惨敗者への餞(作者 聖山葵
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#断頭革命グランダルメ  #1793年、パリ近郊掃討作戦  #1793年 

「ダブー元帥からの定期連絡が途絶えた以上、なんらかの変事があったのは間違いが無かろう」
 直前の連絡を思い出したその自動人形はディアボロスによる攻撃かもしれんなと呟き。
「この地にもディアボロスの攻撃がある可能性は高い。だが、恐れる事は無い。一時的に劣勢となったとしても、ダブー将軍は不敗である」
 先ほどの独言とは違い、続いて口から出したのは視界の何割かを占める配下の自動人形へと向けた言葉だった。
「我らは、ダブー将軍の命令に従い、この地を護る。ただそれだけだ。」
 動揺する事無く普段通りの力を出せば目標は達成できるであろうと半人半馬の自動人形、キュイラッサードールはリベルタス・ドールの改修型であるリベルタス・エアリアルカスタムたちへと言い聞かせる。
「緊急時の対応方針に従い、周辺の巡回は中止、全戦力を集めて護りを固める」
 襲撃時は各員の奮闘を期待するとしめくくり、キュイラッサードールは口を閉じたのだった。

「ダブー元帥撃破後に行われた、ロベスピエールたちとの会見については無事に終了したのだったわね」
 おさらいの意味もあったのか、そう口にしたクリスティーヌ・シュヴァリエ(サキュバスの陸戦砲兵・g03188)は更に言葉を続ける。
「得られた情報も多かったようだけれど、そもそもあちらも正しい情報を持っていない事柄も多そうよね」
 謎も多く残ってはいる。
「それはそれとして、1793年のパリにおける最大の敵は消失したのも確かよ。攻略旅団の方針を鑑みれば、このあとはロベスピエールたちとの協力体制を維持しつつ、パリの外に目を向ける事になるのかしらね」
 よって、君たちが乗り込んだこのパラドクストレインもダブー元帥配下の残党が立てこもっているパリの衛星都市の一つへ向けたものとなる。
「みんなにはまず到着した先、ダブー元帥配下の残党が立てこもっているパリの衛星都市の解放をお願いしたいの」
 クリスティーヌによると、ダブー軍残党はダブー元帥が撃破された事を知らず、予め指示された通りに衛星都市の拠点に立てこもって防衛態勢をとっているらしい。
「この拠点を全て攻略すれば、1793年から自動人形の勢力は一掃されるはずよ」
 自動人形の戦力が一掃されればロベスピエールたちが支配するパリ周辺以外は、ディアボロスの制圧地域とする事が出来るだろう。
 1793年に残る勢力が、かの勢力だけとなれば、思い切った決断をするのも難しくないかもしれない。

「そういう訳で、今回は自動人形の拠点があるパリの衛星都市を攻略する事になるわ」
 まずは街に潜入し、自動人形の拠点の場所などを確認するのが良いだろう。
「街のひと達は自動人形を『革命によって新たにフランスを支配する事になった大陸軍の軍隊』と認識しているから、街の何処を拠点にしているか等を聞き出すのは難しくない筈よ」
 その後は、拠点を護る敵を撃破すれば作戦は終了となる。
「拠点を防衛しているのは、リベルタス・ドールの改修型であるリベルタス・エアリアルカスタム」
 大陸軍の自由をテーマに、虐殺、放火なんでもござれな色々な意味で自由過ぎて世紀末なトループス級自動人形であったリベルタス・ドールの改修型と言うことだが、非常に練度が高く困難な状況にあっても定められた方針に従い正しく行動するらしい。
「自由はどこに行ったと思うかもしれないけれど――」
 改修されているが故か、それともダブー軍故にそうなのか。配下が撃破されれば、指揮をしているであろう半人半馬の自動人形、キュイラッサードールを討つ機会も巡って来るだろう。配下と指揮官を共に討ってしまえば拠点制圧を遮るものはもうない。
「それから――」
 君たちに余裕がありそうだと感じたなら、決着の前にパリ近郊の調査をしてもかまわないとのこと。
「とは言っても、拠点の方も侵入者を警戒したバリケードなどが設置されている可能性もあるわ」
 くれぐれも油断はしないようにねとクリスティーヌは釘をさし。

「ダブー軍の残党は、ダブー元帥が不敗である事を固く信じているようね」
 残党軍とは思えない規律で徹底抗戦してくる理由の一つがそれかもしれないが、君たちがダブー元帥を倒したとディアボロスが喧伝しても信じさせることは不可能だと思うわともクリスティーヌは言い。
「クロノヴェーダをこのままパリの衛星都市に残しておくわけにはいかないもの」
 元軍人らしく、よろしくお願いねと君たちに敬礼して見せたのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
8
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【神速反応】
2
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
2
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
3
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV10(最大) / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV3(最大) / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【アクティベイト】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV3

●マスターより

聖山葵
 残しておいてもアレですし。

 と言う訳で今回はパリの衛星都市に籠った敵を掃討していただくお話のようです。

 調査に関しては余裕なさげだと思われたならスルーして頂いても構いません。

 では、ご参加お待ちしておりますね。
52

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
なぜこの空間はパリから半径30㎞の規模なのでしょうね。
ただただオベリスクのパワーがその規模だからと言う理由かもしれませんが
他に何か理由でもあるなら……この世界の謎を解く手がかりになるかもと思ったのですが。
地図を持ってみてもちんぷんかんぷん。フランスの地理には詳しくありません。

とりあえず、ベルサイユ宮殿の方へと向かってみます。
マリー王妃は壮健でしょうか。
ベルサイユ宮殿の周囲で何か変わった動きが無いか【光学迷彩】で身を隠しながら上空から監視、
その後地に降りて散策と聞き込み。
更にはベルサイユ宮殿に発生した揺らぎの場所を調査してみましょう。


「なぜこの空間はパリから半径30㎞の規模なのでしょうね」
 ベルサイユ宮殿へと来るパラドクストレインへ向かう足を止め、周囲を見回したレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は首を傾げた。
(ただただオベリスクのパワーがその規模だからと言う理由かもしれませんが――)
 気になり調べるディアボロスが出ること事態は無理もないのかもしれない。
「他に何か理由でもあるなら……この世界の謎を解く手がかりになるかもと思ったのですが」
 地図と睨めっこをして唸ったレイはフランスの地理には詳しくないようで。
「とりあえず、このあたりを調べてみましょう。マリー王妃は壮健でしょうか?」
 物陰に潜めば、周囲に合わせた迷彩模様で覆われたレイはそのまま調査を開始し。
「変わったこと? 特にそういうのはなかったと思いますよ」
「そうね。誰かが見つけてたら騒ぎになってると思うし――」
 監視を終え、散策がてら聞き込みを行うも頭を振る人ばかり。
「……目新しい異常はなさそうですね。普段から多くのディアボロスが活動している場所だからでしょうか」
 異変があれば、そちらの誰かが気づいているということであろうか。一つ息をつくと気を取り直したレイはパラドクストレインの方へと引き返し始めたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
残留効果活用

セーヌを頼りに……マルメゾン城へ向かう
史実に沿うなら、皇妃ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの居城

偶然か必然か、皇妃はマルメゾンの名の淫魔を重用していたようだし……
皇妃は淫魔を統率し、政治面でも優秀だったようだ
この時代で狙われたマリー王妃は、淫魔大樹に某かの縁があったなら
皇族と大陸軍の痕跡や、淫魔の力にちなむ何かが、そこにないだろうか

飛翔で現地へ
時間の許すかぎり城を調査し情報収集
双眼鏡を用い偵察、状況確認し
敵に見つからぬよう地形の利用、忍び足
内部も調べ、観察を尽くそう
警備次第で裏手や窓から侵入、高所から覗く等臨機応変に
ポケットにスマホ忍ばせ動画撮影
可能な限り情報を持ち帰る


「マルメゾン城。……史実に沿うなら、皇妃ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの居城だったか」
 眼下に立つ城を遠目に眺め、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は呟く。
「偶然か必然か」
 皇妃がマルメゾンの名のクロノヴェーダを重用していたことを思い出し、エトヴァは瞑目する。
「皇妃は政治面でも優秀だったように思う」
 同時にある種族ののクロノヴェーダを統率していたことも気にかかったのか。
「この時代で狙われたマリー王妃があの大樹に某かの縁があったなら――」
 マルメゾン城にも何かがあるのではと、それがエトヴァをこの地に向かわせた理由でもあった。
「そろそろ降りよう」
 空を飛びやって来たエトヴァだったが、身を隠すもののない空は見つかりやすく危険な一面もある。高度を下げて地面へ降り立つと、双眼鏡を取り出しててまず城の様子を探り。
「今、何か動いたか……」
 城へ入ってゆく人影を目にすれば、足音さえ殺し、物陰に隠れながら近づいた。敵に見つからぬよう細心の注意を払ったのだ。
「敵……敵、か」
 唸ったのは、マルメゾン城に入ってゆく人影の正体を確かめることができたから。それは、確かにクロノヴェーダだった。ロベスピエールの同志たちという但し書きもつくが。
「物資を運びこんでいるようだが、拠点にでもするつもりか……」
 流石に直接話を聞きに行くわけにもゆかず、エトヴァはポケットに忍ばせていたスマホで撮影を始めるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

レイラ・イグラーナ
革命淫魔たちも、独自に動き始めているようですね。
自身の利用価値がなくなってきていることをロベスピエールも気付いている……のでしょうか?

ですが、まずは自動人形からです。
立て籠もっているということですし、拠点外をうろついていたりはしないでしょう。変に隠れない方が街の人の不審は買わなそうです。
徒歩で街へと向かい、パリの商人の遣いを名乗って街の方へ話しかけます。
自動人形の方々からご注文頂いた物資をお届けに参ったのですが、自動人形の方がどこにも見当たらず……どこに居られるかご存じでしょうか?

……そういえば、パリでは革命淫魔と名乗る方々が幅を利かせていますが、この辺りには居られないのでしょうか?


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

ようやく収穫があったな
まあ、革命淫魔たちが大人しくしているのは表向きなんだろうな……
ロベスピエールだし……何も考えてないって事はなさそう

現地で違和感ない労働者の衣裳を身につけプラチナチケット
酒場や食堂で注文しつつ、今は西暦何年何月だっけ、と世間話から入る
困った風を装い、話しかける
実は、自動人形の偉いさんから頼まれた納品があるんだけど……
場所がわからなくて……期限を過ぎるとえらい目に遭う
返答あれば礼をし、支払いを

拠点の情報を得たら、現場付近へ
地形の利用し姿を隠しながら偵察、観察
双眼鏡も用いて
建物の構造や弱点……
バリケードなどの警備状況と、裏口など攻めやすそうな侵入口はないか探そう


「ようやく収穫があったな」
 そんなエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)の言葉に口を開いたのは、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だった。
「彼らも、独自に動き始めているようですね」
「まあ、大人しくしているのは表向きなんだろうな……」
 レイラの言葉に相槌を打ちつつエトヴァの視線はこれから潜入する街へと向いて。
「自身の利用価値がなくなってきていることをロベスピエールも気付いている……のでしょうか?」
「ロベスピエールだし……何も考えてないって事はなさそうだ」
 二人が言葉を交わしていたのは街が近づいてくるまでのこと。
「ですが、まずは自動人形からです」
 考察も推測も切り上げて、二人が探るべきは拠点へ立てこもる敵の情報。
(立て籠もっているということですし、拠点外をうろついていたりはしないでしょう)
 変に隠れない方が街の人の不審は買わなそうという理由で隠れることなくレイラは街へ足を踏み入れて。
「ここからは二手に分かれるか」
「そうですね」
 ディアボロスであることで一般人には違和感を与えにくくあったエトヴァだが、その上で周囲に溶け込むような服装をし、向かったのは街の酒場。
「いや、これが作られたのがどれくらい前だったか気になってな」
 今が年々何月だったかと問いを口にしたエトヴァがワインのボトルを示せば、怪訝そうな顔をした店の人間も納得し。
「実は、偉いさんから頼まれた納品があるんだけど……」
 困った表情を作り打ち明けたのは、しばらく飲食と周囲との会話が進んだ後のこと。
「場所がわからなくて……期限を過ぎるとえらい目に遭う」
「そいつは災難だな……」
 酒が入って口が軽くなっていたこともあるのだろうか。エトヴァは客の一人から自動人形が籠っていると思しき場所について聞き出すことに成功し。
「ご注文頂いた物資をお届けに参ったのですが、受け取り手の方がどこにも見当たらず……どこに居られるかご存じでしょうか?」
 ほぼ同刻、レイラもまた商人の遣いを名乗って通りかかった一般人へと声をかけていた。
「それなら聖堂の方じゃないか? やけに物々しくて」
 近づく者もほとんどいないと聞けば、レイラは応えてくれた一般人へと礼を言い。
「……そういえば」
 もう一つ問いを投げたのは、エトヴァがマルメゾン城でロベスピエールの同志たちを見かけたからだろうか。
「そうか、このあたりでは見かけていないと」
「はい。『この辺りには居られないのでしょうか?』とは尋ねたのですが」
 話にあった自動人形が立てこもっている場所近くまでやって来ていたエトヴァと合流したレイラはエトヴァの言葉に頷き。
「まぁ、居たら自動人形たちと交戦してそうだしな」
 加えて勝手に先端が開かれるような要素があるなら時先案内人がパラドクストレインを降りる前に匂わせるなりなんなりして注意を促していただろう。納得すると出入り口付近にバリケードの築かれた聖堂を双眼鏡で眺めた。
「自動人形が屋根の上に居るな。トループス級だけか」
 見張りを兼ねての配置だろうか。自由過ぎて世紀末なトループス級自動人形の改修型というには恐ろしく静か、かつ真面目に周囲を警戒しているようであり。
「入り口がほぼ正面のものだけというのは弱点といえば弱点になるか。いや、いざとなったら窓を破って出てくることも……」
 内部にもトループス級が存在するなら、そちらと見張りのトループス級とはディアボロスたちの火力と作戦次第では分断して撃破することも可能かもしれない。
「侵入経路が少ないという意味でもあるが、入り口から出てくる際に渋滞するのであれば」
 もちろん先に思いついたよう窓を破って出てくることも考えられるわけではあるが。
「ここまでか」
 見張りに発見される可能性も考慮し、物陰から観察していたエトヴァは程よいところで切り上げたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!

レイラ・イグラーナ
然もありなん……とは思うのですが。
ロベスピエールはジェネラル級。ダブー亡き今、ここ1793年の自動人形で彼に逆らえる者は居ません。
どうにも私たちを遠ざけているか時間稼ぎをしているか……そんな雰囲気を感じます……何も考えていないわけではないと信じましょう。

それでは私は見張りを仕留めましょう。
【光学迷彩】を使って隠れ、こちらに気づかれるギリギリまで進んだところで【飛翔】で屋根の上のトループス級へ吶喊、こちらも宙を飛び敵の連続攻撃を回避して肉薄、銀の針での【手製奉仕・縫】で貫き、後続が出てくる前に仕留めます。

その後は入り口から出てくる敵は他の方にお任せし、私は窓から出てくる敵を遊撃で仕留めます。


レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒ、あっしはしがないウィザードでさぁ』

一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」

他者との連携やアドリブOKです。
言動は下手に出ていますが、演技であり相手を油断させてからの攻撃を得意とします。
卑怯や姑息と言われると喜び、逆に相手を煽っていきます。
最初から演技が通じない、見破られたとなると口調が粗暴となり攻撃的になります。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します。卑怯者ですが、迷惑をかける行為はしません。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「然もありなん……とは思うのですが」
 思い浮かべるのは、調査に赴いた仲間の持ち帰った情報か。
(ロベスピエールはジェネラル級。ダブー亡き今、ここ1793年の自動人形で彼に逆らえる者は居ません)
 続いて一体のクロノヴェーダの顔を脳裏によぎらせたレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は今から攻め落とすべき自動人形の拠点とは別の方角の空を一度だけ見た。
(どうにも私たちを遠ざけているか時間稼ぎをしているか……そんな雰囲気を感じます)
 瞑目し、ここではない場所のことに意識と思考を割いたのは、そう長い時間でもない。
「……何も考えていないわけではないと信じましょう」
 独言を最後に疑惑への考察は切り上げて、戻したレイラの視線の先は聖堂の屋根。自由過ぎて世紀末と言われた要素は何処に消えたのかという程静かに接近する者がないか目を光らせている自動人形たちへととまる。
「それでは――」
 私は見張りを仕留めましょうと宣言したのは、後に続く仲間の為か。
「イヒヒ、強襲ですかい? いやぁ、あっしは騙し討ちとかも好きなクチですがね。一つノらせてもらっても?」
 レイラが物陰に隠れようとしたところで声をかけ、申し出たのはレオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)で。
「ありがてぇ。そいじゃ、お気をつけて」
 共闘は断られることもなく、物陰に遮られ身体の殆どが見えなくなったレイラを見送る形で声援を送るとレオネオレもまた動き出す。
「異常なし、とします」
 屋根の上の自動人形、リベルタス・エアリアルカスタムたちはそこそこ遠い物陰の側でディアボロスたちがそんなやり取りを交わしたとは知らず。
「警戒を継続……む?」
「どうしました?」
「今、あの辺りで何か動いたような……」
 声を上げた同胞に訝しんで問えば、問われたリベルタス・エアリアルカスタムはトーチ型対空ライフルを地上の一点に向け。
「やあああっ」
「なっ」
 唐突に上がる鬨の声に驚き、一瞬動きが止まった自動人形たちは肉薄してきたレイラへ身構えることも出来なかった。どうやってその距離まで詰められたかにすら理解が及ばなかったかもしれない。
「飛ん」
「滲む一滴、擦れる凩。銀の野薔薇が狭間を透かす」
「がっ」
 身体が宙に浮いていることで空を飛んできたと気づいた時には、もう急所へとレイラによって針を突き立てられており。
「おのれっ、敵襲で」
「おや、お早いお気づきで」
「っ」
 崩れ落ちる仲間の姿にいきり立ちつつも即座に襲撃を伝えんと声を張り上げかけていたリベルタス・エアリアルカスタムは予期せぬ方向からの声で弾かれたように振り返り。
「サファー、グリーフ、リグレット」
「しま」
 視認したのは様々な残骸で継ぎ接ぎした自動人形が自身に迫り、炎を纏う二本の右腕を振り上げながら骸骨の顔で歯をカチカチ鳴らし踊る様だった。
「ごはっ」
「ぶふっ」
 連続攻撃に巻き込まれた隣のリベルタス・エアリアルカスタムまでもが屋根の上でよろめき、振るう拳から待った火の粉は蝶の如くひらひらとそれでいて短く儚く消え。
「この、よくもやりましたね」
「おっと、いいんですかい? こっちばっかり見ていても? お仲間を倒したお人の方は警戒しなくていいんで?」
 まだ騙せると見たのか、反撃に出んとフラッグ型魔法ローターで、砂礫混じりの旋風を纏おうとするリベルタス・エアリアルカスタムたちへからかう様にレオネオレは問い。
「その手には乗りません! 安易に我らへ手を出したぐこっ」
 後ろからレイラに急所を針で貫かれたリベルタス・エアリアルカスタムが言えたのはそこまでだった。
「ちっ」
 一方で舌打ちしたレオネオレは操るデブリパッチワークドールを引き寄せながらもう一体のリベルタス・エアリアルカスタムが繰り出す連続攻撃の一撃目を躱し。
「そこはお任せしますね。私は窓から出てくる敵を遊撃で仕留めます」
「っ、まぁ、手負いの一体くらいなら、何とかしやすが、ねっ」
 トーチ型対空ライフルから放たれる射撃を時に屋根の出っ張りを時にデブリパッチワークドールで受けながらレイラの言葉に答えると。
「そうはさせま」
「イヒヒヒ、あっしに背を向けるのは少々早すぎますぜ?」
 レイラを追おうと踵を返そうとした自動人形目掛けデブリパッチワークドールが襲い掛かって屠り。
「さてと。騙す為たぁ言え、ああ言っちまった以上、屋根の残ったやつの気ぐらいはひいときますかい」
 レイラが屋根から降りてゆくのを認めるとレオネオレは襲うべき敵を探し歩き出すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!

龍統・光明 (サポート)
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』

ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード

特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う

基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う

常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている

『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』

よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)


如月・アオイ (サポート)
『大丈夫! ここはアオイに任せて!』
 人間の魔創機士×ワールドハッカー、16歳の女です。
 普段の口調は「ふつう(自分の名前、~君、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、真剣な時は「真面目(自分の名前、アンタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。
 年上には「~さん」呼びです。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!

 申し訳ありませんがグロ系の依頼はNGです。
 あと未成年なのでエッチな依頼もNGです!


宵星・影晃 (サポート)
『独力にては大業成らず。さあ、参りましょう』
 人間の陰陽師×妖怪博士、13歳の男です。
 普段の口調は「生真面目(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、油断すると「男の子(僕、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


シャスタ・ワーズドット (サポート)
『お前たちとなら、この復讐も成せることだろう』
 妖狐の撃竜騎士×無双馬『ラバウォーカー』、21歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」、仲間には「丁寧(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



シェスト・ツリュクベコメン (サポート)
俺は居場所を取り戻すためなら、どんな冷酷な事でもする。

戦闘では元軍人の戦闘知識で自分が有利に立ち回れるように動き、主にアサシネイトキリングでの暗殺で手早く終わらせる。
敵に見つかっている状態ならばメタリックプロミネンス、集団戦ではアナイアレイションで一掃する。
敵の攻撃は看破し避けるか忍耐力で耐える。
多少の負傷はいとわない。
仲間との連携も積極的に行おう。

戦闘以外では情報収集も得意だ。
食べ物の選り好みはしない。酒は適度に嗜む。
ボケは基本的に無視するが、話が進まなければ鉄拳制裁はするかもしれん。

クロノヴェーダに妻と娘を奪われたが、今でもあいつらを愛している。
他の女に興味はない。

好きなように使ってくれ。


「大丈夫! ここはアオイに任せて!」
 屋根の上で始まった戦いは応援に駆け付けたディアボロスたちにも目撃されていたのであろう。如月・アオイ(笑顔の案内人・g03282)は屋根の上へと一声かけると、蝙蝠のような翼の生えた爆弾、悪魔爆弾の群れを味方と交戦中のリベルタス・エアリアルカスタムたちへと嗾けた。
「私たちに空中戦を挑もうとは――」
 まるで蝙蝠の群れが如く、忙しなく翼を動かし迫って来る爆弾たちへと標的にされた自動人形の片方が視線と意識を割くが、リベルタス・エアリアルカスタムは不幸にも気づかない。応援に現れたディアボロスが単独ではなかったことを。
「独力にては大業成らず。見誤りましたね」
「なんっ」
「こ、これは」
 ただ、アオイの差し向けた悪魔爆弾のみと見て単独で対処可能と見た自動人形は近くの仲間と共に宵星・影晃(人間の陰陽師・g03235)の展開した結界の中へと閉じ込められ。
「私たちを閉じ込めて不自由を強」
 恐らく、一番に気にすべきところはそこではない。だが、言葉を最後まで紡ぐよりも先に結界の内部に放たれた式神たちが囚われた自動人形たちへと襲い掛かった。
「うああっ」
「きゃああっ」
 上がる悲鳴は複数、だが式神の一撃を受けたすべてが崩れ落ちる訳ではなく。
「わたしたちの歌を聞きなさい、いえ、聞かせま――」
 中で歌い出そうとしたところで、結界は消え。襲撃のお預けをされていた悪魔爆弾たちが口を開けたリベルタス・エアリアルカスタムたちに纏わりつき、爆ぜる。
「く、あ……」
 式神に攻撃されアオイの放っっていた悪魔爆弾の群れから意識が逸れていたことを自動人形たちへ攻めるのは酷か、ただ。
「好機だな」
 よろめく複数の自動人形を見た三人目、ことシェスト・ツリュクベコメン(サイボーグの殲滅機兵・g03339)は機械義足の膝、スライド式の蓋を開けて内蔵した榴弾砲を同じく蓋を開き狙撃銃の銃口を覗かせた機械義手と共にそれらへと向けて。
「屋根自体はあまり傷つけたくはないが……」
 爆発を耐えたとしても、仲間へ反撃することへ意識が向いてこちらに無防備を晒す相手である。
「今度こ」
 シェストが向けた武装が一斉に吠えた。砲弾が胸部に命中すれば自動人形もそれ以上言葉を発せず、それどころか人型をとどめるのも生き残ることも困難だった。別の個体は狙撃銃で顔面に風穴を穿たれ、元より爆発で損壊していた身体はもう立つことも能わず。
「こんなところか」
 結果として、一斉射は屋根の上に居た手負いの自動人形数体を殲滅した。最後まで言い終えられなかった自動人形の残骸の雨が聖堂の屋根から地上へと降り注いだ。
「ふぅ、屋根の方は随分数が減ったよね」
「ええ。ですがこちら側からはまだ影になってる場所にも居るかもしれません。さあ、参りましょう」
 自身を含む爆発やら砲撃の煙が晴れると屋根を見上げたアオイが呟き、頷いた影晃は促して。
「屋根の上のはあくまで見張りだろうしな」
 二人に付き合うことを決めたシェストが続いた頃。
「敵襲で」
「その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……」
「な」
 ちょうど三人が回り込んだ先でも戦闘は起こっていた。戦闘音を聞きつけたのか、窓を内から破って出てきた自動人形は状況を把握する前に振り返る。
「まずは一体」
 足音を忍ばせ待ち構えていたのだろう龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)は二振りの神刀を鞘に納め、リベルタス・エアリアルカスタムが突き破った窓のすぐ脇に立っていて。
「さぁ斬り伏せろ」
「がっ、は」
 鞘走り抜かれた刃が閃いて自動人形の身体は三つに分かたれる。
「う、あ、まだ……この天も」
 にもかかわらず、残ったフラッグ型魔法ローターを持つ片腕と胸部及び頭部だけの身体でリベルタス・エアリアルカスタムは光明めがけ突っ込む。
「最後の意地、か」
 白銀の手脚甲に包まれた腕を盾代わりに翳しつつ光明は地を蹴って。
「グラン、ダルめっ、の」
 ローター羽根が手脚甲を幾度か叩いた。光明の受けた被害はそれだけにとどまり。
「さて」
 光明は抜いていた神刀を再び鞘に納める。戦いが終わったからではない。
「やはり敵襲ですか」
 次の自動人形が聖堂の内より現れることを予測したからこそで、再び抜刀の構えへと移行する一方で。
「もう敵を撃破しているのか。心強いな」
 残骸となった自動人形を乗騎とした無双馬のラバウォーカーへ跨がせるようにしてシャスタ・ワーズドット(妖狐の撃竜騎士・g03476)は微かに口元を綻ばせ。
「新手っ」
「お前たちとなら、この復讐も成せることだろう」
 シャスタの言葉は限定的に二対一の状況となった自動人形へは向いていなかった、ただ。
「だから、こいつは俺が貰っておこう」
 そのまま駆けさせたラバウォーカーの鞍上で振るう馬上槍はリベルタス・エアリアルカスタムの方しか向いていなかった。
「あがっ」
 穂先が突き立った自動人形の身体を無双馬の蹄が踏み砕き、蹂躙し。
「どう」
 外の音を聞きつけて砕けた窓の向こうから顔を見せた別の自動人形目掛け人馬一体となったシャスタは肉薄してゆく。
「ぐはっ」
 距離を詰められた二体目も槍で突かれることとなるが。
「敵襲」
「敵襲ですか」
 敵襲を察知すればすぐさま駆けつけて来るところはさすがというべきか。並ぶ窓のいくつかが破られた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!

劉・月 (サポート)
 インセクティアの神算軍師×妖精騎士、20歳の男です。
 普段の口調は「女性的(アタシ、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」、戦闘時は「丁寧(アタシ、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


孫・リア (サポート)
大戦乱群蟲三国志出身、無双馬と共に二槍流で戦う妖狐

基本的に人が良いので自分や相手の命や心を大切にしそれを基準に動く事が多い
クロノウェーダには容赦はしないが相手の扱いが悪かったり立場が悪すぎたりする事は同情したりするが最後は倒す
残留効果は余すことなく使い分けて使用する

★戦闘
戦闘時には主に偃月刀と馬上槍を駆使し一騎当千の如く戦い、無双馬の星星に騎乗し連携して戦う事も多い

★冒険日常戦闘補助
単独でまたは星星や自身の鴉の阿黒と協力したり、演技をしたり状況によっては騙したりもして、有利に動けるようにしたりするが一般人を傷つける事はしないが悪人なら脅したり気絶させるくらいはする

共闘OK
過剰なエログロNG


「戦力の逐次投入は下策じゃない?」
 唐突に強襲されたのだからそれでも即座に応じられる練度の高さは賞賛すべきかもだけどとは、刀身に術式が彫り込まれた魔法の剣を片手に下げる劉・月(ホタルノヒカリ・g06902)の言。
「応援として駆け付けた以上、それらしいことはしましょう」
 脇に抱えた本の方は武器ではないのだろう。開く様子もなく、代わりに魔法の剣の側面を指で撫で、妖精を召喚すると地面を蹴った。
「やはり、襲撃っ」
 迫って来る月と地面に散らばる仲間のなれの果てを見て状況を察したリベルタス・エアリアルカスタムは迎撃せんとトーチ型対空ライフルを構えるも、襲い掛かってきているのは月だけではない。
「うぐっ」
 月に気を取られ過ぎて視覚外から妖精の一撃を受ければ、生じた隙を突く形で月は斬りつけ、駆け抜けながら向かうのは先に斬った自動人形の向こう、別の窓から現れた個体。
「なん」
 隣の同胞とだけ斬りあっているかと思ったのか、別の方向に意識を向けていたのか。いずれにしても月の襲撃はかのリベルタス・エアリアルカスタムにとっても想定外の様で。
「こんな時に」
 苦虫をかみつぶしたような声とまだ月が来ている以外の方向も気にしていることは後者だと無言で語るも、慮る理由は月になく。
「星星! 阿黒! 合体して行くよ!」
 横合いから聞こえた孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)の声が、そちら側からも味方が仕掛けていることを月へと知らせ。
「ちょっと運がなかったかもだけどね」
 無双馬の星星と鴉の阿黒、両者に呼びかけ合体を促したリアからすると敵が自分以外にも意識を割く必要があるのは、都合が良かった。想定以上の戦力で襲い掛かられて各個撃破されそうな自動人形にいくらかの同情は見せたが、敵は敵。
「はあっ」
 黒き翼の生えた白の無双馬へ跨れば、乗騎は跳躍の勢いのまま空へと乗り手ごと自分の身体を運び。
「ぐっ、空を……そこもこれからは、グランダルメのっ」
 かろうじて妖精の攻撃を防ぎながらも剣の一太刀を受けた自動人形は空間を歪ませ、砂礫混じりの旋風を纏って即座に反撃へ出つつも、自分の頭上を取った形のリアを見上げ。
「させないわよ、そして――奪った歴史、返してもらうわ」
 リアの振り下ろした偃月刀に顔面を割られると浮かび上がった自動人形の身体が真っ逆さまに墜ちてゆく。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!

シアン・キャンベル (サポート)
『――我等が平穏(ホテプ)の為に』
 インセクティアのデストロイヤー×オラトリオ『隣人』、26歳の女です。
 普段の口調は「妖蟲(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)」、油断すると「うじむし(私、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)」です。

お話するのが好きです。得意な事は洗脳や扇動など。
戦闘の際は精神攻撃、罠使いを多用します。ジャンプでの攻撃は最終手段

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


徳世・縁 (サポート)
通常口調は物腰柔らかく丁寧。戦闘中は感情が高ぶったように俺様言い捨て

平和を奪われた反逆者のディアボス。むしろ平和を奪われて反逆者となったが正しい。とある戦いで一般兵士として参加して命を落としたが、何故か目覚めたら新宿島に流れついていた。戦闘スタイル:馬上も地上も【青龍偃月刀】による攻撃手段。予備武器として馬上槍セット。場合によっては二槍流も可能。時には槍を投げたり

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「味方が」
 次々と倒されてゆく仲間の姿に旗色のまずさを察しつつも動揺から士気が下がり戦線が崩壊とまでいかないのは残党軍とは思えない規律の高さ故か。
「貴様も災難ではあるな。いや、災難であるのか……私にしてみればいずれにせよ変わらぬかもしれぬが」
 顔を歪める自動人形を見つめ、声をかけるはシアン・キャンベル(ルログ・g01143)。
「なっ、何を」
「いや、会話と言うものが好きなのだ。他意はない。しかし……前に中へ脳があるかを確認する試みは失敗に終わったのであったか」
 あれはあくまで別の自動人形とシアンも記憶していた。
「ふっ、ふざけるなんて許しませんっ!」
 だが、リベルタス・エアリアルカスタムはシアンの話す内容が気にくわなかったらしい。
「ならば、名残惜しいが会話はこれまでとしよう」
 十分に注意はひけた、ともシアンは口にし。
「しま」
「貴様、俺様を無視するとは面白い」
 慌てて振り返ったが見るは、戦場の覇者と見紛うばかりの様で青龍偃月刀を振りかぶった徳世・縁(人間の無双武人・g05815)の姿。
「その余裕の根拠、俺様に見せてみろ」
「くうっ」
 敵陣ごと薙ぎ払わんとするかのような勢いの一撃を軽減せんとリベルタス・エアリアルカスタムは軌道にトーチ型対空ライフルを挟み込むも、シアンに気を取られていたことで、出来たのは、そこまで。
「かはっ」
「ごっ」
 受け止めることはできず、味方を一体巻き込んで一撃で吹き飛び地面に転がりながらも空間を歪ませ反撃に出ようとするところへ襲い掛かるものがある。
「あ」
 微かに視界に入ったのは、何かの翼。それがシアンのパラドクスによる攻撃であると理解することもなく自動人形たちは斃された。
「これで二体、あっけないが正面からの戦いでないから見るか」
 もともと一般兵士だったからこそ縁もそれなりに戦いは知っている。
「戦いが終わらぬなら、敵を探すか」
 感情が高ぶったかのような様のまま、縁は無双馬の羅威迅を駆ると次の敵を求めて駆けだすのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【照明】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

あちらは首尾よく行ったようだ
内部の敵が騒ぎに気づく前に、俺は正面突破し敵の分断を

光学迷彩と地形の利用で潜み
行動は味方と機を合わせ連携
【トラップ生成】でバリケードの内側を罠地帯に
ワイヤートラップと地雷を配し、敵陣の混乱を誘った隙に
地面ギリギリを飛翔し接近、バリケードを速やかに突破し奇襲
狭いバリケード内にPDの糸を張り巡らせて攻撃
狙いを合わせ表の敵を仕留める
以降は渋滞する敵へ、入口付近に罠とPDの糸を巡らせ攻撃

偵察、観察し戦況を把握
窓を破って降る敵は飛翔で飛び退き、入れ替わりに上から強襲

反撃には魔力障壁を展開し、衝撃波を防御
首の動きを観察、顔の正面を飛んで回避
それは歌じゃないな……


山田・菜々 (サポート)
『おいらが助太刀するっすよ。』
 基本は仲間のサポートにまわります。しかし、子どもや、家族を思う人に危害が加わることは許せず、率先して守ります。

 戦闘スタイルは臨機応変にその場の状況にあわせて戦います。戦場のあらゆるものを武器としますが、自分の拳もそのひとつです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「あちらは首尾よく行ったようだ」
 時間は異変に気付き窓を破ってリベルタス・エアリアルカスタムたちが飛び出してくる少し前まで遡る。
「さて」
 見上げていた屋根の上から視線を聖堂の入り口へと戻したエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が目にしたのは侵入者を阻むべく並べられたいくつかのバリケードに扉の下半分が隠れた光景だった。
「あれなら逆にこちらも見つけにくいだろうな」
 例外は屋根の上で見張っていたトループス級の自動人形たちだが、味方の強襲によってこちらを気にするような余裕はないはずで、バリケードを逆用して隠れたエトヴァは迷彩模様で覆われた身体でバリケードの内側を罠地帯へと変えてゆく。
「殺傷可能な罠も設置できればよかったのだが……いや、設置できてもクロノヴェーダには通用しないか」
 設置できるのは非殺傷の罠に限られ、たとえ地雷を仕掛けたとしても一般法則破壊によって容易に無効化されることに思い至ればむしろ無駄にならずに済むと思いなおすとちらり屋根の上を窺う。
「いけるな」
 準備は整った。確信と共に地を蹴ったエトヴァの身体は重力に引かれることなくそのままバリケードを超え。
「な」
「侵入――」
 ここでようやくバリケードと扉の間に居た自動人形達が漸くエトヴァの存在に気づくも、遅い。身動きしようとした身体にワイヤーが引っ掛かり。
「っ、こんなもので」
 自分達を止められるかと言いたかったのだろうか。ただ、仕掛けられたワイヤートラップには鋭い切れ味を持つ極細の糸、しかもパラドクス製のそれが混ぜられていたのだ。
「どめ゛」
 構わず動こうとしたリベルタス・エアリアルカスタムの腕が地面に転がり、糸の絡んだ胴が斜めに切断されて滑り落ちる。
「っ、よくも」
 片腕を失いつつも同胞を討たれた自動人形は黄金の後光を背負って歌いかけ。
「な」
 その視界を横切って飛来したトランプのカードが地面へと突き刺さる。視線でトランプが来た先をたどれば何枚かのカードを指に挟んだ山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)が立っており。
「新手が」
 トランプは直撃するようなコースではなく、それなりに外れてはいたが、自動人形たちはトラップに紛れたパラドクスで斃されあるいは傷を負ったばかり。
「それっ、それ、まだ行くっすよ」
「うっ、っく、こ、の」
 連続で投げられるトランプもつい反応して躱してしまい。
「あ」
 そして、極細の糸が身体に触れて気づく、投げられたトランプは窮地に追い込むための伏線であったことを。
「すべてはこの一撃のために!」
「ぞっ」
 握り込んだ拳を叩き込まれたリベルタス・エアリアルカスタムの身体は細切れになって部品をばら撒き。
「大丈夫みたいっすね? ここからはおいらが助太刀するっすよ」
「助かる」
 菜々へ礼を言ったエトヴァは強制的に中断された自動人形による歌の出だしを思い出し。
「あれは歌じゃないな……」
 もはや残骸になったリベルタス・エアリアルカスタムへ視線を落とし呟いたのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!

薄雪・灯子 (サポート)
どもり癖があり、人見知りで引っ込み思案だが、根は健気で基本的に他人のために頑張るタイプ。
という仮面で隠している素顔は絶望で真っ黒に塗りつぶされた冷たい嘘つき。
本心のように仮面の人格を演じているが、軽い弾みで本当の自分が顔を出す。

技能・エフェクトを積極的に使い、場面に応じた搦め手を好む。
調査や環境を整える時は後に続くエフェクトを重視。
戦闘では死角からの暗殺か面倒くさくなってキレて暴発かのどちらかが多い。

パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


朱月・花梨奈 (サポート)
『あたしに付いて来てね!』
 人間のガジェッティア×カースブレイド、女の子です。
 普段の口調は「元気っ子(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 寝言は「眠い(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 元気で明るく、リーダーシップを発揮してくれる女の子。
武器は拳銃型ガジェット「エレメンタル・オーパーツ」による遠距離戦と
妖刀【竜牙】による接近戦を状況に応じて使い分けて戦います。

色んな事々に興味津々で、人と会話をするのも好きだし、冒険も好き。
恐竜の化石や古生物にも興味を持っている。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


雁金・湊 (サポート)
パラドクスは指定した物をどれでも使用するが、基本は『アイスエイジブリザード』による足止め。
積極的に攻撃するよりもサポート的な役割を好む。
攻撃出来るタイミングには仕掛けるが、その際は敵の数によって『伝承戦術』『復讐の刃』『粉塵爆発』を使い分ける。あくまで他の人が動き易いよう行動。
他人とは深く関わらない主義だが、依頼成功においては協力的。時には敵の攻撃から身を挺して庇う事も。
「ボクは痛いの嫌い。キミだってそうだろ?」

運命の輪は魔力を秘めたタロットカードで絵柄と向きにより効力が変化する。効力自体は大きくはないが、自身や相手の意識が向かう方向を示すのに用いる。目的がハッキリしていた方が動き易いだろう?


「怯むのではありません! まだ扉が突破された訳ではないのです!」
 扉の付近に居た自動人形がトーチ型対空ライフルを構えて叫ぶ。
「崩れないな」
 屋根の上を含め、かなりの数の仲間を倒されているにもかかわらず入り口を死守せんとする様に雁金・湊(失った記憶の欠片を求める魔術師・g02358)はポツリ漏らし。
「それなら、突破できるまで攻めるだけよ。さ、あたしに付いて来てね!」
「は、はい。わかりました」
 妖刀を手に一歩バリケードに近づいた朱月・花梨奈(化石ハンター・g01280)はちらり一度だけ味方の居る後方を振り返り、どもりながらもこれに薄雪・灯子(赤い欺瞞の根・g00882)が応じた。
「そう言うことなら、手を貸せばいいかな」
 今なら巻き込みはしないだろうしと湊が散布するのは高い可燃性を持つ微細なケミカル粒子だ。
「なんですか、こ」
「いけない、早く散らし」
 まき散らされて目にした粒子へ自動人形の反応は様々であったが、いずれにしても被害を免れるような行動に至れた者は皆無。
「塵も積もれば大爆発……ってね」
 咄嗟にフラッグ型魔法ローターで吹き散らそうとしたものを含め生じた爆発が自動人形たちを呑み込み。
「ぐ、う……よく、も、がっ」
 ボロボロになりながらも空間を歪めトーチ型対空ライフルを湊へ向けようとしたリベルタス・エアリアルカスタムの胸に生えたのは、花梨奈が自身の復讐の意思を具現化した武器だ。おそらくは爆発に紛れる形で生成し、投げつけるタイミングを見計らっていたのだろう。
「うまくいったみたいね」
「まだです!」
 すぐ隣の仲間を倒され、自身も肩に仲間に刺さったのと同じモノを受け、片膝をつきながらも自動人形がやや緩慢な動きで腕を持ち上げ、魔法ローターを回して旋風を纏う。
「も、もう! もっとさっさと油断しなさいよ!」
「え、あ」
 花梨奈の言葉に応じてから、気配を消しつつ強襲の隙を窺い続けていたのだろう。焦れたのか若干キレ気味に灯子の繰り出した一撃は手負いの自動人形の命をあっさりと摘み取り。崩れ落ちたリベルタス・エアリアルカスタムの身体は地面に倒れ込むとバリケードにもぶつかってけたたましい音を立て。
「ひゃわっ?!」
 あまりの音に灯子はびっくりして見せるも、素を見せてしまった直後である。
「ぐっ、戦況を立て直さなくては……」
 そもそも、攻め込まれている自動人形たちにはどうでもよいことで。
「扉を開けては敵の突入を許しかねません、ここは」
 異変を察知した味方が窓を破り、側面から回り込んできた味方と交戦中の敵を挟撃する。そんな筋書きを描いたのかもしれない。
「ならば、なおのこと倒れる訳に」
 耐え忍ぶ決意をしたリベルタス・エアリアルカスタムが目にするのは、散布されるケミカル粒子。
「倒れて貰うよ、先に進むためにね」
 生じた爆発の中、傾ぐ自動人形の影を見つつ湊は身体を前に傾け、そのまま地面へ倒れ込んだ。
「最後の意地かな」
 今まで頭のあった場所を通り過ぎてゆくのは、多数の炎弾と投擲されたフラッグ型の魔法ローター。ローターが煤けているのは炎に包まれ、倒れ込みながら放った最後の反撃であったからだろう。
「トドメよ」
「かはっ」
 湊が顔を上げれば、妖刀で高速回転しながら自動人形が放つ連続攻撃を弾いた花梨奈が至近距離から敵の胸に生成したばかりの武器を叩き込んで屠る姿があり。
「さ、先を越されちゃいましたね」
 おどおどしつつもすぐさま加勢できる位置から灯子もまた花梨奈の姿をチラチラ盗み見ていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
【アクティベイト】LV1が発生!

クロエ・アルニティコス
ここは通常のディヴィジョンとも違う、作られた世界という話でしたね。
世界を作り上げるというのには好奇心が湧きます。時間があればそちらも調査してみたいですね。
今日はそんな時間はなさそうですけれど。

先陣が見張りに対して攻撃を仕掛けたところで私も前進し【トラップ生成】で一つしかない入口に煙幕が噴き出す罠をしかけ、出てくるのを遅らせたら【オルトロス・クロッカス】を使用。入口付近の敵をオルトロスを模した二つの頭で攻撃し解体します。
敵が外に出られないようにすることで一度に多数の敵を相手にしないで済むようにしましょう

自由、平等、処刑。いい言葉ですね。
お言葉に甘えて私も自由に、平等に、お前たちを処刑しましょう。


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ活用する)
(仲間は基本的に苗字呼び)
よう。調査だのはどうも向かねえタチだが、ぶん殴るとこなら手を貸すぜ
(調査をしていた者が無事に情報を持ち帰れるように、を最優先に)

周囲のディアボロスと声を掛け合い協力。戦闘開始タイミングは合わせる
隙や死角を埋めるように立ち位置を調整
状況や敵の消耗具合を観察し、情報を共有する

【飛翔】して空中戦
【狙い撃つ災禍】で攻撃
メイン武器は長ドスだが、他の武器も翼も尻尾も使う喧嘩殺法
撃破可能な敵がいれば優先して狙い、確実に落とす
該当する個体がいなければ、動こうとしている敵の牽制や連携阻害を狙って攻撃をぶち込む
自分の負傷は気にせず攻撃優先


「ここは通常のディヴィジョンとも違う、作られた世界という話でしたね」
 と、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が独言したのは、先陣が見張りに対して攻撃を仕掛けるよりも前の話となる。
「世界を作り上げるというのには好奇心が湧きます」
 とも口にし、時間があればという前提で調査してみたいとも希望は口にしていたが、足を向けた先は戦場だった。
「今日はそんな時間はなさそうですけれど」
 諦めたわけではないのだろう。ただ、状況を理解するがゆえに優先順位を下げ。戦いが始まれば、他のディアボロスに合わせる形で入り口周辺に罠を仕掛けて今に至るのだ。
「戦力は足りてるみたいですし、ここが陥落るのも時間の問題かもしれませんね。ですが」
 視界の中で自動人形たちが倒されゆく中、クロエもただ観戦しているつもりは毛頭ない。
「よう。調査だのはどうも向かねえタチだが、ぶん殴るとこなら手を貸すぜ」
「ありがとうございます。では、お力を貸していただけますか?」
 声をかけてきた伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)と合力する形で仕掛ける先は、入り口を死守する自動人形。
「種子に宿るは我が焦燥、芽吹け『オルトロス・クロッカス』!」
 魔力と焦燥をたっぷり注がれたクロッカスの種は放り投げられ、落ちた地面からギリシャ神話の怪物を模った植物に育てば、2つの犬の頭部に見立てた部位が口を大きく開けてうち一つがリベルタス・エアリアルカスタムへと食らいつく。
「ぐあっ、こ、このっ」
「ちょっと不注意なんじゃねぇか?」
 顔を歪めた自動人形はすぐさま反撃せんとするも、この時、頭上を翼を広げた逸にとられていた。
「え」
「殴るっつったら殴んだよ、それを違えた事はねえ、だからな――」
 ぽかんと口を開けて空を仰いだ自動人形には、それまでの死角から突っ込んで来る逸から逃れる術はない。片足の太もものあたりを未だにオルトロスを模る植物に噛みつかれているのだ。
「ばっ」
 逃げ場も避けようもないままに何が何でもぶちのめすという執着の一撃を受ける羽目になったリベルタス・エアリアルカスタムは地面に叩き伏せられるともう動くことはなく。
「うぐ」
「自由、平等、処刑。いい言葉ですね。お言葉に甘えて私も自由に、平等に、お前たちを処刑しましょう」
 ギリシャ神話の怪物を模った植物のもう一つの口が噛み付いた自動人形を見据え、クロエは手の中の種へ再び魔力と焦燥を注ぐ。他のディアボロスに討たれたこともあって入り口付近にいた自動人形はその個体が最後で。
「で、どうするよ? このまま中に押し込むのか?」
 屠った最後の自動人形の躯から顔を上げて逸は尋ね。
「そうですね。外に出られないようにすることで一度に多数の敵を相手にしないで済むようにと考えていましたが」
 状況は明らかに味方の優勢。ならばこのまま突入してしまっても問題はない。ただ、この時クロエはまだ知らなかった。内部のリベルタス・エアリアルカスタムたちが窓を破って外に出て他のディアボロスたちから討たれ始めていたことを。
「おいおい殆ど何も居ねぇじゃねぇかよ」
 結果として外に出た自動人形たちは窓から外に出たところで討たれて全滅し、開け放たれた扉の向こう聖堂の中に居たのは、リベルタス・エアリアルカスタムたちを指揮していた半人半馬の自動人形のみだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】がLV2になった!
【飛翔】がLV4になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

新堂・亜唯 (サポート)
人間のバウンサー×破軍拳士、10歳の男子です
口調は「俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?」タイプ
現代日本の文化観の持ち主です

性格は善良
刻逆を解決したい気持ちは強いですが、いつでも人命を第一に行動し
助けられる一般人は可能な限り助けようとします

「俺が助けられる命なら助けなきゃ!」
「平和に暮らしたい人たちを虐げるなんて許せねえ!」

戦闘スタイルは拳法、格闘戦が得意です

パラドクスは指定した物をどれでも使用します
アヴァタール級には「螺月流・徹拳」を
トループス級には「隠密行動」をよく使用する傾向があります

必要なら怪我を負ったり、自分が盾になることも厭いませんが
公序良俗に反する行動はしません
アドリブ歓迎です


結玉・白露 (サポート)
刻逆でなったこの身体に慣れる為に、ともかく斬る数をこなしていく。
説得や避難の類は人に任せて、刀を振るうことに集中したいところだが……。

そうも言ってられないようだ、避難誘導にヒトが居ないって場所では協力させてもらおう。

パラドクスは指定した物をどれでも使用して戦うが、出来る限り妖刀を使っていく。
蹴る殴るの体術を除いて、刀を振るう場合には力押しはしない。
刀ではあくまでも斬る、突く。

怪我は厭わず、戦闘の出来る状況ならどこの現場でも積極的に向かう。
他のディアボロスに迷惑をかける行為をするつもりはない。
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。


伊狩・真琴 (サポート)
『人の歴史も命も!テメエらの好き勝手にしていい物じゃねえんだよ!』
『自分がどうするかは、人に言われたからではなく自分の意思で決めるべきです。』

武術等の心得は無いため戦闘は体の頑健さを頼りに突っ込んで力任せに殴るのが基本。
パラドクスにより異形化した腕を武器及び盾として使って戦います。
攻撃されそうな人がいれば率先してかばうように動きます。

困ってる人がいれば自分のできる範囲で助けになるよう力を尽くします。
その他、目的達成に必要と判断した事は何であれ積極的に取り組みます。

例え依頼の成功のためでも、他者に迷惑をかける行為及び公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「あとは指揮官だけみたいだな……」
 開け放たれた扉の向こう、流石にこちらに気づいた様子で視線を返してくるキュイラッサードールの姿に指ぬきグローブをはめた新堂・亜唯(風華流・g00208)の手は自然と握りしめられていた。
「やはりディアボロスの攻撃に遭ったか」
 綺麗に並べられた椅子を二分してまっすぐ伸びる通路を半人半馬の自動人形の馬蹄が踏み、固い音を立て。
「どこかの応援に駆け付けるとしても、説得や避難の類は人に任せて、刀を振るうことに集中したいと思っていた。……そんな俺には、おあつらえ向きの状況か」
 透ける薄刃を持つ妖刀を片手に下げた結玉・白露(鬼人のバウンサー・g01950)は聖堂の入り口をくぐると、椅子の最後列の手前で足を止め。
「私も加勢させてもらいますね」
 亜唯の後ろから声をかけ、横に並んだのは、伊狩・真琴(成鬼・g02897)。
「返してもらっていいよな? まずはココを」
 問いの形はとったが、街の人々の為の聖堂を不法占拠している自動人形は物理的に排除するつもりで、鋼のような強度を持つ腕をその拳を鳴らしながら、真琴はゆっくりと進む。
「出来ん話だ。我らは、ダブー将軍の命令に従い、この地を護る。配下が倒れたとてそれは変わらん」
「そうか、よっ!」
 決裂するべくして交渉は決裂する。それを交渉と言うのであれば。直後、爆ぜる様に聖堂の床を蹴った真琴の片腕は強度をそのままに異形巨大化し。
「っ、らぁッ!」
 怒りと凄まじい膂力のままにキュイラッサードール目掛け振り下ろされ。
「うぐっ、ぐっ」
 力任せの一撃ではあったが、自身にだけ見える光をなぞる様に落とされた真琴の巨腕から自動人形が逃れる場所はない。出来るのはサーベルを交差させて受け止める姿勢を作るだけだった。
「ぐおおおおっ」
 咆哮と共に交差させたサーベルが巨腕と接触するも、キュイラッサードールの姿は腕の下に消え。
「ぐっ、う、この程度でぇっ」
 空間を歪めて巨腕の横に現れた自動人形は銃を乱射し、弾幕を作りながら真琴目掛け突撃する。腕を振り下ろしたばかりだ、今度は真琴が回避不能に見えたが。
「俺を忘れて貰っちゃ困るよな」
 戦場の状況を全て「文字情報」として観測していた亜唯は、だからこそ絶妙のタイミングでキュイラッサードールへ肉薄する。
「全て、診えている」
「しまっ」
 反撃にとらわれ過ぎたこと、速度がついて急な方向転換が出来ないこと。突撃の弱点を正確について仕掛けた格闘戦へ自動人形はすぐに応じることが出来ず。
「ごっ」
 側面から殴り飛ばされると並んだ椅子を巻き込みながら転倒し。
「おおおっ」
 跳ね起きると空間を歪め、再び弾幕を張りつつ突撃を敢行する。
「流石に頑丈ではあるか、だが」
 そのさなか、自動人形が知覚した声は亜唯のものではなく。巻き込まれたなかった椅子と椅子の間を駆けるは、白露。
「二度、同じ手を」
「食うだろうさ」
 急減速をかけつつキュイラッサードールは身を捻ろうとするも、攻撃を受けんと翳されたサーベルをくぐってその身へ刃を当てる軌跡を白露にしか見えぬ光が教えてくれていた。
「があっ」
 すれ違いざまに閃かせた白い妖刀は自動人形の胴を薙ぎ。
「うっぐ」
 刃に宿る呪いは、斬られた拍子に進路がそれたキュイラッサードールへつけられた傷口を変色させ、徐々に広がってゆくのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

龍統・光明
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』

ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード

特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う

基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う

常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている

『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』

よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)


「貴様の業も喰わせて貰う」
 連続でディアボロスと交戦する羽目になった自動人形に、龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)は息つく暇を与えるつもりもない。リベルタス・エアリアルカスタムを斬り捨てた二振りの神刀は腰に下げ、手にしたのは連結システムを搭載した2丁の銃。
「ゆくぞ」
 散らかった椅子、並ぶ椅子、障害物と言う意味で移動を制限しかねない複数の椅子は光明の高速軌道を何ら妨げなかった。周囲を飛行できる世界に変えれば他のディアボロスとて床のかなりの面積を占拠した椅子に不便は感じなかったであろうが。
「ロック完了。射ち貫け!」
 背部に装着された8機の思考制御型羽形自律砲台と腰背部の翼型ユニットに搭載した8機の思考制御式羽型自律砲台。2丁の銃と共に向けられた武装は手負いのキュイラッサードール目掛け一斉に砲撃を始め。人型の上半身、馬の下半身、それぞれ複数個所へと命中する。
「ぐ、があぁっ」
 吹き飛ばされるようにして倒れ散らかった椅子群のなかへとキュイラッサードールは再び倒れ込み。
「うおおおおっ!」
 転がって跳ね起きると、四本の脚で駆け出しながら光明目掛け銃撃しつつサーベルを持つ手を振りかぶる。
「あの状態ですぐ反撃に出るか……」
 盾代わりにした光明の左腕に銃弾が弾け。
「っ」
 高速の機動を用いて退く身体に刃先が掠めたかキュイラッサードールの振り下ろしたサーベルが微かに赤い尾を引いた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【神速反応】LV1が発生!

レイラ・イグラーナ
この都市に布陣する勢力の指揮官ですね。
残るは貴方のみ。
この街や他の衛星都市に暮らす人民の皆様方について、気になることはございますが……まずは解放させていただきます。

四本の脚で駆けるキュイラッサードールに対し、こちらも【手製奉仕・駆】で対抗します。
あちらが地を駆けるように、こちらは聖堂内部の柱や天井までも駆け回り、キュイラッサードールの持つ二丁の銃を避け接近。
最後に振るう軍刀をも足場にして死角へと回り込み、銀の針を突き立てます。

この世界、そしてこの空間には不明なことがまだ数多い。
ですが、座して考えたところでそれは解明できません。
解明するためにも……まずは、貴方たちからです。


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・有効な残留効果は活用する)
(「調査を行っていた者が情報を無事に持ち帰れるように援護」を最優先事項とする…が、とりあえずは目の前の敵をぶちのめしたい気分)

てめえが親玉か。暴れ足りねえなあと思ってたとこだ、丁度いい
楽しませてくれよなあ

周囲のディアボロスと声を掛け合い、隙や死角をなくすように立ち回る
自分の負傷は気にせず攻撃を優先する
武器は長ドス使用、相手の剣と打ち合う

こちとら我流の、行儀の悪い…叩きのめしてぶち殺す為の技だ
てめえより手は少ねえが、尻尾と翼は出るぜ、ほら
(尻尾と翼も含めて何でも使う喧嘩殺法)

攻撃時は【禍竜の鋭刃】使用
隙をついて、腕なり脚なりぶった斬ってやろう


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

助太刀、感謝する

……厩舎に来たのではなかったはずだが
ダブーの部下だな
援軍を待つのは好きにすればいいが……此処は制圧する

戦場を偵察、観察し把握
重なる【飛翔】で地形の利用し屋内空中戦
屋内の制約を計算に入れ、速度よりも立ち回りに飛翔を活かす

味方と連携しつつ、包囲の位置取りし、多方向から攻撃
飛び回りながらPDで二丁拳銃の連射を浴びせ
隙や弱点を看破すれば狙い撃つ
好機には一気に畳みかけよう
銃弾の雨には銃弾の嵐で勝負
……防ぎきれるかな?

反撃には魔力障壁を展開、防御しつつ
ジャンプに先駆け飛翔、頭上を取らせぬようにし反転
天井を蹴り、壁を蹴って、合間にエアライド交えて屋内を飛び回り銃弾の雨を回避


「あれが、この都市に布陣する勢力の指揮官ですね」
 サーベルを振り下ろした姿勢の自動人形が、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)の発した声で振り返る。
「てめえが親玉か。暴れ足りねえなあと思ってたとこだ、丁度いい」
「この状況で新手、しかも複数とはな」
 レイラの横に並ぶ伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)姿まで確認して、キュイラッサードールの表情は険しさを増し。
「助太刀、感謝する」
 二人へ礼を口にしたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は荒れた聖堂内を視線で撫でる。
「……厩舎に来たのではなかったはずだが」
 自動人形が歩めば、確かに馬蹄が床を叩くのだ。
「ダブーの部下だな」
「残るは貴方のみ」
「ふん」
 エトヴァの視線が止まった先をレイラも見たまま告げれば、キュイラッサードールは鼻を鳴らし。
「単独ならいかようにでもなると思ったか、舐められたものだな」
「そうでないってんなら……腕っぷしの方で証明して貰えるんだろ? 楽しませてくれよなあ」
 嬉々としたそれでいていくつも傷跡の残る顔を凶悪に歪めた逸が応じれば。
「援軍を待つのは好きにすればいいが……此処は制圧する」
「そうですね。いくつか気になることはございますが……まずは解放させていただきます」
 エトヴァとレイラの宣言をもって舌戦は終わる。
「いくぜ」
「ああ」
「はい」
 長ドスを握り締め、走り出す前に逸が一声かければ、エトヴァは天井近くまで舞い上がり、レイラが聖堂の床を蹴る。
「っ」
「軋む節足、唸る灰猫。石火の鉤爪が瑕疵を劈く」
 同じ場所に留まればただの的と見たか合わせて馬蹄を響かせ走り出す自動人形の視界内を、レイラは椅子を足場に壁へ飛び、更にその壁を蹴ってキュイラッサードールの後方に回り込んでゆく。
「小癪な」
 レイラのみが相手なら、キュイラッサードールは振り返るだけで良かった、だが。
「おら、どっち見てやがんだ」
「うぐっ」
 真正面から突っ込みながら逸が得物を持たぬ手を握り締める。他のディアボロスが仕掛けてくるとなれば、自動人形も一人だけには構っては居られない。
「こちとら我流の、行儀の悪い……叩きのめしてぶち殺す為の技だ。てめえより手は少ねえが、尻尾と翼は出るぜ、ほら」
「く、う」
 あくまで本命は手にした長ドスでの一撃だが、それを察されぬよう、直接あてはせず、けん制になる様に尾を振るい。
「ここだな」
 戦況を観察しつつキュイラッサードールの頭上で味方二人の動きも見ていたエトヴァは、両手に銃を。
「――Sei frei.」
「がっ」
 すぐさま仕掛けた逸と回り込もうとするレイラのほうへと意識の向いていたキュイラッサードールは降るような銃撃から始まるそれを避けることも防ぐことも能わなかった。
「がはっ、ぐっ」
 上方から、時に側面から。風を切って飛び回るエトヴァによる多方向からの銃撃が自動人形に幾つもの銃創を作り出し。
「いい援護だ。もう少しやり合ってたい気もしたがな」
 眼前の敵が怯んだところで逸は握り拳を解いて長ドスの柄に伸ばす。
「――真っ二つにしてやらあ」
「がっあ」
 両手持ちで振るった斬撃は言葉通り両断せん程の勢いをもってキュイラッサードールへ浅くない傷を残し。
「おおおっ」
 ボロボロになりながらも高く跳躍したのは、この拠点を守る指揮官としての意地か。
「銃弾の雨、か。……防ぎきれるかな?」
 魔力障壁を展開しつつエトヴァは上空で聖堂の天井を蹴り。急に方向を変えたことで自動人形が放つ無数の銃弾は不幸にもたまたまそこに倒れていただけの椅子を破壊してゆく。
「倒れただけならば、起こせばいいが」
 あれでは作り直さねばなるまい、などと呟くエトヴァの視界の端にその人物が映る。
「おのれ」
 反撃を仕損じた相手のことしか見えていないキュイラッサードールの方はまだ気づいていなかった。死角から銀の針を突き立てんと肉薄してくるレイラへ。
(この世界、そしてこの空間には不明なことがまだ数多い。ですが、座して考えたところでそれは解明できません)
 なれど、蔓延るクロノヴェーダを放置しておけるかと言えば別問題だ。
(解明するためにも……まずは、貴方たちからです)
「ごっ」
 声もなく、急所へ針を突き立てれば刺したキュイラッサードール自体を足場にレイラは後方に飛び、着地直前を狙われた自動人形はまともな着地もできる筈がなく、再びいくつも椅子を散らかしながら床の上に墜落したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】がLV2になった!
【一刀両断】がLV2になった!
【飛翔】がLV5になった!
効果2【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
【グロリアス】LV1が発生!

七田・ナナ (サポート)
ウチの出番ッスか? ハイパーにお任せッスよ!

ウチにとっての先輩は、つまり他のディアボロスの人全員ってコトッス!
ウチは先輩達のカッケーパラドクスとか装備とかがハイパー大好きッス。だから、先輩達を援護したり、お手伝いするのが基本になるッス!
情報収集の時は『不思議なメモ帳』片手に頑張って情報集めるし、バトルなら身軽さを生かして飛び跳ねちゃうッスよ!

日常系ならウチ、ご飯を食べたいッス! お腹がハイパーペコペコッス~!
ご飯でなくても先輩達とお話出来るなら、喜んでついてくッス!
あとは色んな勝負も好きッス! 倒した敵の数を競うとか、ッスね!
ケガとか全然気にしないッス! ハイパーお好きにどうぞ、ッス!


一宮・真綿 (サポート)
状況をよく判断し、冷静に物事を分析します。
 少しでもヒントになるような事があれば仲間に提案し、行動します。
 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


鈴木・真子 (サポート)
『よろしくね』
 人間のデストロイヤー×バウンサー、16歳の女です。
 普段の口調は「普通のJK(私、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、時々「甘える(私、~くん、~さん、よ、だもん、だよう、~かな?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「待たせたッスか? ……敵はハイパー追い詰められてるみたいッスね!」
 砕けた椅子の破片に混じって自動人形自身の欠片もまき散らされた聖堂の床。応援に足を運んだ七田・ナナ(エンジョイガール・g05125)は味方を見てから散らかった中央で身体を軋ませつつ身を起こそうとしているキュイラッサードールへ目を向ける。
「攻め時ってとこやね。まだ態勢も立て直せてへんみたいやし」
 とは状況を鑑みた一宮・真綿(妖狐の鬼狩人・g03266)の言だ。自動人形が手負いで消耗していることも踏まえて畳みかけるべきやないかなと提案し。
「そういうことならウチは先輩達を援護させてもらうッスよ!」
「よろしくね。私も全力で協力するから」
 すぐノッってきたナナを含む両者へ鈴木・真子(人間のデストロイヤー・g03528)は軽く頭を下げ。
「ほな行こか!」
 促す言葉とは裏腹に前に進まず舞を踊り始めたのが真綿だった。代わりに「はい」と答えた真子が特殊金属製の籠手をはめた腕を引きながら走り出す。
「ウチのハイパーカッケーアート、見せてあげるッスよ!」
 床を蹴って跳躍したナナは踊り続ける真綿の背後を彩る様に空中へスプレー缶でイラストを描き出し。
「くうっ、攻撃を重ねてくる気か」
 先ほどもそれにしてやられたキュイラッサードールである。とはいえ、明らかに殴りかかって来ようとしている真子を無視することもできなかった。
「やぁっ!」
 真子の魂に満ちる衝動が、建物すら打ち砕く念動力へと変わって拳を握り込んだ腕へ力を漲らせる。
「いっけぇぇぇっ!」
「うおおおおおっ!」
 最後の一歩を踏み切って引いていた腕へすべてを乗せて繰り出せば、翳されたキュイラッサードールのサーベルと特殊金属製の籠手がぶつかり、どちらかからか金属の軋む音がし。
「この程度でっ」
 弾幕を張るべく銃の引き金に指をかけた自動人形が反撃に転じようとした瞬間。
「させないッスよ!」
 ナナの宙に描いていたイラストが実体となり、宙を突き進んでキュイラッサードールへ襲い掛かる。効果線を追加で書かれたイラストの勢いはすさまじく。
「それは、こちらのっ」
 セリフだとまでは続けずに振るった自動人形の腕は握ったサーベルでイラストを弾かんとする。
「うちも忘れて貰っちゃ困るで?」
「ごがっ」
 その胴を真綿の伸ばした尾が貫いていた。先の舞で高めた妖力によって具現化させた伸縮自在の狐の尾はキュイラッサードールの背中にまで突き抜けており。
「今ッスよ!」
「ばっ、がっ、がはっ」
 硬直するように振りが止まった腕へ握られたサーベルを掻い潜ったナナのイラストに追い打ちをかけられたキュイラッサードールは薙ぎ払われて床の上を転がる。
「ぐ、う……おの、れ」
 床にサーベルを突き立て、杖代わりに身を起こそうとするも、自動人形の胴には穴が開いたまま。
「ぐっ、ぐう」
 軋みながら上半身を起こしたキュイラッサードールの口から呻きは漏れた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!

ノウェム・シュクラ (サポート)
 リターナーの王墓守護者×ジン契約者、25歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」

元気一杯、勇気100倍!大胆。でもちょっぴりビビリ。
お墓のお兄さん。
パラドクスは魔霊刃を主に使います。
武器はスコップです。


アルマロス・サクリフィキウム (サポート)
 デーモンのデストロイヤー×サウンドソルジャー
少年です
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、異性の前では「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


四条・塵斗 (サポート)
四条塵斗です。どうぞよろしくお願いします。
他に話すことは特にないですが、訊かれれば答えますよ。

どちらかと言えば荒事は苦手ですので、情報収集や分析、
風説を流すなど裏方の方が得意でしょうか。
紛れ込むのであれば料理などは得意ですので、そのような伝手は辿れるかと。
見た目以外は特に問題ないとは思いますが。

荒事であれば最低限の運動能力はあるとはいえ、
出来るだけ接近戦は避けたい所ですね。
他の方がいらっしゃるのならできるだけ合わせて動き、
パラドクスは適宜、適切な物を使いましょう。

補足:アドリブ連携歓迎。言葉の難しさを問わず簡潔な言い回しを好む(つまり聞き手の事情は考えません)


「参りましょう」
 この場に応援として駆け付けた以上、四条・塵斗(幽・g00002)はそれで事足りると断じたのだろう。敵は満身創痍の上、立ち上がれても居ない。
「おー、確かにこれならいけそうだよな、っし!」
 半人半馬の自動人形はアヴァタール級と言えどもう満身創痍で、ノウェム・シュクラ(朽ちた守護者・g05175)のよく言えば慎重な部分も当人を尻込みさせることはなく。
「んじゃ、味方も居ることだし体制立て直される前に仕掛けるか」
「ならせっかくだ、便乗させてもらうぜ」
 握りしめた円匙を肩に担ぐようにして身体を前に傾けたノウェムに申し出たのは、魔楽器を鳴らすアルマロス・サクリフィキウム(堕天・g05234)。
「好きに踊りたいとこだけどな。たまにはこういうのもいいモンだろうよ」
 今にも突っ込もうとする味方の姿にその背を押すべく奏で始める雄々しき楽曲は、ただの応援ではなく。創り出された幻影の英雄たちがもう走り出していたノウェムと肩を並べ。
「うぐっ、こんな時に」
 ボロボロの体を休める暇もなく、膝を震えさせながらキュイラッサードールが立ち上がらんとする。瞳に捉えるはスコップを振りかぶるノウェムと並び突っ込んで来る幻影の英雄たちだが。
「はいっ」
 その後方で、塵斗の片腕からけたたましい音が鳴り響き、袖口から紙吹雪やら人工の花やらが飛び出した。
「な」
 場違いこの上ない唐突で派手な宴会芸に自動人形は思わずそちらへ目がゆき。
「うおっ、何か後ろですごい音がしたけどチャンス!」
 幻影の英雄たちに並走されてちょっと気が大きくなったところもあったのかもだが、驚きで動きが止まった隙をノウェムは見逃さない。
「があっ、ごっ、がべっ」
 砂漠の蠍が如き猛毒を宿らせた円匙で一撃が見舞われれば、追撃の如く仰け反ったキュイラッサードールへ幻影の英雄たちが攻撃を叩き込んでゆく。
「う、ぐ……おのれ!」
 もちろん、それで終わりではなかった。終わらせるつもりも自動人形にはなかったのであろう。剥がれ落ちた自身の欠片を馬蹄で踏み砕き床を蹴ってキュイラッサードールは反撃に出んとした。
「迂闊です」
「おごっ」
 出ようとしたところを先の宴会芸で生じた隙を狙っていた塵斗の持つ伸縮式の短杖から放たれたモノが顔面に炸裂したのだ。駆け抜けざまに敵を蹂躙しようと勢いをつけようとしていた自動人形は目測を誤ってただ倒れた椅子が散らばるだけの場所へと突き進み。
「たまには他者が踊るのを見るのも悪くはない……のかもな」
 もっとも、幻影の英雄に攻撃されて強制的に踊らされたキュイラッサードールの意見はアルマロスのもとのは違うだろうが。
「片付け大変そうだよな」
 自動人形が突っ込んだことで現在進行形で蹴散らされている椅子たちをみてノウェムはぽつりと零した。
「まだだ、まだ倒れるわけにはいかん」
 ディアボロスたちの視界の中でようやく減速した自動人形がくるりと向き直る。戦いはまだ終わらないようだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV5になった!

エルティ・アーシュ (サポート)
『お手伝いならまかせてなのー!』
オラトリオ『アウリーネ』連れのドラゴニアンの吟遊詩人
口調は無邪気でのんびり(ぼく、~くん、~さん、ね、よ、なの、なの?)

音楽と森、平和を愛し、純真で無邪気
平和を脅かされた過去から、クロノヴェーダに赦せぬ気持ちを抱く

アウリーネには大切な絆を感じており、仲間だけでなく彼女をも護るように戦う

ハープソードを使用した剣撃や歌が得意
戦闘では真剣で一生懸命
植物や歌は主従共に大切に扱う
アウリーネはエルティを常に気にかけ、気づきがあると傍で教える

復興では植物活性や音楽の力を全力活用
でも食べるのも大好き

他のディアボロスに迷惑をかける行為や、公序良俗に反する行動はしない
アドリブ等歓迎


阿良々木・蘭 (サポート)
アドリブ、連携、大歓迎

わっふると一緒にみんなのサポートをして推し事します
縁の下の力持ちのように自然とさりげなく
時には大胆に積極的に挑みトドメを差しにいく
好奇心旺盛で創造力豊か気になる事があったら試してみたい
失敗する事も多いけど新たな糸口が見るかる事も
創造力で戦い状況に合わせて
前衛で光、炎、氷、雷属性のケミカルライトセーバーを使い分けて二刀流で連撃や薙ぎ払いで粉砕して攻撃
中衛で白虹の円環で白い虹の輪を召喚して味方を庇ったりディフェンス重視で戦う
後援で夜明けの流星で魔法の残滓を集めて全力魔法で白銀の槍を創り出し投擲して貫通撃

妖獣の演舞、妖獣の道標、妖獣の越幾斯、閃光の妖獣はわっふるにお願いして使用


天野・帷 (サポート)
口調:僕、〜さん、だ、だね、だろう、だよね?
死を覚悟した時は:わたくし、~様、ございます、ございましょう、ございますか?
/口調補足
二人称:きみ
身分が高い人物に対しては敬語(身分が高い敵に対しては、戦闘等対立の意思を示している場合通常の口調)

無気力気味、冷静な性格

/行動
戦闘は積極的に参加
使用パラドクス:
複数人の敵の場合、2人以上に効果があるもの
単体敵の場合、1人に効果のものを優先

人の尊厳や故郷が奪われる事件では、人命やその土地を守る行動を優先(上記のような事件に敏感で感情がわずかに表れやすくなります)
特に誰かの帰る場所が奪われることは嫌いだ

他のディアボロスへの協力は惜しまず、連携も積極的に行うよ


「……もう、終わりで良くない?」
 いかにも気だるげに天野・帷(電子端末依存症・g04186)は問いを口にする。無気力そうに見えて冷静だからこそ把握したのだろう、戦意こそ衰えずともキュイラッサードールはもう満身創痍、限界であろうことを。
「戯言を」
 だが、自動人形がすんなりと拠点の陥落と自身の死を受け入れるはずもない。
「うーん、やっぱりそうなるよね」
 ソードハープの柄に組み合わされた竪琴部分、弦へ指を添えながら帷は嘆息を一つ。
「お手伝いならまかせてなのー!」
 戦う意思を見せたからだろうか。エルティ・アーシュ(受け継ぐ小竜・g01898)は無邪気そうにのんびりした口調で帷へヒラヒラ手を振って見せると、聖堂の床を蹴った身体を羽ばたいた竜翼をもって空へと舞い上がらせる。
「ボクたちも行こっ、ワッフル」
「もきゅっ!」
 仲間たちが動き出したのを見て、阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)が呼びかければモーラット・コミュのわっふるはケミカルロッドをブンブン振りながら元気に鳴き。
「ぐうっ、いくら数で押そうとっ」
 ぎりと歯ぎしりをしながらも迎え撃つべく走り出すキュイラッサードールの耳は拾う。帷の歌い出す伝承詩を。そして、目は映す、伝承詩一幕を再現するが如き動きを見せつつある帷を。
「仕方ない、ね」
 竪琴部分をかき鳴らしていた帷の手はいつの間にかソードハープを剣として機能するよう持ち替えていて。
「ぬおおおおっ」
 疾駆する半人半馬の自動人形と帷がすれ違い。
「があっ、まだだっ!」
「傷つけさせないのー!」
 苦痛に顔を歪めたたらを踏みながらも空間を歪め反撃に転じようとしたキュイラッサードールの頭上から影は差す。
「っ、このタイミングで」
 天井を仰ぎ、上空からソードハープを振りかぶり斬りかかって来たエルティを見つけて自動人形はサーベルを持った腕一本でこれに応戦しようとし。
「もきゅ」
「いかんっ?!」
 鳴き声でわっふるの存在を思い出したキュイラッサードールが声の方を見れば、危惧とは裏腹にわっふるがただケミカルロッドを振り回しているだけで。
「しま」
「立ち塞がるものは刹那に消えてなくなればいい」
 失敗を悟った時、別方向から聞こえた声は電気を帯び具現化された鎖を伴った。
「ごぶっ」
 蘭の薙ぎ払う様に振るった鎖はキュイラッサードールの胴を打ちすえた上で絡みつき。
「ぐ、あ、これでは、回避が」
 鎖をひかれたことでバランスを崩した自動人形を降って来たエルティが斬る。
「ぐあああああっ」
 また一つその身に傷を刻まれたキュイラッサードールはたまらず膝をつき。エルティへわずかに遅れて上から降りてくるのは、オラトリオのアウリーネ。
「え、あ、そうなのねー」
「うおおおっ、やられたままでいるものかぁ!」
 まるで分っていたかのように。実際はアウリーネに教えられてなのだろう。自動人形が向けた銃から放たれた弾を後方に離脱する様に跳んでエルティは躱し。
「まだだっ」
 連続で発砲しつつ弾幕を形成、キュイラッサードールはエルティに追いすがるも相手をしなくてはいけないディアボロスは一人ではない。
「一人を追いかけてていいの?」
「ぐっ」
 具現化した鎖を手からぶら下げたままの蘭の声に突撃の足は鈍り、自動人形は気づけば突撃のタイミングを逸していた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV6になった!
【通信障害】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

アマネ・モルゲンシュバルツ (サポート)
『もしかしなくても…あたしを探してた?なーんてね』
 サイボーグのデストロイヤー×カースブレイド、15歳の女です。
 普段の口調は「穏やかな心(あたし、キミ、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、怒った時は「憎しみに囚われる(あたし、キミ、だね、だよ、~かい?)」です。

ドイツと日本のハーフの少女。あるときより家族を何者かに殺害され、自身も瀕死になるまで嬲られた後にその身をサイボーグへと改造された。その際に神器と呼ばれる武器を体内に埋め込まれている。いつも皮肉めいた笑いを浮かべる明るい性格。どこか適当で呑気な雰囲気を出しているが、敵に途方も無い憎しみを抱く。衣服がボロボロなのは憎しみを忘れないため。


ディア・モールァイ (サポート)
『故郷無くなったって?マジかー!』
 人間の時間神官×風塵魔術師、15歳の男です。
 普段の口調は「糸目なケモノ(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」、演技時は「獣性狩る獅狼(私、お前さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


アグニス・シュヴァラ (サポート)
「さて、行動を開始しよう」
 基本的に逸脱した行動は取りません。
 やや合理的に事を進めるタイプですが、情に厚いので誰かを見捨てたり犠牲にすることは絶対にありません。
 パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせします。よろしくおねがいします!


「どうした? 随分ボロボロじゃねェか」
 ただでさえ反撃を仕損じたところで、自動人形が知覚したのは、聞き覚えの無い声。
「新手か」
「ンなとこだな。んで、ここからは狩りの始まりだ」
 振り返るキュイラッサードールにディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)は告げて、ゆっくりと右手の甲を自動人形へ向ける。甲から指を包むは魔獣を模した漆黒の爪装飾。
「在るが儘を其が身とせん……」
「何の」
 何のつもりかと問おうとしたのだろう。
「渇きを押し流し、出で来たれ」
 だが、キュイラッサードールが言い終えるよりも早く爪装飾をつけた手をディアが振るうと、突如として現れた巨大な聖水の奔流が自動人形目掛けて襲い掛かる。
「うぐっ」
 とっさに周囲を見回すも、キュイラッサードールの周囲は倒れた椅子があちこちに転がり逃げ場に乏しく。
「もしかしなくても……あたしを探してた?」
「そんな訳が」
 逃げ場を探していた自動人形が自身の言葉を否定しかけて顔を歪めるさまを、なーんてねとお道化つつアマネ・モルゲンシュバルツ(憤怒のドラッヘリッター・g00313)は見た。
「そっか。けど、出会っちゃった以上は見逃すわけにもいかないから」
 皮肉めいた笑いを浮かべまっすぐ見つめるアマネへ自動人形が見せるのは苦虫を噛み潰したような表情。キュイラッサードールからすると、新手が一人増えたのだ。この後どうなるかを察していたのかもしれない。
「Entsiegelung……レーヴァテイン……すべてを焼き尽くしてしまおうか」
「っ、やはり」
 アマネの心臓部、動力炉として埋め込まれた魔剣は炎に包まれた巨大な剣として今まさに聖水の奔流に追い込まれつつあるキュイラッサードールめがけて開放された。
「火攻めと水攻め……ぐうっ」
 双方を逃れる術は自動人形にはなく。
「ならば水だ!」
 キュイラッサードールは敢えて聖水の奔流に呑まれることでアマネの心臓部から生える巨大な剣から逃れんとした、ただ。
「さて、そううまくいくと思うか?」
 あくまでそれが成功するのは、仕掛けたディアボロスが二人だった場合だろう。ドラゴニアンの竜翼で空に舞い上がってアグニス・シュヴァラ(記憶欠けし竜撃の女・g05700)は機を窺っていたのだ。
「馬鹿な?!」
「では行くとしよう」
 この状況下で他にも新手が居るのはキュイラッサードールにとって想定外だったのだろう。反射的に顔をあげたことで目撃したのは先ほどまでの死角である頭上から落ちかかる、アグニスの姿。
「ぐっ」
 明らかに自身を狙っての急襲とわかっても、防がんとすれば聖水の奔流と炎に包まれた巨大な剣のいずれからも逃れられぬ。
「がっ」
 迷いこそが自動人形にとって一番の敵だった、一瞬の硬直の間に空から落ちてきたアグニスの振るうドラゴンの素材を用いて造られた魔剣がキュイラッサードールの身体を削るように切り裂き。
「うぉぼっ」
 下半身を聖水の奔流にとられ傾いだ上半身へ魔剣「レーヴァテイン」が直撃した。
「がああっぶ」
 焼けながら聖水の奔流に倒れ込んだ自動人形は巻き込まれた椅子たちにぶち当たりながら聖堂の中を流されてゆくのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【飛翔】がLV7になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!

龍統・光明 (サポート)
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』

ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード

特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う

基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う

常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている

『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』

よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)


不惑・明日法 (サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴の元ニートです。
基本的にはやる気なく、(ディアボロスになって身体能力が上がったにも関わらず)自分みたいなのにこんな事できねー的な事をぼやきます。でも一応状況を前進させる意思はあるので文句言いながらもちゃんと動きます。

基本方針は「リア充は死ね!」
クロノヴェーダは全員リア充です。そう見えなくても無理やり理屈をつけてリア充ってことにします。
女性には手を挙げないがモットーですが、クロノヴェーダに男女の区別なしなのでちゃんと攻撃はします。

必殺技は名前を叫ぶと威力上がるものらしいので戦闘では高らかに叫ぼう「ふわっくあすほう!」
公共良俗に反すると判断するなら技名叫ばなくてもいいけど。


「アヴァタール級との戦闘? 無理無理、自分みたいなのにそんな事できねーよ」
 説明を聞いては不満を口にし、いかにもやる気なさげにため息交じりでとぼとぼ不惑・明日法(放送禁止・g02378)が歩いた先で待っていたのは、水揚げされた巨大魚、ではなく濡れそぼった身体で聖堂の床に伏した自動人形だった。
「何、これ? ひょっとしてもう終わってる?」
 淡い期待と共に明日法は恐る恐ると言った態で携行型の固定砲台を構えながらじりじり近づき。
「まあいいか。ボロボロだし、クロノヴェーダは全員リア充だ。容赦する必要は」
「まだだっ!」
「うおぁっ」
 必要はないと言い切る前に自動人形がむくりと身体をもたげ、明日法は大仰に仰け反る。
「っ、いつの間に新手が」
「おいおい、そのまま寝てろよ」
 サーベルを床について敵が立ち上がろうとする様を見せれば、自らの手で初めて開発した固定砲台に隠れるようにしつつ不満を口にして。
「まだ立つか」
 同じ様子を目にして口を開いたのは、先もこのキュイラッサードールと刃を交えた龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)だ。
「今度こそその業喰わせて貰う」
「やってみるがいいっ」
 一つ動くたびに滴り落ちる滴と共に破片を落としながら、吼えた自動人形は光明を目掛け走り出す。一方で光明が手にするのは先から変わらぬ二丁の銃。
「うぐっ、これは先ほどの」
 駆けてくるキュイラッサードールに高速機動で光明が応じれば、キュイラッサードールは光明へ銃口を向けようとして失敗する。
「ぐう、くそっ」
 同じ戦法であるにも関わらず狙いを定められない理由は、ただ一つ。ここまでの戦いで負った損傷が自動人形へ十全の動きを許さなかったからに他ならず。
「ロック完了。射ち貫け!」
「ぐおあああああっ」
 背部に装着された8機の思考制御型羽形自律砲台と腰背部の翼型ユニットに搭載した8機の思考制御式羽型自律砲台。先と同じ武装を向けられての反応もまた精彩を欠いた。サーベルの一振りをとり落とし、いくつもの穴を穿たれたキュイラッサードールはヨタヨタと蛇行し。
「っ、しゃあねーな」
 弱った自動人形を前に明日法が追撃に出る。
「ぐ、が」
 必殺技は名前を叫ぶと威力上がるものらしいのでと言う理由から武装の名で吼えつつ携行型の固定砲台に火を吹かせれば、直撃を食らったキュイラッサードールは、いくつものパーツをばら撒き再び床へと倒れ込んだのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【神速反応】がLV2になった!
【建造物分解】がLV3になった!

クロエ・アルニティコス
酷い有様ですね。
ご愁傷様ですとでも言えばいいですか?

今度はケンタウロスのような見た目。
この地のタロースの外見は豊富ですね。
お前には流れる血があるかどうか、試してみましょうか。

【ハルピュイア・ヒュペリカム】を使用し、オトギリソウの種を急成長させて、ハルピュイアを模した怪物を作り出します。
天高くジャンプするキュイラッサードールをハルピュイアたちに上空で迎撃させ、こちらを上手く狙えないように。
ハルピュイアたちの鉤爪で捕らえ、地に降ろさぬまま、上空で啄み、その作り物の体を解体します。

ふむ、どうやら血は流れていないようですね。
一つ勉強になりました。


「酷い有様ですね」
 倒れた自動人形はまだ起き上がらない。
「ご愁傷様ですとでも言えばいいですか?」
 だが、動いてはいることからクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は続けて言葉を投げてオトギリソウの種を握り込む。
「た、ダブー将軍は不敗……なれば、我らも、ここを陥落すわけには……」
 切っ先が床を穿たんほどに一振りのサーベルを突き、腕二本で握ったソレを支えにキュイラッサードールは身を起こす。
「今度はケンタウロスのような見た目。この地のタロースの外見は豊富ですね」
 そのまま起き上がろうとして容姿をしっかり確認できたからであろうか。満身創痍の自動人形を見据え、クロエは呟いて。
「お前には流れる血があるかどうか、試してみましょうか」
「やれるものなら、やってみるがいいっ!」
 先ほどまで床に伏していたとは、今もボロボロであるとは思えぬ速さと勢いで、クロエの言葉に叫んだキュイラッサードールが走り出す。
「種子に宿るは我が怨恨、芽吹け『ハルピュイア・ヒペリカム』!」
 踏み砕かれ、蹴散らされた椅子が木片もまき散らすも、一切動じることないクロエが手を開き命じれば、種は魔力と尽きることのない怨恨を注がれギリシャ神話の怪物『ハーピー』を象った複数の植物の怪物へと育ちつつ姿を変え。
「うおおおおっ」
 吼えるキュイラッサードールめがけ半人半鳥を模る植物たちは鋭いかぎづめを持つ脚を開き、空から襲い掛かる。
「がっ」
 自動人形の腕は四本。銃による牽制を交えてもすべてを防げず、背に植物の怪物がかぎづめで傷を負い。
「うぐっ」
 腕の一本を一羽のハーピー両足で掴んで封じれば、倣うように他のハーピーを押さえつけにかかり。
「は、離」
 数が居れば半人半馬の自動人形の巨体すら浮かせるのか。宙へと持ち上げようと纏わりつく植物の怪物たちは数の暴力でキュイラッサードールの身体を壊してゆく。
「将ぐ……ん、申」
「ふむ、こうなるのですね。一つ勉強になりました」
 もとよりとうに限界を迎えていた自動人形がバラバラにされる様を眺め感心したようにクロエは唸る。配下も全滅し、指揮官も討たれれば、聖堂に残ったのは椅子と自動人形の残骸と静けさだけだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV8になった!
効果2【グロリアス】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2023年02月08日

1793年、パリ近郊掃討作戦

『不敗のダブー』を撃破したことで、彼が率いていた自動人形の軍勢はパリ市内から駆逐されました。
 パリを自動人形から解放したディアボロスは、当面は攻略旅団の方針に従い、パリの支配を革命淫魔に任せ、パリ近郊に逃げ散ったダブー軍残党の掃討作戦を行う事となりました。

 パリ近郊に逃げ散ったダブー軍残党は、パリ近郊の拠点に籠り、籠城の構えを見せています。
 一時的に敗北した場合は、拠点で防衛しつつ援軍を待つという戦術がしっかりと指導されていたのでしょう。
 ダブー元帥の援軍が現れる事を信じている敵軍を撃破し、パリ近郊の自動人形勢力を一掃してください。


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#断頭革命グランダルメ
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#1793年、パリ近郊掃討作戦
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#1793年


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選択肢『1793年、パリ近郊の探索』のルール

 1793年のパリ近郊地域の探索を行います。
 攻略目標であるダブー軍の残党が籠城するパリの衛星都市の周辺を探索する事が可能です。
 どのような調査を行うかは、オープニングやリプレイを確認しつつ、検討してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『街に潜入して情報を得る』のルール

 街に潜入して必要な情報を得ます。
 情報は必ずしも必要ではありませんが、情報がある事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 潜入する街の情報や、必要とする情報の種類、情報を得る為のヒントなどは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾拠点防衛のトループス級『リベルタス・エアリアルカスタム』のルール

 防衛拠点でディアボロスを迎撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 クロノヴェーダは、砦に布陣したり、城壁やバリケードを利用する為、有利に戦いを進めていきます。
 なんの工夫も無く漠然と戦うだけでは、苦戦(🔴を得やすくなる)してしまうでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは👿のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『キュイラッサードール』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。