、気合いを入れ木々の上へと飛び上がる。
 木の上からの一撃を狙うつもりなのだ。
「うわっ、熊だっ!?」
 トラップの配置を考えていたコンスタンツであったが、枝葉を避けたところで熊と出会う。
 今のところこちらに敵意はないようだが……戦闘中に邪魔をされては厄介だ。
 排除するべきか……そんなことを考えていると、それを見たアウグストは使い魔使役で熊を使い魔とすると言いだす。
「このサイズなら囮役に丁度良いかと……それに、万が一集落に行かれても問題ですから」
 そう言ったアウグストに使役された熊は、ディアボロスたちと一緒に森の中で待機することとなった。

『くっ……役立たずのジャメヴめ、何処へ行ったんだ?』
 パキッ、ポキッと足元の枝を踏み折りながら、アンメシアは慣れない森の獣道を行く。
 背中のドラゴンの翼と尻尾が引っ掛かるが、飛べば生い茂る木々でジャメヴたちどころか目的の竜の花嫁の馬車を見落とすかも知れない。
 なので厄介でも歩くしかない……そう彼が進んでいるとガサ、ゴソと視線の先で枝葉が揺れた。
『ジャメヴか、どうしたのだ……』
 アンメシアは小走りに駆けて行き枝葉を退かすのだが、そこに待ち受けていたのは一頭の巨大な熊。
 熊は大きく吼えるとアンメシアに向かい爪を振り下ろすのだが……パラドクスでない攻撃はクロノヴェーダには通じない。
『獣か……私の邪魔をするとは』
 そう言うと手にした杖で殴り殺そうと振り上げた瞬間、コンスタンツの展開した泥濘の地でズブっと彼の足元が泥濘に落ちた。
『これは……』
「油断したね、ノコノコと司令官が出て来るなんて……大人しく帰って上司に報告すべきだったのよ」
 声のした方を振り向くアンメシア……そこには竜の翼を広げ急降下してくる透の姿が。
 透は木の上から降下した勢いを利用し、肉体強化魔法をかけた尻尾と足を大きく振りかぶると、尻尾と蹴りの二連撃をアンメシアの胴体へと叩き込む。
 躰がくの字に曲がり吹き飛ぶアンメシア……熊の一撃とは違い、パラドクスの打撃はクロノヴェーダにも通ずる。
「これで決まったとは思わないのよ……早く立ちなさい」
 拳を構え、泥の中に倒れたアンメシアの反撃に備える透。
 だがアンメシアは杖だけを掲げると、魔力による電撃を放つ。
「こんなものなの、……っ!?」
 雷撃を交わす透。だが彼女の瞳に、彼女の双子の片割れ……薬袋・明莉の姿が映る。
「なんでここにいるの……?」
 明莉は透を包むように抱きしめようとする。そこに電撃が落ちる……!
「……丁度良かった、喰らいなさい! 一昨日勝手に食べられたプリンの恨みィ!!」
 明莉の幻影ごと空気を切り裂く蹴りを放つ透。
 切り裂かれた空気は衝撃波となり、起き上がろうとしていたアンメシアへと直撃する。
「あー、すっきりしたのよ……さ、続きをやろうなの」
 クイクイと指を動かし挑発する透。だがアンメシアとの戦いは始まったばかりであった。

「透ちゃんったら、勝手に始めちゃってズルいんだよ! あははははっ、森には魔物が棲んでるって、魔術士の癖に知らないのぉ!?」
 回転刃の双剣……タイフーン・スラッシャーを唸らせながら、燐寧は透とアンメシアの戦いに横入する。
 背後を突くように現れた乱入者にアンメシアは一瞬反応が遅れ、その一瞬が燐寧に攻撃のチャンスを与えた。
「四分五裂からの爆発四散! さあ全身をバラバラに解体しちゃうよぉ!」
 双剣に呪詛が流れ込み、回転刃が怪しく輝く……その勢いそのままで右左また右とアンメシアの全身を次々と斬り付けていく燐寧。
 流石のアンメシアもこれには堪らないとガードに徹し、後方へステップし攻撃を交わそうとする。
 だが後ろに下がれば燐寧が前に出て逃さない。
「生きたまま解体される気分はどうかしらねぇ!?」
 あははっと返り血を浴びながら笑みを浮かべていた燐寧であったが……彼女とアンメシアの間に一人の少女が浮かぶ。
「五月姫ちゃん……なんでぇ?」
 燐寧の動きが止まる……彼女が解体しようとしたのは、最愛の瀧夜盛・五月姫。
 彼女は燐寧に向かい雷撃を放ち、それを受けながら混乱した燐寧は傷みに身を委ねる。
「……痛いよぉ、痛い……でも、五月姫ちゃんはあたしにこんなこと、しないんだよ!」
 怒りの極地を越え、燐寧の世界が静かになる……精神が研ぎ澄まされ、まやかしの本質を見抜く。
 最愛の人だと思ったのは妖艶な笑みを浮かべる憎きクロノヴェーダ……その時、彼女は明鏡止水の境地に達する。
「よくも惑わしてくれたわねぇ……許さないんだよ!」
 停止していた回転刃の速度が戻り、吼える燐寧が攻撃を再開する。
 幻影が効かないと分かったのだろう。アンメシアは翼を広げ木々にぶつかりつつ大きく後退すると杖を構える。
『やっかいな……ぐはっ!?』
 体勢を立て直し、一息ついた……アンメシアがそう思った瞬間、背中から気配を殺して近づいていたアウグストの短剣が突き立てられた。

「ねえアナタ? ただでさえこちらは刻逆で記憶を奪われているのに、その中で出会えた親しくしてくれる方の姿をそんな風に使って……どうしてブチ切れられないと思うんですか?」
 短剣を引き抜き、再び背中から突き刺す。
 何度も、何度も、何度も繰り返すアウグスト。
 普段冷静な彼からは想像出来ない姿に、透と燐寧も口を押える。
『くくく、知ったこと、かっ!』
 背中を突き刺されても減らず口を止めないアンメシアは、怪しく目を光らせると幻影を生み出す。
 アウグストの前に現れたのは、コーヒーを淹れる同居人の八雲・譲二……カップを差し出し、まあ落ち着けと彼に告げる。
「僕の場合は君ですか……いいですよ、そんなに僕をキレさせたいのなら、遠慮なく切り刻んで差し上げます」
 そう告げると譲二の胸に短剣を突き刺すアウグスト……何をする、と言った表情で血を吐きながらカップを取り落とした彼を何度も突き刺す。
 そうしているうちに幻影は消え、アウグストが突き刺していたのはアンメシアの姿となる……。
 ……その光景を見ていた透たちは、彼を怒らせないようにしようと真剣に頷き合う。
『くっ、ディアボロス……狂人たちの集団か?』
 アウグストから解放されたアンメシアが、辺りを見渡しながら叫ぶ。
 普通、親しい人たちの幻影を見れば、攻撃の手は止まる物……そう思っていた彼に、想像力不足だなとコンスタンツが告げる。
「あたしたちはディアボロス……奪われ、取り返す者だよ。そんなちゃちな幻影で止まるほど甘くはない」
 妖刀に眠る惨劇の犠牲者たち……その呪いを開放したコンスタンツは、自らの身も心も溢れ出した呪いに明け渡す。
『ほざけぇ、貴様の記憶も奪って……な、なんだこれは!?』
 コンスタンツに杖を向け、記憶を読み取ろうとしたアンメシア……だが、心まで怨念に明け渡した彼女の記憶は、妖刀に宿る犠牲者たちの物。
 あまりにも凄惨な記憶を読んだ彼は発狂したかのような叫び声を上げる。
「(さあ妖刀よ……奴から全てを奪い尽くせ!)」
 刀を手にゆらり、と動いたコンスタンツに、アンメシアは悲鳴をあげ逃げようと駆けだす。
 だが泥濘に足を取られ転んでしまった彼に追いついたコンスタンツは、冷酷な笑みを浮かべると鬼人の如き刃を振り下ろすのであった。

「イタタタ……もっと優しく背負ってくれると助かるんだけどね」
「コンスタンツが悪いのです、あんな危険な技を使ったのですから」
 ドラゴンたちの調査隊を全て屠ったディアボロスたち……パラドクストレインへの帰路、アウグストに背負われたコンスタンツは恨めしい声を上げる。
「こっちも同居人に手を下した感触が残っているんですから、我慢して下さい」
 アンメシアとの決着が付いたあと、ジャメヴとアンメシアと続いた戦いで傷付いた森の木々を植物活性のパラドクスで癒し、使役していた動物たちを解放したディアボロスたち。
 調査隊が帰って来ない、それも複数となればドラゴンたちは混乱するだろう。
 その混乱を突き、湖水地方を支配する『氷将竜サグラモール』まで手が届くかも知れない。
「でも……僕、記憶を読まれるのはもうヤダな。まだ蹴った感触、残ってるんだよ」
 透が脚を振りながらそう告げると、燐寧も同様だったようで静かに頷く。
「嫌な、敵だったわねぇ……出会ったらまた解体しないとだわ」
 また大切な人を討つのは嫌だな、と思う透と燐寧。
 だが再び立ち塞がると言うのであれば倒さなくてはならない。
 それがディアボロスなのだから……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年02月08日