【平安鬼妖地獄変奪還戦】鬼馬軍団

 このシナリオは【平安鬼妖地獄変奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 平安鬼妖地獄変のジェネラル級と、断片の王・安倍晴明の手引きで侵攻してきた、天魔武者の軍勢に、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、大江山から撤退して再編された『鬼馬軍団』の軍勢です。
『鬼馬軍団』刀剣兵と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、鬼馬軍団の将の戦場の何れかの敵残存率を低下させます。
(鬼馬軍団の将は、源頼光、源頼剛、八百嶽丸、阿修羅の四将です)

【平安鬼妖地獄変奪還戦】阿修羅、舞う(作者 J九郎
6


#平安鬼妖地獄変  #【平安鬼妖地獄変奪還戦】鬼馬軍団  #平安鬼妖地獄変奪還戦  #ファーストアタック  #鬼馬軍団 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#平安鬼妖地獄変
🔒
#【平安鬼妖地獄変奪還戦】鬼馬軍団
🔒
#平安鬼妖地獄変奪還戦
🔒
#ファーストアタック
🔒
#鬼馬軍団


0



●鬼之鳥船旗艦・竜宮
 妖気漂わせる異形の船『鬼之鳥船旗艦・竜宮』の前に、大江山から撤退してきた鬼馬軍団が集結していた。
 そしてその鬼馬軍団の前で、ひと際異形の鬼が、舞っていた。
 3つの鬼面と6本の鬼腕、4脚の馬の脚を持つその鬼こそ『付喪鬼将・阿修羅』。武者鎧の付喪神をベースに、鬼や鬼馬を混ぜ合わせた合成妖怪の猛将だ。
 6本の腕を自在に振り回し、手にした6本の刀を巧みに操る剣舞に、周囲の鬼馬軍団の兵が驚嘆の声を上げる。
「ディアボロス滅殺」
 舞い踊りながら、感情を交えぬ声で淡々とそう吠える阿修羅に、鬼馬軍団達も応じるように刀を振り上げた。
「我ラ、鬼馬軍団ニ勝利ヲ!」
 阿修羅も、兵達の熱狂に応じるように6本の刀を天高く振り上げる。
 決戦兵器『鬼之鳥船旗艦・竜宮』を前に、鬼馬軍団の士気は否が応にも高まっていた。

「やあ、よく来てくれたね。待っていたよ」
 沖島・雫(人間のガジェッティア・g03499)は、新宿駅のホームに集ったディアボロス達にその青い瞳を向けた。
「もう知ってる人もいると思うけど、平安鬼妖地獄変の断片の王『安倍晴明』は、平安鬼妖地獄変のディヴィジョンを、隣接するディヴィジョン『天正大戦国』の断片の王『織田信長』に売り渡そうとしているらしいんだ。もし平安鬼妖地獄変が天正大戦国のディヴィジョンに統合されちゃったら、京都や奈良の奪還を行う事ができないどころか、天正大戦国のディヴィジョンが大幅に強化されてしまうことになるだろうね」
 これを阻止するためには、安倍晴明が平安鬼妖地獄変を売り渡す前に決戦を挑む必要がある。
「なんとしても安倍晴明を打ち破って、平安鬼妖地獄変を最終人類史へ奪還したいところだね。でもこの『平安鬼妖地獄変奪還戦』では、鬼や妖怪に加えて、天正大戦国の天魔武者の軍勢とも戦うことになりそうなんだ」
 厳しい状況だが、これらの軍勢に対して戦争直前に攻撃を仕掛けて戦力を削ることが出来れば、戦争の機先を制することが可能となるはずだ。
「そこで今回キミたちに向かってもらいたいのは、安倍晴明が用意した決戦兵器『鬼之鳥船旗艦・竜宮』に乗り込もうとしている『鬼馬軍団』のところなんだ。『鬼之鳥船旗艦・竜宮』はこの新宿島に攻め込もうとしているから、この戦力を削ることは、ボク達の大事な仲間達を護ることにも繋がるはずだよ」
 そこまで言ってから、雫は「もっとも」と付け加えた。
「敵は大戦力だから、引き際を間違えないようにね。充分な打撃を与えたと思ったら深入りせず、すぐに撤退する事が重要だよ」
 単に敵部隊の中に吶喊して混乱させてもよいし、比較的少数の部隊を狙って各個撃破を図るのもいいだろう。あるいは、ある程度まとまった部隊と戦って撃破するという作戦も考えられる。

「戦争の目標はあくまで断片の王たる安倍晴明の撃破だけど、そっちに気を取られて新宿島への侵攻を許したらシャレにならないからね。なんとか安倍晴明が弄する策を打ち破って、平安鬼妖地獄変のディヴィジョンを奪還しなきゃいけないよね。この作戦で敵戦力を可能な限り削るために、キミたちの力を貸してほしいな」
 雫はわずかに笑みを浮かべてそう締めくくると、ディアボロス達にパラドクストレインへ乗り込むように促したのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
4
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【反撃アップ】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1

●マスターより

J九郎
 こんにちは、J九郎です。
 いよいよ平安鬼妖地獄変でのディアボロス・ウォーが近づいてきました。今回はその前哨戦になります。
 敵は数が多いため、ある程度作戦方針をまとめて挑んだ方が有利に戦えるかも知れません。

 敵はトループス級の『鬼馬軍団・刀剣兵』になります。
 機動力が高く近接戦を得意としています。
 また決戦前ということもあり士気も高めです。

 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
33

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


無堂・理央
船に乗って敵本拠地に突撃。
魅力的なシチュエーションだけど、やられる側にとってはたまったものじゃないよね~。


無双馬『クロフサ』に騎乗して、いざ参る!
妖刀に呪詛を纏わせて、【ダッシュ】込みの全速力で敵陣に斬り込んでくよ。
敵陣に斬り込んだら、妖刀で手当たり次第に斬って斬って斬って斬って斬りまくる!
クロフサには脚を止めずに敵陣を駆け巡るように指示を出して、撹乱も兼ねて敵陣の中で暴れまわっちゃえ!

流石に敵に完全に囲まれたら危ないし、包囲が完成する前に一角を食い破って包囲の外に出るよ。
一度食い破ったらそのまま撤収しておこうかな?
襲撃するチャンスはまだあるだろうしね。


西堂・千衛蔵
アドリブ連携歓迎

「この策を選んだ事、後悔させてやろうぜ
なあ、相棒!」
新宿島を狙う事を考えるとは、油断のならない相手だ
だが、いかに敵が狡猾だろうと、俺たちが勝つことを信じて待っている新宿島の人達を傷つけさせはせん

「そっちが鬼馬なら、こっちは鬼竜だ!!」
巨大化した赤煙に乗って敵部隊を奇襲、混乱させるために飛翔効果で飛び回るぞ
装備の鬼火と紫煙が届く距離にいる奴を、当たるを幸いにぶっ飛ばそう

「どうしたその刀剣は飾りか!? 敵の一人も斬れないのなら、芝でも刈っているがいい!!」
敵が冷静になる隙を与えないように【大声】で【挑発】し、更に混乱させる
そして、突入の勢いのまま敵陣の反対側へ抜け、撤退する


奴崎・娑婆蔵
●比較的少数の部隊を狙って各個撃破
おうおう、うるせえうるせえ
何を滅殺すると?
誰が勝利すると?
クダ巻いていやがるにしちゃァ酒の匂いがしやせんねえ
すると素面か、お前さん方

あっしはディアボロス『八ツ裂き娑婆蔵』
本番前にちょいと遊びやしょうぜェ?


・『トンカラ刀』をこれ見よがしに抜刀、こちらも剣の使い手と見せ掛けつつ敵勢の視界内へ進出
・敵勢の剣に抗しつつ、敵の布陣を頭に入れながら陣容の渦中へ赴くや、出し抜けに背から【イカロスウイング】発動――周囲全周へ攻撃射線を盛大にぶちまける
・ここまで進む間に見て取った敵配置を踏まえ、より効率的に致傷出来る射線を意識して発射

・攻撃後は即座に飛んで離脱(一撃離脱+飛翔)


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

遂に敵も新宿島に攻めてくるのね!
皆に元気を与えるのがアイドル! だから一人も犠牲は出さないわ!
その為にも、敵の戦力はなるべく削っておかなきゃ!

まずは味方の攻撃が当たりやすくなるように、
杖の「レゾネイト」から【誘導弾】を連射して敵の視界を塞ぐわね!

頃合いを見てアタシも【燦然と凛冽の銀焔閃光!】で攻撃!
レゾネイトの弾幕と【銀焔閃光】の爆発する魔力弾で敵を混乱させようかしら!

敵の反撃は動きをよく【観察】して最小限の動きで避けるわね!
伊達に光雪や金次と戦ってないわよ!

そして敵に囲まれる前に撤退!
アナタ達の大将も舞を踊るのかしら?
奇遇ね、アタシもダンスは得意よ!
本番が楽しみね!


大角豆・茜
※アドリブ、連携歓迎

ん……なるほど。
確かに、無防備な敵の本拠地に、隙を突いて突撃するっていうのは理に適っているけど……
あそこは私達の帰る場所、信じて待ってる人達がいる場所だからね。
全力で邪魔させてもらうよ。

『風纏空刃』を「ビートキャリバー」と「刻継」に纏わせ限界まで【飛翔】、〈不意を打〉って空中から強襲するよ。
戦場を〈ダッシュ〉で〈撹乱〉しつつ、風を纏わせて強化した「ビートキャリバー」の蹴撃や「刻継」の斬撃で敵を〈薙ぎ払い〉。
敵の刀剣の一撃も、同様の手段で対処。

敵は大軍な上、これは前哨戦。
無理はせず、戦力をある程度減らせたなら、仲間と一緒に【飛翔】なり突撃するなりで離脱。
決戦に備えるよ。


●敵陣を喰い破れ!
 『付喪鬼将・阿修羅』麾下の『鬼馬軍団・刀剣兵』達は、『鬼之鳥船旗艦・竜宮』の前に集結した鬼馬軍団の軍勢の中では、最も外縁部に配置されていた。
 鬼馬軍団は、これまでのディアボロスや天魔武者との戦いでかなり消耗しているとはいえ、まだまだ数が多い。竜宮に乗り込むにも順番待ちが発生しているのだ。
 まずは鬼馬軍団の双璧たる源頼光と源頼剛の軍勢が竜宮に乗り込み、阿修羅麾下の部隊の順番はその後ということになる。
「イヤッハーッ! これで、これまで散々俺達を翻弄してくれたディアボロス共に、一泡吹かせられるぜっ!」
「奴らの慌てふためく様を見るのが今から楽しみだ。一人残らず滅殺してやろうぜ」
「我らが鬼馬軍団に勝利をっ!!」
 刀剣兵達は鬼馬に跨ったまま駄弁ったり、或いは武具の手入れをしながら、これから起こるであろう戦いへ向けて気持ちを昂らせていた。
 その時。
「おうおう、うるせえうるせえ。何を滅殺すると? 誰が勝利すると?」
 陣の外から響いてきた声に、刀剣兵達がぎょっと振り向く。
「クダ巻いていやがるにしちゃァ酒の匂いがしやせんねえ。すると素面か、お前さん方」
 木陰から現れたのは、全身を包帯でグルグル巻きにした怪人――奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)の姿。いや、娑婆蔵一人だけではない。無双馬『クロフサ』に騎乗した無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)も、同じ木立から姿を現していた。
「船に乗って敵本拠地に突撃。魅力的なシチュエーションだけど、やられる側にとってはたまったものじゃないよね~」
 理央は妖刀『童子切』を構えつつ、クロフサの腹を叩く。
「いざ参る!」
 たちまちクロフサは疾風と化し、鬼馬軍団へと突撃していった。娑婆蔵もこれ見よがしに妖刀『トンカラ刀』を抜き放つと、
「あっしはディアボロス『八ツ裂き娑婆蔵』。本番前にちょいと遊びやしょうぜェ?」
 理央に遅れじと刀剣兵達の陣へと飛び込んでいった。
 刀剣兵達は決して油断していたわけではなかったが、これからディアボロスの本拠地に奇襲をかけようとしている自分達が、逆に奇襲をかけられるという事態までは流石に想定していなかった。
 だが、それでも相手が2人だけなら十分返り討ちにできると、刀剣兵達が刀を構えた時。
「ん……なるほど。確かに、無防備な敵の本拠地に、隙を突いて突撃するっていうのは理に適っているけど……。あそこは私達の帰る場所、信じて待ってる人達がいる場所だからね。全力で邪魔させてもらうよ」
 上空から、大角豆・茜(呪刻を継ぎし者・g03477)の澄んだ声が降ってきた。
 見上げれば、風力増幅器内蔵型機動靴『ビートキャリバー』に風を纏わせ宙に浮かぶ茜の姿がそこにあった。そしてその傍らでは、西堂・千衛蔵(竜燈鬼・g01901)が巨大化させたミニドラゴン『赤煙』の背に仁王立ちしている。
「この策を選んだ事、後悔させてやろうぜ。なあ、相棒!」
 千衛蔵は赤煙にそう声をかけると、全身に『鬼火』を纏って鬼馬軍団目掛けて降下していった。茜もその後を追うように、呪刀『刻継』に風を纏わせ、急降下していく。
「う、上からも来るぞっ!?」
 大混乱に陥った刀剣兵達だが、数は圧倒的に鬼馬軍団の方が多い。加えて、この場には鬼馬軍団のジェネラル級の幹部達が一堂に会しているのだ。無様を晒すことは、許されなかった。
「え、ええーい、敵は少ないぞ。迎え撃てっ!!」
 なんとか気を取り直し、それぞれに迎撃の態勢を整えた刀剣兵達。だが突如、その眼前に光の塊が飛び込み炸裂した。
「ぐあっ、なんだ!?」
 閃光に一瞬視界を奪われ動揺する鬼馬軍団。
「皆に元気を与えるのがアイドル! だから一人も犠牲は出さないわ! その為にも、敵の戦力はなるべく削っておかなきゃ!」
 そこに姿を現したのは、拡声杖『レゾネイト』を手にしたソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)だった。ソラは、味方の援護のために目くらましとして魔力弾を乱れ撃っていたのだ。
 一瞬とはいえ視界を奪われ立ち尽くす刀剣兵達の陣へと突入した理央は、妖刀『童子切』に宿る呪詛の力を解放すると、当たるを幸いに斬って斬って斬って斬って斬りまくった。
 その間もクロフサは一瞬も足を止めることなく、鬼馬軍団の陣形を分断するように暴れ回る。
「ちいっ、てめえら、奴らの好きにさせるな、囲い込んじまえっ!!」
 小隊長らしき刀剣兵の指揮の下、鬼馬軍団もなんとか態勢を立て直し、ディアボロス達を包囲殲滅せんとする。特に、地を駆け回っている千衛蔵とソラは格好の標的となり、たちまち刀剣兵達に取り囲まれてしまった。
 だが、
「それを待ってやしたっ!」
 突如千衛蔵の背中の包帯が、広がる翼の如く全方位へと展開し、鋭い刃となって取り囲んでいた刀剣兵達を切り裂いていく。しかも、なまじ密集していたものだからたまらない。よける余地もなく切り裂かれ、刺し貫かれて鬼馬から落馬する者が相次いだ。
「みんな、集まってくれてありがとー!」
 ソラも、頃合いを見計らって【燦然と凛冽の銀焔閃光!】を発動させる。高々と掲げられた拡声杖レゾネイトから放たれた、火と水の魔力を混ぜ合わせた魔力弾が周囲へと飛び散っていき、
「猛き炎、流れる水、混ざりて集え! アイドルからのプレゼントよ! ありがたく受け取りなさい!」
 ソラの合図で一斉に爆発を起こした。直撃を受けたものは吹っ飛び、そうでないものも眩い閃光に目をくらまされる。
 そこへ、上空から茜が急降下してきた。
「もっと速く……高く、強く!」
 茜は、風を纏わせたビートキャリバーの蹴りで視界を奪われた敵を吹き飛ばし、斬りかかってきた敵の斬撃は刻継で受け止めると逆に薙ぎ払うように刃を振るい、逆に敵を切り裂いていく。
「俺達も負けてられないな、相棒。そっちが鬼馬なら、こっちは鬼竜だ!!」
 千衛蔵も、赤煙に乗って飛び回りつつ、赤煙の体当たりや千衛蔵自身の炎を纏わせた拳で、当たるを幸いに刀剣兵達をぶっ飛ばしていく。
「畜生、てめえらの好きにばかりやらせるかっ!!」
 もはや完全に連携の失われた刀剣兵達は、個々に得意の刀を振るい、或いは鬼馬を突撃させてなんとか反撃に転じようとした。だが、うろたえながらの攻撃が、今更ディアボロス達に当たるはずもない。
「伊達に光雪や金次と戦ってないわよ!」
 ソラは最小限の動きで横に飛び退いて鬼馬の突進をかわしつつ、挑発するようにそう言い放つ。
「どうしたその刀剣は飾りか!? 敵の一人も斬れないのなら、芝でも刈っているがいい!!」
 千衛蔵も、刀剣兵の刀を炎を纏わせた拳で受け止めつつ、大声を張り上げた。
「ふ、ふざけるんじゃねえっ! 俺達鬼馬軍団を甘く見るなよっ!」
 小隊長が、まだ戦闘可能な刀剣兵達を集結させる。個々で当たるのでは勝ち目がないと悟り、総がかりでディアボロスを仕留めようというのだろう。
「おうおう、敵さんはまだまだやる気のようでござんすなあ」
 その様子を見て、娑婆蔵がトンカラ刀を構え直す。
「待って。敵は大軍な上、これは前哨戦。無理はせず、そろそろ退いた方がいいんじゃない?」
 まだまだ戦う素振りを見せる仲間達を制するように、茜がそう呼びかけた。
「そうだね。流石に敵に完全に囲まれたら危ないし、包囲が完成する前に一角を食い破って包囲の外に出た方がいいみたいだね」
 理央が童子切についた血糊を振り払いながら、同意する。
「なら、俺が道を切り開こう」
 赤煙に乗った千衛蔵が先陣を切って敵陣に突っ込んでいき、クロフサを全力疾走させた理央がそれに続いた。
「突っ込んできやがるぞ! 絶対にここで仕留めろっ!!」
 刀剣兵達がその進路を塞がんと立ちはだかるが、
「邪魔でござんす」
 敵の動きから陣形を素早く見切っていた娑婆蔵が、再び包帯を翼のように広げて前方の刀剣兵達を撃ち抜き、強引に進路を切り開いていく。
「今は無理をしないで、決戦に備えるよ」
 宙へと飛び上がった茜も、蹴撃で進路上の敵を蹴り倒しながら後に続いた。
「アナタ達の大将も舞を踊るのかしら? 奇遇ね、アタシもダンスは得意よ! 本番が楽しみね!」
 最後に、魔力弾をばら撒きながらソラが鬼馬軍団の只中を強行突破していく。
 こうしてディアボロス達は、鬼馬軍団を寸断しつつ、強烈な一撃を与えることに成功したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【腐食】LV1が発生!
【飛翔】LV3が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

菅原・小梅
◆行動
いよいよ、平安の御代を真に平安とすべく大戦の時で御座いますね。
平安は私が生まれ育った時と場所なのです。更には新宿島にまで攻め込もうとは許せません。此度ばかりは荒事は好かぬ己の信条を曲げて戦に赴きましょう。

さて、如何に鬼馬軍隊が統率されて疾風迅雷の如く動こうとも音より速く立ち回る事は出来ないでしょう。
皆様の士気を高めるべく愛用の龍笛を【演奏】して【飛梅奇譚『東風』】を発動し
【伝承知識】でも伝わる壮麗な雅楽の音色で刀剣兵を翻弄しましょう。
こう見えても歌曲の腕前には覚えがあるのです、時々剣がすっこ抜けるおっちょこちょいな相手なら聞き惚れてしまうかもしれませんね。

※アドリブ&連携歓迎


前谷・有軌
戦うってのは傷つくってことだ
どちらかだけかもしれないし
両方かもしれない
だが傷ついていいのは戦うものだけだ
戦えないものは
弱いものは守られるべきだ

戦いに良いも悪いもないが
それでも戦わないといけないときはある
なら俺は傷つく側にも傷つける側にもなろう
たとえ一般人を守るためでも力は力だからな

【怒りの鼓動】を使い戦う
敵の矢面に立ち
拳を構えて敵を威嚇する
仲間を守りながら前線を維持しつつ敵を殴り倒していく
仲間との距離が離れすぎないように注意する
冷静さと怒りを両方持って突出しないように気をつけながら戦う

怒りは憎むためじゃない
恨むためでもない
やりきれない現実を一つずつ変えていくため


田淵・あゆみ
俺らディアボロスを狙うならまだしも新宿島を狙ってくるなら、行かせる訳には行かないだろ
…そのまま海の底へ沈んじまえば良いのに
突撃で分断された小規模の隊を狙う
相手の攻撃を阻害するように狂騒ダイバーでシールド伸ばします
騎馬の足元を狙って、足に絡めて引き留めたり
張って引っ掛け吊り上げる
頭上や背後の死角へ移動して蹴ったり
振り上げた腕を縛ったり武器を絡め取ったりして攻撃妨害

【壁歩き】【飛翔】など残留効果も使えるものは使用し、できるだけ反撃を避けるように動く

あまり仲間と離れないように注意しながら行動する
囲まれる前に撤退、動けなくなってる仲間が居たらシールドで引き寄せて一緒に避難するよ


鉄・暁斗
※連携・アドリブ歓迎

新宿島に攻め込むだなんて、見逃すわけにはいかないね

仲間が攻撃している集団があればそちらを
そうでなければある程度まとまった集団を攻撃
【飛翔】で敵の頭上を高速で飛び回る
急降下し攻撃したら急上昇で離れるヒットアンドアウェイ作戦で行ってみよう

攻撃は氷結輪で馬の目を、瞬影で馬の足を狙い[貫通撃]
陣形を崩したところで更に【双翼魔弾】を
敵からの攻撃は哭切で受け流し、すぐに飛び上がる

新宿島を守ることもそうだけれど…
この短刀と同じ銘の刀を持つ彼の過去が、この世界にあるような気がするんだよね
俺の幼馴染も気になってるみたいだし、俺に出来ることがあるなら力を尽くすよ

無理せず、頃合いを見て離脱しよう


エルカ・アルヴェアーレ
アドリブ連携歓迎

「新宿はアタイの第二の故郷だ。そう簡単に乗り込ませてたまるかよ!」

アルヴェアーレをミキサーアームに展開して、セメント流を竜宮の至る所に流して騎馬兵たちを足止めするぜ
敵のまとまった部隊と交戦するつもりの仲間がいたら、そいつらに合流して集団戦のサポートになるよう動きたいな

妨害工作が一通り終わったらアタイも攻勢に出る
足止めを食ってる奴らを圧縮セメント弾幕でボコボコにしてやるぜ
斬撃の衝撃波を飛ばして来たら、セメントを巨大な腕状に大量精製して防御し、そのままセメントパンチで反撃だ!

1個中隊くらいはボコしてやりたいところだが無理は禁物だ
頃合いをみて仲間と一緒にずらかるぜ


青沢・屏
◆行動
「まあ、このような戦いの中である以上、通信の提供も重要だろう?」

【パラドクス通信】使って、仲間の「飛翔」借り、空から戦場監視。
いつでも仲間たちの情報を共有し、情報面でサポートします。
敵軍の構成と規模、配置を把握して、効率的に数を減らす事に目指す。
ぼっちの敵を見つけたら、「魔術知識」と「高速詠唱」を頼りに素早く【閃雷駆逐・写】を作り、それらに落雷の罰を与えましょう!
「では見てみましょう……鬼馬が速いのか、稲妻が速いのか!」

撤退時には空中飛行による情報的優位性を利用して、他の人を撤退させる。自分は最後まで残って戦果を観察してあと離れます。


●戦いは調べに乗せて
 先陣を切ったディアボロス達が、鬼馬軍団の陣地を切り裂くように分断していくのを、青沢・屏(コーヒーアーティスト・g00202)は遥か上空から見守っていた。
「まあ、このような戦いの中である以上、通信の提供も重要だろう?」
 屏は小型通信機を取り出すと、【パラドクス通信】で待機中の仲間に連絡を取る。そしてこれまでの戦況から、現在の敵の規模、配置まで、事細かく伝えていった。鬼馬軍団の戦力は圧倒的だが、先陣のディアボロス達によって分断された部隊が相手なら、今のディアボロスの戦力でも、十分に相手取れるはず。
「いよいよ、平安の御代を真に平安とすべく大戦の時で御座いますね」
 そのパラドクス通信を受けた菅原・小梅(紅姫・g00596)は、緊張した面持ちでそう口にする。
「平安は私が生まれ育った時と場所なのです。更には新宿島にまで攻め込もうとは許せません。此度ばかりは荒事は好かぬ己の信条を曲げて戦に赴きましょう」
 普段は自ら戦いに出ることのない小梅だが、故郷の奪還がかかっているとなれば、黙って見ているわけにもいかない。
「俺らディアボロスを狙うならまだしも新宿島を狙ってくるなら、行かせる訳には行かないだろ。……そのまま海の底へ沈んじまえば良いのに」
 田淵・あゆみ(人間のサウンドソルジャー・g06882)も、嗄れ掠れたハスキーな声でそう吐き捨てるようにつぶやき、
「戦うってのは傷つくってことだ。どちらかだけかもしれないし、両方かもしれない。だが傷ついていいのは戦うものだけだ。戦えないものは、弱いものは守られるべきだ」
 前谷・有軌(轟く声・g06406)はあゆみの言葉にうなずきながら、そう言葉を紡いだ。
「難しい理屈はいらない。新宿はアタイの第二の故郷だ。そう簡単に乗り込ませてたまるかよ!」
 エルカ・アルヴェアーレ(赤熱のプライムムーバー・g07009)はこれからの戦闘に備えて鋼鉄製の両腕をセメントミキサー型に展開していき、
「そうだね。新宿島に攻め込むだなんて、見逃すわけにはいかないね」
 鉄・暁斗(鉄家長男・g07367)は屏からの通信で得た情報をもとに、もっとも効率的な攻撃のポイントを分析していく。
「戦いに良いも悪いもないが、それでも戦わないといけないときはある。なら俺は傷つく側にも傷つける側にもなろう。たとえ一般人を守るためでも力は力だからな」
 最初に、敵陣に向けて足を踏み出したのは有軌だった。当然刀剣兵が彼の存在に気付き、殺到してくるが、
「立ち上がりぶちのめせ!」
 有軌は自作の歌を歌いながら、無造作に拳を振るって正面から迫ってきた刀剣兵の一体をぶっ飛ばすと、更に拳を構えて敵を威嚇してみせた。
「なめてんじゃねえぞ、この野郎!」
 別の刀剣兵が刀を振り上げて有軌に斬りかかろうとする。だがその刀剣兵は刀を振り下ろすよりも速く、いつの間にか足元に張られていたコネクタから伸びるマイクシールドに足を取られ、鬼馬ごと盛大に転倒した。
「ほら、まだまだ行くぞ!」
 マイクシールドによるトラップを仕掛けた張本人であるあゆみは、さらに複数の刀剣兵の足元にワイヤートラップのようにマイクシールドを張り巡らせていた。
 あゆみがマイクシールドを引っ張れば、転倒する刀剣兵や、引っ張り上げられ宙吊りになる刀剣兵が続出する。
「ちいっ、どこに罠が仕掛けられてやがる!?」
 思わず、突進してきた鬼馬軍団の動きが止まる。だがそこに、さらに妨害が入った。
「起動コードMMM! 絡め手も立派な戦法さ」
 エルカが、ミキサーアームから発生させたセメントを地面へと流し込んだのだ。セメントは見る間に固まり、鬼馬の脚を地面へと固定していく。
 そして、動きを止めた刀剣兵達は、魔力の翼をはためかせ上空を高速で飛び回る暁斗にとって、格好の標的となった。暁斗の放つ魔力弾が、次々と刀剣兵を撃ち抜いていく。
(「新宿島を守ることもそうだけれど……。この短刀と同じ銘の刀を持つ彼の過去が、この世界にあるような気がするんだよね。俺の幼馴染も気になってるみたいだし、俺に出来ることがあるなら力を尽くすよ」)
 そんな思いを胸に、暁斗はさらに、可能な限り敵の戦力を削れるよう氷結輪を飛ばして鬼馬の目や足を切り裂いていった。
 上空で戦いの様子を観察していた屏も、動きを封じられて部隊から孤立した敵を発見すると、
「空間変化、完了。呪文模写、終了……。では見てみましょう……鬼馬が速いのか、稲妻が速いのか!」
 かつて存在していたという呪術を模造して、その刀剣兵へと落雷を降らせる。落雷の直撃を受けた刀剣兵は、黒焦げになって鬼馬から転がり落ちていった。
「畜生! だがなあ、足止めされたって戦えなくなるわけじゃねえんだよ!」
 鬼馬の動きを封じられた刀剣兵の一体が、その場ですさまじい勢いで刀を振るった。たちまち衝撃波が発生し、近くにいたエルカへと襲い掛かる。
「おっと、その程度でアタイを何とかできると思ったら大間違いだよ!」
 エルカはミキサーアームからセメントを吹き出すと、巨大な腕の形に精製し、そのコンクリートの腕で衝撃波を受け止めた。コンクリートの腕にひびが生じるが、エルカ本人へのダメージはほとんどない。
「そしてこれはお返しだっ!」
 そのままエルカは巨大なコンクリートの腕で、衝撃波を放った刀剣兵の顔面を殴りつけた。あまりの衝撃にコンクリートの腕が粉々に砕け散ったが、同時に刀剣兵の頭も砕け散っていた。
 だが、鬼馬軍団もやられたままではいない。動けなくなった刀剣兵達を押しのけ時には押し倒しながら、続々と後方から前進してくる。
「敵は強大。けれどもみなさま、恐れを祓い、挑み続けましょう」
 その時、戦場に、小梅の奏でる『龍笛』の音色が響き渡った。
(「如何に鬼馬軍隊が統率されて疾風迅雷の如く動こうとも、音より速く立ち回る事は出来ないでしょう」)
 小梅は戦場全体に轟かせようとするかのように、さらに強く激しく、龍笛の演奏を続ける。
『東風ふかば、匂ひおこせよ梅の花……梅の花だけではなく貴方達も盟約を交わした私を忘れてしまったというのですか』
 かつて菅公が詠んだという歌を心の中で唱えると、小梅の壮麗な雅楽の音色が周囲に広がっていった。その勇壮な調べが、徐々に刀剣兵達の戦意を喪失させていく。
(「こう見えても歌曲の腕前には覚えがあるのです。時々剣がすっこ抜けるようなおっちょこちょいな相手なら、聞き惚れてしまうかもしれません」)
 そしてその笛の調べは逆に、ディアボロス達の士気を高める効果もあった。
「いいぜ。たまには雅楽に合わせるっていうのも悪くない」
 普段はハードコアパンクのシンガーである有軌が、今は小梅の雅楽に合わせて拳を振るい、刀剣兵達を殴り倒していく。
「なら、俺も乗らせてもらうか」
 インディーズバンドのヴォーカルだったあゆみも、曲に合わせて時に空中へと飛び上がりつつ刀剣兵の頭上や背後の死角へ移動し、蹴り飛ばしたり伸びるマイクシールドを絡みつけたりして翻弄していった。
 本隊から切り離され、援軍もままならない刀剣兵達は、こうしてディアボロス達の猛攻の前に壊滅状態に陥っていったのだった。

●阿修羅、強襲
「いいですよ。もう少しで、その部隊は殲滅できそうです」
 上空で戦況を見守りつつ、常時情報を伝え続けていた屏がそんな通信を送った、その直後。
「成程。貴様ガ斥候役カ」
 背後から聞こえてきた声に、屏が驚愕して振り向く。そこには、3つの鬼面を持つ異形の鬼の姿。
「付喪鬼将・阿修羅!?」
「コレマデノ怨ミ、晴ラシテクレル!!」
 驚異的な跳躍力で空を飛ぶ屏に迫った『付喪鬼将・阿修羅』の六本の腕が変幻自在に振るわれ、それぞれの腕が持つ刀による絶え間無き斬撃が、瞬く間に屏の全身を切り裂いていく。
 屏は決して油断していたわけでも、警戒を怠っていたわけでもなかった。それだけ、阿修羅の強襲が突然だったのだ。
 それでも咄嗟に後方へ飛翔して致命傷を避けた屏の体へ、あゆみがマイクシールドを絡ませて自身の下へと引き寄せ、阿修羅との距離を取らせる。
 その後を追うように大地を震わせて地面へと降り立った阿修羅は、3つの顔でディアボロス達を睥睨していった。
「飛ンデ火ニ入ル夏ノ虫トハ貴様達ノ事ダ。撤退戦デ散ッテイッタ『坂田・金次』ヤ『碓井・光雪』ラ仲間達ノ仇ヲ討タセテモラウ!!」
 阿修羅が6本の刀を振り回し、ディアボロス達に迫る。
「来るか。想定外だが仕方ない。相手になってやる」
 怒りのままに拳を構える有軌を、制したのは暁斗だった。
「無理は禁物だよ。今が離脱する頃合いだ」
 諭すようなその声に、有軌も冷静さを取り戻していく。
(「……そうだ。怒りは憎むためじゃない、恨むためでもない。やりきれない現実を一つずつ変えていくため」)
 だがその間にも、阿修羅は有軌と暁斗に襲い掛かっていた。その激烈な斬撃を、有軌は拳で、暁斗は漆黒の短刀『哭切』で辛うじて受け流すが、6本の腕から繰り出される奥義【六刀無尽】の全てを防ぎきることなど到底不可能。たちまちのうちに、二人の体に無数の傷が刻まれていく。
「ここはアタイに任せな。1個中隊くらいはボコしてやりたいところだったが、こんな化け物が出てきたんじゃそれどころじゃないね」
 エルカが、ミキサーアームから圧縮セメントの弾幕を、阿修羅目掛けて浴びせかけた。たちまちセメントが硬化し、阿修羅の動きを封じていく。
「小癪ナ。コノ程度デ、我ヲ封ジタツモリカ」
 だが阿修羅は、想像を絶する剛力で瞬く間にセメントの束縛から抜け出してみせた。
 けれどもその一瞬の間に。ディアボロス達は阿修羅の間合いから外れ、戦場から速やかに撤退していく。
「決着は、平安鬼妖地獄変奪還戦で付けさせていただきます」
 ディアボロスを仕留め損ねたことに歯噛みする阿修羅の耳に、小梅が残したそんな言葉が、どこからともなく届いたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【アイテムポケット】がLV2になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年08月24日