リプレイ
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
…なるほど?あそこの門番に挑んで、武の腕を認めてもらえばいいんだな?
仕合いと聞くと、先生との打ち合いを思い出すが
いくら一般人の中で腕が立つと言っても、復讐者のそれとは比べられんだろう
適度に加減…できるように努力しよう
「すまない。流れの武芸者だ…腕試しができると聞いたんだが」
手近な兵に声を掛けて、話を通してもらう
偃月刀や朱殷闘刀は目立ちすぎるから物陰に置いておいて周りの兵のを借りて仕合いへ
実力を拮抗させて秘剣とやらを引き出す
動きを<看破>して4撃目まで避け、最後の横薙ぎを受け流すと
返し刃でその首元に刃を寸止めする
さて、お眼鏡にかなうかな?
●
「すまない。流れの武芸者だ……腕試しができると聞いたんだが」
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が門の前まで来ると、挑戦者を待っていたとばかりに狼延が進み出る。
邪魔する者はなく、対峙する両者。張り詰める空気に、ふと錬晏の脳裏に過去がよぎる。
(「先生との打ち合いを思い出す……」)
とはいえ相手はあくまで一般人。もちろんなるべく加減はする。
自前の武器も用いず、観戦している兵から剣を一振り貸してもらった。
咆哮を上げ、剣撃を繰り出す狼延。錬晏はその剣先に己の刃を合わせて凌ぎ、勝負を拮抗させていく。
「くっ、十合以上も打ち合えるとは中々やるな……ならばくらえ、我が秘剣!」
五連撃が放たれる。錬晏は横へ身を逸らして最初の斬り下ろしを避け、続く突きを柳のような体捌きでやり過ごす。
袈裟斬り、逆袈裟の二発はどちらとも逆側へステップして躱し――フィニッシュの横薙ぎは剣を斜めに構えて受け流す事で軌道をずらし、そのまま押しのけ。
返す刀で一閃。狼延の首元ギリギリに切っ先を突き付ける。
「さて……お眼鏡にかなうかな?」
――こうして錬晏は、若干悔しげな狼延に認められ、軍への加入を許されたのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
無・為
僧侶として物乞いをして経を読もう
少しの勇気と忍耐力があれば街中に紛れ込めるだろう
そして浄化だ、病の類でも呪い等はどこにでもある
死者を弔う、怪我人から死神を遠ざける、必勝祈願
彼らとて必死なのだ、そこに入る隙があるやもしれぬ
浄化の香炉の香りで気を安らげ話せばわかり合えるやもしれぬ
御仏の教えと経、腐敗除けの塩
「…仏は中立、敵味方もありますまい…正しき行いを褒め、悪しきを罰するが仏……」
ただ御経を唱え心身に問いかける
勿論人形の鬼灯が、紛れ込む隙を作る意味もある
光学迷彩とて気を逸らしてやらねば、気が付かれかねない故に
「…僧に中の者へ、祈りを上げさせては頂けないか…同じ種族として……」
●
無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)は托鉢をする僧侶として陣へ近づき、少しずつ紛れ込もうとしていた。
経を読みながら練り歩く姿に、最初は訝しげだった兵達も、徐々に意見を変えていく。
「良く分からんがあの人は、この陣にはびこる悪い空気を払ってくれているんじゃないか」
「あぁ……この落ち着く香り。そしてお言葉を聞いていると、死への恐怖が薄れていく……ふわぁ……」
朗々たる迷いなき読経。そして香炉から漂う香りは気を紛らわせ、撒かれる塩は厳粛な心持ちにさせ、いつしか兵達は彼の存在を受け入れつつあった――。
「……仏は中立、敵味方もありますまい……正しき行いを褒め、悪しきを罰するが仏……」
そのうちに鬼灯と光学迷彩の合わせ技で目を盗みつつ、陣のより深い場所へゆったりと、着実に、忍び入っていく。
「……僧に中の者へ、祈りを上げさせては頂けないか……同じ種族として……」
こうして為は潜入に成功。ある程度のみだが怪しまれる事なく、陣地内を歩けるようになったのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
アッシュ・アーヴィング
アドリブ歓迎。他者絡みも可。
先行して潜入した仲間の手引きで内部に入り込む。
流れの傭兵として雇われた体で潜入。
一般人兵士の中でそれなりに頭が回りかつ周囲の信頼を得ている人間を見定める。
ターゲットはアホじゃダメだ。しっかり逃げる方が得と思い込ませられかつその時まで擬態できる方がいいな。
見つけ次第接近。その際には【完全視界】を利用し一般人のみと会話可能か確認しておく。
外から来たことを伝えた上で周囲の戦況を嘘に聞こえない様教える。
主には魏が苦戦している事と前線の兵士を使い捨てているのを見た。
不安を煽った上で、もしここも防戦になるようなら逃げる算段を取った方がいいと誘導する。
近衛・悠
流言飛語ね。やってみるか。仲間の手引きで雇われ傭兵として潜入する。
どこかの国では一般人を船に詰め込んでその船を燃やした挙句突っ込ませようとしてる。つまり勝つにはどんな犠牲も厭わないってことだ。
実際魏は苦戦中だぜ?前述の通り蟲将は自分達に有利になる為にどんな策も取るような連中だ。実際前線の兵士を捨て駒にされる状況を見た。アンタ達もいずれかは使い捨てにされるかもしれないぜ?
ここも不利な状況になったらアンタらの命も危うい。そうなる前に逃げる方がいいと思うんだが。俺なら絶対そうする。
同行者の煽りに乗った上で話が確実になるようにする。
●
「流言飛語ね。やってみるか」
近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)とアッシュ・アーヴィング(傭兵・g01540)は陣の中を歩き回りつつ、一般人兵士達の様子を観察する。
嘘を吹き込むに適した人材を探すためだ。あいつはどうだろう、とか、互いの見立てによる意見交換も忘れない。
「こいつぁ負けるかも知れねぇゼ! 逃げるべきかもなのだゼ! 俺は頭がいいから分かるんだゼ!」
広場の方で、兵士の一人が何人かの他の兵士達を相手に、大声で不満をぶちまけている。
しかしああいう手合いは駄目だ。その時々で調子よく意見をころころ変えるだけの風見鶏。
むしろ――と二人は、その光景を遠巻きに眺めている別の一般人兵士に目をつける。
そいつも他の人間を観察している風で、付近には仲間らしき兵士達も集まっていた。
さらに、いつでも動けるよう武器や荷物を側に置いてある。及第点だ。
「ちょっといいか? 俺は流れの傭兵として雇われたんだが……」
周囲にクロノヴェーダがいない事を確認し、まずアッシュが話しかける。
軽い世間話から始め、徐々に魏を取り巻く戦況へ話題をスライドさせていく。
「最近の魏は負け続けだ。首都も陥落したしな……そこで前線の兵士が使い捨てられているのも見た」
実際樊城や許昌の戦いにはディアボロスが直接関与しているから、その辺の事情に虚偽を混ぜるのは難しくない。
「どこかの国では一般人を船に詰め込んでその船を燃やした挙句突っ込ませようとしてる。つまり勝つにはどんな犠牲も厭わないってことだ」
「それは本当なのか?」
尋ねられ、ああ、と悠は頷いた。
「実際魏は苦戦中だぜ? だから連中は有利になる為にどんな策も取る。アンタ達もいずれは使い捨てにされるかもしれないぜ?」
「むむむ」
迷いが見られる。悠はここぞと押した。
「ここも不利な状況になったらアンタらの命も危うい。そうなる前に逃げる方がいいと思うんだが。俺なら絶対そうする」
「防戦に備えて、逃げる算段をつけた方がいい」
大げさに騒ぎ立てる事なく息をひそめ、その時が来れば速やかに逃げろ――最後にアッシュがそう耳打ちすれば、兵士は頷き、仲間達と何事か相談を始めた。
確かな好感触を得た二人は、次なる標的を求め、再び歩き出すのだった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
ラウム・マルファス
嘘も演技も下手だから、本心だヨ
雑兵の鎧兜を付けていこウ
予備を探すか、無理なら見回りを薬品で眠らせて借りるヨ
上手く潜入出来たら人の様子を観察
噂好きそうで、色んな所に出入りしてる子を探して声をかけるヨ
「知ってル?狼延が流れの武芸者に負けたらしーヨ。自慢の醤油落としも歯が立たなかったってサ」
「武芸者はそのまま軍に加入したらしいけどサ、(蟲将の)敵かも知れないデショ?他にも怪しい人(ボク)が紛れ込んでるカモ。怖いよネ」
錬晏に疑いの目を向けさせるのは、凄く申し訳ないけどネ
「戦いが始まったらさ、きっと内部からも騒ぎが起きると思うんダ」
「みんなで一気に逃げれば追ってこれないからサ、今の内に準備しておこウ」
●
警戒の薄い天幕を見繕い、立番に薬品を嗅がせて眠らせ、鎧兜を拝借。
それを着込み雑兵に扮したラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、見回りを装い陣内の様子を観察した。
「俺って弱いから戦っても昇進できそうにないし、困ったな。幸い知り合いは多いから大げさな嘘でも流せば目立てるかも……」
そうひとりごちる、功名心をこじらせた兵士を見つけたため、ラウムは話しかける。
「――知ってル? 狼延が流れの武芸者に負けたらしーヨ。自慢の醤油落としも歯が立たなかったってサ」
「マジか! あいつ普段からマウント取りまくっててこれかよ、ざまぁねぇな!」
「武芸者の方はそのまま軍に加入したらしいけどサ、ひょっとしたら敵かも知れないデショ? 他にも怪しい人が紛れ込んでるカモ……怖いよネ」
配下に加わるため労を払ってくれた錬晏に、疑いの目を向けさせるのは申し訳なさもある。
だがこれが計略というもの――多分許してくれるだろう。
「戦いが始まったらさ、きっと内部からも騒ぎが起きると思うんダ」
「そうだな……もしかするとすでにもう動き出してるかも……!」
「みんなで一気に逃げれば追ってこれないからサ、今の内に準備しておこウ」
すっかり唆された兵士は、さっそく今の話を脚色しながら広めに向かうのだった――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
こうして流言飛語は広まった。一般兵達はその大半が蟲将達へ疑心と不安を抱き、士気は極限まで下がっている。
何か後押しがあれば、爆発しかねない状態だ。
ディアボロスがクロノヴェーダへ攻撃を仕掛ければ、騒ぎを知った兵士達は雪崩を打って逃げ出してくれるだろう――!
ラウム・マルファス
光学迷彩を使い、物陰にトラップ生成で爆竹を仕掛けル
引火しないよう倉庫とかからは離し、蟲将がいる付近に多く設置しよウ
続いてカラス型ドローンに爆薬搭載
数機は攻撃用に残して、残りは陣の外へコッソリ飛ばす
あと、鎧は脱いでいつもの白衣に着替えよウ
外のカラスを自爆させて爆発音をさせたら、陣の中の爆竹も着火
敵が攻めてきて、内通者が呼応したって感じデ
火薬はなくても、大きい音が鳴れば怖いよネ
蟲将の攻撃も連想するだろうし、音の激しい方向は避けて逃げてくれるとイイナ
敵は手元に残したカラスを突撃させて爆破攻撃
大地返しもカラスで爆破するケド、逃げ遅れた一般人がいたらそっちの対処最優先
巻き込みそうなら身を挺してでも庇うヨ
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
(ラウム殿…やってくれたな)
噂が広まり落ち着きのなくなってきた兵らの様子を感じ取り
彼の作戦は上手くいったことを理解し、笑みが溢れる
さて、ここからが本番だと息を吐き気合を入れて
偃月刀に大籠手、いつもの対侵略者の装備を纏う
仲間に合わせて【トラップ生成】で煙幕を張り
その中に身を隠すと蟲将らの位置を【完全視界】で見通し沛雨で奇襲を仕掛け〈撹乱〉
偃月刀に朱殷を纏わせ攻撃範囲を広げる〈武器改造〉を施し
兵らの背を守るように大立ち回り
大声で存在感を示し己に集中させて〈時間稼ぎ〉を
「我らは復讐者!ここを通りたければ倒してみろ!」
拳は〈ジャンプ〉で躱し偃月刀を叩きつける
曹・梨花
士気が下がってきたみたいだねー?
後はよわよわ兵士ばっかだからー、リカリンでもなんとかなっちゃうかもー?
相手の士気が下がったのを見計らって槍を持って突撃します。
【演技】で「油断して突撃したはいいが敵わなかった」体で撤退して相手に深追いさせます。
そして敵を一般人の兵から十分に引き離したら《イマジナリキャノン》でリカリン親衛隊と本人が呼ぶ砲兵の幻影を呼んで弾幕を張り殲滅してもらいます。
そして残ったトループ級を『六合金剛槍』で一体づつとどめを刺します。
ごめんねー?
リカリンもまともに戦いたかったけどリカリンをいじめるアンチはファンのみんなが許さないってー?
じゃあ、雑魚は雑魚らしく惨たらしく逝ってね?
●
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は鎧兜を脱いでいつもの白衣に着替え、物陰から出る。
「それじゃ、起爆だネ」
何の気なしといった風に呟いた直後――陣の外で爆発音が響いてきた。
周辺の一般人兵士達が飛び上がってどよめく。
続けざま、陣の中でも連続して爆裂音が轟いた。どちらもラウムが隠密にドローンで仕掛けておいた、爆薬や爆竹を炸裂させたもの。
「きっと襲撃だ! 噂は本当だったんだ! ちくしょう、みんな逃げるぞ!」
爆音から離れ、あるいは急き立てられるように――兵士達が出口へ向けて駆け出す。
騒ぎを聞きつけたトループス級『魏軍虎衛兵』達は、ラウムもろとも兵士達を鎮圧しようというのか、土へ腕を突っ込み、大地を持ち上げ始めたではないか。
だからすぐさま、残りのカラス型を逐次突撃させる。
敵の側で爆破させてやれば、ダメージを与えるとともに持ち上げられかけた地面も砕け散った。その轟音もまた兵士達の逃げ足へ拍車をかけさせる。
こうしてラウムは、敵の殲滅、兵士達の安全確保、及び逃走補助を全てこなしながら戦うのだった――。
●
落ち着きをなくしていた周囲の兵士達は、ラウムの仕掛けた爆薬の爆発音を受けていよいよすくみあがり、我先に逃走へ移り出したではないか。
(「ラウム殿……やってくれたな」)
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は笑みを漏らし――敵の気配を感じて表情を引き締め、ゆっくりと深呼吸しながら戦闘態勢を取った。
何事かと駆けつけたトループス級『魏軍虎衛兵』達の足元で、煙幕が吹き上がる。
戸惑う敵勢めがけ、即座に龍暴沛雨を発動。降り注ぐ雨が、その頑強な外殻に立て続けの斬撃を穿ちこむ。
「我らは復讐者! ここを通りたければ倒してみろ!」
大喝一声。得物を携え疾駆する錬晏の方向へ、多数の拳気が射出されて来る。
しかしその多くは煙幕により狙いが定まっておらず、てんでバラバラ。
何発か届いた攻撃も、前方へ跳び越すように跳躍する事で躱して見せる。
そのまま落下の勢いを乗せて肉薄し、敵を一刀両断に叩き割ってのけた。
他の敵も錬晏へ注目し、一般人兵士達の事など眼中になくなっている。
これでいい。敵を誘い、龍暴沛雨を浴びせ、偃月刀でトドメを刺す。
その流麗な戦術によって、着実に敵の数を減らしていくのだった――。
●
仲間の攻撃で陣地内は上を下への大騒ぎ。逃げる一般人兵士達とそれを阻もうと追いすがるトループス級『魏軍虎衛兵』で入り乱れ、もう統率も何もあったものではない状況だ。
「後はよわよわ兵士ばっかだからー、リカリンでもなんとかなっちゃうかもー?」
曹・梨花(サキュバスのデストロイヤー・g07960)は槍を構え、とことこと走りながらトループス級の群れへ挑みかかる、
が、気を抜いていたのか、槍の握り方も振りも甘かったりで、軽く跳ね返されてしまう。
与しやすい相手と考えたのであろう――敵集団は一般人兵士達を捨て置き、こちらを追いかけ始めたではないか。
こわーい、と後ずさる梨花。しかしその実、視線はトループス級と一般人兵士達の間の距離が、充分離れるのを見定めており。
「……ごめんねー? リカリンもまともに戦いたかったけど、リカリンをいじめるアンチはファンのみんなが許さないってー?」
舌を出して笑みを形作れば、梨花を守るかの如く、砲兵隊の幻影が出現。
「じゃあ、雑魚は雑魚らしく惨たらしく逝ってね?」
繰り出される一斉砲撃が、一か所に固まっていた敵の群れを一網打尽に薙ぎ払った!
と――爆風の中から死にかけた一体が最後の力を振り絞り、愚直に飛び掛かって来る。
「はい、ざんねーん」
梨花はその喉元を六合金剛槍の一撃でもって貫き通し、容赦なくトドメを刺すのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
こうしてディアボロス達の策は成功し、一般人兵士達は陣の外へ逃げ出した。
敵の前線の一つは、もはや見る影もなく崩壊したのである。
――廃墟と化した陣内に、咆哮が響く。
アヴァタール級『悪来の再来『典韋』』は狂気の中で、曹丕の意向を達成できなかった一点のみを理解した。それはすなわち、曹操の失敗も同じ事。
自分は主を失望させてしまった。その無念と怒りは終わらぬ破壊衝動へ変換され、命尽きるまで破滅をまき散らすだろう。
今こそ典韋を倒し、この一戦に決着をつけるのだ――!
近衛・悠
さて、仕上げか。こいつを倒せば終わりだな?配下の兵とは違ってこいつは一筋縄では行かなそうだ。油断せずに挑む。
後ろから加勢してくる状況を利用して【光学迷彩】で姿を隠していくか。
罠の影響で視界が悪くなっている可能性があるので、【完全視界】で視界をクリアにしておくか。
敵の所まで到着したら【毒使い】【呪詛】【気絶攻撃】【貫通撃】を込めた魔弾で奇襲攻撃。
どっちにしろ攻撃した時点で【光学迷彩】の効果は切れるので、奇襲攻撃が終わった時点で地上に降り、【残像】で攻撃を回避しながら、【斬撃】【連撃】での攻撃に切り替える。
危なくなったら上空に退避、魔弾で攻撃するなど、【臨機応変】に動く。
ラウム・マルファス
みんな逃げてくれたみたいだネ
怖い人出てきたしボクも逃げタイ
でも蟲将を逃がすわけにはいかないからネ
もうチョットだけ頑張ろウ
心強い味方もいるしネ
敵が来る前に、トラップ生成で上空へ木の棒を何本か打ち出し隔離眼に入れてオク
薬品で煙幕を張り、トラップ生成でヒト型の木の板を大量に出すヨ
粗雑だけど囮代わりにはなるだろウ
完全視界で見通して、味方の動きに合わせて隔離眼を解除し敵の隙を作ろウ
非殺傷レベルの棒でも急に降ってきたらビックリするはずサ
囮に攻撃を仕掛けたらパラドクスで心臓を空気に変換すル
倒しきるまで油断しないヨ、呂布とか心臓消しても立ち上がったからネ
雄叫びは、怖いからフライトドローンに乗って逃げるヨ
●
辺りはすっかり静まり返っている。もうこの陣に兵士の姿はない。
「みんな逃げてくれたみたいだネ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、残るアヴァタール級『悪来の再来『典韋』』の襲来に備え、準備を済ませていた。
「蟲将を逃がすわけにはいかないからネ……もうチョットだけ頑張ろウ」
やがて、地面を踏み鳴らし、殺意をみなぎらせた典韋が姿を見せる――。
「さて、仕上げか。こいつを倒せば終わりだな?」
そう呟く近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)は、光学迷彩を使用。
直後、近くで浮いていたラウムのドローンが薬品をぶちまけ、一帯に煙幕が張られていく。
「配下の兵とは違ってこいつは一筋縄では行かなそうだ……油断せずに挑もう」
立ち込める煙の効果もあいまり、二人の姿は典韋からはあまり目視できない状態だ。
次いで、地面に倒す格好で仕掛けられていたヒト型の木の板が、一斉に立ち上がった。
敵からすれば煙幕の中に突然伏兵が現れ、包囲されたかのように感じたであろう。
実際に、その木の板に紛れ、悠も突入していた。
背中の黒い翼を広げ、完全視界によって煙幕の内部を見通し――典韋の背後を取る。
「こいつを食らいな、蟲将……!」
狙い澄まし、魔弾を発射した。不吉に輝く弾丸は典韋の背へ吸い込まれるが如くに着弾。
脇腹までをぶち抜き、体躯を揺るがす。傷口から体内へ侵入した毒と呪詛が、典韋の身を蝕み始めた。
典韋は吠え猛り、悠めがけて棍棒を振るう。
うなりを上げる猛撃に対し、着地した悠は紙一重で躱し、時にはナイフの刃で滑らせるように受け流して、分は悪いが拮抗に近い状態へ持ち込んだ。
典韋が追撃しようとした矢先、頭上より木の棒が降り注いでくる。
ラウムの隔離眼から解除されて落下して来たもので、ダメージはないが、意識を悠から逸らした。
その隙を逃さず、悠は上空へ飛び上がり離脱。
入れ替わりにラウムが、典韋に座標を合わせて万物解析を発動する。
心臓を空気に変換され、血を吐いてよろめく典韋。
敵はぎらつく眼差しをラウムへ向け、空間を割らんばかりの雄叫びを発した。
とっさにフライトドローンで距離を取り、直撃こそ避けられたものの……一瞬混乱させられ、操作を誤り墜落してしまう。落ちた先は天幕だったから、何とか大怪我は免れた。
「やっぱりタフだネ……」
「攻め続けるしかないな」
典韋はまだまだ戦える風だ。二人は互いに連携し、激戦を繰り広げた――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
無・為
インセクティアの人形遣い×ジン契約者、30歳の男です。
普段の口調は基本無口です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)はアヴァタール級『悪来の再来『典韋』』と相対していた。仲間の攻撃によって、奴にはダメージが積み重なって来ている。
「中々の手練れと見た。相手にとって不足なし……」
桶棺から自動人形の息子が現れ、正眼に得物を構えた。
「この俺、鬼灯が直々に相手をしてやる。この魂を刈り取る刃でな」
為としては恥ずかしい。が、それで敵も闘志を触発されたのか、重々しい地響きを立てて踏み出して来る。
その突進を迎え撃ち、鬼灯が鋭い斬撃を浴びせかけた。
縦横に奔る斬撃によって、典韋は巨躯を傾がせる。
「グオオォオォォォ!」
されど猛進そのものは止まらず、咆哮とともに棍棒が大きく弧を描いて振りかぶられる。
恐るべき打撃を、鬼灯はかろうじて受け流してしのいだ。衝撃音が空を裂き、地面から土埃を舞い上げる。
「……気を抜くなよ、鬼灯……」
為の応援を受け、鬼灯がさらに一斬、二斬と叩き込む。典韋も棍棒を振り回し、激しい剣戟が始まった。
ほどなく、鬼灯の剣技の冴えが拮抗を破る。
大振りの横薙ぎが典韋を切り払い、強靭な外殻から大量に出血を噴き出させたのだった。
相手は確実に弱っている。この機を逃さず、さらなる追撃を敢行していく――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV2になった!
曹・梨花
音に聞こえし三国志最強格との呼び声も高い悪来典韋…勿論偽物だろうけどその曹操への忠誠は本物譲りっぽいねー?
めんどくさいけど自責と怒りに駆られたこいつはリカリン流に正面から戦う方が良さそうね…。
【演技】技能で六合大槍を持って「リーチを活かして相手のレンジの外から相手の死角に回り込むように攻撃して牽制しスピードとリーチを活かした戦いをする」様に見せかけます。
「どうしたのー?リカリンの槍術とスピードに手も足も出ないー?」
【挑発】も併用して相手にこちらの懐に入ってくるように仕向けたところを逆に槍を捨てて懐に入り震脚からゼロ距離で《怪力寸勁》を放ち攻撃します。
「あたしの狙いは一撃必殺の拳…これのみよ!」
●
「音に聞こえし三国志最強格との呼び声も高い悪来典韋……勿論偽物だろうけどその曹操への忠誠は本物譲りっぽいねー?」
アヴァタール級『悪来の再来『典韋』』は、疲労と負傷が蓄積しているものの、凶暴性に陰りは見られない。
曹・梨花(サキュバスのデストロイヤー・g07960)は、六合金剛槍を構えて突っかける。
その圧倒的リーチは典韋の持つ棍棒の上を行く。自身の体捌きも活かしつつ、レンジの外から一撃入れては軽やかに側面へ回り込み、また刺突を浴びせて出鼻を挫き、牽制する。
「どうしたのー? リカリンの槍術とスピードに手も足も出ないー?」
追いすがって振るわれる、棍棒による反撃もぎりぎり躱す。あるいはちょっと殴られたりもしたが、あくまで平然と猫なで声を発し、これでもかと煽り立てていく。
『奴は自前の速さとリーチに頼りきり、油断して真っ向対決を避けている』――戦闘者としてそんな思い込みへも至ったのであろう、典韋は怒気を発しつつ肉薄して来るではないか。
その突撃は、確かに凄まじい攻撃力を備えているだろう。とはいえ防御面は捨て去られ、大きな隙をも生じさせている。
刹那、梨花は槍を投げ捨てた。予想外の反応に目を剥く典韋だが、もう遅い。
そのまま典韋から距離を取るどころかその逆――地を踏みしめて懐へ飛び込み。
「あたしの狙いは一撃必殺の拳……これのみよ!」
密着。ゼロ距離。まっすぐ放たれた怪力寸勁が典韋を穿つ。
浸透するインパクトが、狂獣の内側を寸時に破壊して見せた。
二歩、三歩、とよろめく典韋。
直後にはその全身から鮮血が噴出され――どうと倒れたのである。曹操様、と最期の呟きが風へ溶けていった。
こうしてディアボロス達の活躍により、クロノヴェーダの陣容は打ち砕かれた。
一般人兵士達(あと狼延)も、無事に逃げ延びている事であろう。
このまま他の戦場でも戦いを続けていけば、きっと陳留防衛線を崩せるはずだ――。
大成功🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!