【平安鬼妖地獄変奪還戦】玄武黎明(作者 犬塚ひなこ
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#平安鬼妖地獄変  #【平安鬼妖地獄変奪還戦】玄武  #平安鬼妖地獄変奪還戦  #ファーストアタック 

●鞍馬山の玄武
 聳え立つ鞍馬山、その頂上付近にて。
 其処に座すのは巨大な姿をしたジェネラル級妖怪、『玄武』。そして、玄武を護る『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』という配下達だ。魔人達は何も語らず、されど玄武の周囲を強固に守護するように配置されている。
 その中で、玄武は重々しく語っていく。
「――我が守護ならず」
 平安京の北側から天魔武者の侵攻を阻む結界を発生させていた玄武だが、己の力が及ばなかったことを深く理解していた。
 戦争は避けられず、どう転んでも情勢はこれまで通りではなくなってしまう。
「いずれ、平安鬼妖地獄変は滅びる」
 玄武の語る言葉は間違っていない。他のジェネラル級クロノヴェーダには、断片の王『安倍晴明』の真意に気付いていないまま従っている者もいる。しかし、玄武は全てを分かった上で此処に座している。
 外敵によって滅ぼされるか、内憂によって滅ぶか。
 どちらかの違いがあっても平安鬼妖地獄変というディヴィジョンの滅びを回避する方法は残ってはいない。それゆえに玄武は或ることを心に決めていた。
「ならば我は、この滅びを最後の瞬間まで見届けるとしよう」
 玄武は平安京の方角を見てから目を閉じる。
 魔人達も玄武に従い、他の戦場には向かうことなく――ただ、平安鬼妖地獄変の終わりを待ち続けた。

●終焉は何処に
 平安鬼妖地獄変奪還戦。
 此度の戦争の目的は、断片の王である安倍晴明が平安鬼妖地獄変の地を売り渡す前に決戦に勝つこと。
「いよいよ戦争だね。これまで戦ってきた鬼や妖怪に加えて、今回は『天正大戦国』の天魔武者の軍勢も出現しているんだ」
 カペル・ファルケンベルク(戦闘工兵・g03203)は戦力が入り混じった現状を話していく。
 そして、そのことで厄介なことが起こりそうだとも語った。
「みんなに向かって欲しいのは、鞍馬山の頂上だよ。そこにはジェネラル級の『玄武』とその配下、魔人と呼ばれている埴輪みたいな怪異がいるみたいでね」
 玄武はこれまでに天魔武者の侵攻を阻む結界を発生させていた。今の状況になったことで結界は解除されているが、玄武は平安京北部の山中に佇むのみ。侵攻する様子は見せておらず、平安鬼妖地獄変の終焉を見届けるつもりでいるようだ。

「だけど、もし玄武がこのまま生存して『天正大戦国』の所属になったとしたら……強力な排斥力を発生させる結界が張られるだろうね。つまり、ぼくたちの今後に悪影響が出る可能性が高くなるってこと!」
 それゆえに戦争では玄武の撃破も狙いたいところだ。
 そのため、まずは彼を守る『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』を少しでも多く減らしておきたい。
 ただし敵は大戦力なので、ある程度の数を撃破したら退くことも大切だ。充分な打撃を与えたと思ったところで鞍馬山からすぐに撤退する戦法が求められている。
「これは打倒、玄武の前哨戦だよ。敵は多いけれど、みんななら上手くやって帰って来てくれるって信じてるよ!」
 カペルは真っ直ぐに仲間を見つめ、まもなく鞍馬山行きのパラドクストレインが発車することを告げた。
 歪められた歴史と大切な時代を正史に戻すために。
 奪還への道筋は今、此処から描かれていく。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【クリーニング】
2
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

犬塚ひなこ
 今回の舞台は『平安鬼妖地獄変』!
 こちらのシナリオは【平安鬼妖地獄変奪還戦】の前哨戦となります。

 戦地は鞍馬山の頂上。
 目的は少しでも多く『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』を撃破して数を減らすことです。
 今回は戦争が始まる前にシナリオを完結させなければならないため、成功数を大幅に超えた採用はできかねます。ご了承の上でご参加くださると幸いです。
220

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


シューニャ・シフル
状況がわかってようがどうだろうが関係ねぇ。戦う気があるんなら潰すだけだ。

クナイを両手に構えて、鞍馬山に陣取る魔人達の様子を偵察する。守りが少しでも弱い場所を看破して攻撃を開始する。

足目掛けてクナイを早業で投擲して動きで取れなくなったところを破壊していく。

光線は地形の利用で木々や岩を利用して避けながら立ち回る。
まだ無理はせず、ある程度戦ったら、地面にクナイを投げつつダッシュで逃走する。

わりぃが最後まで見届けられるとは思わねぇことだ。もし本当に最後を見る気があるなら、俺達を殺してから見るこった。


ロザーリヤ・ユスポヴァ
アドリブ連携歓迎

素朴ながらも見事な武人の人形だな
このような古代日本の土器を「埴輪」と言うのだったか
じっくりと鑑賞したかった……残念だよ、お前達がクロノヴェーダであることがな

≪魔性契約『血も凍る夜』≫にて攻撃を仕掛けよう
デーモンイーターの力で【肉体改造】した手から、超低温の霧を噴霧する
この敵には凍り付く血はないだろうが、代わりに体表の土が急激に脆くなり──おのずと巨体を粉々に崩壊させる
【氷雪使い】としての感覚が、その結末を予見しているのだ

敵が生き残り反撃を試みるようであれば
冷気によって動きを鈍らせた敵の動きを【看破】
【斬撃】の太刀筋を見切って回避しよう
ある程度敵戦力を削った後は深追いせず撤退だ


●最後と最期
 鞍馬山の頂上にて、玄武は鎮座している。
 このディヴィジョンを取り巻く状況を理解している彼は滅びを待ち続けるのみ。だが――。
「状況がわかってようがどうだろうが関係ねぇ。戦う気があるんなら潰すだけだ」
 シューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)は玄武を守る魔人達を見据えていた。攻め込む前に身を隠している彼女はクナイを両手に構えている。
 まずは鞍馬山に陣取る魔人達の様子を偵察して、守りが少しでも弱い場所を看破する狙いだ。
 同様に、玄武の戦力を減らしに戦場に訪れたロザーリヤ・ユスポヴァ(“蒐集卿”・g07355)も埴輪めいた姿をした魔人を観察していた。
「素朴ながらも見事な武人の人形だな。このような古代日本の土器を埴輪と言うのだったか」
 歴史的に見るならば興味深い。
 できるならば、じっくりと鑑賞したかったのだが、この状況ではそれは許されぬこと。
「……残念だよ、お前達がクロノヴェーダであることがな」
 ロザーリヤは静かな言葉を落とした直後、ひといきに攻勢に入った。それと同時にシューニャが敵の足に目掛けてクナイを投擲した。刹那、激しい爆発音が響き渡る。
「!?」
 両者の攻撃に気付いた魔人達は驚きのような反応を見せた後、すぐさま身構える。
「流石に一撃では足止め出来ないか。それなら何度だって!」
 シューニャは持ち前の早業で以て暗爆殺のクナイを解き放っていった。それは刺さった後に内部で炸裂し、鉄片を撒き散らす代物だ。
 ロザーリヤも魔性契約『血も凍る夜』の力を深く巡らせていた。
 彼女はデーモンイーターの力で肉体改造した腕を大きく振り上げている。其処から瞬く間に噴射されていったのは超低温の霧だ。戦場に広がる力は決して抗えぬ衝撃へと変わっていく。
「凍り付く血はないだろうが、代わりに――」
 魔人達の体表の土は急激に脆くなり、おのずと巨体を粉々に崩壊させていくだろう。
 ロザーリヤの氷雪使いとしての感覚が、その結末を予見していた。されどそれは一人の力だけでは成し得ないことでもある。無論、良い意味合いでのことだ。
 霧を放つロザーリヤの動きを察したシューニャが、攻撃を受けた敵にクナイを投げた。
「吹き飛べ!」
 シューニャの一閃と言葉の直後、動けなくなった魔人の一体が完膚なきまでに破壊される。視線を交わしあった二人は連携を心掛け、次々と敵を穿っていった。
 だが、敵も反撃に入ってくる。
 魔人は大剣を振り上げ、両目から高熱の光線を放射していった。
 シューニャは光線をいなすために木々や岩を利用していき、極力攻撃を避けながら立ち回る。ロザーリヤは剣の軌道を読み、素早く身を翻すことで攻撃の威力を削いだ。
 おそらくこのまま二人で攻撃を続ければ敵の数を効率よく減らしていけるだろう。
 ロザーリヤは攻撃を受けても生き残っている相手に視線を向け、次の反撃に備えた。攻撃を試みる動きを看破した彼女は、更なる冷気によって相手の動きを鈍らせる。
「また斬撃か。甘いな」
 ロザーリヤは太刀筋を見切り、竜の頭を思わせる形態へと変化した腕で霧を巡らせた。其処にシューニャがクナイの一撃を叩き込む。それによって敵が一体、また一体と倒れていった。
 しかし、此度は前哨戦。ある程度の敵戦力を削ったと感じたロザーリヤは深追いは厳禁だと判断した。
「そろそろ撤退だ」
「そうだな、ここで無理する理由はないな」
 ロザーリヤの言葉を聞き、シューニャも同意の意思を見せる。そして、ロザーリヤは撤退の道を示すために先んじて踵を返した。同時にシューニャが地面にクナイを投げ、爆発を起こす。
 敵は玄武を守る役目を担っているゆえに深追いはしてこないだろう。
「わりぃがこの戦いを最後まで見届けられるとは思わねぇことだ。もし本当に最後を見る気があるなら、俺達を殺してから見るこった」
 玄武への言葉を残し、シューニャは駆け出した。
 ロザーリヤも爆風が去った後の戦場を一度だけ振り返り、鞍馬山の風景を瞳に映す。
 戦争が始まれば、再び此処を訪れることになるだろう。玄武の最期が訪れる時もきっと近いはずだ。
 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

坂登・悠日理
惺音g03409と

…魔人
いやさすが平安京というか
埴輪のお土産なら奈良で見た事あるから
どっちかというと奈良なような…

まぁいいや
天正大戦国に下らせる訳には行かないもんな
削ろう惺音

レオ行くぞ!
レオの小柄な体格でまずは戦場を動き回り攪乱
よく敵を観察して
背後に回ったり上空から急襲させたりし一撃離脱を繰り返し
隙を作り出し攻撃
惺音の位置も確認し
互いにフォローし
確実に数を減らす

敵の動きを観察し
そんな大振りじゃ当たらないぞ?
大剣振り上げたら避け

数が多いんだったら
逆に敵も利用出来そうだな
レオの作り出した隙を利用して
不意打ちで敵群に飛び込んで槍で薙ぎ払い
周りも巻き込みダメージ与え追撃
槍掲げて避雷針
惺音残り頼んだ!


森瀧・惺音
ゆぅ君g04140と

四神獣は分かるけど…埴輪は魔人なんだ
玄武自体に恨みは無いけど
…クロノヴェーダである以上
人類の敵の味方にしか成れないからね

平安から戦国に飲み込まれる流れ自体は歴史っぽいけど
結局は改竄だし
頑張ろう、ゆぅ君

結晶凍結で戦輪のエイレネや短剣を生成して射出
主に眉間を狙うね
鞍馬山っていうと義経だっけ
倣う訳じゃないけど飛翔で飛び移る様に一撃離脱

目の辺りを凍らせて
光線の初動を一瞬でも狂わせられたら
時折ユキミと共に
足元を狙って凍らせ、地面に縫い付けて動きの阻害
基本は避けて
魔力障壁で防いだり軌道を逸らして回避

鈍った相手から各個撃破で仕留めるよ

ゆぅ君の声に
四方へパラドクスを放って
…そろそろ撤退かな


●結晶雷撃
「……あれが魔人か」
「四神獣は分かるけど……埴輪は魔人なんだ」
 鞍馬山の頂上付近にて、坂登・悠日理(叡智の眼・g04140)と森瀧・惺音(眠れる森の魔女・g03409)は敵の様子を窺っていた。相手は玄武を守護する精鋭達だ。
「いやさすが平安京というか。埴輪のお土産なら奈良で見た事あるからどっちかというと奈良なような……」
 悠日理は暫し考えた後、まぁいいや、と呟いた。
 惺音も頷き、未だ見えぬ玄武を思う。玄武自体に恨みがあるわけではないが、相手がクロノヴェーダである以上は人類の敵。此方にとっての味方には成れない。
「この地域を天正大戦国に下らせる訳には行かないもんな」
「……うん。平安から戦国に飲み込まれる流れ自体は歴史っぽいけど――」
 待ち受けている結果は改竄のみ、
「出来る限り敵の数を削ろう、惺音」
「頑張ろう、ゆぅ君」
 二人は互いの名を呼び、戦場へ駆け出した。此方の襲来を察知した魔人達は固く身構え、襲撃者達を迎え撃つ大勢を取っている。敵は巨体だが、悠日理は怯まずに進んだ。
「レオ、行くぞ!」
 悠日理はまずメーラーデーモンのレオに敵の周囲を駆けろと願った。その小柄な体格でまずは戦場を動き回り、攪乱する狙いだったのだが――魔人はレオに気付きもせずに踏み出す。
「駄目、レオ。危ない……!」
「ぴきゅっ!」
 はっとした惺音はレオに呼びかけた。モーラット・コミュのユキミも危険だと声をあげる。その声に気付いたレオはすぐに身を翻して踏み潰されそうだった場面をすり抜けた。
「これじゃ撹乱は無理か」
「相手が大きすぎるんだね。レオもゆぅ君も大丈夫?」
「何ともない。それじゃ出方を変えるか」
 惺音の心配に礼を告げ、悠日理はよく敵を観察していく。気を引いたり撹乱を狙うならばパラドクスでを使った攻撃や立ち回りが有効だろう。惺音は思考していく悠日理を補助する形で結晶凍結の力を巡らせていった。
 戦輪のエイレネや短剣を生成して射出していく惺音は、主に敵の眉間を狙う。
「鞍馬山っていうと義経だっけ」
 件の話に倣うわけではないが、飛翔で敵の間を飛び移る様に一撃離脱の形を取る惺音。その間に悠日理は背後に回り、上空から急襲していく。
 何とか隙を作り出して攻撃したいが、相手は巨体であるがゆえに山すら穿つ攻撃を返してくる。
 まともに叩きつけられれば無事では済まないだろう。だが――。
「そんな大振りじゃ当たらないぞ?」
 悠日理は惺音の位置を確認しながら、彼女と同じ一撃離脱戦法を取っていた。二人は互いにフォローしあい、敵の数を確実に減らすことを狙う。
 戦いが巡る中、惺音も狙いを定め続けていた。
 目の辺りを凍らせ、光線の初動を一瞬でも狂わせられたら僥倖。惺音は時折、ユキミと共に敵の足元を狙って凍らせていった。僅かでも地面に縫い付けられたとしたら、大きな行動阻害になるだろう。
 されど、敵も玄武を守るために力を尽くす。高熱の光線が惺音達を貫かんとして地に走った。魔力障壁で防ぎ切れぬ衝撃が惺音を襲い、鋭い痛みが身体中に駆け巡っていく。
「……っ!」
「惺音! よくも惺音を――!」
 声なき悲鳴をあげた惺音に気付き、悠日理はさらなる攻撃に入った。
 敵の数が多いのであるならば、逆にそれを利用も出来そうだ。レオ、と相棒の名を呼んだ悠日理。その声に反応したレオが槍で攻め込んでいく。
 悠日理も不意打ちを狙い、敵群に飛び込んで槍で薙ぎ払っていく。周りも巻き込んでダメージを与えるべく、悠日理は槍を掲げた。そして、其処に避雷針の力が発動する。
 雷を帯電させ、そのままエネルギーを受け流す。そうすることで周囲の敵を同時に麻痺させるのがこの力だ。一瞬の隙を生じさせた悠日理は連撃を加えながら、後方に呼びかけた。
「惺音、残り頼んだ!」
「大丈夫、任せて」
 その頃には惺音も体勢を立て直していた。鈍った相手を見定めた彼女は凍結の力を四方に広げる。ユキミも光と氷の破片を吹き付け、敵を散らしていく。刹那、鳴り響いた雷撃が結晶に光を与え、目映く輝いた。
 それによって敵が倒れ、重い音が辺りに響き渡った。
「……そろそろ撤退かな」
 惺音がふらつきながら小さく言葉にしたことを聞きつけ、悠日理が傍に駆けつける。此度は前哨戦であるゆえに無理は禁物。こうして敵を倒せたことで一歩前進できた。
「残りの戦いは本番まで取っておくか」
 行こう、と告げた悠日理は惺音を支えながら、撤退路へ踵を返した。
 重々しく揺らめく魔人達は彼らを睨み付けるように目を光らせていたが、それ以上追ってくることはない。
 戦いは続いていく。間もなく来たる、奪還戦へと――。
 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV2が発生!

火撫・穂垂
反撃の火はもはや留まることを知らず。
戦火は走り、地を覆う。
……ボクらの火が、彼らに届くときがきた、かな。
うん、うん……始めよう。

この戦いで、全部を飲み込むことは、無理。
やるだけやって、帰ればいい……なら、やることは単純。
一撃に全力を籠めて、早々に、撤退。

……行くよ、八咫烏。
焼き祓う禊火。光線にだって、撃ち負けるつもりはない。
全身全霊の炎の刃で、敵陣を切り伏せる。

心せよ。
此れより我は、天道の現身。
邪を祓い、地を照らす烈日なり。


一ノ瀬・綾音
うん、玄武の言う通りいずれ平安鬼妖地獄変は滅びるね。
もっともそれは綾音ちゃん達ディアボロスによってだけど!

真っ向から勝負をかける!
羽ペンで結界術による魔法結界を形成して相手の熱線を防ぎつつ高速詠唱、全力魔法の【厄災の星光】で前方の敵を一掃するよ!進撃ルートを作り出しつつ大量撃破を狙う寸法!
なるべく敵が密集しているところを観察して、ミッドレンジあたりからぶっ放していくよ。
撤退はみんなに合わせて行い、必要なら退路を【厄災の星光】で切り開くよ。

玄武は見てるかな。この世界をも滅ぼすだろう進撃を。


伏見・しろがね
アドリブ・連携可

「左様、平安鬼妖地獄変は滅びる
──しかし、鞍馬山も京の都も本来の世界にて甦ろう」

日本刀(小狐丸白銀)を持っておれば刀術の使い手と思われるかも知れんが、腕前はせいぜい一般人の達人並み、刀を専門とする復讐者と比ぶれば見劣りするレベルじゃ
実のところわらわは狐らしく搦手を使う方が得意でな
戦闘は刀術(【斬撃】)、狐火(幻術)、クダギツネ、九尾(【貫通撃】)、ハッタリ(【挑発】)、騙し討ち(【フェイント】)を組み合わせた、小賢しい戦い方(【不意討ち】)をするのじゃ

狐火七度錯の術をもって貴奴らを烏合の衆にしてやるわい。
その得物を向けている者は本当に敵か?
その背を預けている者は本当に味方か?


●戦火と焔
 此処で燃えゆくのは、反撃の火。
 この地に宿っていく炎の灯火は巡り、もはや留まることを知らず。戦火は走り、地を覆う。
 それゆえに――。
「……ボクらの火が、彼らに届くときがきた、かな。」
 鞍馬山からの眺めを確かめ、火撫・穂垂(奉火・g00006)は頂上に目を向けた。其処には巨体の魔人が幾体も集まっていた。その奥にはこの地の終焉を悟った玄武が控えているのだろう。
「うん、玄武の言う通りいずれ平安鬼妖地獄変は滅びるね」
 改竄された世界は崩壊しかけている。
 一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)は魔人達を見据え、事実を言葉にした。
 玄武は安倍晴明がディヴィジョンを売り渡すことで迎える終焉の可能性も考えているようだが、綾音はそのような未来など訪れないと信じている。
「もっともそれは綾音ちゃん達ディアボロスによってだけど!」
「左様、平安鬼妖地獄変は滅びる。――しかし、鞍馬山も京の都も本来の世界にて甦ろう」
 伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)も未来への思いを抱き、静かに身構えた。小狐丸白銀を手にしたしろがねは魔人を強く見据えている。
「うん、うん……始めよう」
 穂垂も仲間の言葉に同意を示し、戦いへの思いを強めた。
 そして――魔人を相手取る戦いが幕開ける。
 まず綾音が羽根ペンで結界術による魔法結界を形成していく。
「行くよ、真っ向勝負!」
 前哨戦といえど真っ直ぐにただ全力を尽くすのみ。魔人達が復讐者の到来に気付いて身構える中、綾音は全力の魔法を巡らせていった。
 高速詠唱から紡がれたのは――厄災の星光。
 前方の敵を一掃するべく、前方に展開した六芒星が輝いた。強烈な魔力を風のように走らせれば、魔人達の巨体が大きく揺らぐ。それによって進撃ルートを作り出しつつ大量撃破を狙うのが綾音の狙いだ。対抗する魔人も両目から高熱の光線を放射してきた。それを既のところで躱しながら、綾音は力を放ち続けた。
 しろがねはその様子をしかと見つめていく。
 日本刀を持っているゆえに刀術の使い手だと相手には思われているかもしれない。しろがねの腕前はせいぜい一般人の達人並み――無論、それでも凄いのだが、魔人には刀で打って出ると思わせるだけでいい。
「実のところわらわは狐らしく搦手を使う方が得意でな」
 ふ、と薄く笑ったしろがねは刀術に加え、狐火七度錯の力を巡らせていった。クダギツネのくろがねと共に攻め込んでいくしろがね。
 そこに合わせ、穂垂も攻勢に入る。
「この戦いで、全部を飲み込むことは、無理」
 今は前哨戦。それゆえにやるだけやって、帰ればいいだけ。本音を言えば全滅を狙いたいところだがこの大軍勢相手には望めないだろう。だが、それならばやることはもっと単純になる。
 一撃に全力を籠めて――それが終われば早々に撤退するのみ。
「……行くよ、八咫烏」
 穂垂が放つのは焼き祓う禊火。
 火撫の秘宝、宿星刀と呼ばれる刀による一閃が魔人の足元を切り裂く。相手は更なる反撃を行ってくるが、あのような光線に撃ち負けるつもりはなかった。
 光線を刃で受け止めていなした穂垂は、全身全霊の炎の刃で以て敵陣を一気に切り伏せる。
 轟音を響かせながら嶄体放解の力を巡らせる魔人達。
 だが、穂垂も綾音も、その巨体や勢いに怯むことなどなかった。その間、綾音は出来る限り敵が密集している部分を狙い続けた。全滅させる必要はないが、今の目的は少しでも多くの敵を屠ること。
 よく周囲を観察できるのも綾音の近くで穂垂が果敢に戦い続けてくれているからだ。無論、他の仲間達の力もあり、綾音はミッドレンジを保ちながら魔砲を解き放っている。
「もっとぶっ放していくよ!」
「うん……」
「容赦はせぬぞ。覚悟せよ」
 威勢のいい綾音の声に頷き、穂垂としろがねも攻撃を重ねた。
 しろがねは騙し討ちと斬撃を組み合わせた不意討ちを狙う。劫火と熱波を伴う斬撃は鋭く、魔人を打ち崩いていった。
「この術をもって貴奴らを烏合の衆にしてやるわい」
 ――その得物を向けている者は本当に敵か?
 ――その背を預けている者は本当に味方か?
 狐火七度錯の計略がしろがねの言葉と共に広がっていく最中、穂垂も凛とした思いを紡いでいく。
 心せよ。
 短くもはっきりとした声から始まったのは、穂垂の真剣さが宿った言の葉だ。
「此れより我は、天道の現身。邪を祓い、地を照らす烈日なり」
 その声と共に周囲の魔人が完膚なきまでに壊され、力なく崩れ落ちていった。辺りを見渡し、こくりと首を縦に振った。火撫が奉ずる大いなる原初の火の力は激しく戦場に広がる。
 されど、それも此処まで。
「そろそろ、撤退かな」
「うむ、わらわも同じことを思っておった」
「そうだね。あんまり深く入り込んでも帰れなくなりそうだからね」
 穂垂としろがねの言葉を拾い、綾音が同意を示す。見れば他の仲間達も撤退する判断を下しているらしい。皆に合わせるのが一番だと感じた綾音は背後を見遣った。
「行こう!」
「……ん。大丈夫そう」
 穂垂は撤退路がひらかれていることを確かめ、綾音としろがねも仲間と共に帰還への道へ急ぐ。
 最後に一度だけ、綾音が振り返る。
「玄武は見てるかな。――この、世界をも滅ぼすだろう進撃を」
 決着の時は何れ訪れるだろう。
 そのときに玄武が何を思い、どのような言葉を残すのか。それは未だ何者にも分からない。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV2が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!

明日河・理
アドリブ歓迎


少し胸の奥が苦しくなる
終わりを見届ける覚悟とは、如何なるものか
どんな思いでこの世を見ているのかと

けど、俺たちは退けない
戦って、勝つ
己の大切なものをこの手に取り戻す
お互いが争わずにそれらが叶うならそれに越したことはないのだけど
それが叶わないから
俺たちは戦場で相対するのだ

仲間たちの動きを常に把握し連携を強く意識
臨機応変に立ち回る
気配を消し
土塊の散弾を掻い潜るように駆け抜ける
瞬間移動の如く相手の懐へ潜り込み
刹那閃かせるは不可視の居合

──世界は、広くて
けれど小さい
それとも生きる者たちの願いが大きすぎるのだろうか
俺たちに『心』がある限り戦いは終わらない
…これが、『生きる』ということなんだろう


古城・雪凪
己の身に起こることを理解しながら受け入れる姿勢、嫌いじゃないよ
でもその在り方は俺たちとぶつかるものだ
では戦おうか

花葬ノ艶舞曲で踊ろうか
最期の晴れ舞台を派手に飾ろう
連撃、早業、華麗に舞って
残像に踊らされた敵を斬り捨てて

踊りを楽しみながらも観察は忘れない
敵の動き、反応、全てを情報収集して
有効的なタイミングを探り、確実に討ち倒そうか

必要があれば周りの復讐者との連携を
隙は小さければ小さいほど良いからね
突出は避けて、引き際はきちんと見計らっておこう

自身の体力を鑑みて適度に打撃を与えたら撤退しよう
今回はここまで
次会うときはもっと激しく踊ろうね


●進みゆく先は
 玄武が見据えているのは崩壊の未来。
 復讐者がこの地を奪還するか、安倍晴明がこの平安の世界を戦国の時代に売り渡すか。どちらであれ、玄武にとっては終焉が訪れるだけの結末だ。
「己の身に起こることを理解しながら受け入れる姿勢、嫌いじゃないよ」
 古城・雪凪(繰創者・g01119)は玄武の現状を思い、自分なりの言葉を落とす。
 目の前には玄武を守る魔人達が立ち並んでいた。
 明日河・理(月影・g06522)は守護の役につくもの達を瞳に映しながら、片手で自分の胸元を押さえる。少しだけ、胸の奥が苦しくなった。
「終わりを見届ける覚悟か……」
 それは如何なるものか。どんな思いでこの世を見ているのかと思うと、更に胸裏が痛む。
 理は瞼をそっと閉じた後、顔を上げた。
「けど、俺たちは退けない」
 戦って、勝つ。
 理は魔人達の奥に控える玄武への思いを抱き、拳を握り締めた。雪凪も戦いへの意思を示しながら敵陣を強く見つめていく。先程に嫌いではないと語ったが、心情と今の状況は全く別のもの。
「その在り方は俺たちとぶつかるものだ。では、戦おうか」
 ――艶やかに魅せてくれ、俺の花葬姫。
 雪凪は魔人達に向け、花葬ノ艶舞曲で花葬姫を踊らせていった。
 これは最期の晴れ舞台に続く戦い。それを派手に飾るべく、雪凪は十指に結んだ糸を手繰る。舞うように踊る人形、そのステップは円舞曲のように軽やかだ。
 黒いドレスを身に纏う人形が全身の刃を躍らせれば、魔人の一部が突き崩されていく。
 其処からの連撃は早業に乗せて、雪凪もまた華麗に舞う。残像に踊らされた敵を斬り捨てる勢いで雪凪はその力を存分に振るっていった。
 踊りを楽しみながらも戦いの中での観察は忘れない。
 敵の動きや反応、技の繰り出し方。全てを情報として収集していけば有効なタイミングも探れるはず。
「確実に討ち倒そうか」
「ああ、勿論――」
 理は雪凪の声に頷きを返し、その動きを常に把握することを心掛けた。そうすることで連携はより強くなり、臨機応変に立ち回っていけるだろう。
 己の大切なものをこの手に取り戻す。
 もし、お互いが争わずに叶うならそれに越したことはない。だが、そうすることがどうやっても叶わないのは分かっていた。復讐者と歴史侵略者。双方は決して相容れぬ存在。
 それゆえに自分達は戦場で相対するしかない。
 理は気配を消すように静かに駆けた。敵が放ってくる土塊の散弾を掻い潜るようにして立ち回り、一気に魔人に接敵する。それはまるで瞬間移動の如く。
 相手の懐へ潜り込むような動きで以て、巨体を斬る。刹那に閃かせるは不可視の居合。
 其処へ重ねるように雪凪の花葬姫の一閃が繰り出された。
 轟音と共に巨体が地に伏し、魔人の動きが止まる。雪凪と理は倒れた魔人を一瞥した後、次の標的に目を向けていった。復讐者同士で連携しているゆえ、普段よりも敵を倒すのに時間が掛かっていない。
「この調子で行こうか。隙は小さければ小さいほど良いからね」
 雪凪は理に呼びかけ、更なる攻撃を花葬姫に願った。
 自分達だけが突出することは避け、引き際を見極める。それが今の動き方だと心得ている雪凪はしかと周囲の様子を気にかけていた。他の仲間達も上手く戦っており、魔人の数は減っている。
 理は月葬の一撃で敵を切り裂き、土塊をいなしながら巨躯の敵を崩していく。雪凪の舞も美しく、時に激しく巡り、魔人の身を散らしていた。
 そして、暫し後。
「これくらいで大丈夫かな。撤退しよう」
「それがいい」
 雪凪はこの辺りが引き際だと判断した。理も敵から距離を取り、彼の意見に同意した。そうして、復讐者達は鞍馬山の頂上から一気に駆け下りていく。
「今回はここまで。次会うときはもっと激しく踊ろうね」
 去り際、雪凪は軽く手を振った。
 本番は間もなく訪れるゆえ、再戦もすぐに行えるだろう。そんな中で理は己の裡に秘めた考えを巡らせていた。
 世界は広くて、けれども小さい。それとも生きる者たちの願いが大きすぎるのだろうか、と。
「俺たちに『心』がある限り戦いは終わらない」
 これが、『生きる』ということ。
 それならば自ら選んで戦っていくしかないとして、理は進む先に思いを馳せた。

 過去を取り戻し、未来を手繰り寄せる。
 消された人々や歴史を正すべく――そのための戦いはこれから、始まってゆく。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年08月25日

【平安鬼妖地獄変奪還戦】玄武

 このシナリオは【平安鬼妖地獄変奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 平安鬼妖地獄変のジェネラル級と、断片の王・安倍晴明の手引きで侵攻してきた、天魔武者の軍勢に、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、鞍馬山に封印されていたジェネラル級妖怪『玄武』と、その封印を護る為に配置されている『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「玄武」の敵残存率を低下させます。


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#平安鬼妖地獄変
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#ファーストアタック


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選択肢👾大群のトループス級『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。