リプレイ
赤上・イズル
■アドリブ・絡み歓迎
蟲将を新たに得る為に罪もない人々を焼き殺そうとは…
とても見過ごすわけにはいきません
必ず皆さんを助け出さなくては…
簡易潜水器具と水陸両用のゴーグルを装備し
さらには【水中適応】の効果を用いて水中へ
背中に張り付かせたモーラットのマリコさんがちゃんと
ついて来ているか確認しつつ船へと進む
船へ辿り着いたら薄くなっている箇所あるいは剥がしやすい側面を探し出し
見つけたらそこを刀の刃でこじ開け中へ侵入する
中が暗ければ『フラッシュライト』を使用
無・為
うむ、泳げはするが水中適正が無い。
他の誰かが身に付けていればその能力をお借りしよう
私鬼灯の能力、光学迷彩で出来うる限り姿を隠し近付こう
必須スキルがある場所はやはり苦手であるな
光学迷彩でバレはしないだろうが、上手く侵入できるか
肝が冷える気持ちだ
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
わっふると一緒にサポートにまわる
目的地まで水中を移動してる際に地形を把握
救出人数が多いから理想としてはそのまま船を強奪できるといいけれど
油壺をどうにかしないとね
引火ってどうやってするのかな
考えるのは状況を見てからかな
好奇心旺盛で創造力豊か気になる事があったら試してみたい
失敗する事も多いけど新たな糸口が見るかも
先ずは一般人達が騒がず落ち着かてパニックにならないようにしないとね
その為に【華麗なる姫騎士】で【士気高揚】させるために変身して突入しよう
騒がれて敵に見つかったら救出どころじゃなくなるからね
魔破・克也
船に付くまでは気楽な川泳ぎって所か、先ずは潜入からだ
先ずは北側から水中を泳いで、慎重に慎重に……
いや、楽しむ余裕があるって言ってたし、少しの間はのんびり流されるか
先行組が危ない所はある程度注意促してくれるだろう
……ふー、ぼんやりと流されるって癒されるよな。海岸とかだとそれどころじゃなかったし
俺も真っ当に水着姿は見れるようにならないと……色々と落ち着かないし頑張ろう
さて、決意表明した所で警戒しなきゃならない所で改めて泳ぐ
派手にならないように流れに沿って慎重にっと
甲板の奴らに気付かれないように死角を意識して、側面に穴を空けての潜入だったな?
そこからは船底へ、途中で油の処理出来そうな場所とか調べるか
「蟲将を新たに得る為に罪もない人々を焼き殺そうとは……」
一軒冷静沈着の様で、水面を見る赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)の瞳には炎が揺れていた。
(必ず皆さんを助け出さなくては……)
とても見過ごすわけにはいきません、とゴーグルで目を覆い水に潜る準備をしつつひそかに思い。
「もきゅ」
準備できたと言わんがばかりに背中に張り付いたモーラットコミュのマリコさんが一鳴きすれば、ちらり振り返って一度だけ頷いたイズルはその身を水中へ投じ。
「うむ、なんとありがたいことか」
先に水へ潜ったイズルに合掌で感謝しつつ無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)もこれに続いた。イズルの齎した残留効果によって周辺が水中での呼吸が可能な世界へと変わった今、息継ぎに水面へ顔を出す必要もなく。
「ボクたちも行くよ、ワッフル」
「もきゅっ!」
恩恵を受ける形でこれに続かんとする阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)が促せば、相棒で友達のモーラットコミュはすぐに蘭の後へ続いて水に飛び込んで。
「船に付くまでは気楽な川泳ぎって所か」
水面の乱れが治まらぬ内に魔破・克也(金欠守護者・g00588)もまた水の中へと入って行き。
(必須スキルがある場所はやはり苦手であるな)
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させたことで自身を迷彩模様で覆いつつ為は心の中で独言する。地上であれば無表情ながらに嘆息もしていたであろうか。
(光学迷彩でバレはしないだろうが)
時折振り返り背中のマリコさんを気にするそぶりを見せるイズルを視界に入れながら、為は上手く侵入できるかと目を水面の上へと向ける。今はまだ、潜入すべき舟の底もまだ視認はできていないようだったが、時間の問題でもあり。
(慎重に慎重に……)
敵に発見されぬよう細心の注意を払うという意味では克也も同様で、差異があるとすれば、この時時先案内人の説明の一部を思い出したことか。
(いや、楽しむ余裕があるって言ってたし、少しの間はのんびり流されるか)
克也からすると、味方が先行しているという状況でもある。危ない所はある程度注意促してくれるだろうとも思い、水の流れに身を委ねて。
(救出人数が多いから理想としてはそのまま船を強奪できるといいけれど)
一方で、水の中故に声には出さず考えながら泳ぐ為の後ろを進む蘭は知っている。船に載せられているのは囚われた人々だけでないことを。
(油壺をどうにかしないとね。引火ってどうやってするのかな)
進みながら船に積み込まれているであろう品と運用法について思いをはせたのはそれほど長い時間ではなく。
「考えるのは状況を見てからかな」
と判断を下し、見切りをつけた訳だが、この間もディアボロスたちは泳いだりして水中を進んでいるのだ。
(あ、あの辺りは深そう)
水の流れる向きや水底の深さなど周辺の地形を観察しながら蘭が進む中、克也は暫しの水中漂流を楽しんでいた。
(……ふー、ぼんやりと流されるって癒されるよな。海岸とかだとそれどころじゃなかったし)
ただただ身体の力を抜き流されるままに水面を見上げる克也が思い出すのは、目隠ししてスイカを食べていた時のこと。他のディアボロスと距離をとったのは、思春期の男としてあの時の様に異性の水着姿へ自分が動揺することを危惧したというのも理由の一つだったのかもしれない。まあ、女装少年が混じってはいたものの、水中を進む他のメンバーは全員男だったわけだが。
(俺も真っ当に水着姿は見れるようにならないと……色々と落ち着かないし頑張ろう)
秘かに決意表明し、ぐっと拳を握り締めてから克也はさてと胸中で呟き、水をかき始める。水しぶきを上げるでもなく、時折水面を気にしつつ慎重さも見せて。
(甲板の奴らに気付かれないように死角を意識して、側面に穴を空けての潜入だったな?)
そうして先行した味方へ追いつこうとしつつ今後の展開を脳裏で克也がおさらいしていた頃。
(肝が冷える気持ちだ)
為たちは件の楼船のすぐ近くへとたどり着いていた。迷彩模様で見つかりづらくはあるものの、為はじっと楼船の側面を見上げ。
(これがこれから侵入する船なんだね)
旺盛な好奇心を発揮して蘭は水中から船底やら船べりやらあちこちを観察しつつどうやって侵入するかを考え始め。
(あの辺りがよさそうですね)
蘭同様に侵入すべき場所を物色していたイズルは目星をつけた場所、木材と木材の間に無骨な日本刀の切っ先を突き立てる。そうしてこじ開け、引っぺがされて穴が出来れば、そこが潜入口となり。
「先ずは一般人達が騒がず落ち着かてパニックにならないようにしないとね」
プリンセスナイトに変身し、白銀の槍の穂先で穴を人が通れるくらいまで広げた蘭は、そのまま船内へと潜り込む。
「いよいよ船の中か。可能なら途中で油の処理出来そうな場所とか調べるか」
ようやく先行する味方に追いついた克也も仲間に続く形で側面の穴から船の内部へと至るが、実際に油壷などの確認が出来るのは囚われた一般人の救出準備と並行する形になるかもしれない。侵入口から明かりが漏れぬよう、ある程度進んだところでイズルのベルトに装備したライトの明かりを頼りに一同は船内の探索に移行するのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
「何だか物音がしたような……気のせいか」
かなりの人数の人間が閉じ込められていることもあって、その誰かの立てた音だとでも思ったのか。船内の人々がディアボロスたちに気づいた様子はまだない。だが、残留効果の恩恵はそれが一般人にも効果を及ぼすモノであるならば影響は受け始めてもいるだろう。甲板に進んで敵と戦うか、あるいは囚われた人々の救出や油壺の処置の為に動き出すか、何をどうするかはディアボロス次第でもあった。
赤上・イズル
■アドリブ・絡み歓迎
船内をフラッシュライトで照らしつつ囚われた一般人達を探す
見つけたら落ち着かせるために腰を落とし話しをする
皆さんどうか落ち着いて。我々はあなた方を助けに来た者です
甲板にいる蟲将らを我々が相手をしている間に脱出してください
…皆さん…必ずや待ってる人達の元へ帰り着いてくださいね
より聞き入れて貰えるよう【プラチナチケット】を用いる
手先の器用な大工さんにも良ければ手伝って貰いつつ
木の切れ端など寄せ集めてロープなどで繋ぎ合わせ板を作る
これで泳げない人は掴まって泳いで貰う
後は油壺…
これは蓋がきっちりと閉まっているようならそのまま壺ごと川に流す
もし導火線のようなものがあれはそれを断ち切る
「こっちでしょうか……っ」
フラッシュライトの明かりを頼りに船内を進んだ赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)がふいに足をとめたのは、何らかの物音を耳にしたからであろうか。大勢の人が詰め込まれているとなれば、何らかの物音がしたとしても不思議はなく。
「これは……なるほど、これなら見張りは居なくてもよさそうですね。我々にとっては都合がいいですが」
音の方へと進んだイズルが見つけたのは閂で開かないよう封鎖された扉で、周辺に人影はない。中の人間が逃げ出せない以上、必要ない見張りは置いていないということであろうか。
「あるいは、船を燃やした際に逃げ遅れないために蟲将を配していないのか……」
ともあれ、見張りがいないことで咎められることもなくイズルは閂を外して扉を開け。
「は?」
「え?」
「皆さんどうか落ち着いて」
突然開いた開くはずのない扉に中にいた人々が驚きの表情で固まるところへ、腰を落としイズルは話し始める。
「我々はあなた方を助けに来た者です」
「我々?」
「ええ、今は俺一人ですが」
じきに仲間もやってくると思いますとおうむ返しに問う声に応え。
「甲板にいる蟲将らを我々が相手をしている間に脱出してください」
「相手にって、そんなことして」
「大丈夫です」
自身の言に何とも言えない顔をした人の言葉を遮り、イズルは断言すると。
「ですが、準備も必要ですから」
周囲を見回したイズルが目をとめたのは、囚われていた人々を繋いでいたと思しき縄。
「これでいいでしょう」
囚われた人々の中に大工がいたこともあって泳げない人々がつかまって浮くための小道具を作るのにそれほど時間はかからなかった。
「……皆さん……必ずや待ってる人達の元へ帰り着いてくださいね」
最後に言葉をかけてからイズルは囚われた人々の元を離れ。
(後は油壺……)
歩き出しつつ探すのは、船に積まれた油のありか。
「ありました。ですけど」
歩き回ることで問題のモノを見つけはしたイズルだったが、一人でどうにかするには量が多く。それでもやれるだけやっておきますかと油を運び出し始めるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
魔破・克也
さっきの奴の仲間だと言えば話はスムーズに進むだろう
体力がある者の対処は出来たが、残りは問題は子供や老人の体力がない人の対処か……ふむ
一つ目のアイテムポケットに畳んだ状態のゴムボート、二つ目に足踏み型の空気入れポンプを入るだけ用意して、それを渡してみるか
先程の浮き物ででもどうにもならないぐらい、泳げない程の体力が無くなっている人用に使って貰おう
一つ目は使い方と作り方を説明しながら作って、後は現場の人達に作って貰う
体力回復用に食料とか水とかも渡せれば良かったんだが、済まない
それらが終わった後に油壺の持ち運びの手伝いをしに行く
物を出してフリーになったアイテムポケットにも入れる事で持ち運びの効率もあげ
無・為
船から人を効率よく逃がすため蠱毒から羽虫のジンを大量に出してスーパーGPSの効果で船内の詳しい図面、油や食料から、人質や敵の位置まで把握して伝えます
光学迷彩と後は百足のジンで荷物を素早く運んで行こうと思います
(さっきの奴の仲間だと言えば話はスムーズに進むだろう)
先に囚われていた人々と接触した味方と入れ違いの形で魔破・克也(金欠守護者・g00588)が歩む先にあるのは、閂を外され、一部を逃走用の道具の材料とするために取り外された扉の先。
「あなたも先ほどの方の……」
概ね克也の予想した通りと言うべきか。短い期間に訪れた蟲将ではない見知らぬ人物ということでさっきの奴の仲間という主張はすんなり受け入れられ。
「まずは避難の準備を優先せねばな」
克也が囚われていた人々と接触していた頃、無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)は船内を歩き回っていた。甲板には蟲将が健在であるこの時点で囚われた人々を逃がせば発見される恐れがあり、現状で行えるのはあくまで避難の準備までなのだ。
「蠱毒をもっとうまく使えればよいのだが、難しいものだ」
パラドクスを用いて羽虫のジンを出したとしても長くて一分もすれば消えてしまうため、攻撃に用いることはできようが、散開させて船内の構造を調べるなど個々に探索をさせることは難しく。
「全くの無意味という訳でもないが」
自分の足で調べた船内の地図には為の位置がきっちりと表示されていた。パラドクスの齎す残留効果のほうはきちんと役目を果たしているようでもある。
「……この様な感じで宜しいか……? むう、しかし字は拙かろうな。そこは口頭で説明だ」
地図に発見したものを書き込みつつ天井を一瞥したのは、甲板に蟲将が居ると時先案内人が言っていたからであろうか。
「体力がある者の対処は出来たが、残りは問題は子供や老人の体力がない人の対処か……ふむ」
時折考え、地図に書き込みを加え空白を埋めていた為はやがて向こうから人の声を拾い。
「……ここであったか」
更に進んで克也が何かを幾人かの人々に渡しているのを目にすれば、そこが大勢の人々が閉じ込められていた場所であることを為も理解し。
「……惨いものだ」
克也の側に衰弱し立てない人を見つけたのであろう。
「何か食料があれば持ってきても良かったのだが」
所詮燃やすための人間。おそらく蟲将たちはそう考え、捕らえられた人々の分の食料など用意されていなかったようで、歩き回ったが見つけたのはほぼ火計に用いられる油壷ばかりであって。
「体力回復用に食料とか水とかも渡せれば良かったんだが、済まない」
「いいや、気にしなさるな。わしらは充分助けられておりますよ」
為の分まで代弁するように頭を下げた克也に頭を振ったのは、しゃがみ込んだ老人。
「わしらはともかく、このまま子供らもどうなってしまうのかと思っておりましたが、こうして救いの手があった」
ありがとうと感謝の言葉を告げる老人を含む人々に渡したものの説明や地図を見せて船の構造や甲板に蟲将が居ることなどを二人は伝え終え、その場を後にすると。
「油壺の持ち運びの手伝いをしに行くとするか」
「うむ」
すれ違った仲間を思い出して口を開いた克也の言に為は頷く。
「油壷ならば……燃やしてしまえばいいのではと思ったこともあるのだがな」
現時点では囚われた人々の脱出もなっておらず、脱出直後に火をつけたとしても炎が船に回り楼船が沈んでしまえば脱出する人々にも被害が出ていたことだろう。
「このあと戦うことを踏まえても、今船に沈んでもらっては困るしな」
自身の独言に応じた克也へ為は頷きを返し、二人が油壷の集積場所までつけば労働力が純粋に三倍になった上に1m×1m×1mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を所持できるようにもなったが故に運搬作業ははかどって、壺の処分は想像以上に早く終了する。あとは蟲将たちを倒した上で脱出準備を終えた人々を逃がすのみ。
「逆に言うなら戦いはまだまるっと残ってるわけだがな」
肩をすくめた克也は甲板の上に居る敵へと視線を向けるように天井を見たのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
船内から現れると早計に火計を仕掛けられそうだし
一般人に被害がいかないように囮も兼ねて
再び水中に戻って外から船に接近して攻撃
火計を前提にしてるだけあって船は燃えやすく油を塗ってあるね
油汚れとしてクリーニングで綺麗になるかな
どこまで効果的はわからないけど【天架ける虹の輝き】で船内から持ち出した油の洗浄も兼ねてクリーニングの雨を降らせ洗い流す
翅を擦り合わせ炎を放つのは厄介だね
船に引火したら危ないし迅速に速攻で倒さないと
虫って水攻めが有効なんだよね
【天架ける虹の輝き】で氷の雨を降らせて相手の息をしている気門の穴を塞ぎ溺れさせ体温を奪い攻撃
赤上・イズル
■アドリブ・絡み歓迎
避難の準備と油壺の処理は仲間達のおかげでなんとか出来たようですね
ではあとは…上の奴らを殲滅するのみですね
マリコさん、行きましょう!とモーラットのマリコさんに声をかける
たしかに船内から出て来たところを攻撃され
船に引火したり船底の人達が被害が被るのはまずいので
阿良々木さんと同じく一度水中に戻り
そこから【飛翔】で飛び上がる戦場を上空へと持ち込む
あなた方の相手はこちらです!と声をかける
これから船底から出て来る仲間達がいればそちらからの敵の気を逸らす
『空中戦』でうまく敵を誘き寄せつつ『誘導弾』で敵を翻弄
一瞬の隙を見逃さず『一撃離脱』と『不意打ち』にてパラドクス【緋天】を放つ
(避難の準備と油壺の処理は仲間達のおかげでなんとか出来たようですし)
首尾よく諸々の脱出準備を終えられたことを思い出しつつ赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)は舟の上方へと意識を向け。
「ではあとは……上の奴らを殲滅するのみですね。マリコさん、行きましょう!」
「もきゅっ!」
呼びかければ応じたモーラット・コミュのマリコさんとともに動き出そうとした時だった、甲板ではなく船にあけた穴の方へと進む阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)の姿を目にしたのは。
「船内から現れると早計に火計を仕掛けられそうだし」
一般人に被害がいかないように囮も兼ねてさという理由で一度水中に潜って外から蟲将たちに襲い掛かると聞けば、たしかにとイズルも直接甲板に向かわない理由に納得し。
「船に引火したり船底の人達が被害が被るのはまずいですからね」
蘭に同行する形で船を出て水の中に潜ることになったのは、必然だったかもしれない。
(火計を前提にしてるだけあって船は燃えやすくなってるだろうけど、クリーニングで綺麗になるかな?)
一度水に潜ってから水面から顔を出した蘭は首をかしげてみるも、検証の時間はなく、船べりの向こうに歩く蟲将の姿を認めれば、そのまま延々浮かんでいるわけにもいかない。
「せきとうおうりょくせいらんし 煌めけペンタプリズム レインボーシャワー」
「ぷ、ぐあっ?!」
大きさにして30cm、が視認した蟲将の頭上に出現した雲は虹色に輝く七色の雨を蟲将と近くの船縁に浴びせ。
「おのれっ、そこか!」
雨を振り払った蜂の蟲将は、翅を超高速で擦り合わせ生じた高熱の炎を蘭目掛けて放った、ただ反撃した相手のいる場所が悪かったかもしれない。蘭の身体はまだほぼ水の中なのだ。
「あの翅を擦り合わせ炎を放つのは厄介だね。船に引火したら危ないし迅速に速攻で倒さないと」
囚われた人々のことも鑑みればのんびり考察しているような場合ではないが、蘭が落ち着いていられるのにも理由がある。
「あなた方の相手はこちらです!」
「なっ」
驚きの声を上げ、顔を上げた蟲将、呉軍鋭蜂兵が目にしたのは、炎のように燃え上がらせた魔力の翼を用いて空を飛びいつの間にか自身へ肉薄していたイズルの姿。
「九字切流二刀式奥義・緋天!」
「がっ」
蟲将のもとまで距離を詰めた加速を乗せた二振りの刃はそのまま呉軍鋭蜂兵の身体を四つに分断し。
「振り払うってことは水攻めも有効ってことだよね」
イズルが蟲将を仕留めている間に船の上に上がってきた蘭は次の敵を見定める。おそらくは二人の狙い通り、これから船内から登って来たディアボロスに気づく余裕など蟲将たちには存在しないだろう。イズルたちの襲撃もまだ始まったばかりなのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
ヴォルロント・エルダールーン
(サポート)
ドラゴニアンの撃竜騎士×モーラット・コミュ。
赤い鱗と金色の瞳が特徴的。
恐ろしい見た目をしているが、平和主義者。
「今回は、宜しくお願い致します、自分は新参者ですので、指示を下さい!」
敵にも敬語
「行きますよ!」
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動。
他のディアボロスと積極的に共闘し、主に前衛での足止めや殲滅を行う。
依頼の成功よりも情などを比較的優先する傾向がありますが、
成功を目標とする味方の邪魔をするようなことはしません。
また、介錯など、苦しんでいる人のために自身は心身ともに積極的に傷付きに行きます。
細かい部分はお任せ致します!
宜しくお願い致します!
丹後・安喜光
(サポート)
『武人であろうが妖であろうが、お相手いたす』
人間の陰陽師×妖怪博士、14歳の男です。
口調「男性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、戦闘中「多少感情的(俺、お前、か、だろ、かよ、~か?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
基本、軽口少な目、真面目に行動する性格です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
如月・アオイ
(サポート)
『大丈夫! ここはアオイに任せて!』
人間の魔創機士×ワールドハッカー、16歳の女です。
普段の口調は「ふつう(自分の名前、~君、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、真剣な時は「真面目(自分の名前、アンタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。
年上には「~さん」呼びです。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
申し訳ありませんがグロ系の依頼はNGです。
あと未成年なのでエッチな依頼もNGです!
フリーダ・レッチェ
(サポート)
サイボーグの殲滅機兵×航空突撃兵、18歳の女です。
クールでフラットな性格で
普段の口調は「無口(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、
時々「幼い(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
過程より結果を重視し、その場と目的に照らして最適と考える行動を行います。
そのため、目的に反する行動や他の復讐者に損害を与えるような行動はしませんが
自身の身や障害となってしまった一般人を顧みずに行動します。
その点を他復讐者に咎められるかもしれません。
しかし殺生を好んでいるわけではなく、また協調性も最低限ありますので、
代替案を提示されれば従います
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アデレード・バーンスタイン
(サポート)
秩序と平和を重んじるエルフの戦士です。お嬢様然としていて普段は物腰穏やかですが本質は脳筋です。
戦闘ではエルフらしく弓や機動性を活かした撹乱をしますが全ては接近して素手による格闘戦に持ち込む布石です。
弓矢で牽制しつつダッシュで近づき相手に怪力を生かした素手による攻撃を打ち込むことを得意とします。
また、進んで前線に切り込むことで味方の作戦の囮になったり接近の手助けをする効果も狙います。
戦闘以外では主に偵察任務や怪力を生かした力仕事を担当します。前者は忍び足や偵察技能を生かして相手にばれずに情報を得て場合によっては不意打ちで撃破したりグラップルで無力化します。
アーリヤ・アマミヤ
(サポート)
「ここはお任せ下さいませ!
「これが高貴なる一撃ですわっ!
「これが私の役目ですわね
「任されましたわ!
「そこですわ!
「決めポーズ!ですわね
・口調
(エセ)お嬢様口調
~ですわ
味方には(名前)様
敵は呼び捨て
・キャラ
高貴な生まれで自信満々
だけど世間知らずで失敗も多い
あんまり頭もよくない
けどめげない
あとノリがいい
・性格
責任感が強く役目や義務を重んじる
ノリがいい
・得意な戦法
自身の高い魔力で殴る蹴る
契約したジンを宿した武器に凄い魔力を宿したあと蹴る
武術の心得はないけど持ち前の運動神経で何とかします
あとはヤラレ役、エッチな目に合う、引き立て役、避難誘導員、実況解説、ボケやツッコミ
何でも美味しくお料理下さい
郡山・ヒサメ
(サポート)
【アドリブ・連携大歓迎】
俺は主に氷魔法を使って戦うぞ。
周りを凍らせたり、吹雪を吹かせたり、氷の武器を作ったり。色々応用利かせられるぜ!
どっちかってーと前に出てガンガン暴れるのが好きだけど、サポートが必要なときはそっちにも回れるからな。ま、いわゆる状況判断ってやつよ。パラドクスも臨機応変に使っていくぜ。
民間人が危険ならもち助けに行くが、もし子供がピンチならそっち優先して助けに行っちゃうかも。弟がいたからさ……。
や、子供じゃなくても助けるけどな!?
……あ、俺って無愛想に見えるかもしれねえけど、表情あんま動かせねえだけで不機嫌なわけじゃねえから。むしろ絡みに行くの大好きだぜ俺。
そんな感じでヨロシク!
古鷹・絢鸞
(サポート)
人間の鬼狩人×吟遊詩人、20歳の男。
どこか余裕のある飄々とした口調(僕、キミ、だねぇ、だよ、だよねぇ、なのかい?)
どんな状況でも飄々とした態度です
よく喋り、他のキャラにも積極的に絡みに行く
パラドクスは指定の物の中から状況にあった物を使用
どちらかと言うと戦闘より残留効果によるサポートの方が得意です
芸術方面に明るいです
他の参加者の迷惑となる行為はしません
後はおまかせ
よろしくお願い致します
薬袋・水音
(サポート)
基本的には面倒見が良くあまり前に出ないでサポートに回っていくタイプ。
絵描きというスタンスを崩さない立ち回りをします。
日常部分ではツッコミ属性というか空気を読んで被害担当にまわったりして話を回そうとする
気遣いというか自己評価が低いからそうしがち、なのかもしれない
一騎塚・喜一
(サポート)
加勢に参りました
皆様が憂いなくその力を奮えるよう、虎嘯風生の一助となれましたら幸いです
平安鬼妖地獄変出身
不要な争いは好みませんが必要とあらば敵戦力を削ぐことに注力し、
どなたかの指示があればそれに従います
些末な事はこちらにお任せ下さい
戦闘では刀か体術での接近戦を挑みます
一般の方々や家屋への被害は可能な限り無しに、若しくは最小限に抑えるよう努めます
パラドクスは指定したものをどれでも使用し、
負傷は皆様の足を引っ張らない限りは気にしません
他の人に迷惑をかける行いはせず、公序良俗に反する行為も致しません
連携アドリブ等その他全てお任せ致します
「一体どこから?! くそっ」
突然のディアボロスたちの襲撃で甲板の上は混乱のただ中にあった。
「無辜の民を死地に追いやる輩め、赦しはせぬ! この俺がお相手いたす」
「なん」
故にであろう。丹後・安喜光(人間の陰陽師・g03326)の声に気づいた時、呉軍鋭蜂兵たちは既に安喜光の展開した結界の虜囚であった。
「はっ」
「があああっ」
結んだ印を合図とするように結界の内部に放たれた式神が四体の呉軍鋭蜂兵へ殺到し。
「の、れ」
「うぐ」
最後の力を振り絞り蟲将たちが放った高温の炎は当人らからすれば不幸なことに立ち位置の関係で自身を囲っていた結界に阻まれ、無念そうに安喜光を睨みつけながら呉軍鋭蜂兵たちは結界に捕らえた半数崩れ落ちる。
「しとめたか。だがまだ二体……」
味方の襲撃によって手傷を負いつつも見失ったか襲撃者の位置を捉えられず、当たりを見回す呉軍鋭蜂兵は他にもいて。
「行きますわ!」
「あれは」
生き残った残りの呉軍鋭蜂兵たちと戦いを続ける安喜光が視界内に動く影を認めたのは、直後のこと。ディアボロスたちの姿を見失っている内の一体へと味方が仕掛けたようだった。
「ぬおっ」
弓弦の音が立て続けに鳴って甲板に幾本かの矢が突き刺されば近くにいた呉軍鋭蜂兵は仰け反るも。
「なんだ、ただの矢か。こんなも」
「脅威でないことは承知の上ですわ」
パラドクスを伴わない攻撃があっさり無効化されてしまうのは、アデレード・バーンスタイン(エルフのデストロイヤー・g05838)も知っていた。故に矢を射かけたのはただの牽制以外のなにものでもなく、矢に気を取られた隙をついて蟲将へ駆け寄ったアデレードは特殊金属製の籠手に包まれた拳を握り固め、振りかぶっていた。
「ごべっ」
魂に満ちる衝動を念動力に変えて上乗せした殴打は顔面を粉砕する勢いで呉軍鋭蜂兵へ炸裂し、甲板すら撃ち砕いてめり込みながらも繰り出した蟲将の槍による突きは穂先に帯びた毒の飛沫を飛び散らせるもアデレードを捉え損ね、呉軍鋭蜂兵が力尽きたことで手を離れた槍は甲板を転がる。
「とりあえずは一体。ですが、まだまだいますね……」
起き上がってこないことを確認してからアデレードは再び弓に矢をつがえながら甲板を見回し。
「一番近いですし、あの方にしますわ」
挨拶代わりと言わんがばかり、先ほどの様に牽制の射撃を放つと、標的と定めた蟲将目掛けて走り出し。
「今回は、宜しくお願い致します、自分は新参者ですので、指示を下さい!」
「任されましたわ!」
同じ甲板の上、視界内の仲間へあいさつするや告げたヴォルロント・エルダールーン(殲滅、破壊、渾沌、多肉植物・g06769)へ自信満々に答えたのは、アーリヤ・アマミヤ(魔霊ジンキック初級・g03479)。
「お手本を兼ねて私が仕掛けますわ! ですのでその援護をお願いしますわね」
「は、はい」
若干の緊張とセットにするようにちらりと炎を吐きつつもアーリヤの言にヴォルロントは頷き。
「いざ……」
一挙手一投足を見守られる中、アーリヤは砂漠の風の力を封じた宝珠へとエネルギー生命体である「ジン」を宿し。
「これが高貴なる一撃ですわっ!」
浮かび上がる宝珠を振りかぶった足で思い切り蹴り飛ばした。
「えっ」
「ごげっ」
たまたまこれを目にした薬袋・水音(空と大地を繋ぐ水・g00850)が思わず声を漏らすが、空から襲ってきた他のディアボロスを探すあまり空を仰いでいた蟲将は飛来する宝珠に気づかず、後頭部に直撃を受けた上、生じた巨大な魔力で近くの味方もろとも薙ぎ払われた。
「あれが才能ってやつかね」
絵描きというスタンスであるからか、一歩引いて必要なら援護も可能な位置で戦場を眺めていた水音は一度は声をあげてしまったものの、相手が大方手負いであったからかきっちり蟲将を仕留めたアーリヤの攻撃に何とも言えない表情で空を仰ぐ。
「あっ、待、待ってくださいまし!」
こう、波でも来たのか僅かに船が揺れて転がって行ってしまった宝珠を慌てて追いかけてゆくとこまで見ていたら、ツッコミ属性を発揮して何か言っただろうか。
「ぬ? 貴様、いつの間に」
「あ」
いや、おそらくは何か言うよりも早く動いていたであろう。空を仰いだのは短い時間、アーリヤが宝珠の転がった先で蟲将と鉢合わせになる光景は目にしていたのだから。
「行きますよ!」
「ごはっ」
アーリヤに気を取られていたこともあって、言葉通り援護に回り竜翼で空中に舞い上がり急襲したヴォルロントによってアーリヤと鉢合わせになった呉軍鋭蜂兵は撥ね飛ばされ。
「うぐぐ、よくもやっ」
「才能が足りないと不便だな、全く」
背をしたたかに甲板に打ち付けた蟲将が即座に反撃に出ようとしたところで水音はポツリともらし、墨で魚たちを描かけば動き出した魚たちは宙を泳いでヴォルロントを槍で突こうとした呉軍鋭蜂兵へとまとわりついて。
「しまっ」
一撃で倒れることはなかったとしても手負いの身だ。墨の魚にまとわりつかれた呉軍鋭蜂兵が起き上がってくることはもうなく。
「助けられてしまいましたわね。ですが、こっから汚名返上ですわ!」
宝珠を拾い上げたアーリヤが再び宝珠に「ジン」を宿し足を振りかぶる。
「まぁもう少し付き合うとするかなぁ」
戦いはまだまだ続くのだろう。そしてサポートもまだ必要と見たのか。ドラゴンのヒゲで作られたらしいという絵筆を血液を混ぜ込んだ特殊塗料に浸すと水音は再び絵を描き始める。味方に何か起きた時にフォローが出来るように。
「こう、直接切った張ったよりは手助けの方が得意なんだがねぇ」
古鷹・絢鸞(自由と文化を愛する道楽者・g07624)が呉軍鋭蜂兵と対峙していたのは、同じ甲板の上でのこと。
「大丈夫! ここはアオイに任せて!」
どこか余裕を感じさせる飄々とした様にはそれほど困っているようには感じられなかったが、駆けつけた者はいた。
「な」
目の前の相手に集中していた蟲将からすれば如月・アオイ(笑顔の案内人・g03282)の参戦は想定外。異空間に繋がる穴へ手を突っ込んでアオイは剝き出しになった歯を持つ口の中から銃身を飛び出させた戦闘用の魔導機械を引きずり出す。骨のような尾は反動を逃がす足に、正面にも側面にもある朱の目はぎらり呉軍鋭蜂兵を睨んだが、蟲将にこれを知覚しているような時間はなかった。
「おごっ」
まさに高速の一撃と言って過言ない銃撃が車線上に居た他の蟲将も巻き込んで呉軍鋭蜂兵の身体に大きな風穴を穿っていたのだから。
「ぐぅ、おの」
「さて、今日こそ山の一つでも越えてみようか」
深手を負いつつも即座に反撃に出んとする蟲将へ頭上から降ってきたのは先ほどまで対峙していた絢鸞の声。
「いつの間」
「な、はや」
「おっと、失礼」
宙を蹴り頭上を取る位置にあった絢鸞はそのまま愕然と空を仰いだ呉軍鋭蜂兵たちを踏み砕き。
「いや、隙を作ってくれて助かったよ。獲物の横取りになったなら申し訳ないが」
「ううん、そんなことないよ。それより、まだクロノヴェーダは残ってるし」
礼に続けた絢鸞の言葉に頭を振ったアオイが示す先には、確かに槍を持った呉軍鋭蜂兵がおり。
(観光でも何でもないものね)
初めて訪れるディヴィジョンであったが、戦場ともなれば平安鬼妖地獄変の時のように初めて見る風景、そこにある空気に感動する余地などなく、フリーダ・レッチェ(サイボーグの殲滅機兵・g01237)はちょうどアオイの示した敵を見据えていた。
「ぎゃあああっ」
今いる場所が戦場で、対峙した敵が気づいていないなら、何をすべきかはおのずと知れる。フリーダが自らの動力炉から放った高熱の火炎は不意を突かれた蟲将を二体ほど火だるまにし。
「なっ?! 誰だこんなところで炎を使う馬鹿は」
「消せ! 早く火を消せ!」
蟲将たちからするとこの楼船は魏軍を焼くための船。役目も果たせず燃やされてはたまらないと近くにいた呉軍鋭蜂兵たちが仲間を焼く炎を消そうと隙を作り。
「大変そうね、手伝うわ」
「頼む、あ?」
横から聞こえた声に反射的に返した呉軍鋭蜂兵は次の瞬間、まだ燃える仲間二体とともにアオイの持つ魔導機械の尾で薙ぎ払われて宙を舞っていた。
「くそ、他にも敵ぎゃっ」
「流石に失火で船が燃えては意味がないということだろうねぇ。この甲板も油を撒くとしたら敵船にぶつかる前を想定しているとかそんなところかな」
呉軍鋭蜂兵たちが焦った割には甲板が燃えなかった理由を考察しつつ絢鸞はとどめを刺した蟲将の上から退き。
「我らがこれほどあっさ」
「敢為堅忍、成し遂げてみせます」
フリーダが生じさせた追加の混乱に乗じる形で幾体かの呉軍鋭蜂兵が討たれた中、蟲将側からすればありがたくないことが続けて起こる。
「がはあっ」
研ぎ澄まされた刃に味方の被害に慄いた蟲将が両断されて果て。
「加勢に参りました」
倒れた呉軍鋭蜂兵の向こうで一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)は告げる。
「些末な事はこちらにお任せ下さい」
「些末事?! 我らが些末事だと?!」
味方が憂いなくその力を奮えるよう、虎嘯風生の一助となれましたら幸いですとしつつ続ければ、両断された仲間に巻き込まれ刀傷を負った呉軍鋭蜂兵が激昂し。
「後悔するがいい!」
怒りのあまり先の騒ぎも忘れたか翅を超高速で擦り合わせ、生じさせるは高熱の炎。
「させねぇよ」
「なん」
ただ、反撃の炎を放たんとした時、横合いから聞こえた声に蟲将は振り返りかけて。
「火は消してほしいってんだろ? 聞いてたぜ……吹けよ風、呼べよ嵐――凍っちまえよ、何もかも」
郡山・ヒサメ(絶対零度・g06065)の姿を目にした瞬間、周囲一帯を凍てつかせるほどの猛吹雪へと襲われる。
「これである程度は相殺できんだろ、っと」
自らの起こした吹雪、炎への対処ができたとヒサメは一息つきかけたところで身をひるがえす。
「うぐっ、仕損じたか」
あと一歩のところで穂先にヒサメをとらえ損ね、体の色を甲板と同じ色に変えた呉軍鋭蜂兵は槍を突き出したままの姿で呻いた。
「あー、複数吹雪に巻き込みゃ、反撃も一斉にこっちに向くか、っとと」
さらに雪の色に姿を変えた呉軍鋭蜂兵の槍に襲われ、かろうじてしゃがみ躱したヒサメの前には突いた槍を引き戻す蟲将の姿。
「どっちかってーと前に出てガンガン暴れるのが好きだからな、そういうのも望むところと言いたいが、今はそんな気分じゃねぇんだわ」
悪いな、と言ってからヒサメは問うた。
「俺ばっかりにかまけてていいのか?」
と。
「ばざっ」
「はがっ」
ヒサメの言葉の意味を呉軍鋭蜂兵たちは理解できたであろうか。蟲将たちを斬り捨てた喜一は血とも体液とつかぬものを払うように日本刀を一振りし。
「いやぁお見事」
無表情ながらヒサメが拍手して見せれば喜一も軽く頭を下げるのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV3になった!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV2が発生!
【先行率アップ】がLV5になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
姜・翠華
(サポート)
・傾向
平常時は冷静で、目上の人間には礼節も弁えている
しかし実際にクロノヴェーダと相対すると憎しみから好戦的になり、冷静さを失いがち
それにより窮地に陥ることもありその都度恥と劣等感に苛まれるが、それで腐ることなく更なる研鑽を積むためのモチベーションにする
・自己紹介
「姜・翆華よ。ディアボロスとして、クロノヴェーダを倒すためであれば協力を惜しまないわ。故郷を滅ぼし、最愛の弟を奪ったクロノヴェーダに復讐する。それが今の私の生きる意味だから……今は、それ以外のことに現を抜かす気もないわ」
・PLより
アドリブ、絡み歓迎です
当PCについては苦戦描写や敗北描写も歓迎ですので、気軽に動かしてあげてください
天宮院・星夜
(サポート)
妖狐の陰陽師×クダギツネ『こん太』、7歳の男です。
普段の口調は「男の子(ぼく、~くん、~ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、怒った時は「丁寧(僕、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アドリブOKです。
「駆けよ、我が愛馬よ! 麒麟が如く!」
一体また一体と蟲将は倒れ、敵の混乱はまだ収まらぬ。となれば、故郷を滅ぼし、最愛の弟を奪ったクロノヴェーダを前に姜・翠華(語られざる麒麟児の姉・g02408)は座視などしていなかった。
「かはっ」
「うげっ」
むしろ挨拶代わりと言わんがばかりに呼び笛でどこからともなく喚び出した無双馬にひらり跨り、雄々しくも人馬一体となって突き進んで青龍偃月刀の切っ先、あるいは馬蹄にかける形でゆく手に居た二体の呉軍鋭蜂兵を蹂躙された。
「おのれぇ、いい気になるな!」
ただ、呉軍鋭蜂兵もやられっ放しでは居らず、馬蹄で踏まれた場所を陥没させながら蟲将も周りの色に溶け込むように姿を変え、駆け抜けた翠華の背後を狙い。
「うっ」
声に翠華が気づいた時には槍の穂先は躱せぬ距離、ただその身を狙った槍が翠華に刺さることはなかった。クダギツネのこん太が影へ牙を突き立てることであと一歩踏み出すのを許さなかったのだ。
「大丈夫? んと……」
「姜・翆華よ。助かったわ」
軽く首をかしげて見つめてくる天宮院・星夜(もふもふ幼狐・g01324)へと名乗ってから感謝を述べる翠華の顔が若干赤いのは、敵を仕留めようとするあまり隙を晒した己への羞恥か、ただ。
「小童が、よくも邪魔をげっ」
反撃の標的を星夜に変えた呉軍鋭蜂兵をそのままにしておくつもりも翠華にはなかった。Uターンさせた無双馬の馬蹄で槍を星夜に向けた蟲将を踏み殺し。
「ありがとう、翠華お姉ちゃん」
「気にしなくていいわ……借りを返しただけだから」
普段は礼節を弁えていようとも憎むべき蟲将の存在する戦場で不覚をとった後となっては平静さも保てないのであろう。星夜が口にした礼の言葉に軽く頭を振ると次の敵を探す様に馬首を巡らし。
「ぼくも負けていられないよね」
「こぉん」
ポツリ漏らした星夜の言葉に同意する様にこん太は鳴いて、星夜もまた倒す敵か支援すべき味方か、いずれかを探して甲板を歩き出し。蟲将は更に数を減らせど戦いはまだ終わりを見せなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【スーパーGPS】がLV2になった!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
魔破・克也
先程の集めてくれていた情報に加え、自身による忍び足の偵察、敵の詳細な配置を把握
何処から不意打ちを仕掛けやすいのか、どの個体なら不意打ちで倒しても、視覚等で気付かれるまで時間を稼げるか等の情報を収集
忍び足を用いた早業による暗殺、不意打ちによる撹乱等をやる何時もの
断末魔を上げさせず、倒す事で襲撃の発覚を遅らせる事も試し
この時、対応による有能個体の見極めも行い、兵を纏められないよう最優先で排除
同業で同じ事をやる奴少ないし、有効だからって何時も暗殺行動してるが……本業は守護者だぞ、これでも
今回のこれも人々守る為に繋がっているが……格好良く立ち回るのにも憧れるぜ
ま、愚痴ってもやれる事をやるしかないんだが
無・為
流石に数が多いな、光学迷彩がある内に闇に紛れて数を減らすか
鬼灯を呼び出し近くの兵の首を掻っ切る、勿論鬼灯は不満げだ
男の子、格好良く大立ち回りしたい年頃なんだろう
「…分かってくれ、周りに迷惑が掛かるから…今は穏便に事を済ましてくれ……」
また鬼灯は闇に消える、私も仕事をせねばな
まだ眠る梔子をそろそろ起こして共に手伝って貰わなくては
荷物も人も安全に
私達は気付かれてはいけないからな
雁金・湊
船に被害が及ぶのは良くないからな。
敵の攻撃は【看破】で不意打ちを見抜き【残像】位置を把握し辛くさせて回避する。
そうやって甲板上を移動し、仲間が戦い易いようプラズマ拳銃『ヒトイロ』で【制圧射撃】を行う。
もし敵が炎系の攻撃を仕掛けて来たら【高速詠唱、氷雪使い】で即座に『アイスエイジブリザード』を放ち対抗する。
複数体に攻撃すると同時に、少しでも炎を相殺出来れば……あと甲板への被害を抑えられればいいな、と。
基本は仲間のサポートとフォローに回る予定。
「うむ、流石に数が多いなと先ほどまでなら言っていただろうが……」
もっとも、甲板の上に居る呉軍鋭蜂兵の数が随分と減ったのは事実で、無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)は軽く頭を振る。
「いや、数が多かったからこそあれだけ討たれていまだ生き残りが居ると見るべきか」
いずれにしても為のすることは決まっていた。
「沈まれ! これ以上のひ」
ただ、先に動いたのは、魔破・克也(金欠守護者・g00588)だった。味方が戦う中で敵の詳細な配置を把握することに努めていたこともあり、未だ続く混乱を収めようと声を張り上げた呉軍鋭蜂兵を有能個体と見て忍び寄るや、異空間に繋がる穴から取り出した武器で一撃を見舞ったのだ。既に他のディアボロスの襲撃に遭い手負いであったのだろう。克也の目論見通り断末魔をあげることすらできず蟲将は崩れ落ち。
「同業で同じ事をやる奴少ないし、有効だからって何時も暗殺行動してるが……本業は守護者だぞ、これでも」
敵の数を一つ減らした克也は複雑そうに空を仰ぐ。ただ、有効と言うのは間違いないのであろう。
「この俺、鬼灯が直々に相手をしてやる。この魂を刈り取る刃でな」
「がっ」
迷彩模様で自らを覆い敵の混乱に乗じた為もまた、呼び出した鬼灯にまだこちらへ気づいていない呉軍鋭蜂兵の首を掻っ切らせていた。
「……分かってくれ、周りに迷惑が掛かるから……今は穏便に事を済ましてくれ……」
敵の数はずいぶんと減っている。このまま全滅するまで不意打ちで仕留めてゆけば危険は少なく、効率も良い。消える鬼灯へ詫びながらも為は方針を変える必要はない様で。
「私も仕事をせねばな……まだ眠る梔子をそろそろ起こして共に手伝って貰わなくては」
独言はこの後の呉軍鋭蜂兵を率いる将との戦いを見据えてのものか。
「今回のこれも人々守る為に繋がっているが……格好良く立ち回るのにも憧れるぜ」
為たちのやり取りの片方へいくらかの共感を覚えたのかポツリ零しはするものの。
「ま、愚痴ってもやれる事をやるしかないんだが」
嘆息とともに割り切った克也は生き残りの呉軍鋭蜂兵を倒すべく足音を忍ばせて歩き出し。
「おのれ、これでも喰らえっ!」
ディアボロスたちが幾度か不意打ちを敢行した中の一つでのこと。いかに不意打ちと言えど、生き残れば。生き残らずとも最後の力を振り絞り反撃に転じる蟲将も存在はした、ただし。
「な」
「見えている。攻撃対象にだけ注意を割きすぎだ」
毒を帯びた槍での突きも甲板に近しい色へ体の色を変えての奇襲も備える者が居れば効果はいま一つとなる。呉軍鋭蜂兵のまさにこれから進もうとした場所、味方と敵の中間へとプラズマ・スタン・ニードルを放つことで雁金・湊(失った記憶の欠片を求める魔術師・g02358)が蟲将の足を鈍らせれば、生じた隙を味方が見逃すはずもない。
「無、念」
身体に穴を穿たれた呉軍鋭蜂兵は手にした槍で誰を貫くこともできず前のめりに倒れ込み。
「船に被害が及ぶのは良くないからな。流石に蟲将もこの時点で船を燃やすつもりはないようだったが」
敵が炎を使ってきたなら凍てつく吹雪で応戦することを味方に伝え、湊は再び敵の数を減らすべく襲撃を始める克也たちへと意識を戻した。
「くそっ、このままでは……ぎっ」
あたりを見回し味方が居ないことに動揺も顕わな呉軍鋭蜂兵がそれこそ周囲に気を散らしたがゆえに為の呼び出した鬼灯に狩られ。
「甲板への被害は抑えられそうだな」
既に片手の指で数えられるところまで数を減らしていた蟲将は湊の視界の中で次々に倒されてゆく。
「これで最後、だな」
異空間に繋がる穴から取り出した短剣を一閃させて、克也は呟く。首を切り裂き断末魔すらあげさせずに倒したその個体こそ実際に最後の生き残りで。こうして甲板の上はディアボロスたちに制圧されたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV4になった!
【光学迷彩】がLV2になった!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV6になった!
【ダブル】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
リズク・バウワーブ
(サポート)
口調:俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?
人々の安全を護るのが俺のやるべき事。
それを害する奴らを排除するのも俺のすべき事。
だからこそ剣を握り、戦いに赴こう。護るべき存在がある限り。
ケペシュの斬撃で攻撃、『嘆き』『守護』『忠誠』をメイン使用
相手の攻撃は可能な限り、戦闘知識と臨機応変を活かしてラウンドシールドで攻撃を受け流して反撃やかばう
敵を誘導する際は誘導弾、投擲などで注意をひく
周囲を警戒しつつ、仲間に危険が及べば警告を
あくまで俺はサポートだ。前線で戦う仲間の助けになればいい。
西院鬼・織久
(サポート)
【NG】
公序良俗に反する行動はしません
過度なギャグ、性的なシナリオは参加できません
【行動】
基本的に敵を倒す事を最優先
救助や護衛は人命やシナリオの成否に関わり他に任せられる人員がいなければ行う程度の優先度
探索は敵の情報に関わる物は積極的に、そうでなければ他に任せる
【戦闘】
特攻タイプだが敵行動や攻撃を観察し【戦闘知識】を基に戦闘の流れを組み立てる事はする
武器に【怨念の炎】を宿し【氷雪使い+呪詛】分のダメージを上乗せ
先制が取れるなら一気に突っ込み【パラドクス】を叩き込む
先制不可なら【残像】を駆使して敵の視線を誘導してサイドや死角に回り込んで攻撃
危険な時は【残像】や【一撃離脱】で回避して仕切り直し
「主らに乗船を許した覚えはないが……」
楼船の建物内に居ても呉軍鋭蜂兵とディアボロスたちの戦闘がおこっていたことは音である程度察していたのであろう。
「使えぬ者どもよ、よもや後れを取ってここまで乗り込ませようとはな」
踏み込まれても狼狽などせず、不愉快そうに鼻を鳴らした蟲将、猩紅妃に見据えられながらリズク・バウワーブ(探求者・g00193)はケペシュを構えた。
「人々の安全を護るのが俺のやるべき事。それを害する奴らを排除するのも俺のすべき事」
則ち、目の前の敵の排除だとリズクは距離を詰め。そのまま斬りかかるかと思えば別に動く人影があった。
「ぬっ」
リズクの口にした言葉に偽りはない。ただ、あくまで味方のサポート、前線で戦う味方の助けになろうともしていたことを口にしなかっただけで、リズクに気を取られすぎた猩紅妃の視線が自らに肉薄する西院鬼・織久(西院鬼一門・g04529)へ追いつこうとした時、織久の黒い大鎌はまさにその身に届かんとしていた。
「我等が刃より逃れる事能わず」
「うぐあっ」
身にまとう赤い衣服の一部を断ち切りながら振るわれた大鎌が赤く血の尾を引き。
「来るぞ」
「っ、ぐ」
リズクの警告で即座に後ろに飛んだはずの織久は視界にここにはいない筈の誰かの姿を捉えた直後に胸を押さえ呻いた。一撃離脱を試みたものの猩紅妃の手にとまった蝶の独鱗粉を吸ってしまったのだろう。
「ملكي」
「がふっ」
ただ、猩紅妃が斬られながらも反撃に転じたということは、意識を織久へと傾けたということだ。リズクが先に構えていたケペシュによって蟲将は斬られ。
「ふんっ!」
猩紅妃の反撃が蝶の鱗粉を吸い込ませることによるものであることを見ていたリズクは、咄嗟に盾を振るって風を起こしながら退いた。
「この船の、将だけはあるか」
即興とはいえ対処はした。にもかかわらず見えてしまった人物と肺を焼く痛みに歯を食いしばりながらリズクはケペシュを構えなおす。
「そのようだな、だが」
戦いは終わらない。敵と味方が傷を負い、血色の炎を宿した大鎌を担いだ織久が再び仕掛けた。
「なっ」
ただし、先の轍は踏まず、直線的ではなく死角に回り込むような動きに猩紅妃は目を見開く。織久は織久で蟲将の動きを観察し導き出した答えがそれなのであろう。
「どち」
リズクと織久、先の攻防があるからこそ生じた迷いに隙は生じて。
「うぐう」
二度目となる大鎌による一撃が猩紅妃に届いたのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【操作会得】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
カイ・オーベルト
(サポート)
サイボーグのレジスタンス諜報員×殲滅機兵、28歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、敵には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします。
崩谷・榛
(サポート)
「――よろしくお願いするわ。」
天使の時間神官×レジェンドウィザード、25歳の女です。
口調は、抑揚のない淡々とした女性口調(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、かしら?)」です。つねに無表情で、ほぼ変わることはありません。分かりづらいものの、感情の変化はあります。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。目標に向かって忠実に、与えられた役割は真面目に果たそうとします。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはお任せします。よろしくお願いします!
フィーア・オルリア
(サポート)
妖狐の風塵魔術師×スフィンクス、23歳の女です。
普段の口調は私、~。(断定口調)感情は薄め。淡々とした感じで喋ります。
常に愛用のノートPCであるノーパソくんで情報を纏めたり、戦闘用術式を起動したりして行動しています。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
甲板に設けられた建物部分の内、床を転々と飛び散る血が汚す。
「ノーパソくん、最適戦術検索」
攻防は終わらず、仕掛けるごとに位置を変える味方を見据え、フィーア・オルリア(大流行・g05428)は淡々と愛用のノートPCに指示を出す。
「なら、俺が仕掛けるか」
ちらりと横目で見たフィーアが動かないのを見て、カイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)は決断すると、場に居たもう一人のディアボロスへと視線をやって。
「――聞こえていたわ」
こちらも淡々と無表情のまま、一つ頷いた崩谷・榛(人と天使の狭間・g05405)はこう続けた。
「――よろしくお願いするわね」
と。互いにディアボロスで目の前に倒すべきクロノヴェーダが居るならある意味それで事足りた。
「了解」
短く返してカイが床を蹴れば、続いていた戦いへと介入する。
「重力子、展開!」
味方とぶつからぬように重力操作機能とスラスターを用いて猩紅妃の頭上をとれば、腕に取り付けたナックルブースターへと加重する。
「ごっ」
重力を乗せた拳の一撃。意識外から頭頂部に殴打を喰らった蟲将は傾ぎたたらを踏み。
「――重力子、展開」
それでも手にとまっていた蝶の羽根から鱗粉を撒こうとしたところで、猩紅妃の頭上には榛が居た。
「おがっ」
天使の翼を広げながらカイの動きを再現するように叩きつけられた一撃に耐えきれず蟲将は床との抱擁を余儀なくされ。
「おのれぇ、だがこの程度でっ」
「戦術ロード」
手をついて身体を起こしつつ毒蝶を生み出し、これをもって着地したばかりの榛を生き埋めにしようとした猩紅妃を待っていたのは、フィーアによって無数に展開された円盤状の風の輪が作り上げた包囲陣。愛用のノートPCの補助で、この展開を読んでいたのか、あるいは。
「広域攻撃開始」
飛来する風の輪が容赦なく毒蝶を切り裂いた。
「ぐうっ」
それだけでは終わらず、猩紅妃の身体も切り裂いて飛び去るが、まだ一枚。
「ぐ、がっ、ぎあっ、うぐっ」
連続して飛来する風の輪は縦横無尽に蟲将を切り裂き。
「まだ、この程度で」
傷だらけになりながらも猩紅妃は再び毒蝶を生み出す。
「ごあっ」
そのまま一矢報いる筈だった蟲将は背後からの一撃に叩き伏せられ。
「不意はつけてた筈なんだけどな」
顔を歪めてカイが胸に手を当てたのは他のディアボロス同様にいくらかは蝶の鱗粉を吸い込んでしまっていたのか。
「とは言え、な」
数人がかりで集中攻撃を続けているのだ。猩紅妃も相応に手傷はおっており、切り裂かれ出来た傷口から流れ出たものによって床に血だまりが出来ており。
「ぬ、ぐ、たとえ何人束になろうと……ぬし、らごときの……攻撃で」
倒れはせぬとでも続けようとしたのであろうか。ただ、己の血の上についた猩紅妃の手の上にひらり舞い降りたのは、猩紅妃が生み出していたのと同じ毒蝶。
「――なら、あなたの攻撃ならどうかしらね?」
変わることなく淡々と無表情のままで問いを投げながら榛に再現された己のパラドクスによって蟲将は毒蝶に埋まり始める。
「舐めるなぁッ」
絶叫と共に毒蝶が薙ぎ散らされたのは次の瞬間。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
だが猩紅妃は消耗を隠せず苦し気に肩で息をしていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
無・為
さて娘を起こすか、兄の鬼灯が単騎突撃や船を壊しかねない。
「…梔子や、兄が暴れぬ様抑えてくれぬか…?」
眠そうな梔子は呆れ気味に兄の所に向かう
目立ちたい兄、それを諫める妹
昔を思い出す、いや今は戦場
気を引き締めねば
「…さあ兄妹の力を見せる時、私が結界術で必ず守る…存分に暴れるがいい……!」
我が結界術はそう易々と壊せぬし、未だ光学迷彩もある
構造物分解から操作会得で梔子が叩き潰し、鬼灯が見えぬ刃で切り裂く
「…さあ皆さん今の内に止めを、隙は我々が派手に暴れ作りもうした……!」
蠱毒より羽虫を空に撒き空から逃げる道も塞いでいく
ジン、人形の操作では止めを取ることは出来ないが故の囮
所詮虫故の生き方だ
闇に紛れ消える
赤上・イズル
■アドリブ・絡み歓迎
残るはあなただけですね。お覚悟を!
【飛翔】の効果で飛びつつ『空中戦』を開始
【神速反応】による『残像』と『フェイント』にて
敵を翻弄しつつ有効打の機会を伺う
そんな中ふと最近特に仲良くしている人物が見える
それが敵の 【幻毒】と知らず一瞬動きが止まる
え…そんな…ここには来てないはずなのに…どうして…?
戸惑う彼の頭にモーラットのマリコさんのツッコミが入る
は!そうです…!これは敵が見せた幻影…!
マリコさんツッコミありがとうございました!
それにしても…大切な友達を幻として見せるなどと…許し難しです
怒りました!
珍しく怒りを見せ【神速反応】による上昇した反応速度にてパラドクス【神速】を放つ
「残るはあなただけですね。お覚悟を!」
追い詰められた猩紅妃へ赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)が刀身が仄かに赤味がかった日本刀を突き付け。
「さて娘を起こすか」
無・為(働くお坊さん、大家族・g05786)は、意識を操り人形へと向ける。
「……梔子や、兄が暴れぬ様抑えてくれぬか……?」
為が呼びかけた時であった。床を蹴ったイズルの身体は天井近くまで舞い上がり。
「っ」
猩紅妃の視線は思わずこれを追う。
「居ない、だと?! どこに」
ただ、イズルが居る筈の場所にその姿を見つけられず、見失ったことは痛手であった。
「隙あり!」
一方で、フェイントによって自身の姿を見失わせたイズルは、この機を逃すまいと猩紅妃の頭上にある死角をとったまま陽炎一文字を構え。
「いや今は戦場」
目立ちたい兄とこれを諫める妹、そんな光景を重ねたか。守護人形と並ぶ操り人形に過去へと意識が向いた為は頭を振って気を引き締めねばと己を戒める。
「九字切流・神速!」
事実、無防備な猩紅妃へとイズルが切り込むところであった。
「ぐあっ」
斬撃を見舞い、九字の印に込められた神仏の力を借りることで上昇した反応速度をもって蟲将の悲鳴を耳に聞きながら床を強く蹴ってイズルは猩紅妃の間合いからそのまま離脱。
「え」
そう、離脱できたはずであった。
「……そんな……ここには来てないはずなのに……どうして……?」
呆けて足が止まる。ここに居る筈の無い人物の姿を認めて困惑と共に疑問が口を突いて出て。
「もきゅ!」
「んぶ……は!」
モーラット・コミュのマリコさんにハリセンで頭をはたかれてイズルは再起動を果たし。
「そうです……! これは敵が見せた、っく、幻影……!」
顔をしかめ陽炎一文字を握らぬ方の手で胸を押さえながら、視線を側のモーラット・コミュへやる。
「マリコさん、ツッコミありがとうございました!」
「もきゅ」
イズルの礼へ頭を振るように身体を揺らすマリコさんはイズルが胸を押さえたままの手を見やり。
「……大丈夫です、これぐらい。それにしても……大切な友達を幻として見せるなどと……許し難しです」
吸い込んだ鱗粉に肺を焼かれたことよりも別のことに憤ったイズルが陽炎一文字を構え直す。
「怒りました!」
普段のイズルを知れば珍しく思うであろう。怒りを顕わに再び仕掛けるタイミングを見計らうも。
「……さあ兄妹の力を見せる時、私が結界術で必ず守る……存分に暴れるがいい……!」
「な」
いや、イズルがそうであるからこそ、猩紅妃は失念していた。未だ仕掛けてこなかった為の存在を。
「踊れ、そして眼前の総てを拓け。我が子供達よ」
「しま」
イズルから視線を切って振り向く猩紅妃の瞳に映るは一糸乱れぬ武器捌きによって有りと有らゆるものを切り裂き粉砕しながら向かってくる二つの人形。蝶が切り裂かれ、実を庇うように翳した腕に当たった一撃に何かが砕ける音がして。
「……さあ皆さん今の内に止めを、隙は我々が派手に暴れ作りもうした……!」
猩紅妃の悲鳴をかき消すように為のあげた声に無言で床を蹴ったイズルが飛ぶ。
「孫呉起死回生の策、このよ゛」
血を吐くように、口元から漏れ出た震える声と共にイズルが降り切った陽炎一文字は猩紅妃の身体を両断し、二つに別たれた蟲将はもう起き上がることもなく。
「終わりましたね。もう避難しても構わないと伝えましょうか」
「うむ」
たとえ囚われていた人々が船から逃げ出しても咎める者も害そうとする者ももうこの楼船には残っておらず。二人は船底へ降りる為甲板へと向かうのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】がLV2になった!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV4になった!
【命中アップ】LV1が発生!