世界は白く凍り付く(作者 風音つばさ
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#吸血ロマノフ王朝  #冬将軍による北欧完全凍土化作戦  #北欧  #冬将軍 

●冬将軍とラスプーチン
 猛吹雪の中、雪原に立っていたラスプーチンは、やって来た冬将軍を快く出迎えた。
「よく来てくれたな、冬将軍。来てもらったのは、他でも無い。お前の力で、ディアボロスが解放しようとしている北欧の地を完全凍土化してもらいたいのだ」
 呼び出された理由を聞かされ、冬将軍はゆっくりと頷いた。
「ふぉっふぉっふぉ。その程度、造作もないことじゃ。スネグーラチカと化した、我が配下が舞い踊れば、北欧全てを完全凍土化する事さえ容易いじゃろう」
 笑いながらラスプーチンの指示を聞き入れる。
「さすがは、吸血ロマノフ王朝を支えるジェネラル級の一体、頼もしい。だが、ディアボロスは油断ならぬ。充分に気を付けて作戦を行ってくれ」
「ふぉっふぉっふぉ」
 ラスプーチンの言葉を聞くも、それには返答することなく笑いながらその場を後にする冬将軍。
 その後ろを、冬をイメージさせる青色のドレスに身を包んだアヴァタール級、トループス級が踊りながらついていった。

●新宿駅グランドターミナル
「攻略旅団の提案による調査で、北欧で活動しているラスプーチンの新たな作戦が判明したよ」
 時先案内人の七色・絵名(虹の絵筆・g03274)がその作戦を説明し始めた。
「ラスプーチンは、シベリア東部で確認された、ジェネラル級ヴァンパイアノーブル『冬将軍』を、北欧に招いて、ディアボロスが救援を行っている北欧地域の集落を完全凍土化して、人が住めない地域にしようとしているらしいよ」
 ディアボロスが行っている救援作戦を実行不能とする事で、ディアボロスが吸血ロマノフ王朝での活動を諦めるように仕向けようというのだろうか……。
「幸い、発見が早かったから、集落の人々が凍死するよりも先に、救援に向かう事が出来るよ。だから急いで現地に向かって凍死しかけている人々を救援、更に、完全凍土化を行っている、冬将軍配下の敵を撃破して、敵の目論見を打ち砕いて欲しいんだ」

 とは言うものの、問題がある。
「悪いんだけど、極寒の猛吹雪でパラドクストレインは、目的地から離れた場所までしか移動する事が出来ないんだ」
 その為、まずは、マイナス80度の猛吹雪の中を目的となる北欧の集落まで行軍する必要がある。
 ディアボロスでも厳しい自然状況となるが、パラドクス効果を利用すれば行軍の助けになるだろう。
「集落に到着した後は、マイナス80度の極寒の中、凍死寸前の一般人の救援を行って欲しい。行軍にも救援にもそして戦いにも、使える残留効果を利用しない手はないよね」
 例えば【寒冷適応】。ディアボロスが傍にいる間であればこれだけで寒さに耐えられる。ディアボロスが去った後の事も考えなければいけないがその場しのぎとしてはもってこいだ。
「配下を倒せば24時間程度で元の気候に戻るようだから、何とかその間耐え凌げる程度の救援をしてあげて欲しい」
 住民の準備が整ったら、次は集落に近づく敵を迎え撃つ事になる。
「敵は、冬将軍の加護を受けて、衣装が青色のドレス姿になっていて舞い踊る様に戦闘を行うみたい」
 冬将軍の加護で、周囲の環境を、マイナス80度の猛吹雪に変える力があるようだが、残留効果を利用し寒さや視界の悪さの対策を取れれば、不利な状況無く戦う事が出来るだろう。

「完全凍土は、永久凍土を越える凍土で、【土壌改良】を行っても、作物を育てる事が不可能になるらしいよ。これは何としても阻止しないとね。それじゃ、準備が出来たらパラドクストレインに乗り込んで!」

●極寒に凍える集落の人々
 大きめの比較的頑丈な建物の中に集落の人々は集まって、身を寄せ合っていた。
 それでも外はマイナス80度。寒さに耐えるのも限界がある。
 冬越しの為の薪を燃やしても燃やしても、寒さが弱まることはなかった。
「いつになったらこの吹雪が止むのか……」
「このままでは皆、凍え死んでしまう」
「薪の残りもあと僅かだ。それに食料も」
「しかし、倉庫に取りに行こうにもこの吹雪では……」
 死の恐怖は寒さ以上に人々の体を震え上がらせるのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【熱波の支配者】
2
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【完全視界】
3
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【アイテムポケット】
4
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
3
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV4 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV2 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

風音つばさ
 あけましておめでとうございます。
 新年一本目は極寒の地での作戦。寒さ対策はしっかりとしましょう。

●シナリオ
 初めに集落に向かって猛吹雪の中を進みます。気温、視界共に最悪です。ですが、対策が取れれば、遠足気分で進むことが出来るでしょう。
 次に、集落の救援をします。凍死寸前の人々に、出来得る限りの寒さ、空腹対策を施してあげてください。規模としては24時間耐えられる程度で大丈夫です。
 その後は敵との戦闘となります。敵は普段とは違い、青色のドレスを着ています。アヴァタール級、トループス級共に銃撃戦を得意とし、猛吹雪の視界の悪さの中、こちらを銃撃してきます。

●注意事項など
 技能単体で、パラドクスのような特別な効果は得られません。
 パラドクス以外の通常攻撃で、敵にダメージを与える事は出来ません。牽制はできます。
 台詞や心情等、キャラらしさを多く書いていただけると嬉しいです。
 参加人数によってはプレイングに問題が無くても、お返しする可能性があります。

 それでは、皆様のプレイングお待ちしています。
23

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ナイン・スカーレット
アドリブ・連携歓迎
「絶対零度の環境に民草が居るなら助けなければ」
防寒具で着込んでゴーグルも付けて雪上で移動しやすい装具を用意(スキー等)

視界は確保したけど、吹雪く音は消せない、簡単なハンドサインと方角を見失わない様に星の位置とコンパス(方位磁石)で目的地までの移動を行います。

出来る限り早く救出の為の移動もあるけど、持てる道具は持って移動します。
(固形燃料・非常食等の災害用の用品を持ち出します)

その他雪上で役に立つ使い捨てに出来る物を持っていきます。


エヴァ・フルトクヴィスト
私の故郷の地を護る為にも、そしてこのピンチをチャンスに変える為にも。
微力ながら力を尽くしましょう。

寒冷適応で私を中心にして、まずはマイナス80度の世界を払拭。
とはいえ吹雪の中を歩くには変わらないので、
何枚も重ね着した極寒冷仕様の防寒着とシューズに、スキーやスノーシューを履いて移動ですね。
両手を開ける為にリュックに、高カロリーの食べ物や粉末スープ、水などの食糧や雪洞を作る為のスコップや火を起こす為の道具や燃料を入れて行軍。

行軍中はストックを用いて、地面に何があるかを確認。
完全視界もエフェクトで発動させて、山などの大きな目標物を指標にして。
方位磁石を合わせて休憩を挟みつつ目標の集落へ急ぎますよ。


アレクサンドラ・リーヴェン
アドリブ・連携歓迎

この程度の吹雪で進めなくなるなんて、パラドクストレインとやらも大したことないわね。

いいわ。慣れした親しんだ景色を楽しみながらの散歩と洒落混みましょう。

冬将軍が作り出した吹雪、思ったよりも厄介ね。
『火精の激情』の効果【熱波の支配者】で周辺温度を上げつつ、炎の槍で雪を蹴散らしながら進みましょう。

まったく…私の歩みを邪魔するなんて不敬よ!


●猛吹雪を進み集落へ
 目的地へと到着し、パラドクストレインの中で、ナイン・スカーレット(CathPalug・g07595)は装備の最終チャックを行っていた。
「絶対零度の環境に民草が居るなら助けなければ」
 逸る気持ちを抑え、防寒具を着込みゴーグルを着用。更に雪上で移動しやすくするためにスキー板を装備する。
 持ち込んだ固形燃料・非常食等の災害用の用品はカバンに一纏めに。
「私の故郷の地を護る為にも、そしてこのピンチをチャンスに変える為にも。微力ながら力を尽くしましょう」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)も同じように準備を行う。
 極寒冷仕様の防寒着を何枚も重ね着し、スキーを履く。両手を自由にする為、高カロリーの食べ物や粉末スープ、水などの食糧や雪洞を作る為のスコップ、火を起こす為の道具や燃料はリュックへ。
 二人が準備を続けている中、アレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)はパラドクストレインの扉を開けた。
「この程度の吹雪で進めなくなるなんて、パラドクストレインとやらも大したことないわね」
 不満の声は、扉を開けた瞬間に吹き込んできた風によってかき消される。
 そのまま一歩踏み出す。
 次の瞬間、ズボッという音と共にアレクサンドラは腰の位置まで雪へと埋まったのだった。
「冬将軍が作り出した吹雪、思ったよりも厄介ね」
 目の前は数十センチ先も見えないホワイトアウト。更に吹き付けてくる風は寒いを通り越して痛い。
 普通の吹雪ならまだしも、冬将軍とその配下が作り出している猛吹雪。目的地から距離があるというのにこの状況。冬将軍の近くがここ以上の環境の可能性を考えると、パラドクストレインで強行するのは危険だ。アレクサンドラは先程の不満を撤回する事にした。
 エヴァが吹き込んできた風に慌てて自身を中心に【寒冷適応】の効果を発動させると、たちまち寒さは和らいでいった。
 続いてナインが【完全視界】を発動させ視界を確保。
 色々と対策を取ったとはいえ、吹雪の中を進むことに変わりはない。
 吹雪が顔をうつし、吹雪く音が声をかき消す。
「とりあえず、引っ張り上げるよ」
 ナインが雪に埋まったアレクサンドラを引き上げる。
「スキー板履きます?」
「必要ないわね」
 エヴァの言葉に首を横に振ると、アレクサンドラは周囲に無数の炎の槍を生み出した。
「炎よ、吼えろ」
 放たれた炎の槍によって、目の前の雪が溶け道が作られる。全てを溶かしきることは出来なくとも、人が通る幅があれば十分。
 更に【熱波の支配者】で周辺の温度を上げ快適さをプラスする。
「まったく……私の歩みを邪魔するなんて不敬よ!」
 ナインとエヴァが呆然とする中、アレクサンドラは出来た道を歩き出す。
「慣れ親しんだ景色を楽しみながらの散歩と洒落込みましょう」
 足取り軽く歩いていくアレクサンドラ。コンパスを手にナインとエヴァは後を追った。

 対策が十分に取れたおかげで、途中休憩を挟みつつ余裕で集落へと辿り着くことが出来た。
「ここであってるよね?」
「ええ。そのはずです」
 だが、到着して早々、ナインとエヴァが困惑する。
 なぜなら、建物の多くは雪に埋もれ、一番大きな建物でさえ吹き付けた雪が貼り付き、今にも埋もれそうなのだ。
 ここに集落があると知らなければ通り過ぎてしまいそうな程だった。
 きっと今もあの建物の中で人々が寒さに苦しんでいるはず。
 三人は顔を見合わせると、急いで建物へと向かった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

フェリシア・ヌールリース
嗚呼、すっかり雪に埋もれてしまって……。
こんな様子ではいずれ彼らが死んでしまうわ。

こうして寄り添い合う人々の姿を見ていると、かつての主様の民たちを思い出すわね。
彼らの代わり……というわけではないけれど、今護れる民たちがいるなら、放っておくなんてできないわ。

残留効果の【熱波の支配者】を利用して周囲の温度を上げ、
【寒冷適応】を使用して快適に過ごせる空間を作り出しましょう。
【アイテムポケット】と大きな鞄になるべくたくさん詰め込んできた毛布や携帯食料、水を取り出して分け与えますわ。
お湯が沸かせたらスープやお粥を作れば少し温まりますかしら。

大丈夫よ。もう少しだけ一緒に耐えてくださいな。


長月・夜永
アドリブ&連携大歓迎です

いやぁ~【熱波の支配者】【寒冷適応】 を使えるのは正直助かるね

先ず、ボクは『忍法・影渡り』を応用して
仲間の影を軸に、パラドクストレインから集落の人々が集まっている建物内部へ
詰め込んだ救助物資を【アイテムポケット】に放り込んで輸送に回るよ

(仲間の影から『ぬるり』と姿を表し、「びっくりさせた?」と笑いながら気さくに声を掛けます)

輸送の後は
奥方様たちと連携して料理の準備かなぁ
元気づけるのも目的だけど
戦闘の前にお腹の中をぽかぽかに満たしておきたいしね
ボクの「料理」「早業」スキルが火を噴くぜ♪


マリアベル・フィレンツァ
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 事件についてこう感じ、クロノヴェーダを赦さずディアボロスとして解決を目指します。

「②完全凍土化する北欧集落の救援」に挑戦し、有効そうであればパラドクス「魔骸連刃」を使って、【活性治癒】で人々の凍傷や傷を癒します。
 他のディアボロスが有利になるように行動し、連携できそうなら、作戦の足りない部分を補う形で助力します。
 最大の目的は、この事件の解決で、そのためならばある程度の怪我や些細な失敗はやむを得ないものとします。


ナイン・スカーレット
アドリブ&連携歓迎
民草達の救出、特に凍傷や血行不良による壊死に対して【活性治癒】を使わせて貰って、それ以外は炊き出しの食べ物類を【口福の伝道者】で増やして、集落の手助けをするよ。

やれる事は全てやる感じで、炊き出しの用意と配膳・負傷者の治癒・支援物資の配布もやっておこうかな、【アイテムポケット】のレベルも大分高いので上手く活用します。

アイテムポケットで固形燃料を持ち込んで即座に暖を取れる準備→炊き出し等の手伝い→合間に毛布や敷物で寒さを凌ぐ物を渡して回る→特に症状が危ない人に【活性治癒】を使って回る。

後は退去した後の資源として、薪等の作成の手伝いが出来れば良さそうかな。


エヴァ・フルトクヴィスト
集落に入ったら、まずは寒冷適応で寒さを和らげて。
雪に埋もれた窓をスコップで掘り起こして、コンコンとノック。
救援に来た旨を伝え、
アイテムポケットに入れてきた薪を指定の場所に積んで燃料を補給。
今後も見据えて薪に加えて吸血ロマノフ王朝の時代に合わせた防寒具や布団類、スコップなども、
行き渡るように渡して。
私はこの頑丈な建物が雪に潰されない様に除雪でもしましょう。
空にしたアイテムポケットや熱波の支配者も活用。

終ったら報告をして、食事組の配膳などをお手伝いしましょう。
通り過ぎない天気などはありません。
もう少し耐えて下さい、
明日の今頃には私達が離れても、寒さは元の感じに戻るでしょうから。
火を絶やさせません。


アレクサンドラ・リーヴェン
連携・アドリブ歓迎

寒さに死を目前とした住民たち。
アナタ達の死に時は今ではないわ。この過酷を生き残り、真のロマノフを奪還した後に死ぬまで働くのが役目よ。
だから、今はその命を繋ぐのを手伝ってあげる。
『風精の抱擁』で周囲に風の結界を張って【寒冷適応】でこの地を快適な空間に。
ふん、これでアナタ達もまともに動けるでしょう?
ほら、さっさとほかの復讐者と一緒に準備をしなさい。私たちが去った後の1日を凌げるように。

安心なさい。クロノヴェーダ共は1匹残らず駆逐してあげるから。


●凍える人々に救いを
 集落に足を踏み入れ、一面真っ白な光景にフェリシア・ヌールリース(吸血鬼のダークハンター・g08953)は言葉を漏らした。
「嗚呼、すっかり雪に埋もれてしまって……。こんな様子ではいずれ彼らが死んでしまうわ」
 人々の無事を祈りつつ、集落で一際大きな建物へと向かって歩いていく。
 建物が近づいてくるとエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は建物に向かって駆け寄っていった。
 必死にスコップで雪を掘り起こす。
 しばらくして、姿を現した窓をノックする。
「大丈夫ですか? 今助けます」
「誰……?」
 返事があった事にひとまず安堵する。
 警戒する声にマリアベル・フィレンツァ(慈愛深きサキュバスの女王種・g09069)が胸を張って答える。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
「ええと……?」
「あー、つまり私達は皆さんの救援に来た者です」
「お、俺達は助かる……のか?」
「はい。なので、もう少し辛抱して欲しいです」
「分かりました」
 窓越しに話を終え、エヴァは振り向き皆に声をかけた。
「みんな、入り口を掘り起こしましょう」
 ディアボロス達は頷き合い、手分けして扉の前の雪を掘り起こすのだった。

 扉の前の雪をどけ、ようやく建物内へと入る。
 中では、人々が少しでも寒さを凌ごうと身を寄せ合いガタガタと震えていた。
 薪も底を突きかけ暖炉の火は弱々しく揺れている。
「こうして寄り添い合う人々の姿を見ていると、かつての主様の民たちを思い出すわね。彼らの代わり……というわけではないけれど、今護れる民たちがいるなら、放っておくなんてできないわ」
 フェリシアは過去の記憶を思い出しつつ、助ける為に行動を始める。
「アナタ達の死に時は今ではないわ。この過酷を生き残り、真のロマノフを奪還した後に死ぬまで働くのが役目よ」
 広間に響き渡る声でアレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)が叫ぶ。
 その自信に満ちた大きな声と言葉に、人々は困惑する。
「あーなんだ。それでは誤解を招くであろう」
 マリアベルが呆れたように告げる。
 その指摘にアレクサンドラは自身の言葉を思い出す。本人としては皆を元気付ける為に発した言葉だが、捉えようによっては「ここで死なずに、死ぬまで働け」と聞こえる。
 誤解を解かねば。そう思って焦りながらも話し始める。
「あれは、普段通りの生活を送って生を全うするって意味で……だから、今はその命を繋ぐのを手伝ってあげる」
 それでも上手い言葉が見つからず、行動で元気付けることにした。
 まず初めにやらなければならない事は、この寒さの対処。
 【寒冷適応】で快適な空間を作り出し、冷えた体を温める事も考え【熱波の支配者】で温度も上げる。
「ふん、これでアナタ達もまともに動けるでしょう?」
 体の震えがおさまったのを見て、アレクサンドラはそう告げるのだった。
「その手、辛かったであろう」
 マリアベルは人々の様子を見て回り、【活性治癒】で凍傷や怪我の治療を行っていく。
「他に怪我している者は居ないであるか?」
 その後も、動けないでいる人の元へと回って治療を続けた。
「ほら、さっさとほかの復讐者と一緒に準備をしなさい。私たちが去った後の1日を凌げるように」
 流石に集落の人々全員を助けるには人手が足りない。だからこそ、動けるようになった者は出来る事をするようにとアレクサンドラが促す。
 その言葉に、人々もお礼を言いつつ作業へと向かった。

 エヴァは暖炉の近くに向かい、そこで【アイテムポケット】から取り出した薪を丁寧に積み上げていった。
 皆で協力したおかげで【アイテムポケット】のレベルも上がり、より多くの物を運ぶ事が出来た。
 そのおかげで持ってこられたこの時代に合わせた防寒具や布団類、スコップも出し、配り歩く。
 フェリシアの方も【アイテムポケット】と大きな鞄に詰め込んだ毛布、携帯食料、水を取り出し配る。
 ありがとうと言って受け取ってくれる人々を見ると、間に合った良かったと心から思う。
「私はこの頑丈な建物が雪に潰されない様に除雪でもしましょう」
「我も手伝おう」
 作業を終えたエヴァとマリアベルの二人は、建物の外へ出て屋根の雪降ろしと建物の周りの除雪を大々的に始めるのだった。

「さてと、やれる事は全てやろう」
 そう意気込み、ナイン・スカーレット(CathPalug・g07595)はまず【アイテムポケット】から固形燃料を取り出し暖炉以外で暖を取れるように準備、更に炊き出しの準備を行う。そして毛布や敷物を渡して回る。そのついでに怪我人が居れば治療も。
 一つ一つ丁寧に作業を進めていると、長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)がナインの影から姿を現した。
「おわっ」
「びっくりさせた?」
 驚きの声をあげるナインに夜永が笑いながら尋ねる。
「そんな所から出てこないでよ」
「まあまあ。それより追加の物資だよ!」
 文句を言うナインを宥めつつ、夜永は運んできた救援物資を【アイテムポケット】から取り出していく。
「いやぁ~【熱波の支配者】と【寒冷適応】を使えるのは正直助かるね」
 寒さが凌げる事に夜永は残留効果を残してくれた仲間に感謝するのだった。
「後は退去した後の資源として、薪の作成の手伝いが出来れば良さそうかな」
 それなりの量の薪を用意してはあるが、多いにこしたことは無い。
 ナインはちょっと倉庫へ行って薪を運んでくると夜永に告げる。
「じゃあボクの方は奥方様たちと連携して料理の準備かなぁ」
「それはいいわね。お湯が沸かせたらスープやお粥を作れば少し温まりますかしら」
 夜永が頷き自分はどうするか呟いていると、やって来たフェリシアが手伝いを申し出た。
「うん。元気づけるのも目的だけど、戦闘の前にお腹の中をぽかぽかに満たしておきたいしね」
 皆の食事もそうだが、これから戦いが控えている自分達も食事をしておいた方がいい。
 早速、フェリシアと夜永が料理へと向かう。
「さーて、ボクのスキルが火を噴くぜ♪」
「出来上がったら、料理を増やすからわたしの所に持ってきて」
「わかった。それじゃ後でね」

「外はあれでひとまず大丈夫でしょう」
 しばらくして、外で除雪をしていたエヴァとマリアベルが戻ってくる。
 料理も順調に進み建物の中には美味しい匂いが充満している。
「配膳手伝います」
 料理を運ぶ女性達を見かけ、エヴァは手伝いを申し出ると、食器を運び始めた。
 何日かぶりの温かい食事に、人々は感謝し嬉しそうに食べ始める。
 空腹が満たされ、体が温まれば生きる活力が沸いてくる。
 それでも、不安が全て無くなるわけではない。
「大丈夫よ。もう少しだけ一緒に耐えてくださいな」
「通り過ぎない天気などはありません。明日の今頃には私達が離れても、寒さは元の感じに戻るでしょうから、もう少し耐えて下さい」
「安心なさい。クロノヴェーダ共は1匹残らず駆逐してあげるから」
 その不安を少しでも取り除こうと、フェリシア、エヴァ、アレクサンドラが口々に告げる。
 必ず助けるから信じて待っていて欲しいと。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV3が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!

マリアベル・フィレンツァ
 「我は幸福と快楽をもたらすモノである」(このセリフを馬鹿の一つ覚えのように繰り返す)
このキャラは、「我は幸福と快楽をもたらすモノである」というセリフを繰り返し発言して、味方には怪訝がられ、時には分かってもらう。
敵からはイラつかれ、時には会話が成立しているように見えるおかしみを狙ったキャラです。
溢れ出すサキュバスの妖気。
愛用の武器は「断罪の大戦斧」。暇なときはネイルカラーを塗っています。

他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、依頼の成功のためなら、公序良俗に反する行動も厭わず邁進します。MS様のギリギリをせめてください。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


フェリシア・ヌールリース
アドリブ・連携歓迎

これでしばらく彼らは大丈夫ね。
ならば、クロノヴェーダどもを退けるのが次の私たちの役目。

【寒冷適応】【熱波の支配者】【完全視界】で戦闘環境を整えつつ敵を迎え撃ちましょうか。

飛び道具を相手にするのって厄介ね。
でも、遠慮なんてしないわ。覚悟することね。

雪中戦なら多少は慣れたもの。
仲間と連携をとりながら、相手の動きはよく見て気をつけますわね。
戦いながら急所を探し、隙をついて影薔薇の棘。
毒塗りの暗器で暗殺を仕掛けるわ。

ここから先へは通さないわ。
お帰りいただけるかしら?
なんて、素直に聞いてはくれないわよね。
ふふ、よくってよ。ならば命のやりとり、しましょう?

と、楽しそうに笑いながら戦います


アレクサンドラ・リーヴェン
アドリブ・連携歓迎

さぁ、平民との約束を果たしましょう。
クロノヴェーダを残らず駆逐するという約束を。

へぇ、敵は銃を使うの。厄介ね。
なら、狙いを絞りにくくするために『風精の嘆き』で空へと【飛翔】しましょう。
ほぉら、よく狙いなさいな。私はここにいるわよ。

相手が飛ばしてきた蝙蝠たちは風の刃でことごとく切り落としてあげましょう。
ふふ、手も足も出ない雑魚を空から見下ろすのは気分がいいわね。


エヴァ・フルトクヴィスト
集落の方々の対策は私達がいる事による効果と支援による一時なもの。
極寒で人々を苦しめる直接の元凶、今こそ絶ちましょう!

冬将軍の加護のマイナス80度の猛吹雪は寒冷適応と熱波の支配者で戦闘しやすい温度にしつつ、
完全視界で吹雪の視界の悪さをシャットアウト。

勇気を奮い立たせて精神を集中し相手を観察、また殺気と未来予測の組み合わせで相手の攻撃の動きを看破。
残像を交えた桜の花びらのようなひらりひらりと舞うフェイントで攻撃を出来るだけ避け、被弾するとしても急所を避けつつ最小限で相手を追跡。

間合いに入っても舞う様にして連撃の斬撃を喰らわせます!

そちらが冬の舞を見せるというのなら。
私は春の舞で季節を変えましょう!


●冬将軍の配下襲来
 集落で人々を凍死と餓死から救い、当分の寒さ、食料対策を行ったディアボロス達。
「これでしばらく彼らは大丈夫ね。ならば、クロノヴェーダどもを退けるのが次の私たちの役目」
 残すところは冬将軍の配下。フェリシア・ヌールリース(吸血鬼のダークハンター・g08953)は人々に別れを告げると集落を後にした。
「さぁ、平民との約束を果たしましょう。クロノヴェーダを残らず駆逐するという約束を」
 意気込んでアレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)がフェリシアに続く。
「集落の方々の対策は私達がいる事による効果と支援による一時なもの。極寒で人々を苦しめる直接の元凶、今こそ絶ちましょう!」
 そう言うとエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は皆を追い抜き、雪原へと駆けて行く。
 残留効果の【寒冷適応】【熱波の支配者】【完全視界】を駆使すれば、この猛吹雪の中でも、不自由なく動くことが出来る。
 残留効果を使い戦闘環境を整え、迎撃の準備を行っていく。
 準備を終え待つこと暫く。
 白の世界に踊りながら青がやってくる。
 やって来た全ての敵は、普段の格好とは違い青色のドレスを着用していた。
 冬を連想させるその青いドレスを着ている相手が、倒すべき敵だ。
 視界が悪いはずの吹雪の中、視線が向けられている事に気付いた血影殲兵達に緊張が走る。
 普通ならば、吹雪の中で奇襲を受けたであろうが、視界は良好。敵の姿は丸見えだ。
「ここから先へは通さないわ。お帰りいただけるかしら? なんて、素直に聞いてはくれないわよね」
 フェリシアの言葉に、自分たちの位置がばれている事を悟った血影殲兵が武器を構え銃口をフェリシアに向ける。
「ふふ、よくってよ。ならば命のやりとり、しましょう?」
 引き下がる様子のない血影殲兵にフェリシアは楽しそうに笑いながら歩みを進めた。

「飛び道具を相手にするのって厄介ね。でも、遠慮なんてしないわ。覚悟することね」
「へぇ、敵は銃を使うの。厄介ね」
 血影殲兵の攻撃を左右に分かれて飛び退き躱すフェリシアとアレクサンドラ。
 雪中戦には多少慣れてはいるものの距離を詰めない事には始まらない。フェリシアはこの状況を打開できないかと声をかける。
「アレクサンドラさん、何とか隙を作る事はできません?」
「分かったわ。このサーシャ様に任せなさい」
 頷くアレクサンドラ。そして合図と共にフェリシアが飛び出す。
「行くわよ。風よ、刻め」
 パラドクスを発動させる。アレクサンドラの周囲に風の渦が発生し、渦は次々と風の刃となって血影殲兵へと襲い掛かる。
 風の刃が雪を巻き上げ目の前を白く染める。
 攻撃を受けた血影殲兵がすぐさまアレクサンドラの方へと銃を向けるが、そこにアレクサンドラの姿は無い。
「ほぉら、よく狙いなさいな。私はここにいるわよ」
 攻撃と同時に【飛翔】していたアレクサンドラが上空から声をかける。
 声に反応して上を向く血影殲兵。
 地上への注意が疎かになった瞬間を狙ってフェリシアが一気に距離を詰め血影殲兵の背後を取った。
「薔薇にはお手を触れぬよう。棘が刺さってしまいましてよ?」
 目にも留まらぬ速さで暗器を取り出したフェリシアは、血影殲兵達の急所目掛けて暗器を投げつけた。
 投げつけられた暗器は吸い込まれるように血影殲兵の急所へと命中し、血影殲兵は次々と雪の中へと倒れ込んだ。

 二人が連携して敵を倒す中、マリアベル・フィレンツァ(慈愛深きサキュバスの女王種・g09069)は一人血影殲兵と対峙していた。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 それは名乗りであり。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 断罪の大戦斧を振り下ろす掛け声であり。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 魅了の魔力が宿ったパラドクスであり。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 敵を屠る蹂躙の言葉だった。
 何度も繰り返される言葉に初めは苛ついていた血影殲兵も、仲間が次々と倒されていく様を見せつけられ、最後には恐怖を感じるようになっていた。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 そしてそれは、断末魔の叫びの引き金へと変わった。

「うわぁ……」
 マリアベルの戦いを見てエヴァの顔が引きつる。
 どんな戦い方でも構わない。仲間なら……そう、仲間なら。
 エヴァは頭を切り替えて、目の前の敵に集中した。
 目を閉じ一呼吸。目を開くと纏っていた空気が変わる。
 ひらりひらりと舞う姿は、桜の花びらの様。
 狙いを絞らせない動きで、徐々に血影殲兵へと近づいていく。
「託された思いを受け継ぐ者として、そのお力お借りします。識りなさい、桜花の如し儚くも華麗な剣の舞を!」
 舞と共に繰り出される剣技。舞い散る桜の如く、緩急をつけた剣が襲い掛かる。
「そちらが冬の舞を見せるというのなら。私は春の舞で季節を変えましょう!」
 エヴァの通った後の雪には、無数の鮮血の花が咲き乱れていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV4になった!
【飛翔】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!

ナイン・スカーレット
アドリブ・連携歓迎
アヴァタールはかなりヤバイ偉人の名を冠しているのが相手か・・・遠距離から狙撃されたらたまった物じゃない、アドバンテージは初手。

『ユグドラシル接続、ウルズ・ミーミル・フヴェルゲルミル、接続完了。九つの世界を繋げ、世界を切り裂く剣と成れ。』
「界解・九つの世界」

全力魔法で、自身が死なないが極限まで出せる「生命力・魔力・血」を変換して魔砲を放ちます。

「北欧の地だからこそ、使うパラドクス。極大の一撃を受けろ!」

放つときに思う事は、クロノヴェーダを倒したら私達は忘れられてしまうかも知れない、でも「民草」が幸せなら後は、「この地が彼らに優しい地とならん事を…」と願いこの世界を後にします。


マリアベル・フィレンツァ
 「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
このキャラは、「我は幸福と快楽をもたらすモノである」というセリフを繰り返し発言して、味方には怪訝がられ、時には分かってもらう。
敵からはイラつかれ、時には会話が成立しているように見えるおかしみを狙ったキャラです。
溢れ出すサキュバスの妖気。
愛用の武器は「断罪の大戦斧」。

この戦闘では、味方の攻撃を援護するための囮になります。
セイクリッドクロスの【照明】を後光のように背負い、敵のスナイパーライフルの照準器が逆光で狙いをつけられなくなるように試みます。
断罪の大戦斧はガードモードで、囮となれる時間を1秒でも長く稼ぎます。
なおセリフはいつも通り。


アレクサンドラ・リーヴェン
かの有名な狙撃兵。白い死神の名を冠するアヴァタール級クロノヴェーダ。
ふん。このサーシャ様の相手にとって不足はないわ。

相手がこの白銀のカーテンに隠れて銃撃をしてくるというなら、私にも考えがあるわ。

我が身に流れる血よ。刻まれし魔術を今ここに。
『刻命魔術【風精の抱擁】』

纏うのは風の結界。私が視認できなくとも、この魔術の風がアナタの狙撃を防ぎ、そして反撃をするわ。
──へぇ、そこにいたのね。逃がさないわ!
風の刃に紛れさせて蛇腹剣で遠距離から鋭い刺突をプレゼントよ。

貴族の義務、確かに果たしたわよ。
平民達もこれで安心して暮らせることでしょう。


長月・夜永
アドリブ&連携大歓迎

ある程度の位置関係は、飛んでくる弾丸の方向で予測は出来そうだけど、名の通ってる敵ならそんな甘くはないよね?

ボクはある程度距離を取り、索敵重視でサポート
パラ『明鏡止水』で、敵の位置を明確に察知し、雷属性の魔術で遠距離攻撃を行います。

(金属の銃身にはよく電気が通るでしょ♪少しでも麻痺による行動の阻害「捕縛」効果を与えれたら御の字かな?)

察知した位置は仲間(ナイン)と情報共有します。


エヴァ・フルトクヴィスト
引き続き、冬将軍の加護は寒冷適応と完全視界で無効化、
熱波の支配者で暖めるバトルフィールドを形成。

相手は白い死神とも呼ばれる狙撃の名手となればその正確さが逆に仇となると識って貰いましょう!
精神を集中し僅かな殺気を察知し、攻撃を看破。
未来予測で位置も特定して、神速反応による残像やフェイントで、
攻撃を回避や被弾するとしても急所を避けつつ。
逆に味方に有利になる様に敢えて身を晒しつつ相手を追跡。

近接の間合いに入ったら神速の瞬きによる斬撃、そして連撃ですかさず貫通の一撃を喰らわせます!

故郷を凍土にしてまで護るなど、その名を持つ英雄は本末転倒と嘆くでしょうに!
故郷の人々を護る為、元凶たる貴方を叩き切ります!


フェリシア・ヌールリース
アドリブ・連携歓迎

主様の土地でなくとも、私の故郷の近くならば私の守護対象ともなるもの。
まして、縁のできた民の土地とあらばなおのことよ。
後はアヴァタール級を相手どれば良いのよね?

【未来予測】を用い、敵の動きを探りつつ
味方と連携しながら隙を狙います。
死角と急所を捉えたら容赦などしないわ。
仕込みヒールの毒の刃や毒塗りの暗器で暗夜の一撃を狙います。
銃撃戦といえど、距離さえ詰めて私の間合いに入ればこちらのもの。
まずはそのよからぬ企み、打ち砕いて差し上げますわ。

戦闘が無事に終わったら民の様子を少し見てから帰りたいわ。
もう大丈夫よ、と伝えられれば伝えたいわね。


●吹雪を晴らす
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)によって【寒冷適応】【完全視界】そして【熱波の支配者】の効果が維持され、冬将軍の加護による戦場の不利は引き続き無効化する事が出来た。
 これにより、吹雪の中の奇襲の恐れはほぼなくなったと言える。
 とはいえ、相手も雪の中でただ突っ立っているわけではない。雪の中に潜って姿を隠し、こちらへの攻撃の機会を窺っている。
「主様の土地でなくとも、私の故郷の近くならば私の守護対象ともなるもの。まして、縁のできた民の土地とあらばなおのことよ。後はアヴァタール級を相手どれば良いのよね?」
 フェリシア・ヌールリース(吸血鬼のダークハンター・g08953)が残る敵の確認をすると、エヴァが頷き肯定した。
 まずは敵であるアヴァタール級『シモ・ヘイヘ』の潜伏場所を見つけなければならない。
 銃撃を警戒して身を潜めていてはただ沈黙が続くだけ。
 そこでマリアベル・フィレンツァ(慈愛深きサキュバスの女王種・g09069)は「我に任せるのだ」と立ち上がった。
 目立つ場所に躍り出て声をあげる。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 周囲に響き渡る声で名乗りをあげるマリアベル。
 無謀ともとれる行動に皆が驚く。しかし、仲間の心配もよそにマリアベルは声をあげ続けた。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 そんなことをすれば狙ってくれと言っているようなもの。シモ・ヘイヘも罠の可能性を考えつつもそのチャンスを逃さない。
 響く銃声。
 それが耳に届いた瞬間。マリアベルはすかさず体を捻りシモ・ヘイヘの初撃を躱す。
 そして魔弾の跳んできた方向に向かってパラドクスを放った。
 背後に十字架型の後光を背負い放たれる光。
 これで少しでも目が眩み狙いが外れればいいと考えるも、その程度でシモ・ヘイヘの狙いが狂うことは無かった。
 再び放たれた魔弾をマリアベルは断罪の大戦斧を盾の様に前面に出し凌ぐ。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
 この程度でやられたりしないと、マリアベルは声をあげ注意を引き続けた。
「相手は白い死神とも呼ばれる狙撃の名手となれば、その正確さが逆に仇となると識って貰いましょう!」
 マリアベルのおかげで狙撃地点の場所を特定したエヴァはフェリシアと共に駆け出した。
 威嚇に放たれる銃弾を最低限の動きで躱し、距離を詰めていく。
「世界を駆けるその力、時の侵略者を退けし、時奪われし怒れる者に宿り、言の葉の如く滑らかな瞬きを!」
 パラドクスを発動し更に加速するエヴァ。
「故郷を凍土にしてまで護るなど、その名を持つ英雄は本末転倒と嘆くでしょうに! 故郷の人々を護る為、元凶たる貴方を叩き切ります!」
 一気に間合いを詰め神速の斬撃を繰り出す。そのまま流れるように連撃を浴びせシモ・ヘイヘを雪の中から引きずり出す。
「銃撃戦といえど、距離さえ詰めて私の間合いに入ればこちらのもの」
 少し遅れてフェリシアがシモ・ヘイヘを射程内に捉える。
「まずはそのよからぬ企み、打ち砕いて差し上げますわ」
 背中に目掛けてフェリシアが回し蹴りを放つ。足を振るうと履いているヒールに仕込んであった毒の刃が飛び出しシモ・ヘイヘを切り裂いた。
「へぇ、そこにいたのね。逃がさないわ!」
 シモ・ヘイヘの姿を確認し、アレクサンドラ・リーヴェン(吸血姫・g09048)が嬉しそうに微笑む。
「かの有名な狙撃兵。白い死神の名を冠するアヴァタール級クロノヴェーダ。ふん。このサーシャ様の相手にとって不足はないわ」
 シモ・ヘイヘを見つめアレクサンドラがパラドクスの準備を進めていく。
「我が身に流れる血よ。刻まれし魔術を今ここに。『刻命魔術【風精の抱擁】(マギノクロフィア・ヴィエータ)』」
 風がアレクサンドラの周りに集まっていく。
 襲い掛かる無数の銃弾を纏った風が弾き飛ばし、アレクサンドラの伸ばした蛇腹剣に導かれるように風は刃となってシモ・ヘイヘに襲い掛かった。

「ある程度の位置関係は、飛んでくる弾丸の方向で予測は出来そうだけど、名の通ってる敵ならそんな甘くはないよね?」
 長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)の予想通り、シモ・ヘイヘは攻撃の度に潜伏場所を変え姿を隠していた。
 位置の特定と攻撃を繰り返し、そろそろ敵の限界も見えてきている。
「止水の内に揺らぎ見る」
 夜永は心を落ち着かせ、シモ・ヘイヘの場所を探る。視野を広く持ち丁寧に見回す。
 敵の焦りのおかげか、雪の中に青を見た。
「そこだよっ!」
 すかさず雷属性の魔術を放つ夜永。
「金属の銃身にはよく電気が通るでしょ♪」
 雷が走り、雪に一筋の道が出来る。
「敵はこの先だよ!」
 それはシモ・ヘイヘに至る道しるべ。声高く敵の位置を告げる。
「了解よ」
 夜永の声を受け、ナイン・スカーレット(CathPalug・g07595)がパラドクスの詠唱を始める。
「ユグドラシル接続、ウルズ・ミーミル・フヴェルゲルミル、接続完了。九つの世界を繋げ、世界を切り裂く剣と成れ」
 長い詠唱と共に制御用の九つの巨大な魔方陣を展開。
 クロノヴェーダを倒したら自分達は忘れられてしまうかも知れない。でも『民草』が幸せならそれでいい。だからこそ全力を尽くす。そう思いながら死なないギリギリまで力を振り絞りパラドクスに込める。
「北欧の地だからこそ、使うパラドクス。極大の一撃を受けろ! 『界解・九つの世界(ワールドアンサー・ナインハイマー)』!」
 放たれる超威力の魔力砲。反動でナインの体が後方へと吹き飛ぶ。
 魔力砲は夜永によってつくられた道を真っ直ぐに進む。
 そして道の先。シモ・ヘイヘを飲み込み跡形もなく消し去ったのだった。

「民の様子を少し見てから帰りたいわ」
 無事に戦闘が終わり、フェリシアの提案によってディアボロス達は集落の様子を見に行くことにした。
 集落に着くと、先程までの吹雪が嘘のように晴れ渡り、建物を照らしていた。
 気温も徐々に元に戻る事だろう。
「もう大丈夫よ」
「貴族の義務、確かに果たしたわよ。平民達もこれで安心して暮らせることでしょう」
「ありがとうございます」
「おかげで助かりました」
 フェリシアとアレクサンドラの言葉に次々とお礼を告げる集落の人々。
 一通り言葉を交わし、ディアボロス達は集落を後にした。
「この地が彼らに優しい地とならん事を……」
 帰還する道すがらナインはもう一度集落を振り返ると願いを込めてそう呟いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
【照明】LV1が発生!
【寒冷適応】がLV3になった!
【完全視界】がLV3になった!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年01月19日

冬将軍による北欧完全凍土化作戦

 攻略旅団による調査で、北欧でディアボロスと対峙するラスプーチンが、新たな作戦を行おうとしている事が判明しました。
 ラスプーチンは、シベリア東部を守護していたジェネラル級ヴァンパイアノーブル『冬将軍』をフィンランドに呼び寄せ、北欧地域を完全凍土化させ、ディアボロスの北欧地域の解放を阻害しようとしています。
 冬将軍の配下によって完全凍土化された土地は、ディアボロスの【土壌改良】であっても、作物を育てる事ができず、住民は難民となるしかありません。

 冬将軍は、ディアボロスと縁のある住民が存在する北欧の都市に優先して、配下を送り込んでいます。
 勿論、それ以外の街も攻撃対象ですが、ディアボロスと縁があればより狙われやすいのでしょう。
 冬将軍は強大な力を持ちますが、この配下達を撃破できれば、決戦を挑む事も可能になるかもしれません。

※特殊ルール
 期間中に、このシナリオタイプのシナリオが6シナリオ以上成功した場合は、期間終了後に冬将軍との決戦を挑む事が可能になります。
 冬将軍は非常に強力である為、撃破は困難ですが、成功シナリオ数が多ければ多い程、状況が有利になり、撃破のチャンスが増加します。
 このシナリオタイプは、攻略旅団の【期限延長】の対象になりません。

冬将軍


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#吸血ロマノフ王朝
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#冬将軍による北欧完全凍土化作戦
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#北欧
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#冬将軍


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選択肢『吹雪の行軍』のルール

 冬将軍が造り出した猛吹雪により、パラドクストレインは目的地の近くに停車することが出来ないようです。
 その為、目的地に向かって吹雪の中を行軍しなければなりません。
【寒冷適応】や【完全視界】があれば、行軍が楽になる筈です。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『完全凍土化する北欧集落の救援』のルール

 冬将軍の完全凍土化の影響で、マイナス80度の極寒と猛吹雪に襲われている北欧の集落を救援します。
 北欧の集落は、ある程度の寒さを防ぐための準備はありましたが、マイナス80度の猛吹雪の前には、その備えも役に立ちません。
 人々は、比較的頑丈な建物に集まり、身を寄せ合うようにして寒さに耐え忍んでいます。ですが食料を取りに外に出る事も出来ず、燃料も尽きてきている為、凍死する寸前まで追い詰められているようです。
 彼らを救援し、凍死の危機から救ってあげましょう。

 極寒の猛吹雪は、ディアボロスが冬将軍の配下を撃破すれば、だんだん弱まり、24時間程度で通常の寒さまで戻るようです。
 救援については、救援後24時間程度、暮らしていける状態にしてあげられれば最良でしょう。
 詳しくは、オープニングヤリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿をクリアするまでに、この選択肢の🔵が👑に達すると、このシナリオで一般人に死者を出さずに済む。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『血影殲兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『シモ・ヘイヘ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「イロハ・アプリルシェルツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。