いと広き大地に広がれ凱歌よ(作者 西灰三)
#最終人類史(新宿島)
#奪還した大地に勝利の凱歌を(北アフリカ)
#『帰還』
⊕
●
「はい! みんなこんにちは! 今回は戦い抜きのお仕事だよ!」
森部・灯(全力全開高気圧バール!・g03325)が駅前でディアボロス達を前に切り出した。
「どんなお仕事かというと、みんなには北アフリカで『帰還』事業をしてもらうよ!」
曰く。
「みんなの活躍で獣神王朝エジプトに勝って、北アフリカを奪還する事ができたのは知ってるよね? でも北アフリカってメチャクチャ遠いから残留効果があっても生活を支えるのはちょっと無理。で、ドイツの時と同じように少ない人数だけ第一陣の『帰還』をすることになったんだ。北アフリカ、メチャクチャ人口が多いからね……」
逆説的に言えばここの人々を全員『帰還』できる、食料供給の可能な地域等の奪還が成ればディアボロスの強さの質が上がる可能性はある。
「まあともかく今できることは少しずつでも『帰還』してもらうこと! そのために勝利の凱歌を歌って来てほしいんだ」
無論最終的には全ての人間を帰還させることになるだろう。
「ただ、アフリカってなんやかんや色々激しい所だからさ、治安の維持とかインフラ整備とかのアイデアがあったら新宿島の時と同じように意見しておいてもらえると助かるかな。状況によっては全員の『帰還』が早まるかもしれないしね」
その場合は窓口のディアボロスに意見を送って欲しい。
「で、奪還したばかりの地域は全然人の姿がないんだ。2021年8月15日の時点で時間が止まったみたいに全部動いてないの。ここでディアボロスが勝利の凱歌を歌うと時間がもう一度動き出して、ここにいた人たちが最終人類史に『帰還』することは分かってるんだ。で、『帰還』する人たちを決めるのは現地に行くディアボロスの人が決める事になるんだけど、『新宿島の役に立つ人』みたいな曖昧すぎる指定は失敗するかも知れないから気をつけてね。具体的な話だと『面識のある友達』とか『特定の職業』とか? 望む内容に合わせて『帰還』する人が決まるからちょっと考えてみてね」
なお帰還させる対象を願うと、大体の方向と距離が分かるので直接【飛翔】などで赴けば問題ないだろう。それでも広大なのが北アフリカだが。
「ちなみに時差的にはほとんどみんな寝てる時間帯で止まってるよ、なんで自宅とかが多いんじゃないかな? 『帰還』で混乱する事もあるけど、直接相手を決められるからそんな混乱はしないんじゃないかな。起こすと寝ぼけてそうだけど『自分達の歴史を奪還してくれたディアボロスを信頼』してくれるから、ちゃんと話せば分かってもらえると思うよ」
そこまで説明を終えると、送り出す前にいくつか最後の言葉を付け加える。
「第一陣の『帰還』者の人たちは本格的な帰還が始まった時に、新しく帰還する人たちへの説明や指導をやってもらうことになると思うよ。『帰還』できる人数は少ないけどとても大切なお仕事、けど現地に友達や家族がいたら迎えに行ってあげてもいいと思うよ、それくらいの余裕はあるし。……あ、あと余裕があれば『帰還』に使う空港の安全確保とか移動ルートの確保、あとものすごく危ない場所の安全確保もやってもらえると嬉しいかな」
とにかく色々と大変な仕事である。なお帰還者達は『カイロ国際空港』から新宿島まで飛行機で飛ぶ予定だ。そこまでの一般人のルートはフライトドローンを使うこともあるだろう。なにせ広いから。
「というわけで色々大変だと思うけど、頑張ってきてね!」
リプレイ
ラウム・マルファス
畜産業を復活させたいナァ
でも、まずは安全確保だネ
まずはカイロ空港。飛んでる飛行機は、飛翔で近づいて無鍵空間で侵入、操作会得の補助を受けつつ、安全な場所に下ろしておくヨ
敷地内や周辺の車も、危なそうなのは無鍵空間でドアを開けて、エンジンを切ってから安全そうな場所に寄せておこウ
流石に全体は無理だから帰還に使いそうな道や大通りを中心に対応するヨ
ひと段落したら牧場主の所へ行ク。出来れば大規模で、周りの牧場に指示を出せそうな所が良いナ
フライトドローンに乗って、危なそうなところは対応しながら進もウ
ひとまず動物は帰還させないつもりだから、巻き込まないよう距離を測りつつ、動いてる機械があれば止めておこウ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ラズ(g01587)と共に
砂塵孕む、風の香りを味わう
君の縁の大地
……一部帰還はドイツ以来か……
まだ昨日のことのように覚えているよ
一歩ずつ、進まないとな
滑走路と空港周辺を中心に、移動ルートの安全確保を行おう
機材の操作は、操作会得、マニュアルの書物解読、怪力無双を駆使
通信で情報共有し手分け
移動は飛翔し空港を飛び回る
周囲を偵察、観察し
悲劇感知で反応する箇所は危険を除く
滑走路上の車両や飛行機を移動させ
管制設備や必要な車両の整備を確認しておこう
到着した飛行機のためにタラップや牽引車を備え
空気や水の入替えの準備も
スムーズに離着陸できる体制を整えよう
ラズ、何書いてるんだろ?
看板を覗いて微笑む
ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎
エトヴァ(g05705)と手分けして
ついにエジプトの帰還か~
ドイツの帰還で奔走した経験が生きそうだ
操作会得、書物解読を利用し帰還用の飛行機準備と滑走路の整備をやろう
飛翔を使い飛び回り時間が止まる前に使われていただろう機器や車、飛行機もエンジンを止めて邪魔にならない場所に寄せておく
いきなり急発進しないようにね
管制塔の機能も復旧させておこう
滑走路のライトが無いと飛び立てないだろうし~
風向き風速の情報もあった方がいいだろう
新宿島の羽田空港とも連携も取れるように通信の復旧も
あとカイロ国際空港は大きな空港だし
看板立てとこ『帰還はこちら』と
おっと、ヒエログリフじゃない。アラビア語だ。
●
「管制塔はやっといてくれるって?」
「まあ大体ざっとだけどネェ。ボクはこのあと農地の方も道路とかのチェックと一緒に見ていくからサ」
カイロ国際空港管制塔でラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は手をひらひらと振ってラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)にそう伝えた。
「じゃあレーダーやセンサーも復帰サせておいてくれ、あと羽田空港とも連携取れるように通信の復旧も」
「任せといテ」
ラウムに後を任せてラズロルは飛行場で待つエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)の元へと向かう。そこには遮蔽物が少ないが故に風が吹き、佇み髪を揺らすエトヴァの姿があった。
(「これがこの地の風の香り……」)
エトヴァにとっては初めてだし、ラズロルにとっても懐かしいとは言えないくらいに未来の香りだろう。
「ついにエジプトの帰還か~」
エトヴァが浸っていると管制塔から戻ってきたラズロルが声をかれにかける。
「ドイツの帰還で奔走した経験が生きそうだな」
「……一部帰還はドイツ以来か……まだ昨日のことのように覚えているよ」
自分の知らない生まれ故郷の奪還、その時の記憶と感情は未だ胸の中の一部に張り付いている。
「一歩ずつ、進まないとな」
「ああ」
彼らが合流したところで手元にパラドクス通信の端末を手にする。そこからは管制塔にいるラウムから連絡が入る。
「お二人さん準備はいいかイ。とりあえず見えるものから片付けていこうカ。飛行機とか重くて大変だと思うけド」
管制塔からラウムからの連絡を受けつつ効率的に飛行機を駐機場へ各種作業車両等を安全な場所へと移動させていく。この辺りの作業はドイツのブランデンブルク国際空港でも行ったものでもあり、手慣れたものである。文字通りに飛び回りながら各機のエンジンを止め、飛行機の乗り降りに必要な車両の準備もしておく。一通り終えたところでラウムから連絡が入る。
「上から見た感じ大体問題なさそうだけどそっちはどウ?」
「こっちも問題ないみたいだ。……じゃあそっちはそっちの用へ。ありがとう」
「はーイ」
ラズロルが通信を切ると彼の体にやけに重い疲労が急にのしかかってくる。
「流石にドイツのよりは広かっただけあって疲れが強いな」
「広いし滑走路も多いしなあ。でももう一仕事があるからさ」
そう言うとラズロルは修理用と思わしき大きな板を持ってくる。それにはアラビア語で文字が書かれていた。
「ラズ、何を書いたんだ?」
看板と思しきそれの内容をエトヴァは読むとその口元に笑みを浮かべる。
『帰還はこちら』
古代のヒエログリフではなく現代のアラビア語で書かれたそれは、彼らの手によって空港の前に立てられた。
●牧畜と時間の壁
「……さて、どういう人を『帰還』させたものカナ?」
二人と別れて牧場へ訪れたラウムは『帰還』させるべき対象について思案する。
現状、最終人類史の食料生産は農耕が主だ。
【植物活性】により農作物の生育速度は本来の200倍。つまり本来収穫に1年必要な作物が2日かからずに育つ。
奪還した日本の大地では農業を行っているが、作物を必要とする土地へ次々と送らなければ収穫作業が間に合わない程だ。
「けど、牧畜だとそうもいかないよネ」
残留効果を利用すれば、家畜に必要な水や牧草、飼料などの不足は起こさずに済む。
しかし、家畜の成長を加速するような残留効果は現状で発現されていない。
育つのが早いブロイラー等はまだしも、牛や豚(ラウムがいるエジプトはイスラム国家のため、豚は少ないが)といった家畜が育つまでの期間で、確実に戦局は変化する。
ディアボロスが工夫する大人数を『帰還』させる際、本来の従事者に再開させる方が考えることは少ないだろう。
「産業としての復活には時間の壁が立ちはだかるカ。難しいところだネ」
ディアボロスや周囲の人間が食べる分には、ディヴィジョンで調達した食肉を【口福の伝導者】すれば済む。
単に食肉の味を求めるならば、大豆を食肉風に加工する代替食等の利用も考えるべきなのだろう。
「【おいしくなあれ】があるから誰も味に文句つけないだろうし……いや、目的と違うナ……」
やれやれと頭を振って、ひとまずはアフリカでの牧畜に詳しい者を探そうと、ラウムは背の翼を広げ飛翔するのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
アンネローゼ・ディマンシュ
わたくしが帰還させるのは、アフリカの情勢や治安等について博識で建設的な施策を打ち出せる人材がほしいですわね
世界帰還について具体的なヴィジョンを打ち出せる方…
そうですわね、現段階の帰還状況を資料に纏めて把握し、それらを思い浮かべて『この事業に対して少しでもより貢献できる意欲と能力を持つ者』としましょうか
それが難しいならアフリカ在住の政治や流通等に詳しく能力を持つ人材にしましょう
現在、人類は刻逆という未曾有の大災害に見舞われています
貴方と貴方の知人を帰還させたのは、力を貸して欲しいからです
東京島に来てくださいな
そこで共に世界を救いましょう
ネリリ・ラヴラン
今後、能力でできる事は減っていくし
全部が戻るまでを託せる人を確り選びたいね
少なくても自分の国って単位で動いちゃう人よりも
北アフリカ全部を考えられる人や組織が良いのかしらね
元々貧困国支援とかで現地活動していた組織の人を中心に
国籍を問わずに呼び掛けてみたいわ
事情の説明と共に、全てを取り戻す日まで
国家の境無く北アフリカに戻って来る皆の為に力を貸して欲しいってお願いしてみるよ
ディアボロスといってもまだ子供のわたし達だけじゃ知識も経験も足りないからね
大変な仕事にはなってしまうけれど、どうか皆の力を貸して下さい!
来てくれる人には、彼等同士でも顔を合わせて貰って
これからを担う組織を組んで貰えれば一番だね
●
エジプトにパラドクストレインでまで来たアンネローゼ・ディマンシュ(『楽士大公』ディマンシュ大公・g03631)とネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、思いの整備されている空港周辺を見回した。しかしここはアフリカ北側の中でも比較的治安と経済が安定している地域でもある。
「これだけ広いと残留効果で出来ることも限られるし。全部が戻るまでを託せる人を確り選びたいよね」
「アフリカの情勢や治安等について博識で建設的な施策を打ち出せる人材がほしいですわね」
「でもそれってどっちも両方できる人ってそれほど多くなさそう? 少なくとも自分の国って単位で動いちゃう人よりも北アフリカ全部を考えられる人や組織が良いのかな」
とにかく複雑怪奇かつ国や地域によっては政府よりも民族指導者の方が強い場所もあり、一筋縄ではいかなさそうだ。とりあえずとネリリが人差し指をある方向に向ける。
「とりあえず元々貧困国支援とかで現地活動していた組織の人を中心に探してみるつもり、あっちの方にいるみたい。……多分国連とかの人かな」
「ならわたくしは……」
ネリリを見送ったあとアンネローゼはまとめた資料を思い返す。求めたのは『帰還事業に対して少しでもより貢献できる意欲と能力を持つ者』。政治的決断が中々難しい地域である中、白羽の矢が立ったのは船舶での流通を扱う企業だった。
●
アフリカでも貧困地域である国、そこにある新宿島ではまず見ない程度の掘っ建て小屋でネリリは勝利の凱歌を歌い、おそらく海外に連絡していたと思われる職員を帰還させる。
「……急に切れた?」
「こんばんは、それともこんにちはって言ったほうがいいかな」
「君は……?」
ネリリは時逆が起きたこの世界の事を説明するために職員を外に連れ出し言葉を紡ぐ。
「本当に君の言う通りのようだ……」
「全てを取り戻す日まで国家の境無く北アフリカに戻って来る皆の為に力を貸して欲しいんだ。ディアボロスといってもまだ子供のわたし達だけじゃ知識も経験も足りないからね。……大変な仕事にはなってしまうけれど、どうか力を貸して下さい!」
「分かった、今のところそれ以外に出来ることはなさそうだ。ならあと数人探して欲しい人がいるんだが……頼んでいいかい?」
「うん! 任せて!」
●
「……寝室に少女が真夜中に突然現れた、というだけでロクでもない事が起きているのは分かった。確かに差しが眩しいな。こちらとしてはもう少し喜びのある面会ならば良かったのだが」
「そういう事を言っている状況でもありませんので。現在、人類は刻逆という未曾有の大災害に見舞われています。貴方と貴方の知人を帰還させたのは、力を貸して欲しいからです」
詳しい状況を流通業のトップに説明するアンネローゼ、それについて受けている側もいくつか質問を行う。
「中欧を除くヨーロッパ、オセアニアは占領中、アメリカにいたってはどうなっているかも不明か」
「はい、目下全員を帰還できてないのは食料やエネルギーの問題が立ちはだかっています」
「その状況で私を起こしたということは沿岸地域の情報とある程度の政治力が欲しい、そういう判断でいいのだな」
「はい」
そこまで聞いて彼はしばらく瞑目し観念したように返す。
「カイロ国際空港でいいのだな?」
「はい、そこから新宿島に来てくださいな。そこで共に世界を救いましょう」
「世界を救う、か。まるでおとぎ話のようだ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)と協力して
帰還してもらいたい人は
医療関係の専門家かな
国境なき医師団的な現地で動いていた医師、看護師
統率して連携できる人、各地を巡り医療を提供できる人、患者と時には医師のサポートも出来る看護師、薬剤を熟知し用意できる人
それとその伴侶など心の置ける人も一緒に
飛翔で飛び回り探そう
見つけたら【勝利の凱歌】を歌う
夜分にすまないディアボロスという者だと丁寧に挨拶し
今の年月日と世界の状況、北アフリカの現状
新宿島の話しなど順を追って説明し理解を求める
北アフリカの人達が再び目覚める為にも協力を願おう
カイロまでの足はフライトドローンをロープで繋ぎ牽引し
各地を巡り凱旋と人集めを効率的に進める
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と協力して
俺は食糧問題と健康支援の専門家を探す
現地事情と支援の実務に通じている方を
食糧と健康問題には即対処しなければいけないから
NGOや国際機関のメンバーなら、国を超えて行動できるだろう
何が足りないか、どこにどれだけ必要なのか、現地に即した計画を立てられて、指導のできる方
人を救う志を抱く方
現地で実績があり、広く顔が利く立場なら尚良い
本人に尋ね、家族や恋人などごく身近な方と
仕事に必要な仲間もいれば
可能な範囲で共に帰還を
凱歌を一緒に歌う
俺達は復讐者
今は2023年1月の夜
丁寧に世界の現状を説明
この北アフリカの広い大地と、数多の人々には
あなた方の協力が必要だ
手伝って頂けないだろうか
●
アフリカは現代、最終人類史においても混乱の地である。やもすればディヴィジョンであった獣神王朝エジプトだった時の方が平和だったと言える程に。国同士の軋轢、国内の民族同士による争い、それらによる難民の流出と混乱。それらがいずれ待ち受ける課題と知っていてなおディアボロス達は断片の王たるクフ王を倒したのだ。
「……やはり詳しそうなのは国境なき医師団か」
「医療だけじゃなくて食料だって衛生には必要だろうしな」
カイロ国際空港を整備したエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)とラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は出立前にそう言葉を交わした。彼らは現場の人間であり末端だからこそもっとも近い位置における現状を知っているだろう、無論それはミクロに対するマクロを理解し関与する立場にはない、という事でもあるのだが。恐らくそれは他のディアボロスが見つけてくれるだろう。……ともかく彼らの求める人物像は北アフリカのほぼ全域に広がって存在していた。
北アフリカの各地で凱歌が響く、そして目的の人物が帰還する度に同じ言葉を繰り返す。
「夜分にすまない、ディアボロスという者だ」
「混乱しているかも知れないが聞いて欲しい。故あって今は2023年1月の夜だ」
果たして時逆の事を、ディアボロスの事を説明するのは幾度目だろうか。それでもこの広い地域全体のことを知るには外せない行動だ。
「そして今俺達は日本の東京の新宿島を拠点にしている」
「北アフリカの全ての帰還にはまだ多くのものが足りない。この北アフリカの広い大地と、数多の人々にはあなた方の協力が必要だ。手伝って頂けないだろうか」
繰り返し、しかしその度に心を込めて彼らは伝える。その度に応えた人々は頷き出立の準備を整える。彼らから託された怒りを二人が受け入れる度に、体の奥底で何かが熱くなる感触を覚えた。
「全員はいつになるかな」
「そのうちきっと出来るようになるよ」
熱を受けたエトヴァの口から漏れ出た言葉にラズロルが返す。いずれこの大地にはまた違う形でディアボロスの力が必要になる時が来るかも知れない。その時の為に彼らはこの広い空を再び飛ぶのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】がLV2になった!
【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!