リプレイ
ハナ・フリードル
数と連携で守ってるタイプの防御陣っスね。だったら一枚ずつ壁をひっぺがしてやるっスよ!
空爆も隠密も難しそうっスね。ここは覚悟決めて真っ正面から突撃っス。
隠れてギリギリまで近寄ったら、体の前にラウンドシールドを構えて身を守りながら一気に突入っス。
バリケードやトーチカはクロノオブジェクトって訳でもなさそうっスね。もしそうでも、建ってる地面ごとぶっ飛ばすっス。
【パワーガイザー】使用。オーラを込めた拳を地面に叩き込んで、大地を抉る衝撃波で攻撃。「塹壕掘り」「爆破」。足元の地面を爆発させて防壁ごと敵を吹っ飛ばすっス。
巻き上げた土砂で身を守り、撹乱して「一撃離脱」。一旦後退し仲間に繋ぎます。
敵の防衛拠点は堅牢ではない。
しかし、守りは精緻。一つの拠点に攻め込まれたのだとしても、即座に他の防衛拠点から援軍が走る。
連携が密に取られている。
さらに言えば、油断もない。この拠点に近づこうとする者は如何なる存在であっても許されない。
空を飛ぶ野鳥すらも居抜き、落とす。
野犬や小動物の尽くまで鏖殺する。
一分の隙すら見いだせぬことにハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)は、感嘆するだろう。
「これは……空からどうこうすることもできそうもないっスね。数と連携で守ってるタイプの防御陣っス」
敵の計略家である『荀彧』の策は確実にディアボロスたちの時間を奪っていく。
ここで立ち止まっていては、時は確実に魏に利することになるだろう。
ならば、ハナは覚悟を決めるしかないと己を雰囲気する。
「ここは真正面から突撃っス」
敵に視認されたのならば、即座にパラドクスによる攻撃が来るだろう。
何よりも肝要であったのは敵の目に触れぬこと。
だからこそ、バリケードやトーチカの配された防衛拠点のギリギリまで這って進み、ラウンドシールドを構える。
「……! 敵発見! 構えよ!」
ハナの存在に気がついたトループス級『魏軍虎衛兵』の黒光りする眼球がねめつける。
瞬間、彼等はパラドクスにより、一斉に大地を持ち上げ、その地面そのものをひっくり返しハナへと放つのだ。
甲虫の膂力を証明するかのような攻撃。
しかし、ハナもディアボロスである。ラウンドシールドを構えたまま、その拳に宿るサイキックパワーを持って大地そのものを砕く。
衝撃波がほとばしる。
「おらあぁぁあっ!!」
「大地を砕くだと!?」
パワーガイザーの一撃が迫る地面を砕き、さらにハナは走る。
地面の破片がラウンドシールドにぶつかって音を立てる。痛みが走る。けれど、それでも走るのだ。
彼女のサイキックパワーはただ迫る地面を砕くだけではない。
そのパラドクスのエネルギーは穿った地面を破壊しながら、走り抜け『魏軍虎衛兵』たちの足元から彼等を吹き飛ばす。
さらにトーチカやバリケードもぶち抜く勢いでハナは後退する。
穿つ一撃は確かに敵に己たちの襲撃を知らしめるからだ。
彼等は即座に防衛に映るだろう。
敵は寡兵でもなければ、弱兵でもない。この防衛拠点を見ればわかる。攻め入るにはあまりにも難しい。
けれど、ハナのパワーガイザーの一撃は確かに敵の鉄壁に一つに亀裂を走らせたのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
十野・樞
アドリブ連携歓迎
有用な残留効果はすべて使用
さて、陳留攻略の第一歩だ
下手は打てねえな、ちょい頑張るか
【光使い】で光を屈折、自分を周囲に溶け込ませる等己の姿を視認しがたくし
【風使い】で足音・匂いを消しつつ【忍び足】で接近
いざとなりゃ匍匐前進だな
さらに
【風使い】で戦闘音や敵の狼煙などの伝達手段も妨害したいところ
十分な位置まで接近後パラドクス展開
防衛拠点から出ねえと言うのであれば、出たくなるようにするまでだ
『他の拠点から援軍要請が送られてきた』という誤認を刷り込み、陣から出てきてもらうぜ
そこを仲間とタイミングをあわせ【不意打ち】
【全力魔法】で夢が覚めやらぬうちに殲滅をはかる
敵攻撃は【結界術】で軽減を
この防衛拠点の制圧は『陳留』の攻略に必要な一歩である。
それを十野・樞(division by zero・g03155)は理解している。だからこそ、下手を打てない。
「ちょい頑張るか」
彼は小さくつぶやく。
ディアボロスたちの戦いは繋ぐ戦いである。
彼等の使うパラドクスは残留効果となって戦いの場に残り続け、彼等の背中を押す。時に足がかりにもなるだろう。
だからこそ、樞は慎重を期す。
敵の防衛拠点は堅牢ではない。そこが救いであるが、しかし敵の守り自体が精緻である。
一つの防衛拠点が襲われれば、即座に増援が動く。
互いにカバーし合うことによって敵はこちらに対して時間稼ぎを行っているのだ。
先行したディアボロスの突撃が敵の守りに楔を打ち込む。
亀裂の走った守りは、即座に敵の知ることになるだろう。この一手で確実に増援が動くのならば、樞は自分もまた動かねばならぬと、自身の姿を周囲に溶け込ませていた足を踏み出す。
いざとなれば匍匐前進も厭わなかった彼が立ち上がり、拠点へと走り出す。
敵が如何なる手段で防衛の連絡を行っているのかわからない以上、迅速果断なる判断が求められるのだ。
「これだけ派手に味方が陽動してくれたんだ、此処まで来れば距離は十分」
彼のパラドクスが輝く。
味方のディアボロスが示した突撃。
それが敵の動揺を誘うことはなくとも、一瞬のゆらぎを生み出す。
樞はそれを見逃さない。
「無駄にはできねえよな! De omnibus dubitandum(デー・オムニブス・ドゥビタンドゥム
)……!」
その不意打ちのパラドクスは、先程までのディアボロスの突撃を夢だと思いこむ一打となって『魏軍虎衛兵』たちを困惑させる。
精緻なる守りは、残留効果によって淀みを生み出され、樞はほつれを広げるようにパラドクスの輝きで持って押し込むのだ。
しかし、それは僅かな間の現の夢にすぎない。
「我らは拠点を守る! 必ず増援が駆けつけてくれるはずだ!」
揺るがぬ守り。
けれど、精緻さは損なわれ始めている。
ならばこそ、樞は進む。
敵拠点の制圧。これが為されなければ、未だ『陳留』に籠城を続ける『曹操』に利することになる。
戦いは激しさを増していく。
この後に訪れるであろう増援のクロノヴェーダたちのこともある。
どの道、傷一つ負わずに済む戦いなどないのだ。
「敵の戦力を削ぐためにはなあ!」
煌めくパラドクスの輝き。
続け、と示すように。味方のディアボロスの道行きを照らすように。
成功🔵🔵🔴
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
秋風・稲穂
ふーん…随分と攻めづらい防衛拠点を築いたもんだね
けれども、やるしかないか
拠点自体は普通の拠点なら…やりようはあるか
拠点から出てこないなら、こっちから突っ込もう
Burn the darkとL・デルフェスを抜刀
姿勢を低くして出来るだけ発見が遅れるように近付く
近付いたら防衛拠点の壁を『腐食』で腐らせて脆くさせよう
脆くさせた部分に『突撃』して『破壊』
拠点内部に突入してかく乱+急襲といこう
敵の姿が見えたら、【雷鳴連斬】で攻撃
『電撃使い』の雷は痛いよ!
敵の攻撃は両剣で『臨機応変』に受けつつ、直撃は受けないように立ち回ろう
『ダッシュ』して戦場を駆け、ヒット&アウェイで攻撃を繰り返していこう
アドリブ等歓迎
秋風・稲穂(剣鬼・g05426)の敵防衛拠点に対する感想は唯一つだった。
「ふーん……随分と攻めづらい防衛拠点を築いたもんだね」
堅牢ではない。
点在する防衛拠点一つ一つは破るのに容易いだろう。
けれど、すべての防衛拠点が連絡を密にし、緻密な連携でもってうねるようにディアボロスの侵攻を阻むのならば、それは攻めあぐねる一つの生き物のように機能する。
これが計略家たる『荀彧』の齎した策であるというのならば、やはり敵に時間を与えることはディアボロスにとって脅威であった。
「けれども、やるしかないか」
彼女が視線を送る先にあるのはディアボロスの一撃によって陣形を乱された防衛拠点。
すでに地面がえぐれ、その衝撃によってトループス級『魏軍虎衛兵』たちの連携にはほころびが生じている。
しかし、それも援軍によって建て直されてしまうだろう。
その前にこの拠点の一つに存在するトループス級たちを排除していなければ、増援のクロノヴェーダと挟撃されてしまう。
「拠点自体は普通の拠点……でてこないならこっちから突っ込むまで」
彼女の髪が風になびく。
味方のディアボロスのパラドクスの輝きと衝撃波。
そして、夢と現を綯い交ぜにするような力によって『魏軍虎絵兵』たちは混乱している。
抜き払った漆黒の刀身を持つ剣が紅く煌めき、光の力を込められたもう一刀の剣が未だ混乱の最中にある『魏軍虎衛兵』たちへと雷の力を宿した斬撃によって吹き飛ばされる。
「敵襲……! こっちからも来たぞ! 備えよ!」
「練度はやはり高いか。でもね」
秋穂は拠点の内部にすでに入り込んでいる。味方のディアボロスのパラドクスのおかげで崩れた箇所から一気に飛び込んだのだ。
彼女の姿に敵は迎撃しようと集まってくるだろう。
拠点から出てこないで守りを固めるのは結構なことであったが、しかし秋穂にとって最早戦場の最前線はこの拠点の中なのだ。
ならば彼女が為すべきことは拠点内部の混乱を引き起こす撹乱である。
剣士であるからといって飛び道具がないわけではない。
それを証明するように、彼女の雷鳴連斬(ライメイレンザン)が『魏軍虎衛兵』を吹き飛ばす。
「なんの! 雷に恐れをなす我らではない!」
放つ甲虫の膂力を載せた拳の一撃が秋穂に放たれる。
それを両手の剣で受け止め、いなしすれ違いざまに雷纏う斬撃で切り裂く。
「電撃使いの雷は痛いよ!」
秋穂の二刀が走る姿は戦場を縫う雷光のごとく、拠点を引き裂くのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ディアボロスたちによって敵防衛拠点はかき乱される。
だが、一つの拠点が攻撃されれば、他の拠点から即座に援軍が走る。それがこの精緻なる守りの要。
クロノヴェーダたちの援軍は、凄まじい進軍速度で持ってディアボロスたちが強襲した拠点に殺到する。
「逃すな! 味方が稼いだ時間である。これを一時も無駄にすることは許されぬ!」
そう檄を飛ばすのはアヴァタール級『曹純』である。
彼の体を覆う甲虫の外殻が煌めき、雄々しき角が天を貫くように輝く。
率いるトループス級『祈祷師兵』たちが邪悪なエネルギーを発露させはじめるだろう。
ディアボロスたちはこの防衛ラインを突破し、戦場を離脱しなければならない。
そのためには迫るトループス級『祈祷師兵』とアヴァタール級『曹純』を打ち倒さなければならないのだ。苛烈を極める戦いがディアボロスたちの眼前に迫っている。
秋風・稲穂
増援か…蹴散らして進まないと大分キツイなあ
まあ、集って統制が取られる前に速攻で倒そう
勢い乗せて行くよ!
『ダッシュ』して一気に『突撃』して接敵
勢いそのままBurn the darkとL・デルフェスで斬り掛かって、こっちの攻撃のタイミングを稼ぐための『時間稼ぎ』
相手に少しでも乱れがあればそのタイミングを見計らい【雷龍顕現】発動
『全力魔法』で雷龍のオーラを『召喚』、周囲の敵を纏めて攻撃しよう
似た技を使うようだけど…この技なら技量は此方が上回る!
複数敵を巻き込んで引っ掻き回したら、そのまま先に進もう
敵の幻術兵の攻撃は『念動力』で攻撃の軌道を逸らして、軽減して耐えよう
アドリブ連携等歓迎
防衛拠点をかき乱したディアボロスたちの背後をつくように他の防衛拠点より襲来した援軍。
彼等の姿を認め、秋風・稲穂(剣鬼・g05426)は息を吐き出す。
こちらが防衛拠点を襲撃したと知れば即座に対応してくる。
この敵を蹴散らして戦場を離脱しなければ、取り囲まれて逆に自分たちが窮地に陥る。
「敵の対応が速い……」
アヴァタール級の指揮が洗練されているからかもしれない。
トループス級『祈祷師兵』たちは、秋穂の姿を認めた瞬間、即座にパラドクスを解き放つ。
「幻術兵、前へ! ディアボロスを取り囲み駆逐しなさい!」
現れる幻術兵たちが、一斉に秋穂を取り囲み、その強烈なる一撃を見舞う。
距離を取ってはダメだと秋穂は本能的に理解しただろう。
敵の強みは数。
そして、『祈祷師兵』達はそれをよく理解している。幻術兵を操り、攻め立てるのは此方が逃げる隙を潰すためだろう。だからこそ、前に踏み出す。
此処で守っては自身も共に戦うディアボロスをも窮地に晒すことになる。
「勢い乗せていくよ!」
その言葉と共に秋穂は幻術兵たちに走り込む。
勢いのままに振り抜いた二刀の斬撃でもって幻術兵と打ち合う。
火花が散って、剣戟の音が戦場に響き渡った。それが合図になったように他のディアボロスたちも動き始めるだろう。
肝要であるのは、この戦場を切り抜けること。
敵に時間を与えず、確実にこの戦場を指揮するアヴァタール級を打ち倒さなければならない。
「時を稼ぐのです。敵は少数。ならば、囲い込みジリジリとなぶり殺しに……!」
「事を急く、そうすれば揺らぐ……来たれ稲妻、龍の形をもって敵を討て!」
秋穂は『祈祷師兵』たちが自分を打ち倒そうと急くのを悟る。
一気に決めたいのだろう。
ディアボロスたちの襲撃は予見されていたことかもしれない。けれど、ディアボロスたちが一斉に侵攻してきているのならば、あちこちで援軍の送り合いが発生する。
そのために急いているのならば。
「雷龍顕現(ライリュウケンゲン)……似たような技を衝か様だけど……この技なら技量は此方が上回る!」
ほとばしる雷のオーラを秋穂は己の身から解き放ち、その雷の奔流を戦場に解き放つ。
それは敵の幻術兵の群れを切り裂くように走り抜け『祈祷師兵』の身を穿つ。
広域に放たれた雷は敵の陣形を突き崩すだろう。
「このまま崩す! 雷の走る方に!」
光の力を込められた剣が掲げられる。
それはまさに旗印のようにパラドクスの雷を迸らせのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
ハナ・フリードル
もう増援が来たっスか。分かってたけど練度がシャレにならねーっスな。
速攻でぶっ倒さないと逃げる隙も無くなるっス。勢い上げていくっスよ。
シールドを翳して太陽の光と熱を集め輝く盾にし、敵群に向けるっス。
【サンライズビーム】発射。「光使い」「火炎使い」で、拡散する光熱波を放ち、広範囲の敵を撃つと同時に、陣地に炎の嵐を巻き起こし焼き払うっス。
反撃の突風は、パラドクスの光を宿して【ガードアップ】させたシールドで受け止め防御。【飛翔】し、風の勢いに逆らわず自ら飛んで、「空中戦」の技能で姿勢制御してダメージを和らげるっス。
狙い撃ちされない様低空飛行しながら、仲間と連携して攻撃を続け敵を殲滅するっス。
迸る雷が戦場を切り裂く。
それは周囲を幻術兵によって満たしたトループス級『祈祷師兵』のパラドクスを切り裂き、この戦場を切り裂き脱出しようとするディアボロスたちを鼓舞するようであった。
同時にハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)もまた手にした盾を空に掲げる。
合わせるのだ。
ディアボロスたち全てがこの戦場から無事に脱出してこそ『陳留』を攻略する上で欠かせぬことであった。
だからこそ、どれだけ増援が早く到着するのだとしても、練度が洒落にならぬほどに高いのであったとしても。
「それでも速攻でぶっ倒して、勢い上げていくっスよ!」
雷のパラドクスは広域を切り裂く。
しかし、その切り裂かれた『祈祷師兵』たちはアヴァタール級の指揮によって、即座に切り裂かれた陣形を立て直す。
練度が高いと評したハナであったが、想像以上に固いと理解できるだろう。
「なら、何度でも穿つまでっス!」
パラドクスに煌めくハナのシールド。
太陽の光が盾に宿る。
「サァアンライズゥウ……ビィーーームッ!!」
裂帛の気合を込めるようにハナの叫びが戦場に轟くのだ。
放たれる光条は浄化の炎となって戦場を切り裂く。
「炎……しかし、我らの風の力で!」
『祈祷師兵』の風のパラドクスがハナを襲う。
飛翔し、風の勢いに逆らわないようにしようとも襲い来るパラドクスがハナの体を打ち据える。
空中で姿勢を制御してダメージをこ和らげたものの、それでも一気呵成に迫る『祈祷師兵』たちのパラドクスがハナを苦しめる。
だが、ハナは掲げた盾でもって光条を解き放つ。
「これくらいでめげてなんかいられないっス! いくっスよ!」
再び放たれてる光条。
戦場には仲間のディアボロスたちがいる。雷が迸り、敵の鮮烈を切り裂き、ハナの放つ光条が切り裂かれた陣形を整えようとする敵の動きを阻害する。
「今っスよ! 敵のアヴァタール級まで一気に!」
切り裂く光条を解き放ちながら盾を構えて『祈祷師兵』を弾き飛ばし、ハナは戦列を崩すように突進していく。痛みに耐えて、そして繋がる道もある。
未だ己の心に宿る炎が尽きぬ限り、彼女は如何なる困難も厭わずに邁進するように敵の陣を押し広げるようにパラドクスの輝き共に走るのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
シル・ウィンディア
リカバリーが早いね。それなら、こっちはもっと早くいくだけだね。
考える暇は与えないよっ!!
初っ端から、高速詠唱からの炎氷輪舞奏!手数で一気に押させてもらうからねっ!!
炎と氷の連弾を撃ちこみつつ、敵から逃れるように移動を開始。
離れつつも、世界樹の翼をtype.Bにして、誘導弾を連射していくよ。
狙うは、敵の足元。当てないように誘導弾を連射していって、高速詠唱からのパラドクスを撃ち込んでいくね。
敵のパラドクスは自分から後ろに跳んでダメージを抑えるように移動をするよ。
こけなければ、隙はさらさないしね。それに…。
風での吹き飛ばしは強くても、全力がそれなら大したことないねっ!
と、ちょこっと挑発してみよっと
十野・樞
アドリブ連携歓迎
……どのデヴィジョンでも、鍛えられお互いの信頼の裏付けられた精鋭は、ひどく手強いな
だが、俺達とて負けられねえ理由があるんでね
精々頑張らせてもらうさ
時間勝負だな
出鼻を挫かせてもらうぜ
【高速詠唱】で叶う限り高速にそして早期殲滅はかるべく【全力魔法】でパラドクス展開
すべてを凍てつかせ究極の静謐
を齎す『冬』を召喚、敵を喰らい尽くす
俺自体を吹き飛ばすことはできても、四季が、時間が世界を巡る理が不変なら、『冬』からは逃れられねえさ
反撃は【衝撃波】と【結界術】で相殺軽減
受けた傷は自分も仲間も「グロリアス」で回復し次に繋げる
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は敵の陣形を立て直す速度が速いことを理解する。
雷と光条の一撃がトループス級『祈祷師兵』の陣形を食い破ってもなお、それを埋めるように立て直してくるのだ。それはきっとアヴァタール級の指揮と練度の高さを伺わせるものであった。
「確かに速いね。それなら、こっちはもっと早くいくだけだね。考える暇は与えないよっ!!」
彼女の唇が奏でるは高速詠唱。
「燃えさかる炎よ、凍てつく水よ…。混じりて力となり、我が前の敵を撃てっ!!」
パラドクスの輝きが満ちると、右手に炎、左手に氷の魔力を生成する。
練り上げられた炎と氷の複合魔法は、弾幕のように『祈祷師兵』たちに撃ち込まれ、吹き荒れる風をものともしないように貫いていく。
「……なんという弾幕……! だが、こちらとて……!」
数で勝るのだ。
敵の強みは数と連携。
ならば、ディアボロスという少数を相手取るのならば、それをこそ前面に押し出さなければならない。
パラドクスの輝きに迫るように『祈祷師兵』たちがシルへと迫る。
「……どのディヴィジョンでも、鍛えられお互いの信頼に裏付けられた精鋭は、ひどく手強いな」
だが、と十野・樞(division by zero・g03155)と小さくつぶやき、シルの前に飛び込む。
これは時間勝負である。
シルが言っていたように、敵の迅速果断なる動きに対応するためには此方も更に速度を上げていかねばならない。
敵の拠点をかき乱し、さらに迫る援軍を突き破って離脱する。
そのためには。
「出鼻をくじかせてもらうぜ」
己たちにも負けられぬ理由はある。
どれだけ敵が精鋭であろうとも、突き崩す術はあるのだ。
「Omnia vanitas.(オムニア・ウァーニタース)……存在事態を呼び込む『冬』の洗礼だ。全てを凍てつかせ、究極の静謐!」
パラドクスが煌めく。
放たれるは『冬』。
召喚されたそれらが『祈祷師兵』達を飲み込むように、くらい尽くすように襲いかかっていく。
「そのようなものなど我らが風で!」
一斉に荒ぶ風。
それが樞に襲いかかる。それを衝撃波と結界でもって軽減しながらも勝利への栄光が肉体を癒やす。
「風は確かに強烈だけど、全力がそれなら大したことはないねっ!」
シルは後ろに飛んで風のパラドクスのダメージをさえようとする。確かに完全に殺せない。それほどまでに敵のパラドクスは強力であったし、何より数と連携が取れている。
一人が打倒されても、即座に補充されるように別の『祈祷師兵』たちが援護に入るのだ。
これが練度を高められた兵の強みであるというように戦場には風が満ちて、シルたちディアボロスたちを苦しめる。
「ああ、大したことはねえさ。この程度ならな!」
勝利の栄光。
その光はシルや樞。そして、ともに戦うディアボロスたちに降り注いでいる。
故に彼等は立ち止まらない。立ち止まるということは敵に囲まれるということ。
「敵の指揮官を叩こう!」
シルが手にした長杖が銃へと変形し、炎氷輪舞奏(デュアル・ロンド)でもって『祈祷師兵』たちの足を止める。
他のディアボロスの放ったパラドクス、光と雷がいまだ戦場を切り裂いている。
ならば、指揮官であるアヴァタール級を打倒する好機。
このトループス級たちの強みは指揮を取る指揮官の存在にある。その指揮官さえ倒してしまえば、この戦場から切り抜けることも可能であろう。
「ああ、この『冬』からは逃れられねえってことを教えてやろう」
樞の召喚した『冬』が『祈祷師兵』たちを地獄のような強烈なる凍てつく風でもって食らいつくし、シルの弾幕が彼女たちを打ち倒す。
傷は多く彼女たちに刻まれたことだろう。
けれど、それ以上に倒した『祈祷師兵』たちの数は多い。
ディアボロスたちが刻む戦いの軌跡。
残留効果こそがクロノヴェーダとディアボロスを分かつ最大の違い。
如何に敵が連携を取り、緻密にして精緻なる防御を持つのだとしても、ともに戦う仲間たちが戦場に刻み込んだ輝きを見ることができるのならば、これに勝る力もないというように二人は駆け出す。
「これがディアボロス……! 勢いに乗せては……!」
だが、その言葉は飲み込まれる。
炎と氷。
そして『冬』によって蹴散らされる『祈祷師兵』たちはディアボロスの強烈なる一撃を受けて打倒されるしかなかったのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!
ディアボロスたちの敵の増援を切り裂く攻勢は、精緻なる守りの前に一時は押し止められた。
けれど、雷が。光条が切欠を生み出すように戦場を切り裂き、炎と氷、そして『冬』が散り散りになった敵の軍勢を飲み込んでいく。
だが、それだけではまだ戦場を離脱できない。
この戦場に次々と集まる増援は指揮官の存在によって、容易には破れないだろう。
「取り乱すな。敵の攻勢は一時的なものにすぎん。このまますりつぶすように包囲せよ」
その言葉を発するのはアヴァタール級『曹純』であった。
甲虫の煌めき宿す外殻。
強靭なる膂力をもって掲げる大剣の切っ先が包囲を破ろうとするディアボロスたちへと突きつけられる。
かの指揮官を打倒しなければ、この包囲を破ることはできない。
しかし、ディアボロスたちのパラドクスが敵の陣形を突き崩し、今まさにアヴァタール級『曹純』を打ち倒す千載一遇の好機を齎す。
切り開かれた道を征き、この精緻なる守りを崩さねばならない。
シル・ウィンディア
出てきてくれたね、指揮官さん。
指揮、凄いね。でもね、出てきてくれたなら、押し通らせてもらうからっ!!
さぁ、打ち倒して帰ろうかっ!!
世界樹の翼をtype.Bにしてから、敵の足元へ誘導弾を撃ち込んでいくね。
一瞬でも足を止めたら儲けものかな?
移動して誘導弾を撃ちつつ、敵から距離を取るように走っていくね。
脚は止めずに動かしていくよ。
敵が足を止めたら、高速詠唱からの六芒星精霊収束砲!これは痛いからねっ!!
敵パラドクスは、左手の創世の光剣で致命箇所を重点的に防御して軽減していくよ。強いけど、これでわたしをどうこうできるとは思わないでっ!
ここぞという時には全力魔法で六芒星精霊収束砲!
全力もってけーっ!!
敵の包囲は崩れない。
防衛拠点をかき回し、制圧したディアボロスたちであったが迅速なる援軍による包囲網は厚くはないものの、これまで守りと同じように精緻そのものであった。
囲いは淀み一つなどない。
あるのはアヴァタール級『曹純』の指揮による群、いや、軍としての有り様であった。
「逃しはせぬ。我らが同胞が稼いだ時間。無為に散ったものとせぬためには」
『曹純』の言葉にシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は素直に簡単する。
「指揮、凄いね。でもね、出てきてくれたなら、押し通らせてもらうからっ!!」
「それをさせぬと言っている!」
互いに引けぬ状況。
一触即発の事態において、先に動いたのは知るであった。手にした長杖が変形した銃から放たれる誘導弾が『曹純』の足元に撃ち込まれる。
敵の動きを少しでも止められたのならば儲けものだと思っていたが、『曹純』は躊躇いなく知るに突っ込んでくる。
敵との距離を取ろうと思っていたシルにとって、それは想定内のことであったがアヴァタール級である『曹純』の踏み込みはさらに上を行く。
パラドクスの煌めきを受けて彼の甲虫の外殻が輝きを放った瞬間、その手にした大剣から発せられるは閃光を思わせる斬撃であった。
「脚は止めない!」
「切り裂け、四天烈光斬!!」
放たれるパラドクスん一撃は、鋭い斬撃となってシルを襲う。
痛みが彼女の体に走り抜け、鮮血が宙に舞う。
強い、と思っただろう。
敵の指揮官である『曹純』は将としても戦士としても一流だ。けれど、彼女だって歴戦のディアボロスである。
烈光の如き斬撃を光剣で受け止めながら、しかしその瞳は『曹純』を見据える。
「これで私をどうこうできるとは思わないでっ!」
必ず倒す。そして、共に仲間たちと帰るのだ。
そのためにシルの瞳はパラドクスに輝き、その力の奔流を解き放つ。
「……その輝き! 異なる属性を手繰るか!」
「全力っ!」
シルの背に二対の青い魔力光が迸り、翼のように広がった瞬間、放たれるのは六芒星精霊収束砲(ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラスト)。
「もってけーっ!!」
一点に集中されたパラドクスの煌めきが光条となって『曹純』を穿つように撃ち込まれる。
それがシルの全力の一撃。
凄まじい衝撃が戦場を両断するように放たれ、ディアボロスたちを包囲する敵に一点の穴を穿つのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
朝霧・創夜
(サポート)
アークデーモンに復讐を誓い、敵視している少年。
味方に対しては敬語を使いますが、敵に対しては荒い口調になります。非道な行いや挑発的な言動をされると更にキレます。
遠距離では復讐の刃、近づけば魔骸連刃で敵を攻撃します。
周りに建造物があれば、敵を押しつぶすためにデストロイスマッシュを使用します。
戦法はあれど、基本的に猪突猛進です。
ディヴィジョン『大戦乱群蟲三国志』における三国のうちが一つ。
それが『魏』である。
その『魏』をディアボロスは攻め込み、『陳留』に籠城する『曹操』を打倒せんとしている。
しかし、計略家である『荀彧』によって包囲戦は遅々として進むことはなかった。敵の防衛拠点は堅牢ではないが、守りは精緻。
一つの防衛拠点をディアボロスが攻め入れば、即座に他の拠点から援軍が派遣され、迅速なる進撃で持ってこれを包囲する。
さりとて、この防衛拠点を残していては『陳留』侵攻の際にこれと挟撃される可能性がある。
「けど、時間を掛けることもできない、か」
朝霧・創夜(デモンヴィトニルソン・g00534)は、すでに防衛拠点を破壊し、トループス級を撃破せしめたディアボロスたちの元にたどり着き、迫る援軍の指揮官であるアヴァタール級『曹純』を見据える。
「然り。我らが同胞の生命を持って計略と為す。故に貴様らを仕損じることなどあってはならない!」
『曹純』の手にした大剣の切っ先が創夜に向けられ、その甲虫の外殻に覆われた膂力を示すように揮われる。
裂帛の気合とともに放たれるパラドクスの斬撃は重たく、そして鋭い。
まともに受け止めれば、その斬撃の一つでディアボロスは吹き飛び、もしくは両断されるだろう。
だが、その一撃を受けながらも創夜は倒れることはなかった。
「我が一撃を受けて、まだ立っていられるか! ディアボロス!!」
「夢がある」
そう、創夜は立っている。
クロノヴェーダの出現によって家族や日常を喪失した痛みが、今己の体を切り裂いた斬撃よりも強い痛みとして胸に刻まれている。
だからこそ、彼は己の胸に秘めた怒りを発露させる。
思い出すのは屈辱であった。
余興まがいの情け。
それが彼の怒りを加速させる。怒りと憎しみ。復讐に身を投じることを胸に近い、荒んだ赤い瞳を『曹純』に向ける。
そして、戦場に刻まれた残留効果の要らめきを、赤い瞳は見ていた。
「今は、お前たちを殺すことだ」
煌めくパラドクスが走り抜ける。
かつて食らったクロノヴェーダの肉体の残骸から得た魔晶剣。
それを手にした創夜は踏み込む。
痛みなど関係ない。辿るべきは残留効果の軌跡のみ。ならば、彼は赤い瞳を憎悪と復讐に燃やして、その剣を振り下ろすのだ。
「お前たちは奪い続けている。だから、奪い返す」
魔骸連刃の一撃が『曹純』の大剣と激突し、火花を散らせながら滑るように叩き込まれるのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
十野・樞
アドリブ連携歓迎
包囲されたのは確かだが
曹純を引っ張り出せたのも事実
虎豹騎督将、帰りがけの駄賃に倒させてもらうぜ
魔術師崩れのおっさんが武人と真面目に相対する気にはなれねえよ
【飛翔】【空中戦】で対峙
【観察】【看破】で曹純が技を出すタイミングを確認し
【セルフクラフト】で射線を遮り出鼻を挫くぜ
続けざまに【高速詠唱】でパラドクス展開
【アイスクラフト】で氷の立方体を出現させそれが攻撃本体と思わせる【フェイント】を行う
奴の気が逸れた隙に封印の氷獄に幽閉された存在の【影】を召喚し差し向ける
たとえ【影】が奴を喰らい尽くせなくとも
奴の存在情報を冱てつかせ鎖し縛するさ
その隙に仲間が奴を滅すれば良い
光条の一撃がアヴァタール級『曹純』に撃ち込まれ、包囲に穴を開ける。
だが、それだけでは包囲は突破できない。何故ならば指揮官である『曹純』が敷く指揮は精緻そのもの。故に、一撃では打ち破れない。
更に迫る斬撃の一撃が甲虫の外殻を切り裂いたのだとしても揺らがない。
「総員、持ち場を離れるな。我らが生命は一丸にして一つ。故に揺らがぬことこそがディアボロスに対する武器と知れ!」
その檄に配下たちは動かない。
包囲を解かない。
見事な連携であると言えるし、練度であるといえるだろう。
確かに包囲されたといえると、十野・樞(division by zero・g03155)は理解していた。
「しかし、お前さんを引っ張り出せたのも事実。虎豹騎督将、帰りがけの駄賃に倒させてもらうぜ」
「侮るなよ、ディアボロス!!」
パラドクスの刃がディアボロスたちを打倒さんと裂帛の気合ともに走り抜ける。
その斬撃はしかし、樞の眼前に生み出されたコンクリートの壁に阻まれる。
残留効果によって生み出された壁は、樞を守る盾となるだろう。しかし、パラドクスの斬撃はその壁すらも容易く切り裂き、樞に迫る。
コンクリートの破片が飛び散る中、射線は遮られる。
出鼻を挫いたと樞は思っただろう。だが、そこに二度叩き込まれる烈光の輝きがあった。
「笑止! この程度で我の斬撃を止められると思うたか」
「だろうな、だから……!」
高速で紡がれる詠唱。
樞の言葉が紡がれる。力ある言葉。それはパラドクスへと変じる力の一端。
「Plaudite,acta est fabula(プラウディテ・アクタ・エスト・ファーブラ
)……!」
その言葉と同時に残留効果の軌跡が煌めく。
ディアボロスだけに許された、共に並び立ち戦う仲間が残し背中を押す力の一端。
その煌めきを見る樞が生み出したのは、氷の立方体。
「また目くらましの!」
「だが、気は逸れただろう」
それは事実であった。氷の立方体はパラドクスではないと看破されても、『曹純』の意識は氷壁にそらされ、樞のパラドクスの輝きを見失う。
影の禁呪は、足元からせり上がるようにして『曹純』の足元を凍てつかせ、その存在自体を凍りつかせんと外殻を這い上がっていく。
足止めにしかならないだろう。
鎖、縛すものでしかないかもしれない。
「けどな、それで隙が生まれて仲間がお前さんを滅すれば良い」
それがディアボロスの戦いであると証明するように樞はパラドクスの煌めきを示してみせるのだ。
成功🔵🔵🔴
効果1【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ハナ・フリードル
包囲されたっスかね。速攻で頭を潰して隙を作って逃げないとヤバいっスな。
シールドを構えて、真正面から全速で曹純に突撃。部下に介入される前に間合いを詰めるっス。
こういう相手には一瞬でも躊躇ったら負けっス。勇気と度胸で大剣の間合いに踏み込むっス。
拳に込めたオーラをドリルの様に高速回転させ、甲殻の関節部等脆そうな箇所を狙って全力で叩き込むっス。「強打」「粉砕」「貫通撃」。貫けなければさらに気合いと根性込めて回転速度をパワーアップ。貫けえぇぇ!
体内に浸透し掻き回す衝撃による「気絶攻撃」「時間稼ぎ」で僅かでも動きを鈍らせ、その隙に【飛翔】し距離を取り反撃に備える。
攻撃のリズムを読んで盾で斬撃をそらすっス。
アヴァタール級『曹純』の包囲は完璧だった。
迅速であったし、躊躇いなどなかった。防衛拠点は確かにディアボロスたちによって潰されてはいたが、此処で確実にディアボロスを削ぎ落とさんと迫っていたのだ。
「包囲されたっスね」
ハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)は周囲の状況を知る。
ディアボロスのパラドクスによって包囲を指揮する『曹純』に打撃は与えられている。包囲に穴を開けても、即座にその穴を塞ぐだけの連携と密度が彼等にはあった。
だからこそ、ハナは頭……即ち、指揮官である『曹純』を速攻でもって倒して逃げなければならないと他のディアボロスたちと連携する。
ともに戦うからこそ見えてくるものがある。
「こういう時は介入される前に間合いを詰めるっス!」
ハナの判断も迅速果断であった。
躊躇いは不要。
そして、痛みを省みることも不要であった。
彼女は丸盾を構えて『曹純』へと真っ向から突っ込む。力押しの一手。
それは『曹純』に言わせてみれば。
「愚か! 猪武者のつもりであるのならば!」
揮われる大剣の一撃。
それは甲虫の膂力を持って放たれる強烈なる一撃であった。円盾では衝撃を殺せない。ハナの体を穿つ斬撃の衝撃が肉を、骨を打ち据え、尋常ならざる痛みが走り抜ける。
だが、ハナは躊躇わなかった。
彼女の胸にあるのは勇気と度胸。
大剣の間合いに飛び込むことは恐れを抱かせるだろう。しかし、彼女はそれを噛み殺した。
噛み締めた歯が鳴る。
「耐えるか、我が一撃を!」
「うぉおりゃああああぁっ!!」
咆哮する。その声を『曹純』は強がりだと思っただろう。すでにハナは死に体。
しかし、彼女の拳に宿るオーラが、そうではないと否定するように螺旋を描いて回転する。
それはパラドクスの輝き。
亀裂走る『曹純』の外殻を見据える。
ディアボロスの戦いはつなぐもの。戦場に刻まれた残留効果の煌めきをハナは捉え、手繰り、辿る。
踏み出す一歩は仲間が居たからこそ、彼女の拳はオーラを纏て衝角のように。
「貫けえぇぇ!!」
傷跡。その亀裂走る外殻に叩き込まれる拳の一撃は、こじ開け、貫き、粉砕する。だが、オーラの回転が止まる。
足りない。
「なら、気合と根性っス!!」
さらに踏み込む。
「我が外殻に浸透させるか!」
掻き回すように撃ち込まっれる衝撃は、リボルバークラッシュの名に相応しい。
ハナの拳はたしかに『曹純』の体内を駆け巡り、その強靭なる体躯を内側から破壊するのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
秋風・稲穂
離脱するにはやっぱり指揮官を叩くしかない…か
包囲し潰される前に、穴を開けて押し通る!
突破させて貰おうか
さあ、行くよ!
飛翔し最大加速
高度を取らず地面ギリギリを飛び、曹純との距離を一気に『突撃』して詰め接近戦を仕掛けよう
接近したら『電撃使い』の技術を全活用し【蒼雷連撃】を発動
剣に雷を宿して敵を『両断』する勢いで斬り刻む!
連撃を叩き込んだら、一端離脱
高度を上げて距離を取ろう
敵の巨大カブトムシは飛翔し空を『臨機応変』に飛んで、回避行動や直撃を避けて此方のダメージを受け流し最小限にとどめよう
後は離脱と接近を繰り返して敵を翻弄しながら追撃を
戦況をよく観察し、退路の確保もしておこう
アドリブ等歓迎
敵の包囲は堅牢ではない、薄く伸びるものであった。
しかし精緻そのもの。
穴が開けどもそれを即座に塞ぐ練度があった。
それも全てアヴァタール級『曹純』の類まれなる指揮能力があればこそ。その頭を潰さなければ、この包囲網は突破できないとディアボロスたちは結論づけいていた。
秋風・稲穂(剣鬼・g05426)も、仲間たちの奮戦を見た。
そして、己もまた彼等のために戦わなければならないと理解するからこそ、覚悟を決めるのだ。
「みんなが穴を開けた。なら、押し通る!」
「それをさせぬと言っているのだ! ディアボロス!!」
体液の如き血潮を鎧の如き甲虫の外殻の亀裂から流しながら、『曹純』は未だ大剣を手に立っている。
恐るべき敵である。
将としての資質も、戦士としての力もどれもが強烈にして鮮烈。
パラドクスによって呼び出された巨大なる甲虫『虎豹騎』に騎乗し、『曹純』は秋穂に迫る。
巨躯でもって蹂躙しようというのだろう。だが、秋穂はためらうことなく、飛翔し低空を舐めるように飛ぶ。
「無駄なことを! 我が『虎豹騎』を受け止められるものか!」
「違うね、突破させて貰おうっていうんだよ!」
秋穂の瞳がパラドクスに輝く。
その瞳はすでに多くの残留効果を捉え、そして背中を押されている。
託されし願いがあった。多くの人々の奪われた嘆きがあった。
だからこそ、秋穂は抜き払った二刀に雷の力を宿し、『虎豹騎』と交錯する。雷の力を宿した斬撃が巨大甲虫の外殻を切り裂き、その強靭な体躯を支える脚部を切り裂く。
「ぐっ……! 完全に殺せないっ!」
「そのとおりだ! 我が『虎豹騎』がこの程度……ッ!?」
だが、ガクリと傾ぐ巨大甲虫。
秋穂の放った斬撃は一撃に非ず。
一瞬の交錯の内に二連。
そう、彼女が手繰るは雷の力。故に、蒼雷連撃(ソウライレンゲキ)。
大地を蹴る。力強く。
仲間たちが刻み込み、そして傷を広げた。
『曹純』は類稀なる将である。ただ一人では倒せなかった。仲間が居たからこそ、今この瞬間がある。
光条が、斬撃が、凍てつかせ、衝撃の一撃が穿つ。
「さあ、行くよ! このまま一気に駆け抜けよう!」
その言葉と共に秋穂はパラドクスの雷を持って『曹純』の亀裂走る外殻をなぞるように刃を走らせる。
共に戦った仲間たちの軌跡。
それを雷が走り抜け、『曹純』の体を切り裂いた。
指揮官を失ったクロノヴェーダたちの包囲をディアボロスたちは一気に駆け抜ける。
そう、一つの拠点を潰し今まさに『陳留』攻略に前進するのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!