樊城の戦い:蜀

 『蜀』のジェネラル級クロノヴェーダ・関羽の命令により、荊州の民衆狩りが行われています。
 この民衆狩りは、来るべき『魏』との決戦である『樊城の戦い』の為の雑兵を集める事が目的です。
 蜀軍は、収穫間近な畑を焼き払ったり、村を焼くなどして、人々を難民化させる事で雑兵を増やし、樊城の戦いを大戦乱にしようとしているのです。
 民衆狩りのクロノヴェーダを撃破し、村人たちが兵士となって殺し合いをしなくて済むように助けてあげてください。

裏切りと絶望の中で(作者 ゆうきつかさ
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#大戦乱群蟲三国志  #樊城の戦い:蜀  #蜀 


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●荊州の村
「ひぃ~……」
「だ、誰か助けてくれ~!」
 村人達の悲鳴が響く中、蜀軍剣蟻兵が薄ら笑いを浮かべ、追いかけ回していた。
 蜀軍剣蟻兵が必要としているのは、兵士として戦う事が出来る者達のみ。
 それ以外は生かしておく価値のない者達ばかりであった。
 そのため、蜀軍剣蟻兵の中には、老人の身体に火をつけ、踊り狂うさまを見ながら、ケタケタと笑う鬼畜もいた。
「はあはあ……」
 そんな中、尊英(蜀軍剣蟻兵)は傷ついた身体を庇いつつ、岩陰に隠れていた。
 背後から襲われたため、ハッキリと顔までは見ていないが、襲ってきたのは、仲間の誰か。
 おそらく、普段から反抗的な態度を取っていたため、気に食わなかったのだろう。
 襲撃のドサクサに紛れて、背後から槍で一突きにされたため、意識が朦朧として、何も考えられなくなっていた。
 だが、このまま岩陰に隠れていたとしても、生きていられる保証はない。
 先程、奇襲を仕掛けてきた仲間が、トドメをさしに来るかも知れないし、村人達に見つかって、袋叩きにされるかも知れないのだから……。
 それでも、このまま何も出来ず、死んでしまう事は、尊英にとって腹立たしい事だった。

●アヤメからの依頼 
「三国のひとつである蜀の『関羽軍』が荊州の村を襲い、収穫間近な畑を焼き払ったり、兵士に出来そうな村人達を連れ去っているようだ。どうやら、『魏』との戦いに備えて、戦力を補充するためのようだが、あまりにもやり方が汚すぎる。だから、いますぐ村に向かってもらい、蜀軍剣蟻兵達を蹴散らして欲しいんだ。そこには仲間に裏切られ、自暴自棄になっている尊英ってヤツもいる。コイツは『関羽軍』のやり方に反抗していたらしく、最後まで命令に従わなかったようなんだ。しかし、家族を人質にされて、仕方なく従っていたようだが、仲間達の態度を見て、家族が既に死んでおり、自分には帰る場所がない事を知ってしまったようなんだ。そう言った意味で、交渉次第では関羽軍に関する情報を話してくれるかも知れない。ただし、村人達に見つかった場合は、手遅れになるかも知れないから、なるべく早めにな」
 鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)が教室ほどの広さがある部屋にディアボロス達を集め、今回の依頼を説明した。
 状況的に考えて、尊英は文字通り、虫の息。
 放っておけば、間違いなく、死ぬようである。

●現在の状況
「戦いは、既に始まっている。魏軍硬殻兵の目的は、兵士を増やす事だから、若い連中が殺される事はない。ただし、兵士として適していない赤ん坊や老人は殺されてもおかしくないだろう。しかも、多くの畑や、建物に被害が出ている。まずは魏軍硬殻兵を倒し、村人達の安全を確保してやってくれ。ここでモタモタしていると、祈祷師兵団が現れ、攻撃を仕掛けてくるかも知れないから、くれぐれも気をつけてくれ。奴等は幻術によって兵士を生み出す事が出来るから、放っておくと厄介だ。またコイツらのリーダーである曹純は脳筋タイプだが、シャレ抜きで強いから、油断しないようにな」
 そう言ってアヤメが、ディアボロス達に資料を配っていった。
 そこには、クロノヴェーダに関する情報が、アヤメなりの考察も含めて書かれていた。

●旅立つ前に
「まあ、とにかく曹純さえ倒しちまえば、こっちのモンだ! 難しい事を考えず、気合と根性で道を切り開いてくれ」
 そして、アヤメが脳筋丸出しに言葉を吐きつつ、ニカッと笑うのだった。

●村の様子
「どうせ、こいつらは役に立たねぇ。いっそ、見せしめに、ひとりずつ処刑しちまうか!」
 顔に傷のある蜀軍剣蟻兵が、捕縛した老人達を村の広場に集め、不気味な笑い声を響かせた。
 村人達の中には、関羽軍に反抗的な者もいるため、犠牲になるモノが必要だった。
 それは人によって違っていたが、一番効果があったのは、家族であった。
「やめろ! やめてくれ!」
 村人の悲鳴が響く中、松明を持った蜀軍剣蟻兵が、上機嫌な様子で笑い声を響かせた。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【隔離眼】
2
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【通信障害】
2
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV4 / 【反撃アップ】LV4 / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

ゆうきつかさ
 どうも、ゆうきつかさです。
 今回のシナリオは、選択肢によって、大幅に展開が変わります。
 選択した順番によっては、被害を大幅に抑える事が出来ます。
75

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
【飛翔】で村人を虐殺しようとしている蟻兵の所へ急行する。
そこからパラドクス『飛燕空翻』で飛行の軌道を曲げながら攻撃し、
突き飛ばして村人が逃げる隙を作る(一撃離脱、空中戦)
その後、挑発する言葉を発して敵を引き付けて殲滅する

・セリフ
(割って入る)
危なーい!
大丈夫だった?ここは任せてすぐに逃げて!

(敵に向けて)
自らの守るべき民を害して、何が兵か!
貴様らの戦うべき敵は此処にいるぞ、
恐れぬものなら掛かって来るがいい!


ゼット・ノアール
「敵性存在、蟻兵多数。即時排除する」

既に襲われている為もたもたしてはいられん。
クラッシュレゾナンスで複数範囲攻撃を仕掛け注意をひきつけて【避難勧告】をする。

敵の増援も来るとのことだし早めに排除するべきだろうな。
仲間と臨機応変に合わせて連携するとしよう。
一人は空から、と分かっているからな。

武装である鎖や杭で動きを抑えられたらいいのだが…。

※アドリブ大歓迎です。


杉崎・まなみ
・連携アドリブ歓迎

「価値の無い命なんてありません!」
そう息巻いて参加するまなみ。
まず一般人と尊英さんを助けねば。
広場から一般人の避難を、尊英さんが見つからない方への誘導を手伝いつつ、相手から攻撃されたら、呼吸からの技『蜀漢義侠剣』を【戦闘知識】で呼吸を合わせ【飛翔】で回避を試みます。

私の攻撃は【高速詠唱】で『双魔連弾』を発動。
「関羽の思い通りにはさせないわ…!」


峰谷・恵
「魏の軍なのに蜀軍剣蟻兵って紛らわしい…」

他のディアボロスと出来る限り連携を取る。
村人を襲う敵を狙い割り込みざまにLUSTクンフーブーツで他の敵兵向けて蹴り飛ばし炸裂気功撃で追撃。敵の反撃は竜骸剣で弾くかLUSTオーラシールドで受け流す。
通信障害で敵の連絡を阻害しているうちに可能な限り敵を竜骸剣の斬撃か闘気を集中させたLUSTクンフーブーツの蹴撃で撃破して回る。村人を襲う敵を最優先で対処。次に伝令に向かう敵、向かってくる敵の順。避けても村人にとばっちりがいかない状況なら敵の攻撃は極力回避。

「これでも武林を歩む者の端くれ、縁があった以上手助けくらいはするよ」(縁がある=クロノヴェーダ絡みの事件)


神山・光
蟻風情が
戦う力の無い者をいたぶって楽しんでるんじゃないよ!
あぁ、そうさ。これは単なる八つ当たりだ。けどね、あんた達が悪い
人には触れちゃならない過去がある。あんた達は、あたしのそこに触ったんだよ!

蜀漢義侠剣で攻撃しようと向かってくるところへ、デス・ホーラーを抱えバスターランチャーの銃口を向け、此方に近づかれる前に掃射して向かってくるものは一体残らず蜂の巣にする
「あたしは許さない。家族を引き裂く奴も、奪う奴も、そいつらには鉛弾を何発でもくらわせてやるよ。息の根が止まるまで徹底的に、完膚なきまでにね」



「なんで、わしらがこんな目に……」
 広場に集められた老人達は、絶望のどん底にいた。
 目の前には松明を持った蜀軍剣蟻兵が立っており、老人達の身体には油が掛けられていた。
「うう……」
 だからと言って、自分の息子に対して、兵士になれとは言えない。
 それは蜀軍剣蟻兵達の盾になれというようなモノ。
 魏軍と戦って、生きて帰れる保証などないのだから、死ぬために行かせるようなモノである。
 それが分かっていながら、我が身可愛さにそんな事を口に出来るほど、老人達の心は弱くなかった。
「はあはあ……畜生……畜生……」
 それでも……死にたくないという気持ちがあるため、絶望と共に、悲しみが涙となって溢れ出した。
 死ぬのは、怖い。
 だが、自分の息子を身代わりにする事など出来ない。
 そんな気持ちが揺れ動く中、老人達が揺らめく炎を見つめていた。
「まァ、俺はどっちでもイイんだけどなァ! だって、そうだろ? どっちにしたって、お前達が苦しむ姿を拝む事が出来るんだからなァ!」
 顔に傷のある蜀軍剣蟻兵が、ケタケタと笑った。
「敵性存在、蟻兵多数。即時排除する」
 そんな中、ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が【クラッシュレゾナンス】で破裂する粒子を撒き散らし、機械の両腕を打ち鳴らす事で轟音を響かせ、音の爆弾で蜀軍剣蟻兵達を吹き飛ばした。
「だ、誰だ! 俺達の邪魔をする奴等は!」
 その一撃を食らった蜀軍剣蟻兵が、苛立ちを隠せない様子で吠えた。
「弱い者イジメをするような相手に名乗る名前はないよ!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が割り込みざまに他の蜀軍剣蟻兵に向けて蹴り飛ばし、【炸裂気功撃(サクレツキコウゲキ)】で追撃した。
 その途端、蜀軍剣蟻兵達がフェロモンで混乱し、身体をフラつかせて呻き声を上げた。
「……蟻風情が! 戦う力の無い者をいたぶって楽しんでるんじゃないよ!」
 神山・光(銃神・g00638)が嫌悪感をあらわにしながら、蜀軍剣蟻兵達に攻撃を仕掛けていった。
「こんな奴等に何の価値がある! 兵士にならない奴等に生きる価値などない!」
 顔に傷のある蜀軍剣蟻兵が、殺気立った様子で老人の首に剣を当てた。
 その途端、蜀軍剣蟻兵達に連行されそうになっていた村人達が、今にも飛び掛かりそうな勢いで、カッと両目を見開いた。
「価値の無い命なんてありません!」
 そんな空気を察した杉崎・まなみ(中級麺点師のはわわ参謀・g00042)が、蜀軍剣蟻兵達の注意を引いた。
「ここは任せて!」
 それに合わせて、袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が【飛燕空翻(ヒエン・クウホン)】を発動させ、宙を飛ぶ燕の様に鋭い角度で軌道を変更し、蜀軍剣蟻兵達を突き飛ばしていった。
「と、父さん!」
 その間に、村人達が老人に抱き着き、恨めしそうにしながら、蜀軍剣蟻兵達を睨みつけ、ジリジリと後ろに下がっていった。
「ふ、ふざけた真似をしやがって! 死ね、死ね、死ねえええええ!」
 顔に傷のある蜀軍剣蟻兵が、強烈な斬撃を繰り出した。
 その斬撃は地面をガリガリと削りながら、ディアボロス達に迫ってきた。
「自らの守るべき民を害して、何が兵か! 貴様らの戦うべき敵は此処にいるぞ、恐れぬものなら掛かって来るがいい!」
 それでも怯む事なく、雀蜂が勢いをつけて飛び上がり、強烈な斬撃をギリギリのところで避けると、顔に傷のある蜀軍剣蟻兵に蹴りを炸裂させた。
「ええい、怯むな! 数だけなら我らの方が勝っている!」
 その事に危機感を覚えた蜀軍剣蟻兵が、独自の呼吸法で気持ちを高め、大岩をも断ち切る強烈な斬撃を放った。
 それに合わせて、まわりにいた蜀軍剣蟻兵達が同じように斬撃を繰り出し、ガリガリと地面を削っていった。
「……随分と芸がないね」
 すぐさま、恵がLUSTオーラシールドを構えて受け流し、闘気を集中させたLUSTクンフーブーツの蹴撃で、傍にいた蜀軍剣蟻兵を蹴散らした。
「何故だ! 何故、邪魔をする! お前達には関係がない事だろ!」
 顔に傷のある蜀軍剣蟻兵が、不満げな様子で文句を言った。
「あぁ、そうさ。これは単なる八つ当たりだ。けどね、あんた達が悪い。人には触れちゃならない過去がある。あんた達は、あたしのそこに触ったんだよ!」
 光がデス・ホーラー(棺桶)を抱え、【バスターランチャー】の銃口を向け、徹甲弾をガトリングで砲撃した。
「ぐえっ!」
 その攻撃をモロに喰らった蜀軍剣蟻兵が、全身に無数の風穴を開けて息絶えた。
「ええい、怯むな、怯むな! 我らは誇り高き関羽の兵! この程度の事で屈して、どうする!」
 蜀軍剣蟻兵がイラついた様子で、仲間達の士気を高めつつ、再び強烈な斬撃を放ってきた。
「よほど自信があるようだけど、関羽の思い通りにはさせないわ……! だから、ここでお終い! どんなに足掻いても無駄な事よ」
 即座に、まなみが飛び上がり、蜀軍剣蟻兵が放った斬撃を回避し、高速詠唱で【双魔連弾(ソウマレンダン)】を発動させた。
 次の瞬間、杖から放たれた2つの魔力の弾が、蜀軍剣蟻兵の身体を抉り取るようにして命中した。
「それに、増援が来る前に、排除しておく必要があるのでな」
 続いて、ゼットが仕込み鎖で蜀軍剣蟻兵の動きを封じつつ、村人達が逃げる時間を稼いだ。
「とりあえず、戦いが終わるまで、何処かに隠れていて。これでも武林を歩む者の端くれ。必ず、みんなを守るから……!」
 恵が蜀軍剣蟻兵達を牽制しつつ、村人達を守るようにして陣取った。
「す、すまねえ! この御礼は必ず!」
 その隙をつくようにして、村人達が戦いに巻き込まれないようにしながら、次々と森の中に入っていった。
「……無駄な事を! 例え、我らから逃れる事が出来たとしても、結末は同じだ!」
 蜀軍剣蟻兵が含みのある笑みを浮かべた後、仲間達に合図を送って、一斉に攻撃を仕掛けてきた。
 何やら言葉に含みがあったものの、それが何を意味しているのか分からない。
 その上、蜀軍剣蟻兵達が選択したのは、村人達の後を追う事ではなく、ディアボロス達と戦う事だった。
 それが何を意味しているのか分からなかったが、物凄く嫌な予感がした。
「あたしは許さない。家族を引き裂く奴も、奪う奴も、そいつらには鉛弾をくらわせてやるよ。息の根が止まるまで徹底的に、完膚なきまでにね」
 それと同時に、光が仲間達と連携を取りながら、蜀軍剣蟻兵達に攻撃を仕掛けて一掃するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV2が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

孫・リア
皆が敵を引き付けてる間に星星に乗って尊英殿の元に行って持ってきた包帯等で応急手当を
大丈夫助けに来たわって声かけて

そして星星に乗せて一緒に戦線を離脱、そし本格的に手当をしようか
落ち着かせながら彼の話も聞いて、生きる希望を与えるような事を話そうかな
帰る場所がないなら何処でも行けるわってとにかく勇気付けたい

あと彼が話してくれるなら、関羽軍や蜀の事を聞きたいわ、どれか一つだけでもね 

聞きたい事↓
関羽殿以外に有力な蟲将はいるのか?
今現在蜀もとい関羽軍どのくらい兵力が集まってるのか?
兵以外に何か別の戦力があるのか?

蟲将とはいえ一枚岩じゃないのね…人の心を持つ彼が無事に逃げられるといいわ

【アドリブ共闘歓迎】


金森・椿
三国志の軍勢同士の戦いにおいてできることは微々たるものですが、虐殺に加担しなかった尊英さんにできることはしておきたいですね。

行商の薬売りとして偶然通りかかった風で話しかけます。
まあ兵隊さん、酷い怪我をなさって……戦傷を受けられたのですか?

荷物から薬などを取り出して手当てをしながら親身になって身の上話を聞きます。
なんと酷い……それに引き換え尊英さんは立派な振る舞い、素晴らしいです。

相づちを打ちつつ軍への不満やここぞとばかりの情報漏えいなど思いの丈をぶちまけてもらう感じに。

ひとまず応急手当は済みました。
お大事になさってください。
そっとその背を見送って。

無事に逃げ延びてくれるといいのですけれども。



(こんな事なら、最後に美味いモノでも食っておくべきだったな)
 尊英は朦朧とする意識の中、食べ物の事ばかり考えていた。
 既に、命の炎が消えかけているというのに、頭の中に浮かぶのは、食べ物の事ばかり。
 あれが食べたい、これが食べたいという気持ちがあっても、既に身体を動かない。
 出来る事と言えば、頭の中に美味しい食べ物を思い浮かべ、モゴモゴと口を動かす事だけだった。
 その途端、口の中に広がったのは、小さい頃に食べた御馳走の味だった。
「まあ兵隊さん、酷い怪我をなさって……戦傷を受けられたのですか?」
 そんな中、金森・椿(薬売り・g02220)が行商の薬売りに扮して、尊英に駆け寄った。
 尊英は脇腹に深い傷を負っており、身体にも幾つか傷があった。
 おそらく、逃げている途中で、何度か斬りつけられたのだろう。
 本人は興奮しているため、自覚をしていないようだが、どれも酷い状態であった。
「……見ての通りだ。放っておいてくれ」
 尊英が荒々しく息を吐きながら、虚ろな表情を浮かべて答えを返した。
「大丈夫、助けに来たわ。とりあえず、ここから離れましょう」
 すぐさま、孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)が無双馬『星星』から降り、包帯を使って応急手当をすると、尊英に肩を貸した。
「何か聞きたい事でもあるのか? 何の見返りもなく、俺を助ける訳がない」
 尊英が薄っすらと笑みを浮かべ、何やら察した様子でリアに視線を送った。
「それなら教えてくれる? いま関羽軍どのくらいの兵力が集まっていて、関羽殿以外に有力な蟲将はいるのか、を……」
 リアが真剣な表情を浮かべ、尊英に対して問いかけた。
「それが俺を生かす交換条件という訳か。まあ、いい。俺が知る限り、あちこちで人狩りが行われているようだ。だが、その数までは分からない。そう頻繁に連絡を取り合っていた訳でもないし、それを知る権限もない。また蟲将についてだが、曹純様だって、十分に強い。油断をすれば、誰かが命を落としてもおかしくないだろう」
 尊英が声を絞り出すようにして、自分が知っている事を語り出した。
「ひとまず応急手当は済みました。とりあえず、安全な場所まで、私達が同行します」
 その間に、椿が尊英の手当てを終え、警戒した様子で辺りを見回した。
 幸い、追手の姿はなく、まわりに敵がいる気配はない。
 村人達は、戦いが終わるまで森の中に避難しているため、村に残っているのはごく一部のようである。
「その前に言っておきたい事がある。奴等は人狩りを楽しんでいた。だから、森に逃げたからと言って安心は出来ない。むしろ、そちらに誘導している可能性もある。だから、油断はするな」
 そう言って尊英が不安そうな表情を浮かべ、村人達が逃げた森の方を見るのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!

リーナ・エスタ
クロノヴェーダの悪事に泣く人の涙を背負って悪を始末する
お呼びとあらば即!参上!

人質を殺した事を隠して利用するなって許せない!
そういう輩は必殺の手刀で切り裂くのみ!

「髪の毛より細くてすっげぇ速くて鋭い切れ味だよ」
 祈祷師兵の「幻術兵召喚(SPD)」に対し
パラドクス「リーナたん超絶聖剣(ライトオブジェネシス)」を使うよ!

近くにいる仲間と連携して戦える場合は
なるべく連携を決めていきたいところ
勝利のため、ある程度のダメージは覚悟の上
でも倒れる時は前のめり
他のディアボロスを不利にするような行動はしないよ


ゼット・ノアール
「敵性存在、祈祷師兵多数。だが、こちらも単機ではない。」

幻術で数を惑わせてこようが、弾幕を張れば関係ない。
ゼットビットを展開し、仲間の援護をしながら突撃開始だ。
ビットを展開しつつ、グラップルで接近戦も仕掛けて敵の動きを封じ込め仲間への攻撃を妨害することもやってみよう。
ある程度攻撃を受けるだろうがそれは些細な事だ。
耐久性には自信がある。

それに…杉崎はなにやら因縁があるようだ。
邪魔が入らないようビットを配置するか。
周りを気にせず…全力を出していいぞ。
※アドリブ、連携大歓迎です。


袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
パラドクスを発動させて体内のオーラを充溢させ、敵の術に対抗
そのまま一気に距離を詰めて敵集団に飛び込み、白兵戦を強いる。

・セリフ
怪しげな術を振るうね、左慈とか張角とかの仲間みたいなものなのかな?
まあいいや、気合を入れてぶん殴ればだいたい倒れるでしょ!


杉崎・まなみ
・連携アドリブ歓迎

「…あいつ…は…!」
小国で参謀を務めていた際、まだひょっ子だった私はアイツの術に勝てなかった。
今は違う。復讐するの。

みんなの動きを見計らいつつ【精神集中】【全力魔法】で業火の剣を発動。アイツの風と真っ向勝負で挑みます。


峰谷・恵
「かなりいるね。これだけ倒しきればトループス級でも手痛い損害のはず」

他のディアボロスと可能な限り連携を取る。
敵が正面切ってぶつかる他のディアボロスに気を取られている間に飛翔効果+飛行魔術式で敵の側面に回り込み最高速で突撃し速度を乗せた炸裂気功撃を叩き込む。敵の反撃は敢えて敵に呼吸を見切らせ(呼吸法)こちらが望むタイミングで攻撃させ、敵がこちらの呼吸に合わせて発動する術を魔闘気で防ぎ邪悪なエネルギーを体内に入れないよう遮断する。敵の術を防いでみせた動揺を突いて竜骸剣で斬り込み闘気を乗せたLUSTクンフーブーツの蹴撃を叩き込んで敵の陣形を崩す。戦闘中通信遮断で敵が術で情報共有するのを防ぐ。



「さあさあ、気合を入れて逃げてくださいね~。わざわざ、私達が相手をしてあげるのですから、もっと気合を入れて、逃げてくれないと、面白味がありませんよ、アハ、アハハハハハ!」
 森の中に逃げた村人達を待ち構えていたのは、祈祷師兵達であった。
 祈祷師兵達は村人達の姿に気づくと一斉に姿を現し、幻術で生み出した兵を使って追いかけ回した。
 だが、すぐには村人達を捕まえず、生かさず、殺さず、恐怖と絶望を与えつつ、楽しんでいるようだった。
 一方、村人達は天国から地獄に、真っ逆さま。
 ようやく希望の光が見えたところで、絶望のどん底に突き落とされたため、この世の終わりを迎えたような表情を浮かべて、兵達から必死に逃げていた。
「敵性存在、祈祷師兵多数。だが、こちらも単機ではない」
 そんな中、ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)がゼットビットを展開しつつ、祈祷師兵達に突っ込んでいき、グラップルで接近戦を仕掛けると、即座に動きを封じ込めた。
「どうやら、間に合ったようね」
 それに合わせて、袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が【滋養蜂蜜丸(ジヨウ・ハチミツガン)】で、特製のハチミツを練り込んだ兵糧丸を食べ、一気に高まった闘気を爆発させ、祈祷師兵達に攻撃を仕掛けていった。
「な、何者だ、お前達は!」
 その事に危機感を覚えた祈祷師兵のひとりが、怯えた様子で大声を上げた。
 他の祈祷師兵も、せっかくの楽しみを邪魔されたため、苛立ちと恐怖と警戒心で、激しく動揺しているようだった。
「クロノヴェーダの悪事に泣く人の涙を背負って悪を始末する。お呼びとあらば即! 参上! 人質を殺した事を隠して利用するなって許せない! そういう輩は必殺の手刀で切り裂くのみ!」
 その問いかけに応えるようにして、リーナ・エスタ(銀河旋風・g00471)が名乗りを上げつつ、祈祷師兵を蹴散らしていった。
「まわりにいる兵士は幻術だから、祈祷師兵の方を優先した方が良さそうだね」
 その流れに乗るようにして、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)も祈祷師兵達に攻撃を仕掛けていった。
 それと同時に、祈祷師兵達が作り出していた兵も、術者の死と共に次々と消滅していった。
「……あいつ……は……!」
 その途端、杉崎・まなみ(中級麺点師のはわわ参謀・g00042)がハッとした様子で、祈祷師兵のひとりに視線を送った。
 その相手には、見覚えがあった。
 目の前にいるのは、復讐すべき相手。
「あら、誰かと思えば……。一体、こんな場所で、何をしているのですか? ひょっとして、あの時の事が原因で、小国を追い出されてしまったのですか? そう言えば、あれから全く姿を見なくなりましたものね。まあ、私には関係ない事ですが……。だから私を恨むのは筋違いですよ。そもそも実力の差があり過ぎた事が原因なのですから……」
 その視線に気づいた祈祷師兵が、まなみの感情を逆撫でするようにして、ベラベラと言葉を吐き出した。
「そう思うんだったら……試してみる……?」
 まなみが今にも爆発いそうな怒りを抑え込みながら、祈祷師兵に対して答えを返した。
「いえ、止めておきましょう。既に結果は見えていますから。それこそ、時間の無駄です。それに、私達も暇では無いので……」
 祈祷師兵が軽くあしらうようにして答えを返し、幻術により兵を生み出した。
「いくら数が多くても、わたし達の敵じゃないよっ!」
 即座に、リーナが【リーナたん超絶聖剣(ライトオブジェネシス)】を仕掛け、究極にまで高めた闘志を指先に込め、素早く手刀を繰り出した。
 その一撃を食らった兵が、身を守る間もなく、幻の如く消え去った。
「へぇ……、なかなかやりますね、お仲間さん。……ですが、私達も遊びに来ている訳でありません。任務に支障が出る前に、そろそろ終わりにしましょうか……!」
 次の瞬間、祈祷師兵がディアボロス達の呼吸を見極め、邪悪なエネルギーを体内に取り込ませようとした。
「ボクらだって、遊びに来た訳じゃないよ」
 すぐさま、恵が魔闘気で邪悪なエネルギーを防ぎ、竜骸剣で斬り込みつつ、闘気を乗せた蹴撃を叩き込んで、勢いよく飛び上がった。
「随分と怪しげな術を振るうようだね。左慈とか張角とかの仲間みたいなものなのかな? まあいいや、気合を入れて、ぶん殴ればだいたい倒れるでしょ!」
 それに合わせて、雀蜂が一気に間合いを詰め、強烈な一撃を祈祷師兵に叩き込んだ。
「ぐはっ!」
 その一撃を食らった祈祷師兵が宙を舞い、落下と同時に幻術によって生み出された兵が消え去った。
「……いけ、ビット」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ゼットが【ゼットビット】を発動させ、遠隔操作で動く小型の砲台、ビットをいくつか射出し、弾幕を張る事で祈祷師兵達を混乱させた。
「それじゃ、一気に片付けるよ!」
 その隙をつくようにして、恵が祈祷師兵達の側面に回り込み、最高速で飛びながら【炸裂気功撃(サクレツキコウゲキ)】でサキュバスのフェロモンを乗せた闘気塊を敵陣に叩きつけ、祈祷師兵達を蹴散らした。
「どうやら、あなた達を甘組み過ぎたようですね。ならば、その責任をあなたに取ってもらいましょう」
 最後まで残った祈祷師兵が恨めしそうにしながら、猛烈な突風を発生させ、ディアボロス達を吹き飛ばした。
「わたしは……あの頃とは……違う!」
 その場に残ったまなみが精神を集中させた【業火の剣(ゴウカノケン)】を発動させ、荒ぶる炎を叩きつけるようにして、祈祷師兵に振り下ろした。
「こんな攻撃……私に効く訳がァァァァ……!」
 即座に、祈祷師兵が結界のようなモノを展開したが、荒ぶる炎を鎮める事が出来ず、恐怖と絶望と後悔が入り混じる中、真っ二つに斬り裂かれながら、断末魔をあげるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【隔離眼】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV3になった!

瀧川・大和
【料理】の技能で攫われていない老人や子供に向けて食事の用意をするか

若者がいなくなっているということは働き手がいない状態でいろいろなケアが不足している可能性もある
そこをカバーしていき、更に【口福の伝道者】なら、俺も作った食事をとれば多くの人に同じだけの食事が用意できるはず
それに出来立ての温かい食事なら
この状況下でも気の持ちようも変わるはずだ
現地で材料を調達しても良いんだが、ある程度は携帯できる糧食などを持って行っても良いかな

兵士が欲しいのは分かるが、やり方が酷いせいで周りが迷惑被るのも悲しいことだ


ピトナーッツァチ・アバルーダヴァニイ
「衣食住足りテ礼節ヲ知ル。私ハ住ノ専門家、掃除機ノサイボーグデス。」
機械人形の奉仕を使用して、侍女人形と清掃道具及び建造物の修復道具を召喚し、住環境の修繕復興に集中します。それに伴い、平穏結界を張り巡らせて、住人の方々と復讐者の方を癒します。

「ヨり良イ環境こそガ、人々ニ生の歓びヲ齎すノデス」
奉仕の精神を持って、彼らの生活の改善に従事します。

また、他の方で手伝える事があれば手伝います。料理の下拵えや農地の草抜き程度であれば侍女人形と共に手を出せます。
「奉仕こそガ私ノ本懐デアリマスノデ」

アドリブ歓迎デス。



 村に残っていたのは、少数の村人達だった。
 その大半は怪我をしたり、病気で動く事が出来ない者だった。
 だが、みんな住む場所を奪われ、眠る場所もなかったため、無理をして身体を動かし、復興作業に全力を注いでいた。
 そうしなければ、眠る場所もなければ、身体を休める場所もない。
 畑も焼かれ、食糧庫も襲われ、夢も希望もない状況で、何もしない事は、死によりも辛い事だった。
「慌てなくても大丈夫だ。食べ物は十分にある」
 そんな中、瀧川・大和(丁寧な物腰デーモン・g01693)が【手早い調理(テバヤイチョウリ)】を使い、魔力を込めた肉体で、食材を大急ぎで調理し、美味しい料理を使って、村人達に配っていた。
 村人達は朝から何も食べていなかったため、大和に感謝の言葉を述べながら、料理を自分の寝床に運んでいた。
 そうしているうちに、森の中に逃げていた村人達が戻ってきたため、あっと言う間に大和の前に行列が出来た。
「衣食住足りテ礼節ヲ知ル。ヨり良イ環境こそガ、人々ニ生の歓びヲ齎すノデス」
 一方、ピトナーッツァチ・アバルーダヴァニイ(奉仕人形・g04573)は、【機械人形の奉仕(クークラ・ミニステリウム)】を発動させ、家事技能を有する小さな侍女人形と、奉仕活動に必要な道具を召喚し、住環境の修繕復興に全力を注いでいた。
 村にあった建物の大半は跡形もなく壊されていたものの、村人達が戻ってきたおかげで、代わりの材料を素早く調達する事が出来た。
 それでも、材料が限られていたため、完全に元通りにする事は出来なかったものの、村人達は明日への希望を胸に抱き、せっせと作業を続けていた。
「それにしても、みんな随分と怪我をしているようだな。兵士が欲しいのは分かるが、あまりにもやり方が酷過ぎる」
 大和が村人達の身体についた傷を見て、深い溜息を洩らした。
 おそらく、兵士として適していない村人は、すべて処分対象になっているのだろう。
 そのため、玩具代わりにして、欲望を満たしている者がいるようである。
 それが上の方針という訳ではないにしろ、やり方として正しいとは思えなかった。
「ソレデハ、皆サン。ココニ集マッテくだサイ。奉仕こそガ私ノ本懐デアリマスノデ」
 そう言ってピトナーッツァチが村人達を呼び集め、平穏結界を張り巡らせ、村人達を癒すのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!

峰谷・恵
「軍は片付いた。後はお前だけ。ああ、自分ひとりで十分とかそういうセリフは要らない。聞き飽きた」

他のディアボロスと可能な限り連携を取る。
エアライドで敵への最適突撃経路を見つけ、飛翔効果+飛行魔術式の飛行最高速度を乗せたLUSTSLASH!を打ち込む。敵の反撃は巨大カブトムシの突撃開始にタイミングを合わせて横に跳んで回避。避けきれない場合魔闘気を集中させたLUSTオーラシールドで受け流し、飛翔効果+飛行魔術式で体勢を立て直す。
その後は敵の隙を見て上空から竜骸剣での急降下斬りを叩きつけて受け止めさせ、間髪入れず闘気を集中させたLUSTクンフーブーツでの蹴りを叩き込む。


ゼット・ノアール
よくもこれだけの戦力を出して村を襲ったものだ。
だが邪魔者は全て排除した。

「敵性存在、アヴァタール級【曹純】…討滅する」

明らかな近接タイプと判定。
だが飛距離がないわけではなさそうだ。
ブラックステークによる破壊を目的にしつつもゼットンの高火力で押していく戦法を取る。

敵の攻撃に対しては
【飛翔】と【エアライド】を使って回避を試みるのと仲間との連携を考慮して仕込み鎖による妨害を視野に入れて動く。
後は臨機応変に動いて敵の隙を狙っていく。

※アドリブ大歓迎です。


孫・リア
尊英殿も村も大丈夫
さぁ後は貴殿だけだ、曹純殿!

その一撃は重そうね!攻撃かわ来そうなら【エアライド】でかわして攻撃を受けてしまったら【活性治癒】で即座に回復しましょう
重い一撃にはどうしても隙が生まれるから、攻撃をした後のそこを狙って『乱舞』!
この炎と一緒に燃やしてあげる!

あと万が一逃げ遅れた村人がいてそちらに向かうのなら全力で阻止するわ

…しかし曹操殿の従兄である曹純殿が魏と戦う為に兵士を無理矢理集める…
私は曹純殿を知らない、未来でその話や歴史知っただけ、それでも本当の曹純殿の名誉も何もかも傷つける……こんな酷い話、未来のお話にすらなかったのに、本当にクロノウェーダって最悪ね!

【アドリブ共闘歓迎】


杉崎・まなみ
・連携アドリブ歓迎
「良かった…尊英さんもみんなも助かったんだ…」
復興されていく村を横目に、全力で撃った魔法が手に残る。
すぐに顔を引き締め、曹純と対峙。
「蟲たちの好きには、させないっ!」
【罪縛りの鎖】で甲豹騎もろとも縛り…みんなの連携に繋がれば!

そして私は…パラドクス『殺虫スプレー』を発動。
「蟲は絶対倒すぅぅぅう!」


リーナ・エスタ
ディアボロスって知ってるかい?
むかし粋に暴れまわってたって話だよ
今は世の中荒れ放題
ボヤボヤしてると後ろからバッサリさ!
あっちもこっちもバッサリいこう!

「意地と度胸の大勝負だよ!」
 曹純の「壊甲斬(POW)」に対し
パラドクス「デストロイスマッシュ」を使うよ!

近くにいる仲間と連携して戦える場合は
なるべく連携を決めていきたいところ
勝利のため、ある程度のダメージは覚悟の上
でも倒れる時は前のめり
他のディアボロスを不利にするような行動はしないよ


袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
変則的な軌道で敵の周囲を飛び回り
大振りの一撃をかわしてからこちらの攻撃を当てていく戦い方をする
(技能:空中戦、一撃離脱、不意打ち)

・セリフ
蜀軍に曹純がいるとは、……曹家の名を持っていても関係ないのか
やはり貴様らは同じ名を持っていても似ても似つかぬまがい物だ!
この上は全てを打ち倒して貴様らが奪った中華の歴史、返してもらうぞ!



「一体、何が起こっていると言うのだ」
 曹純にとって予想外だったのは、先に村に行っているはずの兵達から、完全に連絡が途絶えた事だった。
 そのため、本来であれば、村人達を捕縛し、戻ってくるはずの兵が、一人も戻ってきていなかった。
 この時点で、曹純は最悪の事態を、脳裏に浮かべた。
 しかし、村人達に兵を蹴散らすほどの力はない。
 だとしたら、曹純の予想を上回るほどの事態が、村で起こっているという事だった。
 その原因を探るため、曹純がありとあらゆる可能性を考えつつ、兵達の連絡が途絶えた村を目指して歩いていた。
「まさか蜀軍に曹純がいるとは……」
 その行く手を阻むようにして、袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が仲間達と共に陣取った。
 だが、目の前にいる曹純は、雀蜂が知っている人物とは、明らかに異なっていた。
 そもそも、見た目が昆虫と言う時点で、まったくの別物。
 その時点で、同一人物とは言い難かった。
「俺を知っているのか。だが、俺はお前達を知らない。それでも、お前達が部下に何かした事だけは分かる……!」
 曹純が警戒した様子で、大剣を握り締めた。
 未だに雀蜂達が何者なのか、まったく分かっていないようだが、それでも手練れである事を本能的に理解したようである。
「ああ、その通りだ。邪魔者は全て排除した」
 ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が、躊躇う事無く答えを返した。
「……やはりな。一体、どんな汚い手を使ったのか知らんが、俺にも同じ手が通じると思ったら大間違いだ」
 曹純は驚く事なく、大剣を構えたまま、少しずつ間合いを取った。
「さぁ、後は貴殿だけだ、曹純殿!」
 孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)が覚悟を決めた様子で、曹純に対して言い放った。
「ああ、わかっている。この状況で命乞いをするつもりはない。ただ、このまま何の手土産も持たず、帰る訳にもいかないのでな。この場で……死んでもらう!」
 次の瞬間、曹純の内に秘めていた殺気が、爆発しそうな勢いで膨らんだ。
「その後のセリフは『自分ひとりで十分だ』とか? 悪いけど、そういうセリフは要らない。もう聞き飽きたから」
 すぐさま、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)がエアライドを駆使しながら、曹純に攻撃を仕掛けていった。
「ところでディアボロスって知ってるかい? むかし粋に暴れまわってたって話だよ」
 それに合わせて、リーナ・エスタ(銀河旋風・g00471)が曹純の退路を断ち、仲間達と連携を取るようにして攻撃を仕掛けていった。
「……知らんな。興味もない。例え知っていたところで、やる事は変わらない」
 曹純が素早い身のこなしで距離を取り、大剣で身を守りながら、皮肉混じりに呟いた。
 この様子では、リーナ達が誰であろうと、関係ないのだろう。
 関羽軍に仇をなすモノは、排除する。
 ただ、それだけの事のようである。
「だからと言って、蟲たちの好きには、させないっ!」
 即座に、杉崎・まなみ(中級麺点師のはわわ参謀・g00042)が、罪縛りの鎖で曹純を縛り上げようとした。
「……ならば力を示すのみ!」
 曹純が全身の膂力を腕に集中させ、力任せに大剣を振るう事で、罪縛りの鎖を払い除けた。
「その一撃は重そうね!」
 その間に、リアがエアライドを利用し、曹純の死角に回り込んだ。
「意地と度胸の大勝負だよ!」
 続いて、リーナが【デストロイスマッシュ】を発動させ、魂に満ちる衝動を、建物すら打ち砕く念動力に変え、曹純に叩きつけた。
「この炎と一緒に燃やしてあげる!」
 それに合わせて、リアが【乱舞(ホノオガハジケルムソウランブ)】で炎を呼び出し、それを纏いながら偃月刀と槍を使い、曹純を薙ぎ払って、炎を爆散させた。
「さすが……我が部下を倒しただけはある」
 曹純が大怪我を負った胸元を押さえ、荒々しく息を吐き捨てた。
 おそらく、曹純でなければ、地に突っ伏して、動かなくなっていた事だろう。
 しかし、曹純は気合と根性で、死の淵から這い上がった。
「……これだけで満足してもらっては困るな」
 それと同時に、ゼットが【ゼットン】でサイボーグ化した己の身体に流れる全ての力を頭上に集め、高熱の球体を発生させ、それを曹純めがけて叩き落した。
「ぐあっ!」
 その一撃をモロに喰らった曹純が悲鳴を上げ、ボロボロになりながらも、恨めしそうにゼットを睨みつけていた。
 だが、その気持ちに反して、全身には無数のヒビが入っており、そこから溢れ出した血で、地面が真っ赤に染まり、いつ倒れてもおかしくないような状態になっていた。
「やはり貴様は同じ名を持っていても似ても似つかぬまがい物だ!この上は全てを打ち倒して貴様らが奪った中華の歴史、返してもらうぞ!」
 その隙をつくようにして、雀蜂が変則的な軌道で周囲を飛び回り、狙いを定められないようにしながら、【震天雀蜂破(シンテン・ジャクホウハ)】で、スピードが乗った突進攻撃を仕掛けた。
「ぐはっ! ど、どうやら、貴様らを甘く見過ぎていたようだな」
 その攻撃を食らった事で、だいぶ弱気になったのか、曹純が巨大カブトムシ「甲豹騎」を呼び出し、自分の代わりに戦わせた。
 甲豹騎は耳障りな羽音を響かせながら、ディアボロス達に向かって急降下してきた。
「視えた……そこぉっ!!」
 それを迎え撃つようにして、恵がエアライドで最適突撃経路を見つけ、最高速度で飛翔すると、【LUSTSLASH!(ラストスラッシュ)】を仕掛け、甲豹騎を一撃で倒し、そのまま急降下して、曹純を竜骸剣で斬りつけた。
「ば、馬鹿なっ! たった一撃……だと!」
 その現実を受け入れる事が出来ぬまま、曹純が恐怖で身体を震わせた。
 そこで自分が、いかに愚かで、無謀であった事に気づいたのか、先程までの闘気が跡形もなく消え失せていた。
「蟲は絶対倒すぅぅぅう!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、まなみが【殺虫スプレー(サッチュウスプレー)】をシュッと一吹き。
「な、なんだ、これは! か、身体か痺れる。い、息が出来ない。一体、何をしたんだ。一体、何を……。ああ、目の前が暗い……真っ暗だ。こんなはずでは……こんなはずではァ……」
 そして、曹純は恐怖と絶望の中、崩れ落ちるようにして息絶えた。
「……しかし、曹操殿の従兄である曹純殿が魏と戦う為に兵士を無理矢理集める……。私は曹純殿を知らない。だから未来で、その話や歴史知っただけ。それでも本当の曹純殿の名誉も何もかも傷つける……こんな酷い話、未来のお話にすらなかったのに、本当にクロノウェーダって最悪ね!」
 そんな中、リアが複雑な気持ちになりつつ、曹純の死体を見下ろすのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【建造物分解】LV2が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月16日