リプレイ
シャルロット・アミ
アドリブ歓迎 周囲の人とはできるだけ連携を
【パラドクス通信】を使って周囲とは連絡を取り合うわ
モラさん、お願いね?
まずは車や電車、そういったものが暴走しないように
【操作会得】を利用して止めていくつもり
とは言え、京都は広いわ
【飛翔】で見て回らないと駄目かしら
あとは無事で帰ってこられるように……そうね
【修復加速】も使えれば一時的にでも安全は確保できるかしら
京都は東京とはまた違う美しさの街なのね
多くの人が戻ってきてほしいな
私も、無事に皆さんが戻れるようになったら
この街を歩いてみたい
赤上・イズル
■アドリブ・絡み歓迎
京都が戻ってくるのですね…
一度奪われましたが…ディアボロスとなって蘇り、
その皆さんが力を合わせて取り戻した…とても感慨深いです
なので取り戻した早々に不幸な事を起こさせるわけにはいきません
『帰還』の前にしっかりと安全確保を行いましょう
行きますよ、マリコさん
モーラットのマリコさんを連れて
【悲劇感知】で探りつつ京都御所周辺を確認して周る
悲しみの歌が聞こえたらその示唆する内容に対する対処を行う
借りられる効果は借り、仲間達と連携を取って行動出来たらと思う
●おかえりなさいを言う為に
京の地へ足を踏み入れた赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)は、ふと空を見上げる。晴れ渡った空はこれから帰還してくる人々を歓迎しているように思えて、腕に抱いたモーラット・コミュの『マリコさん』に小さく微笑み掛けた。
「京都が戻ってくるのですね……」
感慨深げに呟いた一言に、マリコさんが尻尾をぴょこりと動かす。
一度全てを奪われた自分達がディアボロスとなって新宿島に流れ着き、その皆で力を合わせて取り戻した地――そう思うと感慨深くもなるというもの。
それは彼の隣でモーラット・コミュの『モラさん』を連れたシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)もまた同じ気持ちで、新宿島で見る風景とは違うそれに目を瞬いていた。
「京都は東京とはまた違う美しさの街なのね」
「そうですね……俺もそう思います」
こくりと頷いたイズルにシャルロットが視線を向け、この美しい街に人々を『帰還』させるべく頑張りましょうかと微笑んだ。
まず、彼女が行ったのはパラドクス通信。新宿島をはじめとした最終人類史では、パラドクスの効果全種が効果LV10で利用可能となっている、これにより小型の通信機が半径10km半径内にいる復讐者達の元に現れ、通信が可能になるのだ。
「モラさん、お願いね?」
彼女の期待に応えるように、モラさんがパチパチと火花を散らす。
「これで、もし困ったことがあるようならすぐに連絡が入るわね」
「ええ、後は俺達の頑張り次第です」
折角取り戻した人類史、早々に不幸な事故を起こさせるわけにはいかないと、イズルが『帰還』の前にしっかりと安全確保を行おうと気合を入れ直す。
「行きますよ、マリコさん」
モーラット・コミュのマリコさんに声を掛け、イズルが行うのは悲劇感知だ。
「……聞こえます、悲しみの歌」
「ええ、私にも聞こえたわ」
あちらこちらから、内容に悲劇の大小はあれど悲しみの歌が聞こえる。
「まずは車や電車、そういったものが暴走しないようにするべきね」
「シャルロットさんはどう対処するおつもりですか?」
「そうね、操作会得を利用して止めていくつもりよ。車であればブレーキを掛けてエンジンを停止させたり……とは言え、京都は広いわ」
今回担当する地域だけでもそれなりの広さがある、これは飛翔の力で見て回らないと駄目かしら、とシャルロットが思案するように唇に手を当てる。
「大丈夫です、俺達は一人じゃないですから」
「ふふ、そうね。他の仲間たちも頑張ってるんだものね」
まずは一つでも多く安全を確保しようと、イズルとシャルロットが動く。
空からの移動、それと共に聞こえてくる歌が指し示す悲劇が起こらぬように対処する……一見地味にも思える作業だが、これが人々の安全に繋がるのであれば苦労なんて一つも無いと、二人は西へ東へと奔走する。
「ここはこれで大丈夫そうね。こんなに素敵な街なんだもの、多くの人々に戻ってきてほしいな」
ぽつり、と零したシャルロットの言葉に、イズルが俺も同じ気持ちですと頷く。
「空から見た京都、綺麗だと俺も思います。地上からだって、間違いなく」
自分の好きな人々と共に観光が出来たら、どんなに楽しいだろうかと思いを馳せる。きっと、間違いなく楽しいはずだ。
「そうだね、うん」
多くの人々を乗せているであろう観光バスを止めながら、シャルロットが眼前に広がる京の街を眺める。
「私も、無事に皆さんが戻れるようになったら、この街を歩いてみたい」
「いいと思います、素敵な思い出になりそうです」
モラさんとマリコさんも、自分達もと言うようにもきゅもきゅと手を振っている。
「勿論、モラさんも一緒だからね?」
「マリコさんも一緒です」
互いのモーラットのアピールに笑いつつ、もう少し頑張ろうと人々を迎える準備に勤しむのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
『帰還』する前の準備、私にも出来る事があると良いのですが。
ひとまずは【飛翔】で交通量の多い場所を探してみます。
車を見つけたら【操作会得】で停止させ、場所が悪ければ【怪力無双】で適当な場所へ移動させましょう。
京都御所の辺りにある観光名所というと晴明神社がありますか。
晴明ってやはりあの晴明ですよね。
千年以上先の時代でもその名が残る稀代の陰陽師『安倍晴明』、断片の王がその名を利用したのは必然だったのかもしれません。
本物の安倍晴明も自分が後の世で祀られて、その場所が観光名所になるなんて思いもしなかったでしょうね。
この辺りも人通りが多そうですから注意しましょう。
雪定・千草
◎此処に…人が帰ってこれるんですね
誰にも怪我させないように頑張ります
交通量が多い所や横断歩道前などを中心に、車を見て回ります
エンジンを切り、いきなり動き出さないように
窓が大きく開いている所は閉めておきます
びっくりして身を乗り出してしまったら、危ないですからね
また、可能なら信号も赤に変更
[機械知識]が少しは役立つでしょうか
他、事故が起きそうな可能性を見付けたら対処します
車と距離が近いバイクや自転車も
移動させたり、しっかり立たせておきます
京都、詳しくはないのですが…
だからこそ落ち着いたら、観光しに行きたいですね
美味しい物もいっぱいありそうだし…
…あれ、ところでちょっぴり迷子になったかもしれません
●自分達にできること
パラドクストレインから降り、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が京都御所を前にして小さく感嘆の声を上げる。
「わあ……広くて立派ですね……!」
狐耳をぴこりと動かしながら裕樹が辺りを見回していると、後ろから降りてきた雪定・千草(霞籠・g03137)が同じように小さく声を上げたので思わず振り向く。
「此処に……人々が帰ってこれるんですね」
しみじみとした、それでいて自分達が勝ち取った勝利と人類史への想いがこもった声に、裕樹が思わずそうだねと言葉を返した。
「あ、すみません! 勝手に声を掛けてしまって……」
「いえ、構いません。皆同じ気持ちだと思いますから」
その言葉に裕樹が微笑んで、その通りだと思いますと頷いた。
「皆が『帰還』する前の準備、私にも出来る事があると良いのですが……」
「大丈夫、あります。俺も、誰にも怪我させないように頑張りますから」
言葉を交わしたのも何かの縁、共に安全対策を頑張ろうと励まし合う。
「やはり交通量が多い所や横断歩道前などですかね」
「交通量が多い場所は押さえるべきですよね」
千草の提案に裕樹が少しの間思案して、そうだ! と、ポンと手を打つ。
「私は空から交通量が多そうな場所を探してみます」
「では、俺は地上から」
この地に降り立った時から自分達の手元に現れていたパラドクス通信用の通信機を手に、二人が手分けをするように移動を開始した。
「あちらと……向こう側も車が多いですね」
裕樹がざっと確認しただけでもかなりの数だ、けれどこの準備を怠れば還ってきた人々が怪我をする可能性がある。それを思えば手を抜くような真似はできないと、裕樹が見つけた車を片っ端から操作会得の力を借りてエンジンを停止させていく。
地上から彼女の行く方を見遣り、ならば自分はこちらをと千草も横断歩道周辺を中心とし車を見て回る。
「いきなり動き出さないように……と」
一台ずつ停止させながら、窓が大きく開いている所は閉めて、安全を確保する。
「びっくりして身を乗り出してしまったら、危ないですからね」
それがもしも小さい子どもだったら……そう思いチェックを怠らないのは千草の人柄を見るようであった。
「この辺りはこれで……ああ、できるなら信号も赤にした方がいいですね」
特に歩行者用の信号機を赤にしておけば事故は減らせるのではないかと千草が思案しつつ、信号機の制御器に手を伸ばした。
一方裕樹はエンジンを停止させたけれど、ここは些か場所が悪いのではと悩み――ならば車を安全な場所に移動させようと怪力無双の力を使って車を持ち上げる。
「驚くかもしれませんが、安全第一です」
駐車場の適当な場所に移動させ、ふと顔を上げて視界に入った五芒星に小さく言葉を零す。
「あ……そういえば京都御所の辺りにありましたか、清明神社」
観光名所の一つともいえる、五芒星を掲げた清明神社……やはり思い出すのは先の戦争での断片の王だ。
「晴明ってやはりあの晴明ですよね」
思い出すだけでも溜息をつきたくなる相手だった、けれど千年以上先の時代でもその名が残る稀代の陰陽師『安倍晴明』……断片の王がその名を名乗ったのは必然だったのか――。
「私にはわかりませんけれど、今の世に伝わる安倍晴明は正義の味方……ですね」
まさか安倍晴明も自分が後の世で祀られて、その場所が観光名所になるなんて思いもしなかったでしょうね……と考えて、ふふ、と裕樹が笑う。
「さ、この辺りも人通りが多そうですから、注意して安全確保と参りましょう」
そういえば、彼は今どの辺りなんでしょう? と裕樹が千草の事を考えていた頃、彼はあちこちと動き回っている真っ最中であった。
「ここと……ああ、車と距離が近いバイクや自転車も移動させて、と」
バイクのエンジンを切ってしっかり立たせたり、自転車も前へ進まぬように自転車用の駐輪場に止めたりと、細やかな気遣いで気になる場所へと渡り歩く。
「京都、詳しくはないのですが……」
ふっと一息ついて、改めてみれば美味しそうな古民家カフェや名を聞いたことのある神社などが見えて、いいですねと呟く。
「うん、だからこそ落ち着いたら、改めて観光しにきたいですね」
美味しい物もいっぱいありそうだし……と視線は和食屋さんへと向いて。
「いけない、まだ見て回る場所は沢山……あれ?」
あれ、ともう一度口にして千草が辺りを見回す。
「……ここは何処でしょうか」
京都御所はどっちだったかと、ほんのり困った顔をして裕樹に通信をするべく通信機を取り出す。
「あの、言いにくいんですが」
「どうかしましたか?」
「ちょっぴり迷子になったかもしれません」
通信機の向こうから、裕樹の笑い声が聞こえるのはすぐのこと。それから、飛翔効果で空を飛んで現在地を確認してみてはと助言をもらうのも――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
十七夜・華子
◎
あまいろくん(g02572)と
せっかく戻ってくるんだもんね、危ないのはだめ
危なくないように、機械を止めたりしていくよ
……あまいろくんはわかる?私ね、全然わかんない
そっか。それいいアイディアかも
機械に詳しい人探して、やり方教えてもらってやってみよう
でも、すごいよね、京都
修学旅行とかあったら、私も友達と来てたのかな
……私、京都はじめて。だからちょっとわくわくしてる
あまいろくんは?そっか、いろいろお揃いだね
……うん。戦うのって、そこだけで終わんない
本当に取り戻さないといけないもの、たくさんあるよね
私も……んーん、なんでもない
こっちこそ誘ってくれてありがとう
……よし、この調子で赤信号作戦、がんばろー
眞守・天彩
◎華子ちゃんと(g00642)
還ってきたら事故なんてかわいそうだ
危なくないように…
ぜーんぶ赤信号だったら、車も人も止まるからよくない?
落ち着いたら戻せばいいし
機械からっきしだからどうやるか分かんないけ…ど…
そっか、聞けばいいか
ワールドハッカーの人とか、そうじゃなくても機械強い人いるかもだからね
聞いてみよう!
あー…修学旅行…
そうだね、刻逆がなければ、来てたかも
華子ちゃん、京都はじめて?俺もはじめて!
俺もわくわくしてる、依頼なのにね
それに、俺、今まで戦う事ばっかりで、勝った後のこと考えたことなくて…帰還依頼もはじめてなんだ
ちょっと心細かったから、華子ちゃんがいっしょに来てくれてよかった
ありがとう!
●ふたりでいっしょに
二人が共に降り立ったのは京都、復讐者達が取り戻した人類史の街――。
「ここに人がたくさん還ってくるんだね」
「うん、戻ってくるんだね」
今はまだ、復讐者達以外は誰もおらず、止まったままの街だけれど。
「還ってきたら事故なんてかわいそうだ」
「うん、せっかく戻ってくるんだもんね、危ないのはだめ」
眞守・天彩(くろきつね・g02572)の言葉に十七夜・華子(霹靂・g00642)も力強く頷いて、危なくないようにしなくっちゃ! と顔を見合わせる。
「危なくないように……何をすればいいのかな」
具体的に、何をすれば戻ってくる人々が危険な目に合わないようにできるのかと、天彩が華子に向かってこてんと首を傾げた。
「私は機械を止めたりしていこうと思ってるよ」
「機械……車とか?」
「うん、一番はそれかなって」
なるほど、と華子の考えに天彩が狐耳をぴるぴるさせて、それからハッと気が付いたように傾げた首を戻す。
「ぜーんぶ赤信号だったら、車も人も止まるからよくない?」
その言葉に、華子が名案では? という顔をした。
「落ち着いたら戻せばいいし」
「あまいろくん、すごくいいと思う」
「ほんとに?」
「うん」
既に信号に差し掛かった車などは急ブレーキになって危険かもしれないから、それはきちんと対処するとして……と華子がぶつぶつと思案していると、天彩が華子の名を呼ぶ。
「でもね、華子ちゃん」
「うん?」
「信号止めるのって、どうやるのかな」
「……信号を制御してるやつで、かな」
そういえば、信号機の近くには警察のマークが入っている箱の様なものがあったと二人で見に行くと、大きな箱があるのが見えた。
「これを使えば信号を赤にできる、と思う」
そう言って、華子は一旦言葉を切って天彩を見つめて。
「……あまいろくんはやり方わかる? 私ね、全然わかんない」
ひどく純粋な眼差しで言う彼女に、天彩が狐耳をへにょっと下げて答える。
「俺、機械からっきしだからどうやるか分かんないけ……ど……」
けど、と何かを思い付いたのか、下がった狐耳がぴこんっと上がった。
「そっか、聞けばいいのか」
ぽん、と手を打って天彩がいい事を思い付いたと言葉を続ける。
「ワールドハッカーの人とか、そうじゃなくても機械強い人いるかもだからね、聞いてみよう!」
「そっか。それいいアイディアかも。機械に詳しい人探して、やり方教えてもらってやってみよう」
パラドクス通信を使い、近くに詳しい人がいないか聞いて、丁度同じように制御盤を弄った人がいたので教えてもらってと、二人が京都の街を走る。
走りながらあちこち眺め、改めて京都ってすごいと華子が天彩にしみじみと言う。
「修学旅行とかあったら、私も友達と来てたのかな」
「あー……修学旅行……」
確かに自分達の年齢を考えれば、修学旅行で訪れていてもおかしくはない。今は、学校自体がないけれど。
「うん、そうだね。刻逆がなければ、来てたかも」
もしもの未来、あったかもしれない過去。
ああ、だから自分達はそれを取り戻す為に戦っているのだと、ふと思う。
「……私、京都はじめて」
「華子ちゃん、京都はじめて?」
「うん、あまいろくんは?」
「俺もはじめて!」
教えてもらったやり方で信号を赤にしたり、歩道に差し掛かっている車のエンジンを切ったりしながら天彩が答える。
「だから、俺もわくわくしてる。依頼なのにね」
「そっか、いろいろお揃いだね」
私もだよ、と華子が頷く。
「それに」
ふっと顔を上げて、天彩が自分の頬を触りながら少しだけはにかんで言葉を紡ぐ。
「俺、今まで戦う事ばっかりで、勝った後のこと考えたことなくて……」
「……うん。戦うのって、そこだけで終わんないよね。本当に取り戻さないといけないもの、たくさんあるから」
本当にたくさんあるから、と華子が呟く。
「私も……」
「帰還依頼もはじめてなんだ。ちょっと心細かったから、華子ちゃんがいっしょに来てくれてよかった。っと、華子ちゃんも?」
話を遮ってしまったかと、天彩が首を傾げて問う。
「ん-ん、なんでもない」
ふるり、と華子が首を横に振って。
「そう? だからね、ありがとう華子ちゃん!」
「こっちこそ、誘ってくれてありがとう」
へへ、と笑う天彩に柔らかく目を細め、華子が右腕をゆっくりと振り上げる。
「……よし、この調子で赤信号作戦、がんばろー」
「おー!」
それに合わせるように天彩も腕を振り上げ、次の信号に向かうのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
御守・樹
【ARC】4人
呼称は名前呼び捨て
アドリブ歓迎
こういう事すんの初めてなんだけど、機械を止めたりって事だけど車のエンジンかかってたら止めるとかでいいんだろうか。
あとは車道の脇に寄せとくとかか?端に止まってれば突然車内に現れてもそれ程パニックにもならんと思うんだけど。
一応運転免許はマニュアルで準中型までとってるから大型でなけりゃ何とかなると思う。
マニュアルは楽しいぞ、あんまり見かけねーけど。
ある程度回ったあとついでに御所見学できればいいな。
高校ん時の修学旅行で京都には来たけど、終始女子たちのあとについて回っただけだからなぁ。
縁結びがどうとかそういう場所しか行ってねぇんだもん。
調月・野映
【ARC】
呼び名は名前+くん付け
みんなで頑張って戦って京都と奈良を取り戻したんなら、頑張らないとな
帰還した人らは俺たち復讐者を信頼してくれている、ならば尚更だ
当たり前にそこにあった日々を取り戻そう
車とかの対応か、俺だって初めてだ
【避難勧告】だとちょっと大袈裟だろうか
人が怪我したりしないよう周囲をよく確認し安全確保優先
ある程度やることをやったら御所を見学するか
家族旅行でも行ったことあるな、京都と奈良
まだ紅葉の季節は先過ぎるが、これから日常を取り戻していけば紅葉も、そして梅や桜だっていつしか見られるぞ
小さなスケッチブックを持って少し景色を描き写そうと
その時その場所にしかないものを俺は描きたい
肢渡・和泉
【ARC】
呼び捨て
京都と奈良なー、来るのは初めてなんだが……そこに住んでた奴らにとっちゃ、久しぶりの我が家になるわけか。
なんつーか実感わかないんだよな。オレは皆と違ってニートしてたし。
車?あー、なるほど。エンジンかかったまんま時間が止まってた奴とかありそうだな。他にも影響なありそうなもの、か。
よし、イグジストハッキングでなんとかしよう。ヤバそうなものにだけ手付ければいいな。
よーっし、じゃあ京都巡るぞ!
白水・蛍
【ARC】
下の名前+さんづけ
アドリブ・連携歓迎
頑張って取り戻した京都・奈良。
感慨深いですわね……
皆様が戻ってこられるための準備を行い、安全に戻ってきていただきましょう。
車の対応ですか……
【操作会得】でそっと端に寄せる事は出来るかも?
運転とかなくとも何とかなりますかね……?うーん?
全部終わったら、御所見学ですか。いいですね。行きましょう。
久々に来た気がしますね……御池庭とかどうでしょう?
四季折々の景色が見れると思いますわ。(こっそりスマホで調べました)
●いつもの日々を取り戻す為に
無人の京都御所、そしてその周辺に視線を巡らせて御守・樹(諦念の珪化木・g05753)が細く息を零す。
「やっぱり人がいないってのは変な気分だな」
建物や車などはそのままで、時間が止まった世界。まるで何かのSF映画みたいな光景だなと思いながら、それでも自分達が取り戻した場所だと思うと樹の胸に不思議な気持ちが広がる。
「頑張って取り戻した京都・奈良。そう思うと、無人であっても感慨深いですわね……」
白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)がぽつりと呟いた言葉に、あぁそうかと樹は思う。
「感慨深い……うん、俺もそう思う」
「みんなで頑張って戦って京都と奈良を取り戻したんなら、ここから先も頑張らないとな」
先ずは人々を『帰還』させる為の準備だと、調月・野映(ホリゾンブルー・g00586)が青い瞳を柔らかく細めて笑う。
「京都と奈良なー、来るのは初めてなんだが……そこに住んでた奴らにとっちゃ、久しぶりの我が家になるわけか」
そりゃ、ちゃんとしねーとだな……と肢渡・和泉(ぐーたらねぼすけニート・g08323)が閉じかけていた目を開いた。
「でもなー、なんつーか実感わかないんだよな」
「実感?」
再び目を閉じかけた和泉に樹が問う。
「ん-、オレは皆と違ってニートしてたからさ」
オタ活、ゲーム、爆睡とニートの日々を満喫していたのが懐かしいと和泉が遠い目をするのを野映が笑い、樹と蛍が目を瞬いてから口元を緩ませた。
「でも和泉くん、この地が戻ったからにはゲーム人口も増えるだろうし、新しいゲームが開発される可能性も……あるかもしれないだろう?」
「!! やる、やるぞ!」
「やる気を出してくれて何より。帰還した人らは俺たち復讐者を信頼してくれている、ならば尚更――」
安全確保はしっかりとしないと、と野映が止まった車を見遣る。
「ええ、皆様が戻ってこられるための準備を行い、安全に戻ってきていただきましょう」
まずは車の対応ですか……と、蛍もまた止まった車に視線を向けた。
「あのさ、こういう事すんの初めてなんだけど、機械を止めたりって事だけど車のエンジンかかってたら止めるとかでいいんだろうか」
はい、と手を上げた樹がそう言うと、和泉が俺もと軽く両手を上げる。
「でも車か、車? あー、なるほど。エンジンかかったまんま時間が止まってた奴とかありそうだな」
「見えるもの全て止まっていますけれど、青信号の車は動いていると考えた方がいいかも?」
和泉の言葉に蛍が頷き信号を確認して意見を出すと、野映がそうだな……と思案しつつ三人の顔を見回す。
「実のところ、車とかの対応は俺だって初めてだ」
「その、実は私もです」
「なんだ、皆初めてってことか」
樹が野映と蛍のちょっとした告白に軽く笑って、じゃあ一緒に考えるかと腕を組んで車を見遣った。
「操作会得でそっと端に寄せる事はできるかも?」
「あとは車道の脇に寄せとくとかか? 端に止まってれば突然車内に現れても、それ程パニックにもならんと思うんだけど」
蛍の案に樹が言葉を繋げ、それなら何とかできるのではと野映も頷く。
「避難勧告だとちょっと大袈裟だろうか」
「人がいない状況でやっても効果あるかが問題だな。よし、それじゃオレのイグジストハッキングでなんとかしよう」
「それ、あとで帰還した人が困らないか?」
「ん-、それもそうか……じゃあ、あとで元に戻すのが前提条件として、ヤバそうなものにだけ手を付けるってのはどうだ」
野映とディスカッションしながら思考を巡らせ、和泉がそう提案する。
「方向性は纏まったみたいですね、それでは頑張ってみましょうか」
ふふ、と蛍が微笑んで、まずはやってみようと目の前の車へ向かう。それを合図にしたように、三人もそれぞれ車へと向かっていく。
「運転技術とかなくとも何とかなりますかね……? うーん?」
「俺、一応運転免許はマニュアルで準中型までとってるから大型でなけりゃ何とかなると思う」
「樹くん、免許あるのか」
「マニュアルな、マニュアルは楽しいぞ。あんまり見かけねーけど」
蛍が思案する横で樹が言い、それを聞いていた野映がマニュアルは男の浪漫って言うからな、と何度か頷く。その向こう側で、イグジストハッキングを仕掛けようとしていた和泉がふっと呟いた。
「これ、いっそエンジン切って怪力無双とかで端に寄せるのもあり?」
思案しながら車のエンジンを切り、和泉が三人に向かって振り向く。
「それもありだな。特に横断歩道とかの車はそうした方がいいかもしれないな」
人が怪我をしないようにと、周囲を確認しながら野映がその提案通りに車を横へと寄せていく。
「確かにこれなら運転がわからなくてもなんとかなりますね」
よいしょ、と車だけではなくバイクや自転車も危険がないようにとエンジンを切ったりスタンドを立てたり、戻ってきた人々が驚いて倒れないようにと配慮しつつ蛍が安全を確保しては違う場所へと向かう。
「ここはこれで充分かな、俺達も向こうへ行こうか」
野映がそう言うと樹と和泉が頷いて、もう一度確認をしてから蛍を手伝うべく歩き出した。
「ある程度やることをやったら、御所を見学するか」
蛍と合流し、野映がふと思いついたように提案する。
「あ、俺も見学したいな。高校ん時の修学旅行で京都には来たけど、終始女子たちのあとについて回っただけだからなぁ」
「リア充だな……」
「そうか? でも縁結びがどうとかそういう場所しか行ってねぇんだもん」
樹が溜息交じりに言うと、和泉がやっぱリア充だ……! と慄きつつも、京都御所の方を見遣った。
「全部終わったら、御所見学ですか。いいですね、行きましょう」
その為にも全力で安全確保を行いましょう、と蛍が言うと真剣な顔付きで危険と思われる個所をチェックしていく。そして京都御所へ向かう道でも気を抜かず、少しでも危険だと感じたら迷わず原因となりそうなものを取り除きつつ――御所へ到着する頃には、全員が安全確保はバッチリだと胸を張れるほどだった。
「久々に来た気がしますね……」
歴史ある京都御所を前に、蛍が小さく笑みを浮かべる。
「家族旅行でも来たことがあるな、京都。奈良も良かったよ」
「奈良か、鹿くらいしか思い浮かばないな」
和泉が言うと、野映がその通り、鹿を見たんだと笑った。
「京都御所と言っても広いからな、何処を見ようか」
「……御池庭とかどうでしょう?」
「どんなところ?」
蛍が提案すると、和泉が首を傾げて問う。
「ええっと、欅橋と呼ばれる橋がある大きな庭園で……四季折々の景色が見れると思いますわ」
こっそりスマホで調べた事を伝えると、行ってみようと野映が先陣を切って歩き出す。それは絵描きとしての直感だったのかもしれない、到着してその景色を見た彼が笑みを浮かべたのだから。
「紅葉はまだ見れないか」
「まだ紅葉の季節は先過ぎるが、これから日常を取り戻していけば紅葉も、そして梅や桜だっていつしか見られるぞ」
樹の言葉に反応し、野映が思うままに言葉を紡ぐ。それから、小さなスケッチブックを手にして景色を描き映すべく鉛筆を走らせた。
「その時その場所にしかないものを俺は描きたい」
だからこそ、他の場所もクロノヴェーダから取り戻したいと野映が笑う。
「そうだな、俺ももっとほかの景色を見てみたい」
樹が頷くと、蛍もそうですねと頷いて。
「オレは元の生活を取り戻したいからな、その為なら頑張るしかないよな」
和泉が悪びれずに笑って、野映の見ている景色を同じように眺めた。
人々の『帰還』までの僅かな時間を、彼らはしっかりと楽しんだのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
●人々の『帰還』――その瞬間を
復讐者達の懸命な活動により、京都市上京区の安全は確保されたといっても過言ではない。 『帰還』する人々は瞬間移動したかのように、元いた場所や縁あるディアボロスの近くに現れるだろう。彼らは全て一般人だけれど、無意識に『自分達の歴史を奪還してくれたディアボロスを信頼』してくれる。
彼らの『帰還』を喜び、そしてこの状況を説明すれば納得してくれるはずだ。
今こそ【勝利の凱歌】を響かせてこの土地の時間を動かし、人々を『帰還』させる時――。
シャルロット・アミ
歌うのは清水寺
純粋に行ってみたかったから
さあ、久しぶりに思い切り歌えるわ
……いえ、実際に歌わなくてもいいのだと思うけれど
でも歌うなら、祝祭の歌を 勝利の凱歌を
おかえりなさい おかえりなさい
多くの人に伝わるように心から歌を歌うわ
久しぶりにアカペラで歌うから緊張しちゃうけど
現れた人たちは夏休みの観光客も多いのかしら
混乱する人たちに通る声で落ち着いてくださいと告げましょう
それこそ清水の舞台から落ちたら大変だもの
少しずつお話するわ 理解できるまで何度でも
そして、大切な人を見つけてね
ただいまと言える人を
おかえりと言ってくれる人を
アドリブ等歓迎です
●おかえりなさいを響かせて
上京区からは少し外れていたけれど、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)にはひとつ行ってみたい場所があった。
「わ……本当に壮大な眺めね……」
清水の舞台から飛び降りる、という言葉もあるようにその舞台は地上からおよそ十二メートルほどの高さ。四階建てのビルに相当するであろう見晴らしの良さだ。
「京都御所周辺の帰還と説明を他の方にお任せしてしまうのは少し心苦しいですけれど……」
ただ純粋に訪れてみたいという気持ちからやってきたけれど、来てよかったとシャルロットは思う。
「さあ、久しぶりに思い切り歌えるわ」
実際に歌わなくてもいいのかもしれないけれど。
「でも歌うなら、祝祭の歌を」
勝利の凱歌を――そう思いながら澄み渡った青い空の下、笑みを浮かべたシャルロットが小さく息を吸った。
『おかえりなさい おかえりなさい』
高らかなソプラノが響く、それは人々の帰還を言祝ぐ歌。
久しぶりのアカペラは緊張するけれど、それでもシャルロットの声はひとつも震えていない。高く高く、空にも届くような歌声が終わった瞬間、シャルロットの目の前に人々が姿を現した。
「んっ、あれ!?」
「俺……え、え?」
戸惑う人々の声があちらこちらから聞こえ、シャルロットが落ち着かせるためによく通る柔らかい声音で優しく声を掛ける。
「どうか落ち着いてください」
それこそ、清水の舞台から落ちぬようにと配慮しながら人々にゆっくりと説明をしていく。混乱していた人々もシャルロットが説明を終える頃には落ち着いて、復讐者達へ感謝の念を寄せていた。
「皆さん、これから大変かもしれないけれど、私達が精一杯サポートしていきますから……どうぞ大切な人を見つけてね」
ただいまと言える人を、おかえりと言ってくれる人を――そう言って、シャルロットは人々が喜ぶ様子を眺め、自身も嬉しそうに笑みを浮かべたのであった。
成功🔵🔵🔴
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
赤上・イズル
■ツキと一緒(g04892)
■アドリブ・絡み歓迎
安全確保は完了ですね
ツキが…来てくれたので一緒に【勝利の凱歌】を歌いましょう
えっと…あまり…歌は得意ではないのですが…
と少し恥ずかしそうに上目使いで友人を見ながら
それでもゆっくりと歌い出す
これまでの事を思い出しながら…
困窮する平安の地で暮らす人達為に村の修繕に勤しんだこと
妖刀に取りつかれた人の声を聞き…しかし助ける事叶わず討ったこと
様々な事があってそして今こうして帰還の時を迎える
元来声が大きいのでいつしか歌う声は高らかになり…
そして帰還して来た人々に
ああ、あの人達の縁者でしょうか…と思うと自然と顔も綻ぶ
彼らにゆっくりと近づきこれまでの事を説明する
ツキシロ・フェルドスパー
アドリブ・連携歓迎
イズル君(g04960)と一緒!
イズル君と一緒に【勝利の凱歌】歌うでー!
音外してようが何してようが楽しそうに歌う。
途中で【エアライド】とか【飛翔】とかで楽しそうに舞いながら歌うー!
一緒やもん。楽しくないわけはないんよ。
で、帰還してきた人々に笑顔で言うんよ。
「おかえりなさい」
って!
●響く歌に想いを
辺りを見回し、赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)が一息つく。
「安全確保はこれで完了ですね」
抜けは無いはずだとイズルが目視していると、自分の名を呼ぶ声がしてイズルがそちらへ振り向いた。
「イズル君!」
「ツキ、来てくれたのですか」
「勿論、イズル君がお呼びとあらば、や」
ありがとう、とイズルが僅かに微笑むとツキシロ・フェルドスパー(非日常に迷い込んだ漂流者・g04892)もまた柔らかな笑みを返す。
「あとは、【勝利の凱歌】を歌うだけなのですが」
ツキシロが来てくれたならば一緒に歌おうと思っていたイズルがそう言って、ふと恥ずかしそうにしながら言葉を濁す。
「ええよ、イズル君と一緒に歌うでー! って、どないしたん?」
「その……えっと……あまり……歌は得意ではないのですが……」
どんどん小さくなっていくイズルの声を聞き取って、ツキシロがふふっと笑う。
「ええよ、そんなん気にせんと楽しく歌うんが一番やで」
「そう、ですか?」
自分よりも顔一つ分ほど背の高い友人を上目遣いで見上げつつ、イズルが自信なさげに問い掛けた。
「そうやで、歌は技術も必要やろけど、何より気持ちが大事やと自分は思っとるからな!」
太鼓判を押すように、ツキシロが自分の胸をぽんっと叩く。その仕草にも励まされ、それならばとイズルがおずおずと唇を開き、ゆっくりと【勝利の凱歌】を歌い出す。
歌を響かせながら、イズルが思い出すのはこれまでのこと。
クロノヴェーダに脅かされ、困窮していた平安の地で暮らす人々――その人達の為に村の修繕に勤しんだこと。
妖刀に取りつかれた人の声を聞き、けれど助ける事叶わず討ったこと――様々な事が、この地を取り戻すまでにあった。それはイズルのみならず、他の復讐者達も同じ事だと思う。それでも、あの瞬間の想いは、決意はイズルだけのものだ。
そんな風に気持ちを込めて歌を響かせるイズルの横で、ツキシロもまた彼に合わせるように【勝利の凱歌】を響かせる。彼も奪還戦において復讐者として尽力した身、人々の帰還は喜ばしく嬉しい事なのだ。
おかえりなさい、おかえりなさい、そんな気持ちを込めてツキシロの声が響く。少しばかり音を外していようが構わない、何よりも楽しいのが一番だと思うツキシロが軽く地面を蹴って、ふわりと舞い上がる。
なんたってイズルと一緒なのだ、楽しくないわけはないんよと笑って、イズルにウィンクをひとつ。その様子を見て、イズルもいつしか笑みを浮かべて歌を紡いでいた。
元来声が大きいイズルの歌は、次第に大きく高らかに響き渡って、当たりを包み込む。二人の歌が最高潮に達した時、誰もいなかった場所に音もなく忽然と人々が現れた。
一瞬の沈黙の後、人々がざわざわと声を上げる。
「これは……一体どうなって」
「え? えっと、私……」
混乱する人々の注意を向ける為、ツキシロが満面の笑みを浮かべて叫んだ。
「おかえりなさい!」
まずはこの言葉、と言ってから、説明する為に地上へと降り立って人々の方へと向かう。
イズルもまた、彼と共に今の状況を説明する為に歩き出す。見覚えのあるような顔を見つけ、自分が出会った彼らの縁者だろうかと思うと、それだけで自然とイズルの顔が綻んでいく。
「イズル、笑ってるんよ」
「そ、そうですか? ……でも、なんだか嬉しくて」
「うん、自分も!」
顔を見合わせた二人が笑って、帰還した人々におかえりなさいの言葉と共に、これまでの事を聞かせるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
雪定・千草
◎公園など人が集まりそうな開けた場所で勝利の凱歌
あまり人前で話すのは得意ではありませんが
フードで顔を隠したくなるのを堪え、今日ばかりは勇気を
先ず、落ち着いてください
何が何だか分からないと思いますが
今差し迫った脅威はなく、何かあっても俺達が守ります
そして何があったのか説明
子供でも分かるように簡潔に、しかし丁寧にひとつひとつ
その後、皆さんに質問はありませんかと聞きます
多くの方が一先ず落ち着きを見せたら、ちゃんと伝えておきたい
おかえりなさい
これからの生活も俺達がサポートします
先ずは何より情報が欲しいですよね
専用ホームページの開設やラジオをやるのはどうでしょう
質問や要望も聞いて、不自由を減らしたいです
●今を、未来を
人々が無事に戻れるように安全を確保するべくあちこち回っていた雪定・千草(霞籠・g03137)が確認作業を終え、飛翔の効果により空を飛んでいた。
後は【勝利の凱歌】を歌い、人々の帰還を促すのみ――そこでふと、何処で歌うのが一番良いだろうかと千草は考える。
「やはり……公園など人が集まりそうな開けた場所で歌うのがいいでしょうか」
空を飛びながら、広い場所は……と眺めてみれば、京都御所内に児童公園があるのが見えた。
ここなら、親子連れが多くいるのではないかと千草は思い、ふわりと誰もいない公園に舞い降りる。誰かが遊んでいたと思われるボールや砂場に放りっぱなしにされたスコップやバケツ。
「うん、ここにしましょう」
すうっと息を吸い込んで、千草が【勝利の凱歌】を口遊む。どうか帰ってきてください、と思いを込めて歌う声は誰も聞いていないのが勿体ないほどに澄み渡っていた。
千草が歌い終わると、ガヤガヤとした人々のさざめき、そして戸惑うような声があちらこちらで聞こえてくる。あまり人前で話すのは得意ではないけれど、今はそんな場合ではないと千草は声を張り上げた。
「先ず、落ち着いてください」
凛と響いた声に、人々の視線が集まる。フードで顔を隠したくなる気持ちをぐっと堪え、どうか勇気をと顔を上げたまま言葉を紡ぐ。
「何が何だか分からないと思いますが、今は差し迫った脅威はなく、何かあっても俺が……俺達が守ります」
真摯な千草の声と態度に人々は顔を見合わせて、まずは話を聞こうと集まった。
「俺は復讐者……ディアボロスです」
そう自己紹介をし、何があったかを説明しだす。なるべく子供でも分かるように、それでいて丁寧にひとつひとつ順を追って――。
千草の話が終わる頃には人々はすっかりなっとくしていて、質問はないかという彼の問い掛けにもきちんと手を上げて聞いてくれる。人々が落ち着きを取り戻したと安堵した千草は、あっと声を上げて、それから常ならば表情が乏しい己の顔に、精一杯の笑みを浮かべてこう言った。
「おかえりなさい」
ちゃんと伝えておきたかったんです、という彼の笑みは人から見れば無表情に近いかもしれない。けれど、その声はどこまでも優しくて、人々はただいまと口々に言葉にしていた。
「これからの生活も俺達がサポートします」
先ずは何が必要か、と相談すると情報が欲しいという声が多い。
「それなら、専用ホームページの開設やラジオをやるのはどうでしょう」
持ち帰って、然るべき場所で相談しますと千草は人々と話していく。
なるべく沢山の質問や要望を聞いて、不自由を減らしたいのだと話を聞く千草は、確かに彼らにとって頼りになるディアボロスであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【修復加速】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
準備は大丈夫そうですね、気になっていた晴明神社で【勝利の凱歌】を。
【勝利の凱歌】は初めてですが、心を込めて歌います。
混乱はあるでしょうがどうか落ち着いて聞いて、と現状の説明をしていきます。
2021年8月に一度大地が奪われ消滅、現在は約1年経過し2022年9月でありこうして京都と奈良の一部を取り戻せた事。
生活に関しては完全ではないが可能な限り同じ水準をを保とうとしている事。
そして奪われた大地やそこにいた家族、友人を取り戻すために今も戦いが続いている事。
いつか全てを取り戻すために協力して欲しい事。
現状を把握してある程度落ち着いてもらえたら伝えましょう。
おかえりなさい、と。
●喜びと共に伝えて
笑いながら通信機を切り、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が空を舞う。上空から改めて安全確認が出来ていない場所はないかを探し、満足そうに頷く。
「準備は大丈夫そうですね、あとは……」
人々の帰還を願い、【勝利の凱歌】を響き渡らせるのみ――。
「うん、気になっていた清明神社で歌いましょうか」
軽やかに清明神社の前に降り立つと、裕樹が小さく咳払いをして。
「勝利の凱歌を歌うのは初めてですが、心を込めて歌いましょう」
どうか無事に帰ってきてくださいと、願いを込めて裕樹が歌う。柔らかく優しく響く旋律が周囲を包み込んで――止まっていた時が動き出し、人々が姿を現した。
「うわっ、え?」
「私、何をして……確か、えっと」
混乱し、口々にどうした事かと騒ぐ人々に裕樹が優しく声を掛ける。
「皆さん、どうか落ち着いて。そして、私の話を聞いてください」
ディアボロスたる裕樹の声は不思議と人々の心へ届き、彼らの視線は裕樹に向かう。
「信じられないかもしれませんが、今から私がお話する事は全て真実です」
そう前置いて、裕樹は2021年8月に一度大地が奪われ消滅した事、現在は約1年以上経った2022年9月であり、こうして京都と奈良の一部をクロノヴェーダから取り戻せた事……そして、生活に関しては完全ではないが可能な限り同じ水準を保とうとしている事などを伝えていく。
「そんな……一年以上経っているの?」
「じゃ、じゃあ他の場所に住んでいる俺の家族は……!」
その声に、裕樹が一瞬だけ目を閉じ、再び開く。
「はい、けれど今も私達ディアボロスは奪われた大地やそこにいた家族、友人を取り戻すために今も戦いを続けています」
必ず取り戻してみせるという強い意志を感じた人々は、次第に冷静さを取り戻して落ち着いた様子を見せた。
「いつか全てを取り戻す――その為にも、どうか私達に協力してください」
深く頭を下げた裕樹に人々が頷き、自分達に出来る事ならばと声を上げる。
この様子ならもう大丈夫、と裕樹は微笑んで。
「改めて言わせてください」
そこで言葉を区切り、息を吸い込み。
「皆さん、おかえりなさい!」
喜びを隠せない声で、笑顔で、そう言ったのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
レックス・ウェリタス
細(g07664)と
◎
へえ、此処が京都
思い入れの有るとこを歩くのって好いよね
僕の方こそ連れてきてくれて有難う
くすりと笑んで散策へ赴こうか
細が好きな京都の場所とか教えてよ
確かに落ち着いた街並み、変な嫌味がない
料理…うん、その時はオススメを教えて
屹度、馴染みのない料理ばかりだから
細が説明して歩いてくれるなら
僕は辺りの機械にハッキングしてそっと停止させたりしとこうかな
時間は此れからも生きてる限り有るから
変化には驚くだろうけど心配しないでとは伝えとこう
ふふ、そうだね
うん、まだまだこの場所のことも知りたいし
なんて隣の彼女に片目瞑って仕草返し
帰還に寄り添いながら凱歌でも口遊んで
隣に歩幅を合わせて相槌ひとつ
花柳・細
レックス(g07184)と
◎
京都ってね
私、結構遊びに来てたのよ
だからやっぱ感慨深くって!
一緒に来てくれてさーんきゅ、レックス
にーっと笑い
凱歌がてらに散策も!
好きなとこ?
御所も趣あってイーけど
周りの何気ない街並みもさ、好きなのよ
あとさ、お菓子や料理もおいしーの!
落ち着いたらまた来たいわ
あっは、勿論!
知らない場所だって沢山あるから
一緒に探検しましょーよ
戻った人と会ったら説明もちゃんと
突然の現状、吃驚すると思うしさ
わ、レックス、たーのもしー!
飛ばした分の月日はさ
此処から上書きしちゃってよ
皆でサポートしちゃう!
日常戻ったら
また遊びにも来たいしー
ねー?と隣の彼に同意求めの片目弾いて
帰還ってさ、イーわねっ
●これからの事も、一緒に
京都市上京区、京都御所周辺――復讐者達の手によって安全確認が為された街を、花柳・細(非花・g07664)とレックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)がふらりと歩く。勿論、ただ無作為に歩いているのではなく、安全確認への漏れがないかをチェックしつつだ。
「へえ、此処が京都」
「京都ってね」
「うん?」
「私、結構遊びに来てたよの」
初めて訪れた京都を眺めていたレックスが、己を見上げてそう言った細を見遣る。
「だから、やっぱ感慨深くって!」
「思い入れのあるとこを歩くのって好いよね」
京都御所も来た事あるのよ、と笑う彼女はこの地を取り戻せた喜びに満ちているようで、レックスは静かに頷きながら返事をする。
「うん、だから……一緒に来てくれてさーんきゅ、レックス」
そう言った彼女の瞳は人懐っこく、宝石のように煌いていた。
「僕の方こそ連れてきてくれて有難う」
答える瞳も、その宝石を反射するように瞬いて。
「うーん、安全はしっかり確保されているみたいね」
「そうだね、僕も見た限りでは大丈夫だと思ったよ」
じゃあ、と細が万歳をするように両手を上げてレックスに向かってにーっと笑う。
「凱歌を歌いがてら、散策も!」
悪戯っ子の様な笑みにくすりと微笑んで、レックスが頷く。
「歌いながら散策へ赴こうか」
そうと決まれば、と早速二人は【勝利の凱歌】を口遊みながら京の街を歩き出す。
「細が好きな京都の場所とか教えてよ」
「好きなとこ? そうねー、御所も趣あってイーけど周りの何気ない街並みもさ、好きなのよ」
こういう感じの、と細がくるりと一回転。
「確かに落ち着いた街並み、変な嫌味がないね」
でしょー? と笑う細が、後は……と指折り数える。
「お菓子や料理もおいしーの! 八つ橋に抹茶のバウムクーヘンでしょ、和食も外せないわ」
「お菓子に料理……うん、その時は細のオススメを教えて」
屹度、馴染みのない料理ばかりだろうから、とレックスが笑う。
「あっは、勿論! 私にも知らない場所だって沢山あるから、その時は一緒に探検しましょーよ」
きっと楽しいわよ? と細が言うと、思っている以上に楽しそうに聞こえて、レックスが期待してると先の約束に思いを馳せた。
歌っては話をし、話をしては歌って、そうやって二人が【勝利の凱歌】を響き渡らせていると、止まっていた刻が動き出す。無人だった場所に突然人々が姿を現し、慌てたような声があちらこちらから聞こえてくる。
「さー、皆が慌てないように説明しなくっちゃね」
突然の現状だ、吃驚するのは当たり前だと細が言って、おーい! と大きな声で人々に呼び掛けた。
「細が説明してくれるなら、僕はそうだな……」
彼女が身振り手振りを加えて人々に説明している間に、と信号機など機械で止まっていないものをハッキングによりそっと停止させていく。
「わ」
それに気づいた細が彼にハイタッチを求めるように近付いて、レックスが彼女の上げた手の位置に手を合わせると、パンッといい音をさせて叩く。
「レックス、たーのもしー!」
「これくらいはね」
そう言いながら、機械へのハッキングが終わればレックスも戸惑う人々へ声を掛けていく。
「時間は此れからも生きてる限り有るから、変化には驚くだろうけど心配しないで」
「そう! 難しいかもしれないけど、飛ばした分の月日はさ、此処から上書きしちゃってよ」
私達ディアボロスが皆でサポートしちゃう! と細が笑えば、その笑顔に元気付けられたように人々も笑みを浮かべていく。
「ふふ、そうだね」
生活水準などは出来るだけ以前より落とさぬようにできるはずだと、レックスも人々を安心させるように頷いた。
「日常が戻ったら、また遊びに来たいしー! 頑張っちゃうからさ」
ねー? と、細が隣の彼に同意を求めるように片目をパチンと弾く。
「うん、まだまだこの場所のことも知りたいし」
ね? と、隣の彼女にレックスが片目を瞑って仕草を返した。
説明を受け入れた人々に手を振って別れ、まだまだ沢山いる人々に説明をする為にもと再び歩き出す。
「ね、レックス」
「うん?」
人々の帰還に寄り添いながら、凱歌を口遊んでいたレックスが細を見遣る。
「帰還ってさ、イーわねっ」
「そうだね」
自分よりも小さな彼女に歩幅を合わせ、レックスが相槌を打つように頷いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
●それぞれの帰還
復讐者達が安全確認を行い、人々が無事に戻るようにと心を込めて歌った【勝利の凱歌】は京の街を包んでいた。
2021年8月15日に最終人類史の奪還地域にいた人々は全てこの地に帰還し、平安鬼妖地獄変の改竄世界史に居た人々は元の正しい歴史に帰還する。
正しい歴史を、未来を手に入れる為に、これからも復讐者達は前を向いて進み続ける――。