リプレイ
嵐柴・暁翔
新宿島からチョコレートやキャラメルのような少量でもカロリーを多く取れる食べ物を持てるだけ持ち込みます
目深なフードと全身を覆うようなマントを着用
顔もあまり見えないようにして中身が人間か大天使かも分からないような恰好をします
まずは困っている方々へ接触
病人を助けに来た、治療費も不要
但し立場上この場にいるのすら公にはできず、上からは治療の許可もおりていないので詮索や口外はしないで欲しいと伝えます
……まあ嘘はではないしな…
病人だけではなく怪我人等もいれば集めて貰って【活性治癒】で纏めて回復させます
一通りの回復が終われば【口福の伝道者】で持ち込んだ食べ物を増やして渡し、住民達でうまく分けて欲しいと伝えます
伊藤・真九郎
如何なる地、如何なる時代でも民が飢えるは心苦しきもの。
微力ながら尽力いたそう。
鎧具足は外し、不審に思われない服装にて参る。
新宿より食料を持参し、【口福の伝道者】で増やし配ろう。
病気に効く滋養のある物も持ち込む。
敵に兵糧として渡らぬ様、事情がある故他言せず、民のみで分かち合って欲しい旨お頼み申す。
某、この時代の日本には未だ慣れてござらぬ。怪しまれぬ様、仲間と齟齬の無き様に打ち合わせ連携致す。
日が傾き、周囲に夕闇が広がり冷気が強まってくる刻限。大天使『サンダルフォン』支配下にある中央区のとあるコミュニティに、二人の来訪者…目深なフードと全身を覆うようなマントを着用した嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)と伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)がやってきた。
「お止まりください。あなた方はどなたですか? 何用あって、こちらへみえられましたか?」
コミュニティの建物…かろうじて建っているという感じの廃ビルの入口に立つ女性が、言葉遣いこそ丁寧だが、警戒心をあらわにした表情で訊ねる。それに対して暁翔が、ややくぐもった声で応じる。
「私たちは治療師だ。ここに病人がいると聞いて治療に来た」
「そ、それは…ありがとうございます。確かに、病人が出ております。どうぞ、こちらへ」
驚きと、わきあがる期待、解けきれない警戒が混ざった声で応じ、女性は二人を屋内に案内する。
「それで…あなた方は、サンダルフォン様に遣わされてこちらへ?」
「いや…事情あって詳しくは話せないが、大天使様の許可は得ていない…しかし、急いで治療しないと手遅れになると聞いてきたのだが…」
曖昧に応じる暁翔を、女性は複雑な表情で見やったが、そのまま病人たちが寝ている部屋へと導く。その部屋には薪ストーブが置かれ多少暖かくなっていたが、粗末な寝床に横たわった病人たちは、悪寒で身を震わせたり、苦しげに咳をしたりしている。
(「風邪か、インフルエンザか…【活性治癒】で回復してくれりゃいいんだが…」)
言葉には出さずに呟き、暁翔はパラドクス付帯効果【活性治癒】を発動する。幸い、対応不能なほど厄介な病気の患者はいなかったようで、病人たちの容態は目に見えてよくなる。
「あ…ありがとうございます!」
案内の女性が跪き、室内で介護にあたっていた人々も彼女に倣う。暁翔はこそばゆい思いを抑えながら、もっともらしく告げる。
「治癒が間に合ったようで本当に良かった。では、養生のための食べ物を贈りたいので、どこか適当な場所はないかな?」
「は、はい、ありがとうございます」
涙を流しながら、女性は暁翔と真九郎を、会議室とも食堂ともつかない広い部屋に案内する。そこでは何人かの男性が、おそらく「築地配給宮殿」から支給されたものだろうが、堅パンや乾燥野菜などの食べ物の仕分けをしていた。
「おや? あなた方は?」
リーダーらしい壮年の男性が訝しげに訊ねたが、暁翔が応じるより先に案内の女性が告げる。
「この方々は治療師様です。奇跡のような技で、病気の人々を癒やしてくださいました。更に、養生のための食べ物を下さるとのことで、こちらにご案内いたしました」
そう言うと、女性は壮年の男性を強い眼差しで見据える。
「治療師様は、ご事情あって、大天使様の許可を待たずに私たちを救いに来てくださったとのことです。まさか、それは困るとか、おっしゃりませんよね?」
「いや、そのようなことは…」
多少困惑した様子で、壮年の男性は暁翔と真九郎を見やる。そこで暁翔は、くぐもった声で告げる。
「いろいろと気になるとは思うが、詮索や口外をしないでもらえると有り難い。癒やしの技も、この後使う技も、本当はいろいろ制限があるのだが…間に合わなければ何の意味もないからな」
「…畏まりました。すまないが皆、ちょっと出ていてくれ。…ああ、君はここにいてくれ」
壮年の男性は、仕分け作業をしていた人々に部屋から出るように告げ、案内の女性だけを残す。そして暁翔と真九郎は、パラドクス付帯効果【口福の伝道者】を発動し、新宿から持ってきた日持ちのする食糧を手早く食して二百倍に増やす。
「こ、これは…」
「滅多に人に見せるものではないが、あなた方が窮地を脱するためには、この食糧が必要だろう」
呆然とする二人に暁翔は淡々と告げる。
「この食糧は日持ちがする。ひと目に付かないようにしまっておいて、病人や栄養が必要な方に食べさせるようにしてくれ。配給宮殿の大天使様には何も言わず、今まで通り定量の食糧を受け取ってほしい。ことが公になると、いろいろ厄介なんだ」
「……畏まりました。すべて、ご指示の通りにいたしましょう」
そう言って、壮年の男性は跪きこそしなかったが、手を合わせて深々と頭を下げる。
「ご厚意、心より感謝いたしします」
「…貴殿らに、良き加護と幸運があらんことを」
ずっと黙っていた真九郎が、暁翔とともに礼を返し、最後に一言告げた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
壮年の男性と案内の女性には改めてサンダルフォンの許可のない行動をしたので何があったのかはくれぐれも口外はしないように伝えます
これだけでも不信感は煽れるだろうし、サンダルフォンに妙な伝わり方をすれば住民達が何かされる可能性も否定できないから隠すのは彼らの為にもなるしな…
最近は方々でこのコミュニティのように様々な形で配慮が行き届いていない状況が増えてきている
どこも信仰心が足りていない様子はなかったし、そんな彼らの困窮を何故放置していたのか…
とやんわりと愚痴ともとれる話をしてみます
ただし、彼らも築地配給宮殿で食料を受け取れる以上何かあれば身内でも告発する程度には教化されているだろう事には留意しておく
橡・広志
どうやらお仲間が上手くやってくれたようだ
これで俺も【活性治癒】が使えるし、治療師の手伝いだと言って住民と接触できるだろう
病気の人に治癒を施すのをきっかけとして流言を行う
ついでにアイテムポケットに薬と食料を入れていき、分け与えて気を惹く
まずはこう切出す
「困った時はお互い様だ。必要なものがあるなら言ってくれ」
そのまま雑談なども交えながら、サンダルフォンの力にも限界があるのでは……と婉曲的に疑念を生じるよう仕向けよう
「誰も助けてくれないなら自分達でどうにかするしかないよな」
「困っている人の祈りが足りないなんてこと、あるのかねえ……困っている人ほど熱心に祈るだろうに……」
伊藤・真九郎
【流言飛語計】を用いる。【友達催眠】にて交流を深める。
食料の管理をしている者に、備蓄の状況と定配の予定を聞く。
「成る程…今回の我等の補給が無くば、もって数日といった所だったか。斯様な状況の信者を見捨てるとは、何を考えておられるのか…」と口を滑らせる。
まるで今後も食料の増配が無い事を確信している様に語る。
「事情は話せぬが、我等の持ち込んだ食料の出所を探られると、我等だけでなく貴殿達にも危険が及ぶ。重ねてお頼み申す。サンダルフォン様の使いには、くれぐれもこの件内密に頼む」
等、断言はしないが全てを語る手法で信仰に揺さぶりをかける。
サンダルフォンについて問われても、否定はせずそれは言えないと答える。
「再びのご来訪、心より有り難く思います」
先日、【活性治癒】による病気治癒と【口福の伝道者】による食糧援護を行ったコミュニティを訪れた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)と伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)それに橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)を加えた三人を迎えた壮年のコミュニティリーダーは、安堵と緊張が混ざった表情で深々と礼をする。
それに対して、暁翔が訊ねる。
「念のためにお訪ねしたのですが、病気の方がぶり返しましたか? あるいは何か、不都合でも?」
「いえ、そういうわけではありません。そうですね…不都合と言えば不都合とも言えるのですが、是非とも皆様にご相談したいことがあるのです」
そう言って、リーダーは話を始める。
「実は、我々と隣接しているコミュニティで、同様に病人が出まして。我々と同様、配給宮殿の大天使様に訴えたのですが埒が明かず、相談を持ちかけられたのです。お約束した通り、皆様のことは一切口外しておりませんが、かといって見殺しにもできず、苦慮しておりました。どうか、我々と同様に、皆様のお力で救っていただけないでしょうか」
「わかりました。それは、さぞかしお悩みのことでしたでしょう。あなた方から聞いたとは言わずに、隣のコミュニティに向かいましょう」
即答すると、暁翔は沈痛な表情で続ける。
「最近は、皆様やお隣のコミュニティのように、様々な形で配慮が行き届いていない状況が増えているようです。どこも信仰心が不足している様子などまったくなく、なぜサンダルフォン様は信仰篤き者の困窮を放置しておられるのか…い、いえ、申し訳ない。今のは聞かなかったことにしていただけますか」
「無論のことです」
真剣な表情で、リーダーはうなずく。
「困難なお立場にもかかわらず、我々のことを気にかけて下さる皆様に迷惑をかけるような迂闊なことは、決していたしません」
「ありがとうございます」
暁翔は一礼し、真九郎と広志も無言で頭を下げる。そして三人は、隣のコミュニティの位置を記した地図を受け取り、そちらへと向かう。
「止まれ! お前たちは何者だ?」
「我々は治癒師だ。このあたりで病人が出て困っていると聞いて、治癒を行いに来た」
隣のコミュニティで、妙に殺気立った見張りに対し、暁翔が穏やかに告げる。同時に真九郎が【友達催眠】を発動。パラドクス「流言飛語計」を使って告げる。
「正直に言おう。我等はサンダルフォン様の許可を得ておらぬが、人々の窮状を見かねてやってきた。後難が恐ろしい、無許可の癒やしは要らぬというなら、無理強いをするつもりはない。このまま去る」
「ま、待て、待ってくれ!」
見張りの男が、一転して切迫した声を出す。
「病人が出て、困り果てているのは確かだ。頼む、癒やしを行ってくれ!」
「もちろん、そのために来たんだ。そう頼まれれば、イヤとは言わんさ」
広志が、やや軽い口調で告げる。
「ただ、築地配給宮殿の方々とか、サンダルフォン様直属の方々には内緒にしてくれよな。でないと、いろいろ厄介なんだ」
「ああ、勿論だ。助けてくれるなら、秘密は守るさ」
そう言って、見張りの男は三人をコミュニティ内に引き入れる。そして、ある意味ディアボロスたちが期待する通りの問いを発する。
「しかし、何でサンダルフォン様は人助けの許可を出さないんだ? 慈悲深い天使様とも思えないな」
「そんな、お偉い方々の考えは、俺たちにはわからんさ。もしかすると、何か深い訳があるのかもしれんが」
肩をすくめて広志が応じる。
「しかし俺たちも、その訳は知らされていない。信仰篤い人たちを見殺しにするのは、どうしても納得いかないからな。自分たちにやれることを、こっそりとやるだけさ」
「…ありがとう。恩に着る」
そう言って、見張りの男は頭を下げる。そこへ暁翔が苦笑交じりに告げる。
「礼は、治癒が上手くいってからでいい。今は、急ごう」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
築地配給宮殿の付近で警戒網に引っ掛からない程度には離れた場所へ潜伏
配給を受け取りにくる方々が全員帰るのを待ちます
夜になれば【完全視界】を使用
近辺に住民達が誰もいなくなれば攻撃開始
施設への攻撃は取り合えず防衛設備か、多数の大天使達が出入りしている施設を優先して《贋作者》謹製のロケットランチャーを撃ち込んでおきます
施設内部の情報がないからどこが重要かなんて分からないしな
食料の保管区域は余裕があれば食料は残して壁や扉だけを破壊して後から来た方が持ち出せるようにしておきます
魔法円の天使達が出てくればそちらを攻撃
流れ弾を気にする必要も無いしな
精神波は見えないし回避しようもないので気合で耐えるのみ、だな
伊藤・真九郎
配給を受ける民を巻き込まぬ様、夜間に襲撃を仕掛けよう。
【完全視界】にて闇を見通し、【光学迷彩】による隠行からの奇襲を狙う。
仲間と連携し、一気に攻め込もうぞ。
【虚斬】の奥義にて参る。
円月の軌跡の刃で空間を斬り割き、敵をその存在する空間ごと【貫通撃】で【両断】せしめる。如何なる魔力の込められた武器だろうと、我が剣に斬れぬ物無し也。
攻撃後、【一撃離脱】し距離を取り攻撃をかわす。
敵を倒した後、配給施設を虚斬にて切断、破壊。
兵糧を攻めるは戦の定石。勿体無し等と言うてはおれぬ。
「築地配給宮殿…話に聞いて想像していた以上に、巨大な城であるな」
夕闇が迫る刻限。遠くから「築地配給宮殿」の様子を窺いながら伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)が唸る。
それに対して、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が淡々とした口調で応じる。
「ああ。中央区の信者の食糧を扱うだけの施設にしては、どう考えても規模が大きすぎる。おそらく本来は、東京23区全域の住民に食糧を配給できる能力があるんじゃないかな」
「それは…つまり、あの城を作ったのは、現在の中央区の支配者とは別の者ということか?」
真九郎の問いに、暁翔は軽く肩をすくめる。
「あくまで推定だけどな。どうもサンダルフォンは、築地配給宮殿の機能を有効に使えていないというか、きちんと理解できてないような気がする。ま、それがこっちにとっては付け目なんだが」
そう言って、暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動。ロケットランチャーM20スーパーバズーカを作成し、肩に担ぐ。
「施設内部の情報がないから、どこが重要かなんて分からないしな。とにかく手当たり次第ぶっ壊す。どうせ警備のトループス級が飛び出してくるだろうから、そっちの対応を頼む」
「承知」
うなずいて、真九郎はパラドクス「虚斬(コザン)」を発動。二人は真正面…というか、昼間に信者が配給を受けるため出入りしていたあたりを目指して突入する。
(「どこまで壊せるかわからないが、とにかく突っ込んでいって撃つだけだ」)
強力なクロノ・オブジェクトの中には、パラドクス攻撃すら受け付けないシロモノもあるが、そんなことは撃ってみるまでわからない。暁翔は門らしき場所にロケット弾を撃ち込み、首尾よく破壊して内部に飛び込む。すると、お約束と言うべきか、サイレンが鳴り響き照明が明滅し、警備のトループス級大天使『魔法円の天使』が飛び出してくる。
「我、時と空の理を知り連続を断つ……」
「ぎゃあっ!」
真九郎が「虚斬」を駆使し、トループス級を一刀両断する。斬られた『魔法円の天使』は反撃のパラドクス「エレメンタルブースト」を発動。武器を召喚する余裕がないのか、噴き出す鮮血に合わせるように炎や旋風を放つ。真九郎は返り血を避ける要領で素早く躱すが、炎や旋風に掠められて小ダメージを受ける。
一方暁翔は、施設を壊すついでのような感じで、トループス級に向けロケット弾を撃ちまくる。直撃された『魔法円の天使』はひとたまりもなく四散するが、反撃のパラドクス「ミスティカル・カバラー」を発動。精神波攻撃でダメージを受けて暁翔は顔を顰めるが、混乱したり前後不覚に陥ることはない。
(「…まあ、ジェネラル級やアヴァタール級ならともかく、トループス級の精神波攻撃でいちいち頭抱えてたら、ディアボロス務まらんからな」)
声には出さず暁翔は呟き、次の相手へとスーパーバズーカをぶっ放した。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
伊藤・真九郎
予想外に建物が大きい、か。敵も未だ数多い。
仔細無し。此方に城攻めの術理有り。
腰から鉄鞘を抜き納刀。正眼に構える。
鞘を中心に、鉄砂の嵐を巻き起こす。【砂使い】【攻城戦】。高速回転するヤスリの如く、敵集団ごと宮殿施設を削り崩す。これぞ秘術【鉄風迅擂法】也。
反撃の術攻撃は、砂嵐の【結界術】で軽減し耐える。
敵将が現れる前に、可能な限り施設に被害を与えねばならん。攻撃を鉄鞘と鎧具足で受け耐えながら、施設破壊に尽力致す。
橡・広志
所詮、人間など搾取の対象としか見ていない天使どもめ!
俺が追い出してやる!
【完全視界】を使用しつつ夜、一般人のいない時間を見計らって襲撃を行う
敵は遠距離攻撃なのでおそらく先手は取られるだろう
動き回って回避しつつ敵に近づく
次に魔法円のない方角に回り込んでタックルを仕掛け、体勢を崩させる
そうしたら異空間から鉄パイプを引き抜いて止めの一撃を加える……
戦い方としてはこんなところだろうか
敵が回りにいなくなったことを確認したら施設を破壊する
異空間からディガーパックを出現させ解体作業に入るぜ
「予想外に建物が大きい、か。敵も未だ数多い。仔細無し。此方に城攻めの術理有り」
中央区の要「築地配給宮殿」に突入した伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)は、奥の通路から出てくるトループス級大天使『魔法円の天使』の一群を見据えて唸ると、パラドクス「鉄風迅擂法(テップウジンライホウ)」を発動する。
「地霊土尊御助力御願い奉る!」
真九郎は、腰から鉄鞘を抜き納刀。正眼に構え、鞘を中心に鉄砂の嵐を巻き起こすと、そのまま『魔法円の天使』が出てくる通路へと強引に突入する。
「ぐわああああっ!」
通路両側の壁もろとも、高速回転する砂鉄の嵐でヤスリのように削られ、『魔法円の天使』たちが絶叫しながら身体をズタズタに摩耗させられて消滅する。しかし、トループス級といえども大天使のクロノヴェーダ、身体を擦り削られながらも反撃のパラドクス「エレメンタルブースト」を発動し、怨念を炎と化して砂鉄の嵐に乗せ、真九郎にダメージを与える。
「くっ…敵ながら見上げた執念…しかし、城の被害は増しているぞ」
鎧具足に炎を浴びて受け耐えながら、真九郎は凄惨な笑みを浮かべて呟く。壁を削られ剥き出しになった「築地配給宮殿」のシステムが、パラドクスの力を帯びた鉄砂と炎を叩きつけられ、連鎖的に破壊炎上、爆発していく。
一方、真九郎たちと少しずれたタイミングで「築地配給宮殿」に突入した橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)は、爆発炎上の中を右往左往する『魔法円の天使』を、パラドクス「クイックアサルト」を発動させて異空間から引き出した鉄パイプ(のような形状のパラドクス武器)を振り回して叩きのめす。
「所詮、人間など搾取の対象としか見ていない天使どもめ! 俺が追い出してやる!」
先制されるかと思ったが、混乱してるならこっちのものだ、と、広志は容赦なく打撃攻撃をぶちかます。トループス級は潰れ際に反撃のパラドクス「サイキカル・プロテクション」を繰り出して魔力光弾を撃ち出すが、なにしろ打撃で身体を砕かれながらの反撃なので、まともに狙いが定まらず、せいぜい掠めて小ダメージを与える程度にしかならない。
「へっ! ざまぁみやがれ!」
目についた『魔法円の天使』をすべて叩き潰すと、広志は異空間からディガーパックを取り出し、爆発炎上が及んでいない機械類の解体にかかる。
しかし、さほど作業が進まないうちに、凄まじい怒りの咆哮をあげて、アヴァタール級大天使『ガギエル』が、宮殿の奥から姿を現した。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建物復元】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
嵐柴・暁翔
平時なら兎も角非常時にイレギュラー対応は避ける、か
詐欺師や宗教家ではなく真っ当な現場指揮官としてなら最もな対応ではあるな
信仰心を集めるなら弱っている所に付け込むのが効果的ではあるけど、そういうのは武人な現場指揮官殿の役割ではないしな
……称賛しているつもりなんだけどな…
まずは【防衛ライン】を使用して指揮官と警備を分断します
目的は施設の破壊であってガギエルの撃破は主目的ではない
暫くは俺と遊んでいて貰おうか
……なに、倒してしまっても構わんのだろう、というやつだ
『青龍偃月刀』を構えて《幻想舞踏》を発動
あわよくば周辺の施設に被害が出るように戦います
魚頭に食いかかられれば寧ろ前に出て嚙み合わせを乱します
飛鳥・遊里
*動力甲冑【火之迦具土】装着
なるほど、大した威圧感だ。大天使を名乗るだけの事はある。けど、お前たちが絶対の正義だって言うのは俺たちが全力で否定する。納得できないか?まあ、最後には冥府に墜ちてもらうんだけどな!
【天之尾羽張】を抜刀し、【機動防盾】を構え精神を研ぎ澄ます
【跳躍ユニット】に点火し、敵に向けて突撃。地表すれすれをホバー移動で駆け抜け、敵の直前で真上に飛び上がる!
…と見せかけて、【機動防盾】を敵にぶん投げる!(フェイント・投擲)
奴が盾を躱すか撃ち落とすかしてる隙に死角に回り込んでぶった切る
卑怯?命がけの戦いにんなもんあるかい。神斬りの剣、思う存分味わうといい。天罰覿面ってな!
「おのれ、おのれ、ディアボロス! よくも、この神聖な場所を、好き放題に荒らしおったな! この『ガギエル』が、貴様らに天罰を下してくれるわ!」
怒りの咆哮をあげながら、全身を光り輝かせて出現した異形のアヴァタール級大天使『ガギエル』を見据えて、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は薄く笑い、珍しくと言うべきか、声に出して告げる。
「平時なら兎も角、非常時にイレギュラー対応は避ける、か。詐欺師や宗教家ではなく真っ当な現場指揮官としてなら、尤もな対応ではあるな。信仰心を集めるなら弱っている所に付け込むのが効果的ではあるけど、そういうのは武人な現場指揮官殿の役割ではないしな」
「だからどうした! 貴様、何が言いたい!」
吠える『ガギエル』に、暁翔は軽く肩をすくめて告げる。
「……称賛しているつもりなんだけどな…」
「ええい! 貴様の称賛など要らぬわ!」
嘲弄されているとでも思ったのか、『ガギエル』はますます大声で吠え、全身を激しく光らせる。暁翔はパラドクス「幻想舞踏(トレース)」を発動。最強の蟲将『関羽』の動きを模し、「青龍偃月刀」を構えて斬りかかる。
「ぐぬっ! やりおる!」
身を躱そうとして躱しきれず、胸元を深く斬り込まれて『ガギエル』は唸るが、さすがに武闘派アヴァタール級、その程度では屈せずに反撃のパラドクス「カルハリアスの怒号」を発動させる。
「これを、躱せるか、ディアボロス!」
荒波を生む吼え声を放って『ガギエル』は衝撃波と怒濤を叩きつける。さすがに直撃はヤバいので、暁翔は背にした壁を蹴って身を躱し、直撃された壁に大穴が開く。更に『ガギエル』は巨大な「蒼の魚頭」を召喚、豪快に食いかからせるが、暁翔は敢えて避けず、魚の鋭い歯で肌を裂かれながらも「青龍偃月刀」をカウンターのように振るって魚頭の顎を斬り落とす。
「ぐおっ!」
(「皮を切らせて骨を断つ…『関羽』なら、こうするよな」)
跳ね返りを受けたか呻き声をあげる『ガギエル』に、動力甲冑【火之迦具土】を装着して飛び込んできた
飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)が襲いかかる。
「なるほど、大した威圧感だ。大天使を名乗るだけの事はある。けど、お前たちが絶対の正義だって言うのは俺たちが全力で否定する。納得できないか? まあ、最後には冥府に墜ちてもらうんだけどな!」
一方的に言い放ちながら、遊里はパラドクス「神機解放・天之尾羽張(ジンキカイホウ・アメノオハバリ)」を発動。【機動防盾】で『ガギエル』の視界を塞ぎながら、トリッキーな動きで斬撃を放つ。
「神斬りの剣、思う存分味わうといい。天罰覿面ってな!」
「何が天罰か! 神を畏れぬ傲慢者が!」
肩から腋へ刃を通されながらも、『ガギエル』は身体から激しく光を放って身を繋ぎ両断されず、反撃のパラドクス「ヒュドールの咆哮」を放つ。
「天罰を受けるのは貴様らだ! 死ね、ディアボロス!」
「そう簡単に死ぬか!」
そっちもしぶといようだが負けちゃいないぜ、と、遊里は『ガギエル』が荒波を生む吼え声で生じさせる衝撃波と激流を躱し、次々と放たれる鋭い「蒼の魚頭」を、或いは躱し、或いは斬り落とす。
(「アヴァタール級はまだまだ元気なようだが…周囲は滅茶苦茶だな」)
少なくとも「築地配給宮殿」は、当分使い物になるまい、と、暁翔は周囲を見回し、声には出さずに呟いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
伊藤・真九郎
例え施設を破壊しても、こやつが健在なら再建されかねん。
強敵だが、如何にしてもここで仕止めるべし。
剣の間合いの遥か遠くで、刀を鞘に納め居合の構えで対峙する。
奥義、【変位抜刀術】にてつかまつる。神速の跳躍で瞬時に間合いを詰め、加速度を加えた抜き打ちで斬り払う。
跳躍突進の勢いのまま、敵の傍らを通過し背後へ抜ける。【一撃離脱】し距離を取り、即座に振り向き反撃に備える。
恐るべき怒涛の衝撃波だが、先程の仲間との攻防で一度見せて貰った。初動と軌道を【看破】し、跳躍に【飛翔】の効果も加えた【空中戦】の機動にて回避試みる。
追撃の魚頭は抜き払ったままの刀にて切り払い受け流す。
橡・広志
大天使ガギエル!お前の支配もここまでだ!
支配者面で東京を歩く奴は一人として生かしておかん!
襲ってくる、でかい魚の口に──
ディガーパックの工事アームを突っ込んでやる!
大人しく食われてたまるか!
【飛翔】も駆使して衝撃波と波涛の直撃をかわすぞ
周囲を飛び回りながら観察して何か利用できる地形や物がないかを探すんだ
投げつけられるものは投げ、隠れられる所には隠れて奇襲する
隠れる際には【光学迷彩】も使う
なりふり構ってはいられないんだ
だがやはり決め手となるのは至近距離の攻撃だろう、急所に250mmバールを深々と突き刺してやる!
「大天使ガギエル! お前の支配もここまでだ! 支配者面で東京を歩く奴は、一人として生かしておかん!」
中央区の要衝「築地配給宮殿」防衛…というか、襲撃してきたディアボロスの迎撃に出てきた武闘派アヴァタール級大天使『ガギエル』に向かって、橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)が大声で叫ぶ。
その傍らに立つ伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)は、魁偉な兜越しに殺気の籠もった眼光を放ち、無言で『ガギエル』を見据える。
(「例え施設を破壊しても、こやつが健在なら再建されかねん。強敵だが、如何にしてもここで仕止めるべし」)
声には出さずに真九郎は唸り、パラドクス「変位抜刀術(ヘンイバットウジュツ)」を発動させる。まあ、「築地配給宮殿」の再建は、どちらかといえば宮殿そのもののクロノ・オブジェクトとしての強固さに依存し、守将にすぎない『ガギエル』とはあまり関係しないのだが、城や砦の防御力や再建速度が将の力量に大きく依存する天正大戦国ディヴィジョンから来た真九郎の感覚では、こいつを倒さねば城が陥ちん、陥としてもすぐ再建される、と思うのも無理はない。
「……鋭!」
挑発の声を放っていた広志ではなく、傍らで黙っていた真九郎の方が仕掛けてきた、という状況に『ガギエル』が意表を突かれたかどうかはわからない。先刻、鞘を用いるパラドクスを使ったため納刀したままの居合の構えから、真九郎は神速の跳躍で一瞬にして間合いを詰め、加速度を加えた抜き打ちで斬り払う。
「ぐわっ!」
呻いたものの『ガギエル』はまたも全身を輝かせ、両断された身体を繋ぎ止める。そして背後へ抜けた真九郎を振り返り、反撃のパラドクス「カルハリアスの怒号」を放つ。
「我は斬られぬ! 死なぬ! 死ぬのは貴様らだ、ディアボロス!」
怒号と衝撃波、そして召喚された巨大な「蒼の魚頭」が真九郎を襲うが、次の瞬間、パラドクス「ストリートストライク」を発動させた広志が、背後から『ガギエル』を襲い、アヴァタール級の太い首筋に250mmバールを深々と突き刺す。
「ぎ…が…」
「いくら向こうを攻撃するためたぁいえ、俺に無防備な背を向けるたぁ、随分と舐めた真似してくれるじゃねぇか、大天使!」
斬り払っても傷を塞ぐなら、凶器を急所に突き刺したままにしたらどうする、と、素早く飛び退きながら広志は敵の動きを注視する。首筋から喉へとバールを突き刺されたままの『ガギエル』は、身悶えながら全身を激しく光らせ、突き刺さったバールを抜こうと両腕を回すが、さすがにこの状態で反撃のパラドクスを放つ様子はない。
一方、真九郎は衝撃波をすれすれで躱し、掠められて具足越しに及んだ小ダメージは無視して、回頭する「蒼の魚頭」を切り払って退ける。
(「恐るべき攻撃だが、既に見せて貰っている。間合いと速度が同じなら、躱せぬものではない」)
声には出さず呟いて、真九郎はアヴァタール級を見据える。『ガギエル』は散々身悶えながらバールを引き抜き、広志に向かって無雑作に投げつけたが、その動きはパラドクス攻撃でも何でもなく、広志は難なく身を躱した。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
築地配給宮殿をここまで破壊出来れば目標は充分達成しているだろう
……それにしても、ガギエルは自分から施設を破壊してどうするんだ…?
幾ら武人肌とはいえ築地配給宮殿の意味や重要性を丸っ切り理解していないのは余程の人手不足なのか伝達に不備でもあったのかは知らないけど致命的なまでに問題があるぞ…
得物を『風牙』に持ち替えて《天元突破冒険者》を発動
人斬り包丁で三枚におろす…なんてな
関羽の動きとはまた違った太刀の冴えを見せてやりますとも
相手の攻撃の完全回避は流石に難しいだろうし、施設を背にしておいて攻撃の余波で少しでも施設を破壊するようにしておきます
……いやまあ、侵入者の速やかな排除をというのは分かるけどな…
(「築地配給宮殿をここまで破壊出来れば、目標は充分達成しているだろう……それにしても、ガギエルは自分から施設を破壊してどうするんだ…?」)
侵入してきたディアボロスたちを相手に、「築地配給宮殿」の施設が壊れるのも構わず大暴れに暴れるアヴァタール級大天使『ガギエル』を見やって、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は首を傾げる。
(「幾ら武人肌とはいえ、築地配給宮殿の意味や重要性を丸っ切り理解していないのは、余程の人手不足なのか、伝達に不備でもあったのか。いずれにしても、致命的なまでに問題があるぞ…」)
もっとも、その問題は前線指揮官にすぎない『ガギエル』の問題というよりは、中央区の支配者ジェネラル級大天使『サンダルフォン』の問題だよな、と、暁翔は少々皮肉っぽく嗤う。聞き及ぶところでは『サンダルフォン』もけっこうな武闘派らしいが、武闘派天使という連中は、概して信者を慈しむよりも、不信心者を罰する方に意向が傾く。それも信仰を得るための手段ではあるのだろうが、畏怖によって信仰を得るのでは、はっきり言って悪魔と何も変わらない。
(「まあ、いいさ。天使だろうが悪魔だろうが、叩き潰すべき相手には違いない」)
言葉には出さずに呟くと、暁翔はパラドクス「天元突破冒険者(ランディ)」を発動。首の後ろから喉に突き刺さったバールを苦心惨憺して抜いた直後の『ガギエル』に、情けも容赦もなく襲いかかる。
「……俺の太刀に、斬れぬもの無し。……全てを斬れ……雷光烈斬牙…!」
「ぐわああああっ!」
身体をずっぱりと両断された『ガギエル』は、またも全身を激しく発光させて身体を繋ぎ止めたか…に見えたが、ついに力が尽きたらしく、その全身から放たれる光が急速に弱まって消え、繋いだはずの切断面から身体が二つに分かれて落ちる。
「も…申し訳ありません、サンダルフォン様…我が力、ディアボロスに及ばず……願わくば、どうか力を…我に、闘う力を…」
身体を両断された状態で『ガギエル』は未練げに呻いていたが、『サンダルフォン』からの助力らしきものはなく、アヴァタール級大天使はそのまま動かなくなる。そして『ガギエル』が絶命したことを証するように排斥力が発動。作戦に参加したディアボロスたちは全員、パラドクストレインへと転移した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!