【平安鬼妖地獄変奪還戦】鬼馬軍団
このシナリオは【平安鬼妖地獄変奪還戦】に関連する特別シナリオです。
平安鬼妖地獄変のジェネラル級と、断片の王・安倍晴明の手引きで侵攻してきた、天魔武者の軍勢に、戦闘を仕掛けます。
この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。
このシナリオの攻撃対象は、大江山から撤退して再編された『鬼馬軍団』の軍勢です。
『鬼馬軍団』刀剣兵と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、鬼馬軍団の将の戦場の何れかの敵残存率を低下させます。
(鬼馬軍団の将は、源頼光、源頼剛、八百嶽丸、阿修羅の四将です)
【平安鬼妖地獄変奪還戦】決戦前の鬼退治(作者 さわま)
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●A.D.972 平安鬼妖地獄変
飛翔型妖怪船『鬼之鳥船旗艦・竜宮』、の停泊地。
断片の王『安倍晴明』の指示の下、残存する鬼馬軍団のほぼ全軍がこの地へと集結していた。
彼ら鬼馬軍団に下された命令。それは、来たる決戦において、妖怪船『竜宮』へと乗り込み敵の本拠地に突入するというもの。
それは、決戦の勝敗を左右する要とも考えられ、それを担う鬼馬軍団の面々は意気軒昂と気勢を上げていた。
そして、その一角。
鬼馬軍団の兵たちが二重三重に輪になり、その真ん中で剣舞を繰り広げる武将をじっと見ていた。
武将が持つ刀は1本ではない。左右に3本ずつ、計6本の刀を強靭な6本の腕それぞれに持ち、それらを自由自在に振るっている。
武将の名は『付喪鬼将・阿修羅』。
三面六臂、下半身が鬼馬の寡黙な殺戮機械のようなジェネラル級クロノヴェーダである。
「す、すげぇ連撃だ……」
「あぁ、太刀が途切れねぇ」
「正に六刀無尽……」
兵たちがその正確無比の剣技に感嘆の声を漏らす。
やがて阿修羅は6本の刀をピタリと止め、そして3つの面が同時に叫んだ。
「「「ディアボロス滅殺」」」
「「「鬼馬軍団ニ勝利ヲ!」」」
その雄叫びに周囲の兵は喝采を送るのであった。
●A.D.2022 新宿駅グランドターミナル
「みなさんも既にご存知かと思いますが、改竄世界史『平安鬼妖地獄変』で大事態が発生しました。断片の王『安倍晴明』が隣接する改竄世界史『天正大戦国』の断片の王『織田信長』に降伏する密約を結んだようです!」
多数のパラドクストレインが行き交う新宿駅。
時先案内人の沢間・ミライ(time conductor・g03184)は集った復讐者たちに急いで状況の説明を始める。
「それと同時に新宿断層碑文から『平安鬼妖地獄変奪還戦』を告げる新たな記述が見つかりました。『歴史の奪還戦(ディアボロス・ウォー)』が始まろうとしています」
今回の『歴史の奪還戦』は『平安鬼妖地獄変』が『天正大戦国』に統合される儀式が完成するより先に、断片の王『安倍晴明』を討つ事が必要となる。
「また、今回の『歴史の奪還戦』では、敵勢力の新宿島への攻撃が予想されました。4体のジェネラル級クロノヴェーダの率いる鬼馬軍団が、妖怪船『竜宮』に乗って新宿島に突入してきます。これを許せば新宿島の人々や施設に被害が出てしまうでしょう」
クロノヴェーダの理不尽に怒る新宿島の住人は最悪の事態も覚悟の上で、共に戦場へと向かう決意を固めている。
そうした彼らの怒りが『人類応援度』の源泉であり、その想いを無視して強制的に新宿島から避難させることはできない。
「これまでのみなさんの活躍で、鬼馬軍団は本来の4割程度の戦力しか残っていません。それでも、脅威であるのは間違いないです。なので決戦前に『先制攻撃(ファースト・アタック)』で敵の戦力を削ってしまいましょう」
鬼馬軍団への先制攻撃に成功すれば、妖怪船『竜宮』の新宿島突入前に彼らを撃破できる可能性が高くなる。
「敵の鬼馬軍団は大戦力ですので、多数に一撃を加えてピンチになる前に離脱するのが大事になります。みなさんならきっと上手くやれるって、ミライは信じています」
リプレイ
フリーダ・レッチェ
※アドリブ・連携歓迎
四肢が義手の女性です。
主にアームキャノンによる中~遠距離の攻撃を行います。
『鬼馬軍団』刀剣兵の「悪鬼の斬撃(POWD)」に対し、パラドクス「アナイアレイション」を使うことで、敵軍の接近を妨害しつつ迎撃します。
地面に対しても攻撃を行うことで敵騎馬隊の行動を制限します。
退路は常に意識して、包囲されないように攻撃します
撃破できそうな敵を優先して攻撃し、敵の数を減らしていきます。
他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば、援護します。
勝利のため、ある程度のダメージはやむを得ないものとしますが、他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
ハインツ・ゼーベック
連携・アドリブ可
「騎兵には鉄条網。これはもう鉄則だよ」
竜の歯展開を使用。
周囲に展開するのは鉄条網。高さは1.5m。これを飛び越えられる馬はそう居まい。
落馬して鉄条網に絡めば更に良し。
隙をついてサーヴァントで攻撃してトドメを差していこう。
味方を踏み台にして越えてくるのもいるだろうから何重にも。
落馬して生存しているのや、歩兵としてこちらに向かってくるのは他のディアボロスに任せよう。
敵からの反撃は電磁シールドやサーヴァント、竜の歯で呼び出した【地形の利用】して障害物を盾に【時間稼ぎ】してなんとか回避しよう。
こちらはタイミングをみて撤退。馬潰しまでが私の仕事だ。後は任せよう。
●
飛翔型妖怪船『鬼之鳥船旗艦・竜宮』、その周囲に集結した鬼馬軍団。
その外周部にあったとある部隊の陣に、突如として砲弾の雨が飛来した。
陣のあちこちで爆炎が噴き上がり、爆発音が鳴り響く。
「な、なんだぁ!?」
部隊の鬼たちが慌てふためく。
鬼たちは敵本陣への突撃の事で頭が一杯で、その前に自分たちが奇襲を受けるなど思ってもみなかったのだ。
「攻撃はあっちからだぁ!!」
鬼の1人が陣の外、遠く離れた場所にポツリと見える男女の人影を指さす。
「ふざけた真似しやがってぇ! ブッ殺してやる」
鬼たちは怒りに任せて鬼馬に跨り、陣の外へと駆け出していった。
●
「釣り出しは成功だな」
ハインツ・ゼーベック(好奇心は猫を殺す・g00405)が、陣から誘き出され此方へと殺到する鬼馬たちを見て、手に持っていたタバコを携帯灰皿へとしまう。
「はい、ここからが本番ですが」
そのハインツの隣。
フリーダ・レッチェ(サイボーグの殲滅機兵・g01237)が砲身が熱くなった携帯火砲(アームキャノン)を両手で構えていた。
このフリーダのアームキャノンで先ほどの敵陣への砲撃は行われたのだ。
砲撃の目的はハインツの言葉通り敵の釣り出しにあり、有効射程外から数だけを叩き込んだものだ。
そして、その狙い通り鬼たちは陣から飛び出してきたのだった。
「ヒヒッ、ジジイと小娘の2人。ジジイは不味そうだし、娘も肉があまりのってねぇなぁ!」
「だったら血飛沫あげさせて、決戦前の景気づけといこうぜぇ!」
ハインツとフリーダの姿を捉えた鬼たちの嘲り声が聞こえてくる。
実際、見た目でいうとハインツは還暦を迎えたロマンスグレー、フリーダは金髪セミロングの華奢な体型である。
鬼たちはその容姿で判断したのだろう。
だが、地響き上がる鬼馬軍団の突撃を前に、眉ひとつ動かさず平然としているハインツ。
ゴツい携帯火砲を水平に構えて、身じろぎひとつ見せないフリーダ。
見るべき者が見れば、2人が恐るべき戦士である事はすぐに分かったはずであった。
「射程内に……入った、いくよ!」
フリーダがパラドクスを発動する。
水平に構えた携帯火砲から、本来ではあり得ないほどの速度で、本来ではあり得ない装填数の砲弾が撃ちだされていく。
「うぇっ!? ぐぎゃっ!?」
鬼たちへ降り注ぐ砲弾。次々と起こった爆発が鬼たちを巻き込んでいく。
まさにワンマンアーミーといった様相のフリーダ。
その激しい砲撃で、携帯火砲の砲身は瞬く間に溶けてしまう程に赤熱する。
同時に火砲のグリップも途轍もない熱を発し始めたが、フリーダはグリップを強く握り込んだままだ。
フリーダの両手からジュワっと音がする。そこを見れば、赤熱する火砲をしっかりと握る機械の指があった。
「ひ、怯むなぁ! 懐に入り込めばこっちのもんだ!」
鬼たちは砲撃を掻い潜り先へと進もうとする。
しかし、フリーダの砲撃はその足元の地面を深く抉っていて鬼馬の速度が中々上がらない。
そして、そこにハインツの決定的な一撃が加わるのであった。
●
「騎兵には鉄条網。これはもう鉄則だよ」
ハインツの何十年にも渡る軍人人生で得た知識・経験、そして積み重ねた定石・戦術。
ハインツはその戦術をパラドクスへと昇華していた。
それが『竜の歯展開(ドラケンツィーネ)』。
何の前触れもなく高さ1.5mの有刺鉄線の柵が戦場に展開されたのだ。
人間であっても騎兵の突撃は最高で時速60kmにも達するという。それがクロノヴェーダによるものであれば、更に恐ろしいスピードになろう。
その眼前に突如出現した鉄条網。
止まる事も出来ず、有刺鉄線に激突する鬼馬。
なす術なく地面へと振り落とされる鬼たち。
それはすでにたかが柵ではない。敵を討ち滅ぼす兵器に等しい。
「これを飛び越えられる馬はそうそう居ないものだ」
そう言うハインツの目の前で、鬼たちは鉄条網に阻まれて次々と落馬していく。
中には倒れだ味方を踏み台に鉄条網を飛び越えようとする者もいたが、それもハインツの想定の内であった。
「突破されたらされたで、次を用意しておけば良い」
抜け出た鬼馬の前に再び鉄条網が張り巡る。
勢いよく激突した鬼馬から振り落とされた鬼が有刺鉄線へと突っ込んでいく。
「馬潰しまでが私の仕事だ。後は任せるとしよう」
陣から釣り出され、混乱に陥る鬼たち。
鬼馬軍団への攻撃はまだ始まったばかりだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
野本・裕樹
※アドリブ・連携歓迎
陸が駄目なら空からですか、空飛ぶ船とは厄介です。
ですが簡単にはやらせません、ここで仕掛けて出端を挫かせてもらいます。
多勢に無勢、その上相手は刀で武装。
囲まれて至近距離での乱戦となればあまり良い事にはならないでしょう。
小規模の集団を狙い確実に戦力を削る事を目標に。
武器は『蛇花』、【飛翔】で飛び回り飛行速度と遠心力を利用した蛇腹刀で一撃離脱の攻撃を仕掛けます。
倒せそうな相手から確実に、常に飛び回り囲まれないように立ち回ります。
一撃離脱を繰り返し敵戦力を削っていきましょう。
何騎か討ち取れたら無理はせずに撤退、【飛翔】してる分離脱はしやすいでしょうから難儀している人がいたら支援を。
●
フリーダとハインツにより混乱する鬼たち。
その上空から野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が姿を現した。
新手の出現に、見上げた鬼は刀を構えようと——。
「出端を挫かせてもらいます——『空泳法・雲龍柳』」
すかさず、裕樹が一気に踏み込む。
その身体はあっという間に最高速度に達し、鬼の目と鼻の先に到達していた。
鬼が構える間もなく裕樹はその懐に入り込む
そして、勢いを落とす事なくその場で半身を捻り、多節の刃を持つ異形の刀を大きく振るった。
「喰らいつけ『蛇花』!」
回転する裕樹とその手の異形の刀『蛇花』。
刹那、蛇花のワイヤーで繋がれた多節の刃が分離して鞭のように大きくしなる。
「グギャ!」
目の前の鬼が蛇花の刃に切り裂かれ悲鳴をあげる。
そして、長く伸びた蛇花の刃は一歩遅れて裕樹を包囲しようとしていた周囲の鬼たちの眼前を通り過ぎていった。
「ひぇぇ!?」
鬼たちは足をすくませる。
——ドサリ。
切られた鬼が地面に倒れ、その場から血溜まりが広がっていく。
鬼たちがハッと気づけば、既に裕樹はその場に居ない。
「混乱の最中とはいえ多勢に無勢。囲まれて至近距離での乱戦など望みませんので」
裕樹の戦術は一撃離脱。
その為の『蛇花』であり『空泳法・雲龍柳』なのだ。
雲の間を登っていく龍に例えられる雲龍柳。
その花言葉は『素早い対応』である。
一度上空へ離脱した裕樹。その視線のはしに、遠くに見える妖怪船『竜宮』が入り込む。
「陸が駄目なら空からですか、空飛ぶ船とは厄介な。ですが簡単にはやらせませんよ」
決戦の時は刻一刻と近づいている。
その為にやるべき事を。
裕樹は再度、鬼への攻撃を仕掛けていくのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
クリアルト・ハイランド
アドリブ、連携可。
騎馬兵の相手なら任せて欲しいかな。
アースクエイクを手にして
無双馬に騎乗しての高速戦闘を挑むよ。
騎士天槍の重撃で相手の斬撃ごと叩き潰すよ。
騎乗での戦闘なら刀より槍が有利だからね。
包囲されないよう注意しつつ、
足は止めずに一撃を与えたら距離をとって
また突撃の繰り返しかな。
敵が集まってくるか消耗が激しくなった所で引き上げだね。
「騎馬での戦いなら遅れをとるわけにはいかないね!」
「鬼が相手でも恐れはしないよ!」
●
「や、やってられるかよぉ」
落馬し次々とやられていく仲間を前に、鬼馬が無事な鬼たちの一部はその場から離れようとしていた。
「どこへ行くの?」
可愛らしい声。
鬼たちが声の方に振り向けば、無双馬に騎乗するクリアルト・ハイランド(人間の妖精騎士・g01311)の姿があった。
クリアルトの長くサラサラした金の髪が馬上に揺れる。
透き通るような白磁の肌とパッチリと愛らしい赤い瞳。
まさに美少女といったクリアルトの手にする得物は重槍『アースクエイク』。
「ボクの前から逃げる事はできないよ」
ふわりと笑い、自らの身の丈ほどのアースクエイクイの穂先を鬼たちへと向ける。
「メスガキが調子こいてんじゃねー!」
敵が可愛らしい少女と侮ってか、鬼の1匹が刀を手にクリアルトへと鬼馬を走らせる。
「ふふ、騎馬での戦いなら遅れをとるわけにはいかないね!」
すかさずクリアルトも鬼に向かって無双馬を走らせる。
鬼とクリアルトの距離がどんどん縮まっていく。
やがて、その距離はゼロに。
それは、真正面からのぶつかり合い。
鬼が刀を振り上げ雄叫びをあげる。
「このメスガキ! ぶった斬ってやらぁ!」
「鬼が相手でも恐れはしないよ!」
馬のスピードを緩める事なく。
真っ赤な瞳は鬼を真っ直ぐに捉えたまま。
巨大な槍の先はぶれる事なく鬼の中心に向いている。
鬼の刀が振り下ろされる、その瞬間。
「この一撃で道を切り開く——『騎士天槍(ハイランドゲート)』」
ドォンと、重い衝撃が鬼の身体を貫いた。
「ブゲラァ!?」
クリアルトの槍から放たれた衝撃波が鬼を後方へと吹き飛ばす。
白目を剥いた鬼が受け身を取る事も出来ずに、地面へと頭から激突した。
首の骨が折れたのかピクリとも動かない鬼を一瞥し、クリアルトは別の鬼へと突撃を開始する。
「騎乗での戦闘なら刀より槍が有利だって、ボクが分からせてあげる。あと、何を勘違いしたか知らないけどボクは男だよ。まあ、これはどっちでもいいけどね!」
クリアルトの重撃が鬼へと襲いかかる。
しばらくの後。
戦場にはクリアルト、そして仲間のディアボロスたちだけが立っていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!