1793年、パリ市街革命淫魔救援戦
ディアボロスのシテ島への攻撃と並行して、革命淫魔勢力はパリ解放作戦を決行していました。
シテ島に集結していたダブー軍主力が動けない事で、この作戦は淫魔側の有利で推移し、自動人形の警備部隊を一旦は退けたのですが……パリに展開した淫魔達が気を緩めた隙に、自動人形側の反撃を許してしまったようです。
このまま革命淫魔勢力が敗れれば、シテ島の包囲網が崩れ、ダブー元帥との決戦……ひいては、錬金術師の救出を行う事は出来ません。
ダブー元帥との決戦の前に、パリ市街の戦いで苦戦する革命淫魔を救援し、シテ島の包囲網を立て直す必要があるでしょう。
革命淫魔の尻拭い(作者 風音つばさ)
#断頭革命グランダルメ
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●勝利そして宴へ
ディアボロスがシテ島への攻撃を開始したタイミングを見計らい、決行されたパリ解放作戦。
作戦はつつがなく進み、自動人形たちは早々に敗退していった。
「見ろ、自動人形たちが逃げ出していくぞ」
「大陸軍の軍人と言えど、この程度か!」
「いや、ディアボロスを利用したロベスピエール同志の作戦が素晴らしいのよ。さすがは、ロベスピエール同志」
逃げていく自動人形の背を見つめ、勝鬨をあげる革命淫魔たち。
「さぁ、解放したパリの市民の為に、勝利の歌を捧げるのだ!」
「酒場を貸しきれ、勝利の美酒を飲み明かし、革命の未来を語り明かすのだ」
「宴だ! 宴だー!!」
勝利に浮かれる革命淫魔たちは、早速宴の準備に取り掛かるのだった。
●新宿駅グランドターミナル
「はぁ~~~~~」
映像の初めは、時先案内人、七色・絵名(虹の絵筆・g03274)の溜息だった。
「ああ、ゴメンゴメン。ちょっとね……ほんともう……」
今回の作戦の事でねと絵名がぼやく。そして頬を両手で軽く叩くと気を取り直し説明を始めた。
「まず、シテ島での作戦、お疲れ様。戦いに勝利した事で、ジェネラル級自動人形『不敗のダブー』に決戦を挑む事が出来そうだよ」
だけど。と言葉を続ける。
「パリを解放して、シテ島の包囲に加わる筈だった革命淫魔が、市内に残っていた自動人形の反撃を受けて危機に陥っているんだ」
このまま革命淫魔が敗北してしまえば、シテ島の包囲網が完成せず、ダブー元帥の撃破が確実とはいかなくなる。
「急いで革命淫魔の救援に向かって欲しいんだ。そしてシテ島の包囲を完成させて」
攻め寄せる自動人形は、パリの警備の為に少人数で動いていたトループス級が集まって再編された部隊であるようだ。
不敗のダブーは、シテ島にいて、命令などは行っていないが、常日頃から配下の部隊に対して、不測の事態が起こった場合にどう行動すべきかを指導していたのだろう。
「自動人形の軍勢の勢力は大きくないんだけど、勝利に浮かれて油断している革命淫魔たちはパリ市内に分散しててね。このままだと彼らは確実に撃破されるだろうね」
すぐに戦いを仕掛ければ、革命淫魔の戦力を温存しての勝利も可能だ。
だが、革命淫魔もまた潜在的な敵に過ぎない。ダブー元帥を撃破した後は、状況次第ですぐに敵対する可能性も考えられる。
「シテ島の攻略が終わるまでは協力関係だし、直接革命淫魔を攻撃出来ないけど、救援を遅らせて、戦力を減らしておくのもありと言えばありだよねー」
戦いの状況を見守り、適切と思った段階で、戦闘に介入して欲しい。と絵名は言う。
救援時には、革命淫魔の指揮官と話す機会もあるだろう。
革命淫魔は『ディアボロスに戦闘を任せて自分たちは戦わない』ような行動をしようとするが、強く要請すれば援護くらいはしてくれるはずだ。
他にも、今回のような醜態をさらさない為に苦言を呈すれば、淫魔たちの軍事行動が多少は見れるものになるかもしれない。
逆に、革命淫魔に友好的に接する事で、淫魔たちのディアボロスへの印象を更に良くすることが出来るかもしれない。
「『1793年』での今後の動きを見据えて、対応を考えてみるのも良いと思う」
自動人形は指揮官の指示の下、孤立している革命淫魔を各個撃破しようとしている。
ここで、革命淫魔がやられるまで様子を見たり、救援が来たと油断したところを自動人形諸共消してしまう事も出来るだろう。
「本当ならアヴァタール級自動人形『不敗のダブー』との決戦を行なう予定だったのに、革命淫魔によるシテ島包囲に穴が開いちゃった。ここで革命淫魔に崩れられると、ダブー元帥との決戦時に、取り逃がす危険性があるし助けてあげよう。細かい所はみんなに任せるから、作戦が決まったらパラドクストレインに乗り込んで」
●自動人形の反撃
トループス級『征服人形』が列をなして区画を包囲し始める。
指揮官の号令が響き、勝利に浮かれる革命淫魔たちに、一斉に銃撃が放たれた。
「自動人形が戻ってきた! 革命の有志たちよ、武器を取れ!」
「一度は逃げ出した者が、卑劣にも奇襲して来ただけだ!」
「革命の志があれば、絶対に勝利できる! 応戦するんだ!」
劣勢から冷静に逆襲に移れる大陸軍の自動人形と、勝利に浮かれて足元をすくわれる革命淫魔。
誰から見ても兵の質の差は歴然だった。
リプレイ
金森・椿
何やらパリで敗走したグランダルメの自動人形が反撃しているとのこと。
ひとまず状況を確認します。
それにクロノヴェーダ同士の戦闘を観察するまたとない機会です。
自動人形に粉砕される革命淫魔を黙って見過ごします。
フランス市民に扮し【モブオーラ】をまとって巻き込まれないように戦闘を観察しますね。
特に士気も練度も高いという話の自動人形側の動きには注意します。
あら、こちらの自動人形の指揮官さんは良い男ですね。
立ち振る舞いも役者さんのような優雅さです。
征服人形たちもきびきび動いて、さすがは軍隊といったところでしょうか。
気を引き締めていかないといけませんね。
アドリブ歓迎
●戦いの観察
(「何やらパリで敗走したグランダルメの自動人形が反撃しているとか。ひとまず状況を確認しましょう」)
クロノヴェーダ同士の戦闘を観察するまたとない機会。
そう考えた金森・椿(薬売り・g02220)は【モブオーラ】を使い市民に紛れて革命淫魔軍と自動人形軍の戦闘を観察していた。
奇襲を受け慌てて反撃を行おうと闇雲に突っ込んでいく革命淫魔軍。
対して自動人形軍は隊列を組み一斉に射撃を行い革命淫魔を次々とハチの巣にしていった。
少し見るだけでも士気も練度も自動人形軍の方が遥かに上だった。
(「やはり正面からのぶつかり合いでは力の差がありすぎますか」)
正直、練度が違いすぎて戦いにすらならなかった。
戦闘を見守ること数分でこの地区の革命淫魔は全滅した。
ここに居た革命淫魔がたまたま弱かったのか全体的に弱いのか。それを確かめるべく椿は一番革命淫魔が集まっている場所へと足を運んだ。
(「あら、こちらの自動人形の指揮官さんは良い男ですね。立ち振る舞いも役者さんのような優雅さです」)
そこで自動人形軍の指揮官であるアヴァタール級を見つけた。
指揮官が的確に指示を飛ばす。それに応える征服人形の統率の取れた動きに、流石は軍隊だと感心する。
(「これは気を引き締めていかないといけませんね」)
自動人形軍の動きを目の当たりにした椿は、見つからないうちにその場を後にした。
大成功🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
ブレロー・ヴェール
昨日の味方は今日の敵……とまでは行かなくてもそろそろ見切りをつける頃合いかもね。
こっそり【トラップ生成】を使ってあちこちで爆発音や発砲音をさせて敵の位置をさりげなく攪乱しよう。僕自身は明後日の方向に敵がいたとか誤情報流して注意を逸らす、敵の注意を引きつけて集めつつそれを「後は任せた」とばかりに押し付ける等、淫魔達の味方という体で足を引っ張る。
淫魔もクロノヴェーダとはいえ一緒に杯を交わした仲だ、多少のミスくらいは大目に見てくれるよね?
●爆発音は囮
「昨日の味方は今日の敵……とまでは行かなくても、そろそろ見切りをつける頃合いかもね」
ブレロー・ヴェール(Misère tue à l'abattoir・g05009)は何箇所目かになる罠を【トラップ生成】で作ると、一息ついた。
十分な数の罠を仕掛け終えたら行動開始だ。
罠が発動しあちらこちらで爆発音や発砲音が響き始める。
「あっちから爆発が! 敵が居るから気を付けて!」
実際は罠が発動し音が鳴っただけ。
ブレローは近くに居た革命淫魔に音のした方向を指差して、誤情報を伝えた。
「あっちだな? よし皆行くぞ!」
ブレローは指差した方向に向かっていく革命淫魔の背中を見送ると、誤情報に騙されている隙に辺りを駆け回り自動人形を引き連れ逃げ回った。
「た、助けてー」
「む、自動人形か。今度こそ倒してやる」
ブレローは自動人形に追われているように装い、革命淫魔に助けを求める。
いくら探しても自動人形を見つけられなかった革命淫魔は、ブレローを追って現れた自動人形に嬉々として突撃していった。
「後は任せた」
そのまま革命淫魔の横を走り抜け、追ってきた自動人形を革命淫魔に押し付ける。
意気込んだ所で返り討ちにされるのは確実。
背後から革命淫魔の悲鳴が聞こえてくるが、ブレローは気にせずそのまま立ち去った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
アンネローゼ・ディマンシュ
さて、そろそろ切り時と言う訳ですか……
指揮官として振る舞い自動人形と戦わせ『革命淫魔の勝利ではあるが自動人形の攻撃で革命淫魔側に犠牲が出てしまった』という筋書きで行きましょうか
的確な指示を革命淫魔に出し、パラドクスで革命淫魔と自動人形のスペックを計り『敵の反撃で相打ちになる自動人形と革命淫魔のマッチング』を創り出しますわ
それでいながら革命淫魔を自動人形の攻撃から庇い、軽傷を負いながらも逆に反撃で返り討ちにして革命淫魔の人心を逆に掌握
疑われる事無く逆に信頼を積み重ねながら革命淫魔の戦力を少しずつ減らしますわ
貴方達は大事ですもの
優秀な使い捨ての掃除用具として、ね?
内心で凄絶な笑みを浮かべますわ
●仕組まれた筋書き
(「さて、そろそろ切り時と言う訳ですか……ここは『革命淫魔の勝利ではあるが自動人形の攻撃で革命淫魔側に犠牲が出てしまった』という筋書きで行きましょうか」)
頭の中で今後の展開を思い描き、アンネローゼ・ディマンシュ(『楽士大公』ディマンシュ大公・g03631)は分隊に襲われている革命淫魔の元へと向かった。
「落ち着きなさい。わたくしが代わりに指揮官を務めます。ここから反撃を行いますわ」
バラバラに動き回っていた革命淫魔たちに的確に指示を出し戦わせる。
ここで勘違いしてはいけないのが、勝てるように戦力をぶつけるのではなく、相打ちもしくはギリギリの戦いの末に敗北するように調整して戦力分配を行っている所だ。
しかしそれだと、指揮官として無能と疑われかねない。
それを考慮し、アンネローゼは時折、革命淫魔を庇い共に戦い自動人形を倒した。
アンネローゼの思惑通り、疑われず、逆に信頼を得つつも革命淫魔の戦力を徐々に減らしていった。
「ありがとう。助かった」
「当然の事をしたまでですわ。貴方達は大事ですもの」
(「優秀な使い捨ての掃除用具として、ね?」)
共闘した革命淫魔の礼に応えるアンネローゼ。
革命淫魔が感激する中、アンネローゼは内心で凄絶な笑みを浮かべるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
アドリブ歓迎
戦況を偵察しつつ、友軍として救援、叱咤激励
しっかりしろ
戦う気はあるのか?
社交の方が得意と宣うのだろうが……
ここは戦場、目的はパリ解放だ
履き違えてもらっては困る
宴はパリ解放後にとっておけ
そんなだから、取るに足らない淫魔の一勢力と自動人形に甘く見られるんだ
パリ解放の志はその程度か?
自分達で武器を取らなければ
人々を守る気がないと見なすよ
逃げたければ行け
以降は社交に専念するがいい
共に戦いたければ手伝ってもいい
どっちでも構わん
様子を観察しつつ介入
ディアボロス単独でこの場は十分という事を見せつけ
逃がして恩を売っておくか
戦力として期待はせず反応をみたい
さすがに見かねて叱咤激励はしておくよ……
●革命淫魔の言い訳
革命淫魔と自動人形の本隊がぶつかる場所へと向かったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は革命淫魔の指揮官を見つけると駆け寄った。
「しっかりしろ。救援にきた」
「ああ。助かる」
辺りを見れば、そこには宴の準備がされていた。それを見てエトヴァはため息を吐く。
「戦う気はあるのか? 社交の方が得意と宣うのだろうが……ここは戦場、目的はパリ解放だ。履き違えてもらっては困る。宴はパリ解放後にとっておけ」
「だが、あいつらは撤退していったんだ。勝ったと思うじゃないか」
「そんなだから、取るに足らない淫魔の一勢力と自動人形に甘く見られるんだ」
「くっ……」
言い訳に苦言を呈すると、指揮官は言い返すことが出来ずに黙り込んだ。
「まあいい。ここは任せてくれていい」
「そ、そうか。では我々は退かせてもらう」
「逃げたければ行け。以降は社交に専念するがいい。共に戦いたければ手伝ってもいいし、どっちでも構わん」
エトヴァとしては、正直戦力として期待していない。
しかし、さっさと撤退しようとするその態度に一言言ってやりたくなり口を開いた。
「パリ解放の志はその程度か? 自分達で武器を取らなければ、人々を守る気がないと見なすよ。志が本物だと言うのなら、諦めない事だ」
エトヴァの言葉に指揮官は拳を握りしめる。
「今は退かせては貰う……だが、必ず軍を立て直し戻ってくる」
「そうか……」
エトヴァの叱咤激励が伝わったのか、そう言って指揮官は去っていった。
徐々に撤退を始める革命淫魔軍を見送るとエトヴァは自動人形軍に向き直った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
金森・椿
先ほどは見殺しにしておきながら今度はさも救援に来たという態度で革命淫魔に接することになりますが、これもお勤めの一環。
さて、張り切って参りましょう!
撤退する革命淫魔への追撃に気を取られている自動人形軍に【モブオーラ】重ね掛けで死角から一気に間合いを詰め、忍者刀で刺突します。
どうも自動人形さん、革命淫魔の同盟者のディアボロスです。
さあここからは私たちが相手ですよ!
戦法は先ほど拝見させていただきましたからね。
飛んでくる銃が爆発する想定で躱していきます。
この調子で【通信障害】で増援を断ったまま討ち取ってしまいましょう。
くノ一椿、推して参ります。
アドリブ歓迎
●くノ一参上
撤退をしようとする革命淫魔。
隊列を組みながらトループス級『征服人形』は追撃を加えていた。
(「先ほどは見殺しにしておきながら、今度はさも救援に来たという態度で革命淫魔に接することになりますが、これもお勤めの一環。さて、張り切って参りましょう!」)
金森・椿(薬売り・g02220)は革命淫魔に気を取られている征服人形の背後に忍び寄ると、忍者刀で体を一突きにした。
「どうも自動人形さん、革命淫魔の同盟者のディアボロスです」
突如の襲撃者に、椿の方へと一斉に向き直る征服人形。
寸分違わぬ動きに、不気味さを感じつつ椿は声をあげた。
「さあここからは私が相手ですよ! くノ一椿、推して参ります」
気配を消し、奇襲を繰り返す。飛んでくる銃は爆発の範囲を想定して大きめに回避行動を取っていった。
「戦法は先ほど拝見させていただきましたからね。簡単には当たりませんよ」
椿の登場に戦況が不利に傾いたと感じ、征服人形が上空を見上げる。
「おや? おやおや? もしかして援軍を呼ぼうとしてます? 残念ですが、通信は出来ませんよ」
こんなこともあろうかと、椿は【通信障害】を使用していたのだ。
忍者刀を薙ぎ、征服人形の頭を斬り落とす。
「さあ、どんどん行きますよ!」
椿は叫ぶと、次の征服人形の元へ駆け出した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
淫魔…本当にだめだめですね…。
あの時の歓声は一体なんだったのか。
ディアボロス皆さんにも不穏な空気が流れていますが…。
今はまだ共闘関係なのであれば助けられる範囲で助けましょう。
まだ間に合う…かな…。
分隊狙いで行動します。
フライトデバイス『アクロヴァレリア』を点火し"飛翔"して"空中戦"を展開
掌に蒼い魔法の光を束ね、弓に番えて矢を放ちます。
『Boeotia』で戦場を"観察"して"情報収集"を
パラドクスを発動して、敵の弱点を確実に射抜きます。
敵の爆発攻撃は"一撃離脱"で空中機動による回避を
さらに"アルヴァーレ"による結界で防御を行います。
●空より来たる閃光
「淫魔……本当にだめだめですね……。あの時の歓声は一体なんだったのか」
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が呆れるように呟く。
レイは漆黒のフライトデバイス『アクロヴァレリア "Einheit_02"』で空を飛び目的地へと向かっていた。
「今はまだ共闘関係なのであれば助けられる範囲で助けましょう。まだ間に合う……かな……」
心配になったレイはさらに加速し先を急いだ。
分隊が展開している現場上空に到着すると、眼下では革命淫魔と征服人形が未だ交戦中だった。
「よかった。間に合ったみたい」
早速レイはAIサイバーゴーグル【Boeotia】を目元に展開。掌に蒼い魔法の光を束ね出来た矢を機械魔導弓【ACRO】に番えた。
放たれた矢が征服人形の弱点を容易く撃ち抜く。
機能停止した征服人形がその場に倒れる。
攻撃を受け征服人形がレイに向かって反撃を始めた。
「防御壁展開」
攻撃を難なく躱し、爆発の余波は防御壁で受け止める。
「君は逃げられない、ボクが狙ったんだ、必ず当たるよ」
攻撃の合間を見計らい、レイは再び弓を構える。
蒼い閃光が一体また一体と征服人形を次々と葬っていった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
……伝わったのだろうかな
波紋は投げかけた。答えは、彼ら自身が出すだろう
同盟関係にある以上は、目的遂行を第一としよう
さて、人形どもをパリから叩き出そう
俺達が相手になるよ
淫魔達を逃がしつつ、本隊を相手取る
戦況を偵察、観察し、敵の布陣と動きを把握
【飛翔】し空中戦
初手は連携の要を一点集中、各個撃破し敵の布陣を崩す
一撃離脱を交えて有利な位置をとりつつ、緩急つけた銃撃で翻弄
仲間と連携し、速攻で確実に数を減らす
こちらに天秤を傾けよう
常に飛び回り、不規則軌道で動きを読ませず
機動力を活かし一斉射撃の的を回避
銃撃と飛行軌道にフェイントかけつつ、被弾を避け
魔力障壁を展開しつつ防御
効果2も駆使し継戦を
ブレロー・ヴェール
さてと、次はこいつらを殲滅する番か。
僕は宴会場に向かう本隊を相手しよう、あそこのワインを台無しにされる訳にはいかないからね。
先ずは敵の機動力を削ぐために【泥濘の地】で相手の足を止めるよ。
後は上空への攻撃の妨害として【トラップ生成】で光度の強い照明弾をばら撒いて上空の味方が逆光になるよう援護する。
僕は敵が上空に注意が向いている隙に敵集団に接近、乱戦に持ち込んで一斉射撃をさせないように各個撃破していこう。
●宴会場での攻防
去っていく革命淫魔の指揮官を見つめる、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)。
「……伝わったのだろうかな。波紋は投げかけた。答えは、彼ら自身が出すだろう」
エトヴァが振り返り征服人形へと視線を向ける。
「同盟関係にある以上は、目的遂行を第一としよう」
そこへ共に並ぶブレロー・ヴェール(Misère tue à l'abattoir・g05009)が口を開いた。
「さてと、次はこいつらを殲滅する番か」
「そうだな。人形どもをパリから叩き出そう」
エトヴァが答える。その間も征服人形はこちらへと迫って来ていた。
「俺は上空から仕掛けるつもりだけど、ブレローさんはどうする?」
「僕は宴会場に向かう敵の相手をしよう、あそこのワインを台無しにされる訳にはいかないからね」
「わかった。空と地上のコンビネーションをみせてやろう」
頷くブレローを残しエトヴァは上空へと飛び上がった。
「さあ、かかって来なよ征服人形」
エトヴァを見送ったブレローは征服人形に向かって叫ぶ。
そして【泥濘の地】を使い、目の前に泥濘を作り出した。
足を取られ進軍速度が落ちる征服人形。
「俺達が相手になるよ」
足を取られている隙に上空からエトヴァの両手の銃が火を噴くと、銃弾が征服人形に襲い掛かる。
攻撃を受け征服人形の視線は上空へと向く。
するとブレローが光度の強い照明弾をばら撒いて逆光を作り出した。
「確実に数を減らして、こちらに天秤を傾けよう」
光によって照準が定まらないうちに、エトヴァは銃撃を繰り返す。一体二体と銃弾に倒れる征服人形。
「地面を蹴る、という足技もあるのさ」
上空からの銃撃に気を取られている瞬間に、敵の集団に接近していたブレローが地面を踏みつける。ブレローの脚を震源に地面が振動し征服人形のバランスが崩れる。そこへ掌底を叩き込み次々と征服人形を仕留めていった。
「――Sei frei.」
ブレローの射程外の敵を狙って、天高く羽ばたきながら両手の銃で銃撃を加えていくエトヴァ。
二人の連携によって宴会場前の征服人形は全滅した。
「しまった……」
エトヴァが地上に降りると、ブレローが驚愕していた。
「何か問題があったのか?」
エトヴァが心配して尋ねると、ブレローはか細い声で答える。
「いや……ただ、さっきの振動でワインが……」
ブレローの視線の先を追うと、地面にはテーブルから落ちて割れたワインの瓶と中身が広がっていた。
全てのワインが割れたわけではないが、ガックリと項垂れるブレロー。
エトヴァは掛ける言葉が見つからず、ただその様子を眺めていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
レイ・シャルダン
(仮プレです。)連携・アドリブ歓迎です。
コードネーム:スカイレイダー
パラドクス通信を通じて、アヴァタール級を挟撃する様に連携します。
「こちらスカイレイダー、これより攻撃を開始します。」
右手に『シュトライフリヒト』、左手に『シャルダント』を握りしめ
フライトデバイス『アクロヴァレリア』を点火して"飛翔"し"空中戦"を展開します。
"勇気"をもって敵に突撃し、"一撃離脱"を繰り返します。
敵の攻撃反撃、または隙を狙って接近してパラドクスを発動
領域内の脅威を電撃の結界で撃ち落とします。
ブレロー・ヴェール
さて、こいつを倒せばとりあえずはここはお終いか。
仲間の発生させた泥濘の中に【トラップ生成】でくくり罠や落とし穴を仕込んで更に動きを妨害、自分は【飛翔】で地面スレスレを移動して戦闘を仕掛ける。
僕自身は敵の攻撃を正面から受けとめて釘付けにしておくように戦うよ。
格闘と人形「蟷螂乙女」の攻撃を組み合わせてオールレンジで相手を追い詰めていくとしよう。
金森・椿
あとは指揮官を残すのみ。
いい男だけど自動人形なら倒すしかありません。
ちょっと残念です。
さて、せっかくですし淫魔の皆さんの置き土産を活用させていただきましょう。
【モブオーラ】まじりで残っている複数のワイン瓶を不意に投擲しカンブロンヌにワインが浴びせかかるように空中で衝突させます。
ワインの目くらましに合わせて手裏剣を投擲して敵に打撃を与えますよ。
念のため【泥濘の地】で避けにくくしておきましょう。
ワインも滴るいい男ですね!
反撃はそのあたりにある机やトレイを盾にしてやり過ごします。
我ながらなんとも酒盛り場所らしい戦い方です。
アドリブ歓迎
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
ワインは革命淫魔をつつけば出てくるだろう
分隊側から合流の仲間と挟撃を狙う
さて、自動人形の指揮官殿
ダブー元帥は、我々の同盟を恐れているのだったかな?
聞いても答えはしなかろうが……
正々堂々やり合おうか
【飛翔】し空中戦
相手の姿や動作を観察し、絵筆で宙に描き出す
行くがいい
さあ、汝自身と踊れ
分身を鏡映しに戦わせ、火砲の嵐で撃ち合わせよう
仲間と連携
泥濘の地で足止め、気を逸らした瞬間を狙う
反撃は魔力障壁を展開し防御しつつ
飛翔で飛び回り回避
内心に思案
淫魔達とはあくまで同盟関係、という所だろうか……
薄氷の上の同盟は、案外分厚いのだろうか
どう転ぶのだろうな
兎角、次に会う時は気合を入れてほしいものだ
●宴会場での決戦
倒れる征服人形の山の前に、アヴァタール級『猛然たるカンブロンヌ』は唖然としていた。
戦力を十分にはかったうえで、軍を編成して攻撃にあたらせていた。
勝利は目の前だった。それなのに軍は全滅。
目の前のディアボロスの介入で戦況がひっくり返されたことに、カンブロンヌは焦る。
「さて、自動人形の指揮官殿。ダブー元帥は、我々の同盟を恐れているのだったかな?」
「……」
カンブロンヌに向かって、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が話しかけるも、返事は返ってこなかった。
待てどもカンブロンヌが口を開く様子は無い。
「答えては貰えないか……。仕方ない、正々堂々やり合おうか」
「さて、こいつを倒せばとりあえずはここはお終いか」
諦めて溜息を吐くエトヴァ。その横で項垂れていたブレロー・ヴェール(Misère tue à l'abattoir・g05009)が立ち上がる。
二人同時に飛び出し、カンブロンヌに攻撃を仕掛ける。
カンブロンヌは後ろに飛び退くと、反撃に銃弾をばら撒く。
エトヴァとブレローはすぐさま後退。先程まで立っていた地面に銃弾がめり込んだ。
互いの距離が開く。
睨み合う両者。
そこへ明るい声が響いた。
「あとは指揮官を残すのみ。いい男だけど自動人形なら倒すしかありません。ちょっと残念です」
姿を現したのは分隊を倒しに行っていた金森・椿(薬売り・g02220)。
椿は宴会場へと視線を向けると、テーブルの上の物に目を付けた。
「さて、せっかくですし淫魔の皆さんの置き土産を活用させていただきましょう」
ワインの瓶をヒョイと手に取ると、次々とカンブロンヌに向かって投げつけた。
「ああああっ!?」
仲間内から悲鳴が聞こえるが、椿は気にせず投擲を続ける。
投げた瓶は空中でぶつかり合い割れ、中身のワインが飛び散るとカンブロンヌに降り注ぐ。
降り注ぐワインから目を守るように腕を上げるカンブロンヌ。その瞬間を狙い椿は手裏剣を投擲した。
腕を上げ無防備になった胴体に手裏剣が次々と突き刺さる。
更に椿は地面に手を付けると【泥濘の地】を発動。
カンブロンヌの足元が泥濘に代わり、足が泥濘に嵌る。
「ワインも滴るいい男ですね!」
そう言う椿に、カンブロンヌは泥濘をかき分け近づいていく。
しかし椿の元へ辿り着く前に、ブレローによって作り出された落とし穴に落ち、腰まで泥濘に浸かるカンブロンヌ。
泥濘から出ようと藻掻くカンブロンヌに、ブレローは地面スレスレを飛行しながら攻撃を加え続け、その場に釘付けにした。
その間にエトヴァが上空でカンブロンヌの姿や動作を観察し、絵筆で空中に一つの絵を描き上げた。
「行くがいい。さあ、汝自身と踊れ」
実体化したのはカンブロンヌに瓜二つの絵。
二体? のカンブロンヌが砲撃戦を繰り広げる。
砲撃戦が続く中、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)からの【パラドクス通信】が届いた。
「こちらスカイレイダー、これより攻撃を開始します」
分隊を撃破し、宴会場へと漆黒のフライトデバイスで空中を駆けてくるレイ。
そのままカンブロンヌの背後から挟撃を始める。
右手に白銀のレイピア『シュトライフリヒト』。左手にはラウンドシールド付きの白銀のガントレット『シャルダント』を携えカンブロンヌに接近。攻撃を加え上空へと離脱する。
「フィールド内への侵入を感知! 電磁障壁起動します!」
続けてレイは電磁領域を展開。領域内に入っていたカンブロンヌに電撃が走った。
「……汝に呪いあれ」
カンブロンヌの全身に電撃が走る中、ブレローの操り人形『蟷螂乙女(マント・ルリジューズ)』がカンブロンヌの目の前で鎌を振り上げていた。
振り下ろされる鎌。カンブロンヌの頭が宙を舞う。
倒れたカンブロンヌの身体には綺麗なベラドンナの花が咲いていた。
「淫魔達とはあくまで同盟関係、という所だろうか……。薄氷の上の同盟は、案外分厚いのだろうか……この先どう転ぶのだろうな」
戦いが終わり、エトヴァは思案した内容を呟いた。
「兎角、次に会う時は気合を入れてほしいものだ」
エトヴァは淫魔達が撤退した方向を見つめた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!