天使のまなざし(作者 志羽
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#TOKYOエゼキエル戦争  #品川区の大天使による港区侵攻作戦  #品川区 

●天使のまなざし
 獣が駆ける。何体もの、獣が。
 それは狼の悪魔・マルコスだった。統率の取れた動きで追い込んでいるのは――ひとりの、少年。
 必死に逃げて走っている少年を獲物だと追いかけて、遊んでいるのだ。その様子を、周囲に隠れた者達は震えながら見ている。
 助けることはできず、次は己にならぬようにただ祈り、隠れてやり過ごすだけだと。
「ひっ……!」
 少年は青ざめる。自分との距離を詰めてきたマルコスがいるからだ。
 その瞳は楽し気な色をたたえ、深く踏み込み一気に距離を詰める。
 そしてその爪が引き裂くように振り下ろされた――はずだった。
「ギャアアアア!!!」
 血飛沫が飛ぶ。少年は自分が無事なことに瞬いて、振り返った。
 叫び声はマルコスからだ。自分を襲っていたものは血塗れになり倒れている。
 その身には穴が開いて、羽がその場に散っていた。
「もう大丈夫ですよ。わたくしの後ろにいなさい」
「……天使、様……?」
 ええ、とそれは微笑みを返す。少年の前に降り立ったのは三対、六枚羽の天使だった。
「わたくしは『代行者』メタトロン、あなた方を助けにまいりました」
 さぁ、お前たち残りのものたちをとメタトロンは連れてきた者達へと命を下す。
 それは剣の翼を持つ天使たち。剣の天使たちはマルコスたちを次々と倒していく。
 その様子を見ていた少年はすごいと声を零した。
 そして戦いが終われば――隠れてこの様子を見ていた者達がわぁっと声を上げて現れる。
 天使様! 天使様!! と声をあげて喝采する。助けてくれたと、自分たちを恐怖に陥れていたものを払ってくれたことに感謝をこめて。
 その様子をメタトロンは優しいまなざしで見詰めて微笑んでいた。

●案内
 パラドクストレインの扉が開く。
 その傍でひらりと手を振って口端をあげる者がいた。
「TOKYOエゼキエル戦争いきのやつなんだけど、あんた乗らねぇ?」
 ああ、俺はと明鶴、よろしく~と藤臣・明鶴(白雷・g03329)は笑って見せた。
 そしてこのパラドクストレインについて話せる時先案内人と告げた。
「さっきも言ったけど、これはTOKYOエゼキエル戦争いき。港区に向かうことになってる」
 新宿区を除く22の区。その中で港区は特別な状況になっているのだという。
 長らく、TOKYOエゼキエル戦争の、過去の歴史のディアボロス達の拠点として制圧していた事がそれには関係しているのだろう。
 それにより区民達の、クロノヴェーダに対する畏怖や信仰が非常に低く、港区を支配するアークデーモンに従わずに抵抗活動を続ける区民も多いという。
「で、港区におとなりの品川区の大天使がちょっかいだしてんだよね」
 この混乱に乗じて隣接する品川区の大天使が港区への侵攻を画策しているのだ。
 抵抗する港区の住民たちの前でアークデーモンを撃破する。そして自分たちが救世主であるように振舞い、信仰を集め、ゆくゆくは港区全域を品川区に併合しようとしているのだ。
「ま、横からかっさらってこ~ってとこなんだろうな」
 アークデーモンというクロノヴェーダに抵抗していた港区の住民達も、自分達を助けてくれたと大天使を信仰する可能性がある。そうなってしまえば、クロノヴェーダへ抵抗する心を失ってしまうことになるのだ。
「天使様に助けられたらそりゃ信じちゃうよな。でも、そうさせるわけにはいかないってこと」
 というのも、この作戦が続けられ品川区の大天使が港区を制圧する事になればTOKYOエゼキエル戦争の戦いに大きな影響を与えることになるだろうからだ。
 それを防ぐためにも、復讐者の手で港区のアークデーモンを撃破し、その後に品川区の大天使も撃破しなければならないのだ。
 その為にやること、やれることはいっぱいあるんだけど、どうする? と明鶴は試す様に問いかける。
 そして、話を続けていく。

「これに乗って、駆け付けるタイミングだと、港区のアークデーモンを撃破する前に、品川区の大天使が戦場に乱入してくることになる」
 そうなると、大天使単独で救援が行われるよしはマシだけど、港区の住民が大天使を信仰する事を止めることはできなくなると明鶴は告げる。
 たとえアークデーモンを先に撃破していたとしても、駆け付けた天使たちは間に合わなかったけれど救うために来てくれたんだと住民たちが思うだろうからだ。
「てことで品川区の大天使御一行様が戦場に登場するのを遅らせる必要があるんだよな」
 たとえば、進軍中に攻撃を一撃かけて、隊列を荒らしていったり。ちょっかいをかけることにより、何度か足を止めることができるだろう。
 その間に、ディアボロス単独でアークデーモンを撃破すれば、港区の住民が大天使に感謝することもないだろう。それに進行することもないので、あとは大天使を迎え撃つのみとなる。
「大天使御一行様を邪魔するチームと、アークデーモンをさくっと倒すことと、同時にやれたら一番のベスト」
 そんなわけで、どうやって到着を遅らせるかは現地に向かう皆にお任せ~と明鶴は言う。
 俺が言うことができるのはそこで起こることだけ。その先を紡ぐのは、この戦場に向かう皆だからと。

「ま、自分のやりたいことを思い切りやってくれば、それがいろんなものに繋がるんじゃねぇかな」
 てことで、いってらっしゃい頼んだぜと明鶴は手を振る。
 無事帰ってきたら、ここで出会ったのも何かの縁だし飯食いに行こうぜなんて、紡いで。

●進軍
「それでは、参りましょうか」
 大天使は微笑む。列を成して進み始めたのは剣の翼を持つ天使たち。
 規律正しく一糸乱れぬ動きだ。そうあるのは、統制がとれたものたちだとこれから向かう港区の者達へと見せるために。
「困っているものがいたら、手を差し伸べなさい。道が通れぬというのなら瓦礫をどかし、人々が通りやすいように」
 その言葉にはいと頷く天使たち。
 戦いの音が聞こえたら、襲われているものがいるかもしれません。すぐに駆け付けて、助ける必要あれば助けなさい。
 泣いているものがいるのなら、優しい言葉で慰めてさしあげなさい。
 人々を傷つけてはなりません。なぜなら、感謝してもらわねばならないのですからと大天使は微笑むのだ。
 人の心をつかみましょう。上手に、優しく。その心にそうっと、寄り添うように。
 だって彼らは、我々の信者としてゆくゆくは力になってもらう存在なのだからと大天使は微笑んだ。

●追いかけっこ
 どうして見つかってしまったのか。
 隠れていなさいと言われていたが、そんなの退屈だ。
 この前であって、違う場所に避難した友達は元気だろうか。会いたい――そう思ってしまったのが、始まりだ。
 少年はそっと抜け出して、見つからぬように細い道をたどっていた。
 大きな道に出れば、見通しが良い。見つかってしまうと、思ったから。
 けれど、どこでだって同じなのだ。
 狼の悪魔は鼻を鳴らし獲物を見つけたと、遠吠えを響かせる。
 狩りの始まりだ。狭い道にいるものを大きな通りへと追い出して、走らせて追いかけようと狼の悪魔たちは動き始めた。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
3
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
2
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
3
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV6 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 受付、執筆状況などについては、マスターページ等でお知らせ予定ですのでご確認いただけると幸いです。

●シナリオについて
・①→②→③→④の順番で執筆予定です。
・①の結果により、②、③、④の状況も変わってまいりますので皆様のプレイング次第となります。

 以上です。
 ご参加お待ちしております。
145

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


備傘・鍬助
敵同士の戦いにちゃち入れるのは、趣味じゃないんだがなぁ…
ま、百害あって一利なしの奴らに好き勝手されるのも、面白くないわな

って事で、出てこい、看護人ども
かく乱作戦の開始てな

俺自身は、銃剣による遠距離射撃とM.B.Aによる、防御、そして、風使いによる、匂いと音、そして、気配を消して、妨害工作をさせてもらうぜ

にしても、接近しなくてもいいが、攻撃しなきゃいけないこの状況って、あんまりよくないんじゃなかろうかなぁ…
あと、状況を確認し、色んな要望に応えて作戦を立てるぞ

地獄の沙汰も金次第ってのは良く聞くが、天使も悪魔も、同じようなもんなのかねぇ?
こいつらの下で医術が発展しなかった理由がよく解るってもんだ


不惑・明日法
敵の進行を遅らせると。まあ、てきとーにアタック仕掛けるのがたぶん確実でわかりやすいだろう。ならばなるべく見かけが派手で豪快なパラドクスなら、ハッタリやこけおどしの効果も高いんじゃないだろうか。
とすると私の持ちネタだと……

『しっと魂』(モーラット・コミュ)、頼んだ。

ということで。
敵中にこっそり『しっと魂』を忍び込ませ、ワイファイスパーク炸裂。なるべく派手にやってもらおう。ただまあ、ここでは敵の撃破が目的ではないので、見つかって捕まる前にてきとーなところで逃げてくるように。
私は……後方からきみの安全を存分に祈らせてもらおう!いや、ほら、帰る場所があれば、安心して行ってこれるだろう!待っているぞ!


 天使たちの列が進んでいく。
 その様を見ながら不惑・明日法(放送禁止・g02378)はこれから為すことと考えていた。
「敵の進行を遅らせると」
 あの規則正しく歩んでいる天使たち。大天使も天使たちを先行させながらついてきているようだ。
「まあ、てきとーにアタック仕掛けるのがたぶん確実でわかりやすいだろう」
 なるべく見かけが派手で豪快なパラドクスなら、ハッタリやこけおどしの効果も高いんじゃないだろうかと明日法は思い至る。
「とすると私の持ちネタだと……」
 明日法は瞳を伏せしばし思案する。己に何ができるかを考えて――これしかない、と瞳を開けて紡ぐ。
「『しっと魂』、頼んだ」
 それは明日法が連れているモーラット・コミュ。
 明日法はこうするんだ、としっと魂に作戦を告げる。
「まず敵中にこっそり忍び込む。ワイファイスパーク炸裂させてなるべく派手にやるんだ」
 あの中へ、としっと魂は天使たちの列を見詰め、そして明日法へと視線向ける。
「ただまあ、ここでは敵の撃破が目的ではないので、見つかって捕まる前にてきとーなところで逃げてくるように」
 しっと魂は、自分の動きはわかったというような感じだ。しかし、明日法は? とじぃと見詰めてくる。
「私は……後方からきみの安全を存分に祈らせてもらおう! いや、ほら、帰る場所があれば、安心して行ってこれるだろう! 待っているぞ!」
 そう言って明日法はしっと魂を向かわせる。
 しばらくして――天使たちの間で火花散らす強烈な電撃が一撃。
 天使たちは列を乱すが、しっと魂はすぐに退避してまた、進みだす。
 その様子を物陰からみていたものが一人。
「敵同士の戦いにちゃち入れるのは、趣味じゃないんだがなぁ……」
 路地裏にしゃがみ込み、小さくなって見ていた男、備傘・鍬助(戦闘医・g01748)はため息交じりに零す。
「ま、百害あって一利なしの奴らに好き勝手されるのも、面白くないわな」
 は、と息一つ吐いて鍬助は紡ぐ。
「って事で、出てこい、看護人ども」
 1メートル程度の看護人形を鍬助は召喚する。戦闘のサポートから、人の捜索、看護サポートまで多岐にわたり手伝うことができる看護人形だ。
 しかし、直接戦闘には向かない。足止め程度なら、何とかこなせる程度なのだ。
「かく乱作戦の開始てな」
 鍬助はとんと、肩に銃剣を置く。鍬助自身ができるのは銃剣による遠距離射撃。そしてM.B.Cによる防御。
 風を操って匂いと音、そして気配を消して妨害工作といったところかと鍬助は動き出す。
「にしても、接近しなくてもいいが、攻撃しなきゃいけないこの状況って、あんまりよくないんじゃなかろうかなぁ……」
 看護人形たちも天使たちの列へと向かっていく。
 列の間をわちゃわちゃと走り抜けていく。天使たちは突然横切られその列を乱した。
 その隙に、離れた場所から鍬助は狙撃をかける。それは当たっても、当たらなくてもいいのだ。
 今は戦いではなく、その歩みを緩ませるのが目的なのだから。
「地獄の沙汰も金次第ってのは良く聞くが、天使も悪魔も、同じようなもんなのかねぇ?」
 こいつらの下で医術が発展しなかった理由がよく解るってもんだと零し、次を構える。
 しかし、天使たちの数体が動き、周囲を調べ始める。このままいれば見つかってしまうかと鍬助は看護人形たちをばらばらに逃がしつつ、自分もまた隠れるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

花塚・夜壱
天使と言えど、やっている事はまるで詐欺師だな……
人の心の柔らかな所を、無遠慮に踏み荒らされるのは気分が悪い
ささやかだが、俺でも何か役に立とう

ふむ……天使たちの足止め、足止めか
申し訳なさがあるが、目立つ様に周囲を攻撃し建物を破壊
音が響けば、天使も何事かとやってきてくれるだろう
「誰か!助けてくれ!!」
ダメ押しに自分でも声を上げる
天使が来たのを確認したら、再び別所で周囲を攻撃
少しずつ離れた場所へ誘導する


海・ほろぶ
大天使の通る道の近くに、誰もいない建造物はあるかしら?
派手な音や土埃がたつように、
破壊、解体、それかデストロイスマッシュの建造物分解を使って
通れなくて、困っているフリを

……天使様?助けに来て下さったんですか?ああ、私の祈りが通じたのかしら
これでは道も通れませんし、建物を使う人達だってきっと困るでしょう
天使様たちのお力で、この瓦礫を元の建物に戻す事は叶わないでしょうか……?
難しいならせめて瓦礫をどかすだけでも、お力添え願いたいのです

大天使たちの数によっては
目が届かない所で更に破壊や解体をするのもアリかしら?
咎められたら、瓦礫を細かく運び易くするつもりで失敗したと弁明してしょげたフリ
ごめんなさい


「天使と言えど、やっている事はまるで詐欺師だな……」
 花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は静かに紡ぎ、時先案内人からきいた話を思い返す。
 港区のアークデーモンと、それを倒すことによって利を得る品川の天使たち。
 人の心の柔らかな所を、無遠慮に踏み荒らされるのは気分が悪いと夜壱は瞳細める。
「ささやかだが、俺でも何か役に立とう」
 そう思って、夜壱も天使たちの隊列の先へと回り込んだ。
「ふむ……天使たちの足止め、足止めか」
 申し訳なさがあるが、と夜壱は傍にあるビルを見上げる。
 目立つように建物を破壊するのがいいだろう。
 天使たちが進む通りから、少し入ったところ。音が響けば天使も何事かとやってきてくれるだろうから。
 己の腕を一時的に異形巨大化させ、すさまじい膂力を持って夜壱は建物を破壊する。
 細い道だ。ビルが崩れ、道が塞がるようになる。
「誰か! 助けてくれ!!」
 ダメ押しで声を上げる。しばらくすると、天使が数人やってくる姿が見えた。それを確認して、夜壱はまた別の場所へ移り周囲を攻撃し物音を立てる。
 そうして少しずつ、離れた場所へ誘導を。
 そしてまた、別の場所でも破壊の音があがる。
 夜壱は、誰かが何かを仕掛けているなとそちらも気にかけつつ移動を始めた。
 その破壊の音は――海・ほろぶ(君の番だよ・g04272)が生み出したものだ。
 天使たちの通る道の近く、誰もいない建造物を派手な音や土埃がたつように。
 ほろぶは破壊に解体を行って建物を崩す。それは天使たちが進む道にも瓦礫を崩し、その存在をアピールしていた。
 すると、剣の天使たちがやってくる。ほろぶは困っているフリをして天使たちへと感謝をみせた。
「……天使様? 助けに来て下さったんですか? ああ、私の祈りが通じたのかしら」
 ほろぶはぱっと嬉しそうな顔をして、そしてお願いをする。
「これでは道も通れませんし、建物を使う人達だってきっと困るでしょう」
 道を塞ぐ瓦礫。このあたりはよく人もつかうのです、とほろぶは告げる。
「天使様たちのお力で、この瓦礫を元の建物に戻す事は叶わないでしょうか……?」
 天使様たちなら何とかできるはず――そんな、期待をむけて。
「難しいならせめて瓦礫をどかすだけでも、お力添え願いたいのです」
 そう告げると、まずは瓦礫をと天使たちが端に寄せたりと道を通れるようにし始めた。
 隊列から数体の天使がまた呼ばれ、作業のスピードはそこそこ早い。
 目が届かないところで更に破壊や解体するのもアリかしら? とほろぶは天使たちに感謝するフリをしながら思う。
 そして行動に移すために近づくけれど剣の天使たちに制されてしまった。
「お手伝いを……」
 けれと剣の天使たちは必要ないと首を振る。
 人の助けになるのが天使なのですからと言うように。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!

シル・ウィンディア
天使と悪魔…
助けられたら、そりゃ靡いちゃうけどね
でも…
あなた達の偽りの助けは必要ないのっ!!

世界樹の翼をtype.Cに変形させてから、誘導弾を連射してこっちに気を惹くね
でも、出来るだけバレないように
撃っては、ダッシュで物陰に移動して…
そして、また別の方向から誘導弾を撃って、また隠れるよ!

それを繰り返して、いやがらせをしていくけど
気を惹けなくなったら…

飛翔してからの精霊破砕連弾っ!
高速詠唱で隙を減らして、連続魔法で弾幕を張っていくよっ!!

連弾は当てるつもりで行くよ
当てないと、本気で気を惹くことはできないと思うからね

撃ってからは…
飛翔で逃げるっ!

さて、お膳立ては済んだから…
本命の準備しようか?


久那戸・詠
ここがもう一つの東京……
天使と戦う、なんて未来考えたこともなかったけど
……ここへ来た時から覚悟は決めてるよ
今、やるべきことをやる

進行中の敵を見つけたら、隠れやすそうな建物に身を潜めて(【地形の利用】)
念のため……
エグリゴリの堕天使たち、《力》を借りる

幻を張って、天使たちからは何の異変もない道を進んでいると思わせたら

一糸乱れない行進だって、隙を見せるやつは絶対居る
落ち着いて、それを見逃さないように【観察】してリボルバーで攻撃していくよ
6発撃ちつくしたらすぐに移動、倒せれば足止めになるし倒し損ねても周囲を探索くらいはする筈
再攻撃……は欲張りだね
判断をミスって味方の足を引っ張らないのが、今は大事


鵙目・隆尋
クロノヴェーダはクロノヴェーダ
そこにある下心に思うところはあるけれどね
一先ず……天使側の描いてる青写真をぶち壊そう

天使たちの隊列、目立つね……
物陰に隠れて、ある程度距離が近い状態を確認したら
隊列の先頭、その足元を契約召喚で召喚した『アークデーモン』に攻撃させるよ
召喚したアークデーモンが攻撃に向かったら
俺は一撃離脱も活用して離脱
悪魔共の嫌がらせと思ってくれたらいい

時間をおいてから
隊列の後方にもさっきと同様に仕掛ける
殿より少し前の方がいいかな……

もしも警戒した天使に見られたら保護対象の『人』を装う
俺が放った悪魔だけどね、俺一応人間だから……これは計略の範疇かな?
どうだろ……上手くいけばいいんだけど


諷和・もこ
(他の人との連携・アドリブ大歓迎です)

えと、えと…こういうのなんて言うんだっけ?まっちょぽんぽん?違う気がするんだよ…?(首傾げ)

とりあえず、天使さんたちを足止めすればいいんだよね?
ん、がんばるんだよー

天使さんの姿を見かけたら「きゃーたすけてー」って、頑張って叫ぶんだよ
ボク、小さ…うっ、ち、ちいさい、から…きっと、こ、こどもと間違えて助けに来てくれると…思うんだ……(ふるふる)

助けに来てくれた天使さんを路地裏とかに誘い込んで
【スリーピング・シープ】でおやすみなさい

以上を繰り返して数を減らしてみんながやりやすくなるようお手伝いするんだよ

こちらの足止めの状況は【パラドクス通信】で随時共有していくよ


 クロノヴェーダはクロノヴェーダ。
 そこにある下心に思うところはあるけれどね、と鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)は思う。
「一先ず……天使側の描いてる青写真をぶち壊そう」
 すでに動いているディアブロスたちがいるようだ。それを追いかけて、隆尋も天使たちの隊列を見つけた。
「天使たちの隊列、目立つね……」
 物陰に隆尋も隠れる。ある程度距離が近づいて、その姿を確認した時――隊列の先頭、その足元を契約召喚で召喚した『アークデーモン』に攻撃させる。
 召喚したアークデーモン。それをみた天使たちは敵と見定める。
 これで悪魔共の嫌がらせと思ってくれたらいいと、その様子を見て隆尋はすぐさま、この場所を離れる。
 先頭はアークデーモンの存在に色めきたっているようだ。
 この後は、もう一度時間を置いて隊列の後ろに仕掛けようと隆尋は考える。
「殿より少し前の方がいいかな……」
 あまり近づきすぎると気づかれてしまうかもしれない。
 一度目の襲撃に警戒をしている天使に見つかれば、保護対象の『人』を装ってかわそうと隆尋は思うのだ。
 確かに、放ったのは自分だけれども一応人間だしと。
「……これは計略の範疇かな?」
 どうだろ……上手くいけばいいんだけどと零しながら隆尋は次を仕掛ける時を見計らっていた。
 思考を巡らせていく――諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)も、思考を巡らせていた。
 作戦、というのではなくなんだっけ、と記憶を手繰って。
「えと、えと……こういうのなんて言うんだっけ? まっちょぽんぽん? 違う気がするんだよ……?」
 首を傾げ唸る。しかしわからなくて、今するべきことをもこは考え始めた。
「とりあえず、天使さんたちを足止めすればいいんだよね? ん、がんばるんだよー」
 おー、とゆるく腕あげてもこも天使たちの隊列のほうへ。
 いた、とその姿を見つけたらすぅ、と息吸い込んで。
「きゃーたすけてー」
 頑張ってもこは叫ぶ。
「ボク、小さ……うっ、ち、ちいさい、から……」
 きっと、こ、こどもと間違えて助けに来てくれると……思うんだ……ともこの声は細くなる。
 そしてちょっとふるふるとしつつ座り込んでいると、ふわりと影がひとつ。
 どうやら声につられてやってきた天使のようだ。
「天使さん! こっち、こっち……」
 と、助けを求めるようにもかは路地裏へと誘い込む。
 そして――羊さんのようにもこもこ愛らしい妖精さんたちと一緒に、天使のまわりをクルクル回るもこ。
「が一匹~、羊が二匹~、羊が三匹~……」
 和ませ油断させ――妖精さんたちの攻撃は一瞬だ。そのまま深い眠りへ、誘い込む。
 天使はその場に崩れるように倒れたが、すやぁと気持ちよさげに寝ているだけだ。
「……寝た? よし」
 これを繰り返して、皆がやりやすいようにともこはぐっと拳握る。
 そして、状況は通信に乗せて皆へも伝達されていくのだ。
 それをうけながら、私もしっかりやらなきゃと視線は強い色をもって。
「天使と悪魔……」
 これから向かい合う敵を思って、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は呟く。
「助けられたら、そりゃ靡いちゃうけどね。でも……あなた達の偽りの助けは必要ないのっ!!」
 と、シルは世界樹の翼を魔力銃モードにして走る。
 其処に装填されているのは誘導弾だ。物陰からの連射――ふたたび進み始めていた天使たちの意識を自分へと引っ張る。
 でも、出来るだけバレないように――撃っては、ダッシュで物陰に移動。
 そしてまた誘導弾を撃っては、隠れていく。
 この繰り返しだ。
 そして同じように天使たちの気を引くものはほかにもいる。
「ここがもう一つの東京……天使と戦う、なんて未来考えたこともなかったけど」
 久那戸・詠(アマチュア・g00377)はふるりと首を振る。
「……ここへ来た時から覚悟は決めてるよ」
 今、やるべきことをやる――そう思って詠は歩み進める。
 天使たちの進みはゆっくりとしていた。
 いた、と詠はその姿を見つけ、隠れやすそうなビルを見つけ身を潜めた。
「念のため……」
 そして、詠はエグリゴリの堕天使たちの《力》を借りる。
 幻を、この通りに張り巡らせる。
 何の異変もない道を進んでいると思わせられているのか――それは僅かの時間かもしれない。
 けれど僅かでいいのだ。
 一糸乱れない行進だって、隙を見せるやつは絶対居ると詠は落ち着いて、見逃さないように観察する。
 いた、と標的見つけた六発、リボルバーの弾丸をすべて打ち尽くし、移動する。
 倒せれば足止めになるし倒し損ねても周囲を探索くらいはする筈――こちらに向かってくる気配があるかどうかを探りながら離れていく。
「再攻撃……は欲張りだね」
 この場にいるのは自分だけではない。誰かが次の手を打つだろうと詠は思う。
 判断をミスって味方の足を引っ張らないのが、今は大事と詠は息を潜めた。
 天使たちの動きが詠の動きによって変わっていた間、シルは誘導弾を抑えていた。
 しかし――天使たちも誘導弾に慣れてきて反応が鈍くなる。
 これは攻撃ではなく邪魔をしているだけだと判断をしたのだろうか。
 そうなったら、もう行ってとシルは飛翔する。
「炎よ、水よ、風よ、大地よ……。我が前に集いて力となれ! ……さぁ、乱れ撃つよっ!!」
 連続で魔法を紡いで、弾幕を張っていく。
 当てるつもりで放っていくそれは天使たちへと命中する。
 これを攻撃と思えば、気を惹くことはできるのだから。
 そして撃って――すぐさま、逃げる。
 ふわりと天使たちに見つからぬ場所まで逃げて、シルは天使たちが進む方を見詰めていた。
「さて、お膳立ては済んだから……本命の準備しようか?」
 この後は、あの天使たちとの本当の闘いとなるのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!

ストロベリー・メイプルホイップ
遅滞戦術の方はよさそうだし、私は狼さんの相手でもしよう!
ん~もう少し大人しかったら可愛いと思うんだけどなぁ。
とりあえず皆いるし、大胆に行くよ!

まずは狼さんの位置を【観察】と【情報収集】で把握するね!
そしたら適当に小数でいる敵へ向けて【誘惑の吐息】を吐いた後に【風使い】で散布!
敵を【現の夢】にしたら【誘惑】と【精神攻撃】で敵を骨抜きにするよ!
ほーら狼さん、そんな疲れることより私とすっきりしましょう?
周囲の警戒はラズベリーちゃんに任せるよ!

そんな感じで狼の悪魔さんを撃破していくよ!

効かなかった場合は、囲まれないように電磁槍と拡張武装の光弾で【連射】【制圧射撃】で敵を【破壊】していくね。


柳・凛風
天使ってのを足止めするのは手が足りてそうネ。
そしたらワタシの方はこの鵺みたいなのをやっつけにいけばヨロシ?
足止めが上手く行けば、天使が感謝されるような状況も起こらないハズヨ。

とりあえず悪魔を拳銃で撃って気を引くネ。
ダメージにはならないけど、獲物か狩人かどちらかだとは思って貰える事デショー。
上手い事注意を引けたらパラドクスで殴ってやるネ。
敵は地面を走って攻撃してくるみたいデス。
だったら【エアライド】で二段ジャンプしたりしてかわすのが多分吉アルネ。

一般人に近付く敵は、【衝撃波】で吹き飛ばして遠ざけるくらいは出来そうアルナ。


シュガー・カトレア
狼さんの毛皮って防寒するのに使えるんでしょうかね…?
よくわからないですけど

襲われてる一般人に向かい
美味三昧砲を使いつつ、料理のにおいで気を引き
一般人と逆方向へ走り敵を誘導する。
ついでに仲間にご飯渡しつつ
一般人が逃げる時間稼ぎをする
優先度は
襲われてる一般人>見つかってない一般人

美味しいものはこちらですよ。食べたければ来るといいのです。


トラヴィス・アバフェルディ
天使が勝てば信仰が、悪魔が勝てば畏怖が集まる訳か。
いくらでも戦力を使い捨てられる奴らにしかできん方法だな。

まあ、まずは悪魔どもを片付てしまおうか。
敵に囲まれないよう、建造物を盾に移動しながらジェネラルフロストで攻撃する。
随分と頑丈に出来ているようだから遮蔽をとるに適しているし、数もあるから多少減っても問題なかろう。

しかし…城より背の高い塔がいくつも建っているようだが、貴族か枢機卿でも住んでいるのか?


黒野・茉莉奈
寄ってたかって弱い者いじめとは、流石悪魔は趣味が悪い。
……お前が言うな?何の事かな?

相手の死角からのライトニング・バレットで攪乱
高速機動には高速詠唱で対処
速さ勝負なら、こっちも少々自身があってね。
……キミ達の爪よりも速いかもしれないよ?

アドリブ、連携OK


エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ

天使の奴、一瞬良い奴かと思ったが結局自分の為じゃねーか!
と、奴らが来る前に速攻だったな

範囲の広さを活かして【ヒロイックシンフォニー】だ
人の耳には心地よく聞こえる竜のオカリナを演奏して、竜の祖霊を大量に召喚するぜ
こいつでマルコスを追わせるぜ

狭い道から大通りにいぶり出し、味方と囲んで殲滅しやすくするぜ
また敵が動いたら大声で味方に知らせるぜ

防御より攻撃優先
積極的に追って仕留めるが、囲まれそうなら一旦路地裏に退避

万が一戦場に一般人が逃げ遅れていたら、【プラチナチケット】で駆除業者として接して、戦場外に逃げて貰うぜ
すみません野犬が逃げてましてェ…


 天使たちの進みは遅れていた。
 だから、本来出会っていたはずの狼の悪魔・マルコスたちに追いかけられている少年を救うことはもうありえない。
 けれど、天使たちのかわりに復讐者たちが今、少年を守る為に動いていた。
「はぁっ、はぁっ!」
 少年が走っている。後ろを振り向いて追いかけてきているかを見て。
 そして、その瞳は恐怖の色に染まる。
 一体、二体、三体――四体。いや、まだいるようだ。
 楽しみながら追いかけてくるマルコスたちから逃げるのは、無理だと思えたその時だ。
「寄ってたかって弱い者いじめとは、流石悪魔は趣味が悪い」
 黒野・茉莉奈(サキュバスのレジェンドウィザード・g02229)はマルコスたちと、少年の間に降り立った。
「……お前が言うな? 何の事かな?」
 そう言って笑って――マルコスの死角へと回り込み。
「――奔れ」
 超高速の電撃弾を生成し撃ち抜いた。
「速さ勝負なら、こっちも少々自身があってね」
 撃ち抜かれたマルコスは唸り声をあげ野生の本能を解放する。
 言葉を失う代わりに己を強化して飛び掛かる。けれど茉莉奈は高速詠唱で対処して、電撃弾によって攪乱する。
「……キミ達の爪よりも速いかもしれないよ?」
 それに私だけに気をとられていると――と、視線が示す。
「ん~もう少し大人しかったら可愛いと思うんだけどなぁ」
 皆いるし、大胆にいくよ! と駆けるのはストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)だ。
 その位置を把握して誘惑の吐息を吐き出す。
 それを、風を使って巻き散らし、マルコスたちの欲望をつつくのだ。
「ほーら狼さん、そんな疲れることより私とすっきりしましょう?」
 警戒をおねがいとストロベリーはメーラーデーモンのラズベリーちゃんへとひとこと。
 欲望を誘導されたマルコスはその精神を揺らされ骨抜きにされていた。
 だが中には、それが効かない個体もいるようだ。
「メェ!」
 ラズベリーちゃんが、槍で方向を示す。ストロベリーはお揃いの電磁から光弾を放って、マルコスの身を穿った。
 その光弾受けてよろめいたマルコスを柳・凛風(柳家風心拳修行者・g04711)が狙う。
「ワタシの方はこの鵺みたいなのをやっつければヨロシ?」
 天使の足止めは十分だ。だから凛風は此処にいる。
 足止めが上手く行き、このマルコスたちを余裕をもって倒せれば天使が感謝されるような状況も起らないハズ。
 こっちと拳銃で撃って気を引いて、一体が凛風をめがけて走り出す。
 拳銃での一撃はダメージにならないのはわかっていた。けれど、獲物か狩人か――どちらかだとは示せた様子。
「こっちネ!」
 凛風は自分の距離へと誘い込んで、拳の一撃を繰り出す構えを見せる。
 マルコスはまっすぐやってくる。地面を滑るようにかけてくる姿にとんと地面を、そして空を蹴って身を浮かせると凛風は躱して、背後をとった。
 そのまま、突き出される拳の一撃は強大な衝撃波となってマルコスを吹き飛ばした。
 そして、この本能に意識が傾いているマルコスにとって、シュガー・カトレア(泡沫の海・g00679)の行動は、惹きつけられるものがあった。
「狼さんの毛皮って防寒するのに使えるんでしょうかね……?」
 よくわからないですけど、でもなんだかがさがさしてるとシュガーはその毛並みを見詰める。
 美味三昧砲――瞬時に料理を作りだし、その匂いにマルコスたちの鼻がすんと興味を占めす。
 さっき逃げていた少年とは逆の方向に向かって、その匂いで誘導するのだ。
「美味しいものはこちらですよ。食べたければ来るといいのです」
 皆さんも食べたいならご馳走しますよ、とシュガーは仲間たちへと紡ぐ。
 そして感じる視線から、あっちに連れて行かない方が良さげと隠れているものたちのいない方角へとマルコスたちを誘導していた。
 一体ずつ、マルコスたちが減っていく。
 ふりを悟ったマルコスは逃げようと踵を返すが、その前にトラヴィス・アバフェルディ(人生ハクスラ・g03988)が立ち塞がった。
「天使が勝てば信仰が、悪魔が勝てば畏怖が集まる訳か」
 いくらでも戦力を使い捨てられる奴らにしかできん方法だな、とトラヴィスは吐き捨てるように紡ぎ、視線をマルコスへと向けていた。
「まあ、まずは悪魔どもを片付てしまおうか」
 周囲の状況を見て、この状況であれば囲まれたりもないとトラヴィスは判断する。
「王も聖者も逃れ得ぬ、万軍屠りしその力。恐れよ彼の者、冬の支配者を」
 その、熱エネルギーを奪う――いや、外へと漏出させる。
 突然体が冷えて、マルコスの動きはぎこちないものに。マルコス自身も己の身の不全を理解できず、やがてその場に倒れ伏した。
 しかし新手がもう一体。走ってくるその姿にトラヴィスは建造物を盾に移動し、姿を隠す。そして一瞬のうちにまた熱を奪っていくのだ。
 トラヴィスは身を隠した建造物を見上げる。随分と頑丈にできているようで、遮蔽をとるに適している。それに数もあるから、多少減っても問題はなかろうと思うのだ。
「しかし……城より背の高い塔がいくつも建っているようだが、貴族か枢機卿でも住んでいるのか?」
 形やデザインに違いはあれども、それらは高くそびえている。それひとつずつに主が居てもおかしくはないと思うのは、トラヴィスの根幹が他の世界にあったからなのだろう。
 そしてその耳に音がひとつ届く。
 それはエトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)の持つ森竜のオカリナの音色だ。
 人の耳には心地よく聴こえるその音は、竜の祖霊を大量に召喚する。
「天使の奴、一瞬良い奴かと思ったが結局自分の為じゃねーか!」
 と、言葉にしたのはしばし前の事。けれどその天使たちが来る前に速攻でやらなければいけないことがある。
 その為に竜の祖霊をこの場へ喚んだのだ。
 隠れているマルコスも負わせるように、狭い道から大通りにいぶり出していく。
「そっちに行ったぜ!」
 追い出し声かければ、復讐者たちはすぐに意識を向け一体ずつ倒していく。
 そしてエトルリアも祖霊と共にマルコスを追いかけて追い詰める。
 祖霊がマルコスの牙と爪を抑え込んでその息の根を止める。
 と――瓦礫の向こうに人の気配を感じた。
 エトルリアは隠れていた者達を見つけ、瞬くとすみませんとぺこりと頭を下げる。
「すみません野犬が逃げてましてェ……」
 危ないからあっちに逃げてくれると助かりますと駆除業者として接する。
 他にも人がいたら、この場から離れてくださいとエトルリアは誘導していく。
 そしてマルコスがすべていなくなる頃には周辺にいたもの達は退避して、そこには復讐者たちだけの姿があった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV2が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!

 何故、進みが遅いのか――大天使『代行者』メタトロンはそれに違和感を持っていた。
「止まりなさい。ここで戦いがあったようですね……」
 何者かがここに隠れているかもしれませんとメタトロンは周囲をくるりと見回し、刃の天使たちへと告げる。
 何かの気配を――近くにいる復讐者たちの気配を感じ取っているのかもしれない。
 メタトロンを中心とし、刃の天使たちも周囲へと意識を向けていた。
 人々の助けとなるために分かれた刃の天使たちは此処にはいない。
 メタトロンの周りを固める刃の天使の数は今、10体。
 その10体のうち7体はメタトロンの前に並び、3体は背後を守る様に陣形を取っている。
 正面から相手取る者達がいれば、メタトロンの意識はそちらに向くだろう。後方の敵のほうが突破はしやすいが、きっと油断はできない。
 周囲の天使たちを先に倒すこともできるが、その間にもメタトロンは攻撃を仕掛けてくる可能性はある。
 いつ、どのように――刃の天使にか、それともメタトロンに仕掛けるかは、復讐者たち次第。
鵙目・隆尋
刃の天使から先に潰そう
前方と後方……攻撃を仕掛ける人数が少ない方で戦闘

装備してるすべての武器に刻明の祝福を使用
出来るだけ死角から近付いて、魔晶剣を振るって一撃離脱を狙う
届けばいいけど、届かなくたって問題はないんだ
天の廻りを投擲して
貫通撃狙いの斬撃をお見舞いできればそれでいい

対象は倒せそうなヤツを優先してく
数を減らせば、その分戦いやすいもの

敵の攻撃はオーラ操作で狂獄の檻を使って防御する
刃の天使を狙う仲間の事も可能な限りフォローしていく

戦場の状況は常に把握しておくね
メタトロン狙いの仲間を狙う刃の天使が居る場合は
声掛けして注意喚起
同時に、その敵を最優先で攻撃

邪魔はさせないよ
一足先に消えてしまえばいい


不惑・明日法
大ボスをやる前に雑魚を掃討しなければか。

私は後方に回ろう。どうあっても最終的には10匹全員倒さにゃあならん。なら楽な方を担当するのが私のやり方だあね。世渡りと一緒だ。
俺は弱いからな!前に出るなんてとんでもない。基本後衛。味方に前衛を任せて安全な後ろから(わかってる、システム上後方安全はありえないぐらいわな!)必殺兵器【不惑明日砲】を撃ち込む。他にいなきゃ私が前に出るしかねえんだが。
くらえ!ふわっくあすほう!!

攻撃のタイミングは前方7匹に攻撃が仕掛けられ、メタトロンの注意がそっちに行った時。ただし前衛がいるなら、攻撃のタイミングは任せる。むこうのPOW系は接近戦らしいので、近づかれる前に殺る!


 刃の天使から先に潰そう、と鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)はその陣形見て思う。
 前方と後方――攻撃を仕掛ける人数が少ない方は、と見ていれば前方のほうが多そうだ。
「大ボスをやる前に雑魚を掃討しなければか」
 後方へ向かうのは不惑・明日法(放送禁止・g02378)もだ。
 どうあっても最終的には10匹全員倒さにゃあならん。なら楽な方を担当するのが私のやり方だあね、と明日法は笑う。
 世渡りと一緒――だがしかし。
「俺は弱いからな!」
 前に出るなんてとんでもないという主張を隆尋へと向けた。
 味方に前衛を任せて安全な後ろから、必殺兵器を撃ちこむと告げる。それを聞いて隆尋は了解と頷いて返した。
 明日法がそう動くなら、出来るだけ死角から近づいて、魔晶剣を振るって一撃離脱を狙うと。
 他にいなきゃ私が前にでるしかと思っていた明日法にとって隆尋が前にでるのは心強いこと。任せる! と大きく頷いた。
「じゃ、タイミングみてよろしく――これは、営みの根底を覆そうとする力」
 隆尋は己の身に纏うものに、『感覚』に干渉する魔力を宿す。
 そして、走り抜けた。
 丁度、前方側も交戦し始めそちらに意識がむいた一瞬のうちだった。
 届けばいいけど、届かなくたって問題はない――天秤が描かれた古いカードのセットを隆尋は投擲する。
 後方にひかえていた三体は隆尋に気づいて大天使を守るように動いた。
「お前たちに任せます」
 大天使メタトロンも、ひとりでなにができるのかというように気に留めていないようだ。
 だから、三体が隆尋の方へと引かれて寄って来る。
 その内の一体へと向かって魔晶剣を振るい距離を取る様に下がる。
 すると一層、大天使との距離ができるのだ。そこを狙うかのように。
「くらえ! ふわっくあすほう!!」
 明日法の、敵と戦う決意を胸に自らの手で初めて開発した携行型の固定砲台。
 其れより放たれる攻撃はソードメイデンを一体、撃ち抜いた。撃ち抜かれたソードメイデンはその場に崩れ落ちていく。
「よし! 近付かれる前に殺る!」
 残る二体へと隆尋も再び刃を向ける。このソードメイデン達を倒すことももちろん成すべきことだけれども、メタトロンへと今なら攻撃が届く状況を生み出している。
「邪魔はさせないよ。一足先に消えてしまえばいい」
 隆尋はソードメイデンと対しながら、メタトロンへと向かう者達の姿を視界の端に捉えていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!

ルル・ムル
あなたはてんしのなかまですか?
ルルはあなたをここでとめます。
悲しむひとがいるならルルがゆくのです。
ルルは女王ですから。
悲しむ民を救うのはルルのやくめです。

あなたは空をとびますか?
ルルは空をとべます。
あなたの翅は剣のようですね。
その剣で民をきずつけることはゆるしません。
ルルは瓦礫などをたてにして身をまもりたいです
瓦礫などがなければルルはそのまま行くしかないでしょう。
おそろしくありません。

ルルの脚はギロチンです。
飛んでうえから振り下ろします。
翅が剣ならどこをつぶしてもおなじです。
ルルの脚がどこを狙うのか
ルルにもわかりません
おとなしくしていてください


江渡・峯雪
信じると言うと聞こえはいいが
「信じきる」のはすごく危うい
任せきりでいいことなんて、だいたいもってこの世にありはしない

ここは東京、人同士が化かしあっていたはずの街
そこに悪魔も天使もいなかった。絶対に。
正気がもつ限り、お前達を受け入れることは決してない。



ソードメイデンに「破軍衝」を使用
エアライドを活用し、3次元的な動きで撹乱、攻撃
羽を痛めつけて叩き落としたい

ブレイドブラストを撃つ兆しが分かれば他参加者のへの直撃を妨害する

包丁は複数を薙ぎ払ったり、柄で打撃などにも一役

・敵攻撃との相性を考慮し、退くべき時はそうする
・攻撃はできる限り他復讐者の次の一撃に繋がるよう考慮


一人称:自分の名前、または「おれ」


シュガー・カトレア
信仰でお腹いっぱいにはならないからなぁ…
美味しいもの食べるために頑張るのですよー。

【飛翔】と【エアライド】で正面から敵に近づく
その際にショコラさんは別の道から敵の後方へ
正面で私が攻撃をする動きに合わせて
敵の背後を奇襲する。
敵を混乱させて攻撃の阻害を狙う
少しでもメタトロンから引きはがせるように
奇襲後はできるだけ敵の気を引きつつ
メタトロンや他の敵の精神を惑わせて
攻撃阻害中心に立ち回りつつ逃げる


 前方からも、後方からも攻撃がかけられている。
メタトロンは、それは些細な事と早く倒してしまいなさいとソードメイデンたちへと告げていた。
 けれど、そう簡単には事は運ばない。
「あなたはてんしのなかまですか?」
 ソードメイデンを前にルル・ムル(花頭蓋・g02918)は首を傾げて問いかける。
 そして静かに、告げる。
「ルルはあなたをここでとめます」
 悲しむひとがいるならルルがゆくのですと、ルルは瞳伏せる。
 だって――ルルは女王なのだから。
 悲しむ民を救うのはルルのやくめです、とルルはふわりと地を蹴ってソードメイデンへと距離詰める。
「あなたは空をとびますか? ルルは空をとべます」
 そしてその身に纏う刃をじぃとみて。
「あなたの翅は剣のようですね。その剣で民をきずつけることはゆるしません」
 ソードメイデンが一体、ルルへと詰め寄る。その刃の閃きは鋭いものだ。
 しかしこの開けた場所に身を守れる瓦礫などは無く、ルルはそのまま向かう。
 敵の刃など、おそろしくはないのだから。
 ソードメイデンの刃をひらりとかわす。とんと、地を弾いてふわりと飛び上がれば――翅が羽ばたきルルの向きを変える。
 強靭な四肢。それがルルの武器だ。ただそれに渾身の力を込めて――振り下ろせばいいだけ。
 ルルの脚はギロチンなのだから、ただ振り下ろすだけでいい。
 翅が剣ならどこをつぶしてもおなじとルルは思う。
 刃の閃きと、ルルの脚――どちらのほうが鋭いのか。
 どこを狙うか、なんてルルにも分からない。
「おとなしくしていてください」
 空中から脚を振り下ろす。ルルの一蹴がソードメイデンの身を裂くように落とされた。
 その一撃を繰り出した直後、ルルへと向かう攻撃があった。
 だがそれを、江渡・峯雪(慕情・g02538)が己の拳の一撃を持って、防ぐ。
 ルルは、ぱちりと瞬いてありがとうと峯雪へと告げた。
 峯雪は気にするなと軽く返して、改めてソードメイデンへと向き直る。
 ソードメイデン――天使たち。
 信じると言うと聞こえはいいが『信じきる」のはすごく危うい。
 任せきりでいいことなんて、だいたいもってこの世にありはしないのだから。
 それを峯雪は知っている。
 ここは東京で――人同士が化かしあっていたはずの街だ。
 かつては、そこに悪魔も天使もいなかったのだ。
 絶対に、いるものではなかった。
「正気がもつ限り、お前達を受け入れることは決してない」
 だからここで打ち砕くと空を三度、蹴った。
 それでソードメイデンの正面から、横に回り背後を取り攻撃をかける。
 その刃の翼を、骨断チをもって攻撃と見せかけて拳で殴る。
 翼が傷めば地にも落ちる。攻撃の機のタイミングもあれば、そうでない一瞬もある。
 峯雪はそれを見極め、そして他の復讐者たちの動きに繋がる様に立ち回っていた。
 今もまた、峯雪の動きによりソードメイデンの一体がシュガー・カトレア(泡沫の海・g00679)の前へと転がっていく。
「信仰でお腹いっぱいにはならないからなぁ……美味しいもの食べるために頑張るのですよー」
 正面から敵に向かって、その間にスフィンクス『ショコラ』は後方へと回り込んでいる。
 背後から奇襲をかけたショコラ。シュガーの命じたように広げた翼から精神を惑わす光を放たせる。
 少しでもあの大天使、メタトロンから引きはがせるように。
「こっちこっち」
 ショコラが放つ光は敵を惑わせ、惹きつける。
 その調子と、大天使との間が空いていく。その隙に――走りこむ、復讐者の姿があった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【エアライド】がLV3になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

備傘・鍬助
うーむ、天使っていう割には、ちょっと、痩せすぎじゃないか?
やっぱ、羽に栄養が行きまくってるって事なんだロウかな?
ちょっと、触診させてくれ

風使いによる、音消しと匂いけし、そして、結界術で周りの刃の天使とメタトロンを分断して、暗殺という名の触診を仕掛けるぞ
さぁ、まずは強打と粉砕を重ねた第一麻酔を行ってあげよう
人型ならば、顎に入れるが一番、効果的だろうな

さて、天使達、ここで問題だ
罪には罰って決まってるが、お前らには、どっちがふさわしいと思う?
正解は、自分で考えてくれな

周囲の敵には銃剣による連続射撃でけん制を入れておくぞ
万が一の退路を用意するのも、医者の務めってな

アドリブ、絡み、好きにしてくれ


ストロベリー・メイプルホイップ
(連携、アドリブ歓迎!)

狼さんはご馳走様でした!

さーてあれがメインディッシュの大天使かぁ。
うん、見た目は天使っぽい天使だね。
この先の時季、暖かそうなのも良いね。

って訳でその翼ごと散って貰うよ!

残留効果1の【飛翔】で飛びつつ、残留効果2を全て適用!

攻撃ごと敵を【破壊の吐息】で【破壊】していくね!
小細工なしの力押し、正面突破だよ!
涼しい蹂躙が好きそうな大天使様は、こういう熱い受け攻めは得意かな?
ラズベリーちゃんにも【観察】と【情報収集】で狙いを定めて、近づいてきた攻撃をミンチガンで【制圧射撃】と【砲撃】してもらうよ。

敵が近づいてくるなら【怪力無双】で電磁槍を【強打】してホームランするね!


「うーむ、天使っていう割には、ちょっと、痩せすぎじゃないか?」
 大天使メタトロンを前に備傘・鍬助(戦闘医・g01748)は言葉向けた。それは医者としての感覚的なもの。
「やっぱ、羽に栄養が行きまくってるって事なんだロウかな? ちょっと、触診させてくれ」
 風を使って、音と匂いを消し、結界術を巡らせる。
 メタトロンが鍬助に気付いた時には、もう距離はゼロだ。
 それは暗殺という名の触診なのだから。
「さぁ、まずは強打と粉砕を重ねた第一麻酔を行ってあげよう」
 人型ならば、顎に入れるが一番――鍬助は打ち下ろしの右を交差法で合わせ、動きを止める医術技をかける。
 確実にその急所を捉え一瞬で意識を刈り取る攻撃。
 顎からそれを受けたメタトロンは、鈍く呻いたけれどすぐさま、態勢を立て直す。
「このような……天使たち、何をしているのです!?」
 前も、後ろも。守らせていたはずなのにはがされている。
 メタトロンは仕方ありませんと己の剣を掲げて応戦の構えだ。
「さすがに一撃では無理か。さて、天使達、ここで問題だ」
 罪には罰って決まってるが、お前らには、どっちがふさわしいと思う? と、鍬助は問いかけた。
「正解は、自分で考えてくれな」
 その答えを聞く気はない。連続射撃でも牽制いれて、動きの道を作っていく。
「万が一の退路を用意するのも、医者の務めってな」
 鍬助が動く。そして、自分の上に影一つさしたのに気付いて、次はお任せと道あける。
 その影は、ストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)だった。
 マルコスたちを倒して向かうのは大天使のもと。狼さんはご馳走様でした! と先ほどの戦いを思い起こす。
「さーてあれがメインディッシュの大天使かぁ。うん、見た目は天使っぽい天使だね」
 この先の時季、暖かそうなのも良いね、とストロベリーはその羽根を見つめて。
「って訳でその翼ごと散って貰うよ!」
 ストロベリーは息を思い切り、吸い込んだ。そして一拍おいて見舞うのは破壊エネルギー属性の拡散型破壊光線ブレス。
 それはメタトロンを中心にとらえて、放たれた。
 小細工なしの力押し、正面突破だ。
「涼しい蹂躙が好きそうな大天使様は、こういう熱い受け攻めは得意かな?」
「っ! 痛いではないですか。このようなこと、許される事はありません」
 お前達、何をしているのですとソードメイデンたちへとメタトロンは激を飛ばす。
「ラズベリーちゃん!」
 ストロベリーはメーラーデーモンのラズベリーちゃんへも声かける。
 近づいてくる敵がいれば狙い定めて迎撃というところ。もちろん、ストロベリーもそのつもりだが、今のところ大丈夫そうだ。
 ソードメイデンたちが、メタトロンの為に動くことは復讐者たちによってできない状況になっているのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】がLV2になった!
【建造物分解】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

ミーレ・ベルンシュタイン
冬樹(g00050)くんと

「ふふ、頼りにしてますわ?」
わたくし、「番長」……いわば上役のようなものですので。良いところ、見せませんとね

「……天使が、お嫌い?」
(魔術師のわたくし的には――分からないやりくちでもないのですけれど)
くすりと、笑って

まあ、けれど
ごめんなさいね、お嬢さん方

今はあなたたちより、冬樹くんの力を見るのが、楽しそう

防御を任せて――なるほど、減衰と停滞
術式というよりは権能……ふむふむ、如何なる悪魔の力なことか。
興味深く、観察させていただいて――

「あら、ごめんなさい。不躾でしたわね?」
くすくす、笑って

動きを加速
片端から、首でも折って、解体して回りましょうか


天城・冬樹
●ミーレさん(g00069)と

共闘だね、ミーレさんの足を引っ張らないように頑張るよ
番長と一緒だから、じゃなくても学友として役に立てたら嬉しいしね
後そうだね、天城さんは天使があんまり好きじゃないんだ

(崇拝させて支配を受け入れさせる)
(そういう手口だったよね、いつも)
高速の剣舞は脅威、だけれど
【彎月之残光】を使用
【光魔術】で生み出した刃で放たれた斬撃と蹴りを減衰させ受け止めると
共に停止させて隙を作るよ
ミーレさん、今のうちにねってあんまり見られると恥ずかしいな
敵の攻撃を受け止めた刃を再構成して敵に放つ
さすがミーレさん、早すぎて目では追えないや
……やられっぱなしは嫌なんだ、君たちは光から逃れられる?


シル・ウィンディア
さて、天使様…。先ほどぶりだね

ここから先は、通行禁止だよ
だから、行進もここで終わりだよっ!!

飛翔で空に舞い上がって、左手の精霊剣を構えて…
天使へ向かっていくよっ!
加速して、敵陣に突っ込んでから、精霊剣で斬撃っ!
そのまま、斬り抜けて一撃離脱っ!

囲まれそうになったら、エアライドでジャンプ!
方向は、敵の薄いところに向ってジャンプするよ
空中戦だから、陸戦とは違う動きもできるのっ!
残像も生み出して、攪乱しつつ…

高速詠唱で隙を減らしてから…
敵が集まっている所に向って、風撃衝圧破!
さぁ、風の精霊と遊んであげてね
ただ、この子達、激しいからねっ!!

さて…
後は、あなただけだよ?
覚悟は、いいよね。


「さて、天使様……先ほどぶりだね」
 ここから先は、通行禁止だよとシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は行く先塞ぐように。
 並ぶ刃の天使たちは自分たちの前に現れた者達の様子を伺っているようだ。
「だから、行進もここで終わりだよっ!!」
 空に舞い上がる。左手の精霊剣を構えて、そのまま加速して敵陣へとシルは突っ込んだ。
 加速して、中ほどへと突っ込んで斬撃を見舞う。そのまま、切り抜けて一撃離脱をかけた。
 それにより、隊列は乱れてくずれて他の復讐者たちも切り込みやすくなる。
 並ぶ刀の天使――ソードメイデンの前に、ミーレ・ベルンシュタイン(腕白番長・g00069)は天城・冬樹(見果てぬ夢の続き・g00050)と共に立つ。
「ふふ、頼りにしてますわ?」
 ミーレはそう言って、冬樹へと視線向ける。
 冬樹は共闘だね、とその視線へと返した。ミーレさんの足を引っ張らないように頑張るよと続けて。
「番長と一緒だから、じゃなくても学友として役に立てたら嬉しいしね」
「わたくし、「番長」……いわば上役のようなものですので。良いところ、見せませんとね」
 ミーレは視線を冬樹からソードメイデン達へ、そしてその向こうにいる大天使へも向けつつ、零す。
 そして他にも何かある? という問いかけに後そうだね、と冬樹は。
「天城さんは天使があんまり好きじゃないんだ」
 それは、崇拝させて支配を受け入れさせるから。
 そういう手口だったよね、いつもと冬樹は僅かに表情の変化を見せていた。
「……天使が、お嫌い?」
 ミーレはぱちりと瞬く。
(「魔術師のわたくし的には――分からないやりくちでもないのですけれど」)
 そしてくすりと、笑って改めてソードメイデン達へと意識を向ける。
 先に冬樹が仕掛ける。
 ソードメイデンが対応するように動いて、前へと踊り出た。
「いくら矢を放ったところで、それは月に届かない」
 それはかつての少年が欲した夢。それを悪魔の権能で紡ぐ。
 想起するのは月。励起する要素は『停滞』と『減衰』。責苦から守るための一手たる、月光の刃をソードメイデンへと向けた。
 ソードメイデンの斬撃を、その刃で受け止める。その瞬間、動きは停止し隙が生まれた。
「ミーレさん、今のうちにね」
 ええ、とミーレはくすりと笑って頷く。
「まあ、けれど――ごめんなさいね、お嬢さん方」
 ソードメイデンの動き、剣舞よりも何よりも。
「今はあなたたちより、冬樹くんの力を見るのが、楽しそう」
 攻撃から、守るように冬樹は動く。その様をミーレは目で追っていた。
「なるほど、減衰と停滞」
 術式というよりは権能……ふむふむ、如何なる悪魔の力なことかと、興味深くミーレは観察していた。
「ってあんまり見られると恥ずかしいな」
「あら、ごめんなさい。不躾でしたわね?」
 その視線を受けて、冬樹が零せばくすくす、笑ってミーレも構える。
「さあ、術比べと参りましょうか」
 体内時間を操作する。それはミーレが通常使用する唯一の魔術。
「片端から、首でも折って、解体して回りましょうか」
 己を加速して、追随できぬ速さでソードメイデンを攻撃していく。
「さすがミーレさん、早すぎて目では追えないや」
 さっきまで、そこにいたのに。その姿をもう目で追う事はできない。
 けれど動きとめたソードメイデンが倒れれば、それはミーレの成したことだと冬樹にもわかる。
「……やられっぱなしは嫌なんだ、君たちは光から逃れられる?」
 冬樹は問うが、答えは無い。その刃が、何かを紡ぐより先に届くからだ。
 シルも敵の、ソードメイデンの中を駆ける。
 囲まれる前に空を蹴ってジャンプして、自分がどこへ向かうべきかを見定める。
 ちらりと目に入った後方にも復讐者たちが仕掛け、メタトロンにも攻撃の手は届いていた。
 それを目にしつつ、くるりと身を翻すのは空中だからこそできること。
 敵が集う場所へ、高速詠唱を重ねてから放つは風属性の精霊魔法。
「さぁ、風の精霊と遊んであげてね。ただ、この子達、激しいからねっ!!」
 高圧の風が敵に叩きつけられる。
 ソードメイデン達はさらにばらけるように乱れ、そして弱っていたものはその動きを止めていった。
「さて……後は、あなただけだよ? 覚悟は、いいよね」
 ソードメイデン達が減れば大天使を復讐者たちが囲んでいくことになる。
 今でも十分、守り手たちを削られ動きを狭められているというのに。メタトロンからは余裕が消え、苛立ちを見せていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV6になった!
【先行率アップ】LV1が発生!

凪沙・悠璃
妹(g00473)と共に

……更紗、あまり無理はしないように。
俺は前に出るが、何か身の危険を感じたら直ぐに呼んでくれ。

自分にとっての最優先事項は妹を守ること。
極論、これはクロノヴェーダの撃破よりも優先される。


完全命中は厄介だが、それを逆手に取らせて貰おう。

近接戦闘では刀剣を、中距離では拳銃を。
どんな権能を有していようと、人の形を為している以上、身体機能の限界や構造的な死角は必ず生まれる。

一挙手一投足をよく観察し、隙や死角を巧妙に攻撃する。
呼吸や視線、予備動作すら先見の為の情報だ。

――事象視。
必中ならば、命中箇所を"視て"光線を刀剣で絶つ。


ああ、更紗のお陰で俺は無事だよ。ありがとう。


湊・更紗
お兄さま(g00522)と

はじめての依頼、お兄さまとご一緒できて何よりです
一人では、少々不安でしたから…
足手まといとならぬよう、気を引き締めて参ります

戦闘ではお兄さまや他の復讐者の後方支援に徹します
もし接近した場合は刀で応戦

たとえ大天使の攻撃を受けてしまっても
【銀湾乃福音】の【活性治癒】が皆さんの傷を癒すことでしょう

…信仰とは、信者のちからを利用するものではありません
信じられる者の存在が、信じる者へのちからとなる
……わたしはそう思っています

お怪我はありませんか、お兄さま
更紗はお兄さまのお側にいられて、
こうしてお力添えが叶うのが嬉しいです


 戦いの喧騒を前に、一度足を止めた。
「……更紗、あまり無理はしないように」
 俺は前に出るが、何か身の危険を感じたら直ぐに呼んでくれと凪沙・悠璃(束の間の運命・g00522)は湊・更紗(愛餐マリスステラ・g00473)へと告げた。
 はじめての、戦い。更紗はお兄さまとご一緒できて何よりですと返す。
「一人では、少々不安でしたから……」
 足手まといとならぬよう、気を引き締めて参りますと更紗は言う。
 その様に悠璃は瞳和らげる。けれどそれもすぐ、引き締められるのだ。
 悠璃にとっての最優先事項は、妹を守ること。
 極論、これはクロノヴェーダの撃破よりも優先されることでもあった。
 メタトロンへと悠璃は向かう。その背中を見守りながら更紗は祈るのだ。
「主はあなたとともに」
 乙女は祈る。世界の安寧を。愛しい者の壮健を。そして、乙女の愛は及ぶ。
 綺羅星となりて――祈りが満ち溢れる。
 それはこの戦場に居る者達へも及ぶ力。光と共に、それぞれの治癒は活性していくのだから。
「……信仰とは、信者のちからを利用するものではありません」
 信じられる者の存在が、信じる者へのちからとなる――更紗の視線は、悠璃の姿を追いかける。
「……わたしはそう思っています」
 悠璃は更紗のその祈りを背に感じながらメタトロンへと向かう。
 どんな権能を有していようと、人の形を為している以上、身体機能の限界や構造的な死角は必ず生まれると悠璃は視線むける。
 その一挙手一投足を、呼吸や視線、予備動作すら先見の為の情報なのだ。
 そして、目に見えるものが全てではない――事象視は悠璃の持ちうる力。
 だから、必ず当たるというのなら、その場所を"視て"光線を刀剣で絶つだけだ。
 メタトロンは己へと距離詰める悠璃の姿に、攻撃をかけた。
 けれどそれをすでに悠璃は知っている。その威力を完全に殺せたわけではなかったが、光線を切り裂きその一刀がメタトロンの身を切り裂いていく。
 だが、悠璃自身も傷を受けており、この場に長居はと距離をとった。しかしその傷はすぐ、じんわりと癒えていく。
「お怪我はありませんか、お兄さま」
「ああ、更紗のお陰で俺は無事だよ。ありがとう」
 よかった、と更紗はほっとする。致命傷となるような傷ではなかったが、それは更紗の祈りによってほぼ癒えているのだ。
 それを目にして、更紗は大事ないのだと改めて理解する。
「更紗はお兄さまのお側にいられて、こうしてお力添えが叶うのが嬉しいです」
 共に戦いの場にいられること――そして力になれること。更紗は僅かに笑み、その気持ちを零していた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【ドレイン】がLV2になった!

柳・凛風
剣で完全切断とはまた大きく出たネ。
パラドクスでないとダメージを与えられない以上、素手で一発食らわせないとならないワタシには驚異ヨ。
ちと考えて殴らなきゃならないアルナ。

まずは【平穏結界】に隠れて【忍び足】で近付くヨ。
【パラドクス通信】で他のディアボロスから敵の位置なんかを【情報収集】出来れば効率良いネ。
後はさーっと近付いてパラドクスで【暗殺】してやるだけヨ。
敵が地上に近付くのを待つ間、バレないように気をつけないとネ。
そうそう、アヴァタール級じゃ一撃で殺すのは難しそうネ。
反撃は上手い事回避してすぐに身を隠さないとこっちが危ないヨ。
即【エアライド】で空中ジャンプして逃げるネ!


エトルリア・メイオール
連携、アドリブは歓迎だぜ

居やがったな!てめえかコラァ!
先の現場から味方の元まで飛んで急行、敵勢力が剣の天使と分断される頃合いに現れ、その勢いのままメタトロンに不意打ちだ!

敵の注意があたしに来れば、隠密してる味方が動きやすいだろ!
一発入れたら一撃離脱で飛び去り、味方と反対方向に意識を誘導するぜ

味方の奇襲が通れば、身を翻して再度突撃!
以降は【パラドクス通信】を借りて味方とタイミングを合わせて一撃離脱で撹乱だ

敵の攻撃の軌道には常に注意だ
奴とて闇雲に撃ってる訳じゃねーだろ
誰を狙ってるか観察して、狙われた味方に注意を促すぜ
あたしが狙われた時は、一度ビルの陰にでも飛んで追跡から逃れるぜ


久那戸・詠
「玉座に侍る者(メタトロン)」
僕らの歴史では「神」の代理だってされるほどの強大な天使
同じモノなのかどうかはわからないけど……向き合うだけで、その力がわかる

それでも……

戦う、って決めたのは僕自身だから
戦うまでに再装填してきたリボルバーを、いつでも抜けるように準備して対峙して

ほとんどカミサマみたいな存在、ちっぽけな人間なんかが……なんていう風には、顔を下げない
前を見て、敵の動きから目を離さないで(観察)、僕が持ってる天使の【伝承知識】を総動員して回避しながら

甘く、みてたでしょ。人間なんか天使に救われなくちゃなにもできない存在だ、って
そうじゃない
僕らは小さくて弱い分……知識を伝え、工夫する
こんな風に


トラヴィス・アバフェルディ
メタトロンを名乗るとは随分大きく出たな。
その名にふさわしい力を持っているなら、もはや人の力でどうこうできるものではないが…。
いや、相手が何であれ己の持てる最高の技で迎え撃つだけか。

躱されにくいようメタトロンの攻撃に合わせ、カウンター気味に電磁加速剣を放つ。
たとえ他の天使の邪魔が入ろうと、このスピードと俺の体重なら易々とは止められまい。

この攻撃をを凌ぐ技など……あるのならそれはそれで見てみたいが。

※アドリブ・連携歓迎


 メタトロンの表情に余裕はない。ひとびとに柔らかなまなざしを向け、導いて力にする――その計画はすでに崩れている。
 そして己の手勢であるソードメイデンたちの全てはすでに倒され、復讐者たちに囲まれている。
 先ほどいた場所から、メタトロンとソードメイデンとの交戦場所へエトルリア・メイオール(ロストロード・g01211)は飛翔して書ける。
 そして勢いのままに、エトルリアは攻撃をかける。
 竜の翼を広げ、高く飛び上がり、エトルリアはメタトロンへと急降下を。
「居やがったな! てめえかコラァ!」
 それは不意打ちの一撃。メタトロンは突撃を防ぐことできずよろめき、エトルリアを視線で追った。
 エトルリアはその視線を感じ、それでいいと思う。メタトロンの注意が自分に向けば、隠れて潜んでいる復讐者たちが動きやすくなるからだ。
 一発いれて、一撃離脱。
 仲間と反対方向に飛べば、メタトロンの意識は引っ張られる。
 エトルリアはそのまま、距離をとるふりをしてメタトロンの意識を引き付けるように動いていた。
 仲間から一撃入れば、身を翻し再度突撃してもう一撃――その動きを考えながら飛翔する。
 奴とて闇雲に撃ってる訳じゃねーだろ、とエトルリアの視線はメタトロンからは外れない。
 狙われている誰かがいるなら、そして自分が狙われるならどうするかと思考巡らせていく。
 そしてパラドクス通信を使って、自分の動きを、メタトロンの動きを仲間たちへと知らせていく。
 その手にある刃を柳・凛風(柳家風心拳修行者・g04711)は視線でなぞる。
 剣で完全切断――また大きく出たネと思いながら。
 ダメージはパラドクスでないと与えられない。
 素手で一発食らわせないとならない凛風にとってそれは驚異だ。
「ちと考えて殴らなきゃならないアルナ」
 忍び足で凛風はメタトロンへと近づく。
 メタトロンへと一撃加えて離脱していく仲間から、今気を引いているという情報を得た。
 ちらりとその様を見れば、メタトロンの意識は飛翔する仲間へと向いている。
 今、と凛風は一気に距離詰めた。
 暗殺できれば最前。けれど相手はアヴァタール級であり一撃では難しそうだ。
 けれど、仲間が生み出した一瞬は凛風にとって十分。
 ひそかに近づいて、握りこんだ拳を繰り出した時、メタトロンのみぞおちにその拳は入っていた。それは深く、抉りこむように衝撃を体内の奥深くへと突き刺していく。
 そしてうめき声とともにメタトロンが剣を握る気配を感じた凛風。
「っ!」
 凛風は空を蹴って、その一刀を回避しそのまま跳ねて距離を取り逃げる。
「待ちなさい……!」
 そういわれて待つものはいない。素早く凛風が逃げるうちに次の手が打たれる。
 久那戸・詠(アマチュア・g00377)は静かに、戦いを見つめて機をうかがっていたのだ。
 玉座に侍る者――メタトロン。
 それは詠の知る歴史の中では『神』の代理だとされるほどの強大な天使だった。
 それと同じモノなのかどうかは、わからない。
 けれど――向き合うだけで、強大な力を持っていることは詠にもわかった。
(「それでも……戦う、って決めたのは僕自身だから」)
 そっとリボルバーに触れる。再装填し、いつでも抜けるように準備してきたのだ。
 だから今、逃げるのを躱した。それを再度追おうとすればその背中を詠に向ける事になっていた。
 その動きから目を離さなかったから、詠は動けた。
 相手はほとんどカミサマみたいな存在だと詠は思っていた。
 けれど、ちっぽけな人間なんかが……なんていう風には顔を下げない。
 メタトロンが動く、一瞬の間に見えないモノを見ることができるようになった瞳で、詠は射抜いた。
「……見えてるよ。逃がしは、しない」
 リボルバーを抜いて撃ち放つ。
 後ろで観ているだけは、嫌だから。詠の放った弾丸はその翼の付け根を傷つけて、メタトロンの動きの精度を落としていく。
「っ、この私が……」
 悔し気にメタトロンが零す。それは、こんな状況になるとは思っていなかったからこそ零れたのだろう。
 そしてその声は詠の耳に届いていた。
「甘く、みてたでしょ。人間なんか天使に救われなくちゃなにもできない存在だ、って」
 でも、そうじゃない。
「僕らは小さくて弱い分……知識を伝え、工夫する」
 こんな風に、と詠は告げる。
 メタトロンが歯噛みし、その胸元から放つ光を避けて、詠は距離をとった。
 その逆方向からトラヴィス・アバフェルディ(人生ハクスラ・g03988)が責める。
 メタトロン、その名を名乗るとは随分大きく出たなと。
(「その名にふさわしい力を持っているなら、もはや人の力でどうこうできるものではないが……」)
 そう思う刹那があった。けれどトラヴィスはそれを振り払う。
「いや、相手が何であれ己の持てる最高の技で迎え撃つだけか」
 再度放たれる光。攻撃の瞬間をトラヴィスは狙った。
「これが科学の力だ……!」
 魔術によって非実体の導体でできたレールと、そこを流れる大電流を生成する。
 一歩踏み込んだ。しかしその身は弾体としてレールガンの上を走り放たれる。
 その身ごと、剣先をメタトロンに向け――一直線だ。
 たとえ他の天使の邪魔が入ろうと、このスピードとトラヴィスの体重なら易々と止められはしないだろう。
(「この攻撃を凌ぐ技など……あるのならそれはそれで見てみたいが」)
 そう思うより先に、トラヴィスの直剣はメタトロンの身を切り裂く。
 それは深く、その身を切断するかのように綺麗な傷跡を与えていた。
「こんな、ところで……っ」
 復讐者たちの攻撃が重なりメタトロンの身が崩れ落ちる。立ち上がる力はすでに無く、その命は急速に小さく、弱くなり消えていく。
 悪魔たちを倒すことによって人々の心を惹きつけ自分たちの力としようとしていた天使たち。
 その目論見は、復讐者たちの手で悪魔を倒し命を守り、そして天使たちを倒す事によって潰えたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【書物解読】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月28日

品川区の大天使による港区侵攻作戦

 アークデーモンによる残虐な作戦が行われている港区に対して、隣接する品川区の大天使が、侵略を開始しています。
 品川区の大天使は、アークデーモンの残虐行為を阻止し、港区の人々を自らの信者とし、ゆくゆくは港区を併合して、TOKYOエゼキエル戦争の覇者となろうとしているのです。

 品川区の天使よりも先に、残虐行為をするアークデーモンを撃破し、侵攻してきた港区の大天使の撃破し、その野望を食い止めてください。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#TOKYOエゼキエル戦争
🔒
#品川区の大天使による港区侵攻作戦
🔒
#品川区


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選択肢『遅滞戦術』のルール

 移動しようとする敵に対して、散発的な攻撃を仕掛けるなどして、敵の移動を遅らせます。
 敵を警戒させたり、虚偽の情報を与えて敵を欺くといった作戦も可能しょうす。
 進軍してくる敵の情報や、周囲の状況、可能な遅滞戦術の種類などは、オープニングやリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】👿のリプレイが一度でも執筆されると、マスターはこの選択肢のリプレイを執筆できなくなる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾一般人を襲うトループス級『狼の悪魔・マルコス』のルール

 周囲の一般人を襲撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『ソードメイデン』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『『代行者』メタトロン』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「ラキア・ムーン」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。